JP2002347225A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録方法

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JP2002347225A
JP2002347225A JP2001155992A JP2001155992A JP2002347225A JP 2002347225 A JP2002347225 A JP 2002347225A JP 2001155992 A JP2001155992 A JP 2001155992A JP 2001155992 A JP2001155992 A JP 2001155992A JP 2002347225 A JP2002347225 A JP 2002347225A
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JP2001155992A
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English (en)
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慎一郎 ▲高▼濱
Shinichiro Takahama
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置本体側の不揮発性メモリに記録ヘッ
ドの特性データを記憶させる構成において、記録ヘッド
交換時におけるトラブルや誤操作を防止すると共に、記
録ヘッドの特性データの取得と書き換えを容易かつ短時
間に行えるようにする。 【解決手段】 記録ヘッドに個々を識別するための識別
番号を付与し、記録装置本体に、特定の識別番号の記録
ヘッドを駆動制御するための特性データを予め記憶する
メモリを設け、記録ヘッドが装着されているか否かを検
出し(S402)、記録ヘッドが装着されていることを
検出した際に、特定の識別番号と装着されている記録ヘ
ッドの識別番号とを比較させるべく、2つの識別番号を
表示させ(S405)、2つの識別番号が同一であるか
否かに応じた操作を行わせ(S406)、操作の結果に
応じて特性データを変更可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及び記録方
法に関し、特に、接続されたホスト機器から送信された
データに基づいて、記録装置本体に着脱可能に構成され
た記録ヘッドによって記録媒体に記録を行う記録装置及
び記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばワードプロセッサ、パーソナルコ
ンピュータ、ファクシミリ等に於ける情報出力装置とし
て、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等
シート状の記録媒体に記録を行うプリンタが広く使用さ
れている。
【0003】プリンタの記録方式としては様々な方式が
知られているが、用紙等の記録媒体に非接触記録が可能
である、カラー化が容易である、静粛性に富む、等の理
由でインクジェット方式が近年特に注目されており、又
その構成としては所望される記録情報に応じてインクを
吐出する記録ヘッドを装着すると共に用紙等の記録媒体
の送り方向と交差する方向に往復走査しながら記録を行
なうシリアル記録方式が安価で小型化が容易などの点か
ら一般的に広く用いられている。
【0004】一般的にこの種の記録装置では、記録ヘッ
ドは他の部分に比べて寿命が短いため、交換可能に構成
されている。また吐出の際の最適な駆動パラメータは個
々の記録ヘッドで異なり、駆動パラメータを変更せずに
記録を行うと、正しい記録結果が得られないばかりでな
く、最悪のケースでは記録ヘッドが破損してしまう。
【0005】このため、記録ヘッド内部にその特性デー
タを記憶した不揮発性メモリ(NVRAM、EEPRO
M)を搭載し、記録装置本体に装着されたときにこの不
揮発性メモリから記録に必要な特性データを読み込ん
で、最適な吐出制御のために、例えばヒートタイミング
の調整を行うようにしている。
【0006】ところが、最近、コストダウンや出荷時の
工程を短縮するために、記録ヘッドに不揮発性メモリを
搭載せず、記録装置本体側の不揮発性メモリに記録ヘッ
ドの特性データを記憶させる方式も考えられている。
【0007】しかしながら、このようにすると使用時に
装着するよう出荷時に同梱する記録ヘッドの特性データ
を、本体側の不揮発性メモリに予め記憶させるため、出
荷後に、記録ヘッドの故障や寿命により記録ヘッドを交
換する必要が生じた場合に、何らかの方法で本体側の不
揮発性メモリに記憶された特性データを新たに装着する
記録ヘッドに合わせて書き換えることが必要となる。
【0008】このような場合には、記録装置本体をユー
ザから回収して、特殊な方法で新たに装着する記録ヘッ
ドの特性データを調べ、その情報を本体の不揮発性メモ
リに書き込んだ後、新たな記録ヘッドを同梱もしくは装
着して、記録装置本体をユーザに返却するサービスを提
供することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、記録ヘッドの
特性データを記録装置本体の不揮発性メモリに記憶させ
る方式では、ユーザ側から見ると、同梱された記録ヘッ
ドを交換する必要が生じた際に、しばらくの間記録装置
を使用できなくなる。一方、サービスを行う側から見る
と、記録ヘッドを交換する場合には、新たに装着する記
録ヘッドの特性データを調べて、本体の不揮発性メモリ
の特性データが格納されている領域を書き換えるという
手間のかかる作業が必要となる。
【0010】このように、コストダウンや出荷時の工程
を短縮するためには、記録ヘッドに不揮発性メモリを搭
載せず、記録装置本体側の不揮発性メモリに記録ヘッド
の特性データを記憶させるのが有効であるが、新たに装
着する記録ヘッドの特性データを取得するのが困難であ
り、取得した特性データを記録装置本体の不揮発性メモ
リに記憶させるために手間や時間がかかってしまう。
【0011】本発明は以上のような状況に鑑みてなされ
たものであり、記録ヘッドに不揮発性メモリを搭載せ
ず、記録装置本体側の不揮発性メモリに記録ヘッドの特
性データを記憶させる構成において、記録ヘッド交換時
におけるトラブルや誤操作を防止すると共に、記録ヘッ
ドの特性データの取得と書き換えを容易かつ短時間に行
える、記録装置及び記録方法を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の一実施態様としての記録装置は、接続された
ホスト機器から送信されたデータに基づいて、記録ヘッ
ドによって記録媒体に記録を行う記録装置であって、前
記記録ヘッドが、記録装置本体に着脱可能に構成されて
おり、その個々を識別するための識別番号が付与されて
おり、前記記録装置本体に設けられ、特定の識別番号の
記録ヘッドを駆動制御するための特性データを予め記憶
するメモリと、前記記録ヘッドが装着されているか否か
を検出する検出手段と、前記検出手段により記録ヘッド
が装着されていることを検出した際に、前記特定の識別
番号と装着されている記録ヘッドの識別番号とを比較さ
せるべく、2つの識別番号を表示させる表示指示手段
と、前記2つの識別番号が同一であるか否かに応じた操
作を行わせる判定指示手段と、を備えており、前記操作
に応じて前記特性データを変更可能に構成されている。
【0013】また、上記目的を達成する本発明の一実施
態様としての記録方法は、接続されたホスト機器から送
信されたデータに基づいて、記録装置本体に着脱可能に
構成され、その個々を識別するための識別番号を付与さ
れた記録ヘッドによって記録媒体に記録を行う記録方法
であって、前記記録装置本体に、特定の識別番号の記録
ヘッドを駆動制御するための特性データを予め記憶する
メモリを設けるメモリ工程と、前記記録ヘッドが装着さ
れているか否かを検出する検出工程と、前記検出工程で
記録ヘッドが装着されていることを検出した際に、前記
特定の識別番号と装着されている記録ヘッドの識別番号
とを比較させるべく、2つの識別番号を表示させる表示
指示工程と、前記2つの識別番号が同一であるか否かに
応じた操作を行わせる判定指示工程と、前記2つの識別
番号が同一でないことを表わす操作が行われたときに、
前記特性データを変更する特性変更工程と、を備えてい
る。
【0014】すなわち、本発明では、接続されたホスト
機器から送信されたデータに基づいて、記録ヘッドによ
って記録媒体に記録を行う記録装置において、記録ヘッ
ドを、記録装置本体に着脱可能に構成すると共に、その
個々を識別するための識別番号を付与し、記録装置本体
に、特定の識別番号の記録ヘッドを駆動制御するための
特性データを予め記憶するメモリを設け、記録ヘッドが
装着されているか否かを検出し、記録ヘッドが装着され
ていることを検出した際に、特定の識別番号と装着され
ている記録ヘッドの識別番号とを比較させるべく、2つ
の識別番号を表示させ、2つの識別番号が同一であるか
否かに応じた操作を行わせ、操作の結果に応じて特性デ
ータを変更可能に構成する。表示は、特定の識別番号1
つだけで、記録ヘッドの識別番号はヘッドに貼付もしく
は刻印されているものとしてこれを比較することも可能
であり、前記構成に変更を生じるものではない。
【0015】このようにすると、記録ヘッドを取り外し
て装着した際に、同じ記録ヘッドを再度装着したのか、
新たな記録ヘッドに交換したのかが容易に比較できるの
で、記録ヘッドに不揮発性メモリを搭載せず、記録装置
本体側の不揮発性メモリに記録ヘッドの特性データを記
憶させる構成において、同じ記録ヘッドを再度装着した
にもかかわらず、特性データを書き換えてしまうという
トラブルや誤操作を防止できる。また、新たな記録ヘッ
ドを装着したことを確実に認識できるので、特性データ
の取得や書き換え動作へスムースに移行できる。
【0016】従って、記録ヘッドに不揮発性メモリを搭
載せず、記録装置本体側の不揮発性メモリに記録ヘッド
の特性データを記憶させる構成において、記録ヘッド交
換時におけるトラブルや誤操作を防止することができる
と共に、記録ヘッドの特性データの取得と書き換えを容
易かつ短時間に行える。
【0017】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0018】なお、以下に説明する実施形態では、イン
クジェット記録方式を用いた記録装置としてプリンタを
例に挙げ説明する。
【0019】本明細書において、「記録」(「プリン
ト」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報
を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人
間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否
かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等
を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものと
する。
【0020】また、「記録媒体」とは、一般的な記録装
置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック
・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮
革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
【0021】さらに、「インク」(「液体」と言う場合
もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様
広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されるこ
とによって、画像、模様、パターン等の形成または記録
媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付
与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され
得る液体を表すものとする。
【0022】図1は、本発明の代表的な実施形態である
インクジェットプリンタ(以下、単にプリンタという)
10の構成の概要を示す外観斜視図である。図1におい
て、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝
達ギア5009〜5011を介して回転するリードスク
リュー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャ
リッジCRは図示していないピンを有し、ガイドレール
5003に支持されて矢印a,b方向を往復移動する。
【0023】キャリッジCRには、記録ヘッドHDとイ
ンクタンクITとを内蔵した一体型インクジェットカー
トリッジCTGが搭載されている。5002は紙押え板
であり、キャリッジCRの移動方向に亙って記録用紙P
をプラテン5000に対して押圧する。5007,50
08はフォトカプラで、キャリッジのレバー5006の
この域での存在を確認して、モータ5013の回転方向
切り換え等を行うためのホームポジション検知器であ
る。5016は記録ヘッドHDの前面をキャップするキ
ャップ部材5022を支持する部材で、5015はこの
キャップ内を吸引する吸引器で、キャップ内開口502
3を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。
【0024】5017はクリーニングブレードで、50
19はこのブレードを前後方向に移動可能にする部材で
あり、本体支持板5018にこれらが支持されている。
ブレードは、この形態でなく周知のクリーニングブレー
ドが本例に適用できることは言うまでもない。又、50
21は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キ
ャリッジと係合するカム5020の移動に伴って移動
し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公
知の伝達機構で移動制御される。
【0025】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0026】次に、上述した装置の記録制御を実行する
ための制御構成について説明する。
【0027】図2はプリンタ10の制御回路の構成を示
すブロック図である。制御回路を示す同図において、1
700はパーソナルコンピュータ1000(以下、ホス
トという)から記録データを入力するUSBインタフェ
ース、1701はMPU、1702はMPU1701が
実行する制御プログラムや必要な制御データを格納する
プログラムROM、1703は各種データ(上記記録デ
ータや記録ヘッドHDに供給される記録信号等)を保存
しておくDRAMである。1704は記録ヘッドHDに
対する記録信号の供給制御を行うゲートアレイ(G.
A.)であり、インタフェース1700、MPU170
1、DRAM1703間のデータ転送制御も行う。17
10は記録ヘッドHDを搬送するためのキャリアモー
タ、1709は記録媒体(例えば、記録紙)搬送のため
の搬送モータである。1705は記録ヘッドHDを駆動
するヘッドドライバ、1706,1707はそれぞれ搬
送モータ1709、キャリアモータ1710を駆動する
ためのモータドライバである。
【0028】ROM1702には記録ヘッドの平均的な
特性データも格納されている。また、1708はプリン
タ装置の製造番号、動作状態、各種補正情報等の他に記
録ヘッドの特性データを記憶しておく不揮発性メモリ
(例えば、EEPROM、FeRAM、NVRAMな
ど)である。
【0029】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録データが入るとゲートアレイ1
704とMPU1701との間で記録データがプリント
用の記録信号に変換される。そして、モータドライバ1
706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ
1705に送られた記録データに従って記録ヘッドHD
が駆動され、記録が行われる。
【0030】なお、上述のように、インクタンクITと
記録ヘッドHDとは一体的に形成されて交換可能なイン
クカートリッジCTGを構成しても良いが、これらイン
クタンクITと記録ヘッドHDとを分離可能に構成し
て、インクがなくなったときにインクタンクITだけを
交換できるようにしても良い。
【0031】また、USBインタフェース1700の代
わりに他の規格のインタフェース、例えば、セントロニ
クスやIEEE1284準拠のインタフェースなどを用
いても良い。
【0032】さらに、ホスト1000には、例えば、R
AM或いはハードディスクなどの記憶媒体1001に記
録ヘッドの特性データを記憶することができる。さらに
また、記録ヘッドHDには記録ヘッドの特性データを格
納した不揮発性メモリ(例えば、EEPROM、FeR
AM、NVRAMなど)が備えられている場合と、前不
揮発性メモリ(EEPROM、FeRAM、NVRAM
など)が備えられていない場合とがあるが、本実施形態
のプリンタではキャリッジCRに装着可能であれば、い
ずれの記録ヘッドに対しても適切な記録制御を行うこと
ができる。
【0033】図3は、本実施形態で使用される、不揮発
性メモリを実装していない記録ヘッドHDとインクタン
クITから構成されるインクカートリッジCTGの、キ
ャリッジCRに装着していない状態を示す概略的な斜視
図である。
【0034】インクカートリッジCTGは、図3に示す
ように、境界線Kの位置でインクタンクITと記録ヘッ
ドHDが分離可能である。また、インクカートリッジC
TGにはこれが図示しないキャリッジCRに搭載された
ときには、キャリッジCR側から供給される電気信号を
受け取るための電極(不図示)が設けられており、この
電気信号によって、前述のように記録ヘッドHDが駆動
されてインクが吐出される。
【0035】なお、図3において、500はインク吐出
口列(ノズル)である。また、インクタンクITにはイ
ンクを保持するために繊維質状もしくは多孔質状のイン
ク吸収体が設けられており、そのインク吸収体によって
インクが保持される。
【0036】記録ヘッドHDは、無数の微小吐出口(ノ
ズル)からインクを吐出制御するという微細で複雑な構
造上、個別に異なるヘッド特性をもっている。従って、
装置本体側で記録ヘッドHDに応じた制御を行うために
はこの個別のヘッド特性(以下特性データという)を装
置本体もしくはホスト側で管理できることが要求され
る。
【0037】以上のような構成の記録装置において、M
PU1701は、記録ヘッドの特性データをホスト、記
録装置自身の不揮発性メモリ、或いは/及び、記録ヘッ
ドの不揮発性メモリから取得することができる。従っ
て、複数の情報源から記録ヘッドの特性データを取得可
能な場合には、選択的にその情報を取得できることにな
る。
【0038】図4は、記録ヘッドHDが、特性データを
記憶した不揮発性メモリ(EEPROM、FeRAM、
NVRAMなど)をもたない(以下、メモリなし記録ヘ
ッドという)場合に、このメモリなし記録ヘッドHDを
装置本体に装着するときの処理を示すフローチャートで
ある。
【0039】記録ヘッドの故障や異常により記録ヘッド
の交換を行う場合に、最初にステップS401におい
て、装置本体およびそれを監視するホストにより記録ヘ
ッドが取り外されたどうかを判定する。これは、記録ヘ
ッドを取りはずされたときに発生する割りこみ信号等で
通知する手法も含まれる。ステップS402では、キャ
リッジCRに記録ヘッドがない状態で、新しく記録ヘッ
ドが装着されたかどうかを判定する。ここで記録ヘッド
が装着されない限り、ヘッド交換処理は終了せずに本体
は記録機能を提供できないこととする。
【0040】記録ヘッドの装着を確認した後、ステップ
S403でヘッド交換されたという情報をホストに通知
する処理を行い、ステップS404では、ホストへの通
知によりプリンタドライバ等を含む基本ソフトが起動
し、装置本体の不揮発性メモリから記録ヘッドの識別番
号を取得する処理を行う。ステップS405では、ホス
トの表示画面に所得した記録ヘッドの識別番号を表示す
る。
【0041】ステップS406で、新たに装着された記
録ヘッドに刻印または貼付された識別番号とホストの表
示機器に表示された識別番号が同じかどうか判定する。
ここで識別番号が取り外された記録ヘッドと同じである
ことが確認できると、単に同じ記録ヘッドを一旦外して
再度装着しただけであるので、ステップS407で、本
体内部の不揮発性メモリのヘッド情報部の書き換えが不
要であるため、ホストの基本ソフトを終了しヘッド交換
プロセスを完了する。
【0042】一方、ステップS406で、識別番号が不
一致であることが確認されれば、ステップS408に進
み、新たに装着された記録ヘッドの特性データを決定す
るためのテストプリント処理が起動する。これは、記録
ヘッドの想定される特性データパラメータを、十分な分
解能で変化させながら同じ記録データを記録させるもの
であり、与えられたパラメータ別に記録結果を比較でき
るものである。
【0043】ステップS409で、テストプリントの結
果が判別に耐えられるのに十分な画質であれば、ステッ
プS410で記録結果を目視し、最適なパラメータを決
定する。ここでは、記録結果の比較をスキャナ等の画像
読み取り装置でホストにデータを送信し、自動判別させ
ることも含まれる。また、新たに装着した記録ヘッドの
識別番号とここで決定された特性データは、ホストの基
本ソフトで提供される入力プロセスによってホストに送
信される。
【0044】ステップS411では、入力確定を支持さ
れるとホストが記録ヘッドの特性データを、ホストと記
録装置との間で決められたプロトコルに従って記録装置
に送信し、不揮発性メモリの該当する記録ヘッド情報部
にデータを書き込む。記録装置によるデータ書き込みが
完了すると、記録装置は書き込まれた記録ヘッドの識別
番号を読み出しホストに戻り値として返し、これにより
ステップS412で、ホストは表示画面に新規記録ヘッ
ドの識別番号を表示する。
【0045】このとき、両者の識別番号が異なっている
場合には、所定の操作を行わないと正しい記録ができな
くなり、最悪な場合には記録ヘッドが破損する恐れがあ
ることをユーザに通知するようなメッセージが同時に表
示されるのが好ましい。
【0046】ステップS413で、この表示された識別
番号と、記録ヘッドに刻印または貼付された識別番号が
同じであるかどうかを確認する。両者の番号が異なって
いれば、ステップS410からの一連の特性データ入力
シーケンスを再度繰り返す。ステップS413で識別番
号が正しく更新されたことを確認すると、ステップS4
14で不揮発性メモリ更新手続きを完了しヘッド交換プ
ロセスを終える。
【0047】なお、出荷後にユーザが本実施形態のプリ
ンタに初めてメモリなし記録ヘッドを装着する場合に
は、プリンタ本体と同梱された記録ヘッドが装着される
ことが前提であるので、このメモリなし記録ヘッドの特
性データは、装置本体の不揮発性メモリの一部(ヘッド
情報部)に既に書き込まれているため、上記のステップ
S406及びS407の処理を行ってヘッド交換を正常
終了させてもよいが、この場合に限り、これら識別番号
の確認操作を省略してユーザに誤解させない手続きをさ
せることが好ましい。
【0048】なお、ヘッド交換処理におけるこれら一連
の処理は、ユーティリティソフトの主導で実行されて
も、ユーザの指示に基づいて各処理が実行されてもよ
い。
【0049】図5は、不揮発性メモリのマップを示して
おり、(a)は本実施形態のプリンタ本体側の不揮発性
メモリ500のマップ、(b)は従来の記録ヘッドの不
揮発性メモリ600のマップを示している。
【0050】図示されたように本実施形態では、プリン
タ本体の不揮発性メモリ500に、従来と同様に消費し
たインクやクリーニングの記録等を記憶する領域501
〜510に加え、従来は記録ヘッドの不揮発性メモリ6
00に書かれていた、識別番号とヘッド特性を含むヘッ
ド情報を領域511に全てマッピングしている。
【0051】このようにしているため、本実施形態では
出荷後、初めてユーザが同梱されている記録ヘッドを装
置本体のキャリッジCRに装着した場合には、何もヘッ
ド特性を意識することなくすぐに記録を開始することが
できるようになっている。
【0052】また、本実施形態ではメモリなし記録ヘッ
ドには管理番号としての識別番号が貼付もしくは刻印さ
れている。この識別番号は、装置本体の不揮発性メモリ
にあるヘッド情報部511に特性データとともに記憶さ
れているので、別の識別番号をもつ記録ヘッドを装着し
たときに、本体管理のメモリなし記録ヘッドの識別番号
をホストに表示することによって装着されたメモリなし
記録ヘッドと、管理しているメモリなし記録ヘッドが一
致するか否かを容易に確認することができる。
【0053】以上詳細に説明したように、本実施形態に
よれば以下のような効果がある。
【0054】第一に、従来は記録装置本体と記録ヘッド
との両方に不揮発性メモリを備えていたがこれを装置本
体側だけの1つとし、装着される記録ヘッドの特性デー
タを記録装置本体の不揮発性メモリに記憶させるように
しているため、消耗品である記録ヘッドの価格を下げつ
つ、記録ヘッドの特性データにもとづくキャリブレーシ
ョンを行い、最適な記録制御が行える。この場合、出荷
時に記録装置と、同梱される記録ヘッドの特性データを
予め記録装置本体の不揮発性メモリに記憶させておくよ
うにしているため、ユーザがこの記録ヘッドを装着した
ときに、記録装置本体が記録ヘッドの特性データを予め
記憶している不揮発性メモリの該当番地から読み取り記
録パラメータを決定してキャリブレーションできるの
で、ユーザの操作を簡単なものとできる。
【0055】第二に、記録装置に記録データを転送する
ホスト機器(例えばPC)に記録装置に対応した記録デ
ータを生成するドライバをインストールするが、インス
トール時に記録装置の表示画面に不揮発性メモリに登録
された対応する記録ヘッドの識別番号を表示させ、装着
される記録ヘッドに貼付(シール)されている識別番号
と同じかどうかを確認させて、同じであればヘッドの情
報を尋ねることなくインストールを終了させる。出荷後
初めての記録ヘッドを装着する場合には既に不揮発性メ
モリには特性データが記憶されているため、ユーザによ
る特性データの入力は不要であり、誤った入力及びそれ
に起因する不具合を防止することができる。
【0056】第三に、出荷後最初に記録ヘッドを装着す
るとき以外のヘッド交換操作が行われた場合には、ヘッ
ド交換されたことをホストに通知して異なる記録ヘッド
が装着されたことを想定し、例えば、インストールされ
た記録装置の基本ソフトを自動起動させ入力ウィンドウ
を開いて、記録ヘッドの新たな識別番号をユーザに入力
させるが、このとき、記録装置本体が管理している記録
ヘッドの識別番号を表示することにより、異なる記録ヘ
ッドの交換であることを確認させ、同じ記録ヘッドを再
度装着する際に、特性データを書き換えてしまい正常な
記録結果が得られなくなる(故障)ことを防止する。
【0057】第四に、新たな記録ヘッドを記録装置に装
着した場合、特性データを切り替えながら記録結果を得
られるテスト記録を行うので、各特性パラメータに対応
した記録結果を見て、最も適切な記録結果が得られた特
性データを使用することができる。このとき適切な特性
データの決定はユーザによる目視であっても、例えば光
学式などの機械式読み取り装置を用いたものであっても
よい。
【0058】第五に、決定された特性データを入力する
際には、テスト記録による記録結果が満足出来るもので
あるかどうかをユーザに確認させた後、不揮発性メモリ
の特性データを書き換えるので、ユーザの意図しない誤
入力操作等により、以降不適切な記録を実行することを
回避することができる。
【0059】[その他の実施形態]上記実施形態では、
シリアル型のインクジェットプリンタを例に挙げて説明
したが、本発明は記録ヘッドが交換可能な記録装置であ
れば、これ以外の方式に従って記録を行う記録装置にも
広く適用できる。
【0060】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0061】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。
【0062】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。
【0063】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0064】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書に記載された構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構
成を開示する特開昭59−138461号公報に基づい
た構成としても良い。
【0065】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0066】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0067】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0068】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0069】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0070】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0071】このような場合インクは、特開昭54−5
6847号公報あるいは特開昭60−71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に
液状または固形物として保持された状態で、電気熱変換
体に対して対向するような形態としてもよい。本発明に
おいては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0072】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリ
ンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つ
の機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装
置など)に適用してもよい。また、本発明の目的は、前
述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログ
ラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装
置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。
【0073】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0074】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0075】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0076】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0077】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図4に示す)フローチ
ャートに対応するプログラムコードが格納されることに
なる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録ヘッドに不揮発性メモリを搭載せず、記録装置本体
側の不揮発性メモリに記録ヘッドの特性データを記憶さ
せる構成において、記録ヘッド交換時におけるトラブル
や誤操作を防止することができると共に、記録ヘッドの
特性データの取得と書き換えを容易かつ短時間に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェッ
トプリンタの外観斜視図である。
【図2】図1のインクジェットプリンタの制御回路の構
成を示すブロック図である。
【図3】インクタンクとヘッドとが分離可能なインクカ
ートリッジCTGの構成を示す外観斜視図である。
【図4】記録ヘッド交換処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】不揮発性メモリのメモリマップを示す図であ
る。
【符号の説明】
1000 ホスト 1001 ホスト記憶装置(HD、RAM) 1700 USBインタフェース 1701 MPU 1702 ROM 1703 RAM 1704 ゲートアレイ(G.A.) 1705 ヘッドドライバ 1708 不揮発性メモリ(EEPROM) 1711 記録ヘッドから削除された不揮発性メモリ部 IJH/HD 記録ヘッド

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続されたホスト機器から送信されたデ
    ータに基づいて、記録ヘッドによって記録媒体に記録を
    行う記録装置であって、 前記記録ヘッドが、記録装置本体に着脱可能に構成され
    ており、その個々を識別するための識別番号が付与され
    ており、 前記記録装置本体に設けられ、特定の識別番号の記録ヘ
    ッドを駆動制御するための特性データを予め記憶するメ
    モリと、 前記記録ヘッドが装着されているか否かを検出する検出
    手段と、 前記検出手段により記録ヘッドが装着されていることを
    検出した際に、前記特定の識別番号と装着されている記
    録ヘッドの識別番号とを比較させるべく、2つの識別番
    号を表示させる表示指示手段と、 前記2つの識別番号が同一であるか否かに応じた操作を
    行わせる判定指示手段と、を備えており、 前記操作に応じて前記特性データを変更可能に構成され
    ていることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドには、当該記録ヘッドを
    駆動制御するための特性データを記憶するメモリを有さ
    ないことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記2つの識別番号が同一でないことを
    表わす操作が行われたときに、前記特性データを複数用
    いるテスト記録を行うテスト記録手段と、 前記テスト記録の結果に応じて、前記特性データを指定
    させる操作を行わせる特性指示手段と、 前記メモリに予め記憶されている特性データを指定され
    た特性データで書き換えるメモリ書換手段と、を更に備
    えることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記テスト記録の結果が満足出来るもの
    であるか否かに応じた操作を行わせるテスト結果指示手
    段と、 テスト結果が満足できないことを表わす操作が行われた
    ときに、前記テスト記録手段は、更に別の特性データを
    用いるテスト記録を行うことを特徴とする請求項3に記
    載の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録装置本体に出荷後初めて記録ヘ
    ッドが装着された際には、予め記憶された特性データを
    変更させないように、前記表示指示手段と前記判定指示
    手段との動作を制御する記憶維持手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の記
    録装置。
  6. 【請求項6】 前記表示指示手段が、前記2つの識別番
    号が異なる場合には所定の操作を行わないと正しい記録
    ができない旨を通知する通知手段を含むことを特徴とす
    る請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録装置は、記録ヘッドをキャリッ
    ジに搭載して、前記記録媒体の搬送方向を交差する方向
    に前記キャリッジを走査させて記録を行うように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1
    項に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項8に記載の記録装
    置。
  10. 【請求項10】 接続されたホスト機器から送信された
    データに基づいて、記録装置本体に着脱可能に構成さ
    れ、その個々を識別するための識別番号を付与された記
    録ヘッドによって記録媒体に記録を行う記録方法であっ
    て、 前記記録装置本体に、特定の識別番号の記録ヘッドを駆
    動制御するための特性データを予め記憶するメモリを設
    けるメモリ工程と、 前記記録ヘッドが装着されているか否かを検出する検出
    工程と、 前記検出工程で記録ヘッドが装着されていることを検出
    した際に、前記特定の識別番号と装着されている記録ヘ
    ッドの識別番号とを比較させるべく、2つの識別番号を
    表示させる表示指示工程と、 前記2つの識別番号が同一であるか否かに応じた操作を
    行わせる判定指示工程と、 前記2つの識別番号が同一でないことを表わす操作が行
    われたときに、前記特性データを変更する特性変更工程
    と、を備えていることを特徴とする記録方法。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドには、当該記録ヘッド
    を駆動制御するための特性データを記憶するメモリを設
    けないことを特徴とする請求項10に記載の記録方法。
  12. 【請求項12】 前記特性変更工程が、前記特性データ
    を複数用いるテスト記録を行うテスト記録工程と、 前記テスト記録の結果に応じて、前記特性データを指定
    させる操作を行わせる特性指示工程と、 前記メモリに予め記憶されている特性データを指定され
    た特性データで書き換えるメモリ書換工程と、を更に備
    えることを特徴とする請求項10又は11に記載の記録
    方法。
  13. 【請求項13】 前記テスト記録の結果が満足出来るも
    のであるか否かに応じた操作を行わせるテスト結果指示
    工程と、 テスト結果が満足できないことを表わす操作が行われた
    ときに、更に別の特性データを用いて前記テスト記録工
    程を再度行うことを特徴とする請求項12に記載の記録
    方法。
  14. 【請求項14】 前記記録装置本体に出荷後初めて記録
    ヘッドが装着された際には、予め記憶された特性データ
    を変更させないように、前記表示指示工程と前記判定指
    示工程とを実行させないことを特徴とする請求項10か
    ら13のいずれか1項に記載の記録方法。
  15. 【請求項15】 前記表示指示工程が、前記2つの識別
    番号が異なる場合には所定の操作を行わないと正しい記
    録ができない旨を通知する通知工程を含むことを特徴と
    する請求項10から14のいずれか1項に記載の記録方
    法。
  16. 【請求項16】 接続されたホスト機器から送信された
    データに基づいて、記録装置本体に着脱可能に構成さ
    れ、その個々を識別するための識別番号を付与された記
    録ヘッドによって記録媒体に記録を行い、前記記録装置
    本体が、特定の識別番号の記録ヘッドを駆動制御するた
    めの特性データを予め記憶するメモリを備えた記録装置
    を駆動するべく、前記ホスト機器にインストールされる
    プリンタドライバであって、 記録ヘッドが装着されていることを検出した際に、前記
    特定の識別番号と装着されている記録ヘッドの識別番号
    とを比較させるべく、2つの識別番号を表示させる表示
    指示工程と、 前記2つの識別番号が同一であるか否かに応じた操作を
    行わせる判定指示工程と、 前記2つの識別番号が同一でないことを表わす操作が行
    われたときに、前記特性データを変更する特性変更工程
    と、を行わせることを特徴とするプリンタドライバ。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のプリンタドライバ
    を実現するプログラムのコードを記憶することを特徴と
    する記憶媒体。
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