JP2002369975A - 走行玩具 - Google Patents

走行玩具

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JP2002369975A
JP2002369975A JP2001181959A JP2001181959A JP2002369975A JP 2002369975 A JP2002369975 A JP 2002369975A JP 2001181959 A JP2001181959 A JP 2001181959A JP 2001181959 A JP2001181959 A JP 2001181959A JP 2002369975 A JP2002369975 A JP 2002369975A
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traveling
rotation
power means
doll
traveling toy
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JP2001181959A
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Masaya Sasano
雅哉 佐々野
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Bandai Co Ltd
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Bandai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、進行方向を変えながら走行する走
行玩具であって、しかも、人形体がハンドル操作をしな
がら進行方向を決めて進むように見せることが可能な、
従来にない新たな興趣ある走行玩具を提供することを課
題とする。 【解決手段】 本発明の走行玩具1は、走行体を有する
こと。前記走行体には、動力手段と当該動力手段によっ
て駆動される駆動輪が設けられていること。前記走行体
内部に回動可能に設けられ、前記動力手段の駆動力によ
って回動される回動部材を有すること。前記走行体に
は、前記回動部材の回動に伴って回動し走行体の進行方
向を変更せしめる操行輪が設けられていること。前記走
行体には、可動部を有する人形体が設けられているこ
と。前記人形体又は可動部は、前記回動部材の回動に伴
って動作可能に設けられていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行玩具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特願2000−074984に開
示された走行玩具が知られている。特願2000−07
4984によって開示された走行玩具は、走行体として
の3輪車に人形体を装着し、前輪に設けられた左右一対
のペダルのそれぞれに人形体の足部を係合させたもので
あり、当該走行玩具を走行させると、ペダルの回転に合
わせて足が回動動作し、あたかも人形体がペダルを漕い
でいるかように見せるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の走
行玩具は、人形体の脚部(足)をペダルに連動させて回
動させることで、脚部の動きに伴って人形が左右に揺動
するように動作するので、三輪車を漕いで動かしている
ように見せるものであった。しかし、当該走行玩具は、
人形が三輪車を漕いでいるかのように見せるものである
が、進行方向を変えることができず直進しかできないも
のであった。
【0004】本願発明は上記の点に鑑み発明されたもの
であって、進行方向を変えながら走行する走行玩具であ
って、しかも、人形体がハンドル操作をしながら進行方
向を決めて進むように見せることが可能な、従来にない
新たな興趣ある走行玩具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1記載の走行玩具は、下記の要件を備えたこ
とを特徴とする。すなわち、 (イ)走行体を有すること。 (ロ)前記走行体には、動力手段と当該動力手段によっ
て駆動される駆動輪が設けられていること。 (ハ)前記走行体内部に回動可能に設けられ、前記動力
手段の駆動力によって回動される回動部材を有するこ
と。 (ニ)前記走行体には、前記回動部材の回動に伴って回
動し走行体の進行方向を変更せしめる操行輪が設けられ
ていること。 (ホ)前記走行体には、可動部を有する人形体が設けら
れていること。 (ヘ)前記人形体又は可動部は、前記回動部材の回動に
伴って動作可能に設けられていること。
【0006】上記課題を達成するため、請求項2記載の
発明は、請求項1記載の走行玩具に係り、下記の要件を
備えたことを特徴とする。すなわち、 (イ)前記走行体の外部に突出し、前記回動部材の回動
に伴って回動可能に設けられたハンドル部材を有するこ
と。 (ロ)前記ハンドル部材には、前記人形体の一部が係合
可能な係合部が設けられていること。 上記課題を達成するため、請求項3記載の発明は、請求
項1又は2記載の走行玩具に係り、下記の要件を備えた
ことを特徴とする。すなわち、 (イ)前記動力手段によって駆動されるカム板を有する
こと。 (ロ)前記カム板のカム面と当接し、摺動可能に設けら
れた当接部を有すること。 (ハ)前記当接部は前記回動部材と係合する係合部を有
すること。 上記課題を達成するため、請求項4記載の発明は、請求
項3記載の走行玩具に係り、下記の要件を備えたことを
特徴とする。すなわち、 (イ)前記動力手段は、ゼンマイを巻回するための巻き
上げ軸が設けられたゼンマイ装置であること。 (ロ)前記巻き上げ軸にはワンウェイクラッチを介して
前記カム板が設けられていること。
【0007】上記課題を達成するため、請求項5記載の
走行玩具は、下記の要件を備えたことを特徴とする。す
なわち、 (イ)走行体を有すること。 (ロ)前記走行体には、動力手段と当該動力手段によっ
て駆動される駆動輪が設けられていること。 (ハ)前記走行体は、前記動力手段により回動可能に設
けられた人形体を有すること。 (ニ)前記走行体内部には、前記人形体の回動に伴って
回動可能な回動部材が設けられていること。 (ホ)前記走行体には、前記回動部材の回動に伴って回
動し、走行体の進行方向を変更せしめる操行輪が設けら
れていること。 上記課題を達成するため、請求項6記載の発明は、請求
項4記載の走行玩具に係り、下記の要件を備えたことを
特徴とする。すなわち、 (イ)前記走行体の外部に突出し回動可能に設けられた
ハンドル部材を有すること。 (ロ)前記ハンドル部材は、前記人形体の一部が係合可
能な係合部が設けられていること。 (ハ)前記回動部材は前記ハンドル部材の回動に伴って
回動可能に設けられていること。 上記課題を達成するため、請求項7記載の発明は、請求
項4又は5記載の走行玩具に係り、下記の要件を備えた
ことを特徴とする。すなわち、 (イ)前記動力手段によって駆動されるカム板が設けら
れていること。 (ロ)前記カム板のカム面と当接し、摺動可能に設けら
れた当接部を有すること。 (ハ)前記当接部は、前記当接部の摺動に伴い前記人形
体を回動せしめる連係部を有すること。上記課題を達成
するため、請求項8記載の発明は、請求項7記載の走行
玩具に係り、下記の要件を備えたことを特徴とする。す
なわち、 (イ)前記動力手段は、ゼンマイを巻回するための巻き
上げ軸が設けられたゼンマイ装置であること。 (ロ)前記巻き上げ軸にはワンウェイクラッチを介して
前記カム板が設けられていること。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施の形態
を、図1乃至図4に基づいて説明する。図1は、本願発
明に係る走行玩具の概略を表した透視斜視図である。図
2は、走行玩具の機構を説明するための分解斜視図であ
る。図3および図4は、走行玩具の走行の様子を示した
説明図である。
【0009】図1、図2において、1は本願発明に係る
走行玩具、3は走行体、35は人形体を表している。ま
た、5は前記走行体3のボディー、7は動力手段として
のゼンマイユニット、9は前記ゼンマイユニット7に回
転力を蓄勢させるための巻上軸、11はゼンマイユニッ
ト7により回動させられる駆動輪である。また、本実施
の形態では、走行体の進行方向を変えるために操行輪2
9が設けられており、当該操行輪29は前記ゼンマイユ
ニット7の駆動力により作動する方向変換手段によって
進行方向を変えるようになっている。方向変換手段は主
に前記ゼンマイユニット7の回転を伝達するカム13、
前記カム13による回動力を揺動力に変換する揺動部材
15によって構成され、当該揺動部材15は第1の揺動
部17、第2の揺動部19、ガイド部21、軸受部23
によって構成されている。また、27は前記方向変換手
段の動力を操行輪29に伝達してその進行方向を変える
ために回動する回動軸、31は前記回動軸27の上端に
設けられたハンドルであり、33は前記ハンド31ルの
上部所定位置に設けられた突起である。また、前記人形
体35は、ボディー5上であってハンドル31の後方位
置に設けられており、胴体部37、一対の腕部39、3
9、頭部43とから構成されている。前記腕部39、3
9の先端には手部4が設けられており、当該手部41に
は前記ハンドル31に設けた突起41と嵌合する嵌合部
が設けられている。
【0010】ボディー5は、前記走行体3の外観を形成
するものであり、例えば、合成樹脂等を用いて自動車の
形状を模したものであり所定の着色等がされたものであ
り、前輪、ヘッドライト等の絵がボディー5の所定位置
に描かれている。また、ボディー5の両側部後方には、
駆動輪11が露出する半円形状の切欠部であるタイヤハ
ウス5aがそれぞれ設けられ、上部前方寄りにはハンド
ル取付穴5b、上部後方寄りには、前記人形体35を取
り付けるための人形体取付穴5cが設けられている。ま
た、該ボディー5を取り付けたシャーシ6の前方寄りに
は、詳細には後述する操行輪29が設けられる操行輪収
納部5dが設けられている。
【0011】ゼンマイユニット7は、当該走行玩具1を
走行させるための動力源である。このゼンマイユニット
7は、前記巻上軸9を、例えば、時計方向へ回すと、ゼ
ンマイが巻回されて蓄勢され、ゼンマイが弛む力を回転
動力とするものである。巻上軸9は、前記ゼンマイユニ
ット7のゼンマイを巻回するものである。この巻上軸9
を所定方向(例えば、時計方向)に回すと、前記ゼンマ
イユニット7のゼンマイが巻回され、所定方向とは逆
(反時計方向)の回転動力が得られる。
【0012】駆動輪11は、シャーシ6上であって前記
ボディー5の後方に設けられたタイヤハウス5a内に配
置され、前記ゼンマイユニット9による回転動力が伝達
されることにより、走行体3の前進方向へ回転駆動する
ものである。前記巻上軸9には、ワンウェイクラッチ
(図示せず)を介してカム13が設けられている。カム
13は、前記ゼンマイユニット7が、所定方向へ回転す
る場合にのみ、その回転動力が伝達される板状の部材で
ある。カム13の周側面(カム面)13aには不規則な
凹凸が形成されている。また、前記ワンウェイクラッチ
の作用により、前記巻上軸9が前記ゼンマイユニット7
のゼンマイを巻回する場合には、該カム13が回動しな
いように構成されている。
【0013】揺動部材15は、前述したように第1の揺
動部材17と第2の揺動部材19とガイド部21で構成
されている。第1の揺動部材17と第2の揺動部材19
は杆状の部材であり両部材はその一端部において結合さ
れ、略V字状の形状に形成されている。また、前記結合
された部位が、揺動部材15が揺動する際の支点(軸受
部23)となっている。第1の揺動部材17の一端は先
端が鋭角に形成され、前記カム13の周側面13aに接
する当接部17aとなっている。第1の揺動部材17の
他端は、軸受け部23に結合され第2の揺動部材19の
一方の端部が、軸受部23に結合され、両揺動部材1
7、19は軸受部23を中心に回動するようになってい
る。
【0014】第2の揺動部材19の他端には、縦長孔2
1aを有するガイド部21が設けられている。ガイド部
21の下部は、前記シャーシ6の底部に一端を固定した
コイルスプリング(圧縮バネ)25の他端によって押圧
付勢されるようになっている。これは、該ガイド部21
の付勢によって第2の揺動部材19を介して、第1の揺
動部材17を付勢し当接部17aが、前記カム13の周
側面13aの形状に追従するためである。すなわち、当
該揺動部材15は、前記カム13の変則的な凹凸を有す
る周側面13aの形状に基づいて、第1の揺動部材17
と第2の揺動部材19が軸受部23を支点として前後に
揺動し、これに伴ってガイド部21を前後に揺動させる
構成となっている。
【0015】回動軸27は円柱状の部材であり、側部の
所定位置には前記ガイド部21の縦長孔21aに挿通さ
れる突起27aが設けられたものである。また、回動軸
27の上端面には、円形の凹部である上部刳抜部27b
が設けられ、さらに刳抜部27b上縁の一部分には切欠
部27cが形成されている。当該上部刳抜部27bは、
後述するハンドル31を取り付けるための部位である。
また、回動軸27の下端面には円形もしくは半円形の凹
部である下部刳抜部27dが設けられている。当該下部
刳抜部27dは後述する操行輪29を取り付けるための
部位である。すなわち、上記回動軸27は、シャーシ6
上に突出するように設けられた前記操行輪収納部5dの
上部に回動自在に設けられており、操行輪収納部5d内
に収容された後述する操行輪29を支持したアーム支持
部29cと結合されるようになっている。
【0016】操行輪29は、車輪29aの略中央がアー
ム29bにより回動自在に軸支され、該アーム29bの
上方にはアーム支持部29cが設けられている。このア
ーム支持部29cは円形もしくは半円柱形をなしてお
り、前記下部刳抜部27dに嵌合したのち、上部刳抜部
27bから挿通されたネジ27eによって回動軸27に
固定されている。以上の構成により、操行輪29は、回
動軸27の回動に連動して所定の進行方向を向くように
なっている。
【0017】ハンドル31は、所定径の円環部を有した
部材であり、前記円環部上の2カ所には突起33が設け
られている。また、ハンドル31の略中央下面には、前
記回動軸27に設けられた上部刳抜部27bに嵌合され
るハンドル支持部31aが設けられている。このハンド
ル支持部31aの根元には、前記切欠部27cと嵌合す
る嵌合突起31bが設けられている。そして、この嵌合
突起31bが、前記切欠部27cに嵌合されることによ
り、上部刳抜部27bに対して決められた方向へハンド
ル支持部31aが嵌合固定される。
【0018】すなわち、回動軸27の上部刳抜部27b
には、前記ハンドル31が決められた方向に取り付けら
れ、下部刳抜部27dには前記操行輪29が決められた
方向に取り付けられ、前記ガイド部21の揺動により突
起27aが前後方向へ回動し、この回動に伴って、前記
操行輪29とハンドル31が同一方向へ回動する。
【0019】人形体35は、本実施の形態では、例え
ば、合成樹脂等で形成され、所定の着色が成されてい
る。この人形体35は、前述したように走行体3の上部
に回動自在に取り付けられた胴体部37と、胴体部37
の肩部に回動自在に設けられた一対の腕部39、39
と、腕部39、39の先端に設けられたそれぞれの手部
41、41と、前記胴体部37の首部に回動自在に取り
付けられた頭部43からなる。
【0020】胴体部37は、本実施の形態では、胴回り
部分から上の上半身部分であり、胴体部37の底部は、
前記ボディー5の上部に所定の間隙を有して回動自在に
取り付けられている。例えば、胴体部37の底部に所定
長の突起を設け、この突起をボディー5の人形体取付穴
5cに挿通し、ねじ等で抜けないように係止されてい
る。また、胴体部37の肩部には、腕部39、39を取
り付けるための取付穴(図示外)が設けられている。
【0021】腕部39は、肘部分が若干曲げられた状態
で形成され、腕の付け根部分には、抜け止めとして突起
やフランジが設けられ、前記肩部の取付穴(図示外)に
回動自在にとりつけられている。手部41は、前記腕部
39の先端に設けられ、前記ハンドル31の突起33に
回動自在に嵌合される嵌合穴が設けられている。右の手
部41をハンドル31の右の突起33に取り付け、左の
手部41を左の突起33に取り付けることにより、ハン
ドル31の回動に合わせて、左右の腕部39および手部
41が動き、ハンドル31を持っているように見せるこ
とができる。
【0022】頭部43は、前記胴体部37の首部に若干
の間隙を有して回動自在に取り付けられている。これ
は、前記ハンドル31の回動が前記腕部39に伝達さ
れ、さらに胴体部37に伝達され、その胴体部37の回
動に伴って、該頭部43が僅かに揺れながら胴体部37
と共に回動するように構成されている。
【0023】つぎに、上記構成の走行玩具1の動きにつ
いて図面を参照して説明する。本発明の走行玩具1は、
動力手段がゼンマイユニット7であるので、巻上軸9を
時計方向へ回すと、ゼンマイが蓄勢される。これによ
り、駆動輪としての後輪11が前進方向(反時計方向)
に回転可能となる。また、後輪11が回転すると同時
に、前記方向変換手段により前記カム13の回転力が揺
動力に変換され、回動軸27に伝達されて、操行輪29
は、直進を含む左前方から右前方の範囲内で進行方向を
変える。
【0024】上記進行方向を変える際、例えば、操行輪
29が右前方へ向くと同時に、ハンドル31は、右に切
ったように時計方向へ回動する。このとき、ハンドル3
1に人形体35の手部41が取り付けられていることか
ら、ハンドル31が右に切られたときには、人形体35
の左側の手部41と腕部39は前方に引っ張られ、右側
の手部41と腕部39は、後方に押されて、胴体部37
と頭部43は右方向へ回動し(図3参照)、当該走行玩
具1は右前方へ向けて走行する。
【0025】また、例えば、操行輪29が左前方へ向く
と同時に、ハンドル31は、左に切ったように反時計方
向へ回動する。そして、人形体35は、右側の手部41
と腕部39が前方に引っ張られ、左側の手部41と腕部
39は、後方に押されて、胴体部37と頭部43は左方
向へ回動し(図4参照)、当該走行玩具1は左前方に進
む。このように、当該走行玩具1は、あたかも人形体3
5がハンドル31を操作して、直進を含む左前方から右
前方の範囲内で進行方向を変えて走行しているような動
作をする。
【0026】なお、上記第1の実施の形態では、揺動部
材をカム13に当接させるために、ガイド部の下部とボ
ディーの底部間にコイルスプリングを設けた例を説明し
たが、揺動部材がカムに当接すれば、板状のバネ材でも
よく、弾性体の形状、材質は特に限定されない。また、
上記第1の実施の形態では、人形体35の胴体部37を
ボディーの上部に回動自在に取り付けて説明したが、ゼ
ンマイユニットの上部に回動自在に取り付けてもよく、
走行体3上で回動すれば、その取り付け位置、取り付け
方法は特に限定されない。
【0027】つぎに、上記第1の実施の形態では、ゼン
マイユニット7からの回転力を方向変換手段から揺動部
材15を介して回動軸27に伝達し、回動軸27の回動
により、操行輪29とハンドル31と人形体35を回動
して走行しているような動作をさせたが、つぎに、第2
の実施の形態として、ゼンマイユニット7からの回転力
を方向変換手段から人形体を回動することでハンドル、
操行輪を回動して走行しているような動作を行う走行玩
具について説明する。
【0028】図5は、本願発明の第2の実施の形態に係
る走行玩具51の透視斜視図である。図5中、53は走
行体、55は自動車の外観を形成するボディー、57は
動力手段としてのゼンマイユニット、59は巻上軸、6
1は駆動輪、63はカム、65は揺動部材、67はコイ
ルスプリング、69は係止部、71は人形体、73は胴
体部、75は腕部、77は手部、79は頭部、81はハ
ンドル、83は回動軸、85は操行輪である。
【0029】ボディー55は、上記した第1の実施の形
態と同様に、前記走行体53の外観を形成するものであ
り、上部前方寄りにハンドル81が取り付けられ、上部
後方寄りには、人形体71が取り付けられる。
【0030】方向変換手段は、本実施の形態では、カム
63、揺動部材65、コイルスプリング67で構成され
ている。このうち、揺動部材65は、先端が鋭角に形成
され、不規則な凹凸を有する前記カム63の周側面(外
周)63aに接する当接部65aを有している。揺動部
材65の他端は、前記人形体71の胴体部73の底部の
一側部に固着されている。そして、カム63の凹凸を有
する周側面63aに当接して、前後方向へ揺動するもの
である。
【0031】コイルスプリング67は、一端は前記人形
体71の胴体部73の底部の一側部に取り付けられ、他
端は、例えば、ゼンマイユニット57の側部上方に設け
られた係止部69に取り付けられている。これは、前記
カム63に当接する前記揺動部材65が、前記カム63
の周側面63aの形状に追従するためである。
【0032】人形体71は、上記第1の実施の形態と同
様、胴体部73と、一対の腕部75と、腕部73の先端
にそれぞれ設けられた手部77からなる。胴体部73
は、本実施の形態では、胴回り部分から上の上半身部分
であり、胴体部73の底部の一側部には、揺動突起部7
3aが設けられている。この揺動突起部73aには前記
揺動部材65が固着され、また、前記コイルスプリング
67を取り付ける取付穴73bが設けられてる。また、
胴体部73の肩部には、腕部75を取り付けるための取
付穴(図示外)が設けられ、肘部が若干湾曲した腕部7
7が回動自在に取り付けられている。さらに、胴体部7
3は、該胴体部73の底部が、例えば、前記ゼンマイユ
ニット57の上部所定位置に回動自在に取り付けられ、
前記揺動突起部73aが見えないように前記ボディー5
5内に収容されている。
【0033】このように、胴体部73に揺動部材65と
前記コイルスプリング67を取り付けることにより、揺
動部材65がカム63の凸した部分に当接すると、揺動
部材65は、後方へ揺動し、胴体部73が時計方向へ回
動する。また、揺動部材65がカム63の凹部分に当接
すると、揺動部材65は、コイルスプリング67に引っ
張られて前方へ揺動し、胴体部73が反時計方向へ回動
する。
【0034】腕部75の先端に設けられた手部77は、
上記第1の実施の形態と同様に、前記ハンドル81に設
けられた図示外の突起に回動自在に取り付けられてい
る。そして、前記胴体部73の回動に合わせて、左右の
腕部75および手部77が前後方向へ移動するように構
成されている。
【0035】回動軸83は、上記第1の実施の形態と同
様に、円柱形からなる部材の上方が刳抜かれて前記ハン
ドル81が取り付けられ、下方の刳抜きには操行輪85
が取り付けられている。これは、前記ハンドル81の回
動が、該回動軸83を介して操行輪85に伝達され、ハ
ンドル81に連動する操行輪85が、同一方向を向くよ
うに構成されている。
【0036】そして、上記した構成の第2の実施の形態
に係る操行玩具51では、巻上軸9を時計方向へ回して
ゼンマイユニット57を付勢し、駆動輪としての後輪6
1を前進方向(反時計方向)に回転させるようになって
いる。後輪61が回転すると同時に、前記方向変換手段
により回転力が揺動力に変換され、この揺動力により人
形体71の胴体部73が回動する。例えば、この胴体部
73が右方向へ回動すると、胴体部73に取り付けられ
た右の腕部75と手部77は後方に引っ張られ、左の腕
部75と手部77は前方に押される。そして、手部77
が取り付けられたハンドル81は、右に切ったように時
計方向へ回動する。これに伴い、ハンドルの回動は、回
動軸83に伝達されて、操行輪85は、右前方を向き、
当該走行玩具51は右前方へ向けて走行する(図3参
照)。
【0037】また、例えば、胴体部73が左方向へ回動
すると、胴体部73に取り付けられた左の腕部75と手
部77は後方に引っ張られ、右の腕部75と手部77は
前方に押される。そして、手部77が取り付けられたハ
ンドル81は、左に切ったように反時計方向へ回動する
(図4参照)。このように、当該走行玩具51は、人形
体71を回動することで、ハンドル81が回動し、直進
を含む左前方から右前方の範囲内で進行方向を変えて走
行しているような動作をする。
【0038】なお、上記第2の実施の形態では、揺動部
材をカムに当接させるために、弾性体としてコイルスプ
リングを用いて説明したが、揺動部材をカムに当接させ
る引張力を有するものであれば、ゴムでもよく、弾性体
の材質、形状は特に限定されない。
【0039】なお、上記実施の形態では、動力手段をゼ
ンマイユニット7、57として説明したが、フライホイ
ール、駆動モータ等の動力装置でもよく、動力手段は特
に限定されない。また、上記実施の形態では、操行輪を
1輪として説明したが、回動軸から進行方向が伝達され
れば、2輪であってもよく、操行輪の数は特に限定され
ない。
【0040】
【発明の効果】以上説明した、本願請求項1乃至4記載
の発明は以下に述べる効果を有している。すなわち、走
行体を駆動する動力手段の動力を、進行方向へ変換し、
人形体が、その進行方向を操作しているように見せると
いった特有の効果が得られる。
【0041】また、請求項5乃至8記載の発明は、上記
と同様な効果を奏する走行玩具を実施するための、他の
手段を提供することができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態に係る走行玩具の
概略を示した透視斜視図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態に係る走行玩具の
機構を説明するための分解斜視図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態に係る走行玩具の
走行の様子を説明する説明図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態に係る走行玩具の
走行の様子を説明する説明図である。
【図5】本願発明の第2の実施の形態に係る走行玩具の
概略を示した透視斜視図である。
【符号の説明】
1 走行玩具 3 走行体 5 ボディー 5d 操行輪収納部 7 ゼンマイユニット 9 巻上軸 11 駆動輪(後輪) 13 カム 15 揺動部材 17 第1の揺動部材 17a 当接部 19 第2の揺動部材 21 ガイド部材 21a 長孔 23 軸受部 25 コイルスプリング 27 回動軸 27a 突起 27b 上部刳抜部 27c 切欠部 27d 下部刳抜部 27e ネジ 29 操行輪(前輪) 31 ハンドル 31a ハンドル支持部 31b 嵌合突起 33 突起 35 人形体 37 胴体部 39 腕部 41 手部 51 操行玩具 53 走行体 55 ボディー 57 ゼンマイユニット 59 巻上軸 61 駆動輪(後輪) 63 カム 65 方向変換手段 67 コイルスプリング 69 係止部 71 人形体 73 胴体部 75 腕部 77 手部 79 頭部 81 ハンドル 83 回動軸 85 操行輪(前輪)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする走
    行玩具。 (イ)走行体を有すること。 (ロ)前記走行体には、動力手段と当該動力手段によっ
    て駆動される駆動輪が設けられていること。 (ハ)前記走行体内部に回動可能に設けられ、前記動力
    手段の駆動力によって回動される回動部材を有するこ
    と。 (ニ)前記走行体には、前記回動部材の回動に伴って回
    動し走行体の進行方向を変更せしめる操行輪が設けられ
    ていること。 (ホ)前記走行体には、可動部を有する人形体が設けら
    れていること。 (ヘ)前記人形体又は可動部は、前記回動部材の回動に
    伴って動作可能に設けられていること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の走行玩具。 (イ)前記走行体の外部に突出し、前記回動部材の回動
    に伴って回動可能に設けられたハンドル部材を有するこ
    と。 (ロ)前記ハンドル部材には、前記人形体の一部が係合
    可能な係合部が設けられていること。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1または2記載の走行玩具。 (イ)前記動力手段によって駆動されるカム板を有する
    こと。 (ロ)前記カム板のカム面と当接し、摺動可能に設けら
    れた当接部を有すること。 (ハ)前記当接部は前記回動部材と係合する係合部を有
    すること。
  4. 【請求項4】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項3に記載された走行玩具。 (イ)前記動力手段は、ゼンマイを巻回するための巻き
    上げ軸が設けられたゼンマイ装置であること。 (ロ)前記巻き上げ軸にはワンウェイクラッチを介して
    前記カム板が設けられていること。
  5. 【請求項5】 下記の要件を備えたことを特徴とする走
    行玩具。 (イ)走行体を有すること。 (ロ)前記走行体には、動力手段と当該動力手段によっ
    て駆動される駆動輪が設けられていること。 (ハ)前記走行体は、前記動力手段により回動可能に設
    けられた人形体を有すること。 (ニ)前記走行体内部には、前記人形体の回動に伴って
    回動可能な回動部材が設けられていること。 (ホ)前記走行体には、前記回動部材の回動に伴って回
    動し、走行体の進行方向を変更せしめる操行輪が設けら
    れていること。
  6. 【請求項6】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項4記載の走行玩具。 (イ)前記走行体の外部に突出し回動可能に設けられた
    ハンドル部材を有すること。 (ロ)前記ハンドル部材は、前記人形体の一部が係合可
    能な係合部が設けられていること。 (ハ)前記回動部材は前記ハンドル部材の回動に伴って
    回動可能に設けられていること。
  7. 【請求項7】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項4または5記載の走行玩具。 (イ)前記動力手段によって駆動されるカム板が設けら
    れていること。 (ロ)前記カム板のカム面と当接し、摺動可能に設けら
    れた当接部を有すること。 (ハ)前記当接部は、前記当接部の摺動に伴い前記人形
    体を回動せしめる連係部を有すること。
  8. 【請求項8】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項7に記載された走行玩具。 (イ)前記動力手段は、ゼンマイを巻回するための巻き
    上げ軸が設けられたゼンマイ装置であること。 (ロ)前記巻き上げ軸にはワンウェイクラッチを介して
    前記カム板が設けられていること。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017070600A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 株式会社Area81 対戦玩具
CN106975227A (zh) * 2016-01-19 2017-07-25 广东佳奇科技教育股份有限公司 一种变身恐龙玩具坦克

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