JP2002347812A - 容器と容器の口栓およびこの容器に用いる蓋 - Google Patents

容器と容器の口栓およびこの容器に用いる蓋

Info

Publication number
JP2002347812A
JP2002347812A JP2001202765A JP2001202765A JP2002347812A JP 2002347812 A JP2002347812 A JP 2002347812A JP 2001202765 A JP2001202765 A JP 2001202765A JP 2001202765 A JP2001202765 A JP 2001202765A JP 2002347812 A JP2002347812 A JP 2002347812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
discharge
outflow hole
elastic coating
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001202765A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3479521B2 (ja
Inventor
Manabu Ikuta
学 生田
Masayasu Miyazaki
政安 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Original Assignee
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2001202765A priority Critical patent/JP3479521B2/ja
Publication of JP2002347812A publication Critical patent/JP2002347812A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3479521B2 publication Critical patent/JP3479521B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気体、液体またはペースト状等の流動体を収
納している容器本体と、前記流動体を外部に吐出するた
めの流出孔を有する吐出部とを備えている容器におい
て、前記流動体を吐出したときに容器に生じた復元力に
左右されずに、外気がこの容器の内部に進入することを
防止(遮断)できる容器と容器の口栓およびこの容器に
用いる蓋を提供する。 【解決手段】 吐出部3に、流動体を外部に吐出するた
めの流出孔6を備え、この流出孔6を覆うための弾性被
膜7を、吐出部3に被せて流出孔6を覆い、流動体が流
出孔6から流れ出ることで、弾性被膜7に弾性力が生
じ、この弾性力によって外気が流出孔6から容器本体2
の内部に進入することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体、液体または
ペースト状等の流動体を収納するための容器に関し、よ
り具体的にはこの容器から前記流動体を流し出したとき
やその後に外気がこの容器の内部に進入することを防止
する容器と容器の口栓およびこの容器に用いる蓋に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、食料品、化粧品あるいは医薬品等
の製品にはできるだけ長期にわたって品質を保持するた
めに酸化防止剤(防腐剤)等を添加して製品の酸化を抑
制するように製造されたものが多い。このように酸化防
止剤(防腐剤)を添加して製品を製造することはその製
品の寿命を延長して、その製品の価値を高め、産業の発
達に寄与するために有効な手段の一つであるが、その一
方で、このような酸化防止剤(防腐剤)を添加せずにで
きるだけ自然なままで食料品等を使いたいという要望が
近年ますます高まってきている。
【0003】酸化防止剤(防腐剤)等を添加せずに食料
品等の酸化を抑制するには、例えば容器の内部に外気が
進入しないような機能を有した容器を製作してこのよう
な容器に食料品等を封入して使用するという手段を講じ
ることができるが、その具体的な従来例としては、特開
平10−29647号公報(従来例の1)が掲げられて
いる。この従来例の1で提案されている容器は、略液体
状の流動体を内容物とし、外部から押圧力を加えてこの
容器を変形させ、容器がもとの形に戻ろうとするときに
生じる小さな復元力を利用して内容物の流出路内に設け
た逆止弁を作用させて、外気が前記容器の内部に進入す
ることを防止するものであった。
【0004】以下、この容器の概要を説明する。この容
器は、内容物を充填している容器本体と、この容器本体
に装着する口元栓と、容器の内容物を外部に注出するた
めの注出口を備えた注出栓と、前記口元栓に設けた逆止
弁とから主構成されるものであった。この容器の主な構
造は以下のようになっていた。すなわち、前記容器本体
に前記口元栓を装着し、この口元栓に前記注出栓を接続
し、容器本体を押圧してこの容器本体を変形させ、この
押圧によって内容物を、前記口元栓に設けた流通路に流
通させ、この流通路を閉鎖している逆止弁を押し広げて
流れ出させ、さらに、前記注出口からこの内容物を容器
外部に注出するのである。
【0005】前記押圧を解除すれば、前述のように変形
した容器本体は元の形にもどろうとして小さな復元力を
生じ、内容物によって押し広げられていた前記逆止弁
は、この復元力によって前記容器本体の内部側に吸引さ
れ、前記流通路を閉鎖するのである。前記容器はこのよ
うに逆止弁が流通路を閉鎖すると外気が容器本体内部に
進入することが防止できるというものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような容器の構造
によれば、逆止弁が流通路を閉鎖しているときにはこの
逆止弁より前記容器本体内部側の内容物は、外気と接触
しないようになっている。しかし、前記逆止弁よりも前
記注出口側の内容物、すなわち、この逆止弁から前記注
出口までの空間に残された内容物は外気と常に接触しな
いようになっているわけではなく、この内容物は外気と
接触した場合には酸化して品質が劣化してしまい、この
容器を使用するたびごとに品質が劣化してしまったもの
を使用しなければならないという問題点があった。
【0007】また、前述のように逆止弁を作用させるに
は容器に生じた復元力を利用するが、大きな(強い)復
元力を生じるような容器には、前記逆止弁を容器に取り
付けている場合であっても、この大きな(強い)復元力
によって前記容器本体内への大きな(強い)吸引力が前
記容器に発生し、外気とともに、いったん外部に注出し
た内容物まで前記容器本体内部に吸引されてしまうた
め、この容器は小さな復元力を生じるものにしか実施す
ることができず、汎用性の低いものになってしまってい
た。
【0008】さらに、前述のように容器に生じた復元力
を利用するのでは、この容器の復元力は、容器に用いら
れる材料によって大小様々になるのでこの復元力に応じ
て逆止弁の強度を設定するのは難しくなってしまうとい
う問題点があった。そこで本発明は、気体、液体または
ペースト状等の流動体を収納している容器本体と、前記
流動体を外部に吐出するための流出孔を有する吐出部と
を有する容器において、前記流動体を吐出したときに容
器に生じた復元力に左右されず、外気のこの容器の内部
への進入を防止(遮断)できる容器を提供することを第
1の目的とする。なお、前述した第1の目的に加えて、
外気が容器内部に進入することのない、汎用性の高い容
器と容器の口栓を提供することを第2の目的とし、第
1,第2の目的に加えて、使用するたびごとに容器内部
で品質保持された前記流動体を吐出できる容器と容器の
口栓およびこの容器に用いる蓋を提供することを第3の
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題点
を解決するために以下の技術的手段を講じた。すなわ
ち、第1の技術的手段としては、気体、液体またはペー
スト状等の流動体を収納している容器本体2と、この流
動体を外部に吐出するための流出孔6を有する吐出部3
とを備えている容器1において、前記流出孔6を覆うた
めの弾性被膜7を、前記吐出部3に被せて前記流出孔6
を覆い、前記流動体が前記流出孔6から流れ出ること
で、前記弾性被膜7に弾性力が生じ、この弾性力によっ
て前記流出孔6から前記容器本体2の内部への外気の進
入を防止(遮断)することである。
【0010】これによって、前記流動体を吐出したとき
に容器に生じた復元力に左右されずに、弾性被膜7の自
己復元力(弾性力)によって外気の容器内部への進入を
防止(遮断)でき、容器の内容物が酸化することを防い
でこの内容物の品質劣化もなく長期間使うことができ
る。第2の技術的手段としては、前記弾性被膜7はこの
弾性被膜7を前記吐出部3に被せたときに前記吐出部3
の形状によって伸張されることである。これによって、
前記弾性被膜7には常に弾性力が生じ、この弾性力によ
って前記弾性被膜7はこの流出孔6に密着する力が大き
くなって前記容器1の内部への外気の進入を防止(遮
断)することができ、容器の内容物が酸化することを防
いでこの内容物の品質劣化もなく長期間使うことができ
る。
【0011】第3の技術的手段としては、前記弾性被膜
7は、前記流出孔6から流れ出た前記流動体を前記容器
1の外部に吐出させるための吐出口8を備えていること
である。これによって、前記流出孔6から流れ出た容器
の内容物は、前記吐出口8から容器の外部に吐出される
ので、外気と接触したまま容器に残ることがなく、この
容器は使用するたびごとにこの容器内部で品質保持され
た内容物を吐出することができる。
【0012】第4の技術的手段としては、第1の技術的
手段を講じた容器1における流出孔6は前記吐出部3が
向けられた方向に沿って設けられることである。これに
よって、容器の内容物は、前記流出孔6から、前記吐出
部3が向けられた方向に流れ出ることができ、前記流出
孔6から流れ出た前記容器1の内容物が前記流出孔6へ
逆流しない。第5の技術的手段としては、第1の技術的
手段における前記吐出部3は、前記流出孔6から流れ出
た前記流動体を、前記流出孔6から第3の技術的手段に
おける吐出口8へ向かう吐出方向Bに流すための吐出誘
導部18と、前記流動体が前記吐出方向Bとは逆の方向
に流れることを防止する逆流防止部19とを有している
ことである。
【0013】これによって、流出孔6から流れ出た流動
体を一方向、すなわち前記吐出方向Bに流れるように制
御できるので、前記流動体を無駄なく吐出することがで
きる。第6の技術的手段としては、第1または2のいず
れかの技術的手段における容器の弾性被膜は前記吐出部
を取り巻く環状の肉厚部9を備えていることである。吐
出部を取り巻く肉厚部を弾性被膜に形成すればその部分
はより大きな弾性力を発揮できるので、これによって、
容器の内部への外気の進入を防止(遮断)することがで
き、容器の内容物が酸化することを防いでこの内容物の
品質劣化もなく長期間使うことができる。
【0014】第7の技術的手段としては第3の技術的手
段における弾性被膜7の吐出口8に相当する部分に第6
の技術的手段における肉厚部9が形成されていることで
ある。吐出口は、容器の内容物が吐出される場所である
が、換言すれば外気が容器内に入り込もうとする場所で
もある。この第7の技術的手段では外気が入り込もうと
する吐出口(弾性被膜)の部分を肉厚にすることで弾性
被膜が吐出口に密着しようとする弾性力を強くして外気
が容器内部に入り込むことを防止するのである。
【0015】第8の技術的手段としては、第1または2
のいずれかの技術的手段を講じた容器における弾性被膜
7は前記流出孔6に嵌合する嵌合突起15をその内面に
備えていることである。嵌合突起が前記流出孔に嵌り込
むことによって、流出孔を閉塞して外気が外部から流出
孔6に進入することを防止できるのである。第9の技術
的手段としては第1または2のいずれかの技術的手段に
おける吐出部3には第6の技術的手段における肉厚部9
と係合する係合溝14が形成されていることである。
【0016】これによって、吐出部に前記肉厚部9と係
合する係合溝を設けて互いに係合させると肉厚部9は係
合溝に嵌って肉厚部9(弾性被膜7)と係合溝14が形
成されている吐出部3との密着性を高めることができ、
容器1の内容物が吐出されたときに外気が流出孔6から
容器内部に進入(逆流)することを防止できる。第10
の技術的手段としては前記弾性被膜7が第6の技術的手
段における肉厚部9と第8の技術的手段における嵌合突
起15を備えていることである。肉厚部9については第
6の技術的手段において、また嵌合突起については第8
の技術的手段において説明したが、これらをともに弾性
被膜に備えていても良い。
【0017】これによって、外気の容器内部への進入
(逆流)を防止(遮断)でき、容器の内容物が酸化する
ことを防いでこの内容物の品質劣化もなく長期間使うこ
とができる。第11の技術的手段としては、第1から1
0のいずれかの技術的手段を講じた容器1は、前記容器
本体2の外部からの押圧力を前記流動体に伝えることに
よって前記流動体を吐出するものであることである。こ
れによって、前記流出孔6から前記流動体を流れ出さ
せ、この流出孔6を覆っている前記弾性被膜7に弾性力
を生じさせることができ、前記流動体を吐出したときに
容器に生じた復元力に左右されることなく、外気の容器
内部への進入(逆流)を、弾性被膜7の弾性力で流出孔
6に密着させることで防止(遮断)でき、容器の内容物
が酸化することを防いでこの内容物の品質劣化もなく長
期間使うことができる。
【0018】第12の技術的手段としては、前記容器1
に用いる蓋21は、前記容器1の前記内容物を使いきろ
うとするときに前記流出孔6を覆っている前記弾性被膜
7をずらして前記流出孔6を露出させるための被膜除去
体22を備えていることである。これによって、容器の
内容物を使いきろうとするときに前記弾性被膜7をずら
して前記流出孔6を露出させることができ、この容器の
使用者は残り少ない内容物を使い切ろうとするときに楽
に内容物を吐出することができる。
【0019】第13の技術的手段としては、気体、液体
またはペースト状等の流動体を外部に吐出するための流
出孔6を有する吐出部3を備えている容器1の口栓5に
おいて、前記流出孔6を覆うための弾性被膜7を、前記
吐出部3に被せて前記流出孔6を覆い、前記流動体が前
記流出孔6から流れ出ることで、前記弾性被膜7に弾性
力が生じ、この弾性力によって外気が前記流出孔6から
逆流するのを防止していることである。これによって、
前記流動体を吐出したときに容器に生じた復元力に左右
されずに、弾性被膜7の自己復元力(弾性力)によって
外気の容器内部への進入を防止(遮断)でき、容器の内
容物が酸化することを防いでこの内容物の品質劣化もな
く長期間使うことができる。
【0020】第14の技術的手段としては、第13の技
術的手段における口栓5に用いる前記弾性被膜7はこの
弾性被膜7を前記吐出部3に被せたときに前記吐出部3
の形状によって伸張されることである。これによって、
前記弾性被膜7には常に弾性力が生じ、この弾性力によ
って前記弾性被膜7はこの流出孔6に密着する力が大き
くなって外気が前記流出孔6から逆流するのを防止(遮
断)することができ、容器の内容物が酸化することを防
いでこの内容物の品質劣化もなく長期間使うことができ
る。
【0021】第15の技術的手段としては、第13また
は14のいずれかの技術的手段における口栓5に用いる
弾性被膜7は、前記流出孔6から流れ出た前記流動体を
外部に吐出させるための吐出口8を備えていることであ
る。これによって、前記流出孔6から流れ出た容器の内
容物は、前記吐出口8から容器の外部に吐出されるの
で、外気と接触したまま容器に残ることがなく、この容
器の口栓は使用するたびごとにこの容器内部で品質保持
された内容物を吐出することができる。
【0022】第16の技術的手段としては、第13から
15のいずれかの技術的手段における口栓に備えた前記
流出孔6は前記吐出部3が向けられた方向に沿って設け
られることである。これによって、容器の内容物は、前
記口栓5に備えた前記流出孔6から、前記吐出部3が向
けられた方向に流れ出ることができ、前記流出孔6から
流れ出た前記容器の内容物が前記流出孔6へ逆流しな
い。第17の技術的手段としては、第13の技術的手段
における吐出部3は、前記流出孔6から流れ出た前記流
動体を、前記流出孔6から第15の技術的手段における
吐出口8へ向かう吐出方向Bに流すための吐出誘導部1
8と、前記流動体が前記吐出方向Bとは逆の方向に流れ
ることを防止する逆流防止部19とを有していることで
ある。
【0023】これによって、流出孔6から流れ出た流動
体を一方向、すなわち前記吐出方向に流れるように制御
できるので、前記流動体を無駄なく吐出することができ
る。第18の技術的手段としては、第13または14の
技術的手段における口栓に用いる弾性被膜は前記吐出部
を取り巻く環状の肉厚部9を備えていることである。吐
出部を取り巻く肉厚部9を弾性被膜に形成すればその部
分はより大きな弾性力を発揮できるので、これによっ
て、容器の内部への外気の進入を防止(遮断)すること
ができ、容器の内容物が酸化することを防いでこの内容
物の品質劣化もなく長期間使うことができる。
【0024】第19の技術的手段としては、第15の技
術的手段における弾性被膜7の吐出口8に相当する部分
に第18の技術的手段における肉厚部9が形成されてい
ることである。吐出口は、容器の内容物が吐出される場
所であるが、換言すれば外気が容器内に入り込もうとす
る場所でもある。この第19の技術的手段では外気が入
り込もうとする吐出口(弾性被膜)の部分を肉厚にする
ことで吐出口の部分が口栓(吐出部)に密着しようとす
る弾性力を強くして外気が容器内部に入り込むことを防
止することができるのである。
【0025】第20の技術的手段としては、第13の技
術的手段における口栓に用いる弾性被膜7は前記流出孔
6に嵌合する嵌合突起15をその内面に備えていること
である。嵌合突起が前記流出孔に嵌り込むことによっ
て、流出孔を閉塞して外気が外部から流出孔6に進入
(逆流)することを防止できるのである。第21の技術
的手段としては第13の技術的手段における吐出部3に
は第18の技術的手段における肉厚部9と係合する係合
溝14が形成されていることである。
【0026】これによって、吐出部に前記肉厚部9と係
合する係合溝を設けて互いに係合させると肉厚部9は係
合溝に嵌って肉厚部9(弾性被膜7)と係合溝14が形
成されている吐出部3との密着性を高めることができ、
容器1の内容物が吐出されたときに外気が流出孔6から
容器内部に進入(逆流)することを防止できる。第22
の技術的手段としては、前記口栓5に用いる弾性被膜7
が第18の技術的手段における肉厚部9と第20の技術
的手段における嵌合突起15を備えていることである。
【0027】肉厚部については第18の技術的手段にお
いて、また嵌合突起については第20の技術的手段にお
いて説明したが、これらをともに弾性被膜に備えていて
も良く、これによって、外気が流出孔6に進入(逆流)
することを防止できる。第23の技術的手段としては、
第13から22のいずれかの技術的手段を講じた口栓5
は前記容器本体2に備えた内容物を注出するための注出
口11と着脱自在とされていることである。これによっ
て、この口栓は多様な容器に装着することができるよう
になり、容器に装着した口栓に弾性被膜を被せるだけ
で、外気がこの容器の内部に進入することを防止できる
ので、この口栓を装着する容器の汎用性は高いものとな
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図14に示す容器1は、一般に食
品関連製品、例えばマヨネーズやケチャップ等の調味料
等に用いられている類のものである。この容器1は、流
動体(気体、液体、ペースト状で、薬品、嗜好物等を含
む食品等。以下、単に内容物と呼ぶ場合がある。)を収
納する容器本体2と、容器本体2に収納した前記流動体
を容器外部に吐出するための吐出部3と、この吐出部3
に被せた弾性被膜7とから主構成されるものである。
【0029】前記容器本体2はポリエチレン、ポリプロ
ピレン、PET、ナイロン、TPE等の樹脂材料を袋形
状に形成し、前記吐出部3はこの袋形状における口の部
分から突出させて形成したものであり、突出させた前記
吐出部3の先端部には前記容器本体2の内容物を前記容
器1外部に吐出するための吐出口8が形成されている。
このような形態の容器1は、図14において記号Aでし
めす矢印の方向に沿ってこの容器1の胴部を手(指)で
押したり、またはこの容器1の胴部を捻ったりすること
で、前記吐出口8から内容物が吐出できるような押圧力
を内容物に伝えることができるようになっている。
【0030】図1は前記吐出部3の拡大図であって、本
発明における容器の第1実施形態を示している。この図
1に示す前記吐出部3は、前記容器本体2の袋形状にお
ける口の部分から突出させて形成した突起部(口栓また
は口栓部)と、内容物を前記容器1の外部に流出させる
ための流出孔6とから構成される。この流出孔6は前記
突起部における突起の先端部寄りに穿設されており、前
記容器1の内容物はこの流出孔6から流れ出ることがで
きるようになっている。
【0031】前記突起部には前記流出孔6を覆うための
弾性被膜7が被せてある。この弾性被膜7は、前記容器
1の内容物の粘度、粒度等の物理的性質、PH等の化学
的性質、そして外観、経済性、使い勝手等を考慮して、
ゴム、樹脂等から自由に選択して成形できる。例えば、
NR,SBR,BR,NBR,CR,EPM,EPD
M,IR,IIR、FKM,VMQ,U,T,CO、A
CM等のうち、少なくとも1種類以上から構成されるゴ
ム弾性体、SBS,SIBS,SEBS,SIS,SE
PS,SEEPS,TPO,TPU,TPEE,TPA
E,TPVC,1,2−ポリブタジエン系熱可塑性エラ
ストマー、フッ素系熱可塑性エラストマー等、そして、
それらの複合体なども使用することが可能である。
【0032】この第1実施形態において、前記弾性被膜
7の形状は前記突起部の略全体を覆うことができるよう
な管状のものを採用しており、この弾性被膜7を前記突
起部5に被せたときにはこの弾性被膜7は、前記突起部
の形状によって、すなわち前記吐出部3の形状によって
伸張されることとなる。この弾性被膜7は、前記突起部
に被せたときにこの突起部によって伸張されなくてもよ
いが、前記突起部に被せたときにこの突起部によって伸
張されるような管径のものを採用するのが望ましい。伸
張されることによって、この弾性被膜7には常に弾性力
が生じ、この弾性力によって前記弾性被膜7は、常に突
起部を締め付けることとなりこの突起部に設けた前記流
出孔6との密着性が大きくできて吐出された内容物およ
び外気の逆流を防止できる。
【0033】前記容器1の内容物を前記容器1の外に流
し出すには、前記流出孔6に密着している前記弾性被膜
7の弾性力にうち勝って内容物が前記流出孔6から流れ
出るような押圧力を容器1(内容物)に加える必要があ
る。前記押圧力を加えると、前記容器1の内容物が前記
流出孔6から流れ出て、前記弾性被膜7にさらに弾性力
が生じ、前記内容物にかかる押圧力を解除したときにこ
の弾性力が前記流出孔6を塞ぐように働き、これによっ
て、外気が前記流出孔6から前記容器1の内部に進入す
ることを防止(遮断)できるのである。
【0034】前記弾性被膜7の形状に管状のものを採用
していることは前述したが、この第1実施形態において
は、前記弾性被膜7を前記突起部に被せたときにこの突
起部の先端側に位置する前記弾性被膜7の端部、すなわ
ち管の口にあたる部分が、前記流出孔6から流れ出した
容器1の内容物が容器1の外に吐出されるための吐出口
8となっている。図1に示すように前記突起部は略同形
の二つの円錐体において直径の大きい方の底面同士を接
合させたような外形を有する筒形状であり、この突起部
の筒心方向のおける突起の先端の端面は閉塞されたかた
ちになっている。
【0035】したがって前記突起部は、前記底面の縁に
相当する部分(以下単に縁10という。)から前記突起
部の先端に向かって先細りの形状となる。ここで、前記
流出孔6から前記吐出口8に向かう方向を記号Bの矢印
で示しているが、以下、この方向を吐出方向Bと呼ぶこ
ととする。吐出部3(突起部)を前述のように先細りの
形状とすることによって、流出孔6から流れ出た内容物
(流動体)は吐出口8に向かって流れやすくなる。より
具体的にいえば、吐出部3において流出孔6から吐出口
8までの部分(符号18で示す部分)は、流出孔6から
流れ出た内容物(流動体)が吐出口8に向かって流れや
すくする形状になっている。
【0036】以下、このような部分(内容物(流動体)
を吐出方向Bに流すための部分)を吐出誘導部18と呼
ぶ。一方、吐出部3において流出孔6から縁10までの
部分(符号19で示す部分)は流出孔6から縁10にか
けて末広がりとなっているので、流出孔6から流れ出た
内容物(流動体)を吐出方向Bとは逆の方向に流れにく
くするようになっている。以下、このような部分(内容
物(流動体)が吐出方向Bとは逆の方向に流れること防
止する部分)を前記内容物(流動体)を吐出方向Bとは
逆の方向に流れることを防止するための逆流防止部19
と呼ぶ。
【0037】このように吐出部に吐出部3に吐出誘導部
18と逆流防止部19を設けることで、流出孔6から流
れ出た内容物を一方向(吐出方向B)に流れるように内
容物の流れを制御するようにすれば流出孔6から流れ出
た内容物を無駄なく吐出できる。また、前記流出孔6は
この先細りの部分にこの部分のテーパに沿った長孔とし
て複数形成されており、前述のように前記突起部を形状
を前記縁10からこの突起部の先端に向かって先細りの
形状にし、この部分に前記流出孔6を形成することで、
前記流出孔6から流れ出た前記容器1の内容物は前記突
起部の先端に向かって、すなわち、前記吐出口8に向か
って流れやすくなる。
【0038】ただし、前記一方向(吐出方向B)に限ら
れずその他の方向(例えば吐出方向Bの逆方向)に内容
物を吐出したい場合にはその他の方向に内容物を流すよ
うな形状に吐出部3を形成してもかまわない。前記吐出
部3と、前記容器本体2との間には雄ネジ部16が形成
されており、この雄ネジ部16にこの雄ネジ部16と係
合する雌ネジを有する蓋をねじ込んで、前記吐出部3を
覆うことができるようになっている。以上によって、前
記容器1は、この容器1の内容物である流動体が前記流
出孔6から流れ出ることで前記弾性被膜7に弾性力が生
じ、この弾性力によって外気が前記流出孔6から前記容
器本体2の内部に進入することを防止することができる
のである。
【0039】図2は、前記吐出部3の第2実施形態の縦
断面図を示している。この図2に示すように、前記流出
孔6は、前記突起部の向いた方向、すなわち前記吐出部
3が向けられた方向、より具体的には前記突起部の前記
筒心方向と略同じ方向に沿って前記突起部に穿設されて
いる。前記流出孔6をこのように穿設することによっ
て、容器1の内容物が前記吐出部3が向けられた方向、
換言すれば、前記流出孔6から前記吐出口8への一方向
に前記内容物が流れやすくなり、換言すればいったんこ
の流出孔6から流れ出た前記内容物は、この流出孔6に
逆流しない。
【0040】図3は本発明における容器1における吐出
部3の第3実施形態を示している。この第3実施形態に
おいては、前記容器1の長手方向における前記弾性被膜
7の端部には、吐出部3を取り巻く(周囲を囲む)環状
の肉厚部9を設けている。このようにすれば、前記突起
部にこの弾性被膜7を被せるときにこの肉厚部9が、手
(指)等によってこの弾性被膜7を前記突起部に被せる
ときの滑り止めとなって、この弾性被膜7を前記突起部
に被せやすくなり、また、前記容器1の内容物が残り少
なくなって使用者がこの内容物を使い切ろうとしてこの
弾性被膜7を取り外そうとするときに、この肉厚部9に
指等を引っかけてこの弾性被膜7を取り外しやすくな
る。
【0041】図4は本発明における容器1における吐出
部3の第4実施形態を示している。この第4実施形態に
おいては、前記弾性被膜を袋状に形成して、前記突起部
に被せたかたちになっており、この図4に示す弾性被膜
7’において突起部の先端部分に相当する位置に小孔を
複数穿設することによって吐出口8を形成している。こ
のように前記吐出口8の形状、大きさ、個数等は、前記
弾性被膜7’の弾性力の強さ等を考慮して、自由に決め
ることができる。すなわち、前記吐出口8を大きく形成
する場合や、前記吐出口8を複数個形成する場合には、
前記弾性被膜7’の膜厚を厚めにすればよい。
【0042】図5は本発明における容器における吐出部
の第5実施形態を示している。現在、食品、化粧品ある
いは医薬品等に用いられる容器には多種多様な形状のも
のが製造されているが、このようにすでに製造されてい
る容器においても本発明は以下のように実施可能であ
る。この第5実施形態において図5に示す容器1は、前
記容器本体2の先端部に前記容器1の内容物を注出する
ための注出口11を備え、この注出口11と着脱自在に
した口栓5は、スカート部3aと、このスカート部3a
に連設した吐出部3bとから構成されている。
【0043】前記雄ネジ部16に係合する雌ネジ17を
前記スカート部3aの内面に形成し、これらの雄ネジ部
16と雌ネジ17との係合によって、口栓5は注出口1
1を取り囲んだ状態でこの容器1と着脱自在となってい
る。この口栓5の吐出部3bは前述の第1から第4実施
形態における吐出部3と同様に前記突起部とこの突起部
に設けた前記流出孔6とを有し、この突起部には前記弾
性被膜7が被せてあり、前記突起部の先端部には前記吐
出口8が形成されている。
【0044】上述の状態で前記容器1に押圧力を加える
と、容器本体2の注出口11から流れ出た容器1の内容
物は、前記口栓5から吐出されることとなり、この内容
物が前記吐出口8から吐出されることによって前記弾性
被膜7に弾性力が生じ、この弾性力によって、外気が前
記容器1の内部に進入することを防止できる。このよう
にすれば、前記容器1の前記注出口11の形状や、その
他種々の条件によって前記弾性被膜7を前記注出口11
に被せることができない容器や、前記弾性被膜7を備え
ることを想定せずに製造された容器についても上述した
口栓5によってこの容器の内部に外気が進入することを
防止できる。さらに、このようにすでに容器が製造され
ている場合には、新たな容器を製造せずに前記口栓5の
みを製造すればよく、これによって容器の生産コストを
低減させることができ、本発明における容器を実施する
にあたり、この容器は、汎用性の高いものとなる。
【0045】図6は本発明における容器の口栓における
第6実施形態を示している。この第6実施形態では、前
記容器本体2において内容物を注出するための注出口か
ら前記雄ネジ部16を突出させて筒状に形成し、この突
出させた雄ネジ部16の内側に前記口栓5を装着してい
る。具体的には、この口栓5にはポリエチレン、ポリプ
ロピレン、PET、ナイロン,TPE等の樹脂材料を用
い、前記雄ネジ部16の内面に接触するように前記スカ
ート部3bを筒状に形成し、その端部(上端)に前記雄
ネジ部16と係合させるための鍔部3cを周設し、この
鍔部3cと、前記雄ネジ部16の筒心方向において突出
させた端とを当接させ、この当接させた互いの当接面
(図6において符号12で示す。)をヒートシールによ
り固着(溶着)して前記口栓5を前記容器本体2に固定
するのである。
【0046】このように前記口栓5は、前述した第5実
施形態のように前記容器1において着脱自在になってい
るものに限られず、この口栓5を取り付けたい容器に溶
着したり接着剤等を用いて固着してしまってもよく、こ
の口栓5に用いる材料は、上述した材料に限られず、こ
の口栓5と前記容器本体2とを溶着したり接着剤等を用
いて固着したりするときに最も適した材料を選べばよ
い。また、前記口栓5を着脱自在にする方法は、前述の
ようにネジ(雄ネジ部16、雌ネジ17)を利用したも
のに限られず従来の種々の方法を用いてかまわない。ま
た、この口栓5にキャップ(蓋体、外栓)を装着しても
よい。
【0047】図7は本発明における容器の第7実施形態
を示している。この第7実施形態では、図7に示すよう
に前記吐出部3を囲うように前記雄ネジ部16を形成し
ており、この雄ネジ部16には、前記容器1の前記吐出
部3を覆うことができる蓋21を嵌め込んでいる。図7
に示す蓋21は、円筒体で、筒心方向の一端が閉塞され
ており、その胴部の内面には前記雄ネジ部16と係合す
る雌ネジ17が形成されている。この蓋21を前記雄ネ
ジ部16に螺合させることによって前記吐出部3を覆う
ことができるようになっている。
【0048】この蓋21において、閉塞されている方の
端部の内面には前記弾性被膜7をずらして前記流出孔6
を露出させるための被膜除去体22が設けられている。
この被膜除去体22は、本発明における容器において、
この内容物が残り少なくなってきたときに内容物に押圧
力を加えることが困難になる場合があるので、使用者が
残り少なくなってきた内容物を使い切ろうとするとき
に、前記流出孔6を覆っている前記弾性被膜7を前記突
起部の外面に沿ってずらして前記流出孔6を露出させる
ためのものである。
【0049】この被膜除去体22は、円筒体であって、
その筒心方向の一端を前記蓋21における閉塞されてい
る方の端部の内面に固着又は蓋21と一体形成されてお
り、この被膜除去体22の胴部にはこの被膜除去体22
の長手方向に沿って、切り込み26が設けられている。
また、この被膜除去体22において、この被膜除去体2
2が固着されている方の端部とは反対の端部の外面には
前記弾性被膜7をうまくずらすための鍔部27が周設さ
れている。
【0050】前記蓋21の外面には、この蓋21の前記
筒心方向の長さを短くするための切欠23が周設されて
いる。この蓋21は前記切欠23に力を加えてこの切欠
23を境にして前記蓋21を二つに切り離せることがで
きるようになっている。図8は、前記切欠23によって
前記蓋21の前記筒心方向における長さを短くして(二
つに切り離して)前記雄ネジ部16に螺合させた場合の
前記容器1の状態を示すものである。前記蓋21を前記
容器1に取り付けたときには、前記突起部は前記蓋21
の長さが短くなった分だけ前記蓋21の奥の方に納めら
れることとなる。
【0051】このように前記突起部が前記蓋21の奥の
方に納められることによって前記蓋21を前記雄ネジ部
16に螺合した場合には前記被膜除去体22は前記突起
部と接触して、前記突起部の外面に沿ってこの突起部の
根元の方へ前記弾性被膜7をずらすこととなる。具体的
にはこの被膜除去体22の内径は、前記突起部の先端に
おける外径と略同じに形成しており、前記蓋21を前記
雄ネジ部16にねじ込んでいくと、まず前記被膜除去体
22の先端部が前記突起部の先端と接触し、前記被膜除
去体22はその内側に前記突起部を包み込もうとするか
たちとなり、このときこの被膜除去体22の先端部は、
前記突起部の先端付近に位置する前記弾性被膜7の端部
と接触する。
【0052】前記蓋21をさらにねじ込んでいくと、前
記被膜除去体22には前記切り込み26が備えてあるの
でこの被膜除去体22の胴部はこの被膜除去体22の根
元(蓋21における閉塞された端部側)から、この被膜
除去体22の先端部の方に向けて放射状に開いていくこ
ととなる。このようになるのは、前記突起部においてそ
の先端から前記縁10までの部分は前述したように円錐
形となっており、前記被膜除去体22の先端部およびこ
の被膜除去体22の内面が前記突起部の外面を摺動する
ことによる。
【0053】前述のようにして、前記蓋21をねじ込ん
でしまうと前記被膜除去体22の先端部は前記弾性被膜
7を前記突起部の根元の方へずらしてしまい、これによ
って、前記流出孔6を露出させることができるのであ
る。このようにして前記流出孔6を露出させることで、
使用者が次にこの容器1を使用するときには前記弾性被
膜7の弾性力に抗するような押圧力を前記容器1に加え
なくてもよく、内容物を吐出させて残りの内容物を楽に
使い切ることができるのである。
【0054】図9は本発明における容器(口栓)の第8
実施形態を示している。この第8実施形態においては、
口栓5(吐出部3)は筒状に形成されており、さらにこ
の口栓5には筒径(外径)の小さな部分と大きな部分と
があり、前記筒径の小さな部分を吐出誘導部18とし、
また筒径(外径)の大きな部分を逆流防止部19として
いる。また、内容物を吐出するための流出孔6は前記吐
出誘導部18に穿設されている。
【0055】このようにすると流出孔6から流れ出た容
器の内容物は吐出誘導部18と逆流防止部19との境界
面20が障壁となって逆流防止部19側(吐出方向Bの
逆方向)に流れにくくなる。すなわち前記内容物は吐出
誘導部18を伝って吐出口8へ向かって(吐出方向B
に)流れやすくなっているのである。この図9におい
て、流出孔6は円形に形成されており、弾性被膜7の内
面には前記流出孔6のそれぞれに嵌合する半球状の嵌合
突起15が形成されている。
【0056】弾性被膜7を口栓5に被せると前記嵌合突
起15が流出孔6に嵌ることとなるので前記流出孔6か
ら容器の内容物を使わないときには流出孔6を閉塞する
ことができ、容器内部への外気の進入(逆流)を防止で
きるようになっている。また図9に示すように管状の弾
性被膜7における菅長手方向の一端には吐出部3を取り
巻く(周囲を囲む)環状の肉厚部9が形成されている。
また、口栓5の根元部分にはこの肉厚部9と係合する係
合溝14が形成されている。
【0057】前記弾性被膜7を口栓5に被せたときには
前記肉厚部9が前記係合溝14に嵌ることとなり、弾性
被膜7と吐出部3との密着性を高めている。図10は本
発明における容器(口栓)の第9実施形態を示してい
る。この第9実施形態においては、管状に形成された弾
性被膜7の菅長手方向両端に環状の肉厚部9が形成され
ている。したがって、前記両端に設けられた肉厚部9の
一方は弾性被膜7の吐出口8に相当する部分に形成され
ている。
【0058】また、口栓5には前記弾性被膜7をこの口
栓5に被せたときに前記肉厚部9のそれぞれが係合する
係合溝14が形成されている。この第9実施形態では、
吐出口8に相当する部分に前記肉厚部9を形成し、さら
にこの肉厚部9と係合する(嵌合する)係合溝14を形
成し、肉厚部9と係合溝14を互いに嵌め合うことで弾
性被膜7と吐出部3との密着性を高め、吐出口8から容
器1の内容物が吐出されたときに外気がこの吐出口8か
ら容器内部に進入することを防止することができるよう
になっている。
【0059】また、前述した第8実施形態と同様弾性被
膜7に肉厚部9と嵌合突起15を設けることで容器の内
容物が流出孔6から流れ出たときに外気が逆流して容器
内に進入することを防止できるようにもなっている。図
11は本発明における容器(口栓)の第10実施形態を
示している。この図11に示すように弾性被膜7の吐出
口8に相当する部分には環状の肉厚部9が設けられてい
るので、図8で説明したように被膜除去体22を使って
弾性被膜7をずらすときには被膜除去体22と肉厚部9
とが確実に当接して弾性被膜7をずらすことができるよ
うになっている。
【0060】図5(第5実施形態)では口栓5は容器本
体2に設けた注出口11の外側を覆うように設けられて
いたがこの第10実施形態では、口栓5は容器本体2の
注出口11の内側に押し込まれて取り付けるかたちとな
っている。このようにした場合には口栓5を脱着自在に
なるようにしても良いが、口栓5と注出口11との接触
部分を第6実施形態と同様にヒートシールによって固着
(溶着)しても良いし、また、接着剤等を用いて接着
(固定)等しても良い。図12は本発明における容器
(口栓)の第11実施形態を示している。
【0061】この第11実施形態においては、弾性被膜
(符号7’で示す。)は袋状とされており、袋の口が吐
出口8とされている。前記弾性被膜7’を口栓5の吐出
部3(突起部)に被せると吐出口8は吐出部3の根元の
方向に向くこととなる。また、口栓5の吐出部3におけ
る突起部の形状は図1から図4において説明したものと
同様である。すなわち、この突起部は略同形の2つの円
錐体において直径の大きい方の底面同士を接合させたよ
うな形状であり、流出孔6は、吐出部3(突起部)の根
元側の前記円錐体部分の側面に設けられている(流出孔
6は第2実施形態(図2)と同様に吐出部3の向けられ
た方向に沿って形成することができる。)。
【0062】流出孔6を前述のように設けると流出孔6
からみて吐出部3はその根元方向に先細りの形状とな
り、そして吐出口8が前記根元方向に向いていることと
相俟って流出孔6から流れ出た内容物(流動体)は前記
根元方向(吐出方向として符号Bで示す。)に流れるこ
ととなる。よって、この場合においても吐出部3は流出
孔6から吐出口8までの吐出部3の部分を吐出誘導部1
8として有し、流出孔6から縁10までの部分を逆流防
止部19として有することとなる。
【0063】この第11実施形態では吐出口8から内容
物(流動体)が勢いよく吐出されたときには、この内容
物(流動体)は一端吐出部3の根元の底面24や、雄ネ
ジ部16の内面に当たって吐出時の勢いが弱められ、そ
の後吐出部3や雄ネジ部16の内面を伝って口栓5から
吐出されることとなる。したがって、蓋21をはずして
内容物を吐出させるときにはこの内容物を飛散すること
なく吐出することができるので、この口栓5(容器1)
は、例えば醤油、ソース等の調味料等のような液体状の
ものを内容物とした場合等に適している。
【0064】図13は本発明における容器(口栓)の第
12実施形態を示している。この第12実施形態では、
口栓5の形状は第8実施形態(図9)で示したものと略
同様である。すなわち、口栓5(吐出部3)は筒状に形
成されており、さらにこの口栓5には筒径(外径)の小
さな部分と大きな部分とを有している。ここでは、前記
筒径の小さな部分において、筒半径方向に突出させた突
出部を形成し、この突出部に流出孔6を形成している。
【0065】なお、本発明は上述のものに限られるので
はなく、以下のように種々の変形が可能である。上述の
ような図14における容器1の形態(容器1の第13実
施形態とする。)だけでなく、本発明における容器1は
図15に示すように、いわゆる注射器型であってもよく
(容器1の第14実施形態とする。)、具体的には筒状
の容器1の内部をこの容器1の筒心方向に沿って動くこ
とができるピストン32が前記容器1の長手方向に沿っ
てこの容器1の内容物を押すことによってこの内容物に
押圧力を伝えることができるようになっているものでも
よい。
【0066】また、図16に示す容器1(容器1の第1
5実施形態とする。)は、いわゆるチューブ型で、例え
ば、ペースト状の歯磨きや、軟膏等の薬品の容器として
採用されているものである。このような型の容器1は、
この容器1の胴部を手(指)で押したり、図16に示す
ようにこの容器1の後端部33をこの容器1の長手方向
に沿ってこの容器1の吐出部3の方に折り曲げたりし
て、この容器1の内容物に押圧力を伝えることができる
ようになっている。
【0067】上述のように本発明による容器1は内容物
に前記押圧力を加えることができるような形態であれ
ば、どのようなものにでも実施でき、汎用性の高いもの
となる。前記突起部の形状は、前述のような、略同形の
円錐体の底面を接合した外形に限られるものではなく、
要は、前記流出孔6を前記弾性被膜7で覆うことができ
るようになっていれば、どのような形を選択してもよ
い。前記突起部を複雑な形状にした場合には、前記弾性
被膜7の膜厚を厚めにするなどして、外気が前記流出孔
6から前記容器1の内部に進入(逆流)しないようにす
ればよい。前記突起部や前記流出孔6の形状、大きさ等
を選択するにあたり、必要があれば、接着剤等を使って
前記弾性被膜7を前記突起部に接着(固着)等してもよ
い。
【0068】前流出孔6の形状(円形、長孔に限られな
い)、大きさ、個数等も、前記弾性被膜7の材質や弾性
力の強さ等を変えることによって自由に決めることがで
きる。また、前記弾性被膜7の膜厚は、全体が均一なも
のでなくてもよく、一部に弾性力が強く働くように厚め
に形成したり、ある一方に向かって膜厚が徐々に厚くな
ったり、薄くなったりするものであってもよい。更に、
図5、図6および図9〜13で例示した口栓5について
は図2,図3,図4で例示した弾性被膜7で流出孔6を
覆ったもの、および図7に示した例ならびに図14から
図16で示した容器1にも適用可能である。
【0069】前記嵌合突起15は半球状に限られず流出
孔6の形状に応じてその流出孔6を閉塞しやすい形状に
種々選択が可能である。肉厚部9は管状に形成した弾性
被膜7の菅長手方向(菅芯方向)の端部(菅の口、吐出
口8)にのみ形成されるものではなく、例えば管状の弾
性被膜7の菅長手方向の途中に設けてもよく、また前記
肉厚部9を複数形成してもよい。
【0070】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、気体、液
体またはペースト状等の流動体を外部に吐出しても外気
の逆流を防止できる容器および口栓を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における容器(吐出部)の第1実施形態
を示す拡大図である。
【図2】本発明における容器(吐出部)の第2実施形態
を示す縦断面図である。
【図3】本発明における容器(吐出部)の第3実施形態
を示す拡大図である。
【図4】本発明における容器(吐出部)の第4実施形態
を示す拡大図である。
【図5】本発明における容器(吐出部)の第5実施形態
(本発明に係る口栓の実施形態)を示す拡大図である。
【図6】本発明における容器(吐出部)の第6実施形態
(本発明に係る口栓の実施形態)を示す拡大図である。
【図7】本発明における容器の第7実施形態を示す拡大
断面図である。
【図8】本発明における容器の蓋に設けた被膜除去体が
吐出部に被せた弾性被膜をずらしている状態を示した拡
大断面図である。
【図9】本発明における容器の第8実施形態(本発明に
係る口栓の実施形態)を示す図である。
【図10】本発明における容器(口栓)の第9実施形態
を示す図である。
【図11】本発明における容器(口栓)の第10実施形
態を示す図である。
【図12】本発明における容器(口栓)の第11実施形
態を示す図である。
【図13】本発明における容器(口栓)の第12実施形
態を示す図である。
【図14】本発明における容器の内容物を容器外部に吐
出するときの状態を示す容器の第13実施形態を示す全
体図である。
【図15】本発明における容器の内容物を容器外部に吐
出するときの状態を示す容器の第14実施形態を示す全
体図である。
【図16】本発明における容器の内容物を容器外部に吐
出するときの状態を示す容器の第15実施形態を示す全
体図である。
【符号の説明】
1 容器 2 容器本体 3(3b)吐出部 5 口栓 6 流出孔 7(7’)弾性被膜 8 吐出口 9 肉厚部 11 注出口 14 係合溝 15 嵌合突起 18 吐出誘導部 19 逆流防止部 21 蓋 22 被膜除去体 B 吐出方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA04 AA12 AB01 AB06 BA02 BA05 CA01 CB02 DA01 HA10 HB05 HC03 HD03 KA04 KB01 LD02

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体、液体またはペースト状等の流動体
    を収納している容器本体(2)と、この流動体を外部に
    吐出するための流出孔(6)を有する吐出部(3)とを
    備えている容器(1)において、 前記流出孔(6)を覆うための弾性被膜(7)を、前記
    吐出部(3)に被せて前記流出孔(6)を覆い、 前記流動体が前記流出孔(6)から流れ出ることで、前
    記弾性被膜(7)に弾性力が生じ、この弾性力によって
    外気が前記流出孔(6)から前記容器本体(2)の内部
    に進入することを防止することを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 前記弾性被膜(7)はこの弾性被膜
    (7)を前記吐出部(3)に被せたときに前記吐出部
    (3)の形状によって伸張されることを特徴とする請求
    項1に記載の容器。
  3. 【請求項3】 前記弾性被膜(7)は、前記流出孔
    (6)から流れ出た前記流動体を前記容器(1)の外部
    に吐出させるための吐出口(8)を備えていることを特
    徴とする請求項1または2のいずれかに記載の容器。
  4. 【請求項4】 前記流出孔(6)は前記吐出部(3)が
    向けられた方向に沿って設けられることを特徴とする請
    求項1に記載の容器。
  5. 【請求項5】 前記吐出部(3)は、前記流出孔(6)
    から流れ出た前記流動体を、前記流出孔(6)から請求
    項3に記載の吐出口(8)へ向かう吐出方向(B)に流
    すための吐出誘導部(18)と、前記流動体が前記吐出
    方向(B)とは逆の方向に流れることを防止する逆流防
    止部(19)とを有していることを特徴とする請求項1
    に記載の容器。
  6. 【請求項6】 前記弾性被膜(7)は前記吐出部(3)
    を取り巻く環状の肉厚部(9)を備えていることを特徴
    とする請求項1または2のいずれかに記載の容器。
  7. 【請求項7】 前記弾性被膜(7)の前記吐出口(8)
    に相当する部分に請求項6に記載の肉厚部(9)が形成
    されていることを特徴とする請求項3に記載の容器。
  8. 【請求項8】前記弾性被膜(7)は前記流出孔(6)に
    嵌合する嵌合突起(15)をその内面に備えていること
    を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の容
    器。
  9. 【請求項9】 前記吐出部(3)には請求項6に記載の
    肉厚部(9)と係合する係合溝14が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の容
    器。
  10. 【請求項10】 前記弾性被膜(7)が請求項6に記載
    の肉厚部(9)と請求項8に記載の嵌合突起(15)を
    備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載の容器。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれかに記載の
    容器(1)であって、 前記容器本体(2)の外部からの押圧力を前記流動体に
    伝えることによって前記流動体を吐出することを特徴と
    する容器。
  12. 【請求項12】 前記容器(1)に用いる蓋(21)に
    おいて、 前記容器(1)の前記内容物を使いきろうとするときに
    前記流出孔(6)を覆っている前記弾性被膜(7)をず
    らして前記流出孔(6)を露出させるための被膜除去体
    (22)を備えていることを特徴とする請求項1から1
    1のいずれかに記載の容器に用いる蓋。
  13. 【請求項13】 気体、液体またはペースト状等の流動
    体を外部に吐出するための流出孔(6)を有する吐出部
    (3)を備えている容器(1)の口栓(5)において、 前記流出孔(6)を覆うための弾性被膜(7)を、前記
    吐出部(3)に被せて前記流出孔(6)を覆い、 前記流動体が前記流出孔(6)から流れ出ることで、前
    記弾性被膜(7)に弾性力が生じ、この弾性力によって
    外気が前記流出孔(6)から逆流するのを防止している
    ことを特徴とする容器の口栓。
  14. 【請求項14】 前記弾性被膜(7)はこの弾性被膜
    (7)を前記吐出部(3)に被せたときに前記吐出部
    (3)の形状によって伸張されることを特徴とする請求
    項13に記載の容器の口栓。
  15. 【請求項15】 前記弾性被膜(7)は、前記流出孔
    (6)から流れ出た前記流動体を外部に吐出させるため
    の吐出口(8)を備えていることを特徴とする請求項1
    3または14のいずれかに記載の容器の口栓。
  16. 【請求項16】前記流出孔(6)は前記吐出部(3)が
    向けられた方向に沿って設けられることを特徴とする請
    求項13に記載の容器の口栓。
  17. 【請求項17】 前記吐出部(3)は、前記流出孔
    (6)から流れ出た前記流動体を、前記流出孔(6)か
    ら請求項15に記載の吐出口(8)へ向かう吐出方向
    (B)に流すための吐出誘導部(18)と、前記流動体
    が前記吐出方向(B)とは逆の方向に流れることを防止
    する逆流防止部(19)とを有していることを特徴とす
    る請求項13に記載の容器の口栓。
  18. 【請求項18】 前記弾性被膜(7)は前記吐出部
    (3)を取り巻く環状の肉厚部(9)を備えていること
    を特徴とする請求項13または14のいずれかに記載の
    容器の口栓。
  19. 【請求項19】 前記弾性被膜(7)の前記吐出口
    (8)に相当する部分に請求項18に記載の肉厚部
    (9)が形成されていることを特徴とする請求項15に
    記載の容器の口栓。
  20. 【請求項20】前記弾性被膜(7)は前記流出孔(6)
    と係合する嵌合突起(15)をその内面に備えているこ
    とを特徴とする請求項13に記載の容器の口栓。
  21. 【請求項21】 前記吐出部(3)には請求項18に記
    載の肉厚部(9)と係合する係合溝(14)が形成され
    ていることを特徴とする請求項13に記載の容器の口
    栓。
  22. 【請求項22】 前記弾性被膜(7)が請求項18に記
    載の肉厚部(9)と請求項20に記載の嵌合突起(1
    5)を備えていることを特徴とする請求項13から15
    のいずれかに記載の容器の口栓。
  23. 【請求項23】 請求項13から22のいずれかに記載
    の口栓(5)は前記容器本体(2)に備えた内容物を注
    出するための注出口(11)に対して着脱自在とされて
    いることを特徴とする容器の口栓または容器。
JP2001202765A 2001-03-23 2001-07-03 容器と容器の口栓およびこの容器に用いる蓋 Expired - Fee Related JP3479521B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001202765A JP3479521B2 (ja) 2001-03-23 2001-07-03 容器と容器の口栓およびこの容器に用いる蓋

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001086284 2001-03-23
JP2001-86284 2001-03-23
JP2001202765A JP3479521B2 (ja) 2001-03-23 2001-07-03 容器と容器の口栓およびこの容器に用いる蓋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002347812A true JP2002347812A (ja) 2002-12-04
JP3479521B2 JP3479521B2 (ja) 2003-12-15

Family

ID=26611972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001202765A Expired - Fee Related JP3479521B2 (ja) 2001-03-23 2001-07-03 容器と容器の口栓およびこの容器に用いる蓋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3479521B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005535530A (ja) * 2002-08-13 2005-11-24 メディカル・インスティル・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 内容物蓄蔵吐出用容器バルブアセンブリ及びこれに関連する方法
US7644842B2 (en) 2004-01-27 2010-01-12 Medical Instill Technologies, Inc. Dispenser having variable-volume storage chamber and depressible one-way valve assembly for dispensing creams and other substances
US7651291B2 (en) 2003-07-17 2010-01-26 Medical Instill Technologies, Inc. Dispenser with one-way valve for storing and dispensing metered amounts of substances
US7798185B2 (en) 2005-08-01 2010-09-21 Medical Instill Technologies, Inc. Dispenser and method for storing and dispensing sterile food product
US7810677B2 (en) 2004-12-04 2010-10-12 Medical Instill Technologies, Inc. One-way valve and apparatus and method of using the valve
US7850051B2 (en) 2004-12-04 2010-12-14 Medical Instill Technologies, Inc. Apparatus having one-way valve
US8348104B2 (en) 2006-09-08 2013-01-08 Medical Instill Technologies, Inc. Apparatus for dispensing fluids
JP2013107685A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Orihiro Kk 口栓および、これを備えた柔軟な容れ物
US8757436B2 (en) 2000-10-23 2014-06-24 Medical Instill Technologies, Inc. Method for dispensing ophthalmic fluid
US8910833B2 (en) 2010-05-07 2014-12-16 Alps, Llc Dispensing machine valve and method
US9725228B2 (en) 2000-10-23 2017-08-08 Dr. Py Institute Llc Fluid dispenser having a one-way valve, pump, variable-volume storage chamber, and a needle penetrable and laser resealable portion
US9963288B2 (en) 2003-05-12 2018-05-08 Maej Llc Dispenser and apparatus and method for filling a dispenser
CN113212973A (zh) * 2021-04-08 2021-08-06 毛艳玲 一种便于取用可避免中药破损的保存装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102186614B1 (ko) * 2019-05-07 2020-12-04 이덕재 해수 유입 차단이 가능한 잠수함 연료전지용 산소탱크 연결 수급구

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9725228B2 (en) 2000-10-23 2017-08-08 Dr. Py Institute Llc Fluid dispenser having a one-way valve, pump, variable-volume storage chamber, and a needle penetrable and laser resealable portion
US9668914B2 (en) 2000-10-23 2017-06-06 Dr. Py Institute Llc Method for dispensing ophthalmic fluid
US8757436B2 (en) 2000-10-23 2014-06-24 Medical Instill Technologies, Inc. Method for dispensing ophthalmic fluid
US9630755B2 (en) 2001-10-16 2017-04-25 Medinstill Development Llc Dispenser and method for storing and dispensing sterile product
US8672195B2 (en) 2002-08-13 2014-03-18 Medical Instill Technologies, Inc. Device with chamber and first and second valves in communication therewith, and related method
JP2010018352A (ja) * 2002-08-13 2010-01-28 Medical Instill Technologies Inc 内容物蓄蔵吐出用容器に接続されるバルブアセンブリ及び内容物蓄蔵吐出方法並びにそのバルブアセンブリを含むデバイス及びそのデバイスを充填する方法
JP2005535530A (ja) * 2002-08-13 2005-11-24 メディカル・インスティル・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 内容物蓄蔵吐出用容器バルブアセンブリ及びこれに関連する方法
US9408455B2 (en) 2002-08-13 2016-08-09 MedInstill Development, LLC Container and valve assembly for storing and dispensing substances, and related method
US9963288B2 (en) 2003-05-12 2018-05-08 Maej Llc Dispenser and apparatus and method for filling a dispenser
US9440773B2 (en) 2003-07-17 2016-09-13 Medinstill Development Llc Device with one-way valve
US7651291B2 (en) 2003-07-17 2010-01-26 Medical Instill Technologies, Inc. Dispenser with one-way valve for storing and dispensing metered amounts of substances
US8919614B2 (en) 2004-01-27 2014-12-30 Medinstill Development Llc Dispenser with variable-volume storage chamber, one-way valve, and manually-depressible actuator
US7644842B2 (en) 2004-01-27 2010-01-12 Medical Instill Technologies, Inc. Dispenser having variable-volume storage chamber and depressible one-way valve assembly for dispensing creams and other substances
US9377338B2 (en) 2004-01-27 2016-06-28 Medinstill Development Llc Dispenser with variable-volume storage chamber, one-way valve, and manually-depressible actuator
US7850051B2 (en) 2004-12-04 2010-12-14 Medical Instill Technologies, Inc. Apparatus having one-way valve
US7810677B2 (en) 2004-12-04 2010-10-12 Medical Instill Technologies, Inc. One-way valve and apparatus and method of using the valve
US9938128B2 (en) 2004-12-04 2018-04-10 Medinstill Development Llc One-way valve and apparatus and method of using the valve
US10464801B2 (en) 2004-12-04 2019-11-05 Medinstill Development Llc One-way valve and apparatus and method of using the valve
US7798185B2 (en) 2005-08-01 2010-09-21 Medical Instill Technologies, Inc. Dispenser and method for storing and dispensing sterile food product
US8348104B2 (en) 2006-09-08 2013-01-08 Medical Instill Technologies, Inc. Apparatus for dispensing fluids
US8550308B2 (en) 2006-09-08 2013-10-08 Medical Instill Technologies, Inc. Apparatus for dispensing fluids
US8356733B2 (en) 2006-09-08 2013-01-22 Medical Instill Technologies, Inc. Method for dispensing fluids
US8910833B2 (en) 2010-05-07 2014-12-16 Alps, Llc Dispensing machine valve and method
US9423041B2 (en) 2010-05-07 2016-08-23 Alps Llc Dispensing machine valve and method
JP2013107685A (ja) * 2011-11-22 2013-06-06 Orihiro Kk 口栓および、これを備えた柔軟な容れ物
CN113212973A (zh) * 2021-04-08 2021-08-06 毛艳玲 一种便于取用可避免中药破损的保存装置
CN113212973B (zh) * 2021-04-08 2024-01-12 安徽从仁堂国药有限公司 一种便于取用可避免中药破损的保存装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3479521B2 (ja) 2003-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002347812A (ja) 容器と容器の口栓およびこの容器に用いる蓋
CA2495582C (en) Container and valve assembly for storing and dispensing substances, and related method
JP4037792B2 (ja) 容器の逆流防止口栓および容器ならびに注出装置
US8469240B2 (en) Dispensing fluids from containers using self closing valve, typically duckbill type valve
AU2008221238B2 (en) Dispenser
EP2949591B1 (en) Container and valve assembly for storing and dispensing substances, and related method
KR200488770Y1 (ko) 역류방지용 튜브용기 고무막 캡
US20100096407A1 (en) Container and valve assembly for storing and dispensing substances, and related method
JP6887721B2 (ja) 二重容器用キャップ
JP2019081591A (ja) 二重容器用キャップ
JP2002347811A (ja) 容器と容器の口栓およびこの容器に用いる蓋
JP4263901B2 (ja) 弁機構
JP5918513B2 (ja) 口栓および、これを備えた柔軟な容れ物
JP2000255656A (ja) カートリッジ式吐出容器
JP3954952B2 (ja) 注出容器
JP7466488B2 (ja) 積層剥離容器側連結部品、詰め替え容器側連結部品、及び連結具
JP7209460B2 (ja) 吐出容器
JPH10109060A (ja) 吐出容器
AU2005330075B2 (en) Dispensing fluids from containers using self closing valve, typically duckbill type valve
JP2005132413A (ja) 注出キャップ
JP2003126218A (ja) 薬液容器
KR200319117Y1 (ko) 튜브형 용기
JP5832854B2 (ja) 吐出容器
JP2004182319A (ja) 流動体のチューブ型容器
JP2003026265A (ja) 液体注出装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees