JP2002320137A - カメラ及び撮影システム - Google Patents

カメラ及び撮影システム

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JP2002320137A
JP2002320137A JP2001122206A JP2001122206A JP2002320137A JP 2002320137 A JP2002320137 A JP 2002320137A JP 2001122206 A JP2001122206 A JP 2001122206A JP 2001122206 A JP2001122206 A JP 2001122206A JP 2002320137 A JP2002320137 A JP 2002320137A
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photographing
weighting
photometric
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JP2001122206A
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English (en)
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Minoru Arai
実 荒井
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影シーンや被写体の状況にかかわらず最適
な露出設定を行うことができるカメラ及び撮影システム
を得る。 【解決手段】 撮影装置26A及び撮影装置26Bによ
り、複数領域に分割された撮影画面の各分割領域毎の測
光値を撮影によって得られた画像データに基づいて導出
すると共に、上記各分割領域毎の測光値の各々に対する
重み付け値を示す重み付けデータをコントローラ20か
ら受信し、上記導出した各分割領域毎の測光値及び上記
受信した重み付けデータによって示される重み付け値を
用いた重み付け平均の演算によって撮影画面全体として
の測光値を導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ及び撮影シ
ステムに係り、特に、撮影シーンや被写体の状況にかか
わらず、最適な露出設定を行うことができるカメラ及び
撮影システムに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラ、ビデオカメラ、工業用
CCD(Charge Coupled Device)カメラ等の各種カメ
ラでは、撮影時において好適な露出(シャッター速度及
び絞り値)を設定するために、予め定められた測光方式
によって測光し、この測光結果に基づいて露出値を決定
している。
【0003】現在、上記測光方式として、平均測光方
式、撮影画面の中央部分に重点をおいて露出値を決定す
る中央重点測光方式、撮影画面全体を複数領域に分割し
各分割領域毎に測光した結果に基づいて露出値を決定す
るマルチパターン測光方式、撮影画面の一部分のみを測
光した結果に基づいて露出値を決定するスポット測光方
式等の様々な方式が採用されているが、何れの測光方式
においても基本的には撮影画面内の特定エリアの輝度値
を利用して測光を行っている。
【0004】ここで、撮影画面内を複数の領域に分割し
て測光を行う分割測光により測光する場合、各分割領域
の輝度値に重み付けを行って測光値を算出するのが一般
的であり、当該重み付けの値としてはカメラ内において
予め設定されている固定値を用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
分割測光によって測光を行う測光方式では、想定してい
る標準的(平均的)な被写体に対する撮影を行う際には
大きな破綻が発生しない測光が可能であるものの、ここ
で用いられる重み付け値は前述のように予め固定値とし
て設定されたものであり、変更することができないた
め、撮影シーンや被写体の状況によっては最適な測光値
を得ることができない場合があり、この場合には最適な
露出設定を行うことができない、という問題点があっ
た。
【0006】本発明は上記問題点を解消するために成さ
れたものであり、撮影シーンや被写体の状況にかかわら
ず最適な露出設定を行うことができるカメラ及び撮影シ
ステムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のカメラは、撮影画面を多数個に分割
して撮像する撮像手段と、複数領域に分割された前記撮
影画面の各分割領域毎の測光値を前記撮像手段による撮
像によって得られた画像データに基づいて導出する分割
領域測光値導出手段と、前記各分割領域毎の測光値の各
々に対する重み付け値を示す重み付けデータを外部装置
から受信する受信手段と、前記分割領域測光値導出手段
によって導出された前記各分割領域毎の測光値及び前記
受信手段によって受信された重み付けデータによって示
される重み付け値を用いた重み付け平均の演算によって
前記撮影画面全体としての測光値を導出する全体測光値
導出手段と、を備えている。
【0008】請求項1に記載のカメラによれば、撮像手
段によって撮影画面が多数個に分割されて撮像され、複
数領域に分割された上記撮影画面の各分割領域毎の測光
値が上記撮像手段による撮像によって得られた画像デー
タに基づいて分割領域測光値導出手段により導出され
る。なお、上記撮像手段には、CCD(Charge Coupled
Device)に代表される固体撮像素子や、撮像管等が含ま
れる。
【0009】一方、請求項1に記載の発明では、上記各
分割領域毎の測光値の各々に対する重み付け値を示す重
み付けデータが外部装置から受信手段によって受信さ
れ、全体測光値導出手段により、上記分割領域測光値導
出手段によって導出された各分割領域毎の測光値及び上
記受信手段によって受信された重み付けデータによって
示される重み付け値を用いた重み付け平均の演算によっ
て撮影画面全体としての測光値が導出される。
【0010】すなわち、本発明に係るカメラは、撮影画
面全体としての測光値を導出する際に用いる重み付け値
を示す重み付けデータを外部装置から受信することがで
きるように構成されており、これによって、当該カメラ
に対して外部装置から任意の重み付け値を設定すること
ができるようにしている。
【0011】このように、請求項1に記載のカメラによ
れば、複数領域に分割された撮影画面の各分割領域毎の
測光値を、撮影画面を多数個に分割して撮像する撮像手
段による撮像によって得られた画像データに基づいて導
出し、各分割領域毎の測光値の各々に対する重み付け値
を示す重み付けデータを外部装置から受信し、上記導出
した各分割領域毎の測光値及び上記受信した重み付けデ
ータによって示される重み付け値を用いた重み付け平均
の演算によって撮影画面全体としての測光値を導出して
いるので、外部装置から任意の重み付け値を設定するこ
とができ、この結果として、撮影シーンや被写体の状況
にかかわらず最適な露出設定を行うことができる。
【0012】一方、上記目的を達成するために、請求項
2記載の撮影システムは、請求項1記載のカメラと、前
記重み付け値を導出する重み付け値導出手段、及び前記
重み付け値導出手段によって導出された重み付け値を示
す重み付けデータを前記カメラに送信する送信手段を備
えた外部装置と、を含むものである。
【0013】請求項2に記載の撮影システムによれば、
外部装置により、重み付け値導出手段によって重み付け
値が導出され、導出された重み付け値を示す重み付けデ
ータが送信手段によってカメラに送信され、当該カメラ
により、外部装置から送信された重み付けデータが受信
手段によって受信され、全体測光値導出手段により、分
割領域測光値導出手段によって導出された各分割領域毎
の測光値及び上記受信手段によって受信された重み付け
データによって示される重み付け値を用いた重み付け平
均の演算によって撮影画面全体としての測光値が導出さ
れる。
【0014】このように、請求項2に記載の撮影システ
ムによれば、請求項1記載のカメラを含むと共に、外部
装置によって重み付け値を導出して当該重み付け値を示
す重み付けデータを上記カメラに送信しているので、外
部装置からカメラに対して任意の重み付け値を設定する
ことができ、この結果として、撮影シーンや被写体の状
況にかかわらず最適な露出設定をカメラに対して行うこ
とができる。
【0015】また、請求項3記載の撮影システムは、請
求項2記載の発明に対して、前記重み付け値導出手段
に、前記カメラによる撮像によって得られた画像データ
により示される画像の重要箇所を検出する検出手段を更
に設けると共に、前記重み付け値導出手段は、前記検出
手段によって検出された重要箇所に対応する分割領域の
測光値に対する重み付け値が、他の箇所に対応する分割
領域の測光値に対する重み付け値より大きな値となるよ
うに重み付け値を導出するものである。
【0016】請求項3に記載の撮影システムによれば、
外部装置により、カメラによる撮像によって得られた画
像データにより示される画像の重要箇所が検出手段によ
って検出され、検出された重要箇所に対応する分割領域
の測光値に対する重み付け値が、他の箇所に対応する分
割領域の測光値に対する重み付け値より大きな値となる
ように重み付け値導出手段によって重み付け値が導出さ
れる。
【0017】このように、請求項3に記載の撮影システ
ムによれば、請求項2記載の発明と同様の効果を奏する
ことができると共に、カメラによる撮像によって得られ
た画像データにより示される画像の重要箇所を検出し、
検出した重要箇所に対応する分割領域の測光値に対する
重み付け値が、他の箇所に対応する分割領域の測光値に
対する重み付け値より大きな値となるように重み付け値
を導出しているので、画像の重要箇所に対応する測光値
を重視して撮影画面全体としての測光値を導出すること
ができ、この結果として画像の重要箇所に対して適正な
露出を設定することができる。
【0018】なお、請求項4記載の発明のように、請求
項3に記載の発明における前記重要箇所としては、前記
画像に被写体として人間が含まれる場合の当該人間の顔
に対応する箇所、及び撮影状態の評価用に用いられる箇
所の少なくとも一方を適用することができる。
【0019】また、請求項5記載の撮影システムは、請
求項3又は請求項4記載の発明において、前記重み付け
値導出手段が、前記重要箇所に対応する分割領域の測光
値に対する重み付け値を1とし、他の箇所に対応する分
割領域の測光値に対する重み付け値を0とするものであ
る。
【0020】請求項5に記載の撮影システムによれば、
重み付け値導出手段により、重要箇所に対応する分割領
域の測光値に対する重み付け値が1とされ、他の箇所に
対応する分割領域の測光値に対する重み付け値が0とさ
れる。
【0021】このように、請求項5に記載の撮影システ
ムによれば、請求項3又は請求項4記載の発明と同様の
効果を奏することができると共に、重要箇所に対応する
分割領域の測光値に対する重み付け値を1とし、他の箇
所に対応する分割領域の測光値に対する重み付け値を0
としているので、重み付け値を撮影画面の分割数と同数
のビット数のみのデータで表現することができ、重み付
け値を少ないデータ量で構成することができる。
【0022】また、請求項6記載の撮影システムは、請
求項2乃至請求項5の何れか1項記載の発明において、
前記重み付け値導出手段が、前記カメラによる撮像によ
って得られた画像データにより示される輝度値が基準値
以下となった分割領域に対する重み付け値を、前記輝度
値と前記基準値との差分が大きいほど大きな値となるよ
うに導出するものである。
【0023】請求項6に記載の撮影システムによれば、
重み付け値導出手段により、カメラによる撮像によって
得られた画像データにより示される輝度値が基準値以下
となった分割領域に対する重み付け値が、上記輝度値と
上記基準値との差分が大きいほど大きな値となるように
導出される。
【0024】このように、請求項6に記載の撮影システ
ムによれば、請求項2乃至請求項5の何れか1項記載の
発明と同様の効果を奏することができると共に、カメラ
による撮像によって得られた画像データにより示される
輝度値が基準値以下となった分割領域に対する重み付け
値を、上記輝度値と上記基準値との差分が大きいほど大
きな値となるように導出しているので、輝度値の低下量
に応じて重み付け値を大きくすることができ、この結果
として撮影画面全体の測光値に対して輝度値が低下した
分割領域の測光値を輝度値の低下量に応じた大きさで反
映させることができ、よりバランスの取れた露出状態を
設定することができる。
【0025】更に、請求項7記載の撮影システムは、請
求項2乃至請求項6の何れか1項記載の発明において、
前記カメラによる撮像によって得られた所定分割領域に
おける画像データにより示される色温度と基準色温度と
の差分の大きさに応じてホワイトバランスの設定値を調
整するホワイトバランス調整手段を更に備えたものであ
る。
【0026】請求項7に記載の撮影システムによれば、
ホワイトバランス調整手段により、カメラによる撮像に
よって得られた所定分割領域における画像データにより
示される色温度と基準色温度との差分の大きさに応じて
ホワイトバランスの設定値が調整される。
【0027】このように、請求項7に記載の撮影システ
ムによれば、請求項2乃至請求項6の何れか1項記載の
発明と同様の効果を奏することができると共に、カメラ
による撮像によって得られた所定分割領域における画像
データにより示される色温度と基準色温度との差分の大
きさに応じてホワイトバランスの設定値を調整している
ので、色温度の変化量に応じてホワイトバランスを調整
することができ、この結果として撮影によって得られる
画像の品質を向上させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、被写体を
人間とした場合の本発明の実施の形態について詳細に説
明する。まず、図1を参照して、本実施の形態に係る撮
影システム10の構成を説明する。
【0029】同図に示すように、本実施の形態に係る撮
影システム10は、境界壁30によって第1室12A及
び第2室12Bの2室に分割された筐体12を含んで構
成されている。ここで、第1室12Aは撮影の際に被写
体としての人物Hが入る部分であり、第2室12Bは主
に撮影に関する装置及び撮影によって得られた画像を印
刷するための装置が収納されている部分である。
【0030】第1室12A内の天井部と、境界壁30の
上部及び下部の3箇所には、被写体を照明するための照
明装置14A、照明装置14B及び照明装置14Cが各
々設置されている。また、境界壁30の上下方向略中央
部には、撮影を行う際に人物Hによって代金(現金)が
投入されるコイン・マシン、及び画角の設定等の各種設
定を行う際に操作される操作パネルを含んで構成された
操作部16が設置されている。
【0031】一方、第2室12B内には、撮影システム
10全体の制御を行うコントローラ20、各種メニュー
画面や撮影によって得られた画像等を表示するモニタ2
2、撮影によって得られた画像を印刷するプリンタ2
4、及び人物Hを撮影する撮影装置26A及び撮影装置
26Bが各々設置されている。
【0032】なお、本実施の形態に係る撮影装置26A
及び撮影装置26Bはデジタル・カメラによって構成さ
れており、第2室12B内の天井近傍及び上下方向中間
部に人物Hを撮影可能な角度で各々設置されている。ま
た、本実施の形態に係るコントローラ20は、パーソナ
ル・コンピュータによって構成されている。
【0033】コントローラ20には操作部16、モニタ
22、及びプリンタ24が接続されており、コントロー
ラ20は、操作部16に設けられたコイン・マシンに対
する代金の投入を検知することができると共に、操作部
16に設けられた操作パネルに対する操作状況を検知す
ることができ、更にモニタ22に対する画像表示の制
御、及びプリンタ24に対する画像印刷の制御を行うこ
とができる。
【0034】また、コントローラ20には撮影装置26
A及び撮影装置26Bが接続されている。以下、図2を
参照して、撮影装置26A及び撮影装置26Bの構成
と、撮影装置26A及び撮影装置26Bとコントローラ
20との接続状態について説明する。
【0035】同図に示すように、本実施の形態に係る撮
影装置26Aは、被写体像を結像させるためのレンズ4
0と、レンズ40の光軸後方に配設されたCCD42
と、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換す
るA/Dコンバータ44と、撮影装置26A全体の制御
を司るCPU(中央演算処理装置)46と、CPU46
によるプログラムの実行時におけるワークエリアや撮影
によって得られた画像データの一時記憶手段等として用
いられるRAM48と、各種プログラム、パラメータ、
変換テーブル等を記憶したROM50と、コントローラ
20に接続され、当該コントローラ20との間のUSB
(Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of E
lectrical and Electronics Engineers)1394等の
デジタル・インタフェース規格による通信を制御する通
信制御部54と、を含んで構成されている。
【0036】A/Dコンバータ44の入力端にはCCD
42の出力端が接続されている。また、A/Dコンバー
タ44、CPU46、RAM48、ROM50、及び通
信制御部54は、バスを介して相互に接続されている。
従って、CPU46は、CCD42による撮像によって
得られたアナログ画像信号をデジタル画像データとして
入力することができると共に、RAM48及びROM5
0に対して任意にアクセスすることができ、更にコント
ローラ20との間で各種情報の授受を行うことができ
る。なお、本実施の形態に係る撮影装置26Aでは、A
/Dコンバータ44から出力されたデジタル画像データ
をCPU46によって所定の圧縮方式(本実施の形態で
はJPEG(Joint Photographic Experts Group)方
式)で圧縮した後にRAM48に一時的に記憶してい
る。
【0037】一方、本実施の形態に係る撮影装置26A
には、CCD42の出力端に接続されると共に、当該C
CD42から入力されたアナログ画像信号に基づいて当
該アナログ画像信号によって示される画像を示すNTS
C(National Television System Committee)方式の信
号を生成してビデオ出力信号として出力するアナログ信
号処理部52が備えられており、アナログ信号処理部5
2のビデオ出力信号の出力端は不図示のコネクタを介し
てコントローラ20に内蔵されたビデオキャプチャーボ
ード20Aに接続されている。
【0038】なお、撮影装置26Bの構成は撮影装置2
6Aと同様であり、撮影装置26Bとコントローラ20
との間の接続状態も撮影装置26Aとコントローラ20
との間の接続状態と同様であるので、撮影装置26Bの
構成及び撮影装置26Bとコントローラ20との間の接
続状態の説明は省略する。
【0039】ところで、本実施の形態に係る撮影システ
ム10では、コントローラ20から以下の各種メイン・
コマンドを撮影装置26A及び撮影装置26Bに通信制
御部54を介して送信することにより、コントローラ2
0によって各撮影装置の作動の制御を行っている。 ・露出調整コマンド・・・撮影の際の露出(シャッター
速度及び絞り値)の調整に関するコマンド。 ・レンズ制御コマンド・・・撮影の際の合焦制御及び画
角に関するコマンド。 ・画質調整コマンド・・・撮影によって得られた画像の
画質の調整に関するコマンド。 ・撮影モードコマンド・・・撮影モードに関するコマン
ド。 ・撮影コマンド・・・撮影の実行を指示するコマンド。 ・画像転送コマンド・・・撮影によって得られた画像デ
ータの転送を指示するコマンド。 ・撮影画像フレーム管理コマンド・・・画像に重ね合わ
せる写真フレームの管理に関するコマンド。 ・ビデオ出力制御コマンド・・・ビデオ出力信号の制御
に関するコマンド。
【0040】また、上記露出調整コマンドは、AEモー
ド設定コマンド、シャッター速度設定コマンド、露出補
正設定コマンド、及び測光モード設定コマンドの各サブ
・コマンドを含んで構成されている。
【0041】ところで、本実施の形態に係る撮影装置2
6A及び撮影装置26Bでは、図3に示すように撮影画
面を複数(本実施の形態では8×8の合計64)の領域
に分割し、各分割領域における測光値の重み付け平均を
演算することによって撮影画面全体としての測光値を導
出し、導出した測光値に基づいて撮影の際の露出を決定
している。この際、上記撮影画面全体としての測光値の
導出に用いる重み付け値は上記測光モード設定コマンド
によってコントローラ20から撮影装置26A及び撮影
装置26Bに送信される。
【0042】また、本実施の形態に係るコントローラ2
0では、上記重み付け値を導出する際に、被写体として
の人物Hの顔の部分を検出し、当該顔に対応する分割領
域(図3(A)に示す例ではA−4/B−2及びA−5
/B−2の2領域で、図3(B)に示す例ではA−3/
B−3、A−3/B−4、A−3/B−5、A−4/B
−3、A−4/B−4、A−4/B−5、A−5/B−
3、A−5/B−4、A−5/B−5、A−6/B−
3、A−6/B−4、及びA−6/B−5の12領域)
を測光領域とするように、当該顔に対応する分割領域に
対する重み付け値を‘1’にすると共に、他の分割領域
に対応する重み付け値を‘0’にする。
【0043】また、本実施の形態に係るコントローラ2
0では、上記重み付け値を導出する際に、照明装置14
A、14B及び14Cの少なくとも1つの照明装置によ
る照明光が減少したと判断された場合は、当該照明光に
よって照明される撮影領域に対応する撮影画面の分割領
域(例えば、撮影画面が図3(B)に示されるものであ
る場合において照明装置14Cによる照明光が減少した
場合のA−1/B−8、A−2/B−8、A−3/B−
8、A−4/B−8、A−5/B−8、A−6/B−
8、A−7/B−8、及びA−8/B−8の8領域)の
測光値に対する重み付け値を照明光の減少量に応じて
‘0’から‘1’までの範囲内の値とするように決定す
る。
【0044】従って、本実施の形態に係る撮影システム
10では、重み付け値として‘0’及び‘1’の2つの
整数値のみを適用する場合と、重み付け値として実数値
も含まれる場合の2つの場合がある。
【0045】すなわち、重み付け値として整数値のみを
適用する場合は、図4(A)に示すように、被写体の顔
の部分に対応する分割領域に対する重み付け値として
‘1’を設定し、他の部分に対応する分割領域に対する
重み付け値として‘0’を設定する。従って、この場合
は、重み付け値を撮影画面の分割数と同数のビット数の
みのデータ(本実施の形態では64ビット(8バイト)
のデータ)で表現することができる。
【0046】一方、重み付け値として実数値も含まれる
場合は、図4(B)に示すように、被写体の顔の部分に
対応する分割領域に対する重み付け値として‘1’を設
定すると共に、減少している照明光に対応する分割領域
に対する重み付け値として一例として‘0.5’を設定
し、他の部分に対応する分割領域に対する重み付け値と
して‘0’を設定する。なお、本実施の形態では、この
場合の実数値による重み付け値として、0から1までの
0.1刻みの数値(0.1、0.2、・・・)を適用し
ている。
【0047】図5(A)には、コントローラ20から撮
影装置26A及び撮影装置26Bに送信されるコマンド
の本実施の形態に係るデータフォーマットが示されてい
る。同図に示すように、当該データフォーマットは、メ
イン・コマンドの種類を示すメイン・コマンド部(本実
施の形態では1バイト構成)、サブ・コマンドの種類を
示すサブ・コマンド部(本実施の形態では3ビット構
成)、添付するデータの種別を示す種別部(本実施の形
態では1ビット構成)、及び可変長のデータ部から構成
されている。
【0048】一方、図5(B)には、重み付け値として
整数値のみを適用する場合の測光モード設定コマンドの
データフォーマットが示されている。同図に示すよう
に、この場合は、メイン・コマンド部に露出調整コマン
ドに割り当てられたデータが、サブ・コマンド部に測光
モード設定コマンドに割り当てられたコマンドが、種別
部に重み付け値として整数値のみを適用する旨を示す数
値(本実施の形態では‘0’)が、データ部に重み付け
値を示す重み付けデータ(本実施の形態では図4(A)
に示した8バイト分のデータ)が、各々設定されて撮影
装置26A又は撮影装置26Bに送信される。
【0049】また、図5(C)には、重み付け値として
実数値も含まれる場合の測光モード設定コマンドのデー
タフォーマットが示されている。同図に示すように、こ
の場合は、メイン・コマンド部に露出調整コマンドに割
り当てられたデータが、サブ・コマンド部に測光モード
設定コマンドに割り当てられたコマンドが、各々図5
(B)と同様に設定されると共に、種別部に重み付け値
として実数値も適用まれる旨を示す数値(本実施の形態
では‘1’)が、データ部に重み付け値を示すデータ
が、各々設定されて撮影装置26A又は撮影装置26B
に送信される。なお、本実施の形態では、前述のよう
に、この場合の重み付け値として0から1までの0.1
刻みの数値を適用しているが、上記データ部に設定する
重み付け値としては、実際の重み付け値を10倍したも
のが適用される。これによって、この場合の重み付け値
を、見かけ上、1分割領域当り4ビット構成の整数値と
して設定することができる。
【0050】一方、上記画像転送コマンドは、前述のよ
うに撮影によって得られた画像データの転送を指示する
コマンドであるが、本実施の形態に係る画像転送コマン
ドでは、この際の画像データとして、撮影によって得ら
れた画素毎のR(赤)、G(緑)、B(青)のデジタル
画像データ、及び当該デジタル画像データから得られる
撮影画面の各分割領域毎の輝度信号値を示す輝度信号デ
ータと色信号値を示す色信号データ、の何れかの転送を
選択的に指示することができる。なお、上記輝度信号デ
ータは、対応する分割領域における画素毎の輝度値を当
該分割領域に含まれる全ての画素について累積した値を
示すものとしてCPU46によって導出され、上記色信
号データは、対応する分割領域における画素毎の色信号
値の当該分割領域に含まれる全ての画素についての平均
値を示すものとしてCPU46によって導出される。
【0051】なお、本実施の形態に係る撮影システム1
0では、撮影時の画角として、被写体の全身を撮影する
全身用画角(図3(A)に示される画角状態)、被写体
の胸から上を撮影するバストショット画角(図3(B)
に示される画角状態)、及び被写体の顔のみを撮影する
顔アップ画角の3種類の画角のうちの何れかを操作部1
6に設けられた不図示の画角選択スイッチの操作によっ
て選択することができる。
【0052】また、本実施の形態に係る撮影システム1
0では、予め用意された複数の写真フレームから所望の
ものを操作部16に設けられた不図示の写真フレーム選
択スイッチの操作によって選択することができる。
【0053】更に、本実施の形態に係る撮影システム1
0では、撮影システム10に設けられた複数の撮影装置
(撮影装置26A及び撮影装置26B)から所望のもの
を操作部16に設けられた不図示の撮影装置選択スイッ
チの操作によって選択することができる。
【0054】コントローラ20が本発明の外部装置に、
撮影装置26A及び撮影装置26Bが本発明のカメラ
に、CCD42が本発明の撮像手段に、CPU46が本
発明の分割領域測光値導出手段及び全体測光値導出手段
に、通信制御部54が本発明の受信手段に、各々相当す
る。
【0055】次に、本実施の形態に係る撮影システム1
0の作用を説明する。まず、図6を参照して、コントロ
ーラ20において実行されるシステム設置時処理につい
て説明する。なお、図6は、撮影システム10の設置時
にコントローラ20において実行されるシステム設置時
処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであ
る。また、ここでは、第1室12Aに人間が入っておら
ず、かつ照明装置14A、照明装置14B及び照明装置
14Cの全てが点灯された状態となっていることを前提
に説明する。
【0056】同図のステップ100では、初期処理とし
て露出調整コマンド、画質調整コマンド及び撮影モード
コマンドの各コマンドによって所定の露出状態、画質状
態、及び撮影モードを撮影装置26Aに対して設定し、
次のステップ102では、レンズ制御コマンドによって
画角が全身画角となるように撮影装置26Aに対して設
定する。
【0057】次のステップ104では、撮影装置26A
に対し、撮影コマンドを送信することによって撮影装置
26Aに対して撮影を実行する旨を指示し、所定時間
(当該指示に応じた撮影装置26Aによる撮影が終了す
るまでの時間)の経過の後に画素毎のデジタル画像デー
タの転送を指示する旨の画像転送コマンドと、輝度信号
データ及び色信号データの転送を指示する旨の画像転送
コマンドとを送信する。これに応じて撮影装置26Aで
は、撮影を行った後に、当該撮影によって得られた画素
毎のデジタル画像データをコントローラ20に転送する
と共に、当該デジタル画像データに基づき各分割領域毎
の輝度信号データ及び色信号データをCPU46によっ
て導出しコントローラ20に対して転送する。
【0058】そこで、次のステップ106では、撮影装
置26Aから転送された画素毎のデジタル画像データ
と、輝度信号データ及び色信号データとを基準画像デー
タとして、内蔵された不図示のハードディスク装置の所
定領域に記憶する。
【0059】次のステップ108では、設定可能な全て
の画角(本実施の形態では、全身画角、バストショット
画角、及び顔アップ画角の3種類の画角)について上記
ステップ102〜ステップ106の処理が終了したか否
かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ10
2へ戻り、肯定判定となった時点でステップ110へ移
行する。
【0060】なお、上記ステップ102〜ステップ10
8の繰り返し処理を行う際には、ステップ102におい
て、それまでに設定していない画角を撮影装置26Aに
対して設定するようにする。
【0061】ステップ110では、撮影システム10に
設けられている全ての撮影装置について上記ステップ1
00〜ステップ108の処理が終了したか否かを判定
し、否定判定となった場合は上記ステップ100へ戻
り、肯定判定となった時点で本システム設置時処理を終
了する。
【0062】なお、上記ステップ100〜ステップ11
0の繰り返し処理を行う際には、それまでに処理対象と
していない撮影装置(この場合は、撮影装置26B)を
処理対象とする撮影装置とする。
【0063】本システム設置時処理によって、撮影装置
26A及び撮影装置26Bについて、設定可能な全ての
画角毎に基準画像データ(画素毎のデジタル画像データ
と、分割領域毎の輝度信号データ及び色信号データ)が
得られることになる。
【0064】次に、図7を参照して、コントローラ20
において実行されるシステム起動時処理について説明す
る。なお、図7は、撮影システム10の起動時(電源投
入時)にコントローラ20において実行されるシステム
起動時処理プログラムの処理の流れを示すフローチャー
トである。また、ここでは、第1室12Aに人間が入っ
ておらず、かつ照明装置14A、照明装置14B及び照
明装置14Cの全てが点灯された状態となっていること
を前提に説明する。
【0065】同図のステップ200では、初期処理とし
て露出調整コマンド、画質調整コマンド及び撮影モード
コマンドの各コマンドによって所定の露出状態、画質状
態、及び撮影モードを撮影装置26Aに対して設定し、
次のステップ202では、レンズ制御コマンドによって
画角が全身画角となるように撮影装置26Aに対して設
定する。なお、上記ステップ200において設定する露
出状態、画質状態、及び撮影モードは、前述のシステム
設置時処理(図6参照)のステップ100における設定
内容と同様のものとする。
【0066】次のステップ204では、撮影装置26A
に対し、撮影コマンドを送信することによって撮影装置
26Aに対して撮影を実行する旨を指示し、所定時間
(当該指示に応じた撮影装置26Aによる撮影が終了す
るまでの時間)の経過の後に輝度信号データ及び色信号
データの転送を指示する旨の画像転送コマンドを送信す
る。これに応じて撮影装置26Aでは、撮影を行った後
に、当該撮影によって得られたデジタル画像データに基
づき各分割領域毎の輝度信号データ及び色信号データを
CPU46によって導出しコントローラ20に対して転
送する。
【0067】次のステップ206では、撮影装置26A
から転送されてきた各分割領域毎の色信号データにおけ
る撮影画面の中央部に位置する所定領域(本実施の形態
では、図3(A)におけるA−4/B−4、A−5/B
−4、A−4/B−5、及びA−5/B−5の4領域)
に対応する色信号データの平均値を演算することによっ
て当該所定領域全体としての色信号値ISを導出し、次
のステップ208では、前述のシステム設置時処理(図
6参照)によって不図示のハードディスク装置に記憶し
ておいた全身画角設定時における基準画像データの上記
所定領域に対応する輝度信号データの平均値を演算する
ことによって当該所定領域全体としての色信号値IKを
導出する。
【0068】次のステップ210では、導出した色信号
値ISと色信号値IKとの差分(|IS−IK|)が所
定閾値TH1より大きいか否かを判定し、肯定判定の場
合はステップ212へ移行してホワイトバランスの設定
値を色信号値ISと色信号値IKの差分の大きさに応じ
て変更し、変更後のホワイトバランス設定値を撮影装置
26Aに転送した後にステップ214へ移行する。な
お、上記所定閾値TH1としては、この値を上記差分が
越えた場合にホワイトバランス設定値を調整したほうが
よいと見なすことができる値を実験やコンピュータ・シ
ミュレーション等によって得ておき、当該値を適用する
ことができる。
【0069】一方、上記ステップ210において否定判
定となった場合は上記ステップ212の処理を行うこと
なく、すなわち、ホワイトバランス設定値の変更を行う
ことなくステップ214へ移行する。
【0070】ステップ214では、撮影システム10に
設けられている全ての撮影装置について上記ステップ2
00〜ステップ212の処理が終了したか否かを判定
し、否定判定となった場合は上記ステップ200へ戻
り、肯定判定となった時点で本システム起動時処理を終
了する。
【0071】なお、上記ステップ200〜ステップ21
4の繰り返し処理を行う際には、それまでに処理対象と
していない撮影装置(この場合は、撮影装置26B)を
処理対象とする撮影装置とする。
【0072】本システム起動時処理によって、撮影装置
26A及び撮影装置26Bに対し、当該撮影システム1
0の設置環境状況の変化(一例として、使用している照
明装置とは異なる色温度の外光が筐体12内に入射して
いる状況)等に応じた、最適なホワイトバランスを設定
することができる。
【0073】本システム起動時処理におけるステップ2
12の処理が本発明のホワイトバランス調整手段に相当
する。
【0074】次に、図8を参照して、コントローラ20
において実行される撮影時処理について説明する。な
お、図8は、操作部16に設けられたコイン・マシンに
所定金額の代金が投入されたときにコントローラ20に
おいて実行される撮影時処理プログラムの処理の流れを
示すフローチャートである。また、ここでは、第1室1
2Aに人物Hが入っており、かつ照明装置14A、照明
装置14B及び照明装置14Cの全てが点灯された状態
になっていると共に、人物Hにより、所望の画角、写真
フレーム、及び撮影装置が、不図示の画角選択スイッ
チ、写真フレーム選択スイッチ、及び撮影装置選択スイ
ッチの操作によって選択されていることを前提に説明す
る。
【0075】同図のステップ300では、初期処理とし
て露出調整コマンド、画質調整コマンド及び撮影モード
コマンドの各コマンドによって所定の露出状態、画質状
態、及び撮影モードを人物Hによって選択された撮影装
置(以下、「選択撮影装置」という。)に対して設定す
ると共に、レンズ制御コマンドによって画角が人物Hに
よって設定された画角となるように選択撮影装置に対し
て設定する。なお、本ステップ300において設定する
露出状態、画質状態、及び撮影モードは、前述のシステ
ム設置時処理(図6参照)のステップ100における設
定内容と同様のものとする。
【0076】なお、ここでコントローラ20は、ステッ
プ300の処理とは別に、ビデオ出力制御コマンドによ
り選択撮影装置に対してビデオ出力信号を送信する旨を
指示する。これによって、選択撮影装置からコントロー
ラ20のビデオキャプチャーボード20Aへの、撮影に
よって得られたビデオ出力信号のアナログ信号処理部5
2を介した送信が開始されることになる。
【0077】そこでコントローラ20は、選択撮影装置
から受信され、かつビデオキャプチャーボード20Aに
よってキャプチャーされた画像データに対して人物Hに
よって選択された写真フレームの画像データを組み合わ
せた後にNTSC信号としてモニタ22に送信すること
を開始する。これによって、モニタ22には、選択撮影
装置による撮影によって得られた画像(動画像)が、人
物Hによって選択された写真フレームと重ね合わされた
状態でリアルタイムに表示されることになる。
【0078】次のステップ302では、選択撮影装置に
対し、撮影コマンドを送信することによって当該選択撮
影装置に対して撮影を実行する旨を指示し、所定時間
(当該指示に応じた選択撮影装置による撮影が終了する
までの時間)の経過の後に画素毎のデジタル画像データ
の転送を指示する旨の画像転送コマンドと、輝度信号デ
ータ及び色信号データの転送を指示する旨の画像転送コ
マンドとを送信する。これに応じて撮影装置26Aで
は、撮影を行った後に、当該撮影によって得られた画素
毎のデジタル画像データをコントローラ20に転送する
と共に、当該デジタル画像データに基づき各分割領域毎
の輝度信号データ及び色信号データをCPU46によっ
て導出してコントローラ20に転送する。
【0079】次のステップ304では、選択撮影装置か
ら転送されてきた画素毎のデジタル画像データによって
示される画像の背景領域を次のように検出する。
【0080】すなわち、前述のシステム設置時処理(図
6参照)によって不図示のハードディスク装置に記憶し
ておいた基準画像データのうちの、本撮影時処理を実行
するに当って人物Hによって選択された画角に対応する
画素毎のデジタル画像データを不図示のハードディスク
装置から読み出し、当該デジタル画像データと上記ステ
ップ302の処理によって取り込まれた画素毎のデジタ
ル画像データとを対応する画素毎に比較し、極端に異な
る値となった画素領域を人物Hが存在する領域(以下、
「被写体領域」という。)であるものと見なし、他の領
域を背景領域として検出する。
【0081】次のステップ306では、上記ステップ3
04の処理によって得られた被写体領域から人物Hの顔
が位置する領域(以下、「顔領域」という。)を次のよ
うに検出する。
【0082】すなわち、上記ステップ302の処理によ
って取り込まれた画素毎のデジタル画像データのうちの
被写体領域に対応する画像データにおいて、値が人間の
肌の色を示すと見なされる画素群によって構成される画
素領域で、かつ所定サイズ以上の広さとなる画素領域を
顔領域であるものと見なして検出する。
【0083】次のステップ308では、上記ステップ3
02の処理によって取り込まれた各分割領域毎の輝度信
号データから、上記ステップ304の処理によって検出
された背景領域に対応する分割領域のうちの所定の分割
領域に対する輝度信号データが示す輝度信号値ESを抽
出し、次のステップ310では、前述のシステム設置時
処理(図6参照)によって不図示のハードディスク装置
に記憶しておいた基準画像データであって、かつ人物H
によって設定された画角と同一の画角設定時における基
準画像データから上記ステップ304の処理によって検
出された背景領域に対応する分割領域のうちの所定の分
割領域における輝度信号値EKを上記ハードディスク装
置から読み出す。
【0084】なお、本実施の形態では、上記ステップ3
08及びステップ310における所定の分割領域とし
て、撮影画面の4つの角点に位置する分割領域(図3に
示す例では、A−1/B−1、A−8/B−1、A−1
/B−8、及びA−8/B−8の4領域)を適用してい
る。従って、上記ステップ308及びステップ310で
は、各々最大で、当該4角点に位置する分割領域に各々
対応する4つの輝度信号値ES及び輝度信号値EKが得
られることになる。
【0085】次のステップ312では、上記所定の分割
領域の各々について、輝度信号値ESが同一の分割領域
に対する輝度信号値EK未満となる分割領域が存在する
か否かを判定し、肯定判定の場合はステップ314へ移
行して、次のように重み付け値を決定する。
【0086】すなわち、まず、輝度信号値ESが輝度信
号値EK未満となった分割領域が1つのみ存在した場合
は、当該分割領域に対応する重み付け値を‘0’から
‘1’までの範囲内の値で、かつ上記輝度信号値ESと
輝度信号値EKとの差分が大きいほど大きな値となるよ
うに決定する。また、輝度信号値ESが輝度信号値EK
未満となった分割領域が複数存在した場合は、当該複数
の分割領域及び当該複数の分割領域に挟まれた分割領域
に対する重み付け値を‘0’から‘1’までの範囲内の
値で、かつ当該複数の分割領域毎の輝度信号値ESと輝
度信号値EKとの差分の平均値が大きいほど大きな値と
なるように決定する。
【0087】例えば、図4(B)に示すA−1/B−8
及びA−8/B−8の2つの領域で輝度信号値ESが輝
度信号値EK未満となった場合は、これらの分割領域
と、これらの分割領域に挟まれた分割領域(図4(B)
で破線で囲まれた領域)に対する重み付け値として、一
例として‘0.5’を設定する。
【0088】次に本ステップ314では、上記ステップ
306において検出された顔領域に対応する分割領域に
対する重み付け値として‘1’を設定し、残りの分割領
域、すなわち、輝度信号値ESが輝度信号値EK未満と
なった分割領域と、当該分割領域が複数存在した場合の
各分割領域に挟まれた分割領域と、顔領域に対応する分
割領域と、を除いた全ての分割領域に‘0’を設定す
る。
【0089】そして、本ステップ314では、設定した
重み付け値を添付した状態で測光モード設定コマンドを
所定のデータフォーマット(図5(C)のデータフォー
マット)で選択撮影装置に送信する。
【0090】これによって、選択撮影装置におけるCP
U46では、コントローラ20から受信した測光モード
設定コマンドに添付されてきた重み付け値と、撮影によ
って得られたデジタル画像データによって示される各分
割領域毎の輝度信号値とを用いた重み付け平均を演算す
ることによって撮影画面全体としての測光値を導出し、
導出した測光値に応じて露出値(所謂EV値)を導出
し、導出した露出値に応じて露出(シャッター速度及び
絞り値)を設定する。
【0091】すなわち、本実施の形態に係る撮影システ
ム10では、被写体の重要箇所である人物Hの顔に対応
する分割領域に対する重み付け値として最大値(本実施
の形態では‘1’)を設定すると共に、輝度信号値がシ
ステム設置時における輝度信号値より減少した分割領域
では当該分割領域に関与する照明光が経時変化等で低下
したと考えられるため、当該分割領域に対する重み付け
値を輝度信号値の減少量に応じて大きな値となるように
設定することにより、人物Hの顔のみを考慮して重み付
け値を設定する場合の、顔のみが適正露出となり、かつ
減少した照明光に対応する撮影領域が暗めに撮影されて
しまう不具合を回避することができ、全体的にバランス
の取れた撮影を行うことができるようにしている。な
お、この場合は、顔の部分については、やや明るく撮影
されてしまうが、一般には顔を明るめに撮影することを
好む傾向が高く、かつ全体的なバランスを重視する傾向
が高いため、あまり問題とはならない。
【0092】一方、上記ステップ312において否定判
定された場合はステップ316へ移行し、上記ステップ
306において検出された顔領域に対応する分割領域に
対する重み付け値として‘1’を設定し、残りの分割領
域に対する重み付け値として‘0’を設定する。
【0093】そして、本ステップ316では、設定した
重み付け値を添付した状態で測光モード設定コマンドを
所定のデータフォーマット(図5(B)のデータフォー
マット)で選択撮影装置に送信する。
【0094】これによって、選択撮影装置では、コント
ローラ20から受信した測光モード設定コマンドに添付
された重み付け値と、撮影によって得られた画素毎のデ
ジタル画像データによって示される各分割領域の輝度信
号値とを用いた重み付け平均を演算することによって撮
影画面全体としての測光値を導出し、導出した測光値に
応じて露出値を導出し、導出した露出値に応じて露出を
設定する。
【0095】一方、人物Hはモニタ22に映し出されて
いる映像を参照して、所望の状態となった時点で操作部
16に設けられている撮影の実行を指示するための不図
示の撮影ボタンを押下する。
【0096】そこで、次のステップ318では、人物H
により上記撮影ボタンが押下されたか否かを判定し、否
定判定の場合は上記ステップ302へ戻り、肯定判定と
なった時点でステップ320へ移行する。
【0097】このステップ302〜ステップ318の繰
り返し処理によって、人物Hが撮影ボタンを押下するま
での期間において、人物Hの状態に応じて選択撮影装置
の露出状態が逐次調整されることになる。
【0098】ステップ320では、選択撮影装置に対し
て撮影コマンドを送信することによって当該撮影装置に
対して撮影を実行する旨を指示し、所定時間(当該指示
に応じた選択撮影装置による撮影が終了するまでの時
間)の経過の後に画素毎のデジタル画像データの転送を
指示する旨の画像転送コマンドを送信する。これに応じ
て選択撮影装置では、撮影を行った後に、当該撮影によ
って得られた画素毎のデジタル画像データをコントロー
ラ20に対して転送する。
【0099】そこで次のステップ322では、選択撮影
装置から転送されてきたデジタル画像データをプリンタ
24に転送することによってプリンタ24による印刷処
理を行った後に本撮影時処理を終了する。なお、上記ス
テップ322の処理によって、プリンタ24では、コン
トローラ20から受信されたデジタル画像データにより
示される画像を印刷して人物Hが取り出し可能な状態で
出力する。
【0100】本撮影時処理におけるステップ304及び
ステップ306の処理が本発明の検出手段に、ステップ
314及びステップ316の処理が本発明の重み付け値
導出手段及び送信手段に、各々相当する。
【0101】以上詳細に説明したように、本実施の形態
に係る撮影装置26A及び撮影装置26Bでは、複数領
域に分割された撮影画面の各分割領域毎の測光値を、撮
影画面を多数個に分割して撮像するCCD42による撮
像によって得られた画像データに基づいて導出し、各分
割領域毎の測光値の各々に対する重み付け値を示す重み
付けデータをコントローラ20から受信し、上記導出し
た各分割領域毎の測光値及び上記受信した重み付けデー
タによって示される重み付け値を用いた重み付け平均の
演算によって撮影画面全体としての測光値を導出してい
るので、コントローラ20から任意の重み付け値を設定
することができ、この結果として、平均測光方式、スポ
ット測光方式等の複数の測光モードを設けることなく、
撮影シーンや被写体の状況にかかわらず最適な露出設定
を行うことができる。
【0102】また、本実施の形態に係る撮影システム1
0では、このような撮影装置26A及び撮影装置26B
を含むと共に、コントローラ20によって重み付け値を
導出して当該重み付け値を示す重み付けデータを撮影装
置26A及び撮影装置26Bに送信しているので、コン
トローラ20から撮影装置26A及び撮影装置26Bに
対して任意の重み付け値を設定することができ、この結
果として、撮影シーンや被写体の状況にかかわらず最適
な露出設定を撮影装置26A及び撮影装置26Bに対し
て行うことができる。
【0103】また、本実施の形態に係る撮影システム1
0では、撮影装置26A及び撮影装置26Bによる撮像
によって得られた画像データにより示される画像の重要
箇所(本実施の形態では人物Hの顔)を検出し、検出し
た重要箇所に対応する分割領域の測光値に対する重み付
け値が、他の箇所に対応する分割領域の測光値に対する
重み付け値より大きな値となるように重み付け値を導出
しているので、画像の重要箇所に対応する測光値を重視
して撮影画面全体としての測光値を導出することがで
き、この結果として画像の重要箇所に対して適正な露出
を設定することができる。
【0104】また、本実施の形態に係る撮影システム1
0では、重要箇所に対応する分割領域の測光値に対する
重み付け値を1とし、他の箇所に対応する分割領域の測
光値に対する重み付け値を0としている(図4(A)参
照)ので、重み付け値を撮影画面の分割数と同数のビッ
ト数のみのデータで表現することができ、重み付け値を
少ないデータ量で構成することができる。
【0105】また、本実施の形態に係る撮影システム1
0では、撮影装置26A及び撮影装置26Bによる撮像
によって得られた画像データにより示される輝度値が基
準値(基準画像データによって示される輝度値)以下と
なった分割領域に対する重み付け値を、上記輝度値と上
記基準値との差分が大きいほど大きな値となるように導
出しているので、輝度値の低下量に応じて重み付け値を
大きくすることができ、この結果として撮影画面全体の
測光値に対して輝度値が低下した分割領域の測光値を輝
度値の低下量に応じた大きさで反映させることができ、
よりバランスの取れた露出状態を設定することができ
る。
【0106】更に、本実施の形態に係る撮影システム1
0では、撮影装置26A及び撮影装置26Bによる撮像
によって得られた所定分割領域における画像データによ
り示される色温度と基準色温度との差分の大きさに応じ
てホワイトバランスの設定値を調整しているので、色温
度の変化量に応じてホワイトバランスを調整することが
でき、この結果として撮影によって得られる画像の品質
を向上させることができる。
【0107】なお、本実施の形態では、被写体として一
人の人物Hを適用した場合について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば、被写体とし
て複数の人間を適用する形態とすることもできる。この
場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができ
る。
【0108】また、本実施の形態では、撮影装置26A
及び撮影装置26Bによる撮像によって得られた画像デ
ータにより示される画像の重要箇所として人物の顔を適
用した場合について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、例えば、撮影システム10の設置時
の調整や、撮影システム10のメンテナンス時等におけ
る撮影状態の評価用に用いられる箇所を適用する形態と
することもできる。この場合は、当該評価用に用いられ
る箇所の測光値を重視して撮影画面全体としての測光値
を導出することができ、この結果として評価用に用いら
れる箇所に対して適正な露出を設定することができる。
【0109】
【発明の効果】本発明に係るカメラによれば、複数領域
に分割された撮影画面の各分割領域毎の測光値を、撮影
画面を多数個に分割して撮像する撮像手段による撮像に
よって得られた画像データに基づいて導出し、各分割領
域毎の測光値の各々に対する重み付け値を示す重み付け
データを外部装置から受信し、上記導出した各分割領域
毎の測光値及び上記受信した重み付けデータによって示
される重み付け値を用いた重み付け平均の演算によって
撮影画面全体としての測光値を導出しているので、外部
装置から任意の重み付け値を設定することができ、この
結果として、撮影シーンや被写体の状況にかかわらず最
適な露出設定を行うことができる、という効果が得られ
る。
【0110】また、本発明に係る撮影システムによれ
ば、本発明に係るカメラを含むと共に、外部装置によっ
て重み付け値を導出して当該重み付け値を示す重み付け
データを上記カメラに送信しているので、外部装置から
カメラに対して任意の重み付け値を設定することがで
き、この結果として、撮影シーンや被写体の状況にかか
わらず最適な露出設定をカメラに対して行うことができ
る、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る撮影システム10の構成を示
す概略破断側面図である。
【図2】実施の形態に係る撮影装置26A(撮影装置2
6B)の構成及び撮影装置26A(撮影装置26B)と
コントローラ20との間の接続状態を示すブロック図で
ある。
【図3】実施の形態に係る分割領域及び重み付け値の説
明に供する概略図である。
【図4】重み付け値の更に詳細な説明に供する概略図で
ある。
【図5】実施の形態に係るコントローラ20から撮影装
置26A及び撮影装置26Bに対して送信されるコマン
ドのデータフォーマットを示す図であり、(A)は全て
のコマンドに共通のデータフォーマットを、(B)は重
み付け値として整数値のみを適用する場合の測光モード
設定コマンドのデータフォーマットを、(C)は重み付
け値として実数値を適用する場合の測光モード設定コマ
ンドのデータフォーマットを、各々示す図である。
【図6】実施の形態に係るシステム設置時処理プログラ
ムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】実施の形態に係るシステム起動時処理プログラ
ムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】実施の形態に係る撮影時処理プログラムの処理
の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 撮影システム 14A、14B、14C 照明装置 20 コントローラ(外部装置) 22 モニタ 24 プリンタ 26A、26B 撮影装置(カメラ) 42 CCD(撮像手段) 46 CPU(分割領域測光値導出手段、全体測光値
導出手段) 54 通信制御部(受信手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 DB14 DB31 FB03 FB31 HA04 JA07 JA08 5C022 AA00 AB04 AB06 AB15 AC69 CA00 5C065 AA01 BB02 BB41 DD02 FF07 GG17 GG22 GG23 HH02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面を多数個に分割して撮像する撮
    像手段と、 複数領域に分割された前記撮影画面の各分割領域毎の測
    光値を前記撮像手段による撮像によって得られた画像デ
    ータに基づいて導出する分割領域測光値導出手段と、 前記各分割領域毎の測光値の各々に対する重み付け値を
    示す重み付けデータを外部装置から受信する受信手段
    と、 前記分割領域測光値導出手段によって導出された前記各
    分割領域毎の測光値及び前記受信手段によって受信され
    た重み付けデータによって示される重み付け値を用いた
    重み付け平均の演算によって前記撮影画面全体としての
    測光値を導出する全体測光値導出手段と、 を備えたカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラと、 前記重み付け値を導出する重み付け値導出手段、及び前
    記重み付け値導出手段によって導出された重み付け値を
    示す重み付けデータを前記カメラに送信する送信手段を
    備えた外部装置と、 を含む撮影システム。
  3. 【請求項3】 前記重み付け値導出手段に、前記カメラ
    による撮像によって得られた画像データにより示される
    画像の重要箇所を検出する検出手段を更に設けると共
    に、 前記重み付け値導出手段は、前記検出手段によって検出
    された重要箇所に対応する分割領域の測光値に対する重
    み付け値が、他の箇所に対応する分割領域の測光値に対
    する重み付け値より大きな値となるように重み付け値を
    導出する請求項2記載の撮影システム。
  4. 【請求項4】 前記重要箇所を、前記画像に被写体とし
    て人間が含まれる場合の当該人間の顔に対応する箇所、
    及び撮影状態の評価用に用いられる箇所の少なくとも一
    方とした請求項3記載の撮影システム。
  5. 【請求項5】 前記重み付け値導出手段は、前記重要箇
    所に対応する分割領域の測光値に対する重み付け値を1
    とし、他の箇所に対応する分割領域の測光値に対する重
    み付け値を0とする請求項3又は請求項4記載の撮影シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記重み付け値導出手段は、前記カメラ
    による撮像によって得られた画像データにより示される
    輝度値が基準値以下となった分割領域に対する重み付け
    値を、前記輝度値と前記基準値との差分が大きいほど大
    きな値となるように導出する請求項2乃至請求項5の何
    れか1項記載の撮影システム。
  7. 【請求項7】 前記カメラによる撮像によって得られた
    所定分割領域における画像データにより示される色温度
    と基準色温度との差分の大きさに応じてホワイトバラン
    スの設定値を調整するホワイトバランス調整手段を更に
    備えた請求項2乃至請求項6の何れか1項記載の撮影シ
    ステム。
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