JP2002341823A - 画像表示装置およびその駆動方法 - Google Patents

画像表示装置およびその駆動方法

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JP2002341823A
JP2002341823A JP2001146971A JP2001146971A JP2002341823A JP 2002341823 A JP2002341823 A JP 2002341823A JP 2001146971 A JP2001146971 A JP 2001146971A JP 2001146971 A JP2001146971 A JP 2001146971A JP 2002341823 A JP2002341823 A JP 2002341823A
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Tatsuro Yamazaki
達郎 山崎
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画像の乱れや素子の破損等を招くことな
く良好な輝度調整を行なうことができ、高品質かつ信頼
性の高い画像表示を実現し得る画像表示装置およびその
駆動方法を提供する。 【解決手段】 非表示エリアの行配線のラインCLKを
入力画像信号の水平同期周波数よりも高くすることによ
って、フレーム間の垂直ブランキング期間を長くとり、
選択電位パルスVssの電位(パルス振幅)を調整する
ための駆動電圧可変期間を十分に確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリクス配線さ
れた複数の画像表示素子からなる画像表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像表示装置としては、
たとえば、マトリクス配線した複数の電子放出素子とそ
の電子線照射を受け発光する蛍光面とからなる表示パネ
ルを用いて構成され、テレビジョン信号やコンピュータ
からなどの表示信号等の画像信号の入力を受けて画像を
表示するテレビジョン受信機やディスプレイ装置などが
ある。
【0003】このようなディスプレイ装置の例として
は、特開平09−190160号公報のような構成が知
られている。同公報の画像表示装置は、複数の表面伝導
型電子放出素子を複数の行配線と複数の列配線によって
マトリクス状に結線して構成されている。そして、一の
行配線に選択電位を与えるとともに複数の列配線のそれ
ぞれに駆動電位を与え、選択電位と駆動電位との電位差
(以下、「駆動電圧」という。)によって電子放出素子
を駆動することで1ライン分の表示を行ない、さらに、
選択する行配線を所定の走査周波数で順次切り替えて垂
直方向の走査を行なうことによって、1フレームの画像
表示を実現している。
【0004】これらの走査駆動制御は、入力画像信号に
含まれる同期信号の周波数、すなわち垂直同期周波数
(フレーム周波数)および水平同期周波数(ライン周波
数)に同期して行なわれる。たとえば、フレーム周波数
が60Hz、1フレーム期間の総走査線数が750本の
入力画像信号をプログレッシブ表示する場合には、行配
線の走査周波数をライン周波数と同じ45kHzに設定
し、各行配線の選択時間を0.02ms弱に設定すれば
よいことになる。
【0005】また、同公報では、複数の電子放出素子と
その電子線照射を受け発光する蛍光面からなる表示パネ
ルを用いたディスプレイ装置における消費電力抑制及び
蛍光面の発熱防止を目的として、装置画面全体の総発光
量が所定レベルを超えないように輝度リミッターをかけ
る構成が提案されている。より具体的には、入力される
画像信号の平均レベルなどを検出することにより装置画
面全体の総発光量を予測し所定レベルを超えると判断さ
れる場合には、電子放出素子の駆動条件を変えて発光量
を抑制するように制御を行なうというものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような課題が残され
ていた。
【0007】(1)多くのディスプレイ装置において
は、省電力化及び蛍光面の発熱抑制のために画面全体の
平均輝度があるレベルを超えないように輝度制御するこ
とが行なわれる。また、ディスプレイ装置の使用者が好
みの明るさに設定できるように画面輝度の調整機能を備
える構成も多い。
【0008】たとえば上記公報に記載された構成のよう
に発光面を励起するための電子ビーム源に表面伝導型電
子放出素子を使用する場合は、素子に印加する駆動電圧
を調整することによって前述のような輝度制御を実現す
ることができる。
【0009】ところで、駆動電圧を調整するために行配
線に与える選択電位や列配線に与える駆動電位の値を調
整する場合に、それらの電位は一瞬で所望の値に変化す
るわけではなく、過渡状態を経て安定した電位に移行す
るための変化期間が存在する。全画面均一な状態で表示
するためには、この選択電位または駆動電位の変化期間
を垂直ブランキング期間内に設定し、画像表示のための
行走査期間は安定電圧になっていることが望ましい。
【0010】また、表面伝導型電子放出素子は過電圧印
加により破損してしまう恐れがあるので、素子印加電圧
を変化させる場合には過電圧がかかることを未然に防止
するためにも垂直ブランキング期間内に電位制御を行な
うことが望ましい。
【0011】しかしながら、駆動条件によっては、選択
電位または駆動電位の変化時間がミリ秒オーダーの時間
がかかることがあり、垂直ブランキング期間内に上記変
化期間を収めることが難しい場合もあった。
【0012】(2)TV信号やコンピューターの画像出
力信号は種々の解像度の信号が存在しており、必ずしも
ディスプレイ装置が有する一画面の縦方向ライン数(走
査線数に相当)と入力画像信号の1フレーム期間もしく
は1フィールド期間に含まれる走査線数が一致するとは
限らない。
【0013】また、画像信号の表示アスペクト比と表示
パネルが有する表示部のアスペクト比が適合するとは限
らず、表示アスペクト比を優先させて表示する場合に
は、1フレーム期間もしくは1フィールド期間に占める
有効信号期間の割合が低下し、画面全体の輝度低下につ
ながることもある。
【0014】これらのように入力画像信号と表示パネル
の整合性が不十分な場合においても、良好な画像表示を
行なえる方式が望まれている。
【0015】本発明は上記実情を鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、表示画像の乱れや素
子の破損等を招くことなく良好な輝度調整を行なうこと
ができ、高品質かつ信頼性の高い画像表示を実現し得る
画像表示装置およびその駆動方法を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、画像信号が入力される入力部と、
複数の画像表示素子を複数の行配線と複数の列配線によ
ってマトリクス状に結線してなる画像表示部と、前記複
数の行配線のうち一の行配線に選択電位を与え、その選
択する行配線を順次切り替えることによって垂直方向の
走査駆動を行なう行配線駆動部と、前記複数の列配線の
それぞれに入力画像信号に応じた駆動電位を与える列配
線駆動部と、を備え、前記選択電位と前記駆動電位との
電位差によって画像表示素子を駆動し画像を表示する画
像表示装置において、一部の行配線の走査周波数を入力
画像信号に基づく水平同期周波数よりも高くする駆動制
御手段を設けたことを特徴とする。
【0017】前記駆動制御手段は、一部の行配線の走査
周波数を入力画像信号に基づく水平同期周波数よりも高
くすることによって、フレーム間に、前記入力画像信号
に基づく垂直ブランキング期間よりも長い時間間隔で行
配線の走査を休止する走査休止期間を生成するとよい。
【0018】前記駆動制御手段は、前記走査休止期間の
間に、前記行配線駆動部によって行配線に与えられるべ
き電位または/かつ前記列配線駆動部によって列配線に
与えられるべき電位を、走査期間中に行配線に与えられ
る選択電位または/かつ列配線に与えられる駆動電位に
至るまで変化させるとよい。
【0019】このとき、行配線に与えられる電位を前記
行配線駆動部に供給する行配線電源部と、列配線に与え
られる電位を前記列配線駆動部に供給する列配線電源部
と、を備え、前記駆動制御手段は、前記走査休止期間の
間に、前記行配線電源部から供給される電位または/か
つ前記列配線電源部から供給される電位を変化させると
なおよい。
【0020】前記駆動制御手段は、一部の行配線の走査
周波数を入力画像信号に基づく水平同期周波数よりも高
くするとともに、他部の行配線の走査周波数を前記水平
同期周波数よりも低くするとよい。
【0021】前記一部の行配線は、前記複数の行配線の
うち端部に配置された行配線であるとよい。走査周波数
を高める対象となる行配線は、上端部と下端部の双方の
行配線であってもよいし、上端部または下端部のいずれ
かの行配線であってもよい。
【0022】前記一部の行配線は、画像の非表示エリア
に対応する行配線を含むとよい。すなわち、走査周波数
を高める対象となる行配線は、画像の非表示エリアに対
応する行配線のみであってもよいし、画像の非表示エリ
アに対応する行配線と画像の表示エリアに対応する行配
線(非表示エリアに対応する行配線に隣接する行配線が
好ましい)の双方を含んでもよい。
【0023】前記駆動制御手段は、前記入力部に入力さ
れた入力画像信号の種別を判別する手段を有し、その判
別結果に基づいて走査周波数を高める行配線およびその
周波数を決定するとよい。
【0024】入力画像信号(映像信号)の種別として
は、放送で用いられるTV信号と、コンピュータ等の画
像出力信号とに大別できる。そしてTV信号の場合に
は、例えば、NTSC方式,PAL方式,SECAM方
式,MUSE方式などの種々の信号方式があり、コンピ
ュータの画像出力信号の場合には、VGA(640×4
80),SVGA(800×600,1024×76
8,1280×1024)などの種々の規格がある。前
記駆動制御手段は、これらの信号方式や解像度などを判
別して上記駆動制御を行なうとよい。
【0025】前記画像表示素子は、電圧を印加されて電
子を放出する電子放出素子と、該電子放出素子からの電
子線照射を受けて発光する発光部材と、を有してなると
よい。
【0026】前記電子放出素子は、表面伝導型電子放出
素子であるとなおよい。
【0027】また、本発明の画像表示装置の駆動方法
は、画像信号が入力される入力部と、複数の画像表示素
子を複数の行配線と複数の列配線によってマトリクス状
に結線してなる画像表示部と、を備え、前記複数の行配
線のうち一の行配線に選択電位を与えるとともに複数の
列配線のそれぞれに入力画像信号に応じた駆動電位を与
え、該選択電位と該駆動電位との電位差によって画像表
示素子を駆動し、さらに、選択する行配線を順次切り替
えることによって垂直方向の走査駆動を行なう画像表示
装置の駆動方法であって、一部の行配線の走査周波数を
入力画像信号に基づく水平同期周波数よりも高くするこ
とを特徴とする。
【0028】一部の行配線の走査周波数を入力画像信号
に基づく水平同期周波数よりも高くすることによって、
フレーム間に、前記入力画像信号に基づく垂直ブランキ
ング期間よりも長い時間間隔で行配線の走査を休止する
走査休止期間を生成するとよい。
【0029】前記走査休止期間の間に、行配線に与えら
れるべき電位または/かつ列配線に与えられるべき電位
を、走査期間中に行配線に与えられる選択電位または/
かつ列配線に与えられる駆動電位に至るまで変化させる
とよい。
【0030】一部の行配線の走査周波数を入力画像信号
に基づく水平同期周波数よりも高くするとともに、他部
の行配線の走査周波数を前記水平同期周波数よりも低く
するとよい。
【0031】前記一部の行配線は、前記複数の行配線の
うち端部に配置された行配線であるとよい。
【0032】前記一部の行配線は、画像の非表示エリア
に対応する行配線を含むとよい。
【0033】前記入力部に入力された入力画像信号の種
別を判別し、その判別結果に基づいて走査周波数を高め
る行配線およびその周波数を決定するとよい。
【0034】前記画像表示素子は、電圧を印加されて電
子を放出する電子放出素子と、該電子放出素子からの電
子線照射を受けて発光する発光部材と、を有してなると
よい。
【0035】前記画像表示素子は、表面伝導型電子放出
素子であるとなおよい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。この発
明の画像表示装置およびその駆動方法は、たとえばTV
信号やコンピューター等の画像出力信号などの画像信号
(映像信号)を表示するディスプレイ装置に用いられて
好適なものである。
【0037】なお、ここでは表面伝導型電子放出素子を
用いた画像表示装置を例に挙げて説明を行なうが、本発
明は、FE型素子やMIM型素子等の冷陰極型電子放出
素子やEL素子などを用いた画像表示装置などにも好適
に適用することができる。
【0038】(第1の実施の形態)図1を参照して、本
発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置の構成につ
いて説明する。
【0039】表示パネル100(画像表示部)は、2次
元的に配列された複数の表面伝導型電子放出素子を複数
の行配線(走査配線)と複数の列配線(変調配線)によ
ってマトリクス状に結線してなるマルチ電子ビーム源
と、このマルチ電子ビーム源からの電子ビーム照射を受
けて発光する蛍光面(発光部材)とから構成されてい
る。また、高圧電源部111は、マルチ電子ビーム源か
ら放出された電子ビームを加速するための高圧電圧バイ
アスを蛍光面に印加するものである。表示パネル100
の製法については、本出願人による特開平9−1901
60号公報等に詳細に記述されているので、ここでは詳
しい説明は省略する。
【0040】同公報にて記述されているように表面伝導
型電子放出素子を用いた表示パネルの発光輝度階調制御
方法はいくつか考えられるが、本実施の形態において
は、いわゆるパルス幅変調・線順次駆動でなされること
を前提とする。
【0041】すなわち、行配線駆動部104にて複数の
行配線のうち1本の行配線(選択ライン)のみに所定の
選択電位パルス(Vss)を与えるとともに、列配線駆
動部103にて、電子線放出量要求値データに応じたパ
ルス幅を有する駆動電位パルスを複数の列配線のそれぞ
れに与えて、選択電位と駆動電位との電位差(駆動電
圧)によって所望の電子放出素子を駆動することで1ラ
イン分の表示を行ない、さらに、選択する行配線を所定
の走査周波数で順次切り替えて垂直方向の走査駆動を行
なうことによって、1フレームまたは1フィールドの画
像表示を実現している。なお、選択ライン以外の行配線
(非選択ライン)には所定の非選択電位パルス(Vu
s)が与えられ、非選択電位と駆動電位との電位差では
電子放出素子は駆動されないように設定されている。
【0042】Vm電源部108は、列配線に与えられる
電位を列配線駆動部103に供給する列配線電源部であ
り、列配線駆動部103が出力する駆動電位パルスの電
位(パルスの振幅)を決定する。
【0043】Vss電源部109は、選択時に行配線に
与えられる電位を行配線駆動部104に供給する行配線
電源部であり、行配線駆動部104が出力する選択電位
パルスの電位(パルスの振幅)を決定する。
【0044】Vus電源部110も、非選択時に行配線
に与えられる電位を行配線駆動部104に供給する行配
線電源部であり、行配線駆動部104が出力する非選択
電位パルスの電位(パルスの振幅)を決定する。
【0045】行配線駆動部104は例えば図2に示すよ
うな構成で実現される。同図の行配線駆動部104は、
パネル行配線の本数と同数のSW手段402と、行走査
信号発生のため行配線数と同数のフリップフロップ手段
を有するVシフトレジスタ部401を備えている。SW
手段402は、Vシフトレジスタ部401からの選択/
非選択を示す走査信号を受け、選択時はVss電源部1
09から供給される電位を非選択時はVus電源部11
0から供給される電位を表示パネル100の行配線に与
える。
【0046】再度図1に戻って画像表示装置の駆動部の
構成について説明する。
【0047】入力端子部101は外部からの画像信号入
力を受けるための入力部である。図示していないが、制
限された伝送帯域にて画像信号を伝えるために入力画像
信号が原信号より圧縮された形態で入力される場合にお
いては、圧縮信号を伸長し原信号に復調するデコード手
段を入力端子部101は含む。
【0048】入力される画像信号の種別としては、放送
で用いられるTV信号と、コンピュータ等の画像出力信
号とに大別できる。TV信号の場合には、例えば、NT
SC方式,PAL方式,SECAM方式,MUSE方式
などの種々の信号方式があり、コンピュータの画像出力
信号の場合には、VGA(640×480),SVGA
(800×600,1024×768,1280×10
24)などの種々の規格がある。
【0049】入力端子部101に入力された画像信号
は、画像信号処理部102に送られる。
【0050】本実施の形態では、画像信号処理部10
2、タイミング発生部105、発光輝度制御部106お
よび明るさ指示値発生部107で、一部の行配線の走査
周波数を入力画像信号に基づく水平同期周波数(ライン
周波数)よりも高くする駆動制御手段を構成している。
【0051】画像信号処理部102においては、入力端
子部101からの画像信号を表示パネル100の素子数
・画素構成に適合するようにサンプリングし、表示パネ
ル100の各画素の電子線放出量要求値データに相当す
る輝度データを入力画像信号から生成する。生成された
輝度データは、表示する行配線の選択走査に同期して表
示できるように1列分の輝度データ列が1ライン走査期
間内に列配線駆動部103に送られる。
【0052】画像信号はCRTを用いた表示装置を前提
にしていることが多いため、CRTの持つγ特性を考慮
してγ補正が施されていることが多い。このため本実施
の形態のように発光輝度が電子線放出量要求値データに
ほぼ比例する表示パネルを対象にする場合は、このあら
かじめ施されているγ補正をキャンセルする所謂逆γ補
正も画像信号処理部102内にて行う。
【0053】画像信号処理部102は入力画像信号の1
フレーム期間の積分値(平均映像レベル)を検出し、発
光輝度制御部106に送る。また画像信号処理部102
は入力画像信号に含まれる同期信号を画像信号から分離
し、タイミング発生部105に送る。
【0054】タイミング発生部105は、画像信号処理
部102からの同期信号を受け、画像信号処理部102
内でのデータサンプリングや列配線駆動部103への輝
度データ列転送などの信号処理に必要なCLK信号を発
生し、画像信号処理部102・列配線駆動部103に供
給する。また行走査に必要な行走査開始のスタートトリ
ガ信号と順次選択ラインを切替えるためのラインCLK
信号を生成し、行配線駆動部104に送る。
【0055】発光輝度制御部106は、明るさ指示値発
生部107からの指示値及び画像信号処理部102によ
り検出された入力画像信号の1フレーム期間の積分値に
応じてVss電源部109あるいはVm電源部108・
Vus電源部110の出力電位に変化を与えることで、
表示パネル100の各画素の電子線放出量を制御し、結
果として表示パネル100の発光輝度を可変制御する。
【0056】明るさ指示値発生部107は、本画像表示
装置のピーク輝度レベルを装置使用者の要求や入力信号
種別などから適応的に決定しその指示値を発光輝度制御
部106に与えるために備えられるものであり、例えば
装置使用者の輝度増減要求を受け付けるためのユーザー
インターフェース手段や、入力端子部101に入力され
た画像信号の種別を判別する手段、さらにそれらの入力
値や判別結果からユーザーの望む表示輝度や入力画像信
号にふさわしい表示輝度になるように明るさ指示値を決
定する判断手段を備え、決定された明るさ指示値を発光
輝度制御部106に出力する。
【0057】図5に発光輝度制御部106からの制御に
よるVss電源部109の出力応答特性の一例を示す。
この例においては、およそ4V/msのスルーレートで
出力電位可変が行なわれている。(この応答特性はあく
まで一例であり、Vss電源部109の負荷量により変
化し、Vss電源部109の負荷量は表示パネル100
の解像度や発光輝度により変化する。)
【0058】図1に示すような画像表示装置の構成にお
いて、表示パネル100の行ライン数(行配線の本数)
が768本、入力される画像信号のフレーム周波数(垂
直周波数)が60Hz、1フレーム期間の総走査線数が
750本、そのうち有効表示走査線数が720本の場合
を考えた場合の行走査タイミングを図3に示す。
【0059】本例においては、図4に示すように768
ラインの上下各24ラインを非表示エリアとし、中央部
の720ラインに入力画像信号の1フレーム期間内有効
表示走査線(720本)が表示されるように、タイミン
グ発生部105は所定の走査周波数のラインCLK信号
を発生する。
【0060】この場合入力画像信号の総走査線数よりも
表示パネル100の行ライン数の方が多いために、入力
画像信号に基づく水平同期周波数に同期したラインCL
Kでは表示パネルの全行を1フレーム期間に走査するこ
とが出来ない。そこで、本実施の形態では、図3の行配
線電位の波形に示すように、1フレーム期間を下記の期
間I〜IVの4期間に分割して異なる速度で走査できるよ
うに、タイミング発生部105では各期間毎に異なる走
査周波数のラインCLK信号を生成し、行配線駆動部1
04に与える。
【0061】・期間Iは表示パネル100の発光輝度制
御のための駆動電圧可変期間に割り当てし、この期間は
走査を行なわない走査休止期間とする。
【0062】・期間IIは、表示パネル100の上部非表
示ライン24本の行配線走査期間に割り当て、この期間
は入力画像信号の水平同期周波数の4倍速のラインCL
Kで高速走査を行なう。
【0063】・期間IIIは、入力画像信号の有効表示走
査線720本の表示のために中央部720ラインの行配
線走査期間に割り当て、この期間は入力画像信号の水平
同期周波数に同期したラインCLKで走査を行なう。
【0064】・期間IVは、表示パネル100の下部非表
示ライン24本の行配線走査期間に割り当て、この期間
は期間IIと同様に入力画像信号の水平同期周波数の4倍
速のラインCLKで高速走査を行なう。
【0065】期間Iの開始直後に図1における発光輝度
制御部106はタイミング発生部105からのトリガ信
号を受けVss電源部109に出力電圧可変信号を送
る。図3においては、行走査タイミングと同時にこのV
ss電源部109の出力電位が−Vss1から−Vss
2に変化したときの行配線電位の様子も示されている。
【0066】すなわち本実施の形態では、表示パネルの
行ライン数が768本・入力される画像信号のフレーム
周波数が60Hz・1フレーム期間の総走査線数及び有
効表示走査線数がそれぞれ750本・720本の場合
に、上下各24本を非表示エリアとし非表示エリアを4
倍速走査、中央の表示エリア720本を通常速走査と分
割走査している。
【0067】このように非表示エリア(上下各24本
分)を4倍の走査周波数で走査駆動することにより、こ
の非表示エリアの走査時間を1/4に短縮することがで
き、その分だけ行配線の走査を行なわない走査休止期間
を生成することができる。具体的には、各非表示エリア
について走査線数にして18本分、走査線期間にして約
0.4msの走査休止期間を得ることができ、上下のエ
リアを合わせれば約0.8msだけ垂直ブランキング期
間を長くとることができることになる。
【0068】本実施の形態では、この走査休止期間(垂
直ブランキング期間)を発光輝度制御部106による駆
動電圧可変期間に割り当てている。図5に示すような応
答特性を持つVss電源部109に対しては、この約
0.4msの駆動電圧可変期間に約1.6V程度Vss
電圧出力を可変できることになる。
【0069】本実施の形態の表示パネル100に用いた
表面伝導型電子放出素子の駆動電圧(Vf)−電子線放
出(Ie)特性を図6に模式的に示す。同図においてV
fの絶対値は書かれていないが、ここで例えば十数Vで
使用することを想定した場合、前記駆動電圧可変期間に
おける約1.6V程度のVss電圧可変範囲は約2割〜
4割程度の電子放出量を制御できる。
【0070】以上述べたように本実施の形態の構成およ
び駆動方法によれば、非表示エリアの行配線のラインC
LKを入力画像信号に基づく水平同期周波数よりも高く
することによって、フレーム間の垂直ブランキング期間
を長くとり、選択電位パルスVssの電位(パルス振
幅)を調整するための駆動電圧可変期間を十分に確保す
ることができる。この期間中は行配線の走査が行なわれ
ないため、電位変化が画像表示のための行走査期間に影
響を与えることなく、また、電子放出素子に過電圧が印
加されることもない。したがって、表示画像の乱れや素
子の破損等を招くことなく良好な輝度調整を行なうこと
が可能となる。
【0071】なお、上下24本の非表示エリアの発光状
態について上記では説明しなかったが、黒信号表示の他
グレー信号など特定のパターンの表示を同一構成にて行
なうことができる。
【0072】また非表示エリアの行走査は4倍速高速走
査する例を示したが、もちろんこれに限られるわけでな
く、入力画像信号に基づく水平同期周波数よりも高速な
周波数を幅広く選ぶことができる。
【0073】さらに入力画像信号の有効表示期間はすべ
て表示する例の説明を行なったが、有効表示期間の上下
数本の走査線をさらに非表示期間に割り当てることで垂
直ブランキング期間をさらに長く確保することが可能な
のは言うまでもない。
【0074】なお、本実施の形態では、Vss電源部1
09を制御して選択電位の値を調整する構成としたが、
Vm電源部108を制御して列配線に与える駆動電位の
値を調整する構成にしても上記と同様の効果を得ること
ができる。また、Vss電源部109およびVm電源部
108の両方を制御して、選択電位と駆動電位の双方を
調整するようにすることも好適である。
【0075】(第2の実施の形態)図7には、本発明の
第2の実施の形態の行走査タイミングが示されている。
上記第1の実施の形態では、1フレーム分の垂直ブラン
キング期間内に駆動電圧制御を行なっていたが、本実施
の形態では、Vss電源部109の出力電位を−Vss
1から−Vss2に変化させる際に3フレーム分の垂直
ブランキング期間を利用している。
【0076】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については説
明を省略するものとする。
【0077】本実施の形態では、上記第1の実施の形態
と同様、1フレーム期間を期間I〜IVの4期間に分割し
て各期間を異なる走査周波数(速度)で走査することに
より、駆動電圧可変期間期間Iを確保し3フレームにわ
たりVss可変量を3つに分けて(−Vss1)から最
終所望値(−Vss2)に到達するように制御されてい
る。
【0078】このように段階的に駆動電圧を制御するこ
とにより、第1の実施の形態よりも大きな輝度変化を与
えたい場合に、大きなVss可変量を得ることができ
る。
【0079】もちろん3フレームの可変期間というのは
一例であり、実際には図1における発光輝度制御部10
6がVss電源部109の制御応答特性や期間Iの長
さ、所望輝度変化を与えるのに必要なVss電源部10
9の変化量等に応じて、適応的に決められる。
【0080】なお、以上の説明は、Vss電源部109
を制御して選択電位の値を調整する制御例であるが、V
m電源部108を制御して列配線駆動部103が列配線
に与える駆動電位の値を調整するようにしても上記と同
様の効果を得ることができる。また、Vss電源部10
9およびVm電源部108の両方を制御して、選択電位
と駆動電位の双方を調整するようにすることも好適であ
る。
【0081】(第3の実施の形態)以下に、図1,図
8,図9を参照して、本発明の第3の実施の形態を説明
する。本実施の形態では、入力画像信号の種別を判別し
て、その判別結果に基づいて駆動制御を行なう例を示
す。
【0082】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については説
明を省略するものとする。
【0083】本実施の形態の画像表示装置の概略構成に
ついても図1を用いて説明する。本実施の形態の表示パ
ネル100の仕様は表示アスペクト比4:3/行ライン
数480本である。また、本実施の形態の画像表示装置
は、入力画像信号を全画面4:3アスペクト比で表示す
るモード(モード1と呼ぶ)と表示パネル中央部360
本行ラインを用いた16:9アスペクト比で表示するモ
ード(モード2と呼ぶ)を有している。
【0084】図8および図9に本実施の形態におけるタ
イミング図の例を示す。
【0085】入力端子部101には、フレーム周波数6
0Hz、一フレーム総走査線数525本/有効走査線数
480本の画像信号が入力されている。画像信号処理部
102は入力画像信号の表示アスペクト比等の種別を判
別する判別部を備えており、この判別部による判別結果
を判別信号としてタイミング発生部105に与える。タ
イミング発生部105はその判別信号に応じて、図8に
示すモード1もしくは図9に示すモード2のようなタイ
ミング信号を発生する。
【0086】画像信号処理部102は、不図示の走査線
変換手段を内蔵しており、入力画像信号が16:9アス
ペクト表示信号と判別したときに、図9のモード2の例
に示すように、1フレーム総走査線数を400本/有効
表示走査線数を360本に変換する。このとき、表示パ
ネル100の480本の総表示ラインの上下各60本を
非表示エリアとし、中央部の360ラインにて画像表示
を行なう。
【0087】このときタイミング発生部105は、1フ
レーム期間を期間I〜IVの以下の4期間に分割して、各
期間を異なる走査周波数(速度)で走査できるようにラ
インCLK信号を生成し行配線駆動部104に与える。
【0088】・期間Iに水平期間10本分を割り当て、
この期間は走査を行なわない走査休止期間とする。(第
1の実施の形態のようにこの期間を発光輝度制御のため
の駆動電圧可変期間に割り当てることが出来る。)
【0089】・期間IIは、表示パネル100の上部非表
示ライン60本の行配線走査を行なうために水平期間1
5本分を割り当て、この期間は入力画像信号に基づく水
平同期周波数の4倍速のラインCLKで高速走査を行な
う。
【0090】・期間IIIは、360本に変換された有効
画像信号の表示のために、中央部360ラインの行配線
走査期間に割り当て、この期間は入力画像信号に基づく
水平同期周波数よりも低い周波数のラインCLKで走査
を行なう。
【0091】・期間IVは、表示パネル100の下部非表
示ライン60本の行配線走査を行なうために水平期間1
5本分を割り当て、この期間は入力画像信号に基づく水
平同期周波数の4倍速のラインCLKで高速走査を行な
う。
【0092】このように本実施の形態では、非表示エリ
アの行配線の走査周波数を入力画像信号に基づく水平同
期周波数よりも高くするとともに、画像表示エリアの行
配線の走査周波数を同水平同期周波数よりも低くするこ
とで、画像表示エリアの各行配線の選択時間を長く確保
することができる(図9)。したがって、列配線に与え
る駆動電位パルスのパルス幅を通常よりも長く、すなわ
ち、各素子の発光輝度を明るくすることができ、高品質
な画像表示を実現することが可能となる。
【0093】一方、画像信号処理部102が入力画像信
号を4:3アスペクト表示信号と判別したときには、図
8のモード1の例に示すように走査線変換を行なわず
に、表示パネル100の480本の総表示ラインに有効
画像信号480本を割り当てて画像表示を行なう。
【0094】以上、表示装置が入力画像信号の種別を判
別する手段を備え、表示モードに応じて適応的に表示エ
リアの分割走査をする例を説明した。この例において
は、表示ライン480本・表示パネルのアスペクト比
4:3での応用例を説明したが、これに限らず種々の表
示パネル仕様や入力画像信号の組み合わせにおいても同
様のことが実現できる。
【0095】また表示モードの判別は入力画像信号から
の自動判別に限らず、表示装置が備えるリモコンやユー
ザー操作SWなどからのモード変化信号に対応して切替
えても良い。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、一部の
行配線の走査周波数を入力画像信号に基づく水平同期周
波数よりも高くするようにしたので、走査期間に余裕が
生まれて柔軟な駆動制御が可能となり、表示画像の乱れ
や素子の破損等を招くことのない輝度制御や高品質かつ
信頼性の高い画像表示を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像表示装置の概略
構成図である。
【図2】図1の画像表示装置の行配線駆動部の概略構成
図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における行走査タイ
ミングの一例を示すタイミング図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における非表示エリ
アと表示エリアの説明図である。
【図5】図1の画像表示装置のVss電源部の出力応答
特性の一例を示すグラフ図である。
【図6】表面伝導型電子放出素子の駆動電圧(Vf)−
電子線放出(Ie)特性を示す模式図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における行走査タイ
ミングの一例を示すタイミング図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態における行走査タイ
ミングの一例を示すタイミング図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態における行走査タイ
ミングの一例を示すタイミング図である。
【符号の説明】
100 表示パネル(画像表示部) 101 入力端子部(入力部) 102 画像信号処理部(駆動制御手段) 103 列配線駆動部 104 行配線駆動部 105 タイミング発生部(駆動制御手段) 106 発光輝度制御部(駆動制御手段) 107 明るさ指示値発生部(駆動制御手段) 108 Vm電源部(列配線電源) 109 Vss電源部(行配線電源) 110 Vus電源部 111 高圧電源部 401 Vシフトレジスタ部 402 SW手段

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号が入力される入力部と、 複数の画像表示素子を複数の行配線と複数の列配線によ
    ってマトリクス状に結線してなる画像表示部と、 前記複数の行配線のうち一の行配線に選択電位を与え、
    その選択する行配線を順次切り替えることによって垂直
    方向の走査駆動を行なう行配線駆動部と、 前記複数の列配線のそれぞれに入力画像信号に応じた駆
    動電位を与える列配線駆動部と、を備え、前記選択電位
    と前記駆動電位との電位差によって画像表示素子を駆動
    し画像を表示する画像表示装置において、 一部の行配線の走査周波数を入力画像信号に基づく水平
    同期周波数よりも高くする駆動制御手段を設けたことを
    特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】前記駆動制御手段は、一部の行配線の走査
    周波数を入力画像信号に基づく水平同期周波数よりも高
    くすることによって、フレーム間に、前記入力画像信号
    に基づく垂直ブランキング期間よりも長い時間間隔で行
    配線の走査を休止する走査休止期間を生成することを特
    徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】前記駆動制御手段は、前記走査休止期間の
    間に、前記行配線駆動部によって行配線に与えられるべ
    き電位または/かつ前記列配線駆動部によって列配線に
    与えられるべき電位を、走査期間中に行配線に与えられ
    る選択電位または/かつ列配線に与えられる駆動電位に
    至るまで変化させることを特徴とする請求項2に記載の
    画像表示装置。
  4. 【請求項4】行配線に与えられる電位を前記行配線駆動
    部に供給する行配線電源部と、列配線に与えられる電位
    を前記列配線駆動部に供給する列配線電源部と、を備
    え、 前記駆動制御手段は、前記走査休止期間の間に、前記行
    配線電源部から供給される電位または/かつ前記列配線
    電源部から供給される電位を変化させることを特徴とす
    る請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】前記駆動制御手段は、一部の行配線の走査
    周波数を入力画像信号に基づく水平同期周波数よりも高
    くするとともに、他部の行配線の走査周波数を前記水平
    同期周波数よりも低くすることを特徴とする請求項1〜
    4のうちいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】前記一部の行配線は、前記複数の行配線の
    うち端部に配置された行配線であることを特徴とする請
    求項1〜5のうちいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】前記一部の行配線は、画像の非表示エリア
    に対応する行配線を含むことを特徴とする請求項1〜5
    のうちいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】前記駆動制御手段は、前記入力部に入力さ
    れた入力画像信号の種別を判別する手段を有し、その判
    別結果に基づいて走査周波数を高める行配線およびその
    周波数を決定することを特徴とする請求項1〜7のうち
    いずれか1項に記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】前記画像表示素子は、電圧を印加されて電
    子を放出する電子放出素子と、該電子放出素子からの電
    子線照射を受けて発光する発光部材と、を有してなるこ
    とを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1項に記載
    の画像表示装置。
  10. 【請求項10】前記電子放出素子は、表面伝導型電子放
    出素子であることを特徴とする請求項9に記載の画像表
    示装置。
  11. 【請求項11】画像信号が入力される入力部と、複数の
    画像表示素子を複数の行配線と複数の列配線によってマ
    トリクス状に結線してなる画像表示部と、を備え、 前記複数の行配線のうち一の行配線に選択電位を与える
    とともに複数の列配線のそれぞれに入力画像信号に応じ
    た駆動電位を与え、該選択電位と該駆動電位との電位差
    によって画像表示素子を駆動し、さらに、選択する行配
    線を順次切り替えることによって垂直方向の走査駆動を
    行なう画像表示装置の駆動方法であって、 一部の行配線の走査周波数を入力画像信号に基づく水平
    同期周波数よりも高くすることを特徴とする画像表示装
    置の駆動方法。
  12. 【請求項12】一部の行配線の走査周波数を入力画像信
    号に基づく水平同期周波数よりも高くすることによっ
    て、フレーム間に、前記入力画像信号に基づく垂直ブラ
    ンキング期間よりも長い時間間隔で行配線の走査を休止
    する走査休止期間を生成することを特徴とする請求項1
    1に記載の画像表示装置の駆動方法。
  13. 【請求項13】前記走査休止期間の間に、行配線に与え
    られるべき電位または/かつ列配線に与えられるべき電
    位を、走査期間中に行配線に与えられる選択電位または
    /かつ列配線に与えられる駆動電位に至るまで変化させ
    ることを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置の
    駆動方法。
  14. 【請求項14】一部の行配線の走査周波数を入力画像信
    号に基づく水平同期周波数よりも高くするとともに、他
    部の行配線の走査周波数を前記水平同期周波数よりも低
    くすることを特徴とする請求項11,12または13に
    記載の画像表示装置の駆動方法。
  15. 【請求項15】前記一部の行配線は、前記複数の行配線
    のうち端部に配置された行配線であることを特徴とする
    請求項11〜14のうちいずれか1項に記載の画像表示
    装置の駆動方法。
  16. 【請求項16】前記一部の行配線は、画像の非表示エリ
    アに対応する行配線を含むことを特徴とする請求項11
    〜14のうちいずれか1項に記載の画像表示装置の駆動
    方法。
  17. 【請求項17】前記入力部に入力された入力画像信号の
    種別を判別し、その判別結果に基づいて走査周波数を高
    める行配線およびその周波数を決定することを特徴とす
    る請求項11〜16のうちいずれか1項に記載の画像表
    示装置の駆動方法。
  18. 【請求項18】前記画像表示素子は、電圧を印加されて
    電子を放出する電子放出素子と、該電子放出素子からの
    電子線照射を受けて発光する発光部材と、を有してなる
    ことを特徴とする請求項11〜17のうちいずれか1項
    に記載の画像表示装置の駆動方法。
  19. 【請求項19】前記電子放出素子は、表面伝導型電子放
    出素子であることを特徴とする請求項18に記載の画像
    表示装置の駆動方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005316479A (ja) * 2004-04-29 2005-11-10 Samsung Sdi Co Ltd 電子放出表示装置,表示パネルの駆動方法
US8102386B2 (en) 2007-01-04 2012-01-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Driving apparatus of display device and method for driving display device
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CN111128075A (zh) * 2020-01-02 2020-05-08 京东方科技集团股份有限公司 Oled显示面板的驱动方法及驱动装置、显示装置

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