JP2002344031A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
発光を反映した発光強度を検出し、その検出信号に基づ
いて各LEDの駆動を制御することにより、各LEDの発光特
性が異なった条件下でも、所定の発光状態を得ることが
可能な照明装置を提供する。 【解決手段】 2次元方向に分散配置された複数個のLE
D8と、複数個のLEDを一体的に被覆した透明樹脂層10
と、透明樹脂層の内部、表面上もしくは近傍に配置され
た光検出素子9によりLEDの発光強度を検出する光検出
部と、光検出部による検出出力に基づいてLEDの駆動を
制御する電源回路部とを備える。光検出素子の個数はLE
Dよりも少く、光検出素子は、透明樹脂層を伝搬してき
たLEDの発光強度を検出する。
Description
オード(以下、LEDと略記する)を備えた照明装置に関
する。
ゲン電球と比較して、高い信頼性や長寿命といった特徴
を持つLEDは、近年の発光効率の向上に伴いこれらの光
源の代替として用いる事が考えられている。
の光しか発生しないため、白色光を得るには、特開20
00−208815号公報記載のように、青色を発する
LEDをその発光により黄緑色に発光する蛍光体と組み合
わせたもの、あるいは特開平11−163412号公報
記載のように、赤、青、緑など複数のLEDを組み合わせ
たものを用いる必要がある。
換に伴う効率低下が必ず発生し、効率の面から好ましい
方法ではない。また、この方法では、LEDの発光波長と
蛍光体の発光波長の組み合わせによって発光色が一意に
決まってしまうため、光色の制御は不可能であり、蛍光
体の劣化などによって色調が初期段階と比較してずれた
場合でも修正は不可能である。さらに製造工程によっ
て、蛍光体膜厚やLEDの出力及び発光波長にばらつきが
生じるため、光色を統一させる事が難しいといった問題
もある。
用いる方式では、高い発光効率が得られ、発光色も調整
が可能になる。その半面、各色のLEDが異なる組成や材
料で作製されている事から、発光出力の温度依存性や劣
化速度が異なり、使用条件によって色調が変わってくる
といった問題がある。
ー表示装置のバックライト用光源としてLEDを用いる方
式における、上記と同様な問題を解決するための方法が
記載されている。すなわち、各発光色のLEDの輝度レベ
ルを検出するための光センサーを用い、光センサーの検
出値に従って各発光色のLEDの輝度レベルを調整するた
めの制御を行い、一定した所定の色調を得ることを可能
とする。
は、カラー表示装置のような比較的低レベルの光量を用
いる装置には容易に適用できるが、本発明の対象とする
ような照明装置に直ちに適用することはできない。照明
装置は、カラー表示装置に比べるとより多数のLEDが用
いられ、それらのLEDの駆動を適切に制御するために
は、多数のLEDからの発光を反映した検出出力が得られ
る構造が必要だからである。
精度が得られるが、多数のLEDに対してそのような構成
を用いることは、装置の規模が増大し、コストも高くな
るため実用的ではない。これに対して、上記の特開平1
0−49074号公報には、1個の光センサーを各発光
色に対して共用する方法が記載されているが、照明用光
源のように多数のLEDが分散して配置された場合におい
て、全てのLEDからの発光を反映した検出出力を得るの
に適した構成については考慮されていない。
のLEDからの発光を反映した発光強度を検出し、その検
出信号に基づいて各LEDの駆動を制御することにより、
各LEDの発光特性が異なった条件下でも、所定の発光状
態を得ることが可能な照明装置を提供することを目的と
する。
なくとも2次元方向に分散配置された複数個のLEDと、
前記複数個のLEDを一体的に被覆した透明樹脂層と、前
記透明樹脂層の内部、表面上もしくは近傍に配置された
光検出素子により前記LEDの発光強度を検出する光検出
部と、前記光検出部による検出出力に基づいて前記LED
の駆動を制御する電源回路部とを備える。前記光検出素
子の個数は前記LEDよりも少く、前記光検出素子は、前
記透明樹脂層を伝搬してきた前記LEDの発光強度を検出
する。
明樹脂層を伝搬して光検出素子により検出されるので、
多数のLEDを用いた場合でも、少数の光検出素子により
多数のLEDからの発光を反映した検出が可能である。従
って、長期に渡って連続的に発光出力を一定に保つ事が
可能となる。
チップ実装され、前記透明樹脂層は、前記LED及び前記
基板を被覆するように設けられた構成とすることができ
る。
脂層の表面が略平行であり、各LED相互の間隔の最大値
をdとし、前記透明樹脂層の屈折率をnとしたとき、前
記透明樹脂層の厚さhが下記式の条件を満足するように
構成する。
吸収されることを防止でき、光の取り出し効率を高める
ことができるとともに、光検出素子への入射光量を増大
させることができる。
と、前記基板の表面に設けられた金属膜とを更に備え、
前記窪みの壁面は傾斜面をなして前記金属膜により反射
面が形成され、前記窪みの底部に複数個の前記LEDが実
装され、前記窪みを含む前記基板を被覆するように前記
透明樹脂層が設けらた構成とすることができる。
数の各発光色についてそれぞれ複数個設けられ、前記光
検出部は、前記光検出素子により前記LEDの発光強度を
各発光色ごとに検出し、前記制御回路は、前記光検出部
からの各発光色ごとの検出出力に基づいて、各発光色ご
との前記LEDの発光強度のバランスが所定の状態になる
ように、前記LEDの駆動を制御する構成とすることがで
きる。
LEDの各発光色ごとに、対応する各発光色の発光ピーク
波長に受光感度が一致する光検出器を備えてもよい。そ
れにより、発光色が互いに異なるLEDの発光強度を、発
光色ごとに検出することが容易となる。
電圧で順次点灯させられ、前記光検出部は、発光色数以
下の個数の前記光検出素子により、前記点灯のタイミン
グと同期して光検出を行うことにより、複数の発光色に
対して前記光検出素子を兼用して光検出を行う構成とす
ることもできる。この構成によれば、たとえば赤、緑、
青といった順でそれぞれの発光色を持つLEDを発光さ
せ、同じタイミングで光検出器からの出力電圧をモニタ
ーすることにより、それぞれの光色の出力比がわかる。
この比を、設定した所定の値になるようにLEDの駆動を
制御することにより、所望の色調を得たり、一定の発光
強度を得たりする事が可能となる。
点灯させられる前記LEDは、相互間の距離が、前記LEDの
アレイ中で隣接する前記LED間の距離よりも大きいよう
に配置されていることが好ましい。LEDは発光している
間に熱を発生させるため、同時に熱を発生するLEDの配
置間隔を大きくすれば、相互の熱の影響を避けることが
でき、素子の高密度実装に際して発生する熱の低減を図
ることが可能となる。
ティングを施すことが好ましい。透明樹脂層の表面に、
例えばMgF2などの反射防止膜を形成することによ
り、樹脂内部を伝播する光を効率的に外部に取り出すこ
とが可能となる。
入された前記光検出素子および前記LEDと、前記電源回
路部とを、同一基板に実装した構成とする。光源部と光
源部を制御する回路部分を同一基板上に実装することに
より、照明装置の一体化、小型化、薄型化を実現するこ
とが可能となる。
て、図面を用いて説明する。
わせた、本発明の実施の形態における照明装置の基本的
なシステムを示す。LED光源部1は、複数のLEDを並べた
発光面2と、光検出部3とから構成される。電源回路部
4は、制御回路5と駆動回路6とから構成される。これ
らの要素は、同一基板上に作製することが可能であり、
また、それぞれ分離して離れた位置に設置し、配線によ
り接続することも可能である。光検出部3は、光検出素
子として例えばホトダイオードを用いて構成することが
できる。光検出部3は、発光面2の光出力を検出し、そ
の検出出力が制御回路5に入力される。制御回路5は、
発光面2の光出力が所定の設定値と比較して大きい場合
には駆動回路6の出力電力を絞り、その結果、発光面2
の発光出力が減じられる。発光面2の光出力が所定の設
定値と比較して小さい場合は、その逆の動作となる。
イオード等を用いた光検出部3を用いて検出し、駆動回
路6の動作をフィードバック制御することにより、LED
の劣化や熱特性の相違が生じた場合においても、発光強
度の維持、あるいは複数の光色のLEDを用いた際の発光
強度比の維持や所定の光色の発生が可能になる。
り、LEDに発光色や発光強度の差があっても所定の光色
が実現可能となるため、LEDの選別を行う必要がなくな
る。
り具体的に説明する。
態1におけるLED光源部の平面図を示す。同図のA−
A′断面図を図2Bに示す。このLED光源部において
は、基板7上に、複数の単色のLED8と、1個の光検出
素子9が実装され、透明樹脂層10によって覆われるこ
とにより、一体化されている。光検出素子9は、透明樹
脂層10を伝播してくる光を検出するので、複数のLED
8に対して1個配置すれば、発光強度を適切に検出する
ことができる。
放熱するために金属製基板が望ましいが、エポキシ樹脂
やそれにアルミナを含ませたコンポジット基板でもよ
い。基板7には窪み7aが形成され、各LED8は窪み7
aの底面部にベアチップ実装されている。窪み7aの傾
斜部および底面部に金属メッキ11を施すことにより、
LED8の発光を効率よく前面に向けて放射することがで
きる。さらに基板7の上面全面に金属メッキ11を施す
ことにより、透明樹脂層10により内部に反射された光
を再び外部に向けて反射させることができ、LED8の発
光の外部への取り出し効率を高めることができる。
熱膨張係数の小さなエポキシ樹脂を用いることが望まし
く、特にLED8の発熱が大きく樹脂の変質が問題となる
場合には、シリコーン樹脂を用いることが望ましい。こ
れらの透明樹脂層は、成型することによりレンズ機能な
どを持たせることが可能である。またLED8は、ベアチ
ップ実装以外にも、一般的な砲弾型や面実装タイプなど
の形態で用い、さらに透明樹脂層10で覆ってもよい。
一の透明樹脂層10で封入することにより、全てのLED
8の発する光が樹脂中を伝播して、光検出素子9に入射
する。従って、LED8の数より少ない数の光検出素子9
により、全てのLED8の発光を反映した検出出力を得る
ことが可能となる。
に、透明樹脂層10の厚さを適切に設定することが望ま
しい。例えば、基板7の上面と透明樹脂層10の表面が
略平行である場合には、透明樹脂層10の厚さh(図2
B参照)が下記式(1)の条件を満足するように設定す
ればよい。この式において、dは各LED8相互の間隔の
最大値(図2A参照)、nは透明樹脂層10の屈折率で
ある。
して吸収されることを防止でき、光の取り出し効率を高
めることができるとともに、光検出素子9への入射光量
を増大させることができる。
ップのLED8を実装するとともに、Si基板に、光検出素
子9としてホトダイオードを、例えばレーザーダイオー
ドユニットのように作り込むこともできる。それによ
り、モジュールの小型化、構造の簡略化、あるいは組立
工程や部品点数の削減によるコスト削減を図ることがで
きる。
基板7上に実装されることにより、平面上、すなわち2
次元方向に分散配置されている。この形態は薄型が得ら
れ、照明装置として最も好ましいが、本発明は、それ以
外の形態にも適用可能である。すなわち、複数のLEDが
多少3次元方向も含めて配置されていても、透明樹脂層
10中を伝搬した光を検出することによる効果を得るこ
とは可能である。
いて、1つの発光色のモジュールを構成した例である。
すなわち、このようなモジュールを複数色について作成
し、組み合わせて、白色光の照明装置を構成することが
できる。その場合は、各モジュールの光検出素子9から
の出力を、図1に示す制御回路5にそれぞれ入力するこ
とにより制御を行う。
LED8を用いることもできる。その場合は、後述する実
施の形態3のように制御を行えばよい。
態2におけるLED光源部の平面図を示す。同図のB−
B′断面図を図3Bに示す。このLED光源部において
は、基板7上に、それぞれ赤、緑、青の発光色をもつLE
D12〜14が実装され、透明樹脂層10がそれらを覆
っている。透明樹脂層10の端部には、各色用の光検出
素子15〜17が配置されている。
ぞれ各色のLED12〜14の発光波長領域のみを透過す
る分光フィルター18〜20が取り付けられ、各発光色
に対応した光検出器が構成されている。それにより、各
光検出素子15〜17は、透明樹脂層10の中を伝播し
てくる光の波長強度分布を各色領域で測定する。分光フ
ィルター18〜20の特性は、各発光色の発光ピーク波
長に受光感度が一致するように構成することが望まし
い。
の発光強度、及び発光強度比を所定の設定値に保つよう
に、制御回路によりLED12〜14用の各駆動回路の動
作をフィードバック制御する。
出素子9のように、透明樹脂層中に埋め込まれた形態に
してもよい。
態3における照明装置のLED光源部の平面図を示す。同
図のC−C′断面図を図4Bに示す。本実施形態のLED
照明装置は、各光色のLEDをパルス電圧により順次点灯
させ、発光色の数よりも少ない光検出素子により、複数
色のLEDの発光強度を検出できるように構成されてい
る。
源部は、基板21上に実装された各々赤、緑、青の発光
色をもつLED22〜24を有する。LED22〜24は、透
明樹脂層10によって覆われている。透明樹脂層10
は、基板21の側部から背面部まで達する光ガイド部1
0aを有する。基板21の背面近傍に、光ガイド部10
aの基板21側の端部に面して、光検出素子25が配置
されている。LED22〜24からの発光は、透明樹脂層
10を伝播し、光ガイド部10aを経由して光検出素子
25に導かれる。
ミングで発光させられる。従って光検出素子25は、各
発光色毎に順次発光強度の検出を行うことができ、3つ
の発光色のLEDに対して共通に1個設ければよい。
ティング26が施されている。反射防止コーティング2
6は、蒸着が容易で機械的に強く安定である、Mg
F2、TiO2、SiO2、CeO2、CeF3、ZnS、
ZrO2などが望ましい。これらを透明樹脂層10の表
面にコーティングすることにより、内部を伝播するLED
22〜24からの発光が、大気との界面で再び内部に向
かって反射される割合を減少させることができる。
動用のパルス電圧のタイミングチャートを示す。パルス
電圧27〜29は、クロック信号30に同期して順次赤
(R)、緑(G)、青(B)のLED22〜24が点灯す
るように出力される。光検出素子25は、クロック信号
30によって検出値をリセットする。従って、光検出素
子25により時系列的に得られた電圧値の比は、LED2
2〜24の各発光出力比を表している。その比を所定の
設定値に保つように、LED22〜24を駆動する回路の
動作を制御回路でフィードバック制御し、各色のLED2
2〜24を発光させる。
る際に、発光色ごとに順次点灯させ、同じタイミングで
発光強度を検出しフィードバック制御することにより、
一つのホトダイオードで複数色のLEDの駆動を制御する
ことが可能となる。
い方が好ましく、10ms以下の周期のパルス電圧を用
いることが望ましい。
態4におけるLED光源部の平面図を示す。このLED光源部
においては、LEDの駆動は実施の形態3と同様に行われ
る。ただしLEDアレイ中、相互間の距離が遠い複数のLED
が同時に点灯するように、各LEDの配置及び各LEDの発光
タイミングが設定されている。
発光色に応じて、それぞれa系列、b系列、c系列にグ
ループ分けされて配線されている。それにより、LED3
2〜34は、各系列別に点灯する。同時に点灯する各LE
Dは、相互間の距離が大きくなるように、LED32〜34
が配置されている。使用されるLEDの個数によって必ず
しも条件を充足できない場合もあるが、例えば、同時に
発光するLEDは、相互に隣接していないLEDのみとなるよ
うに設定される。言い換えれば、各発光色ごとに同時に
点灯させられるLEDは、相互間の距離が、LEDのアレイ中
で隣接するLED間の距離よりも大きいことが望ましい。
に、a系列にはパルス電圧35が、b系列にはパルス電
圧36が、c系列にはパルス電圧37が、それぞれクロ
ック信号38に同期して印加され、それぞれが順次点灯
する。従って、同時に点灯するLEDは、相互に距離の遠
い同じ系列のLEDのみとなる。それにより、LEDから発生
する熱の分布を拡散させることが可能となり、LEDを集
積して実装した際の、温度上昇によるLEDの素子寿命や
発光効率の低下を緩和することができる。
態5における照明装置の平面図示す。同図のD−D′断
面図を図6Bに示す。この照明装置は、複数のLEDを透
明樹脂層中に実装した照明装置を複数組み合わせた構成
を有する。
9が、照明器具40に固定されている。照明器具40の
内部には、光検出素子41と、LEDを制御及び駆動する
電源回路42が配置されている。各LED光源部39は、L
ED43を透明樹脂層44により基板45と一体化して構
成されている。LED光源部39は、照明器具40に嵌め
込んで取り付けることができ、また取り外すことも可能
で着脱自在となっており、従って交換可能である。光検
出素子41は、嵌め込まれたLED光源部39における透
明樹脂層44の端部に面するように配置され、上記の実
施形態と同様に、透明樹脂層44中を各LED43から伝
搬してくる光を好適に検出することができる。
ように、発光色の異なるLED43を組み合わせて用いた
構成としても良いし、あるいは実施の形態1のように単
一発光色のLED43を用い、異なる発光色のLED光源部3
9を組合せて本実施形態の照明装置を構成することもで
きる。但しそれに応じて、光検出素子41および電源回
路42の構成を適切に選択する必要がある。
に実装し、透明樹脂層で封入したものをユニット化し、
複数のユニットを同一平面状で点灯させることにより、
広い面積を照明することが可能となる。またユニット化
することにより、素子不良等で一部のLEDが不点灯にな
った場合も、その部分のみを容易に交換することが可能
となる。その上、将来効率の高いLEDが開発されても、
上記の制御方式を用いることにより、LEDの大きさや形
状、駆動電圧に依らず、同じ駆動回路と制御回路を用い
て点灯させることができる。
D8を実装した構造を、図7A、Bに示すように、複数
のLED53を実装した構造に置き換えた場合でも、上記
と同様な効果を得ることができる。図7Aは、LED光源
部の一部の平面図を示す。同図のE−E′断面図を図7
Bに示す。これらの図は、図2Aの窪み7aの1個に相
当する部分を示したものである。
けられた窪み52の底部に、複数個(図では9個)のLE
D53がベアチップ実装され、透明樹脂層54によって
覆われることにより、一体化されている。窪み52の壁
面は緩やかな傾斜部を形成し、基板51の表面に金属メ
ッキ55を施すことにより、窪み52の壁面により大き
な反射板が形成されている。図示は省略したが、光検出
素子が、透明樹脂層54の内部、表面上もしくは近傍に
配置されている。
53を実装した構造とすることにより、指向性を持たせ
たLED光源の大幅な薄型化が可能になる。また、このよ
うな構造においては、光検出素子により透明樹脂層54
内を伝搬する発光を検出する方法が、検出精度の向上に
特に有利である。
R、G、B各色のLED12、13、14について、それ
ぞれ適用してもよい。すなわち、各色について、1つの
窪み52に複数個のLEDを実装した構造とする。
明樹脂層を伝搬して光検出素子により検出されるので、
多数のLEDを用いた場合でも、少数の光検出素子により
多数のLEDからの発光を反映した検出が可能であり、各L
EDの発光特性が異なった条件下でも、所定の発光状態を
得ることができる。
図
を示す平面図
を示す平面図
を示す平面図
形図
を示す平面図
形図
を示す平面図
LED 9、15〜17、25、41 光検出素子 10、44、54 透明樹脂層 10a 光ガイド部 11、55 金属メッキ 18〜20 分光フィルター 26 反射防止コーティング 27〜29、35〜37 パルス電圧 30、8 クロック信号 39 LED光源部 40 照明器具 42 電源回路
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくとも2次元方向に分散配置された
複数個のLEDと、前記複数個のLEDを一体的に被覆した透
明樹脂層と、前記透明樹脂層の内部、表面上もしくは近
傍に配置された光検出素子により前記LEDの発光強度を
検出する光検出部と、前記光検出部による検出出力に基
づいて前記LEDの駆動を制御する電源回路部とを備え、 前記光検出素子の個数は前記LEDよりも少く、前記光検
出素子は、前記透明樹脂層を伝搬してきた前記LEDの発
光強度を検出することを特徴とする照明装置。 - 【請求項2】 前記LEDは基板にベアチップ実装され、
前記透明樹脂層は、前記LED及び前記基板を被覆するよ
うに設けられている請求項1に記載の照明装置。 - 【請求項3】 前記基板の上面と前記透明樹脂層の表面
が略平行であり、各LED相互の間隔の最大値をdとし、
前記透明樹脂層の屈折率をnとしたとき、前記透明樹脂
層の厚さhが下記式の条件を満足することを特徴とする
請求項2に記載の照明装置。 h>d/(2×tan(arcsin(1/n)) - 【請求項4】 前記基板の表面部に設けられた窪みと、
前記基板の表面に設けられた金属膜とを更に備え、前記
窪みの壁面は傾斜面をなして前記金属膜により反射面が
形成され、前記窪みの底部に複数個の前記LEDが実装さ
れ、前記窪みを含む前記基板を被覆するように前記透明
樹脂層が設けられている請求項2に記載の照明装置。 - 【請求項5】 前記LEDは、複数の各発光色についてそ
れぞれ複数個設けられ、前記光検出部は、前記光検出素
子により前記LEDの発光強度を各発光色ごとに検出し、
前記制御回路は、前記光検出部からの各発光色ごとの検
出出力に基づいて、各発光色ごとの前記LEDの発光強度
のバランスが所定の状態になるように、前記LEDの駆動
を制御することを特徴とする請求項1に記載の照明装
置。 - 【請求項6】 前記光検出部は、前記LEDの各発光色ご
とに、対応する各発光色の発光ピーク波長に受光感度が
一致する光検出器を備えたことを特徴とする請求項5に
記載の照明装置。 - 【請求項7】 前記LEDは、各発光色ごとにパルス電圧
で順次点灯させられ、前記光検出部は、発光色数以下の
個数の前記光検出素子により、前記点灯のタイミングと
同期して光検出を行うことにより、複数の発光色に対し
て前記光検出素子を兼用して光検出を行う請求項5に記
載の照明装置。 - 【請求項8】 各発光色ごとに同時に点灯させられる前
記LEDは、相互間の距離が、前記LEDのアレイ中で隣接す
る前記LED間の距離よりも大きくなるように配置されて
いる請求項5に記載の照明装置。 - 【請求項9】 前記透明樹脂層表面に反射防止膜コーテ
ィングを施した請求項1に記載の照明装置。 - 【請求項10】 前記透明樹脂層に一体封入された前記
光検出素子および前記LEDと、前記電源回路部とを、同
一基板に実装した請求項1に記載の照明装置。
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