JP2002351187A - 印刷処理装置および印刷処理方法 - Google Patents

印刷処理装置および印刷処理方法

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JP2002351187A
JP2002351187A JP2001160587A JP2001160587A JP2002351187A JP 2002351187 A JP2002351187 A JP 2002351187A JP 2001160587 A JP2001160587 A JP 2001160587A JP 2001160587 A JP2001160587 A JP 2001160587A JP 2002351187 A JP2002351187 A JP 2002351187A
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芳弘 小野
Takashi Sakamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白黒およびカラー印刷の混在印刷処理におけ
る印刷品質の向上を可能とした印刷処理装置を提供す
る。 【解決手段】 白黒印刷からカラー印刷への移行時にY
MC各画像形成ユニットの高圧電源からの出力供給をカ
ラー印刷の開始に先んじて実行し、YMC各感光体ドラ
ムの表面電位の安定化処理を実行し、高圧電源からの出
力供給開始から一定時間遅らせて現像器の回転を開始す
る。または、YMC各画像形成ユニットの高圧電源から
の出力供給開始を先行する原稿の間の期間、すなわちイ
ンターイメージ部に設定した。本構成により、印刷処理
中の白黒原稿にBCOバンドまたはトナーバンドによる
汚れはほとんど発生しない

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写機
等の印刷処理装置および印刷処理方法に関する。さらに
詳細には、カラー印刷機能を持つプリンタ、複写機等に
おいて、白黒印刷からカラー印刷への移行時のカラー画
像形成ユニットに対する高圧電源からの出力印加、駆動
構成を改善した印刷処理装置および印刷処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機等の画像形成装置は、
感光体ドラムに静電潜像を接触帯電装置(以下帯電装
置)で形成し、トナー像を現像装置で形成し、一次接触
転写装置(以下一次転写装置)で、トナー像を中間転写
体に転写する。さらに、二次転写装置で用紙への転写
後、剥離(デタック)装置で用紙を中間転写体から剥離
し画像を出力する。
【0003】カラー印刷装置においては、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の各色ごとに、感光体、帯電装置、現像装置、転
写装置のいわゆる画像形成ユニットを形成し、これらの
各々を動作させてカラー印刷を行なう。
【0004】電子写真方式のプリンター・複写機等は、
感光体回りの負荷に対して規定電圧もしくは電流を与え
るための高圧電源を備えている。電圧もしくは電流は、
帯電、現像、転写、剥離、清掃等の処理のために供給さ
れる。昨今のプリンター・複写機等は市場での高機能要
求を背景に、カラー化、高速化が進んでいる。その要求
に対応するべく、感光体、および、帯電、現像、転写機
能を含むブロックを各色(例えばYMCK色)毎に用意
し、ペーパーを1パスで印字するタンデム型エンジンが
主流になりつつある。タンデム型の利点は一度に多色
(例えばYMCK色の4色)を印字できるため、白黒機
と同様のスピードパフォーマンスを実現できる。
【0005】図12に従来のタンデム型の電源からの出
力供給構成を説明する図を示す。図12は、YMCKの
各々の画像形成ユニットにそれぞれ高圧電源(HVP
S:High Voltage Power Supply)を備えた構成であ
り、それぞれのユニット専用の電源から出力を供給す
る。
【0006】図12のタンデム型プリンタの動作につい
て簡単に説明する。各感光体701の周囲には、帯電ロ
ールを備えた帯電器702が備えられ、帯電器702に
より感光体701が一様に帯電された後、図示しない露
光器により露光され、感光体ドラム上の静電潜像が現像
器703により現像され、感光体ドラム701上のトナ
ー像は、一次転写器704により中間転写体上に転写さ
れる。、これらの処理をYMCKそれぞれ連続して行な
った後、二次転写器706により用紙上に転写され、剥
離(デタック)器705で用紙を剥離し出力する。
【0007】上記構成において、帯電装置は感光体ドラ
ムに接触しており、帯電電源により帯電用バイアスが印
加され、感光体ドラムを一様に帯電する。また、現像装
置を構成する現像ロールは、感光体ドラムに近接して配
置され、帯電したトナーをその表面に担持して回転し、
そのトナーを感光体に向き合う現像位置に運ぶ。また、
その現像ロールには、現像電源から、現像バイアスが印
加される。この現像バイアスの印加により現像ロールの
表面に担持されたトナーが感光体ドラム側に飛翔し、感
光体ドラム上にトナー像が形成される。
【0008】また、一次転写装置は、中間転写体を介し
て感光体ドラムに接触した状態に配置されて回転し、一
次転写電源により一次転写バイアスが印加され、中間転
写体にトナー像を転写させる。これら、帯電装置電源、
現像装置電源、および一次転写装置電源は、制御回路に
より、バイアス印加のタイミング等が制御される。
【0009】上述のように、画像形成ユニットには、そ
の動作時に高圧電源からの出力を供給することが要求さ
れ、図12に示すように、YMCKの4色の画像形成ユ
ニットを持つ場合には、それぞれに電源からの出力供給
を行なうことが要請される。
【0010】プリントする原稿が白黒原稿とカラー原稿
が混在する場合、例えば1枚目が白黒原稿であり2枚目
がカラー原稿、3枚目が白黒原稿であるような場合に
は、黒(K)色の高圧電源は、常時黒(K)色の画像形
成ユニットに対して電源からの出力供給を継続して実行
するが、YMCの3色の画像形成ユニットに対しては、
カラー原稿の時にのみ電源からの出力供給が実行され
る。これは、電力消費の低減、およびYMC色感光体の
疲労防止のためである。
【0011】YMCKの4色の画像形成ユニットにおい
て、帯電手段、露光手段、現像手段による感光体の表面
電位の変化は、図13に示すような遷移を示す。まず、
帯電手段によって感光体表面は、帯電電位(Vh)に帯
電される。次に、露光手段により、印字部に対する電位
低下がなされる。また、現像手段は、現像バイアス電位
(Vdc)が与えられる。この処理により、現像バイア
ス電位(Vdc)より電位が高い帯電電位(Vh)領域
は、現像されず、露光手段によって電位が低くなった感
光体領域にトナーが飛翔付着し、感光体にトナー像が形
成されることになる。
【0012】カラー原稿の場合は、上述の処理をYMC
Kの4色の画像形成ユニットにおいて、順次実行し、各
画像形成ユニットにおいて感光体に形成されたトナー像
が中間転写体に転写されてその後用紙に転写されて出力
されることになる。各画像形成ユニットでは、帯電、現
像、転写、清掃を繰り返し実行して連続プリントが行な
われる。特に、印刷開始時には、感光体に残留している
電気的履歴等を消去するために例えばイレースランプを
利用して感光体表面の残留電位を消去することが行われ
る。
【0013】しかし、装置の小型化、低コスト化の観点
から、イレースランプを持たない機器も多く、このよう
な機器においては、例えば、画像形成ユニットの帯電手
段をプリント処理動作に入る前、感光体ドラム1周分早
く帯電を開始して、感光体表面を安定化させた後、実際
の印刷処理に移行させることが行なわれる。
【0014】白黒原稿の印刷処理においては、K色の画
像形成ユニットにおいて、原稿の印刷開始の前、感光体
ドラム1周分早く帯電を開始して、感光体表面を安定化
させた後、実際の印刷処理に移行させる。この処理を図
14を用いて説明する。
【0015】図14において原稿は、1枚目、2枚目と
も白黒印刷であり、K色の画像形成ユニットのみが駆動
することになる。この場合、K色の画像形成ユニット8
01は、1枚目の印刷開始前、感光体ドラム1周分(図
に示す区間L)早く帯電を開始して、感光体表面を安定
化させた後、1枚目の印刷処理に移行する。
【0016】また、白黒原稿とカラー原稿が混在する場
合には、YMCの各画像形成ユニットでは、カラー原稿
の印刷開始の前、感光体ドラム1周分早く帯電を開始し
て、感光体表面を安定化させた後、実際の印刷処理に移
行させる。この処理を図15を用いて説明する。
【0017】図15において原稿は、1枚目が白黒印
刷、2枚目がカラー印刷であり、K色の画像形成ユニッ
トが1枚目の印刷開始前、感光体ドラム1周分(図に示
す区間L)早く帯電を開始し、感光体表面を安定化させ
た後、1枚目の印刷処理に移行し、YMCの各画像形成
ユニットでは、2枚目の印刷開始前、感光体ドラム1周
分(図に示す区間L)早く帯電を開始して、感光体表面
を安定化させた後、2枚目の印刷処理に移行する。
【0018】しかし、近年、プリンタ、複写装置等のカ
ラー印刷装置では、機器の小型化、印刷速度の高速化が
進み、連続プリントの場合の各原稿間隔が小さくなって
きている。その結果、図16に示すように、原稿間隔d
が感光体ドラム1周分(L)より短くなってしまい、白
黒印刷からカラー印刷への移行時には、1枚目の印刷終
了後、感光体の帯電を開始していたのでは、2枚目のカ
ラー印刷に間に合わないために、1枚目の白黒印刷の途
中からYMCの画像形成ユニットの感光体の安定電位設
定処理のための帯電を開始することになる。
【0019】このような原稿途中からの感光体の帯電処
理により、以下に説明する問題点が発生する。図17を
参照して問題点について説明する。
【0020】各画像形成ユニットは、図17(a)に示
すように、帯電器901と、現像器902とが感光体9
00が所定角度回転した位置に設置されている。帯電器
と、現像器の高圧電源からの出力印加タイミングは、こ
の回転角度分ずれて印加する設計となっている。図17
(b)に示すように、帯電器に対して現像器が感光体が
θ回転するに要する時間タイミングずれて印加されるの
が正常な印加タイミングである。
【0021】しかし、現実においては、感光体、帯電
器、現像器を公差なく取り付けることは困難であり、ま
た感光体は消耗品であり、交換により、各構成体の位置
関係がずれてしまうこともある。この結果、図17
(c)または(d)に示すように、帯電器と、現像器の
印加タイミングは正常な状態(図17(b))から微妙に
ずれた状態となる。このような帯電器と、現像器の印加
タイミングのずれは、感光体に対して不要なキャリアま
たはトナーを付着させ、原稿汚れの原因となる。キャリ
アとトナーは逆極性に帯電しており、図17(c)のよ
うに、現像器の印加タイミングが後方にずれると、キャ
リアの飛翔によるBCO(Bead Carry Ove
r)が発生し、キャリアによる原稿汚れを発生させる。
一方、図17(d)のように、現像器の印加タイミング
が前方にずれると、トナーの飛翔によるトナーかぶりが
発生し、トナーによる原稿汚れを発生させる。
【0022】いずれにしても、図17(e)に示すよう
に、白黒印刷原稿途中において、他のYMCの画像形成
ユニットへの電源からの出力供給、感光体回転を開始さ
せることにより白黒原稿に対してYMCの画像形成ユニ
ットで発生するBCOまたはトナーかぶりによるBCO
バンドまたはトナーバンドが用紙上に発生し、原稿汚れ
を引き起こすことになる。
【0023】このような原稿汚れを回避するための1つ
の解決手段は、図18に示すように、原稿間隔を感光体
ドラム1周分(L)より大きくとることである。すなわ
ち、原稿間隔d’>ドラム周Lとすることである。しか
し、このように原稿間隔を大きくとることは印刷の生産
性の低下を引き起こすことになる。
【0024】また、図17において説明したような原稿
汚れを回避する提案として、例えば特開2001−13
745号には、画像形成ユニットの電源回路に逆極性回
路と切り替え回路を設けて逆極性出力を感光体ドラムの
汚れを防止する構成が示されている。しかし、このよう
な電源回路の追加構成を上述のようなタンデム型の印刷
構成に設置するには4個の回路を追加することが必要と
なり、コストアップ、装置の大型化を招くことになる。
【0025】また、特開2001−42751号には、
帯電装置を感光体よりも先に回転させ、帯電装置により
逆極性を付与することにより、感光体の汚れを防止する
構成が示されている。しかし、このような追加構成を上
述のようなタンデム型の印刷構成に設置するには4個の
回路を追加することが必要となり、コストアップ、装置
の大型化を招くことになる。
【0026】また、特開平6−35260号には、現像
器出力に通常と逆極性を付与することにより、感光体の
汚れを防止する構成が示されている。しかし、このよう
な追加構成を上述のようなタンデム型の印刷構成に設置
するには4個の回路を追加することが必要となり、コス
トアップ、装置の大型化を招くことになる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、白黒印
刷、カラー印刷の可能な印刷装置において、原稿間隔
(d)が感光体ドラム周(L)より小さい構成では、感
光体の安定電位設定処理において、BCOバンドまたは
トナーバンドによる原稿汚れの発生という問題があり、
この問題を解決するためには、原稿間隔を拡大するか、
あるいは各現像ユニットに対して追加回路を付加する構
成を必要としていた。しかし、このような構成では、印
刷の生産性の低下、あるいは装置の大型化、コスト増大
という新たな問題を引き起こしていた。
【0028】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、白黒印刷、カラー印刷の可能な印刷装置におい
て、原稿間隔(d)が感光体ドラム周(L)より小さい
構成であっても、各画像形成ユニットに対する追加回路
を設けることなく、原稿汚れを防止し、高速印刷を可能
とする構成を実現する印刷処理装置および印刷処理方法
を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
白黒印刷処理およびカラー印刷処理を実行する印刷処理
装置において、白黒原稿印刷処理からカラー原稿印刷処
理への移行時において、カラー画像形成ユニットに対す
る高圧電源からの出力供給を、カラー原稿印刷処理の実
行に先行して行なうことにより、カラー画像形成ユニッ
ト中の感光体表面電位の安定化処理を実行するととも
に、該カラー画像形成ユニットの現像器の回転開始タイ
ミングを前記カラー画像形成ユニットに対する高圧電源
からの出力供給タイミングより遅らせて実行する制御手
段を有することを特徴とする印刷処理装置にある。本構
成によれば、現像器からキャリア、トナーの感光体方向
への供給が抑制され、感光体上に多量のキャリアまたは
トナーが付着することなく、白黒原稿の印刷中にYMC
の各画像形成ユニットに対して電源からの出力供給を開
始しても、印刷処理中の白黒原稿にBCOバンドまたは
トナーバンドによる汚れはほとんど発生しない。
【0030】さらに、本発明の印刷処理装置の一実施態
様において、前記制御手段は、カラー印刷原稿処理開始
前に実行するカラー画像形成ユニットに対する高圧電源
からの出力供給開始タイミングを、カラー印刷原稿処理
開始前に該カラー画像形成ユニット内の感光体ドラムが
1周以上回転する時間に設定した制御を行なうことを特
徴とする。本構成によれば、カラー画像形成ユニット内
の感光体ドラムの表面電位がカラー印刷原稿処理開始前
に安定電位になり、印刷品質が向上する。
【0031】さらに、本発明の印刷処理装置の一実施態
様において、前記制御手段は、前記カラー画像形成ユニ
ットに対する高圧電源からの出力供給開始から前記現像
器の回転開始タイミングの遅延時間:tを、カラー画像
形成ユニットにおける現像器と帯電器との取り付け位置
誤差に起因する現像器と帯電器との印加電圧供給の正常
タイミングからのずれとして予測される時間間隔より大
きく設定した制御を実行する構成を有することを特徴と
する。本構成によれば、画像形成ユニットにおける現像
器と帯電器との取り付け位置誤差に起因する現像器と帯
電器との印加電圧供給の正常タイミングからのずれに起
因して発生するキャリアまたはトナー飛散量が抑制され
るので、印刷処理中の白黒原稿にBCOバンドまたはト
ナーバンドによる汚れはほとんど発生しない。
【0032】さらに、本発明の印刷処理装置の一実施態
様において、前記制御手段は、前記カラー画像形成ユニ
ットに対する高圧電源からの出力供給開始を白黒原稿印
刷処理の実行中とする制御を行なう構成を有することを
特徴とする。本構成によれば、印刷処理効率が向上し、
印刷の生産性が向上する。
【0033】さらに、本発明の印刷処理装置の一実施態
様において、前記印刷処理装置は、原稿イメージ間隔d
が、印刷処理装置内の画像形成ユニット中の感光体ドラ
ム周:Lより短く、d<Lである態様において印刷処理
を実行する構成であることを特徴とする。本構成によれ
ば、印刷処理効率が向上し、印刷の生産性が向上する。
【0034】さらに、本発明の印刷処理装置の一実施態
様において、前記印刷処理装置は、Y,M,C,K各色
を印刷するタンデム型印刷処理装置であり、Y,M,
C,K各色毎の各画像形成ユニットを有するとともに、
Y,M,C,K各色毎に独立した現像器回転駆動手段を
有し、前記制御手段は、前記現像器回転駆動手段に対す
る信号供給により、Y,M,C,K各現像器モータの駆
動制御を独立して実行する構成を有することを特徴とす
る。本構成によれば、Y,M,C,K各色毎に独立した
現像器回転駆動制御が可能となる。
【0035】さらに、本発明の印刷処理装置の一実施態
様において、前記印刷処理装置は、Y,M,C,K各色
を印刷するタンデム型印刷処理装置であり、Y,M,
C,K各色毎の各画像形成ユニットを有するとともに、
Y,M,C各色に共通の現像器回転駆動手段と、K色単
独の現像器回転駆動手段を有する構成であり、前記制御
手段は、前記Y,M,C各色に共通の現像器回転駆動手
段と、K色単独の現像器回転駆動手段に対する信号供給
により、Y,M,C,K各現像器モータの駆動制御を実
行する構成を有することを特徴とする。本構成によれ
ば、現像器回転駆動手段が少なくて済み、装置の小型
化、コストダウンが可能となる。
【0036】さらに、本発明の第2の側面は、白黒印刷
処理およびカラー印刷処理を実行する印刷処理装置にお
いて、白黒原稿印刷処理からカラー原稿印刷処理への移
行時において、カラー画像形成ユニットに対する高圧電
源からの出力供給を、カラー原稿印刷処理の実行に先行
して行なうことにより、カラー画像形成ユニット中の感
光体表面電位の安定化処理を実行するとともに、該カラ
ー画像形成ユニットに対する高圧電源からの出力供給開
始タイミングを先行する原稿の印刷イメージ間とする制
御を実行する制御手段を有することを特徴とする印刷処
理装置にある。本構成によれば、現像器からキャリア、
トナーの感光体方向への供給が発生しても原稿イメージ
中にキャリア、トナーが飛散せず、印刷処理中の白黒原
稿にBCOバンドまたはトナーバンドによる汚れはほと
んど発生しない。
【0037】さらに、本発明の印刷処理装置の一実施態
様において、前記制御手段は、カラー印刷原稿処理開始
前に実行するカラー画像形成ユニットに対する高圧電源
からの出力供給開始タイミングを、カラー印刷原稿処理
開始前に該カラー画像形成ユニット内の感光体ドラムが
1周以上回転する時間に設定した制御を行なうことを特
徴とする。本構成によれば、カラー画像形成ユニット内
の感光体ドラムの表面電位がカラー印刷原稿処理開始前
に安定電位になり、印刷品質が向上する。
【0038】さらに、本発明の印刷処理装置の一実施態
様において、前記印刷処理装置は、原稿イメージ間隔d
が、印刷処理装置内の画像形成ユニット中の感光体ドラ
ム周:Lより短く、d<Lである態様において印刷処理
を実行する構成であることを特徴とする。本構成によれ
ば、印刷処理効率が向上し、印刷の生産性が向上する。
【0039】さらに、本発明の印刷処理装置の一実施態
様において、前記印刷処理装置は、Y,M,C,K各色
を印刷するタンデム型印刷処理装置であり、Y,M,
C,K各色毎の各画像形成ユニットを有するとともに、
Y,M,C,K各色毎に独立した現像器回転駆動手段を
有し、前記制御手段は、前記現像器回転駆動手段に対す
る信号供給により、Y,M,C,K各現像器モータの駆
動制御を独立して実行する構成を有することを特徴とす
る。本構成によれば、Y,M,C,K各色毎に独立した
現像器回転駆動制御が可能となる。
【0040】さらに、本発明の印刷処理装置の一実施態
様において、前記印刷処理装置は、Y,M,C,K各色
を印刷するタンデム型印刷処理装置であり、Y,M,
C,K各色毎の各画像形成ユニットを有するとともに、
Y,M,C各色に共通の現像器回転駆動手段と、K色単
独の現像器回転駆動手段を有する構成であり、前記制御
手段は、前記Y,M,C各色に共通の現像器回転駆動手
段と、K色単独の現像器回転駆動手段に対する信号供給
により、Y,M,C,K各現像器モータの駆動制御を実
行する構成を有することを特徴とする。本構成によれ
ば、現像器回転駆動手段が少なくて済み、装置の小型
化、コストダウンが可能となる。
【0041】さらに、本発明の第3の側面は、白黒印刷
処理およびカラー印刷処理を実行する印刷処理方法にお
いて、白黒原稿印刷処理からカラー原稿印刷処理への移
行時において、カラー画像形成ユニットに対する高圧電
源からの出力供給を、カラー原稿印刷処理の実行に先行
して行なうことにより、カラー画像形成ユニット中の感
光体表面電位の安定化処理を実行するとともに、該カラ
ー画像形成ユニットの現像器の回転開始タイミングを前
記カラー画像形成ユニットに対する高圧電源からの出力
供給タイミングより遅らせて実行することを特徴とする
印刷処理方法にある。本構成によれば、現像器からキャ
リア、トナーの感光体方向への供給が抑制され、感光体
上に多量のキャリアまたはトナーが付着することなく、
白黒原稿の印刷中にYMCの各画像形成ユニットに対し
て電源からの出力供給を開始しても、印刷処理中の白黒
原稿にBCOバンドまたはトナーバンドによる汚れはほ
とんど発生しない。
【0042】さらに、本発明の第4の側面は、白黒印刷
処理およびカラー印刷処理を実行する印刷処理方法にお
いて、白黒原稿印刷処理からカラー原稿印刷処理への移
行時において、カラー画像形成ユニットに対する高圧電
源からの出力供給を、カラー原稿印刷処理の実行に先行
して行なうことにより、カラー画像形成ユニット中の感
光体表面電位の安定化処理を実行するとともに、該カラ
ー画像形成ユニットに対する高圧電源からの出力供給開
始タイミングを先行する原稿の印刷イメージ間とする制
御を実行することを特徴とする印刷処理方法にある。本
構成によれば、現像器からキャリア、トナーの感光体方
向への供給が発生しても原稿イメージ中にキャリア、ト
ナーが飛散せず、印刷処理中の白黒原稿にBCOバンド
またはトナーバンドによる汚れはほとんど発生しない。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の印刷処理装置およ
び印刷処理方法の詳細について図面を参照しながら説明
する。
【0044】図1に本発明の一実施例に係る印刷処理装
置の構成を示す。本実施例において説明する印刷処理装
置は、タンデム型印刷処理装置であり、図1に示すよう
に、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),
K(ブラック)の各画像形成ユニットを有し、各画像形
成ユニットは、図1中、Y(イエロー)の画像形成ユニ
ットに示すように、感光体101、帯電器102、現像
器103、一次転写器104を有する。他のM(マゼン
タ),C(シアン),K(ブラック)の各画像形成ユニ
ットも同様の感光体、帯電器、現像器、転写器を有す
る。
【0045】各画像形成ユニットの感光体、帯電器、現
像器、転写器に対する電源からの出力供給手段としての
高圧電源(HVPS:High Voltage Power Supply)
は、K(ブラック)に対する高圧電源(HVPS)11
1、C(シアン)に対する高圧電源(HVPS)11
2、M(マゼンタ)に対する高圧電源(HVPS)11
3、Y(イエロー)に対する高圧電源(HVPS)11
4を有する構成であり、各高圧電源からの出力供給制御
を実行するMCU(Machine Control Unit)110を有
する。MCU(Machine Control Unit)110は、各画
像形成ユニットの現像器モータの駆動制御も実行する。
【0046】図1の構成において、カラー印刷時には、
Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K
(ブラック)の各画像形成ユニットにおいて帯電器10
2は感光体101に接触しており、高圧電源(HVP
S)111〜114により帯電用バイアスが印加され、
感光体101を一様に帯電する。また、図示しない露光
器により露光され、現像装置を構成する現像器103
は、感光体101に近接して配置され、帯電したトナー
をその表面に担持して回転し、そのトナーを感光体10
1に向き合う現像位置に運ぶ。なお、、Y(イエロ
ー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)
の各画像形成ユニットの現像器は、各ユニットに対して
配置された回転駆動部121〜124によって駆動され
る。駆動開始タイミングは、MCU(Machine Control
Unit)110によって制御される。また、その各現像器
103には、高圧電源(HVPS)111〜114を介
して、現像バイアスが印加される。この現像バイアスの
印加により現像器103の表面に担持されたトナーが感
光体101側に飛翔し、感光体101にトナー像が形成
される。
【0047】また、一次転写器104は、中間転写体を
介して感光体101に接触した状態に配置されて回転
し、高圧電源(HVPS)111〜114を介して、一
次転写バイアスが印加され、感光体101と一次転写器
104との間の中間転写体上にトナー像を転写させる。
MCU(Machine Control Unit)110は、これら、帯
電器、現像器、および一次転写器に対する電源からの出
力供給、バイアス印加のタイミング等が制御される。
【0048】フルカラーモードの場合は、YMC色各画
像形成ユニットに対する各電源(HVPS)112,1
13,114とK色画像形成ユニットに対する電源(H
VPS)111全ての回路が動作し、YMCK、すべて
の画像形成ユニットに対する電源からの出力供給が行な
われる。また、白黒モードの場合は、K色画像形成ユニ
ットに対する電源(HVPS)111のみ動作する。
【0049】図1に示す構成を持つ印刷処理装置におい
て、MCU(Machine Control Unit)110は、YMC
K各画像形成ユニットに対する電源からの出力供給と、
YMC各画像形成ユニットの現像器の回転動作タイミン
グを図2に示すように制御する。
【0050】図2に示す例は、1枚目の印刷が白黒印刷
であり、2枚目の印刷がカラー印刷である場合の制御例
を示したものである。なお、ここで図に示す[L]は感
光体ドラム1周分の回転周期を示し、dは原稿間隔期間
を示しており、d<Lであるとする。
【0051】白黒印刷からカラー印刷への移行時にYM
Cの感光体表面を安定化させるために、2枚目のカラー
印刷の開始前にYMCの感光体を感光体ドラム1周分早
く帯電を開始して、感光体表面を安定化させた後、実際
の印刷処理に移行させることが好ましい。この制御を実
行するために、YMCの各画像形成ユニットには、図2
に示すようにカラー原稿印刷である2枚目の印刷の開始
前、感光体ドラム1周分以上、先行して各画像形成ユニ
ットに対して電源からの出力供給が開始される。
【0052】図2に示すように、Cの画像形成ユニット
は、2枚目のカラー印刷の開始前に感光体ドラム1周分
に相当する[L]以上、すなわちドラム1回転可能な時
間以上先行して図2に示すタイミング(a)の時点で高
圧電源からの出力供給が開始され、Mの画像形成ユニッ
トは、さらに先行したタイミング(b)の時点で電源か
らの出力供給が開始され、Yの画像形成ユニットは、さ
らに先行したタイミング(c)の時点で電源からの出力
供給が開始される。これらの電源からの出力供給制御
は、図1に示すMCU(Machine Control Unit)110
が実行する。
【0053】YMCの各画像形成ユニットの各現像器
は、図2に示すように、各画像形成ユニットに対する電
源からの出力供給から時間[t]遅れて回転を開始させ
る。このYMCの各画像形成ユニットの各現像器のモー
タの回転開始タイミング制御は図1に示すMCU(Mach
ine Control Unit)110が実行する。時間[t]は、
先に図17を用いて説明した帯電器と現像器の取り付け
位置の誤差である公差による現像器と帯電器との正常な
印加電圧供給タイミングからのずれとして予測される時
間より大きく設定される。この期間、現像器の回転を停
止することにより、キャリア、トナーの飛散が抑制され
る。
【0054】先の従来技術の欄で説明したキャリア飛散
によるBCOバンド、あるいはトナー飛散によるトナー
バンドは、現像器の回転によってキャリア、トナーが感
光体方向に供給され飛散することで感光体にキャリアま
たはトナーが付着して発生するものである。現像器の回
転が停止させることにより、キャリアまたはトナーの飛
散量は抑えることが可能になる。
【0055】図2に示すように、YMCの各画像形成ユ
ニットに対する電源からの出力供給を開始し、感光体ド
ラムの帯電を開始した後、一定期間[t]、現像器の回
転を停止する。なお、感光体ドラムの帯電開始後に現像
バイアスが現像器に付与される。本構成により、先に図
17を用いて説明した現像器と帯電器との印加電圧供給
タイミングのずれが発生した場合であっても、原稿イメ
ージ(白黒原稿または白黒原稿用の転写イメージ)に対
するBCOバンド、トナーバンドの発生が抑制される。
【0056】本実施例の構成によれば、先の従来技術の
欄で説明した図17(b)(c)で示す現像器に対する
電圧印加タイミングのずれの発生している期間、現像器
の回転は停止しているので、現像器からキャリア、トナ
ーの感光体方向への供給がなされず、感光体上に多量の
キャリアまたはトナーが付着することが防止される。従
って、白黒原稿の印刷中にYMCの各画像形成ユニット
に対して電源からの出力供給を行い感光体を安定化させ
る制御を実行しても、印刷処理中の白黒原稿にBCOバ
ンドまたはトナーバンドによる汚れはほとんど発生しな
い。
【0057】図3に本発明の印刷処理装置のYMCK各
画像形成ユニット電源および現像器モータ制御を実行す
る制御構成を説明するブロック図を示す。制御手段(M
CU:マシンコントロールユニット)110は、ユーザ
の入力設定、あるいは原稿読み取りなどの自動設定によ
る印刷モード切り替え信号に基づいて、フルカラーモー
ド、白黒モードに応じて、K(ブラック)画像形成ユニ
ット151、C(シアン)画像形成ユニット152、M
(マゼンタ)画像形成ユニット153、Y(イエロー)
画像形成ユニット154、に対して設置された高圧電源
111〜114のON/OFF制御を実行し、さらに、
K(ブラック)現像器回転駆動部121、C(シアン)
現像器回転駆動部122、M(マゼンタ)現像器回転駆
動部123、Y(イエロー)現像器回転駆動部124の
駆動制御を実行する。
【0058】白黒原稿印刷時には、K(ブラック)画像
形成ユニット151に対して設置された高圧電源−K1
11に対してON信号が供給され、K(ブラック)の現
像器を駆動する現像器K:回転駆動部121にON信号
が供給される。その他のYMCの画像形成ユニット15
2〜154に高圧電源からの出力は供給されず、また、
現像器YMC:回転駆動部122〜124もONされ
ず、モータ回転は停止状態となる。
【0059】白黒原稿の印刷からカラー原稿の印刷に移
行する際は、先の図2を用いて説明したタイミングでの
制御が実行される。すなわち、C(シアン)画像形成ユ
ニット152、M(マゼンタ)画像形成ユニット15
3、Y(イエロー)画像形成ユニット154、に対して
配置された高圧電源112〜114に対して、2枚目の
カラー印刷の開始前に感光体ドラム1周分に相当する期
間[L]以上の時間先行してON信号が供給される。
【0060】C(シアン)画像形成ユニット152、M
(マゼンタ)画像形成ユニット153、Y(イエロー)
画像形成ユニット154に対する高圧電源からの出力供
給開始時点では、C(シアン)の現像器を駆動する現像
器C:回転駆動部122、M(マゼンタ)の現像器を駆
動する現像器M:回転駆動部123、Y(イエロー)の
現像器を駆動する現像器Y:回転駆動部124にはON
信号が供給されず、各々所定時間[t]遅れて現像器の
回転開始のためのON信号が各現像器回転駆動部に供給
される。
【0061】本構成によれば、白黒原稿印刷からカラー
原稿印刷への移行時に、YMC各画像形成ユニットの感
光体表面を安定化するため、カラー印刷の開始前にYM
Cの各画像形成ユニットに高圧電源からの出力を供給し
ても、電源からの出力供給時点では、現像器の回転は停
止しているので、帯電器と現像器に対する電圧印加タイ
ミングのずれが発生しているユニットであっても、現像
器からキャリア、トナーの感光体方向への供給がなされ
ず、感光体上に多量のキャリアまたはトナーが付着する
ことが防止される。従って、印刷処理中の白黒原稿にB
COバンドまたはトナーバンドによる汚れはほとんど発
生しない。
【0062】次に、YMC各画像形成ユニットの現像器
回転駆動部を共通化した実施例について図4以下を用い
て説明する。本実施例の印刷装置は、図4に示すよう
に、各画像形成ユニットの感光体、帯電器、現像器、転
写器に対する電源からの出力供給手段としての高圧電源
(HVPS:High Voltage Power Supply)は、K(ブ
ラック)に対する高圧電源(HVPS)211と、C
(シアン)に対する高圧電源(HVPS)212、M
(マゼンタ)に対する高圧電源(HVPS)213、Y
(イエロー)に対する高圧電源(HVPS)214個別
に有するが、各画像形成ユニットの現像器の駆動を行な
う回転駆動部は、K(ブラック)現像器に対する回転駆
動部221と、Y(イエロー),M(マゼンタ),C
(シアン)の各画像形成ユニット現像器に対する共通化
された回転駆動部222とによって構成され、各高圧電
源の電源からの出力供給制御を実行するMCU(Machin
e ControlUnit)210を有する。MCU(Machine Con
trol Unit)210は、各画像形成ユニットの現像器モ
ータの駆動制御も実行する。
【0063】図4の構成において、カラー印刷時には、
Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K
(ブラック)の各画像形成ユニットにおいて帯電器10
2は感光体101に接触しており、高圧電源(HVP
S)211〜214により帯電用バイアスが印加され、
感光体101を一様に帯電する。また、図示しない露光
器により露光され、現像装置を構成する現像器103
は、感光体101に近接して配置され、帯電したトナー
をその表面に担持して回転し、そのトナーを感光体10
1に向き合う現像位置に運ぶ。また、その現像器103
には、高圧電源(HVPS)211〜214を介して、
現像バイアスが印加される。この現像バイアスの印加に
より現像器103の表面に担持されたトナーが感光体1
01側に飛翔し、感光体101にトナー像が形成され
る。
【0064】また、一次転写器104は、中間転写体を
介して感光体101に接触した状態に配置されて回転
し、高圧電源(HVPS)211〜214を介して、一
次転写バイアスが印加され、感光体101と一次転写器
104との間の中間転写体上にトナー像を転写させる。
MCU(Machine Control Unit)210は、これら、帯
電器、現像器、および一次転写器に対する電源からの出
力供給、バイアス印加のタイミング等が制御される。
【0065】フルカラーモードの場合は、YMC色各画
像形成ユニットに対する各電源(HVPS)212,2
13,214とK色画像形成ユニットに対する電源(H
VPS)211全ての回路が動作し、YMCK、すべて
の画像形成ユニットに対する電源からの出力供給が行な
われる。また、白黒モードの場合は、K色画像形成ユニ
ットに対する電源(HVPS)211のみ動作する。
【0066】また、フルカラーモードの場合は、YMC
色各画像形成ユニットの現像器に対する共通化された回
転駆動部222とK色画像形成ユニットの現像器に対す
る回転駆動部211が動作し、YMCK、すべての画像
形成ユニットの現像器回転が行なわれる。また、白黒モ
ードの場合は、K色画像形成ユニットの現像器に対する
回転駆動部211が動作しK色画像形成ユニットの現像
器のみ動作する。
【0067】このようにYMCの現像器回転駆動手段を
1つとした場合は、YMC各画像形成ユニットの現像器
は同一のタイミングで回転を開始することになる。しか
し、YMC各画像形成ユニットでは、順次シーケンシャ
ルに画像形成処理が実行される。このとき、YMC各画
像形成ユニットに対応する高圧電源からの出力を異なる
タイミングで付与、すなわち各画像形成ユニットで画像
形成処理が実行されるタイミングに合わせて電源から出
力を供給するとキャリア、トナーの飛散の問題が発生す
る。この問題点について図5を用いて説明する。
【0068】図5には、白黒印刷からカラー印刷への移
行時の各画像形成ユニットに対する電源出力の供給、現
像器の回転駆動処理タイミング制御例を示している。図
5のように、制御が実行された場合、白黒印刷からカラ
ー印刷への移行時には、YMCの画像形成ユニット中、
最も早いタイミングで画像形成処理が開始されるY色の
画像形成ユニットに高圧電源からの出力が供給される。
その後、一定時間遅れて現像器の回転を開始する。とこ
ろが、現像器の回転駆動手段はYMC共通とした構成で
あるので、MCの画像形成ユニットでは、画像形成処理
が開始されていない、すなわち、高圧電源からの出力が
供給されていないのにもかかわらず、現像器の回転が先
行して実行されてしまうことになる。このようなタイミ
ングでMCの現像器の回転が開始されると、現像器の回
転によりトナー、キャリアの飛散が発生し、原稿に対し
てキャリアバンド、トナーバンドを生じせることにな
る。
【0069】本実施例の印刷処理装置は、上述のような
問題点を解決するものであり、YMC各画像形成ユニッ
トに対する高圧電源からの出力供給と、現像器の駆動タ
イミングを図6に示すように制御する。すなわち、図4
に示す構成を持つ印刷処理装置において、MCU(Mach
ine Control Unit)210は、YMCK各画像形成ユニ
ットに対する電源からの出力供給と、YMC各画像形成
ユニットの現像器の回転動作タイミングを図6に示すよ
うに制御する。
【0070】図6に示す例は、1枚目の印刷が白黒印刷
であり、2枚目の印刷がカラー印刷である場合の制御例
を示したものである。なお、ここで図に示す[L]は感
光体ドラム1周分の回転周期を示し、dは原稿間隔期間
を示しており、d<Lであるとする。
【0071】白黒印刷からカラー印刷への移行時にYM
Cの感光体表面電位を安定化するために、2枚目のカラ
ー印刷の開始前にYMCの感光体を感光体ドラム1周分
早く帯電を開始して、感光体表面を安定化させた後、実
際の印刷処理に移行させることが好ましい。この制御を
実行するために、YMCの各画像形成ユニットには、図
6に示すようにカラー原稿印刷である2枚目の印刷の開
始前、感光体ドラム1周分以上、先行して帯電するため
に電源からの出力供給が開始される。
【0072】図6に示すように、YMCの各画像形成ユ
ニットに対しては、2枚目のカラー印刷の開始前に少な
くとも感光体ドラム1周分に相当する[L]以上、すな
わちドラム1回転可能な時間以上先行して電源からの出
力供給が開始される。これらの電源からの出力供給制御
は、図4に示すMCU(Machine Control Unit)210
が実行する。
【0073】YMCの各画像形成ユニットの各現像器
は、図6に示すように、各画像形成ユニットに対する電
源からの出力供給から時間[t]遅れて回転を開始させ
る。このYMCの各画像形成ユニットの各現像器のモー
タの回転開始タイミング制御は図6に示すMCU(Mach
ine Control Unit)210が実行する。時間[t]は、
先に図17を用いて説明した公差による現像器と帯電器
との印加電圧供給タイミングのずれの発生時間として予
測される時間より大きく設定される。この期間、現像器
の回転を停止することにより、キャリア、トナーの飛散
が抑制される。
【0074】図7に本実施例の印刷処理装置のYMCK
各画像形成ユニット電源および現像器モータ制御を実行
する制御構成を説明するブロック図を示す。制御手段
(MCU:マシンコントロールユニット)210は、ユ
ーザの入力設定、あるいは原稿読み取りなどの自動設定
による印刷モード切り替え信号に基づいて、フルカラー
モード、白黒モードに応じて、K(ブラック)画像形成
ユニット251、C(シアン)画像形成ユニット25
2、M(マゼンタ)画像形成ユニット253、Y(イエ
ロー)画像形成ユニット254、に対して設置された高
圧電源211〜214のON/OFF制御を実行し、さ
らに、K(ブラック)現像器回転駆動部221、C(シ
アン)画像形成ユニット252、M(マゼンタ)画像形
成ユニット253、Y(イエロー)画像形成ユニット2
54に対して共通に配置された現像器回転駆動部222
のON/OFF制御を実行し、各現像器の駆動制御を実
行する。
【0075】白黒原稿印刷時には、K(ブラック)画像
形成ユニット251に設置された現像器の高圧電源−K
211に対してON信号が供給され、K(ブラック)の
現像器を駆動する現像器K:回転駆動部221にON信
号が供給される。その他のYMCの画像形成ユニット2
52〜254に高圧電源は供給されず、また、現像器Y
MC:回転駆動部222もONされず、モータ回転は停
止状態となる。
【0076】白黒原稿の印刷からカラー原稿の印刷に移
行する際は、先の図6を用いて説明したタイミングでの
制御が実行される。すなわち、C(シアン)画像形成ユ
ニット252、M(マゼンタ)画像形成ユニット25
3、Y(イエロー)画像形成ユニット254に対して各
々配置された高圧電源212〜214に対して、2枚目
のカラー印刷の開始前に感光体ドラム1周分に相当する
期間[L]以上の時間先行してON信号が供給される。
【0077】C(シアン)画像形成ユニット252、M
(マゼンタ)画像形成ユニット253、Y(イエロー)
画像形成ユニット254に対する高圧電源からの出力供
給開始時点では、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y
(イエロー)の現像器を駆動する共通化された現像器回
転駆動部222にはON信号が供給されず、所定時間
[t]遅れてYMC各現像器の回転開始のためのON信
号がYMC現像器回転駆動部222に供給される。
【0078】本実施例の構成によれば、YMC各画像形
成ユニットの現像器回転駆動部を共通化したので装置の
小型化、コストダウンが達成される。また、先の実施例
と同様、帯電器と現像器に対する電圧印加タイミングの
ずれの発生している期間、現像器の回転は停止している
ので、現像器からキャリア、トナーの感光体方向への供
給がなされず、感光体上に多量のキャリアまたはトナー
が付着することが防止され、白黒原稿の印刷中にYMC
の各画像形成ユニットに対して電源からの出力供給を行
い感光体を安定電位とする制御を実行しても、印刷処理
中の白黒原稿にBCOバンドまたはトナーバンドによる
汚れはほとんど発生しない。
【0079】次に、図8乃至図10を用いて、本発明の
印刷処理装置における各画像形成ユニットの現像器のモ
ータ制御構成例を説明する。
【0080】図8の構成例は、各画像形成ユニットの現
像器501K,501C,501M,501Yの各々は
それぞれの駆動源として個別のモータ502K,502
C,502M,502Yを有する。
【0081】白黒モードの場合は、モータ502Kのみ
が駆動し、モータ502C,502M,502Yはすべ
て停止(non−active)となり、ブラック
(K)の画像形成ユニットの現像器501Kのみが回転
する。
【0082】白黒モードからカラーモードへ移行する場
合は、モータ502K,502C,502M,502Y
は、YMC各画像形成ユニットへの高圧電源からの出力
供給開始から一定時間[t]遅れて動作(activ
e)開始状態となり、各画像形成ユニットの現像器50
1K,501C,501M,501Yが回転する。遅れ
時間[t]は、前述したように、先に図17を用いて説
明した公差による現像器と帯電器との印加電圧供給タイ
ミングのずれの発生時間として予測される時間より大き
く設定した時間である。この期間、現像器の回転を停止
することにより、キャリア、トナーの飛散が抑制され
る。
【0083】図8に示す構成においては、YMCKの各
画像形成ユニットの現像器に対して各々個別のモータを
独立に配置した構成としたが、図9に示すように、K
(ブラック)の現像器に対して独立のモータ551を配
置し、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)
の3つの各画像形成ユニットの現像器に対して共通のモ
ータ552を配置して、フルカラーモードのときは、両
モータ551,552を駆動し、白黒モードの場合は、
モータ551のみを駆動する構成としてもよい。
【0084】C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエ
ロー)の3つの各画像形成ユニットの現像器に対して共
通のモータ552は、YMC各画像形成ユニットへの高
圧電源からの出力供給開始から一定時間[t]遅れて動
作(active)開始状態となり遅れて現像器の回転
が開始する。
【0085】また、図10に示すように、K(ブラッ
ク)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)
の各画像形成ユニットの現像器に対して共通のモータ5
81を設置して、モード切り替えに応じて、C(シア
ン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の現像器に対す
る駆動を伝達または停止するクラッチ582を設ける構
成としてもよい。
【0086】上述した各実施例では、白黒印刷からカラ
ー印刷への移行時にYMC各画像形成ユニットに対する
電源からの出力供給をカラー原稿の印刷開始より、各感
光体ドラムの1回転分以上先行して実行し、さらに現像
器の回転を、高圧電源からの出力供給より一定時間
[t]遅らせて実行する構成例を示した。
【0087】次に、YMC現像器の回転を、高圧電源か
らの出力供給より一定時間[t]遅らせることを考慮す
ることなく、白黒印刷からカラー印刷への移行時におけ
るBCOバンド、トナーバンドの発生を防止可能とした
構成例について説明する。
【0088】本実施例における、YMCK各画像形成ユ
ニットに対する電源からの出力供給タイミングを図11
に示す。図11に示す例は、1枚目および2枚目の印刷
が白黒印刷であり、3枚目の印刷がカラー印刷である場
合の制御例を示したものである。なお、ここで図に示す
[L]は感光体ドラム1周分の回転周期を示し、dは原
稿間隔期間を示しており、d<Lであるとする。
【0089】本実施例においては、白黒印刷からカラー
印刷への移行する前の2つの原稿間隔(インターイメー
ジ)に対応する期間に、YMCの各画像形成ユニットに
対する高圧電源からの出力供給を開始する。
【0090】図11に示すように、YMCの各画像形成
ユニットに対する高圧電源からの出力供給は、3枚目の
カラー原稿印刷開始に時間[L+α]先行して実行され
る。なお、d<L<L+αである。時間[L+α]は、
からー原稿印刷の開始前の原稿の間にYMCの各画像形
成ユニットに対する高圧電源からの出力供給が開始され
るように設定される。
【0091】このようにYMCの各画像形成ユニットに
対する高圧電源からの出力供給タイミングを先行する原
稿の間の期間に設定すれば、先に図17を用いて説明し
た公差による現像器と帯電器との印加電圧供給タイミン
グのずれが存在しても、この期間は、非印字領域(イン
ターイメージ領域)であるので、この期間における現像
器の回転に起因して飛散するキャリア、トナーは、原稿
に付着することがない。
【0092】なお、図11に示す高圧電源制御は、先の
実施例で説明した図1および図3、または図4および図
7に示す構成において実現可能である。
【0093】なお、上述した例では、中間転写方式を採
用した構成について説明したが、中間転写方式を用いな
い転写ベルト上で用紙を搬送して各色の画像形成ユニッ
トにおいて各色の印刷処理を実行する構成においても適
用可能であり、いずれの構成において同様の効果が達成
される。
【0094】上述したように、本構成によれば、白黒印
刷からカラー印刷への移行時にYMC各画像形成ユニッ
トの高圧電源からの出力供給をカラー印刷の開始に先ん
じて実行し、YMC各感光体ドラムの表面電位の安定化
処理を実行する構成において、白黒原稿に対するBCO
バンドまたはトナーバンドの発生を防止することが可能
となる。
【0095】以上、特定の実施例を参照しながら、本発
明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成
し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で
本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべ
きではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に
記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0096】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の印刷処理
装置および印刷処理方法によれば、白黒印刷原稿とカラ
ー印刷原稿の混在文書の印刷処理において、白黒印刷か
らカラー印刷への移行時にYMC各画像形成ユニットの
高圧電源からの出力供給をカラー印刷の開始に先んじて
実行し、YMC各感光体ドラムの表面電位の安定化処理
を実行した場合であっても、YMC各画像形成ユニット
に対する高圧電源からの出力供給開始から一定時間遅ら
せて現像器の回転を開始する構成としたので、現像器か
らキャリア、トナーの感光体方向への供給が抑制され、
感光体上に多量のキャリアまたはトナーが付着すること
なく、白黒原稿の印刷中にYMCの各画像形成ユニット
に対して電源からの出力供給を開始しても、印刷処理中
の白黒原稿にBCOバンドまたはトナーバンドによる汚
れはほとんど発生しない。
【0097】また、本発明の印刷処理装置および印刷処
理方法によれば、白黒印刷原稿とカラー印刷原稿の混在
文書の印刷処理において、白黒印刷からカラー印刷への
移行時にYMC各画像形成ユニットの高圧電源からの出
力供給をカラー印刷の開始に先んじて実行し、YMC各
感光体ドラムの表面電位の安定化処理を実行した場合で
あっても、YMC各画像形成ユニットの高圧電源からの
出力供給開始を先行する原稿の間の期間、すなわちイン
ターイメージ部に設定したので、現像器からキャリア、
トナーの感光体方向への供給があっても、飛散したキャ
リア、トナーが原稿に付着することがなく、白黒原稿に
BCOバンドまたはトナーバンドによる汚れはほとんど
発生しない。
【0098】また、本発明の印刷処理装置および印刷処
理方法によれば、現像器の回転駆動手段を共通化して装
置の小型化、コストダウンを行なった構成においても、
白黒印刷からカラー印刷への移行時に、MCに先行して
画像形成が実行されるY色の画像形成ユニットに対する
高圧電源からの出力供給に併せたタイミングで、YMC
全画像形成ユニットの高圧電源からの出力供給を実行
し、高圧電源からの出力供給開始から一定時間遅らせて
現像器の回転を開始する構成とすることにより、YMC
すべての画像形成ユニットにおいて、現像器からキャリ
ア、トナーの感光体方向への供給が抑制され、感光体上
に多量のキャリアまたはトナーが付着することなく、白
黒原稿の印刷中にYMCの各画像形成ユニットに対して
電源からの出力供給を開始しても、印刷処理中の白黒原
稿にBCOバンドまたはトナーバンドによる汚れはほと
んど発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の印刷処理装置の構成例(実施例1)
を示す図である。
【図2】 本発明の印刷処理装置(実施例1)の電源か
らの出力供給および現像器回転制御処理を説明する図で
ある。
【図3】 本発明の印刷処理装置(実施例1)の電源か
らの出力供給および現像器回転制御処理を実行する制御
構成を示す図である。
【図4】 本発明の印刷処理装置の構成例(実施例2)
を示す図である。
【図5】 YMC現像器回転駆動手段を共通化した場合
の問題点を説明する図である。
【図6】 本発明の印刷処理装置(実施例2)の電源か
らの出力供給および現像器回転制御処理を説明する図で
ある。
【図7】 本発明の印刷処理装置(実施例2)の電源か
らの出力供給および現像器回転制御処理を実行する制御
構成を示す図である。
【図8】 本発明の印刷処理装置の現像器モータ構成
(例1)を示す図である。
【図9】 本発明の印刷処理装置の現像器モータ構成
(例2)を示す図である。
【図10】 本発明の印刷処理装置の現像器モータ構成
(例3)を示す図である。
【図11】 本発明の印刷処理装置(実施例3)の電源
からの出力供給処理を説明する図である。
【図12】 印刷処理装置の構成例を示す図である。
【図13】 印刷処理装置の感光体表面電位の変遷を説
明する図である。
【図14】 印刷処理装置における白黒印刷開始時点の
処理を説明する図である。
【図15】 印刷処理装置における白黒印刷からカラー
印刷への移行時点の処理を説明する図である。
【図16】 印刷処理装置における白黒印刷からカラー
印刷への移行時点の処理を説明する図である。
【図17】 印刷処理装置における現像器と帯電器との
電源からの出力供給タイミングのずれによる問題点を説
明する図である。
【図18】 印刷処理装置における現像器と帯電器との
電源からの出力供給タイミングのずれによる問題点を解
決する1手法を説明する図である。
【符号の説明】
101 感光体、102 帯電器、103 現像器、 104 一次転写器、105 剥離器、 106 二次転写器、 110 MCU(マシン制御ユニット) 111,112,113,114 高圧電源 121,122,123,124 回転駆動部 151,152,153,154 画像形成ユニット 210 MCU(マシン制御ユニット)、 211,212,213,214 高圧電源、 221,222 回転駆動部 251,252,253,254 画像形成ユニット 501 現像器、502 モータ、 551,552 モータ 581 モータ、582 クラッチ 701 感光体、702 帯電器、703 現像器、 704 一次転写器、705 剥離器、 706 二次転写器、 900 感光体、901 帯電器、 902 現像器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 507 G03G 21/00 384 21/00 384 372 21/14 15/08 507H H04N 1/46 H04N 1/46 C Fターム(参考) 2C061 AQ06 AR01 HH03 HJ10 HK11 HN02 HN15 2H027 DA02 EA01 EA04 EB04 ED03 ED08 EE02 EE04 EF07 EF09 FA28 FA35 2H030 AA04 AB02 AD02 AD07 AD17 BB02 BB23 BB32 BB42 2H077 AD02 AD06 BA03 DB14 EA03 GA13 5C079 HB03 KA01 KA09 KA18 NA07 NA11 PA02 PA03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白黒印刷処理およびカラー印刷処理を実行
    する印刷処理装置において、 白黒原稿印刷処理からカラー原稿印刷処理への移行時に
    おいて、カラー画像形成ユニットに対する高圧電源から
    の出力供給を、カラー原稿印刷処理の実行に先行して行
    なうことにより、カラー画像形成ユニット中の感光体表
    面電位の安定化処理を実行するとともに、該カラー画像
    形成ユニットの現像器の回転開始タイミングを前記カラ
    ー画像形成ユニットに対する高圧電源からの出力供給タ
    イミングより遅らせて実行する制御手段を有することを
    特徴とする印刷処理装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、 カラー印刷原稿処理開始前に実行するカラー画像形成ユ
    ニットに対する高圧電源からの出力供給開始タイミング
    を、カラー印刷原稿処理開始前に該カラー画像形成ユニ
    ット内の感光体ドラムが1周以上回転する時間に設定し
    た制御を行なうことを特徴とする請求項1に記載の印刷
    処理装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、 前記カラー画像形成ユニットに対する高圧電源からの出
    力供給開始から前記現像器の回転開始タイミングの遅延
    時間:tを、カラー画像形成ユニットにおける現像器と
    帯電器との取り付け位置誤差に起因する現像器と帯電器
    との印加電圧供給の正常タイミングからのずれとして予
    測される時間間隔より大きく設定した制御を実行する構
    成を有することを特徴とする請求項1に記載の印刷処理
    装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、 前記カラー画像形成ユニットに対する高圧電源からの出
    力供給開始を白黒原稿印刷処理の実行中とする制御を行
    なう構成を有することを特徴とする請求項1に記載の印
    刷処理装置。
  5. 【請求項5】前記印刷処理装置は、 原稿イメージ間隔dが、印刷処理装置内の画像形成ユニ
    ット中の感光体ドラム周:Lより短く、d<Lである態
    様において印刷処理を実行する構成であることを特徴と
    する請求項1に記載の印刷処理装置。
  6. 【請求項6】前記印刷処理装置は、Y,M,C,K各色
    を印刷するタンデム型印刷処理装置であり、 Y,M,C,K各色毎の各画像形成ユニットを有すると
    ともに、Y,M,C,K各色毎に独立した現像器回転駆
    動手段を有し、 前記制御手段は、前記現像器回転駆動手段に対する信号
    供給により、Y,M,C,K各現像器モータの駆動制御
    を独立して実行する構成を有することを特徴とする請求
    項1に記載の印刷処理装置。
  7. 【請求項7】前記印刷処理装置は、Y,M,C,K各色
    を印刷するタンデム型印刷処理装置であり、 Y,M,C,K各色毎の各画像形成ユニットを有すると
    ともに、Y,M,C各色に共通の現像器回転駆動手段
    と、K色単独の現像器回転駆動手段を有する構成であ
    り、 前記制御手段は、前記Y,M,C各色に共通の現像器回
    転駆動手段と、K色単独の現像器回転駆動手段に対する
    信号供給により、Y,M,C,K各現像器モータの駆動
    制御を実行する構成を有することを特徴とする請求項1
    に記載の印刷処理装置。
  8. 【請求項8】白黒印刷処理およびカラー印刷処理を実行
    する印刷処理装置において、 白黒原稿印刷処理からカラー原稿印刷処理への移行時に
    おいて、カラー画像形成ユニットに対する高圧電源から
    の出力供給を、カラー原稿印刷処理の実行に先行して行
    なうことにより、カラー画像形成ユニット中の感光体表
    面電位の安定化処理を実行するとともに、該カラー画像
    形成ユニットに対する高圧電源からの出力供給開始タイ
    ミングを先行する原稿の印刷イメージ間とする制御を実
    行する制御手段を有することを特徴とする印刷処理装
    置。
  9. 【請求項9】前記制御手段は、 カラー印刷原稿処理開始前に実行するカラー画像形成ユ
    ニットに対する高圧電源からの出力供給開始タイミング
    を、カラー印刷原稿処理開始前に該カラー画像形成ユニ
    ット内の感光体ドラムが1周以上回転する時間に設定し
    た制御を行なうことを特徴とする請求項8に記載の印刷
    処理装置。
  10. 【請求項10】前記印刷処理装置は、 原稿イメージ間隔dが、印刷処理装置内の画像形成ユニ
    ット中の感光体ドラム周:Lより短く、d<Lである態
    様において印刷処理を実行する構成であることを特徴と
    する請求項8に記載の印刷処理装置。
  11. 【請求項11】前記印刷処理装置は、Y,M,C,K各
    色を印刷するタンデム型印刷処理装置であり、 Y,M,C,K各色毎の各画像形成ユニットを有すると
    ともに、Y,M,C,K各色毎に独立した現像器回転駆
    動手段を有し、 前記制御手段は、前記現像器回転駆動手段に対する信号
    供給により、Y,M,C,K各現像器モータの駆動制御
    を独立して実行する構成を有することを特徴とする請求
    項8に記載の印刷処理装置。
  12. 【請求項12】前記印刷処理装置は、Y,M,C,K各
    色を印刷するタンデム型印刷処理装置であり、 Y,M,C,K各色毎の各画像形成ユニットを有すると
    ともに、Y,M,C各色に共通の現像器回転駆動手段
    と、K色単独の現像器回転駆動手段を有する構成であ
    り、 前記制御手段は、前記Y,M,C各色に共通の現像器回
    転駆動手段と、K色単独の現像器回転駆動手段に対する
    信号供給により、Y,M,C,K各現像器モータの駆動
    制御を実行する構成を有することを特徴とする請求項8
    に記載の印刷処理装置。
  13. 【請求項13】白黒印刷処理およびカラー印刷処理を実
    行する印刷処理方法において、 白黒原稿印刷処理からカラー原稿印刷処理への移行時に
    おいて、カラー画像形成ユニットに対する高圧電源から
    の出力供給を、カラー原稿印刷処理の実行に先行して行
    なうことにより、カラー画像形成ユニット中の感光体表
    面電位の安定化処理を実行するとともに、該カラー画像
    形成ユニットの現像器の回転開始タイミングを前記カラ
    ー画像形成ユニットに対する高圧電源からの出力供給タ
    イミングより遅らせて実行することを特徴とする印刷処
    理方法。
  14. 【請求項14】白黒印刷処理およびカラー印刷処理を実
    行する印刷処理方法において、 白黒原稿印刷処理からカラー原稿印刷処理への移行時に
    おいて、カラー画像形成ユニットに対する高圧電源から
    の出力供給を、カラー原稿印刷処理の実行に先行して行
    なうことにより、カラー画像形成ユニット中の感光体表
    面電位の安定化処理を実行するとともに、該カラー画像
    形成ユニットに対する高圧電源からの出力供給開始タイ
    ミングを先行する原稿の印刷イメージ間とする制御を実
    行することを特徴とする印刷処理方法。
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