JP2002361521A - 加工システム - Google Patents

加工システム

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JP2002361521A
JP2002361521A JP2001174869A JP2001174869A JP2002361521A JP 2002361521 A JP2002361521 A JP 2002361521A JP 2001174869 A JP2001174869 A JP 2001174869A JP 2001174869 A JP2001174869 A JP 2001174869A JP 2002361521 A JP2002361521 A JP 2002361521A
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Japan
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cutting
drilling
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machine
drilling machine
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JP2001174869A
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Kenji Onishi
健次 大西
Kikuo Moriya
菊雄 守屋
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工システムにおいて、省力化と省スペース
化を図り、加工時間を短縮することにある。 【解決手段】 穴明け機1と切断機2を接近させ両者間
に切粉除去装置3を設置し、穴明け機1の位置決め装置
21と切断機2の位置決め装置20のいずれか一方又は
双方によりワークWの位置決めを行い、該ワークWの穴
明け加工と切粉除去と切断加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は穴明け機と切断機に
より構成された加工システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】従来より、例えば図9に示す加工システム
があり、該加工システムは、穴明け機100と切断機1
01(例えば帯鋸盤)により構成されている。
【0004】このような加工システムにおいて、例えば
図10に示すように、両側のフランジFの間にウェブW
Bが形成されたH形鋼を加工するものとする。
【0005】この場合、先ず、穴明け機100側でワー
クWの各穴明け位置A1〜A4に(図10(A))穴を
明け、その後切断機101側で該ワークWの切断位置C
を切断する。
【0006】これにより、全長15mの(図10
(A))H形鋼から、それぞれ7.5mの穴加工された
製品W1、W2が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】ところが、穴明け機100で(図9)H形
鋼に(図10(B))穴を開けると、切粉Kが発生し、
この切粉Kを残したまま、次段の切断機101側へワー
クWを移動させると、切粉Kにより切断機101の帯鋸
刃が破損する。。
【0009】そのため、従来は、穴明け機100側に作
業者S1を配置しておいて、ワークWに発生した切粉K
を箒で除去している。
【0010】また、穴明け機100側では、H形鋼の穴
明け時に、ドリルなどを用いて切断位置Cをマーキング
している。
【0011】これにより、穴明け加工が完了したワーク
Wを(図9)、切断機101側に移動し、上記ドリルで
マーキングされた切断位置Cを帯鋸刃の位置に位置決め
し、切断するようになっている。
【0012】この場合、従来の穴明け機100と切断機
101は、互いに独立しており、両者が連動して自動運
転可能なようにはなっていず、そのため、H形鋼の長さ
を12〜15mとした場合には、両者の間隔は、ほぼ3
5〜40mとなり極めて長い。
【0013】従って、従来は、穴明け機100側の作業
者S1以外にもう一人の作業者S2を切断機101側に
配置することにより、上記切断位置Cの位置決めを確認
する必要がある。
【0014】即ち、従来の加工システムにおいては(図
9)、作業者S1、S2を配置する必要があると共に、
そのための広い作業領域も必要であり、更に自動化され
ていないので加工時間が長い。
【0015】本発明の目的は、加工システムにおいて、
省力化と省スペース化を図り、加工時間を短縮すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、図1に示すように、穴明け機1と切断機
2を接近させ両者間に切粉除去装置3を設置し、穴明け
機1の位置決め装置21と切断機2の位置決め装置20
のいずれか一方又は双方によりワークWの位置決めを行
い、該ワークWの穴明け加工と切粉除去と切断加工を行
うことを特徴とする加工システムという技術的手段を講
じている。
【0017】上記本発明の構成によれば、穴明け機1
(図1)と切断機2を互いに連動させ自動化させたこと
により、従来(図9)のように作業者S1、S2を配置
する必要が無くなって省力化が図られ、また、両機1と
2間には、切粉除去装置3を設置するのに必要なスペー
スだけを確保すれば足りるので、穴明け機1と切断機2
を接近させることが可能となって省スペース化が図ら
れ、更に、自動化することにより加工時間が短縮され
る。
【0018】このため、本発明によれば、加工システム
において、省力化と省スペース化を図り、加工時間を短
縮することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、実施の形態によ
り添付図面を参照して、説明する。図1は本発明の実施
の形態を示す全体図である。
【0020】図1の加工システムにおいて、穴明け機1
と切断機2とは接近し(例えば両者の間隔はほぼ2.5
m)、両者間には切粉除去装置3とペイントマーク装置
4が設置され、穴明け機1の位置決め装置21により搬
入装置39を介してワークWを搬入し、位置決め後穴明
け加工と切粉除去と切断加工を行い、出来た製品は、切
断機2の位置決め装置20により搬出装置40を介して
搬出される。
【0021】穴明け機1は、後述する例えばドリル30
によりワークWであるH形鋼に穴明け加工を行い、該ワ
ークWの位置決め装置21を有している。
【0022】穴明け機1の詳細は、図2に示され、この
図2は、図1の穴明け機1を本体バイス35側から見た
図である。
【0023】図2において、穴明け機1は、固定された
門型フレーム25を有し、該門型フレーム25の上部に
は、Y軸ガイド32、33を介してスライダ26が滑り
結合し、該スライダ26には、モータMy で回転するボ
ールねじ34が螺合している。
【0024】上記スライダ26には、Z軸ガイド28、
29を介してドリルヘッド27が滑り結合し、該ドリル
ヘッド27には、モータMz で回転するボールねじ31
が螺合している。
【0025】また、ドリルヘッド27の先端には、ドリ
ル30が取り付けられ、該ドリル30は、ドリルヘッド
27に内蔵したモータMにより回転駆動する。
【0026】更に、上記ドリル30の下方には、本体バ
イス35が設けられ、該本体バイス35は、固定バイス
ジョー36と、シリンダ38でY軸方向に移動する可動
バイスジョー37により構成されている。
【0027】この構成により、後述する位置決め装置2
1によりワークW上の所望の穴明け位置をドリル30の
位置に位置決めし、本体バイス35で固定する。
【0028】この状態で、モータMy 、Mz を駆動すれ
ば、ドリルヘッド27がY軸方向とZ軸方向に移動し、
該ドリルヘッド27に内蔵したモータMで回転駆動する
ドリル30により、前記ワークWであるH形鋼のウェブ
WBに穴明け加工が施されるようになっている。
【0029】また、上記門型フレーム25の両側部に
は、ドリル30と同様の構成により、Y軸方向とZ軸方
向に移動可能なドリル(図示省略)が設置され、これに
より、H形鋼の両フランジFに穴明け加工が施されるよ
うになっている。
【0030】図1の穴明け機1の右側側方には、該穴明
け機1の位置決め装置21が設置されている。
【0031】この穴明け機1の位置決め装置21は、ワ
ークWを把持するグリッパ5と、該グリッパ5を左右方
向(X軸方向)に移動させるキャリッジ6により構成さ
れている。
【0032】上記キャリッジ6には、モータM1が内蔵
され、該モータM1により回転するピニオン8が、X軸
方向に延びるラック7と噛み合い、該キャリッジ6は、
X軸方向に延びるX軸ガイド9、10に滑り結合してい
る。
【0033】この構成により、搬入装置39を介して搬
入されたワークWをグリッパ5で把持し、モータM1を
作動させれば、キャリッジ6がX軸方向に移動し、該ワ
ークWがコンベアローラ22上を穴明け機1に向かって
搬送される。
【0034】これにより、ワークW上の所望の穴明け位
置A1〜A6(例えば図5(A))を穴明け機1の前記
ドリル30の位置に位置決めすることができる(例えば
図6(A))。
【0035】更に、本発明によれば、後述するように、
穴明け機1の位置決め装置21により、ワークWの切断
位置C1、C2(例えば図5(A))の位置決めも行わ
れる(例えば図6(B)〜図6(C))。
【0036】一方、図1に示す切断機2は、例えばポス
トタイプの帯鋸盤であり、既述した穴明け機1で穴明け
加工されたワークWであるH形鋼を切断加工し、該ワー
クWの位置決め装置20を有している。
【0037】上記切断機2の詳細は、図3に示され、こ
の図3は、図1の切断機2をペイントマーク装置4側か
ら見た図である。
【0038】図3において、切断機2は、ベース57上
でピン56を介して水平旋回自在な旋回台55を有し、
該旋回台55上には、メインポスト53とサブポスト5
4を介して上下動可能であって後述する帯鋸刃49を内
蔵するカッティングヘッド41が設けられている。
【0039】この構成により、切断機2は、そのカッテ
ィングヘッド41を水平旋回することにより(図1)、
ワークWの角度切りが可能であり、このため、既述した
ように、該切断機2と穴明け機1の間は、ほぼ2.5m
の間隔が必要となる。
【0040】上記カッティングヘッド41は(図3)、
そのビーム部材58に、前記旋回台55に設置されたシ
リンダ51のピストンロッド52が結合し、これによ
り、既述したように上下動可能であり、該ビーム部材5
8の両側には、ハウジング42、43が設けられてい
る。
【0041】上記ハウジング42、43内には、駆動ホ
イール44、従動ホイール45がそれぞれ回転自在に取
り付けられ、該駆動ホイール44と従動ホイール45に
は、エンドレスであって可撓性の前記帯鋸刃49が巻回
されている。
【0042】上記帯鋸刃49上であって、ワークWの切
断加工領域に相当する部分は、一対のガイド48、50
により摺動自在に案内され、該一対のガイド48、50
は、アーム46、47の下端に支持され、各アーム4
6、47は、前記ビーム部材58に位置調節自在に支持
されている。
【0043】この構成により、帯鋸刃49は、カッティ
ングヘッド41が前記シリンダ51により下降して切断
加工領域に到達したときに、常に垂直下方を向くように
なっており、それにより、ワークWを切断加工できる。
【0044】上記帯鋸刃49の下方には、図1に示すよ
うに、本体バイス60が設けられ、該本体バイス60
は、固定バイスジョー61と、シリンダ63でY軸方向
に移動する可動バイスジョー62により構成されてい
る。
【0045】この構成により、前記穴明け機1の位置決
め装置21によりワークW上の所望の切断位置、例えば
C1を帯鋸刃49の位置に位置決めし、該ワークWを本
体バイス60で固定すると共に、後述する切断機2の位
置決め装置20である送りバイス20で固定する(図6
(B))。
【0046】この状態で、シリンダ51を(図3)作動
してカッティングヘッド41を下降させれば、帯鋸刃4
9によりワークWに切断加工が施される。
【0047】図1において、切断機2の左側には、該切
断機2の位置決め装置20が設置されている。
【0048】この切断機2の位置決め装置20は、既述
したように例えば送りバイス20であり、該送りバイス
20は、コンベアローラ19の上方をX軸方向に移動す
る門型フレーム15を有している。
【0049】門型フレーム15は、X軸方向に延びるX
軸ガイド11、12に滑り結合し、該門型フレーム15
には、モータM2で回転するボールねじ13が螺合し、
又は該モータM2で回転するピニオン(図示省略)を介
してラック(図示省略)が噛み合っている。
【0050】また、門型フレーム15には、固定バイス
ジョー18と、シリンダ14でY軸方向に移動する可動
バイスジョー17が取り付けられている。
【0051】この構成により、既述したように、前記穴
明け機1の位置決め装置21によりワークW上の所望の
切断位置、例えばC1を帯鋸刃49の位置に位置決めし
た後(図6(B))、該ワークWを切断機2の本体バイ
ス60で固定すると共に、この送りバイス20で固定
し、該ワークWを切断加工する。
【0052】そして、切断加工後は、この送りバイス2
0で最初の製品W1を把持して(例えば図6(C))、
搬出装置40側に(図1)搬出する。
【0053】また、送りバイス20は、後述するよう
に、当初は穴明け機1の位置決め装置21でワークWの
位置決めを行ったが(図7(B))、途中で不能になっ
た場合に(図7(C))、該ワークWを(図7(D))
引き継いで位置決めを行ったり、該送りバイス20だけ
でワークWの穴明け位置Aと(図8(C))と切断位置
Cの(図8(D))双方の位置決めを行うこともある。
【0054】更に、図4に示すように、穴明け機1と切
断機2の間には、荷台64が設置され、該荷台64上に
は、前記切粉除去装置3とペイントマーク装置4が戴置
されている。
【0055】このうち、切粉除去装置3は、ノズル65
からエアを噴射することによりエアカーテンACを形成
し、それにより、該切粉除去装置3を通過するワークW
の例えばウェブWB上に発生した切粉Kを除去するよう
になっている。又は、切粉除去装置3は、上記ノズル6
5と共にブラシ(図示省略)を併設し、該ブラシの先端
がワークWのウェブWB位置より下がっており、これに
より、同様に該切粉除去装置3を通過するワークWのウ
ェブWB上の切粉Kを除去するようにしてもよい。
【0056】また、ペイントマーク装置4は、該ワーク
WのフランジFやウェブWBなどの所定の位置に品名6
6などを印字したり、マーキングを行い、製品として加
工された場合にその判別が可能なようにしている。
【0057】上記構成を有する穴明け機1、切断機2の
制御装置は、図1に示すように、それぞれNC装置2
3、24により構成され、両者は双方向通信線Qにより
接続されている。
【0058】このうち、穴明け機1のNC装置23は、
CPU23Aと、加工パターンメモリ23Bと、加工プ
ログラムメモリ23Cと、ワーク情報メモリ23Dによ
り構成されている。
【0059】上記加工パターンメモリ23Bは、本発明
によるワークWの加工パターンT、例えば図5(A)、
図5(B)、図5(C)の加工パターンT1、T2、T
3を格納する。
【0060】このうち、加工パターンT1は(図5
(A))、全長15mのH形鋼のウェブWBに、穴明け
位置A1〜A6ごとに穴明け加工を行い、それを切断位
置C1、C2 ごとに切断加工し、各長さが5mの製品W
1、W2、W3を加工する場合である。
【0061】この場合は、後述するように(図6)、ワ
ークWの穴明け位置A1〜A6と(図6(A))切断位
置C1、C2 の(図6(B)、図6(C))位置決め
は、穴明け機1の位置決め装置21のみで行われる。
【0062】また、加工パターンT2は(図5
(B))、同様に全長15mのH形鋼のウェブWBに、
穴明け位置A1〜A4ごとに穴明け加工を行い、それを
切断位置C1、C2 ごとに切断加工し、各長さが6mの
製品W1、W2を加工する場合であり、残りの3mは残
材Rとして廃棄する。
【0063】この場合、前記したように(図7)、位置
決めの途中で、穴明け機1の位置決め装置21から切断
機2の位置決め装置20にワークWを引き継がせるの
で、切断位置C1が引継位置Gとなる(図5(B)、図
7(B))。
【0064】更に、加工パターンT3は(図5
(C))、同様に全長15mのH形鋼のウェブWBに、
穴明け位置Aで穴明け加工を行い、それを切断位置Cで
切断加工し、長さが12.5mの製品W1を加工する場
合であり、残りの2.5mは残材Rとして廃棄する。
【0065】この場合は、後述するように(図8)、ワ
ークWの穴明け位置Aと(図8(C))切断位置Cの
(図8(D))位置決めは、切断機2の位置決め装置2
0のみで行われる。
【0066】上記加工プログラムメモリ23Cは(図
1)、既述した各加工パターンT1、T2、T3(図
5)のワークWを加工する場合の加工プログラムPを格
納し、ワーク情報メモリ23Dは(図1)、加工すべき
ワークWの全長(例えば前記した15m(図5))、穴
明け位置、切断位置、更に図5(B)の場合には、引継
位置Gなどをワーク情報Jとして格納する。
【0067】また、これら加工パターンメモリ23B
と、加工プログラムメモリ23Cと、ワーク情報メモリ
23Dには、前記したデータを予めキーボード23Fを
介して表示部23Eで確認しながら入力しておく。
【0068】このように、穴明け機1側のNC装置23
側から各種のデータを入力すると、当該NC装置23側
の加工パターンメモリ23Bなどにデータが格納される
と共に、双方向通信線Qを介して切断機2側のNC装置
24の加工パターンメモリ24Bなとにもデータが自動
的に送られて格納される。
【0069】このことは、切断機2のNC装置24側か
ら各種のデータを入力した場合も同様であり、当該NC
装置24側の加工パターンメモリ24Bなどにデータが
格納されると共に、双方向通信線Qを介して穴明け機1
のNC装置23の加工パターンメモリ23Bなどにもデ
ータが自動的に送られて格納される。
【0070】そして、穴明け機1側で行われる位置決め
動作などの動作は、制御信号Sとして、該穴明け機1の
NC装置23から切断機2のNC装置24へ送信され、
穴明け機1側の動きが切断機2側でも常に監視できるよ
うになっている。
【0071】例えば、穴明け機1の位置決め装置21が
ワークWの切断位置C1について位置決めをした場合に
は(図6(B))、それを検知した切断機2側のNC装
置24のCPU24Aは(図1)、該切断機2のシリン
ダ51を(図3)制御してカッティングヘッド41を下
降させ帯鋸刃49で該ワークWの切断位置C1を切断加
工する。
【0072】一方、切断機2のNC装置24は、CPU
24Aと、加工パターンメモリ24Bと、加工プログラ
ムメモリ24Cと、ワーク情報メモリ24Dにより構成
され、既述した穴明け機1のNC装置23と全く同様の
機能を有しており、その説明は省略する。
【0073】以下、上記構成を有する本発明の動作を図
6〜図8に基づいて説明する。
【0074】この場合、穴明け機1のNC装置23を構
成するCPU23Aは(図1)、予め、キーボード23
Fから入力された起動信号に基づいて、ワークWの加工
パターンを判断し(図5(A)、図5(B)、又は図5
(C))、加工パターンメモリ23Bと、加工プログラ
ムメモリ23Cと、ワーク情報メモリ23Dを参照する
ことにより、次のような制御動作を行う。
【0075】(1)図6の場合の動作。 この図6は、穴明け機1の位置決め装置21のみでワー
クWの穴明け位置A1〜A6と(図5(A))と切断位
置C1、C2の位置決めを行う場合である。
【0076】(1)−A 穴明け位置A1〜A6の位置
決めと穴明け加工。
【0077】先ず、CPU23Aは(図1)、搬入装置
39からワークWが搬入されたことをセンサ(図示省
略)を介して検知すると、穴明け機1の位置決め装置2
1を制御しそのグリッパ5で(図6(A))ワークWを
把持させ該穴明け機1側へ移動させる。
【0078】そして、ワークWの穴明け位置A1を、穴
明け機1のドリル30の位置に位置決めした後本体バイ
ス35で固定し、該ドリル30により穴明け加工を行
い、その後ワークWを本体バイス35から解放しグリッ
パ5により更に左側へ移動する。
【0079】この間、ワークWのウェブWB上に発生し
た切粉Kは(図4)、該ワークWが切粉除去装置3を通
過することにより除去され、更に該ワークWから加工さ
れるべき製品W1の部分(図6(A))の所定位置にペ
イントマーク装置4により品名66などが(図4)印字
される。
【0080】以下、同様にして、ワークWの穴明け位置
A2〜A6について、位置決めと穴明け加工を行うと共
に、切粉Kの除去、及び製品W2、W3部分への品名印
字を行う(図6(A))。
【0081】(1)−B 切断位置C1、C2の位置決
めと切断加工。
【0082】上記ワークWの全ての穴明け位置A1〜A
6について(図6(A))穴明け加工が行われた段階で
は、該ワークWは穴明け機1に対して最も左側に移動し
ている(図6(A))。
【0083】この状態で、該ワークWをグリッパ5で把
持しながら反対方向の右側に移動させ(図6(B))、
今度はその切断位置C1を切断機2の帯鋸刃49の位置
に位置決めさせる。
【0084】このワークWの切断位置C1が位置決めさ
れたことを検知した切断機2側のCPU24Aは(図
1)、該切断機2側の本体バイス60と、その後方の送
りバイス20を制御してワークWを固定し(図6
(B))、カッティングヘッド41を(図3)下降する
ことにより、その帯鋸刃49で該ワークWを切断加工
し、加工された製品W1を(図6(C))、本体バイス
60から解放し送りバイス20により搬出装置40を介
して搬出させる。
【0085】そのとき、残ったワークWは(図6
(C))、グリッパ5に把持されながら左側に移動し、
次の切断位置C2が、既に帯鋸刃49の位置に位置決め
されている。
【0086】従って、同様に、帯鋸刃49により該ワー
クWを切断加工し、加工された製品W2は送りバイス2
0で搬出装置40を介して搬出させる(図6(D))。
【0087】上記製品W2が搬出されたときには(図6
(D))、最後の製品W3が切断機2の帯鋸刃49の直
下に残っているので、これをグリッパ5で若干左側へ移
動させ送りバイス20が把持し易いようにする。
【0088】この状態で、送りバイス20で(図6
(E))最後の製品W3を把持し、同様に搬出装置40
を介して搬出させ、グリッパ5は、元の位置に復帰させ
る。
【0089】(2)図7の場合の動作。
【0090】この図7は、穴明け機1の位置決め装置2
1により、ワークWの穴明け位置A1〜A4と(図7
(A))切断位置C1の(図7(B))位置決めを行
い、該穴明け機1の位置決め装置21では次の切断位置
C2の(図7(C))位置決めが不能な場合に、該次の
切断位置C2については、切断機2の位置決め装置20
が(図7(D))ワークWを引き継いで位置決めを行う
場合である。
【0091】(2)−A 穴明け位置A1〜A4の位置
決めと穴明け加工。
【0092】先ず、CPU23Aは(図1)、搬入装置
39からワークWが搬入されたことをセンサ(図示省
略)を介して検知すると、穴明け機1の位置決め装置2
1を制御しそのグリッパ5で(図7(A))ワークWを
把持させ該穴明け機1側へ移動させる。
【0093】そして、ワークWの穴明け位置A1を、穴
明け機1のドリル30の位置に位置決めした後本体バイ
ス35で固定し、該ドリル30により穴明け加工を行
い、その後ワークWを本体バイス35から解放しグリッ
パ5により更に左側へ移動する。
【0094】この間、ワークWのウェブWB上に発生し
た切粉Kは(図4)、該ワークWが切粉除去装置3を通
過することにより除去され、更に該ワークWから加工さ
れるべき製品W1の部分(図7(A))の所定位置にペ
イントマーク装置4により品名66などが(図4)印字
される。
【0095】以下、同様にして、ワークWの穴明け位置
A2〜A4について、位置決めと穴明け加工を行うと共
に、切粉Kの除去、及び製品W2部分への品名印字を行
う(図7(A))。
【0096】(2)−B 切断位置C1、C2の位置決
めと切断加工。
【0097】上記ワークWの全ての穴明け位置A1〜A
4について(図7(A))穴明け加工が行われた段階で
は、該ワークWは穴明け機1に対して最も左側に移動し
ている。
【0098】この状態で、該ワークWをグリッパ5で把
持しながら反対方向の右側に移動させ(図7(B))、
今度はその切断位置C1を切断機2の帯鋸刃49の位置
に位置決めさせる。
【0099】このワークWの切断位置C1が位置決めさ
れたことを検知した切断機2側のCPU24Aは(図
1)、該切断機2側の本体バイス60と、その後方の送
りバイス20を制御してワークWを固定し(図7
(B))、カッティングヘッド41を(図3)下降する
ことにより、その帯鋸刃49で該ワークWを切断加工
し、加工された製品W1を(図7(C))、本体バイス
60から解放し送りバイス20により搬出装置40を介
して搬出させる。
【0100】この場合、残材R(図5(B))について
は、その長さが3mしかなく、従って、最後の切断位置
C2については、グリッパ5では切断機2まで届かずに
位置決めは不能である(図7(C))。
【0101】従って、この場合に備えて、穴明け機1
(図1)、切断機2のNC装置23、24を構成するワ
ーク情報メモリ23D、24Dには、予め、ワークWの
切断位置C2(図5(B))の直前の切断位置C1が、
切断機2の位置決め装置20によって引き継がれるべき
引継位置Gとして格納されている(図7(B))。
【0102】よって、切断機2のNC装置24を構成す
るCPU24Aは、前記製品W1が(図7(C))搬出
された後、穴明け機1のNC装置23を構成するCPU
23Aを介して、穴明け機1の位置決め装置21を制御
し、そのグリッパ5によりワークWを若干左側へ移動さ
せ送りバイス20が把持し易いようにする。
【0103】その後、グリッパ5を(図7(D))元の
位置に復帰させると共に、送りバイス20でワークWを
把持し、その切断位置C2を切断機2の帯鋸刃49の位
置に位置決めし、該帯鋸刃49でワークWを切断加工す
る。
【0104】そして、加工された製品W2は、送りバイ
ス20で把持したまま搬出装置40を介して搬出し(図
7(E))、その後帯鋸刃49を上昇させてから送りバ
イス20を切断機2側に移動させ残材Rを把持後左側に
移動させて搬出する。
【0105】(3)図8の場合の動作。 この図8は、切断機2の位置決め装置20のみでワーク
Wの穴明け位置Aと(図8(C))切断位置Cの(図8
(D))位置決めを行う場合である。
【0106】(3)−A 穴明け位置Aの位置決めと穴
明け加工。
【0107】先ず、穴明け機1側のCPU23Aは(図
1)、切断機2側のCPU24Aを介して、送りバイス
20を予め切断機2に接近させておく(図8(A))。
【0108】この状態で、穴明け機1側のCPU23A
は(図1)、搬入装置39からワークWが搬入されたこ
とをセンサ(図示省略)を介して検知すると、穴明け機
1の位置決め装置21を制御しそのグリッパ5で(図8
(A))ワークWを把持させ該穴明け機1側へ移動させ
る。
【0109】グリッパ5は、更にワークWを切断機2側
に押し込み、既に待機している切断機2側の送りバイス
20(図8(B))に該ワークWを掴み替えさせ、グリ
ッパ5を元の位置に復帰させる。
【0110】この状態で、切断機2側のCPU24Aは
(図1)、送りバイス20(図8(C))を制御して把
持したワークWを左側へ移動させることにより、該ワー
クWの穴明け位置Aを穴明け機1のドリル30の位置に
位置決めし、穴明け機1側のCPU23Aを(図1)介
して本体バイス35でワークWを固定しドリル30を回
転させて穴明け加工を行う。
【0111】(3)−B 切断位置Cの位置決めと切断
加工。
【0112】穴明け加工後は、切断機2側のCPU23
Aは(図1)、再度送りバイス20を制御してワークW
を更に左側に移動させ(図8(D))、切粉除去装置3
による切粉K除去とペイントマーク装置4による品名の
印字の後、該ワークWの切断位置Cを帯鋸刃49の位置
に位置決めし、本体バイス60と送りバイス20でワー
クWを固定し、帯鋸刃49で該ワークWを切断加工す
る。
【0113】そして、加工された製品W1を(図8
(E))、本体バイス60から解放し送りバイス20に
より搬出装置40を介して搬出させ、その後帯鋸刃49
を上昇させてから送りバイス20を切断機2側に移動さ
せ残材Rを把持後左側に移動させて搬出する。又は、図
示する残材R部分の(図8(E))製品取りが可能な場
合には、上記と同様に加工された製品W1を搬出した
後、帯鋸刃49を上昇させてから送りバイス20を切断
機2側に移動させ残ったワークを把持させて該ワークの
切断位置を帯鋸刃49の位置に位置決めし、該送りバイ
ス20と本体バイス60でワークWを固定し帯鋸刃49
で切断加工し、加工された製品は、同様に本体バイス6
0から解放し送りバイス20で搬出装置40を介して搬
出させる。
【0114】
【発明の効果】上記のとおり、本発明によれば、穴明け
機と切断機を互いに連動させ自動化させたことにより、
従来のように作業者を配置する必要が無くなって省力化
が図られ、また、両機の間には、切粉除去装置を設置す
るのに必要なスペースだけを確保すれば足りるので、穴
明け機と切断機を接近させることが可能となって省スペ
ース化が図られ、更に、自動化することにより加工時間
が短縮されることになったので、加工システムにおい
て、省力化と省スペース化を図り、加工時間を短縮する
という効果を奏することとなった。
【0115】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明を構成する穴明け機1の詳細図である。
【図3】本発明を構成する切断機2の詳細図である。
【図4】本発明を構成する切粉除去装置3とペイントマ
ーク装置4の詳細図である。
【図5】本発明によるワークWの加工パターンを示す図
である。
【図6】本発明による動作の第1実施形態を示す図であ
る。
【図7】本発明による動作の第2実施形態を示す図であ
る。
【図8】本発明による動作の第3実施形態を示す図であ
る。
【図9】従来技術の構成説明図である。
【図10】従来技術の課題説明図である。
【符号の説明】
1 穴明け機 2 切断機 3 切粉除去装置 4 ペイントマーク装置 5 グリッパ 6 キャリッジ 7 ラック 8 ピニオン 9、10、11、12 ガイド 13 ボールねじ 19、22 コンベアローラ 20 切断機2の位置決め装置 21 穴明け機1の位置決め装置 23 穴明け機1のNC装置 24 切断機2のNC装置 W ワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穴明け機と切断機を接近させ両者間に切
    粉除去装置を設置し、穴明け機の位置決め装置と切断機
    の位置決め装置のいずれか一方又は双方によりワークの
    位置決めを行い、該ワークの穴明け加工と切粉除去と切
    断加工を行うことを特徴とする加工システム。
  2. 【請求項2】 上記穴明け機の位置決め装置のみによ
    り、ワークの穴明け位置と切断位置の位置決めを行う請
    求項1記載の加工システム。
  3. 【請求項3】 上記穴明け機の位置決め装置により、ワ
    ークの穴明け位置と切断位置の位置決めを行い、該穴明
    け機の位置決め装置では次の切断位置の位置決めが不能
    な場合に、該次の切断位置については、切断機の位置決
    め装置がワークを引き継いで位置決めを行う請求項1記
    載の加工システム。
  4. 【請求項4】 上記切断機の位置決め装置のみにより、
    ワークの穴明け位置と切断位置の位置決めを行う請求項
    1記載の加工システム。
  5. 【請求項5】 上記切粉除去装置の近傍に、ペイントマ
    ーク装置が設置されている請求項1記載の加工システ
    ム。
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