JP2002333540A - 小型複合型光ファイバカプラ - Google Patents
小型複合型光ファイバカプラInfo
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- G02B6/28—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
- G02B6/2804—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers
- G02B6/2821—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers using lateral coupling between contiguous fibres to split or combine optical signals
- G02B6/2835—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers using lateral coupling between contiguous fibres to split or combine optical signals formed or shaped by thermal treatment, e.g. couplers
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 融着延伸部より成る複数個の光ファイバカプ
ラを共通の基板に一体化して同一複合パッケージ内に収
容した小型複合型光ファイバカプラを提供する。 【解決手段】 複数本の光ファイバ１、２、３、４を有
して光カプラを形成する複数個の融着延伸部１２０、３
４０を共通の基板７に互に隣接して形成し、基板７に一
体化されたこれら融着延伸部を同一複合パッケージ８０
に収容した小型複合型光ファイバカプラ。
ラを共通の基板に一体化して同一複合パッケージ内に収
容した小型複合型光ファイバカプラを提供する。 【解決手段】 複数本の光ファイバ１、２、３、４を有
して光カプラを形成する複数個の融着延伸部１２０、３
４０を共通の基板７に互に隣接して形成し、基板７に一
体化されたこれら融着延伸部を同一複合パッケージ８０
に収容した小型複合型光ファイバカプラ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、小型複合型光フ
ァイバカプラに関し、特に、融着延伸部より成る複数個
の光ファイバカプラを共通の基板に一体化して同一複合
パッケージ内に収容した小型複合型光ファイバカプラに
関する。
ァイバカプラに関し、特に、融着延伸部より成る複数個
の光ファイバカプラを共通の基板に一体化して同一複合
パッケージ内に収容した小型複合型光ファイバカプラに
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来例を図４を参照して説明する。図４
（ａ）は、２本の光ファイバである光ファイバ１および
光ファイバ２の露出芯線１１と露出芯線２１を相互に基
板７の表面においてアライメントして融着延伸処理を施
し、融着延伸部１２０を形成し、基板７を含む融着延伸
部１２０全体をパッケージ８に収容した２×２融着延伸
型光ファイバカプラを示す。図４（ｂ）を参照して複合
型光ファイバカプラの従来例を説明する。この従来例
は、図４（ａ）の２×２融着延伸型光ファイバカプラを
２個準備し、これらを共通の複合パッケージ８０に収容
した２ｉｎ１パッケージの２×２光ファイバカプラであ
る。
（ａ）は、２本の光ファイバである光ファイバ１および
光ファイバ２の露出芯線１１と露出芯線２１を相互に基
板７の表面においてアライメントして融着延伸処理を施
し、融着延伸部１２０を形成し、基板７を含む融着延伸
部１２０全体をパッケージ８に収容した２×２融着延伸
型光ファイバカプラを示す。図４（ｂ）を参照して複合
型光ファイバカプラの従来例を説明する。この従来例
は、図４（ａ）の２×２融着延伸型光ファイバカプラを
２個準備し、これらを共通の複合パッケージ８０に収容
した２ｉｎ１パッケージの２×２光ファイバカプラであ
る。
【０００３】図５を参照して複合型光ファイバカプラの
他の従来例を説明する。この従来例は図４（ａ）の２×
２光ファイバカプラを３個準備してパッケージ８に収容
して構成した２×４ツリー光ファイバカプラである。こ
の２×４ツリー光ファイバカプラは、図示される通り、
図４（ａ）の２個の２×２光ファイバカプラの融着延伸
部１２０を並列して配列すると共に、これら２個の２×
２光ファイバカプラそれぞれの一方の芯線２１および芯
線１１を３個目の２×４ツリー光ファイバカプラの芯線
１１および芯線１２に接続した複合型光ファイバカプラ
である。この複合型光ファイバカプラも共通の複合パッ
ケージ８０に収容されている。
他の従来例を説明する。この従来例は図４（ａ）の２×
２光ファイバカプラを３個準備してパッケージ８に収容
して構成した２×４ツリー光ファイバカプラである。こ
の２×４ツリー光ファイバカプラは、図示される通り、
図４（ａ）の２個の２×２光ファイバカプラの融着延伸
部１２０を並列して配列すると共に、これら２個の２×
２光ファイバカプラそれぞれの一方の芯線２１および芯
線１１を３個目の２×４ツリー光ファイバカプラの芯線
１１および芯線１２に接続した複合型光ファイバカプラ
である。この複合型光ファイバカプラも共通の複合パッ
ケージ８０に収容されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図４（ｂ）の複合型光
ファイバカプラの従来例は、パッケージ８に収容された
２×２融着延伸型光ファイバカプラを２個準備し、これ
らを１個の複合パッケージ８０に収容して構成したもの
であるところから、複合パッケージ８０の外形寸法は２
×２光ファイバカプラパッケージの個々のパッケージ８
の外形寸法と比較して大きく、径方向におよそ２倍の大
きさとなる。即ち、パッケージ８の直径φは３ｍｍ程
度、全長は５０ｍｍ程度である。従って、図４（ｂ）の
従来例はパッケージ８の直径φは６ｍｍ、全長は５０ｍ
ｍ程度と拡大される。
ファイバカプラの従来例は、パッケージ８に収容された
２×２融着延伸型光ファイバカプラを２個準備し、これ
らを１個の複合パッケージ８０に収容して構成したもの
であるところから、複合パッケージ８０の外形寸法は２
×２光ファイバカプラパッケージの個々のパッケージ８
の外形寸法と比較して大きく、径方向におよそ２倍の大
きさとなる。即ち、パッケージ８の直径φは３ｍｍ程
度、全長は５０ｍｍ程度である。従って、図４（ｂ）の
従来例はパッケージ８の直径φは６ｍｍ、全長は５０ｍ
ｍ程度と拡大される。
【０００５】図５により図示説明される複合型光ファイ
バカプラの他の従来例も、図４の従来例と同様に、パッ
ケージ８に収容された２×２光ファイバカプラを接続し
て製造するものであるところから、複合パッケージ８０
の外形寸法は個々のパッケージ８の外形寸法と比較して
径方向におよそ２倍の大きさとなると共に、全長も個々
のパッケージ８のおよそ２倍の大きさとなる。この発明
は、融着延伸部より成る複数個の光ファイバカプラを共
通の基板に一体化して同一複合パッケージ内に収容して
上述の問題を解消した小型複合型光ファイバカプラを提
供するものである。
バカプラの他の従来例も、図４の従来例と同様に、パッ
ケージ８に収容された２×２光ファイバカプラを接続し
て製造するものであるところから、複合パッケージ８０
の外形寸法は個々のパッケージ８の外形寸法と比較して
径方向におよそ２倍の大きさとなると共に、全長も個々
のパッケージ８のおよそ２倍の大きさとなる。この発明
は、融着延伸部より成る複数個の光ファイバカプラを共
通の基板に一体化して同一複合パッケージ内に収容して
上述の問題を解消した小型複合型光ファイバカプラを提
供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１：複数本の光フ
ァイバ１、２、３、４を有して光カプラを形成する複数
個の融着延伸部１２０、３４０を共通の基板７に互に隣
接して形成し、基板７に一体化されたこれら融着延伸部
を同一複合パッケージ８０に収容した小型複合型光ファ
イバカプラを構成した。そして、請求項２：請求項１に
記載される小型複合型光ファイバカプラにおいて、隣接
形成された両融着延伸部１２０、３４０の何れにも光学
結合する更なる融着延伸部２３０を形成した小型複合型
光ファイバカプラを構成した。
ァイバ１、２、３、４を有して光カプラを形成する複数
個の融着延伸部１２０、３４０を共通の基板７に互に隣
接して形成し、基板７に一体化されたこれら融着延伸部
を同一複合パッケージ８０に収容した小型複合型光ファ
イバカプラを構成した。そして、請求項２：請求項１に
記載される小型複合型光ファイバカプラにおいて、隣接
形成された両融着延伸部１２０、３４０の何れにも光学
結合する更なる融着延伸部２３０を形成した小型複合型
光ファイバカプラを構成した。
【０００７】また、請求項３：求項１に記載される小型
複合型光ファイバカプラにおいて、４本の光ファイバ
１、２、３、４を有して隣接する２本の光ファイバ１、
２に融着延伸処理を施して融着延伸部１２０を形成し、
隣接する残余の２本の光ファイバ３、４に融着延伸処理
を施して先の融着延伸部１２０に隣接して融着延伸部３
４０を形成した小型複合型光ファイバカプラを構成し
た。更に、請求項４：請求項３に記載される小型複合型
光ファイバカプラにおいて隣接形成された両融着延伸部
１２０、３４０の何れにも光学結合する更なる融着延伸
部２３０を形成した小型複合型光ファイバカプラを構成
した。
複合型光ファイバカプラにおいて、４本の光ファイバ
１、２、３、４を有して隣接する２本の光ファイバ１、
２に融着延伸処理を施して融着延伸部１２０を形成し、
隣接する残余の２本の光ファイバ３、４に融着延伸処理
を施して先の融着延伸部１２０に隣接して融着延伸部３
４０を形成した小型複合型光ファイバカプラを構成し
た。更に、請求項４：請求項３に記載される小型複合型
光ファイバカプラにおいて隣接形成された両融着延伸部
１２０、３４０の何れにも光学結合する更なる融着延伸
部２３０を形成した小型複合型光ファイバカプラを構成
した。
【０００８】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図１の実
施例を参照して説明する。図１は２×４複合型光ファイ
バカプラの実施例を説明する図である。先ず、４本の光
ファイバ１、２、３、４をその露出芯線１１、２１、３
１、４１を相互に並列した状態で基板７の表面に並べ
る。基板７としては、一般に、ガラス基板を使用する。
ここで、露出芯線１１と露出芯線２１の間にアライメン
ト部を形成し、ここに融着延伸処理を施して融着延伸部
１２０を１箇所形成する。そして、露出芯線１１と露出
芯線２１の間に形成したアライメント部に隣接して露出
芯線３１と露出芯線４１の間にアライメント部を形成
し、ここに融着延伸処理を施して融着延伸部３４０を１
箇所形成する。
施例を参照して説明する。図１は２×４複合型光ファイ
バカプラの実施例を説明する図である。先ず、４本の光
ファイバ１、２、３、４をその露出芯線１１、２１、３
１、４１を相互に並列した状態で基板７の表面に並べ
る。基板７としては、一般に、ガラス基板を使用する。
ここで、露出芯線１１と露出芯線２１の間にアライメン
ト部を形成し、ここに融着延伸処理を施して融着延伸部
１２０を１箇所形成する。そして、露出芯線１１と露出
芯線２１の間に形成したアライメント部に隣接して露出
芯線３１と露出芯線４１の間にアライメント部を形成
し、ここに融着延伸処理を施して融着延伸部３４０を１
箇所形成する。
【０００９】これら２箇所の融着延伸処理は、出来上が
りの融着延伸部１２０および融着延伸部３４０の光学特
性を同等にする必要上、同時に実施される。これを実現
するには、２本のガスバーナーを使用して露出芯線１１
と露出芯線２１の間のアライメント部とこれに隣接する
露出芯線３１と露出芯線４１の間の両アライメント部
に、熱的条件を同等にして同時に融着延伸処理を施す。
或いは、露出芯線１１と露出芯線２１の間のアライメン
ト部とこれに隣接する露出芯線３１と露出芯線４１の間
の両アライメント部が対称的な位置関係に形成し、１本
のガスバーナーを使用してこれら両アライメント部を対
称的に熱的条件を同等にして加熱し、融着延伸処理を施
して融着延伸部１２０および融着延伸部３４０を形成す
る。これら融着延伸処理は、融着延伸処理される光ファ
イバの内の一方の入射側から光を入射しながら実施さ
れ、融着延伸部１２０および融着延伸部３４０のそれぞ
れにおいて光の分岐比が５０：５０となったところで停
止する。なお、融着延伸部３４０における分岐比は５
０：５０の他の必要とされる適宜の分岐比とすることが
できる。
りの融着延伸部１２０および融着延伸部３４０の光学特
性を同等にする必要上、同時に実施される。これを実現
するには、２本のガスバーナーを使用して露出芯線１１
と露出芯線２１の間のアライメント部とこれに隣接する
露出芯線３１と露出芯線４１の間の両アライメント部
に、熱的条件を同等にして同時に融着延伸処理を施す。
或いは、露出芯線１１と露出芯線２１の間のアライメン
ト部とこれに隣接する露出芯線３１と露出芯線４１の間
の両アライメント部が対称的な位置関係に形成し、１本
のガスバーナーを使用してこれら両アライメント部を対
称的に熱的条件を同等にして加熱し、融着延伸処理を施
して融着延伸部１２０および融着延伸部３４０を形成す
る。これら融着延伸処理は、融着延伸処理される光ファ
イバの内の一方の入射側から光を入射しながら実施さ
れ、融着延伸部１２０および融着延伸部３４０のそれぞ
れにおいて光の分岐比が５０：５０となったところで停
止する。なお、融着延伸部３４０における分岐比は５
０：５０の他の必要とされる適宜の分岐比とすることが
できる。
【００１０】融着延伸部１２０および融着延伸部３４０
が形成されたところでこれら融着延伸部を含む光ファイ
バ１ないし光ファイバ４をそのまま基板７に接合固定す
る。基板７に対する光ファイバ１ないし光ファイバ４の
接合固定は、基板７の一部を加熱溶融するか、或いは接
着剤を使用して実施される。一体化された融着延伸部お
よび基板７の全体は同一の複合パッケージ８０に収容し
て複合型光ファイバカプラの製造は終了する。複合パッ
ケージ８０によるパッケージに先だって、鎖線で示され
る不要な入射側光ファイバを切断除去しておく。
が形成されたところでこれら融着延伸部を含む光ファイ
バ１ないし光ファイバ４をそのまま基板７に接合固定す
る。基板７に対する光ファイバ１ないし光ファイバ４の
接合固定は、基板７の一部を加熱溶融するか、或いは接
着剤を使用して実施される。一体化された融着延伸部お
よび基板７の全体は同一の複合パッケージ８０に収容し
て複合型光ファイバカプラの製造は終了する。複合パッ
ケージ８０によるパッケージに先だって、鎖線で示され
る不要な入射側光ファイバを切断除去しておく。
【００１１】以上の融着延伸部１２０および融着延伸部
３４０の光学特性を同等にする上において、上述した通
り、両アライメント部に加えられる熱を同等に調整設定
する必要がある。１本のバーナーを使用して両アライメ
ント部に加えられる熱を同等にするには、使用する一般
の融着延伸処理の場合と比較して大型のバーナーを使用
する。もっとも、この大型のバーナーも単純に大型のも
のとすると、露出芯線の延伸長も長くなるので、アライ
メント部の露出芯線の長さ方向の寸法は露出芯線の延伸
長に対応して小さくし、露出芯線に直交する方向の寸法
を大きくした大型のバーナーを設計製造して使用する。
即ち、加熱による融着可能温度の分布は露出芯線の延伸
方向に短く、露出芯線の延伸方向に直交する方向に長く
した、融着延伸処理を施されるべき２箇所の領域を等温
度に加熱する形状の大型のバーナーを設計製造する。融
着延伸部１２０および融着延伸部３４０の光学特性を同
等にするには、更に、４本の光ファイバに加える張力を
同一に調整して光ファイバの両アライメント部に加えら
れる張力を同一にする必要がある。
３４０の光学特性を同等にする上において、上述した通
り、両アライメント部に加えられる熱を同等に調整設定
する必要がある。１本のバーナーを使用して両アライメ
ント部に加えられる熱を同等にするには、使用する一般
の融着延伸処理の場合と比較して大型のバーナーを使用
する。もっとも、この大型のバーナーも単純に大型のも
のとすると、露出芯線の延伸長も長くなるので、アライ
メント部の露出芯線の長さ方向の寸法は露出芯線の延伸
長に対応して小さくし、露出芯線に直交する方向の寸法
を大きくした大型のバーナーを設計製造して使用する。
即ち、加熱による融着可能温度の分布は露出芯線の延伸
方向に短く、露出芯線の延伸方向に直交する方向に長く
した、融着延伸処理を施されるべき２箇所の領域を等温
度に加熱する形状の大型のバーナーを設計製造する。融
着延伸部１２０および融着延伸部３４０の光学特性を同
等にするには、更に、４本の光ファイバに加える張力を
同一に調整して光ファイバの両アライメント部に加えら
れる張力を同一にする必要がある。
【００１２】この発明の他の実施例を図２および図３を
参照して説明する。特に、図３（ａ）を参照するに、４
本の光ファイバ１、２、３、４をその露出芯線１１、２
１、３１、４１を相互に並列した状態で基板７の表面に
並べる。ここで、露出芯線２１と露出芯線３１の双方に
工具を使用して側方に力を加え、両者を接近せしめてア
ライメント部２３０’を形成する。次いで、図３（ｂ）
を参照するに、露出芯線１１と露出芯線２１の双方に対
して工具を使用して側方に力を加え、両者を接近せしめ
てアライメント部１２０’を形成する。更に、露出芯線
１１と露出芯線２１の間のアライメント部１２０’に並
列して露出芯線３１と露出芯線４１の間のアライメント
部３４０’を形成する。
参照して説明する。特に、図３（ａ）を参照するに、４
本の光ファイバ１、２、３、４をその露出芯線１１、２
１、３１、４１を相互に並列した状態で基板７の表面に
並べる。ここで、露出芯線２１と露出芯線３１の双方に
工具を使用して側方に力を加え、両者を接近せしめてア
ライメント部２３０’を形成する。次いで、図３（ｂ）
を参照するに、露出芯線１１と露出芯線２１の双方に対
して工具を使用して側方に力を加え、両者を接近せしめ
てアライメント部１２０’を形成する。更に、露出芯線
１１と露出芯線２１の間のアライメント部１２０’に並
列して露出芯線３１と露出芯線４１の間のアライメント
部３４０’を形成する。
【００１３】図３（ｃ）を参照するに、ここで、入射側
を固定して出射側を矢印の向きに張力を加えながらアラ
イメント部２３０’に融着延伸処理を施して融着延伸部
２３０を形成する。ここで、融着延伸処理は光ファイバ
２および光ファイバ３のみについて張力を加えながら実
施する。或は４本の光ファイバ１、２、３、４の全てに
張力を加えながら実施する。鎖線の楕円はバーナにより
加熱される領域を示す。融着延伸処理は光ファイバ２の
入射側から光を入射しながら実施され、光ファイバ３か
らも光が出射して融着延伸部２３０において分岐比が５
０：５０となったところで停止する。なお、融着延伸部
２３０における分岐比は５０：５０の他の必要とされる
適宜の分岐比とすることができる。
を固定して出射側を矢印の向きに張力を加えながらアラ
イメント部２３０’に融着延伸処理を施して融着延伸部
２３０を形成する。ここで、融着延伸処理は光ファイバ
２および光ファイバ３のみについて張力を加えながら実
施する。或は４本の光ファイバ１、２、３、４の全てに
張力を加えながら実施する。鎖線の楕円はバーナにより
加熱される領域を示す。融着延伸処理は光ファイバ２の
入射側から光を入射しながら実施され、光ファイバ３か
らも光が出射して融着延伸部２３０において分岐比が５
０：５０となったところで停止する。なお、融着延伸部
２３０における分岐比は５０：５０の他の必要とされる
適宜の分岐比とすることができる。
【００１４】次いで、図３（ｄ）を参照するに、出射側
を矢印の向きに張力を加えながらアライメント部１２
０’およびアライメント部３４０’に融着延伸処理を施
して融着延伸部１２０および融着延伸部３４０を形成す
る。鎖線の楕円はバーナにより加熱される領域を示し、
アライメント部１２０’およびアライメント部３４０’
を対称的に加熱している。この融着延伸処理は、光ファ
イバ１および光ファイバ４の入射側から光を入射しなが
ら実施され、光ファイバ２からも光が出射して融着延伸
部１２０において分岐比が５０：５０となると共に光フ
ァイバ３からも光が出射して融着延伸部３４０において
分岐比が５０：５０となったところで停止する。なお、
融着延伸部１２０および融着延伸部３４０における分岐
比は５０：５０の他の必要とされる適宜の分岐比とする
ことができる。
を矢印の向きに張力を加えながらアライメント部１２
０’およびアライメント部３４０’に融着延伸処理を施
して融着延伸部１２０および融着延伸部３４０を形成す
る。鎖線の楕円はバーナにより加熱される領域を示し、
アライメント部１２０’およびアライメント部３４０’
を対称的に加熱している。この融着延伸処理は、光ファ
イバ１および光ファイバ４の入射側から光を入射しなが
ら実施され、光ファイバ２からも光が出射して融着延伸
部１２０において分岐比が５０：５０となると共に光フ
ァイバ３からも光が出射して融着延伸部３４０において
分岐比が５０：５０となったところで停止する。なお、
融着延伸部１２０および融着延伸部３４０における分岐
比は５０：５０の他の必要とされる適宜の分岐比とする
ことができる。
【００１５】融着延伸部２３０、融着延伸部１２０およ
び融着延伸部３４０が形成されたところで、これら融着
延伸部を含む光ファイバ１ないし光ファイバ４を先の実
施例と同様にそのまま基板７に接合固定し、一体化され
た融着延伸部および基板７の全体を同一の複合パッケー
ジ８０に収容して複合型光ファイバカプラの製造は終了
する。複合パッケージ８０によるパッケージに先だっ
て、鎖線で示される不要な入射側光ファイバを切断除去
しておく。
び融着延伸部３４０が形成されたところで、これら融着
延伸部を含む光ファイバ１ないし光ファイバ４を先の実
施例と同様にそのまま基板７に接合固定し、一体化され
た融着延伸部および基板７の全体を同一の複合パッケー
ジ８０に収容して複合型光ファイバカプラの製造は終了
する。複合パッケージ８０によるパッケージに先だっ
て、鎖線で示される不要な入射側光ファイバを切断除去
しておく。
【００１６】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明に依れ
ば、図３（ｄ）に示される如く、光ファイバ１ないし光
ファイバ４の径は０. ２５ｍｍであるので複合パッケー
ジ８０の径方向に隣接する融着延伸部１２０と融着延伸
部３４０との間の間隔は０. ５ｍｍになる。そして、複
合パッケージ８０の長さ方向に離隔する融着延伸部１２
０或いは融着延伸部３４０と融着延伸部２３０との間の
間隔は２０ｍｍになる。従って、複合パッケージ８０に
収容されるべき融着延伸部および基板７の全体の寸法は
径方向が０. ２５ｍｍ×４＝１ｍｍ、長さ方向が５０ｍ
ｍの程度になる。上述した通り、融着延伸部１２０を１
個とこれが一体化される基板７の全体を収容する従来の
パッケージ８の直径φは３ｍｍ、全長は５０ｍｍ程度で
あるので、この発明の複合型光ファイバカプラは、従来
のパッケージ８と殆ど同等の形状寸法に複合パッケージ
８０を設計製造して、これに収容することができる。
ば、図３（ｄ）に示される如く、光ファイバ１ないし光
ファイバ４の径は０. ２５ｍｍであるので複合パッケー
ジ８０の径方向に隣接する融着延伸部１２０と融着延伸
部３４０との間の間隔は０. ５ｍｍになる。そして、複
合パッケージ８０の長さ方向に離隔する融着延伸部１２
０或いは融着延伸部３４０と融着延伸部２３０との間の
間隔は２０ｍｍになる。従って、複合パッケージ８０に
収容されるべき融着延伸部および基板７の全体の寸法は
径方向が０. ２５ｍｍ×４＝１ｍｍ、長さ方向が５０ｍ
ｍの程度になる。上述した通り、融着延伸部１２０を１
個とこれが一体化される基板７の全体を収容する従来の
パッケージ８の直径φは３ｍｍ、全長は５０ｍｍ程度で
あるので、この発明の複合型光ファイバカプラは、従来
のパッケージ８と殆ど同等の形状寸法に複合パッケージ
８０を設計製造して、これに収容することができる。
【図１】実施例を説明する図。
【図２】他の実施例を説明する図。
【図３】製造順序を説明する図。
【図４】従来例を説明する図。
【図５】他の従来例を説明する図。
１、２、３、４ 光ファイバ １１、２１、３１、４１ 露出芯線 ７ 基板 １２０ 融着延伸部 ３４０ 融着延伸部 ８０ 複合パッケージ
Claims (4)
- 【請求項１】 複数本の光ファイバを有して光カプラ
を形成する複数個の融着延伸部を共通の基板に互に隣接
して形成し、基板に一体化されたこれら融着延伸部を同
一複合パッケージに収容したことを特徴とする小型複合
型光ファイバカプラ。 - 【請求項２】 請求項１に記載される小型複合型光フ
ァイバカプラにおいて、 隣接形成された両融着延伸部の何れにも光学結合する更
なる融着延伸部を形成したことを特徴とする小型複合型
光ファイバカプラ。 - 【請求項３】 請求項１に記載される小型複合型光フ
ァイバカプラにおいて、 ４本の光ファイバを有して隣接する２本の光ファイバに
融着延伸処理を施して融着延伸部を形成し、隣接する残
余の２本の光ファイバに融着延伸処理を施して先の融着
延伸部に隣接して融着延伸部を形成したことを特徴とす
る小型複合型光ファイバカプラ。 - 【請求項４】 請求項３に記載される小型複合型光フ
ァイバカプラにおいて、 隣接形成された両融着延伸部の何れにも光学結合する更
なる融着延伸部を形成したことを特徴とする小型複合型
光ファイバカプラ。
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