JP2002328740A - ソフトウエア不正使用防止装置及びそのプログラム - Google Patents

ソフトウエア不正使用防止装置及びそのプログラム

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JP2002328740A
JP2002328740A JP2001136373A JP2001136373A JP2002328740A JP 2002328740 A JP2002328740 A JP 2002328740A JP 2001136373 A JP2001136373 A JP 2001136373A JP 2001136373 A JP2001136373 A JP 2001136373A JP 2002328740 A JP2002328740 A JP 2002328740A
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Hiroyuki Akashi
博之 明石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトウエアの不正使用を効果的に防止で
き、更にソフトウエアの不正使用に関与した顧客を特定
することのできる、ソフトウエア不正使用防止装置を提
供する。 【解決手段】 所定の符号からなる文字列を第1の記憶
領域に記憶する第1の記憶手段(10)と、文字列を暗
号化した符号からなる暗号列を作成する暗号化手段
(6)と、文字列と暗号列を装置制御ソフトウエアに設
けられた第2の記憶領域に記憶する第2の記憶手段(1
0)と、第1の記憶領域から読み出した文字列と第2の
記憶領域から読み出した暗号列とが一致しているかどう
かを検出する認証手段(10b)と、この認証手段の検
出結果に基づき、装置制御ソフトウエアの作成または動
作を、許容または禁止する制御手段(10c)とを備え
たソフトウエア不正使用防止装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウエアの不
正コピーによる使用を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ソフトウエアを不正にコピーして使用す
ることを防止するため、各種の技術が開発されており、
その内で装置又は機器との間でデータ授受を行う際に使
用される機器制御ツールソフトウエア(以下、「制御ツ
ール」という。)に備わっているライセンス制御機能が
知られている。
【0003】図10はライセンス制御機能の動作を示す
図である。
【0004】このライセンス制御機能は、ライセンスコ
ードを文字列に変換して保存したライセンス定義ファイ
ル71、所定の機器制御機能を提供する複数のツールソ
フトウエアで構成される制御ツール72、ソフトウエア
を開発するためのコンパイラ等の翻訳ソフトウエアであ
る開発ツール73及びこれらのツールを用いて作成され
るアプリケーションソフトウエア(以下、「アプリケー
ション」という。)74を用いて構成されている。
【0005】以下、制御ツール72のライセンス獲得段
階、アプリケーション74の開発段階、実行段階の各段
階におけるライセンス制御機能の動作について図10乃
至13を参照しながら説明する。
【0006】図11はライセンス獲得段階におけるライ
センス制御機能の動作を示す概略のフロー図である。
【0007】顧客が制御ツール72の使用を開始する際
には、その制御ツール72毎に割り付けられているライ
センスコードを顧客システムに入力する。
【0008】顧客システムのライセンス制御ソフトウエ
ア(図示していない)は入力されたライセンスコードを
受け取り(S71)、ライセンスコードが正規のもので
あることを認証するとともに、このライセンスコードを
ライセンス定義ファイル71に文字列75として記憶す
る(S72)。そして、ライセンス制御を行うために同
一の文字列75を制御ツール72中にも書き込み記憶さ
せる(S73)。
【0009】次に、開発ツール73を用いてアプリケー
ション74を作成するアプリケーション開発段階での動
作を説明する。
【0010】図12はアプリケーション開発段階におけ
るライセンス制御機能の動作を示す概略のフロー図であ
る。
【0011】アプリケーション74の開発において制御
ツール72の動作が要求されたときは、ライセンス制御
ソフトウエア(図示していない)が起動してライセンス
定義ファイル71を検索して文字列75を読み出し(S
75)、続いて制御ツール72中に記憶されている文字
列75を読み出す(S76)。
【0012】この両文字列75が一致しているかどうか
を調べ(S77)、一致していない場合は制御ツール7
2はライセンスされていない不正コピーであるとして制
御ツール72の使用を不可とする(S78)。
【0013】一致している場合は制御ツール72はライ
センスを受けている適正なソフトウエアであるとして、
制御ツール72の使用を可とするとともに文字列75を
開発用ツール73に渡し(S79)、文字列75を受取
った開発用ツール73は、開発中のアプリケーション7
4にこの文字列75を埋め込む。
【0014】このようにして、アプリケーション開発段
階において不正コピーされたソフトウエアの使用禁止制
御が行われ、さらに次の段階であるアプリケーション7
4を実行する段階でライセンス制御を行うための準備処
理がなされる。
【0015】図13はアプリケーション実行段階におけ
るライセンス制御機能の動作を示す概略のフロー図であ
る。
【0016】開発されたアプリケーション74が実行を
開始し制御ツール72の動作が要求されたときは、ライ
センス制御ソフトウエア(図示していない)が起動して
アプリケーション74に埋め込まれた文字列75を抽出
し(S85)、続いて制御ツール72中の文字列75を
読み出す(S86)。
【0017】そして、この両文字列75が一致している
かどうかを調べ(S87)、一致していない場合は不正
コピーであるとしてエラーを出力し制御ツール72の機
能の利用を不可とする(S88)。一致している場合は
適正なソフトウエアでの実行であるとして、制御ツール
72の機能を提供する(S89)。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ソフト
ウエアの不正使用を防止するための前述の制御方法にお
いては、なお次のような課題があった。
【0019】先ず、確定した文字列75によってソフト
ウエアの使用制御を行っているため、その確定した文字
列75が第三者に取得されればソフトウエアの不正使用
を許すこととなってしまう。
【0020】例えば、ライセンス定義ファイル71が不
正コピーされた場合は、そのライセンス定義ファイル7
1から文字列75が取得されるためその文字列を制御ツ
ール72の内部に保存すればソフトウエアの不正使用が
可能となる。
【0021】また、制御ツール72が不正コピーされた
場合は、不正コピーされた制御ツール72の内部に保存
している文字列75を取得することも可能となるため、
取得した文字列に基づいてライセンス定義ファイル71
が作成されれば、同様にソフトウエアの不正使用が可能
となる。
【0022】このように、文字列75のみの比較ではソ
フトウエア不正使用を十分に防止することはできない。
【0023】次に、ソフトウエアの不正使用が行われた
場合に、その不正行為に関与したライセンシーを特定す
ることができないという問題点がある。
【0024】例えば、不正コピーされたソフトウエアを
入手し、そのソフトウエアからライセンスコードを割り
出したとしても、そのライセンスコードのみで顧客を特
定できない場合があり、また、ライセンスコードのみで
その顧客が不正使用をしたことを主張することは一般に
困難であることが多い。
【0025】従って、不正コピーの未然防止を図る観点
からも、不正に関与した顧客を特定することのできる仕
組みが必要とされるが、この目的に適合したものは開発
されていない。
【0026】本発明は、係る事情に鑑みてなされたもの
であり、ソフトウエアの不正使用を効果的に防止でき、
更にソフトウエアの不正使用に関与した顧客を特定する
ことのできる、ソフトウエア不正使用防止装置、ソフト
ウエア不正使用防止方法、ソフトウエア不正使用防止プ
ログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供
することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
の本発明は、所定の符号からなる文字列を第1の記憶領
域に記憶する第1の記憶手段と、文字列を暗号化した符
号からなる暗号列を作成する暗号化手段と、文字列と暗
号列を装置制御ソフトウエアに設けられた第2の記憶領
域に記憶する第2の記憶手段と、第1の記憶領域から読
み出した文字列と第2の記憶領域から読み出した暗号列
とが一致しているかどうかを検出する認証手段と、この
認証手段の検出結果に基づき、装置制御ソフトウエアの
作成または動作を、許容または禁止する制御手段とを備
えたソフトウエア不正使用防止装置である。
【0028】また本発明は、上記発明であるソフトウエ
ア不正使用防止装置において、第2の記憶領域に記憶さ
れた文字列または暗号列は、前記装置制御ソフトウエア
の所有者であるユーザを特定するための情報を含むソフ
トウエア不正使用防止装置である。
【0029】また本発明は、所定の符号からなる文字列
を第1の記憶領域に記憶する第1の記憶ステップと、文
字列を暗号化した符号からなる暗号列を作成する暗号化
ステップと、文字列と暗号列を装置制御ソフトウエアに
設けられた第2の記憶領域に記憶する第2の記憶ステッ
プと、第1の記憶領域から読み出した文字列と第2の記
憶領域から読み出した暗号列とが一致しているかどうか
を検出する認証ステップと、この認証手段の検出結果に
基づき、装置制御ソフトウエアの作成または動作を、許
容または禁止する制御ステップとを備えたソフトウエア
不正使用防止方法である。
【0030】また本発明は、コンピュータに対して、所
定の符号からなる文字列を第1の記憶領域に記憶する第
1の記憶ステップと、文字列を暗号化した符号からなる
暗号列を作成する暗号化ステップと、文字列と暗号列を
装置制御ソフトウエアに設けられた第2の記憶領域に記
憶する第2の記憶ステップと、第1の記憶領域から読み
出した文字列と第2の記憶領域から読み出した暗号列と
が一致しているかどうかを検出する認証ステップと、こ
の認証手段の検出結果に基づき、装置制御ソフトウエア
の作成または動作を、許容または禁止する制御ステップ
とを実現するソフトウエア不正使用防止プログラムを記
録したコンピュータ読取可能な記録媒体である。
【0031】また本発明は、コンピュータに、所定の符
号からなる文字列を第1の記憶領域に記憶する第1の記
憶手順、文字列を暗号化した符号からなる暗号列を作成
する暗号化手順、文字列と暗号列を装置制御ソフトウエ
アに設けられた第2の記憶領域に記憶する第2の記憶手
順、第1の記憶領域から読み出した文字列と第2の記憶
領域から読み出した暗号列とが一致しているかどうかを
検出する認証手順、この認証手段の検出結果に基づき、
装置制御ソフトウエアの作成または動作を許容または禁
止する制御手順、を実行させるためのプログラムであ
る。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は本発明が適用されるソフト
ウエア不正使用防止システム(以下、「本システム」と
いう。)の構成を示す図である。
【0033】本システムは、処理装置1に組み込まれた
ソフトウエア不正使用を防止するための機能を備えたプ
ログラム群5と、これらのプログラムが動作するために
必要な記憶手段2とで構成されている。
【0034】このプログラム群5は、暗号を作成する暗
号化プログラム6、所定の機器制御機能を提供する複数
のツールソフトウエアで構成される制御ツール7、ソフ
トウエアを開発するためのコンパイラなどの翻訳ソフト
ウエアである開発ツール8、これらのツールを用いて作
成されるアプリケーション9及びこれらのプログラムの
動作を制御して不正防止処理を行う統括プログラム10
とで構成されている。
【0035】そして、統括プログラム10には、ライセ
ンスコードの獲得処理を行う獲得プログラム10a、ラ
イセンスの認証を行う認証プログラム10b、及びアプ
リケーション9等の動作を許容または禁止する制御プロ
グラム10cとが備えられている。
【0036】また、記憶手段2は、ライセンスコードを
変換した文字列を保存したライセンス定義ファイル2
a、制御ツール7と開発ツール8と統括プログラム10
とを格納した第1プログラムライブラリ2b、及び暗号
化プログラム6とアプリケーション9を格納した第2プ
ログラムライブラリ2cで構成されている。
【0037】次に、以上のように構成された本システム
のソフトウエア不正使用防止機能の動作について図2乃
至6を参照して説明する。
【0038】図2はソフトウエア不正使用防止機能の第
1の実施の形態を示す図である。
【0039】顧客がライセンスコードを本システムに入
力すると、獲得プログラム10aが起動してライセンス
コード獲得処理を開始する。先ず、ライセンスコードは
文字列として取得された後、暗号化プログラム6を起動
して文字列と暗号列が作成される。
【0040】図3は暗号列の作成方法を示した図であ
る。
【0041】取得されたライセンス文字列15は、暗号
化の第1ステップで、複製されて2つの文字列15a、
15bとなる。次に、本システムを使用する顧客につい
ての情報である顧客情報16を取得する。この顧客情報
16は本システムの所有者名などの顧客を特定する情報
で構成され、これらの情報は顧客が所有するコンピュー
タの内部に保存されているデータにアクセスして入手す
る。
【0042】続いて、暗号化の第2ステップでは暗号化
プログラム6は、ライセンス文字列15bと顧客情報1
6とを暗号化して文字暗号列17と顧客暗号列18で構
成される暗号列20を作成する。ここで、暗号プログラ
ム6が暗号化する際に用いる暗号キー19は暗号プログ
ラム6毎に定められていることが望ましい。従って、暗
号プログラム6は同一の暗号化アルゴリズムの下で暗号
キー19に従って複数種類の暗号を作成することができ
る。
【0043】尚、本実施例では顧客情報16を暗号化し
て暗号列20に含めたが、この例に限定されず暗号化を
行わずに文字列15aに含めて構成しても良い。
【0044】こうして作成された、文字列15a、暗号
列20及び暗号キー19が暗号作成の結果として獲得プ
ログラム10aに渡される。獲得プログラム10aはこ
れらの文字列15a、暗号列20及び暗号キー19をラ
イセンス定義ファイル2aに記憶すると共に、制御ツー
ル7の中に格納してライセンス獲得処理を終了する。
尚、このとき暗号キー19は文字列15a、暗号列20
とは別の場所に記憶または格納することが望ましい。
【0045】図4は、アプリケーション開発段階におけ
るソフトウエア不正使用防止の動作を示す概略のフロー
図である。
【0046】アプリケーション開発段階において制御ツ
ール7の使用が求められた場合は、認証プログラム10
bが起動する。
【0047】認証プログラム10bは、ライセンス定義
ファイル2aを検索して文字列15aと暗号列20を抽
出し(S1)、更に制御ツール7から同じく文字列15
aと暗号列20を取り出す(S2)。そして、両文字列
と暗号列とを比較する(S3)。
【0048】一致していない場合は、ライセンス定義フ
ァイル2aと制御ツール7のいずれかがライセンス獲得
時の組み合わせと異なるため、制御プログラム10cが
起動して制御ツール7の使用を禁止する(S4)。
【0049】一致している場合は、暗号化プログラム6
を起動して、文字列15aを暗号化させる。暗号化プロ
グラム6は自ら定められた暗号キーに従って暗号化した
文字暗号列17aを作成して認証プログラム10bに受
け渡す(S5)。
【0050】認証プログラム10bは文字暗号列17a
と制御ツール7中の文字暗号列17とを比較する(S
6)。
【0051】一致していない場合は、暗号化プログラム
6、制御ツール7、ライセンス定義ファイル2aの組み
合わせがライセンス獲得時の組み合わせと異なるため、
不正コピーが使用されている可能性があると判断し、制
御プログラム10cが起動して制御ツール7の使用を禁
止する(S4)。
【0052】一致している場合は、制御プログラム10
cを起動して制御ツール7の使用を許容させ、続いて開
発用ツール8に文字列15a、暗号列20及び暗号キー
19を渡す(S7)。開発用ツール8は受取った文字列
15a、暗号列20及び暗号キー19をアプリケーショ
ン9に埋め込む(S8)。
【0053】図5は、アプリケーション実行段階におけ
るソフトウエア不正使用防止の動作を示す概略のフロー
図である。
【0054】アプリケーションが実行を開始し制御ツー
ル7の使用が求められた場合は、認証プログラム10b
が起動する。
【0055】認証プログラム10bは、アプリケーショ
ン9に埋め込まれた文字列15aと暗号列20を抽出し
(S11)、制御ツール7から同じく文字列15aと暗
号列20を取り出す(S12)。そして、両文字列と暗
号列とを比較する(S13)。
【0056】一致していない場合は、アプリケーション
9と制御ツール7のいずれかがライセンス獲得時の組み
合わせと異なるため、制御プログラム10cが起動して
制御ツール7の使用を禁止し当該機能の利用ができない
旨のエラーメッセージを出力する(S14)。
【0057】一致している場合は、暗号化プログラム6
を起動して、アプリケーション9の文字列15aを暗号
化させる。暗号化プログラム6は自ら定められた暗号キ
ーに従って暗号化した文字暗号列17aを作成して認証
プログラム10bに受け渡す(S15)。
【0058】認証プログラム10bは文字暗号列17a
と制御ツール7中の文字暗号列17とを比較する(S1
6)。
【0059】一致していない場合は、暗号化プログラム
6、制御ツール7、ライセンス定義ファイル2aの組み
合わせがライセンス獲得時の組み合わせと異なるため、
不正コピーが使用されている可能性があると判断し、制
御プログラム10cが起動して制御ツール7の使用を禁
止し当該機能の利用ができない旨のエラーメッセージを
出力する(S14)。
【0060】一致している場合は、制御プログラム10
cを起動してアプリケーション9に制御ツール7の機能
を提供させる(S17)。
【0061】尚、本実施例では、アプリケーション9内
の文字列15aと制御プログラム10c内の暗号列20
とを比較したが、この例に限定されず、ライセンス定義
ファイル2a内の文字列15aと制御プログラム10c
内の暗号列20とを比較するように構成しても良く、ま
たこれらの両手順を共に実施するように構成しても良
い。
【0062】以上のようにして、本発明では、ライセン
ス定義ファイル2aが不正コピーされ、その文字列15
aが制御ツール7の内部に保存された場合でも暗号プロ
グラム6を用いた認証機能によりソフトウエアの不正使
用を防止することができる。
【0063】また、制御ツール7が不正コピーされ、そ
の内部に保存している文字列15aに基づいてライセン
ス定義ファイル2aが作成された場合でも、同様に暗号
プログラム6を用いた認証機能によりソフトウエアの不
正使用を防止することができる。
【0064】次に、ソフトウエアの不正使用に関与した
顧客の特定方法について説明する。前述のソフトウエア
の不正使用防止機能を用いても防止できない場合として
は、不正使用を防止するための全ての機能が不正にコピ
ーして使用された場合が考えられる。
【0065】図6は不正コピーの解読時の動作を示す概
略のフロー図である。
【0066】不正にコピーされたソフトウエア等が取得
されたときはその内部に格納された情報に基づいて不正
に関与した顧客の特定を行う。この作業に必要な不正コ
ピーは、ライセンス定義ファイル2a、制御ツール7又
はアプリケーション9の内少なくとも1つあれば良い。
【0067】先ず、不正コピーから文字列15a、暗号
列20及び暗号キー19を抽出する(S21)。そし
て、暗号キー19に従って、暗号列20を解読プログラ
ム(図示していない)を用いて解読し、ライセンス文字
列15bと顧客情報16を取得する(S22)。
【0068】続いて、ライセンス文字列15bからライ
センスコードに変換し、そのライセンスコードに基づい
て顧客管理用のデータベース(図示していない)を検索
して顧客名等を抽出する(S23)。
【0069】更に、解読された顧客情報16からは不正
コピーの元となったソフトウエアをインストールした顧
客名等の情報が得られる。これらの情報は編集して、顧
客を特定するための情報として出力される(S24)。
【0070】一般にライセンスコードは商品であるソフ
トウエア毎に割り付けられているものの、顧客からの登
録通知が無ければ顧客を特定することはできない。ま
た、顧客を特定できたとしても、その顧客が否認すれ
ば、不正コピーに関与したとして主張することは困難で
ある。
【0071】しかしながら、前述の動作で取得した顧客
情報16は当該ソフトウエアをインストールした際のコ
ンピュータに保存されている顧客の情報等を提供するも
のであるため、これによって不正コピーに関与した顧客
を特定するための情報を得ることが可能となる。
【0072】ここで、顧客情報16としてのデータは、
顧客名に限定されるものではなく、顧客のインターネッ
トのURL、電話番号等コンピュータに保存されている
データのうち顧客を特定できる情報を含むものである。
【0073】図7はソフトウエア不正使用防止機能の第
2の実施の形態を示す図である。尚、同図において図2
と同一部分には同一符号を付し、その詳しい説明を省略
する。本図では、「文字列」15aと「暗号列」20に
よって不正コピーの有無を判断する点では第1の実施形
態と同様であるが、「暗号キー」19を用いない点で第
1の実施形態と異なっている。
【0074】本実施の形態では、暗号化プログラム6が
共通であるため、ライセンス定義ファイル2a、制御ツ
ール7及びアプリケーション9とが全てコピーされた場
合には不正を防止することができないが、それ以外の不
正コピーについては第1の実施の形態と同様にソフトウ
エアの不正使用を防止することができ、また、暗号キー
19を用いないため、暗号化プログラム6を複雑にする
ことなくシステムを構成することができる。
【0075】図8はソフトウエア不正使用防止機能の第
3の実施の形態を示す図である。尚、同図において図7
と同一部分には同一符号を付し、その詳しい説明を省略
する。本図では、「文字列」15aと「暗号列」20に
よって不正コピーの有無を判断する点では第2の実施形
態と同様であるが、ライセンス定義ファイル2aが文字
列15aのみを記憶し、制御ツール7とアプリケーショ
ン9が文字列15aと暗号列20を記憶している点で第
2の実施形態と異なっている。
【0076】本実施の形態では、第2の実施の形態での
不正防止機能に加え、制御ツール7とアプリケーション
9が不正にコピーされて内部のコードが獲得された場合
でも、そのコードが直接文字列15aを与えるものでな
いためライセンス文字列ファイル2aへの書き込みを防
止することができる。
【0077】図9はソフトウエア不正使用防止機能の第
4の実施の形態を示す図である。尚、同図において図7
と同一部分には同一符号を付し、その詳しい説明を省略
する。本図では、ライセンス定義ファイル2aが「文字
列」15aのみを記憶し、制御ツール7では「文字列」
15aを暗号化した「第1の暗号列」20のみを記憶
し、アプリケーション9が「第1の暗号列」20を更に
暗号化した「第2の暗号列」21のみを記憶している点
で第2の実施形態と異なっている。
【0078】本実施の形態では、第2の実施の形態での
不正防止機能に加え、ライセンス定義ファイル2a、制
御ツール7、アプリケーション9のいずれかの不正コピ
ーが行われて内部のコードが獲得されても他への埋め込
みを防止できるため不正使用を防止することができる。
【0079】尚、本発明において文字列15a、暗号列
20の構成、ライセンス定義ファイル2a、制御ツール
7、アプリケーション9が記憶する内容等は前述の実施
の形態に限定されるものではない。
【0080】例えば、文字列15a、暗号列20を分離
して個別に記憶すれば更にこれらのコードの不正取得を
防止する効果がある。また、第2乃至4の実施の形態に
おいて、暗号キー19を併せて記憶するように構成する
こともできる。更に、これらのコードを比較する方法に
おいても、本実施例に限定されず文字列15a、暗号列
20、暗号キー19を適宜選択し組み合わせて比較して
同一性を判断するように構成しても良い。
【0081】なお、本実施形態で説明したシステムは、
記録媒体に格納したプログラムをコンピュータに読み込
ませることで実現させることができ、前述の暗号化プロ
グラム6、制御ツール7、開発用ツール8、アプリケー
ション9、統括プログラム10、獲得プログラム10
a、認証プログラム10b及び制御プログラム10cの
機能は、本システムに付属する(図示していない)記録
媒体に記録されている。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
文字列のみの比較でなく暗号アルゴリズムの一致も比較
して不正使用の防止を図るように構成しているため、ソ
フトウエアの不正使用を有効に防止することができる。
【0083】また、顧客情報を含めて記憶しているた
め、ソフトウエアの不正使用に関与した顧客を特定する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるソフトウエア不正使用防止
システムの構成を示す図。
【図2】ソフトウエア不正使用防止機能の第1の実施の
形態を示す図。
【図3】暗号列の作成方法を示した図。
【図4】アプリケーション開発段階におけるソフトウエ
ア不正使用防止機能の動作を示す概略のフロー図。
【図5】アプリケーション実行段階におけるソフトウエ
ア不正使用防止機能の動作を示す概略のフロー図。
【図6】不正コピーの解読時の動作を示す概略のフロー
図。
【図7】ソフトウエア不正使用防止機能の第2の実施の
形態を示す図。
【図8】ソフトウエア不正使用防止機能の第3の実施の
形態を示す図。
【図9】ソフトウエア不正使用防止機能の第4の実施の
形態を示す図。
【図10】ライセンス制御機能の動作を示す図。
【図11】ライセンス獲得段階におけるライセンス制御
機能の動作を示す概略のフロー図。
【図12】アプリケーション開発段階におけるライセン
ス制御機能の動作を示す概略のフロー図。
【図13】アプリケーション実行段階におけるライセン
ス制御機能の動作を示す概略のフロー図。
【符号の説明】
2a…ライセンス定義ファイル 6…暗号化プログラム 7…制御ツール 8…開発ツール 9…アプリケーション 10…統括プログラム 10a…獲得プログラム 10b…認証プログラム 10c…制御プログラム 15a…文字列 16…顧客情報 19…暗号キー 20…暗号列

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の機能を有する複数のツールソフト
    ウエアを用いて作成される装置制御ソフトウエアの不正
    使用を防止するソフトウエア不正使用防止装置におい
    て、 所定の符号からなる文字列を第1の記憶領域に記憶する
    第1の記憶手段と、 前記文字列を暗号化した符号からなる暗号列を作成する
    暗号化手段と、 前記文字列と前記暗号列を前記装置制御ソフトウエアに
    設けられた第2の記憶領域に記憶する第2の記憶手段
    と、 前記第1の記憶領域から読み出した文字列と前記第2の
    記憶領域から読み出した暗号列とが一致しているかどう
    かを検出する認証手段と、 この認証手段の検出結果に基づき、前記装置制御ソフト
    ウエアの作成または動作を、許容または禁止する制御手
    段とを備えたことを特徴とするソフトウエア不正使用防
    止装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の記憶領域に記憶された文字列
    または暗号列は、前記装置制御ソフトウエアの所有者で
    あるユーザを特定するための情報を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載のソフトウエア不正使用防止装置。
  3. 【請求項3】 所要の機能を有する複数のツールソフト
    ウエアを用いて作成される装置制御ソフトウエアの不正
    使用を防止するソフトウエア不正使用防止方法におい
    て、 所定の符号からなる文字列を第1の記憶領域に記憶する
    第1の記憶ステップと、 前記文字列を暗号化した符号からなる暗号列を作成する
    暗号化ステップと、 前記文字列と前記暗号列を前記装置制御ソフトウエアに
    設けられた第2の記憶領域に記憶する第2の記憶ステッ
    プと、 前記第1の記憶領域から読み出した文字列と前記第2の
    記憶領域から読み出した暗号列とが一致しているかどう
    かを検出する認証ステップと、 この認証手段の検出結果に基づき、前記装置制御ソフト
    ウエアの作成または動作を、許容または禁止する制御ス
    テップとを備えたことを特徴とするソフトウエア不正使
    用防止方法。
  4. 【請求項4】 所要の機能を有する複数のツールソフト
    ウエアを用いて作成される装置制御ソフトウエアの不正
    使用を防止するソフトウエア不正使用防止プログラムを
    記録した記録媒体において、前記ソフトウエア不正使用
    防止プログラムはコンピュータに対して、 所定の符号からなる文字列を第1の記憶領域に記憶する
    第1の記憶ステップと、 前記文字列を暗号化した符号からなる暗号列を作成する
    暗号化ステップと、 前記文字列と前記暗号列を前記装置制御ソフトウエアに
    設けられた第2の記憶領域に記憶する第2の記憶ステッ
    プと、 前記第1の記憶領域から読み出した文字列と前記第2の
    記憶領域から読み出した暗号列とが一致しているかどう
    かを検出する認証ステップと、 この認証手段の検出結果に基づき、前記装置制御ソフト
    ウエアの作成または動作を、許容または禁止する制御ス
    テップとを実現することを特徴とするソフトウエア不正
    使用防止プログラムを記録したコンピュータ読取可能な
    記録媒体。
  5. 【請求項5】 所要の機能を有する複数のツールソフト
    ウエアを用いて作成される装置制御ソフトウエアの不正
    使用を防止するソフトウエア不正使用防止プログラムに
    おいて、 コンピュータに、 所定の符号からなる文字列を第1の記憶領域に記憶する
    第1の記憶手順、 前記文字列を暗号化した符号からなる暗号列を作成する
    暗号化手順、 前記文字列と前記暗号列を前記装置制御ソフトウエアに
    設けられた第2の記憶領域に記憶する第2の記憶手順、 前記第1の記憶領域から読み出した文字列と前記第2の
    記憶領域から読み出した暗号列とが一致しているかどう
    かを検出する認証手順、 この認証手段の検出結果に基づき、前記装置制御ソフト
    ウエアの作成または動作を、許容または禁止する制御手
    順、を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100349090C (zh) * 2004-09-02 2007-11-14 Lg电子株式会社 防止多媒体复制的方法

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