JP2002364198A - 自転車駐輪場の管理装置 - Google Patents

自転車駐輪場の管理装置

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JP2002364198A
JP2002364198A JP2001175828A JP2001175828A JP2002364198A JP 2002364198 A JP2002364198 A JP 2002364198A JP 2001175828 A JP2001175828 A JP 2001175828A JP 2001175828 A JP2001175828 A JP 2001175828A JP 2002364198 A JP2002364198 A JP 2002364198A
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Japan
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bicycle
parking lot
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bicycle parking
management device
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JP2001175828A
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Hiroshi Morii
博 森井
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SAIKAIHATSU SHINKO KK
Original Assignee
SAIKAIHATSU SHINKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車を駐輪する場合に煩雑な手続きなしで
迅速に入庫でき、返却するときも円滑に出庫できる自転
車駐輪場の管理装置を提供すること。 【解決手段】 入場ゲート5aから入場するユーザの自
転車Bは、バーコードスキャナ51a,51bから自転
車IDを読み取られ管理用コンピュータ7にデータが入
力される。登録会員であればドアが開放して入場が許可
される。自転車Bは係員により任意の自転車ラック2に
支持されて駐輪され、ハンディターミナル12のバーコ
ードスキャナ13により自転車ラック番号が管理用コン
ピュータ7に入力される。ユーザが自転車Bを出庫する
ときは会員証のバーコードがバーコードリーダ9により
読み取られ、管理用コンピュータ7は、その自転車ID
の自転車Bのある自転車ラック番号を表示装置10に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車駐輪場の管
理装置に関し、詳しくは、利用者が自転車を駐輪する場
合には煩雑な手続きなしで迅速に入庫でき、かつ自転車
を返却するときも円滑に出庫することができる自転車駐
輪場の管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より鉄道、地下鉄等の駅周辺には、
自転車駐輪場が多く設けられている。このような駐輪場
では、利用者に対して予め発行された定期券を使って利
用者の入場を許可したり、或いは受け付けで料金を支払
うことで入場させ駐輪を認めていた。このうち平面式の
駐輪場では、利用者が駐輪場内の空いている駐輪スペー
スやサイクルラックを見つけて利用者自身で自転車を駐
輪させていた。また、近年駐輪スペースの効率を高める
ため、立体機械式駐車装置を備えた駐輪場なども利用さ
れるようになったが、この場合は利用者が所定の入庫口
から自転車を入庫すると、自動的に自転車を空いたスペ
ースに搬送・格納するもので、入庫された後に格納場所
を記録した入庫カードなどが利用者に交付されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
駐輪場は、通勤や通学時に利用されることが多く、いわ
ゆるラッシュアワーの時間帯に利用客が集中し駐輪場が
混雑するため、入場ゲートでの入場や、入場してからの
駐輪、入庫口での待ち時間に時間がかかってしまうこと
があった。このような場合、ユーザは、時間に余裕がな
いため学校や会社に遅刻をしないように自転車を所定の
方法で駐輪させず、放置したまま出勤・登校してしまう
ようなことが頻々と生じていた。
【0004】このような場合、放置された自転車が他の
ユーザの邪魔になったり交通の障害になったりするた
め、自転車を回収して駐輪させる必要があるが、放置さ
れた自転車が登録されたユーザの自転車否かが区別でき
ず、無断で回収できないという問題があった。さらに登
録ユーザの自転車であったとしても、これを移動させて
保管すると退勤・下校時にユーザが自分の自転車を引き
取りに来た時に自転車の駐輪場所がわからなくなるとい
う問題があった。特に、立体機械式駐車装置などでは収
納された自転車が外部から確認できずユーザの自転車を
発見できないという問題があった。
【0005】本発明は、利用者が自転車を駐輪する場合
には煩雑な手続きなしで迅速に入庫でき、かつ自転車を
返却するときも円滑に出庫することができる自転車駐輪
場の管理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の自転車駐輪場の管理装置では、そ
れぞれの自転車に設けられ当該自転車を特定する自転車
識別データを保持する自転車識別データ保持手段から、
自転車識別データを入力する自転車識別データ入力手段
と、駐輪場内の駐輪場所に応じて付与された位置データ
を入力する位置データ入力手段と、前記自転車識別デー
タと前記位置データとを関係付けて記憶することで前記
自転車の駐輪位置を記憶する自転車駐輪位置記憶手段
と、前記自転車駐輪位置記憶手段より前記自転車識別デ
ータに基づいて特定される自転車と関係付けて記憶され
た位置データを読み出して表示する自転車駐輪位置表示
手段とを備えたことを要旨とする。
【0007】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
自転車駐輪位置記憶手段によって自転車の駐輪位置が自
転車識別データと関係付けられて記憶され、かつ自転車
駐輪位置表示手段により自転車識別データに基づいて駐
車位置が表示されるため、ユーザが自分自身で自転車を
駐車させず、駐車位置を知らなくても、自転車識別デー
タさえ判れば自分の自転車が駐輪されている位置が判る
という作用がある。
【0008】また、請求項2に記載の自転車駐輪場の管
理装置では、請求項1に記載の自転車駐輪場の管理装置
の構成に加え、自転車駐輪位置に施錠手段を有する自転
車保持手段を備え、自転車の収納時に前記施錠手段によ
り施錠して前記自転車を前記自転車保持手段に固定し、
前記自転車位置表示手段により駐輪位置を表示とともに
施錠された自転車について前記施錠手段を開錠するよう
に制御する施錠制御手段をさらに設けたことを要旨とす
る。
【0009】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
請求項1に記載の自転車駐輪場の管理装置の作用に加
え、自転車保持手段により自転車を施錠して固定するた
め効果的に盗難を防止し、かつ出庫時には開錠するため
煩雑な作業を要しないという作用がある。
【0010】請求項3に記載の自転車駐輪場の管理装置
では、請求項1又は請求項2に記載の自転車駐輪場の管
理装置の構成に加え、自転車識別データで特定される自
転車のユーザに対する料金の請求金額を記憶した請求金
額記憶手段を備え、前記自転車駐輪位置表示手段は、前
記自転車識別データにより特定される自転車についてそ
の駐輪位置を表示するとともに、前記ユーザに対する料
金の請求金額を表示する請求金額表示手段をさらに備え
たことを要旨とする。
【0011】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
請求項1又は請求項2に記載の自転車駐輪場の管理装置
の作用に加え、ユーザが自転車を出庫する際に料金の請
求を行うことができるため、料金の徴収が容易になると
いう作用がある。
【0012】請求項4に記載の自転車駐輪場の管理装置
では、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自転車
駐輪場の管理装置の構成に加え、駐輪場の入り口に設け
られた入場ゲートを備え、前記自転車識別データ入力手
段は、前記入場ゲートに配置され、前記自転車識別デー
タ入力手段から入力された自転車識別データにより特定
される自転車が予め登録された自転車と認証された場合
は、前記入場ゲートを開放するゲート開放手段をさらに
備えたことを要旨とする。
【0013】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自転車駐輪場
の管理装置の作用に加え、予め登録された自転車以外の
自転車の入場を禁止し、未登録者が自転車を放置するこ
とを効果的に防止できるという作用がある。
【0014】請求項5に記載の自転車駐輪場の管理装置
では、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自転車
駐輪場の管理装置の構成に加え、前記自転車識別データ
保持手段は、自転車識別データを記録したバーコードを
表示する手段を備え、前記自転車識別データ入力手段
は、バーコードリーダを備えたことを要旨とする。
【0015】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
接触・非接触で読み取り可能なバーコードを用いること
で円滑な管理を行えるシステムでありながら、コストを
低く抑えることができるという作用がある。
【0016】請求項6に記載の自転車駐輪場の管理装置
では、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自転車
駐輪場の管理装置の構成に加え、前記自転車識別データ
保持手段は、自転車識別データを記録した磁気記録媒体
を備え、前記自転車識別データ入力手段は、磁気リーダ
を備えたことを要旨とする。
【0017】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
安価な磁気記録媒体を用いることで低コストの自転車駐
輪場の管理装置とすることができるという作用がある。
請求項7に記載の自転車駐輪場の管理装置では、請求項
1乃至請求項4のいずれかに記載の自転車駐輪場の管理
装置の構成に加え、前記自転車識別データ保持手段は、
自転車識別データを記録した光学的文字読み取り装置に
より読み取り可能な文字表示を備え、前記自転車識別デ
ータ入力手段は、光学的文字読み取り装置を備えたこと
を要旨とする。
【0018】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
非接触で読み取りが可能であるとともに目視でも確認で
きるため、円滑かつ確実な管理を行うことができるとい
う作用がある。
【0019】請求項8に記載の自転車駐輪場の管理装置
では、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自転車
駐輪場の管理装置の構成に加え、前記自転車識別データ
保持手段は、記憶手段と、ここに記憶された識別信号を
発信する発信機を備え、前記自転車識別データ入力手段
は、前記発信機から発信された識別信号を受信する受信
機を備えたことを要旨とする。
【0020】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
離れた位置からでも正確に自転車識別データを認識でき
るため、きわめて円滑かつきわめて確実な管理を行うこ
とができるという作用がある。
【0021】請求項9に記載の自転車駐輪場の管理装置
では、請求項5乃至請求項8のいずれかに記載の自転車
駐輪場の管理装置の構成に加え、前記位置データは、駐
輪場の所定位置に対応するバーコードに記録され、前記
位置データ入力手段は、バーコードリーダを備えた携帯
端末を含むことを要旨とする。
【0022】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
非接触で読み取り可能なバーコードを用いることで円滑
な管理を行うことができるという作用がある。請求項1
0に記載の自転車駐輪場の管理装置では、請求項5乃至
請求項8のいずれかに記載の自転車駐輪場の管理装置の
構成に加え、前記位置データは、駐輪場の所定位置に対
応する磁気記録媒体に記録され、前記位置データ入力手
段は、磁気リーダを備えた携帯端末を含むことを要旨と
する。
【0023】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
安価な磁気記録媒体を用いることで低コストの自転車駐
輪場の管理装置とすることができるという作用がある。
請求項11に記載の自転車駐輪場の管理装置では、請求
項5乃至請求項8のいずれかに記載の自転車駐輪場の管
理装置の構成に加え、前記位置データは、駐輪場の所定
位置に対応する光学的文字読み取り装置により読み取り
可能な文字表示により表示され、前記位置データ入力手
段は、光学的文字読み取り装置を備えた携帯端末を含む
ことを要旨とする。
【0024】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
非接触で読み取りが可能であるとともに目視でも確認で
きるため、円滑かつ確実な管理を行うことができるとい
う作用がある。
【0025】請求項12に記載の自転車駐輪場の管理装
置では、請求項5乃至請求項8のいずれかに記載の自転
車駐輪場の管理装置の構成に加え、前記位置データは、
駐輪場の所定位置に対応する肉眼で判読可能な文字表示
により表示され、前記位置データ入力手段は、文字入力
手段を備えた携帯端末を含むことを要旨とする。
【0026】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
きわめて設備コストが低くかつ簡易な構成で管理を行う
ことができるという作用がある。請求項13に記載の自
転車駐輪場の管理装置では、請求項5乃至請求項8のい
ずれかに記載の自転車駐輪場の管理装置の構成に加え、
前記位置データは、自転車から発信される信号の位置に
より特定され、前記位置データ入力手段は、駐輪場の所
定位置に設置された識別信号を受信する複数のアンテナ
含むことを要旨とする。
【0027】この構成の自転車駐輪場の管理装置では、
無人で自転車の位置が正確に判るため、係員が進入でき
ない立体機械式の駐輪場においても容易に自転車の位置
が判る。また、係員が入力する必要がないため省力化で
きるという作用がある。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
を具体化した一の実施の形態である自転車駐輪場の管理
装置1を図1〜図12に沿って説明する。図1は、自転
車駐輪場の管理装置(以下適宜管理装置と略記する)1
が設置される自転車駐輪場全体の概要を示す図である。
自転車駐輪場には、通し番号が付けられた自転車ラック
2が設置されて自転車を保管する保管エリア3と、ユー
ザが自転車を持ち込むための一時置き場4とが連続して
設けられる。一時置き場4には、管理室6が設けられそ
の一面に沿って外部から入場する入場ゲート5aが設け
られる。また、対向する他の一面に沿って外部へ退出す
る退場ゲート5bが設けられている。そのため、管理室
6にいれば、駐輪場に入場及び退出するすべてのユーザ
に対面できる。また、管理者はユーザに対して金銭の授
受、会員証などの提示の要求などを漏れなくかつ容易に
できる。ユーザは、入場ゲート5aから進入して自転車
Bを一時置き場4に自転車を置いておけば入庫手続きは
完了で、係員が自転車識別データが読み込まれたユーザ
の自転車Bを保管エリア3に搬入して自転車ラック2に
収納し、その際に自転車ラック2の位置情報を読み取
る。なお、返却時は、管理室6でユーザの会員証のバー
コードからユーザIDを入力すれば、自転車が保管して
ある位置と必要な精算金額が表示される。
【0029】ここで、図2は自転車駐輪場の管理装置1
のシステムの構成を示す模式図である。管理用コンピュ
ータ7は、管理室6に設置される。管理用コンピュータ
7は、周知の構成のパーソナルコンピュータで、入力装
置8、バーコードリーダ9、表示装置10、受信機1
1、自転車ラック2、バーコードスキャナ51a,51
bが接続される。入力装置8は、例えばキーボードとマ
ウスから構成され、管理用コンピュータ7に命令、デー
タなどが入力される。バーコードリーダ9は、バーコー
ドを読みとるスキャナを備え、主にユーザの会員証に表
示されたバーコードを読みとるのに用いられる。表示装
置10は、例えばLCD(LiquidCrystal
Display)、CRT(Cathode−Ray
Tube)などから構成され、駐輪位置や請求金額を
表示する。受信機11は、後述するハンディターミナル
12からの電波信号を受信し、管理用コンピュータ7に
入力をする。ハンディターミナル12は、係員が携帯す
る携帯用のコンピュータ端末であり、バーコードスキャ
ナ13を備え、ここに内蔵されるCCDにより自転車B
や自転車ラック2に表示されたバーコードを読みとり入
力することができる。また、キーボード14を備え、ユ
ーザの識別IDなどをキー入力することもできる。ま
た、LCD等からなる表示画面15を備え、各種の表示
を行う。ハンディターミナル12に入力された各種のデ
ータは、内蔵する発信器から、受信機11に送信され
る。
【0030】自転車ラック2は、図示しないロック装置
を備え、所定のタイミングで自転車Bの施錠、開錠が制
御される。また、入場ゲート5aは、バーコードスキャ
ナ51a,51bを備え、ここを通過する自転車の自転
車IDが読み取られる。また、ドア52a,52bが備
えられ、この開閉が制御される。
【0031】次にユーザの自転車Bについて説明する。
ここで図3はユーザの自転車Bとここに貼付されたステ
ッカー16を示す図である。ユーザの自転車Bの前下部
のフレームには、自転車識別データとしてユーザのユー
ザIDが記録されたバーコードUBが表示されたステッ
カー16が貼付される。このバーコードUBは入場ゲー
ト5aのバーコードスキャナ51a,51bもしくは、
ハンディターミナル12のバーコードスキャナ13によ
り読みとることができる。
【0032】図4は、自転車ラック2の一例である自転
車ラック2aと、ここに収納された自転車B1,B2を
示す図である。自転車ラック2aは、2段式のラック
で、下段ラック21に自転車B1が収納される。また、
下段ラックの上方に柱23により支持されて設けられた
上段ラック22に自転車B2が収納される。そして、柱
23の下端部近傍に下段ラック21の位置データを表示
するバーコードSB1が、上段ラック22には上段ラッ
ク22の位置データを示すバーコードSB2が貼付され
ている。なお、上段ラック22に収納される自転車B2
は、可動レール24を引き出し下方に屈曲させることで
可動レール24から地上に降ろすことができる。また、
収納する場合は、引き出した可動レール24に自転車B
2を載せて、持ち上げるとガススプリング、ばね、おも
りなどの補助により軽い力で容易に持ち上がる。そし
て、可動レール24を押し込めば自転車B2が上段ラッ
ク22に収納される。また、自転車B1、B2のタイヤ
の先端部はタイヤサポート25,26に支持されるが、
このタイヤサポート25,26には図示しないロック装
置が設けられ、自転車Bを収納すると、タイヤが自動的
にロックされる。また、このロックは、管理用コンピュ
ータ7からの制御により出庫時に一定時間開錠され、所
定時間経過後は再び施錠される。
【0033】次に、図5は入場ゲート5aと、ここを通
過する自転車Bを示す図である。入場ゲート5aは、右
側ゲート50aと左側ゲート50bからなる一対の門柱
型のゲートである。それぞれのゲート50a,50bに
は、レーザ照射型のバーコードスキャナ51a,51b
が内側に対向して設けられ、ここを通過する自転車Bに
貼付されたステッカー16に表示されたバーコードをい
ずれかのスキャナ51a、51bが非接触で読みとり、
搬送路から管理用コンピュータ7にデータが入力される
(図2参照)。また、ゲート50a、50bの進行方向
側には、左右一対の両開きのドア52a,52bが設け
られる。ドア52a,52bはバーコードスキャナ51
a,51bにより読み取られた自転車Bの自転車ID
が、既に登録された自転車と判断されたときには開放
し、そうでないときには閉鎖されたままである。
【0034】続いて、管理用コンピュータ7の構成につ
いて詳述する。図6は、管理用コンピュータ7の構成を
示す図である。管理用コンピュータ7は、CPU71、
ROM72、RAM73、CD−ROM74、HDD
(Hard Disc Drive)75、I/F(I
nterFace)76を備え、バス77により接続さ
れている。HDD75には、ユーザDB(DataBa
se)75a、預かり自転車DB75b、請求DB75
c、アプリケーション75d、OS(Operatin
g System)75e等のソフトウエアが格納され
る。
【0035】図7は、ユーザDB75aに記憶されたデ
ータを概念的に示した図である。ユーザDB75aは、
ユーザ識別データとなる数桁の数字からなるユーザI
D、自転車Bの所有者であるユーザ名、ユーザの連絡先
などユーザに関するデータがユーザIDをキーに記憶さ
れているリレーショナル型データベースである。なお、
駐輪場の利用を一定期間自由に使用させる定期券や一時
利用券を発行した場合は、有効期限を記憶しておき、こ
の有効期限が経過したら、そのユーザのレコードを削除
するような管理をおこなってもよい。
【0036】図8は、預かり自転車DB75bに記憶さ
れたデータを概念的に示した図である。預かり自転車D
B75bは、自転車識別データである自転車IDと、入
庫時刻と、各自転車ラック毎に付与された位置データで
ある自転車ラック番号と、出庫時刻とが対応されて記憶
される。なお、ここではユーザIDと同じ数字が自転車
IDとして登録されている。図8では、自転車ID10
724の自転車は既に出庫しており、自転車ID123
45の自転車は自転車ラック番号90の自転車ラック2
に保管中で、自転車ID54321の自転車は駐輪場に
入場したが、まだ自転車ラック2には保管されていない
か、若しくは自転車ラック番号が入力されていない状態
を示している。
【0037】図9は、請求DB75cに記憶されたデー
タを概念的に示した図である。請求DB75cは、ユー
ザID毎に、予め入金された金額の残高が記憶されてい
る。なお、本実施の形態では、ユーザから予め入金を受
け、この残高を請求DB75cに記憶しておき、ユーザ
が利用するたびにここから料金を差し引いて精算するよ
うなシステムとなっている。例えば、ユーザID107
24は5000円の残金があり、ユーザID99999
は、請求すべき金額が500円あることを示している。
ここでの残金がなくなり残金がマイナス表示となるとき
は、出庫時に表示装置10に不足している料金の請求が
駐車位置の表示に先立って、若しくは同時に表示され
る。新たに追加の入金をしなければ、次の利用の際、入
場ゲート5aから入場ができないようにする構成として
もよい。
【0038】アプリケーション75dには、管理用コン
ピュータ7を、本発明の自転車駐輪場の管理装置1とし
て機能させるためのプログラム等のアプリケーションソ
フトが格納されている。
【0039】OS75eは、管理用コンピュータ7のシ
ステム制御をする、例えばWindows2000(登
録商標)等のオペレーティングシステムが格納されてい
る。I/F76は、外部の周辺機器と管理用コンピュー
タを接続するための装置で、入力装置8、バーコードリ
ーダ9、表示装置10、受信機11、入場ゲート5a、
自転車ラック2との入出力を制御している。
【0040】次に、このように構成された第1の実施形
態の作用について説明する。ここで、図10は自転車を
預かる場合の管理用コンピュータ7における手順を示す
フローチャートである。まず、駐輪場の営業の開始にあ
たり、管理用コンピュータ7の電源が投入されると、H
DD75のOS75eが立ち上がり、続いてアプリケー
ション75dが読み出され本発明のプログラムによる手
順が開始される(スタート)。プログラムが開始される
と、HDD75の所定の記憶エリアの記憶が初期化され
る。スタート後は、入力装置8、バーコードリーダ9、
受信機11、入場ゲート5a、自転車ラック2などの入
力手段からの入力をイベントとして、イベントドリブン
によりサブルーチンが実行される。ここでは、ユーザが
自転車Bを図1に示す入場ゲート5aから一時置き場4
に入場させるとき、図5に示す自転車Bのステッカー1
6のバーコードがバーコードスキャナ51a、51bに
より自転車IDが自動的に読み取られてサブルーチンが
実行される。もし、自動的に読み取れない場合は、ハン
ディターミナル12のバーコードスキャナ13により読
み取る。その信号はI/F76を介して入力待ちの状態
にある管理用コンピュータ7に入力される(ステップ1
(以下S1のように略記する。)):YES)。この例
では、ユーザ識別データであるユーザIDと自転車識別
データである自転車IDは共通のデータとして使用され
ているため、自転車IDはそのままユーザIDとして処
理することができる。
【0041】管理用コンピュータ7は、ユーザDB75
a(図7参照)で対応する自転車ID、すなわちユーザ
IDを検索する(S3)。ユーザDB75aに該当する
ユーザIDがない場合は(S4:NO)、入場ゲート5
aを通過しようとしている自転車Bは会員登録がされて
いない若しくは会員登録が失効しているとして、管理用
コンピュータ7の表示装置にエラー画面を表示させて
(S5)入場を拒否する。もちろんバーコード入力がな
い場合は、ドア52a,52bは閉鎖されたままである
ので自転車は通過できない。
【0042】また、該当するユーザIDの検索が成功す
れば、登録された会員の自転車であるとして、入場ゲー
ト5aのドア52a,52bを開放して自転車Bの進入
を許可する(S6)。また入力されたユーザIDについ
て新しいレコードを自転車預かりDB75b(図8参
照)に入庫時刻とともに作成して、預かり処理をする
(S7)。以上で、自転車Bを預かる場合の管理用コン
ピュータ7における手順を終了する。
【0043】次に、自転車Bを自転車ラック2に保管す
る場合の手順について説明する。ここで、図11は自転
車Bを自転車ラック2に保管する場合の管理用コンピュ
ータ7における手順を示すフローチャートである。管理
用コンピュータ7は、前述のように係員のハンディター
ミナル12からイベントである自転車ID、自転車ラッ
ク番号の入力待ちの状態である(スタート)。ここで係
員がハンディターミナル12のバーコードスキャナ13
により、自転車Bに貼付されたステッカー16から自転
車IDを読み取り、また自転車ラック2に貼付されたバ
ーコードから自転車ラック番号を読み取り、受信機11
に対して送信する。
【0044】管理用コンピュータ7は、受信機11から
I/F76を介して自転車ID及び自転車ラック番号に
ついてのデータが入力されると(S10:YES)、こ
れをイベントとして管理用コンピュータ7は、預かり自
転車DB75bで、入力された自転車IDのレコードを
検索する(S11)。レコードがなかった場合は(S1
2:NO)、預かり自転車DB75bにユーザID(自
転車ID)と入庫時刻を関係付けて記憶した新たなレコ
ードを作成する(S13)。また、既にそのユーザID
でレコードが作成されている場合には(S12:YE
S)、そのレコードに記憶する。新たにレコードを作成
した場合には(S13)、そのレコードに自転車ラック
番号を関係付けて記憶する(S14)。以上で自転車を
自転車ラックに保管する場合の手順を終了して、入力待
機の状態に戻る(リターン)。
【0045】なお、本実施形態の管理装置1では、以下
のように運用することもできる。ラッシュアワーなどで
極めて混雑するような場合は、ドア52a,52bを開
放しておき、ユーザは自転車Bを一時置き場4に乗り入
れ、そのまま入庫手続きなしで放置しておく。その後、
係員がハンディターミナル12のバーコードスキャナ1
3により自転車IDを入力するようにする。このように
運用することで、ユーザは極めて迅速に入庫することが
できる。
【0046】一方、駐輪場が閑散なときは、ユーザ自身
に駐輪する自転車ラック2を自由に選択してもらい自転
車Bを駐輪させる。この場合、本実施の形態ではオート
ロックのロック装置であるため、ロック装置に拘わらず
自由に自転車ラック2を選択して駐輪できる。駐輪後は
ユーザにより駐輪した位置を申告してもらう。あるい
は、係員が位置を確認してハンディターミナル12によ
り入力する。この場合は、預かり自転車DB75bから
空きの自転車ラック番号の一覧を出力してチェックを行
ったり、あるいは、入庫したが自転車ラック番号が未入
力の自転車をチェックする。このように運用すること
で、ユーザが自転車を入れやすい場所、或いは位置がわ
かりやすい場所に自由に駐輪することができる。本実施
形態では、以上のように時間帯にあった運営をおこなう
ことができる。
【0047】続いて、自転車Bをユーザに返却する場合
の手順について説明する。ここで、図12は自転車Bを
ユーザに返却する場合の管理用コンピュータ7における
手順を示すフローチャートである。バーコードリーダ9
から、ユーザの会員カードに表示されたバーコードから
ユーザIDがスキャンされ管理用コンピュータ7に入力
される(S20:YES)。もし、ユーザが会員証を忘
れたような場合には、キーボード14からユーザIDを
入力してもよい。
【0048】さらにユーザIDがわからない場合でも
(S20:NO)、ユーザ名をキーボード14から入力
する(S21:YES)。或いは電話番号等の連絡先を
キーボード14から入力する(S22:YES)と、管
理用コンピュータ7は、これらのデータをキーにしてユ
ーザDB75aを検索して(S23)、ユーザIDを抽
出する。
【0049】次に、このようにして入力又は検索された
ユーザIDをキーにして預かり自転車DB75bを検索
して、該当するレコードを抽出する(S24)。ここ
で、該当するレコードが抽出できないときには、(S2
5:NO)、エラー画面を管理用コンピュータ7の表示
装置10に表示させる(S27)。レコードが抽出でき
た場合には(S25:YES)、図示しない内蔵時計に
より出庫時刻を記録し、ここから入庫時刻を減算して預
かり時間数を算出する(S26)。次に、この預かり時
間数から駐輪料金を求め、請求DB75cからこのユー
ザの残金を読み出し、駐輪料金を減算して精算する(S
28)。
【0050】精算後のユーザの残高が、マイナスになっ
た場合は残高不足として(S29:YES)、管理用コ
ンピュータ7の表示装置10に料金請求表示を行い(S
30)、不足額の入金を促した後に駐輪場所を表示する
(S31)。一方、残高がプラスの場合は(S29:N
O)、このような表示は行わずに駐輪場所を表示する
(S31)。駐輪場所の表示は、例えば駐輪場所を管理
用コンピュータ7の表示装置10の画面に表示する。同
時に、ユーザが視認可能な電光ボード、液晶パネルなど
に表示を行ってもよい。なお、いずれの場合も精算後に
明細書をプリントアウトするようにしてもよいし、表示
そのものをロール紙などにプリントアウトして行っても
よい。
【0051】さらに、表示した駐輪場所は、自転車ラッ
ク2への収納とともにタイヤサポート25,26(図4
参照)のロック装置(不図示)により自動的に施錠され
るが、この駐輪位置の表示とともに一定時間、その表示
された自転車ラックのロック装置を開錠するように制御
される(S32)。そのためユーザは、自転車自体を施
錠しなくても他人の自転車は出庫することはできず、自
転車の取り違えや盗難が効果的に防止される。
【0052】上記実施形態の自転車駐輪場の管理装置1
によれば、以下のような効果がある。預かり自転車DB
75bによって自転車Bの自転車ラック番号が自転車I
Dと関係付けられて記憶され、かつ管理用コンピュータ
7の表示装置10により自転車IDに基づいて自転車ラ
ック番号が表示されるため、ユーザが自分自身で自転車
Bを駐車させず、駐輪した位置を知らなくても、自転車
IDさえ判れば自分の自転車Bがどこに駐輪されている
か即座に判るという効果がある。
【0053】また、自転車ラック2のタイヤサポート2
5,26に図示しない施錠手段であるロック装置を有
し、入庫時には自転車Bの収納時にロック装置により施
錠して自転車Bを自転車ラック2に固定し、出庫時には
管理用コンピュータ7が表示装置10により自転車ラッ
ク番号を表示とともに施錠された自転車Bを開錠するよ
うに制御するため効果的に盗難を防止し、かつ出庫時に
は開錠するため煩雑な作業を要しないという効果があ
る。
【0054】ユーザが自転車Bを出庫する際に、自転車
ラック番号とともに徴収すべき料金がある場合は、請求
DB75cを参照して表示装置10に表示し、請求を行
うことができるため、料金の徴収漏れがなくなり利用料
金の徴収が容易になるという効果がある。
【0055】また、入場ゲート5aのバーコードスキャ
ナ51a,51bから入力された自転車IDが予め登録
された自転車Bと認証された場合は、自動的にドア52
a,52bを開放し、予め登録された自転車B以外では
閉鎖してままにして入場を禁止することで、未登録者が
一時置き場に自転車を放置することを効果的に防止でき
るという効果がある。
【0056】なお、入場ゲート5aのバーコードスキャ
ナ51a,51bで通過する自転車Bのバーコードから
自転車IDを自動的に読み取ることができるが、たとえ
読み損じたとしてもハンディターミナル12のバーコー
ドスキャナ13や管理用コンピュータ7のバーコードリ
ーダ9で簡単に自転車IDを入力できるという効果があ
る。
【0057】また自転車ラック2には自転車ラック番号
を表示するバーコードを備え、ハンディターミナル12
のバーコードスキャナ13により読み取り可能であり、
バーコードを用いることで入力が容易かつ正確で、円滑
な管理を行うことができるという効果がある。
【0058】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。上記実施形態では、自転車識別データに相当
する自転車IDを記録したステッカー16のバーコード
が自転車識別データ保持手段に相当するが、自転車識別
データ保持手段は、 ○ 図13に示す自転車識別データを磁気で記録した磁
気記録媒体によるステッカー116や、 ○ 図14に示す、自転車識別データを光学的文字読み
取り装置(OCR)で読み取り可能、若しくは目視で視
認可能な文字表示で記録したステッカー216や、 ○ さらに図15に示すような、識別信号を発信する発
信機を備えたトランスポンダ316なども好適に使用で
きる。
【0059】また、同様に本実施形態では、バーコード
リーダ9、バーコードスキャナ13、バーコードスキャ
ナ51a・51bが自転車識別データ入力手段に相当す
るが、例えば上記自転車識別データ保持手段に対応し
て、自転車識別データ入力手段として図示を省略した、 ○ 磁気ストライプ読み取る磁気リーダや、 ○ 光学的文字読み取り装置により読み取り可能な文字
表示を読み取る光学的文字読み取り装置や、 ○ 視認可能な文字表示を入力するキーボード、 ○ 前記トランスポンダから電波を受け取る受信機など
が使用できる。
【0060】なお、磁気記録媒体の場合は、接触式か、
非接触式でもきわめて近い距離からしか読み取ることが
できないため、ユーザ若しくは駐輪場の係員が磁気リー
ダを用いて読み取る。この場合は、人手は必要になるが
媒体及び書き込みの装置を低コストにできる。また、光
学的文字読み取り装置、特にCCDなどを用いたビデオ
画像解析を行うものであれば、設置コストは増加する
が、離れた位置から十分に読み取りが可能であるため、
無人でも入場ゲート5aの通過の際にノンストップで読
み取ることが十分に可能である。また、トランスポンダ
を用いたものでも同様にノンストップで認識可能で、例
えば、Texas Instruments社製の自動
登録・認識システムであるTIRIS(商標)などが好
適に使用できる。
【0061】○ さらに、入場ゲート5aにおけるドア
52a,52bの開閉の制御に関しては、自転車識別コ
ードによらず、周知の万引き防止用の磁気共振コイルと
検知用のゲートを用い、この磁気共振コイルを付けた自
転車の場合のみにドア52a,52bを開放するような
構成としてもよい。この構成によれば、それぞれの自転
車は識別できないが、登録された自転車のみが入場で
き、その後バーコードや、磁気ストライプなど低コスト
の接触式の自転車識別データ保持手段及び自転車識別デ
ータ入力手段などを用いることで、全体のコストを極め
て低く抑えることができる。
【0062】○ なお、入場ゲート5aは必ずしも必要
ではなく、すべてハンディターミナル12を用いて、バ
ーコード入力、キー入力するようなもの、管理用コンピ
ュータ7からキー入力するような態様であってもよい。 ○ また、ロック装置も必ずしも必要ではない。 ○ さらに不足料金の請求のための表示も必ずしも必須
ではない。 ○ また、表示装置は、小型のロール紙のプリンタのよ
うなものでも使用できる。 ○ また、自転車ラック2に表示されるバーコードSB
1,SB2は、別途係員が携帯可能なプレートに一覧し
て入力できるようにしてもよく、バーコードに換えて磁
気ストライプ、OCRを用いた場合も同様である。
【0063】(第2の実施形態)ここで本発明の自転車
駐輪場の管理装置1の自転車識別データ保持手段にトラ
ンスポンダ、自転車識別データ入力手段及び位置データ
入力手段に同読取装置を用いた第2の実施形態を図15
〜図16に従って説明する。なお、第2の実施形態は、
第1の実施形態の自転車識別データ保持手段、自転車識
別データ入力手段、位置データ入力手段を変更したのみ
の構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説
明を省略する。ここで、このTIRISを例に、トラン
スポンダの概略を説明する。このトランスポンダは、外
形が、長さ32.5mm、直径3.85mm程度の円筒
形の形状に形成されたものや、クレジットカードサイズ
のものなどがある。図15は、自転車識別データ保持手
段であるトランスポンダ316を自転車のフレームに装
着した状態を示す図である。トランスポンダ316は、
図15に示すように、円筒形のものを粘着シートにより
自転車Bのフレームに固定する。
【0064】また、図16は、読取装置301の構成の
概略を示す図である。入場ゲート5aや自転車ラック2
に配置される読取装置301は、複数のアンテナ302
a,302b,302c…、を備える。アンテナ302
は、RF(Radio Frequecy)モジュール
303に接続され、さらにコントロールモジュール30
4に接続される。そして、I/F76を介して管理用コ
ンピュータ7に接続される。コントロールモジュール3
04の制御でRFモジュール303からトランスポンダ
316に電波を発信する。そうすると、発信された電波
により電磁誘導の原理でトランスポンダ316に応答用
のエネルギーが与えられる。コントロールモジュール3
04は、アンテナ302を送信状態から受信状態に切り
替え、RFモジュール303はトランスポンダ316か
ら発信された電波を受信・検波・増幅する。コントロー
ルモジュール304は、この電波をアナログ/デジタル
変換、エラーチェックなどをして管理用コンピュータ7
に送り、管理用コンピュータ7は信号を解析してこのト
ランスポンダ316の自転車IDを識別する。
【0065】このトランスポンダ316を用いた場合
は、それぞれの自転車ラック2にアンテナ302を配置
することで、トランスポンダ316からの電波が入力さ
れたアンテナを特定することで位置データが特定され
る。そのため、無人でどの自転車ラック番号の自転車ラ
ック2にどの自転車IDの自転車Bが駐輪されているか
管理用コンピュータ7により判別できるため、例えば、
立体機械式の駐輪場のように係員が駐輪している自転車
を目視で確認できないような場合でも容易に自転車の位
置を確認することができるという効果がある。
【0066】また、トランスポンダ316を自転車識別
データ保持手段として用いたときは数メートル程度の距
離離れても十分に認識が可能であるため、入場ゲート5
aにおいて、登録したユーザの自転車が通過するときに
はゲートを開放して入場を許可し、登録されてないユー
ザの場合はゲート5を閉鎖して入場を禁止するような制
御も他の認識方法と比較して極めて容易にできるという
効果がある。 ○ ここで、本願において「自転車」とは、原動機付き
自転車、補助動力付き自転車なども含むものとする。 ○ また、本願において、「立体機械式駐輪場」とは、
利用者が自転車を運搬する自走式の駐輪場ではなく、自
転車をパレット、フック等を利用して自動的に搬送する
手段を備えた駐輪場をいい、複層のみならず単層のもの
も含む。具体的には、メリーゴーランド方式、エレベー
タスライド方式、多層倉庫方式、レールラック方式、ラ
ック懸架方式などが含まれる。 ○ 請求項1において、自転車駐輪位置表示手段による
表示とは、ドット表示や7セグメントの電光掲示板、C
RT、LCD、プラズマディスプレー、有機EL、単な
る発光体などその種類は問わず、さらに紙媒体にインク
で印刷したり、熱転写したり、プラスチック板に磁気に
より文字を表示させるようなものも含む。さらに、音声
による表示も含む。また、表示位置は、管理用コンピュ
ータ7において表示されるもの、入場ゲートaや退場ゲ
ートb、駐車した自転車ラック2などにおいて表示され
るものを含む。 ○ 本願においてトランスポンダとは、所定の自動応答
機信号を受信すると、自動的に所定の信号を発信する装
置を言い、トランスポンダの電源の有無などその構成を
問うものではない。
【0067】次に本発明の技術的思想についての他の態
様を、それらの効果とともに以下に追記する。 ○ 空いている自転車の駐輪場所を検出する空き駐輪場
所検出手段と、自転車識別データ入力手段と、自転車識
別データ入力手段から入力された自転車に当該自転車を
駐輪すべき駐輪位置を指定して表示する駐輪位置指定表
示手段とを備えたことを特徴とする自転車駐輪場の管理
装置。この構成による自転車駐輪場の管理装置であれ
ば、係員がいない場合でも、ユーザが自転車をどこに置
いたか記録できるという効果がある。従って、ピーク時
以外の時間帯の省力化を図ることができる。
【0068】○ 前記自転車識別データ入力手段は駐輪
場の入り口に設けられた入場ゲートに設けられ、前記自
転車識別データ入力手段から入力された自転車識別デー
タにより特定される自転車が予め登録された自転車と認
証された場合は、前記入場ゲートを開放するゲート開放
手段とを備え、前記駐輪位置指定表示手段は、前記ゲー
トが開放されたときに、当該自転車を駐輪すべき駐輪位
置を指定して表示することを特徴とする上記自転車駐輪
場の管理装置。この構成による自転車駐輪場の管理装置
によれば、上記自転車駐輪場の管理装置の効果に加え、
登録された自転車以外の入場を規制でき、かつ入場時に
駐輪位置をしてするため指定外の駐輪位置に自転車を置
くことを効果的に防止できる。
【0069】○ さらに、自転車駐輪位置に施錠手段を
有する自転車保持手段を備え、前記指示された駐輪位置
の施錠手段を所定時間開錠し、かつ前記自転車位置表示
手段による駐輪位置の表示とともに前記施錠手段を開錠
するように制御する施錠制御手段をさらに設けたことを
特徴とする上記2項のいずれかに記載の自転車駐輪場の
管理装置。この構成の自転車駐輪場の管理装置によれ
ば、上記2項のいずれかに記載の自転車駐輪場の管理装
置の効果に加え、入庫時及び出庫時に指定場所のみ施錠
手段が開錠され入出庫が可能なため、盗難を効果的に防
止できるだけでなく、係員の監視なしでも自転車を正し
い位置に誘導・保管できるという効果がある。
【0070】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の自転車
駐輪場の管理装置によれば、利用者が自転車を駐輪する
場合には煩雑な手続きなしで迅速に入庫でき、かつ自転
車を返却するときも円滑に出庫することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自転車駐輪場の管理装置1が設置される自転
車駐輪場全体の概要を示す図。
【図2】 自転車駐輪場の管理装置1のシステムの構成
を示す模式図。
【図3】 ユーザの自転車Bとここに貼付されたステッ
カー16を示す図。
【図4】 自転車ラック2の一例である自転車ラック2
aと、ここに収納された自転車B1,B2を示す図。
【図5】 入場ゲート5aとここを通過する自転車Bを
示す図。
【図6】 管理用コンピュータ7の構成を示す図。
【図7】 ユーザDB75aに記憶されたデータを概念
的に示した図。
【図8】 預かり自転車DB75bに記憶されたデータ
を概念的に示した図。
【図9】 請求DB75cに記憶されたデータを概念的
に示した図。
【図10】 自転車Bを預かる場合の管理用コンピュー
タ7における手順を示すフローチャート。
【図11】 自転車Bを自転車ラック2に保管する場合
の管理用コンピュータ7における手順を示すフローチャ
ート。
【図12】 自転車Bをユーザに返却する場合の管理用
コンピュータ7における手順を示すフローチャート。
【図13】 自転車識別データ保持手段の別の例である
磁気記録媒体116を示す図。
【図14】 自転車識別データ保持手段の別の例である
磁気記録媒体216を示す図。
【図15】 自転車識別データ保持手段であるトランス
ポンダ316を自転車のフレームに装着した状態を示す
図。
【図16】 読取装置301の構成の概略を示す図であ
る。
【符号の説明】
2…自転車ラック、5a…入場ゲート、7…管理用コン
ピュータ、9…バーコードリーダ、10…表示装置、1
2…ハンディターミナル、13…バーコードスキャナ、
51a,51b…バーコードスキャナ、B…自転車

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの自転車に設けられ当該自転車
    を特定する自転車識別データを保持する自転車識別デー
    タ保持手段から、自転車識別データを入力する自転車識
    別データ入力手段と、 駐輪場内の駐輪場所に応じて付与された位置データを入
    力する位置データ入力手段と、 前記自転車識別データと前記位置データとを関係付けて
    記憶することで前記自転車の駐輪位置を記憶する自転車
    駐輪位置記憶手段と、 前記自転車駐輪位置記憶手段より前記自転車識別データ
    に基づいて特定される自転車と関係付けて記憶された位
    置データを読み出して表示する自転車駐輪位置表示手段
    とを備えたことを特徴とする自転車駐輪場の管理装置。
  2. 【請求項2】 自転車駐輪位置に施錠手段を有する自転
    車保持手段を備え、 自転車の収納時に前記施錠手段により施錠して前記自転
    車を前記自転車保持手段に固定し、前記自転車位置表示
    手段により駐輪位置を表示とともに施錠された自転車に
    ついて前記施錠手段を開錠するように制御する施錠制御
    手段をさらに設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    自転車駐輪場の管理装置。
  3. 【請求項3】 自転車識別データで特定される自転車の
    ユーザに対する料金の請求金額を記憶した請求金額記憶
    手段を備え、 前記自転車駐輪位置表示手段は、前記自転車識別データ
    により特定される自転車についてその駐輪位置を表示す
    るとともに、前記ユーザに対する料金の請求金額を表示
    する請求金額表示手段をさらに備えたことを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の自転車駐輪場の管理装
    置。
  4. 【請求項4】 駐輪場の入り口に設けられた入場ゲート
    を備え、 前記自転車識別データ入力手段は、前記入場ゲートに配
    置され、 前記自転車識別データ入力手段から入力された自転車識
    別データにより特定される自転車が予め登録された自転
    車と認証された場合は、前記入場ゲートを開放するゲー
    ト開放手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載の自転車駐輪場の管理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記自転車識別データ保持手段は、自転
    車識別データを記録したバーコードを表示する手段を備
    え、 前記自転車識別データ入力手段は、バーコードリーダを
    備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の自転車駐輪場の管理装置。
  6. 【請求項6】 前記自転車識別データ保持手段は、自転
    車識別データを記録した磁気記録媒体を備え、 前記自転車識別データ入力手段は、磁気リーダを備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載の自転車駐輪場の管理装置。
  7. 【請求項7】 前記自転車識別データ保持手段は、自転
    車識別データを記録した光学的文字読み取り装置により
    読み取り可能な文字表示を備え、 前記自転車識別データ入力手段は、光学的文字読み取り
    装置を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    いずれかに記載の自転車駐輪場の管理装置。
  8. 【請求項8】 前記自転車識別データ保持手段は、記憶
    手段と、ここに記憶された識別信号を発信する発信機を
    備え、 前記自転車識別データ入力手段は、前記発信機から発信
    された識別信号を受信する受信機を備えたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自転車駐
    輪場の管理装置。
  9. 【請求項9】 前記位置データは、駐輪場の所定位置に
    対応するバーコードに記録され、 前記位置データ入力手段は、バーコードリーダを備えた
    携帯端末を含むことを特徴とする請求項5乃至請求項8
    のいずれかに記載の自転車駐輪場の管理装置。
  10. 【請求項10】 前記位置データは、駐輪場の所定位置
    に対応する磁気記録媒体に記録され、 前記位置データ入力手段は、磁気リーダを備えた携帯端
    末を含むことを特徴とする請求項5乃至請求項8のいず
    れかに記載の自転車駐輪場の管理装置。
  11. 【請求項11】 前記位置データは、駐輪場の所定位置
    に対応する光学的文字読み取り装置により読み取り可能
    な文字表示により表示され、 前記位置データ入力手段は、光学的文字読み取り装置を
    備えた携帯端末を含むことを特徴とする請求項5乃至請
    求項8のいずれかに記載の自転車駐輪場の管理装置。
  12. 【請求項12】 前記位置データは、駐輪場の所定位置
    に対応する肉眼で判読可能な文字表示により表示され、 前記位置データ入力手段は、文字入力手段を備えた携帯
    端末を含むことを特徴とする請求項5乃至請求項8のい
    ずれかに記載の自転車駐輪場の管理装置。
  13. 【請求項13】 前記位置データは、自転車から発信さ
    れる信号の位置により特定され、 前記位置データ入力手段は、駐輪場の所定位置に設置さ
    れた識別信号を受信する複数のアンテナ含むことを特徴
    とする請求項5乃至請求項8のいずれかに記載の自転車
    駐輪場の管理装置。
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