JP2002365747A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JP2002365747A
JP2002365747A JP2001172833A JP2001172833A JP2002365747A JP 2002365747 A JP2002365747 A JP 2002365747A JP 2001172833 A JP2001172833 A JP 2001172833A JP 2001172833 A JP2001172833 A JP 2001172833A JP 2002365747 A JP2002365747 A JP 2002365747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
images
camera
image
memory
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001172833A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Nonaka
修 野中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001172833A priority Critical patent/JP2002365747A/ja
Publication of JP2002365747A publication Critical patent/JP2002365747A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Cameras In General (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な被写体に対し何度も撮り直しする必要
がなく、効果的に立体画像を得られ、最適な像のみを選
択記憶可能にしてメモリの無駄なく多くのコマの立体写
真撮影を可能とするカメラを提供すること。 【解決手段】 異なる視野から撮影した少なくとも3枚
の複数画像を記憶する第1メモリ3aと、これら複数画
像のうちの一対の画像を観察できる立体視用観察手段6
(LCDモニタ6a,6b)と、上記一対の画像を選択す
るための選択用スイッチを含むスイッチ群4と、上記3
枚以上の複数画像から選択された一対の画像を記憶する
ための第2メモリ3bとを有するカメラを構成実施す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体的に観察でき
る画像を撮影するための「立体カメラ」と称すカメラの
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】立体カメラは「ステレオカメラ」として
も古くから知られており、これは、あたかも左眼と右眼
で物体を見た時に、その視差によって立体感が得られる
ように、視差をもたせた2つの画面の撮影をカメラにも
撮影可能としたものである。近年のこの種のカメラ技術
としては、例えば特開平2001−12910号公報に
開示の「多眼式データ入力装置」等が挙げられ、周知の
ステレオ視の原理を利用しこのカメラを最近のディジタ
ル技術の応用によって提供しようとする試みがある。こ
の従来技術の提案は、撮影したステレオ効果を有する複
数の2次元画像を重ね合わせて表示するための表示制御
部を有するというものであった。このような技術によ
り、従来でも被写体を立体視でき撮影することができ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、立体写
真は、被写体の距離や形状によって好ましい視差が異な
るので、従来、一般のユーザには簡単には撮影ができな
かった。仮に撮影したとしても、撮影者が思ったような
効果が得られない場合が多く、失敗写真となる不具合が
多かった。
【0004】上記特開平2001−12910号公報の
多眼式データ入力装置でも、複数画像の重ね合わせた際
に充分な立体視効果が得られていないことが確認された
時には、何度も撮影をやり直す必要があった。また、デ
ィジタル的に立体画像を撮影する時には、1つのシーン
に対して複数の画像を要し、そのため多くのメモリ領域
を必要とした。よって、より簡単に満足できる立体写真
が得られるカメラが求められている。
【0005】本発明は以上の現状に鑑みて成されたもの
であり、その目的は、様々な被写体に対して何度も撮り
直したりする必要がなく、効果的に立体画像を得ること
のできるカメラを提供すると共に、最適な像のみを選択
し記憶可能にしてメモリ領域を無駄にする事なく多くの
コマの立体写真撮影を可能としたカメラを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するため、本発明では次のような手段を講じてい
る。例えば、異なる条件で撮影した少なくとも3枚の複
数画像を記憶する第1のメモリと、これら複数画像のう
ちの一対の画像を観察できる立体視用観察手段と、上記
一対の画像を選択する選択スイッチと、3枚以上の複数
画像から選択された一対の画像を記憶する第2のメモリ
と、を備えたようなカメラを提案する。
【0007】特に上記第2のメモリは、当該カメラより
取り外しが可能であるものとする、上記に記載のカメラ
を提案する。また、上記選択スイッチの操作を検出し
て、上記3枚以上のn個の複数画像のうちの一対を選択
表示する際には、『 n2 』の数の対画像を順次表示す
る表示制御手段を有することを特徴とする、上記に記載
のカメラを提案する。
【0008】
【発明の実施の形態】まず本発明では、簡単に効果的な
立体写真を得るため、また、その効果を簡単にモニタで
きるように、ディジタル画像技術とスイッチやモニタ等
に適切なヒューマンインタフェース技術を組み合わせた
以下のように工夫したカメラを提案する。例えば、レリ
ーズ操作で複数の画面を撮像した後、所定の1対の画像
を選んで表示し、これらを見たユーザが選択指示したも
のを記録するようにこのカメラを構成・制御する。ま
た、本発明のカメラでは、最も効果的な立体画像を得る
ような適切なタイムラグ対策をすることで、立体画像の
効果的な取得を図るように工夫している。
【0009】以下、本発明に係わる複数実施形態を挙げ
て本発明について詳しく説明する。 (第1実施形態)図1〜図7に基づき、第1実施形態と
してのカメラについて説明する。まず図1(a)〜
(d)にこの実施形態のカメラを示し、その構成と利用
形態について述べる。このカメラの構成を概略的に示す
図1(a)において、本実施形態のカメラは、このカメ
ラ全体を統括制御する制御機能のほか画像処理機能をも
兼ねるマイクロコンピュータ(ASIC)1と、被写体1
00を電子的に撮影する例えばCMOSイメージセンサ
等の撮影部2と、撮影した画像を電子的に記憶するメモ
リ3とを有し、さらに、上記撮影部2の撮影機能部分を
選択的に切り換える為のスイッチ群4と、モニタ表示
(LCD等)の駆動部としてのLCDドライバ5と、両眼
でモニタできる立体視用観察手段(両眼用ファインダ)
6(即ち左右一対のLCDモニタ6L,6R)と、表示部
としての外部LCD7とを有している。
【0010】撮影部2は、並列配置された4枚のレンズ
2A,2B,2C,2Dと、これら各レンズの後方に配
置された撮像素子A,B,C,Dとから構成されてい
る。そして、レンズ2A〜2Dはそれぞれ光軸が異な
り、視差を有しているので、これらレンズ2A〜2Dを
介した撮像素子A〜Dにより、異なる視点からの像を観
察でき、記録できるように構成されている。
【0011】また、画像処理用ICを兼ねるマイクロコ
ンピュータ(ASIC)1は、例えば、像信号処理機能部
やメモリコントロール機能部の他、画像信号をJPEG
形式に圧縮伸張する機能部を有しており、スイッチ群4
や別体のフラッシュメモリ1a内の制御プログラム(詳
細後述)に従ってカメラのシーケンス制御を行う。
【0012】構造的にこの実施形態のカメラを利用すれ
ば、画像信号は、1回の撮影で4つ得られる。得られた
これらの像信号は、まず、メモリ3のうち、第1メモリ
(「メモリ1」と略称)3aに画像圧縮されないまま記
憶される。この理由は、立体画像を得るためには、左右
の眼用に最低2つの画像があればよく、本実施形態のよ
うに4つの撮影画像があっても、そのうちの2つの画像
は使わなくとも、2つの眼で立体視可能であるからであ
る。
【0013】つまり、使わない2つの画像を削除するプ
ロセスが必要となる。このため、その削除用のプロセス
用に仮記憶するメモリ部分を上記の如く第1メモリ(メ
モリ1)3aとし、不要画像を削除した後の2つの画像
を記憶するもう1つのメモリ部分を第2メモリ(「メモ
リ2」と略称)3bとして、そのメモリ3を2つの部分
に分離して設けている。なお、第2メモリ(メモリ2)
3bには種々のシーンが記録できるように、前述の如く
構成して必要な選択された画像のみを、且つ、画像圧縮
した形で記憶するように構成している。
【0014】上記第2メモリ3bは、当該カメラ本体よ
り必要に際して取り外しが可能な、例えばメモリカード
等の装脱自在な外部メモリデバイスであるものとする。
また、ASIC1は、LCDドライバ5を介して、両眼
用モニタ6としての右眼用と左眼用に設けられた2つの
LCDモニタ6a,6bを表示駆動できるように制御し
ている。また、このカメラのモード設定等を行う時に確
認できるように、ASIC1は外部LCD7を適宜に制
御できるようになっている。
【0015】図1(b)に示したカメラ10の使用形態
の如く、ユーザ101が、このカメラ10を構えて、異
なる角度から被写体100を撮影している。そしてこの
とき、このカメラにおける撮影方向が右側から行ったこ
とを表示するように、図1(c)に示す如くの表示が行
われる。同様に、図1(d)に示す如く、撮影方向が左
側から行われたことを表示するように、同じく撮影方向
を表示するように設定されている。つまり、4つのうち
少なくとも2つの角度から撮影されるように構成配置し
ている。このよう構成配置することによって、撮影で複
数画像を得れば、適宜な組合せにより被写体像の立体視
が可能となる。
【0016】この実施形態に例示したカメラは、後で詳
しく説明する図2のフローチャートのような、この機能
専用の制御用プログラムのメインルーチンに従って所定
の動作を行うように制御されている。尚、この制御用プ
ログラムは、フラッシュメモリ1a内に記憶内蔵され、
図示しない制御部内のCPUまたはASIC1で稼動す
るように設定されている。
【0017】このカメラで得られる画像イメージは、図
3に例示のような4つの画像である。すなわち、撮影を
行うと図3の画像A〜Dという4つの画像が得られる。
画像Aは被写体を右から見た像であり、画像B,画像
C,画像Dと移るにつれて、被写体を左側から見た像と
なる。
【0018】また、この実施形態のカメラの外観を、図
4(a),(b)に示すと、このカメラは、図4(a)
の如く、カメラ上部にはレリーズスイッチ4aの他、上
述の表示用LCD7や表示や画面切換、画面選択等を行
う時に操作する、モード切換用スイッチ4bや表示変更
用スイッチ4cが設けられている。
【0019】カメラ前面には、撮影用レンズ2やファイ
ンダ対物レンズ11bが並んでいる。
【0020】また、図4(b)はこのカメラを後方側か
ら見た図であり、光学式ファインダの接眼レンズ11a
と、左右の眼で撮影画像をチェックしたりモニタするた
めの表示機能を有するLCDから成る左右接眼部6L,
6Rが設けられている。さらに、後述する画面シフト用
スイッチ4d,4eが設けられている。
【0021】尚、画面切換用スイッチ4fは、右手親指
で操作できる位置になっている。このような構成のカメ
ラで撮影を行い、図3のような4つの画像A〜Dを得
て、画像A,画像B,画像C及び画像Dの順に被写体の
左側から見た被写体像を表示できる。これらのうち、ど
の像を組み合わせて見た方が立体画像として良いかは、
非常に選択が困難で、ユーザが、背景から浮かび上がっ
た人物のみを期待するなら視差の小さい画像Cと画像D
の一対でもよいが、髪の毛と顔の微妙な「重なり」まで
を描写するには、もっと視差の大きい画像ペア(例えば
画像Aと画像Dとの一対)である事が好ましい。そこで
本発明のカメラでは、こうして得られた3つ以上複数の
画像から、一対の画像ペアを選ぶために、モニタ用の接
眼部(LCDモニタ6L,6R)を有している。
【0022】なお、n枚の複数画像の中から、一対の画
像ペアを選ぶ組み合わせは、 n2=n!/{2!×(n
−2)!}通りである。
【0023】図5にこの時のモニタ画面を示す。単に2
つの画像を並べただけでは不自然であったり、見るとき
に疲れが生じるので、図4(b)の画面シフト用スイッ
チ4d,4eに従って、片方の画面を固定し(A)、も
う片方の画像(C)を横にシフトできるようにして、個
々のユーザに対応している。つまり、これら画面シフト
用スイッチ4d,4eを操作しながら、2つの接眼部
(LCDモニタ)6L,6Rを両眼で見れば、自然な立体
像が観察できるように調整ができる。
【0024】また、前述のように、ユーザがこだわる立
体の見え具合は、必ずしも、どの視点からの撮影画像で
あるか決める事ができないので、4つのうちどの画像を
組み合わせればよいか簡単に選択できるように、図6に
示すように、切換用スイッチの操作に応じて一対の種々
の画像ペアが自動的に組み合わされて、切り換えて表示
できるようにしている。このようにヒューマンインタフ
ェース技術にかなった配置と操作性が採用されている。
【0025】また、レリーズスイッチ4aの2RSWと
兼用する選択用スイッチが操作されると、表示制御手段
としてのLCDドライバ5により、” n2 ” (但
し、nは3以上)の数の対画像を順次表示させることがで
きる。
【0026】なお、現在どの像とどの像が組み合わされ
ているかを表わす記号A、B,C又はDを図5のように
各画面内右下にLCD表示するようにしてもよいし、画
面外部、例えば、図4(a),(b)に示すような表示
部7にその記号を表示出力するようにしてもよい。
【0027】ここで、このカメラの特徴的機能を制御す
る為の制御プログラムについて、さらに具体的に図2の
フローチャートに基づいて説明する。まず、ステップS
1において、このカメラが表示モードであるか否かを判
定する(S1)。これは、このカメラ自体が撮影手段で
あると共に、立体視用の2つの液晶モニタを有するモニ
タ手段でもあるためで、撮影時にいたずらに表示をさせ
ておくとエネルギーが無駄になるので、モード切換用ス
イッチ4bの切り換え操作によって、撮影モード又は表
示モードの切り換えを行うようにしている。
【0028】続いて撮影モードか否かの判定を行い(S
2)、もし撮影モードである場合は、ステップS3にて
メモリ1の内容が消去済みか否かを判定し(S3)、も
し消去済みの場合は、レリーズスイッチの操作状態(2
RSWのON状態)を検出すると、ステップS4にて撮
影が行われる(S4)。撮影は、前述のCMOSイメー
ジセンサ等で成る撮影部2の制御によって行われ、その
結果、画像データが生成される。そして、ステップS5
にてASIC1がこの画像データを読み出し(S5)、
その画像データをメモリ1に記憶して(S6)、上記ス
テップS1へ戻る。
【0029】こうして、4つの視野から所定の(図3参
照)撮影画像が得られるが、表示モードにすれば、上記
ステップS1からステップS40へ分岐して、メモリ1
内のデータの有無を判定して(S40)、有る場合は、
ASIC1がLCDドライバ5を制御してそのメモリ1
内に記憶されているデータの表示を行うが(S41)、
この時は、4つの画像A〜Dが隣接した所定の表示形態
(図7参照)にする。これは、4つの画像が表示された
画面から例えば2つの画像を選択を行うか否かを示すも
ので、レリーズスイッチと兼用する選択用スイッチ4a
が操作されると、ステップS14に分岐し、4つのうち
2つの画像を左右の表示手段(6L、6R)にて表示
し、ユーザが立体視用接眼部6L,6Rをのぞくと、立
体画像が見えるようにしている。この例では、右の眼で
は、右から撮った像が見え、左の眼では左から撮った像
が見えるようにする。
【0030】この時、画面シフト用スイッチ(シフトS
W)4d,4eが操作されると、ステップS20を分岐
し、ステップS21でそのシフト方向に従って一対の画
像の一方の像が微動し(図5参照)、見やすい位置に合
せ込むことができる。もし違う画像ペアの方がよい場合
は、図示した画像ペアを変えるため、画面切換用スイッ
チ(切換SW)4fを操作すると、ステップS22をY
に分岐し、先のシフト結果をメモリ3内に記憶して(S
23)、次回表示時にも調整結果を反映できるようにし
て画面の切換を行う。これは、所定の順番(図6参照)
で切り換えるもので、表示モードである以上、所定時間
が経過するまで(S25,S26)、ステップS20か
らのシフトSWの操作(S20)、切換SWの操作(S
22)を行えば、これらの各SWの操作に従って、モニ
タ画面が制御される。例えば、シフトSWの操作で片方
の画像がシフトされる(S21)。また、切換SWの操
作で、シフト量が記憶され(S23)、画像が切り換え
られ(S24)、上述した如く、表示モードにて所定時
間の経過を見ながらS20〜S26が繰り返えされ、所
定時間がくると、図示しないカメラシーケンス制御にリ
ターンする。
【0031】効果的な画像ペアが決定された時には、シ
フト量記憶を選択指示するための所定の記憶の選択用ス
イッチ4a(但しこの例では、このスイッチはレリーズ
スイッチと兼用)の操作を検知することによって(S3
0)、選択された画像(即ち、現在表示されている一対
の画像ペア)を画像圧縮処理し(S31)して、メモリ
2にその画像ペアと、シフト量を記憶する(S32)。
この際、メモリ1の記憶内容は不要となるので、続くス
テップS33にてメモリ1からその消去を行い(S3
3)、その後は、次の撮影に備えるため、図示しないカ
メラシーケンス制御にリターンする。
【0032】このように、複数の画面から、一対の良好
な画像ペアを、簡単なスイッチ操作で選択・記憶できる
ようにしたので、使い易く、メモリ容量を小さくして撮
影可能枚数を増加させた立体撮影用のカメラが提供でき
る。
【0033】上記ステップS3の判定で、メモリ1内に
以前のデータが残っている時は、ここでステップS9へ
分岐し、所定の警告を行う(S9)。ここで表示モード
であるか否かを判定し(S10)、否の場合は前述した
ステップS3に戻る。表示モードであれば、ステップS
11にて、モニタ部に所定の形態(図7参照)で4つの
画像表示を行って(S11)、選択記憶が済んでいない
事をユーザに知らせる。そしてここで選択モードか否か
を判定し(S12)、否の場合は、当該画像を消去する
か否かを判定し(S13)、消去する場合は消去した
後、上記ステップS1に戻る。もし選択モードに選択さ
れると、ステップS14にて、一対の画像ペアを表示し
た後(S14)、ステップS20以降の選択記憶処理手
順に移行する。
【0034】一方、表示モードでは、最後の撮影で選択
記憶が済んでいなくても、表示変更用スイッチ4cの操
作によって、その前の撮影結果を観賞することもでき
る。ステップS43でこれを判定し(S43)、ステッ
プS44では、メモリ3に圧縮されている画像データを
ASIC1が伸張して(S44)、ステップS45にて
表示制御を行う(S45)。また、この時、画面シフト
用のシフトSW4d,4eの利用も有効で、見え難い時
には画面シフト用スイッチ4d,4eの操作によって、
所定の印(例えば黒矢印、図5参照)で示す方向の画像
シフト処理を行って、より見やすくする事が可能であ
る。
【0035】ステップS46にて、このシフトSWの操
作を検出すれば(S46)、このシフトSWの操作に従
って、モニタ画面が制御される。即ち、片方の画像がシ
フトされる(S47)。この表示モードもモード切換用
スイッチ4bの操作又は、所定時間が経過するまで継続
される(S48,S49)。そして、所定時間がくると
同様に、図示しないカメラシーケンス制御にリターンす
る。
【0036】さらに具体的に、上述したカメラの運用の
仕方について説明する。図6には、各画像は図示しない
が、切換時にどのような組合せで表示されるかを概念的
に示している。ユーザは、これらを見ながら、どの画像
ペアが一番自分好みに合っているか否かを決定する。所
定の切換用スイッチの切換操作によって簡単に、複数の
画像ペアを順次チェックできるので、容易に最適なもの
を選択決定ができる。また、一度、画面シフト用スイッ
チ4d,4eで合せた後は、そのシフト量を記憶してお
いて、次回の表示の際にはシフト調整をしないで済むよ
うに工夫している。
【0037】また、図7には、ユーザが選択可能な4つ
の画像の表示形態例を示す。LCDドライバ5の制御に
より、メモリ1内に記憶されていた画像データが、例え
ば図示の如く隣接して表示されるので、ユーザはこれら
4画像A〜Dから所望の例えば2つの画像を選択指定す
ると、これらを基にして立体画像が得られる。
【0038】以上説明したように本実施形態によれば、
レリーズ操作で複数の画面を撮像した後、画像のうちか
ら1対を選んで表示し、ユーザが所望し選択した画像を
記録できるように構成実施する。このようにすれば、様
々な被写体に対して何度も撮り直したりする必要なく、
効果的に立体画像を得ることができそれを手軽に楽しめ
る。そしてその効果のほどを簡単に確認して必要な画像
だけを記録していくようにしたので、最適な像のみを選
択して記憶できメモリを無駄に使うことなくなり、多く
のコマの立体写真撮影を可能とし、数多くの立体写真撮
影を楽しむことが可能な立体カメラを実現できるように
なる。よって、従来に比べて簡単に立体画像の撮影記憶
及び観賞ができるカメラが提供できる。
【0039】(変形例1)上述の第1実施形態はさらに
次のように変形実施してもよい。本発明のような考え方
により作られる製品としてのカメラは、必ずしも図1
(a)のように、4つの撮影レンズを有する必要はな
い。例えば、図1(b)のように、被写体100を静止
させて、ユーザ101が撮影方向を変えながらカメラ1
0を制御して、4つの画像を得た場合にも図3のような
複数画像は得られるし、図5のシフト制御、図6に例示
のペア切換等を含む、図2に例示のフローチャートの考
え方は有効になる。この時、図1(a)の外部LCDな
どの表示部7に図1(c),(d)に示すような矢印表
示を行い、撮影方向と画像との対応づけを行ってもよ
い。それにより同等またはそれ以上の効果が期待でき
る。
【0040】こうした撮影ができるカメラは種々の工夫
が考えられるが、例えば立体撮影モードを選択すると、
図1(c)のような表示が出るようにし、ユーザはその
矢印の角度から撮影をするように変形実施し、且つ、撮
影が終了する都度に、矢印表示を切り換えて、ユーザが
被写体を見る角度を変えるようにカメラ側から指示する
方法や、先に撮影を行って、その後、ユーザが画面と角
度(即ち表示部7上の矢印の向き)を対応づけ、所定の
スイッチの操作によって行うようにしてもよい。こうし
て得られた画面は、図3と同様にA〜Dの記号と画面と
が対応づけされる。
【0041】(第2実施形態)次に、図8〜図10に基
づき、本発明に係わる第2実施形態について説明する。
図8はこの第2実施形態のカメラの構成を概略的に示
し、図9はこのカメラの表示部としてのLCDを示して
いる。図9のように透明のLCD6a,6bを上下に重
ねて構成した上下二重の各LCDに、それぞれ表示条件
(例えば輝度やピント位置)を変えて複数の画像を表示
することによって、立体感のある表示を行う技術を応用
できる。本発明の第2実施形態は、このような表示がで
きるカメラについて、本発明の特徴を適用した一例を実
施するものである。
【0042】図8に示すカメラの撮影レンズ2Aは、ピ
ント位置をレンズドライバ(LD)20によって変化でき
るレンズであり、撮像素子25上に被写体100の像を
結像させる。またこのカメラは、撮像素子25から入力
した像信号を圧縮・伸張およびLCDドライバ5a,5
bを介して表示制御を行う機能を有するマイコンをAS
IC1として有している。このASIC1は、被写体1
00の像をLD20や撮像素子25を用いてピントを変
えながら連写し、三種類以上の像を撮影する。こうして
得られた画像を、図9のように上下に重ねられたLCD
6a,6b上に表示した場合、どの画像の組合せが最も
立体感が得られるかは、撮影シーンの状況やユーザの好
みによって異なる。
【0043】図10に、上下の画像の切換えパターンの
推移を示すと、図示の如く切換スイッチ操作によって順
次2つの像を重ねて表示して、ユーザが見て立体視に最
もふさわしい組合せのものを選択できるようにしてい
る。具体的には、被写体距離をL2とし、その手前まで
の距離をL1、被写体100の後ろまでの距離をL3とし
て、それぞれの距離にピントの合った像を得るように撮
影した後、それらの像のうち、どのピント位置が立体視
にふさわしいかを、ワンタッチ切換えで目視チェック可
能にする。また、選択された画像のみを記憶するように
適宜制御することで、メモリ3の容量を節約する。
【0044】このように第2実施形態によれば、一回の
連写結果によって得られた複数画像から、ユーザが慎重
に吟味して最適な画像ペアを選択できるので、シャッタ
チャンスを逃すことなく、且つメモリ容量を節約しなが
ら撮影が楽しめる。
【0045】(その他の変形例)なお、第1実施形態に
よれば撮影レンズ2A〜2Dは必ずしも4つ必要でな
く、図1(a)のような画面分割も不要なので、より解
像度の高い立体画像が得られる。このほかにも、本発明
の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能であ
る。
【0046】以上、一実施形態に基づき説明したが、本
明細書中には次の発明が含まれる。
【0047】(1) 視点位置を変えながら連続撮影で
きるカメラであって、撮影して得られた複数画像のう
ち、一対を選択的に記憶することを特徴とする、立体カ
メラを提供できる。 (2) 上記視点位置を変えて異なる視野から撮影する
ため、3つ以上の撮影レンズが並列配置され、これら各
撮影レンズでそれぞれ結像された視差がわずかづつ連続
して異なる像イメージをそれぞれ光電変換する光電変換
素子が複数設けられていることを特徴とする(1)に記
載のカメラを提供できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
様々な被写体に対して何度も撮り直したりする必要がな
く、効果的に立体画像を得ることのできるカメラを提供
すると共に、最適な像のみを選択し記憶可能にしてメモ
リ領域を無駄にする事なく多くのコマの立体写真撮影を
可能としたカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)〜(c)は本発明の第1実施形態
のカメラを示し、(a)は、このカメラの構成を概略的
に示す構成図、(b)は、このカメラの使用形態の一例
を示す斜視図、(c)は、一撮影方向を表示するこのカ
メラの平面図、(d)は、他の撮影方向を表示するこの
カメラの平面図。
【図2】 本実施形態のカメラの特徴的な動作を示し、
この動作のための制御プログラムのメインルーチンを表
わすフローチャート。
【図3】 このカメラで得られる4つの画像イメージを
示す説明図。
【図4】 図4(a),(b)は本実施形態のカメラの
外観を示し、(a)は、このカメラの斜め前方からみた
場合の斜視図、(b)は、このカメラの斜め後方からみ
た場合の斜視図。
【図5】 得られる画像Aおよび画像Cのシフト制御の
説明図。
【図6】 左右の画像の切換えパターンの推移を示す説
明図。
【図7】 選択される4つの画像を表示する画面を示す
説明図。
【図8】 本発明の第2実施形態のカメラの構成を概略
的に示す構成図。
【図9】 このカメラの表示部としてのLCDの構成を
示す斜視図。
【図10】 LCDの上下の画像の切換えパターンの推
移を示す説明図。
【符号の説明】
1…ASIC(マイクロコンピュータ:制御手段)、 1a…フラッシュメモリ、 2…撮影部(撮影光学系)、 2A〜2D…レンズ(撮影レンズ)、 3…メモリ、(3a…第1メモリ、3b…第2メモ
リ)、 4…スイッチ群(操作釦を含む)、 4a…レリーズスイッチ(選択用スイッチ兼用)、 4b…モード切換用スイッチ(切換SW)、 4c…表示変更用スイッチ、 4d,4e…画面シフト用スイッチ(シフトSW)、 4f…画面切換用スイッチ、 5…LCDドライバ、 5a,5b…LCDドライバ(上下二重LCD用)、 6…立体視用観察手段(両眼用ファインダ:LCDモニ
タ)、 6L…LCDモニタ(左モニタ接眼部)、 6R…LCDモニタ(右モニタ接眼部)、 6a,6b…LCDモニタ(上下二重LCD用)、 7…表示部(表示手段:外部LCD)、 10…カメラ(立体カメラ)、 11a…接眼レンズ(ファインダ)、 11b…ファインダ対物レンズ、 20…レンズドライバ(LD)、 25…撮像素子。 S1〜S49…カメラ制御処理ステップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/00 G03B 19/06 19/02 19/07 19/06 35/18 19/07 H04N 13/02 35/18 G01B 11/24 K H04N 13/02 N Fターム(参考) 2F065 AA53 BB05 CC16 DD07 FF05 JJ03 JJ05 JJ26 LL04 QQ00 QQ24 SS02 SS03 SS13 2H054 AA01 BB00 BB05 BB07 BB08 BB11 2H059 AA08 AA35 5C061 AA06 AB03 AB08 AB12 AB18 AB21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる条件で撮影した少なくとも3枚の
    複数画像を記憶する第1のメモリと、 上記複数画像のうちの一対の画像を観察できる立体視用
    観察手段と、 上記一対の画像を選択する選択スイッチと、 上記3枚以上の複数画像から選択された一対の画像を記
    憶する第2のメモリと、 を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記第2のメモリは、当該カメラより取
    り外しが可能であることを特徴とする、請求項1に記載
    のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記選択スイッチの操作を検出して、 上記3枚以上のn個の複数画像のうちの一対を選択表示
    する際に、 n2 の数の対画像を順次表示する表示制御
    手段を有する、請求項1に記載のカメラ。
JP2001172833A 2001-06-07 2001-06-07 カメラ Withdrawn JP2002365747A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001172833A JP2002365747A (ja) 2001-06-07 2001-06-07 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001172833A JP2002365747A (ja) 2001-06-07 2001-06-07 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002365747A true JP2002365747A (ja) 2002-12-18

Family

ID=19014394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001172833A Withdrawn JP2002365747A (ja) 2001-06-07 2001-06-07 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002365747A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003032703A (ja) * 2001-07-18 2003-01-31 Olympus Optical Co Ltd 3次元カメラ
JP2008172342A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Fujifilm Corp 立体画像記録装置および立体画像記録方法
JP2012010344A (ja) * 2011-07-13 2012-01-12 Fujifilm Corp 画像処理装置、方法およびプログラム
JP2013175813A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Canon Inc 撮像装置及び撮像制御方法
JP2015203680A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 キヤノン株式会社 情報処理装置、方法、プログラム
JP2017034679A (ja) * 2016-08-29 2017-02-09 株式会社ニコン 撮像装置、撮像方法、及び、プログラム
US9807374B2 (en) 2011-09-22 2017-10-31 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Stereoscopic image capturing device and stereoscopic image capturing method
JP2018170775A (ja) * 2018-06-13 2018-11-01 株式会社ニコン 撮像装置、撮像方法、及び、プログラム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003032703A (ja) * 2001-07-18 2003-01-31 Olympus Optical Co Ltd 3次元カメラ
JP4590134B2 (ja) * 2001-07-18 2010-12-01 オリンパス株式会社 3次元カメラ
JP2008172342A (ja) * 2007-01-09 2008-07-24 Fujifilm Corp 立体画像記録装置および立体画像記録方法
JP4692849B2 (ja) * 2007-01-09 2011-06-01 富士フイルム株式会社 立体画像記録装置および立体画像記録方法
JP2012010344A (ja) * 2011-07-13 2012-01-12 Fujifilm Corp 画像処理装置、方法およびプログラム
US9807374B2 (en) 2011-09-22 2017-10-31 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Stereoscopic image capturing device and stereoscopic image capturing method
JP2013175813A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Canon Inc 撮像装置及び撮像制御方法
JP2015203680A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 キヤノン株式会社 情報処理装置、方法、プログラム
JP2017034679A (ja) * 2016-08-29 2017-02-09 株式会社ニコン 撮像装置、撮像方法、及び、プログラム
JP2018170775A (ja) * 2018-06-13 2018-11-01 株式会社ニコン 撮像装置、撮像方法、及び、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101845318B1 (ko) 핸드헬드 장치상에서 캡처된 다수의 이미지로부터의 인물사진 이미지 합성
CN102860019B (zh) 立体图像再生装置及方法、立体摄像装置、立体显示器装置
JP4625515B2 (ja) 3次元撮影装置および方法並びにプログラム
JP5249149B2 (ja) 立体画像記録装置及び方法、立体画像出力装置及び方法、並びに立体画像記録出力システム
CN102893613B (zh) 立体图像再生装置及方法、立体摄像装置、立体显示器装置
JP5430266B2 (ja) 画像表示装置および方法並びにプログラム
JP3691444B2 (ja) 立体画像撮像装置
CN102948157B (zh) 立体图像显示设备及立体图像显示方法
JP5449551B2 (ja) 画像出力装置、方法およびプログラム
JP2010237410A (ja) 画像表示装置および方法並びにプログラム
CN102986232B (zh) 图像处理装置及方法
US9310672B2 (en) Stereoscopic image capturing device and method of controlling thereof
JP2002232913A (ja) 複眼カメラ及び立体視画像観察システム
JP2002365747A (ja) カメラ
JP2012257105A (ja) 立体画像取得装置
JP3091628B2 (ja) 立体ビデオカメラ
JP4536231B2 (ja) 撮像装置
CN104041026B (zh) 图像输出装置、方法以及程序及其记录介质
JP5571257B2 (ja) 画像処理装置、方法およびプログラム
JP2012227653A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5586788B2 (ja) 画像表示装置及び画像撮像装置
JP4603197B2 (ja) カメラ
JP2002374542A (ja) ステレオディジタルカメラ
JP2006013609A (ja) 多視点立体画像撮影装置
JP2012015820A (ja) 立体映像表示装置及び立体映像表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080902