JP2002331277A - 有機物処理装置 - Google Patents

有機物処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ガスを加熱して脱臭する脱臭装置の下流
側を成型の容易な樹脂で形成しても、熱変形等の問題が
生じるのを防ぐことができる有機物処理装置を提供す
る。 【解決手段】 投入される生ごみ等の有機物を分解処理
する処理槽1と、処理槽1からの排気ガスを加熱して脱
臭する脱臭装置18及び第1のファン24を介して排気
ガスを外部に排出する第1の排気通路15と、処理槽1
からの排気ガスを第2のファン14を介して直接外部に
排出する第2の排気通路16と、処理槽1からの排気ガ
スを排気する排気通路を選択する選択手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、生ごみ等の有機
物を分解処理する有機物処理装置に係わり、特に有機物
の分解処理時に発生する悪臭を含んだ排気ガスを加熱し
て脱臭する脱臭装置を備えた有機物処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、排気ガス中の悪臭を加熱して脱臭
する脱臭装置を備えたものとしては、例えば特開平10
−296216号公報(B09B 3/00)等に開示
されているように、処理槽からの排気ガスの排気通路
に、ヒータと触媒を用いて排気ガスを脱臭する脱臭装置
を備えた生ごみ処理装置がある。
【0003】上記生ごみ処理装置においては、脱臭装置
の出口側に脱臭装置と逆T字状を成すように希釈室が連
結され、この希釈室には、脱臭装置との連通部分よりも
上流側に希釈用ファンが設けられ、希釈用ファンから送
風される外気で途中(下流)の連通部分から出る排気ガ
スを希釈して外部に排出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来装
置においては、脱臭装置を通って熱風となって排気ガス
がそのまま希釈室に流れるため、希釈室を成型の容易な
樹脂で形成すると、脱臭装置との接合部が高温となり、
熱変形等の問題が生じる。
【0005】さらに、上記従来装置においては、脱臭を
必要としないとき(無脱臭時)にも、同じ排気通路を用
い、ヒータをオフにした脱臭装置及び逆T字状の希釈室
を通って排気ガスが排出されている。上記排気通路に
は、ヒータ及び触媒、さらには逆T字状の希釈室が配置
されているため、圧力損失が大きく、従って、無脱臭時
の排気風量を十分に確保できない課題があった。また、
冷えた脱臭装置内を排気ガスが通ることにより結露が生
じたり、乾燥した担体や有機物の微粉が排気ガスに混じ
って通ることにより、触媒が目詰まりしやすくなり、こ
れらは脱臭装置の寿命を短くする原因となる。
【0006】そこで、本願発明はこのような課題を解決
するためになされたものであり、排気ガスを加熱して脱
臭する脱臭装置の下流側を成型の容易な樹脂で形成して
も、熱変形等の問題が生じるのを防ぐことができる有機
物処理装置を提供すると共に、無脱臭時の排気風量を十
分に確保でき、また脱臭装置の長寿命化を図ることがで
きる有機物処理装置を提供することを課題とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段は、投入される生ごみ等の有機物を分解処
理する処理槽と、前記処理槽からの排気を加熱して脱臭
する脱臭装置及び脱臭装置の下流に配置された第1のフ
ァンを介して外部に排出する第1の排気通路と、処理槽
からの排気を第2の排気ファンを介して直接外部に排出
する第2の排気通路と、前記処理槽からの排気の排気通
路を第1の排気通路と第2の排気通路とに選択する選択
手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】上記課題を解決するための第1の手段にお
いて、前記第1の排気通路の脱臭装置部分を金属製部材
で形成すると共に、その下流側を樹脂製部材で形成し、
前記金属製部材と樹脂製部材の接合部近傍に外気に連通
する通風孔を形成すると共に、該通風孔より下流側に前
記第1のファンを備えることが好ましい。
【0009】上記課題を解決するための第1の手段にお
いて、前記接合部の金属製部材側に前記通風孔を形成す
ることが好ましい。
【0010】上記課題を解決するための第1の手段にお
いて、前記接合部の金属製部材側及び樹脂製部材側に前
記通風孔を形成することが好ましい。
【0011】上記課題を解決するための第1の手段にお
いて、前記排気通路を、前記処理槽近傍に配設すること
が好ましい。
【0012】上記課題を解決するための第1の手段にお
いて、前記排気通路を、略垂直方向に配設することが好
ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本願発明の実施形態に係る有機物
処理装置の背面側要部断面図、図2は無脱臭時の上面側
要部断面図、図3は脱臭時の上面側要部断面図、図4は
切替弁の拡大斜視図、図5は図3のA−A断面図であ
る。
【0015】この有機物処理装置は、微生物の担体(お
が屑等の木質細片)を収納し、生ごみ等の有機物が投入
される上面開口の処理槽1が上下2部品からなる外装ケ
ース2内に収容されて構成されている。
【0016】上記外装ケース2の上面は、処理槽1の上
面開口3に対応して開口し、微生物担体や生ごみ等を投
入するための投入口4が形成され、この投入口4上方に
は、ヒンジ等により開閉自在に構成された上蓋5が設け
られている。
【0017】上記処理槽1内には、前後壁間に、複数の
攪拌翼6を備えた攪拌軸7が正逆回転可能に設けられて
いる。この攪拌軸7は両端側が処理槽1前後壁の軸受
8,9によって支持されると共に、後壁側の軸端10が
減速機構11を介して攪拌用モータの回転軸12に連結
され、攪拌用モータの回転が減速されて伝達され、回転
駆動されるようになっている。
【0018】上記処理槽1の上部後壁には、多数の排気
孔13が形成されており、その下流側に排気ファン14
が取り付けられている。また、この排気ファン14の下
流側には、後述する脱臭装置が取り付けられた第1の排
気通路15と、排気ガスを直接外部に排出する第2の排
気通路16とを手動で切り替え可能な切替弁17が設け
られている。
【0019】上記第1の排気通路15に取り付けられた
脱臭装置18は、上流側にU字状のヒータ19が配置さ
れ、その下流側にセラミックでハニカム構造に形成され
た触媒20が配置され、それらが耐熱、耐食性を有する
ステンレス等の金属筒状体21内に収納されている。こ
れにより、流入する排気ガスがヒータ19によって加熱
され、この加熱された排気ガスが触媒20を通ることに
より触媒20が加熱されて、排気ガスに含まれる悪臭成
分の分解反応が促進されるようになっている。
【0020】上記脱臭装置18の出口側には、成型の容
易な樹脂で形成されたエアガイド22が連結され、この
エアガイド22が外装ケース2背面側下部に開口する排
気口23に連結されている。また、エアガイド22の排
気口23側には、脱臭装置18から排出される高温排気
ガスの温度や臭いを希釈する(主に温度を下げる)ため
の希釈ファン24が取り付けられており、脱臭装置18
の金属筒状体21とエアガイド22の接合部25両側に
は、希釈及び接合部冷却用の外気を取り入れるための通
風孔26,27が形成されている。
【0021】すなわち、本実施形態においては、第1の
排気通路15の脱臭装置18部分を金属筒状体21で形
成すると共に、その下流側のエアガイド22を樹脂製部
材で形成し、第1の排気通路15の脱臭装置より上流側
に排気ファン14を備え、前記金属筒状体21と樹脂製
エアガイド22の接合部25近傍に通風孔26,27を
形成すると共に、当該通風孔26,27より下流側に脱
臭装置18からの排気ガスと通風孔26,27からの空
気を吸引して外部へ排気ファン14より大きな風量で排
出する希釈ファン24を備えた構成となっている。
【0022】これにより、脱臭装置18を通って熱風と
なった排気ガスが通風孔26,27からの外気によって
希釈されると共に、金属筒状体21と樹脂製エアガイド
22の接合部25が冷却されるので、エアガイド22を
成型の容易な樹脂で形成しても熱変形等の問題が生じる
のを防ぐことができる。
【0023】また、希釈ファン24が動作するときは、
常に脱臭装置18からの排気ガスが吸引され、排気ガス
を確実に排出することができ、脱臭装置18内が負圧に
なるので、排気通路15の連通部分等から臭いが漏れ
て、装置周辺に悪臭が漂ったり内装部品がガスや水蒸気
によって腐食するといった不具合は生じない。
【0024】なお、金属筒状体21と樹脂製エアガイド
22の接合部25を冷却するだけであれば、金属筒状体
21側にだけ通風孔26を設ければ良いが、このように
すると、希釈のために金属筒状体21側にエアガイド2
2側の通風孔27を含めた多数の通風孔を形成しなけれ
ばならなくなる。こうなると、金属筒状体21側が冷却
され過ぎて、触媒20の加熱温度が低下する悪影響を与
える虞がある。従って、上記のように接合部25の両側
に通風孔26,27を設けることにより、触媒20の加
熱温度を低下させる悪影響を最小限に抑えて、希釈と接
合部25の冷却作用を実現することができる。
【0025】一方、上記第2の排気通路16は、排気フ
ァン14の背面側、すなわち外装ケース2の背面側に開
口する排気口28に連通している。
【0026】また、外装ケース2の底面側には、図5に
示すように外気を取り入れる吸気口29が形成されてお
り、この吸気口29から取り入れられた外気は、上記エ
アガイド22及び脱臭装置18と処理槽1との間の空間
を通って、その上部の通風孔30(図2,図3参照)か
ら処理槽1の上部側壁に形成された吸気孔31に至る吸
気経路32を介して処理槽1内に取り込まれる。なお、
希釈ファン24の動作時には、前記吸気口29から取り
込まれた外気の一部が金属筒状体21とエアガイド22
の接合部25両側に形成された通風孔26,27から図
5に一点破線矢印で示すようして第1の排気通路15内
に取り込まれるようになっている。
【0027】一方、切替弁17は図4に示すように、上
記第1の排気通路15と第2の排気通路16の各流入口
を開閉する断面円弧状の弁体17aと、その上部の扇形
の中心に形成されて回動軸を兼ねる操作つまみ17bと
から構成されており、この操作つまみ17bが外装ケー
ス2上面に突出して、使用者が手動で操作することがで
きるようになっている。
【0028】なお、処理槽1の底部には、図5に示すよ
うに、内部に収納された処理物(堆肥)の排出口33が
引出し式のシャッタ34により開閉自在に覆って開設し
てあり、この排出口33の下側の外装ケース2の底部に
は、前方に向けて傾斜する排出シュート35が一体形成
され、シャッタ34を引き出すことにより、排出シュー
ト35を経て外装ケース2の前側に堆肥化した処理物を
取り出すことができるようになっている。
【0029】さて、以上の構成において、本装置の使用
開始時には、予め一定量の微生物担体(おが屑等の木質
細片)を処理槽1内に投入しておく。そして、生ごみを
処理するときは、上蓋5を開けて投入口4から処理槽1
内に生ごみを投入し、上蓋5を閉じる。上蓋5を閉じる
と、これを図示しない検出手段が検出し、その出力に基
づいてマイクロコンピュータ等から成る制御部が攪拌用
モータ及び排気ファン14に通電する。
【0030】攪拌用モータへの通電制御により、攪拌翼
6が立設された攪拌軸7が間欠的に正逆回転して担体と
生ごみを攪拌混合する。また、排気ファン14への通電
制御により、処理槽1内の水蒸気を含んだ空気(排気ガ
ス)を図2に実線矢印で示すように流して排気口28か
ら直接外部に排出し、処理槽2内が高湿度状態となるの
を防止する。また、処理槽1内の空気が外部に排出され
るのに伴い、図5,図2に一点破線矢印で示すように、
外装ケース2底部の吸気口29、外装ケース2上部の通
風孔30、側壁の吸気孔31を介して処理槽1内に新鮮
な外気を取り入れ、処理槽1内に微生物の活性化に必要
な酸素を供給する。
【0031】このようにして、微生物が活性化して発酵
処理が進むと、それに伴って悪臭が発生する。ここで、
使用者が悪臭を感じて、切替弁17のつまみ17bを時
計回りに操作して、切替弁17を図3に示す状態に切り
替えると、この切替弁17の切替を図示しない検出手段
が検出して、脱臭装置18のヒータ19に通電すると共
に、希釈ファン24に通電し、処理槽1からの排気ガス
が脱臭装置18のある第1の排気通路15に流れるよう
になる。
【0032】脱臭装置18のヒータ19への通電によ
り、上記のようにして第1の排気通路15に排出された
排気ガスが200〜300℃の触媒反応温度に加熱され
て触媒20に供給される。触媒20内に供給された高温
の排気ガスは、触媒20を同温度に加熱して、その触媒
作用により促進された悪臭の酸化分解反応によって脱臭
化されてゆき、触媒20を通過する間にほぼ完全に無臭
化される。無臭化された排気ガスは、希釈ファン24に
よって吸引されると共に通風孔26,27を介して吸引
される外気で希釈されて約60℃ぐらいの温度まで下げ
られ、外装ケース2背面側下部に設けられた排気口23
から外部に排出される。
【0033】また、上記脱臭運転時に処理槽1内に取り
込まれる外気は、高温化した脱臭装置18に沿った吸気
経路32を通って温められるので、処理槽1内の温度が
微生物の活性化に適した温度に維持され、発酵処理が促
進される。このようにして、担体に培養される微生物に
より生ごみを二酸化炭素と水に分解して堆肥化する。臭
いが気にならないほど少なくなれば、切替弁17を図2
の状態に戻して排気口28から直接外部に排出するよう
にすることもできる。このときは、ヒータ19及び希釈
ファン24は切替弁17に連動してオフとなる。
【0034】以上のように本実施形態によれば、脱臭装
置18を通って熱風となった排気ガスが通風孔26,2
7からの外気によって希釈されると共に、金属筒状体2
1と樹脂製エアガイド22の接合部25が冷却されるの
で、エアガイド22を成型の容易な樹脂で形成しても熱
変形等の問題が生じるのを防ぐことができる。
【0035】また、希釈ファン24が動作すると、脱臭
装置18からの排気ガスが吸引され、排気ガスを確実に
排出することができ、脱臭装置18内が負圧になるの
で、排気通路15の連通部分等から臭いが漏れて、装置
周辺に悪臭が漂ったり内装部品がガスや水蒸気によって
腐食するといった不具合を防ぐことができる。
【0036】また、上記第1の排気通路15に加えて、
処理槽1からの排気ガスを直接外部に排出する第2の排
気通路16を備え、操作つまみ17bによる簡単な切替
弁17により切替可能としたので、臭いが気にならない
ほど少ないときには第2の排気通路16から排気ガスを
直接外部に排出することにより、圧力損失を少なくし
て、スムーズな排気が可能となり、生ごみから気化した
水分を速やかに排出することができる。
【0037】また、脱臭するか否かに係わらず排気ガス
を常に脱臭装置のある排気通路を通す従来のものに比べ
て、ヒータがオフ状態の冷えた脱臭装置内での結露や、
乾燥して飛散する微粉の混じった排気ガスが必要以上に
触媒20を通ることによる目詰まり等を防ぐことがで
き、脱臭装置18の長寿命化を図ることができる。
【0038】なお、上記実施形態では、第1の排気通路
15と第2の排気通路16を切り替える切替手段として
切替弁17を用いたが、例えば、上記実施形態の場合に
おいて、第2の排気通路16の排気口28に空気圧によ
り開閉する開閉弁を設け、脱臭時には希釈ファン24の
みを駆動して排気を行い、無脱臭時には排気ファン14
のみを駆動して排気を行なうようにすることも可能であ
る。
【0039】また、上記実施形態では、手動の切替弁1
7を用いたが、切替駆動源としてモータやソレノイドを
用いても良く、さらには脱臭装置18のヒータ19の熱
を利用して形状記憶合金製の形状記憶バネにより切替弁
17を駆動させる構成にしてもよい。また、排気孔13
の下流側等に臭いセンサを設けて、この臭いセンサの出
力に基づき切り替えるようにしても良い。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によると、脱臭
の必要のないときは、排気を第2の排気通路から直接外
部に排出することにより、排気風量を十分に確保でき、
処理槽内に投入される生ごみ等の有機物に含まれる水分
を速やかに蒸発させることができると共に、第1の排気
通路の脱臭装置には排気が流れないため、結露や目詰ま
り等を防いで脱臭装置の長寿命化を図ることができる等
の効果を奏する。
【0041】本発明の請求項2の構成によると、脱臭が
必要なときは、脱臭装置を通って熱風となった排気ガス
が通風孔からの外気によって希釈されると共に、ファン
による吸引により脱臭装置内が負圧になるため、排気通
路の連通部分等から臭いが漏れて、装置周辺に悪臭が漂
ったり内装部品がガスや水蒸気によって腐食するといっ
た不具合を防ぐことができる等の効果を奏する。
【0042】本発明の請求項3の構成によると、金属性
部材と樹脂製部材との接合部の金属製部材側に通風孔を
形成したことにより、接合部近傍の金属性部材を冷却す
ることができ、樹脂製部材の熱変形等を防止することが
できる等の効果を奏する。
【0043】本発明の請求項4の構成によると、金属性
部材と樹脂製部材との接合部の金属製部材側及び樹脂製
部材側の両方に通風孔を形成したことにより、接合部近
傍の金属性部材を冷却することができると共に、樹脂製
部材の熱変形等を確実に防止することができる等の効果
を奏する。
【0044】本発明の請求項5の構成によると、排気通
路を、処理槽近傍に配設したことにより、脱臭装置の排
熱を処理槽の加熱に利用することができ、処理槽の加熱
手段の出力を低下させることができる等の効果を奏す
る。
【0045】本発明の請求項6の構成によると、排気通
路を、略垂直方向に配設したため、処理槽から脱臭装置
内に流入した塵埃を排気通路外に容易に排出することが
でき、脱臭装置の長寿命化を図ることができる等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態に係る有機物処理装置の背
面側要部断面図。
【図2】同じく、無脱臭時の上面側要部断面図。
【図3】同じく、脱臭時の上面側要部断面図。
【図4】上記実施形態の切替弁の拡大斜視図。
【図5】上記図3のA−A断面図。
【符号の説明】
1 処理槽 2 外装ケース 5 上蓋 13 排気孔 14 排気ファン 15 第1の排気通路 16 第2の排気通路 17 切替弁 17b 操作つまみ 18 脱臭装置 19 ヒータ 20 触媒 21 金属筒状体 22 エアガイド 23,28 排気口 24 希釈ファン 26,27 通風孔 29 吸気口 32 吸気経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 雅彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L113 AB02 AC08 AC46 AC53 AC57 AC67 AC87 BA01 CB28 DA20 4D004 AA03 CA19 CA48 CB04 CB31 CB50 CC09 DA02 DA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入される生ごみ等の有機物を分解処理
    する処理槽と、前記処理槽からの排気を加熱して脱臭す
    る脱臭装置及び脱臭装置の下流に配置された第1のファ
    ンを介して外部に排出する第1の排気通路と、処理槽か
    らの排気を第2の排気ファンを介して直接外部に排出す
    る第2の排気通路と、前記処理槽からの排気の排気通路
    を第1の排気通路と第2の排気通路とに選択する選択手
    段とを備えたことを特徴とする有機物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の排気通路の脱臭装置部分を金
    属製部材で形成すると共に、その下流側を樹脂製部材で
    形成し、前記金属製部材と樹脂製部材の接合部近傍に外
    気に連通する通風孔を形成すると共に、該通風孔より下
    流側に前記第1のファンを備えたことを特徴とする有機
    物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記接合部の金属製部材側に前記通風孔
    を形成したことを特徴とする請求項1記載の有機物処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記接合部の金属製部材側及び樹脂製部
    材側に前記通風孔を形成したことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の有機物処理装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の排気通路を、前記処理槽近傍
    に配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載
    の有機物処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の排気通路を、略垂直方向に配
    設したことを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の有
    機物処理装置。
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