JP2002328371A - 液晶性化合物の配向方法 - Google Patents

液晶性化合物の配向方法

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JP2002328371A
JP2002328371A JP2001118964A JP2001118964A JP2002328371A JP 2002328371 A JP2002328371 A JP 2002328371A JP 2001118964 A JP2001118964 A JP 2001118964A JP 2001118964 A JP2001118964 A JP 2001118964A JP 2002328371 A JP2002328371 A JP 2002328371A
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treatment
polymer film
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JP2001118964A
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Koichi Tanaka
興一 田中
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】延伸処理またはラビング処理により液晶性化合
物を延伸方向やラビング方向とは異なる方向に配向させ
る方法の提供。 【解決手段】水酸基を有する高分子フィルムを、a)延
伸処理とエステル化処理するか、または、b)エステル
化処理、次いでラビング処理した後、該フィルム上に液
晶性化合物層を形成させることにより、a)の場合には
延伸方向と異なる方向に、b)の場合は該化合物をラビ
ング処理された該フィルム面に対して概垂直方向に、そ
れぞれ該液晶性化合物を配向させることを特徴とする、
液晶性化合物の配向方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、液晶性化合物の配向方法および
該方法によって得られる光学フィルムに関し、詳しく
は、光の制御機能を有し、光エレクトロニクス等の分野
で好適に用いられる高度に配向された液晶性化合物の製
造方法、および該方法によって得られる光学フィルムに
関する。
【0002】
【従来の技術】液晶性化合物を光を制御するための素子
として利用するためには、一般に液晶を一定の配列に並
べる(配向させる)必要があるが、この分子配向は、電
場、磁場、せん断力あるいは界面などの外場の影響によ
り変化する。そして、この配向変化に由来する光制御機
能を利用して、例えば液晶ディスプレイなどの視野角、
コントラスト、色変化などの改良がなされている。とこ
ろでこの液晶性化合物を一定の方向に配向させる方法と
してよく知られているものとして、延伸高分子フィルム
上に液晶層を形成し、該高分子フィルムの延伸方向に液
晶を配向させる方法(特許2631015、特開平4−
16919号公報)や、ポリイミド等の配向膜をラビン
グ処理し、ラビング方向に液晶性化合物を配向させる方
法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、延伸高
分子フィルムによる液晶性化合物の配向方法は、延伸方
向にしか液晶を配向させることができなかった。また、
ラビング処理による液晶性化合物の配向方法は、多くの
場合、ラビング方向(もしくは、配向膜面内においてラ
ビング方向と直交方向)にしか液晶性化合物を配向させ
ることができなかった。
【0004】本発明は、上記延伸処理やラビング処理を
行う配向方法であるにも関わらず、液晶性化合物を延伸
方向やラビング方向とは異なる方向に配向させることを
目的としている。すなわち、本発明は、(1)水酸基を
有する高分子フィルムを a)延伸処理とエステル化処理、または、 b)エステル化処理、次いでラビング処理し、次いで該
フィルム上に液晶性化合物層を形成させることにより、
a)の場合には延伸方向と異なる方向に、b)の場合は
ラビング処理された該フィルム面に対して概垂直方向に
それぞれ該液晶性化合物を配向させることを特徴とする
液晶性化合物の配向方法、(2)水酸基を有する高分子
フィルムに対し、延伸処理とエステル化処理を行った場
合の液晶性化合物層の配向方向が該フィルム面に対して
概垂直方向に配向していることを特徴とする(1)に記
載の液晶性化合物の配向方法、(3)エステル化処理
が、ホウ酸化合物を用いてなされることを特徴とする
(1)または(2)のいずれか1項に記載の液晶性化合
物の配向方法、(4)ホウ酸化合物がオルトホウ酸であ
る(3)に記載の液晶性化合物の配向方法、(5)水酸
基を有する高分子フィルムがポリビニルアルコールまた
はその誘導体である(1)ないし(4)のいずれか1項
に記載の液晶性化合物の配向方法、(6)延伸処理とエ
ステル化処理を行った高分子フィルムが偏光性を有する
ことを特徴とする(1)ないし(5)のいずれか1項に
記載の液晶性化合物の配向方法、(7)液晶性化合物層
を形成する方法が、該化合物の溶液を、a)延伸処理と
エステル化処理された高分子フィルム、または、b)エ
ステル化処理、次いでラビング処理された高分子フィル
ム上に塗布し、次いで乾燥させる方法である、(1)な
いし(6)のいずれか1項に記載の液晶性化合物の配向
方法、(8)液晶性化合物がサーモトロピック液晶また
はリオトロピック液晶である(1)ないし(7)のいず
れか1項に記載の液晶性化合物の配向方法、(9)液晶
性化合物が液晶状態においてネマチック相をとることが
できる化合物である(8)に記載の配向方法、(10)
液晶性化合物が紫外線硬化型または熱硬化型液晶性化合
物である(1)ないし(9)のいずれか1項に記載の液
晶性化合物の配向方法、(11)(1)ないし(10)
のいずれか1項に記載の方法により得られた液晶性化合
物層を有する光学フィルム、(12)(1)ないし(1
0)のいずれか1項に記載の方法により得られた高分子
フィルムを有する(11)に記載の光学フィルム、(1
3)(11)または(12)のいずれか1項に記載の光
学フィルムを有する画像表示装置、(14)画像表示装
置が液晶表示装置である(13)に記載の画像表示装
置、に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる高分子フィル
ムとしては、水酸基を有しており、エステル化処理が可
能で、かつ延伸処理またはラビング処理が可能なフィル
ムである。そのようなフィルムとしては、例えばポリビ
ニルアルコール、およびその誘導体からなるフィルム等
が挙げられる。その誘導体とは、例えばポリビニルアル
コールの一部をアルキル変性した高分子化合物からなる
フィルムや、ポリ酢酸ビニルの加水分解の程度(鹸化
度)を変えた高分子化合物からなるフィルム、ポリビニ
ルアルコールを酸と反応させて脱水処理し、部分的にポ
リエン構造を形成した高分子化合物からなるフィルム等
が挙げられる。これら高分子フィルムの重合度は、用い
る高分子、フィルム化の容易性によって異なるが、例え
ばポリビニルアルコールの場合、重合度は500〜50
00程度が好ましく、より好ましくは1000〜400
0程度がよい。これら高分子フィルムを延伸処理する場
合の延伸倍率は、材質によって異なるが、ポリビニルア
ルコールの場合、好ましくは1.5〜7倍、より好まし
くは2〜6倍程度がよい。また、延伸は一軸および二軸
延伸のいずれかが好ましく、より好ましくは一軸延伸で
ある。これら高分子フィルムの厚さも特に限定されない
が、好ましくは0.05〜1000μm、より好ましく
は0.05〜500μm程度がよい。上記高分子フィル
ムを延伸処理とエステル化処理する場合は、当該高分子
フィルムの厚さは、延伸処理後の厚さがより好ましくは
5〜500μm、さらに好ましくは約5〜100μm、
最も好ましくは10〜50μm程度である。また、上記
高分子フィルムをエステル化処理し、次いでラビング処
理する場合は、当該高分子フィルムの厚さは、より好ま
しくは約0.05〜50μm、さらに好ましくは約0.
05〜10μm、もっとも好ましくは約0.05〜5μ
m程度がよい。本明細書において、「フィルム」と
「膜」は実質的に同じ意味で使用されているが、比較的
厚いものを「フィルム」と称し、比較的薄いものを
「膜」と称して、区別することも可能である。
【0006】本発明で用いられる高分子フィルムは、該
フィルムの処理された面と液晶性化合物が接触していれ
ばよく、液晶性化合物を安定に配向させるうえで十分な
機械的強度をもたせるために、該フィルムの液晶性化合
物が接する反対側の面にガラス板や他のプラスチックフ
ィルムを積層させてもよい。そのようなプラスチックフ
ィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート、ポリア
リレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニリデン、アセチルセルロース、トリア
セチルセルロース等が挙げられるがこれらに限定される
ものではない。また、これらのフィルムは一軸、あるい
は二軸方向に延伸されていてもよい。積層させる方法は
種々の粘着剤や接着剤などを用いて貼り合わせる方法
や、水酸基を有する高分子化合物の溶液を調製し、上記
ガラス板やプラスチックフィルム上に塗布し、ついで溶
剤を加熱乾燥などにより除去して積層する方法が挙げら
れる。塗布の方法としては、例えばマイクログラビアコ
ート方式、グラビアコート方式、ワイヤーバーコート方
式、ディップコート方式、スプレーコート方式、メニス
カスコート方式などによる方法が挙げられる。
【0007】本発明で用いられる高分子フィルムは、偏
光性を有するフィルムであってもよい。偏光性は、一軸
延伸したポリビニルアルコールフィルムおよびその誘導
体中に二色性染料やヨウ素多量体等の二色性色素を吸着
させる方法や、一軸延伸したポリビニルアルコールフィ
ルムを酸を用いて脱水することにより部分的にポリエン
構造を形成させる方法により付与することができる。
【0008】本発明で行われるエステル化処理は、水酸
基を有する高分子フィルムの水酸基と反応し、エステル
を形成する処理であり、そのような処理としては、例え
ばホウ酸化合物を用いたホウ酸エステル化処理、チタン
化合物を用いたキレート化処理、アルデヒドやケトン化
合物を用いたアセタール、ヘミアセタール化処理、アル
コキシシラン化合物を用いたアルコキシシリル化処理、
等が挙げられる。より具体的な例として、ポリビニルア
ルコールを用いた場合のエステル化処理については、長
野浩一、山根三郎、豊島賢太郎共著、「ポバール」
((株)高分子刊行会編)に記載されているいわゆるゲ
ル化反応等がこれにこれに相当する。さらに具体的な例
としては、延伸ポリビニルアルコールフィルムのオルト
ホウ酸(H3BO3)による処理、またはラビング処理
前に行うポリビニルアルコールフィルムのオルトホウ酸
(H3BO3)処理などが挙げられる。
【0009】エステル化処理の条件や程度は用いる水酸
基を有する高分子フィルムによって異なるために適宜定
められるが、ポリビニルアルコールフィルム用いてオル
トホウ酸によりエステル化処理を行う場合、該フィルム
中の該ホウ酸含有量が2%以上、好ましくは5〜40
%、より好ましくは10〜30%程度になるように処理
するのがよい。具体的な処理の方法としては、例えばポ
リビニルアルコールフィルムを用いる場合、該フィルム
を30〜40℃程度の温水中で膨潤させたのち(偏光性
を付与する場合はさらに二色性色素やヨウ素多量体を吸
着させた後)、30〜50℃程度の該ホウ酸温水溶液中
で延伸しながら一定時間浸漬する方法や、該フィルムを
延伸した後、該ホウ酸温水溶液に一定時間浸漬する方法
や、加熱条件化で該フィルムを延伸した後、同様に該ホ
ウ酸温水溶液にて処理する方法等が挙げられる。また、
ポリビニルアルコールの水溶液をプラスチックフィルム
上に塗布し、ついで溶剤を加熱乾燥などにより除去して
積層させたフィルムを用いる場合には、該ポリビニルア
ルコールフィルムの層を形成したプラスチックフィルム
のポリビニルアルコールフィルム層上に、該ホウ酸水溶
液を塗布、次いで加熱乾燥する方法や、ポリビニルアル
コールフィルムの層を形成したプラスチックフィルムを
30〜50℃程度の該ホウ酸温水溶液中に一定時間浸漬
した後、加熱乾燥する方法等が挙げられる。
【0010】本発明でラビング処理を行う場合のラビン
グ処理とは、例えばレーヨン、ナイロン、コットン、ア
ラミドなどの繊維を植毛したベルベット状の布をロール
に貼り付けてラビングロールを作製し、次いでこのロー
ルを高速回転させた状態でエステル化処理した高分子フ
ィルムに接触させ、ラビングロールを一方向に動かすこ
とにより該高分子フィルム表面を処理する方法である。
または、ラビングロールを固定した状態で高速回転さ
せ、エステル化処理した高分子フィルムをラビングロー
ルに接触させながら搬送させることにより、連続的にラ
ビング処理を行うことも可能である。ラビング処理の条
件は、用いる高分子フィルムや、積層するプラスチック
フィルムや布の種類、ラビングロールの直径やロールの
回転数および回転方向、高分子フィルムまたはラビング
ロールの移動速度および高分子フィルムへのラビングロ
ールの押しつけの強さなどによって異なるために適宜設
定される。
【0011】本発明で用いられる液晶性化合物として
は、ある温度範囲において液晶性を示す化合物であるサ
ーモトロピック液晶や、ある化合物の溶液において、特
定の濃度範囲の溶液状態で液晶性を示すリオトロピック
液晶が挙げられる。特にサーモトロピック液晶は広い温
度範囲で液晶性を示すことができるようにするために複
数の液晶性化合物を混合して用いることが多い。液晶性
化合物は低分子量、高分子量およびこれらの混合物であ
ってもよく、示される液晶状態はネマチック相であるこ
とが好ましい。また、配向状態を固定するために、液晶
性化合物は紫外線または熱により重合もしくは架橋する
ような化合物が好ましい。そのような液晶性化合物とし
ては、(メタ)アクリロイル基やエポキシ基、ビニル基
などの重合性基を有する化合物、もしくはアミノ基やヒ
ドロキシル基などの架橋性官能基を有する化合物である
ことが好ましく、そのようなものとしては、例えば、W
O97/44703号公報に記載のハイブリッド配向す
る液晶性化合物(ポリイミドのような一般的な配向膜を
ラビング処理し、そのラビング処理面上に液晶性化合物
層を形成したときに、該化合物が配向膜側でわずかにチ
ルト角を有するプレーナ配向をし、空気界面側でほぼホ
メオトロピック配向するような液晶性化合物)等が挙げ
られる。これらの化合物は重合開始剤または架橋剤の存
在下、紫外線や熱などによって配向状態を保持したまま
重合または架橋させることにより、得られた光学異方体
がその後の温度変化などに対しても一定した配向状態を
保つことができる。
【0012】本発明において、液晶性化合物層を形成す
る場合、該化合物を単独で塗布することが可能な場合
は、直接該化合物を塗布することにより液晶性化合物層
をエステル化処理された延伸高分子フィルム、またはエ
ステル化処理され、さらにラビング処理された高分子フ
ィルム上に形成することができるが、溶液にして塗布す
ることも可能である。塗布する際に用いられる液晶性化
合物の溶液の溶剤としては、該化合物の溶解性および塗
布時の該高分子フィルムへのぬれ性に優れ、乾燥後の液
晶相の配向を乱さず、該高分子フィルムのエステル化処
理効果を消失させないものであれば特に制限はない。そ
のような溶剤としては例えば、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素類、アニソール、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン等のエーテル類、メチルイソブチルケトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、シクロペンタ
ノン、2−ペンタノン、3−ペンタノン、2−ヘキサノ
ン、3−ヘキサノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノ
ン、4−ヘプタノン、2,6−ジメチル−4−ヘプタノ
ン等のケトン類、n−ブタノール、2−ブタノール、シ
クロヘキサノール、イソプロピルアルコール等のアルコ
ール類、メチルセロソルブ、酢酸メチルセロソルブ等の
セロソルブ類、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸メチル等
のエステル類が挙げられるがこれらに限定されない。ま
た、溶剤は単一でも混合物でもよい。液晶性化合物を溶
解する際の濃度は使用する溶剤の溶解性、該高分子フィ
ルムへのぬれ性、塗布後の厚みなどによって異なるが、
好ましくは5〜80重量%、より好ましくは10〜70
重量%程度がよい。また、該高分子フィルムへのぬれ
性、塗布厚の均一性を高めるために種々のレベリング剤
を添加することも可能である。レベリング剤の種類とし
ては、液晶の配向を乱さないものであれば特に限定され
ない。
【0013】本発明において、上記液晶性化合物を、エ
ステル化処理された延伸高分子フィルム上またはエステ
ル化処理され、さらにラビング処理された高分子フィル
ム上に塗布する方法としては特に限定されないが、塗布
後の液晶層の厚みが傾斜時の位相差に影響するため、均
一の厚さに塗布できる方法が好ましい。そのような塗布
の方法としては、例えばマイクログラビアコート方式、
グラビアコート方式、ワイヤーバーコート方式、ディッ
プコート方式、スプレーコート方式、メニスカスコート
方式などによる方法が挙げられる。液晶性化合物層の厚
さとしては、所望とする位相差値によって異なり、その
位相差値は該化合物の複屈折率によっても異なるが、好
ましくは0.05〜20μm、より好ましくは0.1〜
10μm程度である。
【0014】本発明の配向方法は、例えば、溶解性やぬ
れ性を考慮して調製した液晶性化合物の溶液(必要に応
じて、重合開始剤または架橋剤、レベリング剤を添加す
る)をエステル化処理された延伸高分子フィルム上また
はエステル化処理され、さらにラビング処理された高分
子フィルム上に塗布後加熱により乾燥させることにより
液晶性化合物を配向させた後、必要に応じて紫外線や熱
などにより重合または架橋させて配向を固定化させる方
法である。加熱により乾燥させる条件、紫外線や熱によ
る重合または架橋させる条件については、用いる溶剤の
種類や、液晶性化合物の温度による配向状態の変化およ
び安定性を考慮して適宜定められる。
【0015】本発明の配向方法によって得られた延伸方
向またはラビング方向とは異なる方向(例えば、延伸高
分子フィルム面またはラビング処理面に対して概垂直方
向)に配向した液晶性化合物層は、エステル化処理され
た延伸高分子フィルムまたはエステル化処理され、さら
にラビング処理された高分子フィルムと一体化して用い
ることにより、本発明の該高分子フィルムを有する光学
フィルムを得ることができる。また、該高分子フィルム
から配向した液晶性化合物層を剥離することが可能であ
れば、粘着剤や接着剤を用いて他のフィルムなどに転写
して使用することにより、本発明の液晶性化合物層を有
する光学フィルムを得ることができる。
【0016】エステル化処理された延伸高分子フィルム
と一体化して用いることにより得られる本発明の延伸高
分子フィルムを有する光学フィルムの具体的な例として
は、該延伸高分子フィルムが位相差板の場合、該位相差
板上に直接一定方向に配向した液晶化合物層を形成し
た、エステル化処理された延伸高分子フィルム単独の位
相差特性(例えば視野角に伴う位相差値の変化)とは異
なる特性を有する位相差フィルムが挙げられる。また、
該延伸高分子フィルムが上記のように偏光性を有してい
るフィルムである場合には、該偏光フィルム上に直接一
定方向に配向した液晶性化合物層を有する偏光板が挙げ
られる。この場合、従来のように、液晶性化合物層を他
のフィルム上で配向させて形成した後に粘着剤等で両面
をトリアセチルセルロースにより挟時した延伸高分子フ
ィルムからなる偏光板へ貼り合わせるといった行程に比
べて、薄型化、行程の簡略化が可能となる。
【0017】本発明の方法により得られた液晶性化合物
層が概垂直配向しており、厚さ方向に対して正の一軸性
を有する場合には、厚さ方向に対して負の一軸性を有す
る光学異方体の傾斜に伴う位相差値の変化を補償できる
ため、種々の光学素子への応用が可能である。従って例
えば、コレステリック液晶フィルムのような厚さ方向に
対して負の一軸性を有するフィルムと概垂直配向した液
晶性化合物層を積層することにより、本発明の光学フィ
ルムの一形態である視野角特性を改善したコレステリッ
ク液晶フィルムを得ることができる。さらに、このフィ
ルムと1/4波長板とを積層することにより、本発明の
光学フィルムの一形態である視野角依存性を改善した非
吸収型偏光板を得ることができる。また、偏光フィルム
上に概垂直配向した液晶性化合物層を形成し、次いで、
1/4波長板、さらにコレステリック液晶フィルムを積
層することにより、液晶ディスプレイなどに有用な、バ
ックライトの利用効率を高めた本発明の光学フィルムの
一形態である広視野角高コントラストの偏光板を得るこ
とができる。また概垂直配向した液晶性化合物層と一軸
延伸した位相差フィルムとを積層して得られた本発明の
光学フィルムの一形態である位相差フィルムは、傾斜
(視角)に伴う位相差値の変化を一軸延伸した位相差フ
ィルムにおける傾斜に伴う位相差値の変化とは異なる位
相差値の変化とすることができる。
【0018】また、一定方向に配向した液晶性化合物層
を剥離して用いる場合としては、例えば、他の位相差板
との組み合わせにおいてその遅相軸(または進相軸)と
該液晶性化合物相の光軸との関係が両者の積層体とした
時の光学特性に影響を与えるような場合が挙げられる。
従って、このような場合には、例えば該位相差板と所定
の光軸の配置になるようにして、粘着剤等を用いて貼り
合わせた後、該延伸高分子フィルムまたは該ラビング処
理された高分子フィルムから剥離することにより、本発
明の液晶性化合物層を有する光学フィルムを得ることが
できる。このとき、剥離後の高分子フィルムは、液晶性
化合物を配向させる能力が低下していなければ、再度利
用することも可能である。
【0019】本発明で得られた光学フィルムは、液晶デ
ィスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネ
ッセンスディスプレイ等種々の画像表示装置に使用する
ことにより、例えば視野角特性、コントラスト特性、反
射防止特性等が改善された本発明の画像表示装置を得る
ことができる。液晶ディスプレイに用いる場合には、例
えば所望の特性を得るために液晶セルを挟むように本発
明の光学フィルムを配置したり、バックライト側、ある
いは観察者側にのみ本発明の光学フィルムを配置するこ
とにより、本発明の液晶表示装置を得ることができる。
特に、偏光板と一体化した本発明の光学フィルムを用い
ることにより、従来の、延伸高分子フィルム両面をトリ
アセチルセルロースにより挟持した偏光板に他の液晶性
化合物層を有するフィルムを貼り合わせる場合と比べて
薄型化、行程の簡略化が可能となる。
【0020】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。 実施例1 厚さ75μm、重合度2400のポリビニルアルコール
フィルムを50℃、3%のホウ酸水溶液中で5倍に一軸
延伸し、緊張状態を保ったまま、水洗、乾燥して厚さ約
20μmのホウ酸(H3BO3)処理がされた延伸高分
子フィルムを得た。このフィルムのポリビニルアルコー
ル中のホウ酸含有量は13.5%であった。次にWO9
7/44703号公報に記載のハイブリッド配向する液
晶性化合物(下記化合物の混合物からなる、ポリイミド
のような一般的な配向膜をラビング処理し、そのラビン
グ処理面上に液晶性化合物層を形成したときに、該化合
物が配向膜側でわずかにチルト角を有するプレーナ配向
をし、空気界面側でほぼホメオトロピック配向するよう
なネマチック液晶相を示す紫外線硬化型液晶性化合物)
【0021】
【化1】
【0022】23.5重量部、および、
【0023】
【化2】
【0024】70.5重量部と、光重合開始剤イルガキ
ュアー907(チバガイギー社製)6重量部をトルエン
130重量部、シクロヘキサノン55.7重量部の混合
溶剤で溶解し、固形分濃度が35%の溶液を調製した。
この溶液を粘着剤を用いてガラス板に貼り合わせた上記
延伸高分子フィルム上に、ワイヤーバーを用いて、乾燥
後の膜厚が約1μmとなるような条件で塗布し、加熱に
より溶媒を除去後、高圧水銀灯(80W/cm)を照射
して重合させ、本発明の液晶化合物層を形成した。次に
得られた液晶化合物層を粘着剤を塗布したトリアセチル
セルロースフィルム上に転写して、本発明の液晶性化合
物層を有する光学フィルムを得た。この光学フィルムの
転写前における延伸ポリビニルアルコールのフィルム面
に対して垂直方向から延伸方向側と延伸方向に対して直
交する方向へ傾斜させたときの位相差値の変化を自動複
屈折測定器(王子計測機器社製:KOBRA−21A
D)を用いて測定した。結果を図1に示した。また、粘
着剤を塗布したガラス板を用いて液晶性化合物層のみを
転写して、同様にフィルム面に対して垂直方向から傾斜
させたときの位相差値の変化を自動複屈折測定器(王子
計測機器社製:KOBRA−21AD)を用いて測定し
た。結果を図2に示した。
【0025】実施例2 ポラテクノ社製ヨウ素系偏光板(重合度1700、延伸
後の厚さ約20μmポリビニルアルコール中のホウ酸
(H3BO3)含有量は約15%、鹸化処理したトリア
セチルセルロースフィルムを片面のみポリビニルアルコ
ール系接着剤で接着したもの)を用いる以外は、実施例
1と同様の操作により本発明の液晶化合物層を形成し
た。得られた液晶化合物層の傾斜角による位相差の変化
を実施例1と同様の方法により測定した。結果を図3に
示した。また、粘着剤を塗布したガラス板を用いて液晶
性化合物層のみを転写して、同様にフィルム面に対して
垂直方向から傾斜させたときの位相差値の変化を実施例
1と同様の方法により測定した。結果を図4に示した。
【0026】実施例3 ポリビニルアルコール(ゴーセノールNH26、日本合
成化学工業社製)の1%水溶液を鹸化処理したトリアセ
チルセルロースフィルム上に塗布し、70℃で乾燥させ
た。次にこのポリビニルアルコールフィルムを有するト
リアセチルセルロースフィルム上に0.1%のホウ酸
(H3BO3)水溶液を塗布し、70℃で乾燥させた。
さらにこのホウ酸処理されたポリビニルアルコールフィ
ルムを有するトリアセチルセルロースフィルムのポリビ
ニルアルコールフィルム面を、レーヨン製のラビング布
(YA−20−R:吉川化工社製)を巻き付けたロール
径50mmのラビングロールを用い、ラビングロールの
回転数:200m/min.、ホウ酸処理されたポリビ
ニルアルコールフィルムを有するトリアセチルセルロー
スフィルムとの接触長3mm、該フィルムの搬送速度:
1m/min.の条件でラビング処理を行った。次に実
施例1で用いた液晶性化合物の混合物(式(1)の化合
物23.5重量部および式(2)の化合物70.5重量
部)と、光重合開始剤イルガキュアー907(チバガイ
ギー社製)6重量部をトルエン130重量部、シクロヘ
キサノン55.7重量部の混合溶剤で溶解し、固形分濃
度が35重量%の溶液を調製した。この溶液を上記ラビ
ング処理された、ホウ酸処理されたポリビニルアルコー
ルフィルムを有するトリアセチルセルロースフィルムの
ラビング処理されたポリビニルアルコールフィルム面上
に、ワイヤーバーを用いて、乾燥後の膜厚が約1μmと
なるような条件で塗布し、加熱により溶媒を除去後、高
圧水銀灯(80W/cm)を照射して重合させ、本発明
の液晶化合物層を有する光学フィルムを得た。この光学
フィルムの転写前におけるポリビニルアルコールフィル
ムを有するトリアセチルセルロースフィルム面に対して
垂直方向からラビング方向側とラビング方向に対して直
交する方向へ傾斜させたときの位相差値の変化を自動複
屈折測定器(王子計測機器社製:KOBRA−21A
D)を用いて測定した。結果を図5に示した。また、粘
着剤を塗布したガラス板を用いて液晶性化合物層のみを
転写して、同様に該フィルム面に対して垂直方向から傾
斜させたときの位相差値の変化を実施例1と同様の方法
により測定した。結果を図6に示した。
【0027】比較例 0.1%のホウ酸(H3BO3)水溶液を用いない以外
は、実施例3と同様に鹸化処理したトリアセチルセルロ
ースフィルムに積層したポリビニルアルコールフィルム
のポリビニルアルコールフィルム面をラビング処理し、
次いで液晶化合物層を形成した。得られた液晶化合物層
の傾斜角による位相差の変化を実施例3と同様の方法に
より測定した。結果を図7に示した。また、粘着剤を塗
布したガラス板を用いて液晶性化合物層のみを転写し
て、同様にフィルム面に対して垂直方向から傾斜させた
ときの位相差値の変化を実施例1と同様の方法により測
定した。結果を図8に示した。
【0028】実施例1と2から分かるように、本発明の
配向方法により、延伸高分子を用いているにも関わら
ず、液晶性化合物層全体は延伸方向とは異なり、該フィ
ルム面に対して概垂直配向(ホメオトロピック配向)を
していることが分かる。また、実施例3と比較例から分
かるように、本発明の配向方法により、液晶性化合物層
全体はラビング方向とは異なり、該フィルム面に対して
概垂直配向(ホメオトロピック配向)をしていることが
分かる。
【0029】
【発明の効果】水酸基を有する高分子フィルムを a)延伸処理とエステル化処理、または b)エステル化処理、次いでラビング処理し、次いで該
フィルム上に液晶性化合物層を形成させることにより、
a)の場合には延伸方向と異なる方向に、b)の場合は
ラビング処理された該フィルム面に対して概垂直方向
に、それぞれ該液晶性化合物を配向させることを特徴と
する、本発明の液晶性化合物の配向方法を用いることに
より、種々の光学素子に有用な、延伸方向と異なる方
向、またはラビング処理された高分子フィルム面に対し
て概垂直方向に配向した液晶性化合物層および、該化合
物層を有する光学フィルムを作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で得られた液晶性化合物層の
傾斜角による位相差の変化を示す。
【図2】本発明の実施例1で得られた液晶性化合物層を
粘着剤を塗布したガラス板に転写したときの傾斜角によ
る位相差の変化を示す。
【図3】本発明の実施例2で得られた液晶性化合物層の
傾斜角による位相差の変化を示す。
【図4】本発明の実施例2で得られた液晶性化合物層を
粘着剤を塗布したガラス板に転写したときの傾斜角によ
る位相差の変化を示す。
【図5】本発明の実施例3で得られた液晶性化合物層の
傾斜角による位相差の変化を示す。
【図6】本発明の実施例3で得られた液晶性化合物層を
粘着剤を塗布したガラス板に転写したときの傾斜角によ
る位相差の変化を示す。
【図7】比較例で得られた液晶性化合物層の傾斜角によ
る位相差の変化を示す。
【図8】比較例で得られた液晶性化合物層を粘着剤を塗
布したガラス板に転写したときの傾斜角による位相差の
変化を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1335 510 G02F 1/1335 510 1/13363 1/13363 // C08L 29:04 C08L 29:04 Z

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水酸基を有する高分子フィルムを a)延伸処理とエステル化処理、または b)エステル化処理、次いでラビング処理し、次いで該
    フィルム上に液晶性化合物層を形成させることにより、
    a)の場合には延伸方向と異なる方向に、b)の場合は
    ラビング処理された該フィルム面に対して概垂直方向
    に、それぞれ該液晶性化合物を配向させることを特徴と
    する、液晶性化合物の配向方法。
  2. 【請求項2】水酸基を有する高分子フィルムに対して延
    伸処理とエステル化処理を行った場合の液晶性化合物層
    の配向方向が、該フィルム面に対して概垂直方向に配向
    していることを特徴とする、請求項1に記載の液晶性化
    合物の配向方法。
  3. 【請求項3】エステル化処理がホウ酸化合物を用いてな
    されることを特徴とする、請求項1または2のいずれか
    1項に記載の液晶性化合物の配向方法。
  4. 【請求項4】ホウ酸化合物がオルトホウ酸である、請求
    項3に記載の液晶性化合物の配向方法。
  5. 【請求項5】水酸基を有する高分子フィルムがポリビニ
    ルアルコールまたはその誘導体である、請求項1ないし
    4のいずれか1項に記載の液晶性化合物の配向方法。
  6. 【請求項6】延伸処理とエステル化処理を行った高分子
    フィルムが偏光性を有することを特徴とする、請求項1
    ないし5のいずれか1項に記載の液晶性化合物の配向方
    法。
  7. 【請求項7】液晶性化合物層を形成する方法が、該化合
    物の溶液を、 a)延伸処理とエステル化処理された高分子フィルム、
    または、 b)エステル化処理、次いでラビング処理された高分子
    フィルム上に塗布し、次いで乾燥させる方法である、請
    求項1ないし6のいずれか1項に記載の液晶性化合物の
    配向方法。
  8. 【請求項8】液晶性化合物がサーモトロピック液晶また
    はリオトロピック液晶である、請求項1ないし7のいず
    れか1項に記載の液晶性化合物の配向方法。
  9. 【請求項9】液晶性化合物が液晶状態においてネマチッ
    ク相をとることができる化合物である、請求項8に記載
    の液晶性化合物の配向方法。
  10. 【請求項10】液晶性化合物が紫外線硬化型または熱硬
    化型液晶性化合物である、請求項1ないし9のいずれか
    1項に記載の液晶性化合物の配向方法。
  11. 【請求項11】請求項1ないし10のいずれか1項に記
    載の方法により得られた液晶性化合物層を有する光学フ
    ィルム。
  12. 【請求項12】請求項1ないし10のいずれか1項に記
    載の方法により得られた高分子フィルムを有する請求項
    11に記載の光学フィルム。
  13. 【請求項13】請求項11または12のいずれか1項に
    記載の光学フィルムを有する画像表示装置。
  14. 【請求項14】画像表示装置が、液晶表示装置である請
    求項13に記載の画像表示装置。
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