JP2002320906A - 模様塗装方法及びその方法により製造した塗装品 - Google Patents

模様塗装方法及びその方法により製造した塗装品

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JP2002320906A
JP2002320906A JP2001126330A JP2001126330A JP2002320906A JP 2002320906 A JP2002320906 A JP 2002320906A JP 2001126330 A JP2001126330 A JP 2001126330A JP 2001126330 A JP2001126330 A JP 2001126330A JP 2002320906 A JP2002320906 A JP 2002320906A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂基材の表面に、単一の模様形成材料を用
いても図柄の形成ができ、特別な装置を必要としない模
様塗装方法を提供する。 【解決手段】 本発明の模様塗装方法では、樹脂基材8
上に導電プライマーを図柄の形状に塗布し、この上に樹
脂基材全体を被覆するベースコート層6を形成する。導
電プライマー層7を接地し、ベースコート層6が未硬化
の状態で、帯電させた模様形成材料9を付与する。する
と、導電プライマー層7とベースコート層6の表面抵抗
値の差により、導電プライマー層7の有無に対応した模
様形成材料の密度差が生じる。この密度差によって、単
一の模様形成材料を用いても模様形成材料に濃淡や凹凸
が生じ、図柄が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂基材の表面に
施す模様塗装方法に関し、特に模様を表現すると共に好
ましい触感を有する模様塗装方法及び模様塗装品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂基材表面の触感や外観を向上
させるために施す塗装の一種として、パイルを植毛する
ことによるスウェード調の塗装が知られている。このよ
うなスウェード調の塗装方法には、特開平11−169
752号公報に記載の方法がある。この公報によれば、
樹脂基材表面に接着剤を塗布して接着層を形成し、接着
層が未硬化の状態で、接着層に植毛されるパイルが通過
可能なメッシュを供えた導電性のスクリーンに電圧を印
加して、スクリーン上でパイルを帯電させ、スクリーン
のメッシュから未硬化の接着層に向けてパイルを落下さ
せ、接着層に植毛させる。
【0003】特開平11−169752号公報では、長
さの異なるパイルが、スクリーンに設けた異なる直径の
穴に対応して植毛されるので、植毛面に凹凸ができ立体
感が生じる。しかし、長さの異なるパイルを複数種類用
いる必要があり、その上、同一色のパイルでの色調の濃
淡を表現できないため、異なる色のパイルが必要とな
る。
【0004】この他に、樹脂基材表面に接着剤を塗布し
て接着層を形成し、接着層が未硬化の状態でエアーガン
を用いてパイルを吹き付ける(植毛する)ものとして、
特開平7−905号公報がある。近年においては、樹脂
基材表面に接着剤を塗布して接着層を形成し、接着層が
未硬化の状態で、エアーガンを用いてパイルを帯電させ
ながら接着層に吹き付ける方法も開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術ではすべて、装飾面に特定の模様をつけるため
には複数種類のパイルを用いる必要がある。そのため、
コストも高くなり作業工程も煩雑となっていた。さらに
は、上記の導電性スクリーンとメッシュを用いる従来技
術では、特定の模様を装飾面に付与するためには、メッ
シュを模様形状に開けるなどした特別な装置を模様に対
応させて用いなければならない。また、上記のエアーガ
ンを用いる方法では、パイルが一様に植毛されるのみで
特定の模様を付与することはできなかった。
【0006】そこで、本発明では、一種類の模様形成材
料のみを付与し、簡便な方法で樹脂基材表面に模様装飾
を施すことのできる模様塗装方法及びその方法により製
造した模様塗装品の提供を目的とする。さらに、模様形
成材料としてパイルを用いた場合に、一種類のパイルの
みで立体感を伴ったスウェード調の表面装飾を容易に施
すことのできる模様塗装方法及びその方法により製造し
たスウェード調の模様塗装品の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、独自に検討
した結果、以下の方法によって目的とする模様塗装がで
きることを見出した。すなわち、本発明によれば、模様
塗装方法であって、樹脂基材の装飾面に導電プライマー
を図柄状に塗布し、該導電プライマーを乾燥させて導電
プライマー層を形成し、導電プライマー層上かつ樹脂基
材の装飾面全体にベースコートを塗布し、ベースコート
が未硬化の状態で、導電プライマー層を接地し、帯電さ
せた模様形成材料を樹脂基材装飾面へ供給し、該模様形
成材料をベースコート上に付着させ、ベースコートを硬
化させてベースコート層を形成し、かつ、ベースコート
層上に付着した模様形成材料を固定することを特徴とす
る模様塗装方法が提供される。
【0008】以下に、本発明を詳しく説明する。本発明
の模様塗装方法では、まず樹脂基材表面に導電プライマ
ーを所定の模様形状に塗布し、その塗膜を乾燥させ、導
電プライマー層を形成する。導電プライマー層は、後述
するように塗膜中に導電性材料が含まれ、乾燥後の塗膜
中でこの導電性材料同士が接触していることによって、
導電プライマー層全体が導電性となる。
【0009】次に、樹脂基材の装飾面全体に、導電プラ
イマー層を挟んでベースコートを塗布する。後述するよ
うに、導電プライマー層はベースコート層に比較して表
面抵抗値がはるかに小さくなる。このベースコート層が
未硬化の状態で、導電プライマー層を接地し、その表面
に帯電させた単一の模様形成材料を付着させる。する
と、表面抵抗値の差によって、導電プライマー層が下地
にあるベースコート層には高密度で模様形成材料が付与
され、導電プライマー層が下地にないベースコート層は
低密度で模様形成材料が付与される。すなわち、図柄状
に塗布した導電プライマー層の形状通りに模様形成材料
の密度差が生じ、模様が認識できるようになる。その
後、ベースコート層を硬化させて模様を定着させる。
【0010】本発明の模様塗装方法を、図1の模式図を
用いて説明する。図1は、模様形成材料としてパイルを
用いた例である。静電エアーガン1を樹脂基材8の装飾
面の上方に配置すると、高圧電極2と装飾面の間の空間
に電場が生じるが、導電プライマーの有無によって電気
力線の強弱が発生する。図1に示すように、下地として
導電プライマー層7のあるベースコート上には電気力線
の強い部分3を生じ、導電プライマー層7のないベース
コート上には、電気力線の弱い部分4を生じる。模様形
成材料はマイナスに帯電しているため(マイナスに帯電
したパイル9)、電気力線の強い方へ多く引き寄せら
れ、導電プライマー層7を有する図柄部分に多く付着す
ることになる。そのため、模様形成材料が多く付着する
部分と少なく付着する部分とで濃淡や凹凸が生じ、導電
プライマー層の図柄を反映した模様がくっきりと表現で
きる。導電プライマー層を接地することによってこの層
の電荷をスムーズに逃がすことができ、これによって、
図柄部分(導電プライマー層のある部分)とそうでない
部分の電気力線の強弱はより顕著になり、図柄のメリハ
リをつけることができるようになる。また、電気力線の
強い部分ではパイル等の模様形成材料が直立状態で付着
し、一方弱い部分では傾いた状態で付着するので、付着
量の多寡に加えて植毛高さにも相違ができ、図柄に対応
して触感の相違も生じることになる。
【0011】本発明に用いる導電性プライマーとは、プ
ライマーに導電材を含有させたものを指す。プライマー
は、樹脂成形品に直接塗装される下地であり、ポリプロ
ピレンやPBT、ポリエチレン、フェノール樹脂、ナイ
ロンのような、一般のアクリルラッカーのような塗料が
付着しにくい成形品の場合に接着剤的役割を果たす。プ
ライマーとしては、基材である樹脂と共にベースコート
や上塗り塗料とも付着が良好で、基材の樹脂の柔軟性に
対応し得る可撓性を有する材料を選択すればよい。例え
ば、樹脂基材に用いられるポリプロピレンは塗装用素材
として多岐に亘って用いられており、塩素化ポリオレフ
ィン等を用いた専用のプライマーが市販品として存在す
る。プライマーには一般に1液型のものと2液型のもの
が存在するが、本発明にはいずれを用いてもよい。
【0012】導電プライマーに用いる導電材としては、
ニッケル、銅などの金属粉又はカーボンを用いることが
できる。導電材は通常針状形状をしているため、導電プ
ライマー層中では導電材同士が互いに接触し、塗膜面全
体として導電性が付与される。
【0013】導電プライマー層の乾燥後の膜厚は5〜3
0μmが好ましく、より好ましくは5〜15μmであ
る。30μmより厚くなると、最終製品に導電プライマ
ーの塗膜の段差がはっきり出てしまい、外観を損なう。
【0014】導電プライマー層を形成するには、図2
(A)に示すように模様の外側をマスキングし、模様そ
のものに導電プライマーを塗布してもよい。この場合、
模様形成材料の高密度部分10は図柄を形成し、図柄の
周囲は模様形成材料の低密度部分11となる。また、図
2(B)に示すように模様をマスキングし、模様の外側
に導電プライマーを塗布してもよい。この場合、図柄部
分は模様形成材料の低密度部分11で形成され、図柄の
周囲は模様形成材料の高密度部分10となる。
【0015】ベースコート層の乾燥後の膜厚は20〜5
0μmが好ましく、より好ましくは35〜40μmであ
る。膜厚が20μmを下回ると、模様形成材料の付着密
度が低下すると共に、模様形成材料の耐磨耗性が低下し
てしまう。一方、膜厚が50μmよりも厚くなると、樹
脂基材の立面部で模様形成材料が垂れ下がってしまう場
合がある。
【0016】ベースコート層の色調は、模様形成材料と
共色でも、本発明の方法によって模様付けすることが可
能となる。しかし、模様形成材料よりもベースコートの
明度を高くし、色相で模様形成材料と明度差をつけるこ
とによって、模様のメリハリをさらに際立たせることが
できる。
【0017】導電プライマー層の表面抵抗値は10Ω
以下となるように調整することが好ましく、ベースコー
ト層は表面抵抗値が10〜1010Ωとなるように調
整することが好ましい。導電プライマー層の表面抵抗値
が10Ωを越えると、後述する模様形成材料を付着さ
せる工程で導電プライマー層部分と導電プライマー層の
ない部分で模様形成材料の密度の差が小さくなり、形成
する図形、文字等の図柄にメリハリがなくなる。ベース
コート層の表面抵抗値が10Ωよりも小さいと、導電
プライマー層との抵抗値の差が縮まるため、導電プライ
マーの有無による模様構成材料の密度差が減少し、図柄
のメリハリがなくなる。
【0018】模様形成材料としては、パイル、マイカ、
アルミニウム箔、グラファイト、発泡樹脂ビーズなどを
用いることができるが、特にパイルを用いることが好ま
しい。パイルを用いると、パイルがマイナスに帯電する
と共に繊維方向にやや分極すると推測され、電気力線に
沿って直立した状態でベースコートに植毛されるため、
スウェード調の手触りのよい表面装飾を形成することが
できる。この場合、電気力線の強い部分では直立して植
毛されるが、その弱い部分では傾いた状態で植毛される
ので、植毛の高さに相違が生じ、図柄に対応して触感も
異なることになる。すなわち、一種類のパイルを用いて
も濃淡による色調の違いによって立体感を伴う図柄を簡
単に形成でき、この模様は凹凸を伴うため触感によって
も認識できるようになる。パイル素材としては、ポリエ
ステルが好ましいが、この他にナイロン、レーヨン等を
用いることができる。
【0019】模様形成材料を付与するには、静電エアー
ガンを用いることが好ましく、模様形成材料をマイナス
に帯電させながら、エアーと共にベースコート層に吹き
付ける。静電エアーガンは高圧電極を有しており、これ
に供給する高電圧の大きさは100kV程度が好まし
い。また、導電性材料を用いて形成したスクリーンに高
圧電流を通電し、スクリーンをベースコート層の上方に
設置して、これを通過させて模様形成材料を付与するこ
ともできる。
【0020】本発明に用いる樹脂基材としては、ABS
樹脂、ポリプロピレン、ポリカーボネート、塩化ビニル
等の樹脂を用いることができる。このうち、ABS樹脂
は、加工し易さ及び入手し易さ等の点から好ましく用い
られる。樹脂基材に合わせて、導電性プライマーやベー
スコートを適宜選択する。
【0021】また、本発明の別の態様としては、模様塗
装品であって、樹脂基材と、樹脂基材の装飾面上に図柄
状に設けた導電プライマー層と、導電プライマー層上に
設けられ、かつ樹脂基材の装飾面全体を被覆するベース
コート層とを有し、ベースコート層に模様形成材料が支
持されていることを特徴とする模様塗装品が提供され
る。
【0022】本発明の模様塗装品は、上述した本発明の
模様塗装方法によって容易に製造できる。この模様塗装
品は導電プライマー層の表面抵抗値が10Ω以下であ
り、ベースコート層の表面抵抗値が10〜1010Ω
であることが望ましい。また、導電プライマー層の模様
形成材料として特にパイルを用いると、樹脂基材の装飾
面全体がスウェード調の手触りの好ましい装飾を有する
模様塗装品を提供できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を実施例を用いて
具体的に説明する。
【0024】
【実施例1】本実施例では、以下のようにスウェード調
の模様塗装品を製作した。まず、樹脂基材としてABS
樹脂の板の上に、所定の図柄を形成するため図柄の周囲
にマスキングを施した。マスクの上から1液アクリルラ
ッカー系の導電プライマー(オリジキャストD−10
2、オリジン電気(株)製)を塗布し、その後80℃で
30分間加熱した。乾燥後の導電プライマー層の膜厚
は、15μmであり、表面抵抗値は約1Ωであった。
【0025】次いで、導電プライマーで所定の図柄に模
様付けした樹脂基材の上に、2液ポリエステルウレタン
系のベースコート(接着剤:Fabric−two
(A)、ミカサペイント(株)製)を塗布した。このベ
ースコート層が未硬化状態であるうちに、図3に示すよ
うに、100kVの直流電圧を供給した高圧電極2を有
する粉体静電ガン1(エアーガン)でマイナスに帯電さ
せたパイル5(ポリエステル製、太さ0.3デニール、
長さ0.3mm)を植毛し、模様つきの植毛品を得た。
【0026】本実施例のようにエアーガンを用いてパイ
ルを植毛する際には、用いるパイルの太さは0.08〜
1.5デニール、長さは0.2〜0.6mmが好まし
い。
【0027】パイルの植毛後、この植毛品を常温で10
〜15分間静置(セッティング)し、次いで焼き付け炉
に収納し、80℃で30分間焼付けを行った。乾燥後の
ベースコート層の膜厚は35μmであり、表面抵抗値は
10Ωであった。焼付け終了後に、余剰のパイルをエ
アーを吹きつけ除去し、スウェード調模様塗装品を得
た。
【0028】
【実施例2】本実施例では、以下のようにスウェード調
の模様塗装品を製作した。まず、樹脂基材としてABS
樹脂の板の上に、所定の図柄を形成するために図柄の周
囲にマスキングを施した。マスクの上から1液アクリル
ラッカー系の導電プライマー(EMCコート導電プライ
マー、ミカサペイント(株)製)を塗布し、その後80
℃で30分間加熱した。乾燥後の導電プライマー層の膜
厚は、15μmであり、表面抵抗値は10Ωであっ
た。
【0029】次いで、導電プライマーで所定の図柄に模
様付けした樹脂基材の上に、2液ポリエステルウレタン
系のベースコート(接着剤:Fabric−two
(A)、ミカサペイント(株)製)を塗布した。このベ
ースコート層が未硬化状態であるうちに、図4に示すよ
うに、パイル5(ナイロン66製、太さ0.8デニー
ル、長さ0.4mm)を、ベースコート層6の上方に離
間して設けた導電性材料で構成されたスクリーン12を
通過させ、ベースコート層6に植毛した。導電性材料の
スクリーン12は100kVの直流電圧発生器に接続
し、振動発生器14によって落下したパイル5が導電性
材料のスクリーン12を通過するときにマイナスに帯電
されるようにした。このようにして模様つきの植毛品を
得た。
【0030】本実施例のように、導電性材料で構成され
たスクリーンを直流電圧発生器に接続し、ベースコート
層の上方に離間して配置し、これを通過させてパイルを
植毛する場合には、用いるパイルの太さは0.8〜4.
0デニール、長さは0.2〜0.6mmが好ましい。
【0031】パイルの植毛後、この植毛品を常温で10
〜15分間静置(セッティング)し、次いで焼き付け炉
に収納し、80℃で30分間焼付けを行った。乾燥後の
ベースコート層の膜厚は35μmであり、表面抵抗値は
10Ωであった。焼付け終了後に、余剰のパイルをエ
アーを吹きつけ除去し、スウェード調模様塗装品を得
た。
【0032】
【発明の効果】本発明の方法によれば、導電プライマー
層を図柄の形状に設けることにより、単一の模様形成材
料を付与しても図柄を反映した密度差が生じ、模様を簡
単につけることができる。そのため、複数種類の材料を
用いる必要がなく、さらに、従来必要であった模様形成
のための特別な装置も必要がなくなり、作業工程や設備
が簡単になり、製造コストも大幅に低くすることができ
る。さらに、本発明によれば、単一の模様形成材料を用
いて色調の異なる模様を形成することができるのみなら
ず、模様に立体感や凹凸を持たせることができる。その
ため、模様を触感によって認識できると共に、手触りの
好ましい模様塗装品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の模様塗装方法を説明するための模式
図である。
【図2】 (A)本発明の模様塗装品の一例の斜視図で
ある。(B)本発明の模様塗装品の別の例の斜視図であ
る。
【図3】 実施例1におけるパイル植毛の説明図であ
る。
【図4】 実施例2におけるパイル植毛の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 静電エアーガン 2 高圧電極 3 電気力線の強い部分 4 電気力線の弱い部分 5 パイル 6 ベースコート層 7 導電プライマー層 8 樹脂基材 9 マイナスに帯電したパイル 10 模様形成材料の高密度部分 11 模様形成材料の低密度部分 12 導電性材料のスクリーン 13 スクリーン 14 振動発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AF01 AF04 AF15 AF17 BB24Y BB81Y BB91Y BB91Z CB25 CB38 DA03 DA06 DB36 DB38 DB40 DB48 EA03 EA35 EA41 EB07 EB22 EB35 EB38 4F100 AK01A AK25 AK41 AK51 AK74 AL01 AR00B AS00C BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C CC00C DC30B DG00D EH462 EJ082 EJ65B HB00 HB00A HB00B HB00D JG01B JG04B JL02 YY00B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 模様塗装方法であって、 樹脂基材の装飾面に導電プライマーを図柄状に塗布し、
    該導電プライマーを乾燥させて導電プライマー層を形成
    し、 導電プライマー層上かつ樹脂基材の装飾面全体にベース
    コートを塗布し、 ベースコートが未硬化の状態で、導電プライマー層を接
    地し、帯電させた模様形成材料を樹脂基材装飾面へ供給
    し、該模様形成材料をベースコート上に付着させ、 ベースコートを硬化させてベースコート層を形成し、か
    つ、ベースコート層上に付着した模様形成材料を固定す
    ることを特徴とする模様塗装方法。
  2. 【請求項2】 乾燥後の導電プライマー層の表面抵抗値
    が10Ω以下であり、硬化後のベースコート層の表面
    抵抗値が10〜1010Ωである請求項1に記載の模
    様塗装方法。
  3. 【請求項3】 上記模様形成材料がパイルである請求項
    1又は2に記載の模様塗装方法。
  4. 【請求項4】 上記導電プライマー層を乾燥後の膜厚が
    5〜30μmとなるように塗布する請求項1〜3のいず
    れか一項に記載の模様塗装方法。
  5. 【請求項5】 上記ベースコート層を乾燥後の膜厚が2
    0〜50μmとなるように塗布する請求項1〜4のいず
    れか一項に記載の模様塗装方法。
  6. 【請求項6】 模様塗装品であって、 樹脂基材と、 樹脂基材の装飾面上に図柄状に設けた導電プライマー層
    と、 導電プライマー層上に設けられ、かつ樹脂基材の装飾面
    全体を被覆するベースコート層とを有し、 ベースコート層に模様形成材料が支持されていることを
    特徴とする模様塗装品。
  7. 【請求項7】 上記模様形成材料がパイルであり、ベー
    スコート表面全体にスウェード調の装飾を有する請求項
    6に記載の模様塗装品。
  8. 【請求項8】 上記導電プライマー層の表面抵抗値が1
    Ω以下であり、上記ベースコート層の表面抵抗値が
    10〜1010Ωである請求項6又は7に記載の模様
    塗装品。
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