JP2002352038A - 電子くじ実施方法、および、電子くじ実施のためのコンピュータプログラム - Google Patents

電子くじ実施方法、および、電子くじ実施のためのコンピュータプログラム

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JP2002352038A
JP2002352038A JP2001157266A JP2001157266A JP2002352038A JP 2002352038 A JP2002352038 A JP 2002352038A JP 2001157266 A JP2001157266 A JP 2001157266A JP 2001157266 A JP2001157266 A JP 2001157266A JP 2002352038 A JP2002352038 A JP 2002352038A
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JP
Japan
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machine
lottery
agency
user
format
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JP2001157266A
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Hironori Nakano
博徳 中野
Toru Kimura
徹 木村
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JAPAN TELECOM HOLDINGS CO Ltd
Original Assignee
JAPAN TELECOM HOLDINGS CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ(購入者)の手順を単純化し、また、
ユーザの個人情報の開示する相手も最小にする。 【解決手段】 くじ購入者であるユーザが操作するクラ
イアントマシン14からのアクセスにより、くじを販売
する代理店マシン16において、ユーザに関するユーザ
登録情報を記憶する。ユーザ入力欄を含む所定のくじフ
ォーマットが、くじ主催者マシン18から前記代理店マ
シン18に伝達されると、代理店マシン16は、くじ主
催者を認証した後に、くじフォーマットを蓄積する。く
じフォーマットは、代理店マシン16からクライアント
マシン14に伝達される。クライアントマシン14は、
代理店を認証した後に、くじフォーマットに必須の事項
を入力し、入力済みのくじフォーマットを返送する。主
催者マシン18がくじの抽選を実施し、少なくとも当選
番号を示す情報を、代理店マシン16に伝達すると、代
理店マシン16は、主催者を認証した後に、当選番号を
示す情報に基づき、蓄積した入力済みのくじフォーマッ
トを参照して、ユーザの当落を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、ネットワークを利用し
た電子くじを実施するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の宝くじやロトくじなど、種々のく
じを、インターネットなどのネットワークを利用して購
入し、購入金や当選金の支払などの決済を電子商取引に
て実現するような方法が提案され、部分的に実用化され
ている。
【0003】たとえば、特開平8−202785号公報
には、ATM機などにてくじを購入し、購入金の支払や
当選金の受理について、金融機関の口座を利用するシス
テムが提案されている。また、特開2000−2152
55号公報には、ネットワーク化に伴って新たに発生す
る問題、たとえば、データ改ざんに対するセキュリティ
の向上などを解決するために、ハッシュ値を用いる技術
が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平8−202785号公報に開示されたシステムにお
いては、くじ売り場の代わりにATMを利用することが
前提となっており、部分的な電子くじが提案されている
に過ぎない。また、キャッシュカードやパスワード(暗
証番号)によりユーザ(購入者)を認証している。した
がって、くじの販売やくじ購入にかかる決済を行うこと
ができるのは金融機関に限られる。
【0005】その一方、特開2000−215255公
報に開示された技術においては、従来から窓口で販売さ
れているくじの手法を、そのままネットワークにて実現
するようなモデルが構築されている。すなわち、くじの
販売、当落の確認、当選金の支払などの手続は、従来の
くじの手法と同じであり、ユーザ(購入者)は、販売店
に対してくじ購入のための手続をなし、かつ、金融機関
に当選金請求のための手続きをなす必要がある。
【0006】したがって、くじ購入から当選金受領に至
るまで、段階に応じて異なる相手とデータ通信をなす必
要があり、ユーザの手続きが煩雑となるという問題点が
あった。また、段階に応じて異なる相手との通信をなす
ため、ユーザの個人情報を種々の相手(たとえば、販売
店、金融機関の双方)に開示しなければならないという
問題点があった。また、上記従来の手法にあっては、く
じの主催者やくじに関する代金を決済する金融機関が異
なると、それぞれの主催者や金融機関に対してアクセス
し、かつ、個人情報を開示する必要がある。
【0007】本発明は、データ通信の相手をできる限り
少なくして、ユーザ(購入者)の手順を単純化し、ま
た、ユーザの個人情報の開示する相手も最小にした電子
くじシステムを提供することを目的とする。また、本発
明は、くじ主催者が複数存在しても、ユーザが単一の相
手へにアクセスすることで、くじの購入等が可能なシス
テムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、くじ購
入者であるユーザが操作するクライアントマシン、くじ
の主催者に関する主催者マシン、および、ユーザによる
くじ購入などを含む取引を仲介する代理店に関する代理
店マシンを含む関係者のマシンが、それぞれネットワー
クに接続され、前記マシン間のデータ通信により電子く
じを実施する方法であって、クライアントマシンからの
アクセスにより、代理店マシンにおいて、当該クライア
ントマシンにかかるユーザに関するユーザ登録情報を記
憶するステップと、ユーザ入力欄を含む所定のくじフォ
ーマットを、前記くじ主催者マシンから前記代理店マシ
ンに伝達するステップと、前記代理店マシンにおいて、
前記くじ主催者を認証した後に、前記くじフォーマット
を蓄積するステップと、前記くじフォーマットを、前記
代理店マシンからクライアントマシンに伝達するステッ
プと、前記クライアントマシンにおいて、前記代理店を
認証した後に、前記くじフォーマットに、必須の事項を
入力するステップと、前記入力済みのくじフォーマット
を、前記クライアントマシンから代理店マシンに伝達す
るステップと、代理店マシンにおいて、前記ユーザを認
証した後、入力済みのくじフォーマットを蓄積するステ
ップと、前記主催者マシンにおいて、くじの抽選を実施
し、少なくとも当選番号を示す情報を、前記主催者マシ
ンから代理店マシンに伝達するステップと、代理店マシ
ンにおいて、前記主催者を認証した後に、当選番号を示
す情報に基づき、前記蓄積した入力済みのくじフォーマ
ットを参照して、ユーザの当落を判定するステップとを
備えたことを特徴とする電子くじの実施方法により達成
される。
【0009】本発明によれば、クライアントマシンは、
代理店のみに登録情報を開示するのみで足り、また、代
理店のみにアクセスすることでくじの購入をなすことが
可能となる。したがって、ユーザは、個人情報の開示を
最小限にし、かつ、簡単な手順で電子くじシステムを利
用することが可能となる。
【0010】好ましい実施態様においては、さらに、前
記クライアントマシンと代理店マシンとの間でのセッシ
ョンに先立って、電子証明書を交換するステップと、前
記ユーザ名を少なくとも含むユーザ登録情報、および、
当該ユーザ登録情報に基づき、ユーザの秘密鍵を用いて
生成された署名情報を、前記クライアントマシンから前
記代理店マシンに伝達するステップと、前記代理店マシ
ンにおいて、当該署名情報を検証した後に、ユーザ登録
情報を蓄積するステップと、前記クライアントマシンと
代理店マシンとの間で、電子証明書を交換するステップ
と、前記代理店マシンにおいて、前記くじフォーマッ
ト、および、当該くじフォーマットに基づき、代理店の
秘密鍵を用いて生成された署名情報を、前記代理店マシ
ンから前記クライアントマシンに伝達するステップと、
前記クライアントマシンにおいて、前記認証として、前
記署名情報を検証した後に、前記くじフォーマットに、
必須の事項を入力するステップと、前記入力済みのくじ
フォーマット、および、当該入力済みのくじフォーマッ
トに基づき、クライアントの秘密鍵を用いて生成された
署名情報を、前記クライアントマシンから代理店マシン
に伝達するステップとを備えている。
【0011】本実施の形態によれば、クライアントマシ
ンと代理店マシンとのセッションに先立って、電子証明
書を交換して、これを利用した認証、データへの署名、
署名の検証などを実現するため、煩雑な手続きや処理を
行うことなく、安全なくじの購入を実現することができ
る。
【0012】別の好ましい実施態様においては、さら
に、前記代理店マシンと前記主催者マシンの間でのセッ
ションに先立って、電子証明書を交換するステップと、
前記主催者マシンにおいて、くじフォーマット、およ
び、当該くじフォーマットに基づき、くじ主催者の秘密
鍵を用いて生成された署名情報を、前記くじ主催者マシ
ンから前記代理店マシンに伝達するステップと、前記代
理店マシンにおいて、前記認証として、前記署名情報を
検証した後に、前記くじフォーマットを蓄積するステッ
プと、前記主催者マシンにおいて、くじの抽選を実施
し、少なくとも当選番号を示す情報、および、当該当選
番号を示す情報に基づき、主催者の秘密鍵を用いて生成
された署名情報を、前記主催者マシンから代理店マシン
に伝達するステップと、前記代理店マシンにおいて、認
証として、前記署名情報を検証した後に、当選番号を示
す情報に基づき、前記入力済みのくじフォーマットを参
照して、ユーザの当落を判定するステップとを備えてい
る。
【0013】この実施の形態によれば、主催者マシンと
代理店マシンとの間でも、セッションに先立って、電子
証明書を交換して、認証、くじフォーマットの署名、お
よび、署名の検証をなしている。これにより、当該マシ
ン間においても、クライアントマシンと代理店マシンと
の間と略同様の手順にて、安全な取引が可能となる。
【0014】別の好ましい実施態様においては、前記ユ
ーザ登録情報が、当該ユーザが所有する前記金融機関中
の口座番号を含み、さらに、くじの購入および当選金の
振込にかかる決済を実行する金融機関に関する金融機関
マシンがネットワークに接続され、前記代理店マシンに
おいて、前記購入履歴を参照して、ユーザが購入したく
じの購入金および振込先を示す、代理店に対する振込情
報を作成するステップと、前記代理店マシンと前記金融
機関マシンとの間で、電子証明書を交換するステップ
と、前記代理店に対する振込情報、および、当該代理店
に対する振込情報に基づき、代理店の秘密鍵を用いて生
成された署名情報を、前記金融機関マシンに伝達するス
テップと、前記金融機関システムにおいて、当該署名情
報を検証した後に、前記代理店に対する振込情報に基づ
き、当該代理店に対する振込を実施するステップとを備
えている。これにより、ユーザは金融機関マシンに別途
アクセスする必要なく、代理店に対してくじ購入にかか
る代金を振込むことが可能となる。
【0015】より好ましい実施態様においては、さら
に、前記代理店マシンにおいて、当選したユーザに関し
て、前記登録情報を参照して、当選金額および振込先を
示す、ユーザに対する振込情報を作成するステップと、
前記ユーザに対する振込情報、および、当該ユーザに対
する振込情報に基づき、代理店の秘密鍵を用いて生成さ
れた署名情報を、前記代理店マシンから金融機関マシン
に伝達するステップと、前記金融機関システムにおい
て、当該署名情報を検証した後に、振込情報に基づき、
ユーザに対する振込を実施するステップとを備えてい
る。これにより、ユーザがクライアントマシンを操作し
て、別途金融機関マシンにアクセスすることなく、当選
金を受領することが可能となる。
【0016】別の好ましい実施態様においては、さら
に、前記代理店マシンにおいて、前記購入履歴を参照し
て、ユーザが購入したくじの購入金を示す請求書情報を
作成するステップと、前記請求書情報を、前記登録情報
に関連付けて記憶するステップとを備えている。
【0017】より好ましい実施態様においては、さら
に、前記代理店マシンにおいて、当選したユーザに関し
て、当選金額を預託として、前記登録情報に関連付けて
記憶するステップを備えている。より好ましくは、請求
書情報を作成するステップが、前記購入金から預託の金
額を減じたものを請求金額とするステップを有してい
る。これら実施態様は、通信事業者やクレジットカード
会社が代理店となることにより実現できる。
【0018】さらに、別の好ましい実施態様において
は、さらに、代理店マシンにおける、前記ユーザの当落
の判定に引き続いて、ユーザに関する当落を示す当落情
報を示す当落フィールドを生成するステップと、当落フ
ィールドを含む通知フィールド、および、前記通知フィ
ールドに基づき、代理店の秘密鍵を用いて生成された署
名情報を、前記クライアントマシンに伝達するステップ
とを備えている。
【0019】より好ましい実施態様においては、さら
に、代理店マシンにおいて、当選したユーザに関して、
当選金額を示す当選金額フィールドを生成するステップ
と、当落フィールドおよび当選金額フィールドからなる
通知フィールド、並びに、通知フィールドに基づき、代
理店の秘密鍵を用いて生成された署名情報を、前記クラ
イアントマシンに伝達するステップとを備えている。上
記伝達するステップは、前記クライアントマシンからの
アクセス要求に応答してなされても良い。或いは、伝達
するステップが、電子メールにてなされても良い。
【0020】別の好ましい実施態様においては、さら
に、クライアントマシンにより、前記主催者の証明書を
取得するステップと、前記代理店マシンにおいて、前記
くじフォーマットおよびくじ主催者の秘密鍵と用いて生
成された署名情報からなるくじ主催者署名情報付きのく
じフォーマット、および、当該くじ主催者署名情報付き
のくじフォーマットに基づき、代理店の秘密鍵を用いて
生成された第2の署名情報を生成するステップと、前記
第2の署名情報が付加された、くじ主催者署名情報付き
のくじフォーマットを、クライアントマシンに伝達する
ステップと、前記クライアントマシンにおいて、前記署
名情報、および、第2の署名情報を検証するステップと
を備えている。
【0021】また、本発明の目的は、くじ購入者である
ユーザが操作するクライアントマシン、くじの主催者に
関する主催者マシン、および、ユーザによるくじ購入な
どを含む取引を仲介する代理店に関する代理店マシンを
含む関係者のマシンが、それぞれネットワークに接続さ
れたシステムにおいて、前記マシン間のデータ通信によ
り電子くじを実施するために、クライアントマシンに実
行させるコンピュータプログラムであって、代理店マシ
ンに対して、当該クライアントマシンにかかるユーザに
関するユーザ登録情報を伝達するステップと、前記代理
店マシンとの間で、電子証明書を交換するステップと、
前記主催者マシンから代理店マシンに伝達された、ユー
ザ入力欄を含む所定のくじフォーマット、および、当該
くじフォーマットに基づき、代理店の秘密鍵を用いて生
成された署名情報を、前記代理店マシンから受理するス
テップと、前記署名情報を検証した後に、前記くじフォ
ーマットに、必須の事項を入力するステップと、前記入
力済みのくじフォーマット、および、当該入力済みのく
じフォーマットに基づき、クライアントの秘密鍵を用い
て生成された署名情報を、前記クライアントマシンから
代理店マシンに伝達するステップとを、クライアントマ
シンに実行させることを特徴とするコンピュータプログ
ラムによっても達成される。
【0022】また、本発明の目的は、くじ購入者である
ユーザが操作するクライアントマシン、くじの主催者に
関する主催者マシン、および、ユーザによるくじ購入な
どを含む取引を仲介する代理店に関する代理店マシンを
含む関係者のマシンが、それぞれネットワークに接続さ
れたシステムにおいて、前記マシン間のデータ通信によ
り電子くじを実施するために、代理店マシンに実行させ
るコンピュータプログラムであって、クライアントマシ
ンからのアクセスにより、当該クライアントマシンにか
かるユーザに関するユーザ登録情報を記憶するステップ
と、前記くじ主催者マシンとの間で、電子証明書を交換
するステップと、ユーザ入力欄を含む所定のくじフォー
マット、および、当該くじフォーマットに基づき、くじ
主催者の秘密鍵を用いて生成された署名情報を、前記く
じ主催者マシンから受理するステップと、前記署名情報
を検証した後に、前記くじフォーマットを蓄積するステ
ップと、前記クライアントマシンとの間で、電子証明書
を交換するステップと、前記くじフォーマット、およ
び、当該くじフォーマットに基づき、代理店の秘密鍵を
用いて生成された署名情報を、前記クライアントマシン
に伝達するステップと、前記クライアントマシンにおい
て必須の事項が入力された、入力済みのくじフォーマッ
ト、および、当該入力済みのくじフォーマットに基づ
き、クライアントの秘密鍵を用いて生成された署名情報
を、クライアントマシンから受理するステップと、前記
署名情報を検証した後、入力済みのくじフォーマットを
蓄積するステップと、前記主催者マシンにおいて実施さ
れたくじの抽選に基づく、少なくとも当選番号および当
選金額を示す情報、および、当選番号を示す情報に基づ
き、主催者の秘密鍵を用いて生成された署名情報を、前
記主催者マシンから受理するステップと、前記署名情報
を検証した後に、当選番号を示す情報に基づき、前記蓄
積した入力済みのくじフォーマットを参照して、ユーザ
の当落を判定するステップとを、前記代理店マシンに実
行させることを特徴とするコンピュータプログラムによ
っても達成される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本実施の
形態にかかる電子くじを実施するためのシステムの概略
を示すブロックダイヤグラムである。図1に示すよう
に、本実施の形態においては、インターネット12に、
パーソナルコンピュータ14−1や、携帯電話やPDA
のような携帯端末14−2が接続されている。パーソナ
ルコンピュータ14−1や携帯端末14−2は、電子く
じを購入するクライアントがそれぞれ操作する。以下、
本明細書において、パーソナルコンピュータ14−1、
携帯端末14−2を、単に、「クライアントマシン1
4」と称する。なお、本明細書において、くじの購入者
をユーザ或いはクライアントと称し、当該ユーザが操作
するコンピュータや携帯端末をクライアントマシンとす
る。
【0024】また、インターネット12には、電子くじ
の代理店の機能を有する代理店マシン16と、電子くじ
主催者に関連する主催者マシン18と、金融機関に関連
する金融機関マシン20と、当該電子くじの関係者に対
して電子証明書を発行する電子認証局22とが接続され
ている。
【0025】電子くじの代理店は、クライアントマシン
14の操作者、つまり、電子くじ購入の会員を登録し、
電子くじに関する種々のデータ通信に介在する機能を有
する。つまり、本実施の形態において、会員によるくじ
の購入、当選確認などの手続や、当選金などの振込依頼
は、すべて、代理店マシン16を介して実現される。
【0026】図1においては、単一の代理店マシン16
が示されているが、代理店が複数存在しても良い。この
場合に、クライアントマシン14のユーザは、何れかの
代理店に会員登録をなせばよい。また、図1において
は、単一の主催者マシン18が図示されているが、複数
の主催者が存在しても良い。この場合には、ユーザは、
種々の電子くじを、代理店を介して購入することが可能
となる。
【0027】図2は、本実施の形態にかかるシステムに
おけるデータ通信を概略的に示す図である。図2に示す
ように、本実施の形態においては、クライアントマシン
14からの情報は、代理店マシン16を介して、他のマ
シンに伝達される。同様に、他のマシン(たとえば、く
じ主催者マシン18)からの情報も、代理店マシン16
を介してクライアントマシン14に伝達される。たとえ
ば、電子くじのフォーマットは、主催者マシン18から
代理店マシン16に与えられ、代理店マシン16に記憶
される。電子くじを購入したいユーザは、クライアント
マシン14と代理店マシン16との間の通信路を開設
し、代理店マシン16に対して電子くじの購入を依頼す
る。また、くじ売上金のくじ主催者への振込みや、くじ
当選金のユーザへの振込みも、代理店マシン16と金融
機関マシン20との間のデータ通信により実現される。
【0028】図3は、本実施の形態にかかるシステムに
おける電子くじの実施手順を概略的に示すフローチャー
トである。図3に示すように、本実施の形態において
は、関係者による電子証明書の取得(ステップ301)
が必要である。後述するように、本実施の形態において
は、関係者がそれぞれ取得した電子証明書を利用して、
データ通信の相手を認証するようになっている。したが
って、クライアントマシン14の登録(ステップ30
2)の際にも、クライアントマシン14が電子認証局2
2から、当該クライアントマシンのユーザを認証した電
子証明書を取得する必要がある。このステップ302
は、新たなユーザが、このシステムを利用する場合に実
行されることになる。
【0029】また、主催者マシン18が、電子くじを実
施する場合には、代理店マシン16に対して、必要なく
じフォーマットを送信する(ステップ303)。本実施
の形態においては、一例として、ユーザが所定の桁数の
数字を入力する形式のくじが実施されると考える。これ
らステップ301〜303は、ユーザによるくじ購入前
のプロセスとなる。
【0030】ユーザによる電子くじの購入は、クライア
ントマシン14から代理店マシン16との間でデータ通
信することにより実現される(ステップ304)。一定
の期間、ユーザによる電子くじの購入が繰り返された
後、代理店マシン16は、金融機関マシン20にアクセ
スして、ユーザの購入代金を代理店の口座に振込むこと
を依頼する(ステップ305)。これらステップ30
4、305が、電子くじの購入プロセスとなる。
【0031】くじの購入が終了すると、主催者において
くじを実施することにより当選番号等が確定する。この
当選番号等は、主催者マシン18から代理店マシン16
に伝達される(ステップ306)。クライアントマシン
14が主催者マシン18にアクセスすることで、ユーザ
は、自己が購入した電子くじの当落を知ることが可能と
なる(ステップ307)。これらステップ306、30
7が当選確認プロセスとなる。
【0032】代理店においては、当選者に対する振込み
や、くじ主催者に対する振込みが金融機関に対して依頼
される(ステップ308)。金融機関においては、これ
に応答して、必要な振込みが実施される(ステップ30
9)。これらステップ308、309が振込みプロセス
となる。
【0033】以下、図3に示す各ステップを含む処理に
つき、より詳細に説明を加える。図4は、購入前プロセ
スをより詳細に示すフローチャートである。なお、図4
においては、クライアントマシンを操作するユーザは、
予め代理店へのユーザ登録を済ませている。電子認証局
から、金融機関、くじ主催者、代理店、および、クライ
アントマシンのユーザのぞれぞれに、電子証明書が配布
されることにより、これら関係者によるシステムの利用
が可能となる(ステップ401)。この電子証明書は、
それぞれの所有者の名称、公開鍵の値、公開鍵アルゴリ
ズムを示すID、有効期限などが含まれる。
【0034】ユーザは、クライアントマシン14を操作
して、代理店マシン16にアクセスする。この際に、電
子証明書を交換する(ステップ402)。次いで、クラ
イアントマシン14から、電子署名付きの登録情報が、
代理店マシン16に伝達される(ステップ403)。な
お、ここで、ユーザは当選確認のための手法(たとえ
ば、後述する通知フィールドへのクライアントマシンか
らのアクセス等)を指定しておくのが望ましい。
【0035】図5(a)は、電子署名付きの登録情報を
説明するための図である。図5(a)において、ユーザ
の登録情報501、たとえば、ユーザ名、金融機関名や
口座番号に基づき、一方向ハッシュ関数を用いることに
より、ハッシュ値502が生成される。次いで、ハッシ
ュ値をクライアント(ユーザ)の秘密鍵にて暗号化する
(矢印503参照)ことで、電子署名504が作成され
る。これにより、登録情報および電子署名からなる電子
署名付き登録情報500が得られる。
【0036】代理店マシン16は、電子署名付き登録情
報500を受理すると、その電子署名を検証する(ステ
ップ404)。図5(b)に示すように、代理店マシン
16においては、取得した電子署名付き登録情報のう
ち、登録情報本体に基づき、一方向ハッシュ関数を用い
ることにより、ハッシュ値511を得るとともに、電子
署名を、電子証明書に添付されていたクライアントの公
開鍵で復号化して(矢印512参照)、ハッシュ値51
3を得る。これら双方を比較して(矢印514参照)一
致すれば、署名が正しいことがわかる。
【0037】また、代理店マシン16は、くじ主催者マ
シン18と証明書を交換して(ステップ405)、くじ
フォーマットの送信を求める。くじ主催者マシン18
は、これに応答して、電子署名付きのくじフォーマット
を、代理店マシン16に伝達する(ステップ406)。
より詳細には、図5(c)に示すように、くじ主催者マ
シン18において、くじフォーマット521に基づき、
一方向ハッシュ関数を用いることにより、ハッシュ値5
22が生成される。次いで、ハッシュ値を、主催者の秘
密鍵で暗号化することで(矢印523参照)、電子署名
524が生成される。これにより、くじフォーマット5
21および電子署名524からなる電子署名付きくじフ
ォーマット520が得られる。
【0038】代理店マシン16は、主催者マシン18か
ら、電子署名付きくじフォーマット520を受理する
と、その電子署名を検証する(ステップ407)。より
詳細には、図5(d)に示すように、主催者マシン18
において、取得した電子署名付きくじフォーマットのう
ち、くじフォーマット本体に基づき、一方向ハッシュ関
数を用いることにより、ハッシュ値531を得るととも
に、電子署名を、電子証明書に添付されていた主催者の
公開鍵で復号化して(矢印532参照)、ハッシュ値5
33を得る。これら双方を比較して(矢印534参照)
一致すれば、署名が正しいことがわかる。このようにし
て、くじフォーマットを取得すると、代理店マシン16
は、これに代理店の秘密鍵を用いて電子署名し(ステッ
プ408)、これをデータベース(図示せず)中に記憶
する(ステップ409)。このようにして、購入前プロ
セスが完了する。なお、上記代理店における電子署名に
ついて、図7(a)にその手順をより詳細に示す。
【0039】次に、ユーザがクライアントマシン14を
操作することに応答した購入プロセスにつき説明を加え
る。図6は、購入プロセスをより詳細に示したフローチ
ャートである。ユーザがクライアントマシン14を操作
して、代理店マシン16にアクセスする際に、まず、電
子証明書が交換される(ステップ601)。このよう
に、本実施の形態においては、クライアントやマシン間
のセッションの際に、電子証明書が交換される。次い
で、購入ページのアクセス要求に応答して、代理店によ
る電子署名の付加されたくじフォーマットを含む購入ペ
ージがクライアントマシンに伝達される(ステップ60
2)。図7(a)に示すように、ステップ408におい
て、くじフォーマット701に基づき一方向ハッシュ関
数を利用して得られたハッシュ値702が、代理店秘密
鍵により暗号化され(矢印703参照)、電子署名70
4が得られている。
【0040】したがって、クライアントマシン14にお
いては、ステップ602にて伝達された電子署名付きく
じフォーマット700のうち、くじフォーマット本体7
01に基づき、一方向ハッシュ関数を利用してハッシュ
値711を取得し、その一方、電子署名704を代理店
の公開鍵712で復号化して、ハッシュ値713とハッ
シュ値711とを比較する(ステップ603)。両者が
一致することで、署名が真正であると判断される。
【0041】次いで、クライアントマシン14において
は、ユーザが入力装置を操作することにより、くじフォ
ーマットに所定の印を付すことで、予想番号がくじフォ
ーマットに書き込まれる(ステップ604)。クライア
ントマシン14は、予想番号が書き込まれたくじフォー
マット(書き込みデータ:図7の符号721)に基づ
き、一方向ハッシュ関数を利用してハッシュ値722を
算出し、当該ハッシュ値をユーザ(クライアント)の秘
密鍵で暗号化して(矢印723参照)、電子署名724
を得る。このようにして得られた電子署名付き書き込み
データ720が、代理店マシン16に伝達される。
【0042】代理店マシン16においては、取得したデ
ータ720のうち、書き込みデータに基づき、一方向ハ
ッシュ関数を利用して、ハッシュ値731を得るととも
に、電子署名724をクライアントの公開鍵で復号化し
て(矢印732参照)、ハッシュ733を得る。代理店
マシン16は、ハッシュ731およびハッシュ733を
比較して(矢印734参照)、署名が真正であることを
判断する。電子署名の検証(ステップ607)の結果、
署名が真正である場合には、ユーザの書き込みデータ
が、ユーザの登録情報と関連付けられて、データベース
(図示せず)に記憶される(ステップ608)。また、
ユーザの登録情報と関連付けて、ユーザの購入履歴が更
新されても良い(ステップ612)。
【0043】次いで、代理店マシン16は、ユーザ(ク
ライアント)の口座から代理店口座へのくじ購入代金の
振込をなすために、ユーザ(クライアント)名、口座番
号などを含む振込依頼データに基づき、一方向ハッシュ
関数を利用してハッシュ値を算出し、当該ハッシュ値を
代理店の秘密鍵で暗号化して署名情報を作成する。代理
店マシン16と金融機関マシン20との間の証明書交換
(ステップ610)の後に、代理店マシン16は、振込
依頼データおよび署名情報からなる電子署名付き振込依
頼データが金融機関マシン20に伝達される(ステップ
611)。
【0044】金融機関マシン20は、振込依頼データに
基づくハッシュ値の生成および電子署名の復号化による
ハッシュ値の取得の後、双方のハッシュ値を比較する
(ステップ613)。これらハッシュ値が一致する場合
には、署名が真正であると判断して、電子くじの購入者
であるユーザ(クライアント)の口座から代理店の口座
への振込みを実施する(ステップ614)。
【0045】図6のステップ601〜614の処理は、
電子くじの販売期間においてユーザがアクセスするごと
に実行される。なお、ステップ611、613および6
14の処理は、ユーザによる電子くじの購入ごとに実施
されるのではなく、所定の期間ごとに、当該期間中に電
子くじを購入したユーザ(クライアント)について、ま
とめて実行されても良い。次に、当選確認ステップおよ
び振込みプロセスにつき、図8を参照して説明する。く
じ主催者マシン18は、予め定められた電子くじの実施
のタイミングで、くじを実施して、当選番号を確定する
(ステップ801)。次いで、当選番号に電子署名を付
加した電子署名付き当選番号を作成する(ステップ80
2)。
【0046】電子署名付き当選番号は、図5および図7
にて説明した手順と略同様の手順にて作成される。すな
わち、当選番号に基づき、一方向ハッシュ関数を利用し
てハッシュ値が生成され、さらに、当該ハッシュ値を主
催者の秘密鍵にて暗号化することにより電子署名が作成
される。これにより、当選番号および電子署名からなる
電子署名付き当選番号を得ることができる。
【0047】くじ主催者マシン18と代理店マシン16
との間で証明書が交換された(ステップ803)後に、
くじ主催者マシン18から代理店マシン16に、電子署
名付き当選番号が伝達される(ステップ804)。代理
店マシン16においては、図5および図7にて説明した
ものと略同様の手順により、電子署名が検証される(ス
テップ805)。再度説明すると、当選番号に基づき一
方向ハッシュ関数を利用してハッシュ値が算出され、そ
の一方、電子署名がくじ主催者の公開鍵にて復号化され
ることでハッシュ値が取得され、両者が比較される。こ
れらが一致すれば署名が真正であると判断される。
【0048】次いで、代理店マシン16は、データベー
スに蓄積された、電子くじの購入者であるユーザの書き
込みデータを参照して、各ユーザの当落を確定させる
(ステップ806)。次いで、各ユーザに関して、ユー
ザの購入した電子くじの当落、当選の場合の等級や賞金
などを示す情報を含む当落フィールドに、電子署名を施
して、電子署名付き当落フィールドを生成する。ここで
も、当落フィールドに基づき、一方向ハッシュ関数を利
用してハッシュ値が算出され、当該ハッシュ値を、代理
店の秘密鍵にて暗号化することにより、電子署名が得ら
れる(ステップ807)。
【0049】クライアントマシン14による代理店マシ
ン16へのアクセスがあった場合に、証明書の交換(ス
テップ808)の後に、当落確認の処理が実行される
(ステップ809)。たとえば、上記電子署名付きの当
落フィールドを、代理店マシン16からクライアントマ
シン14が取得して、当該当落フィールドを参照するこ
とにより実現され得る。
【0050】図11および図12は、それぞれ、代理店
マシン16およびクライアントマシン14にて実行され
る、当選確認の際の処理を示すフローチャートである。
図11に示すように、代理店マシン16においては、あ
るユーザに対して(ステップ1101)、ユーザの購入
履歴を参照して(ステップ1102)、当該ユーザの当
落を判定する。
【0051】次いで、代理店マシン16は、当落情報
を、クライアント公開鍵を用いて暗号化して(ステップ
1103)、暗号化された当落情報を、ユーザの当落フ
ィールドに格納する(ステップ1104)。ここに、当
落フィールド、および、後述する当選金額フィールドか
らなる通知フィールドは、クライアントマシンのアクセ
スにより、ブラウザにて表示される、当該ユーザに関す
るデータ領域である。次いで、代理店マシン16にて当
選と判断された場合に、代理店マシン16は、当選金額
を、クライアント公開鍵を用いて暗号化して(ステップ
1105)、暗号化された当選金額を、ユーザの当選金
額フィールドに格納する(ステップ1106)。このよ
うな処理が、くじを購入した全てのユーザに関して実行
され(ステップ1107参照)、各ユーザの当落フィー
ルドなどに必要な情報が格納される。当落フィールドお
よび当選金額フィールドからなる通知フィールドには、
代理店の秘密鍵による電子署名が付される。
【0052】ユーザが自己の購入したくじの当落や当選
金額を知りたい場合には、クライアントマシン14から
代理店マシン16にアクセスする(ステップ120
1)。ここでは、クライアントマシン14と代理店マシ
ン16との間で証明書が交換される。次いで、自己の通
知フィールドの代理店による電子署名を検証した(ステ
ップ1202)後に、当落フィールド中の情報を、クラ
イアント秘密鍵にて復号化し(ステップ1203)、当
選金額フィールド中の情報を、同様に、クライアント秘
密鍵にて復号化する(ステップ1204)。これら当落
を示す情報や当選金額を示す情報は、ブラウザ上に表示
され(ステップ1205)、これにより、ユーザは、自
己の購入したくじの当落やその当選金額を知ることが可
能となる。
【0053】代理店マシン16は、ユーザへの当落や賞
金額の通知が終了した後に、当選金の代理店口座から、
ユーザ(クライアント)の口座への振込や、売上金の代
理店口座から、主催者の口座への振込を依頼するための
処理を実行する。より詳細には、ユーザ(クライアン
ト)の口座番号や振込金額を含む当選金振込依頼データ
に、代理店の秘密鍵を用いた電子署名が付加されたもの
(電子署名付き当選金振込依頼データ)、および、主催
者の口座番号や振込金額を含む売上金振込依頼データ
に、代理店の秘密鍵を用いた電子署名が付加されたもの
(電子署名付き売上金振込依頼データ)が、代理店マシ
ン16と金融機関マシン20との間の証明書の交換(ス
テップ811)の後に、伝達される(ステップ81
2)。
【0054】金融機関マシン20においては、これら当
選金振込依頼データおよび売上金振込依頼データの署名
を検証する(ステップ813)。この手法は、図5や図
7を参照して説明したものと同様であり、その詳細な説
明は省略する。署名が真正なものである場合には、金融
機関マシン20において、当該当選金振込依頼データや
売上金振込依頼データに基づく振込が実行される(ステ
ップ814)。このようにして、くじの実施や当選の確
定、当選金や売上金の振込などの一連の手続が終了す
る。
【0055】本実施の形態によれば、セッションごとに
電子証明書を交換し、当該電子証明書に添付されている
公開鍵を利用して電子署名を検証している。また、初期
的に証明書を電子認証局から取得する手順を除き、全て
の手順が、代理店マシン16を介して実行されている。
したがって、ユーザ(クライアント)は関係者のうち、
代理店に対してのみ、当該ユーザの個人情報(氏名や口
座番号など)を開示すればよい。したがって、ユーザが
多くの相手に個人情報を開示する必要性を減じること
で、取引の安全性を高めることが可能となる。また、本
実施の形態によれば、ユーザ(クライアント)は、くじ
の購入から当落の確認、振込などに関して、代理店マシ
ンにのみアクセスすれば足りる。したがって、関係者の
それぞれにアクセスするための煩雑な手続無く、電子く
じのシステムを利用することが可能となる。
【0056】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。たとえ
ば、前記実施の形態においては、くじフォーマットを代
理店マシンからクライアントマシンに送信する際に、代
理店による電子署名のみを付加しているがこれに限定さ
れるものではなく、くじフォーマットの本来の発行元で
ある主催者の電子署名および代理店の電子署名が付加さ
れていても良い。
【0057】この場合には、図9に示すように、代理店
マシン16において、主催者の署名付きくじフォーマッ
トを取得して(ステップ901)、これに基づき、代理
店の秘密鍵を用いた電子署名を施す(ステップ90
2)。図10(a)に示すように、くじ主催者マシン1
8においては、くじフォーマット1001に基づいて、
一方向ハッシュ関数を利用して、ハッシュ値1002を
算出し、当該ハッシュ値1002をくじ主催者の秘密鍵
で暗号化して(矢印1003参照)、電子署名1004
が得られている。このようなくじフォーマット1001
および電子署名1004からなる電子署名付きくじフォ
ーマット1000が、代理店マシン16には与えられて
いる。
【0058】したがって、代理店マシン16において
は、図10(b)に示すように、電子署名付きくじフォ
ーマット1000に基づき、一方向ハッシュ関数を利用
してハッシュ値(第2のハッシュ値)1011を算出
し、これを代理店の秘密鍵で暗号化して(矢印1012
参照)、第2の電子署名1013を得る。このようにし
て作成された、主催者による電子署名付きくじフォーマ
ット1000と、代理店による第2の電子署名1013
とからなる電子署名付きくじフォーマット1010が、
代理店マシン16からクライアントマシン14に伝達さ
れる。
【0059】クライアントマシン14においては、くじ
フォーマットに基づくハッシュ値の取得、および、電子
署名のくじ主催者の公開鍵による復号化により(ステッ
プ911)、二つのハッシュ値(第1のハッシュ値)を
得て、これらを比較して、くじ主催者の署名を検証する
(ステップ912)。また、くじフォーマットおよびく
じ主催者による電子署名に基づく第2のハッシュ値の取
得、および、第2の電子署名の代理店の公開鍵による復
号化により(ステップ913)、二つのハッシュ値(第
2のハッシュ値)を得て、これらを比較して、代理店の
署名を検証する(ステップ914)。
【0060】これらの処理は、図10(c)に模式的に
示されている。ステップ911において、ハッシュ値1
021が取得され、また、電子署名をくじ主催者の公開
鍵で復号化する(矢印1022)ことにより、ハッシュ
値1023が算出される。ステップ912においては、
これらが比較される。また、ステップ913において、
くじ主催者の電子署名付きのくじフォーマット1010
に基づくハッシュ値1031が取得され、また、第2の
電子署名を代理店の公開鍵で復号化する(矢印103
2)ことにより、ハッシュ値1033が得られる。ステ
ップ914においては、これらハッシュ値(第2のハッ
シュ値)が比較される。このような構成することによ
り、ユーザ(クライアント)は、くじフォーマットが、
代理店および主催者が真正であると保証するものである
ことを確認することが可能となる。
【0061】また、前記実施の形態においては、金融機
関に関する金融機関マシンを設け、くじ購入の際のユー
ザの口座からの引き落としや、当選金のユーザの口座へ
の振込が実現されているが、これに限定されるものでは
なく、代理店自体が決済をなすような構成としても良
い。
【0062】この実施の形態では、インターネット事業
者(キャリア)やクレジットカード会社など、請求書の
発行を行うことができる事業者が代理店となることで実
現できる。図13(a)は、図6のステップ608、つ
まり、書き込みデータのデータベースへの記憶に引き続
いて実行される処理を示すフローチャートである。図1
3(a)に示すように、代理店マシン16は、ユーザに
よる購入金額を算出して(ステップ1301)、当該ユ
ーザの請求額、たとえば、他のサービス利用の請求額や
他のくじの購入金額などに、今回の購入金額を加算する
(ステップ1302)。次いで、代理店マシン16は、
新たに算出された請求額を、ユーザの登録情報と関連付
けてデータベース中に記憶し(ステップ1303)、ス
テップ612と同様に、購入履歴を更新する(ステップ
1304)。
【0063】また、当選金については預託とすることに
より、当選金の管理を代理店がなすこともできる。図1
3(b)に示すように、代理店マシン16は、当選確認
(図8のステップ809)が終了すると、当選金をユー
ザの預託として、当該ユーザの登録情報と関連付けてデ
ータベースに記憶する(ステップ1311)。預託の金
額は、ユーザへの請求書の作成時に、請求額から減算す
ることで、精算することができる(ステップ131
2)。
【0064】このように、代理店が請求書の発行をなす
ことができれば、金融機関のマシンを省略した形態で電
子くじの実施が可能となる。なお、作成された請求書
は、従来と同様に、郵便などにてユーザに送信され、ユ
ーザが請求書に基づいて支払っても良いし、あらかじ
め、代理店に対して金融機関の口座番号などを示して口
座引き落としを依頼しておけば、所定の金融機関におい
て請求書に基づく口座引き落としがなされる。代理店が
通信事業者であれば、ユーザは、クレジットカードにて
請求書の支払をするように設定しても良い。この場合に
は、代理店においては、予め示されていたクレジットカ
ード番号に基づいて、当該クレジットカード会社に対す
る請求書が発行される。
【0065】代理店がユーザに対して請求書を発行でき
る事業者(通信事業者やクレジットカード会社)である
場合には、以下のような形態にて決済を実現することが
できる。 (1)代理店(クレジットカード会社)→請求書発行→
口座引き落とし (2)代理店(クレジットカード会社)→請求書発行→
オフラインによる支払 (3)代理店(通信事業者)→費用明細書発行→口座引
き落とし (4)代理店(通信事業者)→費用明細書発行→オフラ
インによる支払 (5)代理店(通信事業者)→費用明細書発行→クレジ
ットカード会社への請求→請求書発行→口座引き落とし (6)代理店(通信事業者)→費用明細書発行→クレジ
ットカード会社への請求→請求書発行→オフラインによ
る支払 無論、これらに限定されるものではないことは言うまで
もない。また、請求書の発行や明細書の発行以降の処理
は、従来の仕組みを利用し得る。
【0066】また、前記実施の形態においては、図11
および図12に示すように、通知フィールドへのクライ
アントマシンのアクセスにより、クライアントマシンの
ブラウザ上に、当落を示す情報や当選金額を示す情報が
表示されるように構成したが、これに限定されるもので
はない。たとえば、代理店マシン16においてユーザの
クライアントマシン宛てのメールを作成して、これをユ
ーザのメールボックスに送信するように構成しても良
い。ここでも、当落を示す情報および当選金額を示す情
報に、クライアント公開鍵を用いて暗号化するのが望ま
しい。さらに、前記実施の形態において、上記通知には
クライアント公開鍵を利用した暗号を用いているがこれ
に限定されるものではなく、代理店公開鍵を利用した暗
号を用いても良い。或いは、SSLなどの他の暗号方式
を利用しても良い。
【0067】また、前記他の実施の形態において、クラ
イアントマシン14は主催者の証明書を取得する必要が
ある。これは電子認証局から別途取得しておけばよい。
なお、本明細書において、一つの手段の機能が、二つ以
上の物理的手段により実現されても、若しくは、二つ以
上の手段の機能が、一つの物理的手段により実現されて
もよい。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、データ通信の相手をで
きる限り少なくして、ユーザ(購入者)の手順を単純化
し、また、ユーザの個人情報の開示する相手も最小にし
た電子くじシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本実施の形態にかかる電子くじを実
施するためのシステムの概略を示すブロックダイヤグラ
ムである。
【図2】 図2は、本実施の形態にかかるシステムにお
けるデータ通信を概略的に示す図である。
【図3】 図3は、本実施の形態にかかるシステムにお
ける電子くじの実施手順を概略的に示すフローチャート
である。
【図4】 図4は、本実施の形態にける購入前プロセス
をより詳細に示すフローチャートである。
【図5】 図5は、本実施の形態における電子署名つき
の情報を説明するための図である。
【図6】 図6は、本実施の形態における購入プロセス
をより詳細に示すフローチャートである。
【図7】 図7は、本実施の形態における電子署名つき
の情報を説明するための図である。
【図8】 図8は、本実施の形態にかかる当選確認ステ
ップおよび振込みプロセスをより詳細に示すフローチャ
ートである。
【図9】 図9は、本発明の他の実施の形態にかかる処
理フロー例を示す図である。
【図10】 図10は、他の実施の形態における電子署
名つきの情報を説明するための図である。
【図11】 図11は、本実施の形態にかかる代理店マ
シンにて実行される、当選確認の際の処理を示すフロー
チャートである。
【図12】 図12は、本実施の形態にかかるクライア
ントマシンにて実行される、当選確認の際の処理を示す
フローチャートである。
【図13】 図13は、さらに他の実施の形態における
代理店マシンにて実行される処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
12 インターネット 14 クライアントマシン 16 代理店マシン 18 主催者マシン 20 金融機関マシン 22 電子認証局

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 くじ購入者であるユーザが操作するクラ
    イアントマシン、くじの主催者に関する主催者マシン、
    および、ユーザによるくじ購入などを含む取引を仲介す
    る代理店に関する代理店マシンを含む関係者のマシン
    が、それぞれネットワークに接続され、前記マシン間の
    データ通信により電子くじを実施する方法であって、 クライアントマシンからのアクセスにより、代理店マシ
    ンにおいて、当該クライアントマシンにかかるユーザに
    関するユーザ登録情報を記憶するステップと、ユーザ入
    力欄を含む所定のくじフォーマットを、前記くじ主催者
    マシンから前記代理店マシンに伝達するステップと、 前記代理店マシンにおいて、前記くじ主催者を認証した
    後に、前記くじフォーマットを蓄積するステップと、 前記くじフォーマットを、前記代理店マシンからクライ
    アントマシンに伝達するステップと、 前記クライアントマシンにおいて、前記代理店を認証し
    た後に、前記くじフォーマットに、必須の事項を入力す
    るステップと、 前記入力済みのくじフォーマットを、前記クライアント
    マシンから代理店マシンに伝達するステップと、 代理店マシンにおいて、前記ユーザを認証した後、入力
    済みのくじフォーマットを蓄積するステップと、 前記主催者マシンにおいて、くじの抽選を実施し、少な
    くとも当選番号を示す情報を、前記主催者マシンから代
    理店マシンに伝達するステップと、 代理店マシンにおいて、前記主催者を認証した後に、当
    選番号を示す情報に基づき、前記蓄積した入力済みのく
    じフォーマットを参照して、ユーザの当落を判定するス
    テップとを備えたことを特徴とする電子くじの実施方
    法。
  2. 【請求項2】 さらに、前記クライアントマシンと代理
    店マシンとの間でのセッションに先立って、電子証明書
    を交換するステップと、 前記ユーザ名を少なくとも含むユーザ登録情報、およ
    び、当該ユーザ登録情報に基づき、ユーザの秘密鍵を用
    いて生成された署名情報を、前記クライアントマシンか
    ら前記代理店マシンに伝達するステップと、 前記代理店マシンにおいて、当該署名情報を検証した後
    に、ユーザ登録情報を蓄積するステップと、 前記クライアントマシンと代理店マシンとの間で、電子
    証明書を交換するステップと、 前記代理店マシンにおいて、前記くじフォーマット、お
    よび、当該くじフォーマットに基づき、代理店の秘密鍵
    を用いて生成された署名情報を、前記代理店マシンから
    前記クライアントマシンに伝達するステップと、 前記クライアントマシンにおいて、前記認証として、前
    記署名情報を検証した後に、前記くじフォーマットに、
    必須の事項を入力するステップと、 前記入力済みのくじフォーマット、および、当該入力済
    みのくじフォーマットに基づき、クライアントの秘密鍵
    を用いて生成された署名情報を、前記クライアントマシ
    ンから代理店マシンに伝達するステップとを備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の電子くじの実施方法。
  3. 【請求項3】 さらに、前記代理店マシンと前記主催者
    マシンの間でのセッションに先立って、電子証明書を交
    換するステップと、 前記主催者マシンにおいて、くじフォーマット、およ
    び、当該くじフォーマットに基づき、くじ主催者の秘密
    鍵を用いて生成された署名情報を、前記くじ主催者マシ
    ンから前記代理店マシンに伝達するステップと、 前記代理店マシンにおいて、前記認証として、前記署名
    情報を検証した後に、前記くじフォーマットを蓄積する
    ステップと、 前記主催者マシンにおいて、くじの抽選を実施し、少な
    くとも当選番号を示す情報、および、当該当選番号を示
    す情報に基づき、主催者の秘密鍵を用いて生成された署
    名情報を、前記主催者マシンから代理店マシンに伝達す
    るステップと、 前記代理店マシンにおいて、認証として、前記署名情報
    を検証した後に、当選番号を示す情報に基づき、前記入
    力済みのくじフォーマットを参照して、ユーザの当落を
    判定するステップとを備えたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の電子くじの実施方法。
  4. 【請求項4】 前記ユーザ登録情報が、当該ユーザが所
    有する前記金融機関中の口座番号を含み、 さらに、くじの購入および当選金の振込にかかる決済を
    実行する金融機関に関する金融機関マシンがネットワー
    クに接続され、 前記代理店マシンにおいて、前記購入履歴を参照して、
    ユーザが購入したくじの購入金および振込先を示す、代
    理店に対する振込情報を作成するステップと、 前記代理店マシンと前記金融機関マシンとの間で、電子
    証明書を交換するステップと、 前記代理店に対する振込情報、および、当該代理店に対
    する振込情報に基づき、代理店の秘密鍵を用いて生成さ
    れた署名情報を、前記金融機関マシンに伝達するステッ
    プと、 前記金融機関システムにおいて、当該署名情報を検証し
    た後に、前記代理店に対する振込情報に基づき、当該代
    理店に対する振込を実施するステップとを備えたことを
    特徴とする請求項2または3に記載の電子くじの実施方
    法。
  5. 【請求項5】 さらに、前記代理店マシンにおいて、当
    選したユーザに関して、前記登録情報を参照して、当選
    金額および振込先を示す、ユーザに対する振込情報を作
    成するステップと、 前記ユーザに対する振込情報、および、当該ユーザに対
    する振込情報に基づき、代理店の秘密鍵を用いて生成さ
    れた署名情報を、前記代理店マシンから金融機関マシン
    に伝達するステップと、 前記金融機関システムにおいて、当該署名情報を検証し
    た後に、振込情報に基づき、ユーザに対する振込を実施
    するステップとを備えたことを特徴とする請求項4に記
    載の電子くじの実施方法。
  6. 【請求項6】 さらに、前記代理店マシンにおいて、前
    記購入履歴を参照して、ユーザが購入したくじの購入金
    を示す請求書情報を作成するステップと、 前記請求書情報を、前記登録情報に関連付けて記憶する
    ステップとを備えたことを特徴とする請求項1ないし3
    の何れか一項に記載の電子くじの実施方法。
  7. 【請求項7】 さらに、前記代理店マシンにおいて、当
    選したユーザに関して、当選金額を預託として、前記登
    録情報に関連付けて記憶するステップを備えたことを特
    徴とする請求項6に記載の電子くじの実施方法。
  8. 【請求項8】 さらに、前記請求書情報を作成するステ
    ップが、 前記購入金から預託の金額を減じたものを請求金額とす
    るステップを有することを特徴とする請求項7に記載の
    電子くじの実施方法。
  9. 【請求項9】 さらに、前記ユーザの当落の判定に引き
    続いて、 ユーザに関する当落を示す当落情報を示す当落フィール
    ドを生成するステップと、 当落フィールドを含む通知フィールド、および、前記通
    知フィールドに基づき、代理店の秘密鍵を用いて生成さ
    れた署名情報を、前記クライアントマシンに伝達するス
    テップとを備えたことを特徴とする請求項2ないし8の
    何れか一項に記載の電子くじの実施方法。
  10. 【請求項10】 さらに、当選したユーザに関して、当
    選金額を示す当選金額フィールドを生成するステップ
    と、 当落フィールドおよび当選金額フィールドからなる通知
    フィールド、並びに、通知フィールドに基づき、代理店
    の秘密鍵を用いて生成された署名情報を、前記クライア
    ントマシンに伝達するステップとを備えたことを特徴と
    する請求項9に記載の電子くじの実施方法。
  11. 【請求項11】 前記伝達するステップが、前記クライ
    アントマシンからのアクセス要求に応答してなされるこ
    とを特徴とする請求項9または10に記載の電子くじの
    実施方法。
  12. 【請求項12】 前記伝達するステップが、電子メール
    にてなされることを特徴とする請求項9または10に記
    載の電子くじの実施方法。
  13. 【請求項13】 さらに、クライアントマシンにより、
    前記主催者の証明書を取得するステップと、 前記代理店マシンにおいて、前記くじフォーマットおよ
    びくじ主催者の秘密鍵と用いて生成された署名情報から
    なるくじ主催者署名情報付きのくじフォーマット、およ
    び、当該くじ主催者署名情報付きのくじフォーマットに
    基づき、代理店の秘密鍵を用いて生成された第2の署名
    情報を生成するステップと、 前記第2の署名情報が付加された、くじ主催者署名情報
    付きのくじフォーマットを、クライアントマシンに伝達
    するステップと、 前記クライアントマシンにおいて、前記署名情報、およ
    び、第2の署名情報を検証するステップとを備えたこと
    を特徴とする請求項1ないし12の何れか一項に記載の
    電子くじの実施方法。
  14. 【請求項14】 くじ購入者であるユーザが操作するク
    ライアントマシン、くじの主催者に関する主催者マシ
    ン、および、ユーザによるくじ購入などを含む取引を仲
    介する代理店に関する代理店マシンを含む関係者のマシ
    ンが、それぞれネットワークに接続されたシステムにお
    いて、前記マシン間のデータ通信により電子くじを実施
    するために、クライアントマシンに実行させるコンピュ
    ータプログラムであって、 代理店マシンに対して、当該クライアントマシンにかか
    るユーザに関するユーザ登録情報を伝達するステップ
    と、 前記代理店マシンとの間で、電子証明書を交換するステ
    ップと、 前記主催者マシンから代理店マシンに伝達された、ユー
    ザ入力欄を含む所定のくじフォーマット、および、当該
    くじフォーマットに基づき、代理店の秘密鍵を用いて生
    成された署名情報を、前記代理店マシンから受理するス
    テップと、 前記署名情報を検証した後に、前記くじフォーマット
    に、必須の事項を入力するステップと、 前記入力済みのくじフォーマット、および、当該入力済
    みのくじフォーマットに基づき、クライアントの秘密鍵
    を用いて生成された署名情報を、前記クライアントマシ
    ンから代理店マシンに伝達するステップとを、クライア
    ントマシンに実行させることを特徴とするコンピュータ
    プログラム。
  15. 【請求項15】 さらに、前記代理店マシンとの間で、
    電子証明書を交換するステップと、 前記ユーザ名を少なくとも含むユーザ登録情報、およ
    び、当該ユーザ登録情報に基づき、ユーザの秘密鍵を用
    いて生成された署名情報を、前記代理店マシンに伝達す
    るステップを、前記クライアントマシンに実行させるこ
    とを特徴とする請求項14に記載のコンピュータプログ
    ラム。
  16. 【請求項16】 くじ購入者であるユーザが操作するク
    ライアントマシン、くじの主催者に関する主催者マシ
    ン、および、ユーザによるくじ購入などを含む取引を仲
    介する代理店に関する代理店マシンを含む関係者のマシ
    ンが、それぞれネットワークに接続されたシステムにお
    いて、前記マシン間のデータ通信により電子くじを実施
    するために、代理店マシンに実行させるコンピュータプ
    ログラムであって、 クライアントマシンからのアクセスにより、当該クライ
    アントマシンにかかるユーザに関するユーザ登録情報を
    記憶するステップと、 前記くじ主催者マシンとの間で、電子証明書を交換する
    ステップと、 ユーザ入力欄を含む所定のくじフォーマット、および、
    当該くじフォーマットに基づき、くじ主催者の秘密鍵を
    用いて生成された署名情報を、前記くじ主催者マシンか
    ら受理するステップと、 前記署名情報を検証した後に、前記くじフォーマットを
    蓄積するステップと、 前記クライアントマシンとの間で、電子証明書を交換す
    るステップと、 前記くじフォーマット、および、当該くじフォーマット
    に基づき、代理店の秘密鍵を用いて生成された署名情報
    を、前記クライアントマシンに伝達するステップと、 前記クライアントマシンにおいて必須の事項が入力され
    た、入力済みのくじフォーマット、および、当該入力済
    みのくじフォーマットに基づき、クライアントの秘密鍵
    を用いて生成された署名情報を、クライアントマシンか
    ら受理するステップと、 前記署名情報を検証した後、入力済みのくじフォーマッ
    トを蓄積するステップと、 前記主催者マシンにおいて実施されたくじの抽選に基づ
    く、少なくとも当選番号および当選金額を示す情報、お
    よび、当選番号を示す情報に基づき、主催者の秘密鍵を
    用いて生成された署名情報を、前記主催者マシンから受
    理するステップと、 前記署名情報を検証した後に、当選番号を示す情報に基
    づき、前記蓄積した入力済みのくじフォーマットを参照
    して、ユーザの当落を判定するステップとを、前記代理
    店マシンに実行させることを特徴とするコンピュータプ
    ログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005196743A (ja) * 2003-12-08 2005-07-21 Fuji Electric Systems Co Ltd 電子納品チェック装置/システム、チェック方法、プログラム

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