JP2002325797A - 開放型の使い捨ておむつ - Google Patents

開放型の使い捨ておむつ

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JP2002325797A
JP2002325797A JP2001131703A JP2001131703A JP2002325797A JP 2002325797 A JP2002325797 A JP 2002325797A JP 2001131703 A JP2001131703 A JP 2001131703A JP 2001131703 A JP2001131703 A JP 2001131703A JP 2002325797 A JP2002325797 A JP 2002325797A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起立した着用者に対する着用操作が容易であ
り、着用操作に手間取ることがない使い捨ておむつを提
供する。 【解決手段】 表面シート4と裏面シート5との間に吸
液性コア6が介在し、後胴周り域28の端縁8の側に偏
在して後胴周り域28の両側縁9から横方向外方へ延び
る第1および第2着用ベルト10,11を有する開放型
の使い捨ておむつ1であり、横方向へ延びる第1受止部
材15,16が、第1および第2着用ベルト10,11
の肌非当接面3に取り付けられ、第2着用ベルト11の
第1受止部材16に着脱可能な第1止着部材17が、第
1着用ベルト10の横方向外端部10aにおける肌当接
面2に取り付けられ、第1および第2着用ベルト10,
11の第1受止部材15,16に着脱可能な第2止着部
材19が、前胴周り域26の端縁7近傍における肌当接
面2に取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、***物を吸収、保
持する開放型の使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−70143号公報は、透液
性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸液性コア
が介在し、後胴周り域の両側縁から横方向外方へ延びる
一対のテープファスナと、後胴周り域の両側縁から横方
向外方へ延びる一対の着用ベルトと、前胴周り域におけ
る裏面シートの外面に取り付けられたターゲットテープ
とを有し、着用ベルトがテープファスナの外面の側に重
ならない位置に配設された開放型の使い捨ておむつを開
示している。
【0003】このおむつの着用手順は、以下のとおりで
ある。着用者は、おむつを自分の背側に配置して着用ベ
ルトを胴部に巻き付け、腹側でベルトを連結させてそれ
を胴部に固定する。次に、おむつの前胴周り域を股間部
に通して腹側に移動させ、テープファスナの横方向外端
部をターゲットテープに止着して前胴周り域と後胴周り
域とを連結する。このおむつは、ベルトを利用しておむ
つを着用者の胴部に吊下げながら着用することができる
ので、起立した状態でのおむつの着用操作が容易であ
り、かつ、ベルトを着用者の胴部に固定する操作とテー
プファスナをターゲットテープに止着する操作とを着用
者の腹側で行うことができるという効果を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】同号公報に開示のおむ
つでは、起立した着用者がそれを着用するときに、前胴
周り域を一方の手で持ちながら、他方の手でテープファ
スナをターゲットテープに止着しなければならず、テー
プファスナをターゲットテープに止着する操作を両手で
行うことができない。また、このおむつでは、テープフ
ァスナをターゲットテープに止着する前に前胴周り域を
放してしまうと、前胴周り域が起立した着用者の股下へ
向かって垂れ下がり、再び前胴周り域を持ち直さなけれ
ばならず、おむつの着用操作に手間取る場合がある。
【0005】本発明の課題は、起立した着用者に対する
着用操作が容易であり、着用操作に手間取ることがない
使い捨ておむつを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の前提は、透液性表面シートと、不透液性裏面
シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとか
ら構成され、縦方向に第1および第2胴周り域と、それ
ら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、前記第1お
よび第2胴周り域を横方向へ延びる両端縁と、前記縦方
向へ延びる両側縁とを有し、前記第1胴周り域の端縁の
側に偏在して該第1胴周り域の両側縁から横方向外方へ
延びる第1および第2着用ベルトを有する開放型の使い
捨ておむつである。
【0007】かかる前提における本発明の特徴は、前記
横方向へ延びる第1受止部材が、前記第1および第2着
用ベルトの肌非当接面に取り付けられ、前記第2着用ベ
ルトの第1受止部材に着脱可能な第1止着部材が、前記
第1着用ベルトの横方向外端部における肌当接面に取り
付けられ、前記第1および第2着用ベルトの第1受止部
材に着脱可能な第2止着部材が、前記第2胴周り域の端
縁近傍における前記肌当接面に取り付けられており、前
記第2着用ベルトの第1受止部材に前記第1着用ベルト
の第1止着部材を止着してそれら着用ベルトを互いに連
結させた後、前記第1および第2着用ベルトの第1受止
部材に前記第2胴周り域の第2止着部材を止着してそれ
ら着用ベルトに該第2胴周り域を連結させることにあ
る。
【0008】本発明の実施の態様の一例としては、前記
第1および第2着用ベルトが、前記第1胴周り域の端縁
から該第1胴周り域の縦方向中央部へ達する縦寸法を有
し、前記第1受止部材が、前記第1および第2着用ベル
トの縦寸法と略同一の縦寸法を有する。
【0009】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記おむつが、前記股下域の側に偏在して前記第1胴周
り域の両側縁から前記横方向外方へ延びる第1および第
2フラップと、前記第2胴周り域の前記肌非当接面に取
り付けられた第2受止部材とを有し、前記第2受止部材
に着脱可能な第3止着部材が、前記第1および第2フラ
ップの横方向外端部における前記肌当接面に取り付けら
れ、前記第2受止部材に前記第3止着部材を止着して前
記第2胴周り域に前記第1および第2フラップを連結さ
せる。
【0010】本発明の実施の態様の他の一例としては、
第1および第2受止部材が、互いに着脱可能なフック部
材とループ部材とのうちのいずれか一方から形成され、
第1〜第3止着部材が、フック部材とループ部材とのう
ちのいずれか他方から形成されている。
【0011】本発明の実施の態様の他の一例としては、
第1および第2受止部材が、可撓性のプラスチックフィ
ルムから形成され、第1〜第3止着部材が、前記肌当接
面と前記肌非当接面とに塗布された粘着剤から形成され
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、本発明にか
かる開放型の使い捨ておむつの詳細を説明すると、以下
のとおりである。
【0013】図1,2は、肌当接面2の側から示すおむ
つ1の部分破断斜視図と、図1のA−A線断面図とであ
り、図3は、図2のB−B線端面図である。図1では、
横方向を矢印Xで示し、縦方向を矢印Yで示す。なお、
肌当接面2とは、おむつ1を着用した着用者の肌に対向
する面をいい、肌非当接面3とは、着用者の肌に非対向
の面をいう。
【0014】おむつ1は、透液性表面シート4と、不透
液性裏面シート5と、それらシート4,5の間に介在す
る吸液性コア6とから構成されている。コア6は、表面
シート4と裏面シート5との少なくとも一方に接合され
ている。
【0015】おむつ1は、縦方向に前胴周り域26およ
び後胴周り域28と、前後胴周り域26,28の間に位
置する股下域27とを備え、前胴周り域26を横方向へ
延びる前端縁7と、後胴周り域28を横方向へ延びる後
端縁8と、縦方向へ延びる両側縁9とを有する。両側縁
9は、股下域27において横方向内方へ向かって弧を画
いている。
【0016】おむつ1は、後端縁8の側に偏在して後胴
周り域28の両側縁9から横方向外方へ延びる第1およ
び第2着用ベルト10,11と、股下域27の側に偏在
して後胴周り域28の両側縁9から横方向外方へ延びる
第1および第2フラップ12,13と、おむつ1の肌当
接面2を縦方向へ延びる実質的に不透液性の防漏カフ1
4とを有する。
【0017】第1および第2着用ベルト10,11は、
着用者の胴周りを囲繞した状態でそれら着用ベルト1
0,11を互いに連結させることが可能な横寸法を有す
るとともに、後端縁8から後胴周り域28の縦方向中央
部へ達する縦寸法を有する。
【0018】第1および第2着用ベルト10,11の肌
非当接面3には、それら着用ベルト10,11の縦寸法
および横寸法と略同一の縦寸法L1および横寸法L2を
有するループ部材15,16(第1受止部材)が取り付
けられている。第1着用ベルト10の横方向外端部10
aにおける肌当接面2には、ループ部材16に着脱可能
に止着するフック部材17(第1止着部材)が取り付け
られている。
【0019】前胴周り域26の肌非当接面3には、横方
向へ所与寸法離間して前胴周り域26の両側縁9近傍を
縦方向へ延びるループ部材18(第2受止部材)が取り
付けられている。前胴周り域26の前端縁7近傍におけ
る肌当接面2には、ループ部材15,16に着脱可能に
止着するフック部材19(第2止着部材)が取り付けら
れている。
【0020】第1および第2フラップ12,13は、横
寸法が第1および第2着用ベルト10,11のそれより
も短いものである。第1および第2フラップ12,13
の横方向外端部12a,13aにおける肌当接面2に
は、ループ部材18に着脱可能に止着するフック部材2
0(第3止着部材)が取り付けられている。
【0021】第1および第2着用ベルト10,11と第
1および第2フラップ12,13とは、実質的に不透液
性であって非伸縮性のシート部材から形成されている。
第1着用ベルト10と第1フラップ12とは、それらが
一体に作られたもので、それらの横方向内端部10b,
12bが後胴周り域28の側縁9近傍に固着されてい
る。第2着用ベルト11と第2フラップ13とは、それ
らが一体に作られたもので、それらの横方向内端部11
b,13bが後胴周り域28の側縁9近傍に固着されて
いる。
【0022】後端縁8近傍には、横方向へ延びる複数条
の胴周り用弾性部材21が伸長状態で取り付けられてい
る。股下域27における両側縁9近傍には、縦方向へ延
びる複数条の脚周り用弾性部材22が伸長状態で取り付
けられている。
【0023】防漏カフ14は、表面シート4の上方へ起
立性向を有して縦方向へ延びる自由縁部14aと、両側
縁9近傍に固着された固定縁部14bと、横方向内方へ
倒伏した状態でおむつ1の前後端縁7,8近傍に固着さ
れた固定両端部14cとを有する。自由縁部14aに
は、縦方向へ延びる弾性部材23が伸長状態で取り付け
られている。弾性部材23は、自由縁部14aの一部に
被覆されている。
【0024】図1では、おむつ1が表面シート4を内側
にして縦方向へ湾曲し、弾性部材23の収縮によってカ
フ14の自由縁部14aが縦方向へ収縮し、自由縁部1
4aが表面シート4の上方へ起立している。おむつ1で
は、起立したカフ14の自由縁部14aが***物に対す
る障壁を形成し、両側縁9からの***物の漏れを防ぐこ
とができる。
【0025】おむつ1の前後端縁7,8近傍では、表面
シート4の端部4aと裏面シート5の端部5aとがコア
6の両端縁6aから縦方向外方へ延び、それら端部4
a,5aの互いに重なり合う部分が固着されている。カ
フ14の固定両端部14cは、表裏面シート4,5の端
部4a,5aに固着されている。胴周り用弾性部材21
は、表面シート4の端部4aと裏面シート5の端部5a
との間に介在し、それら端部4a,5aに固着されてい
る。
【0026】おむつ1の両側縁9近傍では、表面シート
4の側部4bがコア6の両側縁6bから横方向外方へわ
ずかに延び、表面シート4の側部4bからさらに横方向
外方へ裏面シート5の側部5bとカフ14の固定縁部1
4bとが延びている。側部4bは、側部5bと固定縁部
14bとの間に介在し、それらに固着されている。側部
5bと固定縁部14bとは、それらの互いに重なり合う
部分が固着されている。脚周り用弾性部材22は、裏面
シート5の側部5bとカフ14の固定縁部14bとの間
に介在し、それらに固着されている。
【0027】図4(a)〜(d)は、着用者(図示せ
ず)が起立した状態でおむつ1を着用するときの着用手
順の説明図である。図5は、図4(d)のC−C線断面
図であり、ループ部材16に対するフック部材17の止
着位置を図の下方へ移動させた状態を仮想線で示す。
【0028】着用者がおむつ1を着用するには、図4
(a)の状態にあるおむつ1を自分の背側に配置し、第
1および第2着用ベルト10,11の横方向外端部10
a,11aを腹側に移動させてそれらベルト10,11
を胴部に巻き付ける。着用者は、フック部材17をルー
プ部材16に止着して第1および第2着用ベルト10,
11を連結し、それら着用ベルト10,11を胴部に固
定する。おむつで1は、ループ部材16に対するフック
部材17の止着位置を調節することによって、それら着
用ベルト10,11による着用者の胴部の締め付けを強
くしたり、弱くしたりすることができる。
【0029】次に、着用者は、おむつ1の前胴周り域2
6を自分の股間部に通して腹側に移動させ、フック部材
19をループ部材15,16に止着し、前胴周り域26
を第1および第2着用ベルト10,11に連結する(図
4(c))。着用者は、フック部材20をループ部材1
8に止着し、第1および第2フラップ12,13の横方
向外端部12a,13aを前胴周り域26に連結する
(図4(d))。図4(c)と図4(d)とに示すおむ
つ1には、胴周り開口部24と一対の脚周り開口部25
とが画成されている。
【0030】おむつ1では、着用ベルト10,11を利
用してそれを着用者の胴部に吊下げながら着用すること
ができるので、起立した状態でのおむつ1の着用操作が
容易である。また、おむつ1では、第1および第2着用
ベルト10,11を着用者の胴部に固定した後、前胴周
り域26をそれら着用ベルト10,11に連結するだけ
でよいので、テープファスナをターゲットテープに止着
しなければ前後胴周り域を連結することができない前記
従来技術のおむつよりも着用操作が一層容易である。お
むつ1では、前胴周り域26がそれら着用ベルト10,
11に保持された状態で、第1および第2フラップ1
2,13を前胴周り域26に連結することができるの
で、前胴周り域26に対するそれらフラップ12,13
の連結操作を両手で行うことができる。
【0031】図4(d)の状態にあるおむつ1では、第
1および第2フラップ12,13が前胴周り域26に連
結されているので、その着用中に着用ベルト10,11
に対する前胴周り域26の連結が解除されたとしても、
おむつ1の着用状態を維持することができる。また、お
むつ1では、第1および第2フラップ12,13に取り
付けられたフック部材20のループ部材18に対する止
着位置を調節することにより、脚周り開口25の大きさ
を変えることができる。ゆえに、おむつ1では、股下域
27に延びる両側縁9を着用者の脚周りに密着させるこ
とができ、脚周りからの***物の漏れを防ぐことができ
る。
【0032】おむつ1では、図5に仮想線で示すよう
に、ループ部材15,16に対するフック部材19の止
着位置を図の下方へずらすことで、胴周り開口24中央
から股下域27中央までのおむつ1の股上寸法を寸法L
3から寸法L4に変えることができる。おむつ1では、
ループ部材15,16に対するフック部材19の止着位
置によっておむつ1の股上寸法を変えることができるの
で、股下域27が着用者の股間部から離間した状態でお
むつ1を着用したり、股下域27が着用者の股間部に強
く接触した状態でおむつ1を着用したりすることを防ぐ
ことができる。
【0033】おむつ1では、ループ部材15,16の縦
寸法L1が5〜15cmの範囲にあることが好ましい。
縦寸法L1が5cm未満では、おむつ1の股上寸法をわ
ずかしか変えることができない。縦寸法L1が15cm
を超過すると、着用ベルト10,11の縦寸法が大きく
なり、着用ベルト10,11が着用者の腹側を広範囲に
被覆した状態で前胴周り域26と着用者の肌との間に介
在するので、それら着用ベルト10,11が前胴周り域
26と***物とに対する隔壁となり、前胴周り域26に
おいて***物を吸収することができなくなってしまう。
【0034】おむつ1では、第1および第2着用ベルト
10,11と第1および第2フラップ12,13とが実
質的に不透液性であって弾性伸縮性を有するシート部材
から形成されていてもよい。また、おむつ1では、第1
および第2着用ベルト10,11と第1および第2フラ
ップ12,13とが後胴周り域28の両側縁9に一連に
つながるものでもよい。この場合は、おむつ1を構成す
る表面シート4と裏面シート5との少なくとも裏面シー
ト5が後胴周り域28の両側縁9から横方向外方へ延び
てそれら着用ベルト10,11とそれらフラップ12,
13とを形成することができる。
【0035】おむつ1では、第1および第2着用ベルト
10,11と第1および第2フラップ12,13とが前
胴周り域26に取り付けられるとともに、ループ部材1
8が後胴周り域28の両側縁9近傍における肌非当接面
3に取り付けられ、さらに、フック部材19が後胴周り
域28の後端縁8近傍における肌当接面2に取り付けら
れていてもよい。
【0036】おむつ1では、前胴周り域26を第1およ
び第2着用ベルト10,11に連結させるだけで、おむ
つ1を着用することができるので、第1および第2フラ
ップ12,13とループ部材18との取り付けを省くこ
ともできる。
【0037】おむつ1では、ループ部材に替えて可撓性
のプラスチックフィルムを使用することができ、フック
部材に替えて剥離紙に被覆保護された粘着剤を使用する
ことができる。この場合では、プラスチックフィルムが
第1および第2ベルト10,11の肌非当接面3と前胴
周り域26の肌非当接面3とに固着され、粘着剤が第1
着用ベルト10の横方向外端部10aにおける肌当接面
2と第1および第2フラップ12,13の横方向外端部
12a,13aにおける肌当接面2と前端縁7近傍にお
ける肌当接面2とに塗布される。
【0038】表面シート4には、親水性繊維不織布、ま
たは、微細な多数の開孔を有するプラスチックフィルム
を使用することができる。裏面シート5や第1および第
2着用ベルト10,11、第1および第2フラップ1
2,13には、疎水性繊維不織布、不透液性のプラスチ
ックフィルム、疎水性繊維不織布を重ね合わせた2層の
不織布、疎水性繊維不織布にプラスチックフィルムを固
着した複合シートのいずれかを使用することができる。
防漏カフ14には、疎水性繊維不織布を使用することが
できる。
【0039】裏面シート5や第1および第2着用ベルト
10,11、第1および第2フラップ12,13、防漏
カフ14には、高い耐水性を有するメルトブローン法に
よる繊維不織布を、高い強度を有しかつ柔軟性に富んだ
スパンボンド法による繊維不織布で挟んだ複合不織布を
使用することもできる。
【0040】不織布としては、スパンレース、ニードル
パンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンボン
ド、ケミカルボンド、エアースルー、の各製法により製
造されたものを使用することができる。不織布の構成繊
維としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ
アミド系、の各繊維、ポリエチレン/ポリプロピレン、
または、ポリエチレン/ポリエステルからなる芯鞘型複
合繊維または並列型複合繊維を使用することができる。
【0041】コア6は、フラッフパルプと高吸収性ポリ
マー粒子との混合物、または、フラッフパルプと高吸収
性ポリマー粒子と熱可塑性合成樹脂繊維との混合物であ
り、所要の厚みに圧縮されている。コア6は、ポリマー
粒子の脱落や型崩れを防止するためにその全体がティッ
シュペーパーに被覆されていることが好ましい。ポリマ
ー粒子としては、デンプン系、セルロース系、合成ポリ
マー系のものを使用することができる。
【0042】表裏面シート4,5、第1および第2着用
ベルト10,11、第1および第2フラップ12,1
3、防漏カフ14、ループ部材15,16,18、フッ
ク部材17,19,20、の固着、コア6の接合、弾性
部材21,22,23の取り付けには、ホットメルト型
接着剤、または、ヒートシールや超音波接合等の熱によ
る溶着手段を使用することができる。
【0043】
【発明の効果】本発明にかかる使い捨ておむつによれ
ば、着用ベルトを利用しておむつを着用者の胴部に吊下
げながら着用することができるので、起立した状態での
おむつの着用操作が容易であり、第1および第2着用ベ
ルトを胴部に固定した後、前胴周り域をそれらベルトに
連結するだけでよいので、従来技術のおむつと比較して
着用操作に手間取ることもない。
【0044】このおむつでは、第1受止部材に対する第
2止着部材の止着位置を変えることで、胴周り開口中央
から股下域中央までのおむつの股上寸法を変えることが
できるので、股下域が着用者の股間部から離間した状態
でおむつを着用したり、股下域が着用者の股間部に強く
接触した状態でおむつを着用したりすることを防ぐこと
ができる。
【0045】股下域の側に偏在して後胴周り域の両側縁
から横方向外方へ延びる第1および第2フラップを有す
るおむつでは、その着用中に前胴周り域と着用ベルトと
の連結が解除されたとしても、第1および第2フラップ
が前胴周り域に連結されているので、おむつの着用状態
を維持することができる。また、このおむつでは、第1
および第2フラップ12,13に取り付けられたフック
部材20のループ部材18に対する止着位置を調節する
ことにより、股下域27に延びる両側縁9を着用者の脚
周りに密着させることができ、脚周りからの***物の漏
れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面シートの側から示すおむつの部分破断斜視
図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図2のB−B線端面図。
【図4】おむつを着用するときの着用手順の説明図。
【図5】図4(d)のC−C線断面図。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ 2 肌当接面 3 肌非当接面 4 透液性表面シート 5 不透液性裏面シート 6 吸液性コア 7 前端縁 8 後端縁 9 両側縁 10 第1着用ベルト 10a 横方向外端部 11 第2着用ベルト 12 第1フラップ 12a 横方向外端部 13 第2フラップ 13a 横方向外端部 15 ループ部材(第1受止部材) 16 ループ部材(第1受止部材) 17 フック部材(第1止着部材) 18 ループ部材(第2受止部材) 19 フック部材(第2止着部材) 20 フック部材(第3止着部材) 26 前胴周り域 27 股下域 28 後胴周り域 L1 縦寸法

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透液性表面シートと、不透液性裏面シー
    トと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから構
    成され、縦方向に第1および第2胴周り域と、それら胴
    周り域の間に位置する股下域とを備え、前記第1および
    第2胴周り域を横方向へ延びる両端縁と、前記縦方向へ
    延びる両側縁とを有し、前記第1胴周り域の端縁の側に
    偏在して該第1胴周り域の両側縁から横方向外方へ延び
    る第1および第2着用ベルトを有する開放型の使い捨て
    おむつにおいて、 前記横方向へ延びる第1受止部材が、前記第1および第
    2着用ベルトの肌非当接面に取り付けられ、前記第2着
    用ベルトの第1受止部材に着脱可能な第1止着部材が、
    前記第1着用ベルトの横方向外端部における肌当接面に
    取り付けられ、前記第1および第2着用ベルトの第1受
    止部材に着脱可能な第2止着部材が、前記第2胴周り域
    の端縁近傍における前記肌当接面に取り付けられてお
    り、 前記第2着用ベルトの第1受止部材に前記第1着用ベル
    トの第1止着部材を止着してそれら着用ベルトを互いに
    連結させた後、前記第1および第2着用ベルトの第1受
    止部材に前記第2胴周り域の第2止着部材を止着してそ
    れら着用ベルトに該第2胴周り域を連結させることを特
    徴とする前記おむつ。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2着用ベルトが、前記
    第1胴周り域の端縁から該第1胴周り域の縦方向中央部
    へ達する縦寸法を有し、前記第1受止部材が、前記第1
    および第2着用ベルトの縦寸法と略同一の縦寸法を有す
    る請求項1記載のおむつ。
  3. 【請求項3】 前記おむつが、前記股下域の側に偏在し
    て前記第1胴周り域の両側縁から前記横方向外方へ延び
    る第1および第2フラップと、前記第2胴周り域の前記
    肌非当接面に取り付けられた第2受止部材とを有し、前
    記第2受止部材に着脱可能な第3止着部材が、前記第1
    および第2フラップの横方向外端部における前記肌当接
    面に取り付けられ、前記第2受止部材に前記第3止着部
    材を止着して前記第2胴周り域に前記第1および第2フ
    ラップを連結させる請求項1または請求項2に記載のお
    むつ。
  4. 【請求項4】 第1および第2受止部材が、互いに着脱
    可能なフック部材とループ部材とのうちのいずれか一方
    から形成され、第1〜第3止着部材が、フック部材とル
    ープ部材とのうちのいずれか他方から形成されている請
    求項3記載のおむつ。
  5. 【請求項5】 第1および第2受止部材が、可撓性のプ
    ラスチックフィルムから形成され、第1〜第3止着部材
    が、前記肌当接面と前記肌非当接面とに塗布された粘着
    剤から形成されている請求項3記載のおむつ。
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