JP2002341346A - 液晶プロジェクタ装置 - Google Patents
液晶プロジェクタ装置Info
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- JP2002341346A JP2002341346A JP2001149193A JP2001149193A JP2002341346A JP 2002341346 A JP2002341346 A JP 2002341346A JP 2001149193 A JP2001149193 A JP 2001149193A JP 2001149193 A JP2001149193 A JP 2001149193A JP 2002341346 A JP2002341346 A JP 2002341346A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 反射型ＬＣＤを用いるプロジェクタ装置の投
射レンズのバックフォーカスを短縮し、投射レンズを小
型化し、装置の小型化を可能にする。 【解決手段】 光源光線をＰＢＳ３でｓ偏光にし、カラ
ースイッチ５で赤光線をｐ偏光にし、緑、青光線はｓ偏
光で出力し、ｐ偏光光線はＰＢＳ６を透過し、反射型Ｌ
ＣＤ７に入射、変調し反射してｓ偏光の赤映像光線と
し、ＰＢＳ６で反射して投射レンズ11に入射し、カラー
スイッチからのｓ偏光光線はＰＢＳ６で反射し、緑光線
はダイクロイックミラー（ＤＭ）８を透過、青光線は反
射し、緑光線は反射型ＬＣＤ９に入射、変調し反射して
ｐ偏光の緑映像光線とし、ＤＭとＰＢＳ６を透過し、投
射レンズに入射し、ＤＭで反射された青光線は反射型Ｌ
ＣＤ10に入射、変調し反射してｐ偏光の青映像光線と
し、ＤＭで反射してＰＢＳ６を透過し、投射レンズで赤
・緑映像光線と共にスクリーンに投射する。
射レンズのバックフォーカスを短縮し、投射レンズを小
型化し、装置の小型化を可能にする。 【解決手段】 光源光線をＰＢＳ３でｓ偏光にし、カラ
ースイッチ５で赤光線をｐ偏光にし、緑、青光線はｓ偏
光で出力し、ｐ偏光光線はＰＢＳ６を透過し、反射型Ｌ
ＣＤ７に入射、変調し反射してｓ偏光の赤映像光線と
し、ＰＢＳ６で反射して投射レンズ11に入射し、カラー
スイッチからのｓ偏光光線はＰＢＳ６で反射し、緑光線
はダイクロイックミラー（ＤＭ）８を透過、青光線は反
射し、緑光線は反射型ＬＣＤ９に入射、変調し反射して
ｐ偏光の緑映像光線とし、ＤＭとＰＢＳ６を透過し、投
射レンズに入射し、ＤＭで反射された青光線は反射型Ｌ
ＣＤ10に入射、変調し反射してｐ偏光の青映像光線と
し、ＤＭで反射してＰＢＳ６を透過し、投射レンズで赤
・緑映像光線と共にスクリーンに投射する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は反射型ＬＣＤ(Liqui
d Crystal Device) を用いた液晶プロジェクタ装置に係
り、投射レンズのバックフォーカスを短くして投射レン
ズを小型化すると共に、光学系の距離を圧縮し、装置を
小型化するものに関する。
d Crystal Device) を用いた液晶プロジェクタ装置に係
り、投射レンズのバックフォーカスを短くして投射レン
ズを小型化すると共に、光学系の距離を圧縮し、装置を
小型化するものに関する。
【０００２】
【従来の技術】反射型ＬＣＤを用いた液晶プロジェクタ
装置には、例えば、図３に示すように、光源１からの白
色光線をインテグレータレンズ２で集光し、ＰＢＳ（偏
光ビームスプリッタ）31でｐ偏光成分に揃え、コンデン
サレンズ４を経て第２ＰＢＳ６（偏光子動作）を透過さ
せ、ダイクロイックミラー32で赤光線を、ダイクロイッ
クミラー33で緑光線をそれぞれ反射させ、赤光線は赤色
用の反射型ＬＣＤ34に、緑光線は緑色用の反射型ＬＣＤ
35に入射し、ダイクロイックミラー32と33を透過した青
光線は青色用の反射型ＬＣＤ36に入射し、それぞれで光
変調され、反射されてｓ偏光となった光線は入射時の経
路を逆に進んで第２ＰＢＳ６（検光子動作）に入射し、
反射され、投射レンズ37によりスクリーンに投射する構
成のものがある。この構成では、反射型ＬＣＤ35および
36と第２ＰＢＳ６との間に二枚のダイクロイックミラー
33と32を介在させなければならず、光線経路が長いので
投射レンズ37のバックフォーカスが大きくなり、投射レ
ンズ37は、Ｆ値は同じでも口径の大きいものが必要で、
コスト高になる他、光線経路が長い分、装置が大型にな
るという問題があった。
装置には、例えば、図３に示すように、光源１からの白
色光線をインテグレータレンズ２で集光し、ＰＢＳ（偏
光ビームスプリッタ）31でｐ偏光成分に揃え、コンデン
サレンズ４を経て第２ＰＢＳ６（偏光子動作）を透過さ
せ、ダイクロイックミラー32で赤光線を、ダイクロイッ
クミラー33で緑光線をそれぞれ反射させ、赤光線は赤色
用の反射型ＬＣＤ34に、緑光線は緑色用の反射型ＬＣＤ
35に入射し、ダイクロイックミラー32と33を透過した青
光線は青色用の反射型ＬＣＤ36に入射し、それぞれで光
変調され、反射されてｓ偏光となった光線は入射時の経
路を逆に進んで第２ＰＢＳ６（検光子動作）に入射し、
反射され、投射レンズ37によりスクリーンに投射する構
成のものがある。この構成では、反射型ＬＣＤ35および
36と第２ＰＢＳ６との間に二枚のダイクロイックミラー
33と32を介在させなければならず、光線経路が長いので
投射レンズ37のバックフォーカスが大きくなり、投射レ
ンズ37は、Ｆ値は同じでも口径の大きいものが必要で、
コスト高になる他、光線経路が長い分、装置が大型にな
るという問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、反射型ＬＣ
Ｄを用いる液晶プロジェクタ装置で、色分離系にダイク
ロイックミラーを二枚必要としない構成にして投射レン
ズのバックフォーカスを短縮し、大口径の投射レンズを
不要にし、コストダウンと装置の小型化を可能にするこ
とを目的とする。
Ｄを用いる液晶プロジェクタ装置で、色分離系にダイク
ロイックミラーを二枚必要としない構成にして投射レン
ズのバックフォーカスを短縮し、大口径の投射レンズを
不要にし、コストダウンと装置の小型化を可能にするこ
とを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の液晶プロジェクタ装置は、白色光線を出力
する光源と、同光源からの光線をｓ偏光光線に揃えて出
力する第１ＰＢＳと、同第１ＰＢＳからの赤色、緑色ま
たは青色の光線の何れか一色をｐ偏光に変換し、他の二
色の光線をｓ偏光で出力する第１カラースイッチと、同
第１カラースイッチからのｐ偏光光線を透過しｓ偏光光
線を反射する第２ＰＢＳと、同第２ＰＢＳからのｐ偏光
光線を入射し、変調・反射してｓ偏光光線に変換し、同
第２ＰＢＳに入射する赤色用、緑色用または青色用の反
射型ＬＣＤと、前記第２ＰＢＳで反射されたｓ偏光の緑
色、青色または赤色の光線を透過し、青色、赤色または
緑色の光線を反射するダイクロイックミラーと、同ダイ
クロイックミラーを透過した緑色、青色または赤色の光
線を入射し、変調・反射してｐ偏光光線に変換し、同ダ
イクロイックミラーを透過して前記第２ＰＢＳに入射す
る緑色用、青色用または赤色用の反射型ＬＣＤと、前記
ダイクロイックミラーで反射された青色、赤色または緑
色の光線を入射し、変調・反射してｐ偏光光線に変換
し、同ダイクロイックミラーで反射して前記第２ＰＢＳ
に入射する青色用、赤色用または緑色用の反射型ＬＣＤ
と、前記第２ＰＢＳで反射または同第２ＰＢＳを透過し
た前記各反射型ＬＣＤからの光線をスクリーンに投射す
る投射レンズとから構成する。
め、本発明の液晶プロジェクタ装置は、白色光線を出力
する光源と、同光源からの光線をｓ偏光光線に揃えて出
力する第１ＰＢＳと、同第１ＰＢＳからの赤色、緑色ま
たは青色の光線の何れか一色をｐ偏光に変換し、他の二
色の光線をｓ偏光で出力する第１カラースイッチと、同
第１カラースイッチからのｐ偏光光線を透過しｓ偏光光
線を反射する第２ＰＢＳと、同第２ＰＢＳからのｐ偏光
光線を入射し、変調・反射してｓ偏光光線に変換し、同
第２ＰＢＳに入射する赤色用、緑色用または青色用の反
射型ＬＣＤと、前記第２ＰＢＳで反射されたｓ偏光の緑
色、青色または赤色の光線を透過し、青色、赤色または
緑色の光線を反射するダイクロイックミラーと、同ダイ
クロイックミラーを透過した緑色、青色または赤色の光
線を入射し、変調・反射してｐ偏光光線に変換し、同ダ
イクロイックミラーを透過して前記第２ＰＢＳに入射す
る緑色用、青色用または赤色用の反射型ＬＣＤと、前記
ダイクロイックミラーで反射された青色、赤色または緑
色の光線を入射し、変調・反射してｐ偏光光線に変換
し、同ダイクロイックミラーで反射して前記第２ＰＢＳ
に入射する青色用、赤色用または緑色用の反射型ＬＣＤ
と、前記第２ＰＢＳで反射または同第２ＰＢＳを透過し
た前記各反射型ＬＣＤからの光線をスクリーンに投射す
る投射レンズとから構成する。
【０００５】または、前記光源からの光線をｐ偏光光線
に揃えて出力する第３ＰＢＳと、同第３ＰＢＳからの赤
色、緑色または青色の光線の何れか一色をｓ偏光に変換
し、他の二色の光線をｐ偏光で出力する第２カラースイ
ッチと、同第２カラースイッチからのｐ偏光光線を透過
しｓ偏光光線を反射する第２ＰＢＳと、同第２ＰＢＳで
反射されたｓ偏光光線を入射し、変調・反射してｐ偏光
光線に変換し、同第２ＰＢＳに入射する赤色用、緑色用
または青色用の反射型ＬＣＤと、前記第２ＰＢＳを透過
したｐ偏光の緑色、青色または赤色の光線を透過し、青
色、赤色または緑色の光線を反射するダイクロイックミ
ラーと、同ダイクロイックミラーを透過した緑色、青色
または赤色の光線を入射し、変調・反射してｓ偏光光線
に変換し、同ダイクロイックミラーを透過して前記第２
ＰＢＳに入射する緑色用、青色用または赤色用の反射型
ＬＣＤと、前記ダイクロイックミラーで反射された青
色、赤色または緑色の光線を入射し、変調・反射してｓ
偏光光線に変換し、同ダイクロイックミラーで反射して
前記第２ＰＢＳに入射する青色用、赤色用または緑色用
の反射型ＬＣＤと、前記第２ＰＢＳで反射または同第２
ＰＢＳを透過した前記各反射型ＬＣＤからの光線をスク
リーンに投射する投射レンズとから構成する。
に揃えて出力する第３ＰＢＳと、同第３ＰＢＳからの赤
色、緑色または青色の光線の何れか一色をｓ偏光に変換
し、他の二色の光線をｐ偏光で出力する第２カラースイ
ッチと、同第２カラースイッチからのｐ偏光光線を透過
しｓ偏光光線を反射する第２ＰＢＳと、同第２ＰＢＳで
反射されたｓ偏光光線を入射し、変調・反射してｐ偏光
光線に変換し、同第２ＰＢＳに入射する赤色用、緑色用
または青色用の反射型ＬＣＤと、前記第２ＰＢＳを透過
したｐ偏光の緑色、青色または赤色の光線を透過し、青
色、赤色または緑色の光線を反射するダイクロイックミ
ラーと、同ダイクロイックミラーを透過した緑色、青色
または赤色の光線を入射し、変調・反射してｓ偏光光線
に変換し、同ダイクロイックミラーを透過して前記第２
ＰＢＳに入射する緑色用、青色用または赤色用の反射型
ＬＣＤと、前記ダイクロイックミラーで反射された青
色、赤色または緑色の光線を入射し、変調・反射してｓ
偏光光線に変換し、同ダイクロイックミラーで反射して
前記第２ＰＢＳに入射する青色用、赤色用または緑色用
の反射型ＬＣＤと、前記第２ＰＢＳで反射または同第２
ＰＢＳを透過した前記各反射型ＬＣＤからの光線をスク
リーンに投射する投射レンズとから構成する。
【０００６】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図１は本発明による液晶プ
ロジェクタ装置の一実施例の要部構成図で、図の１は白
色光線を出力する光源、２はインテグレータレンズ、３
はインテグレータレンズ２からの光線をｓ偏光に揃えて
出力する第１ＰＢＳ、４はコンデンサレンズ、５はコン
デンサレンズ４からの光線の一色、例えば、赤色をｐ偏
光に変換し、他の二色、例えば、緑色と青色はｓ偏光で
出力する第１カラースイッチ、６はｐ偏光光線を透過し
ｓ偏光光線を反射する第２ＰＢＳ、７は第２ＰＢＳ６か
らのｐ偏光の赤色光線を入射し、赤色の映像信号で変調
し、反射しｓ偏光光線に変換して出力する反射型ＬＣ
Ｄ、８は第２ＰＢＳ６で反射された緑色光線を透過し青
色光線を反射するダイクロイックミラー、９はダイクロ
イックミラー８からの緑色光線を入射し、緑色の映像信
号で変調し、反射しｐ偏光光線に変換して出力する反射
型ＬＣＤ、10はダイクロイックミラー８で反射された青
色光線を入射し、青色の映像信号で変調し、反射しｐ偏
光光線に変換して出力する反射型ＬＣＤ、11は第２ＰＢ
Ｓ６を透過した緑色および青色光線と、第２ＰＢＳ６で
反射された赤色光線とをスクリーンに拡大投射する投射
レンズである。
き図面を参照して説明する。図１は本発明による液晶プ
ロジェクタ装置の一実施例の要部構成図で、図の１は白
色光線を出力する光源、２はインテグレータレンズ、３
はインテグレータレンズ２からの光線をｓ偏光に揃えて
出力する第１ＰＢＳ、４はコンデンサレンズ、５はコン
デンサレンズ４からの光線の一色、例えば、赤色をｐ偏
光に変換し、他の二色、例えば、緑色と青色はｓ偏光で
出力する第１カラースイッチ、６はｐ偏光光線を透過し
ｓ偏光光線を反射する第２ＰＢＳ、７は第２ＰＢＳ６か
らのｐ偏光の赤色光線を入射し、赤色の映像信号で変調
し、反射しｓ偏光光線に変換して出力する反射型ＬＣ
Ｄ、８は第２ＰＢＳ６で反射された緑色光線を透過し青
色光線を反射するダイクロイックミラー、９はダイクロ
イックミラー８からの緑色光線を入射し、緑色の映像信
号で変調し、反射しｐ偏光光線に変換して出力する反射
型ＬＣＤ、10はダイクロイックミラー８で反射された青
色光線を入射し、青色の映像信号で変調し、反射しｐ偏
光光線に変換して出力する反射型ＬＣＤ、11は第２ＰＢ
Ｓ６を透過した緑色および青色光線と、第２ＰＢＳ６で
反射された赤色光線とをスクリーンに拡大投射する投射
レンズである。
【０００７】図２は他の実施例の要部構成図で、図の21
はインテグレータレンズ２からの光線をｐ偏光光線に揃
えて出力する第３ＰＢＳ、22はコンデンサレンズ４から
の光線の一色、例えば、赤色をｓ偏光に変換し、他の二
色、例えば、緑色と青色はｐ偏光で出力する第２カラー
スイッチ、23は第２ＰＢＳ６で反射されたｓ偏光の赤色
光線を入射し、赤色の映像信号で変調し、反射しｐ偏光
光線に変換して出力する反射型ＬＣＤ、24はダイクロイ
ックミラー８を透過したｐ偏光の緑色光線を入射し、緑
色の映像信号で変調し、反射しｓ偏光光線に変換して出
力する反射型ＬＣＤ、25はダイクロイックミラー８で反
射されたｐ偏光の青色光線を入射し、青色の映像信号で
変調し、反射しｓ偏光光線に変換して出力する反射型Ｌ
ＣＤで、その他の符号は図１と同じであるので説明を省
く。
はインテグレータレンズ２からの光線をｐ偏光光線に揃
えて出力する第３ＰＢＳ、22はコンデンサレンズ４から
の光線の一色、例えば、赤色をｓ偏光に変換し、他の二
色、例えば、緑色と青色はｐ偏光で出力する第２カラー
スイッチ、23は第２ＰＢＳ６で反射されたｓ偏光の赤色
光線を入射し、赤色の映像信号で変調し、反射しｐ偏光
光線に変換して出力する反射型ＬＣＤ、24はダイクロイ
ックミラー８を透過したｐ偏光の緑色光線を入射し、緑
色の映像信号で変調し、反射しｓ偏光光線に変換して出
力する反射型ＬＣＤ、25はダイクロイックミラー８で反
射されたｐ偏光の青色光線を入射し、青色の映像信号で
変調し、反射しｓ偏光光線に変換して出力する反射型Ｌ
ＣＤで、その他の符号は図１と同じであるので説明を省
く。
【０００８】次に、本発明による液晶プロジェクタ装置
の動作を説明する。まず、図１の場合、光源１からの白
色光線はインテグレータレンズ２で集光され、第１ＰＢ
Ｓ３でｓ偏光光線に揃え、コンデンサレンズ４で集光
し、第１カラースイッチ５に入射する。第１カラースイ
ッチ５は、赤色光線の波長領域の位相を90°回転してｐ
偏光にして出力し(Rp)、他の二色、すなわち緑色および
青色光線はｓ偏光で出力する（Gs、Bs）。カラースイッ
チ５からのｐ偏光の赤色光線は、第２ＰＢＳ６（偏光子
動作）を透過して反射型ＬＣＤ７に入射し、変調し反射
されてｓ偏光の赤色映像光線Rsとなり、第２ＰＢＳ６
（検光子動作）に戻り、反射され、投射レンズ11に入射
する。また、カラースイッチ５を透過したｓ偏光の緑色
および青色光線は第２ＰＢＳ６で反射され、ダイクロイ
ックミラー８に入射し、緑色光線はダイクロイックミラ
ー８を透過して反射型ＬＣＤ９に入射し、変調し反射さ
れてｐ偏光の緑色映像光線Gpとなり、ダイクロイックミ
ラー８および第２ＰＢＳ６を透過し、投射レンズ11に入
射し、また、ダイクロイックミラー８で反射された青色
光線は反射型ＬＣＤ10に入射し、変調し反射されてｐ偏
光の青色映像光線Bpとなり、ダイクロイックミラー８で
反射され、第２ＰＢＳ６を透過し、投射レンズ11に入射
し、投射レンズ11により、反射型ＬＣＤ７からの赤色映
像光線および反射型ＬＣＤ９からの緑色映像光線と共に
スクリーンに投射される。
の動作を説明する。まず、図１の場合、光源１からの白
色光線はインテグレータレンズ２で集光され、第１ＰＢ
Ｓ３でｓ偏光光線に揃え、コンデンサレンズ４で集光
し、第１カラースイッチ５に入射する。第１カラースイ
ッチ５は、赤色光線の波長領域の位相を90°回転してｐ
偏光にして出力し(Rp)、他の二色、すなわち緑色および
青色光線はｓ偏光で出力する（Gs、Bs）。カラースイッ
チ５からのｐ偏光の赤色光線は、第２ＰＢＳ６（偏光子
動作）を透過して反射型ＬＣＤ７に入射し、変調し反射
されてｓ偏光の赤色映像光線Rsとなり、第２ＰＢＳ６
（検光子動作）に戻り、反射され、投射レンズ11に入射
する。また、カラースイッチ５を透過したｓ偏光の緑色
および青色光線は第２ＰＢＳ６で反射され、ダイクロイ
ックミラー８に入射し、緑色光線はダイクロイックミラ
ー８を透過して反射型ＬＣＤ９に入射し、変調し反射さ
れてｐ偏光の緑色映像光線Gpとなり、ダイクロイックミ
ラー８および第２ＰＢＳ６を透過し、投射レンズ11に入
射し、また、ダイクロイックミラー８で反射された青色
光線は反射型ＬＣＤ10に入射し、変調し反射されてｐ偏
光の青色映像光線Bpとなり、ダイクロイックミラー８で
反射され、第２ＰＢＳ６を透過し、投射レンズ11に入射
し、投射レンズ11により、反射型ＬＣＤ７からの赤色映
像光線および反射型ＬＣＤ９からの緑色映像光線と共に
スクリーンに投射される。
【０００９】図２の場合、光源１からの白色光線はイン
テグレータレンズ２で集光され、第３ＰＢＳ21でｐ偏光
光線に揃え、コンデンサレンズ４で集光し、第２カラー
スイッチ22に入射する。第２カラースイッチ22は、赤色
光線の波長領域の位相を90°回転してｓ偏光にして出力
し(Rs)、他の二色、すなわち緑色および青色光線はｐ偏
光で出力する（Gp、Bp）。ｓ偏光の赤色光線は第２ＰＢ
Ｓ６で反射され、反射型ＬＣＤ23に入射し、変調し反射
されてｐ偏光の赤色映像光線Rpとなり、第２ＰＢＳ６に
戻り、反射され、投射レンズ11に入射する。ｐ偏光の緑
色および青色光線は第２ＰＢＳ６を通過し、緑色光線は
ダイクロイックミラー８を透過し、青色光線はダイクロ
イックミラー８で反射される。ダイクロイックミラー８
を透過した緑色光線は反射型ＬＣＤ24に入射し、変調し
反射されてｓ偏光の緑色映像光線Gsとなり、ダイクロイ
ックミラー８を通過して第２ＰＢＳ６で反射され、投射
レンズ11に入射する。ダイクロイックミラー８で反射さ
れた青色光線は反射型ＬＣＤ25に入射し、変調し反射さ
れてｓ偏光の青色映像光線Bsとなり、ダイクロイックミ
ラー８と第２ＰＢＳ６で反射され、投射レンズ11に入射
し、赤色映像光線および緑色映像光線と共にスクリーン
に投射される。
テグレータレンズ２で集光され、第３ＰＢＳ21でｐ偏光
光線に揃え、コンデンサレンズ４で集光し、第２カラー
スイッチ22に入射する。第２カラースイッチ22は、赤色
光線の波長領域の位相を90°回転してｓ偏光にして出力
し(Rs)、他の二色、すなわち緑色および青色光線はｐ偏
光で出力する（Gp、Bp）。ｓ偏光の赤色光線は第２ＰＢ
Ｓ６で反射され、反射型ＬＣＤ23に入射し、変調し反射
されてｐ偏光の赤色映像光線Rpとなり、第２ＰＢＳ６に
戻り、反射され、投射レンズ11に入射する。ｐ偏光の緑
色および青色光線は第２ＰＢＳ６を通過し、緑色光線は
ダイクロイックミラー８を透過し、青色光線はダイクロ
イックミラー８で反射される。ダイクロイックミラー８
を透過した緑色光線は反射型ＬＣＤ24に入射し、変調し
反射されてｓ偏光の緑色映像光線Gsとなり、ダイクロイ
ックミラー８を通過して第２ＰＢＳ６で反射され、投射
レンズ11に入射する。ダイクロイックミラー８で反射さ
れた青色光線は反射型ＬＣＤ25に入射し、変調し反射さ
れてｓ偏光の青色映像光線Bsとなり、ダイクロイックミ
ラー８と第２ＰＢＳ６で反射され、投射レンズ11に入射
し、赤色映像光線および緑色映像光線と共にスクリーン
に投射される。
【００１０】なお、上記では、第１、第２カラースイッ
チ５、22で赤色光線の偏光面を回転する例で説明した
が、緑色光線または青色光線の偏光面を回転し、ダイク
ロイックミラー８に、緑色光線または青色光線を透過
し、青色光線または赤色光線を反射するものを用い、反
射型ＬＣＤ７、23で緑色または青色の光線を変調し、反
射型ＬＣＤ９、24で青色または赤色の光線を変調し、反
射型ＬＣＤ10、25で赤色または青色の光線を変調するよ
うに構成してもよい。
チ５、22で赤色光線の偏光面を回転する例で説明した
が、緑色光線または青色光線の偏光面を回転し、ダイク
ロイックミラー８に、緑色光線または青色光線を透過
し、青色光線または赤色光線を反射するものを用い、反
射型ＬＣＤ７、23で緑色または青色の光線を変調し、反
射型ＬＣＤ９、24で青色または赤色の光線を変調し、反
射型ＬＣＤ10、25で赤色または青色の光線を変調するよ
うに構成してもよい。
【００１１】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による液
晶プロジェクタ装置によれば、カラースイッチを用いて
光源からの白色光線のうち一色の波長領域の偏光面を90
°回転することにより、当該色の光線を、ダイクロイッ
クミラーではなく、元々偏光・検光に用いている第１Ｐ
ＢＳまたは第３ＰＢＳを使って他の色と分離するように
したものであるから、残る二色はダイクロイックミラー
を一枚用いるだけで分離することができ、これにより、
反射型ＬＣＤから投射レンズまでの距離が従来よりダイ
クロイックミラー一枚分圧縮されるので、投射レンズの
バックフォーカスが短縮され、投射レンズの口径を小さ
くできるのでコストダウンが可能となり、同時に、装置
の小型化が可能となる。
晶プロジェクタ装置によれば、カラースイッチを用いて
光源からの白色光線のうち一色の波長領域の偏光面を90
°回転することにより、当該色の光線を、ダイクロイッ
クミラーではなく、元々偏光・検光に用いている第１Ｐ
ＢＳまたは第３ＰＢＳを使って他の色と分離するように
したものであるから、残る二色はダイクロイックミラー
を一枚用いるだけで分離することができ、これにより、
反射型ＬＣＤから投射レンズまでの距離が従来よりダイ
クロイックミラー一枚分圧縮されるので、投射レンズの
バックフォーカスが短縮され、投射レンズの口径を小さ
くできるのでコストダウンが可能となり、同時に、装置
の小型化が可能となる。
【図１】本発明による液晶プロジェクタ装置の一実施例
の要部構成図である。
の要部構成図である。
【図２】本発明による液晶プロジェクタ装置の他の実施
例の要部構成図である。
例の要部構成図である。
【図３】従来の液晶プロジェクタ装置の一例の要部構成
図である。
図である。
１ 光源 ２ インテグレータレンズ ３、６、21 第１、第２、第３ＰＢＳ ４ コンデンサレンズ ５、22 第１、第２カラースイッチ ７、９、10、23、24、25、34、35、36 反射型ＬＣＤ ８、32、33 ダイクロイックミラー 31 ＰＢＳ
Claims (2)
- 【請求項１】 白色光線を出力する光源と、同光源から
の光線をｓ偏光光線に揃えて出力する第１ＰＢＳ（偏光
ビームスプリッタ）と、同第１ＰＢＳからの赤色、緑色
または青色の光線の何れか一色をｐ偏光に変換し、他の
二色の光線をｓ偏光で出力する第１カラースイッチと、
同第１カラースイッチからのｐ偏光光線を透過しｓ偏光
光線を反射する第２ＰＢＳと、同第２ＰＢＳからのｐ偏
光光線を入射し、変調・反射してｓ偏光光線に変換し、
同第２ＰＢＳに入射する赤色用、緑色用または青色用の
反射型ＬＣＤ(Liquid Crystal Device) と、前記第２Ｐ
ＢＳで反射されたｓ偏光の緑色、青色または赤色の光線
を透過し、青色、赤色または緑色の光線を反射するダイ
クロイックミラーと、同ダイクロイックミラーを透過し
た緑色、青色または赤色の光線を入射し、変調・反射し
てｐ偏光光線に変換し、同ダイクロイックミラーを透過
して前記第２ＰＢＳに入射する緑色用、青色用または赤
色用の反射型ＬＣＤと、前記ダイクロイックミラーで反
射された青色、赤色または緑色の光線を入射し、変調・
反射してｐ偏光光線に変換し、同ダイクロイックミラー
で反射して前記第２ＰＢＳに入射する青色用、赤色用ま
たは緑色用の反射型ＬＣＤと、前記第２ＰＢＳで反射ま
たは同第２ＰＢＳを透過した前記各反射型ＬＣＤからの
光線をスクリーンに投射する投射レンズとからなる液晶
プロジェクタ装置。 - 【請求項２】 白色光線を出力する光源と、同光源から
の光線をｐ偏光光線に揃えて出力する第３ＰＢＳと、同
第３ＰＢＳからの赤色、緑色または青色の光線の何れか
一色をｓ偏光に変換し、他の二色の光線をｐ偏光で出力
する第２カラースイッチと、同第２カラースイッチから
のｐ偏光光線を透過しｓ偏光光線を反射する第２ＰＢＳ
と、同第２ＰＢＳで反射されたｓ偏光光線を入射し、変
調・反射してｐ偏光光線に変換し、同第２ＰＢＳに入射
する赤色用、緑色用または青色用の反射型ＬＣＤと、前
記第２ＰＢＳを透過したｐ偏光の緑色、青色または赤色
の光線を透過し、青色、赤色または緑色の光線を反射す
るダイクロイックミラーと、同ダイクロイックミラーを
透過した緑色、青色または赤色の光線を入射し、変調・
反射してｓ偏光光線に変換し、同ダイクロイックミラー
を透過して前記第２ＰＢＳに入射する緑色用、青色用ま
たは赤色用の反射型ＬＣＤと、前記ダイクロイックミラ
ーで反射された青色、赤色または緑色の光線を入射し、
変調・反射してｓ偏光光線に変換し、同ダイクロイック
ミラーで反射して前記第２ＰＢＳに入射する青色用、赤
色用または緑色用の反射型ＬＣＤと、前記第２ＰＢＳで
反射または同第２ＰＢＳを透過した前記各反射型ＬＣＤ
からの光線をスクリーンに投射する投射レンズとからな
る液晶プロジェクタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001149193A JP2002341346A (ja) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | 液晶プロジェクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001149193A JP2002341346A (ja) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | 液晶プロジェクタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002341346A true JP2002341346A (ja) | 2002-11-27 |
Family
ID=18994395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001149193A Pending JP2002341346A (ja) | 2001-05-18 | 2001-05-18 | 液晶プロジェクタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002341346A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1303458C (zh) * | 2003-06-13 | 2007-03-07 | 三星电子株式会社 | 高效投影***和利用该***形成彩色图象的方法 |
| WO2010099709A1 (zh) * | 2009-03-06 | 2010-09-10 | 上海三鑫科技发展有限公司 | 微型投影机用光学引擎 |
| CN114185234A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-03-15 | 深圳市科金明电子股份有限公司 | 高色域覆盖率3lcd投影装置 |
-
2001
- 2001-05-18 JP JP2001149193A patent/JP2002341346A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1303458C (zh) * | 2003-06-13 | 2007-03-07 | 三星电子株式会社 | 高效投影***和利用该***形成彩色图象的方法 |
| US7210787B2 (en) | 2003-06-13 | 2007-05-01 | Samsung Electronics Co., Ltd. | High efficiency projection system and method of forming color image using the same |
| WO2010099709A1 (zh) * | 2009-03-06 | 2010-09-10 | 上海三鑫科技发展有限公司 | 微型投影机用光学引擎 |
| CN114185234A (zh) * | 2021-12-08 | 2022-03-15 | 深圳市科金明电子股份有限公司 | 高色域覆盖率3lcd投影装置 |
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