JP2002317063A - 透湿性シート - Google Patents

透湿性シート

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JP2002317063A
JP2002317063A JP2001120556A JP2001120556A JP2002317063A JP 2002317063 A JP2002317063 A JP 2002317063A JP 2001120556 A JP2001120556 A JP 2001120556A JP 2001120556 A JP2001120556 A JP 2001120556A JP 2002317063 A JP2002317063 A JP 2002317063A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】透湿度が300g/m2・24hr以上で
あり、且つ、表面の色差L*値が70以下であることを
特徴とする透湿性シート。好ましくは、透気度が300
0秒/100cc以下であり、当該透湿性シートは、多
孔質熱可塑性樹脂フィルムと多孔質布との積層体からな
る構成されるものである。 【発明の効果】本発明に係る透湿性シートは、耐候性に
優れ長期間の使用が可能である。また、透湿度、透気度
の双方が適度の範囲にされているので、糞尿堆積物の被
覆シートなどとして好適に使用することができる。同様
に、本発明の透湿性シートは工事現場の盛土被覆材とし
ても利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透湿性シートに関す
る。更に詳しくは、工事現場の盛土や乳牛、肉牛、羊、
山羊、馬、豚などの家畜が***する糞尿を、乾燥・発酵
させる目的で使用される被覆材等に応用される透湿性シ
ートに関する。
【0002】
【従来の技術】透湿性シートは各種用途において利用さ
れているが、近年、土壌や糞尿堆積物の表面の被覆材と
して利用されつつある。例えば、特開平10ー2038
84号では、多孔質布、または、多孔質ポリオレフィン
フィルムと多孔質布との積層体よりなる、家畜の糞尿堆
積物の表面を被覆してこの糞尿堆積物を乾燥・発酵させ
るための糞尿堆積物被覆材が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように主に屋外で長期間使用される場合、適度の透湿
性、透気性を有しつつ、且つ、より耐候性に優れたシー
ト部材が要求される。そこで、本発明の目的は、耐候性
に優れた透湿性シートを提供することにある。例えば、
野外のパドックなどに堆積した家畜の糞尿の堆積物を被
覆し、雨水が流入するのを防止し糞尿堆積物の発酵を効
率的に促進させることができ、高い耐候性をもった被覆
材を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するため鋭意検討を行った結果、透湿性シートに
カーボンブラック等の遮光性顔料を適当量含有させたも
のであれば、かかる課題を解決できることを見い出し、
本発明に到達した。即ち、本発明の要旨は、透湿度が3
00g/m2・24hr以上であり、且つ、表面の色差
*値が70以下であることを特徴とする透湿性シート
に存する。また、本発明の他の要旨は、上記透湿性シー
トよりなる、家畜の糞尿堆積物の表面を被覆してこの糞
尿堆積物を乾燥・発酵させるための糞尿堆積物被覆材、
並びに工事現場の盛土被覆材にも存する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る透湿性シートは、その構成上の特徴から区
分すると、多孔質熱可塑性樹脂フィルム単独、多孔質布
単独、及び多孔質熱可塑性樹脂フィルムと多孔質布との
積層体のいずれかである。いずれの場合も、透湿性シー
ト全体の透湿度は300g/m2・24hr以上、好ま
しくは2000〜10000g/m2・24hrであ
る。特に、糞尿堆積物被覆材に使用する場合は、100
0g/m2・24hr以上であることが望ましい。透湿
性シートを糞尿堆積物被覆材に使用する場合、透湿度が
1000g/m2・24hr未満であると、該シートを
糞尿堆積物の被覆用に使用した際に、糞尿堆積物から蒸
発した水蒸気を十分に通さず、透湿の機能を十分に発揮
しないので好ましくない。なお、透湿度の上限は200
00g/m2・24hr程度で、この値を超えると、糞
尿から蒸発した水蒸気は十分に通すが、雨水なども透過
し易くなるので好ましくない。
【0006】また、本発明に係る透湿性シートは、その
構成部材である、多孔質熱可塑性樹脂フィルム及び多孔
質布のうち少なくとも一つの部材の表面の色差L*値が
70以下、好ましくは50以下のものである。通常はシ
ート片面の全表面が色差L*値が70以下であるが、部
分的に70を超える部分が存在してもよい。例えば、線
状や格子状や水玉のような模様などの部分で色差L*
が70を超える部分があってもよい。但し、色差L*
が70を超える部分は、全表面の40%以下であること
が好ましい。尚、本発明でいう色差L*値(−)は、J
IS K−7105準拠したもので、下式で示されるも
のである。 L*値=116(Y/Y01/3−16
【0007】次に、本発明の透湿性シートの構成材料と
なる多孔質熱可塑性樹脂フィルムについて説明する。
【0008】原料熱可塑性樹脂(a) 原料となる熱可塑性樹脂(a)は、透湿度が300g/
2・24hrの物性を発現するものであれば特に限定
するものではない。例えば、本発明に使用する熱可塑性
樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリー
4メチルペンテン等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチ
レンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等の
ポリエステル系樹脂、ポリアクリル酸メチル等のポリア
クリル酸系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニ
リデン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリブタジエン
等に代表されるジエン系樹脂等が挙げられる。
【0009】これらの樹脂のうち、安価な点に注目する
ポリオレフィン樹脂が好ましい。ポリオレフィン樹脂と
して特に好ましくは、線状低密度ポリエチレンと分岐状
低密度ポリエチレンの混合物である。線状低密度ポリエ
チレンは、炭素数が3〜8の分子骨格であるα−オレフ
ィンとエチレンとの共重合体であり、密度が0.910
〜0.940g/cm3、メルトインデックスが0.5
〜5g/10分のものが好ましい。密度が0.910g
/cm3未満になると均一延伸性が低下し、0.940
g/cm3を超えると延伸フィルムの柔軟性が損なわれ
る。また、メルトインデックスが0.5g/10分未満
になるとフィルムを押し出すときに異常流動により厚み
が均一なフィルムを得ることが難しくなり、5g/10
分を超えると均一延伸性が悪化する。
【0010】分岐状低密度ポリエチレンは、エチレンを
公知の高圧法で重合させることによって得られるもの
で、メルトインデックスが0.1〜4g/10分、密度
が0.915〜0.925g/cm3のものが好まし
い。メルトインデックスが0.1g/10分未満になる
と前者の線状低密度ポリエチレンと混ざり合いが悪くな
り、4g/10分を超えると均一厚みのフィルムが得ら
れなくなる。また、密度が0.925g/cm3を超え
ると均一厚みのフィルムが得られなくなる。
【0011】充填剤(b) 熱可塑性樹脂(a)に配合する充填剤(b)は、無機充填剤
および有機充填剤のいずれでもよく、これらを2種類以
上混合して使用してもよい。無機充填剤としては、炭酸
カルシウム、タルク、クレー、カオリン、シリカ、珪藻
土、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸マグネシウ
ム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、酸化カルシウム、
酸化マグネシウム、酸化チタン、アルミナ、マイカ、ア
スベスト粉、ガラス粉、シラスバルーン、ゼオライト、
珪酸白土などが挙げられる。中でも、炭酸カルシウム、
タルク、クレー、シリカ、珪藻土、硫酸バリウムなどが
好適である。
【0012】有機充填剤としては、木粉、パルプ粉など
のセルロース系粉末が挙げられる。これらは単独または
混合して用いられる。充填剤の平均粒径としては、30
μm以下のものが好ましく、中でも0.7〜10μmが
好ましい。粒径が大き過ぎると延伸物の孔の緻密性が悪
くなり、また、粒径が小さ過ぎると樹脂へ分散性が悪
く、成形性も劣る。上記の充填剤(b)は、樹脂(a)への
分散性、更には樹脂(a)の延伸性の観点から、表面処
理剤によって表面処理されていることが好ましい。表面
処理剤としては、脂肪酸またはその金属塩などが挙げら
れる。
【0013】遮光性顔料(c) 本発明において最も大きな特徴とするところは、熱可塑
性樹脂(a)に遮光性顔料(c)を配合することである。こ
れにより、多孔質熱可塑性樹脂フィルムの表面を、色差
*値が70以下、好ましくは50以下に調整すること
ができる。かかる遮光性顔料としてはカーボンブラック
や群青などがあげられる。例えば、黒色顔料としてはカ
ーボンブラックや炭素粉末や黒鉛粉末などがあげられ
る。中でもカーボンブラックが最も好ましい。カーボン
ブラックは、その製法によって特に限定されるものでは
なく、天然ガス、アセチレン、アントラセン、ナフタリ
ン、コールタール、芳香族系石油留分などを不完全燃焼
させて得られた、黒色炭素粉末を指し、一般にチャネル
ブラック、ファーネスブラック、アセチレンブラック、
サーマルブラック、ランプブラックなどと言われている
ものが使用できる。粒子径も特に限定するものではな
い。熱可塑性樹脂(a)に遮光性顔料を添加する際、それ
自体を直接に配合することもできるが、分散性を良くす
る観点から流動性の良い熱可塑性樹脂とあらかじめ混練
した遮光性顔料のマスターバッチを使うことが好まし
い。マスターバッチ中の遮光性顔料の含有量は、通常1
0〜60重量%、好ましくは20〜50重量%程度で使
用される。
【0014】延伸助剤(d) 熱可塑性樹脂(a)には、上記成分の他にさらに必要に
応じ、延伸助剤(d)を添加することができる。延伸助
剤(d)としては、特定のエステル化合物、アミド化合
物、側鎖を有する炭化水素重合体、シリコーンオイル、
鉱油、ワックス類等を単独、或いは、2種類以上を混合
して用いられる。その使用量は、熱可塑性樹脂(a)と充
填剤(b)の合計量100重量部に対て、通常0.5〜1
0重量部である。この添加により、延伸性が向上し均一
なフィルムを得ることができるので好ましい。
【0015】上記のエステル化合物としてはアルコール
とカルボン酸からなる構造のモノもしくはポリエステル
であればいかなるものでもよく、ヒドロキシル基及びカ
ルボニル基末端を分子内に残した化合物でも、エステル
基の形で封鎖された化合物でもよい。具体的には、ステ
アリルステアレート、ソルビタントリステアレート、エ
ポキシ大豆油、精製ひまし油、硬化ひまし油、脱水ひま
し油、エポキシ大豆油、極度硬化油、トリメリット酸ト
リオクチル、エチレングリコールジオクタノエート、ペ
ンタエリスリトールテトラオクタノエート等が挙げられ
る。
【0016】アミド化合物としては、アミンとカルボン
酸からなる構造のモノもしくはポリアミド化合物であれ
ばいかなるものでもよく、アミノ基及びカルボニル基末
端を分子内に残した化合物でも、アミド基の形で封鎖さ
れた化合物でもよい。具体的にはステアリン酸アミド,
ベヘニン酸アミド,ヘキサメチレンビスステアリン酸ア
ミド,トリメチレンビスオクチル酸アミド,ヘキサメチ
レンビスヒドロキシステアリン酸アミド,トリオクタト
リメリット酸アミド、ジステアリル尿素,ブチレンビス
ステアリン酸アミド、キシリレンビスステアリン酸アミ
ド、ジステアリルアジピン酸アミド、ジステアリルフタ
ル酸アミド、ジステアリルオクタデカ二酸アミド、イプ
シロンカプロラクタム等及びそれらの誘導体が挙げられ
る。
【0017】側鎖を有する炭化水素重合体としては、ポ
リα−オレフィン類で、炭素数4以上の側鎖を有するオ
リゴマー類が好ましいが、エチレン−プロピレンの共重
合体、例えば三井化学社製の商品名ルーカントやそのマ
レイン酸誘導体、イソブチレンの重合体、例えば出光石
油化学社製の商品名ポリブテンHV-100、又はブタジエ
ン、イソプレンのオリゴマー及びその水添物、1ーヘキ
センの重合物、ポリスチレンの重合物及びこれらから誘
導される誘導体,ヒドロキシポリブタジエンやその水添
物、例えば,末端ヒドロキシポリブタジエン水添物(三
菱化学社製、商品名ポリテールHA)等が挙げられる。
シリコーン油としては、例えばポリジメチルシロキサ
ン、ポリメチルフェニルシロキサン等が挙げられる。鉱
油としては、流動パラフィン、パラフィンワックス等が
挙げられる。
【0018】ヒンダードアミン系光安定剤(e) 熱可塑性樹脂(a)には、上記成分の他にさらに必要に
応じ、ヒンダードアミン系光安定剤(e)を添加すること
ができる。ヒンダードアミン系光安定剤(e)としては、
SanoI LS-770、同LS-2626、同LS-765(商品名、いずれも
三共社製)、Tinuvin144、同622、同622LD、同770、同12
0(商品名、いずれもチバカイギ-社製)、Chimasorb 944F
L、同944LD、同119FL(商品名、いずれもチバガイギー社
製)、アデカスタブ LA-57、同LA-77、同LA-62、同LA-6
7、同LA-63、同LA-68、同LA-82、同LA-87(商品名、いず
れも旭電化社製)、SumisorbTM-061(商品名、住友化学工
業社製)、Cyasorb UV-3346(商品名、ACC社製),、 Goodl
ite UV-3034(商品名、グッドリッチ社製)などが挙げら
れる。中でも、Tinuvin 622,同622LD(コハク酸ジメチー
ルー1-(2ーヒドロキシエチル)一4ーヒドロキシー2,2,6,
6-テトラメチルピベリジン縮重合物)、Chimasorb 944F
L、同944LD(ボリ[ [6-(1,1,3,3ーテトラメチルブチル)
アミノー1,3,5ートリアジンー2,4ージイル],[(2,2,6,6
ーテトラメチルー4-ピペリジル)イミノ] ヘキサメチレ
ン [(2,「2,6,6ーテトラメチルー4ーピペリジル)イミ
ノ] ])が好適である。
【0019】紫外線吸収剤(f) 熱可塑性樹脂(a)には、上記成分の他に、さらに必要
に応じ、紫外線吸収剤(f)を添加することができる。
紫外線吸収剤(f)としては、通常、ベンゾトリアゾー
ル系、ベンゾフェノン系またはペンゾエート系紫外線吸
収剤が使用される。ペンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
としては、2-(5ーメチルー2ーヒドロキシフェニル)ペン
ゾトリアソール、2-[2ーヒドロキシー3,5ーピス(α,α-
ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾー
ル、2−(3,5ージーtーブチルー2ーヒドロキシフェニル)
ペンゾトリアゾール、2-(3-tーブチル-5ーメチルー2ー
ヒドロキシフェニル)−5ークロロベンゾトリアゾール、
2-(3,5ージーtーブチルー2ーヒドロキシフェニル)−5ー
クロロベンゾトリアゾール、 2-(3,5ージーtーアミルー
2ーヒドロキシフェニル)ペンゾトリアゾール、2-(2'−
ヒドロキンー5-tーオクチルフェニル)ペンゾトリアゾー
ルなどが挙げられる。
【0020】ペンゾフェノン系紫外線吸収剤としては、
2ーヒドロキシー4-nーオクトキシベンゾフェノン、2,2'
ージヒドロキシー4ーメトキシベンゾフェノン、2ーヒド
ロキシー4ーメトキシベンゾフェノン、p-tーブチルフェ
ニルサリシレートー2ーヒドロキシー4ーメトキシベンゾ
フェノン、2-(2ーヒドロキシー3,5ージ-tーブチルフエ
ニル)ペンゾトリアゾール などが挙げられる。ペンゾエ
ノン系紫外線吸収剤としては、2,4ージーtーブチルフェ
ニルー3,5ージーt-ブチルー4ーヒドロキシベンゾエート
などが遂げられる。中でも、2-ヒドロキシー4-nーオク
トキシベンゾフェノンが好適である。
【0021】その他の添加物 本発明の多孔質熱可塑性樹脂フィルムの構成成分は、上
記(a)〜(f)を主成分とするが、必要に応じて、一般に
樹脂組成物用として用いられている各種の添加物、例え
ば、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、中和剤、防曇
剤、アンチブロッキング剤、帯電防止剤、スリップ剤、
可塑剤等を配合してもよい。
【0022】原料樹脂組成物の製造 原料樹脂組成物を製造するには、熱可塑性樹脂(a)10
0重量部に対して、充填剤(b)は25〜400重量部、
好ましくは40〜300重量部、遮光性顔料(c)は0.
1〜20重量部、好ましくは1〜10重量部配合する。
延伸助剤(d)は任意成分であるが、使用する場合は、前
記したように、熱可塑性樹脂(a)と充填剤(b)の合計量
100重量部に対て、通常0.1〜10重量部である。
充填剤(b)の割合が25重量部未満であると、延伸した
フィルムに気孔が充分形成されず、多孔化度合いが低く
なり、また充填剤(b)の割合が400重量部を超えると
混練性、分散性、フィルムの成形性が劣り、更に延伸物
の表面強度が低下するので好ましくない。尚、フィルム
を延伸して気孔を形成させる場合は、上記したように充
填剤(b)を配合することが不可欠であるが、後記するよ
うに、フィルムに機械的手法で微細孔を形成させる場合
は、充填剤(b)は使用しなくてもよい。遮光性顔料(c)
の使用量が0.1重量部未満では着色が充分ではなく、
所定の色差L値を得ることができない。一方20重量部
を超えると経済的に不利である上にフィルム強度も低下
するので好ましくない。
【0023】ヒンダードアミン系光安定剤(e)と紫外
線吸収剤(f)は、添加する場合は、通常それぞれ0.
1〜10重量部使用される。ヒンダードアミン系光安定
剤(e)と紫外線吸収剤(f)の添加量が0.1重量部末満
であると、製品の被覆材を長期使用する際に耐候性が不
十分となり、また、10重量部を超えると、フィルム成
形後のブりーディングが過多となり好ましくなく、併せ
て耐久性の向上効果も少ない。なお、ヒンダードアミン
系光安定剤(e)と紫外線吸収剤(f)の使用割合は、用途
においては単独でも良いが、通常1〜50:50〜1、
好ましくは1〜10:10〜1である。
【0024】熱可塑性樹脂、充填剤、遮光性顔料、各種
の添加剤類などを混合するには、ドラム、タンブラー型
混合機、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサー、スー
パーミキサーなどが使用されるが、ヘンシェルミキサー
の様な高速攪拌型の混合機が望ましい。得られた混合物
の混練は、例えばスクリュー押出機、二軸スクリュー押
出機、ミキシングロール、バンバリーミキサー、二軸型
混練機などの周知の混練装置を用いることができる。
【0025】熱可塑性樹脂フィルムの製造 熱可塑性樹脂フィルムは、様々な方法で作成することが
できる。その製法としては、フィルムに機械的に微細孔
を開ける方法、熱可塑性樹脂と可塑剤との混練物からフ
ィルムを製造した後に可塑剤を抽出する方法、熱可塑性
樹脂フィルムの製膜後に延伸を繰り返して結晶界面から
剥離させる方法、熱可塑性樹脂に充填剤を混ぜ製膜後に
延伸する方法などが挙げられる。本発明の場合、特にそ
の製法を限定するものではないが、充填剤(b)を使用
し、製膜後に少なくともー軸方向に延伸する方法が好ま
しい。
【0026】例えば、各原料を含む組成物を溶融・混練
してべレット化した後、Tダイ法あるいはインフレーシ
ョン法により成形して未延伸フィルムとする。このと
き、可能であればペレット化せず直接製膜する方が好ま
しい。前記方法で調整した樹脂組成物からインフレーシ
ョン成形法やTダイ成形法により、通常は厚さ20〜4
00μmの未延伸フィルムを製造し、次いで、これらの
未延伸フィルムを延伸処理する方法により製造すること
ができる。インフレーション成形法においては、通常、
ブローアップ比(BUR)を1.2〜8の範囲が好ましい。
【0027】インフレーション成形法により製造した未
延伸フィルムは、次いで、少なくとも縦方向(フィルム
の引き取り方向)に一軸延伸される。未延伸フィルムを
延伸する際には、公知方法である、ロール延伸法、チュ
ーブラ-延伸法などが用いられる。また、延伸するには
ー段延伸方式でもニ段以上の多段延伸方式であってもよ
い。また、Tダイ成形法により製造された未延伸フィル
ムにおいても、少なくとも縦一軸延伸を行い、要すれ
ば、横方向(シートの引き取り方向と直角の方向)に延伸
する。
【0028】未延伸フィルムを延伸する際の温度条件
は、原料樹脂の種類、添加剤等の種類、量、フィルムの
厚さなどにより変るが、通常使用する熱可塑性樹脂の融
点の5℃以下の範囲で選ばれ、延伸倍率は縦・横それぞ
れ1.2〜8倍の範囲で選ばれる。なお、延伸工程終了
後に熱処理すると、得られたフィルムの寸法精度を安定
化することができる。このようにして得られるフィルム
は、厚さが通常100μm以下、好ましくは30〜90
μmである。
【0029】次に、多孔質布について説明する。多孔質
布は、透湿度が300g/m3・24hr以上であれば
良く、例えばスプリットヤーンから作製された割布、不
織布、織布または網状物などであって、目付が10ー5
00g/m2程度のものが好適である。中でも、不織布
が特に好ましい。これらの原料としては、ポリオレフイ
ン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、レーヨン
などが用いられ、通常これら樹脂成分には、その耐候
性、耐光性、耐久性などを向上させるために、紫外線吸
収剤、ヒンダードアミン系光安定剤、着色剤などの各種
の樹脂添加剤を配合するのが好ましい。また、強度をあ
げるために、上記の多孔質布を2種以上組み合わせても
良いし、フラットヤーンと組み合わせても良い。上記の
各種の樹脂添加剤としては、多孔質熱可塑性樹脂フィル
ムの製造に用いられた物と同様の物が使用できる。
【0030】不織布は、製織、編組によらず繊維を布状
(シート状)にしたものをいい、繊維シートの製法別に、
乾式法、湿式法、スパンボンド法などに分けられる。乾
式法は、長さが1〜10cmの繊維を用い、紡績用カー
ドなどで繊維を薄いシート状にし、ニードルバンチ(針
をさして繊維をからめる)、ステッチボンド(糸で縫いつ
ける)、接着(接着剤、熱溶着繊維混用など)などで接合
するもので、かさ高性、弾力性に富むものが得られる。
【0031】湿式法は、長さが数mmの短い繊維を水中
に分散させて、合成樹脂の繊維をバインダーとして、抄
紙機を利用してシート状にするもので、化学繊維紙とも
いわれるように紙状を呈している。スパンボンド法は、
化学繊維を紡糸しながら、繊維を直接シート状に引き取
って不織布を製造する方法で、乾式法によった不織布と
同様、かさ高で柔らかい上、強度にも優れている。不織
布は、これらのうちいづれの方法によって製造されたも
のでもよい。不織布は、単位あたりの重量が通常10〜
500g/m2、好ましくは20〜300g/m2の範囲
から選ばれる。
【0032】不繊布製造用の原料樹脂への紫外線吸収剤
の配合量は、原料樹脂100重量部に対して0.01〜
5重量部、ヒンダードアミン系光安定剤は0.01〜5
重量部の範囲とするのが好ましい。基体樹脂への配合
は、短い繊維を製造する前に配合し混紡するのが好まし
い。本発明の多孔質布を作製するにあたり、不織布等に
カーボンブラック等の遮光性顔料を含有させることも可
能である。例えば、遮光性黒色顔料としてカーボンブラ
ックを用いた場合、その種類は特に規定は無いが、粒径
が大きすぎると発色性が落ちたり不織布が効率良く製造
されないので、好ましくは粒径50μm以下のものが好
ましい。また、カーボンブラックをあらかじめ混練した
マスターバッチを使用してもよい。
【0033】本発明の透湿性シートとして、多孔質布を
単独で使用する場合は多孔質布自体に、遮光性顔料を含
有させてその表面の色差L*値が70以下となるように
する必要がある。多孔質熱可塑性樹脂フィルムと多孔質
布との積層体を使用する場合には、通常いずれか一方の
層に遮光性顔料を含有させればよい。又、必要に応じて
両方の層に遮光性顔料を含有させることもできる。
【0034】本発明の透湿性シートは、多孔質熱可塑性
樹脂フィルム単独、又は多孔質布単独、又は多孔質熱可
塑性樹脂フィルムと多孔質布との積層体からなるもので
ある。製品強度の面からは2層、3層など多層構造の積
層体が好ましい。例えば、多孔質熱可塑性樹脂フィルム
/多孔質布/多孔質熱可塑性樹脂フィルム、多孔質布/
多孔質熱可塑性樹脂フィルム/多孔質布のような3層積
層体が挙げられる。多孔質熱可塑性樹脂フィルムと多孔
質布とを積層させるには、(i)接着剤を用いる方法、(i
i)熱接着による方法、などによることができる。いずれ
の方法によるにしても、多孔質熱可塑性樹脂フィルムと
多孔質布とはそれぞれの接着面積が対向する面の5〜8
0%の範囲になるように接着するのが好ましい。接着面
積が5%未満であると、得られる被覆材は接着部分が少
ないため、使用の際に接着した部分が剥離し、接着面積
が80%を越えると、接着面積が広すぎて被覆材の透湿
性、柔軟性が低下するので、いずれも好ましくない。ま
た、例えば機械的に孔を開けて透湿性シートを得る場合
は、熱可塑性樹脂フィルムと多孔質布とを押し出しラミ
等で積層させた後から機械的に孔を開けて透湿性シート
を作製することも可能である。
【0035】多孔質熱可塑性樹脂フィルムと多孔質布と
を接着させる方法は特に制限はないが、上記(i)接着剤
を用いて接着するには、ホットメルト接着剤、感圧接着
剤などを使用する方法が好ましい。この際に使用できる
ホットメルト接着剤としては、ボリアミド、ポリエステ
ル、ポリオレフインなどの樹脂が挙げられる。(ii)熱接
着による方法には、多孔質布の表面を加熱し、布層の素
材が熱可塑性樹脂の場合にはこれを加熱溶融させなが
ら、熱可塑性樹脂フィルムに押圧して接着する方法が挙
げられる。いずれの接着法によるにしても、接着面は、
線状、点状、格子状、ランダム状などのいずれかにする
のが好ましい。
【0036】以上のような本発明の透湿性シートの利用
方法としては、例えば、従来法によって堆積された糞尿
堆積物の上に被覆し、雨水が流入しない様にすればよい
が、透湿性シートの表面の色差L*値が70以下の部分
をもつ方の面を外側にして使用する。すなわち、(1)畜
舎横に構築されたコンクリート枠に堆積された糞尿堆積
物の上、(2)畜舎横のラグーンに堆積された糞尿堆積物
の上、(3)広いパドックに堆積された糞尿堆積物の上な
どを被覆すれぱよい。なお、糞尿堆積物を均一に発酵さ
せたり、水分の均一な乾燥を促進させるには、時々、被
覆材を剥がして糞尿堆積物の切り返しを行うのが好まし
い。同様に、本発明の透湿性シートは工事現場の盛土被
覆材としても利用できる。
【0037】本発明の透湿性シートを用いた糞尿堆積物
被覆材は、防水性があり、透湿性が良好なので、被覆材
を糞尿堆積物の被覆用に使用した際に、糞尿堆積物から
蒸発した水蒸気を十分に通すが、雨水や水滴を透過しな
いので、糞尿堆積物から液汁が流出することがなく、地
下に浸透して地下水を汚染したり、河川に流入して河川
水を汚染、富栄養化するという問題も少なくすることが
できる。また、糞尿堆積物の発酵臭が飛散するのを防ぐ
ことができるので、臭気公害の問題も解決することがで
きる。被覆材で被覆された糞尿堆積物は、水蒸気や発酵
によって生じたガスを被覆材の微孔から飛散させ、発酵
に必翼な空気などを被覆材の微孔から取入れることがで
き、時々の糞尿堆積物の切り返しを行うと、発酵・熟成
を促進させることができる。本発明に係る糞尿堆積物被
覆材によって被覆され、発酵・熟成、乾燥された糞尿堆
積物は、各種野菜、果菜、根菜、果樹、花などの堆肥と
して施肥することができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細説明す
るが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。各物性の測定方法は次の通り
である。 ・透湿度(g/m2・24hr):JIS Z−020
8準拠(30 ℃、90%湿度)・色差L*値(−):J
IS K−7105準拠(日本電色工業株式会社製SZ
−Σ80) ・透気度(秒/100cc):JIS Z−1096準
拠 ・表面性状:目視にて、孔や亀裂の有無を観察
【0039】実施例1 炭酸カルシウム(日東粉化社製、商品名:NS#100
0、平均粒径1.2μm)100重量部に対し12ヒド
ロキシステアリン酸(和光純薬工業社製)2重量部を、
ヘンシェルミキサーで100℃で10分処理をした。ポ
リエチレン系樹脂100重量部中、線状低密度ポリエチ
レン〔日本ポリケム社製、商品名:FW20G、密度:
0.921g/cm3、MI:1g/10分〕84重量
部(ポリエチレン系樹脂中86重量%)に対し、カーボ
ンブラックマスターバッチ〔低密度ポリエチレン/カー
ボンブラック=60/40)、MI:2g/10分〕1
6重量部と、シ#ペンタエリスリトールヘキサオクタノ
エート[三菱化学社製、商品名D−600]2重量部,
Tinuvin 622LD(ヒンダードアミン系光安
定剤)2重量部、Cyasorb UV−531(紫外
線吸収剤)1重量部、上記表面処理した炭酸カルシウム
165重量部をタンブラーミキサーにて混合した後、タ
ンデム型混練押出機を用いて220℃で均一に混練し、
ペレット状に加工した。
【0040】このペレットを円形ダイが装着された押出
成形機を用いて、200℃において溶融製膜したあと、
60℃に加熱した予熱ロール延伸ロールとの間で3.0
倍の延伸倍率で機械方向に一軸延伸し、厚さ50μmの
多孔質ポリオレフイン樹脂フィルムを得た。次に、得ら
れた多孔質ポリオレフイン樹脂フィルムを、多孔質布と
してナイロン系スパンボンド不燃布(目付け80g/m
2 )を選び、この不織布上にホットメルト樹脂を千鳥状
に塗布し、貼り合わせた。このようにして得られた透湿
性シートについて、測定した物性を表−1に示す。
【0041】比較例1 実施例1において、カーボンブラックマスターバッチを
使用することなく、分岐状低密度ポリエチレン〔日本ポ
リケム社製、商品名:LF441、密度:0.919g
/cm3、MI:2g/10分〕に変えた以外は同様に
して、厚さ50μmの多孔質ポリオレフイン樹脂フィル
ムを得た。得られた樹脂フィルムを実施例1と同様のナ
イロン系スパンボンド不燃布と貼り合わせ、透湿性のあ
るシートを得た。得られた透湿性シートの物性を表−1
に示す。
【0042】パドックに高水分含有糞尿を円錐状に堆積
した堆積物を実施例1および比較例1の透湿性被覆シー
トによって被覆し、他の一個は被覆しないで、時々切り
返しを行い、3ヶ月後の堆積物の水分の変化、堆積物の
大きさなどを測定した。測定結果を表−2に示す
【0043】バーク堆肥を円錐状に堆積した堆積物を3
個調整し、2個は実施例1および比較例1の透湿性シー
トを被覆し、他の1個は被覆しないで時々切り返しを行
い、3ヶ月後の水分、電気伝導度などの肥料成分の分析
を行った。結果を表−3に示す。また、透湿性シートの
表面の状態(特に紫外線による劣化度)を観察した。そ
の結果を表−3に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】表−2より次のことが明らかになった。 (1)透湿性シートで被覆した糞尿堆積物は、外側から
の進入を防ぎ、堆積物から蒸発した水蒸気を飛散させる
ことができるので、堆積物からの液汁の流出がなく、堆
積物表面の乾燥が進み、盛り上げが可能であるので、体
積面積を減らすことができた。また、実施例1では、体
積物表面の乾燥が特に進んでいる。 (2)これに対して、透湿性シートで被覆しない糞尿堆
積物は、降雨のない時は乾燥が進行するが、降雨時には
雨水が堆積物に浸水し水分の含有率が上昇し、体積面積
を減らすことができなかった。
【0048】表−3より次のことが明らかになった。 (1)透湿性シートで被覆した糞尿堆積物は、糞尿堆積
物の発酵が経時的に進行することによって塩類が増加す
るので、電気伝導度が非被覆堆積物よりも高い値となっ
ている。 (2)カーボンブラックを含有している実施例1の透湿
性シートの方が、表面の紫外線等による劣化が少ない。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る透湿性シートは、耐候性に
優れ長期間の使用が可能である。また、透湿度、透気度
の双方が適度の範囲にされているので、糞尿堆積物の被
覆シートなどとして好適に使用することができる。同様
に、本発明の透湿性シートは工事現場の盛土被覆材とし
ても利用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 23:00 C08L 23:00 Fターム(参考) 2D044 CA05 4F074 AA16A AA17A AA24A AA35A AA37A AA47A AA66A AA71A AA78A AC02 AG06 CA01 CB01 4F100 AA08H AA37A AA37B AA37H AK01A AK03A AK04 AK48 AK63 AL05 CA13A CA13B CA23 CB03 DG11B DG15 DJ06 DJ10A GB01 GB90 JB16A JD02 JD04A JL09 JN02A JN02B JN02H JN30A YY00A 4H061 AA03 CC36 CC47 EE66 GG48 GG70

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透湿度が300g/m2・24hr以上で
    あり、且つ、表面の色差L*値が70以下であることを
    特徴とする透湿性シート。
  2. 【請求項2】透気度が3000秒/100cc以下であ
    る請求項1記載の透湿性シート。
  3. 【請求項3】多孔質熱可塑性樹脂フィルムからなる請求
    項1又は2記載の透湿性シート。
  4. 【請求項4】多孔質布からなる請求項1又は2記載の透
    湿性シート。
  5. 【請求項5】多孔質熱可塑性樹脂フィルムと多孔質布と
    の積層体からなる請求項1又は2記載の透湿性シート。
  6. 【請求項6】多孔質熱可塑性樹脂フィルム及び/又は多
    孔質布が遮光性顔料を含有する請求項1〜5のいずれか
    1項記載の透湿性シート。
  7. 【請求項7】多孔質熱可塑性樹脂フィルムが多孔質ポリ
    オレフィン樹脂フィルムである請求項3〜6のいずれか
    1項記載の透湿性シート。
  8. 【請求項8】遮光性顔料がカーボンブラックである請求
    項6記載の透湿性シート。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項記載の透湿性
    シートよりなる、家畜の糞尿堆積物の表面を被覆してこ
    の糞尿堆積物を乾燥・発酵させるための糞尿堆積物被覆
    材。
  10. 【請求項10】請求項1〜8のいずれか1項記載の透湿
    性シートよりなる、工事現場の盛土被覆材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005110034A3 (en) * 2004-05-07 2006-02-16 Du Pont Compost coating material
JP2014139305A (ja) * 2012-12-19 2014-07-31 Seiren Co Ltd 多孔質フィルム
JP2019089677A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 ジェイカムアグリ株式会社 被覆粒状肥料および被覆粒状肥料を用いる施肥方法
RU2801846C1 (ru) * 2022-12-20 2023-08-16 Федеральное государственное бюджетное научное учреждение "Всероссийский научно-исследовательский институт фитопатологии" (ФГБНУ ВНИИФ) Многослойный мембранный материал для использования в холодных условиях для компостирования

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