JP2002337991A - 飲料注出装置 - Google Patents

飲料注出装置

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JP2002337991A
JP2002337991A JP2001140557A JP2001140557A JP2002337991A JP 2002337991 A JP2002337991 A JP 2002337991A JP 2001140557 A JP2001140557 A JP 2001140557A JP 2001140557 A JP2001140557 A JP 2001140557A JP 2002337991 A JP2002337991 A JP 2002337991A
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beverage
container
sealed container
pumping tube
liquid pumping
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JP2001140557A
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Atsushi Kohiyama
篤 小檜山
Takashi Honda
貴司 本田
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Twinbird Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 缶容器入りの飲料に対して注出して使用でき
るようにする。 【解決手段】 密封容器1と、この密封容器1に取り付
けられる基部12と、この基部12に設けられる操作部14
と、この操作部14の操作によって開閉する弁機構22と、
この弁機構22に接続する注出口18と、前記密封容器1内
に圧縮気体を送る電動ポンプ14aよりなる。密封容器1
に飲料容器Cを収納可能とし、この飲料容器Cの開口D
に揚液管20を遊挿可能とする。揚液管20は間隔支持体37
により支持する。この揚液管22が挿入された状態におい
て開封した飲料容器C内と密封容器1内が連通して密封
容器1内に飲料容器Cを収納する。揚液管22を挿入し、
操作部14を操作することで飲料が揚液管20を上昇して注
出口18から外部に注出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料容器内の飲料
を器に注出するための飲料注出装置に関するものであ
り、特に、家庭などで用いられる小型の飲料注出装置に
関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来この種の飲料注出
装置としては、例えばビール等の飲料容器内に炭酸ガス
等を送り込み、この炭酸ガスの圧力によって注出口から
ジョッキやコップ等の器に飲料を注ぐ飲料注出装置が、
業務用として知られている。一方で、比較的小容量の容
器に入った飲料が一般向けに販売されており、これを数
人で飲む場合に使用するような、簡易な飲料注出装置も
知られている(例えば、特開2000−85890号公
報等)。このものは容器の口部に着脱自在に嵌着される
キャップを経て容器内部を加圧する加圧系統と、容器内
部の圧力を検知する圧力センサーと、加圧された内部の
飲料を上記のキャップを経て外部に注ぎ出す注出系統と
を有し、該注出系統の注出口にコックを設け、上記の加
圧系統の加圧源となる電動ポンプを、上記の圧力センサ
ーにより容器内部の圧力が一定以下であることを検知し
たときに駆動せしめる容器入り飲料の注出装置である。
【0003】ところで、ビール等において、年間を通し
て入手が容易なものとしては、500又は350ミリリ
ットルの缶容器入りのものがあるが、これらの缶容器に
対して上述した飲料注出装置を用いた場合、缶容器がす
ぐに空になってしまうため頻繁に缶容器を取り替えなけ
ればならず、取り扱いが煩わしいという問題があった。
また、これらの缶容器においては、その開口に上述した
飲料注出装置を気密に固定することが困難であった。こ
のため、以上のような飲料注出装置は、注ぎ口に雄ネジ
を形成した2〜3リットル程度の樽状の缶又は瓶容器に
対して用いられるように構成されている。しかしなが
ら、上述したサイズの容器に入ったビール等には季節商
品的な側面があり、冬季間には比較的入手が困難であ
る。このため、これらの飲料注出装置は、冬季間にパー
ティー等を行ったとしても使用されないことが多かっ
た。
【0004】本発明は以上の問題点を解決し、缶容器入
りの飲料に対して使用できるようにすることで年間を通
して使用でき、また、頻繁に缶容器を交換しなくてもよ
い飲料注出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の飲料注出装置
は、密封容器と、この密封容器に取り付けられる注出装
置本体と、この注出装置本体に設けられる操作部と、こ
の操作部の操作によって開閉する弁機構と、この弁機構
に接続する注出口と、前記密封容器内に圧縮気体を送る
加圧手段よりなり、前記密封容器に飲料容器を収納可能
とし、この飲料容器の開口に揚液管を遊挿可能に構成
し、かつ前記密封容器内に前記飲料容器を複数収納可能
に構成すると共に、これらの飲料容器にそれぞれ揚液管
が遊挿されるように構成したものである。
【0006】本発明は以上のように構成することによ
り、密封容器内に複数の開封した飲料容器を収納し、こ
れらの飲料容器の開口にそれぞれ揚液管を遊挿する。そ
して、操作部を操作することで加圧手段によって密封容
器内に圧縮気体を送ると共に弁機構を開く。このとき、
飲料容器の開口に揚液管を遊挿して飲料容器内と密封容
器内が連通しているため、密封容器内に送られた圧縮気
体によって飲料容器内が加圧されることで、飲料が揚液
管を上昇して注出口から外部に注出される。
【0007】更に、本発明の飲料注出装置は、請求項1
において、前記揚液管の先端に密着する栓体を設けたも
のである。
【0008】本発明は以上のように構成することによ
り、密封容器内に収容する飲料容器が収容可能な最大数
よりも少ない場合、使用していない揚液管が余ることに
なるが、この余った揚液管を栓体によって封止すること
で、密封容器内に送られた圧縮気体が余った揚液管から
外部に抜けないようにし、飲料容器内を確実に加圧する
ことで、飲料容器から飲料が揚液管を上昇して注出口か
ら外部に注出される。
【0009】しかも、本発明の飲料注出装置は、請求項
1において、前記加圧手段は前記操作部に連動するもの
である。
【0010】本発明は以上のように構成することによ
り、操作部の操作によって弁機構が作動して開くと共
に、加圧手段が作動して飲料を注出できる。
【0011】また、本発明は複数本設けられる前記揚液
管の上部側間に間隔支持体を設けたものである。
【0012】本発明は以上のように構成することによ
り、揚液管が位置決めされる。
【0013】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態について、
図1乃至図4に基づいて説明する。1は密封容器であ
る。この密封容器1は、下器体2と上器体3とで構成さ
れている。前記下器体2は合成樹脂等で構成されてお
り、上方が開口していると共に、上縁に外向きのフラン
ジ部4が形成されている。また、このフランジ部4に
は、複数の係止部5が形成されている。前記上器体3は
合成樹脂等で構成されており、下方が開口していると共
に、下縁にフランジ部6が前記下器体2のフランジ部4
に対応して形成されている。また、前記上器体3の下方
外側面には、前記係止部5に対応して複数の止め具7が
設けられている。また、前記フランジ部6の下面にはシ
ール部材8が設けられている。また、前記上器体3の下
面には、後述する揚液管20の先端を塞ぐための下方へ向
けて先細となる円錐形状の栓体9が形成されている。更
に、前記上器体3の上部中央には、後述する注出機構11
を取り付けるための取付部10が形成されており、この取
付部10の外周には雄ネジ部10aが形成されている。そし
て、この下器体2と上器体3とで構成される密封容器1
内に、複数の縦長な円筒缶状の飲料容器Cが収容されて
いる。
【0014】前記取付部10には注出機構11が着脱自在に
螺合して取り付けられている。この注出機構11は、取付
部10に取り付けられる注出装置本体たる基部12及びこの
基部12に取り付けられた可動部13と、この可動部13に取
り付けられたレバー状の操作部14とで構成されている。
前記基部12は、その下部に前記取付部10の雄ネジ部10a
と螺合する雌ネジ部15が形成されている。そして、前記
基部12には、飲料容器C内の飲料を飲料容器C外に注出
するための注出路16が形成されており、その一端の揚液
口17は前記基部12の下部中央に設けられていると共に、
その他端の注出口18は前記基部12の側面に設けられてい
る。そして、前記揚液口17には多岐管19が接続されてお
り、この多岐管19に複数、図では2本の揚液管20が下方
に向けて接続されていると共に、その先端が、使用時に
飲料容器Cの底まで届くように構成されている。なお、
この揚液管20はゴム等の柔軟な材質で形成されており、
それぞれほぼ同じ内径に形成されていると共に、その外
径は前記飲料容器Cの開口Dよりも細く形成されてお
り、飲料容器Cの開口Dに揚液管20を遊挿した状態で
も、飲料容器C内は開口Dに隙間が残って外部に連通し
ている。また、前記注出口18には注出管21が取り付けら
れており、その先端が、使用時に密封容器1の外面より
も外側となるように構成されている。また、前記注出路
16の途中には揚液口17及び注出口18に接続して弁機構22
が設けられている。更に、前記基部12には、密封容器1
内に空気を送るための送気路23が形成されており、その
一端の送気口24は前記基部12の下部に設けられていると
共に、その他端の接続口25は前記基部12の側面に設けら
れている。
【0015】また、前記可動部13は基部12に取り付けら
れており、上下方向に移動可能な可動体26と、パッキン
27と、前記可動体26を下方に付勢する圧縮バネ28と、前
記可動体26を基部12に螺子を介して取り付けるための締
付体29とで構成されている。前記可動体26は縦長に形成
されており、下部に突起部30が形成されている。また、
前記パッキン27の下部中央には弁体31が設けられている
と共に、前記パッキン27の上部に外向きにフランジ部32
が設けられている。前記弁体31は前記弁機構22を構成す
る要素であり、前記可動体26の突起部30に取り付けられ
ると共に、パッキン27及び可動体26を基部12に取り付け
た際に、注出路16内に位置するように構成されている。
また、前記フランジ部32は、前記パッキン27を基部12に
取り付けた際に、基部12の上端縁に当接する。また、前
記締付体29には、前記可動体26を摺動自在に貫通させる
貫通孔33が形成されている。そして、前記圧縮バネ28内
に可動体26を通して、この可動体26で圧縮バネ28の一端
を受け、締付体29の貫通孔33に可動体26を通して、締付
体29で圧縮バネ28の他端を受け、締付体29を基部12に螺
合させることで、前記可動部13が基部12に対して取り付
けられると共に、前記パッキン27のフランジ部32が基部
12と締付体29の間で液密状に挟持される。
【0016】更に、前記可動体26の上方には、前記操作
部14が起倒自在に取り付けられている。この操作部14に
は、図示しない電池の電力によって駆動される加圧手段
たる電動ポンプ14aが内蔵されている。そして、前記操
作部14の外面には、電動ポンプ14aの吐出口14bが突出
して設けられており、そして、この吐出口14bには、比
較的柔軟な通気管34の一端が取り付けられていると共
に、この通気管34の他端にはコネクタ35が取り付けられ
ており、このコネクタ35を、逆止弁36を介して前記接続
口25に接続することで、通気管34の他端が接続口25に接
続される。さらに、電動ポンプ14aは操作部14を操作す
ることにより図示しないスイッチにより同時に作動する
ようになっている。
【0017】更に、2本の揚液管20の間に間隔支持体37
を設ける。この間隔支持体37は、板部38とこの板部38と
一体に縦設した左右一対の支持筒39とで構成されてお
り、支持筒39に揚液管20を嵌挿することで左右一対の揚
液管20を一体的に支持することができる。また、この間
隔支持体37は揚液管20が挿通された状態で上下に移動可
能である。
【0018】次に、本実施形態の作用について説明す
る。図2においては、飲料容器Cは500ミリリットル
の缶容器を収容したものを示しているが、図4に示すよ
うに、飲料容器C´として350ミリリットルの缶容器
を収容したものでもよい。飲料注出装置を用いる場合、
まず、密封容器1を構成する上器体3の取付部10に、注
出機構11を、雄ネジ部10aと雌ネジ部15を螺合させるこ
とで取り付ける。そして、前記揚液口17に多岐管19を取
り付けると共に、この多岐管19に、間隔支持体37の支持
筒39に挿通保持された複数の揚液管20を接続する。ま
た、予め冷蔵庫等で冷やしておいた複数の飲料容器Cを
プルリング等と称せられる開封部を開封し、これらの飲
料容器Cを密封容器1を構成する下器体2に並べて収容
すると共に、前記揚液管20を飲料容器Cの開口Dから飲
料容器C内に挿入する。なお、下器体2に収容された飲
料容器Cが密封容器1に収容可能な最大数よりも少ない
場合、揚液管20が余ることになるが、この余った揚液管
20の端部を栓体9に取り付けて封止しておく。また、前
記間隔支持体37は、揚液管20が挿通された状態で上下に
移動可能にあるので、飲料容器C,C´の種類によって
異なる最適な支持高さで、揚液管20の間隔が支持され
る。そして、前記上器体3を下器体2に載置し、止め具
7と係止部5を係合させることで、上器体3を下器体2
に固定する。このとき、シール部材8によって、下器体
2のフランジ部4と上器体3のフランジ部6の間が気密
にされる。更に、前記注出口18に注出管21を取り付け
る。
【0019】そして、飲料容器C内の飲料をコップやジ
ョッキ等に注ぐ場合、注出管21の先端側にコップやジョ
ッキ等を持ってゆき、操作部14を直立した状態(初期位
置)から倒す。この操作部14の動きに伴って、操作部14
に連結されている可動体26が圧縮バネ28の弾性力に抗し
て上昇する。そして、可動体26が上昇すると、この可動
体26の下部に形成された突起部30に取り付けられた弁体
31も上昇し、弁機構22が開放する。これによって、揚液
管20から多岐管19及び注出路16を経て注出管21に至る経
路が形成され、飲料容器Cの内外が連通することにな
る。
【0020】また、操作部14を倒すと同時に、操作部14
内に収容された電動ポンプ14aに図示しない電池の電力
が供給されて駆動される。このように、電動ポンプ14a
が駆動されると、この電動ポンプ14aによって圧縮され
た空気は、電動ポンプ14aから通気管34、逆止弁36、接
続口25を経て送気路23に至り、更に送気口24から密封容
器1内に送られる。この結果、圧縮空気によって密封容
器1内の圧力が高まることになる。そして、揚液管20の
外径が前記飲料容器Cの開口Dよりも細く、飲料容器C
の開口に揚液管20を挿入した状態でも、飲料容器C内が
外部、即ち密封容器1内に連通しているため、密封容器
1内の圧力が高まることで飲料容器C内の圧力も高まっ
て飲料が押されることになり、これによって、揚液管2
0、多岐管19、注出路16、注出管21を通って、飲料がコ
ップやジョッキ等に注がれることになる。なお、密封容
器1内の圧力が高まることで、この密封容器1内に収容
した複数の飲料容器Cに均等に圧力が加わることになる
ため、各飲料容器Cから均等に飲料が揚液されることに
なる。即ち、複数の飲料容器C内の飲料は均等に減って
ゆくので、特定の飲料容器C内の飲料が他の飲料容器C
内の飲料より早く無くなることがない。このため、特定
の飲料容器C内で揚液管20の端部が密封容器1中に開放
して密封容器1内の圧力が抜けることで、まだ飲料が残
っている飲料容器Cから飲料が揚液されなくなるという
ことが防止される。また、下器体2に収容された飲料容
器Cが密封容器1に収容可能な最大数よりも少ない場
合、余った揚液管20の端部を栓体9に取り付けて封止し
ておくことで、余った揚液管20から密封容器1内の圧力
が抜けて飲料が揚液されなくなってしまうということが
防止される。そして、前記操作部14を直立した状態(初
期位置)に再び起こすと、電動ポンプ14aが停止すると
共に、弁機構22が閉じることで、揚液管20から多岐管19
及び注出路16を経て注出管21に至る経路が封じられ、飲
料の注出が停止する。
【0021】以上のように前記実施形態では、密封容器
1と、この密封容器1に取り付けられる基部12と、この
基部12に設けられる操作部14と、この操作部14の操作に
よって開閉する弁機構22と、この弁機構22に接続する注
出口18と、前記密封容器1内に圧縮気体を送る電動ポン
プ14aよりなり、前記密封容器1に飲料容器C,C´を
収納可能とし、この飲料容器C,C´の開口Dに揚液管
20を遊挿可能とし、かつ前記密封容器1内に飲料容器
C,C´が複数収納可能に構成すると共に、これらの飲
料容器C,C´にそれぞれ揚液管20が遊挿されるように
構成したものであり、この揚液管22が挿入された状態に
おいて開封した飲料容器C,C´内と密封容器1内が連
通して密封容器1内に飲料容器C,C´を収納し、この
開口Dに基部12に取り付けられた揚液管22を挿入し、操
作部14を操作することで電動ポンプ14aによって密封容
器1内に圧縮気体を送ると共に弁機構22を開き、飲料容
器内と密封容器1内が連通しているため、密封容器1内
に送られた圧縮気体によって飲料容器C,C´内が加圧
されることで、飲料が揚液管20を上昇して注出口18から
外部に注出されるので、飲料容器C,C´の開口Dに対
して基部12を気密に取り付ける必要がなく、揚液管20を
飲料容器C,C´の開口Dに遊挿し、密封容器を密封す
ることで、簡単且つ確実に飲料容器内の飲料を注出する
ことができる。さらに、密封容器1内に圧縮気体を送る
と、複数の飲料容器C,C´内が均等に加圧されること
で、各飲料容器C,C´から飲料が揚液管20を上昇して
注出口18から外部に注出されるので、年間を通して入手
が容易な500又は350ミリリットルの缶容器を飲料
容器C,C´として密封容器1に収納したとしても、飲
料容器C,C´内の飲料が不均等に注出されることがな
く、また相当量の飲料が収納されているため、頻繁に飲
料容器C,C´を交換する必要がないので、年間を通し
て手軽に使用することができる。
【0022】更に、本発明の飲料注出装置は、請求項1
において、前記揚液管20の栓体9を設けたものであり、
密封容器1内に収容する飲料容器C,C´が収容可能な
最大数よりも少ない場合、揚液管20が余ることになる
が、この余った揚液管20を栓体9によって封止すること
で、密封容器1内に送られた圧縮気体が余った揚液管20
から外部に抜けないようにし、飲料容器C,C´内を確
実に加圧することで、飲料容器C,C´から飲料が揚液
管20を上昇して注出口18から外部に注出されるので、揚
液管20が余った状態でも確実に飲料容器C,C´から飲
料を注出することができる。しかも、栓体9は先細とな
る円錐形状であるので、揚液管20を栓体9に挿入するだ
けで封止することができる。
【0023】また、本発明の飲料注出装置は、請求項1
において前記電動ポンプ14aは前記操作部14に連動する
ようにしたので、操作部14を操作して弁機構22を開くと
共に、電動ポンプ14aを作動させるので操作部14の操作
と同時に飲料を注出することができる。
【0024】しかも、2本設けられた前記揚液管20の上
部側間に間隔支持体37を設け、この間隔支持体37により
揚液管20を位置決めすることができるので、揚液管20を
飲料容器C,C´の開口Dに遊挿しやすくなる。また、
揚液管20を飲料容器C,C´より抜いたときに揚液管20
がばらばらにならず、纏めておくことができる。更に、
揚液管20を飲料容器C,C´から抜いて卓上に置いて
も、揚液管20が卓上等に触れないようにすることができ
る。
【0025】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形
実施が可能である。例えば、上記実施例では揚液管の本
数は2本であるが、これ以上の本数を設けてもよい。ま
た、上記実施例では加圧手段として電動ポンプを用いた
が、これ以外の手段、例えば炭酸ガスボンベや手動ポン
プを用いてもよい。また、上記実施例では、注出機構に
形成した接続口に電動ポンプに接続された通気管を接続
しているが、接続口は注出機構ではなく密封容器に形成
してもよい。更に、上記実施例では、飲料缶として50
0又は350ミリリットルの缶容器が収納できるように
構成されているが、これ以外の飲用容器、例えば250
ミリリットルや1リットルの缶容器でもよく、また瓶で
あってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の飲料注出装置は、密封容器と、
この密封容器に取り付けられる注出装置本体と、この注
出装置本体に設けられる操作部と、この操作部の操作に
よって開閉する弁機構と、この弁機構に接続する注出口
と、前記密封容器内に圧縮気体を送る加圧手段よりな
り、前記密封容器に飲料容器を収納可能とし、この飲料
容器の開口に揚液管を遊挿可能に構成し、かつ前記密封
容器内に前記飲料容器を複数収納可能に構成すると共
に、これらの飲料容器にそれぞれ揚液管が遊挿されるよ
うに構成したものであり、飲料容器の開口に対して注出
装置本体を気密に取り付ける必要がなく、揚液管を飲料
容器の開口に挿入し、密封容器を密封することで、簡単
且つ確実に飲料容器内の飲料を注出することができ、年
間を通して入手が容易な500又は350ミリリットル
の缶容器等を飲料容器として密封容器に収納したとして
も、飲料容器内の飲料が不均等に注出されることがな
く、また相当量の飲料が収納されているため、頻繁に飲
料容器を交換する必要がないので、年間を通して手軽に
使用することができる。
【0027】更に、本発明の飲料注出装置は、請求項1
において、前記揚液管の先端に密着する栓体を設けたも
のであり、揚液管が余った状態でも確実に飲料容器から
飲料を注出することができる。
【0028】また、本発明の飲料注出装置は、請求項1
において、前記加圧手段は前記操作部に連動することに
より、操作部を操作することにより直ちに飲料を注出す
ることができる。
【0029】更に、本発明の飲料注出装置は、請求項1
〜3において、複数本設けられる前記揚液管の上部側間
に間隔支持体を設けたことにより、揚液管を開封した飲
料容器に挿入しやすくなるなど扱いを簡単に行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す飲料注出装置の外観
図である。
【図2】同上、断面図である。
【図3】同上、要部の拡大断面図である。
【図4】同上、他の飲料容器を収容した状態における密
封容器の断面図である。
【符号の説明】
1 密封容器 9 栓体 12 基部(注出装置本体) 14 操作部 14a 電動ポンプ(加圧手段) 18 注出口 20 揚液管 22 弁機構 37 間隔支持体 C C´ 飲料容器 D 開口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封容器と、この密封容器に取り付けら
    れる注出装置本体と、この注出装置本体に設けられる操
    作部と、この操作部の操作によって開閉する弁機構と、
    この弁機構に接続する注出口と、前記密封容器内に圧縮
    気体を送る加圧手段よりなり、前記密封容器に飲料容器
    を収納可能とし、この飲料容器の開口に揚液管を遊挿可
    能に構成し、かつ前記密封容器内に前記飲料容器を複数
    収納可能に構成すると共に、これらの飲料容器にそれぞ
    れ揚液管が遊挿されるように構成したことを特徴とする
    飲料注出装置。
  2. 【請求項2】 前記揚液管の先端に密着する栓体を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の飲料注出装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧手段は前記操作部に連動するこ
    とを特徴とする請求項1記載の飲料注出装置。
  4. 【請求項4】 複数本設けられる前記揚液管の上部側間
    に間隔支持体を設けたことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の飲料注出装置。
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