JP2002323892A - 演奏装置 - Google Patents

演奏装置

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JP2002323892A
JP2002323892A JP2001127518A JP2001127518A JP2002323892A JP 2002323892 A JP2002323892 A JP 2002323892A JP 2001127518 A JP2001127518 A JP 2001127518A JP 2001127518 A JP2001127518 A JP 2001127518A JP 2002323892 A JP2002323892 A JP 2002323892A
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JP
Japan
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performance
operator
automatic performance
unit
chord
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Application number
JP2001127518A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sato
浩 佐藤
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 演奏操作子により指示された音高をコードに
応じて変更することができる演奏装置を提供することを
課題とする。 【解決手段】 本発明の演奏装置は、コードを順に記憶
するコード進行記憶部(105)と、コード進行記憶部
から順にコードを読み出すコード読出し部(104)
と、演奏者が少なくとも音高を指示するための演奏操作
子(103)と、コード読出し部により読み出されたコ
ードに応じて、演奏操作子により指示された音高を修正
する音高修正部(109)と、音高修正部により修正さ
れた音高の発音を指示するための音源部(110)とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演奏装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的に、楽曲は、アドリブ等によって
多少メロディが変更されることはあるが、基本的に最初
からコード進行が決まっており、変更されることはな
い。演奏者は、テンポ、強さ(音量)、音色等を指示し
て演奏する。特に、一般の電子鍵盤楽器では、主にテン
ポ、強さを制御することにより、種々の演奏が可能にな
り、演奏の楽しさがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】鍵盤楽器に精通してい
ない人は、1曲分のコード進行を記憶し、さらにそのコ
ードに即したメロディを弾いたり、コードを弾くことは
困難である。
【0004】また、半自動演奏装置では、伴奏のコード
は自動的に進行し、メロディは演奏者の演奏操作により
進行する。その際、伴奏の強さは、演奏者が演奏するメ
ロディの強さに応じて決定される。しかし、コードが変
わる拍でメロディ演奏が行われない場合、伴奏の強さを
決定できないので、予め設定されたデフォルトの伴奏の
強さで伴奏する。このため、伴奏パートとメロディパー
トとが不自然な音量バランスになることがある。
【0005】また、従来の自動演奏において、伴奏の強
さやテンポは、予め設定されており、演奏者が演奏中に
変えることはできない。
【0006】本発明の目的は、演奏操作子により指示さ
れた音高をコードに応じて変更することができる演奏装
置を提供することである。本発明の他の目的は、演奏制
御操作子によりコード進行タイミングを指示することが
できる演奏装置を提供することである。本発明のさらに
他の目的は、演奏制御操作子により自動演奏データのベ
ロシティを指示することができる演奏装置を提供するこ
とである。本発明のさらに他の目的は、演奏制御操作子
により自動演奏のテンポを指示することができる演奏装
置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点によれ
ば、コードを順に記憶するコード進行記憶部と、前記コ
ード進行記憶部から順にコードを読み出すコード読出し
部と、演奏者が少なくとも音高を指示するための演奏操
作子と、前記コード読出し部により読み出されたコード
に応じて、前記演奏操作子により指示された音高を修正
する音高修正部と、前記音高修正部により修正された音
高の発音を指示するための音源部とを有する演奏装置が
提供される。
【0008】本発明の他の観点によれば、コードを順に
記憶するコード進行記憶部と、コード進行タイミングを
指示するための演奏制御操作子と、前記演奏制御操作子
が操作されると、前記コード進行記憶部から次のコード
を読み出すコード読出し部と、前記コード読出し部によ
り読み出されたコードに応じて自動演奏を行う自動演奏
部とを有する演奏装置が提供される。
【0009】本発明のさらに他の観点によれば、ベロシ
ティを含む自動演奏データを記憶する自動演奏データ記
憶部と、自動演奏データのベロシティを指示するための
第1の演奏制御操作子と、前記自動演奏データ記憶部か
ら読み出した自動演奏データのベロシティを前記第1の
演奏制御操作子により指示されたベロシティに修正する
自動演奏データ修正部と、前記自動演奏データ修正部に
より修正された自動演奏データに応じて自動演奏を行う
自動演奏部とを有する演奏装置が提供される。
【0010】本発明のさらに他の観点によれば、自動演
奏データを記憶する自動演奏データ記憶部と、自動演奏
のテンポを指示するための第1の演奏制御操作子と、前
記第1の演奏制御操作子の操作間隔に応じて自動演奏の
テンポを決定するテンポ決定部と、前記テンポ決定部に
より決定されたテンポで、前記自動演奏データ記憶部内
の自動演奏データの自動演奏を行う自動演奏部とを有す
る演奏装置が提供される。
【0011】本発明によれば、演奏操作子により指示さ
れた音高をコードに調和する音高に変更することができ
る。また、演奏制御操作子によりコード進行タイミング
をリアルタイムで指示し、そのコード進行タイミングで
自動演奏を行うことができる。また、演奏制御操作子に
より自動演奏データのベロシティを指示できるので、メ
ロディパートの音符がなくても、適切なベロシティで自
動演奏を行うことができる。また、演奏制御操作子によ
り自動演奏のテンポを指示することができるので、リア
ルタイムで自動演奏のテンポを変更することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は本発明
の第1の実施形態による電子楽器(演奏装置)の構成で
あり、図2はその処理を示すフローチャートである。
【0013】ステップS201では、演奏補助モードに
する。例えば、パネル101上のスイッチを押すことに
より、演奏補助モードにする。
【0014】ステップS202では、操作者が所定の操
作子のうちから演奏制御操作子を選択する。例えば、パ
ネル101を用いて、コード進行タイミングを制御する
演奏制御操作子として、鍵盤(第1鍵〜第88鍵)、ダ
ンパーペダル、ソフトペダルのうちから1つを選択す
る。この演奏制御操作子は、本来の操作子の機能を殺す
ものであるので、なるべく使用しない操作子を選択する
ことが望ましい。例えば、ソフトペダルや第1鍵や第8
8鍵が好ましい。操作子割付部102は、パネル101
上の操作に応じて操作子の中から1つの演奏制御操作子
103を割り付ける。
【0015】ステップS203では、ユーザが演奏しよ
うとする曲のコード(和音)をパネル101又は鍵盤1
08で順に入力し、コード進行記憶部105に記憶させ
る。なお、既に入力されているコード進行データを選択
して、コード進行記憶部105に記憶させてもよい。
【0016】ステップS204では、自動演奏スタート
スイッチが押されたか否かをチェックする。押された
ら、ステップS205へ進む。
【0017】ステップS205では、コード読出し部1
04がコード進行記憶部105から最初のコードを読み
出し、自動演奏部106及び演奏データ修正部109へ
出力する。自動演奏部106は、自動演奏データ記憶部
107から自動演奏データを読み出し、コードに応じた
自動演奏データを音源部110へ出力する。音源部11
0は、その自動演奏データに応じた楽音信号をサウンド
システム111に出力して発音させる。これにより、自
動演奏が行われる。なお、自動演奏データ記憶部107
は、コード以外の自動演奏データを記憶する。
【0018】ステップS206では、ユーザが鍵盤(演
奏操作子)108を操作すると、キーオン情報が生成さ
れる。演奏データ修正部109は、コード読出し部10
4により読み出されたコードに応じて、鍵盤108によ
り指示されたキーオン情報内の音高を修正する。すなわ
ち、鍵盤108で打鍵された鍵の音高がコードに調和し
ないときには、その鍵の音高をコードに調和する音高に
修正し、音源部110へ出力する。音源部110は、演
奏データ修正部109が出力する音高、及び鍵盤108
のキーオン情報内のベロシティ等に応じて楽音信号を生
成し、サウンドシステム111に出力して発音させる。
【0019】ステップS207では、演奏制御操作子1
03が操作されると、コード読出し部104は、コード
進行記憶部105から次のコードを読み出し、自動演奏
部106及び演奏データ修正部109へ出力する。自動
演奏部106及び演奏データ修正部109の処理は、上
記と同様である。このように、演奏制御操作子103の
操作タイミングにより、コード進行タイミングを制御す
ることができる。
【0020】ステップS208では、自動演奏データ記
憶部107から自動演奏の終了データが読み出されたか
否かをチェックする。終了データでなければ、ステップ
S206へ戻り、上記の処理を繰り返す。終了データで
あれば、処理を終了する。なお、自動演奏の途中でスト
ップスイッチを押せば、いつでも自動演奏を終了させる
ことができる。
【0021】本実施形態によれば、演奏制御操作子を操
作することにより、コード進行タイミングをリアルタイ
ムで制御することができる。また、コード進行記憶部1
05にコード進行を記憶させておくことにより、ユーザ
はコード進行を覚える必要がなくなると共に、コード進
行を間違うことがなくなる。また、鍵盤上の演奏操作に
より指示される音高がコードに調和するように修正され
るので、不調和音を出すことなくメロディ演奏又はアド
リブ演奏を行うことができる。
【0022】(第2の実施形態)図3は本発明の第2の
実施形態による電子楽器(演奏装置)の構成であり、図
4はその処理を示すフローチャートである。
【0023】ステップS401では、演奏補助モードに
する。例えば、パネル301上のスイッチを押すことに
より、演奏補助モードにする。
【0024】ステップS402では、操作者が所定の操
作子のうちから演奏制御操作子を選択する。演奏制御操
作子は、自動演奏のベロシティ(強さ)及びコード進行
タイミングを指示するための操作子である。例えば、パ
ネル301を用いて、鍵盤(第1鍵〜第88鍵)、ダン
パーペダル、ソフトペダルのうちから演奏制御操作子を
1つ選択する。この演奏制御操作子は、本来の操作子の
機能を殺すものであるので、なるべく使用しない操作子
を選択することが望ましい。操作子割付部302は、パ
ネル301上の操作に応じて操作子の中から1つの演奏
制御操作子303を割り付ける。
【0025】ステップS403では、所望の自動演奏デ
ータを選択する。自動演奏データは、自動演奏のテン
ポ、コード進行、ベロシティ(強さ)、メロディデータ
等を含む曲データである。
【0026】ステップS404では、自動演奏スタート
スイッチが押されたか否かをチェックする。押された
ら、ステップS405へ進む。
【0027】ステップS405では、演奏制御操作子3
03が操作されると、自動演奏データ修正部306が、
自動演奏データ記憶部308から自動演奏データを読み
出し、自動演奏データのベロシティを修正し、自動演奏
部307へ出力する。具体的には、自動演奏データ修正
部306は、演奏制御操作子(例えば第1鍵)303の
ベロシティを検出し、自動演奏データのベロシティをそ
の検出したベロシティに修正する。自動演奏データ修正
部306は、演奏制御操作子303によりベロシティが
指示されると、次に演奏制御操作子303によりベロシ
ティが指示されるまでの間、自動演奏データ記憶部30
8から順次自動演奏データを読み出して、指示されたベ
ロシティに修正する。なお、自動演奏データ記憶部30
8は、コード以外の自動演奏データを記憶する。
【0028】また、演奏制御操作子303が操作される
と、コード読出し部304は、コード進行記憶部305
からコードを読み出し、自動演奏部307へ出力する。
コード進行記憶部305は、曲のコード進行を順に記憶
している。自動演奏部307は、自動演奏データ修正部
306から自動演奏データを入力し、コード読出し部3
04が読み出したコードに応じた自動演奏データを音源
部310へ出力する。音源部310は、その自動演奏デ
ータに応じた楽音信号をサウンドシステム311に出力
して発音させる。これにより、自動演奏が行われる。こ
のように、演奏制御操作子303は、自動演奏データの
ベロシティ及びコード進行タイミングを指示することが
できる。
【0029】ユーザが鍵盤(演奏操作子)309を打鍵
すると、キーオン情報(音高情報及びベロシティ情報を
含む)が生成される。音源部310は、そのキーオン情
報に応じた楽音信号をサウンドシステム311に出力し
て発音させる。これにより、メロディパートのマニュア
ル演奏が行われる。
【0030】ステップS406では、自動演奏データ記
憶部308から自動演奏の終了データが読み出されたか
否かをチェックする。終了データでなければ、ステップ
S405へ戻り、上記の処理を繰り返す。終了データで
あれば、処理を終了する。なお、自動演奏の途中でスト
ップスイッチを押せば、いつでも自動演奏を終了させる
ことができる。
【0031】本実施形態によれば、演奏制御操作子を操
作することにより、自動演奏データのベロシティ(強
さ)及びコード進行タイミングをリアルタイムで制御す
ることができる。また、演奏制御操作子により自動演奏
データのベロシティを指示できるので、メロディパート
の音符がなくても、適切なベロシティで自動演奏を行う
ことができる。演奏者は、メロディパートのベロシティ
と自動演奏の伴奏パートのベロシティのバランスを任意
に変更することができる。
【0032】(第3の実施形態)図5は本発明の第3の
実施形態による電子楽器(演奏装置)の構成であり、図
6はその処理を示すフローチャートである。
【0033】ステップS601では、演奏補助モードに
する。例えば、パネル501上のスイッチを押すことに
より、演奏補助モードにする。
【0034】ステップS602では、操作者が所定の操
作子のうちから第1及び第2の演奏制御操作子を選択す
る。第1の演奏制御操作子は、自動演奏データのベロシ
ティ及びコード進行タイミングを指示するための操作子
である。第2の演奏制御操作子は、自動演奏のテンポを
指示するための操作子である。例えば、パネル501を
用いて、鍵盤(第1鍵〜第88鍵)、ダンパーペダル、
ソフトペダルのうちから第1及び第2の演奏制御操作子
を選択する。第1及び第2の演奏制御操作子は、本来の
操作子の機能を殺すものであるので、なるべく使用しな
い操作子を選択することが望ましい。操作子割付部50
2は、パネル501上の操作に応じて操作子の中から第
1及び第2の演奏制御操作子503a,503bを割り
付ける。
【0035】ステップS603では、ユーザが演奏しよ
うとする曲のコードをパネル501又は鍵盤509で順
に入力し、コード進行記憶部505に記憶させる。な
お、既に入力されているコード進行データを選択して、
コード進行記憶部505に記憶させてもよい。
【0036】ステップS604では、自動演奏の設定を
行う。例えば、スタイル及びテンポ等の設定を行う。自
動設定するようにしてもよい。
【0037】ステップS605では、自動演奏スタート
スイッチが押されたか否かをチェックする。押された
ら、ステップS606へ進む。
【0038】ステップS606では、コード読出し部5
04がコード進行記憶部505から最初のコードを読み
出し、自動演奏部508及び演奏データ修正部510へ
出力する。自動演奏部508は、自動演奏データ記憶部
506から自動演奏データ修正部507を介して自動演
奏データを読み出し、コードに応じた自動演奏データを
音源部511へ出力する。音源部511は、その自動演
奏データに応じた楽音信号をサウンドシステム512に
出力して発音させる。これにより、自動演奏が行われ
る。なお、自動演奏データ記憶部506は、コード以外
の自動演奏データを記憶する。
【0039】ステップS607では、ユーザが鍵盤(演
奏操作子)509を操作すると、キーオン情報が生成さ
れる。演奏データ修正部510は、コード読出し部50
4により読み出されたコードに応じて、鍵盤509によ
り指示されたキーオン情報内の音高を修正する。すなわ
ち、鍵盤509で打鍵された鍵の音高がコードに調和し
ないときには、その鍵の音高をコードに調和する音高に
修正し、音源部511へ出力する。音源部511は、演
奏データ修正部510が出力する音高及びベロシティ等
に応じて楽音信号を生成し、サウンドシステム512に
出力して発音させる。
【0040】ステップS608では、第1の演奏制御操
作子503aが操作されると、コード読出し部504
が、コード進行記憶部505から次のコードを読み出
し、自動演奏部508及び演奏データ修正部510へ出
力する。自動演奏部508及び演奏データ修正部510
の処理は、上記と同様である。このように、第1の演奏
制御操作子503aの操作により、コード進行タイミン
グを指示することができる。
【0041】また、第1の演奏制御操作子503aが操
作されると、自動演奏データ修正部507が、自動演奏
データ記憶部506から自動演奏データを読み出し、自
動演奏データのベロシティを修正し、自動演奏部508
へ出力する。具体的には、自動演奏データ修正部507
は、第1の演奏制御操作子(例えば第1鍵)503aの
ベロシティを検出し、自動演奏データのベロシティをそ
の検出したベロシティに修正する。自動演奏データ修正
部507は、第1の演奏制御操作子503aによりベロ
シティが指示されると、次に第1の演奏制御操作子50
3aによりベロシティが指示されるまでの間、自動演奏
データ記憶部506から順次自動演奏データを読み出し
て、指示されたベロシティに修正する。第1の演奏制御
操作子503aの操作により、コード進行タイミングの
他、自動演奏データのベロシティも指示することができ
る。
【0042】ステップS609では、第2の演奏制御操
作子503bが所定時間内に連続して操作されると(例
えば、ソフトペダルが所定時間内に連続して踏まれる
と)、最初に操作された時と次に操作された時の時間間
隔によりテンポを算出し、自動演奏のテンポを決定す
る。すなわち、自動演奏データ修正部507は、第2の
演奏制御操作子503bの操作間隔が所定時間以内のと
きのみ自動演奏のテンポを決定する。自動演奏部508
は、そのテンポに応じて、上記と同様に、自動演奏デー
タを音源部511へ出力し、指示されたテンポで自動演
奏させる。
【0043】ステップS610では、自動演奏データ記
憶部506から自動演奏の終了データが読み出されたか
否かをチェックする。終了データでなければ、ステップ
S607へ戻り、上記の処理を繰り返す。終了データで
あれば、処理を終了する。自動演奏の途中でストップス
イッチを押せば、いつでも自動演奏を終了させることが
できる。
【0044】なお、上記の第1の演奏制御操作子503
aは、例えば第1鍵等の1つの操作子である必要はな
く、例えば第1鍵〜第16鍵等の複数の操作子を含む鍵
域であってもよい。第1の演奏制御操作子503aとし
て鍵盤の低音域(例えば第1鍵〜第16鍵)を選択すれ
ば、その低音域内であればどの鍵を押してもよくなるの
で、第1の演奏制御操作子503aの操作が容易にな
り、ユーザは演奏に集中できるようになる。他の演奏制
御操作子としても、複数の操作子を選択してもよい。
【0045】上記の第1の演奏制御操作子503a及び
第2の演奏制御操作子503bは、1つの共通操作子を
共用してもよい。その共通操作子の操作間隔が所定時間
以内であれば第2の演奏制御操作子としてテンポを指示
し、共通操作子の操作間隔が所定時間より長ければ第1
の演奏制御操作子としてコード進行タイミング及びベロ
シティを指示する。上記の所定時間は、例えば、1小節
の70%の時間であり、次式により決めることができ
る。
【0046】(テンポ/60)×(拍子の分子/拍子の
分母)×拍子の分子×0.7[秒]
【0047】本実施形態によれば、第1の演奏制御操作
子の操作により自動演奏データのベロシティ及びコード
進行タイミングを指示し、第2の演奏制御操作子の操作
により自動演奏のテンポを指示することができるので、
演奏者が容易かつ自由に楽曲を演奏できるようになる。
【0048】本実施形態は、コンピュータがプログラム
を実行することによって実現することができる。また、
プログラムをコンピュータに供給するための手段、例え
ばかかるプログラムを記録したCD−ROM等の記録媒
体又はかかるプログラムを伝送するインターネット等の
伝送媒体も本発明の実施形態として適用することができ
る。上記のプログラム、記録媒体及び伝送媒体は、本発
明の範疇に含まれる。
【0049】なお、上記実施形態は、何れも本発明を実
施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに
過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に
解釈されてはならないものである。すなわち、本発明は
その技術思想、またはその主要な特徴から逸脱すること
なく、様々な形で実施することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、演
奏操作子により指示された音高をコードに調和する音高
に変更することができる。また、演奏制御操作子により
コード進行タイミングをリアルタイムで指示し、そのコ
ード進行タイミングで自動演奏を行うことができる。ま
た、演奏制御操作子により自動演奏データのベロシティ
を指示できるので、メロディパートの音符がなくても、
適切なベロシティで自動演奏を行うことができる。ま
た、演奏制御操作子により自動演奏のテンポを指示する
ことができるので、リアルタイムで自動演奏のテンポを
変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による電子楽器の構成
を示す図である。
【図2】第1の実施形態による電子楽器の処理を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態による電子楽器の構成
を示す図である。
【図4】第2の実施形態による電子楽器の処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施形態による電子楽器の構成
を示す図である。
【図6】第3の実施形態による電子楽器の処理を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
101 パネル 102 操作子割付部 103 操作子 104 コード読出し部 105 コード進行記憶部 106 自動演奏部 107 自動演奏データ記憶部 108 鍵盤 109 演奏データ修正部 110 音源部 111 サウンドシステム 301 パネル 302 操作子割付部 303 操作子 304 コード読出し部 305 コード進行記憶部 306 自動演奏データ修正部 307 自動演奏部 308 自動演奏データ記憶部 309 鍵盤 310 音源部 311 サウンドシステム 501 パネル 502 操作子割付部 503a,503b 操作子 504 コード読出し部 505 コード進行記憶部 506 鍵盤 507 自動演奏データ修正部 508 自動演奏部 509 鍵盤 510 演奏データ修正部 511 音源部 512 サウンドシステム

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードを順に記憶するコード進行記憶部
    と、 前記コード進行記憶部から順にコードを読み出すコード
    読出し部と、 演奏者が少なくとも音高を指示するための演奏操作子
    と、 前記コード読出し部により読み出されたコードに応じ
    て、前記演奏操作子により指示された音高を修正する音
    高修正部と、 前記音高修正部により修正された音高の発音を指示する
    ための音源部とを有する演奏装置。
  2. 【請求項2】 さらに、コード進行タイミングを指示す
    るための演奏制御操作子と、 前記コード読出し部により読み出されたコードに応じて
    自動演奏を行う自動演奏部とを有し、 前記コード読出し部は、前記演奏制御操作子が操作され
    ると、前記コード進行記憶部から次のコードを読み出す
    請求項1記載の演奏装置。
  3. 【請求項3】 さらに、操作者の指示により所定の操作
    子の中から前記演奏制御操作子を割り付ける操作子割付
    部を有する請求項2記載の演奏装置。
  4. 【請求項4】 前記演奏制御操作子は複数あり、前記コ
    ード読出し部は、前記演奏制御操作子のうちの少なくと
    も1つが操作されると、前記コード進行記憶部から次の
    コードを読み出す請求項3記載の演奏装置。
  5. 【請求項5】 コードを順に記憶するコード進行記憶部
    と、 コード進行タイミングを指示するための演奏制御操作子
    と、 前記演奏制御操作子が操作されると、前記コード進行記
    憶部から次のコードを読み出すコード読出し部と、 前記コード読出し部により読み出されたコードに応じて
    自動演奏を行う自動演奏部とを有する演奏装置。
  6. 【請求項6】 ベロシティを含む自動演奏データを記憶
    する自動演奏データ記憶部と、 自動演奏データのベロシティを指示するための第1の演
    奏制御操作子と、 前記自動演奏データ記憶部から読み出した自動演奏デー
    タのベロシティを前記第1の演奏制御操作子により指示
    されたベロシティに修正する自動演奏データ修正部と、 前記自動演奏データ修正部により修正された自動演奏デ
    ータに応じて自動演奏を行う自動演奏部とを有する演奏
    装置。
  7. 【請求項7】 前記自動演奏データ修正部は、前記第1
    の演奏制御操作子によりベロシティが指示されると、次
    のベロシティが指示されるまでの間、前記自動演奏デー
    タ記憶部から順次自動演奏データを読み出して前記指示
    されたベロシティに修正する請求項6記載の演奏装置。
  8. 【請求項8】 さらに、操作者の指示により所定の操作
    子の中から前記第1の演奏制御操作子を割り付ける操作
    子割付部を有する請求項7記載の演奏装置。
  9. 【請求項9】 さらに、コードを順に記憶するコード進
    行記憶部と、 コード進行タイミングを指示するための第2の演奏制御
    操作子と、 前記第2の演奏制御操作子が操作されると、前記コード
    進行記憶部から次のコードを読み出すコード読出し部と
    を有し、 前記自動演奏部は、前記コード読出し部により読み出さ
    れたコードに応じて自動演奏を行う請求項6記載の演奏
    装置。
  10. 【請求項10】 さらに、操作者の指示により所定の操
    作子の中から前記第1及び第2の演奏制御操作子を割り
    付ける操作子割付部を有する請求項9記載の演奏装置。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第2の演奏制御操作子は
    1つの共通操作子を共用している請求項9記載の演奏装
    置。
  12. 【請求項12】 自動演奏データを記憶する自動演奏デ
    ータ記憶部と、 自動演奏のテンポを指示するための第1の演奏制御操作
    子と、 前記第1の演奏制御操作子の操作間隔に応じて自動演奏
    のテンポを決定するテンポ決定部と、 前記テンポ決定部により決定されたテンポで、前記自動
    演奏データ記憶部内の自動演奏データの自動演奏を行う
    自動演奏部とを有する演奏装置。
  13. 【請求項13】 前記テンポ決定部は、前記第1の演奏
    制御操作子の操作間隔が所定時間以内のときのみ自動演
    奏のテンポを決定する請求項12記載の演奏装置。
  14. 【請求項14】 さらに、操作者の指示により所定の操
    作子の中から前記第1の演奏制御操作子を割り付ける操
    作子割付部を有する請求項12記載の演奏装置。
  15. 【請求項15】 さらに、コードを順に記憶するコード
    進行記憶部と、 コード進行タイミングを指示するための第2の演奏制御
    操作子と、 前記第2の演奏制御操作子が操作されると、前記コード
    進行記憶部から次のコードを読み出すコード読出し部と
    を有し、 前記自動演奏部は、前記コード読出し部により読み出さ
    れたコードに応じて自動演奏を行う請求項12記載の演
    奏装置。
  16. 【請求項16】 さらに、操作者の指示により所定の操
    作子の中から前記第1及び第2の演奏制御操作子を割り
    付ける操作子割付部を有する請求項15記載の演奏装
    置。
  17. 【請求項17】 前記第1及び第2の演奏制御操作子は
    1つの共通操作子を共用しており、該共通操作子の操作
    間隔が所定時間以内であれば前記第1の演奏制御操作子
    として機能し、該共通操作子の操作間隔が所定時間より
    長ければ前記第2の演奏制御操作子として機能する請求
    項15記載の演奏装置。
  18. 【請求項18】 さらに、自動演奏データのベロシティ
    を指示するための第3の演奏制御操作子と、 前記自動演奏データ記憶部から読み出した自動演奏デー
    タのベロシティを前記第3の演奏制御操作子により指示
    されたベロシティに修正する自動演奏データ修正部とを
    有し、 前記自動演奏部は、前記自動演奏データ修正部により修
    正された自動演奏データに応じて自動演奏を行う請求項
    15記載の演奏装置。
  19. 【請求項19】 前記第2及び第3の演奏制御操作子は
    1つの共通操作子を共用している請求項18記載の演奏
    装置。
  20. 【請求項20】 前記第1、第2及び第3の演奏制御操
    作子は1つの共通操作子を共用しており、該共通操作子
    の操作間隔が所定時間以内であれば前記第1の演奏制御
    操作子として機能し、該共通操作子の操作間隔が所定時
    間より長ければ前記第2及び第3の演奏制御操作子とし
    て機能する請求項18記載の演奏装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011180582A (ja) * 2010-02-02 2011-09-15 Yamaha Corp 鍵盤楽器

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