JP2002335143A - アンテナ共用器 - Google Patents

アンテナ共用器

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JP2002335143A JP2001139768A JP2001139768A JP2002335143A JP 2002335143 A JP2002335143 A JP 2002335143A JP 2001139768 A JP2001139768 A JP 2001139768A JP 2001139768 A JP2001139768 A JP 2001139768A JP 2002335143 A JP2002335143 A JP 2002335143A
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Kazufumi Nishida
和史 西田
Katsuya Fujii
勝也 藤井
Tomohisa Tazaki
朝尚 田崎
Ichiro Kameyama
一郎 亀山
Yuji Fujinaka
祐司 藤中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化したとしてもアイソレーション特性に
優れたアンテナ共用器を提供することを目的とする。 【解決手段】 送、受信端子14b,14a、アンテナ
端子14c及びグランド端子14dを形成したパッケー
ジ11と、パッケージ11の内部に形成すると共に一端
をアンテナ端子14cに接続した位相線路と、パッケー
ジ11の内部に実装すると共に入力側を送信端子14b
に出力側を位相線路の入力端子に接続した送信用SAW
フィルタ20と、パッケージ11の内部に実装すると共
に入力側を位相線路の出力端子に出力側を受信端子14
aに接続した受信用SAWフィルタ21とを備え、位相
線路の入、出力端子をパッケージ11の相対向する端部
に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば無線通信機器
に用いられるアンテナ共用器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアンテナ共用器について図面を参
照しながら説明する。
【0003】図6は従来のアンテナ共用器の断面図、図
7は同アンテナ共用器のA−B断面図である。
【0004】図6、図7において、1は内部に送、受信
端子、アンテナ端子、グランド端子を有するパッケー
ジ、2はパッケージ1の内部に設けた位相線路、3はパ
ッケージ1内に実装した送、受信用SAWフィルタ、4
は送、受信用SAWフィルタ3とパッケージ1の各端子
とを接続するワイヤ、5はパッケージ1を封止するリッ
ドである。
【0005】以上のように構成されたアンテナ共用器の
製造方法について説明する。
【0006】まず図7に示すようにパッケージ1の底部
を形成するガラスセラミック基板の表面に銀あるいは銅
を用いたミアンダ状の位相線路2を形成する。この位相
線路2の入、出力端子はパッケージ1の同じ端部に配置
したものである。
【0007】次にこの基板の上下に所望の枚数のガラス
セラミック基板を積層し、この上にガラスセラミック枠
体を重ね合わせて一体焼成することによりパッケージ1
を得る。この時パッケージの内部表面に送、受信端子、
グランド端子も形成する。
【0008】一方、圧電基板上にそれぞれインターディ
ジタルトランスデューサ(以下IDTと称する)及びこ
のIDTに接続した接続電極を有する送、受信用SAW
フィルタ3を形成し、パッケージ1の内部底面に実装す
る。
【0009】次に送、受信用SAWフィルタ3の接続電
極とパッケージ1の各種端子とをワイヤ4で接続後、リ
ッド5でパッケージ1の開口部を封止してアンテナ共用
器を得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年、無線通信機器の
小型化に伴い用いられる電子部品も小型化が要求されて
いる。しかし、上記構成のまま小型化を図ると、位相線
路2に入、出力端子を近接配置することになり、送、受
信信号の電磁波的な干渉が発生し、十分なアイソレーシ
ョンを確保することができないという問題点を有してい
た。
【0011】そこで本発明は小型化したとしてもアイソ
レーション特性に優れたアンテナ共用器を提供すること
を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、以下の構成を有するものである。
【0013】本発明の請求項1に記載の発明は、特に、
位相線路の入、出力端子をパッケージの相対向する端部
に位置するようにしたものであり、位相線路の入、出力
端子間の距離が長いため、この間での送、受信信号の電
磁波的な干渉を防止することができ、小型でアイソレー
ション特性に優れたアンテナ共用器となる。
【0014】本発明の請求項2に記載の発明は、特に、
送、受信端子をアンテナ端子を形成した端部とは異なる
相対向する端部に設けると共に、位相線路を形成した面
上において送、受信端子と位相線路との間にシールド電
極を設けたものであり、シールド作用により送、受信端
子と位相線路間での送、受信信号の電磁波的な干渉を防
止することができ、アイソレーション特性に優れたアン
テナ共用器が得られる。さらに送、受信端子をアンテナ
端子を形成した端部とは異なる相対向する端部に設けて
いるため各端子間の距離が長くなり、各端子間の電磁波
の干渉を最小限にすることができ、アイソレーション特
性に優れたアンテナ共用器が得られる。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、特に、
長辺線路部と折返し線路部で構成されたミアンダ状の位
相線路において、長辺線路部と位相線路の端子間を結ぶ
直線が交差するようにしたものであり、送、受信端子に
近接する位相線路の面積をできるだけ小さくすることに
より、送、受信信号の電磁波的な干渉を小さくし優れた
アイソレーション特性を得ることができる。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、特に、
送、受信用SAWフィルタを一枚の圧電基板上に形成す
ると共に、この圧電基板上において、パッケージの送信
端子と接続する送信用SAWフィルタの接続電極と、受
信端子と接続する受信用フィルタの接続電極とを相対向
する端部に設け、これら接続電極を設けた両端部とは異
なる相対向する両端部に位相線路に接続する送、受信用
SAWフィルタの接続電極を設けたものであり、各接続
電極間の距離が長いため、送、受信信号の電磁波的な干
渉を低減することができ、アイソレーション特性に優れ
たアンテナ共用器となる。
【0017】本発明の請求項5に記載の発明は、特に、
送、受信用SAWフィルタを一枚の圧電基板上に形成す
ると共に、位相線路の端子、パッケージの送、受信端子
とを電気的に接続し、これら各信号線間にはグランドが
介在するようにしたものであり、シールド作用により、
送、受信信号の電磁波的な干渉を低減することができ、
アイソレーション特性に優れたアンテナ共用器となる。
【0018】本発明の請求項6に記載の発明は、特に、
位相線路と送、受信端子の距離を300μm以上とした
ものであり、アンテナ共用器を小型化した場合でも位相
線路と送、受信端子間の信号の電磁波的な干渉を防止す
ることができ、優れたアイソレーション特性が得られ
る。
【0019】本発明の請求項7に記載の発明は、特に、
位相線路を形成した面上において送、受信端子と位相線
路との間にシールド電極を設けたものであり、シールド
作用により送、受信端子と位相線路間での信号の電磁波
的な干渉を防止することができ、アイソレーション特性
に優れたアンテナ共用器が得られる。
【0020】本発明の請求項8に記載の発明は、特に、
位相線路と送、受信端子との距離を300μm以上とし
たものであり、アンテナ共用器を小型化した場合でも位
相線路と送、受信端子間の信号の電磁波的な干渉を防止
することができ、優れたアイソレーション特性が得られ
る。
【0021】本発明の請求項9に記載の発明は、特に、
送、受信端子をアンテナ端子を形成した端部とは異なる
相対向する端部に設けたものであり、各端子間の距離が
大きく、各端子間での信号の電磁波的な干渉を最小限に
することができ、アイソレーション特性に優れたアンテ
ナ共用器が得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、一実施の形態を用いて、本
発明の特に請求項1〜9に記載の発明について図面を参
照しながら説明する。
【0023】図1は本発明の一実施の形態におけるアン
テナ共用器の断面図であり、図2は同アンテナ共用器の
断面図、図3は同リッドで封止前のアンテナ共用器の上
面図、図4は同アンテナ共用器の下面図、図5は同アン
テナ共用器の回路図である。また図1は図2のC−D断
面図である。
【0024】図1〜図5において、11aは第1基板、
11bは第1基板11aの上に積層した第2基板、11
cは第2基板11bの上に積層した第1枠体、11dは
第1枠体11cの上に積層した第2枠体であり、これら
を一体焼成することによりパッケージ11を構成してい
る。また、第1基板11a、第2基板11b、第1枠体
11c、第2枠体11dは、誘電率が8程度のガラスセ
ラミックを用いて形成したものである。12は第1基板
11a、第2基板11bの間に設けた位相線路、12
a,12bは位相線路12の入、出力端子、12cは位
相線路を構成する長辺線路、12dは位相線路12を構
成する折返し線路である。また13a,13bは第1基
板11aの上に設けたシールド電極、14aは受信端
子、14bは送信端子、14cはアンテナ端子、14d
はグランド端子である。
【0025】さらに15は圧電基板、16は接続電極、
16aは入力用接続電極、16bは出力用接続電極、1
6cは接地用接続電極、17はIDT、18は接続電
極、18aは入力用接続電極、18bは出力用接続電
極、18cは接地用接続電極、19はIDT、20は圧
電基板15、接続電極16、入力用接続電極16a、出
力用接続電極16b、接地用接続電極16c、IDT1
7で構成される送信用SAWフィルタ、21は圧電基板
15、接続電極18、入力用接続電極18a、出力用接
続電極18b、接地用接続電極18c、IDT19で構
成される受信用SAWフィルタ、22は一枚の圧電基板
15の上に送、受信用SAWフィルタ20,21を形成
したSAW素子であり、パッケージ11内に実装する。
23はSAW素子22をパッケージ11に固定するため
のダイボンド樹脂、24はSAW素子22に設けた入力
用接続電極16a、出力用接続電極16b、接地用接続
電極16c、入力用接続電極18a、出力用接続電極1
8b、接地用接続電極18cとパッケージ11に設けた
各種端子14a〜14dとを接続するワイヤ、25はパ
ッケージ11を封止するためのリッドである。
【0026】パッケージ11について図を参照しながら
さらに詳しく説明する。
【0027】図1に示すように第1基板11aの上に形
成した位相線路12は、入、出力端子12a,12bを
相対向する端部に配置し、この間を直線状の金属ストリ
ップラインをミアンダ状になるように組み合わせたもの
である。またこのミアンダパターンを構成する長辺線路
部12cと折返し線路部12dのうち、長辺線路部12
cと位相線路12の入、出力端子12a,12b間を結
ぶ直線状が交差するように配置し、送、受信端子14
b,14aと近接する金属ストリップラインの面積をで
きるだけ小さくしている。さらに位相線路12は送、受
信端子14b,14aから少なくとも300μm離れて
いる。その上、位相線路12を形成した第1基板11a
の面上において送、受信端子14b,14aと位相線路
12との間に送、受信端子14b,14aの外周部を囲
むようにシールド電極13a,13bを設けている。
【0028】また送、受信用SAWフィルタ20,21
の入、出力用接続電極16a,16b、18a,18b
は、圧電基板15上でそれぞれ異なる端部に配置し、で
きるだけ各接続電極間距離が長くなるようにしている。
さらに送、受信用SAWフィルタの入、出力用接続電極
16a,16b,18a,18bと対応する位相線路1
2の入、出力端子12a,12b、送、受信端子14
b,14aとをワイヤ24など信号線で結び、隣接する
信号線間には必ずグランドが介在するような構成となっ
ている。
【0029】以上のように構成されたアンテナ共用器の
製造方法について説明する。
【0030】まず、ガラスセラミックのグリーンシート
を用いて第1基板11a及び第2基板11b及び第1枠
体11c、第2枠体11dを作製する。
【0031】次に第1基板11aの表面には、図1に示
すように銀を用いて位相線路12、シールド電極13
a,13bを、下面にはグランド層(図示せず)及び図
4に示すように送、受信端子14b,14a、アンテナ
端子14c、グランド端子14dを形成する。また、第
2基板11bの上面には銀を用いてグランド層を形成す
る。さらに第1枠体11cの上面には銀を用いて送、受
信端子14b,14a、位相線路の入、出力端子12
a,12b、グランド端子14dを形成する。その上、
第2枠体11dの上面には銀を用いてグランド層を形成
する。
【0032】次いで第1基板11aの上に第2基板11
bを積層し、第2基板11bの上に第1枠体11cを積
層する。
【0033】その後第1基板11a、第2基板11b及
び第1枠体11cの側面においてスルーホール電極を用
いて第1基板11aの底面に設けた送、受信端子14
b,14aと第1枠体11cの上面に設けた送、受信端
子14b,14a、第1基板11aの底面に設けたアン
テナ端子14cと、第1枠体11cの上面に設けた位相
線路12の入力端子12a、第1基板11aの底面に設
けたグランド端子14dと第1枠体11cの上面に設け
たグランド端子14dをそれぞれ接続する。
【0034】さらにその後積層した第1基板11a、第
2基板11b、第1枠体11cの上に第2枠体11dを
積層する。
【0035】そして第1基板11a、第2基板11b、
第1枠体11c及び第2枠体11dの側面においてスル
ーホール電極を用いて第1基板11aの底面に設けたグ
ランド端子14dと第2枠体11dの上面に形成したグ
ランド層を接続する。
【0036】また第2基板11b、第1枠体11cには
第1基板11a上に形成した位相線路12の入、出力端
子12a,12bと第1枠体11c上に形成した位相線
路12の入、出力端子12a,12bとをそれぞれ接続
する貫通電極(図示せず)を設けている。
【0037】その後これを焼成して、メッキを行うこと
によりパッケージ11を得る。
【0038】一方、図3に示すようにタンタル酸リチウ
ム、ニオブ酸リチウムなどの単結晶を用いて作製した圧
電基板15の上に送、受信用SAWフィルタ20,21
を有するSAW素子22を形成するため、アルミニウム
合金とチタンを用いた積層電極を用いてIDT17,1
9及びこのIDT17,19に接続した接続電極16、
入力用接続電極16a、出力用接続電極16b、接地用
接続電極16c、接続電極18、入力用接続電極18
a、出力用接続電極18b、接地用接続電極18cを作
製する。
【0039】次に図2に示すようにパッケージ11の内
部底面にダイボンド樹脂23を用いてSAW素子22を
固定し、入、出力用接続電極16a,16b,18a,
18b、接地用接続電極16c,18cと送、受信端子
14b,14a、位相線路12の入、出力端子12a,
12b、グランド端子14dをそれぞれ接続して、図5
に示すような回路構成となるようにする。その後リッド
25でパッケージ11の開口部を封止してアンテナ共用
器を得る。
【0040】本実施の形態のアンテナ共用器は、位相線
路12の入、出力端子12a,12bをパッケージ11
の相対向する端部に配置することにより、位相線路12
の入、出力端子12a,12b間の距離を大きくし、位
相線路12の入、出力端子12a,12b間での送、受
信信号の電磁波的な干渉を防止することができ、小型で
アイソレーション特性に優れたものとなる。
【0041】また、位相線路12を形成した面上におい
て、送、受信端子14b,14aと位相線路12との間
にシールド電極13a,13bを設けることにより、
送、受信端子14b,14aと位相線路12間での送、
受信信号の電磁波的な干渉をシールド作用により防止す
ることができ、アンテナ共用器のアイソレーション特性
が優れたものとなる。
【0042】さらに送、受信端子14b,14aをアン
テナ端子14cを形成した端部とは異なる相対向する端
部に設けているため各端子間の距離が大きく、各端子間
の送、受信信号の干渉を最小限にすることができ、アン
テナ共用器のアイソレーション特性が優れたものとな
る。
【0043】さらにまた、位相線路12のミアンダパタ
ーンを構成する長辺線路部12cと折返し線路部12d
のうち、長辺線路部12cが位相線路12の入、出力端
子12a,12b間を結ぶ直線と交差、好ましくは直交
させることにより、送、受信端子14b,14aに近接
する位相線路12の面積を小さくすることができ、送、
受信端子14b,14aと位相線路12間での送、受信
信号の電磁波的な干渉を小さくし優れたアイソレーショ
ン特性を得ることができる。
【0044】その上、送、受信用SAWフィルタ20,
21を一枚の圧電基板15上に形成し、送信端子14b
と接続する送信用SAWフィルタ20の入力用接続電極
16aと、受信端子14aと接続する受信用SAWフィ
ルタ21の出力用接続電極18bを、圧電基板15の上
において相対向する端部に設け、送信端子14bと接続
する送信用SAWフィルタ20の入力用接続電極16a
と受信端子14aと接続する受信用SAWフィルタ21
の出力用接続電極18bを設けた端部とは異なる相対向
する端部に位相線路12の入力端子12aに接続する送
信用SAWフィルタ20の出力用接続電極16bと位相
線路12の出力端子12bに接続する受信用SAWフィ
ルタ21の入力用接続電極18aを設けることにより、
送信端子14bと接続する送信用SAWフィルタ20の
入力用接続電極16a、受信端子14aと接続する受信
用SAWフィルタ21の出力用接続電極18b、位相線
路12の入力端子12aに接続する送信用SAWフィル
タ20の出力用接続電極16b、位相線路12の出力端
子12bに接続する受信用SAWフィルタ21の入力用
接続電極18aそれぞれの間の距離が大きくなり、送、
受信信号の電磁波的な干渉を低減することができ、アイ
ソレーション特性に優れたアンテナ共用器となる。
【0045】また、送、受信用SAWフィルタ20,2
1の入、出力用接続電極16a,16b,18a,18
bと対応する位相線路12の入、出力端子12a,12
b、送、受信端子14b,14aとを結ぶワイヤ24間
には必ずグランド端子14dと接地用接続電極16c,
18cを結ぶワイヤ24を設けることにより、グランド
端子14dと接地用接続電極16c,18cとを結ぶワ
イヤ24及びグランド端子14dのシールド作用が働
き、送、受信信号の電磁波的な干渉を低減することがで
き、アイソレーション特性に優れたアンテナ共用器が得
られる。
【0046】また、位相線路12と送、受信端子14
b,14aとの距離を300μm以上にすることによ
り、位相線路12と送、受信端子14b,14a間の信
号の干渉を防止することができ、アンテナ共用器を小型
化した場合でも優れたアイソレーション特性が得られ
る。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、位相線路の両端
をパッケージの相対向する端部に配置したものであり、
位相線路の入出力端子間の距離が大きいため、位相線路
の端子間の電磁波的な干渉を防止することができ、小型
でアイソレーション特性に優れたアンテナ共用器が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるアンテナ共用器
の断面図
【図2】本発明の一実施の形態におけるアンテナ共用器
の断面図
【図3】本発明の一実施の形態におけるリッドで封止前
のアンテナ共用器の上面図
【図4】本発明の一実施の形態におけるアンテナ共用器
の下面図
【図5】本発明の一実施の形態におけるアンテナ共用器
の回路図
【図6】従来のアンテナ共用器の断面図
【図7】従来のアンテナ共用器の断面図
【符号の説明】
11 パッケージ 11a 第1基板 11b 第2基板 11c 第1枠体 11d 第2枠体 12 位相線路 12a 入力端子 12b 出力端子 12c 長辺線路 12d 折返し線路 13a シールド電極 13b シールド電極 14a 受信端子 14b 送信端子 14c アンテナ端子 14d グランド端子 15 圧電基板 16 接続電極 16a 入力用接続電極 16b 出力用接続電極 16c 接地用接続電極 17 IDT 18 接続電極 18a 入力用接続電極 18b 出力用接続電極 18c 接地用接続電極 19 IDT 20 送信用SAWフィルタ 21 受信用SAWフィルタ 22 SAW素子 23 ダイボンド樹脂 24 ワイヤ 25 リッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田崎 朝尚 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 亀山 一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤中 祐司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J097 AA17 AA29 BB15 HA04 JJ07 KK10 LL07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送、受信端子、アンテナ端子及びグラン
    ド端子を形成したパッケージと、前記パッケージの内部
    に形成すると共に一方の端子を前記アンテナ端子に接続
    した位相線路と、前記パッケージ内に実装すると共に入
    力側を前記送信端子に出力側を前記位相線路の前記一方
    の端子に接続した送信用SAWフィルタと、前記パッケ
    ージ内に実装すると共に入力側を前記位相線路の他方の
    端子に出力側を前記受信端子に接続した受信用SAWフ
    ィルタとを備え、前記位相線路の一方の端子を前記パッ
    ケージに形成した前記アンテナ端子と同じ端部に設け、
    前記位相線路の他方の端子を前記位相線路の一方の端子
    と相対向する端部に設けたアンテナ共用器。
  2. 【請求項2】 送、受信端子をアンテナ端子を形成した
    端部とは異なる相対向する端部に設けると共に、位相線
    路を形成した面上において前記送、受信端子と位相線路
    との間にシールド電極を設けた請求項1に記載のアンテ
    ナ共用器。
  3. 【請求項3】 位相線路は金属ストリップラインで形成
    された長辺線路部と折返し線路部をミアンダ状に接続し
    たものであり、前記長辺線路部と位相線路の端子間を結
    ぶ直線が交差するようにした請求項1に記載のアンテナ
    共用器。
  4. 【請求項4】 送、受信用SAWフィルタが一つの圧電
    基板上にインターディジタルトランスデューサ及びこの
    インターディジタルトランスデューサに接続した接続電
    極を有するものであり、前記圧電基板上において送信端
    子と接続する送信用SAWフィルタの接続電極と、受信
    端子と接続する受信用フィルタの接続電極は相対向する
    端部に位置し、前記送信端子と接続する送信用SAWフ
    ィルタの接続電極と前記受信端子と接続する受信用フィ
    ルタの接続電極を形成した端部とは異なる相対向する端
    部に位相線路の一方の端子に接続する前記送信用SAW
    フィルタの接続電極と前記位相線路の他方の端子に接続
    する受信用SAWフィルタの接続電極を設けた請求項1
    に記載のアンテナ共用器。
  5. 【請求項5】 送、受信用SAWフィルタは、一つの圧
    電基板上にそれぞれインターディジタルトランスデュー
    サ及びこのインターディジタルトランスデューサに接続
    した入、出力用接続電極および接地用接続電極を有する
    ものであり、前記入、出力用接続電極と位相線路の端
    子、パッケージの送、受信端子とを電気的に接続し、こ
    れら接続間にはグランドが介在するようにした請求項4
    に記載のアンテナ共用器。
  6. 【請求項6】 位相線路と送、受信端子の距離は300
    μm以上である請求項1に記載のアンテナ共用器。
  7. 【請求項7】 送、受信端子、アンテナ端子及びグラン
    ド端子を形成したパッケージと、このパッケージの内部
    に形成すると共に一端を前記アンテナ端子に接続した位
    相線路と、前記パッケージ内に実装すると共に入力側を
    前記送信端子に出力側を前記位相線路の一端に接続した
    送信用SAWフィルタと、前記パッケージ内に実装する
    と共に入力側を前記位相線路の他端側に出力側を前記受
    信端子に接続した受信用SAWフィルタとを備え、前記
    位相線路を形成した面上において前記送、受信端子と位
    相線路との間にシールド電極を有するアンテナ共用器。
  8. 【請求項8】 送、受信端子、アンテナ端子及びグラン
    ド端子を形成したパッケージと、このパッケージの内部
    に形成すると共に一端を前記アンテナ端子に接続した位
    相線路と、前記パッケージ内に実装すると共に入力側を
    前記送信端子に出力側を前記位相線路の一端に接続した
    送信用SAWフィルタと、前記パッケージ内に実装する
    と共に入力側を前記位相線路の他端側に出力側を前記受
    信端子に接続した受信用SAWフィルタとを備え、前記
    位相線路と送、受信端子との距離は300μm以上であ
    るアンテナ共用器。
  9. 【請求項9】 送、受信端子、アンテナ端子及びグラン
    ド端子を形成したパッケージと、このパッケージの内部
    に形成すると共に一端を前記アンテナ端子に接続した位
    相線路と、前記パッケージ内に実装すると共に入力側を
    前記送信端子に出力側を前記位相線路の一端に接続した
    送信用SAWフィルタと、前記パッケージ内に実装する
    と共に入力側を前記位相線路の他端側に出力側を前記受
    信端子に接続した受信用SAWフィルタとを備え、前記
    送、受信端子を相対向する端部に設けると共に、前記ア
    ンテナ端子は前記送、受信端子を設けた端部とは異なる
    端部に設けたアンテナ共用器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008029641A1 (fr) * 2006-08-30 2008-03-13 Kyocera Corporation Carte de circuit pour dispositif séparateur d'onde, séparateur d'onde et dispositif de communication
US7400216B2 (en) 2003-07-29 2008-07-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Surface acoustic wave device

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