JP2002355206A

JP2002355206A - 自走式電気掃除機

Info

Publication number: JP2002355206A
Application number: JP2001168000A
Authority: JP
Inventors: Toru Kodachi; 徹小立; Kiminori Kato; 公軌加藤; Hiroshi Mori; 宏森; Naoyuki Ohara; 直行尾原; Hidetaka Yabuuchi; 秀隆藪内; Miki Yasuno; 幹保野; Hiroyuki Kayama; 博之香山; Masayo Haji; 雅代土師
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2001-06-04
Filing date: 2001-06-04
Publication date: 2002-12-10

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、本体駆動用モータによって自走す
る自走式電気掃除機において、電動送風機の負荷を低減
させることで前記電動送風機の出力、質量、コストを低
減させ、小型軽量低コストの自走式電気掃除機を提供す
ることを目的としている。【解決手段】本体１ａ内部に電動送風機１と、前記電
動送風機１の吸引側に連通配置された集塵室２と、被清
掃面上の塵埃を吸引する吸込部５と、前記集塵室２と前
記吸込部５を連通させる連通管６と、本体１ａを走行さ
せる走行手段７と、前記走行手段７を駆動させる本体駆
動用モータ８と、前記電動送風機１および本体駆動用モ
ータ８の電源用電池１５を有し、前記集塵室２を前記吸
込部５の略上方に設けたもので、集塵室２と吸込部５の
高低差を小さくすることが可能であるため、重力に逆ら
って塵埃を移送する距離が短くなり、効率のよい塵埃移
送が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、自走式電気掃除機
の全体構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の自走式掃除機を図１１を用いて説
明する。従来は、吸込部５を保持するシャシー２０上に
電池１５および走行制御装置２８などの部品を載置し、
本体中央上方に吸込部５より吸引した塵埃を集める集塵
室２を設けていた。したがって、被清掃面上にある塵埃
は、電動送風機１が発する吸引力により連通管であるホ
ース６を通じて重力に逆らって上昇し、集塵室２へと運
ばれる。また、集塵室２内に集塵袋２１を設け、捕集し
た塵埃を廃棄する際には集塵室２より集塵袋２１を取り
外し、集塵袋２１の内部の塵埃を廃棄する構成としてい
た。これにより、集塵袋２１を取り外す際に腰をかがめ
ることが不要となり、塵埃廃棄時の使用性を向上させて
いた。また、従来の自走式電気掃除機に用いられている
吸込部５で、ブラシ駆動用モータ（図示せず）によって
回転ブラシ（図示せず）を２本有するものには互いのブ
ラシが逆回転しており、前進方向および後進方向のどち
らの方向へ吸込部が移動しても絨毯などの被清掃面を有
効的に掻上げ、効果的な掃除が可能であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では床面と集塵室との高低差が大きいため、床
面の塵埃を吸引により集塵室２へと移動させるためには
重力に逆らう必要があり、故に負圧を発生する電動送風
機１の出力を大きくする必要があり、それに伴い電動送
風機１の大きさ、重量が大きくなり、その結果本体の大
きさも大きなものとなる。また吸込部５についても、自
走式掃除機とくに電池１５を電源として走行するものに
ついては、回転ブラシが進行方向と逆方向へ回転する
と、走行時の本体駆動用モータやブラシ駆動用モータへ
の負荷が大きく、バッテリーの消耗、あるいは本体駆動
用モータやブラシ駆動用モータの寿命が短くなるなどの
問題があった。

【０００４】本発明は上記課題に鑑み、従来と同等以上
の運転時間、掃除性能を得ることで、より小型で低コス
トな自走式掃除機を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、本体内部に電動送風機と、前記電動送風機
の吸引側に連通配置された集塵室と、被清掃面上の塵埃
を吸引する吸込部と、前記集塵室と前記吸込部を連通さ
せる連通管と、本体を走行させる走行手段と、前記走行
手段を駆動させる本体駆動用モータと、前記電動送風機
および本体駆動用モータの電源用電池を有し、前記集塵
室を前記吸込部の略上方に設けたもので、集塵室と吸込
部の高低差を減らしたため、塵埃を集塵室まで移送する
のに要する電動送風機の吸引力を小さいものとしても従
来と同等以上の集塵性能を得ることができる。また、電
動送風機の負荷が減少し、消費電力を抑えることが可能
となり、小型で軽量な小容量の電池を使用しても走行性
能、集塵性能および運転可能時間を従来と同等、あるい
はそれ以上とすることが可能となっている。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の請求項１記載の発明は、
本体内部に電動送風機と、前記電動送風機の吸引側に連
通配置された集塵室と、被清掃面上の塵埃を吸引する吸
込部と、前記集塵室と前記吸込部を連通させる連通管
と、本体を走行させる走行手段と、前記走行手段を駆動
させる本体駆動用モータと、前記電動送風機および本体
駆動用モータの電源用電池を有し、前記集塵室を前記吸
込部の略上方に設けたもので、吸込部の近傍に集塵室が
位置することとなるため、吸込部と集塵室を互いに連津
させる連通管の全長も短くすることが可能となる。した
がって、塵埃を長い距離にわたって吸込部から集塵室ま
で移送しなくても良くなるため低出力の電動送風機によ
る吸引力でも十分に被清掃面の塵埃を吸込部から集塵室
へと移送することが可能となる。また、集塵室と吸込部
の高低差を小さくすることが可能であるため、重力に逆
らって塵埃を移送する距離が短くなり、さらに効率のよ
い塵埃移送が可能となっている。

【０００７】本発明の請求項２記載の発明は、本体内部
に電動送風機と、前記電動送風機の吸引側に連通配置さ
れるとともに旋回気流による遠心分離にて塵埃と空気を
分離させるサイクロン装置と、被清掃面上の塵埃を吸引
する吸込部と、前記集塵室と前記吸込部を連通させる連
通管と、本体を走行させる走行手段と、前記走行手段を
駆動させる本体駆動用モータと、前記電動送風機および
本体駆動用モータの電源用電池を有し、前記サイクロン
装置を本体の上方より着脱自在としたもので、集塵室内
部に蓄積された塵埃を廃棄するために集塵室を本体より
取り外す際に、腰をかがめたりといった無理な姿勢をと
る必要がなくなり、塵埃廃棄時の使用性向上が可能とな
る。

【０００８】本発明の請求項３記載の発明は、本体内部
に電動送風機と、前記電動送風機の吸引側に連通配置さ
れた集塵室と、前記集塵室の内部に設けられた塵埃を捕
獲する集塵フィルタと、被清掃面上の塵埃を吸引する吸
込部と、前記集塵室と前記吸込部を連通させる連通管
と、本体を走行させる走行手段と、前記走行手段を駆動
させる本体駆動用モータと、前記電動送風機および本体
駆動用モータの電源用電池を有し、前記吸込部にはブラ
シ駆動用モータにより本体前進方向に対して順方向に回
転する複数の回転ブラシを設けたもので、回転ブラシと
絨毯などの被清掃面との間で生じる摩擦力によって本体
走行が妨げられることなく、逆に本体走行を助ける方向
に力が生じるため、本体を駆動する本体駆動用モータへ
の負荷が減少し、本体全体での消費電力を小さなものと
することが可能となり、運転時間を長く取ることが可能
となる。また、本体駆動用モータに連結されている本体
ローラーが走行面とスリップして走行できなくなる状態
を避けることが可能となる。

【０００９】本発明の請求項４記載の発明は、吸込部に
１個のブラシ駆動用モータにより回転駆動する第１と第
２の回転ブラシを搭載し、前記ブラシ駆動用モータと前
記第１の回転ブラシに第一の駆動ベルトを介して動力を
伝達し、第１の回転ブラシと第２の回転ブラシとは第２
の駆動ベルトで連結し動力を伝達する構成としたもの
で、回転ブラシに絡みついた糸や毛などを除去するため
に吸込部から回転ブラシを取り外す際に、モーター側と
連結されている第一の駆動ベルトを外すことで回転ブラ
シが２本とも容易に取り外すことが可能となる。

【００１０】本発明の請求項５記載の発明は、２本の回
転ブラシのうち、本体前方側に位置する第１の回転ブラ
シの長手方向の長さを、本体後方側に位置する第２の回
転ブラシよりも長くしたもので、吸込部の組み立て、お
よびメンテナンスで取り外した後の再取り付けの場合に
おいて、２本の回転ブラシを誤って逆に取り付けてしま
うことが無くなる。また、回転ブラシの側面部に他の機
構部品を設ける必要や、あるいはデザイン的な制約によ
って吸込部形状が後方すぼまりとなっている場合でも回
転ブラシの前方を幅広にすることで清掃幅を拡大するこ
とが可能となる。

【００１１】本発明の請求項６記載の発明は、２本の回
転ブラシのうち、本体前方側に位置する第１の回転ブラ
シの長手方向の長さを、本体後方側に位置する第２の回
転ブラシよりも短くしたもので、吸込部の組み立て、お
よびメンテナンスで取り外した後の再取り付けの場合に
おいて、２本の回転ブラシを誤って逆に取り付けてしま
うことが無くなる。また、回転ブラシの側面部に他の機
構部品を設ける必要や、あるいはデザイン的な制約によ
って吸込部形状が前方すぼまりとなっている場合でも回
転ブラシの後方を幅広にすることで清掃幅を拡大するこ
とが可能となる。

【００１２】本発明の請求項７記載の発明は、２本の回
転ブラシのうち、本体前方側に位置する第１の回転ブラ
シに取り付けられる第１の塵埃掻上げ体の材質を、本体
後方側に位置する第２の回転ブラシに取り付けられる第
２の塵埃掻上げ体の材質と異なるものとしたもので、２
本の回転ブラシそれぞれを異なる被清掃面に特化するこ
とが可能となり、２本の回転ブラシが同一である場合と
比べ、集塵効率を高めることのできる被清掃面の種類を
増すことが可能となる。

【００１３】本発明の請求項８記載の発明は、２本の回
転ブラシのうち、本体前方側に位置する第１の回転ブラ
シに取り付けられる第１の塵埃掻上げ体の少なくとも一
部には軟質体で構成されるブレードを用い、本体後方側
に位置する第２の回転ブラシに取り付けられる第２の塵
埃掻上げ体には毛ブラシを使用し、第２の回転ブラシの
後方に吸気開口部を設けたもので、絨毯などの被清掃面
の毛足深くに落ち込んでいる砂などの重量塵埃は前方の
回転ブラシに設けられた、毛ブラシよりも硬質であるブ
レードによって強力に掻き出されると同時に後方に設け
られた吸気開口部へとはじき飛ばされ集塵室へと吸引さ
れ、被清掃面表面に存在する綿埃などの軽量塵埃は後方
の回転ブラシに設けられた毛ブラシによってソフトに掻
き取られ、集塵室へと吸引される。これにより、１つの
吸込み具で異なった種類の塵埃を共に効果的に集塵する
ことが可能となる。

【００１４】本発明の請求項９記載の発明は、２本の回
転ブラシのうち、本体前方側に位置する第１の回転ブラ
シに取り付けられる第１の塵埃掻上げ体の少なくとも一
部には毛ブラシを用い、本体後方側に位置する第２の回
転ブラシに取り付けられる第２の塵埃掻上げ体には軟質
体で構成されるブレードを使用し、第２の回転ブラシの
後方に吸気開口部を設けたもので、吸気開口部周辺は吸
引力が強力であるため、吸気開口部により近い第２の回
転ブラシに毛ブラシよりも硬質であるブレードを設ける
ことで、吸引しにくい重量塵埃を強力に掻き出し吸引し
やすくなる。綿埃などの軽量塵埃は一旦被清掃面表面よ
り遊離されさえすれば低い吸引力でも十分に除塵可能で
あるため、軽量塵埃は吸気開口部より遠方の第１の回転
ブラシにより取り除く構成としている。これにより、１
つの吸込み具で異なった種類の塵埃を共に効果的に集塵
することが可能となる。

【００１５】本発明の請求項１０記載の発明は、吸込部
に内蔵された回転ブラシの上方に、前記回転ブラシを駆
動するブラシ駆動用モータを載置したもので、ブラシ駆
動用モータの荷重が回転ブラシにかかるため、回転ブラ
シが絨毯などの被清掃面でより深く沈み込み、被清掃面
の奥に沈みこんでいる塵埃を効果的に集塵することが可
能となる。

【００１６】

【実施例】（実施例１）以下、本発明の第１の実施例に
ついて、図を用いて説明する。

【００１７】図１、２は本発明の実施例の全体構成図で
あり、図３はその斜視図である。

【００１８】本体１ａ前部に吸込部５が取り付けられて
おり、これは支持アーム２７によってささえられてお
り、被清掃面の形状に応じて吸込部５が上下することが
可能である。７は本体１ａの走行手段である走行用のロ
ーラーであり、８は本体駆動用モータである。電池１５
を電源として、本体駆動用モータ８および電動送風機
１、吸込部５内部のブラシ駆動用モータ１０が制御回路
２８によって制御され、本体１ａは自走しながら被清掃
面上の塵埃を吸引し、集塵室２へ集塵する。電動送風機
１より排出される排気風は電池１５内部に設けられた隙
間を通ることで電池１５を冷却し、本体１ａ外部へと放
出される。本体１ａ後方にはキャスターローラー１７が
設けられており、これによって本体１ａはバランスを保
ち、走行することが可能である。本体１ａの外周にはバ
ンパー１８が取り付けられており、これは本体１ａが障
害物に接触したことを感知するものである。また、障害
物の感知は本体１ａ各部に取り付けられた測距センサー
３０でもおこなわれており、障害物に接することなく光
学的に感知可能である。本体ローラー７、およびキャス
ターローラー１７の後方には、被清掃面上に生じる本体
ローラー７、キャスターローラー１７の通過跡を消すた
めのブラシ２９が設けられている。

【００１９】図４、５において、吸込部５の直上に設け
られた２は集塵室であり、この上面に集塵フィルタ３が
取り付けられており、電動送風機１によって発生する負
圧は集塵フィルタ３の上面にかかる。塵埃は、吸込部５
よりこれに連通する連通管６内部を通過し、集塵室２へ
と移送される。塵埃は集塵フィルタ３によって空気と塵
埃に分離され、空気のみが集塵フィルタ３を通過して電
動送風機１へと流れ込む。連通管６には連通管６内部を
通過する塵埃を光学的に検知するセンサ２２が構成され
ており、このセンサ２２の信号を元に、電動送風機の出
力をコントロールすることで、塵埃の多いところでは電
動送風機の出力を上げ集塵力を向上させ、塵埃の少ない
ところでは電動送風機１の出力を下げることで本体１ａ
を駆動する電力を最小限に抑える。

【００２０】図６、７は本発明の吸込部の内部構成を示
している。ブラシ駆動用モータ１０は、第１の回転ブラ
シ９ａ、第２の回転ブラシ９ｂの上方に構成されてお
り、ブラシ駆動用モータ１０から前方の第１の回転ブラ
シ９ａへと動力を伝達する第一の駆動ベルト１１ａが掛
けられている。第１の回転ブラシ９ａ、第２の回転ブラ
シ９ｂ間には動力を伝達する第二の駆動ベルト１１ｂが
掛けられており、動力はブラシ駆動用モータ１０からま
ず第１の回転ブラシ９ａへと伝達され、その後第２の回
転ブラシ９ｂへと伝達され、前進方向に対してそれぞれ
順方向へ回転する。吸込部５前部には安全スイッチ２５
が取り付けられており、これにより吸込部５が被清掃面
よりも浮き上がったことを検知し、第１の回転ブラシ９
ａ、ｂの回転を停止させる。吸込部底面には多数の起毛
布２６が取り付けられており、被清掃面とソフトに接す
ることで被清掃面への傷つきを防止している。第１の回
転ブラシ９ａ、第２の回転ブラシ９ｂには、それぞれ塵
埃掻上げ体として、微細繊維のカットパイル状の紡績布
からなるブレード１２ａとブラシ毛１２ｂが取り付けら
れており、これにより絨毯などの被清掃面に存在する塵
埃を掻き上げる。ちなみに、この上記回転ブラシと塵埃
掻上げ体の材質の組み合わせは逆でもそれぞれの効果を
有する。また、ブラシ駆動用モータ１０を第１の回転ブ
ラシ９ａ、第２の回転ブラシ９ｂの上方に設けているた
め、ブラシ駆動用モータ１０の荷重が第１の回転ブラシ
９ａ、第２の回転ブラシ９ｂにかかり、第１の回転ブラ
シ９ａ、第２の回転ブラシ９ｂが絨毯などの被清掃面上
でより深く沈み込み、被清掃面の奥に沈みこんでいる塵
埃を効果的に集塵することが可能となるまた、図８は吸
込部５前方は、本体１ａの外観形状の制約によって前す
ぼまりの形状となっているが、前方には長手方向の長さ
の小さい第１の回転ブラシ９ａを搭載し、後方に幅の広
い第２の回転ブラシ９ｂを搭載することで、吸込部全体
の吸込み幅を広く取ることが可能となっている。

【００２１】一方、図９は吸込部５後方の第２の回転ブ
ラシ９ｂを、前方の第１の回転ブラシ９ａよりも長手方
向の長さが狭く構成した場合である。これは後方の第２
の回転ブラシ９ｂの左右に安全スイッチ２５を構成する
ためである。吸込部底面には多数の起毛布２６が取り付
けられており、被清掃面とソフトに接することで被清掃
面への傷つきを防止している。

【００２２】（実施例２）以下、本発明の第２の実施例
について、図１０を用いて説明する。なお、上記第１の
実施例と同一部品には同一符号を付し、その説明は省略
する。

【００２３】図１０は第２の実施例の自走式電気掃除機
の構成を示しており、吸込部より連通管内部を通過して
吸引された塵埃は、集塵室開口部２３より集塵室２へと
空気と共に流入する。この空気と塵埃は、プレフィルタ
２４の外周を高速旋回し、ある程度の質量をもった塵埃
は集塵室２外壁へと押し付けられる遠心力により、集塵
室２下部へと蓄積する。空気および軽量な塵埃は気流に
乗りプレフィルタ２４を通過する再に取り除かれる。プ
レフィルタ２４の目は若干大きめに設定されており、こ
のプレフィルタ２４を通過した細塵は最終的には集塵フ
ィルタ３によって完全に除去され、空気のみが電動送風
機１へと流入する。集塵室２は天面に設けられたハンド
ル部によって本体と着脱自在に構成されており、集塵室
２をごみ箱へと持っていき、そこで内部の塵埃を廃棄す
ることができ、使用性に優れている。

【００２４】

【発明の効果】本発明によれば、集塵室と吸込部の高低
差を減らしたため、塵埃を集塵室まで移送するのに要す
る電動送風機の吸引力を小さいものとしても従来と同等
以上の集塵性能を得ることができる。また、電動送風機
の負荷が減少し、消費電力を抑えることが可能となり、
小型で軽量な小容量の電池を使用しても走行性能、集塵
性能および運転可能時間を従来と同等、あるいはそれ以
上とすることが可能となっている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例を示す自走式電気掃除機
の底面図

【図２】同自走式電気掃除機の断面図

【図３】同自走式電気掃除機の構成を示す斜視図

【図４】同自走式電気掃除機の吸込部近傍の構成を示す
側面図

【図５】同自走式電気掃除機の吸込部近傍の構成を示す
正面図

【図６】同自走式電気掃除機の吸込部の構成図

【図７】同自走式電気掃除機の吸込部の底面図

【図８】同自走式電気掃除機の吸込部の構成図

【図９】同他の自走式電気掃除機の吸込部の底面図

【図１０】本発明の第２の実施例を示す自走式電気掃除
機の構成図

【図１１】従来の自走式電気掃除機の全体構成図

【符号の説明】

１電動送風機２集塵室３集塵フィルタ５吸込部６連通管７本体ローラー８本体駆動用モータ９回転ブラシ１０ブラシ駆動用モータ１１ａ第一の駆動ベルト１１ｂ第二の駆動ベルト１２塵埃掻上げ体１５電池３１吸気開口部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者森宏大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者尾原直行大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者藪内秀隆大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者保野幹大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者香山博之大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者土師雅代大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内Ｆターム(参考） 3B057 DA00 3B061 AA05 AD03 AD06 AE02 3B062 AH05

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】本体内部に電動送風機と、前記電動送風
機の吸引側に連通配置された集塵室と、被清掃面上の塵
埃を吸引する吸込部と、前記集塵室と前記吸込部を連通
させる連通管と、本体を走行させる走行手段と、前記走
行手段を駆動させる本体駆動用モータと、前記電動送風
機および本体駆動用モータの電源用電池を有し、前記集
塵室を前記吸込部の略上方に設けた自走式電気掃除機。
【請求項２】本体内部に電動送風機と、前記電動送風
機の吸引側に連通配置されるとともに旋回気流による遠
心分離にて塵埃と空気を分離させるサイクロン装置と、
被清掃面上の塵埃を吸引する吸込部と、前記集塵室と前
記吸込部を連通させる連通管と、本体を走行させる走行
手段と、前記走行手段を駆動させる本体駆動用モータ
と、前記電動送風機および本体駆動用モータの電源用電
池を有し、前記サイクロン装置を本体の上方より着脱自
在とした自走式電気掃除機。
【請求項３】本体内部に電動送風機と、前記電動送風
機の吸引側に連通配置された集塵室と、前記集塵室の内
部に設けられた塵埃を捕獲する集塵フィルタと、被清掃
面上の塵埃を吸引する吸込部と、前記集塵室と前記吸込
部を連通させる連通管と、本体を走行させる走行手段
と、前記走行手段を駆動させる本体駆動用モータと、前
記電動送風機および本体駆動用モータの電源用電池を有
し、前記吸込部にはブラシ駆動用モータにより本体前進
方向に対して順方向に回転する複数の回転ブラシを設け
た自走式電気掃除機。
【請求項４】吸込部に１個のブラシ駆動用モータによ
り回転駆動する第１と第２の回転ブラシを搭載し、前記
ブラシ駆動用モータと前記第１の回転ブラシに第一の駆
動ベルトを介して動力を伝達し、第１の回転ブラシと第
２の回転ブラシとは第２の駆動ベルトで連結し動力を伝
達する構成とした請求項１〜３のいずれか１項に記載の
自走式電気掃除機。
【請求項５】２本の回転ブラシのうち、本体前方側に
位置する第１の回転ブラシの長手方向の長さを、本体後
方側に位置する第２の回転ブラシよりも長くした請求項
３または４記載の自走式電気掃除機。
【請求項６】２本の回転ブラシのうち、本体前方側に
位置する第１の回転ブラシの長手方向の長さを、本体後
方側に位置する第２の回転ブラシよりも短くした請求項
３または４記載の自走式電気掃除機。
【請求項７】２本の回転ブラシのうち、本体前方側に
位置する第１の回転ブラシに取り付けられる第１の塵埃
掻上げ体の材質を、本体後方側に位置する第２の回転ブ
ラシに取り付けられる第２の塵埃掻上げ体の材質と異な
るものとした請求項３〜６のいずれか１項に記載の自走
式電気掃除機。
【請求項８】２本の回転ブラシのうち、本体前方側に
位置する第１の回転ブラシに取り付けられる第１の塵埃
掻上げ体の少なくとも一部には軟質体で構成されるブレ
ードを用い、本体後方側に位置する第２の回転ブラシに
取り付けられる第２の塵埃掻上げ体には毛ブラシを使用
し、第２の回転ブラシの後方に吸気開口部を設けた請求
項３〜７のいずれか１項に記載の自走式電気掃除機。
【請求項９】２本の回転ブラシのうち、本体前方側に
位置する第１の回転ブラシに取り付けられる第１の塵埃
掻上げ体の少なくとも一部には毛ブラシを用い、本体後
方側に位置する第２の回転ブラシに取り付けられる第２
の塵埃掻上げ体には軟質体で構成されるブレードを使用
し、第２の回転ブラシの後方に吸気開口部を設けた請求
項３〜７のいずれか１項に記載の自走式電気掃除機。
【請求項１０】吸込部に内蔵された回転ブラシの上方
に、前記回転ブラシを駆動するブラシ駆動用モータを載
置した請求項３〜９のいずれか１項に記載の自走式電気
掃除機。