JP2002354447A

JP2002354447A - 映像配信方法

Info

Publication number: JP2002354447A
Application number: JP2001161906A
Authority: JP
Inventors: Nobuyoshi Kubosawa; 信善窪澤
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 2001-05-30
Filing date: 2001-05-30
Publication date: 2002-12-06

Abstract

(57)【要約】【課題】ユーザ端末における圧縮されたサンプル映像
の逐次再生された映像に基づく圧縮率を含むデータファ
イル、又は、予め登録されたデータファイルを利用し、
未圧縮の映像ソースファイルを圧縮処理してユーザ端末
に送信し、適切な映像を逐次再生させるネットワークを
介した映像配信方法に関する技術を提供する点にある。【解決手段】図１に示すように、本実施の形態に係る
映像配信方法を動作させるシステムは、ユーザ端末１０
と、基地局１２と、交換局１３と、映像ソースファイル
の保管等を行っているサーバ２０と、これらを相互に接
続するインターネット等の通信ネットワーク（ネットワ
ーク、インターネット）１００とで概略構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は映像配信方法に関
し、特にネットワークを介した携帯電話などの携帯端末
への映像配信方法に属する。

【０００２】

【従来の技術】従来技術により、携帯電話の液晶表示部
がカラー化されたものが大きなシェアとなっており、モ
ノクロの液晶表示部の携帯電話は新規市場からほとんど
姿を消してしまった。

【０００３】一般ユーザは、待ち受け時に表示させる画
像を、インターネットなどを通じて入手している。しか
し、携帯電話の機種によって、表示できる画像の方式
（ＧＩＦ、ＪＰＥＧ等）、表示できる解像度、色数、保
存できる画像ファイルのサイズ等が異なる。このため、
画像の提供者は、１つの画像のファイルから、画像の方
式、解像度、色数等、異なる数種類の画像ファイルを用
意する必要がある。また、一般ユーザは、自分の携帯電
話で表示できる画像ファイルを見つけるか、ＰＣなどに
ダウンロードして加工する必要があった。

【０００４】また、これからサービスが始まるＣＤＭＡ
方式のデータ通信速度（６４ｋｂｐｓ〜２Ｍｂｐｓ）
は、携帯電話（９．６ｋｂｐｓ）やＰＨＳ（６４ｋｂｐ
ｓ）に比べ高速であり、映像の配信が可能なデータ通信
速度となり、携帯端末に対する映像の圧縮方式としてＭ
ＰＥＧ４や、ＭＰＥＧ４に類似の圧縮方式が提案されて
いる。

【０００５】また、特開平６−３２４６６２号公報に
は、表示された各映像の表示状態データを表示状態管理
テーブルに格納する映像表示制御部と、その表示状態デ
ータに基づいて各映像のユーザ関心度を推定する関心度
計測部と、関心度が高い映像は高い表示品質で表示し、
関心度の低い映像は表示品質を落して表示すべく各映像
の表示仕様を変更し、映像入力部の表示仕様管理テーブ
ルに転送する映像表示制御部と、変更された表示仕様に
基づいてディジタル映像データを圧縮するように映像圧
縮部を制御する映像入力制御部とで構成された映像表示
処理システムが、所望の映像情報を効率よく表示し、映
像データの転送量又は表示処理の負荷量を軽減する技術
が記載されている。

【０００６】更に、特開平９−２８４５６７号公報に
は、ネットワークに接続された端末より、ネットワーク
及び通信インターフェースを介して、通信転送レートや
プロトコルを示す属性情報を符号化器に通知させ、この
符号化器において、属性情報に基づく符号化手法の選択
をさせ、選択された符号化手法により、入力装置からの
情報信号を符号化させ、通信インターフェースによりネ
ットワークに送出させることで、異なる情報転送レート
によるアクセスであっても、統一的にデータを取り扱う
ことができるようになされたデータ送信装置及びデータ
伝送方法についての記載がされている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。

【０００８】ＭＰＥＧ４や、このＭＰＥＧ４に類似の圧
縮方式が提案されているが、統一規格として策定されて
いるものはなく、また、描画速度、解像度、表示色数、
メモリサイズ、演算処理速度等が異なる携帯端末への対
応は複雑となる。このため映像の配信は、画像ファイル
の配信より複雑化が避けられなかった。

【０００９】また、伝送路がきちんと確保された状態で
通信インターフェース及び通信プロトコルが設定された
映像の送信方法では、伝送路の状況（電波状況）に大き
く依存する携帯端末への映像配信において、映像品質を
維持したサービスに充分な対応ができないという問題点
があった。

【００１０】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、ユーザ端末におけ
る圧縮されたサンプル映像の逐次再生された映像に基づ
く圧縮率を含むデータファイル、又は、予め登録された
データファイルを利用し、未圧縮の映像ソースファイル
を圧縮処理してユーザ端末に送信し、適切な映像を逐次
再生させるネットワークを介した映像配信方法に関する
技術を提供する点にある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明の
要旨は、インターネットなどのネットワークを介した映
像配信方法であって、映像ソースファイルの映像をユー
ザ端末に配信するサーバにおいて、各々のユーザ端末に
対応した映像圧縮を行うためのユーザデータを作成する
第１のステップと、前記ユーザ端末を操作するユーザの
ユーザＩＤ及びパスワードを含むアクセス用情報を受信
したとき、前記ユーザに選択された前記映像ソースファ
イルから前記ユーザデータに基づき圧縮映像ファイルを
生成し、該圧縮映像ファイルを前記ユーザ端末に送信す
る第２のステップと、前記ユーザ端末が有する圧縮映像
ファイル逐次再生手段により前記圧縮映像ファイルの逐
次再生をさせる第３のステップとを備えることを特徴と
する映像配信方法に存する。請求項２記載の本発明の要
旨は、前記第１のステップは、前記アクセス用情報と前
記ユーザ端末の機種とを前記ネットワークを介して受信
し、前記ユーザ端末に送信する前記圧縮映像ファイルに
対応する圧縮方法と圧縮率と画面のサイズとを含む前記
ユーザデータを作成して保存する第４のステップと、前
記ユーザデータに基づき圧縮されたサンプル映像を前記
ユーザ端末に送信し、前記圧縮映像ファイル逐次再生手
段により逐次再生された前記サンプル映像に対応した前
記ユーザ端末からの映像確認・調整の情報を受信し、該
映像確認・調整の情報に含まれる映像の調整指示に基づ
き、前記ユーザデータに含まれる前記圧縮率、又は、前
記画面のサイズの更新を行う第５のステップとを含むこ
とを特徴とする請求項１に記載の映像配信方法に存す
る。請求項３記載の本発明の要旨は、前記第５のステッ
プは、前記圧縮映像ファイル逐次再生手段により前記サ
ンプル映像の逐次再生をさせ、前記ユーザ端末を操作す
るユーザに前記映像確認・調整の入力を促し、前記ユー
ザ端末から受信した前記映像確認・調整の情報が有する
映像の圧縮率調整の情報と画面サイズ調整の情報とに基
づき、前記ユーザデータを更新するステップを含むこと
を特徴とする請求項２に記載の映像配信方法に存する。
請求項４記載の本発明の要旨は、前記第３のステップ
は、前記ユーザ端末において、前記圧縮映像ファイル逐
次再生手段による前記圧縮映像ファイルの逐次再生が中
断されたことを示す停止信号を受信したとき、前記映像
ソースファイルに関する中断映像タイトルと残時間と再
生日とを含む映像中断情報を前記ユーザデータに保存す
る第６のステップを含み、前記第２のステップは、前記
ユーザ端末から予め登録された前記アクセス用情報を受
信したときに前記ユーザデータのなかに前記映像中断情
報がある場合、前記映像中断情報に該当する映像ソース
ファイルの中断映像タイトルと再生映像の残時間と再生
日を、保存されている映像ソースデータの映像タイトル
と再生時間と更新日の一覧のフォームとともに送信して
前記ユーザに送信を希望する映像の選択を促すステップ
と、前記ユーザにより前記中断映像タイトルに該当する
映像が選択された場合、前記残時間に対応するデータの
前に、中断直前に再生された所定時間に対応するデータ
を加えて圧縮処理を施した圧縮映像ファイルを作成し、
前記ユーザ端末に送信するステップとを含むことを特徴
とする請求項１乃至３のいずれかに記載の映像配信方法
に存する。請求項５記載の本発明の要旨は、前記第６の
ステップは、前記停止信号を前記ユーザ端末から受信し
たとき、前記停止信号に伴い送信される前記映像中断情
報を保存する保存指示があるかどうか判断し、該保存指
示がある場合のみ前記映像中断情報を前記ファイル圧縮
用データに保存することを特徴とする請求項４に記載の
映像配信方法に存する。請求項６記載の本発明の要旨
は、前記第２のステップは、前記ユーザ端末から予め登
録された前記アクセス用情報を受信したとき、圧縮され
た前記サンプル映像を送信するかどうかの選択ができる
情報を含むフォームを送信し、前記ユーザ端末から前記
サンプル映像の送信を希望する選択を受信した場合、前
記第５のステップを実行するステップを含むことを特徴
とする請求項１乃至５のいずれかに記載の映像配信方法
に存する。請求項７記載の本発明の要旨は、前記第１の
ステップ、又は、前記第２のステップは、前記ユーザデ
ータに基づき圧縮されたサンプル映像を前記ユーザ端末
に送信し、前記圧縮映像ファイル逐次再生手段による前
記サンプル映像の逐次再生が行われている際に前記ユー
ザ端末、又は、前記サーバが取得した、前記ユーザ端末
と前記ネットワークとの間の通信品質の情報に基づき、
前記ユーザデータの前記圧縮率を前記通信品質に対応す
るように更新するステップを含むことを特徴とする請求
項１、２、４乃至６のいずれかに記載の映像配信方法に
存する。請求項８記載の本発明の要旨は、前記サーバに
映像ソースファイルの追加や更新などアップデート処理
がされたとき、又は、所定の期間毎に、アップデート処
理に該当した映像ソースファイルのタイトル、再生時間
などの一覧を予め登録された前記ユーザ端末に対して、
電子メールで送信することを特徴とする請求項１乃至７
のいずれかに記載の映像配信方法に存する。請求項９記
載の本発明の要旨は、請求項１乃至８のいずれかに記載
の映像配信方法を利用した課金方法であって、映像配信
を行うサーバにおいて、ユーザ端末毎に設定されるユー
ザデータに、前記ユーザ端末への映像ソースファイルに
対応する映像の送信履歴を保存し、該送信履歴に基づく
前記映像ソースファイルのランクや再生時間等に応じ
て、該当するユーザ端末への課金処理を行うことことを
特徴とする課金方法に存する。請求項１０記載の本発明
の要旨は、送信される映像に、所定時間の企業広告に関
する映像ファイルを混ぜ、前記企業広告の長さや配信頻
度に基づき、前記企業広告の提供者である広告主に対し
て課金処理をすることを特徴とする請求項９に記載の課
金方法に存する。請求項１１記載の本発明の要旨は、請
求項１乃至８のいずれかに記載の映像配信方法を実行可
能なプログラムが記録された記憶媒体に存する。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図１は、本実施の形態に係
る映像配信方法を動作させるシステムの構成を示す図で
ある。

【００１３】図１に示すように、本実施の形態に係る映
像配信方法を動作させるシステムは、ユーザ端末１０
と、基地局１２と、交換局１３と、映像ソースファイル
の保管等を行っているサーバ２０と、これらを相互に接
続するインターネット等の通信ネットワーク（ネットワ
ーク、インターネット）１００とで概略構成される。

【００１４】ユーザ端末１０は、携帯電話や、携帯電話
機能のある携帯端末もしくは、携帯電話を接続した携帯
端末等であり、液晶画面などの表示部１と、ネットワー
ク接続機能２と、圧縮映像ファイル逐次再生機能（圧縮
映像ファイル逐次再生手段）３とを備える。

【００１５】ネットワーク接続機能２は、基地局１２及
び交換局１３を介して、ネットワーク１００に接続する
機能である。

【００１６】圧縮映像ファイル逐次再生機能３は、サー
バ２０がネットワーク１００を介して送られた映像の圧
縮データを受け取り、逐次映像として表示する。具体的
な映像の例としては、映画、ドラマ、ニュース、スポー
ツ等があげられる。

【００１７】サーバ２０は、制御部２１と、ユーザ認証
機能２２と、圧縮されていない映像ソースファイルを検
索する映像ソースファイル検索機能２３と、事前に保存
された携帯端末の機種データを含むユーザデータから画
面サイズ等を決める圧縮方式・圧縮率・画面サイズ決定
機能２４と、映像ソースファイルの圧縮機能２５と、デ
ータファイルの保管を行うメモリ２６とを備える。

【００１８】サーバ２０は、ネットワーク１００を介し
てユーザ端末１０から接続が行われると、制御部２１は
ユーザ認証機能２２により、ユーザを特定し接続を許可
する。

【００１９】ユーザは、ユーザ端末１０を操作し、サー
バ２０の映像ソースファイル検索機能２３等を利用して
表示させたい映像ソースファイルを選択する。

【００２０】サーバ２０はメモリ２６に事前に登録され
たユーザデータを読み込み、圧縮方式・圧縮率・画面サ
イズ決定機能２４により映像ソースファイルの圧縮方
法、圧縮率、画面のサイズ等を決定し、映像ソースファ
イルの圧縮機能２５により映像ソースファイルを圧縮
し、ネットワーク１００を介してユーザ端末１０に送信
する。

【００２１】ユーザ端末１０は、サーバ２０から送信さ
れた圧縮データを逐次展開し、ユーザ端末１０の表示部
１に表示する。次に、映像配信方法を、実施例をあげて
詳細に説明する。なお、本実施例では、ネットワーク１
００はインターネット１００として、説明する。

【００２２】ユーザ端末１０は、表示部１のある携帯電
話や、携帯電話機能のある携帯端末もしくは、携帯電話
が接続された携帯端末等であり、インターネット１００
に接続するネットワーク接続機能２及び圧縮された映像
ソースファイルを逐次再生する圧縮映像ファイル逐次再
生機能３を持つ。

【００２３】ユーザ端末１０は、基地局１２及び交換局
１３を介して、インターネット１００に接続し、インタ
ーネット１００を介してサーバ２０にアクセスする。

【００２４】図２は、図１のユーザ端末１０及びサーバ
２０における動作の流れを示す図である。

【００２５】図３は、図１の表示部１における表示例で
ある。図３において、ユーザＩＤとパスワードの入力、
新規ユーザ登録のフォームを示す。

【００２６】図４は、図１の表示部１における他の表示
例である。図４において、携帯電話の機種等における入
力のためのフォームを示す。

【００２７】図５は、図１の表示部１におけるその他の
表示例である。図５において、画像サイズ、圧縮率の変
更を入力するためのフォームを示す。

【００２８】図６は、図１の表示部１におけるその他の
表示例である。図６において、映像ファイルの選択を入
力するためのフォームを示す。

【００２９】図７は、図１の表示部１におけるその他の
表示例である。図７において、再生映像中断時のフォー
ムを示す。

【００３０】図２及び図３〜図７を参照して、ユーザ端
末１０及びサーバ２０における動作の流れを詳しく説明
する。

【００３１】利用者は、ユーザ端末１０を介して、ホー
ムページを有するインターネット１００に接続されたサ
ーバ２０へアクセスする（ステップＡ１）。

【００３２】これに応答して、サーバ２０はユーザ端末
１０に対して、図３に示すユーザＩＤの入力欄０１ＤＰ
及びパスワードの入力欄０２ＤＰと、新規ユーザ登録の
チェックボックス０３ＤＰとを含むユーザ認証フォーム
０１ＦＭを送出する（ステップＡ２）。

【００３３】ユーザ端末１０は、ユーザ認証フォーム０
１ＦＭを表示部１に表示する。ユーザは、ユーザ端末１
０を操作し、サーバ２０に開設されているホームページ
に初めてアクセスする場合、新規ユーザ登録のため、ユ
ーザＩＤ及びパスワードのアクセス用情報を入力し、ユ
ーザ認証フォーム０１ＦＭに含まれるチェックボックス
０３ＤＰを選択し送信する（新規ユーザ登録）（ステッ
プＡ３）。

【００３４】サーバ２０は、受信したアクセス用情報の
確認表示と、インターネット１００を介して送信された
映像を表示するため、図４に示す携帯電話の機種の入力
欄０４ＤＰ及びノートＰＣやＰＤＣなどの映像を表示さ
せる機種の入力欄０５ＤＰとを含む登録フォーム０２Ｆ
Ｍを送信する（データ登録フォームを送出）（ステップ
Ａ４）。

【００３５】ユーザ端末１０は、登録フォーム０２ＦＭ
の画面表示を行い、ユーザはユーザ端末１０を操作して
携帯端末の機種を入力欄０４ＤＰに入力する。また、ノ
ートＰＣやＰＤＣなどを利用する場合は該当する機種を
入力欄０５ＤＰに入力する。これらの入力されたユーザ
データをサーバ２０に送信する（ユーザ端末データ）
（ステップＡ５）。

【００３６】サーバ２０は受信したユーザデータをメモ
リ２６に保存する。（ステップＡ６）。

【００３７】サーバ２０は、ユーザのアクセス用情報
と、携帯電話及びノートＰＣやＰＤＣなどの機種のデー
タとを含むユーザデータを参照し、ユーザに送付するサ
ンプル映像の圧縮率と、画面のサイズとを決定し、サン
プル映像を圧縮する（圧縮率決定・サンプル圧縮）（ス
テップＡ７）。

【００３８】サーバ２０は、圧縮されたサンプル映像
と、圧縮率と画面サイズとを各々調整するための図５に
示すような圧縮率調整０６ＤＰと画面サイズ調整０７Ｄ
Ｐとを含む確認フォーム０３ＦＭとをユーザ端末１０に
送信する（圧縮サンプル映像の送出）（ステップＡ
８）。

【００３９】ユーザ端末１０は、送信されたサンプル映
像の再生を行い、サンプル映像の再生終了後、確認フォ
ーム０３ＦＭを表示する。ユーザは、変更が必要な場
合、圧縮率調整、又は、画面サイズ調整を含む映像確認
・調整の情報を送信する（画面サイズ・圧縮率確認）
（ステップＡ９）。

【００４０】サーバ２０は、受信した圧縮率調整や画面
サイズ調整を含む映像確認・調整の情報をメモリ２６の
ユーザデータに加えて保存する（ステップＡ１０）。こ
のようにユーザから、圧縮率、又は、画面サイズの変更
があった場合、ステップＡ７に戻る（図示せず）。圧縮
率及び画面サイズの変更がない場合、ここでユーザ登録
を終了する。

【００４１】サーバ２０は、ユーザが選択するための映
像ソースファイルの情報をユーザ端末１０に送信する
（映像ファイルの情報送出）（ステップＡ１１）。な
お、ステップＡ３において、ユーザＩＤとパスワードを
入力して送信すると、サーバ２０はユーザ認証機能２２
を使用し、予め保存されているユーザデータのユーザＩ
Ｄ及びパスワードとの比較を行い、一致した場合、ステ
ップＡ４〜ステップＡ１０を省略して（図示せず）ステ
ップＡ１１を実行する。

【００４２】また、保存されたユーザデータに、ユーザ
が再生を中断した映像ソースファイルに関する情報が含
まれているとき、映像ソースファイルの情報と共に、中
断された映像ソースファイルに関する情報も送信する。

【００４３】ユーザ端末１０は、図６に示すような各種
の映像タイトル０７ＴＬと再生時間０８ＤＰと更新日０
９ＤＰの表示に伴い、ユーザが再生を中断した映像ファ
イルがある（映像中断情報がある）とき、中断映像タイ
トル１０ＤＰと、残時間１１ＤＰと、再生日１２ＤＰと
を含む中断フォーム０４ＦＭを表示する。ユーザは希望
する映像ソースファイルを選択しサーバ２０に送信する
（映像ファイルの選択）（ステップＡ１２）。

【００４４】サーバ２０は、ユーザデータに基づき圧縮
率と画面のサイズとを決定し、ユーザにより選択された
映像ソースファイルを圧縮する（映像ファイルの圧縮）
（ステップＡ１３）。

【００４５】この圧縮処理された圧縮映像ファイルをユ
ーザ端末１０に送信する（映像ファイルの送出）（ステ
ップＡ１４）。また、再生を中断した映像ソースファイ
ルが選択されたとき、既に再生した再生時間０８ＤＰよ
り所定時間だけ短い映像ソースファイルにおける映像デ
ータを削除し（残時間１１ＤＰに対応するデータの前
に、中断直前に再生された所定時間に対応するデータを
加えて）、圧縮処理を施した映像ファイルをユーザ端末
１０に送信する（図示せず）。

【００４６】ユーザ端末１０は、圧縮映像ファイルの受
信を行い、映像ファイルを逐次再生する（映像ファイル
の再生）（ステップＡ１５）。

【００４７】ユーザが再生中の映像を止めたいとき、ユ
ーザ端末１０は、サーバ２０に停止信号を送信する（停
止信号送出）（ステップＡ１６）。

【００４８】サーバ２０は、ユーザ端末１０に対して、
図７に示すような中断に関する選択を行うためのチェッ
クボックス１３ＤＰを含む停止フォーム０５ＦＭを送信
する（停止フォーム送出）（ステップＡ１７）。

【００４９】ユーザ端末１０は、停止フォーム０５ＦＭ
を表示し、ユーザはユーザ端末１０に表示された停止フ
ォーム０５ＦＭへの入力を行い、サーバ２０に送信する
（停止条件送出）（ステップＡ１８）。

【００５０】サーバ２０は、停止フォーム０５ＦＭにお
ける「続きを後で見る」に対応するチェックボックス１
３ＤＰが選択（映像中断情報を保存する保存指示）され
たとき、再生されている映像ソースファイルに関する映
像タイトルと再生時間と再生日と残時間とを含む映像中
断情報をユーザデータに保存する（ユーザデータ保存）
（ステップＡ１９）。

【００５１】なお、携帯端末などのユーザ端末１０は、
圧縮されたサンプル映像を受信して、逐次再生の処理を
する際に、インターネット１００との通信品質の情報を
取得し、この通信品質の情報をサーバ２０に通知するこ
とで、サーバ２０は、通信品質の情報に基づき、映像ソ
ースファイルの圧縮率を通信品質に対応させることもで
きる。

【００５２】以上のように、サーバ２０に保存されてい
る携帯端末などのユーザ端末１０が有する機種などの情
報から、圧縮されていない映像ソースファイルの圧縮方
式、圧縮率及び画面のサイズなどのファイル圧縮に関す
る方法を決定し、ユーザ端末１０に配信することができ
る。

【００５３】また、サーバ２０に登録されている圧縮さ
れていない映像ソースファイルを、予め登録された圧縮
方式、圧縮率、画面のサイズなどを含むユーザデータに
基づき、圧縮処理を施してユーザ端末１０に配信するこ
とができる。ユーザ端末１０において、送信された圧縮
ファイルを逐次再生することができる。

【００５４】更に、ユーザ端末１０において、再生中の
映像を中断させ、後にユーザ端末１０から再生の要求が
あった場合、中断したところから映像を再配信すること
ができる。

【００５５】実施の形態に係る映像配信方法は上記の如
く構成されているので、以下に掲げる効果を奏する。

【００５６】サーバ２０は、１つの映像ソースファイル
に対し、複数の画面サイズや圧縮率の異なる映像圧縮フ
ァイルを保管する必要がないため、サーバ２０の保存領
域の節約をすることができる。

【００５７】予めサーバ２０に登録されたユーザファイ
ルに基づき、映像ソースファイルを圧縮しユーザ端末１
０に送信するため、登録された全てのユーザ端末１０の
表示部１に映像表示の対応ができる。また、圧縮率が低
すぎるため端末の処理速度が間に合わず映像が飛ぶ、又
は、スロー再生になる等の不具合を回避できる。

【００５８】サーバ２０から圧縮映像ファイルが送信さ
れるユーザ端末１０は、圧縮映像ファイルを逐次展開し
再生するため、圧縮映像ファイルの全てを保管するため
のメモリが不必要となる。

【００５９】ユーザは映像ファイルの再生を中断して
も、サーバ２０に中断した映像ソースファイルのタイト
ル及び残り時間等が保存されるため、中断した映像ファ
イルの続きから再生することができる。

【００６０】携帯端末を利用して映像ファイルの再生が
できるので、ユーザは時間や場所を選ばず、映像ファイ
ルを見ることができる。

【００６１】なお、ユーザがＶＴＲ（ＶｉｄｅｏＴａ
ｐｅＲｅｃｏｄｅｒ）、ビデオカメラ等で録画した映
像ファイルを、ネットワーク経由でサーバ２０にアップ
ロードし、このアップロードされた映像ソースファイル
を利用した映像配信方法も容易に実行できる。

【００６２】また、サーバ２０において、ユーザデータ
にユーザ端末１０への映像ソースファイルの送信履歴を
保存することで、映像ソースファイルのランクや再生時
間等に応じて、該当するユーザ端末１０への課金処理を
行うことができる。

【００６３】更に、サーバ２０において、送信される圧
縮映像ファイルに、数秒から数十秒の企業広告等の映像
ファイルを混ぜることで、サーバ提供者は広告主から広
告収入を得ることができる。

【００６４】また、サーバ２０に映像ソースファイルが
アップデートされたとき、又は、所定の期間毎に、新し
い映像ソースファイルのタイトル、再生時間などを電子
メールで予め登録されたユーザ端末１０に告知すること
ができる。

【００６５】なお、本実施の形態においては、本発明は
それに限定されず、本発明を適用する上で好適な映像配
信方法関する技術に適用することができる。

【００６６】また、上記構成部材の数、位置、形状等は
上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好
適な数、位置、形状等にすることができる。

【００６７】なお、各図において、同一構成要素には同
一符号を付している。

【００６８】

【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で、以下に掲げる効果を奏する。

【００６９】サーバは、１つの映像ソースファイルに対
する複数の画面サイズや圧縮率の異なる映像圧縮ファイ
ルを保管する必要がなく、サーバの記憶容量を節約でき
る。

【００７０】また、予め登録されたユーザ端末毎に映像
ソースファイルの圧縮に関する情報を保存し、この情報
に基づく圧縮データをユーザ端末に送信するため、登録
された全てのユーザ端末に対応する圧縮映像データを送
信することができる。

【００７１】更に、ユーザ端末において予めサンプル映
像を再生させることで、圧縮率が低すぎるためにユーザ
端末の処理速度が間に合わず映像が飛んだり、スロー再
生になるという不都合の発生を防ぐことができる。

【００７２】ユーザ端末において、サーバから送信され
た圧縮映像ファイルを逐次展開して再生するため、圧縮
映像ファイル全てを保管するためのメモリが不要とな
る。

【００７３】サーバに中断した映像のタイトル及び残り
時間等が保存することで、中断した映像ファイルを、続
きから再生することができる。

【００７４】携帯端末を利用することで、ユーザは時間
や場所を選ばずに映像ファイルを再生し、これを見るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係る映像配信方法を動作
させるシステムの構成を示す図である。

【図２】図１のユーザ端末及びサーバにおける動作の流
れを示す図である。

【図３】図１の表示部における表示例である。

【図４】図１の表示部における他の表示例である。

【図５】図１の表示部におけるその他の表示例である。

【図６】図１の表示部におけるその他の表示例である。

【図７】図１の表示部におけるその他の表示例である。

【符号の説明】

０１ＤＰ、０２ＤＰ、０４ＤＰ、０５ＤＰ入力欄０１ＦＭユーザ認証フォーム０２ＦＭ登録フォーム０３ＤＰチェックボックス０３ＦＭ確認フォーム０４ＦＭ中断フォーム０５ＦＭ停止フォーム０６ＤＰ圧縮率調整０７ＤＰ画面サイズ調整０７ＴＬ映像タイトル０８ＤＰ再生時間０９ＤＰ更新日１表示部２ネットワーク接続機能３圧縮映像ファイル逐次再生機能（圧縮映像ファイル
逐次再生手段）１０ユーザ端末１０ＤＰ中断映像タイトル１１ＤＰ残時間１２基地局１２ＤＰ再生日１３交換局１３ＤＰチェックボックス２０サーバ２１制御部２２ユーザ認証機能２３映像ソースファイル検索機能２４圧縮方式・圧縮率・画面サイズ決定機能２５映像ソースファイルの圧縮機能２６メモリ１００通信ネットワーク（ネットワーク、インターネ
ット）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】インターネットなどのネットワークを介
した映像配信方法であって、映像ソースファイルの映像をユーザ端末に配信するサー
バにおいて、各々のユーザ端末に対応した映像圧縮を行
うためのユーザデータを作成する第１のステップと、前記ユーザ端末を操作するユーザのユーザＩＤ及びパス
ワードを含むアクセス用情報を受信したとき、前記ユー
ザに選択された前記映像ソースファイルから前記ユーザ
データに基づき圧縮映像ファイルを生成し、該圧縮映像
ファイルを前記ユーザ端末に送信する第２のステップ
と、前記ユーザ端末が有する圧縮映像ファイル逐次再生手段
により前記圧縮映像ファイルの逐次再生をさせる第３の
ステップとを備えることを特徴とする映像配信方法。
【請求項２】前記第１のステップは、前記アクセス用
情報と前記ユーザ端末の機種とを前記ネットワークを介
して受信し、前記ユーザ端末に送信する前記圧縮映像フ
ァイルに対応する圧縮方法と圧縮率と画面のサイズとを
含む前記ユーザデータを作成して保存する第４のステッ
プと、前記ユーザデータに基づき圧縮されたサンプル映像を前
記ユーザ端末に送信し、前記圧縮映像ファイル逐次再生
手段により逐次再生された前記サンプル映像に対応した
前記ユーザ端末からの映像確認・調整の情報を受信し、
該映像確認・調整の情報に含まれる映像の調整指示に基
づき、前記ユーザデータに含まれる前記圧縮率、又は、
前記画面のサイズの更新を行う第５のステップとを含む
ことを特徴とする請求項１に記載の映像配信方法。
【請求項３】前記第５のステップは、前記圧縮映像フ
ァイル逐次再生手段により前記サンプル映像の逐次再生
をさせ、前記ユーザ端末を操作するユーザに前記映像確
認・調整の入力を促し、前記ユーザ端末から受信した前
記映像確認・調整の情報が有する映像の圧縮率調整の情
報と画面サイズ調整の情報とに基づき、前記ユーザデー
タを更新するステップを含むことを特徴とする請求項２
に記載の映像配信方法。
【請求項４】前記第３のステップは、前記ユーザ端末
において、前記圧縮映像ファイル逐次再生手段による前
記圧縮映像ファイルの逐次再生が中断されたことを示す
停止信号を受信したとき、前記映像ソースファイルに関
する中断映像タイトルと残時間と再生日とを含む映像中
断情報を前記ユーザデータに保存する第６のステップを
含み、前記第２のステップは、前記ユーザ端末から予め登録さ
れた前記アクセス用情報を受信したときに前記ユーザデ
ータのなかに前記映像中断情報がある場合、前記映像中
断情報に該当する映像ソースファイルの中断映像タイト
ルと再生映像の残時間と再生日を、保存されている映像
ソースデータの映像タイトルと再生時間と更新日の一覧
のフォームとともに送信して前記ユーザに送信を希望す
る映像の選択を促すステップと、前記ユーザにより前記
中断映像タイトルに該当する映像が選択された場合、前
記残時間に対応するデータの前に、中断直前に再生され
た所定時間に対応するデータを加えて圧縮処理を施した
圧縮映像ファイルを作成し、前記ユーザ端末に送信する
ステップとを含むことを特徴とする請求項１乃至３のい
ずれかに記載の映像配信方法。
【請求項５】前記第６のステップは、前記停止信号を
前記ユーザ端末から受信したとき、前記停止信号に伴い
送信される前記映像中断情報を保存する保存指示がある
かどうか判断し、該保存指示がある場合のみ前記映像中
断情報を前記ファイル圧縮用データに保存することを特
徴とする請求項４に記載の映像配信方法。
【請求項６】前記第２のステップは、前記ユーザ端末
から予め登録された前記アクセス用情報を受信したと
き、圧縮された前記サンプル映像を送信するかどうかの
選択ができる情報を含むフォームを送信し、前記ユーザ
端末から前記サンプル映像の送信を希望する選択を受信
した場合、前記第５のステップを実行するステップを含
むことを特徴とする請求項１乃至５のいずれかに記載の
映像配信方法。
【請求項７】前記第１のステップ、又は、前記第２の
ステップは、前記ユーザデータに基づき圧縮されたサン
プル映像を前記ユーザ端末に送信し、前記圧縮映像ファ
イル逐次再生手段による前記サンプル映像の逐次再生が
行われている際に前記ユーザ端末、又は、前記サーバが
取得した、前記ユーザ端末と前記ネットワークとの間の
通信品質の情報に基づき、前記ユーザデータの前記圧縮
率を前記通信品質に対応するように更新するステップを
含むことを特徴とする請求項１、２、４乃至６のいずれ
かに記載の映像配信方法。
【請求項８】前記サーバに映像ソースファイルの追加
や更新などアップデート処理がされたとき、又は、所定
の期間毎に、アップデート処理に該当した映像ソースフ
ァイルのタイトル、再生時間などの一覧を予め登録され
た前記ユーザ端末に対して、電子メールで送信すること
を特徴とする請求項１乃至７のいずれかに記載の映像配
信方法。
【請求項９】請求項１乃至８のいずれかに記載の映像
配信方法を利用した課金方法であって、映像配信を行うサーバにおいて、ユーザ端末毎に設定さ
れるユーザデータに、前記ユーザ端末への映像ソースフ
ァイルに対応する映像の送信履歴を保存し、該送信履歴
に基づく前記映像ソースファイルのランクや再生時間等
に応じて、該当するユーザ端末への課金処理を行うこと
ことを特徴とする課金方法。
【請求項１０】送信される映像に、所定時間の企業広
告に関する映像ファイルを混ぜ、前記企業広告の長さや
配信頻度に基づき、前記企業広告の提供者である広告主
に対して課金処理をすることを特徴とする請求項９に記
載の課金方法。
【請求項１１】請求項１乃至８のいずれかに記載の映
像配信方法を実行可能なプログラムが記録された記憶媒
体。