JP2002343184A - 押釦スイッチ - Google Patents

押釦スイッチ

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JP2002343184A
JP2002343184A JP2001140666A JP2001140666A JP2002343184A JP 2002343184 A JP2002343184 A JP 2002343184A JP 2001140666 A JP2001140666 A JP 2001140666A JP 2001140666 A JP2001140666 A JP 2001140666A JP 2002343184 A JP2002343184 A JP 2002343184A
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Kazunari Takahashi
一成 高橋
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動接点の形状を変えることなくハウジング
の幅を小さくでき、スイッチの小型化が図れると共に、
接点部の接触信頼性の向上が図れる押釦スイッチの構造
を提供する。 【解決手段】 収納部1aを有するハウジング1と、こ
の収納部1aの中央に配設された中央固定接点2a、及
びこの中央固定接点2aを挟んで対向する位置に、中央
固定接点2aより突出して配設された周辺固定接点2
b、2bと、この周辺固定接点2b、2bに周縁部が当
接されると共に、ドーム状に膨出した中央接点部4aが
中央固定接点2aと対峙して収納部1a内に配設された
可動接点4とを備え、可動接点4には、周縁部から外方
へ突出する突部4cが設けられており、この突部4cの
突出基部を周辺固定接点2bの接触部2cの幅内に載置
すると共に、突部4cの先端を周辺固定接点2bの接触
部2cよりも外方へ突出させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押圧されることに
よりドーム状の可動接点が反転して接点の接離を行う押
釦スイッチに係り、特に携帯用電子機器などに使用され
る小型の押釦スイッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の押釦スイッチの構造を図3乃至図
5に示す。図3は押釦スイッチの平面図、図4は図3の
4−4線における断面図、図5は図3の5−5線におけ
る断面図である。
【0003】従来の押釦スイッチは、収納部を有する方
形状のハウジング11と、このハウジング11の収納部
に配設された中央固定接点12a及び周辺固定接点12
bと、この中央固定接点12a及び周辺固定接点12b
上に対向して配設された可動接点14と、この可動接点
14上に配設され、前記収納部を覆うと共に、前記ハウ
ジング11の上面に取り付けられたカバーシート15と
から構成されている。
【0004】前記ハウジング11は、合成樹脂などの絶
縁材で方形状の箱形に形成されており、内部に略円形状
の収納部11aを有している。この収納部11aの中央
には、導電性の金属材からなる中央固定接点12aが、
内底面に表出して配設されており、この中央固定接点1
2aを挟んで対向する位置には、この中央固定接点12
aより一段突出した状態で、同じく導電性の金属材から
なる周辺固定接点12b、12bが配設されている。
【0005】また、前記ハウジング11の収納部11a
には、前記周辺固定接点12bの配置位置、及びこの配
置位置に直交する方向に対向してそれぞれ第1、第2の
凹溝部11b、11cが形成されている。
【0006】前記可動接点14は、導電性の金属板で円
盤状に形成されており、周縁部から所定の角度で立ち上
がるスカート部と、このスカート部に連続するドーム状
の膨出部14aからなり、対向する周縁部には外方へ突
出する一対の突部14cが設けられている。この突部1
4cは、前記可動接点14をフープ材のつなぎ桟部から
単品に切断した際の切断残りであり、前記可動接点14
が前記ハウジング11の収納部11aに収納された時に
は、この突部14cが前記第2の凹溝部11cに配置さ
れるようになっている。
【0007】前記可動接点14を前記収納部11aに収
納する際に、収納部11aに配設された前記周辺固定接
点12bに前記可動接点14の周縁部を当接して載置す
るが、前記周辺固定接点12bを前記中央固定接点12
aよりも一段高く形成してあるので、ドーム状の膨出部
14aの反転時の操作ストロークが確保されると共に、
フープ材のつなぎ桟部の切断残りである前記突部14c
を、前記周辺固定接点12bと干渉しないように90度
回転した方向に設けられた前記第2の凹溝部11cに配
置するようにしてあるので、前記周辺固定接点12b上
への可動接点14の座りがよく、また、前記突部14c
との削れによる金属粉の発生がないため、良好な操作フ
ィーリングが得られるものとなっている。
【0008】前記カバーシート15は、略方形状の樹脂
シートで形成されており、前記可動接点14を押圧する
操作部として使用されると共に、前記ハウジング11の
収納部11aを覆い、上面に取り付けられることで、前
記可動接点14の飛び出しや、接点部内への塵埃など異
物の侵入を防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の押釦スイッチの構造においては、前記可動接点
14の周縁部にはフープ材とのつなぎ桟部の切断残りで
ある前記突部14cが残っていることから、この突部1
4cが前記可動接点14を載置する前記周辺固定接点1
2bを削って金属粉が発生するのを防止するために前記
ハウジング11の収納部11aに逃げ用の第2の凹溝部
11cを設けており、この第2の凹溝部11cを前記周
辺固定接点12bの配置位置やハウジング11上に取り
付けられる前記カバーシート15の固着スペースとの干
渉を避けて90度回転した方向に形成していることか
ら、この第2の凹溝部11cを設けなければならない
分、ハウジング11が大きくなってしまい小型化が図れ
ないという問題があった。
【0010】また、前記突部14cが設けられた可動接
点14の周縁部は、前記周辺固定接点12bや前記ハウ
ジング11により支持されていないことから、スイッチ
操作時の反転動作の繰り返しによって前記突部14cの
根元付近にクラック(亀裂)が生じ易くなるという問題
があった。
【0011】したがって、本発明では上述した問題点を
解決し、可動接点の形状を変えることなくハウジングの
幅を小さくでき、スイッチの小型化が図れると共に、接
点部の接触信頼性の向上が図れる押釦スイッチの構造を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では第1の手段として、収納部を有するハウジ
ングと、この収納部の中央に配設された中央固定接点、
及びこの中央固定接点を挟んで対向する位置に、中央固
定接点より突出して配設された周辺固定接点と、この周
辺固定接点に周縁部が当接されると共に、ドーム状に膨
出した中央接点部が前記中央固定接点と対峙して前記収
納部内に配設された可動接点とを備え、前記可動接点に
は、周縁部から外方へ突出する突部が設けられており、
この突部の突出基部を前記周辺固定接点の接触部の幅内
に載置すると共に、前記突部の先端を前記周辺固定接点
の接触部よりも外方へ突出させたことを特徴とする。
【0013】また、第2の手段として、前記ハウジング
の収納部には、前記周辺固定接点の周りに、この周辺固
定接点をハウジングの側壁から離間する凹溝部を形成
し、この凹溝部内に前記可動接点の突部の先端を配置し
たことを特徴とする。
【0014】また、第3の手段として、前記可動接点
は、周縁部から所定の角度で立ち上がるスカート部と、
このスカート部に連続するドーム状の膨出部とを有し、
前記突部が前記スカート部の外周端を突出基部として、
前記ハウジングの収納部内底面にほぼ平行に延設されて
いることを特徴とする。
【0015】また、第4の手段として、前記突部が、前
記可動接点をフープ材とのつなぎ桟部から切断して単品
とした際に可動接点の周縁部に残る、つなぎ桟部の切断
残りであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の押釦スイッチの実施
の形態を図1及び図2に示す。図1は押釦スイッチの周
辺固定接点及び中央固定接点を通る縦断面図、図2はハ
ウジングと可動接点との配置状態を示す平面図である。
【0017】図において、ハウジング1は、合成樹脂な
どの絶縁材で内部に収納部1aを有する方形状で上面が
開口された箱形に形成されている。このハウジング1の
収納部1aの内底面中央には、導電性の金属板からなる
中央固定接点2aが、上面側が表出された状態で配設さ
れており、この中央固定接点2aを挟んで対向する位置
には、この中央固定接点2aより一段突出した状態で接
触部2cが所定の幅で形成された、同じく導電性の金属
材からなる周辺固定接点2b、2bが配設されている。
また、前記ハウジング1の対向する外側面には、前記中
央固定接点2a、及び周辺固定接点2b、2bから導出
され、外方に突出された接続端子3a、3bが形成され
ている。
【0018】また、前記ハウジング1の収納部1aに
は、前記周辺固定接点2bの配設位置の周りに、この周
辺固定接点2bを前記ハウジング1の側壁から離間させ
て、成形時に周辺固定接点2bに樹脂が被るのを防止す
るための凹溝部1bが形成されている。この凹溝部1b
内に後述する可動接点4の周縁部から外方へ突出する突
部4cが配置されるものとなっており、この場合には、
前記突部4cの突出基部が前記周辺固定接点2bの接触
部2cの幅内に載置され、また、前記突部4cの先端が
前記周辺固定接点2bの接触部2cよりも外方へ突出さ
れた状態で前記凹溝部1b内に配置されるものとなって
いる。
【0019】可動接点4は、導電性の金属板で略円盤状
に形成されており、周縁部から所定の角度で立ち上がる
スカート部4bと、このスカート部4bに連続するドー
ム状の膨出部4aが形成されており、この膨出部4aの
頂部下面が中央接点部となっている。また、前記可動接
点4の周縁部には、径方向の対向する位置に外方に突出
する突部4cが形成されており、この突部4cは、前記
スカート部4bの外周端を突出基部として、前記ハウジ
ング1の収納部1a内底面にほぼ平行に延設されたもの
となっている。
【0020】前記突部4cは、複数個の前記可動接点4
を図示しないフープ材のつなぎ桟部からそれぞれ単品に
切断した際に前記可動接点4の周縁部に残る切断残りで
あり、つなぎ桟部を設けることにより前記可動接点4の
複数個取りが可能となっている。また、前記可動接点4
が前記ハウジング1の収納部1aに収納された時には、
この突部4cが前記凹溝部1b内に配置されて前記ハウ
ジング1との干渉を防ぐようになっている。
【0021】また、前記可動接点4が前記収納部1aに
収納される際、前記収納部1aに配設された前記周辺固
定接点2bの上面に前記可動接点4の周縁部が当接され
た状態で載置されるが、前記周辺固定接点2bを前記中
央固定接点2aよりも一段高く形成してあるので、前記
周辺固定接点2b上への可動接点4の座りがよく、ま
た、ドーム状の膨出部4aの反転時の操作ストロークが
確保されるため、操作フィーリングが良好となる。
【0022】また、前記可動接点4をフープ材から単品
に切断した際の、つなぎ桟部の切断残りである前記突部
4cを、前記収納部1aの凹溝部1b内に配置する場合
に、前記突部4cの突出基部が前記周辺固定接点2bの
接触部2cの幅内に載置されるようになっており、ま
た、前記突部4cの先端が前記周辺固定接点2bの接触
部2cよりも外方へ突出した状態で前記凹溝部1b内に
配置されるようになっているため、前記突部4cの先端
が前記周辺固定接点2bと干渉しないので、前記突部4
cとの削れによる金属粉の発生がなく、良好な操作フィ
ーリングと接触信頼性とが得られるものとなっている。
【0023】また、前記突部4cと、前記周辺固定接点
2cの配置方向を同じにすることができるため、この方
向にのみ前記収納部1aの凹溝部1bを形成すれば良
く、これと直交する方向に別途凹溝部を設ける必要がな
いので、前記ハウジング1の幅を小さくすることが可能
となり、ハウジング1の小型化が図れるものとなる。
【0024】また、前記突部4cの突出基部を前記周辺
固定接点2bの接触部2cの幅内で受けるようにしたこ
とから、前記突部4cの突出基部(根元部)への応力集
中が低減され、クラックの発生を防止することが可能と
なっている。
【0025】また、前記突部4cは、前記スカート部4
bの外周端を突出基部として、前記ハウジング1の収納
部1a内底面にほぼ平行に延設されたものとなっている
ことから、前記スカート部4bを有するような前記可動
接点4に対してもスカート部4bの撓みを阻害すること
がなく、良好な操作フィーリングを得ることができるも
のとなる。
【0026】ステム5は、合成樹脂などの絶縁材で略円
柱状に形成されている。このステム5には、前記ハウジ
ング1の開口から突出して押圧操作される操作部5aが
設けられており、この操作部5aの下面側には、下方に
突出され、前記可動接点4の膨出部4a上面に当接して
可動接点4を下方に押圧する押圧突部5bが形成されて
いる。また、前記操作部5aの外周縁部には、前記ステ
ム5の押圧操作時に、前記ハウジング1の収納部1a内
壁面に案内される鍔部5cが形成されている。
【0027】前記ステム5の押圧操作時には、前記鍔部
5cの下端部が前記収納部1aの底面周縁部に形成され
た段部1cと当接することにより、前記ステム5のそれ
以上の押し込みが規制されるものとなっている。また、
前記ステム5の復帰時には、前記鍔部5cが、前記ハウ
ジング1の収納部1aの開口部上面側に固着される、後
述するカバー6の内面に係止されることにより、前記ス
テム5の外方への飛び出しを防止している。
【0028】カバー6は、合成樹脂などの絶縁材で略方
形状に形成されている。このカバー6には、中央に前記
ステム5の操作部5aが突出される貫通孔6aが設けら
れており、また、方形状の四隅部には、図示しないが前
記ハウジング1の上面側に形成された図示しない固着用
の突起が挿通される挿通孔が形成されたものとなってい
る。 この挿通孔に前記ハウジング1の突起が挿通され
てプレスなどの方法でかしめられることにより前記カバ
ー6が前記ハウジング1の上面側に固着されるものとな
っている。
【0029】次に、上記構成の押釦スイッチの動作を説
明する。図1に示すように、前記ステム5が非押圧操作
状態では、前記可動接点4は前記スカート部4bの周縁
部に対向して設けられた前記突部4cの突出基部は、前
記周辺固定接点2b、2bの上面と接触しているが、ド
ーム状の前記膨出部4aが前記中央固定接点4aとは離
間した状態となっており、スイッチはオフ状態となって
いる。
【0030】この状態から、前記ステム5が指などで押
圧操作されると、前記ステム5の操作部5a下方に設け
られた前記押圧突部5bが、前記可動接点4の膨出部4
a頂部上面を押圧してこの膨出部4aを下方へ押し下げ
るものとなる。
【0031】この時、前記可動接点4の膨出部4aが下
方へ押圧されることで、前記可動接点4は、前記突部4
cの突出基部下面を支点として、前記膨出部4aが下方
へ反転することとなる。このため、前記膨出部4aの頂
部下面が前記中央固定接点2aと接触し、前記周辺固定
接点2b、2bと中央固定接点2aとが導通されてスイ
ッチはオン状態となる。
【0032】これと共に、前記ステム5の外周縁部に形
成された前記鍔部5cの下端部が前記収納部1aに形成
された前記段部1cの上面部と当接することによりスト
ッパーとなり、前記ステム5のそれ以上の押し込みが規
制されるものとなっている。
【0033】この状態から、前記ステム5への押圧力を
解除すると、前記可動接点4の前記膨出部4cが自身の
弾性で反転して初期の状態に復帰すると共に、この際の
付勢力によって前記ステム5が上方へ押圧されて初期位
置へと復帰するものとなる。この時、前記膨出部4aが
反転するのに伴って、前記膨出部4aの頂部下面が前記
中央固定接点2aから離間するものとなりスイッチはオ
フ状態となる。
【0034】上記構成によれば、前記ハウジング1の収
納部1aに配設された前記周辺固定接点2bに周縁部が
当接されると共に、ドーム状に膨出した膨出部4a(中
央接点部)が前記中央固定接点2aと対峙して前記収納
部1a内に配設された前記可動接点4を、周縁部から外
方へ突出する前記突部4cの突出基部を前記周辺固定接
点2bの接触部2cの幅内に載置すると共に、前記突部
4cの先端を前記周辺固定接点2bの接触部2cよりも
外方へ突出させるように配置したことから、前記突部4
cの先端が前記周辺固定接点2bと干渉しないので、前
記突部4cとの削れによる金属粉の発生がなく、良好な
操作フィーリングが得られるものとなっている。また、
前記突部4cの突出基部を前記周辺固定接点2bの接触
部2cの幅内で受けるようにしたことから、前記突部4
cの突出基部(根元部)への応力集中が低減され、クラ
ックの発生を防止することが可能となっている。
【0035】また、前記ハウジング1の収納部1aに、
前記周辺固定接点2bの周りに周辺固定接点2bを前記
ハウジング1の側壁から離間して樹脂被りを防止するた
めの前記凹溝部1bを形成し、この凹溝部1b内に前記
可動接点4の突部4cの先端を配置したことから、前記
突部4cと、前記周辺固定接点2bの配置方向を同じに
することができるため、この方向にのみ前記収納部1a
の凹溝部1bを形成すれば良く、これと直交する方向に
別途凹溝部を設ける必要がないので、前記ハウジング1
の幅を小さくすることが可能となり、ハウジング1の小
型化が図れるものとなっている。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の押釦スイ
ッチは、収納部を有するハウジングと、この収納部の中
央に配設された中央固定接点、及びこの中央固定接点を
挟んで対向する位置に、中央固定接点より突出して配設
された周辺固定接点と、この周辺固定接点に周縁部が当
接されると共に、ドーム状に膨出した中央接点部が中央
固定接点と対峙して収納部内に配設された可動接点とを
備え、可動接点には、周縁部から外方へ突出する突部が
設けられており、この突部の突出基部を周辺固定接点の
接触部の幅内に載置すると共に、突部の先端を周辺固定
接点の接触部よりも外方へ突出させたことから、突部の
先端が周辺固定接点と干渉しないので、突部との削れに
よる金属粉の発生がなく、良好な操作フィーリングが得
られるものとなる。また、突部の突出基部を周辺固定接
点の接触部の幅内で受けるようにしたことから、突部の
突出基部(根元部)への応力集中が低減され、クラック
の発生を防止することが可能となる。
【0037】また、ハウジングの収納部には、周辺固定
接点の周りに、この周辺固定接点をハウジングの側壁か
ら離間する凹溝部を形成し、この凹溝部内に可動接点の
突部の先端を配置したことから、突部と、周辺固定接点
の配置方向を同じにすることができるため、この方向に
のみ収納部の凹溝部を形成すれば良く、これと直交する
方向に別途凹溝部を設ける必要がないので、ハウジング
の幅を小さくすることが可能となり、ハウジングの小型
化が図れる。
【0038】また、可動接点は、周縁部から所定の角度
で立ち上がるスカート部と、このスカート部に連続する
ドーム状の膨出部とを有し、突部がスカート部の外周端
を突出基部として、ハウジングの収納部内底面にほぼ平
行に延設されていることから、スカート部を有するよう
な可動接点に対してもスカート部の撓みを阻害すること
がなく、良好な操作フィーリングを得ることができる。
【0039】また、突部が、可動接点をフープ材とのつ
なぎ桟部から切断して単品とした際に可動接点の周縁部
に残る、つなぎ桟部の切断残りであることから、つなぎ
桟部を設けることにより可動接点の複数個取りが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である押釦スイッチの周辺固
定接点及び中央固定接点を通る線における縦断面図であ
る。
【図2】本発明の同じくハウジングと可動接点との配置
状態を示す平面図である。
【図3】従来の押釦スイッチを示す平面図である。
【図4】従来の図3の4−4線における断面図である。
【図5】従来の図3の5−5線における断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a 収納部 1b 凹溝部 1c 段部 2a 中央固定接点 2b 周辺固定接点 2c 接触部 3a,3b 接続端子 4 可動接点 4a 膨出部(中央接点部) 4b スカート部 4c 突部 5 ステム 5a 操作部 5b 押圧突部 5c 鍔部 6 カバー 6a 貫通孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納部を有するハウジングと、この収納
    部の中央に配設された中央固定接点、及びこの中央固定
    接点を挟んで対向する位置に、中央固定接点より突出し
    て配設された周辺固定接点と、この周辺固定接点に周縁
    部が当接されると共に、ドーム状に膨出した中央接点部
    が前記中央固定接点と対峙して前記収納部内に配設され
    た可動接点とを備え、前記可動接点には、周縁部から外
    方へ突出する突部が設けられており、この突部の突出基
    部を前記周辺固定接点の接触部の幅内に載置すると共
    に、前記突部の先端を前記周辺固定接点の接触部よりも
    外方へ突出させたことを特徴とする押釦スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングの収納部には、前記周辺
    固定接点の周りに、この周辺固定接点をハウジングの側
    壁から離間する凹溝部を形成し、この凹溝部内に前記可
    動接点の突部の先端を配置したことを特徴とする請求項
    1記載の押釦スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記可動接点は、周縁部から所定の角度
    で立ち上がるスカート部と、このスカート部に連続する
    ドーム状の膨出部とを有し、前記突部が前記スカート部
    の外周端を突出基部として、前記ハウジングの収納部内
    底面にほぼ平行に延設されていることを特徴とする請求
    項1、又は2記載の押釦スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記突部が、前記可動接点をフープ材と
    のつなぎ桟部から切断して単品とした際に可動接点の周
    縁部に残る、つなぎ桟部の切断残りであることを特徴と
    する請求項1乃至3の何れかに記載の押釦スイッチ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102420064A (zh) * 2010-09-17 2012-04-18 阿尔卑斯电气株式会社 按压开关
KR101150761B1 (ko) 2011-05-12 2012-06-08 주식회사 마그마 슬림형 푸쉬 스위치장치
FR3084513A1 (fr) * 2018-07-25 2020-01-31 C&K Components S.A.S. Commutateur a effet tactile a actionneur souple

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