JP2002366616A - マンホール情報の管理方法及び管理システム - Google Patents

マンホール情報の管理方法及び管理システム

Info

Publication number
JP2002366616A
JP2002366616A JP2001174676A JP2001174676A JP2002366616A JP 2002366616 A JP2002366616 A JP 2002366616A JP 2001174676 A JP2001174676 A JP 2001174676A JP 2001174676 A JP2001174676 A JP 2001174676A JP 2002366616 A JP2002366616 A JP 2002366616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manhole
information
digital information
storage means
management system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001174676A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromasa Shimura
博正 志村
Yasuo Endo
泰男 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hakko Co Ltd
Original Assignee
Hakko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hakko Co Ltd filed Critical Hakko Co Ltd
Priority to JP2001174676A priority Critical patent/JP2002366616A/ja
Publication of JP2002366616A publication Critical patent/JP2002366616A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マンホールに設けられた記憶手段を利用して、
管理者がモバイルコンピュータ操作により、迅速、確実
なマンホール情報管理を行う。 【解決手段】マンホール1の蓋4又はマンホール本体に
マンホール情報を記憶する記憶手段8を設け、この記憶
手段8との間でマンホール情報を非接触により読取り・
書込み手段10で読み取り、又は書き込みを行い、読み
取られたマンホール情報をモバイルコンピュータ9で分
析処理し、表示手段13で表示させる。処理されたマン
ホール情報は、通信手段11でデータベースサーバ12
に送信され、登録、分析される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマンホールに取り付
けられた記憶手段により、マンホール情報を確認しマン
ホールを管理するための管理方法及び管理システムに関
する。更に詳しくは、マンホールに取り付けられた記憶
手段のマンホール情報を読み取り、登録されているマン
ホール情報の分析をして情報を更新しマンホール内に埋
設されている通信ケーブルおよび中継器等の維持管理を
行うためのマンホール情報の管理方法及び管理システム
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にマンホールとは、地下の共
同溝あるいは下水道等の検査、清掃の際、人が入って点
検を行うための穴として知られているものである。この
マンホールは、下水道の途中に地表への穴を開けて蓋を
したものや、予め鉄筋コンクリート等でマンホール用と
して製作されたものを下水管等に接続させ地下に埋設す
るものなどその形態は様々である。最近は情報化の進展
により情報伝達手段である通信ケーブルおよび中継器等
を地下に埋設したケーブル専用のマンホールも多く設置
され、そのための管理も頻繁に行われるようになってい
る。
【0003】マンホールは通常道路に設置されており、
マンホールの蓋は道路に面している。このため、マンホ
ールの保守、点検等の場合は、一時車両通行を止めて安
全を確保してから、マンホールの蓋を開けて工事を行っ
ている。この工事に先だって、該当するマンホールの通
信ケーブルの状況を調査照合し現場で確認して工事を進
めている。これらの工事の確認事項は、マンホール毎に
全て紙による記録で行っている。また、更新のための再
記録も紙によっている。最近では、一部CPUロムによ
るIC化されつつある傾向はみられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のマンホ
ール管理の方法は、前述のとおり書類記載の方法であっ
て、マニュアルの介在するやり方である。この書類によ
る記載方法は、専任の管理者が行うとはいえ、誤記、記
載忘れ等が生じるおそれがあり、書類は必ずしも正確な
内容の記載内容になっているとは限らない場合がある。
また、現場においては、記入作業の煩わしさがあり、更
に、記録の迅速性がないことと、記録のフォローに伴う
履歴管理の不徹底、紙又はICロムであるがための記入
環境による記入のしにくさの制約(雨や風など)など様
々な問題点があった。
【0005】本発明はこのような従来の課題を解決し、
マンホールに個別のマンホール情報が記録された記憶手
段を設け、この記憶手段を介して情報を入出力させ処理
手段により記録させるようにしたマンホール情報の管理
方法の提供を目的としている。
【0006】また、管理者がマンホールの蓋を開けなく
ても記憶手段からの情報あるいはデータベースサーバか
らの情報でマンホール内のケーブル等の設置状態を把握
できるマンホール情報の管理方法の提供を目的としてい
る。
【0007】更に、管理者が工事の記録を通信手段によ
り迅速にデータベースサーバに送受信することができ、
マンホール情報の登録分析を可能とするマンホール情報
の管理方法及び管理システムの提供を目的としている。
【0008】更に、管理者が工事の記録を表示手段によ
り迅速に確実に確認することができ、更新記録を迅速に
入力することができるマンホール情報のマンホール情報
の管理方法及び管理システムの提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明1のマンホール情報の管理方法は、マンホー
ルにディジタル情報を記録できる記憶手段を配置固定
し、前記記憶手段には、前記マンホールに関する図面情
報、前記マンホール工事の履歴を記録した工事情報、及
び前記マンホールに収容されている機器に関する収容機
器情報の少なくとも1以上の情報が記録されていること
を特徴とする。
【0010】本発明2のマンホール情報の管理方法は、
マンホールに配置固定され、前記マンホールに関するデ
ィジタル情報を記憶するための記憶手段と、前記記憶手
段に前記ディジタル情報を入出力するための入出力手段
と、前記入出力手段からの前記ディジタル情報を処理す
るための処理手段と、前記処理手段により処理された前
記ディジタル情報をデーターベースとの間で送受信する
ための送受信手段とからなるマンホール情報の管理シス
テムにおいて、前記記憶手段と前記入出力手段との間で
前記ディジタル情報を前記入出力手段を介して非接触に
より読み取り又は書き込みを行う工程と、読み取られた
前記ディジタル情報を前記処理手段に記憶させる工程
と、前記処理手段に記憶された前記ディジタル情報を前
記送受信手段で前記データベースサーバに送受信する工
程と、送信された前記ディジタル情報を前記データベー
スサーバに記憶する工程と、前記処理手段の前記ディジ
タル情報、又は前記データベースサーバに記録されてい
る前記ディジタル情報を表示手段に表示する工程とから
なるマンホール情報の管理方法である。
【0011】前記マンホール情報の管理システム、又は
前記マンホール情報の管理方法で使用する前記記憶手段
は、ICチップ又はICカードであると良い。前記記憶
手段は、少なくとも前記マンホールを識別するための管
理番号、この管理番号に加えてインタネットアドレス等
を表示したバーコードであると良い。前記処理手段は、
モバイルコンピュータであると良い。前記送受信手段
は、電話回線又は無線通信手段であると良い。前記送受
信手段は、インターネットであっても良い。
【0012】前記マンホールは、通信ケーブルを敷設、
保守、点検をするためのマンホールに適用するとより効
果的である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明方法の実施の形態を図
面を参照しながら説明する。図1は本発明のマンホール
情報の管理方法を適用した管理システムの全体構成を示
した図である。マンホール1は、通信手段である通信ケ
ーブルの敷設、保守・点検用のものである。このマンホ
ール1は、下水道等に通信ケーブルおよび中継器等を敷
設したマンホールの場合もある。マンホール1は、通常
は道路2に埋設され、上部から人が出入りできる出入り
口3が設けられており、その蓋4が路面に露出してい
る。
【0014】通信ケーブル5又はマンホール1自体の点
検を行うときは、車両の通行を止めて安全を確保し、そ
れから、人がこのマンホール1に出入りする。点検をし
ないときは、この出入り口に蓋4をする。この蓋4は鋳
鉄又はコンクリートで構成されており、車両が通過して
も破壊しないように強度が確保されている。また、雨水
等がマンホール1内に侵入するのを防止する等の処置も
なされている。このマンホール1は、所定の間隔をおい
て道路2に設置されていて、この間の地下に通信ケーブ
ル5が敷設されている。通信ケーブル5は、銅線、光フ
ァイバケーブル等の細線を束ねて太く構成したもので、
表面は絶縁材等で保護されている。
【0015】この通信ケーブル5を設置するために、マ
ンホール1間には、通信ケーブル5を通過させ保持する
ためのダクト6が設けられている。このダクト6はパイ
プ状のもので、複数のダクト6を固定保持して地下に埋
設される。複数のダクト6は常に全てを使用されている
とは限らない。通信ケーブル5は、空いているダクト6
に敷設して使用されるが、全てのダクト6に通信ケーブ
ル5が敷設されているとは限らない。通信ケーブル5を
挿入した後、途中で使用しない場合も生じ、このときは
回収されず放置されているものもある。
【0016】図2は、マンホール1における通信ケーブ
ル5の敷設状態を模式的に示したものである。例えば、
Aの中継部(ダクト口とも称する。)には、13個のダ
クト6が設けられていて、それぞれに管理用の識別番号
を付してあり、このマンホール1手前のマンホール(図
示せず)と接続している。このダクト6に通信ケーブル
5が通されているが、本実施例では、4番、6番、7番
の3本の通信ケーブル5が敷設されている。この3本の
通信ケーブル5をマンホール1内でBの中継部(ダクト
口)に接続させ、次のマンホールへ信号を伝えている。
【0017】この通信ケーブル5は予め送信先が決まっ
ている場合には、分岐されない連続した通信ケーブル5
としてマンホール1のダクト6を通過させている。中継
部A又は中継部Bはハンドホール7に接続され、マンホ
ール1から通信ケーブル5の一部を取り出している。マ
ンホール1周辺のケーブル接続先に対しては、ハンドホ
ール7から通信ケーブル5aを電柱2a、又は地下に埋
設された敷設管等を介して一般住宅2bやビル2c等へ
引き込み接続させている。
【0018】また、ハンドホール7は、通常はマンホー
ル1と離れた歩道等の位置に設置されていて、マンホー
ル1から分岐して通信ケーブル5bが接続されている。
このハンドホール7に、人は出入りできないが作業時に
は手を入れて作業が行える。従って、通常通信ケーブル
5を追加して新たにビル等に接続する場合には、このハ
ンドホール7で処理されるのが通常である。マンホール
1の路面側は前述のとおり出入り口3になっていて、点
検作業のときに人が出入りできるようになっている。
【0019】通常点検作業のないときは、蓋4は閉めら
れている。本実施の形態はこの蓋4又はその近傍に記憶
手段8を配置固定し、このマンホール1の管理を行うも
のである。次に、このマンホール1の管理方法について
詳述する。この管理方法は、マンホール1に関係する情
報を一元化してディジタル情報で管理するものである。
マンホール1の調整リング15には、貼り付け、埋め込
み、又は着脱自在にホルダーに挿入された記憶手段8が
配置されている。
【0020】この記憶手段8をベースに、マンホール1
を中心とした正確な情報のもとで点検作業を効率化させ
ようとするものである。調整リング15の記憶手段8の
情報は、携帯式の端末であるモバイルコンピュータ9
(処理手段)に接続された非接触型の読取り・書込み手
段10(入出力手段)で読みとられ、又は書き込まれ
る。
【0021】マンホール1が特定されると、点検作業等
のデータはモバイルコンピュータ9に入力され、通信手
段11を介して本社等のデータベースサーバ12に送信
され登録され、また分析もされる。通信手段11は、電
話回線あるいは無線通信によるが、インターネットによ
る方法でもよい。モバイルコンピュータ9はデータベー
スサーバ12からデータを通信手段11を介して受け取
ることもできる。インターネットの場合、扱うエリアは
広くなる。また、データベースサーバ12との間でモバ
イルコンピュータ9を自動的に接続させるような方法を
採用してもよい。
【0022】本例では、調整リング15に貼り付け又は
埋め込んだ状態で使用されているが、車両の通過で損傷
をもたらさない蓋4の裏、蓋4のサイド部分に又はその
近傍に配置しても良い。図4は、蓋4の裏面に記憶手段
8を配置した例を示すマンホールの立体断面図である。
マンホール1の位置を示す情報およびマンホールの状態
を示す情報もしくはケーブル5の状態を示す情報等を記
憶させる素子である。
【0023】本例の記憶手段8は、集積回路であり、板
状のカードに固定してICカードとしたものである。こ
れに記憶されているデータを外部に非接触式で信号を取
り出せるようにするために、例えばメモリ以外に整流素
子、制御部、アンテナ部、変調復調回路等を組み込みチ
ップ又はカードとしたものである。
【0024】マンホール1の蓋4に取り付ける場合は、
マンホール自体が車両通行の路面に設置されている関係
で、取り付けに伴う環境が厳しい。従って、取り付け位
置の工夫も必要ではあるが、記憶手段8そのものを単体
として、例えば熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等で防水、
耐外力、耐振動等のものにする。この記憶手段8を蓋4
に取り付けない場合は、マンホール1の一部に設けても
よく、また、ハンドホール7に、又はマンホール1の蓋
4の近傍の調整リング15に埋め込んでもよい。この場
合、調整リング15はマンホール1本体とは分離可能な
部材なので、該当するマンホール1と照合できる目印を
設けるのが望ましい。
【0025】マンホール1の記憶手段8からマンホール
1を特定する。マンホール1が確認されると、マンホー
ル1に関する記憶手段8の情報をモバイルコンピュータ
9の読取り・書込み手段10で読み取る。読取り・書込
み手段10は、記憶手段8と蓋4を介してディジタル情
報を非接触で読み取り、又は書き込む。蓋4には、吊り
用のためのフック孔、外周の隙間等があり、この隙間か
ら電磁波が漏れるので書き込み、読み込みが可能であ
る。
【0026】記憶手段8から読み取られた情報は、表示
手段13に表示される。また、この情報で足りない情報
は、該当するマンホール1のデータがデータベースサー
バ12に登録されていれば、この情報をデータベースサ
ーバ12からモバイルコンピュータ9に呼び出し、表示
手段13で表示させる。
【0027】表示手段13はモバイルコンピュータ9に
付随して設けられているので、管理者は即座にマンホー
ル1の状況を現場で知ることができる。この情報は前に
点検された際入力されたデータ、本社等の管理部門で入
力されたもの等からなる。従って、モバイルコンピュー
タ9によって、前の点検状況が即座に判明できるので、
その点検の際問題となった点を予め把握しておいて準備
をすれば、能率良く作業を進めることができる。
【0028】マンホール1は、ケーブル5のトラブル以
外に環境の変化等でマンホール1内部の状況が変わるこ
とがある。例えば、マンホール1が水浸しになることも
ある。この場合は点検の必要が生じ、マンホール1の蓋
4を開けて水を抜き点検作業をすることになるが、この
点検作業のときは、モバイルコンピュータ9の表示手段
13に点検項目のリスト14を呼び出し、このリスト1
4に基づき、項目毎に細かくチェックを行っていく。ま
たこのリスト14には基本事項も入力されている。
【0029】このリスト項目の例を図3に示すが、この
リスト項目は次のようになっている。
【0030】1,マンホール展開図、これにはマンホー
ル寸法、建設年月日、同施工業者、収容ケーブル種類、
中継器等の種類、位置、流れ図、ケーブル敷設年月日、
同施工者等が入力項目となっており、さらに項目によっ
ては細項目、例えばケーブル構造、環境、ダクト関係、
ケーブル名、その他数値的な項目等が設定されている。
【0031】2,収容管路、これには条数、寸法、種
類、敷設年月日、補修年月日、施工業者、記事関係等の
入力項目となっている。
【0032】3,ハンドホール展開図、これにはマンホ
ール展開図に準じた項目、即ちハンドホール寸法、建設
年月日、同施工業者、収容ケーブル種類、位置、流れ
図、ビル引き込みケーブル種類、対数、ケーブル敷設年
月日、同施工者等が入力項目となっており、細項目もマ
ンホールの場合に準じている。
【0033】4,収容機器、付属物、これには収容内
容、種類、位置、建設年月日、施工業者等が入力項目と
なっている。
【0034】5,補修状況、これには蓋、この蓋の細項
目として、取り替え年月日、製造業者、施工業者等、ま
た、マンホールにおける止水、防水等の補修状況の記録
等、管路、この細項目として、内面補修年月日、施工業
者等である。
【0035】6,その他、これには項目として区分けさ
れなかった事項について、例えば、酸欠空気、有害ガス
等検知年月日、あるいは滞水状況の記録等が入力項目と
なっている。
【0036】このようなリスト14に従い、現状の記録
をチェック記号、数値、記事事項等で入力していく。も
し現状が前回のリスト14内容と異なる場合には、その
記録をモバイルコンピュータ9のキー操作でこまめに入
力しておくと、トラブル原因究明に役立つ。例えば、ダ
クト6への通信ケーブル5有無は勿論のこと、ダクト6
に通信ケーブル5が設置されていないはずのところに異
物が入っていたり、何らかの事故で通信ケーブル5が切
断されたり、通信ケーブル5接続不良があったり等、ま
た、マンホール1自体にもひび割れがあったり等、予想
のつかないトラブルも生じることがある。これらの細か
い情報も履歴情報として漏らさず入力しておく。
【0037】入力されたデータは、モバイルコンピュー
タ9に記憶されると同時に、本社等のデータベースサー
バ12に送信し登録をする。データベースサーバ12に
おいては、複数のモバイルコンピュータ9からデータが
集められ登録されるので、総合的に分析された情報とし
てデータ管理される。例えば、あるマンホールについ
て、他と比較して何らかのトラブルが多い場合は、その
トラブルに対して根本的な対策が必要であると判断され
る管理情報が提供される。
【0038】モバイルコンピュータ9も記憶はするが、
容量が足りない場合はデータベースサーバ12から情報
を呼び出し、現場サイドでの簡易分析は可能である。ま
た、記憶手段8に対しては、更新データとして書き込み
を行っておく。下水道内に設置される通信ケーブル敷設
の使用状況等の情報についても、同様な管理方法の構築
は可能である。この場合は、下水道特有のデータを加え
ることになる。
【0039】管理者はこのように、本発明の管理方法に
よってマンホール情報をモバイルコンピュータ9、即ち
携帯端末をもって、マンホール1設置現場で短時間に情
報処理することができる。その結果、工事の実作業を迅
速に行うことができる。また、本発明の表示項目は、例
示として幾つかリスト項目で説明したが、前述の項目に
限定されるものではない。マンホール1の条件が変われ
ば追記することもある。記事欄に細かく記録を残してお
けば、担当者が変わっても迅速に対応できる。以上本発
明の方法を図面をもとに実施例で説明したが、本発明の
具体的方法はこの実施例に限定されるものではない。
【0040】[その他の実施の形態]前述した実施の形
態は、記憶手段8に書き込まれたディジタル情報からマ
ンホール1の位置、管理番号を特定するものであった。
しかしながら、記憶手段8の情報を読取り・書込み手段
10が読み取れずにマンホールの管理番号、位置が何ら
かの原因で特定できなかったり、下水道、上水道等の他
のマンホール等と区別できないときは、次のような方法
で特定する。
【0041】先ず、モバイルコンピュータ9に組み込ま
れたGPS(Global PositioningSystem)機能を果た
すGPSカード(又は、チップ)によりマンホール1の
位置を特定する。特定された位置情報に最も近いマンホ
ール1の情報をデータベースサーバ12から取り出し
て、モバイルコンピュータ9で呼び出して、そのマンホ
ール1の形状、サイズ等で照合して一致すれば、そのマ
ンホール1を識別する管理番号を特定する。これで、そ
のマンホール1の情報を得ることができる。
【0042】このGPSは全地球測位システムであり、
位置測定用の衛星システムで地上の正確な位置を測定す
ることが可能である。このGPSによれば、該当するマ
ンホール1とある程度距離が離れていても、該当するマ
ンホール1の位置をキャッチできる。また、GPSカー
ドをマンホール1に組み込んだものであっても良い。こ
の場合、モバイルコンピュータ9にGPS機能がなくて
もマンホール1の位置を特定できる機能がある。
【0043】また、記憶手段8はICチップ又はICカ
ードで説明したが、バーコードによる方法も可能であ
る。この場合は、バーコードの形状識別による確認が必
要なので、管理者は該当するマンホール1まで直接出か
けて、マンホール1に取り付けられたバーコードをコー
ドリーダー(読み取り手段)により直接読み取る必要が
ある。
【0044】更新データの書き込みはできない、バーコ
ードから直接的にバーコードリーダーで読み込む必要か
ら、バーコードを配置する場所が限られる等の欠点はあ
るものの簡易で低コストなので、地域によっては採用す
ることも可能である。バーコードは、少なくともインタ
ーネットアドレスとマンホールを識別する管理番号から
なるものが良い。モバイルコンピュータ9に接続された
バーコードリーダがこれを読み取り、プロバイダーを経
由してデータベースサーバ12に接続してマンホール情
報を入手するものであっても良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のように紙形式の文書又はCPUロム形式で記録を
していくものでなく、マンホールにデータとして情報を
持たせるようにしてモバイルコンピュータでの管理とし
たので、記録が紛失すること等のおそれはなく、正確に
確実にマンホールを特定して管理することができる。
【0046】また、この記録、分析作業を現場で行うこ
とができるので、迅速な処理ができ効率的なマンホール
管理ができる。さらに現場のマンホール情報をデータベ
ース化することにより、登録データが多岐にわたり他の
マンホール情報との分析も可能となり、マンホールに関
する詳細な管理情報を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の方法を適用した管理システム
を示す全体図である。
【図2】図2は、マンホールの断面図で、ケーブルの状
態を模式的に示す説明図である。
【図3】図3は、管理されるマンホール情報を示す説明
図である。
【図4】図4は、マンホール蓋の裏面に記憶手段8を配
置した例を示すマンホールの立体断面図である。
【符号の説明】
1…マンホール 4…蓋 5…通信ケーブル 6…ダクト 7…ハンドホール 8…記憶手段 9…モバイルコンピュータ 10…読取り・書込み手段 11…通信手段 12…データベースサーバ 13…表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 H02G 9/10 H02G 9/10 G06K 19/00 Q Fターム(参考) 2D047 BA00 BB00 5B035 BB09 BC00 CA23 5B058 CA15 YA20 5G369 AA19 BA06 DD05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホールにディジタル情報を記録できる
    記憶手段を配置固定し、 前記記憶手段には、前記マンホールに関する図面情報、
    前記マンホール工事の履歴を記録した工事情報、及び前
    記マンホールに収容されている機器に関する収容機器情
    報の少なくとも1以上の情報が記録されていることを特
    徴とするマンホール情報の管理方法。
  2. 【請求項2】マンホールに配置固定され、前記マンホー
    ルに関するディジタル情報を記憶するための記憶手段
    と、 前記記憶手段に前記ディジタル情報を入出力するための
    入出力手段と、 前記入出力手段からの前記ディジタル情報を処理するた
    めの処理手段と、 前記処理手段により処理された前記ディジタル情報をデ
    ーターベースとの間で送受信するための送受信手段とか
    らなるマンホール情報の管理システムにおいて、 前記記憶手段と前記入出力手段との間で前記ディジタル
    情報を前記入出力手段を介して非接触により読み取り又
    は書き込みを行う工程と、 読み取られた前記ディジタル情報を前記処理手段に記憶
    させる工程と、 前記処理手段に記憶された前記ディジタル情報を前記送
    受信手段で前記データベースサーバに送受信する工程
    と、 送信された前記ディジタル情報を前記データベースサー
    バに記憶する工程と、 前記処理手段の前記ディジタル情報、又は前記データベ
    ースサーバに記録されている前記ディジタル情報を表示
    手段に表示する工程とからなるマンホール情報の管理方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載のマンホール情報の管
    理方法において、 前記記憶手段は、ICチップ又はICカードであること
    を特徴とするマンホール情報の管理方法。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載のマンホール情報の
    管理方法において、 前記記憶手段は、バーコードであることを特徴とするマ
    ンホール情報の管理方法。
  5. 【請求項5】請求項2ないし4から選択される1項に記
    載のマンホール情報の管理方法において、 前記処理手段は、モバイルコンピュータであることを特
    徴とするマンホール情報の管理方法。
  6. 【請求項6】請求項2ないし5から選択される1項に記
    載のマンホール情報の管理方法において、 前記送受信手段は、電話回線又は無線通信手段であるこ
    とを特徴とするマンホール情報の管理方法。
  7. 【請求項7】請求項2ないし5から選択される1項に記
    載のマンホール情報の管理方法において、 前記送受信手段は、インターネットであることを特徴と
    するマンホール情報の管理方法。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7に記載のマンホール情報
    の管理方法において、 前記マンホールは、通信ケーブルを敷設、保守、点検を
    するためのマンホールであることを特徴とするマンホー
    ル情報の管理方法。
  9. 【請求項9】マンホールに配置固定され、前記マンホー
    ルに関するディジタル情報を記憶するための記憶手段
    と、 前記記憶手段に前記ディジタル情報を入出力するための
    入出力手段と、 前記入出力手段からの前記ディジタル情報を処理するた
    めの処理手段と、 前記処理手段により処理された前記ディジタル情報をデ
    ーターベースとの間で送受信するための送受信手段とか
    らなるマンホール情報の管理システム。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のマンホール情報の管理
    システムにおいて、 前記記憶手段は、ICチップ又はICカードであるから
    なるマンホール情報の管理システム。
  11. 【請求項11】請求項9に記載のマンホール情報の管理
    システムにおいて、 前記記憶手段は、バーコードであるからなるマンホール
    情報の管理システム。
  12. 【請求項12】請求項9ないし11に記載の1項のマン
    ホール情報の管理システムにおいて、 前記処理手段は、モバイルコンピュータであることを特
    徴とするマンホール情報の管理システムにおいて、
  13. 【請求項13】請求項9ないし12に記載の1項のマン
    ホール情報の管理システムにおいて、 前記送受信手段は、電話回線又は無線通信手段であるこ
    とを特徴とするマンホール情報の管理システム。
  14. 【請求項14】請求項9ないし12に記載の1項のマン
    ホール情報の管理システムにおいて、 前記送受信手段は、インターネットであることを特徴と
    するマンホール情報の管理システム。
  15. 【請求項15】請求項9ないし14に記載の1項のマン
    ホール情報の管理システムにおいて、 前記マンホールは、通信ケーブルを敷設、保守、点検を
    するためのマンホールであることを特徴とするマンホー
    ル情報の管理システム。
JP2001174676A 2001-06-08 2001-06-08 マンホール情報の管理方法及び管理システム Pending JP2002366616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001174676A JP2002366616A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 マンホール情報の管理方法及び管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001174676A JP2002366616A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 マンホール情報の管理方法及び管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002366616A true JP2002366616A (ja) 2002-12-20

Family

ID=19015927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001174676A Pending JP2002366616A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 マンホール情報の管理方法及び管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002366616A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006180377A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像情報処理システム、画像情報処理装置、画像情報処理方法、画像情報処理プログラム、記憶媒体
JP2006186405A (ja) * 2004-12-24 2006-07-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像情報処理システム、画像情報処理装置、画像情報処理方法、画像情報処理プログラム、記憶媒体
JP2006260539A (ja) * 2005-02-15 2006-09-28 Osaka Gas Co Ltd 支援システム、設備ユニット及び支援装置
JP2006345640A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Chudenko Corp 地中函管理システム
JP2009100087A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Hirayama Suiko Kk 上水道メータボックス、止水弁ボックス及びマンホール用情報通信システム
JP2009217694A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Shimizu Corp 検査システム
JP2010160531A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Maeda Corp 施工情報確認システム
JP2010252571A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 設備状況調査方法、設備資産登録方法、カーナビゲーション装置、および無線タグ
JP2011048479A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線icタグリーダ、無線通信システムおよび無線通信方法
JP2011141594A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 設備状況調査方法、設備資産登録方法、及びカーナビゲーション装置
KR101278485B1 (ko) * 2011-01-31 2013-07-02 주식회사 아이뉴정보통신 맨홀관리를 위한 맨홀뚜껑
JP2013541790A (ja) * 2010-11-18 2013-11-14 チャフー カンパニーリミテッド 情報認識手段を利用した管渠総合管理システム及び方法
JP2020067833A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 株式会社コシダアート 労働安全衛生のマネジメントシステム及びマネジメント方法
JP2020149098A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 株式会社ミライト・テクノロジーズ 作業環境測定支援システム
JP2020193538A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 特殊梯子製作所有限会社 伸縮梯子、伸縮梯子の製造方法、地下作業支援システム
KR102559153B1 (ko) * 2023-04-03 2023-07-25 주식회사 동양이엔지 맨홀 역류시 유실 방지용 맨홀 뚜껑 및 그를 이용한 맨홀 운영 관리 시스템

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006186405A (ja) * 2004-12-24 2006-07-13 Fuji Xerox Co Ltd 画像情報処理システム、画像情報処理装置、画像情報処理方法、画像情報処理プログラム、記憶媒体
JP2006180377A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Fuji Xerox Co Ltd 画像情報処理システム、画像情報処理装置、画像情報処理方法、画像情報処理プログラム、記憶媒体
JP4707578B2 (ja) * 2005-02-15 2011-06-22 大阪瓦斯株式会社 支援システム、設備ユニット及び支援装置
JP2006260539A (ja) * 2005-02-15 2006-09-28 Osaka Gas Co Ltd 支援システム、設備ユニット及び支援装置
JP2006345640A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Chudenko Corp 地中函管理システム
JP2009100087A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Hirayama Suiko Kk 上水道メータボックス、止水弁ボックス及びマンホール用情報通信システム
JP2009217694A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Shimizu Corp 検査システム
JP2010160531A (ja) * 2009-01-06 2010-07-22 Maeda Corp 施工情報確認システム
JP2010252571A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 設備状況調査方法、設備資産登録方法、カーナビゲーション装置、および無線タグ
JP2011048479A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線icタグリーダ、無線通信システムおよび無線通信方法
JP2011141594A (ja) * 2010-01-05 2011-07-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 設備状況調査方法、設備資産登録方法、及びカーナビゲーション装置
JP2013541790A (ja) * 2010-11-18 2013-11-14 チャフー カンパニーリミテッド 情報認識手段を利用した管渠総合管理システム及び方法
KR101278485B1 (ko) * 2011-01-31 2013-07-02 주식회사 아이뉴정보통신 맨홀관리를 위한 맨홀뚜껑
JP2020067833A (ja) * 2018-10-24 2020-04-30 株式会社コシダアート 労働安全衛生のマネジメントシステム及びマネジメント方法
JP2020149098A (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 株式会社ミライト・テクノロジーズ 作業環境測定支援システム
JP7149033B2 (ja) 2019-03-11 2022-10-06 株式会社ミライト・ワン 作業環境測定支援システム
JP2020193538A (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 特殊梯子製作所有限会社 伸縮梯子、伸縮梯子の製造方法、地下作業支援システム
JP7383242B2 (ja) 2019-05-30 2023-11-20 特殊梯子製作所有限会社 伸縮梯子、伸縮梯子の製造方法、地下作業支援システム
KR102559153B1 (ko) * 2023-04-03 2023-07-25 주식회사 동양이엔지 맨홀 역류시 유실 방지용 맨홀 뚜껑 및 그를 이용한 맨홀 운영 관리 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002366616A (ja) マンホール情報の管理方法及び管理システム
US9773217B2 (en) Methods, apparatus, and systems for acquiring an enhanced positive response for underground facility locate and marking operations
US8543651B2 (en) Methods, apparatus and systems for submitting virtual white line drawings and managing notifications in connection with underground facility locate and marking operations
CN112637261A (zh) 基于手持终端的设备检修信息化管理***
JP2007140886A (ja) Rfid内蔵ケーブルシステム,その製作方法,利用方法及びそれに用いられるrfidリーダー
CA2292019A1 (en) Technique for screening work requests
KR20170056806A (ko) Usn을 이용한 스마트 맨홀 관리 시스템 및 방법
US20220019964A1 (en) Asset management system and method
US20130325542A1 (en) System and method for distribution of utility asset data in a project area
CN110334969A (zh) 一种特种设备检测仪器管理***及其使用方法
JP2002098774A (ja) 埋設管路の認識システム
JP2005181111A (ja) 埋設管情報の読取装置
JP4327138B2 (ja) 光ファイバ網管理方法および光ファイバ網管理装置並びにそのプログラムと記録媒体
JP2002124891A (ja) 情報取得支援方法および装置
JP4523740B2 (ja) 地中埋設物の位置情報編集管理方法及びそのためのプログラムを記録した記録媒体
JP2003058588A (ja) 通信用管路設定管理方法およびシステムと通信用管路設定管理プログラムを記録した記録媒体と通信用管路保守管理方法およびシステムと通信用管路保守管理プログラムを記録した記録媒体および通信用管路管理システム
JP2003284213A (ja) 光ファイバ心線の接続・分岐作業管理システム
JP2003003507A (ja) マンホール情報の管理方法及び管理システム
JP2006345640A (ja) 地中函管理システム
JP2004279172A (ja) 巡回監視用ナビゲーション装置
JPH08191257A (ja) ネットワーク設備保守管理システム
KR20030030594A (ko) 지중 매설물 위치 인식시스템
JP5326844B2 (ja) 配信システム
JP2005130205A (ja) 業務支援システム及び方法
JP2003047174A (ja) 電線共同溝情報の管理方法及び管理システム