JP2002329575A - 発光装置 - Google Patents

発光装置

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JP2002329575A
JP2002329575A JP2001131840A JP2001131840A JP2002329575A JP 2002329575 A JP2002329575 A JP 2002329575A JP 2001131840 A JP2001131840 A JP 2001131840A JP 2001131840 A JP2001131840 A JP 2001131840A JP 2002329575 A JP2002329575 A JP 2002329575A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子から発せられた光が、基板と空気と
の界面において全反射又は屈折することにより、発光装
置に表示される画像が歪んで見えてしまうことを防止す
る。 【解決手段】本発明の発光装置は、発光素子を形成する
絶縁体として反射層を有する光ファイバプレートを用い
る。また、光散乱体を設けた光ファイバプレートを用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁表面上に発光
素子が設けられた発光装置に関する。特に本発明は、発
光装置に表示される画像の画質の向上、及び発光装置に
設けられた発光素子から発せられる光の取り出し効率の
向上に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、発光素子が用いられた画像表示装
置(発光装置)の開発が進められている。画像表示装置
(発光装置)は、大別してパッシブマトリクス型とアク
ティブマトリクス型に分類される。アクティブマトリク
ス型の画像表示装置(発光装置)は、絶縁表面上に発光
素子と、該発光素子を制御するトランジスタとが設けら
れて形成される。ポリシリコン膜を用いたトランジスタ
は、従来のアモルファスシリコン膜を用いたトランジス
タよりも電界効果移動度(モビリティともいう)が高
く、高速動作が可能である。そのため、従来、基板外の
駆動回路で行っていた画素の制御を、画素と同一の絶縁
表面上に形成した駆動回路で行うことが可能となってい
る。このようなアクティブマトリクス型の発光装置は、
同一の絶縁表面上に様々な回路や素子を作り込むことで
製造コストの低減、発光装置の小型化、歩留まりの上
昇、スループットの低減など、様々な利点が得られる。
【0003】なお、本明細書において、発光素子は一対
の電極(陽極と陰極)間に有機化合物層が挟まれた構造
とする。有機化合物層は、公知の発光材料を用いて作製
することが出来る。また、有機化合物層には、単層構造
と積層構造の二つの構造があるが、本発明はどちらの構
造を用いてもよい。なお、有機化合物層におけるルミネ
ッセンスには、一重項励起状態から基底状態に戻る際の
発光(蛍光)と、三重項励起状態から基底状態に戻る際
の発光(リン光)とがあるが、本発明はどちらの発光を
用いた発光装置にも適用することが出来る。
【0004】図16(A)にアクティブマトリクス型の
発光装置を示す。1010は絶縁表面を有する基板であ
り、該基板1010上に電流制御用トランジスタ102
0が形成されている。そして、電流制御用トランジスタ
1020のドレイン領域は、ドレイン配線と電気的に接
続されており、該ドレイン配線に電気的に接続されるよ
うに、陽極1030が形成されている。そして、陽極1
030に接するように有機化合物層1040が形成さ
れ、該有機化合物層1040に接するように陰極105
0が形成されている。陽極1030と有機化合物層10
40と陰極1050の積層体が発光素子1060であ
る。発光素子1060から発せられた光は、基板101
0を介して、空気12の方へ取り出される。
【0005】なお、発光装置の作製においては、画素部
に配線やトランジスタを形成した後に発光素子が形成さ
れる。有機化合物層は熱、光、水分、酸素等によって劣
化が促進されることから、発光素子が形成された後、発
光素子が設けられた基板とカバー材とを、発光素子が外
気に曝されないように貼り合わせてシール材等により封
止(パッケージング)する。パッケージング等の処理に
より気密性を高めたら、基板上に形成された発光素子又
は回路から引き回された端子と外部信号端子とを接続す
るためのコネクター(FPC、TAB等)を取り付け
て、アクティブマトリクス型の発光装置が完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記発光装置におい
て、発光素子から発せられる光は、屈折率の異なる複数
の媒質を通過して空気中に放射されることになる。よっ
て光の屈折を考慮する必要がある。光の屈折の角度は、
図14に示すように入射光の角度(入射角)とその媒質
の屈折率により決まる。さらに、この関係は以下の式
(1)(スネルの法則)に従う。屈折率がn1である媒
質801においてθaの角度で入射した光(入射光)
が、屈折率がn2である媒質802に出射するとき、以
下の数1を満たすような角度θbの光(屈折光)とな
る。
【0007】
【数1】 n1*sinθa=n2*sinθb・・・(1)
【0008】屈折光または透過光の角度θbが90°と
なるような入射角θaを臨界角とよぶ。また、媒質80
2に対する入射角θaが臨界角よりも大きくなるとき
に、入射光は全反射する。つまり、光が媒質801に閉
じ込められることになる。
【0009】一例として、媒質801がガラス(n1=
1.52)であり、媒質802が空気(n2=1.0
0)である場合における、入射角と反射率の関係を図1
5に示す。
【0010】図15に示されているように、界面への反
射率が35°以上になると、反射率が急増していること
が分かる。また、界面への入射角が41°以上になる
と、光は全反射し、媒質801の外に光が出ることは出
来ない。
【0011】なお、本明細書において、臨界角とは、光
が媒質1と媒質2との界面で全反射する角度であり、該
角度以上は全て全反射してしまう角度のことを示す。勿
論、臨界角は、媒質によって異なる。例えば、媒質80
1がガラス(n=1.52)であり、媒質802が空気
(n=1.00)である場合は、臨界角は41.1°に
なる。また、媒質801がアクリル(n=1.49)で
あり、媒質802が空気(n=1.00)の場合は、臨
界角は42.2°になる。
【0012】図16(B)を参照する。図16(B)
は、画素が絶縁体10上に規則的に配列された発光装置
の断面構造を示しており、該断面構造を二次元に示した
ものである。それぞれの画素は、発光素子11と、発光
素子11を制御する1つ又は複数のトランジスタを有す
る。なお、本発明において、発光素子11を制御するト
ランジスタの個数は特に限定されず、何個のトランジス
タを有していてもよい。
【0013】なお、ここでは、説明を簡単にするため
に、絶縁体10はガラス基板とする。そうすると、絶縁
体10の屈折率(n1)は1.52であり、空気12の
屈折率(n2)は1.00となる。
【0014】画素Aで発せられた光は、絶縁体10と空
気12との界面に入射角0度で入射する。そして、空気
12側へ屈折角0度で出射される。そしてそれが観察者
の目に入る。
【0015】一方、画素Bで発せられた光は、絶縁体1
0と空気12との界面に入射角θ1度で入射する。そし
て、空気12側へ屈折角θ2度で入射する。この際、ガ
ラスの屈折率(n1)と空気の屈折率(n2)の関係
は、n1>n2であるため、入射角θ1と出射角θ2の
関係は、θ1<θ2となる。
【0016】そして、屈折角θ2で入射した光が観察者
の目に入る。観察者には、絶縁体10と空気12との界
面において光が屈折したかどうかは把握できず、光線が
入ってきた方向の延長線上、つまり、画素Cから発せら
れた光だと認識してしまう。つまり、観察者には、画素
Bから発せられた光は、画素Bの隣の画素Cから発せら
れたように見えてしまう。
【0017】また、画素Dで発せられた光は、絶縁体1
0と空気12との界面に入射角θ3度で入射する。そし
て、空気12側へ屈折角θ4度で出射される。この場合
も入射角θ3と出射角θ4との関係は、θ3>θ4とな
る。そして、屈折角θ4で入射した光が観察者の目に入
る。観察者には、光線が入ってきた方向の延長線上、つ
まり、画素Dから画素2つ分離れた画素Eから発せられ
たように見えてしまう。
【0018】また、画素Fで発せられた光は、絶縁体1
0と空気12との界面に入射角θ5度で入射する。そし
て、空気12側へ屈折角θ6度で出射される。この場合
も入射角θ5と出射角θ6との関係は、θ5>θ6とな
る。そして、屈折角θ6で入射した光が観察者の目に入
る。観察者には、光線が入ってきた方向の延長線上、つ
まり、画素Fから離れた画素(図示せず)から発せられ
たように見えてしまう。
【0019】式(1)で示されるスネルの法則から分か
るように、入射角と出射角の関係は、入射角が大きくな
ると、出射角も大きくなる。そして、入射角と出射角の
差(ずれ)も大きくなる。そして、入射角が臨界角にな
ると、屈折角は90度となる。
【0020】図16(B)に示されているように、大き
い屈折角で空気12側へ出射される光は、本来画素が存
在する箇所から発せられた光ではなく、別の画素が存在
する箇所から発せられた光であるように見えてしまう。
そして、本来画素が存在する箇所と、別の画素が存在す
る箇所とのずれは、発光素子から発せられた光の入射角
(絶縁体10と空気12との界面における)によりそれ
ぞれ異なってしまう。その結果、観察者には、発光装置
に表示されている画像が歪んで見えてしまう。
【0021】つまり、従来の発光装置は、必ずしも光の
屈折による画像の歪みが考慮されていなかった。図17
を参照する。図17には、発光装置1020と、発光装
置1020に表示された画像を見る観察者A、B、Cの
それぞれが認識する画像が簡単に示されている。なお、
発光装置1020には、円の模様が規則的に配列された
画像が表示されているとする。また、図17(A)〜図
17(C)は、それぞれ観察者A〜Cが実際に認識する
画像を示している。なお、図17(A)〜(C)に示す
観察者が実際に認識する画像は、観察者が正常な画像と
して認識できる部分と歪んで見える部分の画像とが明確
に分かれているが、実際には、観察者から離れる程に、
発光装置に表示される画像の歪みは増してしまう。
【0022】観察者Aは、発光装置1020の上端か
ら、発光装置1020に表示された画像を観察してい
る。図17(A)に示すように、観察者Aは、画像の上
端の部分は正常に認識することが出来るが、中央部分か
ら下部の部分は歪んで見えてしまう。
【0023】観察者Bは、発光装置の中心に向かって、
発光装置に表示された画像を観察している。図17
(B)に示すように、観察者Aは、画像の中心部分は正
常に認識することが出来るが、画像の上端及び下端の部
分は歪んで見えてしまう。
【0024】観察者Cは、発光装置の下端から、発光装
置に表示された画像を観察している。図17(C)に示
すように、観察者Cは、画像の下端の部分は正常に認識
することが出来るが、上部の部分は歪んで見えてしま
う。
【0025】本発明は、発光素子が設けられた基板にお
いて、該発光素子から発せられた光が全反射又は屈折す
ることにより、発光装置に表示される画像が歪んで見え
てしまうことを防止する。また、発光装置に表示された
画像を観察者がどこの位置から見ても、歪みのないよう
にすることを課題とする。また、発光素子から発せられ
る光の取り出し効率の向上を課題とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するためになされたものであり、本発明の発光装
置を図1及び図4に示す。
【0027】本発明の発光装置は、画素が形成される絶
縁体として、光ファイバプレート13を用いる。画素
は、発光素子、及び該発光素子を制御するための1つ又
は複数のトランジスタを有する。
【0028】本明細書では、光ファイバプレートとは、
光ファイバを多数本集束したものを指す。なお、本発明
で用いられる光ファイバには、反射層が設けられてお
り、2つのタイプに分類される。一つはコアとクラッド
と反射層の三重構造からなるタイプであり、他の一つは
コアと反射層の二重構造からなるタイプとする。
【0029】コアとクラッドと反射層の三重構造の光フ
ァイバは、公知の方法でコアとクラッドを作製した後
に、該クラッドの表面に反射性の材料をコーティングす
ることにより作製される。また、本発明で用いるコアと
反射層の二重構造の光ファイバは、公知の方法でコアを
作製した後に、該クラッドの表面に反射性の材料をコー
ティングすることにより作製される。なお、反射層は、
減衰率(光吸収率)よりも反射率の高い材料を用いて作
製される。また、可視光領域における光の反射率が60
%以上あることが好ましく、さらに好ましくは80%以
上である材料を用いて作製されることが好ましい。具体
的には、Ag、Alといった材料のことをいう。
【0030】発光素子から発せられる光は、光ファイバ
プレート13に入射する。図1に示すように、画素Aで
発せられた光は、光ファイバプレート13と空気12と
の界面に入射角0度で入射する。そして、空気12側へ
屈折角0度で出射される。そしてそれが観察者の目に入
る。
【0031】一方、画素Bで発せられた光は、光ファイ
バプレート13に設けられた反射層14に反射して、画
素Bの真下の光ファイバプレート13と空気12との界
面に達する。そして観察者には、画素Bの真下から発せ
られたように見える。また、画素Dで発せられた光は、
光ファイバプレート13に設けられた反射層14に反射
して、画素Dの真下の光ファイバプレート13と空気1
2との界面に達する。そして観察者には、画素Dの真下
から発せられたように見える。また、画素Eも同様であ
る。
【0032】つまり、画素が有する発光素子から発せら
れた光は、光ファイバプレート13の反射層14に反射
し、反射を繰り返して光ファイバプレート13と空気1
2との界面に達する。その結果、実際に光が発せられた
箇所が、実際に光を発した画素の真下の光ファイバプレ
ート13と空気12との界面に移動したように見える。
【0033】本発明の発光装置は、光ファイバプレート
を設けることにより、発光素子から発せられた光が、該
発光素子が設けられた基板における全反射及び屈折を防
ぐことが出来る。その結果、発光装置に表示される画像
が歪んで見えてしまうことを防ぐことが出来る。また、
観察者がどこの位置から画像を見ても、表示されている
画像を正常な画像として認識することが出来る。
【0034】次いで、図4を参照する。図4には、光フ
ァイバプレート30に光散乱体40を設けた本発明の発
光装置が示されている。発光素子から発せられた光は、
光ファイバ31と空気12との界面に達した際に、全反
射してしまい、空気12の方へ取り出すことが出来ず、
光ファイバ31に閉じこめられてしまう場合がある。図
4に示す本発明の発光装置は、そのような光を防止する
ために光ファイバプレート30と空気12との界面に光
散乱体40を設ける。
【0035】光散乱体40を設けることにより、光ファ
イバプレート30と空気12との界面において全反射す
る光を防ぐことが可能となり、発光素子から発せられる
光の取り出し効率は向上する。また、発光素子から発せ
られた光が、該発光素子が設けられた基板と空気との界
面において全反射することを防ぐことが出来る。その結
果、発光装置に表示される画像が歪んで見えてしまうこ
とを防ぐことが出来る。
【0036】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図2に本発明の
発光装置に用いられる光ファイバプレートの図を示す。
図2(A)は、光ファイバプレート30を示し、図2
(B)は光ファイバプレート30の一部を拡大したもの
である。図2(B)から、光ファイバ31が多数本集束
しているのが分かる。光ファイバ31は、コア32と、
クラッド33と、クラッド33の外周に反射層34が設
けられた三重構造となっているタイプと、コア32と、
コア32の外周に反射層34が設けられた二重構造とな
っている2つのタイプがある。
【0037】図3を参照する。図3には、コア32とク
ラッド33と反射層34の三重構造からなる光ファイバ
31を多数本集束した光ファイバプレート30を用いた
本発明の発光装置を示す。
【0038】画素Aで発せられた光は、光ファイバプレ
ート30と空気12との界面に入射角0度で入射する。
そして、空気12側へ屈折角0度で出射される。そして
それが観察者の目に入る。
【0039】一方、画素Bで発せられた光は、光ファイ
バプレート30に設けられた反射層34に反射して、画
素Bの真下の光ファイバプレート30と空気12との界
面に達する。そして観察者には、画素Bから発せられた
ように見える。
【0040】また、画素Dで発せられた光は、光ファイ
バプレート30に設けられた反射層34に反射して、画
素Dの真下の光ファイバプレート30と空気12との界
面に達する。そして観察者には、画素Dから発せられた
ように見える。また、画素Eも同様である。
【0041】なお、コアとクラッドのみで作製された光
ファイバを有する光ファイバプレートは、コアとクラッ
ドとの界面における入射角が臨界角θmax以上である
と、複数本の光ファイバ内を伝搬していってしまう。し
かし、本発明で用いる光ファイバプレートには、反射層
が設けられている。図2(C)に示す光Hは、反射層3
4に反射し、光ファイバ31の内部を伝搬していくこと
が出来る。同様に、図3に示す画素Aから発せられた光
Iは、反射層34が設けられていない場合は、複数本の
光ファイバ31を横断して伝搬していく。しかし、図3
に示すように、反射層34が設けられている場合は、光
Iは反射層34に反射して、光ファイバ31の内部を伝
搬していくことが出来る。
【0042】その結果、実際に光が発せられた箇所が、
実際に光を発した画素の真下の光ファイバプレート30
と空気12との界面に移動したように見える。
【0043】本発明の発光装置は、光ファイバプレート
を設けることにより、発光素子から発せられた光が、該
発光素子が設けられた基板における全反射及び屈折を防
ぐことが出来る。その結果、発光装置に表示される画像
が歪んで見えてしまうことを防ぐことが出来る。また、
観察者がどこの位置から画像を見ても、表示されている
画像を正常な画像として認識することが出来る。さら
に、反射層14を設けることにより、今まで複数の光フ
ァイバを伝搬していた光を外に取り出すことが出来るの
で、発光素子から発せられる光の取り出し効率が改善さ
れる。
【0044】(実施の形態2)実施の形態1で説明した
光ファイバプレート30を用いると、光ファイバプレー
ト30と空気12との界面において全反射する光が存在
する。例えば、図3に示す画素Fから発せられた光J
は、光ファイバ31のコア32とクラッド33との界面
において、或いは、光ファイバ31のクラッド33と反
射層34との界面において全反射を繰り返しながら伝搬
していき、光ファイバ31と空気12との界面に達した
際に、全反射してしまい、空気12の方へ取り出すこと
が出来ず、光ファイバ31に閉じこめられてしまう。
【0045】本実施の形態では、上述したような光(光
J)を防止するために、図2及び図3に示す光ファイバ
プレート30と空気12との界面に光散乱体40を設け
る。
【0046】図4に、一例として図2及び図3に示す光
ファイバプレート30に光散乱体40を設けた本発明の
発光装置を示す。図4に示すように、画素Fから発せら
れた光(光K)は、光ファイバ31の内部を全反射しな
がら伝搬して、光散乱体40に入射する。次いで、光散
乱体40と空気12との界面において、空気12側に出
射する。これは、光散乱体40を設けたことにより、光
が光散乱体40に入射したためである。また、画素Fか
ら発せられた光(光K)の光散乱体40と空気12との
界面における入射角が、光散乱体40と空気12との界
面における臨界角以下であったためである。
【0047】なお、光散乱体40は、透光性を有する材
料でなる薄膜を、公知の方法を用いて形成すればよく、
本実施の形態では、該薄膜をエッチングすることにより
形成した。本明細書中でいう透光性とは、可視光に対し
て透明であることをいう。また、透光性を有する膜を形
成する材料としては、アクリル樹脂などの有機樹脂、酸
化インジウムなどからなる膜、SiO2からなる無機膜
及びそれらを組み合わせた化合物膜などを用いることが
できる。また、誘電体多層膜を用いることもできる。
【0048】光散乱体40について、図5を用いて説明
する。図5には、光ファイバプレート30上に光散乱体
40が設けられた発光装置を示している。なお、説明を
簡単にするために、図5(A)には、光ファイバプレー
ト30と光散乱体40のみが図示されている。
【0049】図5(A)に示す光散乱体40は、光ファ
イバプレート30上に薄膜を形成し、該薄膜にコンタク
トホールを作製するような方法を用いて、図5(A)に
示すような形状を作製した。
【0050】また、図5(B)に示すように、発光素子
から発せられた光(光L、光M、光N)は、まず光ファ
イバ30の内部を伝搬する。次いで、光ファイバプレー
ト30と光散乱体40との界面において、光散乱体40
に入射する。そして、光散乱体40と空気12との界面
において、空気12側に出射する。
【0051】つまり、光散乱体40を設けることによ
り、光ファイバプレート30と空気12との界面におい
て全反射していた光は、空気12側に出射することがで
きるようになった。なお、本発明で用いる光散乱体40
は、図5(B)に示す形状に限定されず、図5(C)〜
図5(H)に示すような形状のものを作成してもよい。
つまり、光散乱体40は、光散乱体40と空気12との
界面において、凸凹な形状があればよく、凸凹な形状の
作製方法は、エッチングなど公知の方法を用いて作製す
ればよい。或いは、金型などを用いて作製してもよい。
【0052】光散乱体40を設けることにより、光ファ
イバプレート30と空気12との界面において全反射す
る光を防ぐことが可能となり、発光素子から発せられる
光の取り出し効率は向上する。また、発光素子から発せ
られた光が、該発光素子が設けられた基板と空気との界
面において全反射することを防ぐことが出来る。その結
果、発光装置に表示される画像が歪んで見えてしまうこ
とを防ぐことが出来る。
【0053】なお、本実施の形態は、実施の形態1と自
由に組み合わせることが可能である。
【0054】(実施の形態3)本実施の形態では、角柱
状又は円柱状の光散乱体40、及び角錐状又は円錐状の
光散乱体40が設けられた発光装置について説明する。
【0055】図6には、角柱状又は円柱状の光散乱体4
0が設けられた発光装置の断面構造が示されている。角
柱状又は円柱状の光散乱体40の断面構造は、台形であ
り、本実施の形態では、該台形の上底と底辺とは平行で
あるものとする。
【0056】発光素子から発せられた光は、光ファイバ
プレート30の内部を伝搬して、光散乱体40に入射す
る。本実施の形態では、光ファイバプレート30と光散
乱体40との界面における入射角が90°である光が最
も多いとして考えることにする。
【0057】図6において、θaは、光散乱体40の傾
斜角を示す。より詳細には、光ファイバプレート30に
対して垂直な線を引き、該垂直な線に対する光散乱体4
0の傾斜角を示す。θbとθdは、光散乱体40と空気
12との界面における入射角を示す。θcは、光散乱体
40と空気12との界面において反射した光の光散乱体
40の法線に対する角度を示す。
【0058】図6(A)から、θaとθbを足すと90
°になることが分かる。また、スネルの法則(反射の法
則)から、θbとθcは同じ角度である。よって、以下
の式(2)が求められる。
【0059】
【数2】 θb=θc=90−θa・・・(2)
【0060】次いで、θbとθcとθdを足すと、18
0°になることから、以下の式(3)が求められる。
【0061】
【数3】 θd=180−(θb+θc)・・・(3)
【0062】式(3)に式(2)を代入すると以下の式
(4)が求められる。
【0063】
【数4】 θd=2θa・・・(4)
【0064】θdは、光散乱体40と空気12との界面
において、空気12側への入射角を示す。該入射角(θ
d)が、光散乱体40と空気12との界面における臨界
角(θmax)よりも大きい場合には、光は全反射して
しまう。つまり、光散乱体40と空気12との界面にお
いて全反射する光を防止するためには、以下の式(5)
を満たすことが必要となる。
【0065】
【数5】 θd=2θa<θmax・・・(5)
【0066】式(5)を整理すると、以下の式(6)が
求められる。
【0067】
【数6】 θa<(θmax/2)・・・(6)
【0068】角柱状又は円柱状の光散乱体40を用いる
場合は、式(6)を満たすように作製することが望まし
い。
【0069】次に、図7を用いて、角錐状又は円錐状の
光散乱体40を設けた発光装置について説明する。本実
施の形態では、説明を簡単にするために、角錐状又は円
錐状の光散乱体40の断面構造は、二等辺三角形である
ものとする。
【0070】図7において、θeは、光散乱体40の傾
斜角を示す。より詳細には、光ファイバプレート30に
対して垂直な線を引き、該垂直な線に対する光散乱体4
0の傾斜角を示す。θfは、光散乱体40と空気12と
の界面における入射角を示す。θgは、光散乱体40と
空気12との界面において反射した光の光散乱体40の
法線に対する角度を示す。θiは、光散乱体40と空気
12との界面における光の角度を示す。
【0071】なお、光散乱体40と空気12との界面に
おける角度(θi)は、90°より大きいことが望まし
い。その理由を図7(A)を用いて説明する。図7
(A)は、光散乱体40と空気12との界面における角
度(θi)が90°以上の場合の発光装置を示してい
る。光散乱体40と空気12の界面における角度(θ
i)が90°以上だと、光は上の方へ向き、いずれは空
気12の方へ取り出すことが出来る。
【0072】次いで、図7(B)を参照する。図7
(B)は、光散乱体40と空気12との界面における角
度(θi)が90°以下の場合の発光装置を示してい
る。光散乱体40と空気12の界面における角度(θ
i)が90°以下だと、光は光ファイバプレート30の
方へ進んでおり、空気12の方へ取り出すことが出来な
い。
【0073】ここで、図7から、θeとθfを足すと9
0°になることが分かる。また、スネルの法則(反射の
法則)から、θfとθgは同じ角度であることから、以
下の式(7)が求められる。
【0074】
【数7】 θf=θg=90−θe・・・(7)
【0075】次いで、θfとθgとθhを足すと、18
0°になることから、以下の式(8)が求められる。
【0076】
【数8】 θh=180−(θf+θg)・・・(8)
【0077】式(8)に式(7)を代入すると以下の式
(9)が求められる。
【0078】
【数9】 θh=2θe・・・(9)
【0079】ここで、図7(C)を参照する。仮に光散
乱体40と空気12との界面における角度(θi)が9
0°だとする。そうすると、θeとθhを足すと90°
になることから、以下の式(10)が求められる。
【0080】
【数10】 90−θh=θe・・・(10)
【0081】式(10)に、式(9)を代入して整理す
ると、以下の式(11)が求められる。
【0082】
【数11】 θe=30・・・(11)
【0083】光散乱体40と空気12との界面における
角度(θi)が90°以上であれば、光は空気12の方
へ取り出せることから、以下の式(12)が求められ
る。
【0084】
【数12】 θe<30・・・(12)
【0085】つまり、角柱状又は円柱状の光散乱体40
を用いる場合は、式(12)を満たすように作製するこ
とが望ましい。
【0086】また、本発明で用いる光散乱体40の光散
乱体ピッチ(S)と、本発明の発光装置の画素の画素ピ
ッチ(W)との関係は、以下の式(13)を満たすこと
が好ましい。
【0087】
【数13】 W≧S・・・(13)
【0088】これは、発光装置の画素の画素ピッチ
(W)に対して、光散乱体40の光散乱体ピッチ(S)
の方が大きい場合には、一本の光ファイバに複数の画素
から発せられた光が入射することになる。そうすると、
観察者には、画素から発せられた光が、その画素の存在
する箇所からずれた箇所から発せられているように感じ
てしまう光が存在してしまう。その結果、観察者には、
発光装置に表示される画像が歪んでいるように感じてし
まう。
【0089】また、光散乱体ピッチ(S)と光ファイバ
の直径(H)が同じ大きさの場合には、光散乱体ピッチ
(S)と光ファイバの直径(H)が、1対1で対応し、
画素と光ファイバがそれぞれ揃うように厳密に調整する
必要がある。
【0090】上述したような形状の光散乱体40を設け
ることにより、光ファイバプレート30と空気12との
界面において全反射する光を防ぐことが可能となり、発
光素子から発せられる光の取り出し効率は向上する。ま
た、発光素子から発せられた光が、該発光素子が設けら
れた基板と空気との界面において全反射することを防ぐ
ことが出来る。その結果、発光装置に表示される画像が
歪んで見えてしまうことを防止することが出来る。
【0091】なお、本実施の形態は、実施の形態1およ
び実施の形態2と自由に組み合わせることが可能であ
る。
【0092】
【実施例】(実施例1)開口数(N.A.)は、光ファ
イバの特性を表す目安として用いられている。開口数
(N.A.)は、コアの屈折率をnb、クラッドの屈折
率をncとすると、以下の式(14)で表すことができ
る。
【0093】
【数14】 N.A.=(nb2−nc21/2・・・(14)
【0094】一例として、旭ガラス社のファイバアレイ
プレートの開口数(N.A.)は0.57となってい
る。光が空気中から該光ファイバアレイプレートに入射
する場合は、空気と光ファイバアレイプレートとの界面
における入射角が35°以下の場合は、複数の光ファイ
バを伝搬していってしまう。
【0095】つまり、空気と光ファイバプレートの界面
における入射角によっては、複数の光ファイバを伝搬す
る光が存在する。開口数(N.A.)が大きくなる程、
複数の光ファイバを伝搬する光は多くなる。そのため、
本発明で用いられる光ファイバプレートの開口数(N.
A.)は、式(15)で示されるように、1.0以下で
あることが望ましい。
【0096】
【数15】 N.A.≦1.0・・・(15)
【0097】また、本発明で用いる光ファイバプレート
の光ファイバの直径(H)と、本発明の発光装置の画素
の画素ピッチ(W)との関係は、以下の式(16)を満
たすことが好ましい。
【0098】
【数16】 W≧H・・・(16)
【0099】その理由としては、発光装置の画素の画素
ピッチ(W)に対して、光ファイバの直径(H)の方が
大きい場合には、一本の光ファイバに複数の画素から発
せられた光が入射することになる。そうすると、観察者
には、画素から発せられた光が、その画素の存在する箇
所からずれた箇所から発せられているように感じてしま
う光が存在してしまう。その結果、観察者には、発光装
置に表示される画像が歪んでいるように感じてしまう。
【0100】また、画素ピッチ(W)と光ファイバの直
径(H)が同じ大きさの場合には、画素ピッチ(W)と
光ファイバの直径(H)が、1対1で対応し、画素と光
ファイバがそれぞれ揃うように厳密に調整する必要があ
る。
【0101】なお、現在作製されている発光装置の画素
の画素ピッチは、殆どが約100μm程度である。これ
に対して、主な光ファイバプレートの光ファイバの直径
(H)は、25μmで作製されているものが殆どであ
り、最小で6μmである。つまり、画素ピッチ(W)と
光ファイバの直径(H)を比較すると、光ファイバの直
径(H)の方が十分小さいので、特に問題はない。
【0102】上述した式(15)、式(16)を満たす
ように発光装置を作製すると、発光素子から発せられる
光が、反射層に反射して、空気の方に取り出すことが出
来るようになる。その結果、光ファイバプレートと空気
との界面において全反射する光を防ぐことが可能とな
り、発光素子から発せられる光の取り出し効率は向上す
る。また、発光素子から発せられた光が、該発光素子が
設けられた基板における全反射及び屈折を防ぐことが出
来る。その結果、発光装置に表示される画像が歪んで見
えてしまうことを防ぐことが出来る。また、観察者がど
この位置から画像を見ても、表示されている画像を正常
な画像として認識することが出来る。
【0103】なお、本実施例は、実施の形態1乃至実施
の形態3と自由に組み合わせることが可能である。
【0104】(実施例2)本実施例では、本発明の発光
装置における画素部の断面構造を図8に示す。
【0105】図8において、光ファイバプレート450
1上に設けられた選択用トランジスタ4502は公知の
方法で形成されたnチャネル型トランジスタを用いる。
なお、本実施例ではダブルゲート構造としているが、シ
ングルゲート構造でも構わないし、トリプルゲート構造
やそれ以上のゲート本数を持つマルチゲート構造でも構
わない。また、公知の方法で形成されたpチャネル型ト
ランジスタを用いて形成しても構わない。
【0106】駆動用トランジスタ4503は、公知の方
法で形成されたnチャネル型トランジスタを用いる。選
択用トランジスタ4502のドレイン配線4504は配
線(図示せず)によって駆動用トランジスタ4503の
ゲート電極4506に電気的に接続されている。
【0107】駆動用トランジスタ4503は発光素子4
510を流れる電流量を制御するための素子であるた
め、多くの電流が流れ、熱による劣化やホットキャリア
による劣化の危険性が高い素子でもある。そのため、駆
動用トランジスタ4503のドレイン領域、あるいはソ
ース領域とドレイン領域の両方に、ゲート絶縁膜を介し
てゲート電極に重なるようにLDD領域を設ける構造は
極めて有効である。図8においては、例として駆動用ト
ランジスタ4503のソース領域とドレイン領域の両方
にLDD領域を形成した例を示している。
【0108】また、本実施例では駆動用トランジスタ4
503をシングルゲート構造で図示しているが、複数の
トランジスタを直列に接続したマルチゲート構造として
も良い。さらに、複数のトランジスタを並列につなげて
実質的にチャネル形成領域を複数に分割し、熱の放射を
高い効率で行えるようにした構造としても良い。このよ
うな構造は熱による劣化対策として有効である。
【0109】また、駆動用トランジスタ4503のゲー
ト電極4506を含む配線(図示せず)は、駆動用トラ
ンジスタ4503のドレイン配線4512と絶縁膜を介
して一部で重なり、その領域では保持容量が形成され
る。この保持容量は駆動用トランジスタ4503のゲー
ト電極4506にかかる電圧を保持する機能を有する。
【0110】選択用トランジスタ4502および駆動用
トランジスタ4503の上には第1の層間絶縁膜451
4が設けられ、その上に樹脂絶縁膜でなる第2の層間絶
縁膜4515が形成される。
【0111】4517は反射性の高い導電膜でなる画素
電極(発光素子の陽極)であり、駆動用トランジスタ4
503のドレイン領域に一部が覆い被さるように形成さ
れ、電気的に接続される。画素電極4517としてはア
ルミニウム合金膜、銅合金膜または銀合金膜など低抵抗
な導電膜またはそれらの積層膜を用いることが好まし
い。勿論、他の導電膜との積層構造としても良い。
【0112】次に有機樹脂膜4516を画素電極451
7上に形成し、画素電極4517に面する部分をパター
ニングした後、有機化合物層4519が形成される。な
おここでは図示していないが、R(赤)、G(緑)、B
(青)の各色に対応した有機化合物層4519を作り分
けても良い。有機化合物層4519とする発光材料とし
てはπ共役ポリマー系材料を用いる。代表的なポリマー
系材料としては、ポリパラフェニレンビニレン(PP
V)系、ポリビニルカルバゾール(PVK)系、ポリフ
ルオレン系などが挙げられる。また、有機化合物層45
19は、単層構造、積層構造の二つの構造があるが、本
発明はどちらの構造を作製してもよい。公知の材料、及
び構造を自由に組み合わせて有機化合物層4519(発
光およびそのためのキャリアの移動を行わせるための
層)を形成すれば良い。
【0113】例えば、本実施例ではポリマー系材料を有
機化合物層4519として用いる例を示したが、低分子
系有機発光材料を用いても良い。また、電荷輸送層や電
荷注入層として炭化珪素等の無機材料を用いることも可
能である。これらの有機発光材料や無機材料は公知の材
料を用いることができる。
【0114】陰極4523まで形成されると、発光素子
4510が完成する。なお、ここでいう発光素子451
0とは、画素電極4517と、有機化合物層4519
と、正孔注入層4522および陰極4523で形成され
た積層体を示す。
【0115】ところで、本実施例では、陰極4523の
上にパッシベーション膜4524を設けている。パッシ
ベーション膜4524としては窒化珪素膜または窒化酸
化珪素膜が好ましい。この目的は、外部と発光素子45
10とを遮断することであり、発光材料の酸化による劣
化を防ぐ意味と、有機発光材料からの脱ガスを抑える意
味との両方を併せ持つ。これにより発光装置の信頼性が
高められる。
【0116】以上のように本実施例において説明してき
た発光装置は図8のような構造の画素からなる画素部を
有し、オフ電流値の十分に低い選択用トランジスタと、
ホットキャリア注入に強い駆動用トランジスタとを有す
る。従って、高い信頼性を有し、且つ、良好な画像表示
が可能な発光装置が得られる。
【0117】本実施例において説明した構造を有する発
光素子の場合、有機化合物層4519で発生した光は、
矢印で示されるようにトランジスタが形成された光ファ
イバプレート4501の方向に向かって出射される。
【0118】本発明の発光装置は、光ファイバプレート
4501を設けることにより、発光素子から発せられた
光が、該発光素子が設けられた基板における全反射及び
屈折を防ぐことが出来る。その結果、発光装置に表示さ
れる画像が歪んで見えてしまうことを防ぐことが出来
る。また、観察者がどこの位置から画像を見ても、表示
されている画像を正常な画像として認識することが出来
る。また、光ファイバプレート4501には、反射層が
設けてあるため、今まで全反射していた光を外に取り出
すことが可能となり、発光素子から発せられる光の取り
出し効率が改善される。
【0119】なお、本実施例は、実施の形態1乃至実施
の形態3、実施例1と自由に組み合わせることが可能で
ある。
【0120】(実施例3)本実施例では、本発明の発光
装置を作製した例について説明する。
【0121】図9(A)は本発明を用いた発光装置の上
面図であり、図9(A)をX−X'面で切断した断面図
を図9(B)に示す。図9(A)において、4001は
光ファイバプレート、4002は画素部、4003はソ
ース信号線側駆動回路、4004はゲート信号線側駆動
回路であり、それぞれの駆動回路は配線4005、40
06、4007を経てFPC4008に至り、外部機器
へと接続される。
【0122】このとき、少なくとも画素部、好ましくは
駆動回路および画素部を囲むようにしてカバー材400
9、密封材4010、シーリング材(ハウジング材とも
いう)4011(図9(B)に図示)が設けられてい
る。
【0123】また、図9(B)は本実施例の発光装置の
断面構造であり、光ファイバプレート4001、下地膜
4012の上に駆動回路用トランジスタ(但し、ここで
はnチャネル型トランジスタとpチャネル型トランジス
タを組み合わせたCMOS回路を図示している)401
3および画素部用トランジスタ4014(但し、ここで
は発光素子への電流を制御する駆動用トランジスタだけ
図示している)が形成されている。これらのトランジス
タは公知の構造(トップゲート構造あるいはボトムゲー
ト構造)を用いれば良い。
【0124】公知の作製方法を用いて駆動回路用トラン
ジスタ4013、画素部用トランジスタ4014が完成
したら、樹脂材料でなる層間絶縁膜(平坦化膜)401
5の上に画素部用トランジスタ4014のドレインと電
気的に接続する透明導電膜でなる画素電極4016を形
成する。透明導電膜としては、酸化インジウムと酸化ス
ズとの化合物(ITOと呼ばれる)または酸化インジウ
ムと酸化亜鉛との化合物を用いることができる。そし
て、画素電極4016を形成したら、絶縁膜4017を
形成し、画素電極4016上に開口部を形成する。
【0125】次に、有機化合物層4018を形成する。
有機化合物層4018は公知の発光材料(正孔注入層、
正孔輸送層、発光層、電子輸送層または電子注入層)を
自由に組み合わせて積層構造または単層構造とすれば良
い。どのような構造とするかは公知の技術を用いれば良
い。また、発光材料には低分子系材料と高分子系(ポリ
マー系)材料がある。低分子系材料を用いる場合は蒸着
法を用いるが、高分子系材料を用いる場合には、スピン
コート法、印刷法またはインクジェット法等の簡易な方
法を用いることが可能である。
【0126】本実施例では、シャドウマスクを用いて蒸
着法により有機化合物層4018を形成する。シャドウ
マスクを用いて画素毎に波長の異なる発光が可能な発光
層(赤色発光層、緑色発光層および青色発光層)を形成
することで、カラー表示が可能となる。その他にも、色
変換層(CCM)とカラーフィルタを組み合わせた方
式、白色発光層とカラーフィルタを組み合わせた方式が
あるがいずれの方法を用いても良い。勿論、単色発光の
発光装置とすることもできる。
【0127】有機化合物層4018を形成したら、その
上に陰極4019を形成する。陰極4019と有機化合
物層4018の界面に存在する水分や酸素は極力排除し
ておくことが望ましい。従って、真空中で有機化合物層
4018と陰極4019を連続成膜するか、有機化合物
層4018を不活性雰囲気で形成し、大気解放しないで
陰極4019を形成するといった工夫が必要である。本
実施例ではマルチチャンバー方式(クラスターツール方
式)の成膜装置を用いることで上述のような成膜を可能
とする。
【0128】なお、本実施例では陰極4019として、
LiF(フッ化リチウム)膜とAl(アルミニウム)膜
の積層構造を用いる。具体的には有機化合物層4018
上に蒸着法で1nm厚のLiF(フッ化リチウム)膜を
形成し、その上に300nm厚のアルミニウム膜を形成
する。勿論、公知の陰極材料であるMgAg電極を用い
ても良い。そして陰極4019は4020で示される領
域において配線4007に接続される。配線4007は
陰極4019に所定の電圧を与えるための電源線であ
り、導電性ペースト材料4021を介してFPC400
8に接続される。
【0129】4020に示された領域において陰極40
19と配線4007とを電気的に接続するために、層間
絶縁膜4015および絶縁膜4017にコンタクトホー
ルを形成する必要がある。これらは層間絶縁膜4015
のエッチング時(画素電極用コンタクトホールの形成
時)や絶縁膜4017のエッチング時(有機化合物層形
成前の開口部の形成時)に形成しておけば良い。また、
絶縁膜4017をエッチングする際に、層間絶縁膜40
15まで一括でエッチングしても良い。この場合、層間
絶縁膜4015と絶縁膜4017が同じ樹脂材料であれ
ば、コンタクトホールの形状を良好なものとすることが
できる。
【0130】このようにして形成された発光素子の表面
を覆って、パッシベーション膜4022、充填材402
3、カバー材4009が形成される。
【0131】さらに、発光素子部を囲むようにして、カ
バー材4009と光ファイバプレート4001の内側に
シーリング材4011が設けられ、さらにシーリング材
4011の外側には密封材(第2のシーリング材)40
10が形成される。
【0132】このとき、この充填材4023は、カバー
材4009を接着するための接着剤としても機能する。
充填材4023としては、PVC(ポリビニルクロライ
ド)、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、PVB(ポリビニ
ルブチラル)またはEVA(エチレンビニルアセテー
ト)を用いることができる。この充填材4023の内部
に乾燥剤を設けておくと、吸湿効果を保持できるので好
ましい。また充填材4023の内部に、酸素を捕捉する
効果を有する酸化防止剤等を配置することで、有機化合
物層の劣化を抑えても良い。
【0133】また、充填材4023の中にスペーサーを
含有させてもよい。このとき、スペーサーをBaOなど
からなる粒状物質とし、スペーサー自体に吸湿性をもた
せてもよい。なお、スペーサーを設けた場合、パッシベ
ーション膜4022はスペーサー圧を緩和することがで
きる。また、パッシベーション膜とは別に、スペーサー
圧を緩和する樹脂膜などを設けてもよい。
【0134】また、カバー材4009としては、ガラス
板、アルミニウム板、ステンレス板、FRP(Fibergla
ss-Reinforced Plastics)板、PVF(ポリビニルフル
オライド)フィルム、マイラーフィルム、ポリエステル
フィルムまたはアクリルフィルムを用いることができ
る。なお、充填材4023としてPVBやEVAを用い
る場合、数十μmのアルミニウムホイルをPVFフィル
ムやマイラーフィルムで挟んだ構造のシートを用いるこ
とが好ましい。
【0135】また、配線4007はシーリング材401
1および密封材4010と光ファイバプレート4001
との隙間を通ってFPC4008に電気的に接続され
る。なお、ここでは配線4007について説明したが、
他の配線4005、4006も同様にしてシーリング材
4011および密封材4010の下を通ってFPC40
08に電気的に接続される。
【0136】本実施例では、充填材4023を設けてか
らカバー材4009を接着し、充填材4023の側面
(露呈面)を覆うようにシーリング材4011を取り付
けているが、カバー材4009およびシーリング材40
11を取り付けてから、充填材4023を設けても良
い。この場合、光ファイバプレート4001、カバー材
4009およびシーリング材4011で形成されている
空隙に通じる充填材の注入口を設ける。そして前記空隙
を真空状態(10-2Torr以下)にし、充填材の入ってい
る水槽に注入口を浸してから、空隙の外の気圧を空隙の
中の気圧よりも高くして、充填材を空隙の中に充填す
る。
【0137】本発明の発光装置は、光ファイバプレート
4001を設けることにより、発光素子から発せられた
光が、該発光素子が設けられた基板における全反射及び
屈折を防ぐことが出来る。その結果、発光装置に表示さ
れる画像が歪んで見えてしまうことを防ぐことが出来
る。また、観察者がどこの位置から画像を見ても、表示
されている画像を正常な画像として認識することが出来
る。また、光ファイバプレート4001には、反射層が
設けてあるため、今まで全反射していた光を外に取り出
すことが可能となり、発光素子から発せられる光の取り
出し効率が改善される。
【0138】なお、本実施例は、実施の形態1乃至実施
の形態3及び実施例1、2と組み合わせることが可能で
ある。
【0139】(実施例4)本発明の発光装置は、絶縁表
面上に、発光素子と該発光素子を制御する複数のトラン
ジスタが設けられている。そして、発光素子と複数のト
ランジスタを一画素とし、複数の画素をアクティブマト
リクス状に設けることにより画素部を形成する。画素部
の周囲には、駆動回路が設けられている。本実施例で
は、画素に発光素子と該発光素子を制御する2つのトラ
ンジスタが設けられている例について図10を用いて説
明する。次いで、画素に発光素子と該発光素子を制御す
る3つのトランジスタが設けられている例について図1
1を用いて説明する
【0140】図10は本発明の発光装置の画素部の回路
図である。画素150は、選択用トランジスタ151、
駆動用トランジスタ152、発光素子153、コンデン
サ154を有している。
【0141】画素部にはソース線(S1〜Sx)、電源
線(V1〜Vx)、ゲート線(G1〜Gy)が形成され
ている。画素150はソース線(S1〜Sx)のいずれ
か1つと、電源線(V1〜Vx)のいずれか1つと、ゲ
ート線(G1〜Gy)のいずれか1つとを有している。
【0142】発光素子153は陽極と陰極と、陽極と陰
極との間に設けられた有機化合物層とからなる。陽極が
駆動用トランジスタ152のソース領域またはドレイン
領域と接続している場合、陽極が画素電極となり、陰極
が対向電極となる。逆に陰極が駆動用トランジスタ15
2のソース領域またはドレイン領域と接続している場
合、陰極が画素電極となり、陽極が対向電極となる。
【0143】選択用トランジスタ151のゲート電極は
ゲート線(G1〜Gy)のいずれか一つに接続されてい
る。そして選択用トランジスタ151のソース領域とド
レイン領域は、一方がソース線(S1〜Sx)に、もう
一方が駆動用トランジスタ152のゲート電極に接続さ
れている。選択用トランジスタ151は、画素150に
信号を書き込むときのスイッチング素子として機能する
トランジスタである。
【0144】駆動用トランジスタ152のソース領域と
ドレイン領域は、一方が電源線(V1〜Vx)のいずれ
か一つに、もう一方が発光素子153に接続されてい
る。コンデンサ118は駆動用トランジスタ152のゲ
ート電極と電源供給線(V1〜Vx)に接続して設けら
れている。駆動用トランジスタ152は、発光素子15
3に供給する電流を制御するための素子(電流制御素
子)として機能するトランジスタである。
【0145】次に、図10とは異なる画素部の回路図の
例について、図11を用いて説明する。画素200は、
選択用トランジスタ203、駆動用トランジスタ20
2、発光素子201、コンデンサ204、リセット用ト
ランジスタ205を有している。
【0146】画素部にはソース線(S1〜Sx)、電源
線(V1〜Vx)、ゲート線(G1〜Gy)、リセット
線(R1〜Rx)が形成されている。画素200はソー
ス線(S1〜Sx)のいずれか1つと、電源線(V1〜
Vx)のいずれか1つと、ゲート線(G1〜Gy)のい
ずれか1つと、リセット線(R1〜Rx)のいずれか1
つを有している。
【0147】発光素子201は陽極と陰極と、陽極と陰
極との間に設けられた有機化合物層とからなる。陽極が
駆動用トランジスタ202のソース領域またはドレイン
領域と接続している場合、陽極が画素電極となり、陰極
が対向電極となる。逆に陰極が駆動用トランジスタ20
2のソース領域またはドレイン領域と接続している場
合、陰極が画素電極となり、陽極が対向電極となる。
【0148】選択用トランジスタ203のゲート電極は
ゲート線(G1〜Gy)のいずれか一つに接続されてい
る。そして選択用トランジスタ203のソース領域とド
レイン領域は、一方がソース線(S1〜Sx)に、もう
一方が駆動用トランジスタ205のゲート電極に接続さ
れている。選択用トランジスタ203は、画素200に
信号を書き込むときのスイッチング素子として機能する
トランジスタである。
【0149】駆動用トランジスタ202のソース領域と
ドレイン領域は、一方が電源線(V1〜Vx)のいずれ
か一つに、もう一方が発光素子201に接続されてい
る。コンデンサ118は駆動用トランジスタ202のゲ
ート電極と電源供給線(V1〜Vx)に接続して設けら
れている。駆動用トランジスタ202は、発光素子20
1に供給する電流を制御するための素子(電流制御素
子)として機能するトランジスタである。
【0150】リセット用トランジスタ205のソース領
域とドレイン領域は、一方は電源線(V1〜Vx)に接
続され、もう一方は駆動用トランジスタ202のゲート
電極に接続されている。リセット用トランジスタ205
のゲート電極は、リセット信号線(R1〜Rx)に接続
されている。リセット用トランジスタ117は、画素2
00に書き込まれた信号を消去(リセット)するための
素子として機能するトランジスタである。
【0151】なお、本実施例は、実施の形態1乃至実施
の形態3、実施例1乃至実施例3と自由に組み合わせる
ことが可能である。
【0152】(実施例5)本実施例では、本発明を適用
することができる、発光素子と光電変換素子、並びに複
数のトランジスタを一画素中に設けた発光装置につい
て、図12、図13を用いて説明する。
【0153】画素部103はソース信号線(S1〜S
x)、電源供給線(V1〜Vx)、選択信号線(EG1
〜EGy)、リセット信号線(ER1〜ERy)、セン
サ選択信号線(SG1〜SGy)、センサリセット信号
線(SR1〜SRy)、センサ用信号出力線(SS1〜
SSx)、センサ用電源線(VB1〜VBx)を有して
いる。
【0154】画素部103は複数の画素102を有して
いる。画素102は、ソース信号線(S1〜Sx)のい
ずれか1つと、電源供給線(V1〜Vx)のいずれか1
つと、選択信号線(EG1〜EGy)のいずれか1つ
と、リセット信号線(ER1〜ERy)のいずれか1つ
と、センサ選択信号線(SG1〜SGy)のいずれか1
つと、センサリセット信号線(SR1〜SRy)のいず
れか1つと、センサ用信号出力線(SS1〜SSx)の
いずれか1つと、センサ用電源線(VB1〜VBx)の
いずれか1つを有している。また、画素102は、選択
用トランジスタ116と、駆動用トランジスタ119
と、リセット用トランジスタ117と、センサ選択用ト
ランジスタ112と、増幅用トランジスタ113と、セ
ンサリセット用トランジスタ114とを有している。
【0155】バイアス用トランジスタ120のソース領
域およびドレイン領域は、一方はセンサ用信号出力線
(SS1〜SSx)に接続されており、もう一方は電源
線122に接続されている。またバイアス用トランジス
タ120のゲート電極は、バイアス用信号線(BS)に
接続されている。
【0156】図12には、図11で示した画素部におけ
るi行目j列目の画素(i、j)を示す。
【0157】フォトダイオード111は、nチャネル型
端子、pチャネル型端子、およびnチャネル型端子とp
チャネル型端子の間に設けられている光電変換層を有し
ている。pチャネル型端子、nチャネル型端子の一方
は、電源基準線121に接続されており、もう一方は増
幅用トランジスタ113のゲート電極に接続されてい
る。
【0158】センサ選択用トランジスタ112のゲート
電極はセンサ選択信号線(SGj)に接続されている。
そしてセンサ選択用トランジスタ112のソース領域と
ドレイン領域は、一方は増幅用トランジスタ113のソ
ース領域に接続されており、もう一方はセンサ用信号出
力線(SSi)に接続されている。センサ選択用トラン
ジスタ112は、フォトダイオード111の信号を出力
するときのスイッチング素子として機能するトランジス
タである。
【0159】増幅用トランジスタ113のドレイン領域
はセンサ用電源線(VBi)に接続されている。そして
増幅用トランジスタ113のソース領域はセンサ選択用
トランジスタ112のソース領域又はドレイン領域に接
続されている。増幅用トランジスタ113は、バイアス
用トランジスタ120とソースフォロワ回路を形成す
る。そのため、増幅用トランジスタ113とバイアス用
トランジスタ120の極性は同じである方がよい。
【0160】センサリセット用トランジスタ114のゲ
ート電極は、センサリセット信号線(SRj)に接続さ
れている。センサリセット用トランジスタ114のソー
ス領域とドレイン領域は、一方はセンサ用電源線(VB
i)に接続されており、もう一方は、フォトダイオード
111及び増幅用トランジスタ113のゲート電極に接
続されている。センサリセット用トランジスタ114
は、フォトダイオード111を初期化するための素子と
して機能するトランジスタである。
【0161】発光素子115は陽極と陰極と、陽極と陰
極との間に設けられた有機化合物層とからなる。陽極が
駆動用トランジスタ116のソース領域またはドレイン
領域と接続している場合、陽極が画素電極となり、また
陰極が対向電極となる。逆に陰極が駆動用トランジスタ
116のソース領域またはドレイン領域と接続している
場合、陰極が画素電極となり、陽極が対向電極となる。
【0162】選択用トランジスタ116のゲート電極は
選択信号線(EGj)に接続されている。そして選択用
トランジスタ116のソース領域とドレイン領域は、一
方がソース信号線(Si)に、もう一方が駆動用トラン
ジスタ116のゲート電極に接続されている。選択用ト
ランジスタ116は、画素(i、j)に信号を書き込む
ときのスイッチング素子として機能するトランジスタで
ある。
【0163】駆動用トランジスタ116のソース領域と
ドレイン領域は、一方が電源供給線(Vi)に、もう一
方が発光素子115に接続されている。コンデンサ11
8は駆動用トランジスタ116のゲート電極と電源供給
線(Vi)に接続して設けられている。駆動用トランジ
スタ116は、発光素子115に供給する電流を制御す
るための素子(電流制御素子)として機能するトランジ
スタである。
【0164】リセット用トランジスタ117のソース領
域とドレイン領域は、一方は電源供給線(Vi)に接続
され、もう一方は駆動用トランジスタ116のゲート電
極に接続されている。リセット用トランジスタ117の
ゲート電極は、リセット信号線(ERj)に接続されて
いる。リセット用トランジスタ117は、画素(i、
j)に書き込まれた信号を消去(リセット)するための
素子として機能するトランジスタである。
【0165】本実施例の発光装置は、光電変換素子と発
光素子のそれぞれを制御するための複数のトランジスタ
が設けられている。光電変換素子により読み取られた被
写体の情報は、同じ画素に設けられた発光素子により表
示される。
【0166】なお、本実施例は、実施の形態1乃至実施
の形態3、実施例1乃至実施例4と自由に組み合わせる
ことが可能である。
【0167】(実施例6)発光装置は自発光型であるた
め、液晶ディスプレイに比べ、明るい場所での視認性に
優れ、視野角が広い。従って、様々な電子機器の表示部
に用いることができる。
【0168】本発明の発光装置を用いた電子機器とし
て、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディス
プレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーショ
ンシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディ
オコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲー
ム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電
話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備
えた画像再生装置(具体的にはデジタルビデオディスク
(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しう
るディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。特
に、斜め方向から画面を見る機会が多い携帯情報端末
は、視野角の広さが重要視されるため、発光装置を用い
ることが望ましい。それら電子機器の具体例を図17に
示す。
【0169】図18(A)は発光装置であり、筐体30
01、支持台3002、表示部3003、スピーカー部
3004、ビデオ入力端子3005等を含む。本発明の
発光装置は表示部3003に用いることができる。発光
装置は自発光型であるためバックライトが必要なく、液
晶ディスプレイよりも薄い表示部とすることができる。
なお、発光装置は、パソコン用、TV放送受信用、広告
表示用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。
【0170】図18(B)はデジタルスチルカメラであ
り、本体3101、表示部3102、受像部3103、
操作キー3104、外部接続ポート3105、シャッタ
ー3106等を含む。本発明の発光装置は表示部310
2に用いることができる。
【0171】図18(C)はノート型パーソナルコンピ
ュータであり、本体3201、筐体3202、表示部3
203、キーボード3204、外部接続ポート320
5、ポインティングマウス3206等を含む。本発明の
発光装置は表示部3203に用いることができる。
【0172】図18(D)はモバイルコンピュータであ
り、本体3301、表示部3302、スイッチ330
3、操作キー3304、赤外線ポート3305等を含
む。本発明の発光装置は表示部3302に用いることが
できる。
【0173】図18(E)は記録媒体を備えた携帯型の
画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本
体3401、筐体3402、表示部A3403、表示部
B3404、記録媒体(DVD等)読み込み部340
5、操作キー3406、スピーカー部3407等を含
む。表示部A3403は主として画像情報を表示し、表
示部B3404は主として文字情報を表示するが、本発
明の発光装置はこれら表示部A、B3403、3404
に用いることができる。なお、記録媒体を備えた画像再
生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。
【0174】図18(F)はゴーグル型ディスプレイ
(ヘッドマウントディスプレイ)であり、本体350
1、表示部3502、アーム部3503を含む。本発明
の発光装置は表示部3502に用いることができる。
【0175】図18(G)はビデオカメラであり、本体
3601、表示部3602、筐体3603、外部接続ポ
ート3604、リモコン受信部3605、受像部360
6、バッテリー3607、音声入力部3608、操作キ
ー3609等を含む。本発明の発光装置は表示部360
2に用いることができる。
【0176】ここで図18(H)は携帯電話であり、本
体3701、筐体3702、表示部3703、音声入力
部3704、音声出力部3705、操作キー3706、
外部接続ポート3707、アンテナ3708等を含む。
本発明の発光装置は表示部3703に用いることができ
る。なお、表示部3703は黒色の背景に白色の文字を
表示することで携帯電話の消費電力を抑えることができ
る。
【0177】なお、将来的に有機発光材料の発光輝度が
高くなれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡
大投影してフロント型若しくはリア型のプロジェクター
に用いることも可能となる。
【0178】また、上記電子機器はインターネットやC
ATV(ケーブルテレビ)などの電子通信回線を通じて
配信された情報を表示することが多くなり、特に動画情
報を表示する機会が増してきている。有機発光材料の応
答速度は非常に高いため、発光装置は動画表示に好まし
い。
【0179】また、発光装置は発光している部分が電力
を消費するため、発光部分が極力少なくなるように情報
を表示することが望ましい。従って、携帯情報端末、特
に携帯電話や音響再生装置のような文字情報を主とする
表示部に発光装置を用いる場合には、非発光部分を背景
として文字情報を発光部分で形成するように駆動するこ
とが望ましい。
【0180】以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広
く、あらゆる分野の電子機器に用いることが可能であ
る。また、本実施例の電子機器は実施形態および実施例
1乃至実施例5に示したいずれの構成の発光装置を用い
ても良い。
【0181】
【発明の効果】本発明により、該発光素子が設けられた
基板における全反射及び屈折を防ぐことが出来る。その
結果、発光装置に表示される画像が歪んで見えてしまう
ことを防ぐことが出来る。また、観察者がどこの位置か
ら画像を見ても、表示されている画像を正常な画像とし
て認識することが出来る。また、光ファイバプレートに
は、反射層が設けてあるため、今まで全反射していた光
を外に取り出すことが可能となり、発光素子から発せら
れる光の取り出し効率が改善される。
【0182】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の発光装置を示す図。
【図2】 本発明に用いられる光ファイバプレートを示
す図。
【図3】 本発明の発光装置を示す図。
【図4】 本発明の発光装置を示す図。
【図5】 本発明に用いられる光散乱体を示す図。
【図6】 本発明に用いられる光散乱体を示す図。
【図7】 本発明に用いられる光散乱体を示す図。
【図8】 本発明の発光装置の断面構造を示す図。
【図9】 本発明の発光装置の上面図及び断面図。
【図10】 本発明の発光装置の画素部の回路図を示す
図。
【図11】 本発明の発光装置の画素部の回路図を示す
図。
【図12】 本発明の発光装置の画素部の回路図を示す
図。
【図13】 本発明の発光装置の画素の回路図を示す
図。
【図14】 スネルの法則を説明する図。
【図15】 入射角(°)と反射率(%)の関係を示す
図。
【図16】 従来の発光装置の図。
【図17】 従来の発光装置の図。
【図18】 本発明が適用される電子機器を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 33/00 H01L 33/00 M 5G435 H04N 5/66 H04N 5/66 Z H05B 33/14 H05B 33/14 A Fターム(参考) 2H046 AA02 AA08 AB04 AD13 AD16 3K007 AB03 AB17 BB06 EB00 5C058 AB01 BA31 5C094 AA02 AA10 AA12 BA03 BA29 CA19 DA11 DA14 DA15 DB04 EA04 EA07 EB02 ED04 ED11 FB01 5F041 AA04 AA06 BB06 BB26 BB32 CB29 CB33 DA14 DA82 DA83 DA92 DB08 DC10 5G435 AA03 BB05 GG18

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子を有する画素が複数設けられた発
    光装置において、 前記画素は光ファイバプレート上に設けられ、 前記光ファイバプレートは、反射層が設けられた複数の
    光ファイバを有することを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】発光素子を有する画素が複数設けられた発
    光装置において、 前記発光装置は光散乱体と、前記光散乱体上に設けられ
    た光ファイバプレートを有し、 前記画素は前記光ファイバプレート上に設けられ、 前記光ファイバプレートは、反射層が設けられた複数の
    光ファイバを有することを特徴とする発光装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、前記光フ
    ァイバは、コアと、クラッドと、前記クラッドの周囲に
    設けられた前記反射層とを有することを特徴とする発光
    装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2において、前記光フ
    ァイバは、コアと、前記コアの周囲に設けられた前記反
    射層を有することを特徴とする発光装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれか一項にお
    いて、前記光ファイバは円柱状であり、前記光ファイバ
    プレートが有する前記光ファイバの軸は平行であること
    を特徴とする発光装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれか一項にお
    いて、前記光ファイバの直径(H)と、前記画素の画素
    ピッチ(W)は、W≧Hを満たすことを特徴とする発光
    装置。
  7. 【請求項7】請求項2において、前記光散乱体は円柱状
    又は角柱状であり、前記光散乱体の傾斜角(θa)と、
    前記光散乱体の臨界角(θmax)は、θa<(θma
    x/2)を満たすことを特徴とする発光装置。
  8. 【請求項8】請求項2において、前記光散乱体は円錐状
    又は角錐状であり、前記光散乱体の傾斜角(θa)は、
    30°以下であることを特徴とする発光装置。
  9. 【請求項9】請求項2において、前記光散乱体の光散乱
    体ピッチ(S)と、前記画素の画素ピッチ(W)は、W
    ≧Sを満たすことを特徴とする発光装置。
  10. 【請求項10】請求1乃至請求項9のいずれか一項に記
    載の発光装置を用いることを特徴とする電子機器。
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