JP2002365783A - マスクパターンの作成装置、高解像度マスクの作製装置及び作製方法、並びにレジストパターン形成方法 - Google Patents

マスクパターンの作成装置、高解像度マスクの作製装置及び作製方法、並びにレジストパターン形成方法

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JP2002365783A
JP2002365783A JP2001215349A JP2001215349A JP2002365783A JP 2002365783 A JP2002365783 A JP 2002365783A JP 2001215349 A JP2001215349 A JP 2001215349A JP 2001215349 A JP2001215349 A JP 2001215349A JP 2002365783 A JP2002365783 A JP 2002365783A
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English (en)
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Koji Kikuchi
晃司 菊地
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度マスクを形成する際、そのマスクパ
ターンのパターン形状及びパターン密度が不均一なこと
に起因して、位相差にズレが生じたり、露光の際の焦点
深度及び露光量の裕度が小さくなったりすることを防止
し、パターン形状制御性や転写位置精度を向上すること
が可能なマスクパターンの作成装置、高解像度マスクの
作製装置及び作製方法、並びにレジストパターン形成方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】 所定のパターンデータに基づき当初マス
クパターンを作成する第1のマスクパターン作成部21
と、この当初マスクパターンについて、ローディング効
果に関するデータに基づき、その微細パターンのパター
ン形状及びパターン密度を基準として複数種類のマスク
パターンに分割するパターン分割部22と、これら複数
種類のマスクパターン毎に、複数の最終マスクパターン
を作成する第2のマスクパターン作成部24とが設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマスクパターンの作
成装置、高解像度マスクの作製装置及び作製方法、並び
にレジストパターン形成方法に係り、特に半導体デバイ
スを作製する際のフォトリソグラフィ工程において使用
する高解像度マスクのマスクパターンの作成装置、その
マスクパターンが描画された高解像度マスクの作製装置
及び作製方法、並びに高解像度マスクを使用して微細レ
ジストパターンを形成するレジストパターン形成方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】IC(Integrated Circuit;集積回路)
等の半導体デバイスの製造プロセスにおけるフォトリソ
グラフィ工程においては、パターンの微細化に伴って露
光波長から決定される解像限界を超えた高解像度が要求
されている。そして、このような要求に応え、露光波長
以下の微細パターンを形成する技術として、近年、光の
位相差を利用して高解像度を得る位相シフトマスクが利
用されている。
【0003】この位相シフトマスクには、例えば遮光膜
として光を僅かに透過する材質を使用するハーフトーン
型や、周期的なパターンにおいて微細パターンの微細線
幅方向の両側毎に位相を反転させるレベンソン型や、本
来のパターンの周囲に位相反転用パターンを配置する補
助パターン型や、パターンのエッジ部で位相を反転させ
るエッジ強調型や、基板の厚さの変化のみによって位相
を反転させるクロムレス型などがある。ここでは、DR
AM(Dynamic Random Access Memory)や高速LSI
(Large Scale Integration)等の製造プロセスにおい
て既に実用化されているレベンソン位相シフトマスクに
ついて説明する。
【0004】従来のレベンソン位相シフトマスクにおい
ては、図9(a)〜(d)に示されるように、透明な石
英基板90上に、所定の形状にパターニングされた遮光
膜91a、91b、91cが周期的に形成されており、
これらの遮光膜91a、91b、91cに挟まれた領域
が露光光を透過する透過部となっている。そして、隣接
する透過部を透過する露光光の位相を反転する方法とし
ては、例えば隣接する透過部における石英基板90に掘
り込みを入れる基板掘り込み型(図9(a)、(b)参
照)や、一方の透過部に所定の屈折率と厚さとをもつ位
相シフタを付与したりする位相シフタ付与型(図9
(c)、(d)参照)がある。
【0005】そして、基板掘り込み型には、遮光膜91
a、91b、91cに挟まれた隣接する透過部における
例えば遮光膜91a、91bに挟まれた一方の透過部の
みに掘り込み92を入れるシングルトレンチ(Single T
rench)型(図9(a)参照)や、遮光膜91a、91
b、91cに挟まれた隣接する透過部にそれぞれ深さの
異なる掘り込み93、94を入れるデュアルトレンチ
(Dual Trench)型(図9(a)参照)がある。また、
位相シフタ付与型にも、石英基板90上に遮光膜91
a、91b、91cを形成した後、例えば遮光膜91
b、91cに挟まれた一方の透過部のみに位相シフタ9
5を形成する位相シフタ上置き型(図9(c)参照)
や、石英基板90上に位相シフタ96を形成した後、そ
の位相シフタ96上に遮光膜91a、91b、91cを
形成し、更に隣接する透過部における例えば遮光膜91
a、91bに挟まれた一方の透過部のみの位相シフタ9
6を除去しておく位相シフタ下置き型(図9(d)参
照)等がある。こうしたレベンソン位相シフトマスクの
中でも、図9(b)に示されるデュアルトレンチ構造の
基板掘り込み型のレベンソン位相シフトマスクは、位相
反転の制御性や作製の容易さから広く利用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えばDRA
Mを混載したロジック(Logic)回路の製造プロセスに
使用するデュアルトレンチ構造の基板掘り込み型のレベ
ンソン位相シフトマスクを作製する場合、そのロジック
回路部(以下、単に「ロジック部」という)とDRAM
部とではパターン形状及びパターン密度に大きな差異が
あるため、所望の位相差を生じさせるような掘り込みを
形成することができなくなるという問題が発生する。
【0007】即ち、図10に示されるように、ロジック
部及びDRAM部の例えばゲート長0.10μmのゲー
トパターンを形成する場合、石英基板90上のロジック
部に遮光膜91a、91b、91cを、DRAM部に遮
光膜91d、91e、…、91gを形成し、これらの遮
光膜91a、91b、…、91gに挟まれた透過部の石
英基板90を選択的にエッチングして掘り込みを形成す
る際に、例えばそのゲートパターンが孤立パターンに代
表されるようなロジック部とL&S(ライン・アンド・
スペース)パターンに代表されるようなDRAM部とで
はパターン形状及びパターン密度に大きな差異があるた
め、その差異に起因してエッチングによる掘り込み深さ
が異なるローディング効果が起きる。
【0008】その結果、パターン密度の高いDRAM部
においては、隣接する透過部に深さ380nmの掘り込
み93b及び深さ380nm+230nm=610nm
の掘り込み94bがそれぞれ形成され、所望の位相差1
71°を生じさせるものの、パターン密度の低いロジッ
ク部においては、隣接する透過部に深さ400nmの掘
り込み93a及び深さ400nm+250nm=650
nmの掘り込み94bがそれぞれ形成され、所望の位相
差からずれた位相差186°を生じさせることになる。
そして、このような位相差のズレは、その位相シフトマ
スクを用いてレジストパターンを形成する際に、パター
ン線幅に差を生じるだけでなく、パターンが所望の位置
から外れてしまうプレースメント・エラーの原因とな
る。
【0009】なお、図10においては、投影倍率が4倍
の露光機を使用する場合を想定しているため、DRAM
部のL&Sパターンの遮光膜91d、91e、…、91
gの幅は100×4nmとなり、透過部の掘り込み93
b、94bの幅は240×4nmとなっている。これに
対して、ロジック部においては、そのロジック部とDR
AM部の最適露光量を一致させるため、光近接効果補正
(Optical ProximityCorrection)によるマスクバイア
スを付与していることから、その孤立パターンの遮光膜
91bの幅は90×4nmとなり、透過部の掘り込み9
3a、94aの幅は240×4nmとなっている。この
ように出来あがりパターン形状のズレをマスクで補正す
る光近接効果補正を高速LSIのパターンに適用するこ
とは可能であるが、その場合であっても、作成したパタ
ーンが一様でないと、パターン密度によっては補正量が
大きくなる場所が生まれるため、リソグラフィプロセス
裕度を小さくしてしまうという問題は残る。
【0010】また、図10に示されるような位相差シフ
トマスクを用いて露光処理を行い、微細なレジストパタ
ーンを形成する場合の線幅制御性について光強度シミュ
レーションを行うと、図11のグラフに示されるように
なる。即ち、ロジック部及びDRAM部のゲート長0.
10μmのゲートパターンについてのレジスト転写線幅
のスペックを0.10±0.01μmとすると、ロジッ
ク部の線幅スペック境界線は、図11のグラフにおいて
実線で示されるようになり、DRAM部の線幅スペック
境界線は、破線で示されるようになる。
【0011】この場合における露光量の裕度と焦点深度
(Depth of Focus)の裕度からなるED(Exposure Def
ocus)ウインドウ(Window)を求めると、ロジック部と
DRAM部の両方のマスクパターンは1枚の位相シフト
マスクに形成されていることから、その同時露光におい
ては両方の条件が重なる必要があるため、図中に斜線を
付した領域となる。即ち、ロジック部及びDRAM部の
共通するEDウインドウは非常に小さなものになり、そ
のために露光量の裕度が5.3%、焦点深度の裕度が
0.4μmとなって、これら露光量及び焦点深度の裕度
も非常に小さなものになる。従って、微細なレジストパ
ターンを形成する際のリソグラフィプロセス裕度が小さ
くなるという問題が生じる。
【0012】そこで本発明は、上記問題点を鑑みてなさ
れたものであり、高解像度マスクを形成する際、そのマ
スクパターンのパターン形状及びパターン密度が不均一
なことに起因して、位相シフトマスクにおける隣接する
透過部をエッチングして形成する掘り込みの深さが変動
して位相差にズレが生じたり、露光の際の焦点深度及び
露光量の裕度が小さくなったりすることを防止して、パ
ターン形状制御性や転写位置精度を向上することが可能
なマスクパターンの作成装置、高解像度マスクの作製装
置及び作製方法、並びに高解像度マスクを使用するレジ
ストパターン形成方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下に述べ
る本発明に係るマスクパターンの作成装置、高解像度マ
スクの作製装置及び作製方法、並びに高解像度マスクを
使用するレジストパターン形成方法により達成される。
即ち、請求項1に係るマスクパターンの作成装置は、微
細パターンの微細線幅方向両側を透過する光の位相差に
よる干渉効果を用いて解像力を向上させる高解像度マス
クのマスクパターンの作成装置であって、所定のパター
ンデータを入力するパターンデータ入力部と、位相シフ
トマスクにおける透明基板の透過部をエッチングして掘
り込みを形成する際のローディング効果に関するデータ
を入力するローディングデータ入力部と、パターンデー
タ入力部に入力した所定のパターンデータに基づき、当
初マスクパターンを作成する第1のマスクパターン作成
部と、この第1のマスクパターン作成部において作成し
た当初マスクパターンについて、ローディングデータ入
力部に入力したローディング効果に関するデータに基づ
き、パターン形状及びパターン密度を基準として複数種
類のマスクパターンに分割するパターン分割部と、この
パターン分割部部において分割した複数種類のマスクパ
ターン毎に、複数の最終マスクパターンを作成する第2
のマスクパターン作成部と、を有することを特徴とす
る。
【0014】このように請求項1に係るマスクパターン
の作成装置においては、所定のパターンデータに基づ
き、当初マスクパターンを作成する第1のマスクパター
ン作成部と、この当初マスクパターンについて、位相シ
フトマスクにおける透明基板の透過部をエッチングして
掘り込みを形成する際のローディング効果に関するデー
タに基づき、パターン形状及びパターン密度を基準とし
て複数種類のマスクパターンに分割するパターン分割部
と、このパターン分割部部において分割した複数種類の
マスクパターン毎に、複数の最終マスクパターンを作成
する第2のマスクパターン作成部とを有すことにより、
ローディング効果が生じない程度の略同様のパターン形
状及びパターン密度のマスクパターンを当初マスクパタ
ーンから抽出して各々に分割配置した複数の最終マスク
パターンが作成される。このため、これら複数の最終マ
スクパターンに対応させて、1レイヤーのレジストパタ
ーンを形成するための複数枚の位相シフトマスクの各々
を作製する場合、その透明基板の透過部をエッチングし
て掘り込みを形成する際に、パターン形状及びパターン
密度の差異に起因するローディング効果の発生が防止さ
れ、所望の深さの掘り込みが精度よく形成される。従っ
て、それぞれに高精度な位相差制御が可能な複数枚の位
相シフトマスクが実現される。
【0015】また、請求項2に係るマスクパターンの作
成装置は、高解像度マスクのマスクパターンの作成装置
であって、所定のパターンデータを入力するパターンデ
ータ入力部と、露光の際の焦点深度及び露光量の裕度に
関するデータを入力する焦点深度及び露光量の裕度デー
タ入力部と、パターンデータ入力部に入力した所定のパ
ターンデータに基づき、当初マスクパターンを作成する
第1のマスクパターン作成部と、この第1のマスクパタ
ーン作成部において作成した当初マスクパターンについ
て、焦点深度及び露光量の裕度データ入力部に入力した
焦点深度及び露光量の裕度に関するデータに基づき、パ
ターン形状及びパターン密度を基準として複数種類のマ
スクパターンに分割するパターン分割部と、このパター
ン分割部部において分割した複数種類のマスクパターン
毎に、複数の最終マスクパターンを作成する第2のマス
クパターン作成部と、を有することを特徴とする。
【0016】このように請求項2に係るマスクパターン
の作成装置においては、所定のパターンデータに基づ
き、当初マスクパターンを作成する第1のマスクパター
ン作成部と、この当初マスクパターンについて、露光の
際の焦点深度及び露光量の裕度に関するデータに基づ
き、パターン形状及びパターン密度を基準として複数種
類のマスクパターンに分割するパターン分割部と、この
パターン分割部部において分割した複数種類のマスクパ
ターン毎に、複数の最終マスクパターンを作成する第2
のマスクパターン作成部とを有すことにより、露光の際
に十分な焦点深度及び露光量の裕度が確保される程度の
略同様のパターン形状及びパターン密度のマスクパター
ンを当初マスクパターンから抽出して各々に分割配置し
た複数の最終マスクパターンが作成される。このため、
これら複数の最終マスクパターンに対応させて作製した
複数枚の高解像度マスクを用いて多重露光処理を行って
1レイヤーのレジストパターンを形成する場合、その多
重露光処理の際に、それぞれに十分な焦点深度及び露光
量の裕度が確保される。従って、最適な露光条件を容易
に確保して、リソグラフィプロセス裕度を大きくするこ
とが可能な高解像度マスクが実現される。
【0017】なお、上記請求項2に係るマスクパターン
の作成装置において、第2のマスクパターン作成部にお
いて作成した複数の最終マスクパターンが、それぞれ微
細パターンの微細線幅方向両側を透過する光の位相差に
よる干渉効果を用いて解像力を向上させる位相シフトマ
スクパターンであることが好適である(請求項3)。
【0018】即ち、上記請求項2に係るマスクパターン
の作成装置は、位相シフトマスクパターンの作成装置に
限定されるものではないが、位相シフトマスクパターン
を作成する際に使用することも可能である。そしてその
場合には、このマスクパターンの作成装置を用いて作成
した複数の最終マスクパターンに対応させて複数枚の位
相シフトマスクを作製し、これら複数枚の位相シフトマ
スクを用いて多重露光処理を行う際に、それぞれ十分な
焦点深度及び露光量の裕度が確保され、最適な露光条件
を容易に確保して、リソグラフィプロセス裕度を大きく
することが可能な高解像度マスクが実現される。
【0019】また、請求項4に高解像度マスクの作製装
置は、微細パターンの微細線幅方向両側を透過する光の
位相差による干渉効果を用いて解像力を向上させる高解
像度マスクの作製装置であって、所定のパターンデータ
を入力するパターンデータ入力部と、位相シフトマスク
における透明基板の透過部をエッチングして掘り込みを
形成する際のローディング効果に関するデータを入力す
るローディングデータ入力部と、パターンデータ入力部
に入力した所定のパターンデータに基づき、当初マスク
パターンを作成する第1のマスクパターン作成部と、こ
の第1のマスクパターン作成部において作成した当初マ
スクパターンについて、ローディングデータ入力部に入
力したローディング効果に関するデータに基づき、パタ
ーン形状及びパターン密度を基準として複数種類のマス
クパターンに分割するパターン分割部と、このパターン
分割部部において分割した複数種類のマスクパターン毎
に、複数の最終マスクパターンを作成する第2のマスク
パターン作成部と、この第2マスクパターン作成部にお
いて作成した複数の最終マスクパターン毎に、複数枚の
位相シフトマスクを作製する位相シフトマスク作製部
と、を有することを特徴とする。
【0020】このように請求項4に係る高解像度マスク
の作製装置においては、上記請求項1に係るマスクパタ
ーンの作成装置と、そこで作成した複数の最終マスクパ
ターン毎に、複数枚の位相シフトマスクを作製する位相
シフトマスク作製部とを有することにより、ローディン
グ効果が生じない程度の略同様のパターン形状及びパタ
ーン密度のマスクパターンを当初マスクパターンから抽
出して複数の最終マスクパターンの各々に分割配置し、
これら複数の最終マスクパターンに対応させて、1レイ
ヤーのレジストパターンを形成するための複数枚の位相
シフトマスクが作製される。このため、これら複数枚の
位相シフトマスクの各々を作製する場合、その透明基板
の透過部をエッチングして掘り込みを形成する際に、パ
ターン形状及びパターン密度の差異に起因するローディ
ング効果の発生が防止され、所望の深さの掘り込みが精
度よく形成される。従って、レベンソン位相シフトマス
クの高精度な位相差制御が容易になり、その製造歩留ま
りも向上することから、高性能のレベンソン位相シフト
マスクが安価に作製される。
【0021】また、請求項5に係る高解像度マスクの作
製装置は、所定のパターンデータを入力するパターンデ
ータ入力部と、露光の際の焦点深度及び露光量の裕度に
関するデータを入力する焦点深度及び露光量の裕度デー
タ入力部と、パターンデータ入力部に入力した所定のパ
ターンデータに基づき、当初マスクパターンを作成する
第1のマスクパターン作成部と、この第1のマスクパタ
ーン作成部において作成した当初マスクパターンについ
て、焦点深度及び露光量の裕度データ入力部に入力した
焦点深度及び露光量の裕度に関するデータに基づき、パ
ターン形状及びパターン密度を基準として複数種類のマ
スクパターンに分割するパターン分割部と、このパター
ン分割部部において分割した複数種類のマスクパターン
毎に、複数の最終マスクパターンを作成する第2のマス
クパターン作成部と、この第2マスクパターン作成部に
おいて作成した複数の最終マスクパターン毎に、複数枚
の高解像度マスクを作製する高解像度マスク作製部と、
を有することを特徴とする。
【0022】このように請求項5に係る高解像度マスク
の作製装置においては、上記請求項2に係るマスクパタ
ーンの作成装置と、そこで作成した複数の最終マスクパ
ターン毎に、複数の高解像度マスクを作製する高解像度
マスク作製部とを有することにより、露光の際に十分な
焦点深度及び露光量の裕度が確保される程度の略同様の
パターン形状及びパターン密度のマスクパターンを当初
マスクパターンから抽出して複数の最終マスクパターン
の各々に分割配置し、これら複数の最終マスクパターン
に対応させて、1レイヤーのレジストパターンを形成す
るための複数枚の高解像度マスクを作製することが可能
になる。このため、これら複数枚の高解像度マスクを用
いて多重露光処理を行って1レイヤーのレジストパター
ンを形成する場合、その多重露光処理の際に、それぞれ
に十分な焦点深度及び露光量の裕度が確保される。従っ
て、最適な露光条件を容易に確保して、リソグラフィプ
ロセス裕度を大きくすることが可能な高解像度マスクが
作製される。
【0023】なお、上記請求項5に係る高解像度マスク
の作製装置において、マスク作製部において作製した複
数枚の高解像度マスクが、それぞれ微細パターンの微細
線幅方向の両側を透過する光の位相差による干渉効果を
用いて解像力を向上させる位相シフトマスクであること
が好適である(請求項6)。
【0024】即ち、上記請求項5に係る高解像度マスク
の作製装置は、位相シフトマスクの作成装置に限定され
るものではないが、位相シフトマスクを作製する際に使
用することも可能である。そしてその場合には、この高
解像度マスクの作製装置を用いて作製した複数枚の位相
シフトマスクを用いて多重露光処理を行う際に、それぞ
れ十分な焦点深度及び露光量の裕度が確保されると共
に、各露光毎に最適な光学条件の設定が可能になる。従
って、最適な露光条件を容易に確保して、リソグラフィ
プロセス裕度を大きくすることが可能な高解像度マスク
が作製される。
【0025】また、請求項7に係る高解像度マスクの作
製方法は、微細パターンの微細線幅方向両側を透過する
光の位相差による干渉効果を用いて解像力を向上させる
高解像度マスクの作製方法であって、所定のパターンデ
ータに基づき、当初マスクパターンを作成するステップ
と、当初マスクパターンについて、位相シフトマスクに
おける透明基板の透過部をエッチングして掘り込みを形
成する際のローディング効果に関するデータに基づき、
パターン形状及びパターン密度を基準として複数種類の
マスクパターンに分割するステップと、複数種類のマス
クパターン毎に、複数の最終マスクパターンを作成する
ステップと、複数の最終マスクパターン毎に、複数枚の
位相シフトマスクを作製するステップと、を有すること
を特徴とする。
【0026】このように請求項7に係る高解像度マスク
の作製方法においては、所定のパターンデータに基づ
き、当初マスクパターンを作成するステップと、この当
初マスクパターンについて、位相シフトマスクにおける
透明基板の透過部をエッチングして掘り込みを形成する
際のローディング効果に関するデータに基づき、パター
ン形状及びパターン密度を基準として複数種類のマスク
パターンに分割するステップと、これら複数種類のマス
クパターン毎に、複数の最終マスクパターンを作成する
ステップと、これら複数の最終マスクパターン毎に、複
数枚の位相シフトマスクを作製するステップとを有する
ことにより、ローディング効果が生じない程度の略同様
のパターン形状及びパターン密度のマスクパターンを当
初マスクパターンから抽出して複数の最終マスクパター
ンの各々に分割配置し、これら複数の最終マスクパター
ンに対応させて、1レイヤーのレジストパターンを形成
するための複数枚の位相シフトマスクが作製される。こ
のため、これら複数枚の位相シフトマスクの各々を作製
する場合、その透明基板の透過部をエッチングして掘り
込みを形成する際に、パターン形状及びパターン密度の
差異に起因するローディング効果の発生が防止され、所
望の深さの掘り込みが精度よく形成される。従って、そ
れぞれに高精度な位相差制御が可能な複数枚の位相シフ
トマスクが実現される。
【0027】また、請求項8に係る高解像度マスクの作
製方法は、上記請求項7に係る高解像度マスクの作製方
法において、複数の最終マスクパターン毎に、複数枚の
位相シフトマスクを作製する際に、微細パターン以外の
マスクパターンを位相差を付与することなく複数枚の位
相シフトマスクに配置することを特徴とする。
【0028】微細パターンを形成する際に用いるレジス
トとしては、高いドライエッチング耐性を有しているこ
とや、現像の際に残滓が残らずプロセス安定性に優れて
いることから、一般にポジ型レジストが採用されてい
る。しかし、位相シフトマスクを用いて微細パターンを
形成する場合にポジ型レジストを使用すると、位相シフ
トマスクによる微細パターン以外に不要なパターンが形
成されることから、位相シフトマスクを用いた高解像度
露光以外に、その不要パターンを解消するための通常露
光が必要となる。このため、位相シフトマスク以外に、
不要パターンを解消する通常露光に用いるマスクが必要
となる。これに対して、請求項8に係る高解像度マスク
の作製方法においては、1レイヤーのレジストパターン
を形成するための複数枚の位相シフトマスクが作製され
ることを利用して、複数の最終マスクパターン毎に複数
枚の位相シフトマスクを作製する際に、微細パターン以
外のマスクパターンを位相差を付与することなく複数枚
の位相シフトマスクに配置することにより、微細パター
ン以外の不要パターンを解消するマスクパターンが位相
シフトマスクに組み込まれて形成されることになる。こ
のため、不要パターンを解消する通常露光に用いるマス
クが不必要となり、その分だけマスク枚数を減らすこと
が可能になり、それに伴って露光回数も減らすことが可
能になる。
【0029】例えば、ローディング効果に関するデータ
に基づきパターン形状及びパターン密度を基準として2
種類のマスクパターンに分割して2枚の最終マスクパタ
ーンを作成する場合には、1レイヤーのレジストパター
ンを形成するために2枚の位相シフトマスクが作製され
ることになるが、従来の1レイヤーのレジストパターン
を形成するために1枚の位相シフトマスクと不要パター
ンを解消するための通常のマスクを必要とする場合と比
較すると、使用するマスク枚数は同じ2枚となり、従来
の場合よりマスク枚数が増加することはない。なお、微
細パターン以外のマスクパターンを位相差を付与するこ
となく複数枚の位相シフトマスクに配置する際には、そ
もそも位相シフトマスクに形成される位相差を付与した
微細パターンに影響が及ばないように留意することが必
要である。
【0030】また、請求項9に係る高解像度マスクの作
製方法は、所定のパターンデータに基づき、当初マスク
パターンを作成するステップと、当初マスクパターンに
ついて、露光の際の焦点深度及び露光量の裕度に関する
データに基づき、パターン形状及びパターン密度を基準
として複数種類のマスクパターンに分割するステップ
と、複数種類のマスクパターン毎に、複数の最終マスク
パターンを作成するステップと、複数の最終マスクパタ
ーン毎に、複数枚の高解像度マスクを作製するステップ
と、を有することを特徴とする。
【0031】このように請求項9に係る高解像度マスク
の作製方法においては、所定のパターンデータに基づ
き、当初マスクパターンを作成するステップと、この当
初マスクパターンについて、露光の際の焦点深度及び露
光量の裕度に関するデータに基づき、パターン形状及び
パターン密度を基準として複数種類のマスクパターンに
分割するステップと、これら複数種類のマスクパターン
毎に、複数の最終マスクパターンを作成するステップ
と、これら複数の最終マスクパターン毎に、複数枚の高
解像度マスクを作製するステップとを有することによ
り、露光の際に十分な焦点深度及び露光量の裕度が確保
される程度の略同様のパターン形状及びパターン密度の
マスクパターンを当初マスクパターンから抽出して複数
の最終マスクパターンの各々に分割配置し、これら複数
の最終マスクパターンに対応させて、1レイヤーのレジ
ストパターンを形成するための複数枚の高解像度マスク
を作製することが可能になる。このため、これら複数枚
の高解像度マスクを用いて多重露光処理を行って1レイ
ヤーのレジストパターンを形成する場合、その多重露光
処理の際に、それぞれに十分な焦点深度及び露光量の裕
度が確保される。従って、最適な露光条件を容易に確保
して、リソグラフィプロセス裕度を大きくすることが可
能な高解像度マスクが作製される。
【0032】なお、上記請求項9に係る高解像度マスク
の作製方法において、複数の最終マスクパターン毎に作
製する複数枚の高解像度マスクが、それぞれ微細パター
ンの微細線幅方向の両側を透過する光の位相差による干
渉効果を用いて解像力を向上させる位相シフトマスクで
あることが好適である(請求項10)。
【0033】即ち、上記請求項9に係る高解像度マスク
の作製方法は、位相シフトマスクの作製方法に限定され
るものではないが、位相シフトマスクを作製する際に適
用することも可能である。そしてその場合には、この高
解像度マスクの作製方法を用いて作製した複数枚の位相
シフトマスクを用いて多重露光処理を行う際に、それぞ
れ十分な焦点深度及び露光量の裕度が確保されると共
に、各露光毎に最適な光学条件の設定が可能になる。従
って、最適な露光条件を容易に確保して、リソグラフィ
プロセス裕度を大きくすることが可能な位相シフトマス
クが作製される。
【0034】また、請求項11に係るレジストパターン
形成方法は、微細パターンの微細線幅方向の両側を透過
する光の位相差による干渉効果を用いて解像力を向上さ
せる高解像度マスクを使用するレジストパターン形成方
法であって、所定のパターンデータに基づき、当初マス
クパターンを作成し、当初マスクパターンについて、位
相シフトマスクにおける透明基板の隣接する透過部をエ
ッチングして深さの異なる掘り込みを形成する際のロー
ディング効果に関するデータに基づき、パターン形状及
びパターン密度を基準として複数種類のマスクパターン
に分割し、複数種類のマスクパターン毎に、複数の最終
マスクパターンを作成し、複数の最終マスクパターン毎
に、複数枚の位相シフトマスクを作製するステップと、
複数枚の位相シフトマスクを用いて多重露光処理を行
い、複数の最終マスクパターンを転写した1レイヤーの
レジストパターンを形成するステップと、を有すること
を特徴とする。
【0035】このように請求項11に係るレジストパタ
ーン形成方法においては、上記請求項7に係る高解像度
マスクの作製方法を用いて、複数枚の位相シフトマスク
を作製するステップと、これら複数枚の位相シフトマス
クを用いて多重露光処理を行い、複数の最終マスクパタ
ーンを転写した1レイヤーのレジストパターンを形成す
るステップとを有することにより、それぞれに高精度な
位相差制御が可能な複数枚の位相シフトマスクを用いた
多重露光処理によって1レイヤーのレジストパターンが
形成されるため、そのレジストパターンのパターン形状
制御性や転写位置精度が向上する。
【0036】また、請求項12に係るレジストパターン
形成方法は、上記請求項11に係るレジストパターン形
成方法において、複数の最終マスクパターン毎に、複数
枚の位相シフトマスクを作製する際に、微細パターン以
外のマスクパターンを位相差を付与することなく複数枚
の位相シフトマスクに配置し、微細パターン以外のマス
クパターンが位相差を付与することなく配置された複数
枚の位相シフトマスクを用いて多重露光処理を行い、複
数の最終マスクパターンを転写した1レイヤーのレジス
トパターンを形成することを特徴とする。
【0037】このように請求項12に係るレジストパタ
ーン形成方法においては、上記請求項8に係る高解像度
マスクの作製方法を適用して作製した複数枚の位相シフ
トマスクを用いて多重露光処理を行い、複数の最終マス
クパターンを転写した1レイヤーのレジストパターンを
形成するステップとを有することにより、微細パターン
以外の不要パターンを解消するマスクパターンが位相シ
フトマスクに組み込まれ、このような複数枚の位相シフ
トマスクを用いて1レイヤーのレジストパターンが形成
されることになるため、不要パターンを解消する通常露
光に用いるマスクが不必要となり、その分だけマスク枚
数を減らすことが可能になり、それに伴って露光回数も
減らすことが可能になる。なお、微細パターン以外のマ
スクパターンを位相差を付与することなく複数枚の位相
シフトマスクに配置する際には、そもそも位相シフトマ
スクに形成される位相差を付与した微細パターンに影響
が及ばないように留意することが必要である。
【0038】また、請求項13に係るレジストパターン
形成方法は、高解像度マスクを使用するレジストパター
ン形成方法であって、所定のパターンデータに基づき、
当初マスクパターンを作成し、この当初マスクパターン
について、露光の際の焦点深度及び露光量の裕度に関す
るデータに基づき、パターン形状及びパターン密度を基
準として複数種類のマスクパターンに分割し、複数種類
のマスクパターン毎に、複数の最終マスクパターンを作
成し、これら複数の最終マスクパターン毎に、複数枚の
高解像度マスクを作製するステップと、これら複数枚の
高解像度マスクを用いて多重露光処理を行い、複数の最
終マスクパターンを転写した1レイヤーのレジストパタ
ーンを形成するステップと、を有することを特徴とす
る。
【0039】このように請求項13に係るレジストパタ
ーン形成方法においては、上記請求項9に係る高解像度
マスクの作製方法を用いて、複数枚の高解像度マスクを
作製するステップと、これら複数枚の高解像度マスクを
用いて多重露光処理を行い、複数の最終マスクパターン
を転写した1レイヤーのレジストパターンを形成するス
テップとを有することにより、それぞれに十分な焦点深
度及び露光量の裕度を確保することが可能な複数枚の高
解像度マスクを用いた多重露光処理によって1レイヤー
のレジストパターンが形成されるため、各高解像度マス
クを用いた露光処理の際に、それぞれに十分な焦点深度
及び露光量の裕度が確保されると共に、各高解像度マス
ク毎に最適な光学条件の設定が可能になる。従って、最
適な露光条件が容易に確保され、リソグラフィプロセス
裕度が大きくなる。
【0040】なお、上記請求項13に係るレジストパタ
ーン形成方法において、複数の最終マスクパターン毎に
作製する複数枚の高解像度マスクが、それぞれ微細パタ
ーンの微細線幅方向の両側を透過する光の位相差による
干渉効果を用いて解像力を向上させる位相シフトマスク
であることが好適である(請求項14)。
【0041】即ち、上記請求項13に係るレジストパタ
ーン形成方法は、位相シフトマスクを用いたレジストパ
ターン形成方法に限定されるものではないが、位相シフ
トマスクを用いる場合に適用することも可能である。そ
してその場合には、1レイヤーのレジストパターンを形
成するために複数枚の位相シフトマスクを用いて多重露
光処理を行う際に、それぞれに十分な焦点深度及び露光
量の裕度が確保されると共に、各高解像度マスク毎に最
適な光学条件の設定が可能になる。従って、最適な露光
条件が容易に確保され、リソグラフィプロセス裕度が大
きくなる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
るレベンソン位相シフトマスクパターン作成装置を示す
概略ブロック図であり、図2は図1のレベンソン位相シ
フトマスクパターン作成装置を組み込んだレベンソン位
相シフトマスク作製装置を示す概略ブロック図である。
【0043】図1に示されるように、本実施形態に係る
レベンソン位相シフトマスクパターン作成装置は、所定
のパターンデータを入力するパターンデータ入力部11
と、位相シフトマスクにおける透明基板の透過部をエッ
チングして掘り込みを形成する際のローディング効果に
関するデータを入力するローディングデータ入力部12
と、パターンデータ入力部11及びローディングデータ
入力部12に入力した所定のパターンデータ及びローデ
ィング効果に関するデータに基づいて所定の処理を施
し、最終マスクパターンを作成するレベンソン位相シフ
トマスクパターン作成部20とに大別される。
【0044】そして、レベンソン位相シフトマスクパタ
ーン作成部20においては、パターンデータ入力部11
に入力した所定のパターンデータに基づき当初マスクパ
ターンを作成する第1のマスクパターン作成部21と、
この第1のマスクパターン作成部21において作成した
当初マスクパターンについて、ローディングデータ入力
部12に入力したローディング効果に関するデータに基
づき、その微細パターンのパターン形状及びパターン密
度を基準として複数種類のマスクパターンに分割するパ
ターン分割部22と、第1のマスクパターン作成部21
において作成した当初マスクパターンについて、その微
細パターン以外のバイナリマスクパターンを抽出して作
成するバイナリマスクパターン作成部23と、パターン
分割部22において分割した複数種類のマスクパターン
毎に、複数の最終マスクパターンを作成すると共に、こ
れら複数の最終マスクパターンに、バイナリマスクパタ
ーン作成部23において作成した微細パターン以外のバ
イナリマスクパターンを配置する第2のマスクパターン
作成部24とが設けられている。なおここで、バイナリ
マスクパターン作成部23の代わりに、ハーフトーン位
相シフトマスクのマスクパターンを作成するハーフトー
ン位相シフトマスクパターン作成部を設けても、同様の
作用が発揮される。
【0045】また、図2に示されるように、図1のマス
クパターン作成装置を組み込んだレベンソン位相シフト
マスク作製装置は、上記のパターンデータ入力部11、
ローディングデータ入力部12、及びレベンソン位相シ
フトマスクパターン作成部20に加えて、このレベンソ
ン位相シフトマスクパターン作成部20において作成さ
れた複数の最終マスクパターン毎に、複数枚のレベンソ
ン位相シフトマスクを具体的に作製するレベンソン位相
シフトマスク作製部30が設けられている。そして、こ
のレベンソン位相シフトマスク作製部30は、通常のレ
ベンソン位相シフトマスク作製部と同様の構成をなして
いる。具体的には、レベンソン位相シフトマスクパター
ン作成部20において作成された最終マスクパターンに
基づき、石英基板上に遮光膜を形成し更にレジスト膜を
塗布したマスクブランク上に、原画パターンを描画する
パターン描画部31と、パターン描画部31において描
画された原画パターンのレジスト膜をマスクとして遮光
膜を選択的にエッチングする遮光膜エッチング部32
と、遮光膜に被覆されていない透過部における石英基板
を選択的にエッチングして、隣接する透過部毎に深さの
異なる掘り込みを形成する石英基板エッチング部33
と、原画パターンのレジスト膜を除去した後のマスクブ
ランクを洗浄する洗浄部34と、石英基板上に形成され
た遮光膜の線幅や遮光膜に挟まれた透過部のスペース幅
や所定の位相差を発生させるための掘り込みの深さ等を
測定する線幅・位相差測定部35と、石英基板上に形成
された遮光膜からなるマスクパターンの欠陥の有無を検
査し、その欠陥を修正する欠陥修正部36とが設けられ
ている。
【0046】次に、図2に示されるレベンソン位相シフ
トマスクの作製装置を用いてレベンソン位相シフトマス
クを作製する作製方法を、図3〜図5を用いて説明す
る。ここで、図3(a)、(b)はそれぞれ図2のレベ
ンソン位相シフトマスクの作製装置の第1のマスクパタ
ーン作成部21において作成した当初マスクパターンに
ついて、パターン分割部22においてローディング効果
に関するデータに基づきその微細パターンのパターン形
状及びパターン密度を基準として分割した複数種類のマ
スクパターンを平面図であり、図4(a)、(b)はそ
れぞれ図2のレベンソン位相シフトマスクの作製装置の
第2のマスクパターン作成部24において作成した複数
の最終マスクパターンの概略を示す平面図であり、図5
(a)、(b)はそれぞれ図2のレベンソン位相シフト
マスクの作製装置のレベンソン位相シフトマスクパター
ン作成部20において作成した複数の最終マスクパター
ン毎に、レベンソン位相シフトマスク作製部30におい
て作製した複数枚のレベンソン位相シフトマスクを示す
概略断面図である。
【0047】先ず、所定のパターンデータをパターンデ
ータ入力部11に入力する。また、位相シフトマスクに
おける透明基板の透過部をエッチングして掘り込みを形
成する際のローディング効果に関するデータをローディ
ングデータ入力部12に入力する。そして、このパター
ンデータ入力部11に入力した所定のパターンデータに
基づき、レベンソン位相シフトマスクパターン作成部2
0の第1のマスクパターン作成部21において、当初マ
スクパターンを作成する。なお、ここでは、この第1の
マスクパターン作成部21において作成する当初マスク
パターンとして、デザインルール0.10μm世代のD
RAM及びロジック(Logic)回路のパターンを想定す
る。
【0048】次に、パターン分割部22において、第1
のマスクパターン作成部21において作成された当初マ
スクパターンについて、ローディングデータ入力部12
に入力したローディング効果に関するデータに基づき、
その微細パターンのパターン形状及びパターン密度を基
準として複数種類のマスクパターンに分割する。具体的
には、図3(a)、(b)にそれぞれ示されるように、
2種類のゲートパターンからなるマスクパターンに分割
した。即ち、図3(a)に示されるようなロジック部に
おけるライン幅L=0.10μm、位相シフトマスクの
シフタ幅S=0.24μmの孤立パターン並びにこの孤
立パターンと略同様のパターン形状及びパターン密度を
もつマスクパターンと、図3(b)に示されるようなD
RAM部におけるライン幅L=0.10μm、スペース
幅S=0.24μmのL&S(ライン・アンド・スペー
ス)パターン並びにこのL&Sパターンと略同様のパタ
ーン形状及びパターン密度をもつマスクパターンの2種
類である。
【0049】また、図示は省略するが、バイナリマスク
パターン作成部23において、第1のマスクパターン作
成部21において作成された当初マスクパターンについ
て、そのゲートパターン等の微細パターン以外のバイナ
リマスクパターンを抽出して作成する。続いて、第2の
マスクパターン作成部24において、パターン分割部2
2において分割した図3(a)、(b)にそれぞれ示さ
れる2種類のマスクパターン毎に、図4(a)、(b)
に示されるような2枚の最終マスクパターン、即ち第1
及び第2の最終マスクパターン41、42をそれぞれ作
成する。更に、バイナリマスクパターン作成部23にお
いて作成された微細パターン以外のバイナリマスクパタ
ーンを、図4(a)、(b)にそれぞれ示される第1及
び第2の最終マスクパターン41、42に配置する。
【0050】こうして、図4(a)に示される第1の最
終マスクパターン41においては、図3(a)に示され
るような孤立パターンのゲートパターンがそのロジック
ゲート部43aに形成され、図4(b)に示される第2
の最終マスクパターン42においては、図3(b)に示
されるようなL&SパターンのゲートパターンがそのD
RAMセル部44aに形成される。そして更に、第1の
最終マスクパターン41においては、第2の最終マスク
パターン42のDRAMセル部44aの周辺部に対応す
るDRAM周辺回路部44bに、バイナリマスクパター
ン作成部23において作成されたバイナリマスクパター
ン(微細なゲートパターン以外のマスクパターン)が形
成されると共に、第2の最終マスクパターン42におい
ては、第1の最終マスクパターン41のロジックゲート
部43aに重なる領域43bに、バイナリマスクパター
ン作成部23において作成されたバイナリマスクパター
ン(微細なゲートパターン以外のマスクパターン)が形
成される。
【0051】即ち、第1の最終マスクパターン41にお
いては、図中に斜線が付されたロジックゲート部43a
が位相シフタ付与部となる領域であり、ドットが付され
たDRAM周辺回路部44bがバイナリマスク部となる
領域である。また、第2の最終マスクパターン42にお
いては、図中に斜線が付されたDRAMセル部44aが
位相シフタ付与部となる領域であり、ドットが付された
ロジックゲート部43aに重なる領域43bがバイナリ
マスク部となる領域である。
【0052】次に、レベンソン位相シフトマスク作製部
30において、レベンソン位相シフトマスクパターン作
成部20の第2のマスクパターン作成部24において作
成された第1及び第2の最終マスクパターン41、42
に対応する2枚のレベンソン位相シフトマスク、即ち図
5(a)、(b)にそれぞれ示されるような第1及び第
2のレベンソン位相シフトマスク51、52を作製す
る。なおここで、図5(a)には、第1の最終マスクパ
ターン41のロジックゲート部43aに対応する部分を
示し、図5(b)には、第2の最終マスクパターン42
のDRAMセル部44aに対応する部分を示している。
【0053】即ち、図5(a)に示されるように、第1
のレベンソン位相シフトマスク51のロジックゲート部
においては、石英基板53上に遮光膜54a、54b、
54cを形成し、これらの遮光膜54a、54b、54
cに挟まれた透過部の石英基板53を選択的にエッチン
グして掘り込みを形成する際に、例えばそのゲートパタ
ーンが上記図3(a)の孤立パターンに代表されるよう
なパターン密度の低いマスクパターンであっても、この
微細パターンにおけるパターン形状及びパターン密度は
第1のレベンソン位相シフトマスク51全体にわたって
略同様であるため、パターン形状及びパターン密度の差
異に起因するローディング効果の発生が防止される。そ
の結果、遮光膜54a、54b、54cの幅は100×
4nmとなり、これらの遮光膜54a、54b、54c
に挟まれた隣接する透過部には、幅240×4nm、深
さ380nmの掘り込み55及び幅240×4nm、深
さ380nm+230nm=610nmの掘り込み56
がそれぞれ形成され、所望の位相差171°を生じさせ
るものとなる。
【0054】また、図5(b)に示されるように、第2
のレベンソン位相シフトマスク52のDRAMセル部に
おいては、石英基板53上に遮光膜54d、54e、5
4fを形成し、これらの遮光膜54d、54e、54f
に挟まれた透過部の石英基板53を選択的にエッチング
して掘り込みを形成する際に、例えばそのゲートパター
ンが上記図3(b)のL&Sパターンに代表されるよう
なパターン密度の高いマスクパターンであっても、この
微細パターンにおけるパターン形状及びパターン密度は
第2のレベンソン位相シフトマスク52全体にわたって
略同様であるため、パターン形状及びパターン密度の差
異に起因するローディング効果の発生が防止される。そ
の結果、遮光膜54d、54e、54fの幅は100×
4nmとなり、これらの遮光膜54d、54e、54f
に挟まれた隣接する透過部には、幅240×4nm、深
さ380nmの掘り込み57及び幅240×4nm、深
さ380nm+230nm=610nmの掘り込み58
がそれぞれ形成され、所望の位相差171°を生じさせ
るものとなる。
【0055】このようにして、ロジックゲート部とDR
AMセル部とではその微細パターンのパターン形状及び
パターン密度に大きな差異があっても、それが第1及び
第2のレベンソン位相シフトマスク51、52に分離さ
れ、それぞれのレベンソン位相シフトマスクにおける微
細パターンのパターン形状及びパターン密度は略同様と
なるため、パターン形状及びパターン密度の差異に起因
するローディング効果の発生が防止され、第1及び第2
のレベンソン位相シフトマスク51、52のそれぞれに
おいて所望の深さの掘り込み55、56;57、58が
それぞれ形成され、共に所望の位相差171°を生じさ
せる2枚のレベンソン位相シフトマスクが作製される。
なお、図示は省略するが、第1及び第2のレベンソン位
相シフトマスク51、52のそれぞれにおいて、ロジッ
クゲート部及びDRAMセル部の位相シフタが付与され
た微細なゲートパターンの他に、DRAM周辺回路部等
には位相シフタが付与されないバイナリパターンが形成
されている。
【0056】次に、図示は省略するが、このレベンソン
位相シフトマスク作製部30において作製された第1及
び第2のレベンソン位相シフトマスク51、52を用い
てパターン形成を行う。即ち、所定のレジスト膜を表面
に塗布した半導体基体に、これら共に所望の位相差17
1°を生じさせる第1及び第2のレベンソン位相シフト
マスク51、52を用いて2回の多重露光処理を行い、
更に現像、洗浄等の処理を経て、第1及び第2のレベン
ソン位相シフトマスク51、52のマスクパターンを重
複転写した1レイヤーのレジストパターンを形成する。
【0057】このように本実施形態によれば、所定のパ
ターンデータに基づき作成した当初マスクパターンにつ
いてローディング効果に関するデータに基づきその微細
パターンのパターン形状及びパターン密度を基準として
分割し、それぞれに第1及び第2の最終マスクパターン
41、42を作成し、更にこれら第1及び第2の最終マ
スクパターン41、42に対応する第1及び第2のレベ
ンソン位相シフトマスク51、52をそれぞれ作製する
ことにより、当初マスクパターンにパターン形状及びパ
ターン密度に大きな差異がある微細パターンが混在して
いても、第1及び第2のレベンソン位相シフトマスク5
1、52のそれぞれにおける微細パターンのパターン形
状及びパターン密度は略同様となるため、位相シフタ付
与部の透過部をエッチングして掘り込みを形成する際
に、パターン形状及びパターン密度の差異に起因するロ
ーディング効果の発生が防止され、所望の深さの掘り込
みを精度よく形成することが可能になり、所望の位相差
を生じさせることが可能になる。従って、レベンソン位
相シフトマスクの高精度な位相差制御が容易に可能にな
り、その製造歩留まりも向上することから、高性能のレ
ベンソン位相シフトマスクを安価に作製することができ
る。
【0058】また、これら共に所望の位相差を生じさせ
る第1及び第2のレベンソン位相シフトマスク51、5
2を用いて2回の多重露光処理を行って1レイヤーのレ
ジストパターンを形成することにより、微細レジストパ
ターンを形成する際のパターン形状制御性や転写位置精
度を向上することができる。
【0059】また、位相シフトマスクを用いてパターン
形成を行う際にポジ型レジストを使用する場合には、微
細パターン以外の不要パターンを解消する通常露光に用
いるマスクが必要となるが、第1及び第2のレベンソン
位相シフトマスク51、52には、位相シフタが付与さ
れた微細なゲートパターンの他に、位相シフタが付与さ
れないバイナリパターンも形成されていることにより、
不要パターンを解消する通常露光に用いるマスクが不必
要となり、第1及び第2のレベンソン位相シフトマスク
51、52の2枚のマスクで済むため、位相シフタマス
クと通常露光に用いるバイナリマスクとの2枚のマスク
を必要とする従来の場合と比較しても、マスク数の増加
を回避することができる。従って、従来の場合よりもス
ループットが低下することもない。
【0060】また、第1及び第2のレベンソン位相シフ
トマスク51、52を用いて多重露光処理を行う際、そ
れぞれに最適な光学条件を設定することが可能になるた
め、リソグラフィプロセスの裕度を大きくすることが可
能になる。従って、製造歩留まりや信頼性を向上し、ス
ループットを増大することができる。
【0061】(第2の実施形態)図6は本発明の第2の
実施形態に係る高解像度マスクパターン作成装置を示す
概略ブロック図であり、図7は図6の高解像度マスクパ
ターン作成装置を組み込んだ高解像度マスク作製装置を
示す概略ブロック図である。
【0062】なお、本実施形態に係る高解像度マスクパ
ターン作成装置及び高解像度マスク作製装置は、レベン
ソン位相シフトマスクパターン作成装置及びレベンソン
位相シフトマスク作製装置を含むものであって、上記第
1の実施形態の場合のようにレベンソン位相シフトマス
クパターン作成装置及びレベンソン位相シフトマスク作
製装置に限定されるものではない。
【0063】図6に示されるように、本実施形態に係る
高解像度マスクパターン作成装置は、所定のパターンデ
ータを入力するパターンデータ入力部61と、露光の際
の焦点深度及び露光量の裕度に関するデータを入力する
焦点深度及び露光量の裕度データ入力部62と、パター
ンデータ入力部61及び焦点深度及び露光量の裕度デー
タ入力部62に入力した所定のパターンデータ及び焦点
深度及び露光量の裕度に関するデータに基づいて所定の
処理を施し、最終マスクパターンを作成する高解像度マ
スクパターン作成部70とに大別される。
【0064】そして、高解像度マスクパターン作成部7
0においては、パターンデータ入力部61に入力した所
定のパターンデータに基づき当初マスクパターンを作成
する第1のマスクパターン作成部71と、この第1のマ
スクパターン作成部71において作成した当初マスクパ
ターンについて、焦点深度及び露光量の裕度データ入力
部62に入力した焦点深度及び露光量の裕度に関するデ
ータに基づき、その微細パターンのパターン形状及びパ
ターン密度を基準として複数種類のマスクパターンに分
割するパターン分割部72と、このパターン分割部72
において分割した複数種類のマスクパターン毎に、複数
の最終マスクパターンを作成する第2のマスクパターン
作成部73とが設けられている。
【0065】また、図7に示されるように、図6のマス
クパターン作成装置を組み込んだ高解像度マスク作製装
置は、上記のパターンデータ入力部61、焦点深度及び
露光量の裕度データ入力部62、及び高解像度マスクパ
ターン作成部70に加えて、この高解像度マスクパター
ン作成部70において作成された複数の最終マスクパタ
ーン毎に、複数枚の高解像度マスクを具体的に作製する
高解像度マスク作製部80が設けられている。そして、
この高解像度マスク作製部80は、通常の高解像度マス
ク作製部と同様の構成をなしている。具体的には、高解
像度マスクパターン作成部70において作成された最終
マスクパターンに基づき、石英基板上に遮光膜を形成し
更にレジスト膜を塗布したマスクブランク上に、原画パ
ターンを描画するパターン描画部81と、パターン描画
部81において描画された原画パターンのレジスト膜を
マスクとして遮光膜を選択的にエッチングする遮光膜エ
ッチング部82と、遮光膜に被覆されていない透過部に
おける石英基板を選択的にエッチングして、隣接する透
過部毎に深さの異なる掘り込みを形成する石英基板エッ
チング部83と、原画パターンのレジスト膜を除去した
後のマスクブランクを洗浄する洗浄部84と、石英基板
上に形成された遮光膜の線幅や遮光膜に挟まれた透過部
のスペース幅や所定の位相差を発生させるための掘り込
みの深さ等を測定する線幅・位相差測定部85と、石英
基板上に形成された遮光膜からなるマスクパターンの欠
陥の有無を検査し、その欠陥を修正する欠陥修正部86
とが設けられている。
【0066】次に、図7の高解像度マスクの作製装置を
用いて高解像度マスクを作製する作製方法を、図8を用
いて説明する。ここで、図8(a)、(b)はそれぞれ
図7の高解像度マスクの作製装置の第1のマスクパター
ン作成部71において作成した当初マスクパターンにつ
いて、パターン分割部72において焦点深度及び露光量
の裕度に関するデータに基づきその微細パターンのパタ
ーン形状及びパターン密度を基準として分割した複数種
類のマスクパターンについてのEDウインドウを示すグ
ラフである。なお、図7の高解像度マスクの作製装置の
第1のマスクパターン作成部71において作成した当初
マスクパターンについて、パターン分割部72において
焦点深度及び露光量の裕度に関するデータに基づきその
微細パターンのパターン形状及びパターン密度を基準と
して分割した複数種類のマスクパターンを示す平面図
は、上記第1の実施形態の図3(a)、(b)に示され
るものと同様であり、図7の高解像度マスクの作製装置
の高解像度マスクパターン作成部70において作成した
複数の最終マスクパターン毎に、高解像度マスク作製部
80において作製した複数枚の高解像度マスクの一部を
示す概略断面図は、上記第1の実施形態の図5(a)、
(b)に示されるものと同様であるため、これら図3及
び図5は本実施形態の説明においても流用する。
【0067】先ず、所定のパターンデータをパターンデ
ータ入力部61に入力する。また、露光の際の焦点深度
及び露光量の裕度に関するデータを焦点深度及び露光量
の裕度データ入力部62に入力する。そして、このパタ
ーンデータ入力部61に入力した所定のパターンデータ
に基づき、高解像度マスクパターン作成部70の第1の
マスクパターン作成部71において、当初マスクパター
ンを作成する。なお、ここでは、この第1のマスクパタ
ーン作成部71において作成する当初マスクパターンと
して、デザインルール0.10μm世代のDRAM及び
ロジック回路のパターンを想定する。
【0068】次に、パターン分割部72において、第1
のマスクパターン作成部71において作成された当初マ
スクパターンについて、焦点深度及び露光量の裕度デー
タ入力部62に入力した焦点深度及び露光量の裕度に関
するデータに基づき、その微細パターンのパターン形状
及びパターン密度を基準として複数種類のマスクパター
ンに分割する。具体的には、上記第1の実施形態の図3
(a)、(b)にそれぞれ示した場合と同様な2種類の
マスクパターンに分割した。即ち、図3(a)に示され
るようなロジック部におけるライン幅L=0.10μ
m、位相シフトマスクのシフタ幅S=0.24μmの孤
立パターン並びにこの孤立パターンと略同様のパターン
形状及びパターン密度をもつマスクパターンと、図3
(b)に示されるようなDRAM部におけるライン幅L
=0.10μm、スペース幅S=0.24μmのL&S
(ライン・アンド・スペース)パターン並びにこのL&
Sパターンと略同様のパターン形状及びパターン密度を
もつマスクパターンの2種類である。
【0069】続いて、第2のマスクパターン作成部73
において、パターン分割部72において分割した図3
(a)、(b)にそれぞれ示される2種類のマスクパタ
ーン毎に、2枚の最終マスクパターンをそれぞれ作成す
る。こうして、2枚の最終マスクパターンの内の一方の
最終マスクパターンにおいては、図3(a)に示される
ような孤立パターンのゲートパターンがそのロジックゲ
ート部に形成され、他方の最終マスクパターンにおいて
は、図3(b)に示されるようなL&Sパターンのゲー
トパターンがそのDRAMセル部に形成される。
【0070】次に、高解像度マスク作製部80におい
て、高解像度マスクパターン作成部70の第2のマスク
パターン作成部73において作成された2枚の最終マス
クパターンに対応する2枚の高解像度マスクを作製す
る。但し、ここでは、これら2枚の高解像度マスクとし
て、上記第1の実施形態の図5(a)、(b)にそれぞ
れ示した場合と同様な第1及び第2のレベンソン位相シ
フトマスク51、52を作製するものとする。
【0071】即ち、図5(a)に示されるように、第1
のレベンソン位相シフトマスク51のロジックゲート部
においては、石英基板53上に幅100×4nmの遮光
膜54a、54b、54cが形成され、これらの遮光膜
54a、54b、54cに挟まれた隣接する透過部に
は、幅240×4nm、深さ380nmの掘り込み55
及び幅240×4nm、深さ610nmの掘り込み56
がそれぞれ形成され、所望の位相差171°を生じさせ
るものとなっている。また、図5(b)に示されるよう
に、第2のレベンソン位相シフトマスク52のDRAM
セル部においては、石英基板53上に幅100×4nm
の遮光膜54d、54e、54fが形成され、これらの
遮光膜54d、54e、54fに挟まれた隣接する透過
部には、幅240×4nm、深さ380nmの掘り込み
57及び幅240×4nm、深さ610nmの掘り込み
58がそれぞれ形成され、所望の位相差171°を生じ
させるものとなっている。
【0072】次に、図示は省略するが、このレベンソン
位相シフトマスク作製部30において作製された第1及
び第2のレベンソン位相シフトマスク51、52を用い
てパターン形成を行う。即ち、所定のレジスト膜を表面
に塗布した半導体基体に、これら共に所望の位相差17
1°を生じさせる第1及び第2のレベンソン位相シフト
マスク51、52を用いて2回の多重露光処理を行い、
更に現像、洗浄等の処理を経て、第1及び第2のレベン
ソン位相シフトマスク51、52のマスクパターンを重
複転写した1レイヤーのレジストパターンを形成する。
【0073】そして、これら第1及び第2のレベンソン
位相シフトマスク51、52を用いた多重露光処理につ
いて光強度シミュレーションを行い、その際のEDウイ
ンドウを求めると、図8(a)、(b)のグラフにそれ
ぞれ示されるようになる。なお、この光強度シミュレー
ションにおいては、上記図3(a)、(b)に示される
ようにロジック部及びDRAM部のゲート長0.10μ
mのゲートパターンについてのレジスト転写線幅のスペ
ックを0.10±0.01μmとする場合を想定し、次
の表に示す光学条件を用いた。
【0074】
【表1】
【0075】先ず、第1のレベンソン位相シフトマスク
51を用いて露光する場合には、そのロジックゲート部
における線幅スペック境界線は、図8(a)に実線で示
されるようになり、この場合における露光量の裕度と焦
点深度の裕度からなるEDウインドウを求めると、その
露光量の裕度が13.2%、焦点深度の裕度が0.6μ
mとなった。また、第2のレベンソン位相シフトマスク
52を用いて露光する場合には、そのDRAMセル部に
おける線幅スペック境界線は、図8(b)に実線で示さ
れるようになり、この場合における露光量の裕度と焦点
深度の裕度からなるEDウインドウを求めると、その露
光量の裕度が11.6%、焦点深度の裕度が0.4μm
となった。このため、これら第1及び第2のレベンソン
位相シフトマスク51、52を用いて多重露光する場
合、そのロジックゲート部のゲートパターンを転写する
際であっても、DRAMセル部のゲートパターンを転写
する際であっても、そのいずれにおいても露光量の裕度
及び焦点深度の裕度は、上記図11のグラフに示す従来
の露光量の裕度:5.3%、焦点深度の裕度:0.4μ
mの場合よりも大きくなる。
【0076】このように本実施形態によれば、所定のパ
ターンデータに基づき作成した当初マスクパターンにつ
いて焦点深度及び露光量の裕度に関するデータに基づき
その微細パターンのパターン形状及びパターン密度を基
準として分割し、2枚の最終マスクパターンを作成し、
更にこれら2枚の最終マスクパターンに対応する第1及
び第2のレベンソン位相シフトマスク51、52をそれ
ぞれ作製することにより、当初マスクパターンにパター
ン形状及びパターン密度に大きな差異がある微細パター
ンが混在していても、第1及び第2のレベンソン位相シ
フトマスク51、52のそれぞれにおける微細パターン
のパターン形状及びパターン密度は略同様となるため、
これら第1及び第2のレベンソン位相シフトマスク5
1、52を用いて露光する際の露光量の裕度及び焦点深
度の裕度をそれぞれ大きくすることが可能になる。従っ
て、これらそれぞれに露光量の裕度及び焦点深度の裕度
が大きな第1及び第2のレベンソン位相シフトマスク5
1、52を用いて2回の多重露光処理を行って1レイヤ
ーのレジストパターンを形成することにより、微細レジ
ストパターンを形成する際に最適な露光条件を容易に確
保して、リソグラフィプロセス裕度を大きくすることが
できる。
【0077】また、第1及び第2のレベンソン位相シフ
トマスク51、52を用いて多重露光処理を行う際、そ
れぞれに最適な光学条件を設定することが可能になるこ
とからも、リソグラフィプロセスの裕度を大きくするこ
とが可能になる。従って、製造歩留まりや信頼性を向上
し、スループットを増大することができる。
【0078】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明に係
るマスクパターンの作成装置、高解像度マスクの作製装
置及び作製方法、並びに高解像度マスクを使用するレジ
ストパターン形成方法によれば、次のような効果を奏す
ることができる。即ち、請求項1に係るマスクパターン
の作成装置によれば、所定のパターンデータに基づき、
当初マスクパターンを作成する第1のマスクパターン作
成部と、この当初マスクパターンについて、位相シフト
マスクにおける透明基板の透過部をエッチングして掘り
込みを形成する際のローディング効果に関するデータに
基づき、パターン形状及びパターン密度を基準として複
数種類のマスクパターンに分割するパターン分割部と、
このパターン分割部部において分割した複数種類のマス
クパターン毎に、複数の最終マスクパターンを作成する
第2のマスクパターン作成部とを有すことにより、ロー
ディング効果が生じない程度の略同様のパターン形状及
びパターン密度のマスクパターンを当初マスクパターン
から抽出して各々に分割配置した複数の最終マスクパタ
ーンが作成されるため、これら複数の最終マスクパター
ンに対応させて、1レイヤーのレジストパターンを形成
するための複数枚の位相シフトマスクの各々を作製する
場合、その透明基板の透過部をエッチングして掘り込み
を形成する際に、パターン形状及びパターン密度の差異
に起因するローディング効果の発生を防止して、所望の
深さの掘り込みを精度よく形成することが可能になる。
従って、それぞれに高精度な位相差制御が可能な複数枚
の位相シフトマスクを実現することができる。
【0079】また、請求項2に係るマスクパターンの作
成装置によれば、所定のパターンデータに基づき、当初
マスクパターンを作成する第1のマスクパターン作成部
と、この当初マスクパターンについて、露光の際の焦点
深度及び露光量の裕度に関するデータに基づき、パター
ン形状及びパターン密度を基準として複数種類のマスク
パターンに分割するパターン分割部と、このパターン分
割部部において分割した複数種類のマスクパターン毎
に、複数の最終マスクパターンを作成する第2のマスク
パターン作成部とを有すことにより、露光の際に十分な
焦点深度及び露光量の裕度が確保される程度の略同様の
パターン形状及びパターン密度のマスクパターンを当初
マスクパターンから抽出して各々に分割配置した複数の
最終マスクパターンが作成されるため、これら複数の最
終マスクパターンに対応させて作製した複数枚の高解像
度マスクを用いて多重露光処理を行って1レイヤーのレ
ジストパターンを形成する場合、その多重露光処理の際
に、それぞれに十分な焦点深度及び露光量の裕度を確保
することが可能になる。従って、最適な露光条件を容易
に確保して、リソグラフィプロセス裕度を大きくするこ
とが可能な高解像度マスクを実現することができる。
【0080】また、請求項4に係る高解像度マスクの作
製装置によれば、上記請求項1に係るマスクパターンの
作成装置と、そこで作成した複数の最終マスクパターン
毎に、複数枚の位相シフトマスクを作製する位相シフト
マスク作製部とを有することにより、ローディング効果
が生じない程度の略同様のパターン形状及びパターン密
度のマスクパターンを当初マスクパターンから抽出して
複数の最終マスクパターンの各々に分割配置し、これら
複数の最終マスクパターンに対応させて、1レイヤーの
レジストパターンを形成するための複数枚の位相シフト
マスクが作製されるため、これら複数枚の位相シフトマ
スクの各々を作製する場合、その透明基板の透過部をエ
ッチングして掘り込みを形成する際に、パターン形状及
びパターン密度の差異に起因するローディング効果の発
生を防止して、所望の深さの掘り込みを精度よく形成す
ることが可能になる。従って、レベンソン位相シフトマ
スクの高精度な位相差制御が容易に可能になり、その製
造歩留まりも向上することから、高性能のレベンソン位
相シフトマスクを安価に作製することができる。
【0081】また、請求項5に係る高解像度マスクの作
製装置によれば、上記請求項2に係るマスクパターンの
作成装置と、そこで作成した複数の最終マスクパターン
毎に、複数の高解像度マスクを作製する高解像度マスク
作製部とを有することにより、露光の際に十分な焦点深
度及び露光量の裕度を確保することが可能になる程度の
略同様のパターン形状及びパターン密度のマスクパター
ンを当初マスクパターンから抽出して複数の最終マスク
パターンの各々に分割配置し、これら複数の最終マスク
パターンに対応させて、1レイヤーのレジストパターン
を形成するための複数枚の高解像度マスクを作製するこ
とが可能になるため、これら複数枚の高解像度マスクを
用いて多重露光処理を行って1レイヤーのレジストパタ
ーンを形成する場合、その多重露光処理の際に、それぞ
れに十分な焦点深度及び露光量の裕度を確保することが
可能になる。従って、最適な露光条件を容易に確保し
て、リソグラフィプロセス裕度を大きくすることが可能
な高解像度マスクを作製することができる。
【0082】また、請求項7に係る高解像度マスクの作
製方法によれば、所定のパターンデータに基づき、当初
マスクパターンを作成するステップと、この当初マスク
パターンについて、位相シフトマスクにおける透明基板
の透過部をエッチングして掘り込みを形成する際のロー
ディング効果に関するデータに基づき、パターン形状及
びパターン密度を基準として複数種類のマスクパターン
に分割するステップと、これら複数種類のマスクパター
ン毎に、複数の最終マスクパターンを作成するステップ
と、これら複数の最終マスクパターン毎に、複数枚の位
相シフトマスクを作製するステップとを有することによ
り、ローディング効果が生じない程度の略同様のパター
ン形状及びパターン密度のマスクパターンを当初マスク
パターンから抽出して複数の最終マスクパターンの各々
に分割配置し、これら複数の最終マスクパターンに対応
させて、1レイヤーのレジストパターンを形成するため
の複数枚の位相シフトマスクが作製されるため、これら
複数枚の位相シフトマスクの各々を作製する場合、その
透明基板の透過部をエッチングして掘り込みを形成する
際に、パターン形状及びパターン密度の差異に起因する
ローディング効果の発生を防止して、所望の深さの掘り
込みを精度よく形成することが可能になる。従って、レ
ベンソン位相シフトマスクの高精度な位相差制御が容易
に可能になり、その製造歩留まりも向上することから、
高性能のレベンソン位相シフトマスクを安価に作製する
ことができる。
【0083】また、請求項8に係る高解像度マスクの作
製方法によれば、上記請求項7に係る高解像度マスクの
作製方法において、1レイヤーのレジストパターンを形
成するための複数枚の位相シフトマスクが作製されるこ
とを利用して、複数の最終マスクパターン毎に複数枚の
位相シフトマスクを作製する際に、微細パターン以外の
マスクパターンを位相差を付与することなく複数枚の位
相シフトマスクに配置することにより、微細パターン以
外の不要パターンを解消するマスクパターンが位相シフ
トマスクに組み込まれて形成されることになる。このた
め、不要パターンを解消する通常露光に用いるマスクが
不必要となり、その分だけマスク枚数を減らすことが可
能になり、それに伴って露光回数も減らすことが可能に
なる。
【0084】また、請求項9に係る高解像度マスクの作
製方法によれば、所定のパターンデータに基づき、当初
マスクパターンを作成するステップと、この当初マスク
パターンについて、露光の際の焦点深度及び露光量の裕
度に関するデータに基づき、パターン形状及びパターン
密度を基準として複数種類のマスクパターンに分割する
ステップと、これら複数種類のマスクパターン毎に、複
数の最終マスクパターンを作成するステップと、これら
複数の最終マスクパターン毎に、複数枚の高解像度マス
クを作製するステップとを有することにより、露光の際
に十分な焦点深度及び露光量の裕度を確保することが可
能になる程度の略同様のパターン形状及びパターン密度
のマスクパターンを当初マスクパターンから抽出して複
数の最終マスクパターンの各々に分割配置し、これら複
数の最終マスクパターンに対応させて、1レイヤーのレ
ジストパターンを形成するための複数枚の高解像度マス
クを作製することが可能になるため、これら複数枚の高
解像度マスクを用いて多重露光処理を行って1レイヤー
のレジストパターンを形成する場合、その多重露光処理
の際に、それぞれに十分な焦点深度及び露光量の裕度を
確保することが可能になる。従って、最適な露光条件を
容易に確保して、リソグラフィプロセス裕度を大きくす
ることが可能な高解像度マスクを作製することができ
る。
【0085】また、請求項11に係るレジストパターン
形成方法によれば、上記請求項7に係る高解像度マスク
の作製方法を用いて、複数枚の位相シフトマスクを作製
するステップと、これら複数枚の位相シフトマスクを用
いて多重露光処理を行い、複数の最終マスクパターンを
転写した1レイヤーのレジストパターンを形成するステ
ップとを有することにより、それぞれに高精度な位相差
制御が可能な複数枚の位相シフトマスクを用いた多重露
光処理によって1レイヤーのレジストパターンが形成さ
れるため、そのレジストパターンのパターン形状制御性
や転写位置精度を向上することができる。また、複数枚
の位相シフトマスクを用いて多重露光処理を行う際、そ
れぞれに最適な光学条件を設定することが可能になるた
め、リソグラフィプロセスの裕度を大きくすることが可
能になる。従って、製造歩留まりや信頼性を向上し、ス
ループットを増大することができる。
【0086】また、請求項12に係るレジストパターン
形成方法によれば、上記請求項8に係る高解像度マスク
の作製方法を適用して作製した複数枚の位相シフトマス
クを用いて多重露光処理を行い、複数の最終マスクパタ
ーンを転写した1レイヤーのレジストパターンを形成す
るステップとを有することにより、微細パターン以外の
不要パターンを解消するマスクパターンが位相シフトマ
スクに組み込まれ、このような複数枚の位相シフトマス
クを用いて1レイヤーのレジストパターンが形成される
ことになるため、不要パターンを解消する通常露光に用
いるマスクが不必要となり、その分だけマスク枚数を減
らすことが可能になり、それに伴って露光回数も減らす
ことが可能になる。
【0087】また、請求項13に係るレジストパターン
形成方法によれば、上記請求項9に係る高解像度マスク
の作製方法を用いて、複数枚の高解像度マスクを作製す
るステップと、これら複数枚の高解像度マスクを用いて
多重露光処理を行い、複数の最終マスクパターンを転写
した1レイヤーのレジストパターンを形成するステップ
とを有することにより、それぞれに十分な焦点深度及び
露光量の裕度を確保することが可能な複数枚の高解像度
マスクを用いた多重露光処理によって1レイヤーのレジ
ストパターンが形成されるため、各高解像度マスクを用
いた露光処理の際に、それぞれに十分な焦点深度及び露
光量の裕度を確保することが可能になると共に、各高解
像度マスク毎に最適な光学条件の設定が可能になる。従
って、最適な露光条件を容易に確保して、リソグラフィ
プロセス裕度を大きくすることができる。また、複数枚
の高解像度マスクを用いて多重露光処理を行う際、それ
ぞれに最適な光学条件を設定することが可能になること
からも、リソグラフィプロセスの裕度を大きくすること
が可能になる。従って、製造歩留まりや信頼性を向上
し、スループットを増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るレベンソン位相
シフトマスクパターン作成装置を示す概略ブロック図で
ある。
【図2】図1のマスクパターン作成装置を組み込んだレ
ベンソン位相シフトマスク作製装置を示す概略ブロック
図である。
【図3】図2のレベンソン位相シフトマスクの作製装置
の第1のマスクパターン作成部21で作成した当初マス
クパターンについて、パターン分割部22でローディン
グ効果に関するデータに基づきその微細パターンのパタ
ーン形状及びパターン密度を基準として分割した複数種
類のマスクパターンを平面図である。
【図4】図2のレベンソン位相シフトマスクの作製装置
の第2のマスクパターン作成部24で作成した複数の最
終マスクパターンの概略を示す平面図である。
【図5】図2のレベンソン位相シフトマスクの作製装置
のレベンソン位相シフトマスクパターン作成部で作成し
た複数の最終マスクパターン毎に、レベンソン位相シフ
トマスク作製部で作製した複数枚のレベンソン位相シフ
トマスクの一部を示す概略断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る高解像度マスク
のマスクパターン作成装置を示す概略ブロック図であ
る。
【図7】図6のマスクパターン作成装置を組み込んだ高
解像度マスク作製装置を示す概略ブロック図である。
【図8】図7の高解像度マスクの作製装置の第1のマス
クパターン作成部71で作成した当初マスクパターンに
ついて、パターン分割部で焦点深度及び露光量の裕度に
関するデータに基づきその微細パターンのパターン形状
及びパターン密度を基準として分割した複数種類のマス
クパターンについてのEDウインドウを示すグラフであ
る。
【図9】従来のレベンソン位相シフトマスクを示す概略
断面図である。
【図10】従来のレベンソン位相シフトマスクを示す概
略断面図である。
【図11】従来のレベンソン位相のマスクパターンにつ
いてのEDウインドウを示すグラフである。
【符号の説明】 11……パターンデータ入力部、12……ローディング
データ入力部、20……レベンソン位相シフトマスクパ
ターン作成部、21……第1のマスクパターン作成部、
22……パターン分割部、23……バイナリマスクパタ
ーン作成部、24……第2のマスクパターン作成部、3
0……レベンソン位相シフトマスク作製部、31……パ
ターン描画部、32……遮光膜エッチング部、33……
石英基板エッチング部、34……洗浄部、35……線幅
・位相差測定部、36……欠陥修正部、41……、42
……、43……、44……、51……、53……石英基
板、54a、54b、…、54f……遮光膜、55、5
6、…、58……掘り込み、61……パターンデータ入
力部、62……焦点深度及び露光量の裕度データ入力
部、70……高解像度マスクパターン作成部、71……
第1のマスクパターン作成部、72……パターン分割
部、73……第2のマスクパターン作成部、80……高
解像度マスク作製部、81……パターン描画部、82…
…遮光膜エッチング部、83……石英基板エッチング
部、84……洗浄部、85……線幅・位相差測定部、8
6……欠陥修正部。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細パターンの微細線幅方向両側を透過
    する光の位相差による干渉効果を用いて解像力を向上さ
    せる高解像度マスクのマスクパターンの作成装置であっ
    て、 所定のパターンデータを入力するパターンデータ入力部
    と、 位相シフトマスクにおける透明基板の透過部をエッチン
    グして掘り込みを形成する際のローディング効果に関す
    るデータを入力するローディングデータ入力部と、 前記パターンデータ入力部に入力した所定のパターンデ
    ータに基づき、当初マスクパターンを作成する第1のマ
    スクパターン作成部と、 前記第1のマスクパターン作成部において作成した前記
    当初マスクパターンについて、前記ローディングデータ
    入力部に入力したローディング効果に関するデータに基
    づき、パターン形状及びパターン密度を基準として複数
    種類のマスクパターンに分割するパターン分割部と、 前記パターン分割部部において分割した前記複数種類の
    マスクパターン毎に、複数の最終マスクパターンを作成
    する第2のマスクパターン作成部と、 を有することを特徴とするマスクパターンの作成装置。
  2. 【請求項2】 高解像度マスクのマスクパターンの作成
    装置であって、 所定のパターンデータを入力するパターンデータ入力部
    と、 露光の際の焦点深度及び露光量の裕度に関するデータを
    入力する焦点深度及び露光量の裕度データ入力部と、 前記パターンデータ入力部に入力した所定のパターンデ
    ータに基づき、当初マスクパターンを作成する第1のマ
    スクパターン作成部と、 前記第1のマスクパターン作成部において作成した前記
    当初マスクパターンについて、前記焦点深度及び露光量
    の裕度データ入力部に入力した前記焦点深度及び露光量
    の裕度に関するデータに基づき、パターン形状及びパタ
    ーン密度を基準として複数種類のマスクパターンに分割
    するパターン分割部と、 前記パターン分割部部において分割した前記複数種類の
    マスクパターン毎に、複数の最終マスクパターンを作成
    する第2のマスクパターン作成部と、 を有することを特徴とするマスクパターンの作成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のマスクパターンの作成装
    置において、 前記第2のマスクパターン作成部において作成した前記
    複数の最終マスクパターンが、それぞれ微細パターンの
    微細線幅方向両側を透過する光の位相差による干渉効果
    を用いて解像力を向上させる位相シフトマスクパターン
    であることを特徴とするマスクパターンの作成装置。
  4. 【請求項4】 微細パターンの微細線幅方向両側を透過
    する光の位相差による干渉効果を用いて解像力を向上さ
    せる高解像度マスクの作製装置であって、 所定のパターンデータを入力するパターンデータ入力部
    と、 位相シフトマスクにおける透明基板の透過部をエッチン
    グして掘り込みを形成する際のローディング効果に関す
    るデータを入力するローディングデータ入力部と、 前記パターンデータ入力部に入力した所定のパターンデ
    ータに基づき、当初マスクパターンを作成する第1のマ
    スクパターン作成部と、 前記第1のマスクパターン作成部において作成した前記
    当初マスクパターンについて、前記ローディングデータ
    入力部に入力したローディング効果に関するデータに基
    づき、パターン形状及びパターン密度を基準として複数
    種類のマスクパターンに分割するパターン分割部と、 前記パターン分割部部において分割した前記複数種類の
    マスクパターン毎に、複数の最終マスクパターンを作成
    する第2のマスクパターン作成部と、 前記第2マスクパターン作成部において作成した前記複
    数の最終マスクパターン毎に、複数枚の位相シフトマス
    クを作製する位相シフトマスク作製部と、 を有することを特徴とする高解像度マスクの作製装置。
  5. 【請求項5】 所定のパターンデータを入力するパター
    ンデータ入力部と、 露光の際の焦点深度及び露光量の裕度に関するデータを
    入力する焦点深度及び露光量の裕度データ入力部と、 前記パターンデータ入力部に入力した所定のパターンデ
    ータに基づき、当初マスクパターンを作成する第1のマ
    スクパターン作成部と、 前記第1のマスクパターン作成部において作成した前記
    当初マスクパターンについて、前記焦点深度及び露光量
    の裕度データ入力部に入力した前記焦点深度及び露光量
    の裕度に関するデータに基づき、パターン形状及びパタ
    ーン密度を基準として複数種類のマスクパターンに分割
    するパターン分割部と、 前記パターン分割部部において分割した前記複数種類の
    マスクパターン毎に、複数の最終マスクパターンを作成
    する第2のマスクパターン作成部と、 前記第2マスクパターン作成部において作成した前記複
    数の最終マスクパターン毎に、複数枚の高解像度マスク
    を作製する高解像度マスク作製部と、 を有することを特徴とする高解像度マスクの作製装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の高解像度マスクの作製装
    置において、 前記マスク作製部において作製した前記複数枚の高解像
    度マスクが、それぞれ微細パターンの微細線幅方向の両
    側を透過する光の位相差による干渉効果を用いて解像力
    を向上させる位相シフトマスクであることを特徴とする
    高解像度マスクの作製装置。
  7. 【請求項7】 微細パターンの微細線幅方向両側を透過
    する光の位相差による干渉効果を用いて解像力を向上さ
    せる高解像度マスクの作製方法であって、 所定のパターンデータに基づき、当初マスクパターンを
    作成するステップと、 前記当初マスクパターンについて、位相シフトマスクに
    おける透明基板の透過部をエッチングして掘り込みを形
    成する際のローディング効果に関するデータに基づき、
    パターン形状及びパターン密度を基準として複数種類の
    マスクパターンに分割するステップと、 前記複数種類のマスクパターン毎に、複数の最終マスク
    パターンを作成するステップと、 前記複数の最終マスクパターン毎に、複数枚の位相シフ
    トマスクを作製するステップと、 を有することを特徴とする高解像度マスクの作製方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の高解像度マスクの作製方
    法において、 前記複数の最終マスクパターン毎に、複数枚の位相シフ
    トマスクを作製する際に、微細パターン以外のマスクパ
    ターンを位相差を付与することなく前記複数枚の位相シ
    フトマスクに配置することを特徴とする高解像度マスク
    の作製方法。
  9. 【請求項9】 所定のパターンデータに基づき、当初マ
    スクパターンを作成するステップと、 前記当初マスクパターンについて、露光の際の焦点深度
    及び露光量の裕度に関するデータに基づき、パターン形
    状及びパターン密度を基準として複数種類のマスクパタ
    ーンに分割するステップと、 前記複数種類のマスクパターン毎に、複数の最終マスク
    パターンを作成するステップと、 前記複数の最終マスクパターン毎に、複数枚の高解像度
    マスクを作製するステップと、 を有することを特徴とする高解像度マスクの作製方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の高解像度マスクの作製
    方法において、 前記複数の最終マスクパターン毎に作製する前記複数枚
    の高解像度マスクが、それぞれ微細パターンの微細線幅
    方向の両側を透過する光の位相差による干渉効果を用い
    て解像力を向上させる位相シフトマスクであることを特
    徴とする高解像度マスクの作製方法。
  11. 【請求項11】 微細パターンの微細線幅方向の両側を
    透過する光の位相差による干渉効果を用いて解像力を向
    上させる高解像度マスクを使用するレジストパターン形
    成方法であって、 所定のパターンデータに基づき、当初マスクパターンを
    作成し、前記当初マスクパターンについて、位相シフト
    マスクにおける透明基板の隣接する透過部をエッチング
    して深さの異なる掘り込みを形成する際のローディング
    効果に関するデータに基づき、パターン形状及びパター
    ン密度を基準として複数種類のマスクパターンに分割
    し、前記複数種類のマスクパターン毎に、複数の最終マ
    スクパターンを作成し、前記複数の最終マスクパターン
    毎に、複数枚の位相シフトマスクを作製するステップ
    と、 前記複数枚の位相シフトマスクを用いて多重露光処理を
    行い、前記複数の最終マスクパターンを転写した1レイ
    ヤーのレジストパターンを形成するステップと、 を有することを特徴とするレジストパターン形成方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のレジストパターン形
    成方法において、 前記複数の最終マスクパターン毎に、複数枚の位相シフ
    トマスクを作製する際に、微細パターン以外のマスクパ
    ターンを位相差を付与することなく前記複数枚の位相シ
    フトマスクに配置し、 前記微細パターン以外のマスクパターンが位相差を付与
    することなく配置された複数枚の位相シフトマスクを用
    いて多重露光処理を行い、前記複数の最終マスクパター
    ンを転写した1レイヤーのレジストパターンを形成する
    ことを特徴とするレジストパターン形成方法。
  13. 【請求項13】 高解像度マスクを使用するレジストパ
    ターン形成方法であって、 所定のパターンデータに基づき、当初マスクパターンを
    作成し、前記当初マスクパターンについて、露光の際の
    焦点深度及び露光量の裕度に関するデータに基づき、パ
    ターン形状及びパターン密度を基準として複数種類のマ
    スクパターンに分割し、前記複数種類のマスクパターン
    毎に、複数の最終マスクパターンを作成し、前記複数の
    最終マスクパターン毎に、複数枚の高解像度マスクを作
    製するステップと、 前記複数枚の高解像度マスクを用いて多重露光処理を行
    い、前記複数の最終マスクパターンを転写した1レイヤ
    ーのレジストパターンを形成するステップと、 を有することを特徴とするレジストパターン形成方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のレジストパターン形
    成方法において、 前記複数の最終マスクパターン毎に作製する前記複数枚
    の高解像度マスクが、それぞれ微細パターンの微細線幅
    方向の両側を透過する光の位相差による干渉効果を用い
    て解像力を向上させる位相シフトマスクであることを特
    徴とするレジストパターン形成方法。
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