JP2002359647A - 情報提供装置及び情報処理装置及びシステムとそれらの方法 - Google Patents

情報提供装置及び情報処理装置及びシステムとそれらの方法

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JP2002359647A JP2001167189A JP2001167189A JP2002359647A JP 2002359647 A JP2002359647 A JP 2002359647A JP 2001167189 A JP2001167189 A JP 2001167189A JP 2001167189 A JP2001167189 A JP 2001167189A JP 2002359647 A JP2002359647 A JP 2002359647A
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健一郎 松浦
Hiroshi Satomi
宏 里見
Atsushi Inoue
敦 井上
Kimihiro Ito
公祐 伊藤
Satoshi Iketa
敏 井桁
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子メールの内容を電子メール受信端末の能力
に応じたデータ形態に変換して転送するとともに、その
旨を別の端末に通知することを可能とする。 【解決手段】ネットデータベース400には、ユーザ毎
に、受信した電子メールの転送先(FAX、Web又は
携帯端末等)を示す情報と、電子メールの転送があった
旨の通知先(携帯端末)を示す情報を含むユーザ情報が
保持される。判断モジュール200、変換モジュール3
00を含むsite1は、自サイトのみの機能を用い、また
はsite2、site3、site4と協働して、受信された電子メ
ールをユーザ情報によって指定される転送先に適応した
データ形態に変換し、変換されたデータを指定された転
送先に応じて、メールサーバ100、Webサーバ60
0、FAXサーバ650に転送する。また、Webサー
バ600或いはFAXサーバ650を介して電子メール
を転送した場合、その旨を示す通知文をメールサーバ1
00を介して携帯端末へ通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子メールシステム
を用いてユーザに情報を提供する電子メール提供システ
ム及び装置及びそれらの方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、通信インフラの整備及び情報通信
技術の発展により、インターネットを利用した情報提供
サービスが可能になった。インターネットを利用した情
報提供サービスでは文字による情報提供だけではなく画
像や音等を含むマルチメディア情報を提供する事が可能
である。
【0003】また、インターネットを介しての情報提供
サービスを受けるユーザは電子メールを使用するための
メールアカウントを登録することにより、ユーザ間で電
子メールを用いた通信、情報の交信を行うことができ
る。
【0004】電子メール情報は通常テキストであるが、
ユーザ作成のアプリケーションデータ(ドキュメントフ
ァイル)等のバイナリファイルもテキストデータへのエ
ンコード技術、テキストデータからのデコード技術によ
って電子メール情報に添付してユーザ間で送受信するこ
とが可能である。
【0005】一方、無線通信インフラの整備及びその情
報通信技術の発展、及びそれらを利用するための端末の
小型化が進んだことにより、インターネットへの接続は
設置型のパーソナルコンピュータのみならず、携帯電話
等のモバイル環境向け携帯端末からも可能になった。そ
の結果、携帯端末を使用して電子メールを使用するユー
ザも急速に増加している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】インターネットに流通
する情報を取得できる手段は、パーソナルコンピュータ
だけにとどまらず、携帯端末、電子メール専用端末など
多岐にわたる。そのため、受信できる情報量の制限や、
表示サイズ、色、解像度等の端末における表示能力の制
限等、固有の物理的制限や能力的制限は千差万別であ
る。また、制限の少ないパーソナルコンピュータ同士の
通信、電子メールの交信においても、送受信者双方に共
通の情報処理環境が欠けている場合が増えてきている。
【0007】このような環境下では、受信側に受信情報
を取り扱える環境がないときは現在のところ情報として
入手できないまま切り捨てられてしまう。従って、事前
に双方の環境を理解した上で情報交信をしないと、更新
される情報に欠落が生じる可能性がある。
【0008】例えば、携帯端末におけるインターネット
を介した電子メールの交信が可能となっているものの、
1メール当たりの受け取り文字数や取り扱える情報内容
(コンピュータ用電子ファイルまたはバイナリファイル
の添付など)に制限が設けられ、その制限を越える部分
は切り捨てられてしまう。したがって、この制限につい
て予めメール送信者に連絡しない限り、電子メールの受
信者には正しく受け取れない(端末へ到達する前に切り
捨てられる)情報を発生させてしまう可能性がある。
【0009】情報の送信先が携帯端末であることは、そ
のメールアドレスのドメイン名から想像はつくものの、
標準的なインターネットメールのアドレス体系であるこ
とにかわりはない。さらに携帯端末ユーザの中には、通
常は設置型のパーソナルコンピュータ等、電子メールの
受信に対する制限の異なる端末で利用しているメールア
ドレスを、携帯端末のメールアドレスへ転送している場
合もあり、送信側では受信者端末の情報受け取り能力を
容易に判断することはできない。その結果、電子メール
の送信者が受信者の環境を予測し、受信者が受け取れる
状態に加工して情報を送るということは極めて困難であ
る。
【0010】従って、現在では携帯端末を通じた電子メ
ールの交信には情報の欠落したメールが多発している。
【0011】これらを回避するために、携帯端末への電
子メールを携帯端末で受け取る前にWorldWide Webの技
術を応用したサーバ上のある一つのアカウントへ転送
し、World Wide Webの仕組みを通じて閲覧するという技
術が既に存在するが、携帯端末での受け取り文字数の制
限を回避するのみで、バイナリファイルの閲覧やデータ
取得などには対応できていない。また、この構成におい
ては、携帯端末への電子メールを無条件にWorldWide We
bのサーバへ転送してしまうので、携帯端末利用者は絶
えずWorld Wide Webへの転送メールがあったかどうかの
確認をしなければならず、携帯端末利用者に多大な負荷
をかけていた。
【0012】また、電子メール送信者が何らかのアプリ
ケーションを使用して作成したドキュメントファイル等
を添付している場合には、携帯端末のみをインターネッ
トへの接続手段として利用しているユーザは、携帯端末
で添付ファイルを展開することができたとしても、携帯
端末の表示能力等の制限を超えてしまうことも多く実用
的ではない。
【0013】更に、携帯端末に限らず設置型のパーソナ
ルコンピュータ等、受信手段としては制限の少ないイン
ターネット接続端末であっても、電子メールに添付され
る添付ドキュメント情報を展開、表示するには、メール
受信端末に電子メールの送信者が添付ドキュメントを作
成するときに使用したアプリケーション、またはそのア
プリケーションと互換性を持つアプリケーションが必要
になるが、電子メール受信端末にそれらが必ずしも存在
するとは限らない。送信者が添付ドキュメントを作成し
た際に使用したアプリケーションもしくはそれと互換性
を持つアプリケーションを受信者側が持たない場合、そ
の受信者は電子メール送信者が送信した情報を見ること
はできない。
【0014】このような環境下では受信者が多大な労力
を払って送信者の送信環境と互換性のある環境を整えな
い限り、送信者から送られてきた情報を確認することが
できないのである。
【0015】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、電子メールの内容を電子メール受信端末の能
力に応じたデータ形態に変換して提供することを目的と
する。また、その転送の旨を別の受信端末に通知可能と
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による情報提供装置は、以下の構成を備え
る。すなわち、ユーザへの送信情報を受信する受信手段
と、前記受信手段によって受信した送信情報の送付先
を、当該ユーザに対応して設定された情報に基づいて決
定する決定手段と、前記送信情報に含まれるデータを内
容のタイプ別に分割する分割手段と、前記分割手段によ
り分割された各データを、前記決定手段で決定された送
付先の処理能力に適合させるべくフォーマット変換を指
示する指示手段と、前記指示手段の指示に基づいてフォ
ーマット変換された各データを統合し、前記送付先へ提
供する提供手段とを備える。
【0017】また、上記の目的を達成するための本発明
による情報提供システムは、以下の構成を備える。すな
わち、ユーザへの送信情報を受信する受信手段と、前記
受信手段によって受信した送信情報の送付先を、当該ユ
ーザに対応して設定されたユーザ情報に基づいて決定す
る決定手段と、前記送信情報に含まれるデータを内容の
タイプ別に分割する分割手段と、前記分割手段により分
割された各データを、前記決定手段で決定された送付先
の処理能力に適合させるべくフォーマット変換を指示す
る指示手段と、前記指示手段により指示されたフォーマ
ット変換を前記分割されたデータに施す変換手段と、前
記フォーマット変換された各データを統合し、前記送付
先へ提供する提供手段とを備える。
【0018】また、上記の目的を達成するための本発明
による情報提供方法は、ユーザへの送信情報を受信する
受信工程と、前記受信工程によって受信した送信情報の
送付先を、当該ユーザに対応して設定された情報に基づ
いて決定する決定工程と、前記送信情報に含まれるデー
タを内容のタイプ別に分割する分割工程と、前記分割工
程により分割された各データを、前記決定工程で決定さ
れた送付先の処理能力に適合させるべくフォーマット変
換を指示する指示工程と、前記指示工程の指示に基づい
てフォーマット変換された各データを統合し、前記送付
先へ提供する提供工程とを備える。
【0019】更に、上記の目的を達成するための本発明
による情報提供方法は、ユーザ側の端末装置へ情報を提
供する情報提供システムにおける情報提供方法であっ
て、ユーザへの送信情報を受信する受信工程と、前記受
信工程によって受信した送信情報の送付先を、当該ユー
ザに対応して設定されたユーザ情報に基づいて決定する
決定工程と、前記送信情報に含まれるデータを内容のタ
イプ別に分割する分割工程と、前記分割工程により分割
された各データを、前記決定工程で決定された送付先の
処理能力に適合させるべくフォーマット変換を指示する
指示工程と、前記指示工程で指示されたフォーマット変
換を前記分割されたデータに施す変換工程と、前記フォ
ーマット変換された各データを統合し、前記送付先へ提
供する提供工程とを備える。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の好適な実施形態を説明する。
【0021】本実施形態では、電子メールシステムを用
いてユーザに情報を提供する場合に、電子メールの受信
側端末の環境で展開、表示することのできない情報が送
信されたときに、その概要及び取得方法をユーザに通知
し、従来は環境の制約で展開、表示できなかった情報を
様々な形態で受信者に提供可能とする情報提供サービス
システムを説明する。
【0022】<システムの構成>本実施形態で説明され
るサービスシステム(以下、ネットメールサービスとい
う)は、メールサーバと、ユーザの設定に従いユーザが
望む媒体への表示あるいは出力が可能かどうかを判断し
ユーザが望む媒体に適合したドキュメントを作成するモ
ジュール(以下、判断モジュールという)と、ある特定
のフォーマットを別の特定のフォーマットに変換するた
めのモジュール(以下、変換モジュールという)と、ユ
ーザ情報やユーザの望む媒体を設定するためのモジュー
ル(以下、設定モジュールという)と、ユーザ情報やユ
ーザによる媒体間変換の設定(以下、ユーザ変換設定と
いう)や媒体間変換を行うサーバの情報やメールによっ
て送付されてきたデータなどを格納する記憶装置(以
下、ネットデータベースという)を有する。
【0023】図1は本実施形態によるサービスの概略の
構成を説明する図である。図1のように、本実施形態に
よるサービスはsite1、site2、site3、site4の4つの種
類のサイトから構成されている。これは説明をわかりや
すくすることを目的に4つのサイトを示したものであ
り、サイトの数の制限を意味するものではない。その他
のサイトの構成としては、例えば以下のような形態があ
る。
【0024】(1)1つまたは複数のsite1で構成され
る形態、(2)1つまたは複数のsite1、および1つま
たは複数のsite2で、構成される形態、(3)1つまた
は複数のsite1、および1つまたは複数のsite3、および
1つまたは複数のsite4で、構成される形態、(4)1
つまたは複数のsite1、および1つまたは複数のsite2、
および1つまたは複数のsite3、および1つまたは複数
のsite4で、構成される形態、(5)上記(2)〜
(4)の形態において、site1が変換モジュールを有さ
ない形態。
【0025】また、図1においてsite1、site2、site
3、site4と記述したものは、後述するそれぞれの機能を
提供する最小限のものに仮定している。これについて
も、以下でsite1、site2、site3、site4のそれぞれにつ
いて詳細に述べる際にわかりやすくするための仮定であ
って、site1とsite3(および他の組み合わせ)が同一の
サイトにあることや、site1の機能とsite3の機能(およ
び他の機能の組み合わせ)をともにもつサイトがあるこ
とを否定するものではない。以下では、site1のような
サイトをネットメールサービスサイト、site2・site4の
ようなサイトを変換サービスサイト、site3のようなサ
イトをディレクトリーサービスサイトとそれぞれ呼ぶこ
とにする。
【0026】ここで、site2とsite4は同様の機能をもつ
変換サービスサイトである。なお、site2とsite4は共に
同じ機能をもつ変換サービスサイトであるにも関わら
ず、図1ではsite1とsite2の間、site3とsite4の間の直
接の通信関係しか存在しない。これについてもわかりや
すく説明をするための仮定であって、site2とsite3の
間、およびsite1とsite4の間に直接の通信関係があって
もいいことは言うまでもない。
【0027】図2においては、図1では書かなかったsi
te1、site2、site3、site4の本実施形態における通信方
法を含めて書いたものである。本実施形態では図2のよ
うに、判断モジュール200、200a、200b、2
00c間において、HTTPを用いWebサーバ60
0、600a、600b、600c上のCGIなどを用
いて通信したり、SMTPを用いてメールサーバを通し
た通信を行う。ただし、ここで挙げたプロトコルに限定
されるものではなく、専用プロトコルやHTTP、SM
TP以外の汎用プロトコルで通信できないことを意味す
るものではない。すなわち、専用プロトコルやHTT
P、SMTP以外の汎用プロトコルでの通信はもちろん
可能であり、サイト間の通信手段が別に存在する場合
は、site2、site3、site4にWebサーバやメールサー
バは必須のものではない。以下では図2を用いて説明を
行うが、判断モジュール間の通信方法について説明した
部分以外は、図1についても同様の説明が成り立つ。
【0028】図2において、100(100a、100
b、100c)はメールサーバ、200(200a、2
00b、200c)は判断モジュール、300(300
a、300c)は変換モジュール、500(500a、
500b、500c)が設定モジュール、400(40
0a、400b、400c)がネットデータベースであ
る。なお、図2において、変換モジュール300、30
0a、300cは各サイトにそれぞれ1つのみ示されて
いるが、後述するように変換モジュールはそれぞれ複数
個存在してもよい。また前述したようにsite1、site2、
site3、site4は、それぞれの機能を最小限のものに仮定
しているので、判断モジュール200、200a、20
0b、200cの機能は一部異なるものとなっている。
【0029】以上の構成において、メールサーバ100
で受けたメールは判断モジュール200でフォーマット
別に分割され、それぞれのデータはユーザ変換設定に従
って適切な変換モジュール300、またはsite2の変換
モジュール300a、またはsite3において選ばれたsit
e4の変換モジュール300cに、渡されて変換される。
そして、site1の判断モジュール200では変換後のデ
ータを受け取り、該変換後のデータを用いて出力先の各
媒体に適合したドキュメントを作成した後、Webサー
バ600、メールサーバ100、FAXサーバ650を
介して、ユーザのWebブラウザ、携帯端末、ファクシ
ミリ装置といった各媒体に送られ表示、或いは出力され
る。判断モジュール200での判断に使用されるユーザ
変換設定の内容は、設定モジュール500によって作
成、変更される。以下、各モジュールについて詳細に説
明する。
【0030】本実施形態においては、より柔軟なサービ
スをユーザに提供するため、設定モジュール500によ
るユーザの設定を可能にしているが、すべてのユーザに
画一的なサービスを与える場合は同じ変換設定を用いれ
ばよいので設定モジュールは必要ない。すなわち、設定
モジュールはオプションであり、必須のものではない。
【0031】メールサーバ100はメールの送受信を行
うモジュールであるが、判断モジュール200が稼動し
ているサーバ上で稼動していてもよいし、そうでなくて
もよい。また、メール受信の機能についてはSMTPメ
ールを直接受ける機能であっても良いし、別のメールサ
ーバをPOP3などのプロトコルを用いて定期的にアク
セスしメールを取得するものでもかまわない。すなわ
ち、本実施形態への適用においては、受け取ったデータ
を他のプログラムモジュールに渡す手段を有するメール
サーバであること、そして変換結果が表現される媒体
(他のメールサーバ、メール機能を有する携帯端末な
ど)に対してメールが出せることが求められる。
【0032】判断モジュール200は、メールサーバ1
00で受け取ったメールまたはネットデータベース40
0に格納されたメールを、各メールに含まれるフォーマ
ットごとのデータに分割する。この分割によって得られ
た個々の部分についてユーザが望む媒体に適合する形態
にフォーマット変換するために、適切な変換モジュール
を選択する。site1内の変換モジュール300が適切な
変換モジュールであった場合は、変換モジュール300
に対し変換が指示される。またsite1のネットデータベ
ース内の情報に基づいてsite2内の変換モジュール30
0aが適切であると判断された場合は、判断モジュール
200から判断モジュール200aをとおして変換モジ
ュール300aに変換の指示が出される。
【0033】さらにどこのサイトのどの変換モジュール
で変換されるのが適切かわからないときは、ディレクト
リサービスサイトsite3の判断モジュール200bで適
切な変換モジュールを調べる。そしてそのディレクトリ
サービスサイトでの判断の結果、選択された変換サービ
スサイト内の変換モジュールがsite4内の変換モジュー
ル300cであったなら、変換モジュール300cにお
いて変換が行われる。
【0034】なお、適切な変換後のフォーマットは、変
換の依頼元であるサイト(site1)のネットデータベー
ス400中に格納されているユーザ変換設定テーブル
(後述)を参照して決定される。そして変換モジュール
300、300a、300cから返されたデータを利用
しユーザが望んだ媒体用にドキュメントを作成する。
【0035】site3の判断モジュール200bは、判断
モジュール200から指示された変換に適切な変換モジ
ュールを後述するネットデータベース400b内の変換
モジュールテーブルから選択し、適切な変換モジュール
の存在する変換サービスサイト内の適切な判断モジュー
ル(例えば、site4の判断モジュール200c)に変換
を指示する。変換モジュールテーブルに適切な変換モジ
ュールが存在しないときは、判断モジュール200に対
し適切な変換ができないことを伝える。
【0036】site2の判断モジュール200aは判断モ
ジュール200から指示された変換に適切な変換モジュ
ール300aを選択し、変換された結果を判断モジュー
ル200に対し返すものである。同様に、site4の判断
モジュール200cは判断モジュール200bから指示
された変換に適切な変換モジュール300cを選択し、
変換された結果を判断モジュール200bに対して返す
ものである。
【0037】変換モジュール300、300a、300
cは、特定のフォーマットから別の特定のフォーマット
への変換を行うフィルタである。例えば最も単純な例と
しては、画像フォーマットであるTIFFフォーマット
を別の画像フォーマットであるJPEGフォーマットに
変換するモジュールが挙げられる。特定のフォーマット
間の変換を行うものなので、判断モジュール200が取
り扱うことができるフォーマット間変換に応じて変換モ
ジュールは複数存在する。なお、図1では変換モジュー
ル300、300a、300cが示されているが、変換
モジュールが同一サイト内に2つ以上存在してもかまわ
ないことはいうまでもない。
【0038】設定モジュール500は、ユーザ登録、ユ
ーザ変換設定、変換モジュールに関する設定などを受け
付け、ネットデータベース400にそれら設定内容を格
納するための機構である。同様に、設定モジュール50
0a、500b、500cは、変換モジュールに関する
設定などを受け付け、ネットデータベース400a、4
00b、400cにそれぞれ格納するための機構であ
る。本実施形態では、CGIを通してWebサーバ60
0、600a、600b、600cから、またはメール
を通してメールサーバ100、100a、100b、1
00cから起動されるものとするが、専用端末や電話な
どによる設定ができないことを意味するものではない。
すなわち、専用端末や、電話での音声ガイダンスなどに
よる設定や設定の変更はもちろん可能である。
【0039】ネットデータベース400、400a、4
00b、400cには、ユーザ登録の内容、ユーザ変換
設定、課金情報、変換にかかわる他のサイトの情報、メ
ールデータなどが格納される。
【0040】Webサーバ600、FAXサーバ650
はそれぞれ、変換後のデータを用いて作成されたドキュ
メントが出力される媒体(Webブラウザを有するコン
ピュータ、Webブラウザを有する携帯端末、ファクシ
ミリ装置など)へ接続される。なお、本実施形態では、
Webサーバ600を設定モジュール500にアクセス
するためにも利用するものとするが、Webサーバ60
0と設定モジュール500が物理的に同一のサーバであ
っても構わないし、別のサーバであっても構わない。
【0041】また、ドキュメントを出力するファクシミ
リ装置へ転送するデータをFAXサーバ650を介して
送信する構成としたが、ファクシミリ装置へ直接電話し
て送信する構成としてもよいことはいうまでもない。
【0042】また、メールが到着しデータ変換が行われ
たことをユーザがすばやく知ることができるように、W
ebサーバ600上に情報がアップロードされたこと
や、FAXが送信されたことやその送信先など、メール
の変換結果を、メールサーバ100を介して携帯端末に
通知できるものとする。
【0043】本実施形態では、変換結果を表現する媒体
への情報提供手段として、メールサーバ100、Web
サーバ600、FAXサーバ650を選択しているが、
他の媒体の実装が制限を受けるわけではない。たとえ
ば、文字から音声への変換を行う変換モジュールさえあ
れば、変換結果を表現する媒体に音声電話を選ぶことも
できる。また、ユーザ側の携帯端末やファクシミリ装置
も専用のものである必要は全くない。
【0044】以上のようなシステムにおいて実現される
サービスの例として、本実施形態では主に以下のサービ
スを説明する。 (1)ユーザ登録:ユーザ認証に用いるIDやパスワー
ド、課金のために必要な情報、個人情報などを登録す
る。 (2)ユーザ変換設定の登録変更:メールの自動変換サ
ービスを行う際に用いられる転送先の設定や変換の設定
を登録或いは変更する。 (3)Webによるデータの表示:変換されたメールの
情報をWeb上で表示する。 (4)携帯端末に対応したWebによるデータの表示:
携帯端末上のWebプラウザ用に変換されたメールの情
報を表示する。 (5)携帯端末でのデータの表示:変換されたメールの
情報を携帯端末上で表示する。 (6)FAXでのデータの表示:変換されたメールの情
報をFAXを用いて出力する。 (7)変換サービスに関わる他サイトの登録:変換サー
ビスに利用する他のサイトの情報を登録する。 (8)サイト登録内容検証サービス:ネットデータベー
ス中に登録された他サイトの情報が正しいかを検証す
る。 (9)メールの自動変換サービス:設定に従って、メー
ルの内容を他の媒体に適合した形に自動的に変換する。 (10)メールの対話的変換サービス:メールの内容を
他の媒体に適合した形に、ユーザと対話的に変換する。
【0045】以上の各サービスについては、詳細に後述
する。なお、本実施形態におけるサービス、機能が上記
に限られるわけではない。
【0046】<メールサーバの構成>図3はメールサー
バ100(100a、100b、100c)の概略構成
を示すブロック図である。101は制御部であり、CP
U102、メモリ103を備える。CPU102は、メ
モリ103に格納されたメール送受信プログラム103
a、メールアカウント作成消去プログラム103bを実
行することによりメールの送受信の制御やメールアカウ
ントの作成と消去を実現する。104は通信部であり、
回線を通してメールデータのやり取りを行ったり、受信
したメールをネットデータベース400に格納したり、
ネットデータベース400からデータを取り出しメール
を送信する際に使用される。
【0047】<判断モジュールの構成>図4は判断モジ
ュール200(200a、200b、200c)の概略
構成を示すブロック図である。201は制御部であり、
CPU202、メモリ203を備える。メモリ203に
格納されたメール分割プログラム203a、変換モジュ
ール選択プログラム203b、メール再生成プログラム
203cをCPU202が実行することにより、データ
の変換に関わる判断が実現される。204は通信部であ
り、他のモジュールや他のサイトとのデータのやり取り
を行ったり、ネットデータベース400に格納されてい
る受信メールを取り出したり、処理後のデータをネット
データベース400(400a、400b、400c)
に加えたり、ユーザ変換設定の内容や変換モジュールに
関する情報などをネットデータベース400(400
a、400b、400c)に格納する際などに、ネット
データベース400(400a、400b、400c)
へアクセスするのに使用される。また本実施形態では、
他のモジュールや他のサーバと、ネットデータベース4
00(400a、400b、400c)とのアクセスの
仲介処理も、判断モジュール200(200a、200
b、200c)で行うものとするが、判断モジュール2
00(200a、200b、200c)を仲介させる必
要性は必ずしもない。
【0048】<変換モジュールの構成>図5は変換モジ
ュール300(300a、300c)の概略構成を示す
ブロック図である。301は制御部であり、CPU30
2、メモリ303を備える。CPU302は、メモリ3
03に格納されたフォーマット変換プログラム303a
を実行することにより、提供されたデータのフォーマッ
トの変換を行う。304は通信部であり、他のモジュー
ルとのデータのやり取りを行ったり、変換前のデータを
ネットデータベース400(400a、400c)から
取得したり、変換後のデータをネットデータベース40
0(400a、400c)に格納する際に、ネットデー
タベース400(400a、400c)上のデータにア
クセスするのに使用される。
【0049】<設定モジュールの構成>図6は設定モジ
ュール500(500a、500b、500c)の概略
構成を示すブロック図である。501は制御部であり、
CPU502、メモリ503を備える。CPU502
は、メモリ503に格納されたユーザ変換設定プログラ
ム503a、XMLパーサプログラム503bを実行す
ることにより、ユーザ変換設定の設定および変更を実現
する。504は通信部であり、回線を通してユーザと対
話し設定の内容の指定を受けたり、他のモジュールとの
通信を行ったり、ユーザ変換設定の内容や変換モジュー
ルに関する情報などをネットデータベース400(40
0a、400b、400c)に格納する際に、ネットデ
ータベース400(400a、400b、400c)上
のデータにアクセスするのに使用される。
【0050】<ネットデータベースの構成>図7はネッ
トデータベース400(400a、400b、400
c)の概略構成を示すブロック図である。401は制御
部であり、CPU402、メモリ403を備える。CP
U402は、メモリ403に格納されたデータベースマ
ネージメントシステム403aを実行することにより、
記憶媒体405に格納されているデータの管理を行う。
404は通信部であり、回線を通して他のモジュールと
のデータのやり取りを行うのに用いられる。記憶媒体4
05は、データベースマネージメントシステム403a
が管理するデータが格納保存される。格納されるデータ
としては、ユーザ情報などのテーブル群406とメール
データなどのデータ実体407等がある。
【0051】テーブル群406には、ユーザ情報テーブ
ル406a(図8)、ユーザ自宅情報テーブル406b
(図9)、ユーザ勤務先情報テーブル406c(図1
0)、ユーザ携帯端末情報テーブル406d(図1
1)、ユーザ変換設定テーブル406e(図12)、変
換モジュールテーブル406f(図13)、サービス会
社テーブル406g(図14)、サービスサイトテーブ
ル406h(図15)、使用ディレクトリサービステー
ブル406i(図16)、携帯端末性能テーブル406
j(図17)が含まれる。以下、各テーブルについて説
明する。なお本実施例の場合、サイトの機能を限定して
いるので、site1、site2、site3、site4の各サイトには
必要のないテーブルも存在する。site1のようなネット
メールサービスサイトは、すべてのテーブル、つまりユ
ーザ情報テーブル406a、ユーザ自宅情報テーブル4
06b、ユーザ勤務先情報テーブル406c、ユーザ携
帯端末情報テーブル406d、ユーザ変換設定テーブル
406e、変換モジュールテーブル406f、サービス
会社テーブル406g、サービスサイトテーブル406
h、使用ディレクトリサービステーブル406i、携帯
端末性能テーブル406jをもつ。またsite2・site4の
ような変換サービスサイトやsite3のようなディレクト
リーサービスサイトは、変換モジュールテーブル406
f、サービス会社テーブル406g、サービスサイトテ
ーブル406hをもつ。
【0052】図8は、ユーザ情報テーブルのデータ構成
例を示す図である。ユーザ情報テーブル406aは、ユ
ーザがユーザ登録を行った際に生成、記録されるもので
あり、ユーザの認証に使用されるユーザID、およびパ
スワード、ユーザの課金に使用されるクレジットカード
情報、課金実績などが格納される。
【0053】なおこのユーザIDは、本ネットメールサ
ービスにおいてメールサーバ内に作成されるメールアカ
ウントとしても利用される。例えば、ユーザのIDがaa
aであり、ネットメールサービスサイトのドメインがhog
e.ne.jpであったとすると、メールサーバ内でユーザに
割り当てられるメールアドレスは、[email protected]とな
る。
【0054】図9は、ユーザ自宅情報テーブルのデータ
構成例を示す図である。ユーザ自宅情報テーブル406
bは、ユーザがユーザ登録を行った際もしくはユーザが
ネットメールサービスを利用する際に生成、記録される
ものである。ユーザ自宅情報テーブル406bには、ユ
ーザの自宅電話番号や自宅住所とそれに付属する表示・
出力媒体のID(例えば自宅FAX番号、自宅メールア
ドレス)が格納される。なお、ユーザIDは図8で示し
たユーザ情報テーブルに登録されているものと同一であ
る。
【0055】図10は、ユーザ勤務先情報テーブルのデ
ータ構成例を示す図である。ユーザ勤務先情報テーブル
406cは、ユーザがユーザ登録を行った際もしくはユ
ーザがネットメールサービスを利用する際に生成、記録
されるものである。ユーザ勤務先情報テーブル406c
には、勤務先電話番号や勤務先住所等、ユーザの勤務先
の住所とそれに付属する表示・出力媒体のID(例えば
勤務先FAX番号、勤務先メールアドレス)が格納され
る。なお、ユーザIDは図8で示したユーザ情報テーブ
ルに登録されているものと同一である。
【0056】図11は、ユーザ携帯端末情報テーブルの
データ構成例を示す図である。ユーザ携帯端末情報テー
ブル406dは、ユーザがユーザ登録を行った際もしく
はユーザがネットメールサービスを利用する際に生成、
記録されるものであり、図示のようにユーザの携帯端末
についての情報が格納される。なお、ユーザIDは図8
で示したユーザ情報テーブルに登録されているものと同
一である。
【0057】図12は、ユーザ変換設定テーブルのデー
タ構成例を示す図である。本実施形態では、ユーザ変換
設定テーブル406eを用いて、メールサーバ100、
Webサーバ600、FAXサーバ650を介した各媒
体での表示或いは出力を行うか否か等の設定を行う。ユ
ーザ変換設定テーブル406eは、ユーザが自動変換サ
ービスを利用するにあたり適切な機器に適切な情報が届
くように設定を行うものである。なお、ユーザIDは図
8で示したユーザ情報テーブルに登録されているものと
同一である。
【0058】ユーザは設定モジュール500をとおし
て、メールサーバ100、Webサーバ600、FAX
サーバ650を介した各媒体における表示(出力)を選
択することができ、また、それぞれの出力先について添
付ドキュメントをどのような形で表示(出力)するか選
択することができる。またWebサーバ600、FAX
サーバ650を介した内容の表示或いは出力が行われた
場合、そのような表示・出力が行われた旨をメールサー
バ100を通して携帯端末に通知することができる。
【0059】たとえばWebでの表示を行うことを選択
した状態で、画像ファイルが添付されたメールを受信し
たとする。通常Webブラウザがサポートしている画像
フォーマットはJPEGとGIFなどに限られる。この
ようなとき、ユーザが添付されてきたこれ以外の画像を
見るためには、そのフォーマットに対応した画像表示ソ
フトウェアを用意しなければならない。しかしここで、
ユーザ変換設定テーブル406eの『添付画像をWeb
で表示する時JPEG、GIF以外の画像フォーマット
をJPEGに変換する機能をON』を選択しておけば、
画像ファイルは自動的にJPEGに変換され、Webブ
ラウザ上での表示が可能になる。そして、メール本文な
ど携帯端末でも見ることができる部分とWebサーバ6
00にアップロードされた旨がメールサーバ100をと
おして携帯端末に通知される。以上の手順は、ワープロ
ドキュメントの場合も同様である。ただしここで変換を
サポートしている画像フォーマットやワープロドキュメ
ントは、当該画像フォーマットやワープロドキュメント
を変換する変換モジュールを利用できる場合であり、す
べてのフォーマットの変換を約束するものではない。だ
が、公開されているフォーマットならば該フォーマット
に対応する変換モジュールを実装することにより、該フ
ォーマットの変換のサービスを提供することは可能であ
る。
【0060】また公開されていないフォーマットなど
で、該フォーマットを変換する変換モジュールを有料で
のみ利用可能な場合もあるので、有料変換モジュールの
利用を認めるかを選択できるようにしている(ユーザ変
換設定テーブル406eにおける、『Web表示に有料
の変換を用いる』、『携帯端末での表示で有料の変換を
用いる』、『FAXでの表示で有料の変換を用いる』を
選択するか否かで設定できる)。そして同機能の複数の
変換モジュールが存在したときに、価格、互換レベル、
安定度のうちいずれを基準にして、変換モジュールを選
択すべきかも設定できるようになっている。これらの設
定が可能であることにより、ユーザは不要な支払を防い
だり、安定した品質の変換モジュールを利用したりでき
る。
【0061】なお、表示・出力先として、ユーザはメー
ルサーバ100、Webサーバ600、FAXサーバ6
50のいずれかひとつだけを選ばねばならないことはな
く、複数の媒体、或いはすべての媒体においてひとつの
メールを表示あるいは出力することも可能である。ま
た、それら複数の媒体において表示あるいは出力する内
容は、同一でなくてもよい。たとえば、携帯端末に対し
メール本文と添付ワープロドキュメントの要旨を送付
し、FAXサーバ650を介したFAXの利用によって
ワープロドキュメント全文を出力することが可能であ
る。
【0062】以上が自動変換サービスにおけるユーザ変
換設定テーブルの働きであるが、データ実体407にメ
ールデータが保存されているので、後述するようにユー
ザと対話的に変換を行うことも可能である。この際にも
ユーザ変換設定テーブル406eが利用される。ただし
対話的に変換を行う設定をユーザ変換設定406eに格
納する場合は、『テンポラリフラグ』を“True”にする
(自動変換の場合は“False”である)。例えばワープ
ロドキュメントなど有料の変換モジュールを利用しない
と閲覧できないような場合、メールサーバ100を介し
て携帯端末にワープロドキュメントが届いたことだけを
通知する。この通知を受けたユーザが、Webサーバ6
00にアクセスし、当該メールを選択し、メールの変換
方法を指定する。この指定された結果がユーザ変換設定
テーブル406eに格納され、あわせてテーブル内の
『テンポラリフラグ』が“True”にセットされる。判断
モジュール200がユーザ変換設定テーブル406eを
参照し適切な変換モジュール300に、メールのうち変
換対象となっている部分を送り、変換モジュールで変換
された変換結果を受け取って、出力先に合わせたドキュ
メントを作成して閲覧できるようにする。
【0063】図13は、変換モジュールテーブルのデー
タ構成例を示す図である。変換モジュールテーブル40
6fは各変換モジュール(300、300a、300
c)の特性を記述するのに使用される。判断モジュール
200、200a、200b、200cは、この変換モ
ジュールテーブル406fを参照することで、入力フォ
ーマットおよび出力フォーマットが適切な変換モジュー
ルを選択することができる。入力フォーマットおよび出
力フォーマットは通常MIMEおよび拡張子で判断され
るが、図12で示したように「ワープロドキュメントの
要旨」のようにMIMEや拡張子だけでは判断できない
ものもあるのでそのために『出力フォーマット(独
自)』が加えられている。
【0064】また図12の説明中で触れたように、有料
による変換モジュールが存在することから変換一枚あた
りに必要とされる価格を示す項目(『価格』)も用意さ
れている。本実施形態では、変換の価格をページ単位で
考えているが、データの大きさなど他の基準で価格を決
めるようにしてもよいことはいうまでもない。
【0065】さらに、変換モジュールの安定度を知るた
めに使用回数と成功回数が入る項目(『使用回数』、
『成功回数』)を用意しているので、変換の安定度は、
成功回数を使用回数で割ったもので知ることができる。
またアプリケーションのファイルなどの場合、すべての
機能の変換を行うことはできない場合も考えられるの
で、どの程度まで再現性があるかを示すための項目
(『互換レベル』)も用意されている。『互換レベ
ル』、『価格』、『使用回数』、『成功回数』の各項目
は、判断モジュールが変換モジュールを選ぶ際の基準と
して利用される。
【0066】図14は、サービス会社テーブルのデータ
構成例を示す図である。サービス会社テーブル406g
は変換サービスサイト、ネットメールサービスサイト、
ディレクトリーサービスサイトのいずれかまたは複数を
運営する会社の基礎情報を記述するのに使用される。変
換サービスサイトやディレクトリーサービスサイトを利
用することにより課金が発生することもありうるので、
変換サービスサイトやディレクトリーサービスサイトを
運営する会社への支払金額またはディレクトリーサービ
スサイトやネットメールサービスサイトを運営する会社
への請求金額を記述できるように、『支払予定金額実
績』の項目が用意されている。変換サービスサイトやデ
ィレクトリーサービスサイトが利用されるごとに、変換
モジュールテーブル407fの『価格』または後述する
ディレクトリサービスサイトから通知される金額を、支
払予定金額実績に加算または減算する。なお、加算を行
うときは変換サービスサイトやディレクトリーサービス
サイトを運営する会社への支払があるときであり、減算
を行うときはディレクトリーサービスやネットメールサ
ービスを運営する会社への請求があるときである。
【0067】図15は、サービスサイトテーブルのデー
タ構成例を示す図である。サービスサイトテーブル40
6hは変換サービスサイト、ネットメールサービスサイ
ト、ディレクトリーサービスサイトのいずれかの基礎情
報を記述するのに使用される。変換サービスサイトやデ
ィレクトリーサービスサイトを利用することにより課金
が発生することもありうるので、変換サービスサイトや
ディレクトリーサービスサイトへの支払金額またはディ
レクトリーサービスサイトやネットメールサービスサイ
トへの請求金額を記述できるように、『サイト別支払予
定金額実績』の項目が用意されている。変換サービスサ
イトやディレクトリーサービスサイトが利用されるごと
に、変換モジュールテーブル407fの『価格』または
後述するディレクトリサービスサイトから通知される金
額を、『サイト別支払予定金額実績』に加算または減算
する。なお、加算を行うときは変換サービスサイトやデ
ィレクトリーサービスサイトへの支払があるときであ
り、減算を行うときはディレクトリーサービスやネット
メールサービスへの請求があるときである。
【0068】図16は、使用ディレクトリサービステー
ブルのデータ構成例を示す図である。使用ディレクトリ
サービステーブル406iは使用するディレクトリサー
ビスサイトと優先度を記述するのに使用される。変換モ
ジュールテーブル406fにより、希望する変換を行う
ことができる変換モジュールを当該サイトの判断モジュ
ールで判断できなかった場合、ディレクトリサービスを
用いて変換モジュールが検索されるが、その際に利用す
べきディレクトリサービスサイトを、この使用ディレク
トリサービステーブル406iを参照して指定すること
になる。『優先度』で指定するものは、ディレクトリサ
ービスサイトの利用順序である。優先度が1のディレク
トリサービスサイトで希望する変換モジュールがないか
を調べ、もしあったときはそれを使用し優先度2以下の
ディレクトリサービスサイトでの調査は行わない。もし
優先度1のディレクトリサービスサイトで希望する変換
モジュールがないときは、優先度2のディレクトリサイ
トサービスが調べられ、以下、登録された優先度順にデ
ィレクトリサービスサイトの調査が繰り返される。
【0069】前述したように本実施形態では、site1、s
ite2、site3、site4の機能を最小限のものを仮定してい
るので、使用ディレクトリサービステーブル406iは
ネットメールサービスサイト(site1)だけにあればよ
い。
【0070】図17は、携帯端末性能テーブルのデータ
構成例を示す図である。携帯端末性能テーブル406j
は携帯端末の特性を記述するのに使用される。携帯端末
によって表示できる画像が大きく異なることから、携帯
端末にて画像を表示する必要があるときは、ユーザ携帯
端末情報テーブル406dに登録されている携帯端末種
別、携帯端末キャリア名、携帯端末品番を得、携帯端末
性能テーブル406jを参照して、これらの情報によっ
て指定される携帯端末の画像表示能力を調べることがで
き、携帯端末に合わせた画像の作成が可能となる。また
同様に、携帯端末によって表示可能な最大文字数が大き
く異なることから、携帯端末にメールを送付する必要が
あるときは、携帯端末種別、携帯端末キャリア名、携帯
端末品番で指定される携帯端末の表示可能最大文字数を
携帯端末性能テーブル406jによって調べることで、
メール送信先の携帯端末に合わせたメールの作成が可能
となる。
【0071】なお、上記では、サイト内の各モジュール
が物理的に異なったマシン上に存在することとして説明
したが、複数のモジュールが同一マシン上に存在してい
ても不都合はない。つまりsite1の場合はメールサーバ
100、判断モジュール200、変換モジュール30
0、設定モジュール500、ネットデータベース40
0、site2の場合はメールサーバ100a、判断モジュ
ール200a、変換モジュール300a、設定モジュー
ル500a、ネットデータベース400a、site3の場
合はメールサーバ100b、判断モジュール200b、
設定モジュール500b、ネットデータベース400
b、site4の場合はメールサーバ100c、判断モジュ
ール200c、変換モジュール300c、設定モジュー
ル500c、ネットデータベース400c、がそれぞれ
同じマシン上に存在していても不都合はない。つまりC
PU101、CPU202、CPU302、CPU40
2、CPU502は同じものでも何ら問題はない。その
際にはメールサーバ100(100a、100b、10
0c)、判断モジュール200(200a、200b、
200c)、変換モジュール300(300a、300
c)、設定モジュール500(500a、500b、5
00c)は、それぞれ通信部104、通信部104、通
信部304、通信部404、通信部504を介さずに、
直接記憶媒体405にアクセスすることになる。
【0072】<システムの動作概要>ネットメールサー
ビスによるサービスを受けるためには、事前のユーザ登
録が必要となる。また自動変換サービスを利用する際に
は、ユーザ変換設定の登録も必要となる。前述したよう
に本実施形態ではユーザ登録およびユーザ変換設定の登
録は、Webサーバ600を通して行われる。ユーザ登
録およびユーザ変換設定の登録についての手順を図18
に示す。
【0073】まず、ステップS101において、ユーザ
登録をすべきか否かを判断する。まだユーザ登録が済ん
でいない場合はステップS101からステップS102
へ進み、ユーザ登録の作業を進める。ステップS102
ではユーザの基本情報やユーザに課金を行うために必要
な情報の登録を行う。ステップS103およびステップ
S104において希望ユーザIDが使用できるかのチェ
ックとクレジットカードの認証を行い、問題がなけれ
ば、メールを変換し転送するために使用される携帯端末
やFAX、電話などについて追加の情報の記入と、サー
ビス内容の選択を求める(ステップS105)。
【0074】ステップS103で希望するユーザIDが
既に他者によって使用されており、使用できないと判定
された場合、或いはステップS104でクレジットカー
ドの認証が取れなかった場合は、ステップS102へ戻
り基本情報の修正を促す。
【0075】一方、既にユーザ登録を済ませている場合
は、ユーザ登録が不要であるのでステップS101から
ステップS106に進み、ユーザIDとパスワードの入
力を行う。入力されたIDとパスワードによりユーザの
認証がされた場合(ステップS107)、ユーザ変換設
定の変更を行う(ステップS105)か、Webによる
メールの表示を行う(ステップS109)かの選択をす
る(ステップS108)。ここで、ユーザ変換設定の変
更を行う場合は、メールを変換し転送するために使用さ
れる携帯端末やFAX、電話などについて追加の情報の
記入と、サービス内容の選択を求める(ステップS10
5)。また、Webによるメールの表示が選択された場
合は、設定に従いWeb用に作りなおされたメールを表
示する(ステップS109)。
【0076】<ユーザ登録>図19に本実施形態のネッ
トメールサービスのWebサーバにおけるログイン画面
を示す。既にユーザIDを取得しているユーザは、ユー
ザID入力領域700にユーザIDを、パスワード入力
領域701にパスワードを記入し、ログインボタン70
2をクリックすると、ユーザの認証を経て図20が表示
される(S101、S106、S107)。ここで、
「設定の変更」ボタン711をクリックすることで後述
するユーザ変換設定の登録変更を行うための画面が表示
される(S108、S105)。また、「メールの内容
を示す」ボタン710をクリックすることで後述するW
ebによるデータ表示画面が表示される(S108、S
109)。
【0077】一方、図19のユーザ登録ボタン703を
クリックすると、ユーザ登録を行うための画面である図
21の画面が表示される(S101、S102)。入力
領域720から732のすべての項目についてユーザが
埋め、OKボタン733を押す(クリックする)。ユー
ザが希望したIDが使用できクレジットカードの認証も
問題なく行われた場合は、図22の画面が表示され、ユ
ーザ変換設定が可能となる(S103、S104、S1
05)。なお、図21の画面で入力された情報に基づい
てユーザ情報テーブル406aおよびユーザ自宅情報テ
ーブル406bにデータが格納されることになる。
【0078】図22の画面において「自宅にFAX・メ
ールを転送」ボタン740をクリックすると、図23の
入力画面が表示される。図23は自宅の媒体の情報を記
入するために使用され、必要に応じて入力領域750、
751に、それぞれFAX番号やメールアドレスを記入
する。この情報に基づいてユーザ自宅情報テーブル40
6bが形成される。
【0079】また図22の「勤務先にFAX・メールを
転送」ボタン741をクリックすると、図24の入力画
面が表示される。図24は勤務先の媒体の情報を記入す
るために使用され、ユーザは必要に応じて入力領域76
0から766に勤務先の情報を記入する。この図24の
入力画面によって入力された情報に基づいて、ユーザ勤
務先情報テーブル406cが生成される。
【0080】また図22の「携帯端末にFAX・メール
を転送」ボタン742をクリックすると、図25の画面
が表示される。図25は携帯端末の情報を記入するため
に使用され、必要に応じて入力領域770から775に
携帯端末の情報を選択または記入する。例えば、本実施
形態では、エリア770には携帯電話、ポケベルなどの
種別をプルダウンメニューから選択でき、またエリア7
71についてもキャリア名をプルダウンメニューから選
択できる。772には、携帯端末の品番を記入する。7
75には、携帯端末に割り当てられたメールアドレスが
存在する場合に記入する。これらの情報に基づいて、ユ
ーザ携帯端末情報テーブル406dが生成される。
【0081】なお、図21の各項目については個人の識
別を図るために必ず記入しなければならないが、図2
3、図24、図25の各項目についてはサービスを提供
するために必要な情報なので、ユーザの必要に応じて記
入すればよい。
【0082】<ユーザ変換設定の登録変更>図20の
「設定の変更」ボタン711をクリックすることで、ユ
ーザ変換設定の登録変更を行うための図26のような画
面が表示される(S108、S105)。ここで、「使
用媒体の変更」ボタン790をクリックすると上述の図
22の画面が表示される。図22において、ボタン74
0〜742をクリックした際の動作についてはすでに述
べたので、ここでは説明を省略する。
【0083】一方、図26の「使用サービスの変更」ボ
タン791をクリックすると、図27の画面が表示され
る。図27はユーザが希望するサービスを設定するため
の画面であり、800から822の各項目についてはユ
ーザの必要に応じて設定される。この図27の画面を用
いて設定された内容に基づいてユーザ変換設定テーブル
406eが構築される。
【0084】チェックボックス803、808、81
4、820は、自動的に変換を行う際に有料変換モジュ
ールを利用することを認めるかどうかを設定する項目で
ある。チェックボックス804、809、821は、W
ebサーバ600にアップロードされたりFAXサーバ
650を通しFAXが送信されたときに、その旨をメー
ルで通知するか否かを設定する項目である。
【0085】プルダウンメニュー818は、チェックボ
ックス815、816、817のいずれかをチェックし
FAXへの転送サービスを利用することが設定されてい
る場合の、FAX転送先を指定するもので、自宅、勤務
先、携帯端末のうちFAX番号を指定したものの中から
一つ選ぶことができる。またFAXへの転送は電話料金
がかかることから有料のサービスであるため、大量のF
AXが出力され、多額の料金がかかることを避けるため
最大出力枚数を入力領域819において指定できるよう
になっている。
【0086】ラジオボタン822は、同じ変換を行う変
換モジュールが2つ以上あったとき、変換モジュールが
選択されるときの基準をあたえるものである。3つの内
のいずれかを選ぶことで、同一サイトまたはディレクト
リサービスサイト内で複数の変換モジュールがあったと
きの選択において、価格が安いものを優先的に選ぶの
か、互換レベルが高いものを優先的に選ぶのか、安定度
が高いものを優先的に選ぶのかを、ユーザが設定するこ
とを可能になる。
【0087】<Webによるデータの表示>一方、図2
0の「メールの内容を示す」ボタン710をクリックす
ることで、図28が表示される(S108、S10
9)。ユーザの設定に従い、Web形式に変換されたメ
ールの一覧が表示される。“From”と“Subject”につ
いて表示している個々のメール830のうちの一つを選
択することにより、ネットデータベース400に格納さ
れているデータ実体407(メール本文と添付ファイ
ル)が図29のように表示される。図29はWebブラ
ウザで表示可能な形式に変換されたメールの内容を表示
しているもののうち、メールに画像ファイルが添付され
ていた場合の一例である。図27のチェックボックス8
01がチェックされていて、メールが添付画像をもち添
付画像のフォーマットをJPEGに変換する変換モジュ
ールが存在するときは、図29のように本文に加えて画
像の表示がなされる。また、メールにワープロドキュメ
ントファイルが添付されており、図27のチェックボッ
クス802がチェックされている場合、本文の後にワー
プロドキュメントの内容が表示される。
【0088】以上が自動的な変換結果のWebにおける
表示であるが、Webサーバを通した対話的なデータの
変換や作業も可能である。図29の削除ボタン841を
押すと、図29において表示されていたメール内容がネ
ットデータベース400から削除され、以降は、図29
で示していたメール以外の情報が図28と同じ形態で表
示されることになる。なお、本実施形態においては、削
除ボタン841を図29の画面内にしか設置しなかった
が、図28中にあってもかまわないことは言うまでもな
い。
【0089】また図29の転送ボタン840を押すと、
図30が表示される。図30において転送先と転送方法
を指定するために、850から881の各項目が利用さ
れ、メールサーバ100、Webサーバ600、FAX
サーバ650を介した各媒体での表示或いは出力を行う
か否か等の設定を行う。
【0090】メールのまま転送を行いたいときは、チェ
ックボックス850をチェックしテキスト入力領域85
1から853にそれぞれ任意のメールアドレスを入力す
る。もし一項目に複数のアドレスを入力する必要がある
なら、カンマで区切って入力する。またメールをWeb
サーバを通してWebブラウザで表示したいときは、8
54をチェックすればよい。854がチェックされてい
れば、Webサーバ600上にWebページが用意さ
れ、855に記入されたメールアドレスにこのWebペ
ージのURLが通知される。例えばメールの添付書類が
TIFFフォーマットの画像であり、受け手がTIFF
フォーマットに対応した画像表示ソフトを持っていない
とする。このような場合、854をチェックするととも
に856をチェックしておけば、Webブラウザ上での
表示が可能になり、伝達の確度が高まる。このようにW
ebでの表示を行う際に変換モジュールによるフォーマ
ット変換が必要となる場合もあるので、画像フォーマッ
トやワープロフォーマットの変換を行ってWebで表示
するかの設定ができるようになっている。この変換の際
に、有料の変換モジュールが使用できるかを858にお
いて設定できるようになっている。
【0091】またメールを携帯端末に対応したWebペ
ージで表示したいときは、859をチェックすればよ
い。859をチェックし、860から862の各項目を
入力することで、860から862で特定される携帯端
末の性能が携帯端末性能テーブル406jを参照するこ
とによって調査され、Webサーバ600上にこの携帯
端末で表示することができるWebページが用意され
る。そして863に記入されたメールアドレスにこのW
ebページのURLが通知される。送り先の携帯端末の
種別、キャリア名、端末品番などがわからないならば、
この変換機能は使用することができない。このようにW
ebでの表示を行う際に変換モジュールによるフォーマ
ット変換が必要となる場合もあるので、画像フォーマッ
トやワープロフォーマットの変換を行ってWebで表示
するかの設定ができるようになっている。このときも携
帯端末性能テーブル406jが参照され、表示される携
帯端末に合致した画像フォーマットが選択される。ま
た、この変換の際に、有料の変換モジュールが使用でき
るかをチェックボックス866において設定できるよう
になっている。
【0092】同様に携帯端末にメール転送する場合は、
チェックボックス867をチェックし868から871
の各項目を入力することで送り先の携帯端末に最適なメ
ールを作成することが可能となる。送り先の携帯端末が
わからないならば、メールアドレスのみを書いておけば
よい。ただしメールアドレスのみの指定のときは、最適
なメールが生成されるとは限らない。携帯端末の場合も
変換モジュールによるフォーマット変換が必要となる場
合があるので、画像フォーマットやワープロフォーマッ
トの変換を行ってメールで送ることが設定できるように
なっている。この変換の際に、有料の変換モジュールが
使用できるかをチェックボックス875において設定で
きるようになっている。
【0093】またFAXへの転送を行う場合は、チェッ
クボックス876をチェックし、877に送付先FAX
番号を入力することで転送が行われる。もし一項目に複
数のFAX番号を入力する必要があるなら、カンマで区
切って入力する。FAX送信の際に、変換モジュールに
よるフォーマット変換が必要となる場合もあるので、画
像フォーマットやワープロフォーマットの変換を行って
FAXに送信することを設定できるようになっている。
この変換の際に、有料の変換モジュールが使用できるか
をチェックボックス881において設定できるようにな
っている。またFAXへの転送は電話料金がかかること
から有料のサービスであるため、大量のFAXが出力さ
れ、多額の料金がかかることを避けるため最大出力枚数
を入力領域880において指定できるようになってい
る。
【0094】なお、ユーザは転送先としてメールサーバ
100、Webサーバ600、FAXサーバ650のい
ずれか一つだけを選ばねばならないことはなく、複数の
媒体、或いはすべての媒体において、ひとつのメールを
表示あるいは出力することも可能である。また、それら
複数の媒体において表示あるいは出力する内容は、同一
でなくてもよい。たとえば、携帯端末においてメール本
文と添付ワープロドキュメントの要旨を表示し、FAX
サーバ650を介したFAXの利用によってワープロド
キュメント全文を出力することが可能である。
【0095】図30のOKボタン882を押すと、図3
1が表示される。図31においては発信元として何を使
うかを指定する。プルダウンメニュー885では、(1)
図23において入力され、ユーザ自宅情報テーブル40
6bに収められている自宅のメールアドレス、(2)図2
4において入力され、ユーザ勤務先情報テーブル406
cに収められている勤務先のメールアドレス、(3)図2
5において入力されユーザ携帯端末情報テーブル406
dに収められている携帯端末のメールアドレス及び(4)
ネットメールサービスが提供しているメールサーバ10
0上にあるメールアカウントのアドレス、の4つのうち
からひとつ選ぶことができる。
【0096】また同様にプルダウンメニュー886で
は、(1)図21および図23で入力されユーザ自宅情報
テーブル406bに収められている自宅の住所とFAX
番号、(2)図24において入力されユーザ勤務先情報テ
ーブル406cに収められている勤務先の住所とFAX
番号、(3)図25において入力され、ユーザ携帯端末情
報テーブル406dに収められている携帯端末のFAX
番号、の3つのうちからひとつを選ぶことができる。こ
こで選ばれたメールアドレスは、URLを通知するメー
ルや携帯端末へのメールも含めたメールのヘッダの“Fr
om”に使用される。またここで選ばれたFAX発信者名
は、FAX送信される際に作成される表紙の発信者欄に
記入される。
【0097】図31のOKボタン887を押すと、図3
2が表示される。転送するメールの内容を変更する場合
は、「変更」ボタン888を押し、そのまま送る場合は
「変更せず送信」ボタン889が押される。「変更せず
送信」ボタン889が押された場合は、図30で設定さ
れた転送先と転送方法、そして図31で設定した送信元
で、送信される。
【0098】図32の変更ボタン888を押すと、図3
3が表示される。図33において、転送するメールの内
容を編集することが可能である。入力領域890ではメ
ールのSubjectが、入力領域891ではメール本文が表
示され、ユーザはこれをもとに編集することができる。
Subject890は、URLを通知するメールや携帯端末
へのメールを含めたメールのSubjectに使用され、また
FAXの表紙の表題としても使用される。また892に
おいて添付ファイルが表示されるので、添付ファイルの
確認を行うことができる。また削除ボタン893を押す
ことにより添付ファイルを送信しないことも可能であ
る。削除ボタン893を押すと、892、893が表示
されない図33が表示される。送信ボタン894が押さ
れると、入力フィールド890、891で編集された結
果と、892で表示されている添付ファイルが、図30
で設定された転送先と転送方法、そして図31で設定し
た送信元で、送信される。
【0099】以上で転送の方法については述べたので、
次に新規に送信内容を作成する手順を述べる。図28の
新規作成ボタン832を押すと、図34が表示される。
図34は転送における図30と目的は同じであり、送信
先と送信方法を指定するものである。図30と異なるの
は添付書類に関する指定がないことだけである。
【0100】図34のOKボタン921を押すことによ
り図31に示した画面が表示される。図31に示した画
面の役割と動きについても前述したので、ここでは説明
を省略する。OKボタン887を押すことにより図35
が表示される。図35はメールの内容を入力するために
あり、Subjectおよび本文について、それぞれ入力フィ
ールド925および926が用意されており、それぞれ
にユーザが入力を行う。Subjectの入力フィールド92
5の内容は、URLを通知するメールや携帯端末へのメ
ールを含めたメールのSubjectに使用され、またFAX
の表紙の表題としても使用される。送信ボタン927を
押すことにより、入力フィールド925および926に
入力した内容が、図34で設定された送信先と送信方
法、そして図31で設定した送信元で、送信される。
【0101】以上では、Webでの表示上の転送ボタ
ン、新規ボタンを利用した対話的な変換サービスの利用
について述べた。本実施形態では、Webサーバを通し
た対話的なサービスだけに言及しているが、携帯端末向
けWebサーバや専用端末、電話の応答サービスなどに
おいても、上述したような対話的な変換サービスを実現
可能であることはいうまでもないことである。
【0102】<携帯端末対応Webでのデータの表示>
携帯端末上のWebブラウザを用いてデータの表示が行
われるのは、自動変換サービスによる場合と対話的変換
サービスによる場合がある。対話的変換サービスは、前
述したとおり図29の転送ボタン840や図28の新規
作成ボタン832を押し、図30や図34によって携帯
端末へのデータの転送または送信を選択することで行
う。
【0103】もし、図30のチェックボックス859を
チェックし、入力領域860〜862に適切な情報を入
力すると、携帯端末性能テーブル406jが参照されて
携帯端末で表現可能なMark Up言語が判断され、適切な
変換モジュールによって適切なフォーマットに変換され
る。そして変換後のファイルがWebサーバ600に転
送され、URLが記載された通知メールが入力領域86
3に記入されたメールアドレスに転送される。さらに図
30のチェックボックス864がチェックされている場
合は、入力領域860〜862に入力された携帯種別、
形態キャリア名、携帯端末品番で特定される携帯端末に
おいて表現可能な画像フォーマットを携帯端末性能テー
ブル406jを参照して調べる。そして、適切な変換モ
ジュールによってメールに添付された画像を、この画像
フォーマットに変換しWebサーバ600に送り、図2
9と同じように本文を変換したMarkUp言語から参照され
る。また同様に、図30のチェックボックス865がチ
ェックされている場合は、本文の後にワープロドキュメ
ントの要旨が表示される。
【0104】また図34のチェックボックス906をチ
ェックし、入力領域907〜909に適切な情報を入力
すると、携帯端末性能テーブル406jが参照されて当
該携帯端末で表現可能なMark Up言語が判断され、適切
な変換モジュールによって適切なフォーマットに変換さ
れる。そして変換後のファイルがWebサーバ600に
転送され、URLの書かれた通知メールが入力領域91
0に記入されたメールアドレスに転送される。
【0105】以上が対話的変換サービスに関する説明で
ある。次に自動変換サービスについて説明する。
【0106】図27のチェックボックス805がチェッ
クされている場合、Webサーバ600内に携帯端末に
対応したWebページが用意される。これはユーザ携帯
端末情報テーブル406dに登録された携帯種別、携帯
キャリア名、携帯端末品番で特定される携帯端末におい
て表示可能なMark Up言語が携帯端末性能テーブル40
6jを参照して調べられ、その言語へのメール本文の変
換が、適切な変換モジュールによって行われるためであ
る。またチェックボックス805に加え、チェックボッ
クス806がチェックされたときは、ユーザ携帯端末情
報テーブル406dの携帯種別、携帯キャリア名、携帯
端末品番で特定される携帯端末において表現可能な画像
フォーマットを携帯端末性能テーブル406jを参照し
て調べる。そして、適切な変換モジュールを選択し、選
択された変換モジュールによってメールに添付された画
像をこの携帯端末で表現可能な画像フォーマットに変換
し、本文と共に携帯端末対応Webページとして提供す
る。また同様に、図27のチェックボックス807がチ
ェックされている場合は、本文の後にワープロドキュメ
ントの要旨が表示される。
【0107】<携帯端末でのデータの表示>携帯端末で
のデータの表示が行われるのは、自動変換サービスによ
るときと対話的変換サービスによる場合がある。対話的
変換サービスは、前述したとおり図29の転送ボタン8
40や図28の新規作成ボタン832を押し、図30や
図34によって携帯端末へのデータの転送または送信先
を選択することで行う。
【0108】図30のチェックボックス867をチェッ
クすると、入力領域871に記入されたメールアドレス
にデータが転送される。さらにチェックボックス872
がチェックされているときは、入力領域868〜870
に入力された携帯種別、形態キャリア名、携帯端末品番
で特定される携帯端末において表示可能な最大文字数が
携帯端末性能テーブル406jを参照して調べられる。
その結果、送信しようとしているメール本文がこの表示
可能最大文字数より大きかった場合は、当該テキストか
ら要旨を作成する変換モジュールによってメール本文の
要旨が作成され、入力領域871に記入されたメールア
ドレスに送付される。また図30のチェックボックス8
73がチェックされている場合は、入力領域868〜8
70に入力された携帯種別、形態キャリア名、携帯端末
品番で特定される携帯端末において表現可能な画像フォ
ーマットと表示可能な画像サイズを携帯端末性能テーブ
ル406jを参照して調べる。そして、適切な変換モジ
ュールによってメールに添付された画像を、当該携帯端
末で表現可能なフォーマットに変換し、更に当該携帯端
末で表示可能な画像サイズに変更して、携帯端末へこれ
を送付する。また同様に、メールにワープロドキュメン
トファイルが添付されていて、図30のチェックボック
ス874がチェックされている場合は、本文の後にワー
プロドキュメントの要旨が表示される。
【0109】また図34のチェックボックス911がチ
ェックされているとき、入力領域915に記入されたメ
ールアドレスにメールが転送される。さらにチェックボ
ックス916がチェックされているときは、入力領域9
12〜914に入力された携帯種別、形態キャリア名、
携帯端末品番で特定される携帯端末において表示可能な
最大文字数が携帯端末性能テーブル406jを参照して
調べられる。その結果、送信するメール本文がこの表示
可能最大文字数より大きかった場合は、当該テキストか
ら要旨を作成する変換モジュールによってメール本文の
要旨が作成され、入力領域915に記入されたメールア
ドレスに送付される。
【0110】以上が「携帯端末でのデータの表示」にお
ける対話的変換サービスである。次に自動変換サービス
について説明する。
【0111】図27のチェックボックス810がチェッ
クされている場合、メールサーバ100を介して携帯端
末にメールが送付される。さらに図27のチェックボッ
クス811がチェックされている場合は、図11のユー
ザ携帯端末情報テーブル406dに登録された携帯種
別、携帯キャリア名、携帯端末品番で特定される携帯端
末において表示可能な最大文字数が携帯端末性能テーブ
ル406jを参照して調べられる。その結果、送信する
メール本文がこの表示可能最大文字数より大きかった場
合は、当該テキストから要旨を作成する変換モジュール
によってメール本文の要旨が作成され送付される。
【0112】また、図27のチェックボックス812が
チェックされている場合は、図11のユーザ携帯端末情
報テーブル406dにおける携帯種別、携帯キャリア
名、携帯端末品番で特定される携帯端末において表現可
能な画像フォーマットと表示可能な画像サイズを携帯端
末性能テーブル406jを参照して調べる。そして、適
切な変換モジュールによってメールに添付された画像
を、このこの画像フォーマットと画像サイズに変換して
当該携帯端末に送付する。また同様に、図27のチェッ
クボックス813がチェックされている場合は、本文の
後にワープロドキュメントの要旨が表示される。また図
27のチェックボックス804、809、821がチェ
ックされている場合は、メールがWebサーバ600に
アップロードされたときや、FAXサーバ650を介し
てFAX送信が行われたときに、その旨を表示したメー
ルが携帯端末に送付される。
【0113】<FAXによるデータの表示(出力)>F
AXでのデータの表示が行われるのは、自動変換サービ
スによる場合と対話的変換サービスによる場合がある。
対話的変換サービスは、前述したとおり図29の転送ボ
タン840や図28の新規作成ボタン832を押し、図
30や図34によってFAXへのデータの転送または送
信を選択することで行う。
【0114】図30のチェックボックス876、87
8、879のいずれかがチェックされている場合、それ
ぞれ本文、添付画像、添付ワープロドキュメントが入力
領域877に入力されたFAX番号にFAXされる。ま
たFAXされる枚数は、図30の入力領域880で指定
されたFAX許容枚数以内におさまるように枚数を調整
される。なお、それぞれのFAXには図31で設定した
送信元を示す表紙が付けられる。
【0115】また図34のチェックボックス918がチ
ェックされている場合、図35で入力された内容が入力
領域919で入力されたFAX番号にFAXされる。ま
たFAXされる枚数は、図34の入力領域920で指定
されたFAX許容枚数以内におさまるように枚数を調整
される。なお、それぞれのFAXには図31で設定した
送信元を示す表紙が付けられる。
【0116】以上が「FAXによるデータの表示(出
力)」における対話的変換サービスである。次に自動変
換サービスについて説明する。
【0117】図27のチェックボックス815、81
6、817のいずれかがチェックされている場合、それ
ぞれ本文、添付画像、添付ワープロドキュメントがFA
Xされる。このときの送り先は、ユーザ変換設定テーブ
ル406eで指定された自宅・勤務先・携帯端末のいず
れかのFAX番号であり、ボックス818で指定され、
ユーザ変換設定テーブル406eにおさめられている設
定に従い、ユーザ自宅情報テーブル406b、ユーザ勤
務先情報テーブル406c、ユーザ携帯端末情報テーブ
ル406dに登録されているFAX番号の中から選択さ
れる。またFAXされる枚数は、819で指定されユー
ザ変換設定テーブル406eに格納されたFAX許容枚
数以内におさまるように枚数を調整される。なお、それ
ぞれのFAXにはプルダウンメニュー818で指定され
ユーザ変換設定テーブル406eに格納された場所につ
いて、ユーザ自宅情報テーブル406b、ユーザ勤務先
情報テーブル406c、ユーザ携帯端末情報テーブル4
06dに格納された住所等の情報を宛先とする表紙が付
けられる。
【0118】<変換サービスに関わる他サイトの登録>
図36〜図39は管理用のツールの画面であり、サイト
の管理者以外は見ることはできない。図36〜図39の
画面を用いて、自サイト以外のネットメールサービスサ
イト、ディレクトリーサービスサイト、変換サービスサ
イトの情報を入力する。
【0119】図36はネットメールサービスサイト、デ
ィレクトリーサービスサイト、変換サービスサイトのい
ずれかを運営するサービス会社の基礎的な情報を登録す
る画面である。入力フィールド930〜936までを必
要に応じて埋め、OKボタン937を押す(クリックす
る)ことで、サービスサイトを運営する会社の情報がサ
ービス会社テーブル406gに登録される。
【0120】図37はネットメールサービスサイト、デ
ィレクトリーサービスサイト、変換サービスサイトのい
ずれかの基礎的な情報を登録する画面である。プルダウ
ンメニュー941から事前に図36を用いて入力してお
いたサイトの運営会社を選び、サイトの名称、サイトの
判断モジュールを起動するCGIのURLおよび管理用
メールアドレスを入力フィールド940、942、94
3に入力し、OKボタン944を押す(クリックする)
ことで、サイトの情報をサービスサイトテーブル406
hに登録できる。なお入力フィールド943で入力され
た管理用メールアドレスについては、詳しく後述する。
【0121】図38は変換モジュールの情報を登録する
画面である。プルダウンメニュー950から事前に図3
7を用いて入力しておいた他のサイトまたは自サイトの
うちから一つ選び、入力フィールド951〜958に変
換モジュールの情報を入力し、OKボタン959を押す
(クリックする)ことで、変換モジュールの情報を変換
モジュールテーブル406fに登録できる。変換モジュ
ールがそのサイト内にある場合は入力領域951には変
換モジュールの名称がフルパスで記入され、他のサイト
にある場合は空白にしておいて良い。互換レベルは変換
モジュールの互換性を示すものなので、管理者が共通の
評価基準の下で評価し決定すればよい。また価格につい
ては、自サイト内のものは任意に、他サイトのものはそ
のサイトの運営者が指定したものを入力すれば良い。な
お変換モジュールが406fに登録される際に、変換モ
ジュールテーブル406fの変換モジュールIDに格納
されるIDが発行される。変換モジュールIDは、変換
モジュールを一意に対応付ける数字または文字列であ
る。
【0122】図39は使用するディレクトリサービスの
順序を指定する画面である。プルダウンメニュー96
0、961、962から事前に図37を用いて入力して
おいたサイトをそれぞれ一つ選びOKボタン963を押
す(クリックする)ことで、使用するディレクトリサー
ビスサイトと優先度が使用ディレクトリサービステーブ
ル406iに入力される。960で指定されたサイトが
優先度1として使用ディレクトリサービステーブル40
6iに入力され、同様に961で入力されたサイトが優
先度2、962で入力されたサイトが優先度3として登
録される。図39においては、登録されるディレクトリ
サービスサイトが3つまでとなっているが、3つ以上登
録できるようにしてもよいことは言うまでもない。
【0123】<サイト登録内容検証サービス>以上で述
べたように、変換モジュールの利用形態としては、自サ
イト内の変換モジュールを使用する場合、自サイト以外
の変換モジュールを直接利用する場合、ディレクトリサ
ービスを通して自サイト以外の変換モジュールを利用す
る場合がある。このため、変換モジュールの登録に不備
があった場合、自サイト内の問題ではおさまらず、課金
などで問題が生じる可能性が生まれる。サイト登録内容
検証サービスは、このリスクを最小限に抑えるための機
能である。
【0124】変換モジュールの登録を行う際には、図3
8の画面で入力を行う。既に登録を済ませてある変換サ
ービスサイトのうち適切なものをプルダウンメニュー9
50から選択し、入力フィールド951〜958に適切
な内容を入力する。OKボタン959を押す(クリック
する)ことにより、設定モジュール500(500b)
は変換モジュールの情報を変換モジュ−ルテーブル40
6fに格納する。このとき、サービス有効フラグが“fa
lse”に、使用回数・成功回数がそれぞれ0に設定され
る。
【0125】さらに、設定モジュール500(500
b)はサービスサイトテーブル406hからメールアド
レスをとりだし、このアドレスに対しメールアドレス1
00(100b)を通してメールでXMLファイルを送
る。XMLファイルに書かれるものは、変換モジュール
テーブル406fに書かれた入力フォーマット(MIM
E)、入力フォーマット(拡張子)、出力フォーマット
(MIME)、出力フォーマット(拡張子)、出力フォ
ーマット(独自)、価格の各項目である。XMLファイ
ルの一例を図50Aに示す。なおこのメールの送信に際
し、メールサーバ100(100b)はメールアカウン
トを新規作成し、このメールアカウントを該メールのRe
ply-Toヘッダに用いる。
【0126】変換サービスサイトまたはディレクトリサ
ービスサイトのメールサーバがメールを受けると、メー
ルを設定モジュール500a(500b、500c)に
渡す。設定モジュール500a(500b、500c)
はXMLファイルをパースし、変換モジュールテーブル
406fの内容と比較し、一致していればReply-Toにあ
るアドレスにメールを返す。内容はXMLで書かれてい
る。XMLファイルに書かれるものは、変換サービスサ
イトまたはディレクトリサービスサイトの変換モジュー
ルテーブル406fにおける変換モジュールIDであ
る。XMLファイルの一例を図51Aに示す。
【0127】変換サービスサイトまたはディレクトリサ
ービスサイトからメールが到着したら、メールサーバは
このメールを受けたメールアドレスを消去し、メールを
設定モジュール500(500b)に渡す。設定モジュ
ール500(500b)は変換モジュールテーブル40
6fのサービス有効フラグを“True”にし、変換サービ
ス側変換モジュールIDを入力する。なお、該メール中
のXMLファイルに記述された変換モジュールIDとメ
ールが発信されたサービスサイトを示すサービスサイト
IDが、変換モジュールテーブル406fに登録されて
いる他の変換モジュールの変換サービスサイト側変換モ
ジュールIDとサービスサイトIDに一致している場
合、前述した変換モジュールテーブル406fの該項目
への更新はせず、図50Bのようなメールが再度出され
る。そして既に登録されていない変換モジュールIDが
図51Aのように通知された場合は、既に述べたように
変換モジュールテーブル406fの該項目への入力が行
われる。また再度既に登録されている変換モジュールI
Dが通知されたときは、図50B同様のメールが出され
る。または図51Bのように変換サービスサイトまたは
ディレクトリサービスサイトにおいて該当する変換モジ
ュールが見つからなかった通知があったときは、変換モ
ジュールテーブル406fから該項目を消去する。
【0128】本実施形態では、サイト登録内容検証サー
ビスのためにメールでXMLファイルを送付するという
方法をとっているが、この方法は一例に過ぎない。独自
プロトコルを使用した方法や他の汎用プロトコルを利用
した方法などでも何ら問題ないことは言うまでもない。
【0129】以下で変換モジュールテーブル406fか
ら変換モジュールを検索を行うことを何度か述べている
が、サービス有効フラグが“True”のものからの検索で
あることを前提としているので、サービス有効フラグの
確認については言及していない。
【0130】<メールの自動的変換サービス>Web、
携帯端末、FAXでのデータの表示を可能にしているメ
ールの変換サービスには、メールがメールサーバ100
に到着したときに自動的に行われるものと、ユーザがW
ebサーバ100や電話などを通して対話的に行うのも
がある。以下では、メール自動変換サービスのメカニズ
ムについて述べる。図40はメールをメールサーバで受
けた後、当該メールが判断モジュール200にもたらさ
れたところからの処理の動きを示したフローチャートで
ある。なお、メールに添付された文書が複数ある場合
は、ABCD個々のステップにおいて、添付されたすべ
ての文書が添付された順番で、今後説明する処理にかけ
られる。
【0131】メールのContent-Typeがmultipartである
場合、boundaryを用いてメールを個々の部分に分割する
(ステップS300)。Content-Transfer-Encodingに
よって与えられているエンコードデータ(通常Base64や
Uuencodeなど)をデコードできる変換モジュールがあれ
ば、そのエンコードデータをデコードする(ステップS
305)。そして図41A,Bから図44で示される個
々の媒体のための変換を行う。すなわち、当該メールを
Webで表示する場合はステップS310から図41
A,Bで示される処理を開始し、携帯端末に対応したW
ebでの表示をする場合はステップS400から図42
A,Bで示される処理を開始し、FAXに転送する場合
はステップS500から図43A,Bで示される処理を
開始し、携帯端末でメール機能を利用し表示を行う場合
はステップS600から図44で示される処理を開始す
る。なお、携帯端末でのメール機能を利用しての表示と
は、メール内容の表示の他、メールがWebサーバ60
0にアップロードされた旨の通知、メールがFAXに転
送された旨の通知等を含む。
【0132】<<Webにて表示可能なデータへの変換
>>図41A,Bは、Webでの表示物を作成するフロ
ーチャートである。本文については変換を必要としない
ので、変換を必要とするのはメールに添付されてきた画
像やワープロドキュメントなどになる。ユーザ変換設定
テーブル406eにおいて画像のWeb上での表示を行
う設定をしている場合(ステップS311)、メールデ
ータに画像が含まれているかをContent-Typeやnameの拡
張子から判断するとともに、その画像のフォーマットを
変換する必要があるか否かを判断する(ステップS31
2)。画像が含まれており、画像フォーマットの変換が
必要である場合は、画像のContent-Typeやnameの拡張子
と、変換モジュールテーブル406fの入力フォーマッ
ト(MIME)や入力フォーマット(拡張子)を比較す
ることにより、この画像をJPEGに変換するための適
切な変換モジュールを探す(ステップS313)。
【0133】適切な変換モジュールがあったら、Fの手
順を踏んで最適な一つの変換モジュールを選択する。F
の手順は図46に書かれているが、ユーザ変換設定テー
ブル406eにおさめられている変換モジュール選択の
基準と変換モジュールテーブル406fにおさめられて
いる互換レベル、価格、安定度(成功回数を使用回数で
わったもので定義される)を元に、複数ある適切な変換
モジュールの中から最適なものをひとつ選ぶ。
【0134】図46において、まず、変換モジュールテ
ーブル406fに適切な変換モジュールが2つ以上ある
か判定し、1つしかないのであれば、その変換モジュー
ルを使用するべく決定する(ステップS700、S70
9)。一方、適切な変換モジュールが2つ以上ある場合
は、ユーザ変換設定テーブル406eを参照して、設定
された変換モジュール選択の基準を取得する。そして、
設定された選択の基準が最も高い変換モジュールが1つ
だけ存在した場合は、その変換モジュールを使用するべ
く設定する(ステップS702、S709)。
【0135】ステップS702において、設定された選
択基準が最も高い変換モジュールが複数存在した場合
は、「安定度」、「価格」、「互換レベル」を個別に調
べて、絞り込みを行う。本例では、「安定度」、「価
格」、「互換レベル」の順に調べるが、この順序は本実
施形態に限定されるものではない。また、この順序はユ
ーザにより設定されるものであってもよい。
【0136】まず、ステップS702で抽出された変換
モジュールについて、安定度の最も高いものが唯一存在
した場合は、その変換モジュールを使用すべく決定する
(ステップS703、S709)。ステップS703に
よって複数の変換モジュールが残った場合は、更に、価
格の最も安い変換モジュールを抽出し、ここで、唯一の
変換モジュールが抽出されればそれを使用するべく設定
する(ステップS704、S709)。ステップS70
4によって複数の変換モジュールが残った場合は、更
に、互換レベルの最も高い変換モジュールを抽出し、こ
こで、唯一の変換モジュールが抽出されればそれを使用
するべく設定する(ステップS705、S709)。
【0137】以上の絞り込みの結果、複数の変換モジュ
ールが残っている場合は、同一サイト内の変換モジュー
ルを優先して使用する変換モジュールを決定する(ステ
ップS706、S708)。同一サイト内のものがなけ
れば、変換モジュールIDが最も小さいものを使用する
変換モジュールとして設定する(ステップS706、S
707)。なお、ステップS706の時点で同一サイト
内に複数の変換モジュールが存在した場合は、ステップ
S707にて、同一サイト内の変換モジュールで、ID
の最も小さいものを使用する変換モジュールに決定す
る。
【0138】そして変換モジュールの利用価格が0であ
るか(変換モジュールテーブル406fを参照)、また
は有料変換モジュールの使用を認めている(ユーザ変換
設定テーブル406eを参照)場合は(ステップS32
2)、選択された変換モジュールがサイト内に存在する
かを検証し(ステップS323)、サイト内の場合は選
択された変換モジュールに変換を指示する(ステップS
326)。また選択された変換モジュールが自サイト外
のものであった場合は、そのサイトの判断モジュールに
対し変換を指示する(ステップS324)。
【0139】サイト内外を問わず変換モジュールによる
変換を終えたならば、G(図47を参照)において安定
度の更新を行う。すなわち、ネットワークエラーや変換
モジュールの異常終了等のエラーが発生した場合は(ス
テップS721)、変換モジュールテーブル406fの
使用回数のみをインクリメントし(ステップS72
3)、エラーが起きていないときは変換モジュールテー
ブル406fの使用回数と成功回数の両方をインクリメ
ントする(ステップS722)。
【0140】安定度の更新(G)を終えると、課金処理
を行う。サイト外の変換モジュールで変換が行われた場
合は、ユーザ情報テーブル406aの課金実績、サービ
ス会社テーブル406gの支払予定金額実績、サービス
サイトテーブル406hのサイト別支払予定金額実績
に、変換モジュールテーブル406fの価格を加算する
(ステップS325)。またサイト内の変換モジュール
で変換が行われた場合は、ユーザ情報テーブル406a
の課金実績のみに変換モジュールテーブル406fの価
格を加算する(ステップS327)。
【0141】一方、変換モジュールテーブル406fに
適切な変換モジュールが登録されていない場合(ステッ
プS313)や、利用しようとしている変換モジュール
の価格が0でなく、ユーザ変換設定テーブル406eで
有料変換モジュールの使用を認めていない場合(ステッ
プS322)は、使用ディレクトリサービステーブル4
06iに登録されているディレクトリサービスサイトか
ら適切な変換モジュールを選択するべくステップS31
4〜S317、S321を実行する。
【0142】まず、使用ディレクトリサービステーブル
406iに登録されているディレクトリサービスサイト
数を変数iに格納し(ステップS314)、優先度の順
でサービスサイトへの問い合わせを行い(ステップS3
16)、適切な変換モジュールが登録されているディレ
クトリサービスサイトを見つけるまでこの処理を繰り返
す(ステップS317、S321、S315)。すべて
のディレクトリサービスサイトへの問い合わせをして
も、適切な変換モジュールが見つからなかったときは
(ステップS315でi=0となった場合)、変換は行
わない。
【0143】もし適切な変換モジュールが見つかり、変
換モジュールの価格が0であるか(変換モジュールテー
ブル406fを参照)、または有料変換モジュールの使
用を認めている(ユーザ変換設定テーブル406eを参
照)場合は(ステップS318)、ディレクトリサービ
スサイトに変換を指示する(ステップS319)。変換
が行われたときは、ユーザ情報テーブル406aの課金
実績、サービス会社テーブル406gの支払予定金額実
績、サービスサイトテーブル406hのサイト別支払予
定金額実績に、後述する変換モジュールの価格を加算す
る(ステップS320)。一方、変換モジュールの価格
が0でなく、ユーザ変換設定テーブル406eで有料変
換モジュールの使用を認めていない場合は、変換を行わ
ない(ステップS318)。
【0144】ユーザがワープロドキュメントのWeb上
での表示を行う設定をしている場合(ステップS33
1)、メールデータにワープロドキュメントが含まれて
いるかをContent-Typeやnameの拡張子から判断し(ステ
ップS332)、ワープロドキュメントのContent-Type
やnameの拡張子と変換モジュールテーブル406fの入
力フォーマット(MIME)や入力フォーマット(拡張
子)を比較することにより、このワープロドキュメント
をHTMLに変換するための適切な変換モジュールを探
す(ステップS333)。
【0145】適切な変換モジュールがあったら、Fの手
順を踏んで最適な一つの変換モジュールを選択する。そ
して変換モジュールの価格が0であるか(変換モジュー
ルテーブル406fを参照)、または有料変換モジュー
ルの使用を認めている(ユーザ変換設定テーブル406
eを参照)場合は(ステップS342)、選択された変
換モジュールがサイト内に存在するかを検証し(ステッ
プS343)、サイト内の場合は選択された変換モジュ
ールに当該ワープロドキュメントの変換を指示する(ス
テップS346)。また選択された変換モジュールが自
サイト外のものであった場合は、そのサイトの判断モジ
ュールに対し変換を指示する(ステップS344)。
【0146】サイト内外を問わず変換モジュールによる
変換を終えたならば、上述の処理G(図47を参照)に
おいて安定度の更新を行い、次に課金処理を行う。サイ
ト外の変換モジュールで変換が行われた場合は、ユーザ
情報テーブル406aの課金実績、サービス会社テーブ
ル406gの支払予定金額実績、サービスサイトテーブ
ル406hのサイト別支払予定金額実績に変換モジュー
ルテーブル406fの価格を加算する(ステップS34
5)。またサイト内の変換モジュールで変換が行われた
場合は、ユーザ情報テーブル406aの課金実績のみ
に、変換モジュールテーブル406fの価格を加算する
(ステップS347)。
【0147】一方、ステップS333において変換モジ
ュールテーブル406fに適切な変換モジュールが登録
されていない場合や、ステップS342において価格が
0でなくユーザ変換設定テーブル406eで有料変換モ
ジュールの使用を認めていない場合は、ステップS33
4へ進み、使用ディレクトリサービステーブル406i
に登録されているディレクトリサービスサイトから適切
な変換モジュールを選択するべくステップS334〜S
337、S341を実行する。
【0148】まず、使用ディレクトリサービステーブル
406iに登録されているディレクトリサービスサイト
数を変数iに格納し(ステップS334)、優先度の順
でサービスサイトへの問い合わせを行い(ステップS3
36)、適切な変換モジュールが登録されているディレ
クトリサービスサイトを見つけるまでこの処理を繰り返
す(ステップS337、S341、S335)。すべて
のディレクトリサービスサイトへの問い合わせをして
も、適切な変換モジュールが見つからなかったときは
(ステップS335でi=0となった場合)、変換は行
わない。
【0149】適切な変換モジュールが見つかり、変換モ
ジュールの価格が0であるか(変換モジュールテーブル
406fを参照)、または有料変換モジュールの使用を
認めている(ユーザ変換設定テーブル406eを参照)
場合は(ステップS338)、ディレクトリサービスサ
イトに変換を指示する(ステップS339)。変換が行
われたときは、ユーザ情報テーブル406aの課金実
績、サービス会社テーブル406gの支払予定金額実
績、サービスサイトテーブル406hのサイト別支払予
定金額実績に、後述する変換モジュールの価格を加算す
る(ステップS340)。また、検索された変換モジュ
ールの価格が0でなく、ユーザ変換設定テーブル406
eで有料変換モジュールの使用を認めていない場合は、
変換を行わない(ステップS338)。
【0150】以上のようにして変換された個々の部分や
変換されなかった部分を、もとのメールにあった順番で
並べ、Subjectの内容をタイトルタグで囲んだHTML
ヘッダを付ける(ステップS351)ことでWebペー
ジを作成する。できあがったWebページはネットデー
タベース400に格納する(ステップS352)。
【0151】上記でディレクトリサービスサイトへの問
い合わせと書いたが、本実施形態ではディレクトリサー
ビスサイトへの問い合わせにはXMLファイルをHTT
Pを通してわたすことでおこなっている。問い合わせを
示すXMLファイルの一例を図52に示す。必要とされ
ている変換モジュールの入力フォーマットと出力フォー
マットそれぞれのMIMEと拡張子が記述されており、
ディレクトリサービスサイトの変換モジュールテーブル
406fと比較するのに用いられる。また、変換モジュ
ールを選ぶ際に重視する内容についても記述されてお
り、適合する複数の変換モジュールがあったときに一つ
に絞る際に用いられる(図48によって後述するFの処
理)。そして図53のようなXMLファイルで検索され
た変換モジュールのデータが渡される(ステップS75
1)。
【0152】ここでは前述した変換モジュールの価格の
ほかに、ディレクトリサービスサイトへの変換の依頼時
に引数として用いられるidを含んでいる。なおこのi
dは変換モジュールテーブル406fに含まれる変換モ
ジュールIDと同じものである。なお本実施形態ではX
MLとHTTPを用いて実装をしているが、これはあく
まで例であり、XMLとHTTPに依存する部分はまっ
たくない。独自プロトコルや別の汎用プロトコルなど
で、実装することはもちろん可能である。
【0153】また、上述した図41A、Bの処理では、
ステップS318(S338)において、ステップS3
14〜S317、S321(S334〜S337、S3
41)の処理で検索されたモジュールの使用料が0でな
く、有料変換モジュールの使用を認めていない場合は、
変換を行わないが、より低い優先度のディレクトリサー
ビスサイトにおいて変換モジュールを検索するべく、ス
テップS314〜S317、S321(S334〜S3
37、S341)を実行するようにしてもよい。
【0154】<<携帯端末に対応したWebページへの
変換>>図42A,Bは、携帯端末に対応したWebペ
ージを作成するフローチャートである。携帯端末が採用
しているMark Up言語を知るために、ユーザ携帯端末情
報テーブル406dの携帯種別、携帯キャリア名、携帯
端末品番で特定される携帯端末のMarkUp言語を、携帯端
末性能テーブル406jから調べる(ステップS40
1)。本文については特に変換を必要としないので、変
換を必要とするのはメールに添付されてきた画像やワー
プロドキュメントなどになる。
【0155】ユーザ変換設定テーブル406eにおいて
画像の携帯端末対応のWeb上での表示を行う設定をし
ている場合(ステップS411)、メールデータに画像
が含まれているかをContent-Typeやnameの拡張子から判
断する(ステップS412)。画像が含まれる場合は、
ユーザ携帯端末情報テーブル406dの携帯種別、携帯
キャリア名、携帯端末品番で特定される携帯端末で表示
可能な画像フォーマットを携帯端末性能テーブル406
jから調べる(ステップS413)。次に、画像のCont
ent-Typeやnameの拡張子と変換モジュールテーブル40
6fの入力フォーマット(MIME)や入力フォーマッ
ト(拡張子)を比較することにより、この画像を適切な
画像フォーマットに変換するための適切な変換モジュー
ルを探す(ステップS414)。
【0156】適切な変換モジュールがあったら、Fの手
順を踏んで最適な一つの変換モジュールを選択する。そ
して選択した変換モジュールの価格が0であるか(変換
モジュールテーブル406fを参照)、または有料変換
モジュールの使用を認めている(ユーザ変換設定テーブ
ル406eを参照)場合は(ステップS423)、選択
された変換モジュールがサイト内に存在するかを検証す
る(ステップS424)。選択された変換モジュールが
サイト内に存在する場合は選択された変換モジュールに
変換を指示する(ステップS427)。また選択された
変換モジュールが自サイト外のものであった場合は、そ
のサイトの判断モジュールに対し変換を指示する(ステ
ップS425)。サイト内外を問わず変換モジュールに
よる変換を終えたならば、G(図47を参照)において
安定度の更新を行い、次に課金処理を行う。すなわち、
サイト外の変換モジュールで変換が行われた場合は、ユ
ーザ情報テーブル406aの課金実績、サービス会社テ
ーブル406gの支払予定金額実績、サービスサイトテ
ーブル406hのサイト別支払予定金額実績に変換モジ
ュールテーブル406fの価格を加算する(ステップS
426)。またサイト内の変換モジュールで変換が行わ
れた場合は、ユーザ情報テーブル406aの課金実績の
みに変換モジュールテーブル406fの価格を加算する
(ステップS428)。
【0157】一方、ステップS414で変換モジュール
テーブル406fに適切な変換モジュールが登録されて
いないと判定された場合や、ステップS423で価格が
0でなくかつユーザ変換設定テーブル406eで有料変
換モジュールの使用を認めていない場合は、使用ディレ
クトリサービステーブル406iに登録されているディ
レクトリサービスサイトから適切な変換モジュールを選
択するべくステップS415〜S418、S422を実
行する。
【0158】まず、使用ディレクトリサービステーブル
406iに登録されているディレクトリサービスサイト
数を変数iに格納し(ステップS415)、優先度の順
でサービスサイトへの問い合わせを行い(ステップS4
17)、適切な変換モジュールが登録されているディレ
クトリサービスサイトを見つけるまでこの処理を繰り返
す(ステップS418、S422、S416)。すべて
のディレクトリサービスサイトへの問い合わせをして
も、適切な変換モジュールが見つからなかったときは
(ステップS416でi=0となった場合)、変換は行
わない。
【0159】もし適切な変換モジュールが見つかり、変
換モジュールの価格が0であるか(変換モジュールテー
ブル406fを参照)、または有料変換モジュールの使
用を認めている(ユーザ変換設定テーブル406eを参
照)場合は(ステップS419)、ディレクトリサービ
スサイトに変換を指示する(ステップS420)。
【0160】変換が行われたならば、ユーザ情報テーブ
ル406aの課金実績、サービス会社テーブル406g
の支払予定金額実績、サービスサイトテーブル406h
のサイト別支払予定金額実績に、ディレクトリサービス
サイトからもたらされた変換モジュールの価格を加算す
る(ステップS421)。また、ステップS419にお
いて、選択された変換モジュールの価格が0でなく、ユ
ーザ変換設定テーブル406eで有料変換モジュールの
使用を認めていないと判定された場合は、変換を行わな
い。
【0161】以上のようにしてメールに添付された画像
に関する処理を終えると、続いて当該メールに添付され
たワープロドキュメントに関する処理を行う。
【0162】ユーザがワープロドキュメントの携帯端末
対応のWeb上での表示を行う設定をしている場合、す
なわち、ワープロドキュメントの要旨を携帯端末対応W
eb上で表示するべく設定されている場合(ステップS
431)、メールデータにワープロドキュメントが含ま
れているかをContent-Typeやnameの拡張子から判断する
(ステップS432)。ワープロドキュメントが含まれ
ている場合、ワープロドキュメントのContent-Typeやna
meの拡張子と変換モジュールテーブル406fの入力フ
ォーマット(MIME)や入力フォーマット(拡張子)
を比較することにより、このワープロドキュメントをス
テップS401で調べたMarkUp言語に変換するための適
切な変換モジュールを探す(ステップS433)。
【0163】適切な変換モジュールがあったら、Fの手
順を踏んで最適な一つの変換モジュールを選択する。そ
して変換モジュールの価格が0であるか(変換モジュー
ルテーブル406fを参照)、または有料変換モジュー
ルの使用を認めている(ユーザ変換設定テーブル406
eを参照)場合は(ステップS442)、選択された変
換モジュールがサイト内に存在するかを検証(ステップ
S443)する。選択された変換モジュールがサイト内
に存在する場合は、その選択された変換モジュールに当
該ワープロドキュメントの変換を指示する(ステップS
446)。また選択された変換モジュールが自サイト外
のものであった場合は、そのサイトの判断モジュールに
対して当該ワープロドキュメントの変換を指示する(ス
テップS444)。
【0164】サイト内外を問わず変換モジュールによる
変換を終えたならば、G(図47を参照)において安定
度の更新を行い、次に課金処理を行う。すなわち、サイ
ト外の変換モジュールで変換が行われた場合は、ユーザ
情報テーブル406aの課金実績、サービス会社テーブ
ル406gの支払予定金額実績、サービスサイトテーブ
ル406hのサイト別支払予定金額実績に、変換モジュ
ールテーブル406fの価格を加算する(ステップS4
45)。またサイト内の変換モジュールで変換が行われ
た場合は、ユーザ情報テーブル406a課金実績のみに
変換モジュールテーブル406fの価格を加算する(ス
テップS447)。
【0165】一方、変換モジュールテーブル406fに
適切な変換モジュールが登録されていない場合(ステッ
プS433)や、利用しようとしている変換モジュール
の価格が0でなく、ユーザ変換設定テーブル406eで
有料変換モジュールの使用を認めていない場合(ステッ
プS442)は、使用ディレクトリサービステーブル4
06iに登録されているディレクトリサービスサイトか
ら適切な変換モジュールを選択するべくステップS43
〜S437、S441を実行する。
【0166】まず、使用ディレクトリサービステーブル
406iに登録されているディレクトリサービスサイト
数を変数iに格納し(ステップS434)、優先度の順
でサービスサイトへの問い合わせを行い(ステップS4
36)、適切な変換モジュールが登録されているディレ
クトリサービスサイトを見つけるまでこの処理を繰り返
す(ステップS437、S441、S435)。すべて
のディレクトリサービスサイトへの問い合わせをして
も、適切な変換モジュールが見つからなかったときは
(ステップS435でi=0となった場合)、変換は行
わない。
【0167】もし適切な変換モジュールが見つかり、変
換モジュールの価格が0であるか(変換モジュールテー
ブル406fを参照)、または有料変換モジュールの使
用を認めている(ユーザ変換設定テーブル406eを参
照)場合は(ステップS438)、ディレクトリサービ
スサイトに変換を指示する(ステップS439)。変換
が行われたときは、ユーザ情報テーブル406aの課金
実績、サービス会社テーブル406gの支払予定金額実
績、サービスサイトテーブル406hのサイト別支払予
定金額実績に、ディレクトリサービスサイトからもたら
された変換モジュールの価格を加算する(ステップS4
40)。一方、変換モジュールの価格が0でなく、ユー
ザ変換設定テーブル406eで有料変換モジュールの使
用を認めていない場合は、変換を行わない(ステップS
438)。
【0168】以上のようにして変換された個々の部分や
変換する必要がなかった或いは変換されなかった部分
を、もとのメールにあった順番で並べ、Subjectの内容
をタイトルとするようなMark Up言語固有のヘッダなど
を付ける(ステップS451)ことで携帯端末に対応し
たWebページを作成する。できあがったWebページ
はネットデータベース400に格納する(ステップS4
52)。
【0169】なお本実施形態では携帯端末上のWebブ
ラウザが処理可能なファイルの大きさは十分なものであ
ると仮定しているが、たとえ制限があったとしても複数
のファイルの分割しその相互をハイパーリンクでつなぐ
ことができるので、この仮定は一般性を失わないことは
いうまでもない。また、上述した図42A、Bの処理で
は、ステップS419(S438)において、ステップ
S415〜S418、S422(S434〜S437、
S441)の処理で検索されたモジュールの使用料が0
でなく、有料変換モジュールの使用を認めていない場合
は、変換を行わないが、より低い優先度のディレクトリ
サービスサイトにおいて変換モジュールを検索するべ
く、ステップS415〜S418、S422(S434
〜S437、S441)を実行するようにしてもよい。
【0170】<<FAXへ送信可能なデータへの変換>
>図43は、FAXで送付される表示物を作成するフロ
ーチャートである。ユーザがメールの本文をFAX送信
する設定をしている場合(ステップS501)、本文の
テキストをレイアウトしレンダリングをした後CCITT FA
Xエンコーディングする変換モジュールによって、本文
をCCITT FAXフォーマットに変換する(ステップS50
2)。
【0171】また、ユーザ変換設定テーブル406eに
おいて画像のFAX送信を行う設定をしている場合(ス
テップS511)、メールデータに画像が含まれている
かをContent-Typeやnameの拡張子から判断する(ステッ
プS512)。画像が含まれる場合は、画像のContent-
Typeやnameの拡張子と変換モジュールテーブル406f
の入力フォーマット(MIME)や入力フォーマット
(拡張子)を比較することにより、この画像をCCITTFAX
フォーマットに変換するための適切な変換モジュールを
探す(ステップS513)。
【0172】適切な変換モジュールがあったら、Fの手
順を踏んで最適な一つの変換モジュールを選択する。そ
して、変換モジュールの価格が0であるか(変換モジュ
ールテーブル406fを参照)、または有料変換モジュ
ールの使用を認めている(ユーザ変換設定テーブル40
6eを参照)場合は(ステップS522)、選択された
変換モジュールがサイト内に存在するかを検証する(ス
テップS523)。選択された変換モジュールがサイト
内に存在する場合は選択された変換モジュールに変換を
指示する(ステップS526)。また選択された変換モ
ジュールが自サイト外のものであった場合は、そのサイ
トの判断モジュールに対し変換を指示する(ステップS
524)。
【0173】サイト内外を問わず変換モジュールによる
変換を終えたならば、G(図47を参照)において安定
度の更新を行い、次に課金処理を行う。サイト外の変換
モジュールで変換が行われた場合は、ユーザ情報テーブ
ル406aの課金実績、サービス会社テーブル406g
の支払予定金額実績、サービスサイトテーブル406h
のサイト別支払予定金額実績に変換モジュールテーブル
406fの価格を加算する(ステップS525)。また
サイト内の変換モジュールで変換が行われた場合は、ユ
ーザ情報テーブル406aの課金実績のみに変換モジュ
ールテーブル406fの価格を加算する(ステップS5
27)。
【0174】一方、変換モジュールテーブル406fに
適切な変換モジュールが登録されていない場合(ステッ
プS513)や、利用しようとしている変換モジュール
の価格が0でなく、ユーザ変換設定テーブル406eで
有料変換モジュールの使用を認めていない場合(ステッ
プS522)は、使用ディレクトリサービステーブル4
06iに登録されているディレクトリサービスサイトか
ら適切な変換モジュールを選択するべくステップS51
4〜S517、S521を実行する。
【0175】まず、使用ディレクトリサービステーブル
406iに登録されているディレクトリサービスサイト
数を変数iに格納し(ステップS514)、優先度の順
でサービスサイトへの問い合わせを行い(ステップS5
16)、適切な変換モジュールが登録されているディレ
クトリサービスサイトを見つけるまでこの処理を繰り返
す(ステップS517、S521、S515)。すべて
のディレクトリサービスサイトへの問い合わせをして
も、適切な変換モジュールが見つからなかったときは
(ステップS515でi=0となった場合)、変換は行
わない。
【0176】もし適切な変換モジュールが見つかり、変
換モジュールの価格が0であるか(変換モジュールテー
ブル406fを参照)、または有料変換モジュールの使
用を認めている(ユーザ変換設定テーブル406eを参
照)場合は(ステップS518)、ディレクトリサービ
スサイトに変換を指示する(ステップS519)。変換
が行われたときは、ユーザ情報テーブル406aの課金
実績、サービス会社テーブル406gの支払予定金額実
績、サービスサイトテーブル406hのサイト別支払予
定金額実績に、ディレクトリサービスサイトからもたら
された変換モジュールの価格を加算する(ステップS5
20)。一方、変換モジュールの価格が0でなく、ユー
ザ変換設定テーブル406eで有料変換モジュールの使
用を認めていない場合は、変換を行わない(ステップS
518)。
【0177】更に、ユーザがワープロドキュメントのF
AXへの転送を行う設定をしている場合(ステップS5
31)、メールデータにワープロドキュメントが含まれ
ているかをContent-Typeやnameの拡張子から判断する
(ステップS532)。ワープロドキュメントが含まれ
ていた場合は、そのワープロドキュメントのContent-Ty
peやnameの拡張子と変換モジュールテーブル406fの
入力フォーマット(MIME)や入力フォーマット(拡
張子)を比較することにより、このワープロドキュメン
トをCCITTFAXフォーマットに変換するための適切な変換
モジュールを探す(ステップS533)。
【0178】適切な変換モジュールがあったら、Fの手
順を踏んで最適な一つの変換モジュールを選択する。そ
して選択された変換モジュールの価格が0であるか(変
換モジュールテーブル406fを参照)、または有料変
換モジュールの使用を認めている(ユーザ変換設定テー
ブル406eを参照)場合は(ステップS542)、選
択された変換モジュールがサイト内に存在するかを検証
する(ステップS543)。選択された変換モジュール
がサイト内に存在する場合は選択された変換モジュール
に変換を指示する(ステップS546)。また選択され
た変換モジュールが自サイト外のものであった場合は、
そのサイトの判断モジュールに対し変換を指示する(ス
テップS544)。
【0179】サイト内外を問わず変換モジュールによる
変換を終えたならば、G(図47を参照)において安定
度の更新を行い、次に課金処理を行う。サイト外の変換
モジュールで変換が行われた場合は、ユーザ情報テーブ
ル406aの課金実績、サービス会社テーブル406g
の支払予定金額実績、サービスサイトテーブル406h
のサイト別支払予定金額実績に変換モジュールテーブル
406fの価格を加算する(ステップS545)。また
サイト内の変換モジュールで変換が行われた場合は、ユ
ーザ情報テーブル406aの課金実績のみに変換モジュ
ールテーブル406fの価格を加算する(ステップS5
47)。
【0180】一方、変換モジュールテーブル406fに
適切な変換モジュールが登録されていない場合(ステッ
プS533)や、利用しようとしている変換モジュール
の価格が0でなく、ユーザ変換設定テーブル406eで
有料変換モジュールの使用を認めていない場合(ステッ
プS542)は、使用ディレクトリサービステーブル4
06iに登録されているディレクトリサービスサイトか
ら適切な変換モジュールを選択するべくステップS53
4〜S537、S541を実行する。
【0181】まず、使用ディレクトリサービステーブル
406iに登録されているディレクトリサービスサイト
数を変数iに格納し(ステップS534)、優先度の順
でサービスサイトへの問い合わせを行い(ステップS5
36)、適切な変換モジュールが登録されているディレ
クトリサービスサイトを見つけるまでこの処理を繰り返
す(ステップS537、S541、S535)。すべて
のディレクトリサービスサイトへの問い合わせをして
も、適切な変換モジュールが見つからなかったときは
(ステップS535でi=0となった場合)、変換は行
わない。
【0182】もし適切な変換モジュールが見つかり、変
換モジュールの価格が0であるか(変換モジュールテー
ブル406fを参照)、または有料変換モジュールの使
用を認めている(ユーザ変換設定テーブル406eを参
照)場合は(ステップS538)、ディレクトリサービ
スサイトに変換を指示する(ステップS539)。変換
が行われたならば、ユーザ情報テーブル406aの課金
実績、サービス会社テーブル406gの支払予定金額実
績、サービスサイトテーブル406hのサイト別支払予
定金額実績に、ディレクトリサービスサイトからもたら
された変換モジュールの価格を加算する(ステップS5
40)。一方、変換モジュールの価格が0でなく、ユー
ザ変換設定テーブル406eで有料変換モジュールの使
用を認めていない場合は、変換を行わない(ステップS
538)。
【0183】これら変換された個々の部分をもとのメー
ルにあった順番で並べて、送信されるドキュメントを作
成し、ドキュメントの枚数を調べる(ステップS55
1)。この枚数が図27のFAX許容出力枚数(81
9)においてユーザが指定した枚数(ユーザ変換テーブ
ル706eに登録されている)以下の場合は(ステップ
S552)、FAX転送先としてユーザが選んだ場所を
示す表紙を作成し、これを生成したドキュメントの最初
に付け加える(ステップS553)。逆にドキュメント
のページ数が図27のFAX許容出力枚数(819)に
おいてユーザが指定した枚数より大きかった場合は、ス
テップS554へ進み、ドキュメントの枚数がFAX許
容出力枚数になるようにステップS551で作成したド
キュメントを後ろから削除する。そして、ユーザの指定
に従い送付枚数を制限した旨と、FAX転送先としてユ
ーザが選んだ場所を示す表紙を作成し、ページ数が調整
されたドキュメントの最初に付け加える(ステップS5
54)。以上のステップS553或いはステップS55
4にてできあがったドキュメントをユーザが指定するフ
ァクシミリ装置にFAXサーバ650を通して送付する
(ステップS555)。
【0184】<<携帯端末にて表示可能なデータへの変
換>>図44は携帯端末上での表示物を作成するフロー
チャートである。まず、Webサーバにアップロードさ
れたりFAXが送られたときに、携帯端末に通知される
通知文面が作成される。すなわち、ユーザ変換設定テー
ブル406eにおいて「WebページがWebサーバに
アップロードされたらメールで通知」が設定されている
かを調べ(ステップS601)、通知する旨が設定され
ている場合はWebサーバにアップロードされたことな
どを示す文面が作成される(ステップS602)。同様
にユーザ変換設定テーブル406eにおいて、「携帯端
末対応のページがWebサーバにアップロードされたら
メールで通知」が設定されているかを調べ(ステップS
603)、通知する旨が設定されている場合はWebサ
ーバにアップロードされたことなどを示す文面が作成さ
れる(ステップS604)。次に、ユーザ変換設定テー
ブル406eにおいて、「FAXが送られたら送り先を
通知」が設定されているかを調べ(ステップS60
5)、通知が設定されている場合はFAXが送られた旨
やFAXの送り先などにあらわす文面が作成される(ス
テップS606)。そして、これらステップS602、
S604、S606で作成された通知文面を順番に並
べ、通知文面全体の文字数を調べる(ステップS60
7)。
【0185】次に、ユーザ変換設定テーブル406eに
おいて「携帯端末に転送ON」が設定されているかを調
べ(ステップS608)、設定されている場合は後に図
45A、Bのフローチャートを用いて説明する個々の変
換が行われる。その後、これら変換された個々の部分や
変換する必要がなかった部分をもとのメールにあった順
番で付け加え、ステップS607で作成した通知文面を
最初に付け加えて携帯端末に送付する文章を作成する
(ステップS609)。そしてできあがった文章をメー
ルサーバ100を通しユーザが指定する携帯端末に送付
する(ステップS610)。
【0186】次に、ステップS608において「携帯端
末に転送ON」が設定されていた場合の処理Eについて
詳細に説明する。「携帯端末に転送ON」が設定されて
いた場合は、図45A、Bの処理ヘ進み、携帯端末上で
メールを表示するための個々の変換が行われる。
【0187】まず、本文については、ユーザ携帯端末情
報テーブル406dに登録された携帯種別、携帯キャリ
ア名、携帯端末品番で特定される携帯端末において表示
可能な最大文字数を携帯端末性能テーブル406jを参
照して調べ、この表示可能最大文字数からステップS6
07で調べた通知文面の文字数を差し引いた値よりメー
ル本文の文字数の方が大きいかどうかを判断する(ステ
ップS621)。もし本文の文字数の方が表示最大文字
数より大きければ、本文の要旨作成を行うかどうかをユ
ーザ変換設定テーブル406eの設定内容から判定する
(ステップS622)。もし要旨を作成するべく設定さ
れていれば、本文の要旨作成を行う変換モジュールにお
いて、表示可能最大文字数に納まるようにメール本文の
要旨の作成が行われる(ステップS624)。もし要旨
を作成しない設定なら、携帯端末の表示可能最大文字数
に納まるようにメール本文の文字列の切捨てを行う変換
モジュールにより、文字列の切り詰めを行う(ステップ
S623)。
【0188】ユーザ変換設定テーブル406eにおいて
画像の携帯端末対応での表示を行う設定をしている場合
(ステップS631)、メールデータに画像が含まれて
いるかをContent-Typeやnameの拡張子から判断する(ス
テップS632)。画像が含まれている場合は、ユーザ
携帯端末情報テーブル406dの携帯種別、携帯キャリ
ア名、携帯端末品番で特定される携帯端末で表示可能な
画像フォーマットを携帯端末性能テーブル406jを参
照して調べる(ステップS633)。そして、画像のCo
ntent-Typeやnameの拡張子と変換モジュールテーブル4
06fの入力フォーマット(MIME)や入力フォーマ
ット(拡張子)を比較することにより、この画像を適切
な画像フォーマットに変換するための適切な変換モジュ
ールを探す(ステップS634)。
【0189】適切な変換モジュールがあったら、Fの手
順を踏んで最適な一つの変換モジュールを選択し、変換
モジュールの価格が0であるか(変換モジュールテーブ
ル406fを参照)、または有料変換モジュールの使用
を認めている(ユーザ変換設定テーブル406eを参
照)場合は(ステップS643)、選択された変換モジ
ュールが自サイト内に存在するかを検証する(ステップ
S644)。選択された変換モジュールがサイト内に存
在する場合は、選択された変換モジュールに変換を指示
する(ステップS647)。また選択された変換モジュ
ールが自サイト外のものであった場合は、そのサイトの
判断モジュールに対し変換を指示する(ステップS64
5)。
【0190】サイト内外を問わず変換モジュールによる
変換を終えたならば、G(図47を参照)において安定
度の更新を行い、次に課金処理を行う。サイト外の変換
モジュールで変換が行われた場合は、ユーザ情報テーブ
ル406aの課金実績、サービス会社テーブル406g
の支払予定金額実績、サービスサイトテーブル406h
のサイト別支払予定金額実績に変換モジュールテーブル
406fの価格を加算する(ステップS646)。ま
た、サイト内の変換モジュールで変換が行われた場合
は、ユーザ情報テーブル406aの課金実績のみに変換
モジュールテーブル406fの価格を加算する(ステッ
プS648)。
【0191】一方、変換モジュールテーブル406fに
適切な変換モジュールが登録されていない場合(ステッ
プS634)や、利用しようとしている変換モジュール
の価格が0でなく、ユーザ変換設定テーブル406eで
有料変換モジュールの使用を認めていない場合(ステッ
プS643)は、使用ディレクトリサービステーブル4
06iに登録されているディレクトリサービスサイトか
ら適切な変換モジュールを選択するべくステップS63
5〜S638、S642を実行する。
【0192】まず、使用ディレクトリサービステーブル
406iに登録されているディレクトリサービスサイト
数を変数iに格納し(ステップS635)、優先度の順
でサービスサイトへの問い合わせを行い(ステップS6
37)、適切な変換モジュールが登録されているディレ
クトリサービスサイトを見つけるまでこの処理を繰り返
す(ステップS638、S642、S636)。すべて
のディレクトリサービスサイトへの問い合わせをして
も、適切な変換モジュールが見つからなかったときは
(ステップS636でi=0となった場合)、変換は行
わない。
【0193】もし適切な変換モジュールが見つかり、変
換モジュールの価格が0であるか(変換モジュールテー
ブル406fを参照)、または有料変換モジュールの使
用を認めている(ユーザ変換設定テーブル406eを参
照)場合は(ステップS639)、ディレクトリサービ
スサイトに変換を指示する(ステップS640)。変換
が行われたときは、ユーザ情報テーブル406aの課金
実績、サービス会社テーブル406gの支払予定金額実
績、サービスサイトテーブル406hのサイト別支払予
定金額実績に、ディレクトリサービスサイトからもたら
された変換モジュールの価格を加算する(ステップS6
41)。一方、変換モジュールの価格が0でなく、ユー
ザ変換設定テーブル406eで有料変換モジュールの使
用を認めていない場合は、変換を行わない(ステップS
639)。
【0194】また、ユーザがワープロドキュメント要旨
の携帯端末上での表示を行う設定をしている場合(ステ
ップS651)、メールデータにワープロドキュメント
が含まれているかをContent-Typeやnameの拡張子から判
断する(ステップS652)。メールデータにワープロ
ドキュメントが含まれている場合、ワープロドキュメン
トのContent-Typeやnameの拡張子と変換モジュールテー
ブル406fの入力フォーマット(MIME)や入力フ
ォーマット(拡張子)を比較することにより、このワー
プロドキュメントを要旨に変換するための適切な変換モ
ジュールを探す(ステップS653)。
【0195】適切な変換モジュールがあったら、Fの手
順を踏んで最適な一つの変換モジュールを選択する。そ
して変換モジュールの価格が0であるか(変換モジュー
ルテーブル406fを参照)、または有料変換モジュー
ルの使用を認めている(ユーザ変換設定テーブル406
eを参照)場合は(ステップS662)、選択された変
換モジュールがサイト内に存在するかを検証する(ステ
ップS663)。選択された変換モジュールがサイト内
に存在する場合は、選択された変換モジュールに変換を
指示する(ステップS666)。また選択された変換モ
ジュールが自サイト外のものであった場合は、そのサイ
トの判断モジュールに対し変換を指示する(ステップS
664)。
【0196】サイト内外を問わず変換モジュールによる
変換を終えたならば、G(図47を参照)において安定
度の更新を行い、次に課金処理を行う。サイト外の変換
モジュールで変換が行われた場合は、ユーザ情報テーブ
ル406aの課金実績、サービス会社テーブル406g
の支払予定金額実績、サービスサイトテーブル406h
のサイト別支払予定金額実績に変換モジュールテーブル
406fの価格を加算する(ステップS665)。また
サイト内の変換モジュールで変換が行われた場合は、ユ
ーザ情報テーブル406aの課金実績のみに変換モジュ
ールテーブル406fの価格を加算する(ステップS6
67)。
【0197】一方、変換モジュールテーブル406fに
適切な変換モジュールが登録されていない場合(ステッ
プS653)や、利用しようとしている変換モジュール
の価格が0でなく、ユーザ変換設定テーブル406eで
有料変換モジュールの使用を認めていない場合(ステッ
プS662)は、使用ディレクトリサービステーブル4
06iに登録されているディレクトリサービスサイトか
ら適切な変換モジュールを選択するべくステップS65
4〜S657、S661を実行する。
【0198】まず、使用ディレクトリサービステーブル
406iに登録されているディレクトリサービスサイト
数を変数iに格納し(ステップS654)、優先度の順
でサービスサイトへの問い合わせを行い(ステップS6
56)、適切な変換モジュールが登録されているディレ
クトリサービスサイトを見つけるまでこの処理を繰り返
す(ステップS657、S661、S655)。すべて
のディレクトリサービスサイトへの問い合わせをして
も、適切な変換モジュールが見つからなかったときは
(ステップS655でi=0となった場合)、変換は行
わない。
【0199】もし適切な変換モジュールが見つかり、変
換モジュールの価格が0であるか(変換モジュールテー
ブル406fを参照)、または有料変換モジュールの使
用を認めている(ユーザ変換設定テーブル406eを参
照)場合は(ステップS658)、ディレクトリサービ
スサイトに変換を指示する(ステップS659)。変換
が行われたときは、ユーザ情報テーブル406aの課金
実績、サービス会社テーブル406gの支払予定金額実
績、サービスサイトテーブル406hのサイト別支払予
定金額実績に、ディレクトリサービスサイトからもたら
された変換モジュールの価格を加算する(ステップS6
60)。一方、変換モジュールの価格が0でなく、ユー
ザ変換設定テーブル406eで有料変換モジュールの使
用を認めていない場合は、変換を行わない(ステップS
658)。なお、上述した図45A、Bの処理では、ス
テップS639(S658)において、ステップS63
5〜S638、S642(S654〜S657、S66
1)の処理で検索されたモジュールの使用料が0でな
く、有料変換モジュールの使用を認めていない場合は、
変換を行わないが、より低い優先度のディレクトリサー
ビスサイトにおいて変換モジュールを検索するべく、ス
テップS635〜S638、S642(S654〜S6
57、S661)を実行するようにしてもよい。
【0200】以上で自動的変換サービスにおけるネット
メールサービスサイトの判断モジュールの動きを説明し
た。次にディレクトリサービスサイトの判断モジュール
の動きについて説明する。既に説明しているように、デ
ィレクトリサービスサイトの判断モジュールが果たす役
割は、2つある。すなわち、(1)ネットメールサービ
スサイトから変換モジュールの検索の要求に応えること
と、(2)フォーマット変換の要求に応えることであ
る。以下、図48を使って詳しく説明する。
【0201】ネットメールサービスサイトからの要求が
変換モジュールの検索であった場合は(ステップS75
0)、既に述べたように必要な変換モジュールの入力フ
ァイルフォーマットと出力ファイルフォーマットおよ
び、変換モジュールを選択する際に何を優先的に重視す
るかが書かれたXMLファイルがもたらされる。従っ
て、これらの情報を用いて、処理F(図46)を実行し
て変換モジュールテーブル406fに登録されているも
のから最良な変換モジュールが選ばれる。そしてこの変
換モジュールの情報(互換レベル、価格、安定度、変換
モジュールIDを含む)がXMLファイルとして、ネッ
トメールサービスサイトの判断モジュールに渡される
(ステップS750〜S751)。
【0202】もしネットメールサービスサイトからの要
求がファイルの変換であったら(ステップS750)、
既に説明したように変換モジュールのIDを指定するこ
とで変換の要求が出される。ディレクトリサービスサイ
ト内の変換モジュールテーブル406fでこのIDに対
応する変換モジュールサイトとその変換モジュールサイ
ト内のIDを調べ、この変換モジュールサイトに変換を
依頼する(ステップS752)。変換結果がもたらされ
るまでにエラーが生じたときは(ステップS753)、
エラーをネットメールサービスサイトに返し(ステップ
S754)、変換モジュールテーブル406fの使用回
数をインクリメントする(ステップS755)。
【0203】また正常な結果がもたらされたときは、変
換結果をメールサービスサイトに返し(ステップS75
6)、変換モジュールテーブル406fの使用回数と成
功回数の両方をインクリメントする(ステップ75
7)。そして課金処理、つまりサービス会社テーブル4
06gの支払予定金額実績およびサービスサイトテーブ
ル406hのサイト別支払予定金額実績に変換モジュー
ルテーブル406fの価格を、メールサービスサイトの
ものに対しては減算、変換モジュールサイトのものに対
しては加算する(ステップS758)。
【0204】次に、変換サービスサイトの判断モジュー
ルの動きについて、図49を用いて説明する。ネットメ
ールサービスサイトまたはディレクトリサービスサイト
から変換の要求が出されたときは、変換モジュールID
に対応する変換モジュールに変換を依頼する(ステップ
S770)。そして、変換結果がもたらされるまでにエ
ラーが生じたときは(ステップS771)、エラーをネ
ットメールサービスサイトまたはディレクトリサービス
サイトに返し(ステップS772)、変換モジュールテ
ーブル406fの使用回数をインクリメントする(ステ
ップS773)。一方、正常な結果がもたらされたとき
は、変換結果をネットメールサービスサイトまたはディ
レクトリサービスサイトに返し(ステップS774)、
変換モジュールテーブル406fの使用回数と成功回数
の両方をインクリメントする(ステップ775)。そし
て課金処理、つまりサービス会社テーブル406gの支
払予定金額実績およびサービスサイトテーブル406h
のサイト別支払予定金額実績に、変換モジュールテーブ
ル406fの価格を減算する(ステップS776)。
【0205】<メールの対話的変換サービス>メールの
自動変換サービスでは、図27を使って事前に設定さ
れ、ユーザ変換設定テーブル406eに格納されたユー
ザ変換設定を元に変換される。既に言及したように、こ
のとき用いるユーザ変換設定テーブル406eのテンポ
ラリフラグは“False”である。一方メールの対話的変
換サービスでは、図30または図34を使って直前にユ
ーザ変換設定が設定され、設定の結果はユーザ変換設定
テーブル406eにおさめられる。このとき、ユーザ変
換設定テーブル406eにおける違いは、テンポラリフ
ラグが“True”であることだけである。また自動変換サ
ービスにおいては、転送先としてはユーザ自宅情報テー
ブル406b、ユーザ勤務先情報テーブル406c、ユ
ーザ携帯端末情報テーブル406dに事前に登録された
なかから選ばれる。これも対話的変換サービスでは、図
30または図34を通して設定されたものが転送先にな
るだけである。以上でわかるように、自動変換サービス
と対話的変換サービスではフローはすべて同じであり、
図40から図49を使っての説明はすべて対話的変換サ
ービスでも成り立つ。よって対話的変換サービスに関し
ての説明は省略する。
【0206】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ユーザが電子メールを受信する端末環境で展開、表
示することのできない情報が送信されたときに、その概
要情報、及び情報の取得方法をユーザに通知し、ユーザ
環境で展開、表示できなかった情報を様々な形態でユー
ザに提供することができるようになり、電子メール利用
環境を飛躍的に向上させることができる。
【0207】<他の実施形態>本発明の目的は前述した
実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコ
ードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供
給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(また
はCPUまたはMPU)が記録媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもないこの場合、記憶媒体から読み
出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機
能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶
した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0208】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、
DVDなどを用いることができる。
【0209】またコンピュータが読み出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレ
ーションシステム)などが実際の処理の一部または全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0210】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0211】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子メールの内容を電子メール受信端末の能力に応じた
データ形態に変換して転送するとともに、その転送の旨
を別の受信端末に通知可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態によるサービスシステムの概略の構
成を表すブロック図である。
【図2】本実施形態によるサービスシステムの概略の構
成を表すブロック図である。
【図3】メールサーバの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図4】判断モジュールの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図5】変換モジュールの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図6】設定モジュールの概略構成を示すブロック図で
ある。
【図7】ネットデータベースの概略構成を示すブロック
図である。
【図8】ユーザ情報テーブルのデータ構成例を示す図で
ある。
【図9】ユーザ自宅情報テーブルのデータ構成例を示す
図である。
【図10】ユーザ勤務先情報テーブルのデータ構成例を
示す図である。
【図11】ユーザ携帯端末情報テーブルのデータ構成例
を示す図である。
【図12】ユーザ変換設定テーブルのデータ構成例を示
す図である。
【図13】変換モジュールテーブルのデータ構成例を示
す図である。
【図14】サービス会社テーブルのデータ構成例を示す
図である。
【図15】サービスサイトテーブルのデータ構成例を示
す図である。
【図16】使用ディレクトリサービステーブルのデータ
構成例を示す図である。
【図17】携帯端末性能テーブルのデータ構成例を示す
図である。
【図18】ユーザ登録およびユーザ変換設定の登録につ
いての手順を示したフローチャートである。
【図19】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおける表紙部分の一例を表した図である。
【図20】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおけるユーザ設定の表紙部分の一例を表した図
である。
【図21】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおける会員登録用の画面例を表した図である。
【図22】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおける転送先指定用の画面例を表した図であ
る。
【図23】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおける転送先指定用の画面例を表した図であ
る。
【図24】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおける転送先指定用の画面例を表した図であ
る。
【図25】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおける転送先指定用の画面例を表した図であ
る。
【図26】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおけるユーザ設定変更の表紙部分の例を表した
図である。
【図27】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおけるサービス選択用の画面例を表した図であ
る。
【図28】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおける受信メール一覧表示部分の画面例を表し
た図である。
【図29】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおける受信メールの表示例を表した図である。
【図30】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおけるメールの転送設定用画面例を表した図で
ある。
【図31】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおけるメールの転送設定または新規作成用画面
例を表した図である。
【図32】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおけるメールの転送設定用画面例を表した図で
ある。
【図33】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおけるメールの転送設定用画面例を表した図で
ある。
【図34】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおけるメールの新規作成用画面例を表した図で
ある。
【図35】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおけるメールの新規作成用画面例を表した図で
ある。
【図36】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおける変換サービスに関わる他サイトの登録画
面の例を表した図である。
【図37】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおける変換サービスに関わる他サイトの登録画
面の例を表した図である。
【図38】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおける変換モジュールの登録画面の例を表した
図である。
【図39】本実施形態のネットメールサービスのWeb
サーバにおけるディレクトリサービスサイトの優先度登
録画面の例を表した図である。
【図40】本実施形態によるネットメールサービスサイ
トにおける判断モジュールの処理を説明するフローチャ
ートである。
【図41A】Web上で表示可能なデータを作成する処
理を説明するフローチャートである。
【図41B】Web上で表示可能なデータを作成する処
理を説明するフローチャートである。
【図42A】携帯端末に対応したWebページを作成す
る処理を説明するフローチャートである。
【図42B】携帯端末に対応したWebページを作成す
る処理を説明するフローチャートである。
【図43A】FAXに送信可能なデータを作成する処理
を説明するフローチャートである。
【図43B】FAXに送信可能なデータを作成する処理
を説明するフローチャートである。
【図44】携帯端末上で表示可能なデータを作成する処
理を説明するフローチャートである。
【図45A】携帯端末上で表示可能なデータを作成する
処理を説明するフローチャートである。
【図45B】携帯端末上で表示可能なデータを作成する
処理を説明するフローチャートである。
【図46】複数ある変換モジュールから一つを選択する
処理を説明するフローチャートである。
【図47】安定度の更新処理を説明するフローチャート
である。
【図48】本実施形態によるディレクトリサービスサイ
トにおける判断モジュールの処理を説明するフローチャ
ートである。
【図49】本実施形態による変換サービスサイトにおけ
る判断モジュールの処理を説明するフローチャートであ
る。
【図50A】本実施形態による変換モジュールの登録の
際用いられるXMLファイルの例を示す図である。
【図50B】変換モジュールテーブルの項目更新を行わ
ない場合に送信されるメール例を示す図である。
【図51A】本実施形態による変換モジュールの登録の
際用いられるXMLファイルの例を示す図である。
【図51B】変換サービスサイトまたはディレクトリサ
ービスサイトにおいて該当する変換モジュールが見つか
らなかった場合の通知例を示す図である。
【図52】本実施形態による変換モジュールの検索の際
用いられるXMLファイルの例を示す図である。
【図53】本実施形態による変換モジュールの検索の際
用いられるXMLファイルの例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 敦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 伊藤 公祐 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 井桁 敏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5C062 AA02 AA13 AA25 AA29 AB38 AB41 AC21 AC22 AC28 AC29 AC43 AE01 AE07 AF02 AF14 BD09 5C075 AB90 CA14 CA90 5K030 GA18 HA06 HC01 LD11 LE11

Claims (63)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザへの送信情報を受信する受信手段
    と、 前記受信手段によって受信した送信情報の送付先を、当
    該ユーザに対応して設定された情報に基づいて決定する
    決定手段と、 前記送信情報に含まれるデータを内容のタイプ別に分割
    する分割手段と、 前記分割手段により分割された各データを、前記決定手
    段で決定された送付先の処理能力に適合させるべくフォ
    ーマット変換を指示する指示手段と、 前記指示手段の指示に基づいてフォーマット変換された
    各データを統合し、前記送付先へ提供する提供手段とを
    備えることを特徴とする情報提供装置。
  2. 【請求項2】 ユーザ毎に、送信情報の送付先の指定を
    含むユーザ情報を保持するユーザ情報保持手段を更に備
    え、 前記決定手段は前記ユーザ情報に基づいて前記送信情報
    の前記送付先を決定することを特徴とする請求項1に記
    載の情報提供装置。
  3. 【請求項3】 ユーザ側の端末に対して、前記ユーザ情
    報を設定するためのインターフェースを提供する手段を
    更に備えることを特徴とする請求項2に記載の情報提供
    装置。
  4. 【請求項4】 前記決定手段は、 前記受信手段により送信情報を受信した場合に、当該ユ
    ーザ側の端末に対して、前記送信情報の送付先の設定を
    含むユーザインターフェースを提供する手段と、 前記ユーザインターフェースを介して設定された送付先
    を前記送信情報の送付先に決定する手段とを備えること
    を特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  5. 【請求項5】 前記指示手段は、前記分割されたデータ
    を、前記決定手段で決定された送付先の処理能力に適合
    させるべくフォーマット変換を行なうことが可能な変換
    部を有する外部装置に対して、該指示を行なうことを特
    徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記分割されたデータを、前記決
    定手段で決定された送付先の処理能力に適合させるべく
    フォーマット変換を行なうことが可能な変換部を判断す
    る判断手段を有し、 前記判断手段で、該フォーマット変換を行なうことが可
    能な変換部を判断できなかった場合、前記指示手段は、
    該フォーマット変換を行なうことが可能な変換部を判断
    する判断手段を有する他の情報処理手段に対して、前記
    分割されたデータをフォーマット変換可能な変換部を判
    断するように指示することを特徴とする請求項1に記載
    の情報提供装置。
  7. 【請求項7】 前記指示手段の指示に応じて、前記分割
    手段により分割された各データを送付先のフォーマット
    に適合するように変換する変換手段を更に備えることを
    特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  8. 【請求項8】 前記変換手段が、前記分割したデータを
    前記送付先のフォーマットに変換可能か否かを判断する
    判断手段を更に備え、 前記指示手段は、前記判断手段が変換不可と判断した場
    合に、外部装置に対して前記分割されたデータを変換す
    るよう指示することを特徴とする請求項7に記載の情報
    提供装置。
  9. 【請求項9】 当該情報提供装置に存在する変換手段及
    び外部装置に存在する変換手段についての変換手段情報
    を保持する変換手段情報保持手段と、 前記変換手段情報に基づいて、前記分割したデータを前
    記送付先の処理能力に適合するフォーマットに変換可能
    か否かを判断する判断手段とを更に備え、 前記指示手段は前記変換情報に基づいて指示先とすべき
    変換手段を決定することを特徴とする請求項7に記載の
    情報提供装置。
  10. 【請求項10】 前記変換手段が複数のサイトに存在す
    るときに、前記変換手段情報保持手段が保持する変換手
    段情報の整合性をとる整合性維持手段を更に備えること
    を特徴とする請求項9に記載の情報提供装置。
  11. 【請求項11】 前記指示手段は、前記送付先がWorld
    Wide Webによる情報提供装置である場合に、前記送信情
    報に含まれる画像データをJPEG形式データへ変換
    し、ワープロドキュメントデータをHTML形式データ
    へフォーマット変換するべく指示することを特徴とする
    請求項1に記載の情報提供装置。
  12. 【請求項12】 前記指示手段は、前記送付先が携帯端
    末内のブラウザである場合に、前記送信情報に含まれる
    画像データやワープロドキュメントデータを該携帯端末
    内のブラウザで表示可能な形式へ変換するべく指示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  13. 【請求項13】 前記指示手段は、前記送付先が携帯端
    末である場合に、前記送信情報に含まれる画像データを
    該携帯端末で表示可能な形式へ変換し、ワープロドキュ
    メントデータを当該ドキュメントの要旨を表すテキスト
    列データへ変換するべく指示することを特徴とする請求
    項1に記載の情報提供装置。
  14. 【請求項14】 前記指示手段は、前記送付先がファク
    シミリ装置である場合に、前記送信情報に含まれる本文
    データ、画像データ、ワープロドキュメントデータをCC
    ITT FAXエンコーディングによってファクシミリデータ
    へ変換するべく指示することを特徴とする請求項1に記
    載の情報提供装置。
  15. 【請求項15】 前記ユーザ情報に基づいて、データ送
    付先の宛て名を表記した表紙データを生成する表紙生成
    手段を更に備え、 前記提供手段は、前記変換手段で得られたファクシミリ
    データに前記表紙データを添付して前記出力データを構
    成することを特徴とする請求項14に記載の情報提供装
    置。
  16. 【請求項16】 前記提供手段は、前記送信情報のデー
    タ順に従って、前記変換された各データを統合すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  17. 【請求項17】 前記提供手段は、前記送付先がWorld
    Wide Webによる情報提供装置またはファクシミリ装置で
    ある場合、該送付先への前記送付データの送付を完了し
    た時点で、携帯端末に対して送付が完了した通知を送付
    することを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  18. 【請求項18】 前記指示手段の指示により課金が生じ
    る変換処理が実行された場合に、これに基づく課金処理
    を実行する課金手段を更に備えることを特徴とする請求
    項1に記載の情報提供装置。
  19. 【請求項19】 ユーザによって課金を禁止する設定が
    なされていた場合、課金の生じる変換処理の実行を禁止
    する禁止手段を更に備えることを特徴とする請求項18
    に記載の情報提供装置。
  20. 【請求項20】 前記決定手段で決定された送付先の所
    有する出力能力を取得する取得手段を更に備え、 前記指示手段は前記送信情報を、前記取得手段で取得し
    た出力能力に適応するフォーマットに変換するよう指示
    することを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  21. 【請求項21】 送付先となり得る装置の機種毎に、出
    力能力を含む機種情報を保持する機種情報保持手段を更
    に備え、 前記取得手段は、前記機種情報に基づいて前記送付先の
    所有する出力能力を取得することを特徴とする請求項2
    0に記載の情報提供装置。
  22. 【請求項22】 前記提供手段は、前記送付先がWorld
    Wide Webによる情報提供を行う装置である場合に、URL
    によってアクセス可能に前記出力用データを保持するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  23. 【請求項23】 前記提供手段は、前記送付先が携帯端
    末装置である場合に、該携帯端末装置へ前記出力用デー
    タを送信することを特徴とする請求項1に記載の情報提
    供装置。
  24. 【請求項24】 前記提供手段は、前記送付先がファク
    シミリ装置である場合に、前記出力用データを当該ファ
    クシミリ装置へ送信することを特徴とする請求項1に記
    載の情報提供装置。
  25. 【請求項25】 データを所定のフォーマットに変換す
    ることが可能な変換部を判断する判断手段と、 前記判断手段によって判断された変換部に対して、前記
    データを変換するように指示する指示手段とを有するこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  26. 【請求項26】 前記変換部は、外部装置が有する変換
    部であることを特徴とする請求項25に記載の情報処理
    装置。
  27. 【請求項27】 前記データは、外部装置において前記
    所定のフォーマットに変換することが可能な変換部を判
    断できなかった場合に、当該外部装置から送信されたデ
    ータであることを特徴とする請求項25に記載の情報処
    理装置。
  28. 【請求項28】 データを受信する受信手段と、 当該受信したデータを所定のフォーマットに変換する変
    換手段と、 該所定のフォーマットに変換したデータを送信する送信
    手段とを有する情報処理装置であって、 前記受信したデータは、外部装置から該所定のフォーマ
    ット変換を行なうように指示を受けたデータであること
    を特徴とする情報処理装置。
  29. 【請求項29】 ユーザへの送信情報を受信する受信手
    段と、 前記受信手段によって受信した送信情報の送付先を、当
    該ユーザに対応して設定されたユーザ情報に基づいて決
    定する決定手段と、 前記送信情報に含まれるデータを内容のタイプ別に分割
    する分割手段と、 前記分割手段により分割された各データを、前記決定手
    段で決定された送付先の処理能力に適合させるべくフォ
    ーマット変換を指示する指示手段と、 前記指示手段により指示されたフォーマット変換を前記
    分割されたデータに施す変換手段と、 前記フォーマット変換された各データを統合し、前記送
    付先へ提供する提供手段とを備えることを特徴とする情
    報提供システム。
  30. 【請求項30】 更に、前記送信情報の受信に先立っ
    て、ユーザ毎に、前記送信情報の送付先を含むユーザ情
    報を設定する設定手段を有することを特徴とする請求項
    29に記載の情報提供システム。
  31. 【請求項31】 前記設定手段は、前記受信手段により
    送信情報を受信した場合に、当該送信情報の送信先をユ
    ーザに設定させることを特徴とする請求項30に記載の
    情報提供システム。
  32. 【請求項32】 前記変換手段は、ネットワーク上に複
    数存在することを特徴とする請求項29に記載の情報提
    供システム。
  33. 【請求項33】 前記指示手段は、前記変換手段が有す
    る複数の変換モジュールの中から、前記決定手段で決定
    された送付先の処理能力に適合させるフォーマット変換
    が可能な変換モジュールを判断できなかった場合に、該
    ふぉマット変換を行なうことが可能な変換モジュールを
    判断可能な他の指示手段に対して、当該分割されたデー
    タをフォーマット変換可能な変換モジュールを判断する
    ように支持することを特徴とする請求項29に記載の情
    報提供システム。
  34. 【請求項34】 前記指示手段は、前記変換手段が有す
    る複数の変換モジュールの中から、前記決定手段で決定
    された送付先の処理能力に適合させるフォーマット変換
    が可能な変換モジュールを選択し、該選択した変換モジ
    ュールに対してフォーマット変換するように指示し、 前記変換手段は、前記選択手段で選択された変換モジュ
    ールを用いて前記分割されたデータを変換することを特
    徴とする請求項29に記載の情報提供システム。
  35. 【請求項35】 前記複数の変換モジュールはネットワ
    ークで接続された複数の情報処理装置に分散して存在す
    ることを特徴とする請求項34に記載の情報提供システ
    ム。
  36. 【請求項36】 前記複数の変換モジュールの各々につ
    いての変換モジュール情報を保持する保持手段を更に備
    え、 前記指示手段は、前記変換モジュール情報に基づいて変
    換モジュールを選択することを特徴とする請求項34に
    記載の情報提供システム。
  37. 【請求項37】 前記保持手段が保持する変換モジュー
    ル情報の整合性をとる整合性維持手段を更に備えること
    を特徴とする請求項36に記載の情報提供システム。
  38. 【請求項38】 前記変換手段は、前記送付先がWorld
    Wide Webによる情報提供システムである場合に、前記送
    信情報に含まれる画像データをJPEG形式データへ変
    換し、ワープロドキュメントデータをHTML形式デー
    タへフォーマット変換するべく指示することを特徴とす
    る請求項29に記載の情報提供システム。
  39. 【請求項39】 前記変換手段は、前記送付先が携帯端
    末内のブラウザである場合に、前記送信情報に含まれる
    画像データやワープロドキュメントデータを該携帯端末
    内のブラウザで表示可能な形式へ変換するべく指示する
    ことを特徴とする請求項29に記載の情報提供システ
    ム。
  40. 【請求項40】 前記変換手段は、前記送付先が携帯端
    末である場合に、前記送信情報に含まれる画像データを
    該携帯端末で表示可能な形式へ変換し、ワープロドキュ
    メントデータを当該ドキュメントの要旨を表すテキスト
    列データへ変換するべく指示することを特徴とする請求
    項29に記載の情報提供システム。
  41. 【請求項41】 前記変換手段は、前記送付先がファク
    シミリ装置である場合に、前記送信情報に含まれる本文
    データ、画像データ、ワープロドキュメントデータをCC
    ITT FAXエンコーディングによってファクシミリデータ
    へ変換するべく指示することを特徴とする請求項29に
    記載の情報提供システム。
  42. 【請求項42】 前記ユーザ情報に基づいて、データ送
    付先の宛て名を表記した表紙データを生成する表紙生成
    手段を更に備え、 前記提供手段は、前記変換手段で得られたファクシミリ
    データに前記表紙データを添付して前記出力データを構
    成することを特徴とする請求項41に記載の情報提供シ
    ステム。
  43. 【請求項43】 前記提供手段は、前記送信情報のデー
    タ順に従って、前記変換された各データを統合すること
    を特徴とする請求項29に記載の情報提供システム。
  44. 【請求項44】 前記提供手段は、前記送付先がWorld
    Wide Webによる情報提供システムまたはファクシミリ装
    置である場合、該送付先への前記送付データの送付を完
    了した時点で、携帯端末に対して送付が完了した通知を
    送付することを特徴とする請求項29に記載の情報提供
    システム。
  45. 【請求項45】 前記変換手段により課金が生じる変換
    処理が実行された場合に、これに基づく課金処理を実行
    する課金手段を更に備えることを特徴とする請求項29
    に記載の情報提供システム。
  46. 【請求項46】 ユーザによって課金を禁止する設定が
    なされていた場合、課金の生じる変換処理の実行を禁止
    する禁止手段を更に備えることを特徴とする請求項45
    に記載の情報提供システム。
  47. 【請求項47】 前記決定手段で決定された送付先の所
    有する出力能力を取得する取得手段を更に備え、 前記変換手段は前記送信情報を、前記取得手段で取得し
    た出力能力に適応するフォーマットに変換することを特
    徴とする請求項29に記載の情報提供システム。
  48. 【請求項48】 送付先となり得る装置の機種毎に、出
    力能力を含む機種情報を保持する機種情報保持手段を更
    に備え、 前記取得手段は、前記機種情報に基づいて前記送付先の
    所有する出力能力を取得することを特徴とする請求項4
    7に記載の情報提供システム。
  49. 【請求項49】 前記提供手段は、前記送付先がWorld
    Wide Webによる情報提供を行う装置である場合に、URL
    によってアクセス可能に前記出力用データを保持するこ
    とを特徴とする請求項29に記載の情報提供システム。
  50. 【請求項50】 前記提供手段は、前記送付先が携帯端
    末装置である場合に、該携帯端末装置へ前記出力用デー
    タを送信することを特徴とする請求項29に記載の情報
    提供システム。
  51. 【請求項51】 前記提供手段は、前記送付先がファク
    シミリ装置である場合に、前記出力用データを当該ファ
    クシミリ装置へ送信することを特徴とする請求項29に
    記載の情報提供システム。
  52. 【請求項52】 データを所定のフォーマットに変換す
    ることが可能な変換モジュールを判断する判断手段と、 前記判断手段によって判断された変換モジュールに対し
    て、前記データを変換するように指示する指示手段とを
    有することを特徴とする情報処理システム。
  53. 【請求項53】 前記変換モジュールは、ネットワーク
    上に複数存在することを特徴とする請求項52に記載の
    情報処理システム。
  54. 【請求項54】 前記データは、ネットワーク上の他の
    判断手段において前記所定のフォーマットに変換するこ
    とが可能な変換モジュールを判断できなかった場合に、
    当該他の判断手段から送信されたデータであることを特
    徴とする請求項52に記載の情報処理システム。
  55. 【請求項55】 データを受信する受信手段と、 当該受信したデータを所定のフォーマットに変換する変
    換手段と、 該所定のフォーマットに変換したデータを送信する送信
    手段とを有する情報処理システムであって、 前記受信したデータは、ネットワーク上に存在する判断
    手段から該所定のフォーマット変換を行なうように指示
    を受けたデータであることを特徴とする情報処理システ
    ム。
  56. 【請求項56】 ユーザへの送信情報を受信する受信工
    程と、 前記受信工程によって受信した送信情報の送付先を、当
    該ユーザに対応して設定された情報に基づいて決定する
    決定工程と、 前記送信情報に含まれるデータを内容のタイプ別に分割
    する分割工程と、 前記分割工程により分割された各データを、前記決定工
    程で決定された送付先の処理能力に適合させるべくフォ
    ーマット変換を指示する指示工程と、 前記指示工程の指示に基づいてフォーマット変換された
    各データを統合し、前記送付先へ提供する提供工程とを
    備えることを特徴とする情報提供方法。
  57. 【請求項57】 データを所定のフォーマットに変換す
    ることが可能な変換部を判断する判断工程と、 前記判断工程で判断された変換部に対して、前記データ
    を変換するように指示する指示工程とを有することを特
    徴とする情報処理方法。
  58. 【請求項58】 データを受信する受信工程と、 当該受信したデータを所定のフォーマットに変換する変
    換工程と、 該所定のフォーマットに変換したデータを送信する送信
    工程とを有する情報処理方法であって、 前記受信したデータは、外部装置から該所定のフォーマ
    ット変換を行なうように指示を受けたデータであること
    を特徴とする情報処理方法。
  59. 【請求項59】 ユーザ側の端末装置へ情報を提供する
    情報提供システムにおける情報提供方法であって、 ユーザへの送信情報を受信する受信工程と、 前記受信工程によって受信した送信情報の送付先を、当
    該ユーザに対応して設定されたユーザ情報に基づいて決
    定する決定工程と、 前記送信情報に含まれるデータを内容のタイプ別に分割
    する分割工程と、 前記分割工程により分割された各データを、前記決定工
    程で決定された送付先の処理能力に適合させるべくフォ
    ーマット変換を指示する指示工程と、 前記指示工程で指示されたフォーマット変換を前記分割
    されたデータに施す変換工程と、 前記フォーマット変換された各データを統合し、前記送
    付先へ提供する提供工程とを備えることを特徴とする情
    報提供方法。
  60. 【請求項60】 ネットワークで接続された情報処理シ
    ステムにおける情報処理方法であって、 データを所定のフォーマットに変換することが可能な変
    換モジュールを判断する判断工程と、 前記判断工程で判断された変換モジュールに対して、前
    記データを変換するように指示する指示工程とを有する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  61. 【請求項61】 データを受信する受信工程と、 当該受信したデータを所定のフォーマットに変換する変
    換工程と、 該所定のフォーマットに変換したデータを送信する送信
    工程とを有するネットワークで接続された情報処理シス
    テムにおける情報処理方法であって、 前記受信したデータは、ネットワーク上の他の装置の判
    断工程で該所定のフォーマット変換を行なうように指示
    を受けたデータであることを特徴とする情報処理方法。
  62. 【請求項62】 請求項56乃至61のいずれかに記載
    の方法をコンピュータによって実現するための制御プロ
    グラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  63. 【請求項63】 請求項56乃至61のいずれかに記載
    の方法をコンピュータによって実現するための制御プロ
    グラム。
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