JP2002344399A - 情報配信システム、情報配信装置、及び受信端末 - Google Patents

情報配信システム、情報配信装置、及び受信端末

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JP2002344399A
JP2002344399A JP2001146979A JP2001146979A JP2002344399A JP 2002344399 A JP2002344399 A JP 2002344399A JP 2001146979 A JP2001146979 A JP 2001146979A JP 2001146979 A JP2001146979 A JP 2001146979A JP 2002344399 A JP2002344399 A JP 2002344399A
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JP2001146979A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Suzuka
哲也 鈴鹿
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 個別性の高いマルチメディア情報を低い通信
コストで、かつ、整合性を保った形で配信する配信シス
テムを提供する。 【解決手段】 受信端末100個別の情報コンテンツ
は、非リアルタイム通信回線20により先読みコンテン
ツ4Tとして予め配信され、受信端末100の記憶装置
70中に記録される。この保存映像71は、サービス提
供者からの再生制御情報6−1による指示に基づいて読
み出され、リアルタイム通信回線11上を配信されてい
る情報コンテンツ5の代わりに出力される(2M−
1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星放送、ケーブ
ル網、公衆網等のデジタル伝送を利用した情報配信サー
ビスに関する。特に、映像や音声などのリアルタイム性
の高いメディアの配信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】映像、音声、データ等が混在するマルチ
メディア情報を、ディジタル通信網を用いて各家庭まで
配信する情報提供サービスが普及してきている。マルチ
メディア情報提供サービスとしては、衛星通信を用いた
ディジタルテレビ放送、インターネット上でのWWW
(World Wide Web)ブラウジング、および、ディジタ
ルケーブルテレビが広く普及している。
【0003】これらの情報提供サービスでは、映像、音
声、データ等の個別メディアからの情報は、ディジタル
化され1つの回線上に多重化されて転送される。また、
映像や音声は、MPEG(Moving a Picture Expert
s Group)等の符号化術を用いて圧縮して転送される。
この通信多重化技術・情報圧縮技術により、多様な情報
を多量に配信するサービスが実現されている。
【0004】情報提供サービスでは、各受信者に個別の
情報を配信する技術の実現と、配送遅延への対応が、課
題となっている。まず、各受信者に個別の情報を配信す
る技術について述べる。
【0005】情報提供サービスに対する要件の1つとし
て、それが提供する情報のパーソナル性がある。パーソ
ナル性の高い情報提供サービスでは、各受信者毎に異な
る情報を配信することができる。例えば、ビデオ・オン
・デマンド(VOD:VideoOn Demand)では個々の視
聴者が要求した映像コンテンツが望む時間に配信され
る。逆に、パーソナル性の低い情報提供サービスでは、
全受信者に対して同じ情報しか配信できない。例えば、
従来のテレビ放送の各チャンネルでは、同じ映像コンテ
ンツが全視聴者に対して共通に放送されている。今後、
受信者の嗜好の多様化に伴い、パーソナル性の高い情報
提供サービスに対する需要は高まってくると思われる。
【0006】パーソナル性とトレードオフの関係にある
要件として、通信コストがある。各受信者毎に個別の情
報を配信するためには、受信者毎に個別の通信リソース
が必要となり、通信コストは高くなる。逆に、通信コス
トを低くするためには、複数の受信者への配信において
通信リソースを共有する必要があるので、パーソナル性
が低くなる。
【0007】そこで、パーソナル性と通信コストを両立
する情報提供サービスを実現することが課題となる。以
下に示す2つの従来技術では、全受信者に配信される情
報に、各加入者毎の情報を部分的に付加することによ
り、前記の課題を解決している。
【0008】(従来技術1)図13は、特表2000−
507075に記載されている、加入者毎に異なるコマ
ーシャル映像を配信するディジタルテレビ放送サービス
を示している。
【0009】サービス提供者1000'と複数の加入者
受信端末100'は、リアルタイム通信回線10により
接続している。リアルタイム通信回線10上には、全加
入者受信端末に対して共通の番組コンテンツ(1T−
1,1T−2)が転送される。番組コンテンツ間の所定
の時間帯には、コマーシャルコンテンツ2Tが全加入者
受信端末に対して配信される。コマーシャルコンテンツ
2Tは、複数の異なるコンテンツ(CM1,CM2,
…)が多重化されて、同時に配信される。加入者受信端
末100'では、コマーシャル選択機構55により前記
複数のコマーシャルコンテンツの中から1つのコンテン
ツCM1を選択して、表示する(2M−1)。コマーシ
ャル選択機構55の一例としては、メニュー表示等によ
り視聴者に見たいコマーシャルを選択させるものがあ
る。
【0010】(従来技術2)図14は、特開平10−1
64516に記載されている、加入者毎に異なるコマー
シャル映像を配信するディジタルテレビ放送サービスを
示している。
【0011】サービス提供者1000''と複数の加入者
受信端末100''は、リアルタイム通信回線10と非リ
アルタイム通信回線20により接続している。リアルタ
イム通信回線10上には、全加入者受信端末100''に
対して共通の番組コンテンツ1Tが転送される。
【0012】非リアルタイム通信回線20上では、コマ
ーシャルコンテンツ2Tがそれを表示する前に予め転送
される。加入者受信端末100''はハードディクス(H
DD)65を持ち、受信したコマーシャルコンテンツを
前記HDD65に保存する。
【0013】加入者受信端末100''のコマーシャル挿
入機構56は、自立的にコマーシャルを表示する時刻を
決定する。例えば、一定周期毎にコマーシャルを表示す
る。コマーシャル表示の時刻になると、コマーシャル挿
入機構56は前記HDD65に格納されている全てのコ
マーシャルコンテンツ(2R−1,2R−2,…)の中
から1つを選択して、表示する。コマーシャルコンテン
ツの選択において、視聴者の嗜好を反映させることで、
個々の視聴者に応じたコマーシャル2M−1を表示する
ことができる。
【0014】次に、情報提供サービスにおけるもう一つ
の課題である、配送遅延への対応について述べる。
【0015】前述のように映像や音声は圧縮されて転送
されるので、これを受信した受信端末は復号する必要が
ある。このため、受信者が情報の配信をサービス提供者
に要求してから、実際にその情報を獲得するまでにかか
る時間が比較的大きくなる。例えば、BSディジタル放
送では、チャンネル切替時に新しいチャンネルのコンテ
ンツが表示されるまでに数秒程度要する。これは、ディ
ジタル圧縮された情報は、所定のデータアライメントか
らでないと復号を開始できないために生じる遅延が大き
く影響している。これに対して、従来のアナログテレビ
放送では、受信者はチャンネルを高速に切り替えながら
所望の番組を検索すること(チャネルサーフィン)がで
きる。
【0016】そこで、情報提供サービス、特に、映像配
信サービスにおいて、高速に情報を検索するためのメカ
ニズムを実現することが課題となる。以下に示す従来技
術では、映像配信サービスにおけるチャンネル切替時の
配送遅延を、受信端末がもつHDDを利用して解決しよ
うと試みている。
【0017】(従来技術3)図15は、特開平10−1
64516に記載されている、ハードディスクに格納さ
れた映像を映像未受信時に表示する映像配信サービスを
示している。
【0018】サービス提供者1000'''と複数の加入
者受信端末100'''は、リアルタイム通信回10線に
より接続している。リアルタイム通信回線10上には、
全加入者受信端末に対して共通の映像コンテンツが転送
される。映像コンテンツとしては2種類のコンテンツ、
すなわち、視聴する時間にリアルタイムで配信される番
組コンテンツ(1T−1,1T−2,…)と、視聴時間
の前に予め配送され受信端末のハードディスク(HD
D)65に記録される先読み映像4T−1が存在する。
【0019】加入者受信端末100'''の映像挿入部5
7は、リアルタイム通信回線10上での番組コンテンツ
(1T−1,1T−2)の受信状態を監視しており、チ
ャンネル切替時の配信遅延等による未受信状態4000
を検出すると、HDD65内の先読み映像4R−1を挿
入する。これにより、チャンネル切替時、または、受信
エラー発生時に発生する映像未表示状態(ブラックアウ
ト)を回避できる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】今後、受信者の嗜好の
多様化に伴い、パーソナル性の高い情報提供サービスに
対する需要は高まってくると思われる。これに対して、
前記の従来技術1では、リアルタイム通信回線10の容
量により選択可能なコマーシャルコンテンツの数が小さ
な値に制限される。例えば、BSディジタルテレビ放送
では、標準画質の映像コンテンツは4個程度までしか多
重化できない。数個程度の選択肢では、ユーザ嗜好の多
様性に対応することが困難である。
【0021】一方、前記の従来技術2では、ハードディ
スク65に記録されているコマーシャルコンテンツから
選択するので通信回線の容量に制限されることなく、多
数の選択肢を実現することが可能である。ただし、コマ
ーシャルを表示するタイミングを、受信端末側が番組コ
ンテンツのことを考慮せずに決定するため、図14に示
すように番組コンテンツ1Mの主要な場面を隠す形でコ
マーシャル2M−1が表示される可能性がある。従来技
術2では、コマーシャルを番組コンテンツにオーバーラ
イトしないように挿入するというコンテンツ表示に関す
る整合条件が成立しない。
【0022】また、映像配信サービスにおける配信遅延
によるブラックアウトへの対策として、前記の従来技術
3では、番組コンテンツを受信できない時に、ハードデ
ィスク65に記憶されている先読み映像を表示してい
る。しかし、挿入される先読み映像が、チャネルの切替
先で配信されている番組コンテンツと無関係であるた
め、前記チャネルサーフィンによる番組検索へ従来技術
3を適用することはできない。
【0023】本発明は、上記の従来の課題を考慮し、配
信される第1の情報コンテンツのあらかじめ決められた
期間にのみ第2の情報コンテンツを挿入可能とする情報
配信システムと、あらかじめ決められた期間にのみ第2
の情報コンテンツを挿入可能とする第1の情報コンテン
ツを配信する情報配信装置と、第1の情報コンテンツの
あらかじめ決められた期間に第2の情報コンテンツを挿
入可能な受信端末とを提供することを目的とする。
【0024】また、本発明は、チャンネル切り替え完了
までの間に、チャンネル切り替えの後又は前のチャンネ
ルに関連した情報を出力する受信端末、及び情報配信シ
ステムを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】第1の発明(請求項1に
対応)は、所定期間の被挿入部を間欠的に挟みながら第
1の情報コンテンツを配信する第1装置と、その第1装
置からの前記第1の情報コンテンツを受信する第2装置
とを備え、前記第1装置は、前記第1の情報コンテンツ
を配信するとともに、前記被挿入部に関する指示情報を
送信する送出部を有し、前記第2装置は、前記第1装置
からの前記第1の情報コンテンツ及び前記指示情報を受
信する受信部と、第2の情報コンテンツを記憶する記憶
部と、前記指示情報を利用して前記受信部によってリア
ルタイムに受信される前記被挿入部に前記記憶部に記憶
されている前記第2の情報コンテンツを挿入し又は挿入
せず出力用情報コンテンツを作成する作成部と、その作
成部によって作成された出力用情報コンテンツを出力す
る出力部とを有する情報配信システムである。
【0026】第1の発明によれば、通信チャネルの伝送
能力を超えた量の情報コンテンツを整合した形で提供す
ることが可能となる。
【0027】第2の発明は、前記第1装置から配信され
る前記被挿入部には所定の第3の情報コンテンツが存在
し、前記第2の情報コンテンツに置き換えられて出力さ
れ、又は前記第2の情報コンテンツに置き換えられず出
力される第1の発明に記載の情報配信システムである。
【0028】第3の発明は、前記第1装置が、前記第1
の情報コンテンツと同じリアルタイム通信回線を用いて
前記第2の情報コンテンツを配信し、又は非リアルタイ
ム通信回線を用いて前記第2の情報コンテンツを配信
し、前記第2装置は前記第2の情報コンテンツを受信す
る第1又は第2の発明に記載の情報配信システムであ
る。
【0029】第3の発明によれば、実時間で配信される
第1の情報コンテンツに合成される情報として、動的に
変化する第2の情報コンテンツを利用可能となる。
【0030】第4の発明は、前記指示情報には、前記第
1の情報コンテンツにおける前記被挿入部の時刻又は場
所の情報が含まれる第1から第3のいずれかの発明に記
載の情報配信システムである。
【0031】第5の発明は、前記指示情報には、前記作
成部によって前記出力用情報コンテンツの作成に用いら
れる前記第2の情報コンテンツの種類を指示するコンテ
ンツ識別子が含まれる第1から第4のいずれかの発明に
記載の情報配信システムである。
【0032】第5の発明によれば、記憶部上の第2の情
報コンテンツを、実時間で配信される第1の情報コンテ
ンツと整合性を保って合成することを可能とする。
【0033】第6の発明は、前記第2装置は、ユーザが
過去に選択した第1の情報コンテンツに関する履歴情報
を保持する保持部と、前記記憶部に記憶されている前記
第2の情報コンテンツが複数存在する場合、前記保持部
に保持されている前記履歴情報に基づいて、前記記憶部
に記憶されているいずれかの前記第2の情報コンテンツ
を選択する選択部とを有し、前記作成部は、前記選択部
によって選択された第2の情報コンテンツを前記出力用
情報コンテンツの作成に用いる第1から第5のいずれか
の発明に記載の情報配信システムである。
【0034】第6の発明によれば、視聴者毎にその嗜好
に適した情報コンテンツを提供可能となる。
【0035】第7の発明(請求項2に対応)は、所定期
間の被挿入部を間欠的に挟みながら第1の情報コンテン
ツを配信するとともに、前記被挿入部に関する指示情報
を送信する送出部を備えた情報配信装置であって、その
情報配信装置からの前記第1の情報コンテンツは受信端
末によって受信され、その受信端末は、前記情報配信装
置からの前記第1の情報コンテンツ及び前記指示情報を
受信する受信部と、第2の情報コンテンツを記憶する記
憶部と、前記指示情報を利用して前記受信部によってリ
アルタイムに受信される前記被挿入部に前記記憶部に記
憶されている前記第2の情報コンテンツを挿入し又は挿
入せず出力用情報コンテンツを作成する作成部と、その
作成部によって作成された出力用情報コンテンツを出力
する出力部とを有する情報配信装置である。
【0036】第8の発明は、前記情報配信装置から配信
される前記被挿入部には所定の第3の情報コンテンツが
存在し、前記第2の情報コンテンツに置き換えられて出
力され、又は前記第2の情報コンテンツに置き換えられ
ず出力される第7の発明に記載の情報配信装置である。
【0037】第9の発明は、前記情報配信装置が、前記
第1の情報コンテンツと同じリアルタイム通信回線を用
いて前記第2の情報コンテンツを配信し、又は非リアル
タイム通信回線を用いて前記第2の情報コンテンツを配
信し、前記受信端末は前記第2の情報コンテンツを受信
する第7又は第8の発明に記載の情報配信装置である。
【0038】第10の発明は、前記指示情報には、前記
第1の情報コンテンツにおける前記被挿入部の時刻又は
場所の情報が含まれる第7から第9のいずれかの発明に
記載の情報配信装置である。
【0039】第11の発明は、前記指示情報には、前記
作成部によって前記出力用情報コンテンツの作成に用い
られる前記第2の情報コンテンツの種類を指示するコン
テンツ識別子が含まれる第7から第10のいずれかの発
明に記載の情報配信装置である。
【0040】第12の発明は、前記受信端末が、ユーザ
が過去に選択した第1の情報コンテンツに関する履歴情
報を保持する保持部と、前記記憶部に記憶されている前
記第2の情報コンテンツが複数存在する場合、前記保持
部に保持されている前記履歴情報に基づいて、前記記憶
部に記憶されているいずれかの前記第2の情報コンテン
ツを選択する選択部とを有し、前記作成部は、前記選択
部によって選択された第2の情報コンテンツを前記出力
用情報コンテンツの作成に用いる第7から第11のいず
れかの発明に記載の情報配信装置である。
【0041】第13の発明(請求項3に対応)は、所定
期間の被挿入部を間欠的に挟みながら第1の情報コンテ
ンツを配信するとともに、前記被挿入部に関する指示情
報を送信する情報配信装置からの前記第1の情報コンテ
ンツ及び前記指示情報を受信する受信部と、第2の情報
コンテンツを記憶する記憶部と、前記指示情報を利用し
て前記受信部によってリアルタイムに受信される前記被
挿入部に前記記憶部に記憶されている前記第2の情報コ
ンテンツを挿入し又は挿入せず出力用情報コンテンツを
作成する作成部と、その作成部によって作成された出力
用情報コンテンツを出力する出力部とを備えた受信端末
である。
【0042】第14の発明(請求項4に対応)は、前記
情報配信装置から配信される前記被挿入部には所定の第
3の情報コンテンツが存在し、前記第2の情報コンテン
ツに置き換えられて出力され、又は前記第2の情報コン
テンツに置き換えられず出力される第13の発明に記載
の受信端末である。
【0043】第15の発明(請求項5に対応)は、前記
情報配信装置が、前記第1の情報コンテンツと同じリア
ルタイム通信回線を用いて前記第2の情報コンテンツを
配信し、又は非リアルタイム通信回線を用いて前記第2
の情報コンテンツを配信し、前記受信端末は前記第2の
情報コンテンツを受信する第13又は第14の発明に記
載の受信端末である。
【0044】第16の発明(請求項6に対応)は、前記
指示情報には、前記第1の情報コンテンツにおける前記
被挿入部の時刻又は場所の情報が含まれる第13から第
15のいずれかの発明に記載の受信端末である。
【0045】第17の発明(請求項7に対応)は、前記
指示情報には、前記作成部によって前記出力用情報コン
テンツの作成に用いられる前記第2の情報コンテンツの
種類を指示するコンテンツ識別子が含まれる第13から
第16のいずれかの発明に記載の受信端末である。
【0046】第18の発明(請求項8に対応)は、ユー
ザが過去に選択した第1の情報コンテンツに関する履歴
情報を保持する保持部と、前記記憶部に記憶されている
前記第2の情報コンテンツが複数存在する場合、前記保
持部に保持されている前記履歴情報に基づいて、前記記
憶部に記憶されているいずれかの前記第2の情報コンテ
ンツを選択する選択部とを備え、前記作成部は、前記選
択部によって選択された第2の情報コンテンツを前記出
力用情報コンテンツの作成に用いる第13から第17の
いずれかの発明に記載の受信端末である。
【0047】上述した第1から第18の発明において、
第1の情報コンテンツが番組コンテンツであって、第2
の情報コンテンツがコマーシャルコンテンツであっても
よい。
【0048】第19の発明(請求項9に対応)は、情報
コンテンツを配信する第1装置と、その第1装置からの
前記情報コンテンツを受信する第2装置とを備え、その
第2装置は、前記第1装置からの前記情報コンテンツを
受信する受信部と、その受信部によって受信された前記
情報コンテンツを出力する出力部と、前記情報コンテン
ツに関連する関連コンテンツを記憶する記憶部と、前記
第2装置のユーザからのチャンネルの切り替え指示を検
知する検知部と、その検知部がチャンネルの切り替え指
示を検知した場合に、前記受信部におけるチャンネルの
切り替えが実質上完了するまでの間、前記関連コンテン
ツを前記記憶部から読み出す読み出し部とを有し、前記
出力部は、前記受信部におけるチャンネルの切り替えが
実質上完了するまでの間、前記読み出し部によって読み
出された関連コンテンツを出力する情報配信システムで
ある。
【0049】第19の発明によれば、チャンネルを切替
ながら所望の情報コンテンツを高速に検索することがで
き、かつ、通信チャネルの伝送能力を超えた量の情報コ
ンテンツを整合した形で提供することができる。
【0050】第20の発明は、前記第1装置が、前記情
報コンテンツに先だってその情報コンテンツに関連する
前記関連コンテンツを配信し、前記第2装置は前記第1
装置からの前記関連コンテンツを受信する第19の発明
に記載の情報配信システムである。
【0051】第20の発明によれば、チャンネルを切替
ながら所望の情報コンテンツを高速に検索することがで
き、かつ、実時間で配信される情報コンテンツに合成さ
れる情報として、動的に変化する関連コンテンツを利用
することができる。
【0052】第21の発明は、前記第1装置が、前記読
み出し部によって読み出される前記関連コンテンツの種
類を指示するコンテンツ識別子をも配信する第19又は
第20の発明に記載の情報配信システムである。
【0053】第21の発明によれば、チャンネルを切替
ながら所望の情報コンテンツを高速に検索することがで
き、かつ、記憶部上の関連コンテンツを、実時間で配信
される情報コンテンツと整合性を保って合成することが
できる。
【0054】第22の発明は、前記第2装置が、ユーザ
が過去に選択した情報コンテンツに関する履歴情報を保
持する保持部を有し、前記記憶部に記憶されている前記
関連コンテンツが複数存在する場合、前記読み出し部
は、前記保持部に保持されている前記履歴情報に基づい
て、前記記憶部に記憶されているいずれかの前記関連コ
ンテンツを選択し、その選択した関連コンテンツを読み
出す第19から第20のいずれかの発明に記載の情報配
信システムである。
【0055】第22の発明によれば、チャンネルを切替
ながら所望の情報コンテンツを高速に検索することがで
き、かつ、視聴者毎にその嗜好に適した関連コンテンツ
を提供することができる。
【0056】第23の発明(請求項10に対応)は、情
報配信装置からの情報コンテンツを受信する受信部と、
その受信部によって受信された前記情報コンテンツを出
力する出力部と、前記情報コンテンツに関連する関連コ
ンテンツを記憶する記憶部と、ユーザからのチャンネル
の切り替え指示を検知する検知部と、その検知部がチャ
ンネルの切り替え指示を検知した場合に、前記受信部に
おけるチャンネルの切り替えが実質上完了するまでの
間、前記関連コンテンツを前記記憶部から読み出す読み
出し部とを備え、前記出力部は、前記受信部におけるチ
ャンネルの切り替えが実質上完了するまでの間、前記読
み出し部によって読み出された関連コンテンツを出力す
る受信端末である。
【0057】第24の発明(請求項11に対応)は、前
記情報配信装置が、前記情報コンテンツに先だってその
情報コンテンツに関連する前記関連コンテンツを配信
し、前記受信端末は前記情報配信装置からの前記関連コ
ンテンツを受信する第23の発明に記載の受信端末であ
る。
【0058】第25の発明(請求項12に対応)は、前
記情報配信装置は、前記読み出し部によって読み出され
る前記関連コンテンツの種類を指示するコンテンツ識別
子をも配信する第23又は第24の発明に記載の受信端
末である。
【0059】第26の発明(請求項13に対応)は、ユ
ーザが過去に選択した情報コンテンツに関する履歴情報
を保持する保持部を備え、前記記憶部に記憶されている
前記関連コンテンツが複数存在する場合、前記読み出し
部は、前記保持部に保持されている前記履歴情報に基づ
いて、前記記憶部に記憶されているいずれかの前記関連
コンテンツを選択し、その選択した関連コンテンツを読
み出す第23から第25のいずれかの発明に記載の受信
端末である。
【0060】第27の発明(請求項14に対応)は、第
1の発明に記載の情報配信システムの、前記第1装置に
おける、前記第1の情報コンテンツを配信するととも
に、前記被挿入部に関する指示情報を送信する前記送出
部と、前記第2装置における、前記第1装置からの前記
第1の情報コンテンツ及び前記指示情報を受信する前記
受信部と、第2の情報コンテンツを記憶する前記記憶部
と、前記指示情報を利用して前記受信部によってリアル
タイムに受信される前記被挿入部に前記記憶部に記憶さ
れている前記第2の情報コンテンツを挿入し又は挿入せ
ず出力用情報コンテンツを作成する前記作成部と、その
作成部によって作成された出力用情報コンテンツを出力
する前記出力部との全部又は一部としてコンピュータを
機能させるためのプログラムである。
【0061】第28の発明(請求項15に対応)は、第
7の発明に記載の情報配信装置の、所定期間の被挿入部
を間欠的に挟みながら第1の情報コンテンツを配信する
とともに、前記被挿入部に関する指示情報を送信する前
記送出部の全部又は一部としてコンピュータを機能させ
るためのプログラムである。
【0062】第29の発明(請求項16に対応)は、第
13の発明に記載の受信端末の、所定期間に被挿入部を
間欠的に挟みながら第1の情報コンテンツを配信すると
ともに、前記被挿入部に関する指示情報を送信する情報
配信装置からの前記第1の情報コンテンツ及び前記指示
情報を受信する前記受信部と、第2の情報コンテンツを
記憶する前記記憶部と、前記指示情報を利用して前記受
信部によってリアルタイムに受信される前記被挿入部に
前記記憶部に記憶されている前記第2の情報コンテンツ
を挿入し又は挿入せず出力用情報コンテンツを作成する
前記作成部と、その作成部によって作成された出力用情
報コンテンツを出力する前記出力部との全部又は一部と
してコンピュータを機能させるためのプログラムであ
る。
【0063】第30の発明(請求項17に対応)は、第
23の発明に記載の受信端末の、情報配信装置からの情
報コンテンツを受信する前記受信部と、その受信部によ
って受信された前記情報コンテンツを出力する前記出力
部と、前記情報コンテンツに関連する関連コンテンツを
記憶する前記記憶部と、ユーザからのチャンネルの切り
替え指示を検知する前記検知部と、その検知部がチャン
ネルの切り替え指示を検知した場合に、前記受信部にお
けるチャンネルの切り替えが実質上完了するまでの間、
前記関連コンテンツを前記記憶部から読み出す前記読み
出し部との全部又は一部としてコンピュータを機能させ
るためのプログラムである。
【0064】本発明の一例をさらに説明すると、本発明
の一例としての情報配信システムでは、全受信者に共通
の情報コンテンツはリアルタイム通信回線によりリアル
タイムに配信され、受信者個別の情報コンテンツは非リ
アルタイム通信回線により予め配信され、受信端末の記
憶装置中に記録される。これにより、リアルタイム通信
回線の物理的な容量に制限されることなく、多数の情報
コンテンツを配信することができる。
【0065】また、前記記録装置からの情報コンテンツ
の読出しを、前記のリアルタイム通信回線で伝播される
制御情報を用いて配信サービスの提供者が制御する。こ
の読出し制御により、記憶装置に記憶された情報コンテ
ンツを、リアルタイム回線で伝送されている情報コンテ
ンツと整合性を保った状態で再生することができる。
【0066】また、本発明の一例としての情報配信シス
テムでは、各情報コンテンツに関する短時間(すなわ
ち、情報源の切替に要する時間程度)の要約コンテンツ
を非リアルタイム通信回線で配信して、受信端末の記憶
装置中に記録しておき、情報源の切替中に切替先の情報
コンテンツに関する要約コンテンツを再生する。これに
より、情報源を高速に切り替えながら所望の番組コンテ
ンツを検索することができる。
【0067】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図12を用いて説明する。
【0068】(実施の形態1)図1は、実施の形態1の
情報配信システムの全体構成を示す。サービス提供者1
000は、通信回線3000を介して複数の受信者(2
000−1、…)に対して、情報源500からの情報
(例えば、番組コンテンツ1S)を配信する。受信者2
000−1は、通信回線3000上のデータを受信する
受信端末100と、受信端末100が出力する映像信号
を表示するモニタ200と、受信端末100に対するユ
ーザ操作を送信するリモコン201から構成される。通
信回線3000は、リアルタイム性が要求されるデータ
を転送するためのリアルタイム通信回線10と、伝送に
関する遅延が許容されるデータを転送するための非リア
ルタイム通信回線20からなる。リアルタイム通信回線
10には、独立して通信可能な複数のリアルタイム通信
チャネル(11、12、…)が多重化されている。
【0069】図2は、サービス提供者1000の構成を
示す。サービス提供者1000は、全体の動作を制御す
る配信制御部310と、情報の送信を実行する配信部3
00と、配信される情報を格納している情報源500か
らなる。
【0070】サービス提供者1000は、リアルタイム
通信チャネル(11、12、…)毎に1つの情報源(5
00−1、500−2、…)を持つ。これらの情報源に
は、1つのリアルタイム通信チャネル上で実時間伝送さ
れる番組コンテンツ(例えば、1S−1)が保持されて
いる。またサービス提供者1000は、非リアルタイム
通信回線20上で伝送されるコンテンツを格納している
共通情報源501も持つ。共通情報源501には、コマ
ーシャルコンテンツ2Sや、各番組コンテンツ(1S−
1、1S−2、…)の概要を数秒程度のコンテンツで表
している番組要約コンテンツ3Sが格納されている。
【0071】配信部300は、非リアルタイム通信チャ
ネル(11、12、…)毎に情報送信を実行する送出部
(301−1、301−2,…)をもつ。送出部301
−1が送出する情報としては、情報源(500−1)か
らのコンテンツと、制御パケット生成部(302−1)
が生成した、受信動作を制御するためのパケット(例え
ば、後述する再生制御パケット6−1)がある。情報源
(500−1)からのコンテンツとしては、番組コンテ
ンツ(1T−1,1T−2)以外に、番組コンテンツの
間に挿入されることが番組編成時に決定されているコマ
ーシャル(デフォルト挿入コンテンツ5と呼ぶ)があ
る。
【0072】このデフォルト挿入コンテンツ5の代わり
に受信者個別のコマーシャルコンテンツを提供するため
に、非リアルタイム通信回線20を使用する。配信部の
非リアルタイム配信部303は非リアルタイム通信回線
20を用いて、共通情報源501上のコンテンツをそれ
が必要になる前に予め、先読みコンテンツ4Tとして転
送する。
【0073】図3は、受信端末100の構成を示す。受
信端末100は、全体の動作を制御するプロセッサ50
と、リモコン201からの信号を受取るリモコン信号受
信部60と、コンテンツを映像信号に変換するデコーダ
40と、コンテンツを記録するための映像用ハードディ
スク70と、制御情報を記録するための制御用ハードデ
ィスク80と、映像用ハードディスク70への録画を実
行する記録部30と、映像用ハードディスク70からの
読出しを実行する再生部31と、これらの要素を接続す
る制御バス51をもつ。
【0074】また受信端末100は、1つのリアルタイ
ム通信チャネル11からのデータを受信するためのチュ
ーナー1(9−1)と、非リアルタイム通信回線20か
らのデータを受信するためのチューナー2(9−2)を
もつ。チューナー1(9−1)で受信されたコンテンツ
(例えば、1T−1)はリアルタイムにデコーダ40へ
転送される。プロセッサ50は、チューナー1(9−
1)により受信される番組コンテンツを監視し、その履
歴を制御用HDD80中の視聴履歴8に記録する。チュ
ーナー2(9−2)で受信された先読みコンテンツ4T
は、記録部30により映像用HDD70へ保存映像71
として格納される。保存映像71は、制御用HDD80
中の保存映像情報7により管理される。
【0075】図4は、制御用HDD80に存在する、保
存映像情報7と視聴履歴8に関してそのフォーマットを
示している。
【0076】保存映像情報7は、対象となる保存映像を
一意に識別するための保存映像名710と、対象の保存
映像を表示するために必要な時間を表す所要時間720
と、対象の保存映像を記録しておく期間を表す有効期間
730と、対象の保存映像がもつ特性を表す属性740
と、対象の保存映像をジャンルに分類するためのジャン
ル分類750から構成される。属性740は複数の属性
値(741)からなる。例えば、保存映像「松下電機の
新型冷蔵庫のコマーシャル」の属性740は、「コンテ
ンツ型=コマーシャル」、「提供元=松下電機」、「主
題=家電製品」および、「副題1=冷蔵庫」となる。ジ
ャンル分類750は、スポーツ、音楽、料理、インテリ
ア等のジャンルに対して対象の保存映像がどの程度関連
しているかを表す帰属度751により表される。例え
ば、保存映像「松下電機の新型冷蔵庫のコマーシャル」
のジャンル分類750は、「料理への帰属度=80
%」、「インテリアへの帰属度=10%」となる。
【0077】視聴履歴8は、受信者がどのジャンル81
0に属する番組をどの程度の頻度820で見たかを表す
履歴エントリ800から構成されており、受信者の嗜好
を推測するために使用する。例えば、ある受信者の視聴
履歴8が、「スポーツ=5%」、「音楽=10%」、
「料理=50%」、「インテリア=20%」ならば、こ
の受信者は料理に興味をもつと判断できる。
【0078】図3に示すモニタ出力90では、番組コン
テンツ1(1M−1)と番組コンテンツ2(1M−2)
の間に、リアルタイム通信チャネル1(11)上で転送
されてきたデフォルト挿入コンテンツ5の代わりに、映
像用HDDに記録されているコマーシャルコンテンツ1
(2R−1)がモニタ出力されている(2M−1)。こ
のような、映像用HDDに記録されている保存映像71
の再生は、リアルタイム通信回線1(11)上の再生制
御パケット1(6−1)を介してサービス提供者100
0により制御される。
【0079】図5は、再生制御パケット6のフォーマッ
トを示している。再生制御パケット6は、保存映像を再
生する時間帯を指示する再生時間指示610と、再生す
る保存映像を同定するための再生コンテンツ指示620
から構成される。
【0080】再生時間指示610は、再生を開始する時
刻を表す開始時刻611と、再生の継続時間を表す所要
時間612からなる。例えば、図3の再生制御パケット
1(6−1)では、再生時間指示610はデフォルト挿
入コンテンツ5が占める時間区分を表す。
【0081】再生コンテンツ指示620は、デフォルト
挿入コンテンツ5を保存映像71で置き換えるための条
件を表すデフォルト適合度621と、再生する保存映像
を限定するための条件を表す条件仕様630からなる。
条件仕様630は、保存映像の属性についてそれがもつ
べき実現値を表した条件631の集合である。例えば、
「松下電機の家電製品の15秒コマーシャル」に関する
再生制御パケットは、「コンテンツ型=コマーシャ
ル」、「提供元=松下電機」、「主題=家電製品」の条
件仕様630をもつ。なお、再生制御パケット6は指示
情報の一例である。
【0082】図6は、プロセッサ50における保存映像
の再生制御アルゴリズムを表している。再生制御パケッ
ト6を受信する(900)と、まず、受信した再生制御
パケット6の指示に基づいて、再生可能な保存映像の集
合を検索する(910)。次に、検索された再生可能な
保存映像群から、視聴履歴8に基づいて視聴者の嗜好に
最適なものを1つ決定する(920)。
【0083】その後、決定された最適な保存映像の再生
を予約する(930)。再生制御パケットの受信処理に
おける各ステップについて、図7を用いて説明する。
【0084】「再生可能な保存映像の集合を検索する処
理」910では、受信した再生制御パケット6のもつ情
報(図5参照)と、保存映像情報7(図4参照)を用い
て、映像用HDD70に記録されている保存映像71か
ら、再生可能な部分集合を同定する。保存映像情報中の
各映像情報700について、ステップ913で各映像情
報の所要時間720が再生制御パケットで指示された所
要時間612と一致するかチェックし、ステップ914
で映像情報の属性740が再生制御パケットで指示され
た条件仕様630に適合するかどうかをチェックする。
この2つのチェックをパスした映像情報700は、ステ
ップ915で「再生可能な保存映像の集合」に追加され
る。
【0085】「視聴者の嗜好に適合する保存映像を決定
する処理」920では、受信者の嗜好を表す視聴者履歴
8(図4参照)を用いて、910で求めた「再生可能な
保存映像の集合」から最適なものを1つ決定する。「再
生可能な保存映像の集合」の各映像情報700につい
て、ステップ923において視聴者嗜好への適合度を算
出する。これは、ステップ926において、映像情報の
ジャンル分類750に記述されている各ジャンルについ
て、映像情報の帰属度751に視聴履歴の視聴頻度82
0を乗じた値を適合度として加算していくことで実行さ
れる。例えば、保存映像のジャンル分類750が「料理
への帰属度=80%」、「インテリアへの帰属度=10
%」であり、受信者の視聴履歴8が、「料理=50
%」、「インテリア=20%」ならば、この保存映像の
受信者嗜好への適合度は、「0.8×0.5 + 0.
1×0.2」より0.42となる。このようにして算出
した「保存映像の受信者嗜好への適合度」について、最
大の値をもつ保存映像を最適として選択する(ステップ
927)。
【0086】「最適な保存映像の再生を予約する処理」
930では、与えられた保存映像の再生を起動する。ス
テップ931で、保存映像の適合度を、再生制御パケッ
トのデフォルト適合度621と比較する。保存映像の適
合度の方が小さい場合は、その再生を起動せず、デフォ
ルト挿入コンテンツ5をそのまま出力する。保存映像の
適合度がデフォルト適合度621以上である場合は、ス
テップ933でその保存映像が再生制御パケットの再生
時間指示610で指定された時間区分に再生されるよう
にスケジューリングする。
【0087】再生をスケジューリングされた保存映像に
対して、プロセッサ50は図8に示す手順950により
再生を起動する時刻に達したかを監視する。時刻に達し
ていれば、ステップ960において保存映像の再生を開
始する。これにより、図3に示すように、保存映像71
が再生部31を経由してデコーダ40へ入力される。
【0088】図9により、デコーダ40における再生映
像に対する処理を説明する。デコーダ40は2つの入力
ポート、すなわち、チューナー1(9−1)からの受信
映像を受取る入力ポート1(41−1)と、再生部31
からの保存映像を受取る入力ポート2(41−2)をも
つ。各入力ポートから入力された映像コンテンツは、2
つの独立な先入先出し(FIFO)バッファすなわち、
受信映像用のメディアデータバッファ1(42−1)と
再生映像用のメディアデータバッファ2(42−2)に
一時的格納される。
【0089】映像コンテンツは、1つの画面イメージ
(例えば、60分の1秒毎のコマ映像)を表す動画フレ
ーム400が表示時刻の早い順に並んだシーケンスで構
成される。各動画フレーム400は、動画イメージを表
す圧縮データ420と、それを復号して表示する時刻を
表すタイムスタンプ410からなる。圧縮データ420
は復号部45において映像イメージとして復号され、モ
ニタ出力90から出力される。動画フレームの例として
は、MPEG2のPES(Packetized Elementary St
ream)パケット等がある。
【0090】再生部31からの各動画フレームは、タイ
ムスタンプシフト回路46によりタイムスタンプ410
を対応する保存映像の再生開始時刻からのオフセット値
に変換した後で、メディアデータバッファ2(42−
2)へ格納される。
【0091】セレクタ44は、各メディアデータバッフ
ァ(42−1,42−2)の先頭に位置する動画フレー
ム400について、そのタイムスタンプとシステムクロ
ック43から与えられる現在時刻とを比較し、タイムス
タンプで示された時刻に達している場合はその動画フレ
ーム400を取出す。
【0092】セレクタ44は、どちらのメディアデータ
バッファから読込んだ動画フレームを優先的に処理する
かを、制御バス51を介してプロセッサ50から指示さ
れる。例えば、メディアデータバッファ2(42−2)
から取出した動画フレームを優先的に処理する場合は、
メディアデータバッファ2(42−2)からの動画フレ
ームが一旦抽出されると、それ以降はメディアデータバ
ッファ2からの動画フレームが復号部45へ送られ、そ
の間に受信したメディアデータバッファ1(42−1)
からの動画フレームは廃棄される。メディアデータバッ
ファ2からの動画フレームが所定の期間途絶えると、メ
ディアデータバッファ1(42−1)から抽出される動
画フレームが復号部45へ送られるようになる(逆に、
メディアデータバッファ1からの動画フレームを優先す
ることが可能である)。このセレクタ44の機能によ
り、受信映像と保存映像を動画フレーム単位で切替える
ことができる。
【0093】本実施の形態の効果について、図10を用
いて述べる。上述の処理により、全受信者に共通のコマ
ーシャルであるデフォルト挿入コンテンツ5を、受信者
個別の嗜好に応じたコマーシャルコンテンツ(2M−
1)に差し替えて、表示することができる。例えば、図
3の再生制御パケット6−1が「松下電機の家電製品の
15秒コマーシャル」であり、デフォルト挿入コンテン
ツ5が「松下電機の新型テレビのコマーシャル」である
場合でも、料理に興味のある受信者には「冷蔵庫のコマ
ーシャル」を表示し、音楽に興味のある受信者には「ミ
ニコンポのコマーシャル」を表示することができる。
【0094】本実施の形態では、視聴者個別に配信され
るコンテンツとしてコマーシャル映像について示した
が、番組コンテンツのある部分を多様化することに本発
明を適用することも可能である。これにより、リアルタ
イム通信回線10の通信容量による制限を越えて、番組
コンテンツを多重化することが可能となる。本発明によ
り高多重化されたマルチプログラム放送は、クイズ番組
等の視聴者参加型の番組において、視聴者の選択肢を多
様化する点で有用である。
【0095】また、本実施の形態では映像配信サービス
について述べたが、その他のリアルタイム・コンテンツ
の配信に本発明を適用することも可能である。例えば、
インターネット上でハイパーテキスト情報を配信する場
合は、インターネット通信回線の伝送能力により制約さ
れる、単位時間あたりの情報転送量を超えた配信が本発
明により可能となる。
【0096】また、本実施の形態では2つの通信回線、
すなわち、リアルタイム通信回線10と非リアルタイム
通信回線20を用いたが、これら2つの通信回線が物理
的に個別のものである必要性はない。1つの物理的な通
信回線上に、リアルタイム通信回線10と非リアルタイ
ム通信回線20が論理的に多重化されている形態に対し
ても、本発明を適用可能である。
【0097】なお、本実施の形態では、本発明の情報配
信システムの第1装置の一例として、また本発明の情報
配信装置の一例として配信部300(例えば図1参照)
を用いた。
【0098】また、本実施の形態では、本発明の情報配
信システムの第2装置の一例として受信端末100を用
いた。また、本発明の情報配信システムの第2装置の、
また本発明の受信端末の、受信部の一例としてチューナ
ー1(9−1)(図3参照、以下同じ)を、記憶部の一
例として映像用HDD70を、作成部の一例としてプロ
セッサ50を、出力部の一例としてデコーダ40を、保
持部の一例として制御用HDD80を、選択部の一例と
してプロセッサ50を、それぞれ用いた。
【0099】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2の情報配信システムについて説明する。本実施の形
態2の情報配信システムの構成は上述した実施の形態1
の情報配信システムの構成と同様であるので説明を省略
し、本実施の形態2では、映像配信システムおけるチャ
ネル切替時の動作について説明する。図11は、受信端
末100のチューナー1で受信しているリアルタイム通
信チャネルをチャネル1(11)からチャネル2(1
2)に切替えた場合を表している。
【0100】非リアルタイム通信回線20上では、全て
の番組コンテンツ(1T−1,1T−2,…)に対して
その内容を数秒程度の映像で表した番組要約コンテンツ
3Tが、予め配信される。
【0101】受信した番組要約コンテンツ3Tは、映像
用HDD70に保存映像71として保存され、保存映像
情報7を用いて管理される。保存された番組要約コンテ
ンツ3Rを管理する保存映像情報7は、図4に示す有効
期限730として、対象とする番組コンテンツが配信さ
れている時間区分が設定される。また、属性740にお
いて、対象とする番組コンテンツが配信されるリアルタ
イム通信チャネル10を表す「対象チャネル」属性をも
つ。
【0102】プロセッサ50は、リモコン信号受信60
を介してチャネル切替指示を受取ると、チューナー1
(9−1)の周波数切替を実行すると同時に、映像用H
DD(70)から番組要約コンテンツの再生を開始す
る。再生する番組要約コンテンツとしては、切替先のチ
ャネル(本例では、チャネル2(12))を前記「対象
チャネル」属性としてもち、かつ、有効期限730が現
時刻を含むもの(本例では、番組2要約コンテンツ3R
−2)を選択する。これにより、切替先のチャネルで現
在放送中の番組コンテンツに対する番組要約コンテンツ
が選択される。
【0103】番組要約コンテンツの再生を起動する時
は、デコーダ40のセレクタ44(図9参照)が、再生
部31からの動画フレームよりチューナー1からの動画
フレームを優先するように指示する。これにより、要約
コンテンツの表示はチャネル切替が完了すると、切替先
のチャネルで受信される番組コンテンツに自動的に切替
わる。
【0104】図12に、チャネル切替時のモニタ出力を
示す。チャネル切替時は、チューニングの所要時間、コ
ンテンツのデータ境界に起因する遅延等により、リアル
タイム通信回線からデータを受信できない期間(図12
の4000)が生じる。本実施の形態によれば、このチ
ャネル切替所要時間4000の間は、切替先の番組コン
テンツ(1M−2)に関する番組要約コンテンツ(3M
−2)が表示される。これにより、チャネルを高速に切
り替えながら所望の番組を検索すること(チャネルサー
フィン)が可能となる。
【0105】なお、本実施の形態では、本発明の情報配
信システムの第1装置の一例として配信部300(例え
ば図1参照)を用いた。
【0106】また、本実施の形態では、本発明の情報配
信システムの第2装置の一例として受信端末100を用
いた。また、本発明の情報配信システムの第2装置の、
また本発明の受信端末の、受信部の一例としてチューナ
ー1(9−1)(図11参照、以下同じ)を、出力部の
一例としてデコーダ40を、記憶部の一例として映像用
HDD70を、検知部の一例としてリモコン信号受信部
60及びプロセッサ50を、読み出し部の一例としてプ
ロセッサ50を、保持部の一例として制御用HDD80
を、それぞれ用いた。
【0107】上述したように、本発明の実施の形態の情
報配信システムでは、全受信者に共通の情報コンテンツ
はリアルタイム通信回線によりリアルタイムに配信さ
れ、受信者個別の情報コンテンツは非リアルタイム通信
回線により予め配信され、受信端末の記憶装置中に記録
されるので、リアルタイム通信回線の物理的な容量に制
限されることなく、多数の情報コンテンツを配信するこ
とができる。
【0108】また、前記記録装置からの情報コンテンツ
の読出しを、前記のリアルタイム通信回線で伝播される
制御情報を用いて配信サービスの提供者が制御すること
により、記憶装置に記憶された情報コンテンツを、リア
ルタイム回線で伝送されている情報コンテンツと整合性
を保った状態で再生することができる。
【0109】したがって本実施の形態によれば、個別性
の高いマルチメディア情報を低い通信コストで、かつ、
整合性を保った形で配信する配信システムを提供するこ
とができる。
【0110】また、本発明の実施の形態の情報配信シス
テムでは、各情報コンテンツに関する短時間(すなわ
ち、情報源の切替に要する時間程度)の要約コンテンツ
を非リアルタイム通信回線で配信して、受信端末の記憶
装置中に記録しておき、情報源の切替中に切替先の情報
コンテンツに関する要約コンテンツを再生するので、情
報源を高速に切り替えながら所望の番組コンテンツを検
索することが可能となる。
【0111】また、本発明は、上述した本発明の情報配
信システム、情報配信装置、及び受信端末の全部又は一
部の構成部の機能をコンピュータにより実行させるため
のプログラムであって、コンピュータと協働して動作す
るプログラムである。
【0112】なお、本発明の一部の構成部とは、それら
の複数の構成部の内の、幾つかの構成部を意味し、ある
いは、一つの構成部の内の、一部の機能を意味するもの
である。
【0113】また、本発明のプログラムを記録した、コ
ンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれ
る。
【0114】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録
され、コンピュータと協働して動作する態様であっても
良い。また、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送
媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コン
ピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0115】また、記録媒体としては、ROM等が含ま
れ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、
光・電波・音波等が含まれる。
【0116】また、上述した本発明のコンピュータは、
CPU等の純然たるハードウエアに限らず、ファームウ
エアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良
い。
【0117】なお、以上説明した様に、本発明の構成
は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア
的に実現しても良い。
【0118】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、配信される第1の情報コンテンツのあら
かじめ決められた期間にのみ第2の情報コンテンツを挿
入可能とする情報配信システムと、あらかじめ決められ
た期間にのみ第2の情報コンテンツを挿入可能とする第
1の情報コンテンツを配信する情報配信装置と、第1の
情報コンテンツのあらかじめ決められた期間に第2の情
報コンテンツを挿入可能な受信端末とを提供することが
できる。
【0119】また、本発明は、チャンネル切り替え完了
までの間に、チャンネル切り替えの後又は前のチャンネ
ルに関連した情報を出力する受信端末、及び情報配信シ
ステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の情報配信システムの構成
【図2】本発明の実施の形態の情報配信システムにおけ
るサービス提供者の構成図
【図3】本発明の実施の形態1の情報配信システムにお
ける受信端末の構成図
【図4】本発明の実施の形態の受信端末において管理さ
れる制御情報の説明図
【図5】本発明の実施の形態のサービス提供者が送出す
る制御情報パケットの説明図
【図6】本発明の実施の形態1の受信端末における受信
処理の説明図
【図7】本発明の実施の形態1の受信端末における受信
処理のサブルーティンの説明図
【図8】本発明の実施の形態1の受信端末における保存
映像の再生起動処理の説明図
【図9】本発明の実施の形態の受信端末におけるデコー
ダの構成図
【図10】視聴者個別コマーシャルをモニタ出力する一
例を示す図
【図11】本発明の実施の形態2の情報配信システムに
おける受信端末の構成図
【図12】チャネルを切替えた時のモニタ出力の一例を
示す図
【図13】従来技術における映像配信システムの一例を
示す図
【図14】従来技術における映像配信システムの第二の
例を示す図
【図15】従来技術における映像配信システムの第三の
例を示す図
【符号の説明】
1S サービス提供者の保有する番組コンテンツ 1T 通信回線上を伝送中の番組コンテンツ 1R 受信端末のハードディスク中に保存された番組コ
ンテンツ 1M モニタへ出力された番組コンテンツ 2S サービス提供者の保有するコマーシャルコンテン
ツ 2T 通信回線上を伝送中のコマーシャルコンテンツ 2R 受信端末のハードディスク中に保存されたコマー
シャルコンテンツ 2M モニタへ出力されたコマーシャルコンテンツ 3S サービス提供者の保有する番組要約コンテンツ 3T 通信回線上を伝送中の番組要約コンテンツ 3R 受信端末のハードディスク中に保存された番組要
約コンテンツ 3M モニタへ出力された番組要約コンテンツ 4S サービス提供者の保有する先読み映像コンテンツ 4T 通信回線上を伝送中の先読み映像コンテンツ 4R 受信端末のハードディスク中に保存された先読み
映像コンテンツ 4M モニタへ出力された先読み映像コンテンツ 5 デフォルト挿入コンテンツ 6 再生制御パケット 7 保存映像情報 8 視聴履歴 9 チューナ 10 リアルタイム通信回線 11 チャネル1 12 チャネル2 20 非リアルタイム通信回線 30 記録部 31 再生部 40 デコーダ 50 プロセッサ 51 制御バス 55 コマーシャル選択機構 56 コマーシャル挿入機構 57 映像挿入部 60 リモコン信号受信部 65 ハードディスク 70 映像用ハードディスク 71 保存映像 80 制御用ハードディスク 90 モニタ出力 100 受信端末 200 モニタ 201 リモコン 300 配信部 301 送出部 302 制御パケット生成部 303 非リアルタイム配信部 400 配信制御部 401 サーババス 500 情報源 501 共通情報源 610 再生時間指示 611 開始時間 612 所要時間 620 再生コンテンツ指示 621 デフォルト適合度 630 条件仕様 631 条件 700 映像情報 710 保存映像名 720 所要時間 730 有効期間 740 属性 741 属性値 750 ジャンル分類 751 ジャンルへの帰属度 800 履歴エントリ 810 番組ジャンル 820 視聴頻度 900 再生制御パケットの受信手順 910 再生可能な保存映像の集合を検索する手順 920 視聴者の嗜好に適合する保存映像を決定する手
順 930 最適な保存映像の再生を予約する手順 950 再生を起動する時間に達した時の処理手順 1000 サービス提供者 2000 受信者 3000 通信回線 4000 チャネル切替の所要時間
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/16

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定期間の被挿入部を間欠的に挟みなが
    ら第1の情報コンテンツを配信する第1装置と、その第
    1装置からの前記第1の情報コンテンツを受信する第2
    装置とを備え、 前記第1装置は、前記第1の情報コンテンツを配信する
    とともに、前記被挿入部に関する指示情報を送信する送
    出部を有し、 前記第2装置は、前記第1装置からの前記第1の情報コ
    ンテンツ及び前記指示情報を受信する受信部と、第2の
    情報コンテンツを記憶する記憶部と、前記指示情報を利
    用して前記受信部によってリアルタイムに受信される前
    記被挿入部に前記記憶部に記憶されている前記第2の情
    報コンテンツを挿入し又は挿入せず出力用情報コンテン
    ツを作成する作成部と、その作成部によって作成された
    出力用情報コンテンツを出力する出力部とを有する情報
    配信システム。
  2. 【請求項2】 所定期間の被挿入部を間欠的に挟みなが
    ら第1の情報コンテンツを配信するとともに、前記被挿
    入部に関する指示情報を送信する送出部を備えた情報配
    信装置であって、 その情報配信装置からの前記第1の情報コンテンツは受
    信端末によって受信され、その受信端末は、前記情報配
    信装置からの前記第1の情報コンテンツ及び前記指示情
    報を受信する受信部と、第2の情報コンテンツを記憶す
    る記憶部と、前記指示情報を利用して前記受信部によっ
    てリアルタイムに受信される前記被挿入部に前記記憶部
    に記憶されている前記第2の情報コンテンツを挿入し又
    は挿入せず出力用情報コンテンツを作成する作成部と、
    その作成部によって作成された出力用情報コンテンツを
    出力する出力部とを有する情報配信装置。
  3. 【請求項3】 所定期間の被挿入部を間欠的に挟みなが
    ら第1の情報コンテンツを配信するとともに、前記被挿
    入部に関する指示情報を送信する情報配信装置からの前
    記第1の情報コンテンツ及び前記指示情報を受信する受
    信部と、 第2の情報コンテンツを記憶する記憶部と、 前記指示情報を利用して前記受信部によってリアルタイ
    ムに受信される前記被挿入部に前記記憶部に記憶されて
    いる前記第2の情報コンテンツを挿入し又は挿入せず出
    力用情報コンテンツを作成する作成部と、 その作成部によって作成された出力用情報コンテンツを
    出力する出力部とを備えた受信端末。
  4. 【請求項4】 前記情報配信装置から配信される前記被
    挿入部には所定の第3の情報コンテンツが存在し、前記
    第2の情報コンテンツに置き換えられて出力され、又は
    前記第2の情報コンテンツに置き換えられず出力される
    請求項3に記載の受信端末。
  5. 【請求項5】 前記情報配信装置は、前記第1の情報コ
    ンテンツと同じリアルタイム通信回線を用いて前記第2
    の情報コンテンツを配信し、又は非リアルタイム通信回
    線を用いて前記第2の情報コンテンツを配信し、前記受
    信端末は前記第2の情報コンテンツを受信する請求項3
    又は4に記載の受信端末。
  6. 【請求項6】 前記指示情報には、前記第1の情報コン
    テンツにおける前記被挿入部の時刻又は場所の情報が含
    まれる請求項3から5のいずれかに記載の受信端末。
  7. 【請求項7】 前記指示情報には、前記作成部によって
    前記出力用情報コンテンツの作成に用いられる前記第2
    の情報コンテンツの種類を指示するコンテンツ識別子が
    含まれる請求項3から6のいずれかに記載の受信端末。
  8. 【請求項8】 ユーザが過去に選択した第1の情報コン
    テンツに関する履歴情報を保持する保持部と、 前記記憶部に記憶されている前記第2の情報コンテンツ
    が複数存在する場合、前記保持部に保持されている前記
    履歴情報に基づいて、前記記憶部に記憶されているいず
    れかの前記第2の情報コンテンツを選択する選択部とを
    備え、前記作成部は、前記選択部によって選択された第
    2の情報コンテンツを前記出力用情報コンテンツの作成
    に用いる請求項3から7のいずれかに記載の受信端末。
  9. 【請求項9】 情報コンテンツを配信する第1装置と、
    その第1装置からの前記情報コンテンツを受信する第2
    装置とを備え、 その第2装置は、前記第1装置からの前記情報コンテン
    ツを受信する受信部と、その受信部によって受信された
    前記情報コンテンツを出力する出力部と、前記情報コン
    テンツに関連する関連コンテンツを記憶する記憶部と、
    前記第2装置のユーザからのチャンネルの切り替え指示
    を検知する検知部と、その検知部がチャンネルの切り替
    え指示を検知した場合に、前記受信部におけるチャンネ
    ルの切り替えが実質上完了するまでの間、前記関連コン
    テンツを前記記憶部から読み出す読み出し部とを有し、 前記出力部は、前記受信部におけるチャンネルの切り替
    えが実質上完了するまでの間、前記読み出し部によって
    読み出された関連コンテンツを出力する情報配信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 情報配信装置からの情報コンテンツを
    受信する受信部と、その受信部によって受信された前記
    情報コンテンツを出力する出力部と、前記情報コンテン
    ツに関連する関連コンテンツを記憶する記憶部と、ユー
    ザからのチャンネルの切り替え指示を検知する検知部
    と、その検知部がチャンネルの切り替え指示を検知した
    場合に、前記受信部におけるチャンネルの切り替えが実
    質上完了するまでの間、前記関連コンテンツを前記記憶
    部から読み出す読み出し部とを備え、 前記出力部は、前記受信部におけるチャンネルの切り替
    えが実質上完了するまでの間、前記読み出し部によって
    読み出された関連コンテンツを出力する受信端末。
  11. 【請求項11】 前記情報配信装置は、前記情報コンテ
    ンツに先だってその情報コンテンツに関連する前記関連
    コンテンツを配信し、 前記受信端末は前記情報配信装置からの前記関連コンテ
    ンツを受信する請求項10に記載の受信端末。
  12. 【請求項12】 前記情報配信装置は、前記読み出し部
    によって読み出される前記関連コンテンツの種類を指示
    するコンテンツ識別子をも配信する請求項10又は11
    に記載の受信端末。
  13. 【請求項13】 ユーザが過去に選択した情報コンテン
    ツに関する履歴情報を保持する保持部を備え、 前記記憶部に記憶されている前記関連コンテンツが複数
    存在する場合、前記読み出し部は、前記保持部に保持さ
    れている前記履歴情報に基づいて、前記記憶部に記憶さ
    れているいずれかの前記関連コンテンツを選択し、その
    選択した関連コンテンツを読み出す請求項10から12
    のいずれかに記載の受信端末。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の情報配信システム
    の、 前記第1装置における、前記第1の情報コンテンツを配
    信するとともに、前記被挿入部に関する指示情報を送信
    する前記送出部と、 前記第2装置における、前記第1装置からの前記第1の
    情報コンテンツ及び前記指示情報を受信する前記受信部
    と、第2の情報コンテンツを記憶する前記記憶部と、前
    記指示情報を利用して前記受信部によってリアルタイム
    に受信される前記被挿入部に前記記憶部に記憶されてい
    る前記第2の情報コンテンツを挿入し又は挿入せず出力
    用情報コンテンツを作成する前記作成部と、その作成部
    によって作成された出力用情報コンテンツを出力する前
    記出力部との全部又は一部としてコンピュータを機能さ
    せるためのプログラム。
  15. 【請求項15】 請求項2に記載の情報配信装置の、所
    定期間の被挿入部を間欠的に挟みながら第1の情報コン
    テンツを配信するとともに、前記被挿入部に関する指示
    情報を送信する前記送出部の全部又は一部としてコンピ
    ュータを機能させるためのプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項3に記載の受信端末の、所定期
    間の被挿入部を間欠的に挟みながら第1の情報コンテン
    ツを配信するとともに、前記被挿入部に関する指示情報
    を送信する情報配信装置からの前記第1の情報コンテン
    ツ及び前記指示情報を受信する前記受信部と、 第2の情報コンテンツを記憶する前記記憶部と、 前記指示情報を利用して前記受信部によってリアルタイ
    ムに受信される前記被挿入部に前記記憶部に記憶されて
    いる前記第2の情報コンテンツを挿入し又は挿入せず出
    力用情報コンテンツを作成する前記作成部と、 その作成部によって作成された出力用情報コンテンツを
    出力する前記出力部との全部又は一部としてコンピュー
    タを機能させるためのプログラム。
  17. 【請求項17】 請求項10に記載の受信端末の、情報
    配信装置からの情報コンテンツを受信する前記受信部
    と、その受信部によって受信された前記情報コンテンツ
    を出力する前記出力部と、前記情報コンテンツに関連す
    る関連コンテンツを記憶する前記記憶部と、ユーザから
    のチャンネルの切り替え指示を検知する前記検知部と、
    その検知部がチャンネルの切り替え指示を検知した場合
    に、前記受信部におけるチャンネルの切り替えが実質上
    完了するまでの間、前記関連コンテンツを前記記憶部か
    ら読み出す前記読み出し部との全部又は一部としてコン
    ピュータを機能させるためのプログラム。
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