JP2002369834A - 足収容装置 - Google Patents

足収容装置

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JP2002369834A
JP2002369834A JP2001179048A JP2001179048A JP2002369834A JP 2002369834 A JP2002369834 A JP 2002369834A JP 2001179048 A JP2001179048 A JP 2001179048A JP 2001179048 A JP2001179048 A JP 2001179048A JP 2002369834 A JP2002369834 A JP 2002369834A
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JP
Japan
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container
foot
supply means
air
air supply
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JP2001179048A
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English (en)
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Tomohiro Yabu
知宏 藪
Yukio Kawashima
行生 川島
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湯水を使用することなく、足に感ずる種々の
不快感を効果的に解消させる。 【解決手段】 足収容部(4) 内へ温風を供給して足収容
部(4) 内部で足を暖める温風供給手段(9,12)と、足収容
部(4) 内へ冷風を供給して足収容部(4) 内部で足を冷や
す冷風供給手段(9,12)と、足収容部(4) 内へ加湿空気を
供給して足収容部(4) 内部で足に潤いを与える加湿空気
供給手段(9,21)と、足収容部(4) 内へ除湿空気を供給し
て足収容部(4) 内部で足を乾燥させる除湿空気供給手段
(9,22,24)と、足収容部(4) 内へ薬剤を供給して足収容
部(4) 内部で足を治療する薬剤供給手段(26)と、温風供
給手段(9,12)からの温風、冷風供給手段(9,12)からの冷
風、加湿空気供給手段(9,21)からの加湿空気、除湿空気
供給手段(9,22,24) からの除湿空気又は薬剤供給手段(2
6)からの薬剤のいずれか一方を足収容部(4) 内に供給す
る切換手段(27,28) とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、足の不快感を緩和
させるための足収容装置に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、足のむくみや冷え性等による
足の不快感を緩和させるために、手の指先等で足を直接
マッサージすることによって、足の血行を向上させるこ
とが一般に行われている。しかしながら、このような指
先等による直接的なマッサージは効率的よく行うのが困
難である。
【0003】そこで、従来、例えば特開2000−26
2582号公報に示されるように、内部のヒータにより
所定の水温を維持する浴槽と、この浴槽内に圧縮空気を
放出するノズルとを備え、足浴中にはノズルから放出さ
れる圧縮空気により使用者の足に適度の刺激を与えて血
行を促進させる一方、足浴後に浴槽内から湯を排出した
後その浴槽内に圧縮空気をノズルから供給して使用者の
濡れた足を乾かすようにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案のも
のでは、使用後に容器内のお湯を捨てなければならず、
さらに、使用者の足を乾かす目的で、浴槽内の湯を排出
しなければならないため、手間がかかるという問題があ
る。
【0005】さらに、容器内で気泡を発生させるとき
に、その気泡が水面で破裂することにより容器内の水が
外部へ飛散して、容器の周囲の床を濡らしてしまう虞れ
がある。
【0006】ところで、足に感じる不快感は血行の悪化
によるものだけではない。すなわち、足は靴に覆われて
いるため、夏季には足が蒸れやすくなり不快である。さ
らに、足に水虫が発症している場合には、足が蒸れるこ
とにより症状が悪化するのは避けられない。一方、冬季
には足の肌が乾燥しやすくなるため、特に踵の肌が荒れ
やすくなるという問題もある。
【0007】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、足を収容する足収容
装置の構成に工夫を凝らすことにより、湯水を使用する
ことなく、足に感ずる種々の不快感を効果的に解消しよ
うとすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、内部に使用者の足を入れる
ための容器(4) と、上記容器(4) 内へ温風を供給して該
温風により容器(4) 内部で足を暖める温風供給手段(9,1
2)とを備えたことを特徴とする。
【0009】上記の構成により、容器(4) 内部に収容さ
れた足は、温風供給手段(9,12)から供給される温風によ
って温められるので、その足の血行をよくすることがで
きる。つまり、むくみや冷え性による不快感を効果的に
緩和させることができる。
【0010】請求項2の発明では、請求項1の足収容装
置において、温風供給手段(9,12)はペルチェ素子(12)を
有する。このことにより、望ましい温風供給手段(9,12)
の熱源を具体的に得ることができる。
【0011】請求項3の発明では、内部に使用者の足を
入れるための容器(4) と、上記容器(4) 内へ冷風を供給
して該冷風により容器(4) 内部で足を冷やす冷風供給手
段(9,12)とを備えたことを特徴とする。
【0012】上記の構成により、容器(4) 内部に収容さ
れた足は冷風供給手段(9,12)から供給される冷風によっ
て冷やされるので、涼感を得ることができるとともに、
足の蒸れを解消することができる。
【0013】請求項4の発明では、請求項3の足収容装
置において、冷風供給手段(9,12)はペルチェ素子(12)を
有する。このことにより、望ましい冷風供給手段(9,12)
の熱源を具体的に得ることができる。
【0014】請求項5の発明では、内部に使用者の足を
入れるための容器(4) と、上記容器(4) 内へ加湿空気を
供給して該加湿空気により容器(4) 内部で足に潤いを与
える加湿空気供給手段(9,21)とを備える。
【0015】上記の構成により、容器(4) 内部に収容さ
れた足は加湿空気供給手段(9,21)から供給される加湿空
気によって潤いを与えられるので、乾燥による踵の肌荒
れを抑制することができる。
【0016】請求項6の発明では、内部に使用者の足を
入れるための容器(4) と、上記容器(4) 内へ除湿空気を
供給して該除湿空気により容器(4) 内部で足を乾燥させ
る除湿空気供給手段(9,22,24) とを備える。
【0017】上記の構成により、容器(4) 内部に収容さ
れた足は除湿空気供給手段(9,22,24) から供給される除
湿空気によって乾燥されるので、足の蒸れを解消するこ
とができる。従って、水虫を効果的に予防することがで
きる。
【0018】請求項7の発明では、内部に使用者の足を
入れるための容器(4) と、上記容器(4) 内へ薬剤を供給
して該薬剤により容器(4) 内部で足を治療する薬剤供給
手段(26)とを備える。
【0019】上記の構成により、容器(4) 内部に収容さ
れた足は薬剤供給手段(26)から供給される薬剤によって
殺菌・消毒することができるので、例えば水虫等の足の
病気を効果的に治療することができる。
【0020】請求項8の発明では、請求項1の足収容装
置において、容器(4) 内へ冷風を供給して該冷風により
容器(4) 内部で足を冷やす冷風供給手段(9,12)と、上記
冷風供給手段(9,12)からの冷風又は温風供給手段(9,12)
からの温風のいずれか一方を容器(4) 内に供給する切換
手段(27,28) とを備える。
【0021】請求項9の発明では、請求項8の足収容装
置において、容器(4) 内へ加湿空気を供給して該加湿空
気により容器(4) 内部で足に潤いを与える加湿空気供給
手段(9,21)を備え、切換手段(27,28) は、温風供給手段
(9,12)からの温風及び冷風供給手段(9,12)からの冷風に
加えて上記加湿空気供給手段(9,21)からの加湿空気のい
ずれか一方を容器(4) 内に供給するように構成されてい
ることを特徴とする。
【0022】請求項10の発明では、請求項8の足収容
装置において、容器(4) 内へ除湿空気を供給して該除湿
空気により容器(4) 内部で足を乾燥させる除湿空気供給
手段(9,22,24) を備え、切換手段(27,28) は、温風供給
手段(9,12)からの温風及び冷風供給手段(9,12)からの冷
風に加えて上記除湿空気供給手段(9,22,24) からの除湿
空気のいずれか一方を容器(4) 内に供給するように構成
されていることを特徴とする。
【0023】請求項11の発明では、請求項8の足収容
装置において、容器(4) 内へ薬剤を供給して該薬剤によ
り容器(4) 内部で足を治療する薬剤供給手段(26)を備
え、切換手段(27,28) は、温風供給手段(9,12)からの温
風及び冷風供給手段(9,12)からの冷風に加えて上記薬剤
供給手段(26)からの薬剤のいずれか一方を容器(4) 内に
供給するように構成されていることを特徴とする。
【0024】請求項12の発明では、請求項8の足収容
装置において、容器(4) 内へ加湿空気を供給して該加湿
空気により容器(4) 内部で足に潤いを与える加湿空気供
給手段(9,21)と、上記容器(4) 内へ除湿空気を供給して
該除湿空気により容器(4) 内部で足を乾燥させる除湿空
気供給手段(9,22,24) と、上記容器(4) 内へ薬剤を供給
して該薬剤により容器(4) 内部で足を治療する薬剤供給
手段(26)とを備え、切換手段(27,28) は、温風供給手段
(9,12)からの温風及び冷風供給手段(9,12)からの冷風に
加えて、上記加湿空気供給手段(9,21)からの加湿空気、
上記除湿空気供給手段(9,22,24) からの除湿空気又は上
記薬剤供給手段(26)からの薬剤のいずれか一方を容器
(4) 内に供給するように構成されていることを特徴とす
る。
【0025】請求項13の発明では、請求項6,10,
12のいずれか1つの足収容装置において、除湿空気供
給手段(9,22,24) は、足を乾燥させた後の除湿空気を外
部へ排気するように構成されたことを特徴とする。
【0026】ところで、除湿空気供給手段(9,22,24) に
より使用者の湿った足を乾燥させる場合、足収容部(4)
内の空気は、足の水分を得ることによって外部の空気よ
りも高湿度となる。これに対して、上記請求項13の発
明の構成によって、この足収容部(4) 内部の高湿度の空
気を除湿空気供給手段(9,22,24) へ循環させて再利用せ
ずに外部へ放出する一方、外部の比較的低湿度の空気を
吸入することによって、除湿空気を効率よく生成するこ
とができる。従って、効果的に足収容部(4) 内部を除湿
することができる。
【0027】請求項14の発明では、請求項6,10,
12,13のいずれか1つの足収容装置において、除湿
空気供給手段(9,22,24) は、空気中の水分を吸着する吸
着部材(22)を備えていることを特徴とする。このことに
より、望ましい除湿空気供給手段(9,22,24) を簡単な構
成で具体的に得ることができる。
【0028】請求項15の発明では、請求項8〜14の
いずれか1つの足収容装置において、温風供給手段(9,1
2)及び冷風供給手段(9,12)はペルチェ素子(12)をそれぞ
れ有する。
【0029】請求項16の発明では、請求項1〜4,8
〜15のいずれか1つの足収容装置において、間欠的に
容器(4) 内部へ送風するように構成されている。このこ
とにより、空気圧が間欠的に足の表面へ付与されるの
で、マッサージ効果を高めて足の血行をより向上させる
ことができる。
【0030】請求項17の発明では、請求項1〜4,8
〜16のいずれか1つの足収容装置において、容器(4)
内部への送風量を変化させるように構成されたことを特
徴とする。このことにより、所望の送風量を得ることが
できるので、好ましい。
【0031】請求項18の発明では、請求項1〜4,8
〜17のいずれか1つの足収容装置において、容器(4)
内部への送風温度を変化させるように構成されたことを
特徴とする。このことにより、所望の送風温度を得るこ
とができるので、好ましい。
【0032】請求項19の発明では、請求項1〜4,8
〜18のいずれか1つの足収容装置において、容器(4)
内部に送風する多数の吹き出し口(5) が設けられている
ことを特徴とする。このことにより、容器(4) 内部への
送風を多数の吹き出し口(5)により整流することができ
るので、足の表面に亘って略均一に送風することができ
る。
【0033】請求項20の発明では、請求項1〜19の
いずれか1つの足収容装置において、容器(4) を閉塞す
る閉塞手段(3) を備える。このことにより、温風又は冷
風を容器(4) 内部へ供給する場合には、容器(4) 内部と
外部との間の熱移動を抑制することができるので望まし
い。また、加湿空気又は除湿空気を容器(4) 内部へ供給
する場合には、容器(4) 内部の湿度の変動を抑制できる
ので好ましい。さらに、薬剤供給手段により薬剤を容器
(4) 内部へ供給する場合には、その薬剤の容器(4) 外部
への飛散を防止できるため好ましい。
【0034】請求項21の発明では、請求項1〜20の
いずれか1つの足収容装置において、容器(4) 底部上に
載置された使用者の足のツボを刺激する刺激手段(31)を
備える。このことにより、刺激手段(31)によるツボの刺
激によって足の血行が向上されるので望ましい。
【0035】請求項22の発明では、請求項1〜21の
いずれか1つの足収容装置において、容器(4) 底部上に
足を乗せて立ち上がった使用者の体重を測定する体重測
定手段(33)を備える。このことにより、足の不快感を効
果的に緩和させながら容器(4) 底部上に立ち上がること
で体重測定手段(33)により容易に使用者の体重を測定す
ることができる。
【0036】請求項23の発明では、請求項1〜22の
いずれか1つの足収容装置において、容器(4) 内面に足
が接触する使用者の体脂肪率を測定する体脂肪率測定手
段(28,32) を備える。このことにより、足の不快感を効
果的に緩和させながら足を容器(4) 内部に接触させるこ
とで体脂肪率測定手段(28,32) により容易に使用者の体
脂肪率を測定することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1〜図3は本発
明の実施形態に係る足収容器を示す。足収容装置(1)
は、上方に延びる例えば中空の略円柱形状の本体部(2)
を有しており、この本体部(2)は仕切り板(10)により上
側部分(2a)と下側部分(2b)との上下2段に分割されてい
る。この本体部(2) の上側部分(2a)の上部中央には、内
部に使用者の足を入れるための容器としての足収容部
(4) が配設されている。すなわち、この足収容部(4) は
上方に開口しかつ本体部(2) の内径よりも小さい外形を
有する有底円筒形状のものであって、本体部(2) と同心
状となるように位置付けられて固定されている。
【0038】この足収容部(4) には足収容部(4) 内部に
送風するための多数の吹き出し口(5) が設けられてい
る。すなわち、足収容部(4) の側壁(4a)及び底壁(4b)は
多数の貫通孔が形成されたパンチングメタル等の多孔板
からなる。
【0039】また、足収容装置(1) は、足収容部(4) を
閉塞するための閉塞手段たる蓋部(3) を備えている。す
なわち、足収容部(4) はその上部開口において例えば半
球状の蓋部(3) により閉塞されている。この蓋部(3) は
2分割されることにより足収容部(4) 内部を開放できる
ようになされている。
【0040】そして、足収容部(4) の側壁(4a)の一部に
は、使用者の足を足収容部(4) の内部へ挿入する目的
で、矩形状の切り欠き部たる足挿入部(6) が形成されて
いる。一方、本体部(2) の上部には、この足挿入部(6)
に対応して半径方向に延びる矩形溝状の溝部(7) が形成
されている。
【0041】一方、足収容部(4) の下側には、側壁に連
続して下方へ延びる円筒状のスカート部(8) が一体的に
形成されており、このスカート部(8) の内部には、第1
ファン(9) が配設されている。
【0042】ところで、本体部(2) の仕切り板(10)は中
央に開口が形成されており、この開口に板状のペルチェ
素子(12)が、仕切り板(10)の上下両面に露出された状態
で嵌合固定されている。ペルチェ素子(12)は、図示しな
い直流電源、スイッチ等に接続されており、スイッチの
作動で流される直流電流によって、吸熱部及び放熱部が
形成される。従って、本体部(2) の上側部分(2a)に露出
するペルチェ素子(12)の上面(12a) と、本体部(2) の下
側部分(2b)に露出する下面(12b) とのいずれか一方が吸
熱部となり、他方が放熱部となる。
【0043】さらに、このペルチェ素子(12)の上面(12
a) 及び下面(12b) には、熱交換の効率を向上させるた
めに、フィン(13)がそれぞれ接合されている。
【0044】このようにして、本体部(2) の上側部分(2
a)には、足収容部(4) 及びスカート部(8) の円筒状の外
周面と、上側部分(2a)の内周面及び上壁内面と、仕切り
板(10)の上面と、ペルチェ素子(12)の上面(12a) とによ
って空気が流れる第1空気通路(15)が区画形成されてい
る。そして、この第1空気通路(15)は、足収容部(4)の
側面及び底面の双方において吹き出し口(5) を介して足
収容部(4) の内部にそれぞれつながっている。
【0045】一方、本体部(2) の下側部分(2b)の内部が
第2空気通路(16)を構成している。そして、本体部(2)
の下側部分(2b)の側面における所定の位置に外部の空気
を吸入する吸気口(17)が開口されており、下側部分(2b)
内部における吸気口(17)の近傍に第2ファン(19)が配設
されている。一方、下側部分(2b)の側面における吸気口
(17)に対向する位置に排気口(18)が開口されている。こ
のようにして、第2ファン(19)により外気が吸気口(17)
を介して第2空気通路(16)内へ吸気される一方、排気口
(18)から外部へ排気するようになされている。
【0046】そして、本実施形態に係る足収容装置は、
足収容部(4) 内へ温風を供給してこの温風により足収容
部(4) 内部で使用者の足を暖める温風供給手段と、足収
容部(4) 内へ冷風を供給してこの冷風により足収容部
(4) 内部で使用者の足を冷やす冷風供給手段とを備えて
おり、これら温風供給手段及び冷風供給手段はペルチェ
素子(12)をそれぞれ有している。
【0047】具体的には、温風供給手段及び冷風供給手
段は、ペルチェ素子(12)と第1ファン(9) とをそれぞれ
有している。そして、温風供給手段は、ペルチェ素子(1
2)の放熱部とフィン(13)周囲の空気との間で熱交換し
て、温められた空気を第1ファン(9) により足収容部
(4) 内部へ、足収容部(4) 底部の吹き出し口(5) を介し
て供給するようになされている。一方、冷風供給装置
は、ペルチェ素子(12)の吸熱部とフィン(13)周囲の空気
との間で熱交換して、冷却された空気を、上記温風供給
装置と同様に、第1ファン(9) によって足収容部(4) 内
部へ供給するようになされている。
【0048】さらに、足収容部(4) 内へ加湿空気を供給
してこの加湿空気により足収容部(4) 内部で使用者の足
に潤いを与える加湿空気供給手段と、足収容部(4) 内へ
除湿空気を供給してこの除湿空気により足収容部(4) 内
部で使用者の足を乾燥させる除湿空気供給手段とを備え
ている。
【0049】具体的には、加湿空気供給手段は、第1空
気通路(15)内に配設された加湿手段たる公知の超音波加
湿ユニット(21)と第1ファン(9) とを有している。そし
て、この超音波加湿ユニット(21)により加湿した空気
を、第1ファン(9) によって足収容部(4) 内部へ、足収
容部(4) 底部の吹き出し口(5) を介して供給するように
なされている。
【0050】一方、除湿空気供給手段は、空気中の水分
を吸着する吸着部材たる吸着フィルタ(22)と、第1ファ
ン(9) とからなる。そして、この吸着フィルタ(22)によ
り除湿した空気を、上記加湿空気供給手段と同様に、第
1ファン(9) によって足収容部(4) 内部へ供給するよう
になされている。
【0051】具体的には、図1にも示すように、例えば
略矩形状の筐体(23)が第1空気通路(15)内壁面に取り付
けられており、この筐体(23)の内部に吸着フィルタ(22)
が配設されている。そして、筐体(23)は、非除湿時には
その内部に気密状の閉空間を構成する一方、除湿時には
筐体(23)の上側部分(23a) と下側部分(23b) とがそれぞ
れ開かれて、内部が第1空気通路(15)内に開放されるよ
うになされている。
【0052】このようにして、第1空気通路(15)内の空
気は、除湿時に、開放された筐体(23)内部の吸着フィル
タ(22)により除湿される一方、それ以外の非除湿時に、
吸着フィルタ(22)が筐体(23)内に気密状態で収容される
ので、除湿されない。
【0053】さらに、除湿空気供給手段は、足を乾燥さ
せた後の除湿空気を外部へ排気するようになされてい
る。具体的には、第1空気通路(15)の上部、つまり本体
部(2)の上面に、開閉により、第1空気通路(15)内部を
開放状態又は閉塞状態にする開閉窓(24)が配設されてい
る。すなわち、開閉窓(24,24) は本体部(2) の上面で対
向するように例えば2つ設けられており、それぞれ、本
体部(2) 上面に形成された開口部(24a,24a) と、この開
口部(24a,24a) に渡されるようにして回転可能に支持さ
れた回転軸(24b,24b) と、この回転軸(24b,24b) に固着
して設けられ開口部(24a,24a) と同じ形状を有する板状
の開閉部材(24c,24c) とから構成されている。そして、
この開閉窓(24,24) が閉じられたときに、足収容部(4)
と第1空気通路(15)との間で空気を循環させるようにし
ている。また、開閉窓(24)が開かれたときに、足収容部
(4) 内の比較的湿度の高い空気を装置の外部へ排気する
一方、装置外部の比較的湿度の低い空気を第1空気通路
(15)内へ吸入するようになされている。
【0054】さらにまた、足収容部(4) 内へ薬剤を供給
してその薬剤により足収容部(4) 内部で使用者の足を治
療する薬剤供給手段を備えている。
【0055】具体的には、足収容部(4) 内側、例えば蓋
部(3) の上部内側に薬剤を霧状に散布する噴霧器(26)が
配設されている。この噴霧器(26)は蓋部(3) が閉じられ
たときに作動するようになされている。
【0056】そして、本実施形態に係る足収容装置(1)
は、温風供給手段からの温風、冷風供給手段からの冷
風、加湿空気供給手段からの加湿空気、除湿空気供給手
段からの除湿空気又は薬剤供給手段からの薬剤のいずれ
か一方を足収容部(4) 内に供給する切換手段たる運転切
換スイッチ(27)及びコントロールユニット(28)を備えて
いる。すなわち、コントロールユニット(28)は、使用者
による運転切換スイッチ(27)の入力操作に応じて運転状
態を切り換え制御するようになされている。
【0057】加えて、足収容装置(1) は、間欠的に足収
容部(4) 内部へ送風するようになされているとともに、
足収容部(4) 内部への送風量を変化させるようになされ
ており、さらに足収容部(4) 内部への送風温度を変化さ
せるようになされている。
【0058】すなわち、送風の状態を切り換えるための
送風切換スイッチ(30)を備えており、上記コントロール
ユニット(28)によって、使用者による送風切換スイッチ
(30)の入力操作に応じて、間欠的な送風状態、送風量及
び送風温度をそれぞれ変化させて、所望の送風状態が得
られるように制御される。
【0059】さらに、足収容部(4) 底部上に載置された
使用者の足のツボを刺激する刺激手段を備えている。具
体的には、足収容部(4) の底壁(4b)には上方に突出する
多数の突起(31)が形成されており、この突起(31)により
刺激手段が構成されている。
【0060】また、足収容部(4) 内面に足が接触する使
用者の体脂肪率を測定する体脂肪率測定手段を備えてい
る。具体的には、足収容部(4) の底壁(4b)に1対の電極
(32,32) が配設されており、コントロールユニット(28)
が、この電極(32,32) に使用者の足を接触させた状態で
通電させて体の電気抵抗、つまりインピーダンスを測る
ことにより体脂肪を測定するようになされている。
【0061】次に、本発明の実施形態に係る足収容装置
の作動について説明する。まず、足収容装置(1) の蓋部
(3) をあけて使用者の足を足収容部(4) 内部に載置す
る。その後、蓋部(3) を閉じることで足を足収容装置
(1) 内に収容する。
【0062】足を温風により温める場合には、運転切換
スイッチ(27)を操作して温風供給手段を作動させるよう
にする。このことにより、コントロールユニット(28)
は、図1に示すように開閉窓(24)を閉じた状態とする一
方、ペルチェ素子(12)に所定方向の直流電流を通電する
ことによりその上面(12a) を放熱部にする一方、下面(1
2b) を吸熱部とする。この状態で、第1ファン(9) 及び
第2ファン(19)を回転作動させる。
【0063】そして、第2ファン(19)の回転により、第
2空気通路(16)内部に、吸気口(17)から排気口(18)へ向
かう方向に空気の流れが形成されて、ペルチェ素子(12)
の下面(12b) における熱交換が促進する。一方、第1フ
ァン(9) の回転により、第1空気通路(15)内部にも空気
の流れが形成される。すなわち、ペルチェ素子(12)の上
面(12a) で熱交換されて温められた空気が、足収容部
(4) 底壁(4b)の吹き出し口(5) を介して上方の足収容部
(4) 内部へ供給される。そして、足収容部(4) 内の空気
は側壁(4a)の吹き出し口を介して第1空気通路(15)へ送
られて、再び第1ファン(9) へ循環する。このようにし
て、使用者の足は温風供給手段により温められる。
【0064】足を冷風により冷却する場合には、上記足
を温める場合と略同様に作動させるようにするが、運転
切換スイッチ(27)を操作することにより、コントロール
ユニット(28)は、ペルチェ素子(12)に流す直流電流の方
向を逆方向となるようにする。つまり、ペルチェ素子(1
2)の上面(12a) を吸熱部にする一方、下面(12b) を放熱
部とする。このことによって、ペルチェ素子(12)の上面
(12a) で熱交換されて冷却された空気が、足収容部(4)
底壁(4b)の吹き出し口(5) を介して上方の足収容部(4)
内部へ供給される。このようにして、使用者の足は冷風
供給手段により冷却される。
【0065】そして、送風切換スイッチ(30)を操作する
ことにより、コントロールユニット(28)は、送風状態等
を切り換える。具体的には、送風切換スイッチ(30)の所
定の操作により、第1ファン(9) が回転又は停止するよ
うに制御されて、温風又は冷風が足収容部(4) 内部へ間
欠的にそれぞれ送風される。また、スイッチ(30)のその
他の所定の操作により、第1ファン(9) の回転速度が制
御されて、温風又は冷風の足収容部(4) 内部への送風量
が増大又は減少するように変化する。さらに、スイッチ
(30)のその他の所定の操作により、ペルチェ素子(12)に
流れる電流値が制御されて、温風又は冷風の送風温度が
変化する。このようにして、所望の送風状態が得られ
る。
【0066】足を加湿空気により潤いを与える場合に
は、運転切換スイッチ(27)を操作することにより、コン
トロールユニット(28)は、加湿空気供給手段を作動させ
るようにする。すなわち、上記の場合と同様に、蓋部
(3) 及び開閉窓(24)を閉じた状態とする。そして、超音
波加湿ユニット(21)を作動させて、第1空気通路(15)を
通過する空気を加湿する。そして、超音波加湿ユニット
(21)により加湿された加湿空気を、第1ファン(9) によ
って足収容部(4) 底部の吹き出し口(5) を介して足収容
部(4) 内部へ供給する。このようにして、使用者の足は
加湿空気供給手段により加湿されて潤いが与えられる。
【0067】足を除湿空気により乾燥させる場合には、
運転切換スイッチ(27)を操作することにより、コントロ
ールユニット(28)は、除湿空気供給手段を作動させるよ
うにする。すなわち、図2に示すように、本体部(2) 上
部の開閉部材(24c) を回転軸(24b) の軸まわりに回転さ
せて開閉窓(24)を開状態とする。さらに、第1空気通路
(15)内の筐体(23)の上側部分(23a) と下側部分(23b) と
をそれぞれ開いて、筐体(23)内部を第1空気通路(15)内
に開放する。
【0068】このことにより、装置外部の空気が本体部
(2) 上部の開口部(24a) から第1空気通路(15)内へ吸入
される。そして、この吸入された空気は、開放された筐
体(23)内部の吸着フィルタ(22)を通過することにより除
湿される。この除湿された除湿空気を、第1ファン(9)
によって足収容部(4) 底部の吹き出し口(5) を介して足
収容部(4) 内部へ供給する。このようにして、使用者の
足は除湿空気供給手段により除湿されて乾燥される。
尚、運転切換スイッチ(27)が切換操作されて除湿空気供
給手段の作動が中止されたときは、筐体(23)の上側部分
(23a) と下側部分(23b) とがそれぞれ閉じて、筐体(23)
は気密状に閉鎖される。
【0069】足を薬剤により治療する場合には、運転切
換スイッチ(27)を操作することにより、コントロールユ
ニット(28)は、薬剤供給手段を作動させるようにする。
すなわち、上記の場合と同様に、蓋部(3) 及び開閉窓(2
4)を閉じた状態とする。そして、この状態で蓋部(3) 上
部内側の噴霧器(26)により薬剤を足収容部(4) 内に霧状
に散布する。このことにより、使用者の足は薬剤供給手
段により治療される。
【0070】そして、使用者の足を足収容部(4) 底部上
に載置することにより、刺激手段が足のツボを刺激す
る。すなわち、足収容部(4) 底壁(4b)の突起(31)先端
が、使用者の足の裏を押圧して刺激する。
【0071】また、図示しないスイッチをON操作しか
つ図示しない入力手段に使用者の身長を入力することに
より、コントロールユニット(28)は、足収容部(4) 底壁
(4b)の1対の電極(32,32) に使用者の足を接触させた状
態で通電させて体の電気抵抗を測定して体脂肪を計測す
る。
【0072】そのとき、足収容部(4) 内部に収容された
使用者の足は、温風供給手段から供給される温風によっ
て温められるので、その足の血行をよくすることができ
る。つまり、むくみや冷え性による不快感を効果的に緩
和させることができる。一方、足収容部(4) 内部に収容
された足は冷風供給手段から供給される冷風によって冷
やされるので、涼感を得ることができるとともに、足の
蒸れを解消することができる。
【0073】また、温風供給手段及び冷風供給手段はペ
ルチェ素子(12)を有しているので、足収容部(4) 内へ供
給する風を温風又は冷風に容易に切り換えることがで
き、さらに小型化に適したものとなる。
【0074】そして、足収容部(4) 内部に収容された足
は加湿空気供給手段から供給される加湿空気によって潤
いを与えられるので、乾燥による踵の肌荒れを抑制する
ことができる。一方、足収容部(4) 内部に収容された足
は除湿空気供給手段から供給される除湿空気によって乾
燥されるので、足の蒸れによる不快感を解消することが
できる。そして、足の蒸れによる水虫の発症を効果的に
予防することができる。
【0075】ところで、除湿空気供給手段により使用者
の湿った足を乾燥させる場合、足収容部(4) 内の空気
は、足の水分を得ることによって外部の空気よりも高湿
度となる。この足収容部(4) 内部の高湿度の空気を除湿
空気供給手段へ循環させて再利用せずに外部へ放出する
一方、外部の比較的低湿度の空気を吸入することによっ
て、除湿空気を効率よく生成することができる。従っ
て、効果的に足収容部(4)内部を除湿することができ
る。また、除湿空気供給手段を吸着フィルタ(22)とする
ことにより、簡単な構成で除湿空気を生成することがで
きる。
【0076】また、足収容部(4) 内部に収容された足は
薬剤供給手段から供給される薬剤によって殺菌・消毒す
ることができるので、例えば水虫等の足の病気を効果的
に治療することができる。
【0077】さらに、間欠的に足収容部(4) 内部へ送風
するように構成されているため、空気圧が間欠的に足の
表面へ付与されるので、マッサージ効果を高めて足の血
行をより向上させることができる。また、足収容部(4)
内部への送風量及び送風温度をそれぞれ変化させるよう
にしたため、所望の送風量及び送風温度をそれぞれ得る
ことができるので、好ましい。
【0078】そして、足収容部(4) の側壁(4a)及び底壁
(4b)に多数の吹き出し口(5) を開口するようにしたの
で、 足収容部(4) 内部への送風を多数の吹き出し口
(5) により整流することができるため、足の表面に亘っ
て略均一に送風することができて好ましい。
【0079】足収容部(4) の上部に蓋部(3) を設けるよ
うにしたので、温風又は冷風を足収容部(4) 内部へ供給
する場合には、足収容部(4) 内部と外部との間の熱移動
を抑制することができるので望ましい。また、加湿空気
又は除湿空気を足収容部(4)内部へ供給する場合には、
足収容部(4) 内部の湿度の変動を抑制できるので好まし
い。さらに、薬剤供給手段により薬剤を足収容部(4) 内
部へ供給する場合には、その薬剤の足収容部(4) 外部へ
の飛散を防止できるため好ましい。
【0080】一方、刺激手段により使用者の足のツボが
刺激されて足の血行を向上させることができる。また、
使用者の足の不快感を効果的に緩和させながら、その足
を足収容部(4) 内部に接触させることで体脂肪率測定手
段により容易に使用者の体脂肪率を測定することができ
る。
【0081】−変形例− 図4は、上記実施形態の変形例を示し(尚、図1〜図3
と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説
明は省略する)、上記実施形態では足収容部(4) の底壁
(4b)に足のツボを刺激する刺激手段(31)を設けるように
したのに対して、本変形例では、底壁に使用者の体重を
測定する体重測定手段を設けるようにしたものである。
【0082】すなわち、同図にも示すように、足収容部
(4) の底壁(4b)上に体重測定計(33)が配設されている。
そして、蓋部(3) を開けた状態で足収容部(4) 底部の体
重測定計(33)の上に足を乗せて立ち上がることによっ
て、使用者の体重が測定される。このとき、温風供給手
段又は冷風供給手段を作動させることにより、足の快適
感を得ながら体重を測定することができる。
【0083】尚、上記実施形態及びその変形例では、温
風供給手段、冷風供給手段、加湿空気供給手段、除湿空
気供給手段及び薬剤供給手段をそれぞれ備え、さらにこ
れらの手段うち1つを作動させるようにしたが、本発明
はこれに限定されるものではない。すなわち、これら温
風供給手段、冷風供給手段、加湿空気供給手段、除湿空
気供給手段及び薬剤供給手段のうち、少なくとも1つの
手段を備えるようにしかつ切換手段たるコントロールユ
ニット(28)及び運転切換スイッチ(27)によりそれらのう
ちの1つの手段を作動させるようにしてもよい。
【0084】また、温風供給手段及び冷風供給手段はペ
ルチェ素子(12)をそれぞれ備えるようにしたが、その他
のヒートポンプ装置等を備えるようにしてもよい。
【0085】そして、除湿空気供給手段として、開閉窓
(24)を設けるようにして足を乾燥させた後の除湿空気を
外部へ排気するようにしたが、特にこのような開閉窓(2
4)を設けなくてもよい。さらに、除湿空気供給手段とし
て、吸着フィルタ(22)を備えるようにしたが、その他の
構成により第1空気通路(15)中の空気を除湿するように
してもよい。
【0086】また、間欠的に足収容部(4) 内部へ送風す
るようにし、さらに足収容部(4) 内部への送風量を変化
させるようにし、さらにまた足収容部(4) 内部への送風
温度を変化させるようにしたが、本発明はこれらに限定
されない。
【0087】そして、足収容部(4) 内部に送風する多数
の吹き出し口(5) を設けるようにしたが、その他の構成
によって送風するようにしてもよい。すなわち、例えば
単一の比較的大きな送風口を設けるようにしてもよい。
また、足収容部(4) を閉塞する蓋部(3) を設けるように
したが、特に設けないようにしてもよい。足のツボを刺
激する突起(31)や、体重測定計(33)や、体脂肪率測定手
段(28,32)についても、同様に、特に設けないようにし
てもよく、これらのうち少なくとも1つを設けるように
してもよい。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、内部に使用者の足を入れるための容器(4) と、
容器(4) 内へ温風を供給して温風により容器(4) 内部で
足を暖める温風供給手段(9,12)とを備えたことにより、
使用者の足の血行をよくして、むくみや冷え性による不
快感を効果的に緩和させることができる。
【0089】請求項2の発明によると、温風供給手段
(9,12)はペルチェ素子(12)を有することにより、望まし
い温風供給手段(9,12)の熱源を具体的に得ることができ
る。
【0090】請求項3の発明によると、内部に使用者の
足を入れるための容器(4) と、容器(4) 内へ冷風を供給
して冷風により容器(4) 内部で足を冷やす冷風供給手段
(9,12)とを備えたことにより、涼感を得ることができる
とともに、足の蒸れを解消することができる。
【0091】請求項4の発明によると、冷風供給手段
(9,12)はペルチェ素子(12)を有することにより、望まし
い冷風供給手段(9,12)の熱源を具体的に得ることができ
る。
【0092】請求項5の発明によると、内部に使用者の
足を入れるための容器(4) と、容器(4) 内へ加湿空気を
供給して加湿空気により容器(4) 内部で足に潤いを与え
る加湿空気供給手段(9,21)とを備えることにより、乾燥
による踵の肌荒れを抑制することができる。
【0093】請求項6の発明によると、内部に使用者の
足を入れるための容器(4) と、容器(4) 内へ除湿空気を
供給して除湿空気により容器(4) 内部で足を乾燥させる
除湿空気供給手段(9,22,24) とを備えることにより、足
の蒸れを解消することができ、水虫を効果的に予防する
ことができる。
【0094】請求項7の発明によると、内部に使用者の
足を入れるための容器(4) と、容器(4) 内へ薬剤を供給
して該薬剤により容器(4) 内部で足を治療する薬剤供給
手段(26)とを備えることにより、水虫等の足の病気を効
果的に治療することができる。
【0095】請求項13の発明によると、除湿空気供給
手段(9,22,24) は、足を乾燥させた後の除湿空気を外部
へ排気するように構成することにより、除湿空気を効率
よく生成して、効果的に足収容部(4) 内部を除湿するこ
とができる。
【0096】請求項14の発明によると、除湿空気供給
手段(9,22,24) は、空気中の水分を吸着する吸着部材(2
2)を備えていることにより、望ましい除湿空気供給手段
(9,22,24) を簡単な構成で具体的に得ることができる。
【0097】請求項16の発明によると、間欠的に容器
(4) 内部へ送風するように構成されていることにより、
マッサージ効果を高めて足の血行をより向上させること
ができる。
【0098】請求項19の発明によると、容器(4) 内部
に送風する多数の吹き出し口(5) が設けられていること
により、足の表面に亘って略均一に送風することができ
る。
【0099】請求項20の発明によると、容器(4) を閉
塞する閉塞手段(3) を備えることにより、温風又は冷風
を容器(4) 内部へ供給する場合には、容器(4) 内部と外
部との間の熱移動を抑制することができる。また、加湿
空気又は除湿空気を容器(4)内部へ供給する場合には、
容器(4) 内部の湿度の変動を抑制できる。さらに、薬剤
供給手段により薬剤を容器(4) 内部へ供給する場合に
は、その薬剤の容器(4)外部への飛散を防止できる。
【0100】請求項21の発明によると、容器(4) 底部
上に載置された使用者の足のツボを刺激する刺激手段(3
1)を備えることにより、刺激手段(31)によるツボの刺激
によって足の血行が向上される。
【0101】請求項22の発明では、容器(4) 底部上に
足を乗せて立ち上がった使用者の体重を測定する体重測
定手段(33)を備えることにより、容易に使用者の体重を
測定することができる。
【0102】請求項23の発明では、容器(4) 内面に足
が接触する使用者の体脂肪率を測定する体脂肪率測定手
段(28,32) を備えることにより、足の不快感を効果的に
緩和させながら足を容器(4) 内部に接触させることで体
脂肪率測定手段(28,32) により容易に使用者の体脂肪率
を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る足収容装置を破断して示す概
略正面図である。
【図2】足収容装置の開閉窓が開かれた状態を示す図1
相当図である。
【図3】足収容装置の概観を示す正面図である。
【図4】本実施形態の変形例に係る足収容装置を示す図
1相当図である。
【符号の説明】
(1) 足収容装置 (4) 足収容部(容器) (3) 蓋部(閉塞手段) (12) ペルチェ素子(温風供給手段、冷風供給手段) (9) 第1ファン(温風供給手段、冷風供給手段、加湿
空気供給手段、除湿空気供給手段) (21) 超音波加湿ユニット(加湿空気供給手段) (22) 吸着フィルタ(吸着部材、除湿空気供給手段) (24) 開閉窓(除湿空気供給手段) (26) 噴霧器(薬剤供給手段) (27) 運転切換スイッチ(切換手段) (28) コントロールユニット(切換手段、体脂肪率測定
手段) (31) 突起(刺激手段) (33) 体重測定計(体重測定手段) (32) 電極(体脂肪率測定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C099 AA03 CA10 EA02 EA07 GA26 JA02 PA02 TA03 TA04 4C101 BA01 BB02 BC09 BD16 BE02 EB04 EB06 EB14

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に使用者の足を入れるための容器
    (4) と、 上記容器(4) 内へ温風を供給して該温風により容器(4)
    内部で足を暖める温風供給手段(9,12)とを備えたことを
    特徴とする足収容装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の足収容装置において、 温風供給手段(9,12)はペルチェ素子(12)を有することを
    特徴とする足収容装置。
  3. 【請求項3】 内部に使用者の足を入れるための容器
    (4) と、 上記容器(4) 内へ冷風を供給して該冷風により容器(4)
    内部で足を冷やす冷風供給手段(9,12)とを備えたことを
    特徴とする足収容装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の足収容装置において、 冷風供給手段(9,12)はペルチェ素子(12)を有することを
    特徴とする足収容装置。
  5. 【請求項5】 内部に使用者の足を入れるための容器
    (4) と、 上記容器(4) 内へ加湿空気を供給して該加湿空気により
    容器(4) 内部で足に潤いを与える加湿空気供給手段(9,2
    1)とを備えたことを特徴とする足収容装置。
  6. 【請求項6】 内部に使用者の足を入れるための容器
    (4) と、 上記容器(4) 内へ除湿空気を供給して該除湿空気により
    容器(4) 内部で足を乾燥させる除湿空気供給手段(9,22,
    24) とを備えたことを特徴とする足収容装置。
  7. 【請求項7】 内部に使用者の足を入れるための容器
    (4) と、 上記容器(4) 内へ薬剤を供給して該薬剤により容器(4)
    内部で足を治療する薬剤供給手段(26)とを備えたことを
    特徴とする足収容装置。
  8. 【請求項8】 請求項1の足収容装置において、 容器(4) 内へ冷風を供給して該冷風により容器(4) 内部
    で足を冷やす冷風供給手段(9,12)と、 上記冷風供給手段(9,12)からの冷風又は温風供給手段
    (9,12)からの温風のいずれか一方を容器(4) 内に供給す
    る切換手段(27,28) とを備えたことを特徴とする足収容
    装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の足収容装置において、 容器(4) 内へ加湿空気を供給して該加湿空気により容器
    (4) 内部で足に潤いを与える加湿空気供給手段(9,21)を
    備え、 切換手段(27,28) は、温風供給手段(9,12)からの温風及
    び冷風供給手段(9,12)からの冷風に加えて上記加湿空気
    供給手段(9,21)からの加湿空気のいずれか一方を容器
    (4) 内に供給するように構成されていることを特徴とす
    る足収容装置。
  10. 【請求項10】 請求項8の足収容装置において、 容器(4) 内へ除湿空気を供給して該除湿空気により容器
    (4) 内部で足を乾燥させる除湿空気供給手段(9,22,24)
    を備え、 切換手段(27,28) は、温風供給手段(9,12)からの温風及
    び冷風供給手段(9,12)からの冷風に加えて上記除湿空気
    供給手段(9,22,24) からの除湿空気のいずれか一方を容
    器(4) 内に供給するように構成されていることを特徴と
    する足収容装置。
  11. 【請求項11】 請求項8の足収容装置において、 容器(4) 内へ薬剤を供給して該薬剤により容器(4) 内部
    で足を治療する薬剤供給手段(26)を備え、 切換手段(27,28) は、温風供給手段(9,12)からの温風及
    び冷風供給手段(9,12)からの冷風に加えて上記薬剤供給
    手段(26)からの薬剤のいずれか一方を容器(4)内に供給
    するように構成されていることを特徴とする足収容装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項8の足収容装置において、 容器(4) 内へ加湿空気を供給して該加湿空気により容器
    (4) 内部で足に潤いを与える加湿空気供給手段(9,21)
    と、 上記容器(4) 内へ除湿空気を供給して該除湿空気により
    容器(4) 内部で足を乾燥させる除湿空気供給手段(9,22,
    24) と、 上記容器(4) 内へ薬剤を供給して該薬剤により容器(4)
    内部で足を治療する薬剤供給手段(26)とを備え、 切換手段(27,28) は、温風供給手段(9,12)からの温風及
    び冷風供給手段(9,12)からの冷風に加えて、上記加湿空
    気供給手段(9,21)からの加湿空気、上記除湿空気供給手
    段(9,22,24) からの除湿空気又は上記薬剤供給手段(26)
    からの薬剤のいずれか一方を容器(4) 内に供給するよう
    に構成されていることを特徴とする足収容装置。
  13. 【請求項13】 請求項6,10,12のいずれか1つ
    の足収容装置において、 除湿空気供給手段(9,22,24) は、足を乾燥させた後の除
    湿空気を外部へ排気するように構成されたことを特徴と
    する足収容装置。
  14. 【請求項14】 請求項6,10,12,13のいずれ
    か1つの足収容装置において、 除湿空気供給手段(9,22,24) は、空気中の水分を吸着す
    る吸着部材(22)を備えていることを特徴とする足収容装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項8〜14のいずれか1つの足収
    容装置において、 温風供給手段(9,12)及び冷風供給手段(9,12)はペルチェ
    素子(12)をそれぞれ有することを特徴とする足収容装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項1〜4,8〜15のいずれか1
    つの足収容装置において、 間欠的に容器(4) 内部へ送風するように構成されている
    ことを特徴とする足収容装置。
  17. 【請求項17】 請求項1〜4,8〜16のいずれか1
    つの足収容装置において、 容器(4) 内部への送風量を変化させるように構成された
    ことを特徴とする足収容装置。
  18. 【請求項18】 請求項1〜4,8〜17のいずれか1
    つの足収容装置において、 容器(4) 内部への送風温度を変化させるように構成され
    たことを特徴とする足収容装置。
  19. 【請求項19】 請求項1〜4,8〜18のいずれか1
    つの足収容装置において、 容器(4) 内部に送風する多数の吹き出し口(5) が設けら
    れていることを特徴とする足収容装置。
  20. 【請求項20】 請求項1〜19のいずれか1つの足収
    容装置において、 容器(4) を閉塞する閉塞手段(3) を備えることを特徴と
    する足収容装置。
  21. 【請求項21】 請求項1〜20のいずれか1つの足収
    容装置において、 容器(4) 底部上に載置された使用者の足のツボを刺激す
    る刺激手段(31)を備えることを特徴とする足収容装置。
  22. 【請求項22】 請求項1〜21のいずれか1つの足収
    容装置において、 容器(4) 底部上に足を乗せて立ち上がった使用者の体重
    を測定する体重測定手段(33)を備えることを特徴とする
    足収容装置。
  23. 【請求項23】 請求項1〜22のいずれか1つの足収
    容装置において、 容器(4) 内面に足が接触する使用者の体脂肪率を測定す
    る体脂肪率測定手段(28,32)を備えることを特徴とする
    足収容装置。
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