JP2002325757A - マルチ・プレート型立体式ctスキャナの間隙の補償方法及び装置 - Google Patents

マルチ・プレート型立体式ctスキャナの間隙の補償方法及び装置

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JP2002325757A JP2001395611A JP2001395611A JP2002325757A JP 2002325757 A JP2002325757 A JP 2002325757A JP 2001395611 A JP2001395611 A JP 2001395611A JP 2001395611 A JP2001395611 A JP 2001395611A JP 2002325757 A JP2002325757 A JP 2002325757A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的廉価で複雑性の少ない相対的に小面積
の複数のX線形式検出器パネル(50〜58)を用い
て、大面積のCT検出器を構成する。 【解決手段】 パネルは、ファン・ビーム(16)を横
断して延在するように並べられる。また、取得時に発生
される共役射線が、共役対の他方の射線がパネル間の間
隙(72)に配向している場合でも検出器パネルの範囲
に入射して収集される信号を発生する少なくとも一つの
射線を必ず含むように寸法が決定される。データが取得
された後に、各々の間隙(72)に跨がって補間を行な
い(124)、次いで、間隙(72)に跨がって補間さ
れたデータを収集された信号と組み合わせて(126、
128)、間隙に配向した射線の各々について逆投影デ
ータを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明の分野はCTスキャナであり、さ
らに具体的には、CT撮像に必要なデータの高速収集を
容易にする立体式(volumetric)CTスキャナである。
【0002】様々な目的に用いられる多くの異なる形式
の医用イメージング・システムが開発されている。おそ
らくイメージング・システムの範疇の最も一般的な形式
として、患者の被撮像部分を横断して検出器パネルに向
かって放射線を照射するX線システムがある。例示的な
X線検出器パネルは、アモルファス・シリコン・アレイ
と結合されたCsIシンチレータを含んでいる。患者の
被撮像領域(すなわち関心領域)に向かって放射線を照
射すると、関心領域が一部の放射線を遮断し、また一部
の放射線は領域を通過してパネルによって収集される。
所与の放射線の射線軌道に沿って領域を通過する放射線
の量は、軌道に沿った組織の種別に依存する。このよう
にして、腫瘍は肉質よりも多くの放射線を遮断し、骨は
腫瘍よりも多くの放射線を遮断し得る等が生ずる。従っ
て、X線システムを用いて患者を通る「投影」を収集す
ることができる。上述の検出器パネルを以後、ディジタ
ル検出器パネルと一般的に呼ぶ。
【0003】もう一つのイメージング・システム形式は
一般的に、計算機式断層写真法(CT)システムと呼ば
れている。例示的なCTシステムは、撮像域の相対向す
る側に装着されている放射線点源と放射線検出器とを含
んでいる。点源は放射線を発生し、放射線はコリメート
されて、撮像域を全体的に横断する軌道に沿って配向し
た複数の放射線の射線を含むファン・ビームとなる。関
心領域は撮像域内に配置される。放射線源をオンにする
と、関心領域は一部の放射線を遮断し、また一部の放射
線は領域を通過して検出器によって収集される。X線シ
ステムの場合と同様に、所与の放射線の射線軌道に沿っ
て関心領域を通過する放射線の量は、軌道に沿った組織
の種別に依存する。
【0004】CTシステムでは、線源及び検出器は、領
域を通る放射線「投影」が関心領域を中心とした多数の
角度について収集され得るように関心領域の周りを回転
する。フィルタ補正逆投影法を用いて関心領域を通る立
体空間に対応する複数の投影を結合することにより、領
域空間の3次元断層画像が形成される。
【0005】CTイメージング・システムを構成する最
良の方式を決定する際には、システムの相対経費及び得
られる画像の画質を含めて幾つかの要因に配慮しなけれ
ばならない。
【0006】図2には、撮像域21の相対向する側に配
置されている例示的なCT線源14及び検出器18が示
されている。線源14はコリメートされて、複数の射線
(別個に番号付けしない)を有するビーム16を形成す
る。典型的な人体の胴部22の検査のためには、50c
mの視野(FOV)が必要とされる。如何なるCTシス
テムでも、システムの幾何構成によって拡大率(線源対
検出器距離の線源対イソセンタ(ISO)24距離に対
する比として定義される)が生じ、ファン・ビームを横
断する検出器アレイ18の寸法は関心領域位置でのFO
Vよりも必然的に大きくなる。例示的なCTシステムで
は、拡大率は約1.7であり、図示のように最小の検出
器パネル幅は85cmとなる。
【0007】CT検出器を構築する一つの方法は、図2
に示すように、照射線源14を中心とする円弧を描くよ
うに多数のCT検出器素子(別個に番号付けしない)を
構成するものである。例示的な検出器18は、並進軸又
はZ軸に対して垂直に並んだ素子を8行といった多数で
含んでいてよく、各々の行はファン・ビーム幅に沿って
(すなわち図2に示すような85cmの幅に沿って)数
百の素子を含んでいてよい。検出器素子自体に加えて、
各々の検出器素子には、素子が発生した信号を処理用の
ディジタル信号へ変化させるための取得サーキットリ
(回路要素)が設けられる。かかる素子は、隣接する素
子の間に間隙(ギャップ)が本質的に存在せず、従っ
て、診断に有用な画像を形成するために利用可能なデー
タを容易に収集し得るように構築され構成されることが
できて有利である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにして構築
されたCT検出器に関する一つの問題点は、素子及び対
応する取得サーキットリの数のために全体的な構成が極
めて高価になることである。加えて、線源に対して素子
の位置を保持する構造は比較的複雑である場合が多い。
【0009】膨大数の検出器素子及び対応する取得サー
キットリを必要とする検出器に関するこれらの問題点を
克服する一つの解決法は、単一シリコン・ウェーハ型の
上述のディジタル検出器に似た検出器を設けることであ
る。このようにすると、幅85cmを有する一つのディ
ジタル検出器を用いてすべての取得データを収集するこ
とができ、これにより、別個の素子及び取得回路による
経費が回避される。
【0010】ディジタル検出器は極めて有用であるが、
残念なことに、かかる検出器を構築するのに必要とされ
るシリコン・ウェーハ又はパネルは、比較的小さい長さ
寸法及び幅寸法でしか大量生産されていない。ウェーハ
の寸法が検出器の寸法を決め、従ってFOVを決める。
このように、幅85cmを有する大量生産のディジタル
検出器パネルは存在しない。かかるパネルのために大面
積のシリコン・ウェーハを製造することはできようが、
かかる大面積のウェーハの一貫した製造品質を達成し得
るか否かは疑わしく、またかかる試みに関連する経費は
極端に高い。
【0011】一つの解決法は、FOV全体よりも小さい
範囲にわたってデータを収集する検出器パネルを構成す
ると共に、関心領域を中心として180°を上回る角度
にわたって線源及びパネルを回転させることである。例
えば、完全FOVの2分の1よりも僅かに大きい幅寸法
を有する検出器パネルを構成することができる。かかる
パネルについては、アーティファクトのない画像を形成
するデータを収集するためには360°の回転が必要と
なる。
【0012】2分の1FOVのパネルは完全FOVのパ
ネルよりも廉価であるが、やはり、かかるパネルは比較
的大きく、大量生産のシリコン・ウェーハを用いたので
は構成することができず、従って、依然として相対的に
高価である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の例示的な実施形
態は、相対的に小面積の複数のディジタル検出器パネル
で構成された大面積のCT検出器を含む装置を含んでい
る。パネルは、ファン・ビームを横断して延在するよう
に並設態様で、且つデータ取得時に発生される共役射線
が、共役対の他方の射線がパネル間の間隙に向かって配
向している場合でも検出器パネルの範囲に入射(subten
d)して収集される信号を発生する少なくとも一つの射
線を必ず含むように寸法決定され構成されている。
【0014】本発明はまた、上述の検出器と共に用いら
れる方法を含んでいる。この方法は、データが取得され
た後に、各々の間隙に跨がって補間を行なって修正され
たデータ集合を形成し、次いで、間隙に跨がって補間さ
れたデータを含む修正されたデータ集合を、間隙に向か
って配向した射線と共役関係にある射線に対応する収集
された信号と組み合わせて、間隙に配向した射線の各々
について逆投影データを生成することを含んでいる。
【0015】本発明のこれらの側面及び他の側面は、以
下の説明から明らかとなろう。以下の説明では、本書の
一部を成し発明の好適実施形態を示す図面を参照する。
かかる実施形態は、本発明の全範囲を必ずしも表わして
いる訳ではなく、このため、本発明の範囲を理解するた
めには本書の特許請求の範囲を参照する。
【0016】
【発明の実施の形態】図1及び図2には、計算機式断層
写真(CT)イメージング・システム10が、「第3世
代」CTスキャナに典型的なガントリ12を含むものと
して示されている。ガントリ12はX線源14を有し、
X線源14は、X線ビーム16をガントリ12の対向す
る側に設けられている検出器アレイ18に向かって投射
する。検出器アレイ18は複数のX線パネル20によっ
て形成されており、検出器パネル20は一括で、物体又
は関心領域22、例えば患者の領域を通過した投射X線
を検知する。X線投影データを取得するための1回の走
査の間に、ガントリ12及びガントリ12に装着されて
いる構成部品は、回転中心又はイソセンタ24の周りを
回転する。
【0017】ガントリ12の回転及びX線源14の動作
は、CTシステム10の制御機構26によって制御され
ている。制御機構26は、X線制御器28とガントリ・
モータ制御器30とを含んでおり、X線制御器28はX
線源14に電力信号及びタイミング信号を供給し、ガン
トリ・モータ制御器30はガントリ12の回転速度及び
位置を制御する。制御機構26内に設けられているデー
タ取得システム(DAS)32が検出器パネル20から
のアナログ・データをサンプリングして、各々のパネル
の面を横断して何処でX線が検出されたかを決定し、検
出位置をディジタルCT信号へ変換して、このディジタ
ルCT信号をCT数として後続の処理のために大容量記
憶装置38に記憶させる。データ取得中又はデータ取得
後のいずれかに、画像再構成器34が、サンプリングさ
れてディジタル化されたX線データをDAS32から受
け取るか、或いは記憶装置38からデータを検索して、
後に詳述する高速画像処理を実行し、1以上の画像を形
成する。これらの画像はコンピュータ36へ供給され、
コンピュータ36は後続の検査のために大容量記憶装置
38に画像を記憶させる。
【0018】コンピュータ36はまた、キーボードを有
するコンソール40を介して操作者から指令及び走査用
パラメータを受け取る。付設されている表示器42によ
って、操作者は、画像及びコンピュータ36からのその
他のデータを観測することができる。操作者が供給した
指令及びパラメータはコンピュータ36によって用いら
れて、DAS32、X線制御器28及びガントリ・モー
タ制御器30に制御信号及び情報を供給する。加えて、
コンピュータ36は、モータ式テーブル46を制御する
テーブル・モータ制御器44を動作させて、患者22を
ガントリ12内でZ軸15に沿って配置する。このよう
にして、テーブル46は患者22の各部をガントリ開口
48を通して軸15に沿って移動させる。
【0019】図2、図3及び図4には、本発明による例
示的な検出器アレイ18が図示されている。検出器アレ
イ18は、X線検出器又はディジタル検出器の形式の複
数のパネル50、52、54、56及び58を含んでい
る。すべてのパネル50〜58は同じように構築されて
おり、従って、簡略化のため、ここでは中央のパネル5
4についてのみ若干詳細に説明する。ここで述べる以外
の点でのパネル54のようなパネルの構築及び動作はC
T業界で周知であるので、本書では立ち入らない。
【0020】一実施形態では、パネル54は、アモルフ
ァス・シリコン・アレイ62に結合されているCsIシ
ンチレータ60を含んでいると述べておけば十分であろ
う。結晶60は、幅寸法W及び長さ寸法Lを有する本質
的に平坦な入射表面64を画定している。X線が表面6
4に入射すると、結晶60は「閃光を発生(シンチレー
ト)」して、アレイ62によって検出される光を生成す
る。光を吸収すると、アレイ62は信号を発生し、これ
らの信号を用いて吸収されたX線のエネルギを決定する
と共に、X線が入射した表面64に沿った正確な位置を
決定することができる。パネル54はまた、アレイ62
に結合されており、検出されたX線に関連するエネルギ
及びX線入射点の両方を識別するアレイ62からの信号
を受け取る取得サーキットリ(図示されていない)を含
んでいる。各々のX線のエネルギ及び入射点は、処理及
び記憶のためにコンピュータ36へ供給される。このた
めに、コンピュータ36は、データ処理及びシステム管
理用のプロセッサ37を含んでいる。
【0021】続けて図2、図3及び図4を参照すると、
パネル50、52、54、56及び58は、各パネルの
幅寸法Wがファン・ビーム16に沿って並ぶように並設
態様で配列されている。従って、各々のパネル(例えば
参照番号54)及び対応するシリコン・アレイ(例えば
参照番号62)を85cmのFOVの全体にわたって延
在させたり、或いはFOVの2分の1であれ延在させた
りしなければならないのではなく、各々の幅寸法WをF
OVの小部分にわたって延在させるだけでよい。例え
ば、図3では、85cmのFOVの要件及び図示のよう
な5つのパネルを想定すると、各々のパネルの幅寸法は
約17cmあればよい。さらに少数の又はさらに多数の
パネルを用いる他の実施形態では、呼応してパネルの幅
寸法Wを上方又は下方に調節する。所要の長さ寸法Lは
比較的小さい。このように、本発明の構成によれば、長
さL及び幅Wの各寸法は比較的小さく、従って、シリコ
ン・ウェーハ62を用いた標準的な大量生産のディジタ
ル検出器パネルを用いて、85cmのFOV又はさらに
広いFOVでも容易に収容することができる。
【0022】図3及び図4に示す構成は前述のFOVの
問題点を克服するが、パネル54のような大量生産のデ
ィジタル検出器パネルは、パネル自体のFOVを収容す
るようにのみ構成されており、隣接する他の類似のパネ
ルと共に相対的に大きいFOVを収容するようには構成
されていない。この理由から、幾つかのパネル・ハード
ウェア(例えば、パネル密閉構成部品、取得サーキット
リ用の読み出し線等)が長さL及び幅Wの各寸法を超え
て横方向に延在している。この理由から、パネル50、
52、54、56及び58が可能な限り近接して配置さ
れてアレイ18を形成している場合でも、各々の2つの
隣接するパネルの間には有限の間隙が存在することにな
る。例えば、図3及び図4には、隣接するパネルの間の
間隙が参照番号70、72、74及び76によって示さ
れている。
【0023】断層像再構成の観点からは、パネルの間に
間隙が存在すること、従って投影サンプルが収集されな
いことは極めて望ましくなく、得られる画像の診断有用
性を大幅に損なう画像アーティファクトを生じ易い。例
えば、図5には、検出器アレイを形成するように配列さ
れている多数のCT検出器素子を含む従来のCTシステ
ムで形成された肋骨ファントムの画像が示されている。
図5の画像は間隙をシミュレートしないで形成されてい
るので、画像は比較的良質である。
【0024】また、図6には、図5の画像を形成したも
のと同じ従来のCTシステムを用いて形成された肋骨フ
ァントム画像が示されているが、ここでは間隙シミュレ
ーションを行なった。間隙(例えば図3及び図4の参照
番号70)をシミュレートするために、従来の検出器ア
レイにおいて、パネル方式システムの間隙の位置に対応
する幾つかの検出器素子の読み取り値をゼロに設定し
た。図6では、100mmずつ離隔した9mmの間隙を
シミュレートした。シミュレートされた9mmという間
隙寸法は、パネル方式検出器に生ずる可能性のある間隙
よりも遥かに大きいことに留意されたい。本発明のロバ
スト性を示し、また、本発明を用いないシステムに関連
する問題点を明瞭に例示するためにこの過大な間隙を選
択した。
【0025】間隙は、間隙と間隙との間の間隔が放射線
源に関して対称に配列されるようにしてシミュレートさ
れた。例えば、アレイの中央の100mm分を構成する
中央検出器を、中央のファン・ビーム射線が中央の検出
器の中心部の範囲に入射するように配列した。いずれの
方向でも中央検出器の中心部から逸れた位置では、中央
の検出器に関して対称に間隙を配列した。明らかに、図
6の画像は、幾つかの画像アーティファクト、具体的に
は丸い円を含んでおり、これらのアーティファクトはシ
ミュレートされた間隙からの直接の結果であり、得られ
る画像の診断有用性を最低限にまで損なう。
【0026】CT業界では周知のように、360°の回
転にわたってデータを収集すると、取得されたデータは
潜在的に、関心領域を通る各々のビーム軌跡について、
第一の軌跡方向に沿った射線に対応する一つのサンプル
又は信号と、第一の方向と反対の第二の軌跡方向に沿っ
た射線に対応するもう一つのサンプル又は信号とから成
る二つのデータ・サンプル及び得られるデータ信号を含
む。反対に配向した射線を一般的には共役射線と呼ぶ。
従って、間隙に関連するアーティファクトの問題点を克
服する一つの解決法として、間隙のため収集されていな
いサンプル又は信号を、共役射線に対応する収集された
サンプル又は信号で補足することが考えられる。
【0027】本発明者は、パネル方式アレイに関する一
つの問題点は、パネルが幾つかの方式で構成されている
場合に、共役射線対の第一の射線がデータ取得時に間隙
に向かって配向していると、共役射線対の第二の射線も
また間隙に向かって配向し、共役射線のいずれも取得時
に検出されなくなることを認識した。この理由から、か
かる構成を構築する場合には共役による補足は本質的に
不可能である。結局、共役対の両方の射線が間隙に向か
って配向するという結果を生ずる一群の構成には、図6
の画像を形成すべくシミュレートしたように、間隙が検
出器アレイの中心に関して対称に配列されているすべて
のパネル構成が含まれる。
【0028】従って、本発明者が開発した一つの概念
は、共役射線の各々の対の少なくとも一方がパネルの入
射表面の範囲に入射して検出され、これにより、共役の
収集されていない信号の共役補足に用いることのできる
収集されたデータ信号を発生させるように検出器パネル
50〜58をずらす(オフセットさせる)ものである。
実際には、オフセットにより、二つの収集されていない
信号の代わりに、一つの収集されたデータ信号と一つの
収集されていない信号とを含む「不完全共役サンプル
対」が得られる。
【0029】この目的に沿って図4を続けて参照して述
べると、幅寸法Wに沿った中点90がパネル54を二分
しており、射線100がイソセンタ点24を通過する中
央ビーム射線となっている。図示のように、パネル54
は、射線100に対してオフセット距離92だけ右方に
シフトされている。様々な異なる距離92の任意のもの
を選択してよいが、一つの制限は、このシフトは、第一
の射線が間隙の範囲に入射するときにはこの第一の射線
の共役射線は間隙の範囲に入射せず、不完全共役サンプ
ル対が得られるように間隙(例えば参照番号70及び7
2)を配置させるものでなければならないということで
ある。
【0030】加えて、図ではやや分かりにくいが、横方
向に設けられたパネル50、52、56及び58の各々
の相対位置もまた、二つの方法で修正されている。第一
に、これらのパネルの各々は、中央のパネルのシフト9
2に合わせて右方にシフトされていると共に、小さい間
隙70及び72を保持している。第二に、各パネルを線
源14から本質的に等距離に保持するために、横方向に
設けられた各々のパネルの角度は、アレイ18が線源1
4を中心とする円弧を形成するように僅かに変更されて
いる。
【0031】パネル50〜58の各々が同一の幅Wを有
するものとして図示されているが、幾つかの実施形態で
は、各パネルが異なる幅を有し得ることが思量されてい
る。例えば、アレイ18は距離92だけ右方に全体的に
シフトされているので、中央射線100の右側のアレイ
18の全体寸法は、中央射線100の左側のアレイ18
の全体寸法よりも大きくなる。シフトがあっても射線1
00の両側の全体寸法の間の対称性を保持するために、
射線100の左側の1以上のパネル(例えば参照番号5
0又は52)が、射線100の右側の1以上のパネル
(例えば参照番号56又は58)よりも大きい幅寸法W
を有していてもよい。
【0032】加えて、各々の共役射線対の少なくとも一
方が、間隙内に入射せずにパネルの入射表面64の範囲
に確実に入射するようにパネル幅Wを選択してもよい。
このように、上述のように中央パネルをシフトさせ、ま
た対応する横方向パネルを配置し直しても、各々の共役
射線対について少なくとも一つの収集された信号を発生
するパネル構成が得られない可能性もあるので、各々の
間隙の配置を他の各々の間隙の配置と組み合わせて考慮
して、所望の結果(すなわち、各々の共役対について少
なくとも一つの収集されたサンプル)を確実に得るよう
にしなければならないことが判明した。従って、パネル
50〜58の幅が、任意の共役対の両方の射線が間隙の
範囲に入射するように寸法決定されているならば、1以
上のパネル幅Wをアレイ設計段階時に変更してこの問題
点を回避することができる。
【0033】本質的に、設計方法論は、取得データが共
役サンプル対及び不完全対を含み(すなわち少なくとも
一つの収集された信号を含む)、信号が全く収集されな
いような共役対が存在しないように、間隙位置の軌跡が
互いに入れ違いになっている(インタリーブしている)
ようなパネル寸法を選択してパネルを構成することを必
要とする。
【0034】続けて図4を参照すると、すべてのパネル
50〜58を本質的に密封する放射線透過性密閉カバー
180が示されている。参照番号180に示したような
カバーは、シリコン系検出器パネルに必要とされる。す
べてのパネルに対して単一の密閉カバー180を設ける
ことにより、パネル間の間隙を最小限にすることができ
る。代替的には、各々のパネル50〜58を別個に密閉
してもよい(図4の参照番号182を参照)。この密閉
方法を選択すると間隙の寸法は大きくなるが、検出器ア
レイ18全体に影響を与えずに別個のパネルを保守する
ことのできるさらに実用的なシステムが得られる。
【0035】本発明のもう一つの観点は、本発明のアレ
イ構成を用いて収集される信号を処理して高品質で且つ
診断に有用な画像を形成する方法である。この目的のた
めに、一実施形態のデータ処理工程は、補間法、加重
法、及びこの後に公知のフィルタ補正逆投影法を含む。
【0036】第一に、間隙のため収集されない信号が生
ずる場合には、間隙に隣接する射線に対応するデータ又
は信号を間隙に跨がって補間する。この目的のために、
間隙に隣接する射線を近接射線と呼び、パネルの端辺の
範囲に入射する射線によって発生される信号を近接信号
と呼ぶものとする。投影内の高周波数情報内容を保存す
るために、一実施形態では、ラグランジュ補間器のよう
な高次補間方式を用いる。補間を実行する対象の領域は
設計者の選択事項である。
【0037】補間が必要とされる理由は、補間を行なわ
ないと、間隙に対応する投影サンプルに割り当てる加重
をゼロにせざるを得ず、加重過程及び最終的な画像の品
質に悪影響を及ぼし得るからである。明確に述べると、
間隙にゼロの寄与を割り当てると、各々の間隙のいずれ
かの側の加重されるべき移行領域がかなり増大し、これ
により、最終的な画像の雑音が増大する。補間過程の結
果として、パネルの範囲に入射する射線に対応する収集
された信号と、間隙に対応する補間された信号とを含む
修正されたデータ集合が得られる。
【0038】補間の後に、得られた補間された信号及び
「共役の収集された信号」(すなわち、補間された信号
が、共役対の第一の射線である特定の射線軌跡に関連し
ている場合に、当該共役対の第二の射線に対応する信号
である共役の収集された信号)は加重され、これによ
り、フィルタ補正及び逆投影目的のためのデータが生成
される。アーティファクトのない再構成を確実に行なう
ために、一実施形態では、加重関数は、次の二つの条件
を満たすものとする。第一に、加重関数は、間隙に跨が
る有限の寸法の範囲内で(すなわちファン角度γに沿っ
て)連続で且つ微分可能でなければならない。第二に、
共役サンプル又は共役信号についての各加重を加算する
と1単位にならなければならない。
【0039】図7には、加重法のための移行領域及びウ
ィンドウ関数Γを定義する目的で例示的な間隙72の幾
何形状の理解に有用なように拡大した図として二つのパ
ネル54及び56が図示されている。図7では、第nの
間隙72の中心をファン角度γnによって識別してお
り、この中心の周囲の移行領域160は、間隙72の両
辺を通り越して両方向に延在し、隣接する検出器パネル
54及び56に部分的に進入している。移行領域160
は、−γaとγaとの間の区域である。移行領域160内
部の副領域が、隣接するパネル54とパネル56との間
の間隔を画定しており、−γbとγbとの間に位置してい
る。γa及びγbは、各々の間隙についての加重領域を画
定している。移行領域160及び副領域170をそれぞ
れこのように定義すると、有用なウィンドウ関数Γを下
記のように定義することができる。
【0040】Γ(γ)=3θ2(γ)−2θ3(γ)
【0041】
【数7】
【0042】ウィンドウをこのように定義すると、一実
施形態では、加重関数を次の方程式によって記述するこ
とができる。
【0043】
【数8】
【0044】ここで、Nは検出器アレイに存在する間隙
の数であり、γnは間隙の中心であり、ξは補間された
投影サンプルの最終的な画像への寄与量を制御するパラ
メータであり、zは軸24に沿った検出の位置であり、
βは中央ファン・ビーム100によって画定される角度
である。
【0045】再び図7を参照すると、パネル(例えば参
照番号54及び56)の配置の背後にある一般的な概念
は、各々の共役射線対の少なくとも一方が、間隙を通過
することとは対照的に検出器の範囲に入射することを確
実にするものであるが、移行領域は間隙の幅よりも広い
ので、本発明の少なくとも一つの実施形態では、各々の
共役射線対の少なくとも一方の射線が非移行領域の検出
器部分の範囲に入射するようにパネルを配置し構成する
ことを理解されたい。このように、例えば図7ではパネ
ル54の右端は間隙72に対応する移行領域の範囲内に
ある。同様に、パネル54の左端は間隙70に対応する
移行領域の範囲内にある。いずれの移行領域にも属さな
いパネル端間の間隔140は、非移行領域の検出器又は
パネル部分を構成している。同様に、他の各々のパネル
の端部は、隣接する間隙に対応する移行領域の範囲内に
あり、これらの部分の間のパネル部分は非移行部分にあ
る。本実施形態によれば、パネルは、共役射線対の一方
が間隙の一つに向かって配向している場合には、当該対
の他方の射線は非移行領域のパネル部分(例えば参照番
号140)の範囲に入射するように構成されていなけれ
ばならない。
【0046】実験結果によれば、上述の教示に従って構
成されたパネルを用いることにより、アーティファクト
減少に大きな改善が観測されることが判明した。現実的
な間隙寸法(例えば1mm)をシミュレートした場合に
は、アーティファクトは本質的に全く観測されなかっ
た。9mmの間隙をシミュレートした場合に得られる画
像は、図5に示したものと本質的に同様である。
【0047】ここで図8を参照すると、本発明による例
示的な方法が示されている。処理ブロック120で開始
して、横方向に連ねられた隣接するX線パネルを含む検
出器アレイを設けており、ここで、パネルは、データ取
得時に検出される各々の共役射線対の少なくとも一方の
射線が移行領域の外部に位置する検出器パネルの部分の
範囲に入射するように各々の二つの隣接するパネルの間
の間隙を配置するような構成及び寸法で設けられてい
る。次に、図1を併せて参照すると、関心領域(すなわ
ち検出されるべき患者の領域)をガントリ12の内部で
線源14と検出器18との間に配置した状態で、線源1
4をオンにして、検出器18がデータの収集を開始し、
線源14及び検出器18がガントリ12の周りで回転し
て関心領域の周りに2π回転(すなわち360°)分の
データを収集するようにする。
【0048】2πの回転についてデータが収集された後
に、図2を併せて参照すると、コンピュータ36内のプ
ロセッサが間隙(例えば参照番号70)の各々に跨がる
補間を行なう。続けて、ブロック126において、プロ
セッサ27は、上の式(1)及び式(2)によって記述
された加重関数を適用して、間隙に配向した射線の各々
についての推定された信号を発生する。ブロック128
において、プロセッサは、加重後のデータをフィルタ補
正及び逆投影して画像を形成し、表示器42を介してこ
の画像を観察することができる。
【0049】以上に述べた方法及び装置は例示的なもの
であるに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない
こと、また当業者であれば本発明の範囲に含まれる様々
な改変を施し得ることを理解されたい。例えば、上述の
実施形態は、補間及び加重を含むデータ処理を教示して
いるが、パネル間の間隙が極く小さい場合には、加重過
程を必要とせずに補間のみで診断品質の画像を形成し得
ることが判明している。また、このことに関して、補間
のみが必要とされ加重は必要とされない程度に間隙が小
さい場合には、加重目的のための共役射線は必要でない
ので、π+2γ°の間にデータを収集するだけでよい。
例えば、間隙が1mmである場合には、補間されたデー
タに加重を施さないでも得られる画像は比較的高品質の
ものとなった。
【0050】加えて、上には示さなかったが、当技術分
野では、パネル54のようなX線検出器は何らかの態様
で密閉されなければならないことが公知である。本発明
は、アレイ18内の各々のパネルが別個に密閉されてい
る構成、又はすべてのパネルが単一の密閉部材内に密閉
されているその他の構成を思量している。
【0051】さらに、アレイ18は平坦なものとして図
示されているが、システムによっては平坦なアレイを含
むものもある。本発明の概念を平坦なアレイ構成にも適
用することができるのは明らかである。
【0052】加えて、図7には移行領域及び副領域の一
つの分割法を図示しているが、副領域がさらに大きい若
しくは小さい、又は移行領域がさらに大きい若しくは小
さいといった他の分割法も思量される。
【0053】さらに、本発明と共に任意の補間関数又は
加重関数を用いることができる。
【0054】本発明の範囲を公衆に周知するために、特
許請求の範囲を掲げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CTイメージング・システムの遠近図である。
【図2】図1に示すシステムのブロック概略図である。
【図3】パネル方式検出器アレイを示す概略図である。
【図4】図3のアレイの上面遠近図である。
【図5】例示的な肋骨ファントム画像の図である。
【図6】図5の画像と同様の例示的な肋骨ファントム画
像であるが、本発明の少なくとも一つの実施形態の利点
を適用していない場合の図である。
【図7】図4と同様の図であるが、図4に示すアレイの
比較的小さい部分を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態による方法を示す流れ図で
ある。
【符号の説明】
10 CTシステム 12 ガントリ 14 X線源 15 Z軸 16 X線ビーム 18 検出器アレイ 20 検出器パネル 21 撮像域 22 関心領域 24 イソセンタ 42 表示器 46 モータ式テーブル 48 ガントリ開口 50、52、54、56、58 パネル 60 CsIシンチレータ 62 アモルファス・シリコン・アレイ 64 パネル表面 70、72、74、76 パネル間間隙 90 パネルの中点 92 オフセット距離 100 中央ビーム射線 140 移行領域に属さない間隔 160 移行領域 170 副領域 180 放射線透過性密閉カバー 182 パネル別密閉カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シェリク・ブルケス アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、サセ ックス、サウス・リッジビュー・サーク ル、エヌ74・ダブリュー23201番 (72)発明者 チアン・シェー アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、ブル ックフィールド、ウエスト・ケズウィッ ク・コート、19970番 (72)発明者 ジョン・マイケル・サボル アメリカ合衆国、ウィスコンシン州、サセ ックス、カーディナル・コート、エヌ54・ ダブリュー24838番 Fターム(参考) 4C093 AA22 CA32 EB12 EB13 EB18 EB19 FD07 FD08 FD12

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅及び厚みを有する放射線ファン・ビー
    ム(16)を発生する放射線源(14)と共に用いら
    れ、ビーム射線の強度信号を収集する計算機式断層写真
    法(CT)検出器装置であって、 パネル幅(W)及びパネル長(L)を各々有し、パネル
    ・アレイ(18)を形成するように並設構成で並置され
    ている少なくとも第一及び第二のディジタル検出器パネ
    ル(50、52)であって、各々のパネル長は本質的に
    全検出域の厚みにわたって延在しており、合計パネル幅
    は本質的に全検出域の幅にわたって延在している、少な
    くとも第一及び第二のディジタル検出器パネル(50、
    52)を備えた計算機式断層写真法検出器装置。
  2. 【請求項2】 前記ファン・ビーム(16)は、ファン
    ・ビーム投影角度(β)を画定する中央射線(100)
    と該中央射線(100)の両側にファン角度(γ)を画
    定する複数の横射線とを含んでおり、取得時に、前記線
    源及びアレイ(18)の各々が複数の投影角度から信号
    を収集するように撮像域(22)の周囲を回転し、各々
    の投影角度及びファン角度は前記撮像域(22)を通る
    射線軌道を画定しており、取得時に、第一及び第二の反
    対に配向した射線を含む共役対が各々の軌道に沿って配
    向しており、前記第一及び第二のパネル(50、52)
    は該パネルの間に間隙(74)を形成しており、移行領
    域(170)が少なくとも前記間隙の面積を含んでお
    り、少なくとも幾つかの射線が前記移行領域(170)
    に向かって配向しており、前記パネル(50、52)
    は、各々の共役対について、前記第一の射線が前記移行
    領域(170)に向かって配向している場合には前記第
    二の射線が非移行領域パネル部分(140)の範囲に入
    射して、前記軌道について得られる信号が不完全共役信
    号対を構成するように配列されている請求項1に記載の
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第一及び第二のパネル(50、5
    2)に隣接して配列されている追加のパネル(54、5
    6、58)をさらに含んでおり、各々の二つの隣接する
    パネル(52、54)は該パネルの間に、各々の間隙
    (70)に対応する別個の移行領域(170)が当該間
    隙(70)を含むように間隙(70)を形成しており、
    取得時に、少なくとも幾つかの前記射線が各々の移行領
    域に配向しており、前記パネルは、各々の共役対につい
    て、前記第一の射線が移行領域(170)に配向してい
    る場合には前記第二の射線が非移行領域パネル部分(1
    40)の範囲に入射して、前記軌道について得られる信
    号が不完全共役信号対を構成するように配列されている
    請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記パネル(54)の一つは中央パネル
    であり、前記中央射線(100)は前記中央パネル(5
    4)の範囲に入射し、前記中央パネル(54)は前記パ
    ネル幅(w)を二分する中点(90)を含んでおり、前
    記中央射線(100)は前記中点からオフセット(9
    2)している請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記パネル(50〜58)は前記線源
    (14)を中心とする円弧を形成するように配列されて
    いる請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 間隙(72)に近接した射線は、近接信
    号を発生する近接射線であり、前記装置は、補間された
    信号及び収集された信号を含む修正されたデータ集合を
    形成するように前記間隙(72)に跨がって前記近接信
    号を補間する(124)プロセッサ(37)をさらに含
    んでいる請求項3に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第二の射線に対応する前記信号は収
    集された信号であり、前記装置は、各々の不完全対につ
    いて、少なくとも前記収集された信号及び前記第一の射
    線に対応する補間された信号の関数である前記第一の射
    線についての推定された信号を発生する(126)プロ
    セッサ(37)をさらに含んでいる請求項6に記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 補間(124)の後に、前記プロセッサ
    (37)は、前記推定された信号を発生するように前記
    補間された信号及び前記収集された信号に加重する(1
    26)請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記プロセッサ(37)は、下記の式 【数1】 を解くことにより前記修正されたデータ集合及び収集さ
    れた信号に加重し(126)、ここで、Nは前記検出器
    アレイに存在する間隙の数であり、γnは間隙の中心で
    あり、ξは前記補間された信号の最終的な画像への寄与
    量を制御するパラメータであり、zはシステム並進軸に
    沿った検出の位置であり、βは前記中央ファン・ビーム
    により画定される角度であり、Γは下記の式Γ(γ)=
    3θ2(γ)−2θ3(γ)により定義されるウィンドウ
    関数であり、ここで、 【数2】 であり、ここで、γa及びγbは各々の間隙(72)につ
    いての加重領域を画定している請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 各々のパネル(50)がアモルファス
    ・シリコン・パネル(60)を含んでいる請求項1に記
    載の装置。
  11. 【請求項11】 前記アレイ(18)全体を包囲する放
    射線透過性密閉カバー(180)が設けられている請求
    項1に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記検出器パネル(50〜58)の各
    々に別個の放射線透過性密閉カバー(180、182)
    が設けられている請求項1に記載の装置。
  13. 【請求項13】 幅及び厚みを有し、ファン・ビーム投
    影角度(β)を画定する中央射線(100)と該中央射
    線の両側にファン角度(γ)を画定する複数の横射線と
    を含んでいる放射線ファン・ビーム(16)を発生する
    放射線源(16)と、パネル幅(W)及びパネル長
    (L)を各々有し、各々の二つの隣接するパネルの間に
    間隙(70、72)を有するパネル・アレイ(18)を
    形成するように並設構成で並置されている少なくとも第
    一及び第二のディジタル検出器パネル(50、52)を
    含む検出器アレイ(18)とを含んでいるシステムと共
    に用いられる方法(図8)であって、各々のパネル長は
    本質的に全検出域の厚みにわたって延在しており、合計
    パネル幅は本質的に全検出域の幅にわたって延在してお
    り、データ取得時に、前記線源及びアレイ(18)の各
    々が複数の投影角度から射線強度信号を収集するように
    撮像域(22)の周囲を回転し、各々の投影角度(β)
    及びファン角度(γ)は前記撮像域(22)を通る射線
    軌道を画定しており、データ取得時に、第一及び第二の
    反対に配向した射線を含む共役射線対が各々の射線軌道
    に沿って配向しており、各々の二つの隣接するパネル
    (54、56)は該パネルの間に、データ取得時に前記
    線源と当該間隙(72)の各々との間の射線軌道につい
    てデータが収集されないような間隙(72)を形成して
    おり、 各々の射線軌道について、前記第一の射線が間隙(7
    2)に向かって配向している場合には前記第二の射線が
    パネル(54、56)の範囲に入射して、前記軌道につ
    いて得られる信号が収集された信号を含む不完全共役信
    号対を構成するように前記パネル(54、56)を配列
    する工程(120)と、 データ取得の後に、各々の不完全対について、前記第二
    の射線についての推定された信号を発生するように前記
    収集された信号を用いる工程(124、126)とを備
    えた方法。
  14. 【請求項14】 各々の不完全対について、各々の第一
    の射線は収集されていない信号に対応しており、前記間
    隙(72)に近接する射線は近接射線であって近接信号
    を発生し、前記方法は、前記間隙(72)に向かって配
    向した各々の射線についての補間された信号と収集され
    た信号とを含む修正されたデータ集合を形成するように
    前記間隙(72)に跨がって前記近接信号を補間する工
    程(122)をさらに含んでいる請求項13に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 前記用いる工程は、前記推定された信
    号を発生するように前記補間された信号及び前記収集さ
    れた信号に加重する工程(124)を含んでいる請求項
    14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記加重する工程(124)は、下記
    の式 【数3】 を解く(124)ことにより加重する工程を含んでお
    り、ここで、Nは前記検出器アレイに存在する間隙の数
    であり、γnは間隙の中心であり、ξは前記補間された
    信号の最終的な画像への寄与量を制御するパラメータで
    あり、zはシステム並進軸に沿った検出の位置であり、
    βは前記中央ファン・ビームにより画定される角度であ
    り、Γは下記の式 Γ(γ)=3θ2(γ)−2θ3(γ) により定義されるウィンドウ関数であり、ここで、 【数4】 であり、ここで、γa及びγbは各々の間隙(72)につ
    いての加重領域を画定している請求項15に記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 支持部(12)と、 回転軸(24)及び撮像域(22)の周囲を回転するよ
    うに前記支持部(10)に装着されており、幅及び厚み
    を有し、ファン・ビーム投影角度(β)を画定する中央
    射線(100)と該中央射線(100)の両側にファン
    角度(γ)を画定する複数の横射線とを含んでいる放射
    線ファン・ビーム(16)を発生する放射線源(14)
    と、 パネル幅(W)及びパネル長(L)を各々有し、前記軸
    (24)の周囲を回転するように前記線源(14)に対
    向して前記支持部(12)に装着されているパネル・ア
    レイ(18)を形成するように並設構成で並置されてい
    る少なくとも第一及び第二の検出器パネル(54、5
    6)であって、各々のパネル長は本質的に全検出域の厚
    みにわたって延在しており、合計パネル幅は本質的に全
    検出域の幅にわたって延在しており、取得時に、前記線
    源及びアレイ(18)の各々が複数の投影角度(β)か
    ら信号を収集するように前記撮像域(22)の周囲を回
    転し、各々の投影角度(β)及びファン角度(γ)は前
    記撮像域(22)を通る射線軌道を画定しており、デー
    タ取得時に、反対に配向した第一及び第二の射線を含む
    共役射線対が各々の射線軌道に沿って配向しており、隣
    接するパネルは該パネルの間に、取得時に前記線源と当
    該間隙(72)の各々との間の射線軌道について信号が
    収集されないような間隙(72)を形成しており、当該
    パネル(54、56)は、各々の射線軌道について、前
    記第一の射線が間隙(72)の範囲に入射している場合
    には前記第二の射線がパネル(54、56)の範囲に入
    射して、前記軌道について得られる信号が不完全共役信
    号対を構成するように配列されており、各々の不完全対
    について、パネルの範囲に入射した前記射線に対応する
    前記信号が収集された信号となる、少なくとも第一及び
    第二の検出器パネル(54、56)と、 前記信号を受け取って、各々の不完全対について、少な
    くとも前記収集された信号の関数として前記第二の射線
    についての推定された信号を発生する(124、12
    6)プロセッサ(37)とを備えた計算機式断層写真法
    (CT)システム(10)。
  18. 【請求項18】 各々の不完全対について、前記第一の
    射線は収集されていない信号に対応しており、前記間隙
    (72)に近接する射線は近接信号を発生する近接射線
    であり、前記プロセッサ(37)は、修正されたデータ
    集合を形成するように前記間隙(72)に跨がって前記
    近接信号を補間し(124)、次いで、前記推定された
    信号を発生するように前記修正されたデータ集合に加重
    する(126)ことにより前記推定された信号を発生す
    る請求項17に記載のCTシステム。
  19. 【請求項19】 前記プロセッサ(37)は、下記の式 【数5】 に従って前記修正されたデータ集合に加重し(12
    6)、ここで、Nは前記検出器アレイに存在する間隙の
    数であり、γnは間隙の中心であり、ξは前記補間され
    た信号の最終的な画像への寄与量を制御するパラメータ
    であり、zはシステム並進軸に沿った検出の位置であ
    り、βは前記中央ファン・ビームにより画定される角度
    であり、Γは下記の式 Γ(γ)=3θ2(γ)−2θ3(γ) により定義されるウィンドウ関数であり、ここで、 【数6】 であり、ここで、γa及びγbは各々の間隙(72)につ
    いての加重領域を画定している請求項18に記載のCT
    システム。
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