JP2002343154A - 誘導管理システム - Google Patents

誘導管理システム

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JP2002343154A
JP2002343154A JP2001146429A JP2001146429A JP2002343154A JP 2002343154 A JP2002343154 A JP 2002343154A JP 2001146429 A JP2001146429 A JP 2001146429A JP 2001146429 A JP2001146429 A JP 2001146429A JP 2002343154 A JP2002343154 A JP 2002343154A
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Naohito Nishimura
尚人 西村
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Yazaki Corp
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造装置へ速やかに誘導することができる誘
導管理システムを提供する。 【解決手段】 複数の製造装置1の中からワイヤハーネ
スの製造に用いる電線に対する端子の圧着作業及び前記
電線と他の電線とのジョイント作業の少なくとも一方の
作業で用いる製造装置1への誘導を管理する誘導管理シ
ステムであって、製造装置1に対応して設けられ、外部
からの要求に応じて前記作業に用いる製造装置1である
ことを通知する通知装置10と、前記作業に用いる製造
装置1に前記誘導するための誘導情報を取り込む取込手
段20a1と、該取込手段20a1が取り込んだ前記誘
導情報に対応する通知装置10に前記通知の開始を要求
する開始要求を出力する開始要求出力手段20a2と、
を有して通知装置10を管理する管理装置20と、を備
えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導管理システム
に関し、より詳細には、複数の製造装置の中からワイヤ
ハーネスの製造に用いる電線に対する端子の圧着作業及
び前記電線と他の電線とのジョイント作業の少なくとも
一方の作業で用いる前記製造装置への誘導を管理する誘
導管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等に使用されるワイヤーハーネス
は、数十センチメートル程度の長さの電線を数百本から
千本程度組み合わせたものとして作製される。ワイヤー
ハーネスを構成する各電線は、ロール状に巻かれた電線
を回路毎に決められた長さに切断する切断工程、切断さ
れた電線の両端、または片端の絶縁被覆を所定の長さに
剥き取る皮ムキ工程、皮ムキがされた電線の両端、また
は片端に所定の端子を圧着する圧着工程の3工程を経
て、所望の長さ、所望の形態のものとなる。
【0003】端子が接続された各電線にコネクタや、ハ
ウジングが取り付けられた後、各車毎に布線されアセン
ブリされて、所定のワイヤーハーネスが完成する。各電
線1本がワイヤーハーネスの1回路を構成し、この回路
が、多い場合には1000回路(電線1000本)以上
にもなる。
【0004】前述したような電線を決められた長さに切
断し、皮ムキをした後、決められた端子を圧着するまで
の工程をロット生産という。ロット生産された電線をア
センブリする工程をセット生産という。また、上述のよ
うなロット生産は、ワイヤーハーネス製造装置により自
動化されている。
【0005】このワイヤーハーネス製造装置において、
オーダーが出されると、先ず、このオーダーを回路レベ
ルに展開したデータをプリントし、このプリントされた
オーダーと、各号機が扱うことのできる電線や端子、付
属品等をプリントした印刷物とを見ながら作業者が、個
別に割り振り処理を実行して紙の製造指示書を作成して
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た圧着工程には複数の製造装置を設置しており、作業者
は紙の製造指示書によって指示された複数の製造装置を
巡回して電線の圧着作業を行っているが、製造指示書か
らでは製造装置のレイアウトまでを認識することができ
ず、製造装置のレイアウトを変更した直後や、熟練度の
低い作業者だと装置間の移動経路やどの製造装置で作業
を行うか等を判断することが困難なため、ワイヤハーネ
ス製造における作業効率が低下してしまうという問題が
発生していた。そのため、ワイヤハーネスの製造におい
て、オーダーに応じて効率よく製造装置を稼働させるよ
うに製造指示書を生成しても、この製造指示書に基づい
て予測した作業時間で作業を実行することは困難であっ
た。
【0007】また、この問題は、ジョイント端子の種類
やジョイント位置に応じて端子付き電線を仕分け、この
電線の中間部の絶縁被覆を皮剥き機で皮剥きし、この電
線の皮剥き位置に別の電線の端末をジョイント端子で複
数の製造装置を用いて分岐接続するジョイント工程でも
生じるものである。
【0008】よって本発明は、上述した問題点に鑑み、
製造装置へ速やかに誘導することができる誘導管理シス
テムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明によりなされた請求項1記載の誘導管理システム
は、図1の基本構成図に示すように、複数の製造装置1
の中からワイヤハーネスの製造に用いる電線に対する端
子の圧着作業及び前記電線と他の電線とのジョイント作
業の少なくとも一方の作業で用いる前記製造装置1への
誘導を管理する誘導管理システムであって、前記製造装
置1に対応して設けられ、外部からの要求に応じて前記
作業に用いる前記製造装置1であることを通知する通知
装置10と、前記作業に用いる前記製造装置1に前記誘
導するための誘導情報を取り込む取込手段20a1と、
該取込手段20a1が取り込んだ前記誘導情報に対応す
る前記通知装置10に前記通知の開始を要求する開始要
求を出力する開始要求出力手段20a2と、を有して前
記通知装置10を管理する管理装置20と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0010】上記請求項1に記載した本発明の誘導管理
システムによれば、管理装置20の取込手段20a1に
よって誘導情報が取り込まれると、この誘導情報に対応
する通知装置10に開始要求が開始要求出力手段20a
2によって出力される。そして、この開始要求に応じ
て、作業に用いる製造装置1に対応する通知装置10に
て表示、音声、点灯等による通知が行われる。よって、
作業者等を製造装置1に誘導するために製造装置1に対
応して通知装置10を設け、取り込んだ誘導情報に示さ
れた製造装置1に対応する通知装置10にて通知を行う
ようにしたので、通知装置10の通知に基づいて作業者
等を製造装置1に速やかに誘導することができる。ま
た、製造装置1に確実に誘導することができるため、製
造装置1への移動に作業者等の熟練度は関係なくなるの
で、全ての作業者等を速やかに製造装置1に移動させる
ことができる。従って、ワイヤハーネスの製造で利用す
る製造装置1へ速やかに誘導することができるので、作
業者等の熟練度を起因とする作業効率のバラツキを低減
させることができる。
【0011】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求
項1に記載の誘導管理システムにおいて、前記誘導情報
は、前記誘導を行う順番を示し、かつ、前記製造装置1
を識別するための号機情報を有して構成しており、前記
通知装置10は、前記製造装置1における前記作業が終
了したことを検出する作業終了検出手段11a1と、該
作業終了検出手段11a1の前記終了の検出に応じて作
業終了情報を出力する作業終了情報出力手段11a2
と、をさらに備え、前記管理装置20は、前記号機情報
に基づいて出力した前記開始要求に応じた前記作業終了
情報が前記作業終了情報出力手段11a2にて出力され
ると、次の前記順番に対応する前記号機情報が前記誘導
情報中に存在するか否かを判定する判定手段20a3を
さらに備え、前記開始要求出力手段20a2は、前記判
定手段20a3が存在していると判定した前記号機情報
が示す前記通知装置10に前記開始要求を出力すること
を特徴とする。
【0012】上記請求項2に記載した本発明の誘導管理
システムによれば、通知装置10において、作業終了検
出手段11a1によって作業の終了が検出されると、こ
の検出に応じて作業終了情報が作業終了情報出力手段1
1a2によって出力される。そして、管理装置20で
は、作業終了情報出力手段11a2の作業終了情報の出
力に応じて、次の順番に対応する号機情報が誘導情報中
に存在するか否かが判定手段20a3によって判定さ
れ、判定手段20a3によって存在していると判定され
た号機情報が示す通知装置10に開始要求が出力され
る。よって、製造装置1における作業の終了を検出する
と、管理装置20は製造で次に利用する製造装置1が存
在するか否かを判定し、存在したときにその製造装置1
に対応する通知装置10に開始要求を出力するので、誘
導情報に示された順番に基づいて製造装置1の作業が終
了するまで次の製造装置1には誘導されないため、作業
者等を確実に製造装置1に誘導することができる。従っ
て、誘導情報で示された順番で作業者等を確実に誘導す
ることができるため、作業者等の熟練度を起因とする作
業効率のバラツキをより一層低減させることができる。
【0013】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求
項2に記載の誘導管理システムにおいて、前記管理装置
20は、前記作業終了情報出力手段11a2が出力した
前記作業終了情報を前記作業の実績を示す実績情報とし
て記憶する実績情報記憶手段20dをさらに備えること
を特徴とする。
【0014】上記請求項3に記載した本発明の誘導管理
システムによれば、通知装置10の作業終了情報出力手
段11a2にて出力された作業終了情報は、作業の実績
を示す実績情報として管理装置20の実績情報記憶手段
20dに記憶される。よって、管理装置20の実績情報
記憶手段20dに実績情報を記憶しているので、従来の
ように作業記録保管のために作業終了毎に製造指示書に
捺印を行うという間接作業を廃止することができる。ま
た、この実績情報を誘導情報の生成に反映することで、
より一層効率のよい誘導情報を生成することができる。
従って、間接作業の工数を削減することができるので、
製造における作業効率をより一層向上させることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る誘導管理シス
テムをワイヤハーネス製造システムにおける圧着工程に
適用した場合の一実施の形態を、図2〜図8の図面を参
照して説明する。
【0016】ここで、図2は本発明に係る誘導管理シス
テムの概略構成を示す構成図であり、図3は図2の通知
装置の概略構成を示す構成図であり、図4は図2の管理
装置の概略構成を示す構成図であり、図5は本発明に係
るファイル構成を説明するための図であり、図6は図5
の誘導情報のデータ構造を示す図であり、図7は管理装
置が実行する誘導管理処理を示すフローチャートであ
り、図8は通知装置が実行する作業指示処理を示すフロ
ーチャートである。
【0017】まず、圧着工程では、仕分け・A/P段取
・圧着・検査・マジック付け(マーキング)を行う。す
なわち、先ず端子の種類毎に電線を仕分けする。A/P
段取は、端子圧着機(以下、圧着機という)のA/P
(アプリケータ)を端子の種類に応じて載せ換えたり、
圧着高さを調整したりすることである。A/Pは圧着具
である昇降式の上型(クリンパ)と固定式の下型(アン
ビル)とを含む。電線の端末に端子を圧着した後、圧着
状態を目視やテレビカメラで検査し、後の端子挿入工程
での識別のためにマジックインクで端子に識別印を付け
る。
【0018】次に、本発明に係る誘導管理システムは、
大別すると、図2に示すように、複数(A〜L)の圧着
機(製造装置に相当)1に対応して配置される通知装置
10と、複数の通知装置10を管理する管理装置20
と、を有して構成している。そして、通知装置10と管
理装置20とはケーブルCを介して通信可能に接続して
いる。なお、本発明はこれに限定するものではなく、通
知装置10と管理装置20を無線にて通信するようにし
ても差し支えない。
【0019】また、各々の通知装置10は、図3に示す
ように、予め定められたプログラムに従って動作するマ
イクロコンピュータ(μCOM)11を有する。μCO
M11は、周知のように、予め定めたプログラムに従っ
て各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CP
U)11a、CPU11aのためのプログラム等を格納
した読み出し専用のメモリであるROM11b、各種の
データを格納するとともにCPU11aの処理作業に必
要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであ
るRAM11c等を有して構成している。
【0020】また、μCOM11には、装置本体がオフ
状態の間も記憶内容の保持が可能な電気的消去/書き換
え可能な読み出し専用のメモリ(EEPROM)12を
接続している。このEEPROM12は、管理装置20
から受信した号機指示情報等を履歴として格納する各種
格納エリアを有する。
【0021】通知装置10はさらに、通信部13、表示
部14、操作部15等を備える構成となっている。そし
て、通信部13、表示部14、操作部15の各々はイン
タフェース部16を介してμCOM11に接続してい
る。
【0022】通信部13には、通知装置10と管理装置
20とをケーブルCにて接続して通信を可能とするため
にRS−485、LANカード等を用いている。また、
表示部14には、LCD等の表示装置を用いており、表
示部14はμCOM11から入力される情報に基づいた
表示を行う。操作部15は、複数のテンキーボタン、操
作ボタン等の各種ボタンを有して構成しており、ボタン
が押下されると、その押下されたボタンに対応する情報
がμCOM11に出力される。
【0023】次に、管理装置20側の構成を説明する。
パーソナル・コンピュータ(以下、パソコンという)等
が用いられる管理装置20は、図4に示すように、予め
定めたプログラムに従って装置全体の動作の制御などを
行う中央演算処理装置(CPU)20aを有している。
このCPU20aには、バスBを介してCPU20aの
ためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリで
あるROM20b、CPU20aの処理作業に必要な各
種データを格納する作業エリア等を有する読み出し書き
込み自在のメモリであるRAM20cが接続されてい
る。
【0024】CPU20aにはさらに、記憶装置20d
がバスBを介して接続されており、この記憶装置20d
にはハードディスク装置などの記憶媒体を用いている。
この記憶装置20dは、図5に示すうように、パソコン
を誘導管理装置として機能させるための誘導管理プログ
ラムファイルF1、電線の圧着作業に用いる圧着機(製
造装置)1に台車30を誘導するための誘導情報を格納
する誘導情報ファイルF2、前記圧着作業の実績を示す
実績情報を格納する実績情報ファイルF3等の各種ファ
イルを記憶している。
【0025】なお、本実施の形態においては、上述した
誘導管理プログラムファイルF1等はCD−ROMやフ
ロッピー(登録商標)ディスク等のコンピュータが読み
込むことができる記憶媒体から記憶装置20dにインス
トールしている。しかしながら、本発明はこれに限定す
るものではなく、ファイルのインストールについては、
通信インタフェースなどを設け、インターネットや電話
回線を介してダウンロードするなど種々異なる実施の形
態とすることもできる。
【0026】CPU20aにはさらに、入力装置インタ
フェース(I/F)20e、表示装置インタフェース
(I/F)20f、通信部20g等がバスBを介して接
続されている。入力装置I/F20eに、バーコード等
の識別情報を読み取る読取装置を有して構成する入力装
置21やキーボード、マウス等(図示せず)が接続さ
れ、入力装置21等から入力された各種入力データは、
バスBに供給されてCPU20aに入力される。
【0027】表示装置I/F20fには、CRTや液晶
ディスプレイなどを用いて構成される表示装置22が接
続されている。そして、この表示装置I/F20fは、
表示装置22の表示内容をCPU20aからの指示に基
づいて制御するものである。また、通信部20gには、
通知装置10の通信部13に対応してRS−232C、
LANカード等が用いられる。なお、通知装置10の通
信部13にRS−485を用いるときは、RS−232
Cを用い、変換器等を介在して各圧着機1と接続し、L
ANカードを用いるときは、LAN接続によって接続す
る。
【0028】次に、ワイヤハーネスの製造に用いる電線
を搭載して各工程を移動するために用いられる図2に示
す台車30は、上部に設けられた次工程にて加工する電
線を係止する複数のクランプ(係止部材)31と、下部
には次工程にて加工作業がない電線を収容する収容部3
2と、を有して構成している。この台車30にはさら
に、搭載された電線を用いて製造するワイヤハーネスの
製品品番を識別するバーコード等の識別情報が設けられ
ている。
【0029】次に、上述した記憶装置20dに記憶され
る誘導情報ファイルF2のデータ構造について説明す
る。誘導情報ファイルF2は、ワイヤハーネスの製品品
番毎に応じた誘導情報を複数格納しており、本実施の形
態では記憶装置20dに記憶するようにしているが、ネ
ットワーク上の所定の記憶媒体に記憶するようにしても
差し支えない。
【0030】誘導情報は、図6に示すように、ワイヤハ
ーネスの製造に用いる電線の圧着作業で用いる圧着機1
毎に対応して設けられる号機情報を有して構成してい
る。例えば、A,E,Hの3台の圧着機1を用いる場合
は、A号機用、E号機用、H号機用のそれぞれの号機情
報を有する。
【0031】号機情報は、管理データと、圧着機1で圧
着作業を指示する指示件数に応じた数の作業指示データ
を有して構成している。管理データは、ワイヤハーネス
の製品品番データ、製造の準備を完了しなくてはならな
い日付データ、ワイヤハーネスの数量データ、圧着作業
を行う圧着機1を識別するための号機データ、台車30
を識別するための台車データ、次の圧着機1に移動する
場合に設定される次号機データ等を有する。
【0032】作業指示データは、何本の電線に端子をど
のように圧着するかを指示するための情報であり、圧着
を行う電線の数量を示す数量データ、電線に圧着する端
子の品番を示す端子品番データ、電線の品種を示す品種
データ、圧着機1のA/P(アプリケータ)を示すA/
Pデータ等を有する。
【0033】次に、上述した構成における管理装置20
のCPU20aが行う誘導管理処理の一例を、図7のフ
ローチャートを参照して説明する。なお、誘導管理処理
は終了要求の入力によって処理を終了するものである。
【0034】記憶装置20dの誘導管理プログラムが実
行されると、図7に示すステップS10において、台車
Noの入力が待たれ、圧着工程に到着した台車30から
入力装置21によって読み取られた識別情報がRAM2
0cに読み込まれ、その後ステップS11に進む。
【0035】ステップS11において、読み込んだ識別
情報に基づいて電線、端子等に欠品があるか否かが判定
される。欠品があると判定された場合は(ステップS1
1でY)、ステップS10に戻り、次の台車30の到着
を待つ。一方、欠品が存在しないと判定された場合は
(ステップS11でN)、ステップS12に進む。
【0036】ステップS12において、読み込んだ識別
情報に対応する誘導情報が誘導情報ファイルF2からR
AM20cに抽出され、その後ステップS13に進む。
このステップS12の処理によって、誘導情報を取り込
んでいることから、ステップS12が取込手段に相当す
る。
【0037】ステップS13において、誘導情報が有す
る各号機情報の管理データの号機データに対応する圧着
機1の通知装置10を送り先とする電文情報が誘導情報
が示す圧着機1毎に生成され、全ての電文情報は通信部
20gに出力され、その後ステップS14に進む。この
処理によって、通信部20gを介して全ての号機情報が
対応する通知装置10に送信される。
【0038】ステップS14において、誘導情報が有す
る先頭の号機情報が示す圧着機1への誘導を促す誘導画
面を表示装置22に表示させるための誘導画面情報がR
AM20cに生成され、この誘導画面情報が表示装置I
/F20fに出力されることで、表示装置22に例え
ば”最初は**号機です”という誘導画面が表示され、
その後ステップS15に進む。なお、本実勢の形態では
表示装置22に表示される誘導画面は所定時間が経過す
ると自動的に消去するようにしているが、本発明はこれ
に限定するものではなく、作業者等に終了要求を入力さ
せるようにしても差し支えない。
【0039】ステップS15において、誘導情報が有す
る先頭の号機情報が示す圧着機1に対応する通知装置1
0に表示(通知)の開始を要求する表示開始要求が通信
部20gが出力されることで、表示開始要求が通知装置
10に送信され、その後ステップS16に進む。よっ
て、このステップS15の処理にて、通知装置10に通
知の開始を要求する開始要求を出力しているので、この
ステップS15が開始要求出力手段に相当する。
【0040】ステップS16において、開始要求を送信
した圧着機1に送信した号機情報の複数の作業指示デー
タの中で完了した指示があるか否かが、通知装置10か
らの完了情報に基づいて判定される。完了した指示はな
いと判定された場合は(ステップS16でN)、ステッ
プS18に進む。一方、完了した指示があると判定され
た場合は(ステップS16でY)、ステップS17に進
む。
【0041】ステップS17において、通知装置10の
完了情報に基づいて、誘導情報に対応する作業実績を示
す実績情報が実績情報ファイルF3に存在しない場合は
新規に実績情報が生成され、又、実績情報が既に存在し
ている場合はその実績情報が更新されるというように、
誘導情報に対応する実績情報の収集がされ、その後ステ
ップS18に進む。
【0042】ステップS18において、開始要求を送信
した圧着機1に送信した号機情報の作業指示データの全
ての指示が完了したか否かが、通知装置10からの作業
終了情報に基づいて判定される。全ての指示が完了して
いないと判定された場合は(ステップS18でN)、ス
テップS16に戻り、一連の処理を繰り返すことで、圧
着機1における圧着作業の完了を待つ。一方、全ての指
示が完了していると判定された場合は(ステップS18
でY)、ステップS19に進む。
【0043】ステップS19において、通知装置10の
完了情報に基づいて、誘導情報に対応する作業実績を示
す実績情報が実績情報ファイルF3に存在しない場合は
新規に実績情報が生成され、又、実績情報が既に存在し
ている場合はその実績情報が更新されるというように、
誘導情報に対応する実績情報の収集がされ、その後ステ
ップS20に進む。
【0044】ステップS20において、全ての指示が完
了した号機情報の次の順番に相当する号機情報が誘導情
報に存在するか否かを判定することで、次に圧着作業を
行う圧着機1が存在するか否かが判定される。次の号機
情報が存在しない、つまり、次に圧着作業を行う圧着機
1が存在しないと判定された場合は(ステップS20で
N)、ステップS10に戻り、次の台車30の到着を待
つ。一方、次の号機情報が存在する、つまり、次に圧着
作業を行う圧着機1が存在すると判定された場合は(ス
テップS20でY)、ステップS21に進む。
【0045】このステップS20の判定処理によって、
号機情報に基づいて出力した開始要求に応じた作業終了
情報が通知装置10から受信すると、次の誘導順番に対
応する号機情報が誘導情報中に存在するか否かを判定し
ていることから、ステップS20が判定手段に相当す
る。
【0046】ステップS21おいて、全ての指示が完了
した号機情報の次の順番に相当する号機情報が示す圧着
機1に対応する次の通知装置10に表示(通知)の開始
を要求する表示開始要求が通信部20gに出力されるこ
とで、表示開始要求が次の通知装置10に送信され、そ
の後ステップS16に戻り、一連の処理を繰り返す。よ
って、ステップS15と同様に、このステップS21の
処理にて通知装置10に通知の開始を要求する開始要求
を出力しているので、このステップS21も開始要求出
力手段に相当する。
【0047】次に、上述した構成における通知装置10
のCPU11aが行う作業指示処理の一例を、図8のフ
ローチャートを参照して説明する。なお、作業指示管理
処理は終了要求の入力によって処理を終了するものであ
る。
【0048】通知装置10の電源(図示せず)の投入に
よって起動されて図8に示す作業指示処理が実行される
と、ステップS50において、通信部13にて受信した
管理装置20からの号機指示情報はRAM11cに格納
され、その後ステップS51に進む。なお、本実施の形
態では、受信した号機指示情報を履歴としてEEPRO
M12にも格納している。
【0049】ステップS51において、通信部13の受
信データに基づいて管理装置20から表示開始要求を受
信したか否かが判定される。表示開始要求を受信してい
ないと判定された場合は(ステップS51でN)、この
判定処理を繰り返すことで表示開始要求の受信を待つ、
つまり、製造装置1の圧着作業の順番になるのを待つ。
一方、表示開始要求を受信していると判定された場合は
(ステップS51でY)、ステップS52に進む。
【0050】ステップS52において、表示部14に圧
着作業に用いる製造装置1であることを通知するための
通知画面を表示させるための通知画面情報がRAM11
cに生成され、この通知画面情報が表示部14に表示さ
れることで、表示部14に例えば”**号機”という通
知画面の表示が開始され、その後ステップS53に進
む。なお、本実施の形態では、通知画面によって圧着作
業に用いる製造装置1を通知するようにしているが、音
声メッセージ、ランプの点灯等による通知やその組み合
わせなど種々異なる実施の形態とすることができる。
【0051】ステップS53において、表示部14に表
示された通知画面の開始ボタンが選択されたか否かの判
定結果に基づいて、開始が要求されたか否かが判定され
る。つまり、作業者等の入力によって、台車30が圧着
機1に到達して圧着作業の開始が可能となったことを検
出している。そして、開始が要求されていないと判定さ
れた場合は(ステップS53でN)、この判定処理を繰
り返すことで、開始が要求されるのを待つ、つまり、台
車30の到着を待つ。一方、開始が要求されたと判定さ
れた場合は(ステップS53でY)、ステップS54に
進む。
【0052】ステップS54において、受信している号
機情報の作業指示データに基づいて、通知装置10から
圧着機1に段取りに必要な端子品番データ、品種デー
タ、A/Pデータ等のデータを有する段取り情報が生成
され、この段取り情報が圧着機1に出力されることで、
圧着機1のA/P(アプリケータ)を端子の種類に応じ
て載せ換えたり、圧着高さを調整したり等の段取りが行
われ、その後ステップS55に進む。
【0053】ステップS55において、受信している号
機情報の作業指示データに基づいて表示部14に作業指
示画面を表示するための作業指示画面情報が生成され、
この作業指示画面情報が表示部14に出力されること
で、表示部14に圧着機1における電線の圧着作業が指
示され、その後ステップS56に進む。
【0054】ステップS56において、表示部14に表
示された作業指示画面の終了ボタンが選択されたか否か
の判定結果に基づいて、終了が要求されたか否かが判定
される。つまり、作業者等の入力によって指示した圧着
作業が終了したことを検出している。そして、終了が要
求されていないと判定された場合は(ステップS56で
N)、この判定処理を繰り返すことで、終了が要求され
るのを待つ、つまり、指示した圧着作業の終了を待つ。
一方、終了が要求されたと判定された場合は(ステップ
S56でY)、ステップS57に進む。
【0055】ステップS57において、指示した1件分
の圧着作業が終了したことを管理装置20に通知するた
めの完了情報がRAM11cに生成され、この完了情報
が通信部13に出力されることで、管理装置20に完了
情報が送信され、その後ステップS58に進む。
【0056】ステップS58において、指示した作業指
示データの次の順番に対応する作業指示データが受信し
ている号機情報に存在するか否かに基づいて、次の指示
があるか否かが判定される。次の指示があると判定され
た場合は(ステップS58でY)、ステップS54に戻
り、次の指示である作業指示データに基づいた一連の処
理が実行される。一方、次の指示はないと判定された場
合は(ステップS58でY)、全ての指示を終了したと
見なされ、ステップS59に進む。
【0057】このステップS58の判定処理によって、
製造装置1における圧着作業が終了したことを検出して
いることから、ステップS58が作業終了検出手段に相
当する。
【0058】ステップS59において、受信している号
機情報の全ての作業指示データに対応する圧着作業が終
了したことを管理装置20に通知するための作業終了情
報がRAM11cに生成され、この作業終了情報が通信
部13に出力されることで、管理装置20に作業終了情
報が送信され、その後ステップS60に進む。このステ
ップS59の処理によって検出した作業指示の終了に応
じた作業終了情報を出力していることから、ステップS
59が作業終了情報出力手段に相当する。
【0059】ステップS60において、受信している号
機情報の管理データの次号機データに次号機を示すデー
タが設定されているか否かに基づいて、別号機での作業
があるか否かが判定される。別号機での作業があると判
定された場合は(ステップS60でY)、ステップS6
1に進む。
【0060】そして、ステップS61において、次の圧
着機1へ誘導するための誘導画面を表示部14に表示さ
せるための誘導画面情報がRAM11cに生成され、こ
の誘導画面情報が表示部14に出力されることで、表示
部14に例えば”次は**号機です”などの誘導画面が
表示され、所定時間が経過して誘導画面が消去される
と、処理を終了する。
【0061】また、ステップS60にて別号機での作業
がないと判定された場合は(ステップS60でN)、ス
テップS62に進む。そして、ステップS62におい
て、受信している号機情報が有する全ての作業指示デー
タに対する作業が終了したことを示す終了画面を表示部
14に表示させるための終了画面情報がRAM11cに
生成され、この終了画面情報が表示部14に出力される
ことで、表示部14に例えば”この台車での作業は終了
しました”などの終了画面が表示され、所定時間が経過
して終了画面が消去されると、処理を終了する。
【0062】以上の説明からも明らかなように、通知装
置10のCPU11aが作業終了検出手段及び作業終了
情報出力手段として機能し、管理装置20のCPU20
aが取込手段、開始要求出力手段、並びに判定手段とし
てそれぞれ機能している。また、管理装置20の記憶装
置20dが実績情報記憶手段として機能している。
【0063】次に、上述した構成による本実施の形態の
動作(作用)の一例を、図面を参照して説明する。な
お、D号機、G号機、L号機の圧着機1に台車30を誘
導するための誘導情報に基づいた動作の一例を説明す
る。
【0064】ワイヤハーネスの製品品番に対応して生成
された誘導情報は、管理装置20の記憶装置20dの誘
導情報ファイルF2に格納される。そして、前記製品品
番に対応する電線が搭載された台車30が圧着工程に到
着すると、入力装置21によって台車30に設けられた
識別情報が管理装置20に読み込まれる(ステップS1
0)。そして、この識別情報に対応する誘導情報が、誘
導情報ファイルF2から抽出される(ステップS1
2)。
【0065】この誘導情報が有するD号機、G号機、L
号機毎の号機情報が、D号機、G号機、L号機に対応す
る通知装置10に送信され(ステップS13)、各通知
装置10のRAM11c及びEEPROM12に格納さ
れる(ステップS50)。また、管理装置20では、先
頭であるD号機用の号機情報に基づいて、”最初はD号
機です”というD号機の製造装置1に誘導するための誘
導画面が表示装置22に表示されることで、作業者によ
ってD号機の製造装置1への台車30の移動が開始され
る(ステップS14)。
【0066】管理装置20から表示開始要求がD号機の
通知装置20に送信されると(ステップS15)、通知
装置10では表示部14に”D号機”という通知画面が
表示されるので(ステップS52)、作業者はこの通知
画面を目標に移動することとなる。
【0067】台車30が到着して作業者によって開始が
通知装置10に要求されると(ステップS53でY)、
圧着機1の段取りが自動的に行われ、表示部14に作業
指示画面が表示されるので(ステップS54〜S5
5)、作業者はこの作業指示画面に基づいて電線の圧着
作業を行う。そして、この作業画面に基づく作業が終了
して作業者によって終了が要求されると(ステップS5
6でY)、完了情報が管理装置20に送信される(ステ
ップS57)。
【0068】そして、号機情報が有する作業指示データ
の件数分、上述した一連の処理を繰り返し、全ての作業
指示が終了すると(ステップS58でN)、作業終了情
報が管理装置20に送信される(ステップS59)。そ
して、表示部14に”次はG号機です”という誘導画面
が表示される(ステップS62)。
【0069】一方、管理装置20では、受信した完了情
報を実績情報として記憶装置20dの実績情報ファイル
F3に格納・更新される(ステップS17)。そして、
作業終了情報を通知装置10から受信すると、実績情報
ファイルF3の実績情報が格納・更新され(ステップS
19)、D号機における圧着作業の終了が認識される。
そして、誘導情報には次の順番としてG号機用の号機情
報が設定されていることから、D号機の通知装置10に
号機情報が送信される(ステップS21)。なお、G号
機の通知装置10の処理は、上述したD号機の通知装置
10と同様であるため、説明は省略する。
【0070】D号機の通知装置10から作業終了情報を
受信すると、最後の誘導先であるL号機の通知装置10
に表示開始要求が送信される(ステップS21)。そし
て、L号機における圧着作業が終了すると、通知装置1
0の表示部14には”この台車での作業は終了しまし
た”という終了画面が表示される。一方、管理装置20
は、L号機の通知装置10から作業終了情報を受信する
と、実績情報ファイルF3の実績情報を更新して、次の
台車30の到着を待つ。
【0071】以上説明したように、作業者等を圧着機
(製造装置)1に誘導するために圧着機1に対応して通
知装置10を設け、取り込んだ誘導情報に示された製造
装置1に対応する通知装置10にて通知を行うようにし
たので、通知装置10の通知に基づいて作業者等を圧着
機1に効率よく誘導することができる。また、圧着機1
に確実に誘導することができるため、圧着機1への移動
に作業者等の熟練度は関係なくなるので、全ての作業者
等を速やかに圧着機1に移動させることができる。従っ
て、ワイヤハーネスの製造で利用する圧着機1へ速やか
に誘導することができるので、作業者等の熟練度を起因
とする作業効率のバラツキを低減させることができる。
【0072】また、圧着機(製造装置)1における圧着
作業の終了を検出すると、管理装置20は製造で次に利
用する圧着機1が存在するか否かを判定し、存在したと
きにその圧着機1に対応する通知装置10に開始要求を
出力するので、誘導情報に示された順番に基づいて圧着
機1の作業が終了するまで次の圧着機1には誘導されな
いため、作業者等を確実に圧着機1に誘導することがで
きる。従って、誘導情報で示された順番で作業者等を確
実に誘導することができるため、作業者等の熟練度を起
因とする作業効率のバラツキをより一層低減させること
ができる。
【0073】さらに、管理装置20の記憶装置(実績情
報記憶手段)20dに実績情報を記憶しているので、従
来のように作業記録保管のために作業終了毎に製造指示
書に捺印を行うという間接作業を廃止することができ
る。また、この実績情報を誘導情報の生成に反映するこ
とで、より一層効率のよい誘導情報を生成することがで
きる。従って、間接作業の工数を削減することができる
ので、製造における作業効率をより一層向上させること
ができる。
【0074】なお、上述した本実勢の形態では、誘導管
理システムをワイヤハーネスの製造システムにおける圧
着工程に適用した場合について説明したが、本発明はこ
れに限定するものではなく、ジョイント工程に用いるこ
ともできる。
【0075】ジョイント工程では、ジョイント仕分け・
ジョイント中剥き・A/P段取・ジョイント圧着・検査
・ジョイントテープ巻きを行う。すなわち、先ずジョイ
ント端子の種類やジョイント位置に応じて端子付き電線
を仕分けする。次いで電線の中間部の絶縁被覆を皮剥き
機で皮剥きする。さらに端子圧着と同様にジョイント圧
着機のA/Pをジョイント端子に応じて段取する。そし
て電線の皮剥き位置に別の電線の端末をジョイント端子
で分岐接続する。圧着状態を検査した後、ジョイント部
を絶縁ビニールテープでテープ巻きする。よって、誘導
管理システムをジョイント工程に適用する場合は、製造
装置が前記ジョイント圧着機ということになる。
【0076】また、上述した本実施の形態では、製造で
用いる製造装置に対応する通知装置を誘導順番に応じて
順次通知させる場合について説明したが、最初から誘導
すべき製造装置1の通知装置10に通知させるようにし
ても差し支えないが、作業者の判断を必要とするため、
順次通知させる方が好ましい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載した
本発明の誘導管理システムによれば、作業者等を製造装
置に誘導するために製造装置に対応して通知装置を設
け、取り込んだ誘導情報に示された製造装置に対応する
通知装置にて通知を行うようにしたので、通知装置の通
知に基づいて作業者等を製造装置に速やかに誘導するこ
とができる。また、製造装置に確実に誘導することがで
きるため、製造装置への移動に作業者等の熟練度は関係
なくなるので、全ての作業者等を速やかに製造装置に移
動させることができる。従って、ワイヤハーネスの製造
で利用する製造装置へ速やかに誘導することができるの
で、作業者等の熟練度を起因とする作業効率のバラツキ
を低減させることができるという効果を奏する。
【0078】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、製造装置における作業の終
了を検出すると、管理装置は製造で次に利用する製造装
置が存在するか否かを判定し、存在したときにその製造
装置に対応する通知装置に開始要求を出力するので、誘
導情報に示された順番に基づいて製造装置の作業が終了
するまで次の製造装置には誘導されないため、作業者等
を確実に製造装置に誘導することができる。従って、誘
導情報で示された順番で作業者等を確実に誘導すること
ができるため、作業者等の熟練度を起因とする作業効率
のバラツキをより一層低減させることができるという効
果を奏する。
【0079】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加え、管理装置の実績情報記憶手
段に実績情報を記憶しているので、従来のように作業記
録保管のために作業終了毎に製造指示書に捺印を行うと
いう間接作業を廃止することができる。また、この実績
情報を誘導情報の生成に反映することで、より一層効率
のよい誘導情報を生成することができる。従って、間接
作業の工数を削減することができるので、製造における
作業効率をより一層向上させることができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘導管理システムの基本構成を示す図
である。
【図2】本発明に係る誘導管理システムの概略構成を示
す構成図である。
【図3】図2の通知装置の概略構成を示す構成図であ
る。
【図4】図2の管理装置の概略構成を示す構成図であ
る。
【図5】本発明に係るファイル構成を説明するための図
である。
【図6】図5の誘導情報のデータ構造を示す図である。
【図7】管理装置が実行する誘導管理処理を示すフロー
チャートである。
【図8】通知装置が実行する作業指示処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 製造装置(圧着機) 10 通知装置 11a1 作業終了検出手段(通知装置のCPU) 11a2 作業終了情報出力手段(通知装置のCP
U) 20 管理装置 20a1 取込手段(管理装置のCPU) 20a2 開始要求出力手段(管理装置のCPU) 20a3 判定手段(管理装置のCPU) 20d 実績情報記憶手段(管理装置の記憶装
置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の製造装置の中からワイヤハーネス
    の製造に用いる電線に対する端子の圧着作業及び前記電
    線と他の電線とのジョイント作業の少なくとも一方の作
    業で用いる前記製造装置への誘導を管理する誘導管理シ
    ステムであって、 前記製造装置に対応して設けられ、外部からの要求に応
    じて前記作業に用いる前記製造装置であることを通知す
    る通知装置と、 前記作業に用いる前記製造装置に前記誘導するための誘
    導情報を取り込む取込手段と、該取込手段が取り込んだ
    前記誘導情報に対応する前記通知装置に前記通知の開始
    を要求する開始要求を出力する開始要求出力手段と、を
    有して前記通知装置を管理する管理装置と、 を備えることを特徴とする誘導管理システム。
  2. 【請求項2】 前記誘導情報は、前記誘導を行う順番を
    示し、かつ、前記製造装置を識別するための号機情報を
    有して構成しており、 前記通知装置は、前記製造装置における前記作業が終了
    したことを検出する作業終了検出手段と、該作業終了検
    出手段の前記終了の検出に応じて作業終了情報を出力す
    る作業終了情報出力手段と、をさらに備え、 前記管理装置は、前記号機情報に基づいて出力した前記
    開始要求に応じた前記作業終了情報が前記作業終了情報
    出力手段にて出力されると、次の前記順番に対応する前
    記号機情報が前記誘導情報中に存在するか否かを判定す
    る判定手段をさらに備え、 前記開始要求出力手段は、前記判定手段が存在している
    と判定した前記号機情報が示す前記通知装置に前記開始
    要求を出力することを特徴とする請求項1に記載の誘導
    管理システム。
  3. 【請求項3】 前記管理装置は、前記作業終了情報出力
    手段が出力した前記作業終了情報を前記作業の実績を示
    す実績情報として記憶する実績情報記憶手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項2に記載の誘導管理システ
    ム。
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