JP2002348183A - 浄化機能を有する調湿建材及びその製造方法 - Google Patents

浄化機能を有する調湿建材及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002348183A
JP2002348183A JP2001157362A JP2001157362A JP2002348183A JP 2002348183 A JP2002348183 A JP 2002348183A JP 2001157362 A JP2001157362 A JP 2001157362A JP 2001157362 A JP2001157362 A JP 2001157362A JP 2002348183 A JP2002348183 A JP 2002348183A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building material
photocatalyst
humidity control
control building
glaze
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001157362A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kigami
真 樹神
Hideji Kawai
秀治 川合
Hiroshi Fukumizu
浩史 福水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP2001157362A priority Critical patent/JP2002348183A/ja
Publication of JP2002348183A publication Critical patent/JP2002348183A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多孔質の調湿建材本体の表面付近に光触媒が
担持された浄化機能を有する調湿建材であって、光触媒
による浄化機能が高められた調湿建材を提供する。 【解決手段】 光触媒微粒子を水に分散させた分散液を
調湿建材本体の表面にスプレー等によって付着させるこ
とにより、調湿建材本体に光触媒を担持させる。光触媒
を調湿建材本体の表面の微細な凹部に多量に担持させる
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浄化機能を有する
調湿建材と、その製造方法に関するものであり、特に光
触媒を表面付近に担持させて浄化機能を持たせるように
した調湿建材と、その製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、日本の家屋では、木造土壁建築に
より、調湿性、防露性の良い建築物を実現してきたが、
近年、建築物の高気密化が進められ、耐火性、気密性を
重視した新建材が多用されるようになった。しかし、新
建材では、調湿性、防露性などの特性が十分でないこと
から、次のような問題がある。 (1) 建材表面で結露することにより、建物の快適性及
び耐久性を損なう。 (2) 結露により発生した水分がカビやダニの発生を招
き、人体に悪影響を及ぼす。
【0003】これらの問題を解決するために、一般的に
は空調設備が取り付けられるが、空調設備は動力を必要
とし、設備費のみならず、運転費の面で好ましくない。
【0004】このようなことから、建材自体に調湿機能
を持たせ、空調設備や動力などを必要とせずに室内の湿
度調整を行い、防露性を得ることができる調湿建材の開
発が行われている。従来、調湿建材としては、ゼオライ
トや珪藻土などの吸放湿性をもつ材料を、セメント、石
膏などの凝結硬化剤で固めた建材や粘土などと混合して
焼成してなる建材が用いられている。具体的には、珪藻
土系調湿建材としては特開平4−354514号公報等
が、また、ゼオライト系調湿建材としては特開平3−1
09244号公報が提案されている。
【0005】特開2000−273972には、表面が
施釉されることにより意匠性が高められると共に、耐汚
れ性が改善され、さらにホルムアルデヒド等の有害ガス
成分の分解作用を具備した調湿建材が記載されている。
【0006】この調湿建材は、焼成された調湿建材であ
って、調湿建材本体の表面に釉薬が施されており、該釉
薬の内部又は表面に光触媒が存在することを特徴とする
ものである。
【0007】かかる調湿建材は、表面が施釉されている
ので、釉薬による様々な加飾を付与することができ、意
匠の幅を広げることができる。また、施釉面は手垢など
の汚れが付き難く、また、汚れが付いた場合でも容易に
落とすことができるため、表面を清浄に保つことができ
る。そして、この釉薬の内部又は表面に酸化チタン、酸
化亜鉛などの光触媒が存在するので、ホルムアルデヒド
等の有害ガス成分が分解するようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記特開2000−2
73972の光触媒付き調湿建材にあっては、光触媒に
よる浄化機能がいまひとつ不足している。これは次のよ
うな理由による。即ち、特開2000−273972の
調湿建材では、施釉後も十分な調湿性能を得るために、
非通気性の施釉層は調湿建材本体の表面の全面に形成せ
ず、例えば、調湿建材本体の表面の90%以下の面積に
施釉する。或いは、施釉によるガラス層の厚さが300
μm以下となるように、薄く施釉する。このため、この
ような薄い、或いは部分的に施釉する釉の内部や表面に
光触媒を存在させた光触媒付き調湿建材では、光触媒の
付着量を十分に多くすることが難しい。しかも、釉の内
部や表面に存在する光触媒は、有害ガスとの接触効率が
良くないために、付着させた光触媒に見合うだけの有害
ガス成分の分解効率を得ることができない。
【0009】なお、多孔質の調湿建材本体自体は、ガス
吸着能を有し、その吸着速度が速いという特長を有し、
一方で、光触媒は有害ガスの分解性能の持続性には優れ
るものの、その分解速度は速いとは言えない。従って、
調湿建材本体の速いガス吸着性能と光触媒のガス分解性
能の持続性を兼備することにより、良好な浄化効果を得
ることができると考えられるが、釉の内部や表面に光触
媒を存在させた光触媒付き調湿建材では、施釉により下
地の調湿建材本体のガス吸着性能が低下された部分に光
触媒が存在することとなり、両者の相乗効果を望むこと
はできない。
【0010】本発明は、光触媒による浄化機能が高めら
れた優れた浄化機能を有する調湿建材と、その製造方法
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の浄化機能を有す
る調湿建材は、多孔質の調湿建材本体と、該調湿建材本
体の表面付近に担持された光触媒とを有する浄化機能を
有する調湿建材において、該光触媒は、該光触媒含有液
を該調湿建材本体に付着させることにより担持されたも
のであることを特徴とするものである。
【0012】本発明の浄化機能を有する調湿建材の製造
方法は、多孔質の調湿建材本体の表面に光触媒含有液を
付着させた後、乾燥させることにより、該調湿建材本体
の表面付近に光触媒を担持させることを特徴とするもの
である。
【0013】かかる本発明によって提供される浄化機能
を有する調湿建材は、光触媒が調湿建材本体の表面の微
細な凹部に多量に担持されるようになる。即ち、調湿建
材本体の表面にスプレー等によって光触媒含有液が付着
されたときに、該光触媒含有液が調湿建材本体の表面の
凹部に集まるようになる。手垢やタバコのヤニなどのひ
どい汚れは、この調湿建材本体表面の凹部に付着し易い
ので、この凹部に光触媒が多量に存在すると、手垢やタ
バコのヤニなどが効率良く分解される。また、この凹部
に担持された光触媒は、擦れ等によって剥れにくい。
【0014】さらに、光触媒の含有液を調湿建材本体の
表面の全体に多量に付着させることができるので、光触
媒の担持量を多くし、有害ガス等の分解を促進させるこ
とができる。
【0015】しかも、調湿建材本体が有するガス吸着性
能による速いガス吸着性能と、光触媒の有するガス分解
性能の持続性との相乗効果で、良好な浄化効果を得るこ
とができる。
【0016】本発明では、光触媒含有液としては光触媒
微粒子を水及び/又はアルコールに分散させた分散液が
好ましい。
【0017】本発明は、特に、調湿建材本体として、表
面に釉薬が施された後焼成されたものを適用した場合
に、その効果が顕著である。
【0018】即ち、施釉された調湿建材に対して、特開
2000−273972に記載されるように、釉薬の内
部又は表面に光触媒を存在させた場合、釉薬の内部又は
表面に存在する光触媒では、前述の如く、十分な有害ガ
ス成分の分解効率を得ることができない。これは、光触
媒が釉薬中に埋め込まれるために、有害ガス成分との接
触効率が悪いことによるものと推定される。また、この
施釉調湿建材は、調湿性能を得るために、通気性のない
釉薬層をその表面の全面に形成せず、部分的に形成する
か、或いは薄い釉薬層を形成するため、このような釉薬
の内部又は表面に光触媒を存在させるものでは、十分量
の光触媒を担持させることができない。
【0019】これに対して、表面に釉薬を施した後焼成
して得た調湿建材本体に、光触媒含有液をスプレー等に
より付着させると、光触媒は、施釉されていない、多孔
質の焼成体が表出した部分や、ごく薄い釉薬層が形成さ
れた部分の焼成体凹部に多く付着するようになる。この
部分に存在する光触媒は、下地の焼成体が吸放湿を行う
際に有害ガスと効率的に接触するため、吸放湿される水
蒸気の存在下に光触媒反応が効果的に進行し、高い有害
ガス分解効率が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の浄化機能を有する
調湿建材及びその製造方法の実施の形態を詳細に説明す
る。
【0021】まず、本発明で用いる光触媒含有液につい
て説明する。
【0022】光触媒としては、酸化チタン(TiO
や酸化亜鉛(ZnO)等を用いることができ、このよう
な光触媒の含有液としては、好ましくは光触媒微粒子を
バインダーと共に水及び/又はアルコールに分散させた
光触媒分散液が挙げられる。この光触媒分散液の光触媒
含有量は1〜10重量%程度が好ましい。光触媒含有量
がこの範囲よりも少ないと光触媒の付着効率が悪く、多
いと分散液の取り扱い性等が悪くなる。なお、光触媒微
粒子の平均粒径は5〜1000nm程度であることが好
ましい。
【0023】バインダーとしては、シリコンエトキシ
ド、シリコンメトキシド等のシリコンアルコキシドを用
いることができ、分散液中のバインダーの含有量は、光
触媒の付着効率、取り扱い性等の面から0.1〜5重量
%程度であることが好ましい。
【0024】本発明では、このような光触媒分散液を、
調湿建材本体にスプレー等により付着させることによ
り、調湿建材本体の表面付近に光触媒を担持させる。
【0025】光触媒分散液の付着量は、光触媒分散液の
濃度等によっても異なるが、調湿建材本体の表面に対し
て0.05〜5g/m程度の量の光触媒が担持される
ように付着させることが好ましい。
【0026】次に本発明で光触媒を担持させる調湿建材
本体について説明する。本発明に係る調湿建材本体とし
ては例えば次のようなものが挙げられる。 (1) 施釉焼成体 (2) 無釉焼成体 (3) 非焼成体 まず、(1)施釉焼成体について説明する。
【0027】調湿建材本体を構成する施釉焼成体は、例
えば、鹿沼土、大沢土及び膠質土、水土、味噌土と呼ば
れる各地の火山軽石層や珪藻土、酸性白土、活性白土、
ゼオライト、ハロイサイト、セピオライトなどの調湿性
原料に木節粘土、蛙目粘土等の粘土や珪石、陶石、蝋
石、長石その他のガラス質成分等を下記の配合割合及び
化学組成で混合し、押し出し成形又はプレス成形し、得
られた成形体に施釉した後焼成することにより、或い
は、成形体を素焼きした後施釉し、その後更に焼成する
ことにより製造することができる。
【0028】<配合割合(重量部)> 鹿沼土等の調湿性原料:100 粘土:100〜1000 ガラス質成分:0〜500
【0029】このように表面を施釉することにより、調
湿建材本体表面が釉薬によるガラス層で覆われて、吸放
湿速度は若干遅くなるが、吸放湿容量には殆ど変わりは
なく、調湿建材としての機能が大きく損なわれることは
ない。
【0030】本発明に係る調湿建材本体は、このように
して表面に施釉した後も、調湿性能を高く維持している
ことが重要であり、好ましくは、施釉後の調湿建材本体
は、施釉前の調湿建材本体(以下、施釉前のものを「素
地」と称す場合がある。)の80%以上の調湿性能を有
することが望まれる。
【0031】また、施釉後の調湿建材本体は、8時間サ
イクルの吸放湿性能が80g/m以上であることが好
ましい。即ち、住宅では、炊事、入浴、暖房などによる
湿度発生や日レベルの温度変動に基づく湿度変動など短
時間の変動に対応する必要がある。このためには吸放湿
の速度が大きいことが必要である。8時間サイクルの吸
放湿性能を80g/m以上(24時間サイクルの吸放
湿性能としては140g/m以上)とすることにより
この要件が満たされる。なお、この8時間サイクルの吸
放湿性能は次のようにして求める。
【0032】即ち、相対湿度50%に保持した恒温恒湿
槽中で重量を恒量化(変動0.1%以下)させた試験体
をすばやく相対湿度90%に保持した別の恒温恒湿槽中
に入れ、8時間後の重量増(吸湿量(g))を単位面積
(1m)あたりに換算した値を8時間吸湿量とする。
また、相対湿度90%に保持した恒温恒湿槽中で重量を
恒量化(変動0.1%以下)させた試験体をすばやく相
対湿度50%に保持した別の恒温恒湿槽中に入れ、8時
間後の重量減(放湿量(g))を単位面積(1m)あ
たりに換算した値を8時間放湿量とする。そして、下記
式で求める。
【0033】
【数1】
【0034】このように、調湿性能を高く維持した上で
施釉を行うためには、施釉面積や施釉厚さを制御するこ
とが重要であり、素地表面への施釉は、下記及びの
少なくとも一方の条件を満たすように行うのが好まし
い。施釉はスプレー法、幕掛け、プリントなどで良く、
方法は問わない。 釉薬によって生成するガラス層が、素地の表面を占
める面積領域(以下「施釉面積割合」と称す。)が90
%以下。 釉薬によって生成するガラス層の最大厚み(以下、
単に「最大厚み」と称す。)が300μm以下。
【0035】上記施釉面積割合が90%を超えると調湿
性能の低下が著しく調湿建材としての調湿性能が損なわ
れる。しかし、施釉面積割合が10%より少ないと、施
釉面が少なすぎて加飾、耐汚れ性の向上効果が十分に得
られない。従って、施釉面積割合は10〜90%、特に
30〜85%とするのが好ましい。
【0036】なお、この施釉面積割合は、後述の実施例
の項で述べる如く、インクの拭き取りテスト等で調べる
ことができる。
【0037】このように、施釉面積割合を90%以下と
した場合は、最大厚みには特に制約はないが、好ましく
は500μm以下とするのが望ましい。
【0038】また、最大厚みが300μmを超えると、
施釉面積割合が90%を超える場合、調湿性能の低下が
大きくなるため、最大厚みは300μm以下とするのが
好ましい。しかし、この最大厚みが過度に薄いと施釉に
よる加飾、耐汚れ性の向上効果が十分に得られない。こ
の最大厚みは、施釉面積割合が95〜100%の場合に
は10〜100μm、90〜95%の場合には20〜2
00μmとするのが好ましい。
【0039】このようにガラス層を薄くすると素地の全
面に施釉した場合でも調湿性能を高く維持できる理由
は、薄いガラス層を形成した場合には、素地の欠陥や焼
成過程で発生するガスなどにより、素地内部にまで貫通
した水蒸気透過性の微細なホールがガラス層にまで生じ
やすいためではないかと考えられる。
【0040】上記施釉面積割合及び/又は最大厚みで施
釉するには、施釉方法や、施釉に用いる釉薬量、或い
は、釉薬の比重等を適宜調整すれば良い。
【0041】例えば、通常のスプレー法等による施釉に
際し、単位面積当りの施釉量を少なくすることにより施
釉面積割合を90%以下に抑えることができる。また、
幕掛け法等による全面施釉においても、単位面積当りの
施釉量を少なくすることにより最大厚みを小さくするこ
とができる。
【0042】この施釉に当り、当然、焼成条件に応じた
フリットが必要であるが、ローラーハースキルンによる
迅速焼成では、フリットはその軟化点が焼成温度より1
00〜400℃低く、適度な溶融粘性を持つものを選べ
ば良い。この粘性が低すぎると、調湿効果を発揮する素
地の微細な気孔を、施釉により形成されるガラスがうめ
てしまい、調湿性能が大きく損なわれてしまう。
【0043】従って、調湿性能が損なわれないように、
施釉量及び釉薬の溶融粘性(フリットの軟化点)を適宜
調整する。
【0044】その他、全面施釉ではなく、斑点状、ライ
ン状、格子状のように部分的な施釉を行える加飾施釉法
を採用する方法もあり、例えば、プリント法では素地に
付着する釉薬にメッシュにより一定間隔を持たせられる
ため、施釉面積割合を小さくすることができる。また、
遠心法では、他の施釉法の場合より大きな斑点状となっ
て釉薬が付着するため、やはり施釉面積を小さくするこ
とができ、調湿性能の維持に有効であると共に、施釉に
よる模様付けで意匠性も高めることができる。
【0045】施釉に用いる釉薬は、単に、フリットと水
とを混合して得られる比重1.01〜1.90程度の泥
漿でも良く、これに更に粘土や顔料を配合して用いても
良い。顔料の配合により、意匠性をより一層高めること
ができる。
【0046】調湿建材本体としての(2)無釉焼成体は、
施釉を行わないこと以外は、上記(1)施釉焼成体と同様
にして製造される。
【0047】調湿建材本体としての(3)非焼成体として
は、ケイカル板又はスレート板を酸処理することにより
吸放湿性能を向上させたものが好ましい。
【0048】ケイカル板としては、市販のケイカル板を
用いることができ、また、石灰質原料とケイ酸質原料に
必要に応じて補強繊維混和剤を配合した混合原料をプレ
ス成形により成形し、オートクレーブ養生するなどの方
法で製造したものを用いても良い。
【0049】スレート板としても市販のスレート板を用
いることができるが、セメントと石綿とを所定の割合で
混合し、成形、養生するなどの方法で製造したものを用
いても良い。
【0050】このようなケイカル板又はスレート板とし
ては、吸放湿性能を向上させるための吸放湿性材料を配
合した原料を用いて製造されたものであっても良い。こ
の吸放湿性材料としては、例えば、鹿沼土、大沢土及び
膠質土、水土、味噌土と呼ばれる各地の火山軽石層や珪
藻土、酸性白土、活性白土、ゼオライト、ハロイサイ
ト、セピオライトなどを用いることができる。原料中の
吸放湿性材料の配合割合は少な過ぎると吸放湿性能の向
上効果を十分に得ることができず、多過ぎると成形性や
得られる建材の強度が低下することから、全原料中の吸
放湿性材料の割合で5〜30重量%程度とするのが好ま
しい。
【0051】ケイカル板又はスレート板(或いは吸放湿
性材料を配合したケイカル板又はスレート板)の酸処理
に用いる酸としては、各種の無機酸又は有機酸を用いる
ことができるが、ここで、「酸」とは酸性を示す物質で
あれば良く、無機酸又は有機酸の酸性塩やガス状の酸を
用いても良い。使用可能な無機酸としては、塩酸、硫
酸、亜硫酸、炭酸、硝酸、リン酸等が挙げられる。ま
た、有機酸としては、酢酸、マレイン酸、クエン酸、酒
石酸等の各種カルボン酸類や、ベンゼンスルホン酸等の
スルホン酸類が挙げられる。酸性塩としては、リン酸ア
ンモニウム等のアンモニウム塩が、また、ガス状の酸と
しては、水に溶解して酸性を示す炭酸ガスや亜硫酸ガス
を用いることができる。
【0052】これらの酸性物質は1種を単独で用いても
2種以上を併用しても良い。
【0053】この酸処理は、例えば、次のような方法で
行える。 ケイカル板又はスレート板を酸溶液に浸漬する。 ケイカル板又はスレート板に酸溶液を塗布する。 ケイカル板又はスレート板を酸性ガスに接触させ
る。
【0054】上記,で用いる酸溶液中の酸濃度とし
ては、用いる酸の種類やその他の酸処理条件に応じて適
宜決定されるが、一般的には0.5〜20重量%水溶液
が用いられる。
【0055】また、上記の方法において、酸性ガスは
窒素、不活性ガスで適当な濃度に希釈して用いても良
い。
【0056】この酸処理における温度や時間には特に制
限はなく、目的の吸放湿性能が得られるように適宜決定
される。なお、温度については室温で行うのが操作上有
利である。
【0057】このような酸処理を行った後は、そのまま
光触媒の担持に供することもできるが、好ましくは、洗
浄液が中性になるまで水洗し、その後乾燥する。
【0058】このような酸処理を施すことにより、酸処
理後の調湿建材本体が、酸処理前の調湿建材本体の1.
2〜5倍の24時間サイクルの吸放湿性能を有すること
が好ましく、特に、この調湿建材本体は、24時間サイ
クルの吸放湿性能が140g/m以上であることが好
ましいことから、このような吸放湿性能が得られるよう
に酸処理で用いる酸の種類や濃度及び温度、時間等の条
件を調整するのが好ましい。なお、24時間サイクルの
吸放湿性能は、試験時間を24時間とすること以外は、
前述の8時間サイクルの吸放湿性能と同様にして求める
ことができる。
【0059】この非焼成体は、その表面に透湿性塗料に
よる塗装を施したものであっても良く、これにより意匠
性の向上、防汚性の向上(汚れ付着防止、汚れ除去性向
上)を図ることができる。
【0060】この透湿性塗料としては、水ガラス系無機
塗料やアクリルシリコーン系の透湿性塗料等を用いるこ
とができる。
【0061】このような透湿性塗料は、調湿建材本体の
表面に全面塗布しても良く、部分的に、例えば斑点状、
ライン状、格子状に塗布しても良い。透湿性塗料の塗布
量には特に制限はないが、透湿性塗料を付着させた部分
の塗布量で10〜200g/m程度とするのが好まし
い。
【0062】この透湿性塗料は、酸処理前に塗装しても
良く、また、酸処理後に塗装しても良く、透湿性塗料の
塗装による吸放湿性能の低下の問題は殆どない。
【0063】本発明の浄化機能を有する調湿建材は、こ
のような調湿建材本体の表面に、前述の光触媒分散液を
スプレー等により付着させた後60〜180℃で10〜
30分程度乾燥することにより光触媒を担持させて製造
される。もちろん、12時間程度の時間をかけて常温で
乾燥させることもできる。なお、この光触媒分散液のス
プレーに先立ち、光触媒分散液の密着性を高めるために
調湿建材本体を60〜180℃で10〜30分程度乾燥
させることで吸着している水分やガスを予め放出させる
ことが好ましい。また、焼成してなる調湿建材の場合
は、焼成直後、建材本体が60〜180℃の熱い状態の
まま光触媒分散液を塗布してもよい。非焼成の場合、例
えばオートクレーブ直後の、調湿建材が熱い状態におい
て、光触媒分散液を塗布すれば、より効率的である。
【0064】本発明の浄化機能を有する調湿建材は、多
孔質の調湿建材本体に光触媒が付着することにより、調
湿建材本体によるガス吸着性能と光触媒によるガス分解
性能との相乗効果作用で優れた浄化効果を得るものであ
るが、特に多孔質の調湿建材本体による優れたガス吸着
性能を得るために、調湿建材本体の比表面積及び気孔率
を制御することが好ましく、調湿建材本体の比表面積は
調湿建材本体の種類によっても異なるが、10m/g
以上となるように制御することが好ましい。比表面積が
10m/g未満では、ガスの吸着サイトが少ないた
め、優れたガス吸着性能を得ることができない。また、
同様の理由から、調湿建材本体の気孔率は20〜60%
であることが好ましい。調湿建材本体の気孔率が20%
未満では優れたガス吸着性能を得ることができず、調湿
建材本体の気孔率が60%を超えると強度が不足し、好
ましくない。
【0065】調湿建材本体の比表面積及び気孔率は原料
配合や、焼成温度などの製造条件を調整することにより
制御することができる。
【0066】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。
【0067】実施例1 下記配合の成形原料をミルで細磨して、スプレー造粒し
た後、プレス成形型を用いてプレス成形して成形体を製
造した。 <成形原料配合(重量部)> 鹿沼土:20 粘土:60 ガラス質:20
【0068】得られた成形体の表面に、長石36.8重
量部、石灰石13.5重量部、粘土9.6重量部、珪砂
40.1重量部の調合割合の釉薬原料と水を混合した釉
薬泥漿をスプレーガンにより、単位面積(1m)あた
り100gの施釉量で施釉し、ローラーハースキルンに
て800℃で焼成した。
【0069】得られた焼成体について、施釉面積割合、
最大厚み、調湿性能、8時間サイクルの吸放湿性能及び
抗菌性能を下記の方法で調べた。その結果、施釉面積は
80%、釉薬層最大厚みは150μm、調湿性能は10
0%で、8時間サイクルの吸放湿性能は130g/m
であった。 <施釉面積割合>表面に水性インクを塗布し、水を含ま
せた布等でさっと拭くことによりインクが取れた面積の
割合を、顕微鏡観察、画像処理などにより求めた。 <最大厚み>破断面の顕微鏡観察で求めた。 <調湿性能>相対湿度50%に保持した恒温恒湿槽中で
重量を恒量化(変動0.1%以下)させた試験体を、す
ばやく相対湿度90%に保持した別の恒温恒湿槽中に入
れ、8時間後の重量増(吸湿量)を単位面積(1m
あたりで求め、無釉の成形体を同様に焼成して得られた
焼成体について同様にして求めた値に対する百分率で示
した。 <8時間サイクルの吸放湿性能>前記の通り、相対湿度
50%と90%との間における8時間当りの吸放湿量を
単位面積(1m)に換算して求める。
【0070】なお、この焼成体についてBET一点法に
て測定した比表面積は25m/gであり、アルキメデ
ス法により求めた、見掛け気孔率は35%であった。
【0071】この施釉加飾された焼成体を100℃で3
0分乾燥した後、施釉表面に、下記配合の光触媒分散液
をスプレーにて30g/mの塗布量で塗布し、その後
100℃で30分乾燥した。この光触媒分散液のスプレ
ー量は、光触媒としてのTiOが0.6g/mの割
合で焼成体に担持されるスプレー量である。 <光触媒分散液配合(重量%)> 光触媒(TiO粉末,平均粒径15μm):2 バインダー(シリコンアルコキシド):0.5 エチルアルコール:55 水:残部
【0072】この調湿建材について、下記方法でアセト
アルデヒドの分解性能を調べ、結果を図1に示した。 <アセトアルデヒドの分解性能>調湿建材を100mm
×100mm×6mmの大きさに切り出した試料(10
0mm×100mmの面が施釉及び光触媒担持面)を袋
に入れ、この袋の中にアセトアルデヒドを約425pp
m含む空気を3L入れて封をし、試料の光触媒担持面に
0.1mW/cmの紫外線(UV)照射量となるよう
に蛍光灯を24時間照射した。
【0073】このときの2時間後及び24時間後の袋内
のアセトアルデヒド濃度をガス検知管で測定した。その
後、60℃に2時間加熱して調湿建材に吸着されたガス
を脱着させ、再度袋内のアセトアルデヒド濃度を測定し
た。
【0074】比較例1 実施例1において、光触媒分散液をスプレーしなかった
こと以外は同様にして製造した施釉調湿建材について、
同様にアセトアルデヒドの分解性能を調べ、結果を図1
に示した。
【0075】比較例2 実施例1において、光触媒分散液をスプレーせず、釉薬
として、前述の釉薬泥漿に更にTiOを約0.6重量
部含むものを用いたこと以外は同様にして製造した施釉
(光触媒含有)調湿建材について、同様にアセトアルデ
ヒドの分解性能を調べ、結果を図1に示した。
【0076】なお、この調湿建材では、TiOが実施
例1と同様に0.6g/mの割合で釉薬と共に焼成体
にスプレーされた。
【0077】図1より次のことが明らかである。即ち、
実施例1及び比較例1,2のいずれの調湿建材であって
も、60℃の加熱処理前は、調湿建材の多孔質本体にア
セトアルデヒドが吸着されるため、袋内のアセトアルデ
ヒド濃度は減少し、ほぼ同等のアセトアルデヒド濃度と
なる。その後、加熱により調湿建材に吸着されたアセト
アルデヒドを脱着させると、光触媒を担持していない比
較例1では、アセトアルデヒドが放出され、袋内のアセ
トアルデヒド濃度は26ppmになった。光触媒を釉薬
に混合して施釉した比較例2では、光触媒を有し、吸着
されたアセトアルデヒドが一部分解されるため、光触媒
を担持していない比較例1の場合よりも、加熱脱着によ
り放出されるアセトアルデヒド量が少なく、このため、
袋内のアセトアルデヒド濃度は20ppmとなる。
【0078】施釉後に光触媒分散液をスプレーして光触
媒を担持させた実施例1の調湿建材では、比較例2と同
量の光触媒を用いているものの、アセトアルデヒドの分
解性能が高く、加熱脱着後の袋内のアセトアルデヒド濃
度は16ppmであった。
【0079】これは、実施例1では、施釉後の焼成体に
光触媒分散液をスプレーすることにより、施釉部分以外
の多孔質の素地が表出した部分の素地の凹部に光触媒が
多量に担持され、この素地の凹部に直接付着した光触媒
に、素地の吸放湿に伴って水蒸気の存在下、アセトアル
デヒドが効率的に接触し、これにより良好なアセトアル
デヒドの光触媒分解効果が得られることによるものと推
定される。
【0080】なお、実施例1の調湿建材を厚さ方向に切
断し、施釉及び光触媒担持を行った表面部分を観察した
ところ、図2に示す如く、多孔質の素地(調湿建材本
体)1の釉2で覆われていない部分の凹部1Aに光触媒
3が多く付着していることが確認された。
【0081】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の浄化機能を
有する調湿建材及びその製造方法によれば、多孔質の調
湿建材本体の表面付近に光触媒を担持した浄化機能を有
する調湿建材であって、調湿建材本体による高い浄化速
度と、光触媒による浄化機能の持続性とを兼備する浄化
性能に優れた調湿建材が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1及び比較例1,2の結果を示すグラフ
である。
【図2】実施例1で得られた調湿建材の表層部分を示す
模式的な断面図である。
【符号の説明】
1 素地(調湿建材本体) 1A 凹部 2 釉 3 光触媒
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 1/00 C09D 1/00 E04B 1/64 E04B 1/64 D (72)発明者 福水 浩史 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2E001 DB03 GA06 HA21 HB07 HB08 JA03 JA06 4D052 CE00 HA00 HA01 HA03 HA23 HA24 HA39 HB02 HB06 4G028 DA01 DB02 DB03 DC01 EA00 4G069 AA03 AA08 BA04B BA48A CA01 CA17 CD10 DA06 EA11 FA03 FB23 4J038 AA011 DL031 HA156 HA216 JA17 KA04 KA06 KA12 KA20 MA08 MA10 NA05 PB05 PC04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質の調湿建材本体と、該調湿建材本
    体の表面付近に担持された光触媒とを有する浄化機能を
    有する調湿建材において、 該光触媒は、該光触媒含有液を該調湿建材本体に付着さ
    せることにより担持されたものであることを特徴とする
    浄化機能を有する調湿建材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該光触媒含有液は、
    光触媒微粒子を水及び/又はアルコールに分散させた分
    散液であることを特徴とする浄化機能を有する調湿建
    材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、該調湿建材本
    体は、表面に釉薬が施された後焼成されたものであるこ
    とを特徴とする浄化機能を有する調湿建材。
  4. 【請求項4】 多孔質の調湿建材本体の表面に光触媒含
    有液を付着させた後、乾燥させることにより、該調湿建
    材本体の表面付近に光触媒を担持させることを特徴とす
    る浄化機能を有する調湿建材の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、該光触媒含有液は、
    光触媒微粒子を水及び/又はアルコールに分散させた分
    散液であることを特徴とする調湿建材の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5において、該調湿建材本
    体は、表面に釉薬が施された後焼成されたものであるこ
    とを特徴とする浄化機能を有する調湿建材の製造方法。
JP2001157362A 2001-05-25 2001-05-25 浄化機能を有する調湿建材及びその製造方法 Pending JP2002348183A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001157362A JP2002348183A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 浄化機能を有する調湿建材及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001157362A JP2002348183A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 浄化機能を有する調湿建材及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002348183A true JP2002348183A (ja) 2002-12-04

Family

ID=19001242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001157362A Pending JP2002348183A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 浄化機能を有する調湿建材及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002348183A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224600A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Nippon Soda Co Ltd 調湿建材
ES2335262A1 (es) * 2009-11-20 2010-03-23 Ceracasa, S.A Composicion de esmalte ceramico.
ES2343234A1 (es) * 2009-01-23 2010-07-26 Fmc Foret, S.A. Mezcla fotocatalitica para la degradacion de oxidos de nitrogeno.
JP2017065008A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社Lixil 建材及びその製造方法
JP2018168661A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 株式会社Lixil タイル及びタイルの製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000128664A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Showa Denko Kk 光触媒機能を有する外壁材
JP2000189807A (ja) * 1999-01-01 2000-07-11 Toto Ltd 光触媒機能を有するタイル
JP2000273972A (ja) * 1999-03-25 2000-10-03 Inax Corp 調湿建材
WO2001010793A1 (fr) * 1999-08-05 2001-02-15 Saint-Gobain Materiaux De Construction Procede de traitement de materiau architectural
JP2001090214A (ja) * 1999-09-24 2001-04-03 Shintouhoku Kagaku Kogyo Kk 有害物質の吸着分解能を有する建築材料

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000128664A (ja) * 1998-10-26 2000-05-09 Showa Denko Kk 光触媒機能を有する外壁材
JP2000189807A (ja) * 1999-01-01 2000-07-11 Toto Ltd 光触媒機能を有するタイル
JP2000273972A (ja) * 1999-03-25 2000-10-03 Inax Corp 調湿建材
WO2001010793A1 (fr) * 1999-08-05 2001-02-15 Saint-Gobain Materiaux De Construction Procede de traitement de materiau architectural
JP2003506307A (ja) * 1999-08-05 2003-02-18 サン−ゴバン・マテリオ・ドウ・コンストルクシオン 建築材料の処理方法
JP2001090214A (ja) * 1999-09-24 2001-04-03 Shintouhoku Kagaku Kogyo Kk 有害物質の吸着分解能を有する建築材料

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224600A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Nippon Soda Co Ltd 調湿建材
ES2343234A1 (es) * 2009-01-23 2010-07-26 Fmc Foret, S.A. Mezcla fotocatalitica para la degradacion de oxidos de nitrogeno.
ES2335262A1 (es) * 2009-11-20 2010-03-23 Ceracasa, S.A Composicion de esmalte ceramico.
WO2011061381A1 (es) * 2009-11-20 2011-05-26 Ceracasa, S.A. Composición de esmalte cerámico
JP2017065008A (ja) * 2015-09-29 2017-04-06 株式会社Lixil 建材及びその製造方法
JP2018168661A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 株式会社Lixil タイル及びタイルの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101546240B1 (ko) 항균 다공성 세라믹 타일 및 이의 제조방법
JP2002285691A (ja) 内装材
CN107663084A (zh) 一种净化空气调湿陶瓷砖及其制备方法
KR102241151B1 (ko) 친환경 기능성 무기질 도료를 이용한 실내 공기질 개선용 인테리어 엠보 벽지 마감 시공방법
JP2002348183A (ja) 浄化機能を有する調湿建材及びその製造方法
KR101322096B1 (ko) 조습성 세라믹 성형체, 이의 제조방법 및 이를 이용한 세라믹 타일
JP2002138376A (ja) 内装材
JP3776263B2 (ja) NOx除去材
JP2000273972A (ja) 調湿建材
JP3519004B2 (ja) 調湿建材
JP6973598B2 (ja) 複合基材及びその製造方法、複合建材パネルの製造方法、並びに、塗布装置
JP3848605B2 (ja) 環境改善機能を有する建材およびその製造方法
JP4273204B2 (ja) 光触媒を備える内装材
JP2009068324A (ja) 建造物用複合内装塗材及びそれを用いた建造物用複合内装塗装構造
KR100475367B1 (ko) 건축물 표면 코팅제 조성물 및 이의 제조방법
JP2001048658A (ja) 調湿板材の焼成方法
JP3775108B2 (ja) 部屋
JP7021770B2 (ja) 水酸化カルシウムを含有する複合体の固化方法
JP2003089587A (ja) 調湿セラミックス材料
KR101228222B1 (ko) 조습성 세라믹 성형체 및 이의 제조방법
KR101067144B1 (ko) 질석을 함유하는 유약 조성물 및 이 유약 조성물로표면처리된 기능성 타일
CN210563094U (zh) 一种光触媒功能涂层结构体
JP3480377B2 (ja) 浴 室
CN111849224B (zh) 一种环保的墙面装饰硅藻泥涂料
JP2001032634A (ja) 出 窓

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080313

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100809

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120612