JP2002364758A - パッキン - Google Patents

パッキン

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Publication number
JP2002364758A
JP2002364758A JP2001173592A JP2001173592A JP2002364758A JP 2002364758 A JP2002364758 A JP 2002364758A JP 2001173592 A JP2001173592 A JP 2001173592A JP 2001173592 A JP2001173592 A JP 2001173592A JP 2002364758 A JP2002364758 A JP 2002364758A
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JP
Japan
Prior art keywords
lip
peripheral lip
packing
rib
packing body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2001173592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Miura
義久 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP2001173592A priority Critical patent/JP2002364758A/ja
Publication of JP2002364758A publication Critical patent/JP2002364758A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内周リップの局部摩耗を防止するパッキンを
提供することを目的とする。 【解決手段】 環状のパッキン本体1と、このパッキン
本体1の一側面に軸方向に突出して形成されかつ半径方
向に離間された内周リップ2および外周リップ3と、こ
の内周リップ2と外周リップ3の各内側面2a,3aが
連結されるようにパッキン本体1に形成され円周方向に
間隔が置かれた複数の連結リブ4とを備え、上記複数の
連結リブ4が内周リップ2の内側面2aに対して同一方
向のほぼ接線方向に延びかつ内、外周リップ2,3の外
端面2b,3bを越えない高さとされたパッキンにおい
て、連結リブ4の外側面401と内側面400の受圧面
積が等しくされたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パッキンの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3(特公平5‐588号公報に
相当)で知られるパッキンは、環状のパッキン本体31
と、このパッキン本体31の一側面31aに軸方向に突
出して形成されかつ半径方向に離間された内周リップ3
2および外周リップ33と、この内周リップ32と外周
リップ33の各内側面32a,33aが連結されるよう
にパッキン本体31に形成され円周方向に間隔が置かれ
た複数の連結リブ34とを備え、上記複数の連結リブ3
4が内周リップ32の内側面32aに対して同一方向の
ほぼ接線方向に延びかつ内、外周リップ32,33の外
端面を越えない高さとされ、上記内周リップ32と外周
リップ33間のパッキン本体31に、円周上に延びかつ
内、外周リップ32,33の外端面を越えない高さとさ
れた中間リブ35が形成され、上記中間リブ35にて上
記連結リブ34が半径方向に分割されている。そして、
上記分割された上下部分割連結リブ34b,34aのう
ち内周リップ32に連結された側の下部分割連結リブ3
4aの外側面341の長さL3は内側面340の長さL
4に比べ長く形成され、外側面341の受圧面積が内側
面340の受圧面積より大きくなるようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のパッキン
においては、上記分割された上下部分割連結リブ34
b,34aのうち内周リップ32に連結された側の下部
分割連結リブ34aの外側面長さL3は内側面長さL4
に比べ長く形成されて外側面341の受圧面積が内側面
340の受圧面積より大きくされているため、パッキン
への油圧作動時に、下部分割連結リブ34aは受圧面積
の大きい外側面341から受圧面積の小さい内側面34
0へと圧力が作用する。この結果、下部分割連結リブ3
4aの内側面340が内周リップ32と接触する相手部
材に押圧され、内周リップ32に局部摩耗が生じる恐れ
がある。この内周リップ32に局部摩耗が生じると内周
リップ32の密封性の低下につながる。
【0004】そこで、この発明は、内周リップの局部摩
耗を防止するパッキンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1の発明は、環状のパッキン本体
と、このパッキン本体の一側面に軸方向に突出して形成
されかつ半径方向に離間された内周リップおよび外周リ
ップと、この内周リップと外周リップの各内側面が連結
されるようにパッキン本体に形成され円周方向に間隔が
置かれた複数の連結リブとを備え、上記複数の連結リブ
が内周リップの内側面に対して同一方向のほぼ接線方向
に延びかつ内、外周リップの外端面を越えない高さとさ
れたパッキンにおいて、連結リブの外側面と内側面の受
圧面積が等しくされたことを特徴とする。
【0006】また、請求項2の発明は、上記内周リップ
と外周リップ間のパッキン本体に、円周上に延びた中間
リブが形成され、上記中間リブにて上記連結リブが半径
方向に分割され、分割された上下部分割連結リブのうち
内周リップに連結された側の下部分割連結リブの外側面
と内側面の受圧面積が等しくされたことを特徴とする。
【0007】さらにまた、請求項3の発明は、分割され
た上下部分割連結リブのうち内周リップに連結された側
の下部分割連結リブの外側面長さL1と内側面長さL2
がほぼ等しくされることにより、下部分割連結リブの外
側面と内側面の受圧面積が等しくされたことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的な実施の
形態について説明する。図1および図2はこの発明のパ
ッキンの実施形態である。環状のパッキン本体1と、こ
のパッキン本体1の一側面1aに軸方向に突出して形成
されかつ半径方向に離間された内周リップ2および外周
リップ3と、この内周リップ2と外周リップ3の各内側
面2a,3aが連結されるようにパッキン本体1に形成
され円周方向に間隔が置かれた複数の連結リブ4とを備
え、上記複数の連結リブ4が内周リップ2の内側面2a
に対して同一方向のほぼ接線方向に延びかつ内、外周リ
ップ2,3の外端面2b,3bを越えない高さとされて
いる。上記各連結リブ4の円周方向幅t1と、外周リッ
プ3側から徐々に連続して内周リップ2側まで減少させ
られている。また、上記内周リップ2と外周リップ3間
のパッキン本体1の一側面1aには、円周上に延びかつ
内、外周リップ2,3の外端面2b,3bを越えない高
さとされた中間リブ5が形成され、上記中間リブ5にて
上記連結リブ4が半径方向に分割されて上下部分割連結
リブ4b,4aとされ、この分割された上下部分割連結
リブ4b,4aのうち内周リップ2に連結された下部分
割連結リブ4aの高さh1が上部分割連結リブ4bの高
さh2より小さくされている。この上下部分割連結リブ
4b,4aの高さは外周リップ3側から内周リップ2側
に同一の高さとしてもよい。
【0009】また、分割された上下部分割連結リブ4
b,4aのうち内周リップ2に連結された側の下部分割
連結リブ4aの外側面401と内側面400の受圧面積
がほぼ等しくされている。この受圧面積をほぼ等しくす
る方法としては、例えば、最も容易で確実に行う構成と
して、下部分割連結リブ4aの外側面401の長さL1
と内側面400の長さL2をほぼ等しくさせることによ
り達成される。なお、本発明においては、下部分割連結
リブ4aの外側面401と内側面400の受圧面積をほ
ぼ等しくすればよいため、上記長さL1,L2を等しく
することに限らず種々の方法が可能である。
【0010】この実施形態にて理解されるように、下部
分割連結リブ4aは、その外側面401と内側面400
との受圧面積をほぼ等しくしているため、パッキンへの
油圧作動時、下部分割連結リブ4aの外側面401と内
側面400に作用する圧力が均等になり平衡状態とな
る。この結果、下部分割連結リブ4aによる内周リップ
2への余分な押圧力の作用がなくなる。
【0011】なお、上記各実施形態においては、上記中
間リブ5の数は1本であるが、その数は複数としてもよ
いし、当然ながら、中間リブ5のないパッキンとしても
よい。さらに、中間リブ5は内、外周リップ2,3の外
端面2b,3bを適宜越える高さとしてもよい。
【0012】
【発明の効果】このように、請求項1の発明では、環状
のパッキン本体と、このパッキン本体の一側面に軸方向
に突出して形成されかつ半径方向に離間された内周リッ
プおよび外周リップと、この内周リップと外周リップの
各内側面が連結されるようにパッキン本体に形成され円
周方向に間隔が置かれた複数の連結リブとを備え、上記
複数の連結リブが内周リップの内側面に対して同一方向
のほぼ接線方向に延びかつ内、外周リップの外端面を越
えない高さとされたパッキンにおいて、連結リブの外側
面と内側面の受圧面積が等しくされている。このため、
パッキンへの油圧作動時、下部分割連結リブの外側面と
内側面に作用する圧力が均等になり平衡状態となる。こ
の結果、下部分割連結リブによる内周リップへの余分な
押圧力の作用がなくなり、内周リップの局部摩耗が防止
され、内周リップの密封性の低下が防止される。
【0013】また、請求項2の発明においては、上記内
周リップと外周リップ間のパッキン本体に、円周上に延
びた中間リブが形成され、上記中間リブにて上記連結リ
ブが半径方向に分割され、分割された上下部分割連結リ
ブのうち内周リップに連結された側の下部分割連結リブ
の外側面と内側面の受圧面積が等しくされた構成であ
り、下部分割連結リブのみを考慮すればよく、容易に等
しく受圧面積が得られる。
【0014】さらにまた、請求項3の発明においては、
分割された上下部分割連結リブのうち内周リップに連結
された側の下部分割連結リブの外側面長さL1と内側面
長さL2がほぼ等しくされることにより、下部分割連結
リブの外側面と内側面の受圧面積が等しくされた構成で
あり、形状が簡単で受圧面積がより容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】従来のパッキンの平面図である。
【符号の説明】
1 パッキン本体 2 内周リップ 3 外周リップ 4 連結リブ 4a 下部分割連結リブ 4b 上部分割連結リブ 5 中間リブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のパッキン本体と、このパッキン本
    体の一側面に軸方向に突出して形成されかつ半径方向に
    離間された内周リップおよび外周リップと、この内周リ
    ップと外周リップの各内側面が連結されるようにパッキ
    ン本体に形成され円周方向に間隔が置かれた複数の連結
    リブとを備え、上記複数の連結リブが内周リップの内側
    面に対して同一方向のほぼ接線方向に延びかつ内、外周
    リップの外端面を越えない高さとされたパッキンにおい
    て、連結リブの外側面と内側面の受圧面積が等しくされ
    たことを特徴とするパッキン。
  2. 【請求項2】 上記内周リップと外周リップ間のパッキ
    ン本体に、円周上に延びた中間リブが形成され、上記中
    間リブにて上記連結リブが半径方向に分割され、分割さ
    れた上下部分割連結リブのうち内周リップに連結された
    側の下部分割連結リブの外側面と内側面の受圧面積が等
    しくされたことを特徴とする請求項1に記載のパッキ
    ン。
  3. 【請求項3】 分割された上下部分割連結リブのうち内
    周リップに連結された側の下部分割連結リブの外側面長
    さL1と内側面長さL2がほぼ等しくされることによ
    り、下部分割連結リブの外側面と内側面の受圧面積が等
    しくされたことを特徴とする請求項2に記載のパッキ
    ン。
JP2001173592A 2001-06-08 2001-06-08 パッキン Withdrawn JP2002364758A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7484760B2 (en) 2003-04-23 2009-02-03 Koyo Seiko Co., Ltd. Column hole cover

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7484760B2 (en) 2003-04-23 2009-02-03 Koyo Seiko Co., Ltd. Column hole cover

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Effective date: 20080422

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20081215