JP2002366653A - 遠隔医療システム - Google Patents

遠隔医療システム

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JP2002366653A
JP2002366653A JP2001178101A JP2001178101A JP2002366653A JP 2002366653 A JP2002366653 A JP 2002366653A JP 2001178101 A JP2001178101 A JP 2001178101A JP 2001178101 A JP2001178101 A JP 2001178101A JP 2002366653 A JP2002366653 A JP 2002366653A
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patient terminal
terminal
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software
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JP2001178101A
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English (en)
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Katsuyuki Kaneko
克幸 金子
Hiroyoshi Nomura
博義 野村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 在宅医療端末に接続させたいセンサの種類と
数を変更する際に必要となる端末内部のソフトウエアの
導入や更新を、専門技術者の直接的な関与なしに、容易
かつ柔軟に行うことができる在宅医療システムを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 センターサーバ2と患者端末1がネット
ワークによって接続される遠隔医療システムにおいて、
センターサーバが患者端末から転送される生体データと
共にこれらの端末で実行されるソフトウエアを蓄積・管
理する。患者端末がサーバに接続する際に、患者端末に
実装されているソフトウエアの構成と導入するソフトウ
エアの構成とを比較して、更新すべきソフトウエアモジ
ュールを検知してダウンロードし、患者端末のソフトウ
エアを所望の構成に更新することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療施設と患者宅
に設置された患者端末との間で遠隔通信を行うことによ
って在宅患者の病状管理や健康管理を行う遠隔医療シス
テムに関し、特に様々な疾患を持つ患者に対応してその
機能を柔軟に変更することが可能な患者端末を備えた遠
隔医療システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、在宅での病状管理や健康管理の必
要性の高まりに応じて、様々な様態の在宅医療システム
が市場に現れつつある。
【0003】従来のこの種の在宅医療システムには、例
えば、特開平8−275927号公報に記載されている
在宅医療システムがある。
【0004】この在宅医療システムは心電図等の生体情
報を計測する複数の生体センサを内蔵し、これらの生体
センサを用いた生体データの測定方法や一連の病状測定
の手順の表示、生体情報の測定と記録と表示、測定され
た生体データや問診結果の医療機関への伝送などの機能
を有している。このようにして医療機関に集められた生
体データを参照することによって、この患者の担当医師
は、患者を直接診察することなしに、あるいは、患者が
直接医療機関において担当医師の診察を受けることなし
に、患者の病状や健康状態を知ることができる。また、
患者は、自身の健康状態を担当医師が確認できることか
ら、毎日を安心して過ごすことができる。
【0005】更に、特開平9−215663号公報に
は、生体センサが当該の生体データを受信するために患
者端末で必要となる制御プログラムを内蔵し、必要に応
じてこの制御プログラムを患者端末に導入することによ
って生体センサを患者端末に接続して生体データの送受
信やデータ処理を行う。これによって患者端末に様々な
生体センサを接続することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の在宅医療システムでは、患者端末に接続される生体セ
ンサの種類が、開発段階において、患者端末のインター
フェースや内蔵する制御ソフトウエアによって予め決め
られてしまっているという課題があった。
【0007】通常、この種の患者端末は、血圧計や体温
計等のような基本的な生体情報を計測するセンサを内蔵
するが、このようなセンサに加えて、患者の疾病や病状
に応じた生体センサを備えることが望ましい。例えば、
上記した従来例のように心疾患患者に対しては、基本的
な生体情報に加えて心電計(ECG)や聴診計を備える
ことが必要であり、呼吸器疾患の患者に対してはピーク
フローメータが必要である。糖尿病患者に対しては血糖
計や尿糖センサが必要であり、更に摂取カロリーや運動
量に対する詳細な問診ツールがあれば有用である。この
ように、在宅医療端末に接続させたいセンサの種類と数
は、これを使用する患者の疾病の種類に大きく依存す
る。また、破損や老朽化によって生体センサを更新した
い場合や、患者の病状の変化に伴って生体情報の精度や
計測方法を変更するためにセンサを変更したいことも場
合もある。
【0008】一般に、生体センサを在宅医療端末に接続
する場合、物理的な接続条件や電気的な接続条件は別と
して、そのセンサ固有のデバイスインターフェースやユ
ーザインターフェースを在宅医療端末に設定するソフト
ウエアが必要となる。具体的には、センサからのデータ
を決められた手順で送受信して端末のOS(オペレーテ
ィングシステム)と通信するデバイスドライバ、センサ
からのデータを意味ある数値に変換する後処理モジュー
ル、センサの使用を支援するヘルプモジュール、測定結
果の表示モジュール等である。端末に対して、新規に生
体センサを導入したり生体センサを更新する場合には、
これらのソフトウエアモジュールを新規に導入・設定す
る必要があるが、この作業には、通常、OSに関する専
門的な知識と技術が必要であり、この分野に精通した専
門技術者が端末を直接操作して行なう必要がある。
【0009】これに対して、上記した特開平9−215
663号公報では、生体センサに当該センサを患者端末
に接続するための制御プログラムを内蔵させ、生体セン
サを患者端末に接続する際にこの制御プログラムを患者
端末に導入することによって、より多くのセンサを患者
端末に接続できるようにしている。しかしながら、この
制御プログラムは通常実行環境、すなわち患者端末のハ
ードウエアに依存したものであるため、生体センサは患
者端末で実行されるプログラムを含むが故に患者端末専
用にものになってしまう。また、生体センサの種類によ
っては、このような機能を付加させることは大幅なコス
トアップや信頼性の低下につながる場合がある。更に、
制御プログラムの修正や機能向上によるバージョンアッ
プを行う場合には生体センサの制御プログラムを変更す
る必要があるため、生体センサ1台1台を回収する必要
がある。
【0010】本発明は、このような従来の患者端末の課
題を解決し、患者端末内部のソフトウエアやこれを構成
する個々のモジュールの導入や更新を容易かつ柔軟に行
うことができる在宅医療システムを提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、生体情報収集手段を備え複数のモジュールから構成
されるソフトウエアを蓄積しこれを実行する複数の患者
端末と、これらの患者端末で収集、参照、編集されるデ
ータを蓄積・管理するサーバとがネットワークによって
接続された遠隔医療システムであって、前記サーバは、
それぞれの患者端末で実行されるソフトウエアをモジュ
ール単位で蓄積・管理し、患者端末と接続を行う際に当
該患者端末において蓄積されているソフトウエアの構成
を検知し、患者端末において所定のモジュールが実行さ
れるように前記サーバから当該患者端末に対して当該モ
ジュールが選択的にダウンロードするように構成したも
のである。
【0012】この形態によれば、患者端末が有するソフ
トウエアの最新の構成と更新しようとするソフトウエア
の構成を比較することによって、更新すべきソフトウエ
アモジュールを知ることができるため、これらのモジュ
ールのみをサーバから患者端末にダウンロードすること
によって、端末のソフトウエアを所望の構成に更新する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1の形態は、上記課題
を解決するため、生体情報収集手段を備え複数のモジュ
ールから構成されるソフトウエアを蓄積しこれを実行す
る複数の患者端末と、これらの患者端末で収集、参照、
編集されるデータを蓄積・管理するサーバとがネットワ
ークによって接続された遠隔医療システムであって、前
記サーバは、それぞれの患者端末で実行されるソフトウ
エアをモジュール単位で蓄積・管理し、患者端末と接続
を行う際に当該患者端末において蓄積されているソフト
ウエアの構成を検知し、患者端末において所定のモジュ
ールが実行されるように前記サーバから当該患者端末に
対して当該モジュールが選択的にダウンロードするよう
に構成したものである。
【0014】この形態によれば、患者端末が有するソフ
トウエアの最新の構成と更新しようとするソフトウエア
の構成を比較することによって、更新すべきソフトウエ
アモジュールを知ることができるため、これらのモジュ
ールのみをサーバから患者端末にダウンロードすること
によって、端末のソフトウエアを所望の構成に更新する
ことができる。
【0015】また、本発明の第2の形態は、上記した遠
隔医療システムにおいて、サーバは、各患者端末におい
て蓄積されるモジュールの履歴情報と当該サーバが保有
するモジュールの更新情報とを保持し、これらを比較す
ることによって当該患者端末に転送すべきモジュールを
決定して、当該患者端末との接続時に前記モジュールを
ダウンロードするように構成したものである。
【0016】この形態によれば、サーバは各端末におけ
る最新のソフトウエアの構成を常に保持しているため、
端末からそれ自身のソフトウエアの構成情報を得ること
なしに更新すべきソフトウエアモジュールを知ることが
でき、これらのモジュールのみをサーバが患者端末にダ
ウンロードすることによって、端末のソフトウエアを所
望の構成に更新することができる。
【0017】更に、本発明の第3の形態は、上記した遠
隔医療システムにおいて、各患者端末はそれ自身の保有
するモジュールの履歴情報を保持し、サーバはそれ自身
が保有するモジュールの更新情報を保持し、該患者端末
と該サーバの接続時に該端末が前記履歴情報をサーバに
送り、該サーバが前記履歴情報と前記更新情報とを比較
することによって当該患者端末に転送すべきモジュール
を決定してダウンロードするように構成したものであ
る。
【0018】この形態によれば、サーバは接続した端末
からその端末の持つ最新のソフトウエアの構成を得て、
これとサーバが持つ所望のソフトウエア構成と比較する
ことによって、各端末のソフトウエアの構成情報を記憶
しておくこと無しに、更新すべきソフトウエアモジュー
ルを決定し、患者端末にダウンロードすることによっ
て、端末のソフトウエアを所望の構成に更新することが
できる。
【0019】更に、本発明の第4の形態は、上記した遠
隔医療システムにおいて、各患者端末はそれ自身の保有
するモジュールの履歴情報を保持し、サーバはそれ自身
が保有するモジュールの更新情報を保持し、該患者端末
と該サーバの接続時に該サーバが該患者端末に対して前
記更新情報を送り、該患者端末がこれらの情報を比較す
ることによって当該患者端末に転送すべきモジュールを
決定して該サーバに通知し、該サーバが該患者端末に当
該モジュールをダウンロードさせるように構成したもの
である。
【0020】この形態によれば、患者端末は接続したサ
ーバから所望のソフトウエアの構成を得て、これと患者
端末自身が持つ現在のソフトウエア構成と比較すること
によって、サーバが各端末のソフトウエアの構成情報を
記憶しておくこと無しに、更新すべきソフトウエアモジ
ュールを決定し、サーバからダウンロードすることによ
って、端末のソフトウエアを所望の構成に更新すること
ができる。
【0021】更に、本発明の第5の形態は、上記した本
発明の遠隔医療システムの構成において、モジュールの
履歴情報とモジュールの更新情報とが共にソフトウエア
のバージョン情報であるようにしたものである。
【0022】この形態によれば、患者端末及びサーバで
のソフトウエアの構成情報がこれを構成する各モジュー
ルのバージョン番号によって管理されるため、モジュー
ルの管理や比較を容易かつ簡便に行うことができる。
【0023】更に、本発明の第6の形態は、上記した本
発明の遠隔医療システムの構成において、端末が保持す
るモジュールの履歴情報とモジュールの更新情報のいず
れかもしくは両方が、患者端末のシステム構成情報から
生成されるモジュールの構成情報であるようにしたもの
である。
【0024】この形態によれば、患者端末及びサーバで
のソフトウエアの構成情報がシステムの構成情報として
管理され、各ソフトウエアモジュールの構成情報はこの
システム構成情報から生成されるため、各モジュールの
履歴情報を個別的に管理する必要がなくなり、モジュー
ルの管理や比較が容易かつ簡便になる。
【0025】更に、本発明の第7の形態は、上記した本
発明の遠隔医療システムの構成において、サーバと患者
端末が更にメッセージの送受信機能を持ち、サーバと患
者端末との接続時にこのメッセージの送受信とソフトウ
エアモジュールの選択的なダウンロードが同じ通信手順
で連続的に行われるようにしたものである。
【0026】この形態によれば、患者端末が測定した生
体データの登録などの日常的な通信を行うためにサーバ
に接続される度に、端末からサーバに登録された最新の
ソフトウエアモジュールの構成情報が参照され、必要に
応じてモジュールがダウンロードされるため、患者端末
のソフトウエアモジュールは常に最新のものに保たれ
る。
【0027】更に、本発明の第8の形態は、上記した本
発明の遠隔医療システムの構成において、ソフトウエア
のモジュールの一部が患者端末に接続される複数の生体
情報収集手段それぞれに対応して構成されており、患者
端末に接続された生体情報収集手段を置換した場合に、
サーバからの当該モジュールのダウンロードによって置
換後の生体情報収集手段と患者端末との接続が確立され
るものである。
【0028】この形態によれば、患者端末に接続される
生体センサの追加や変更、更新に伴うソフトウエアの変
更を行う際に、これらに関連するソフトウエモジュール
を遠隔的にダウンロードできるため、患者端末の運用管
理が大幅に省力化することができる。
【0029】更に、本発明の第9の形態は、上記した本
発明の遠隔医療システムの構成において、サーバは、モ
ジュールの一部もしくは全てを患者端末において発現さ
れる複数の機能それぞれに対応してグループ化して蓄
積、管理、ダウンロードし、当該するモジュールグルー
プのダウンロードによって患者端末の対応する機能の置
換が行われるようにしたものである。
【0030】この形態によれば、患者端末で動作してい
るソフトウエアモジュールが全モジュール数に比べて大
幅に少ない数のグループを単位に管理、運用されるため
管理コストが低減され、更に、モジュールが機能毎にグ
ループ化されているために、機能の置換や変更をより確
実に行うことができる。
【0031】更に、本発明の第10の形態は、上記した
本発明の遠隔医療システムの構成において、サーバにお
いて少なくとも一部のソフトウエアモジュールに対応し
て再起動指令情報が蓄積・管理され、当該モジュールの
ダウンロード時には該再起動指令が送出され、患者端末
は当該モジュールのダウンロード終了後に再起動を行う
ようにしたものである。
【0032】この形態によれば、サーバから患者端末に
対して所望のソフトウエアモジュールをダウンロードす
る際、サーバにおいて患者端末の再起動が必要なモジュ
ールがダウンロードされたことがわかった場合、サーバ
が患者端末に対して再起動指令を送出してダウンロード
終了後に再起動させることによって、ダウンロードされ
たモジュールに対応する機能を即時に活性化させること
ができる。
【0033】本発明の第11の形態は、上記した本発明
の遠隔医療システムの全てもしくは一部としてコンピュ
ータを機能させるためのプログラムである。
【0034】この形態によれば、プログラムであるので
汎用コンピュータやサーバーを用いて本発明の遠隔医療
システムの全てもしくは一部てを容易に実現することが
できる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプ
ログラムを配信したりすることでプログラムの配布やイ
ンストール作業が簡単にできる。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0036】(実施例1)図1はこの発明に係る在宅医
療システムの構成図であり、同図において、1は患者端
末であり、2はセンターサーバである。患者端末1とセ
ンターサーバは、各々、端末側通信装置3、センター側
通信装置4に接続され、通信回線5を介してデータの交
換を行う。患者端末1は、タッチパネル、表示装置など
のようなユーザインターフェース(IF)装置6、記憶
装置7、センサインターフェース8が接続されている。
記憶装置7には、患者端末1で実行されるプログラムの
他に、患者端末1の動作情報や患者情報等の端末情報9
と測定データ10等が記憶される。センサインターフェ
ース8には、体温計11、血圧計12、心電計13のよ
うな患者の生体データを計測するセンサが接続され、こ
れらによって計測されたデータは、記憶装置7内の測定
データ部に記録され、必要に応じてセンターサーバ2に
送られる。センサインターフェース8に接続されるセン
サの数と種類は、これを使用する患者の病状によって変
更することができる。センターサーバ2には記憶装置1
4が備えられ、このサーバに接続される患者端末の台数
や各端末に割り振られた患者やセンサの情報等のシステ
ム構成情報16、各患者のプロフィールや患者端末1か
ら送られてくる測定データを記憶する患者データベース
15等が記録されている。
【0037】図2は、図1における患者端末1のソフト
ウエア構成を示している。患者端末1の全体的な動作は
オペレーティングシステム(OS)20によって制御さ
れており、センサインターフェース8に接続される種々
のセンサや患者端末に直接接続されるデバイスに対応し
たデバイスドライバがOS20に結合されている。OS
20上では、患者情報9や測定データ10を管理するデ
ータベース22とアプリケーションプログラム23が動
作する。アプリケーションプログラム23は、ユーザI
F装置6を介して患者に対してセンサや患者端末1の操
作方法を教示し、センサや患者からのデータの入出力を
制御し、また、センターサーバ2との通信を行う。
【0038】図1において、センターサーバ2は記憶装
置14内のシステム情報領域16に、患者端末1で実行
されるアプリケーションプログラム23自体やこれを構
成するモジュール、ドライバ21等をこれらのバージョ
ンを含んで記憶、管理している。センターサーバは、必
要に応じてこれらのプログラムやモジュールの特定のバ
ージョンを、通信回線5を介して患者端末1にダウンロ
ードする。このような動作は、患者端末上のソフトウエ
アが持つ不具合を修正したい場合や新規のソフトウエア
に置換したい場合、更に患者端末に接続されたセンサを
別なセンサに取り替える際にこのセンサの動作情報や操
作支援情報、ドライバ、インターフェースプログラム等
を置換したい場合に使われる。特定の患者端末に対して
ダウンロードによってプログラムの置換をすべきかどう
かは、センターサーバ2において各患者端末が持つソフ
トウエアのバージョンを管理し、置換しようとするソフ
トウエアのバージョンと患者端末が持つソフトウエアの
バージョンとを比較することによって決定する。以下
に、このダウンロードの動作について説明する。
【0039】図3は、図1に示すシステムの患者端末に
おいて使われている全てのソフトウエアを管理するソフ
トウエア構成テーブルである。ソフトウエア構成テーブ
ル30は、ソフトウエアモジュールのカテゴリを示すグ
ループ名フィールド31、モジュール名フィールド3
2、モジュールのバージョンフィールド33、当該バー
ジョンの登録日付フィールド34、モジュールの置換を
行った場合にOSの再起動が必要かどうかを示す再起動
フィールド35、モジュールの記憶場所を示す格納場所
フィールド36より構成される。同図ではセンサインタ
ーフェース8に接続される心電計のドライバが3種登録
されている。これらのモジュール名は各々、ECGモジ
ュール1、ECGモジュール1、ECGモジュール2で
あり、それぞれのバージョンは、1.1、1.2、1.
0であって、それぞれ格納場所フィールド36に示すデ
ィレクトリに記憶されている。ECGモジュール1(バ
ージョン1.1)とECGモジュール2(バージョン
1.0)は、ドライバの組み込みにOSの再起動が必要
である。
【0040】図4は、センターサーバ2に接続された各
患者端末においてモジュールの更新が必要な患者端末を
リストアップした端末ソフトウエア管理テーブルであ
り、システムに新規なモジュールが登録された場合に、
モジュールの置換が必要な端末(この場合には特定のバ
ージョンの心電計ドライバで動作する心電計を備えた患
者端末)が検索され、このテーブルに必要な情報が登録
される。端末ソフトウエア管理テーブル40は、患者端
末を特定するための端末番号フィールド41、当該端末
が現在有するモジュール名を示す現モジュールフィール
ド42、同モジュールのバージョンを示す現バージョン
フィールド43、置換すべきモジュール名を示す新モジ
ュールフィールド44、同モジュールのバージョンを示
す新バージョンフィールド45、登録がなされた日を示
す設定日フィールド46より構成される。同図では、心
電計ドライバモジュールECGmodule2への置換
が必要な患者端末が2台登録されており、内、端末00
1の現在のモジュールはECGmodule1(バージ
ョン1.1)であり、端末002はECGmodule
1(バージョン1.2)である。
【0041】図5は、図1に示したシステムにおける患
者端末のソフトウエアモジュールの更新を行うための手
順を示す図である。患者端末は、通常はオフライン(セ
ンターサーバから通信を切り離した状態)で動作してお
り、適当な間隔、例えば毎朝センターサーバに接続し、
患者端末がオフライン状態の間に患者が測定したデータ
をセンターサーバ2に送信する。ソフトウエアモジュー
ルのダウンロードはセンターサーバと患者端末の接続時
に、患者の生体データの送信に付随して行われる。
【0042】以下、センターサーバとの接続の手順を図
5と共に説明する。
【0043】(1)患者端末1の電源を入れると、アプ
リケーションプログラムが起動し、センターサーバ2へ
の接続を開始する。センターサーバとの通信回線が確立
すると、患者端末1はサーバに対して接続要求を行う。
【0044】(2)センターサーバ2は、患者端末から
の接続要求メッセージから患者端末1の端末番号を特定
し、認証要求を行う。
【0045】(3)患者端末1は、認証要求に対する応
答を行う。
【0046】(4)センターサーバ2は患者端末からの
応答を解析して患者端末の認証処理を行ない、認証結果
が正当であれば接続を許可する。
【0047】(5)患者端末1は通信回線を介してセン
ターサーバにログオンし、患者端末1内に記録された測
定データ10を転送する。センターサーバ2はこれらの
データをデータベース15に記録する。
【0048】(6)センターサーバ2は、端末ソフトウ
エア管理テーブル40と患者端末の端末番号から、この
患者端末に更新すべきソフトウエアモジュールがあるか
どうかを判定する。この患者端末番号が001番である
とすると、ECGmodule1(バージョン1.1)
をECGmodule2(バージョン1.0)にバージ
ョンアップする必要があることが管理テーブル40に登
録されている。センターサーバ2は患者端末1に対して
ソフトウエアモジュールのダウンロードを行なうことを
通知する。患者端末1はソフトウエアモジュールのバー
ジョンアップのための前処理を行なう。
【0049】(7)センターサーバ2はソフトウエア構
成テーブル30を参照して、ECGmodule2(バ
ージョン1.0)の格納場所からこのモジュールを読み
出し、引き続き、患者端末1に対してこのモジュールを
送信する。患者端末1はこれを受信し、ソフトウエアモ
ジュールの置換を行なう。
【0050】(8)センターサーバ2はソフトウエア構
成テーブル30を参照して、ECGmodule2(バ
ージョン1.0)の置換が患者端末1のOSの再起動を
要することを検知し、引き続き、患者端末1に対して再
起動要求を送信する。患者端末1はこれを受信して、置
換したモジュールを活性化するためにOSの再起動を行
なう。
【0051】(9)再起動に先立って、患者端末1はセ
ンターサーバとの通信回線を切断する。
【0052】(10)OSの再起動後、患者端末1では
更新されたソフトウエアモジュールがシステムソフトウ
エアに組み込まれる。これ以降、患者は患者端末を用い
た通常の操作を行なうことができる。
【0053】以上説明したように、本実施例によれば、
センターサーバ2が、端末ソフトウエア管理テーブル4
0によって各患者端末のソフトウエア構成を管理してい
るため、システム全体に渡って任意のモジュールを更新
したい場合に、患者端末にアクセスすることなしに、更
新が必要な患者端末を特定することができる。このた
め、管理端末1がセンターサーバ2に接続する際に、セ
ンターサーバ2が任意の患者端末の特定のソフトウエア
モジュールを所望のソフトウエアモジュールに更新する
ことができる。通常、患者端末のソフトウエア構成を変
更するためには、技術者が患者端末を直接操作してソフ
トウエアモジュールの置換を行なう必要があるが、本実
施例によれば、この代わりに通信回線を用いて自動的に
モジュールの置換を行なうことができる。この機能によ
って、問題のあるモジュールを正常なモジュールに更新
したり、患者端末1の接続されるセンサやセンサを制御
するドライバの置換を遠隔的に行なうことができ、端末
のソフトウエア管理やメンテナンスが大幅に省力化され
る。
【0054】(実施例2)次に、本発明の在宅医療シス
テムの実施例2について説明する。基本的には、実施例
1における在宅医療システムと同じであり、異なる点に
ついてのみ説明する。実施例1においては、ダウンロー
ドするモジュールを決定するために、患者端末1のソフ
トウエアモジュールのバージョンをセンターサーバ内に
ある端末ソフトウエア管理テーブル40によって管理し
ているが、本実施例においては各患者端末が図6に示す
端末ソフトウエア構成テーブル50を持ち、このテーブ
ルをセンターサーバ2に送出し、センターサーバにおい
てこの内容とソフトウエア構成テーブル30の内容とを
比較することによって患者端末1に対してダウンロード
すべきモジュールを決定する。
【0055】端末ソフトウエア構成テーブル50は、ソ
フトウエアモジュールのカテゴリを示すグループ名フィ
ールド51、モジュール名フィールド52、モジュール
のバージョンフィールド53、当該バージョンの登録日
付フィールド54、モジュールの記憶場所を示す格納場
所フィールド55より構成される。同図ではセンサイン
ターフェース8に接続される心電計のドライバと体温計
ドライバが登録されている。これらのモジュール名は各
々、ECGモジュール1、TEMPモジュール1であ
り、それぞれのバージョンは、1.1、1.2であっ
て、それぞれ格納場所フィールド55に示すディレクト
リに記憶されている。
【0056】図7は、実施例2における患者端末のソフ
トウエアモジュールの更新を行うための手順を示す図で
あり、(1)〜(5)は図5に示した実施例1における
手順と同じである。手順(6)以降を図7と共に説明す
る。
【0057】(6)センターサーバ2は、ソフトウエア
構成テーブル30にバージョンアップすべきソフトウエ
アモジュールが新規に登録されている場合には、患者端
末1に対してソフトウエアモジュールのダウンロードを
行なうことを通知する。この場合、ECGドライバの新
しいバージョン;ECGmodule2(バージョン
1.0)が新規に登録され、各患者端末はこのバージョ
ンにバージョンアップする必要がある。患者端末1はソ
フトウエアモジュールのバージョンアップのための前処
理を行なう。
【0058】(7)患者端末1は、センターサーバ2に
対して、端末ソフトウエア構成テーブル50を送出す
る。センターサーバ2はこの端末ソフトウエア構成テー
ブル50とソフトウエア構成テーブル30を比較して、
ダウンロードすべきソフトウエアモジュールを決定す
る。
【0059】(8)センターサーバ2はソフトウエア構
成テーブル30を参照して、ECGmodule2(バ
ージョン1.0)の格納場所からこのモジュールを読み
出し、引き続き、患者端末1に対してこのモジュールを
送信する。患者端末1はこれを受信し、ソフトウエアモ
ジュールの置換を行なう。
【0060】(9)センターサーバ2はソフトウエア構
成テーブル30を参照して、ECGmodule2(バ
ージョン1.0)の置換が患者端末1のOSの再起動を
要することを検知し、引き続き、患者端末1に対して再
起動要求を送信する。患者端末1はこれを受信して、置
換したモジュールを活性化するためにOSの再起動を行
なう。
【0061】(10)再起動に先立って、患者端末1は
センターサーバとの通信回線を切断する。
【0062】(11)OSの再起動後、患者端末1では
更新されたソフトウエアモジュールがシステムソフトウ
エアに組み込まれる。これ以降、患者は患者端末を用い
た通常の操作を行なうことができる。
【0063】以上説明したように、本実施例によれば、
センターサーバ2が、ソフトウエア構成テーブル30に
よって患者端末で実行されるソフトウエアモジュールの
バージョンを管理し、各患者端末が端末ソフトウエア構
成テーブル50によって端末自体が持つソフトウエアモ
ジュールのバージョンを管理することによって、これら
をサーバにおいて比較することによって更新が必要なモ
ジュールを特定することができ、そのモジュールだけを
ダウンロードして置換することができる。バージョンの
比較は、センターサーバ2と患者端末1との接続時に患
者端末がサーバに対して端末ソフトウエア構成テーブル
50を送信することによって、サーバ側で行われる。こ
のためセンターサーバ2は各端末のソフトウエア構成を
管理する必要がない。また、実施例1と同様に本実施例
によれば、技術者が患者端末を直接操作してソフトウエ
アモジュールの置換を行なうことなしに、通信回線を用
いて自動的にモジュールの置換を行なうことができるた
め、問題のあるモジュールを正常なモジュールに更新し
たり、患者端末1の接続されるセンサやセンサを制御す
るドライバの置換を遠隔的に行なうことができ、端末の
ソフトウエア管理やメンテナンスが大幅に省力化され
る。
【0064】本実施例においては、ソフトウエアモジュ
ールのバージョンの比較をセンターサーバ側で行った
が、患者端末側で行うことも可能である。この場合に
は、手順(7)で端末からサーバへ構成テーブルを転送
する代わりに、サーバから端末に各モジュールの最新バ
ージョンの情報が転送され、更新が必要なモジュールが
端末からサーバに対して通知される。この場合において
も、センターサーバ2は、個々の患者端末のモジュール
のバージョン管理を一元的にする必要はなく、本実施例
と概ね同じ効果が得られる。
【0065】(実施例3)次に、本発明の在宅医療シス
テムの実施例3について説明する。基本的には、実施例
1における在宅医療システムと同じであり、異なる点に
ついてのみ説明する。実施例1においては、患者端末の
ソフトウエアモジュールはセンターサーバ2において、
ソフトウエア構成テーブル30及び端末ソフトウエア管
理テーブル40によってモジュール単位で管理され、各
モジュールのダウンロードの可否が判断される。これに
対して本実施例では、患者端末のソフトウエアモジュー
ルはセンターサーバ2において、患者端末1の機器構成
情報、具体的には患者端末が装備するデバイスの構成を
図8に示す端末構成テーブル60によって管理される。
ソフトウエアモジュールの更新や患者端末のセンサ構成
の変更に伴うソフトウエアの置換が必要な場合には、こ
のテーブルの所定の内容が変更され、このデバイス情報
に基づいて患者端末1に対してダウンロードすべきモジ
ュールを決定する。
【0066】端末構成テーブル60は、各端末を識別す
る端末番号フィールド61、当該端末の構成変更日フィ
ールド62と複数のデバイス名フィールド63より構成
される。同図ではセンサインターフェース8に接続可能
なデバイスとして、体温計、血圧計、心電計、体重計、
血糖計、血中酸素濃度計等が登録されており、この内、
端末VSB001は、体温計、血圧計、心電計、血糖計
が設置され、端末VSB002は、体温計、血圧計、体
重計、血糖計、血中酸素濃度計等が設置されている。図
8のデバイス名フィールドに記入された数値は各端末に
設置されたセンサに対するソフトウエアの状況を示して
おり、0は当該センサが装備されていないことを示し、
1は当該センサが装備されておりソフトウエアモジュー
ルの更新が必要でないことを示しており、2は当該セン
サが装備されておりソフトウエアモジュールの更新が必
要であることを示している。特定のセンサに関するソフ
トウエアモジュールがアップデートされると、これに対
応するデバイス名フィールド63が、1から2に書き換
えられ、ダウンロードが完了すると2から1に書き換え
られる。
【0067】図9は、図8におけるデバイス名フィール
ド63に対応する各デバイスのソフトウエアモジュール
を管理するモジュール管理テーブルの構造を示してお
り、端末構成テーブル60と同様に、センターサーバに
記憶されている。モジュール管理テーブル70は、患者
端末に接続されるデバイスの種類を示すデバイス名フィ
ールド71、モジュール名フィールド72、モジュール
のバージョンフィールド73、当該バージョンの登録日
付フィールド74、モジュールの記憶場所を示す格納場
所フィールド75より構成される。同図ではセンサイン
ターフェース8に接続される体温計のドライバがTEM
Pmodule1のバージョン1.1であって、それぞ
れ格納場所フィールド75に示すディレクトリに記憶さ
れていること等が示されている。
【0068】患者端末のソフトウエアを更新する手段
は、基本的には図5に示す実施例1での手順と同じであ
る。実施例1においては、端末ソフトウエア管理テーブ
ル40によって特定の患者端末へのソフトウエアモジュ
ールのダウンロードの可否を判定し、ソフトウエア構成
テーブル30で示されたバージョンのソフトウエアを読
み出して患者端末に送信していたが、本実施例において
は、端末構成テーブル60によって特定の患者端末への
ソフトウエアモジュールのダウンロードの可否を判定
し、モジュール管理テーブル70で示されたバージョン
のソフトウエアを読み出して患者端末に送信する。
【0069】特定の患者端末のセンサ構成を変更する場
合、端末構成テーブル60の当該フィールドの値を変更
する。例えば、図8における患者端末VSB001は、
生体センサとして体温計、血圧計、ECG、血糖計を装
備しているが、新たに血中酸素濃度計を装備し血糖計を
外したい場合には、図10に示すように端末構成テーブ
ルを編集する。この状態で、患者端末VSB001がセ
ンターサーバ2に接続されると、血圧計の測定モジュー
ルがバージョンアップされると同時に、血中酸素濃度計
の測定モジュールが患者端末VSB001に導入され
る。この結果、患者端末VSB001では、サーバとの
接続以降、血糖計での測定が不能に、血中酸素濃度計の
使用が可能になり、血圧計の測定モジュールが更新され
た状態になる。サーバとの接続後、図10の端末構成テ
ーブル80における患者端末VSB001の行の血圧計
とSpO2計の項目は、2(バージョンアップ要)から
1(バージョンアップ不要)に書き換えられる。同様
に、患者端末VSB002がセンターサーバ2に接続さ
れると、血圧計と血糖計の測定モジュールが患者端末に
ダウンロードされる。VSB002においては生体セン
サの構成は変わらない。またVSB001と同様に、サ
ーバとの接続後、図10の端末構成テーブル80におけ
る患者端末VSB002の行の血圧計と血糖計の項目
は、2(バージョンアップ要)から1(バージョンアッ
プ不要)に書き換えられる。
【0070】以上説明したように、本実施例によれば、
センターサーバ2が、患者端末で実行されるソフトウエ
アモジュールをデバイスレベルで管理し、各患者端末の
ソフトウエアの更新をデバイスを単位として行うため、
モジュールを単位としてソフトウエアを管理する場合に
比べて、管理が容易であり、かつ直感的な管理が可能に
なる。また、センターサーバ2は各端末のソフトウエア
構成を管理する必要がなく、技術者が患者端末を直接操
作してソフトウエアモジュールの置換を行なうことなし
に通信回線を用いて自動的にモジュールの置換を行なう
ことができるため、問題のあるモジュールを正常なモジ
ュールに更新したり、患者端末1の接続されるセンサや
センサを制御するドライバの置換を遠隔的に行なうこと
ができ、端末のソフトウエア管理やメンテナンスが大幅
に省力化される、という利点は実施例1と同様に発揮さ
れる。
【0071】更に、本実施例によれば、患者端末のデバ
イス(生体センサ)の置換が容易に行うことができる。
例えば、図8の端末構成テーブル60におけるVSB0
01の構成で新たに体重計を加える場合には体重計のフ
ィールドを0から2に書き換える。この書き換えによっ
て、次回の端末VSB001のセンターサーバ接続時に
体重計に関連したソフトウエアモジュールがダウンロー
ドされ、患者端末に体重計を装備することができる。な
お、端末構成テーブル60において、構成変更日フィー
ルドに加えて更新フラグフィールドを付加し、構成変更
時にフラグを立て患者端末へのダウンロード実行時にフ
ラグをリセットし、デバイスフィールド63を0に書き
変えるとセンターサーバから患者端末に対して当該モジ
ュールの消去を指令するような構成にすると、デバイス
の置換が可能になり、患者端末のセンサ構成を遠隔的に
行えるようになり、更に端末の管理が省力化される。
【0072】本実施例においては、患者端末のデバイス
の構成をセンターサーバ2の端末構成テーブル60で行
ったが、実施例2のように患者端末側で行うことも可能
である。この場合には、バージョンアップ手順におい
て、患者端末からサーバへ自端末の端末構成テーブルを
転送する。また、サーバから端末に各デバイスの最新バ
ージョンの情報が転送され、更新が必要なデバイスが端
末からサーバに対して通知されるようにしても良い。こ
の場合には、センターサーバ2は個々の患者端末のデバ
イスの管理を一元的にする必要がなくなり、センターサ
ーバでの端末管理が軽減される。
【0073】なお、センターサーバや患者端末はコンピ
ュータ等と同じ構成であり、各端末において蓄積される
モジュールの履歴情報とサーバが保有するモジュールの
更新情報の比較はCPUで行う。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明の遠隔医療シ
ステムは、サーバが患者端末で実行される全てのソフト
ウエアモジュールを管理し、これらと各患者端末で実行
されているモジュールとを比較することによって、サー
バは患者端末の持つモジュールの選択的な更新を、直接
患者端末を操作することなしに遠隔的に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における遠隔医療システムの
全体構成を示すブロック図
【図2】図1の遠隔医療システムにおける患者端末のソ
フトウエア構成を示す構成図
【図3】図1におけるセンターサーバが記憶するソフト
ウエア構成テーブルの構造を示す説明図
【図4】図1におけるセンターサーバが記憶する端末ソ
フトウエア管理テーブルの構造を示す説明図
【図5】本発明の実施例1におけるセンターサーバ−患
者端末間のソフトウエアバージョンアップ手順を示すフ
ローチャート
【図6】本発明の実施例2においてセンターサーバが記
憶する端末ソフトウエア構成テーブルの構造を示す説明
【図7】本発明の実施例2におけるセンターサーバ−患
者端末間のソフトウエアバージョンアップ手順を示すフ
ローチャート
【図8】本発明の実施例3においてセンターサーバが記
憶する端末構成テーブルの構造を示す説明図
【図9】本発明の実施例3においてセンターサーバが記
憶するソフトウエアモジュール管理テーブルの構造を示
す説明図
【図10】本発明の実施例3においてセンターサーバが
記憶する端末構成テーブルの構造を示す説明図
【符号の説明】
1 患者端末 2 センターサーバ(サーバ) 3 患者側通信装置 4 センター側通信装置 5 通信回線 6 ユーザIF装置 7、14 記憶装置 8 センサーインターフェース 9 端末情報記憶領域 10 測定データ記憶領域 15 患者データベース記憶領域 16 システム情報記憶領域 20 オペレーティングシステム 21 デバイスドライバ 22 データベース 23 アプリケーションプログラム 24 デバイスユーザインターフェース 30 ソフトウエア構成テーブル 40 端末ソフトウエア管理テーブル 50 端末ソフトウエア構成テーブル 60 端末構成テーブル 70 ソフトウエアモジュール管理テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/00 545 G06F 9/06 610Q 640A 650B 610L

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体情報収集手段を備え複数のモジュー
    ルから構成されるソフトウエアを蓄積しこれを実行する
    複数の患者端末と、これらの患者端末で収集、参照、編
    集されるデータを蓄積・管理するサーバとがネットワー
    クによって接続された遠隔医療システムであって、前記
    サーバは、それぞれの患者端末で実行されるソフトウエ
    アをモジュール単位で蓄積・管理し、患者端末と接続を
    行う際に当該患者端末において蓄積されているソフトウ
    エアの構成を検知し、患者端末において所定のモジュー
    ルが実行されるように前記サーバから当該患者端末に対
    して当該モジュールが選択的にダウンロードすることを
    特徴とした遠隔医療システム。
  2. 【請求項2】 サーバは、各患者端末において蓄積され
    るモジュールの履歴情報と当該サーバが保有するモジュ
    ールの更新情報とを保持し、これらを比較することによ
    って当該患者端末に転送すべきモジュールを決定して、
    当該患者端末との接続時に前記モジュールをダウンロー
    ドすることを特徴とした請求項1記載の遠隔医療システ
    ム。
  3. 【請求項3】 各患者端末はそれ自身の保有するモジュ
    ールの履歴情報を保持し、サーバはそれ自身が保有する
    モジュールの更新情報を保持し、該患者端末と該サーバ
    の接続時に該端末が前記履歴情報をサーバに送り、該サ
    ーバが前記履歴情報と前記更新情報とを比較することに
    よって当該患者端末に転送すべきモジュールを決定して
    ダウンロードすることを特徴とした請求項1記載の遠隔
    医療システム。
  4. 【請求項4】 各患者端末はそれ自身の保有するモジュ
    ールの履歴情報を保持し、サーバはそれ自身が保有する
    モジュールの更新情報を保持し、該患者端末と該サーバ
    の接続時に該サーバが該患者端末に対して前記更新情報
    を送り、該患者端末がこれらの情報を比較することによ
    って当該患者端末に転送すべきモジュールを決定して該
    サーバに通知し、該サーバが該患者端末に当該モジュー
    ルをダウンロードすることを特徴とした請求項1記載の
    遠隔医療システム。
  5. 【請求項5】 モジュールの履歴情報とモジュールの更
    新情報とが共にソフトウエアのバージョン情報であるこ
    とを特徴とした請求項2、3もしくは4記載の遠隔医療
    システム。
  6. 【請求項6】 モジュールの履歴情報とモジュールの更
    新情報のいずれかもしくは両方が、患者端末のシステム
    構成情報から生成されるモジュールの構成情報であるこ
    とを特徴とした請求項2、3もしくは4記載の遠隔医療
    システム。
  7. 【請求項7】 サーバと患者端末が更にメッセージの送
    受信機能を持ち、サーバと患者端末との接続時にこのメ
    ッセージの送受信とソフトウエアモジュールの選択的な
    ダウンロードが同じ通信手順で連続的に行われることを
    特徴とした請求項1記載の遠隔医療システム。
  8. 【請求項8】 モジュールの一部が患者端末に接続され
    る複数の生体情報収集手段それぞれに対応して構成され
    ており、患者端末に接続された生体情報収集手段を置換
    した場合に、サーバからの当該モジュールのダウンロー
    ドによって置換後の生体情報収集手段と患者端末との接
    続が確立されることを特徴とした請求項1記載の遠隔医
    療システム。
  9. 【請求項9】 サーバは、モジュールの一部もしくは全
    てを患者端末において発現される複数の機能それぞれに
    対応してグループ化して蓄積、管理、ダウンロードし、
    当該するモジュールグループのダウンロードによって患
    者端末の対応する機能の置換が行われることを特徴とし
    た請求項1記載の遠隔医療システム。
  10. 【請求項10】 サーバにおいて少なくとも一部のソフ
    トウエアモジュールに対応して再起動指令情報が蓄積・
    管理され、当該モジュールのダウンロード時には該再起
    動指令が送出され、患者端末は当該モジュールのダウン
    ロード終了後に再起動を行うことを特徴とした請求項1
    記載の遠隔医療システム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1記載の遠
    隔医療システムの全てもしくは一部としてコンピュータ
    を機能させるためのプログラム。
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