JP2002366969A - 情報提示装置、情報提示方法、情報提示プログラムならびにそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報提示装置、情報提示方法、情報提示プログラムならびにそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002366969A
JP2002366969A JP2001173119A JP2001173119A JP2002366969A JP 2002366969 A JP2002366969 A JP 2002366969A JP 2001173119 A JP2001173119 A JP 2001173119A JP 2001173119 A JP2001173119 A JP 2001173119A JP 2002366969 A JP2002366969 A JP 2002366969A
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JP2001173119A
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Yukio Matsuda
行雄 松田
Masato Tokishige
正人 時重
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作対象の操作手順案内等の情報を、操作者
の位置や利き手等の特徴を反映させて提示する。 【解決手段】 操作説明装置10では、まず、シナリオ
検索部22が提示する操作説明のシナリオをシナリオデ
ータ31から検索する。次に、入力部11より操作者に
よって、操作者と印刷装置Pとの位置関係が指定され
る。この位置関係に基づいて、視点選択部23が、操作
者が印刷装置Pを見たときと同じに見える視点を選択す
る。次に、アニメーション生成部24が、シナリオに基
づいて、指定された視点の単位アニメーションを単位ア
ニメーションデータ32から取得し、それを組み合わせ
てアニメーションを作成する。最後に、表示制御部25
が、生成されたアニメーションを表示部14に表示す
る。これにより、操作者に近い視点での操作説明を提示
できるため、操作者の理解を容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコピー機や
電子レンジ等の装置の操作手順を説明するために、静止
画像や動画等の情報を提示する情報提示装置、情報提示
方法、情報提示プログラムならびにそれを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のマルチメディア化の進展にともな
い、印刷装置、自動現金取引装置、実験観測機器などの
操作を操作者が簡単に行えるように、静止画像/動画あ
るいは音声を用いて操作案内を行うようになってきてい
る。
【0003】例えば、公開特許公報「特開平10−22
2726号公報(公開日:平成10年(1998)8月
21日)」には、3次元的なモデルデータを使って、操
作者の操作またはシナリオによって視点を変更させなが
ら操作案内を動画で提供する操作手順案内装置が記載さ
れている。特に、この操作手順案内装置によれば、操作
者が視点の方向を選択し、その方向の任意の向きに拡大
または縮小させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記操
作手順案内装置では、シナリオによって視点を変更させ
ながら操作案内を行うのみであり、具体的に操作者が案
内の対象となる装置に対してどのような操作を行えばよ
いのかということが分かりにくかった。また、操作者は
必ずしも標準的な視点の下で作業を行うとは限らず、標
準的な視点からの操作手順案内だけでは、操作者は操作
手順を正しく把握できない場合があった。また、操作者
が自らの意思で視点変更を行う場合であっても、現実に
は視点変更のための操作は煩雑なものになりがちであ
り、視点変更のための操作を簡単にしようと思えば、視
点変更の自由度が不十分なものになる場合が多い。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、操作対象の操作手順案内
等の情報を、操作者の位置や利き手等の特徴を反映させ
て提示することができる情報提示装置および情報提示方
法を提供することにある。また、本発明の目的には、上
記情報提示装置を実現する情報提示プログラム、および
これを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を
提供することも含まれる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の情報提示方法は、操作対象を操作する操
作者の特徴を取得する操作者特徴取得ステップと、所定
のシナリオに従って上記操作者が上記操作対象を操作す
る状態を表現する提示情報を、記憶部にあらかじめ記憶
したデータに基づいて準備する提示情報準備ステップ
と、上記提示情報準備ステップにおいて上記提示情報を
準備する際、上記操作者特徴取得ステップにおいて取得
した上記操作者の特徴を上記提示情報に反映させる操作
者特徴反映ステップと、上記提示情報を提示する提示情
報提示ステップと、を含むことを特徴としている。
【0007】また、上記の課題を解決するために、本発
明の情報提示装置は、操作対象を操作する操作者の特徴
を取得する操作者特徴取得手段と、所定のシナリオに従
って上記操作者が上記操作対象を操作する状態を表現す
る提示情報を、記憶部にあらかじめ記憶したデータに基
づいて準備する提示情報準備手段と、上記提示情報準備
手段が上記提示情報を準備する際、上記操作者特徴取得
手段が取得した上記操作者の特徴を上記提示情報に反映
させる操作者特徴反映手段と、上記提示情報を提示する
提示情報提示手段と、を備えることを特徴としている。
【0008】上記の方法および構成により、所定のシナ
リオに従って操作者が操作対象を操作する状態を表現す
る提示情報を提示する際、操作者の特徴を上記提示情報
に反映させることができる。ここで、操作者の特徴と
は、操作対象に対する操作者の位置および操作者の身長
や操作対象を操作する時の姿勢等によって決定される視
点の位置や、操作者の利き手や服装等の外観上の特徴で
ある。また、提示情報は、動画、静止画、音声、ならび
に操作者の知覚へのその他の刺激の組合せで構成でき
る。また、上記提示情報は、記憶部にあらかじめ記憶し
たデータに基づき、抽出や加工等によって提示する形態
に準備できる。
【0009】よって、シナリオに基づく操作を、実際に
操作を行う操作者の特徴を反映した仮想的な操作者によ
る操作としてシミュレートして提示できる。すなわち、
提示情報中の操作が操作者が実際に行うものと同じ操作
となる。したがって、提示する操作内容を操作者に直感
的に理解させることが可能となる。
【0010】例えば、提示情報を画像で表現する場合、
操作者と操作対象との位置関係を反映することで、操作
者の視点に近い画像を提示することが可能となり、操作
者は操作手順を把握しやすくなる。また、提示する画像
中の操作者が含まれる場合、操作者の視点の位置を反映
することで、実際の操作者に画面中の操作者が自分であ
るかのように感じさせることができる。
【0011】さらに、本発明の情報提示装置は、上記操
作者特徴取得手段が、操作者の特徴として上記操作対象
を操作する際の上記操作者の視点を取得する視点取得手
段を含み、上記操作者特徴反映手段が、上記視点取得手
段が取得した上記操作者の視点に、上記提示情報の視点
を一致させる視点選択手段を含む、ことを特徴としてい
る。
【0012】上記の構成により、さらに、提示情報の視
点を、実際に操作する操作者の視点に一致させること
で、シナリオの内容を実際の操作時に操作者が体験する
状態と同じ状態で提示できる。特に、提示情報を画像で
表現する場合には、実際の操作時に操作者が見る状態を
表示できる。よって、提示する操作内容を操作者に直感
的に理解させることが可能となる。
【0013】さらに、本発明の情報提示装置は、上記操
作者特徴取得手段が、操作者の特徴として上記操作者の
利き手を特定する情報を取得する利き手取得手段を含
み、上記操作者特徴反映手段が、上記利き手取得手段が
取得した上記操作者の利き手を上記提示情報に反映させ
るものである、ことを特徴としている。
【0014】上記の構成により、さらに、提示情報中の
操作者の利き手を、実際に操作する操作者の利き手に合
わせることで、シナリオの内容を実際の操作時に操作者
が体験する状態と同じ状態を提示できる。よって、提示
する操作内容を操作者に直感的に理解させることが可能
となる。
【0015】さらに、本発明の情報提示装置は、上記操
作者特徴取得手段が、上記操作者の特徴を自動的に取得
するものであり、上記操作者特徴反映手段が、上記操作
者特徴取得手段が取得した上記操作者の特徴が更新され
た時、上記提示情報に上記操作者の特徴を反映させるも
のである、ことを特徴としている。
【0016】提示情報を表示する際、操作対象に対する
操作者の位置等の操作者の特徴が変化したにもかかわら
ず、その変化が提示情報に反映されないと、提示する状
態と実際の操作時に操作者が体験する状態とにずれが生
じる。
【0017】そこで、上記の構成により、さらに、操作
者の特徴を自動的に取得し、変化を検出した時点で、操
作者の特徴を提示情報に反映させることによって、実際
の操作時に操作者が体験する状態と同じ状態を常に提示
することが可能となる。よって、操作者の特徴が一定で
ない場合でも、常に操作内容を操作者に直感的に理解可
能な状態で提示できる。
【0018】さらに、本発明の情報提示装置は、上記記
憶部が、少なくとも、3次元的にモデリングされた立体
モデルデータと、3次元モデルの単位動作の単位モーシ
ョンデータと、光源データと、視点データとをあらかじ
め格納しており、上記提示情報準備手段が、上記提示情
報として、3次元モデルを2次元に投影した動画を生成
する3次元動画生成手段を含む、ことを特徴としてい
る。
【0019】上記の構成により、さらに、提示情報を画
像で表現する場合に、静止画像よりも動画の方が、また
2次元画像よりも3次元画像の方が、操作者には理解し
やすい。また、上記のデータをあらかじめ用意しておく
ことにより、画像の視点変更やアニメーションの生成が
容易である。
【0020】また、本発明の情報提示プログラムは、コ
ンピュータを上記の各手段として機能させるコンピュー
タ・プログラムである。
【0021】上記の構成により、コンピュータで上記情
報提示装置の各手段を実現することによって、上記情報
提示装置を実現することができる。したがって、上記し
た情報提示装置の効果である、操作対象の操作手順案内
等の情報を、操作者の位置や利き手等の特徴を反映させ
て、操作者が直感的に理解できるように提示することが
できる。
【0022】また、本発明の情報提示プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の各
手段をコンピュータに実現させて、上記情報提示装置を
動作させる情報提示プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体である。
【0023】上記の構成により、上記記録媒体から読み
出された情報提示プログラムによって、上記情報提示装
置をコンピュータ上に実現することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の一実施
の形態について図1〜図8に基づいて説明すれば、以下
のとおりである。
【0025】本実施の形態では、あらかじめ複数の視点
に対してそれぞれ用意されたアニメーションから、視点
に基づいて選択したアニメーションを表示することによ
って、操作案内を行う場合について説明する。なお、本
実施の形態では、一例として、印刷装置の操作手順案内
(提示情報)を提示する場合を説明するが、印刷装置以
外の他の機器の操作案内にも利用し得る。
【0026】図3に示すように、本実施の形態に係る操
作説明装置(情報提示装置)10は、表示装置や入力装
置等のユーザインタフェースを備えたコンピュータより
なり、操作説明装置10が提示する操作説明を見ながら
操作者Uが印刷装置Pを操作できるように、操作対象で
ある印刷装置Pの近傍に設置されている。
【0027】上記印刷装置Pは、操作者Uが操作する操
作対象の機器であり、プリンタや複写機などの印刷を行
う装置である。印刷装置Pは、操作説明装置10に対し
て、紙詰まりなどの障害情報やセットされている用紙の
サイズなどの媒体情報を送る機能を持つ。
【0028】図1に示すように、上記操作説明装置10
は、入力部(操作者特徴取得手段)11、制御部12、
記憶部13、表示部(提示情報提示手段)14を少なく
とも備えて構成されている。
【0029】上記入力部11は、操作者Uからの入力を
受け取り、制御部12へ送信する。具体的には、入力部
11は、キーボードやマウス等の入力装置と、それらを
接続するためのハードウェア、および制御部12に情報
を送るためのソフトウェアを含む。
【0030】上記制御部12は、コンピュータのハード
ウェアおよびソフトウェアなどによって、操作案内呼び
出し部21、シナリオ検索部(提示情報準備手段)2
2、視点選択部(提示情報準備手段,操作者特徴反映手
段,視点取得手段,視点選択手段)23、アニメーショ
ン生成部(提示情報準備手段,操作者特徴反映手段)2
4、表示制御部(提示情報提示手段)25などを実現す
る。
【0031】上記操作案内呼び出し部21は、操作説明
装置10の動作を制御する。操作案内呼び出し部21
は、印刷装置Pの情報を得るために、印刷装置Pに対し
て要求を出し、印刷装置Pから送られて来た情報を受け
ることができる。
【0032】上記シナリオ検索部22は、印刷装置Pの
現在の設定と符合するシナリオをシナリオデータ31
(後述)から検索する。もちろん、操作者Uの入力によ
り、操作者Uが閲覧を希望するシナリオを検索すること
もできる。
【0033】上記視点選択部23は、操作者Uが入力部
11より指定する情報を使って、操作者Uと印刷装置P
との位置関係を推定し、あらかじめ用意された視点の中
から、操作者Uの視点に最も近いものを選択する。
【0034】上記アニメーション生成部24は、上記シ
ナリオに基づいて、上記の選択された視点の単位アニメ
ーション(静止画像の場合もある)データをつなぎ合わ
せて、一連のアニメーションを生成する。
【0035】上記表示制御部25は、生成された上記ア
ニメーションの表示部14での表示を制御する。
【0036】また、上記記憶部13は、シナリオデータ
31や単位アニメーションデータ32など、表示部14
で表示する操作説明のアニメーションの生成に使用する
データを記憶する。具体的には、記憶部13は、ハード
ディスクやメモリなどである。記憶部13には、操作者
Uから入力された、印刷装置Pの位置情報なども記憶さ
れる。
【0037】上記シナリオデータ31は、印刷装置Pに
おいて現在の設定の下で印刷を行うのに必要な操作者U
の操作や印刷装置Pの動作を記述したシナリオを記述し
たデータである。
【0038】上記単位アニメーションデータ32は、シ
ナリオに基づくアニメーションを構成する、アニメーシ
ョンの最小のデータである。例えば、右手で用紙トレ
イに手をかける、右手で用紙トレイを開ける、左手
ではがきの表面を上にして用紙トレイにセットする、な
どの動作の最小単位ごとに用意されたアニメーションデ
ータである。ここで、効果音やガイド音声を入れる場合
には、この単位アニメーションデータの中に含めてもよ
いし、別に用意してもよい。なお、本実施の形態では、
これらの音声データを単位アニメーションデータに含む
ものとする。
【0039】上記表示部14は、アニメーションの表示
を行う装置である。具体的には、表示部14は、CR
T、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどであ
る。なお、表示部14は、音声を出力するためにスピー
カを備えていてもよい。
【0040】図2は、上記操作説明装置10の動作の概
略を示すフローチャートである。なお、特に指示がない
場合には次のステップへ進むものとする。また、ステッ
プS12,S16が操作者特徴取得ステップに、ステッ
プS11〜S13が提示情報準備ステップに、ステップ
S12,S13が操作者特徴反映ステップに、ステップ
S14が提示情報提示ステップに、それぞれ対応する。
【0041】ステップS11からの各ステップは、印刷
装置Pのユーザインタフェース画面が開かれると同時に
呼び出された操作案内呼び出し部21が、順に実行す
る。表示制御部25は、アニメーション生成部24が作
成したアニメーションを、印刷装置Pにおいて、設定が
変更されるか、障害が発生するか、媒体に問題が生じる
か、操作者Uとの位置関係が変化するか、ユーザインタ
フェース画面が閉じられるかするまで繰り返し表示す
る。もちろん、操作説明装置10に操作案内を開始する
ためのスイッチ等を設けることもできる。
【0042】まず、ステップS11では、シナリオ検索
部22が、現時点での印刷設定で印刷を行う場合のシナ
リオをシナリオデータ31から検索する。例えば、はが
きを用紙トレイにセットする操作を説明する場合、図8
(a)あるいは図8(b)のようなシナリオが検索され
る。もちろん、この後に印刷を開始するための操作や印
刷が行われる際の印刷装置Pの動作シナリオを含む場合
もある。
【0043】次に、ステップS12では、操作者Uによ
って、操作者Uと印刷装置Pとの位置関係が指定され
る。この位置関係に基づいて、視点選択部23が、操作
者Uが印刷装置Pを見たときと同じに見える視点を選択
する。
【0044】次に、ステップS13では、アニメーショ
ン生成部24が、シナリオに基づいて、指定された視点
の単位アニメーションを単位アニメーションデータ32
から取得して組み合わせてアニメーションを作成する。
単位アニメーションは時系列的に組み合わせることも、
アニメーションの1つのコマを複数の単位アニメーショ
ンから生成することもできる。
【0045】また、アニメーション生成部24は、アニ
メーション作成の際、内蔵クロック(図示せず)から取
得した時間に基づいて、画像の明るさおよび色合いを変
化させることができる。
【0046】次に、ステップS14では、表示制御部2
5が、生成されたアニメーションを表示部14に表示す
る。ここで、すでに表示部14にアニメーションを表示
中である場合、表示を継続しつつ次のステップへ進む。
【0047】表示部14に表示されるアニメーション
は、例えば、図3の配置において、はがきを用紙トレイ
にセットする操作を説明する際、操作者Uが左利きの場
合(シナリオは図4(a))を一人称視点で表示(操作
者Uの視点で描画)すると、図5のようになる。一方、
図3とは逆の配置では、図6のようになる。また、同じ
操作を説明する際、操作者Uが左利きの場合を三人称視
点で表示(操作者Uの視点以外の視点で描画)すると、
図7のようになる。一方、右利きの場合(シナリオは図
4(b))には、図8のようになる。
【0048】次に、ステップS15では、操作者Uが入
力部11を介して印刷設定の更新を行ったり、制御部1
2が印刷装置Pでの障害の発生や印刷用紙など媒体の状
態の変化を検知した場合、ステップS11へ戻る。
【0049】次に、ステップS16では、操作者Uによ
り印刷装置Pと操作者Uとの位置関係が更新されれば、
ステップS13へ戻る。この変更は自動的には検出され
ず、操作者Uが入力部11を介して位置関係を指定する
情報を更新指示した場合に更新される。
【0050】次に、ステップS17では、操作者Uによ
り入力部11を介して操作案内表示の終了が指示された
場合には処理を終了し、指示がなければアニメーション
を繰り返し表示するために、ステップS14へ戻る。
【0051】以上より、本実施の形態に係る操作説明装
置10によれば、操作者Uに近い視点での操作案内を提
示することが可能となり、操作者Uの操作への理解を容
易にすることができる。
【0052】〔実施の形態2〕本発明の他の実施の形態
について図3,図4,図7〜図14,図18に基づいて
説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜
上、前記の実施の形態1において示した部材と同一の機
能を有する部材には、同一の符号を付し、その説明を省
略する。また、本実施の形態に記載の構成は、上述した
実施の形態に適用可能である。
【0053】本実施の形態では、3次元モデルを利用し
て3次元アニメーションを生成表示することによって、
操作案内を行う場合について説明する。
【0054】図3に示すように、本実施の形態に係る操
作説明装置(情報提示装置)10′は、表示装置や入力
装置等のユーザインタフェースを備えたコンピュータよ
りなり、操作説明装置10が提示する操作説明を見なが
ら操作者Uが印刷装置Pを操作できるように、操作対象
である印刷装置Pの近傍に設置されている。
【0055】図9に示すように、上記操作説明装置1
0′は、入力部11、制御部12′、記憶部13′、表
示部14、利き手判定部(利き手取得手段)15を少な
くとも備えて構成されている。なお、印刷装置P、入力
部11、表示部14は、実施の形態1と同様である。
【0056】上記制御部12′は、コンピュータのハー
ドウェアおよびソフトウェアなどによって、操作案内呼
び出し部21、シナリオ検索部22、モーションデータ
作成部(提示情報準備手段)26、視点選択部(提示情
報準備手段,操作者特徴反映手段,視点取得手段,視点
選択手段)23′、光源選択部(提示情報準備手段,操
作者特徴反映手段)27、アニメーション生成部(提示
情報準備手段,操作者特徴反映手段,3次元動画生成手
段)24′、表示制御部25などを実現する。なお、操
作案内呼び出し部21、シナリオ検索部22、表示制御
部25は実施の形態1と同様である。
【0057】上記モーションデータ作成部26は、シナ
リオデータ31をもとに立体モデルデータ33に単位モ
ーションデータ34を適用して、全体のモーションデー
タを生成する。なお、この処理はアニメーション生成の
際に行ってもよい。
【0058】上記視点選択部23′は、操作者Uから印
刷装置Pと操作説明装置10′との位置情報の入力を受
け、操作者Uの視野に近い視点および注目点を選択す
る。
【0059】上記光源選択部27は、視点選択部23′
が選択した視点に対して適切な光源を選択する。具体的
には、光源選択部27は、光センサー(図示しない)に
より印刷装置P周辺の光源の状況を調べ、それに近い光
源データ36を選択する。
【0060】ここで、視点選択部23′および光源選択
部27は、操作者Uの視野に印刷装置Pの全景が入らな
いなど視点や光源の状態が不適切な場合、操作者Uの視
点に近く、操作を案内するのに適当な視点および光源を
選択することができる。
【0061】上記アニメーション生成部24′は、3次
元の立体モーションデータを、選択された視点および光
源の下で2次元に投影してアニメーションデータを生成
する。具体的には、3次元モデルデータの2次元平面へ
の投影は図11のように行われる。例えば、印刷装置P
の3次元モデルを2次元平面に投影すると、図12のよ
うになる。
【0062】また、上記記憶部13′は、シナリオデー
タ31、立体モデルデータ33、単位モーションデータ
34、視野データ35、光源データ36などを記憶す
る。具体的には、記憶部13′は、ハードディスクやメ
モリなどである。記憶部13′には、操作者Uから入力
された印刷装置Pの位置情報なども記憶される。なお、
シナリオデータ31は実施の形態1と同様である(図
4)。
【0063】上記立体モデルデータ33は、印刷装置P
などを3次元的な立体モデルで記述したデータである。
また、立体モデルデータ33は、テクスチャや表面材質
などの情報も含む。
【0064】上記単位モーションデータ34は、「右手
で用紙トレイに手をかける」、「右手で用紙トレイを開
ける」、「左手ではがきの表面を上にして用紙トレイに
セットする」、などの3次元モデルの単位モーションを
記述したデータである。
【0065】ここで、例えば「右手で用紙トレイを開け
る」という動作の場合、「用紙トレイが開く」の単位モ
ーションと「右手の動き」の単位モーションとを別々の
データとして持ってもよいし、両方をセットで持ってい
てもかまわない。ただし、別々のデータとして持ってい
た場合には、手の位置を視点の位置に合わせて変更する
ことが可能となる。なお、本実施の形態では、複数の動
作の組み合わせで表現できる動作のデータは、個別のデ
ータとして持つこととする。
【0066】上記視野データ35は、視点の位置と向き
や上方向のベクトル(印刷装置Pの上方向に固定でもか
まわない)、視点が移動する場合の軌道データ、視野角
などのデータである。
【0067】上記光源データ36は、平行光源、点光源
など光源に関するデータおよび視点位置に対する適切な
光源のデータベースである。
【0068】上記利き手判定部15は、操作者Uの利き
手を判定する。例えば、利き手判定部15には、本願出
願人が提案している「マウス入力装置」(公開特許公報
「特開平11−194889号公報(公開日:平成11
年(1999)7月21日)」)が好適である。
【0069】図18に示すように、上記マウス入力装置
(マウス)101は、側面に第1の情報入力ボタン10
2を備え、また表面キャビネット110に第2,第3の
情報入力ボタン111,112を備えている。図示する
状態は右利きの操作者Uによる操作に好適で、このとき
第1の情報入力ボタン102は、操作者Uの右手親指で
操作される。一方、マウス101の裏面には、第2,第
3の情報入力ボタン111,112と同じ機能をもつ2
つの情報入力ボタン121(,122)が配列順を逆に
して配されている。さらに、マウス入力装置101は、
表面キャビネット110および裏面キャビネット120
に、位置情報を入力するための回転ボール103を機能
させるためのボール穴113,123がそれぞれ設けら
れている。そして、マウス入力装置101の反転に応じ
て、回転ボール103は有効に機能する位置へ移動す
る。また、回転ボール103の位置を検出する検出手段
を設けられ、マウス入力装置101の位置情報を制御す
る。
【0070】これにより、上記マウス入力装置101
は、操作者Uがマウス入力装置101を反転させて利き
腕側に配す動作を行うだけで、左利き/右利きを切替え
る機能切替えを行うことができる。すなわち、マウス入
力装置101の状態を検出することによって、操作者U
の利き手を判定できる。
【0071】図10は、上記操作説明装置10′の動作
の概略を示すフローチャートである。なお、特に指示が
ない場合には次のステップに進むものとする。また、ス
テップS21,S24,S28が操作者特徴取得ステッ
プに、ステップS22〜S25が提示情報準備ステップ
に、ステップS23〜S25が操作者特徴反映ステップ
に、ステップS26が提示情報提示ステップに、それぞ
れ対応する。
【0072】ステップS21からの各ステップは、印刷
装置Pのユーザインタフェース画面が開かれると同時に
呼び出された操作案内呼び出し部21が、順に実行す
る。表示制御部25は、アニメーション生成部24′が
作成したアニメーションを、印刷装置Pにおいて、設定
が変更されるか、障害が発生するか、媒体に問題が生じ
るか、操作者Uとの位置関係の変化を検出するか、ユー
ザインタフェース画面が閉じられるかするまで繰り返し
表示する。もちろん、操作説明装置10′に操作案内を
開始するためのスイッチ等を設けることもできる。
【0073】まず、ステップS21では、操作者Uから
の入力を受けて、操作者Uの視点の高さや姿勢(立って
いるか、座っているのか)などを特定する。また、利き
手判定部15(例えば、上記マウス入力装置101)に
よって、操作者Uの利き手を認識する。これらの操作者
Uの特徴を示す特徴データは記憶部13′に保存され
る。
【0074】次に、ステップS22では、ステップS2
1で取得した利き手などの操作者Uの身体的特徴の情報
と現時点での印刷設定とに基づき、シナリオ検索部22
がシナリオをシナリオデータ31から検索する。
【0075】次に、ステップS23では、モーションデ
ータ作成部26が、シナリオに基づいて立体モデルデー
タ33および単位モーションデータ34から3次元モデ
ルの動作データであるモーションデータを生成する。な
お、このステップはステップS25と同時に行ってもよ
い。
【0076】次に、ステップS24では、操作者Uが位
置関係を指定した入力に基づいて、視点選択部23′が
印刷装置Pと操作者Uとの位置関係を特定する。また、
視点選択部23′が、上記位置関係の情報から操作者U
の視点と視線の向きを推定して操作者Uの視点に近い視
点を選択する。そして、光源選択部27が、視点選択部
23′が選択した視点に適切な光源を選択する。
【0077】次に、ステップS25では、アニメーショ
ン生成部24′が、シナリオに基づいて、選択された視
点の下で3次元モデルのモーションを2次元平面に投影
したアニメーションを生成する(図11)。このとき、
必要に応じて効果音やガイド音声を入れる。また、手や
体の一部などが印刷装置Pの上に重なって操作案内を行
う上で不都合な場合には、手や体の一部を透明にする処
理を行う。
【0078】次に、ステップS26では、表示制御部2
5が、生成されたアニメーションを表示部14に表示す
る。なお、すでに表示部14にアニメーションを表示中
である場合、表示を継続しつつ次のステップに進む。
【0079】表示部14に表示されるアニメーション
は、例えば、図3の配置において、はがきを用紙トレイ
にセットする操作を説明する際、操作者Uが左利きの場
合(シナリオは図4(a))には図7のようになるが、
右利きの場合(シナリオは図4(b))には図8のよう
になる。また、図3とは左右が逆の配置において、操作
者Uが左利きの場合には図13のようになる。また、図
3の配置において、操作者Uが左利きであり、操作する
者の手の位置が操作者Uの視点位置を反映する場合には
図14のようになる。
【0080】次に、ステップS27では、操作者Uが入
力部11を介して印刷設定の更新を行ったり、印刷装置
Pでの障害の発生や印刷用紙など媒体の状態の変化を検
知した場合には、ステップS21へ戻る。
【0081】次に、ステップS28では、操作者Uによ
り印刷装置Pと操作者Uとの位置関係が更新されれば、
ステップS25へ戻る。この変更は自動的には検出され
ず、操作者Uが入力部11を介して位置関係を指定する
情報を更新指示した場合に更新される。
【0082】次に、ステップS29では、操作者Uによ
り入力部11を介して操作案内表示の終了が指示された
場合には処理を終了し、指示がなければアニメーション
を繰り返し表示するために、ステップS26へ戻る。
【0083】ここで、視点および利き手の情報を反映し
た3次元動画像データを作成する手順を具体的に説明す
ると、以下のとおりである。
【0084】まず、利き手判定部15(図9)が操作者
Uの利き手を判定すると、シナリオ検索部22はシナリ
オデータ31から図4のようなシナリオデータを検索す
る。図4は用紙トレイに用紙(サイズは問わない)をセ
ットする場合のシナリオであり、操作者Uの利き手が右
手の場合と左手の場合とでそれぞれ用意されている。具
体的には、操作者Uの利き手が左手であるとすると、
「用紙トレイに用紙を入れる動作」および「利き手が左
手」という情報に基づいて、図4(a)のようなシナリ
オデータを検索する。そして、シナリオ検索部22は、
操作者Uの利き手に応じたシナリオデータをモーション
データ作成部26に渡す。
【0085】次に、モーションデータ作成部26は、3
次元グラフィックスの立体モデルデータ33(具体的に
は、ボリゴンやテクスチャ、サーフェイスに関する情
報)と、単位モーションデータ34(具体的には、「用
紙トレイを右手で開ける」などの単位動作それぞれにつ
いて演算に必要な行列式などを含む情報)とを、シナリ
オデータに従って組み合わせて、3次元モーションデー
タ(3次元オブジェクトとその動きのデータ)を作り上
げる。
【0086】次に、視点選択部23′および光源選択部
27は、この3次元モーションデータに視点データ35
および光源データ36等を与えて、2次元平面に投射す
ることによって、3次元動画データを作成する。具体的
には、メモリ上の仮想的な3次元空間にオブジェクトと
光源とを配置し、それに対して行列計算を繰り返すこと
により、3次元的なモーションを再現する。そして、そ
れを2次元平面に対して投射することによって、3次元
動画像データを得ることができる。なお、3次元モーシ
ョンデータおよび視点、光源に基づいて2次元平面に投
射する演算を行う関数群は、種々に提供されており適宜
選択して利用できる。
【0087】以上より、本実施の形態に係る操作説明装
置10′によれば、3次元モデルデータを用いてアニメ
ーションデータを生成するため、実施の形態1と比べて
視点の自由度が高く、より操作者Uの視点に近いアニメ
ーションを表示することができる。これによって、操作
者Uはアニメーション中の操作をより把握しやすくな
る。また、操作者Uの利き手等を認識し、操作者Uの身
体的特徴を反映したアニメーションを作成表示すること
により、さらに操作者Uの理解が容易となる。
【0088】〔実施の形態3〕本発明のさらに他の実施
の形態について図10,図15〜図17,図19に基づ
いて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便
宜上、前記の実施の形態1および2において示した部材
と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。また、本実施の形態に記載の構成
は、上述した各実施の形態に適用可能である。
【0089】本実施の形態に係る操作説明装置(情報提
示装置)10″は、実施の形態2で説明した操作説明装
置10′と比較して、3次元アニメーションを生成する
点は同じであるが、光通信装置を用いて印刷装置Pと操
作者Uとの位置関係を特定すること、視点の選択方法な
どが異なる。
【0090】上記操作説明装置10″では、光通信装置
を使って印刷装置Pの位置特定を行うことにより、操作
者Uと印刷装置Pの位置関係の取得を自動化できる。よ
って、印刷装置Pと操作者Uとの位置関係が変更された
場合にそれを自動的に検出して、表示するアニメーショ
ンにリアルタイムに反映することが可能となる。例え
ば、図16のように配置して、操作説明装置10″の多
方位送信機能によって、印刷装置Pに搭載されている送
信機の発信位置を特定することができる。
【0091】また、光通信では位置関係を認識するのみ
ならず、データの送受信が可能であるため、操作対象で
ある装置が複数となった場合にも、装置のIDなどを利
用して、それぞれ装置を識別して位置関係を検出でき
る。
【0092】また、本実施の形態では、図17のよう
に、操作説明装置10″と印刷装置Pとの間に障害物B
がある場合を想定して、操作説明装置10″と印刷装置
Pとの間の光通信を障害物Bを迂回して中継する光通信
装置Cを例えば天井にも設置する。なお、光通信装置C
は、操作説明装置10″および印刷装置Pの全周に対し
て、赤外線の送受信を行うことができるように配置され
るものとする。
【0093】図15に示すように、上記操作説明装置1
0″は、入力部11、制御部12″、記憶部13′、表
示部14、印刷装置位置特定部(視点取得手段)16、
ID認識部17を少なくとも備えて構成されている。な
お、印刷装置P、入力部11、記憶部13′、表示部1
4は、実施の形態1,2と同様である。
【0094】上記制御部12″は、コンピュータのハー
ドウェアおよびソフトウェアなどによって、操作案内呼
び出し部21、シナリオ検索部22、モーションデータ
作成部26、視点選択部(提示情報準備手段,操作者特
徴反映手段,視点取得手段,視点選択手段)23″、光
源選択部27、アニメーション生成部24′、表示制御
部25などを実現する。なお、操作案内呼び出し部2
1、シナリオ検索部22、モーションデータ作成部2
6、アニメーション生成部24′、表示制御部25は実
施の形態2と同様である。
【0095】上記視点選択部23″は、印刷装置位置特
定部16から送られる情報から、操作者Uと印刷装置P
との位置関係を推定し、操作者Uの視点に基づいて適切
な視点および注目点を選択する。
【0096】上記光源選択部27は、視点選択部23″
が選択した視点に対して適切な光源を選択する。具体的
には、光源選択部27は、光センサー(図示しない)に
より印刷装置P周辺の光源の状況を調べ、それに近い光
源データ36(後述)を選択する。
【0097】ここで、視点選択部23″および光源選択
部27は、操作者Uの視野に印刷装置Pの全景が入らな
いなど視点や光源の状態が不適切な場合、操作者Uの視
点に近く、操作を案内するのに適当な視点および光源を
選択することができる。
【0098】上記印刷装置位置特定部16は、印刷装置
Pと操作者Uとの位置関係を特定する。上記ID認識部
17は、印刷装置位置特定部16からの情報を受け、印
刷装置PのIDを認識する。印刷装置位置特定部16
は、ID認識部17の認識結果に基づいて、それぞれの
印刷装置Pの位置を認識する。
【0099】ここで、印刷装置位置特定部16には、本
願出願人が提案している「光通信装置」(公開特許公報
「特開2000−295180号公報(公開日:平成1
2年(2000)10月20日)」)が好適である。
【0100】図19に示すように、上記光通信装置20
1は、受信部203が、2葉双曲面の一方の双曲面の外
面が下方を向くようにして設けられた下方凸状受信用反
射ミラー202aと、受信用反射ミラー202aで反射
された赤外線を集光する受信用レンズ213と、受信用
レンズ213によって集光された赤外線を受光するよう
受信用レンズ213の下方に設けられたCCDエリアセ
ンサー214とから構成される。送信部204は、赤外
線を放射し最上部に設けられた光源219と、光源21
9から放射された赤外線の出射位置を選択するために液
晶シャッター218と、液晶シャッター218から出射
された赤外線を集光する送信用レンズ217と、2葉双
曲面の他方の双曲面の外面が上方を向くようにして設け
られた上方凸状送信用反射ミラー202bとから構成さ
れる。
【0101】これにより、上記光通信装置201によれ
ば、多方位への光通信を可能となり、相手通信機10と
の通信を容易にかつ信頼性が高く行うことができる。
【0102】よって、上記印刷装置位置特定部16に、
上記光通信装置201のような相手送信機の発信位置を
特定できる多方位送受信装置を用いることで、印刷装置
Pと操作者Uとの位置関係の特定が可能となる。
【0103】上記操作説明装置10″の動作の概略を、
図10に示したフローチャートを用いて説明する。な
お、操作説明装置10″の動作は、実施の形態2の操作
説明装置10′の動作とほぼ同じあるため、本実施の形
態の特徴であるステップS24,S26を中心に説明す
る。
【0104】本実施の形態のステップS24では、印刷
装置位置特定部16が、上記光通信装置201等を用い
て、印刷装置Pの位置を自動的に認識する。なお、印刷
装置位置特定部16は、ID認識部17で印刷装置Pの
IDを認識することにより、印刷装置Pが複数あっても
それぞれの位置を特定できる。
【0105】その後、視点選択部23″が、印刷装置位
置特定部16の情報から、操作者Uの視線の向きや体の
位置を推定して、操作者Uを後方から俯瞰する視点を選
択する。また、光源選択部27が、視点選択部23″が
選択した視点に適切な光源を選択する。
【0106】次に、ステップS25では、アニメーショ
ン生成部24′が、ステップS22で検索されたシナリ
オに基づいて、選択された視点の下で3次元モデルのモ
ーションを2次元平面に投影したアニメーションを生成
する(図11)。このとき、必要に応じて効果音やガイ
ド音声を入れる。また、手や体の一部などが印刷装置P
の上に重なって操作案内を行う上で不都合な場合には、
手や体の一部を透明にする処理を行う。
【0107】さらに、ステップS28では、表示部14
でアニメーションを表示中に、印刷装置位置特定部16
が、印刷装置Pと操作者Uとの位置関係の更新を検出す
れば、ステップS25へ戻る。この変更は印刷装置位置
特定部16により自動的に検出されるため、操作者Uが
入力部11を介して位置関係情報を更新指示する必要が
ない。
【0108】以上より、本実施の形態に係る操作説明装
置10″によれば、操作者Uと印刷装置Pとの位置関係
の取得を自動化できるとともに、印刷装置Pと操作者U
との位置関係が変更された時に自動的にそれを検出し、
表示するアニメーションにリアルタイムに反映させるこ
とができる。
【0109】また、上述のように、本実施の形態と実施
の形態2とでは、ほぼ同じ構成・動作であるが、以下の
点で異なる。
【0110】第1に、本実施の形態では、印刷装置位置
特定部16として光通信装置等を用いて、操作者Uと印
刷装置Pとの位置関係を自動的に取得する。これによ
り、印刷装置位置特定部16が位置情報を自動的に更新
して、リアルタイムに表示されるアニメーションを更新
することができる。一方、実施の形態2では、操作者U
からの位置関係情報の入力を受けて、印刷装置Pの位置
特定を行う。
【0111】なお、本実施の形態では、位置関係を特定
する手段としての使い易さから光通信装置を用いている
が、光通信以外の装置を用いることもできる。すなわ
ち、印刷装置Pと操作者Uとの位置関係を必要な精度で
もって特定できれば、GPS(global positioning sys
tem )を用いてもよいし、光の代わりに超音波を用いて
もよい。また、印刷装置位置特定部16が通信手段を兼
ねることも必須ではなく、印刷装置PのIDの送受信の
ために新たに通信手段を設けてもよい。
【0112】第2に、本実施の形態では、視点選択部2
3″が、画面上の操作者Uの体を後方から見ることので
きる視点を選択する。この場合、印刷装置Pと画面内の
操作者Uの体とが重なってしまうが、この問題は操作者
Uの体の一部を透明あるいは半透明にすることにで解決
できる。一方、実施の形態2では、視点選択部23′
が、操作者Uの視点をできるだけ忠実に再現するよう
に、表示する画像の視点を選択する。
【0113】以上のように、上記操作説明装置10,1
0′,10″は、操作者Uの身体的情報、および操作者
Uと操作案内対象となる装置との位置関係を反映した操
作案内画像を表示装置に表示する。これにより、操作者
Uに理解し易く操作内容を提示できる。
【0114】また、上記操作説明装置10,10′,1
0″は、表示する操作案内の中で使われる画像(音声も
含む)に、操作者Uの身体的情報を反映させる。これに
より、操作者Uの視点や利き手などの作業状況をできる
だけ忠実に再現させて、操作者Uの理解を助けることが
できる。さらに、画像上で対象をできるだけ実物に忠実
に映像化することによって、操作者Uに映像と現実の機
器対象となる機器との対応を分かりやすく提示できる。
【0115】また、上記操作説明装置10,10′,1
0″は、操作者Uの位置、利き手、あるいは身長などの
操作者Uに関する情報を反映させた静止画像または動画
を表示装置に表示して、操作手順を案内する。これによ
り、操作者Uがより直感的に把握できるように操作手順
を提示できる。
【0116】また、上記操作説明装置10′,10″
は、3次元コンピュータグラフィックスを用いて動画を
生成する際に、操作者Uと案内の対象となる装置との位
置関係から視点を決定する。これにより、視点変更のた
めの煩雑な操作を省略し、かつ、操作者Uが案内の対象
となる装置の操作方法を直感的に把握できるよう提示で
きる。
【0117】ここで、本発明に係る情報提示装置は、上
記操作説明装置10,10′,10″のように、印刷装
置の操作手順、すなわち、印刷用紙、インク、トナー、
紙幣、カード、通帳やレシートなど媒体や消耗品の交換
手順や、部品の交換手順、媒体のセット不良や紙詰ま
り、故障などの障害復旧のための操作手順を、静止画像
または動画によって案内するものであってもよい。
【0118】また、本発明に係る情報提示装置は、印刷
装置以外の電子装置、例えば、金融機関等で使用される
自動現金取引装置や、家庭等で使用される電子レンジな
どの家電機器の操作手順案内にも適している。
【0119】さらに、本発明に係る情報提示装置は、印
刷装置等の操作対象装置の操作説明の情報に限らず、当
該情報提示装置が提示する情報を受ける操作者の位置お
よび/あるいは身体的特徴の情報を反映可能な情報の提
示に適している。すなわち、デモやゲーム、訓練等に用
いるシミュレータなどにも適用できる。
【0120】また、本発明に係る情報提示装置は、操作
者の特徴として、視点や利き手に加えて、操作者の背の
高さや操作者の周囲の現実の光源を提示情報に反映させ
てもよい。なお、本発明に係る情報提示装置が反映する
「操作者の特徴」には、操作者のあらゆる身体的特徴の
みならず周囲の状況までもが含まれる。したがって、本
発明に係る情報提示装置によれば、操作者を含むバーチ
ャルリアリティを実現して提示情報を提示することも可
能である。
【0121】また、本発明に係る情報提示装置で提示す
る提示情報の形態は、上述したような音声付きの2次元
あるいは3次元動画であってもよいし、静止画のみ、あ
るいは、音声のみであってもよい。
【0122】なお、上記操作説明装置10,10′,1
0″は、上記制御部12,12′,12″の機能を実現
するプログラム(操作説明プログラム)の命令を実行す
るCPU(central processing unit )、ブートロジッ
クを格納したROM(read only memory)、上記プログ
ラムを展開するRAM(random access memory)、上記
記憶部13,13′として、上記プログラムおよび各種
データを格納するハードディスク等の記憶装置(記録媒
体)、キーボードやマウス等の入力機器、モニタ、スピ
ーカー、プリンタ等の出力機器、他の機器と通信する通
信機器などを備えている。
【0123】本発明は、複数の機器(例えば、ホストコ
ンピュータ、端末コンピュータ、インタフェース機器、
ネットワーク機器、リーダ、プリンタなど)から構成さ
れるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置
(例えば、携帯型コンピュータ、ワープロ装置など)に
適用してもよい。
【0124】また、本発明の目的は、上述した機能を実
現するソフトウエアである情報提示プログラムのプログ
ラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラ
ム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能
に記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給
し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(または
CPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラ
ムコードを読み出し実行することによっても、達成可能
である。この場合、記録媒体から読み出されたプログラ
ムコード自体が上述した機能を実現することになり、そ
のプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成
することになる。
【0125】具体的には、上記操作説明装置10,1
0′,10″が備える制御部12,12′,12″は、
メモリに格納された所定のプログラムを、マイクロプロ
セッサなどが実行することにより実現される。
【0126】上記プログラムコードを供給するための記
録媒体は、システムあるいは装置と分離可能に構成する
ことができる。また、上記記録媒体は、プログラムコー
ドを供給可能であるように固定的に担持する媒体であっ
てもよい。そして、上記記録媒体は、記録したプログラ
ムコードをコンピュータが直接読み取ることができるよ
うにシステムあるいは装置に装着されるものであって
も、外部記憶装置としてシステムあるいは装置に接続さ
れたプログラム読み取り装置を介して読み取ることがで
きるように装着されるものであってもよい。
【0127】例えば、上記記録媒体としては、磁気テー
プやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商
標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD
−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディス
クを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含
む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/
EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導
体メモリ系などを用いることができる。
【0128】また、上記プログラムコードは、コンピュ
ータが記録媒体から読み出して直接実行できるように記
録されていてもよいし、記録媒体から主記憶のプログラ
ム記憶領域へ転送された後コンピュータが主記憶から読
み出して実行できるように記録されていてもよい。
【0129】さらに、システムあるいは装置を通信ネッ
トワーク(インターネット、イントラネット等を含む)
と接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネッ
トワークを介して供給してもよい。
【0130】なお、プログラムコードを記録媒体から読
み出して主記憶に格納するためのプログラム、および、
通信ネットワークからプログラムコードをダウンロード
するためのプログラムは、コンピュータによって実行可
能にあらかじめシステムあるいは装置に格納されている
ものとする。
【0131】上述した機能は、コンピュータが読み出し
た上記プログラムコードを実行することによって実現さ
れるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づ
き、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処
理の一部または全部を行うことによっても実現される。
【0132】さらに、上述した機能は、上記記録媒体か
ら読み出された上記プログラムコードが、コンピュータ
に装着された機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理
の一部または全部を行うことによっても実現される。
【0133】なお、上記の各実施の形態は本発明の範囲
を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更
が可能であり、例えば、以下のように構成することがで
きる。
【0134】本発明に係る情報提示装置は、複数の方向
から操作可能な対象装置の操作説明を表示する操作説明
装置であって、同じ操作について少なくとも2つの視点
からの操作説明画像を選択可能な画像データを記憶する
記憶部と、操作説明画像を表示する表示部と、視点を選
択して、記憶部から画像データを検索し、表示部に操作
説明画像を出力する制御部と、制御部に対して視点選択
の指示を行う入力部と、を備えて構成されていてもよ
い。
【0135】これにより、操作手順を画像で表現する場
合に視点を変更することで、操作者は操作内容を理解し
やすくなる。特に、操作者からの対象の見え方に近い視
点を利用することで操作者は操作内容を直感的に理解で
きる。
【0136】さらに、上記操作説明装置は、表示装置に
表示する画像が視点を選択可能な動画であってもよい。
【0137】これにより、静止画像で表現する場合より
も動画を用いた方が、操作者に理解しやすくなる。
【0138】さらに、上記操作説明装置は、表示装置に
表示する画像が、3次元的にモデリングされたデータ
と、3次元モデルの単位動作のデータと、光源データ
と、視点データとを持ち、3次元モデルを2次元に投影
する手段によって生成される3次元画像であってもよ
い。
【0139】これにより、画像の視点変更やアニメーシ
ョンの生成が容易である。
【0140】さらに、上記操作説明装置は、視点選択を
行う部分の中に操作者と印刷装置との位置関係または向
きの情報を記憶する手段を持ち、操作手順を案内する画
像の視点に操作者との位置関係または向きを反映して表
示してもよい。
【0141】これにより、表示部に表示される作業手順
を案内するためのアニメーションが、操作者と操作案内
対象の装置との位置関係や向きを反映しているため、操
作者の視点に近いアニメーションを生成することが可能
となり、操作者は操作手順を把握しやすくなる。
【0142】さらに、上記操作説明装置は、操作案内の
対象となる装置の位置を特定する部分を持ち、自動的に
操作者と対象となる装置の位置関係の情報を更新して、
位置関係の変化を表示画像に反映してもよい。
【0143】これにより、装置が移動された場合に位置
関係の情報を更新して画像として表示することによっ
て、装置の位置および状況を把握することができる。
【0144】さらに、上記操作説明装置は、操作案内の
対象となる装置の位置の特定を行う部分には、多方位送
信手段により相手送信機の発信位置を求める光通信装置
(特開2000−295180)を用い、操作説明装置
と操作案内の対象となる装置の間で通信を行ってもよ
い。
【0145】これにより、操作対象の装置の数が複数と
なった場合にも、対象の装置を識別して位置を自動的に
求めることができる。
【0146】さらに、上記操作説明装置は、操作者によ
る操作の対象となる装置の位置の特定に用いる光通信装
置が天井に設置されていてもよい。
【0147】これにより、装置と光通信装置の間に障害
物があった場合には使用することができないが、光通信
装置を天井に設置することによって、障害物の影響を受
けることなく位置の特定を行うことができる。
【0148】また、本発明に係る情報提示装置は、対象
装置と操作者の体の少なくとも一部を含む操作説明画像
を表示する操作説明装置であって、身体的特徴(姿勢や
視点の高さを含む)を反映する少なくとも2つの操作説
明画像を選択可能な画像データを記憶する記憶部と、操
作説明画像を表示する表示部と、身体的特徴を選択し
て、記憶部から画像データを検索し、表示部に操作説明
画像を出力する制御部と、制御部に対して身体的特徴の
選択の指示を行う入力部と、を備えて構成されていても
よい。
【0149】これにより、操作者の身体的特徴を反映す
ることで、操作案内画像中の操作は操作者が実際に行う
ものと同じ動作となり、操作案内画像中の操作内容の見
え方が実際の操作と同じとなる。操作案内画像中の操作
者の見え方は一人称と三人称の両方が考えられる。
【0150】さらに、上記操作説明装置は、表示装置上
に表示された画像に映る操作者の体の一部(手など)の
位置が、操作者の視点位置を反映してもよい。
【0151】これにより、画面上に映る手や体の一部が
操作者の視点の位置を反映することで、たとえば手は視
点よりやや下側の左右についていることなどを再現し、
操作者に画面中の手が自分の体の一部であるかのように
感じさせることができる。
【0152】さらに、上記操作説明装置は、画像に映る
操作者の体の一部や機器の一部を必要に応じて透明ある
いは半透明としてもよい。
【0153】これにより、体や機器が他の部分と重なっ
て見えなくなってしまうのを防止する。この場合には操
作者の視点を再現するのではなく、操作者の体全体が画
面に映るような視点を利用してもよい。
【0154】さらに、上記操作説明装置は、操作手順を
案内する画像に反映する操作者の身体的情報が左右の利
き手であってもよい。
【0155】これにより、操作手順を案内するアニメー
ション中に操作者の手など体の一部が映るものとし、操
作は操作者の利き手に合わせて行うことにより、操作者
の操作内容把握を助ける。
【0156】さらに、上記操作説明装置は、左右の利き
手をマウス入力装置(特開平11−194889)によ
って認識してもよい。
【0157】これにより、操作者の利き手を自動的に認
識することができる。
【0158】また、本発明に係る情報提示装置を動作さ
せる情報提示プログラムは、上記操作説明装置の一部ま
たは全部と同様の動作をコンピュータのプロセッサに行
わせるための手続きを記述したプログラムであってもよ
い。
【0159】
【発明の効果】以上のように、本発明の情報提示方法
は、操作対象を操作する操作者の特徴を取得する操作者
特徴取得ステップと、所定のシナリオに従って上記操作
者が上記操作対象を操作する状態を表現する提示情報
を、記憶部にあらかじめ記憶したデータに基づいて準備
する提示情報準備ステップと、上記提示情報準備ステッ
プにおいて上記提示情報を準備する際、上記操作者特徴
取得ステップにおいて取得した上記操作者の特徴を上記
提示情報に反映させる操作者特徴反映ステップと、上記
提示情報を提示する提示情報提示ステップと、を含む方
法である。
【0160】また、本発明の情報提示装置は、操作対象
を操作する操作者の特徴を取得する操作者特徴取得手段
と、所定のシナリオに従って上記操作者が上記操作対象
を操作する状態を表現する提示情報を、記憶部にあらか
じめ記憶したデータに基づいて準備する提示情報準備手
段と、上記提示情報準備手段が上記提示情報を準備する
際、上記操作者特徴取得手段が取得した上記操作者の特
徴を上記提示情報に反映させる操作者特徴反映手段と、
上記提示情報を提示する提示情報提示手段と、を備える
構成である。
【0161】それゆえ、シナリオに基づく操作を、実際
に操作を行う操作者の特徴を反映した仮想的な操作者に
よる操作としてシミュレートして提示できる。すなわ
ち、提示情報中の操作が操作者が実際に行うものと同じ
操作となる。したがって、提示する操作内容を操作者に
直感的に理解させることが可能となるという効果を奏す
る。
【0162】さらに、本発明の情報提示装置は、上記操
作者特徴取得手段が、操作者の特徴として上記操作対象
を操作する際の上記操作者の視点を取得する視点取得手
段を含み、上記操作者特徴反映手段が、上記視点取得手
段が取得した上記操作者の視点に、上記提示情報の視点
を一致させる視点選択手段を含む構成である。
【0163】それゆえ、さらに、提示情報の視点を、実
際に操作する操作者の視点に一致させることで、シナリ
オの内容を実際の操作時に操作者が体験する状態と同じ
状態で提示できる。特に、提示情報を画像で表現する場
合には、実際の操作時に操作者が見る状態を表示でき
る。よって、提示する操作内容を操作者に直感的に理解
させることが可能となるという効果を奏する。
【0164】さらに、本発明の情報提示装置は、上記操
作者特徴取得手段が、操作者の特徴として上記操作者の
利き手を特定する情報を取得する利き手取得手段を含
み、上記操作者特徴反映手段が、上記利き手取得手段が
取得した上記操作者の利き手を上記提示情報に反映させ
る構成である。
【0165】それゆえ、さらに、提示情報中の操作者の
利き手を、実際に操作する操作者の利き手に合わせるこ
とで、シナリオの内容を実際の操作時に操作者が体験す
る状態と同じ状態を提示できる。よって、提示する操作
内容を操作者に直感的に理解させることが可能となると
いう効果を奏する。
【0166】さらに、本発明の情報提示装置は、上記操
作者特徴取得手段が、上記操作者の特徴を自動的に取得
するものであり、上記操作者特徴反映手段が、上記操作
者特徴取得手段が取得した上記操作者の特徴が更新され
た時、上記提示情報に上記操作者の特徴を反映させる構
成である。
【0167】それゆえ、さらに、操作者の特徴を自動的
に取得し、変化を検出した時点で、操作者の特徴を提示
情報に反映させることによって、実際の操作時に操作者
が体験する状態と同じ状態を常に提示することが可能と
なる。よって、操作者の特徴が一定でない場合でも、常
に操作内容を操作者に直感的に理解可能な状態で提示で
きるという効果を奏する。
【0168】さらに、本発明の情報提示装置は、上記記
憶部が、少なくとも、3次元的にモデリングされた立体
モデルデータと、3次元モデルの単位動作の単位モーシ
ョンデータと、光源データと、視点データとをあらかじ
め格納しており、上記提示情報準備手段が、上記提示情
報として、3次元モデルを2次元に投影した動画を生成
する3次元動画生成手段を含む構成である。
【0169】それゆえ、さらに、画像によって提示情報
を操作者に理解しやすく提示できるという効果を奏す
る。また、上記のデータをあらかじめ用意しておくこと
により、画像の視点変更やアニメーションの生成が容易
であるという効果を奏する。
【0170】また、本発明の情報提示プログラムは、コ
ンピュータを上記の各手段として機能させるコンピュー
タ・プログラムである。
【0171】それゆえ、コンピュータで上記情報提示装
置の各手段を実現することによって、上記情報提示装置
を実現することができる。したがって、上記した情報提
示装置の効果である、操作対象の操作手順案内等の情報
を、操作者の位置や利き手等の特徴を反映させて、操作
者が直感的に理解できるように提示することができると
いう効果を奏する。
【0172】また、本発明の情報提示プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の各
手段をコンピュータに実現させて、上記情報提示装置を
動作させる情報提示プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体である。
【0173】それゆえ、上記記録媒体から読み出された
情報提示プログラムによって、上記情報提示装置をコン
ピュータ上に実現することができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る操作説明装置の構
成の概略を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示した操作説明装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】図1および図9に示した操作説明装置、ならび
に印刷装置および操作者の位置関係を示す説明図であ
る。
【図4】図4(a)(b)は、図1,図9,図15に示
した操作説明装置で使用するシナリオの例を示す説明図
である。
【図5】図1に示した操作説明装置で表示するアニメー
ションの例を示す説明図である。
【図6】図1に示した操作説明装置で表示するアニメー
ションの例を示す説明図である。
【図7】図1に示した操作説明装置で表示するアニメー
ションの例を示す説明図である。
【図8】図1に示した操作説明装置で表示するアニメー
ションの例を示す説明図である。
【図9】本発明の他の実施の形態に係る操作説明装置の
構成の概略を示す機能ブロック図である。
【図10】図9および図15に示した操作説明装置の動
作を示すフローチャートである。
【図11】図9および図15に示した操作説明装置がア
ニメーションを生成する際に行う、3次元モデルデータ
の2次元平面への投影法を示す説明図である。
【図12】図11に示した投影法による画像例を示す説
明図である。
【図13】図9に示した操作説明装置で表示するアニメ
ーションの例を示す説明図である。
【図14】図9に示した操作説明装置で表示するアニメ
ーションの例を示す説明図である。
【図15】本発明のさらに他の実施の形態に係る操作説
明装置の構成の概略を示す機能ブロック図である。
【図16】図15に示した操作説明装置、ならびに印刷
装置および操作者の位置関係を示す説明図である。
【図17】図15に示した操作説明装置、ならびに印刷
装置および光通信装置の位置関係を示す説明図である。
【図18】図18(a)(b)は、図9に示した操作説
明装置に好適なマウス入力装置の正面図および側面図で
ある。
【図19】図15に示した操作説明装置に好適な光通信
装置の説明図である。
【符号の説明】
10,10′,10″ 操作説明装置(情報提示装
置) 11 入力部(操作者特徴取得手段) 13,13′ 記憶部 14 表示部(提示情報提示手段) 15 利き手判定部(利き手取得手段) 16 印刷装置位置特定部(視点取得手段) 22 シナリオ検索部(提示情報準備手段) 23,23′,23″ 視点選択部(提示情報準備手
段,操作者特徴反映手段,視点取得手段,視点選択手
段) 24 アニメーション生成部(提示情報準備手段,操
作者特徴反映手段) 24′ アニメーション生成部(提示情報準備手段,操
作者特徴反映手段,3次元動画生成手段) 25 表示制御部(提示情報提示手段) 26 モーションデータ作成部(提示情報準備手段) 27 光源選択部(提示情報準備手段,操作者特徴反
映手段) 31 シナリオデータ 32 単位アニメーションデータ 33 立体モデルデータ 34 単位モーションデータ 35 視野データ 36 光源データ P 印刷装置(操作対象) U 操作者 S12,S16,S21,S24,S28 (操作者
特徴取得ステップ) S11〜S13,S22〜S25 (提示情報準備ス
テップ) S12,S13,S23〜S25 (操作者特徴反映
ステップ) S14,S26 (提示情報提示ステップ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E040 BA07 FJ04 FJ06 3L086 CC02 DA24 DA25 5B050 BA08 BA09 BA12 EA24 EA28 FA02 5E501 AA02 AC15 AC34 BA03 BA05 BA13 CA02 DA14 EA32 EB05 EB18 FA14 FA27 FA43 FB34

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作対象を操作する操作者の特徴を取得す
    る操作者特徴取得ステップと、 所定のシナリオに従って上記操作者が上記操作対象を操
    作する状態を表現する提示情報を、記憶部にあらかじめ
    記憶したデータに基づいて準備する提示情報準備ステッ
    プと、 上記提示情報準備ステップにおいて上記提示情報を準備
    する際、上記操作者特徴取得ステップにおいて取得した
    上記操作者の特徴を上記提示情報に反映させる操作者特
    徴反映ステップと、 上記提示情報を提示する提示情報提示ステップと、を含
    むことを特徴とする情報提示方法。
  2. 【請求項2】操作対象を操作する操作者の特徴を取得す
    る操作者特徴取得手段と、 所定のシナリオに従って上記操作者が上記操作対象を操
    作する状態を表現する提示情報を、記憶部にあらかじめ
    記憶したデータに基づいて準備する提示情報準備手段
    と、 上記提示情報準備手段が上記提示情報を準備する際、上
    記操作者特徴取得手段が取得した上記操作者の特徴を上
    記提示情報に反映させる操作者特徴反映手段と、 上記提示情報を提示する提示情報提示手段と、を備える
    ことを特徴とする情報提示装置。
  3. 【請求項3】上記操作者特徴取得手段が、操作者の特徴
    として上記操作対象を操作する際の上記操作者の視点を
    取得する視点取得手段を含み、 上記操作者特徴反映手段が、上記視点取得手段が取得し
    た上記操作者の視点に、上記提示情報の視点を一致させ
    る視点選択手段を含む、ことを特徴とする請求項2に記
    載の情報提示装置。
  4. 【請求項4】上記操作者特徴取得手段が、操作者の特徴
    として上記操作者の利き手を特定する情報を取得する利
    き手取得手段を含み、 上記操作者特徴反映手段が、上記利き手取得手段が取得
    した上記操作者の利き手を上記提示情報に反映させるも
    のである、ことを特徴とする請求項2または3に記載の
    情報提示装置。
  5. 【請求項5】上記操作者特徴取得手段が、上記操作者の
    特徴を自動的に取得するものであり、 上記操作者特徴反映手段が、上記操作者特徴取得手段が
    取得した上記操作者の特徴が更新された時、上記提示情
    報に上記操作者の特徴を反映させるものである、ことを
    特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の情報提
    示装置。
  6. 【請求項6】上記記憶部が、少なくとも、3次元的にモ
    デリングされた立体モデルデータと、3次元モデルの単
    位動作の単位モーションデータと、光源データと、視点
    データとをあらかじめ格納しており、 上記提示情報準備手段が、上記提示情報として、3次元
    モデルを2次元に投影した動画を生成する3次元動画生
    成手段を含む、ことを特徴とする請求項2から5の何れ
    か1項に記載の情報提示装置。
  7. 【請求項7】請求項2から6の何れか1項に記載の情報
    提示装置を動作させる情報提示プログラムであって、コ
    ンピュータを上記の各手段として機能させるための情報
    提示プログラム。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の情報提示プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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