JP2002339451A - プレキャストコンクリート板およびその製造方法、バルコニー用プレキャストコンクリート板、外断熱構造物 - Google Patents

プレキャストコンクリート板およびその製造方法、バルコニー用プレキャストコンクリート板、外断熱構造物

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JP2002339451A JP2001150821A JP2001150821A JP2002339451A JP 2002339451 A JP2002339451 A JP 2002339451A JP 2001150821 A JP2001150821 A JP 2001150821A JP 2001150821 A JP2001150821 A JP 2001150821A JP 2002339451 A JP2002339451 A JP 2002339451A
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雅義 内藤
Kazumitsu Tsubonuma
和充 坪沼
Shuichi Ueno
修一 植野
Masahide Aoki
雅秀 青木
Daisuke Mutsuro
大輔 無津呂
Seijiro Mahara
聖二郎 真原
Kiyoshi Sugino
潔 杉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的な外断熱施工ができるプレキャストコ
ンクリート板およびその製造方法、バルコニー用プレキ
ャストコンクリート板、外断熱構造物を提供することで
ある。 【解決手段】 プレキャストコンクリート板1は、二枚
のコンクリート板2、3がトラス筋4により適宜間隔部
5をもって接合され、該間隙部5に空気層形成材6と断
熱材7とが設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレキャストコンク
リート板およびその製造方法、バルコニー用プレキャス
トコンクリート板、外断熱構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の外断熱構造物は、例えば、図16
の(1)および(2)に示すようなものがある。この外
断熱構造物37は、最上階のスラブ38およびパラペッ
ト39の上面から外壁にかけて断熱材40が後施工され
るとともに、外部バルコニー41と躯体42とが一体化
しているため、室内側に内側断熱補強43が施されてい
る。また同図の(3)に示すように、外壁材としてタイ
ル44を貼る場合は、断熱材40の上に塗ったモルタル
45の表面や、金物46で取り付けた押し出しセメント
板47の表面にタイル44を貼り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
外断熱構造物は、外断熱施工が効率的に行えないという
問題があった。本発明はこれらの問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、効率的な外断熱施工ができる
プレキャストコンクリート板およびその製造方法、バル
コニー用プレキャストコンクリート板、外断熱構造物を
提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、請求項1の発明のプレキャストコンクリー
ト板が、二枚のコンクリート板がトラス筋により適宜間
隔部をもって接合され、該間隙部に空気層形成材と断熱
材とが設けられたことを特徴とし、また請求項2の発明
のプレキャストコンクリート板が、請求項1において、
一枚のコンクリート板が他のコンクリート板よりも小さ
いことを特徴とし、また請求項3の発明のプレキャスト
コンクリート板が、請求項1または2において、コンク
リート板のうちの一枚が外装用コンクリート板であるこ
とを特徴とし、また請求項4の発明のプレキャストコン
クリート板が、請求項1〜3のいずれかにおいて、間隙
部に位置するトラス筋が断熱材で覆われたことを特徴と
し、また請求項5のプレキャストコンクリート板が、請
求項1〜4のいずれかにおいて、トラス筋は防錆処理が
施され、または防錆材で形成されたことを特徴とし、ま
た請求項6の発明のプレキャストコンクリート板の製造
方法が、コンクリート板の上面から突出したトラス筋の
一部を覆うように断熱材を設けるとともに、前記上面に
空気層形成材を設け、該空気層形成材の上に断熱材を設
けてコンクリートを打設することを特徴とし、また請求
項7の発明のプレキャストコンクリート板の製造方法
が、トラス筋の上部が突出したコンクリート板の上面に
断熱材を設け、該断熱材の上面に空気層形成材を設け、
該空気層形成材の上にコンクリートを打設することを特
徴とし、また請求項8の発明のプレキャストコンクリー
ト板の製造方法が、トラス筋の上部が突出したコンクリ
ート板の上面に断熱材を設け、該断熱材の上面に空気層
形成材を設け、コンクリート板を反転させてトラス筋が
下側に向け、該トラス筋を型枠内に打設されたコンクリ
ート中に挿入することを特徴とし、また請求項9の発明
のプレキャストコンクリート板の製造方法が、請求項6
〜8のいずれかにおいて、断熱材は吹付発泡樹脂または
断熱性モルタルであることを特徴とし、また請求項10
の発明のバルコニー用プレキャストコンクリート板が、
躯体との接合端面に断熱材が設けられ、前記接合端面か
ら複数の連結筋が突出されたことを特徴とし、また請求
項11の発明のバルコニー用プレキャストコンクリート
板が、請求項10において、連結筋は防錆処理が施さ
れ、または防錆材で形成されたことを特徴とし、また請
求項12の発明のバルコニー用プレキャストコンクリー
ト板が請求項11において、連結筋はトラス筋であるこ
とを特徴とし、また請求項13の発明の外断熱構造物
が、請求項1〜5のいずれかにおいて、躯体における上
下のスラブまたは梁と、左右の柱との間にのプレキャス
トコンクリート板が設けられたことを特徴とし、また請
求項14の発明の外断熱構造物が、躯体における柱の外
面に請求項1〜5のいずれかのプレキャストコンクリー
ト板が設けられたことを特徴とし、また請求項15の発
明の外断熱構造物が、躯体におけるスラブまたは梁の外
面に請求項10〜12のいずれかのバルコニー用プレキ
ャストコンクリート板が取り付けられたことを特徴と
し、また請求項16の発明の外断熱構造物が、躯体にお
ける上下のスラブまたは梁と、左右の柱との間、および
柱の外面に請求項1〜5のいずれかのプレキャストコン
クリート板が設けられ、前記スラブまたは梁の外面には
請求項10〜12のいずれかのバルコニー用プレキャス
トコンクリート板が取り付けられたことを特徴とし、ま
た請求項17の発明の外断熱構造物が、請求項13〜1
6のいずれかにおいて、プレキャストコンクリート板に
おける内側のコンクリート板の頂面には梁が、外側のコ
ンクリート板の頂面にはバルコニーがそれぞれ載置され
たことを特徴とし、また請求項18の発明の外断熱構造
物が、請求項14において、バルコニー用プレキャスト
コンクリート板の接合端部が断熱材を介してスラブの上
面に設置されたことを特徴とし、また請求項19の発明
の外断熱構造物が、請求項14において、バルコニー用
プレキャストコンクリート板の接合端部が断熱材を介し
て梁からの突出体の上面に設置されたことを特徴とし、
また請求項20の発明の外断熱構造物が、請求項13〜
17のいずれかにおいて、最上階のスラブには請求項1
〜5のいずれかのプレキャストコンクリート板によって
パラペットが形成されたことを特徴とする。
【0005】プレキャストコンクリート板の断熱性能を
高めることができる。PC板の上部または側部に少なく
とも一つの段差部が形成される。プレキャストコンクリ
ート板を躯体に設置すると同時に外装を施すことができ
る。トラス筋の断熱性能を高めることができる。トラス
筋の防錆性能を高めることができる。断熱性能を備えた
プレキャストコンクリート板を簡単に製造することがで
きる。プレキャストコンクリート板に空気層を簡単に形
成することができる。プレキャストコンクリート板に断
熱層を簡単に形成することができる。バルコニー用プレ
キャストコンクリート板の断熱性能を高めることができ
る。バルコニー用プレキャストコンクリート板の躯体へ
の接合強度を高めることができる。壁、バルコニー、パ
ラペットの外断熱が効率的に行える。プレキャストコン
クリート板およびバルコニー用プレキャストコンクリー
ト板を躯体に設置すると同時に外断熱構造物を構築する
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプレキャストコン
クリート板(以下、PC板という)およびその製造方
法、バルコニー用プレキャストコンクリート板(以下、
バルコニー用PC板という)、外断熱構造物の実施の形
態を図面に基づいて説明する。また、各実施の形態にお
いて同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成
は異なった符号を付して説明する。
【0007】図1および2は第1の実施の形態のPC板
1を示したものである。このPC板1は、コンクリート
板2と、外面に化粧材を備えた外装コンクリート板3と
がトラス筋4で適宜間隙部5をもって接合され、該間隙
部5に空気層形成材6および断熱材7が設けられて構成
されている。前記空気層形成材6は、図2の(1)に示
すような、平板6aと間隙形成ピン6bと多孔板6cと
が合成樹脂で一体形成されたものである。またトラス筋
4は一本の上端筋8と、二本の下端筋9が波形のラチス
筋10で連結されて三角柱状に形成され、上端筋8およ
び下端筋9が曲げ補強筋11にそれぞれ接合されてい
る。また間隙部5に位置したトラス筋4は、図2の
(3)に示すような発泡体15が内側に嵌入されて断熱
されている。この部分は吹付発泡性樹脂、または断熱性
モルタルで覆って断熱することもできる。またトラス筋
4は防錆処理が施されている他、ステンレスなどの防錆
材で形成することもできる。またトラス筋4は図2の
(4)に示すような、いわゆるシングルトラスであって
もよい。また空気層形成材6は、空気層が形成できるも
のであれば上記のものに限定されず、例えば人工芝など
の合成樹脂マットであってもよい。
【0008】図3は第2の実施の形態のPC板12を示
したものである。このPC板12は、コンクリート板2
の縦方向の長さを外装コンクリート板3よりも短くし
て、上部に梁設置用の段差部13を形成したものであ
り、これ以外は前記のPC板1と同じ構成である。
【0009】図4は上部および側部に段差部13、14
をそれぞれ形成したものであり、この側部の段差部14
には柱の角部が設置される。このようにPC板1の上部
または側部には少なくとも一つの段差部13、14が形
成される。
【0010】次に、PC板の製造方法の第1の実施の形
態を図5〜7によって説明する。はじめに、図5の
(1)に示すように、上面からトラス筋4の上部が適宜
間隔ごとに突出された外装コンクリート板3を製造す
る。次に、同図の(2)に示すように、トラス筋4の内
部に発泡体15を詰め込む。そして、この発泡体15が
詰め込まれたトラス筋4間に、図2の(2)に示す空気
層形成材6を敷き詰めて空気層を形成し、この空気層の
上にガラスウールやロックウール等の断熱材7を敷き詰
めて断熱層を形成する。次に、トラス筋4の上面に曲げ
補強筋11を配筋した後に、コンクリートを打設してコ
ンクリート板2を形成すると、図1に示すPC板1が形
成される。
【0011】図6は、PC板の製造方法の第2の実施の
形態を示したものである。この方法は、(1)に示すよ
うに、上面からトラス筋4の上部が適宜間隔ごとに突出
されたコンクリート板2を製造する。次に、このコンク
リート板2の上面に、間隙部5に位置したトラス筋4を
覆うように断熱性モルタルなどの断熱材7を打設する。
次に、(2)に示すように、この断熱材7の上に空気層
形成材6を敷き詰めて空気層を形成する。次に、(3)
に示すように、これらが敷き詰められたコンクリート板
2を反転させてトラス筋4を下側に向け、該トラス筋4
を型枠16内のコンクリート17に埋設すると、図1に
示すPC板1が形成される。
【0012】図7は、PC板の製造方法の第3の実施の
形態を示したものである。この方法は、(1)に示すよ
うに、上面からトラス筋4の上部が適宜間隔ごとに突出
されたコンクリート板2の上面に、断熱材7を敷き詰め
て断熱層を形成するとともに、該断熱材7の上に空気層
形成材6を敷き詰めて空気層を形成する。次に、このコ
ンクリート板2を反転させてトラス筋4を下側に向け、
該トラス筋4を型枠16のコンクリート17中に埋没さ
せる。
【0013】図8はバルコニー用PC板18を示したも
のである。このバルコニー用PC板18は接合端面19
に発泡スチロール等の断熱材20が設けられるととも
に、接合端面19から連結筋21およびせん断補強筋2
1aが突出されている。この連結筋21およびせん断補
強筋21aは防錆処理が施されるか、ステンレスなどの
防錆材で製作されている。また連結筋21は(2)に示
すようなシングルトラスであってもよい。
【0014】図9〜11は第1の実施の形態の外断熱構
造物22であり、上記のPC板1およびバルコニー用P
C板18が使用されている。この外断熱構造物22は、
図9に示すように、PC板1が躯体における上下の梁2
3と左右の柱24との間に接合金具1aで取り付けられ
るとともに、バルコニー用PC板18が梁23の外面に
取り付けられて構成されている。このPC板1において
はコンクリート板2のみが躯体に接合されて構造材とな
っているため、外装コンクリート板3に作用する荷重を
トラス筋4を介して負担している。またコンクリート板
2の外面と、梁23および柱24の表面とが面一になっ
ているため、各段差部13、14に設置された梁23お
よび柱24の表面が断熱材7で被覆されるとともに、バ
ルコニー用PC板18が外装コンクリート板3で支持さ
れている。なお、このバルコニー用PC板18はPC板
に限らず、現場打ちコンクリートで形成することもがで
きる。
【0015】また柱24の外面は、図10に示すよう
に、側部の段差部14に柱の角部が設置されてPC板1
で覆われている。また、この柱24の外面には、図11
に示すように、PC板1がトラス筋4によって直接取り
付けれられるようにしても良い。
【0016】また図12は最上階のスラブ25の外断熱
を示したものであり、ガラスウールやロックウール等の
断熱材26を備えた最上階のスラブ25がPC板1の中
途部に形成され、前記スラブ25から延びたPC板によ
ってパラペット27が形成されている。このように外断
熱構造物22は、躯体にPC板1およびバルコニー用P
C板18を取り付けると同時に構築することができ、従
来のように、断熱材を後施工で貼り付けることがない。
さらに全ての躯体が断熱材7で被覆されるとともに、バ
ルコニーも断熱材20で躯体から絶縁されているため、
効率的な外断熱を達成することができる。
【0017】図13は、第2の実施の形態の外断熱構造
物28を示したものである。この外断熱構造物28は、
接合端面19に断熱材が設けられていないバルコニー用
PC板29を使用し、この接合端面19と梁23との間
にPC板1の断熱材7を設けたものである。
【0018】図14は、第3の実施の形態の外断熱構造
物30を示したものである。この外断熱構造物30は、
バルコニー用PC板34の接合端部31が硬質ゴム等の
断熱材32を介してスラブ33の上面にボルト34aで
接合されたものであり、これ以外は前記外断熱構造物2
2と同じ構成である。バルコニー用PC板34は断熱材
32で躯体と絶縁され、他の箇所もPC板1によって外
断熱されている。
【0019】図15は、第4の実施の形態の外断熱構造
物35を示したものである。この外断熱構造物35は、
バルコニー用PC板34の接合端部31が梁23からの
突出体36に硬質ゴム等の断熱材32を介してボルト3
4aで接合されるとともに、前記突出体36が断熱材7
と外装コンクリート3で覆われたものであり、これ以外
は前記外断熱構造物30と同じ構成である。なお、バル
コニー用PC板34はPC板に限らず、現場打ちコンク
リートで形成することもできる。
【0020】なお、外断熱構造物は上記の実施の形態に
限らず、壁のみがPC板で形成された外断熱構造物(図
示せず)や、バルコニーのみがバルコニー用PC板で形
成された外断熱構造物(図示せず)を構築することもで
きる。
【0021】
【発明の効果】PC板の断熱性能を高めることができ
る。
【0022】PC板の上部または側部に少なくとも一つ
の段差部を形成することができる。
【0023】外装施工をPC板の躯体への設置と同時す
ることができる。
【0024】トラス筋の断熱性能を高めることができ
る。
【0025】トラス筋の防錆性能を高めることができ
る。
【0026】断熱性能を備えたPC板を簡単に製造する
ことができる。
【0027】PC板に空気層を簡単に形成することがで
きるとともに、外装コンクリート板と断熱材との間の通
気性が向上するので、この部分に結露が発生するのを防
ぐことができる。
【0028】PC板に断熱層を簡単に形成することがで
きる。
【0029】バルコニー用PC板の断熱性能を高めるこ
とができる。
【0030】バルコニー用PC板の躯体への接合強度を
高めることができる。
【0031】壁、バルコニー、パラペットの外断熱が効
率的に行える。
【0032】PC板およびバルコニー用PC板を躯体に
取り付けると同時に外断熱構造物が構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のPC板の断面斜視図であ
る。
【図2】(1)は図1の断面図、(2)は空気層形成材
の斜視図、(3)は三角形状のトラス筋の斜視図、
(4)は発泡体の斜視図、(5)はシングルトラスの斜
視図である。
【図3】(1)は第2の実施の形態のPC板の背面図、
(2)は段差部の断面図である。
【図4】(1)および(2)は第2の実施の形態のPC
板の背面図である。
【図5】(1)〜(3)はPC板の製造方法の第1の実
施の形態を示す断面図である。
【図6】(1)〜(3)はPC板の製造方法の第2の実
施の形態を示す断面図である。
【図7】(1)および(2)はPC板の製造方法の第3
の実施の形態を示す断面図である。
【図8】(1)はバルコニー用PC板の断面斜視図、
(2)は同接合端部の断面図である。
【図9】第1の実施の形態の外断熱構造物の梁部におけ
る断面図である。
【図10】第1の実施の形態の外断熱構造物の柱部にお
ける断面図である。
【図11】第1の実施の形態の外断熱構造物の柱部にお
ける断面図である。
【図12】第1の実施の形態の外断熱構造物のパラペッ
ト部における断面図である。
【図13】第2の実施の形態の外断熱構造物の梁部にお
ける断面図である。
【図14】第3の実施の形態の外断熱構造物の梁部にお
ける断面図である。
【図15】第4の実施の形態の外断熱構造物の梁部にお
ける断面図である。
【図16】(1)〜(3)は従来の外断熱構造物の断面
図である。
【符号の説明】
1、12 PC板 2 コンクリート板 3 外装コンクリート板 4 トラス筋 5 間隙部 6 空気層形成材 7、20、26、32、40 断熱材 8 上端筋 9 下端筋 10 ラチス筋 11 曲げ補強筋 13、14 段差部 15 発泡体 16 型枠 17 コンクリート 18、29、34 バルコニー用PC板 19 接合端面 21 連結筋 22、28、30、35、37 外断熱構造物 23 梁 24 柱 25、38 最上階のスラブ 27、39 パラペット 31 接続端部 33 スラブ 36 突出体 41 バルコニー 42 躯体 43 内側断熱補強 44 タイル 45 モルタル 46 金具 47 セメント板
フロントページの続き (72)発明者 坪沼 和充 東京都渋谷区東3丁目15番7号 日本カイ ザー株式会社内 (72)発明者 植野 修一 東京都渋谷区渋谷1−16−14 東急建設株 式会社内 (72)発明者 青木 雅秀 東京都渋谷区渋谷1−16−14 東急建設株 式会社内 (72)発明者 無津呂 大輔 東京都渋谷区渋谷1−16−14 東急建設株 式会社内 (72)発明者 真原 聖二郎 東京都渋谷区渋谷1−16−14 東急建設株 式会社内 (72)発明者 杉野 潔 東京都渋谷区渋谷1−16−14 東急建設株 式会社内 Fターム(参考) 2E001 DD01 EA03 FA04 GA12 HA06 HF11 2E162 CA11 DA04 DA09 4G058 GA01 GB02 GC01 GC07 GE04 GE14

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚のコンクリート板がトラス筋により
    適宜間隔部をもって接合され、該間隙部に空気層形成材
    と断熱材とが設けられたことを特徴とするプレキャスト
    コンクリート板。
  2. 【請求項2】 一枚のコンクリート板が他のコンクリー
    ト板よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のプ
    レキャストコンクリート板。
  3. 【請求項3】 コンクリート板のうちの一枚が外装用コ
    ンクリート板であることを特徴とする請求項1または2
    に記載のプレキャストコンクリート板。
  4. 【請求項4】 間隙部に位置するトラス筋が断熱材で覆
    われたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のプレキャストコンクリート板。
  5. 【請求項5】 トラス筋は防錆処理が施され、または防
    錆材で形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のプレキャストコンクリート板。
  6. 【請求項6】 コンクリート板の上面から突出したトラ
    ス筋の一部を覆うように断熱材を設けるとともに、前記
    上面に空気層形成材を設け、該空気層形成材の上に断熱
    材を設けてコンクリートを打設することを特徴とするプ
    レキャストコンクリート板の製造方法。
  7. 【請求項7】 トラス筋の上部が突出したコンクリート
    板の上面に断熱材を設け、該断熱材の上面に空気層形成
    材を設け、該空気層形成材の上にコンクリートを打設す
    ることを特徴とするプレキャストコンクリート板の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 トラス筋の上部が突出したコンクリート
    板の上面に断熱材を設け、該断熱材の上面に空気層形成
    材を設け、コンクリート板を反転させてトラス筋を下側
    に向け、該トラス筋を型枠内に打設されたコンクリート
    中に挿入することを特徴とするプレキャストコンクリー
    ト板の製造方法。
  9. 【請求項9】 断熱材は吹付発泡樹脂または断熱性モル
    タルであることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに
    記載のプレキャストコンクリート板の製造方法。
  10. 【請求項10】 躯体との接合端面に断熱材が設けら
    れ、前記接合端面から複数の連結筋が突出されたことを
    特徴とするバルコニー用プレキャストコンクリート板。
  11. 【請求項11】 連結筋は防錆処理が施され、または防
    錆材で形成されたことを特徴とする請求項10に記載の
    バルコニー用プレキャストコンクリート板。
  12. 【請求項12】 連結筋はトラス筋であることを特徴と
    する請求項11に記載のバルコニー用プレキャストコン
    クリート板。
  13. 【請求項13】 躯体における上下のスラブまたは梁
    と、左右の柱との間に請求項1〜5のいずれかのプレキ
    ャストコンクリート板が設けられたことを特徴とする外
    断熱構造物。
  14. 【請求項14】 躯体における柱の外面に請求項1〜5
    のいずれかのプレキャストコンクリート板が設けられた
    ことを特徴とする外断熱構造物。
  15. 【請求項15】 躯体におけるスラブまたは梁の外面に
    請求項10〜12のいずれかのバルコニー用プレキャス
    トコンクリート板が取り付けられたことを特徴とする外
    断熱構造物。
  16. 【請求項16】 躯体における上下のスラブまたは梁
    と、左右の柱との間、および柱の外面に請求項1〜5の
    いずれかのプレキャストコンクリート板が設けられ、前
    記スラブまたは梁の外面には請求項10〜12のいずれ
    かのバルコニー用プレキャストコンクリート板が取り付
    けられたことを特徴とする外断熱構造物。
  17. 【請求項17】 プレキャストコンクリート板における
    内側のコンクリート板の頂面には梁が、外側のコンクリ
    ート板の頂面にはバルコニーがそれぞれ載置されたこと
    を特徴とする請求項13〜16のいずれかに記載の外断
    熱構造物。
  18. 【請求項18】 バルコニー用プレキャストコンクリー
    ト板の接合端部が断熱材を介してスラブの上面に設置さ
    れたことを特徴とする請求項14に記載の外断熱構造
    物。
  19. 【請求項19】 バルコニー用プレキャストコンクリー
    ト板の接合端部が断熱材を介して梁からの突出体の上面
    に設置されたことを特徴とする請求項14に記載の外断
    熱構造物。
  20. 【請求項20】 最上階のスラブには請求項1〜5のい
    ずれかのプレキャストコンクリート板によってパラペッ
    トが形成されたことを特徴とする請求項13〜17のい
    ずれかに記載の外断熱構造物。
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