JP2002316110A - 電子部品の洗浄方法およびそれに用いる洗浄装置 - Google Patents

電子部品の洗浄方法およびそれに用いる洗浄装置

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JP2002316110A
JP2002316110A JP2001121138A JP2001121138A JP2002316110A JP 2002316110 A JP2002316110 A JP 2002316110A JP 2001121138 A JP2001121138 A JP 2001121138A JP 2001121138 A JP2001121138 A JP 2001121138A JP 2002316110 A JP2002316110 A JP 2002316110A
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dust
compressed gas
cleaning
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blowing
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Kazunori Nishimura
和紀 西村
Masahiro Takada
正広 高田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエット方式による洗浄では、一旦はダスト
が除去できるものの洗浄液中を浮遊するダストが再付着
したりして十分な洗浄効果が得られず、金属等の導電性
のダストに起因するショート不良を低減できないという
課題を有していた。 【解決手段】 被処理物4に圧縮気体を吹きつけてダス
トを除去するに際し、前記圧縮気体に超音波発生器3に
より超音波を照射しながら被処理物4をドライ方式で処
理することにより被処理物4に付着したダストを効率良
く除去し金属等の導電性ダストが原因のショート不良を
大幅に低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダストの除去を行う
電子部品の洗浄方法およびそれに用いる洗浄装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年電子部品の製造において、半導体素
子や液晶基板のように清浄な状態で加工、組み立てなけ
ればならない電子部品が増大している。
【0003】このような電子部品は、一般的に素子の表
面が剥き出しになっており、金属等の導電性のダストが
付着するとショート不良を起こす場合がある。
【0004】特に電子部品をフェースダウン実装をする
フリップチップタイプでは素子の表面とパッケージの表
面が近接し、電子部品が何かの原因で帯電をすると容易
に金属ダスト等を吸着し、ショート不良になる可能性が
高くなる。
【0005】これらの金属ダスト対策として、例えば特
開平9−512677号公報に示されるように素子上に
空間を形成し素子の表面をダストから保護する技術が開
示されているが、コスト、形状の問題や技術的な課題に
よりほとんど用いられていない。
【0006】また、一般的な洗浄方法として洗浄液中に
被洗浄物を浸漬し超音波を印加する方法や、また特開平
9−10713号公報に示されるようにガスを含有させ
た洗浄液中に被洗浄物を浸漬し超音波を印加する方法な
どが用いられていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにウエット方式による洗浄では、一旦はダストが除
去できるものの洗浄液中を浮遊するダストが再付着した
りして結局十分な洗浄ができないという課題を有してい
た。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、一旦除去したダストの再付着を防止し、ドライ方
式で処理することにより乾燥工程が不要で耐熱性の低い
電子部品にも適用できる電子部品の洗浄方法およびこれ
に用いる洗浄装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下の方法を有するものである。
【0010】本発明の請求項1に記載の発明は、電子部
品を構成する被処理物に圧縮気体を吹きつけてダストを
除去する洗浄方法であって、前記圧縮気体に超音波を照
射しながら被処理物をドライ方式で処理するという方法
であり、これによりドライ方式で効率良くダストを除去
できるという作用効果が得られる。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、圧縮気
体は乾燥気体であるという方法であり、これにより気体
中の湿気の影響を抑制できるという作用効果が得られ
る。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、圧縮気
体は空気、窒素、アルゴンのいずれかであるという方法
であり、これにより圧縮気体が電子部品と酸化、還元な
どの反応をすることを抑制し安定に洗浄できるという作
用効果が得られる。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、圧縮気
体に超音波を照射しながら電子部品を構成する被処理物
をドライ方式で処理し、除去したダストを吸引するとい
う方法であり、これにより一旦除去したダストの再付着
を抑制するという作用効果が得られる。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、電子部
品を構成する被処理物に圧縮気体を吹きつける手段と、
前記圧縮気体に超音波を照射する手段と、除去したダス
トを吸引する手段を備えた電子部品の洗浄装置であり、
これによりドライ方式でダストを効率良く除去し、ダス
トの再付着を防止するという作用効果が得られる。
【0015】本発明の請求項6に記載の発明は、圧縮気
体の圧力制御装置、超音波の周波数制御装置および圧縮
気体の吹きつけ時間制御装置を具備した構成を有してお
り、これにより洗浄条件を最適化できるという作用効果
が得られる。
【0016】本発明の請求項7に記載の発明は、ダスト
を吸引する排気能力は圧縮気体の吹きつけ量よりも大き
くした構成を有しており、これにより被処理物の中に圧
縮気体が残留しないようにしダストの再付着を抑制する
という作用効果が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を用い
て、本発明の請求項1〜7について説明する。
【0018】図2は本発明の実施の形態1における弾性
表面波素子の製造工程フローを示す図である。
【0019】まず、成膜工程5では圧電性を有する基板
上にアルミニウムなどの金属薄膜を形成し、次にフォト
リソ工程6で所望の電極パターンを形成し、次にバンプ
ボンディング工程7で所定の位置に金などからなるバン
プを形成し、その後ダイシング工程8で所定の寸法に切
断し個片に分割し弾性表面波素子を得る。
【0020】図1は本発明による洗浄装置の構成を示す
模式図である。
【0021】図1において、1は圧縮気体吹きつけ用の
吹きつけヘッド、2は吸引ノズル、3は超音波発生器、
4は電子部品を構成する被処理物である。
【0022】弾性表面波素子を作製する工程と平行して
パッケージ準備工程9でパッケージを準備する。
【0023】次に超音波ドライ洗浄工程10では、図1
で示した洗浄装置を用いパッケージを洗浄する。
【0024】その後、弾性表面波素子実装工程11で弾
性表面波素子を洗浄済みパッケージにフリップチップ実
装する。
【0025】次に、封止工程12でパッケージと蓋体を
封止し、最後に完成品検査工程13で特性検査して弾性
表面波素子が完成する。
【0026】本発明はパッケージなどの被処理物4のダ
スト除去において、超音波振動を照射した圧縮気体を用
いてダストを吹き上げ、吸引ノズル2によりダストを吸
い取り再付着を防止することにより効率良くダストを除
去できることを発見したものである。
【0027】洗浄工程における操作について詳しく説明
する。
【0028】本発明の洗浄装置は装置に圧縮気体を送り
込む吹きつけヘッド1とその内部に超音波発生器3を備
え、超音波を加えた気体をパッケージなどの被処理物4
のキャビティ部へ吹きつけキャビティ内のダストを吹き
上げ、吸引ノズル2により吸い取る構成になっている。
【0029】一般に被処理物4上に静置したダストは、
被処理物4上に単に乗っている場合と、静電気吸着など
のように被処理物4と物理的あるいは化学的結合をして
いる場合がある。
【0030】ダストが被処理物4上に単に乗っている場
合は圧縮気体などを吹きつけることによりダストを除去
することは可能であるが、静電気吸着などのように被処
理物4と物理的あるいは化学的結合をしている場合はそ
の結合を切らないとダストの除去効果が高まらない。
【0031】そこで本発明では、圧縮気体を送り込む吹
きつけヘッド1の内部に超音波発生器3を備えることに
より圧縮気体に超音波振動を加え、それにより付着した
ダストを除去する効果が付加し、ダストが被処理物4と
物理的あるいは化学的結合をしていたとしても、圧縮気
体に付加された超音波振動によりその結合を切ることが
でき、数μmレベルの非常に取れにくいダストまで除去
することができるため、圧縮気体のみを吹きつけた場合
に比べダスト除去効率を格段に高めることができる。
【0032】なお、吹きつける圧縮気体は、空気、窒
素、アルゴン等の乾燥した気体であれば良いが、空気が
経済的に有利であるため、本実施の形態では空気を使用
した。
【0033】この方法で洗浄した具体的な例を説明す
る。
【0034】外形サイズ3.2×2.5mm、キャビテ
ィサイズ2.4×1.7mmのセラミックパッケージを
3個、超音波ドライ洗浄を実施した。
【0035】洗浄条件は被処理物4に付着したダストの
量や種類などにより最適値を選択しなければならない
が、本実施の形態では圧縮気体の圧力は20×105
a、印加する超音波振動の周波数は100kHz、吹き
つけ時間1sで行った。
【0036】なお、圧縮気体の圧力は2×105Pa以
上、超音波振動の周波数は20kHz以上であれば効果
が得られることを確認した。
【0037】洗浄の効果は洗浄前後のダスト量を電子顕
微鏡(SEM)にて確認をして行った。
【0038】(表1)にその結果を示す。ダスト量はい
ずれのパッケージにおいても1/70から1/200程
度と大幅に削減することができた。
【0039】また超音波ドライ洗浄を実施したセラミッ
クパッケージを使用することにより、弾性表面波デバイ
スのダストによるショート不良を3000ppmから2
0ppmへ低減することができた。
【0040】
【表1】
【0041】なお、洗浄効果を最大限に活用するために
はパッケージの洗浄は実装の直前に行うことが望まし
い。
【0042】また、ダストを吸引する排気能力は圧縮気
体の吹きつけ量よりも大きくすることによりダストの再
付着を防止することができ、良好な洗浄効果が得られ
る。
【0043】また、従来のようにウエット洗浄でダスト
除去した場合、乾燥工程が必要になり、例えば圧電性を
有する電子部品の場合加えられた熱により電荷が発生し
静電気放電などにより特性不良などが発生していたが、
本発明のようにドライ方式で洗浄することにより圧電性
を有する電子部品などにおいても静電気放電などにより
特性不良を発生させることなく効率良くダストを除去す
ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電子部品
を構成する被処理物に圧縮気体を吹きつけてダストを除
去するに際し、前記圧縮気体に超音波を照射しながら被
処理物をドライ方式で処理するという方法としており、
これにより被処理物に付着したダストを効率良く除去し
金属等の導電性ダストが原因のショート不良を大幅に低
減できるという作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における洗浄装置の構成
を示す摸式図
【図2】本発明の一実施の形態における工程フローを示
す図
【符号の説明】
1 吹きつけヘッド 2 吸引ノズル 3 超音波発生器 4 被処理物

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を構成する被処理物に圧縮気体
    を吹きつけてダストを除去する洗浄方法であって、前記
    圧縮気体に超音波を照射しながら被処理物をドライ方式
    で処理する電子部品の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 圧縮気体は乾燥気体である請求項1に記
    載の電子部品の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 圧縮気体は空気、窒素、アルゴンのいず
    れかである請求項1に記載の電子部品の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 電子部品を構成する被処理物に圧縮気体
    を吹きつけてダストを除去する洗浄方法であって、前記
    圧縮気体に超音波を照射しながら被処理物をドライ方式
    で処理し、除去したダストを吸引する電子部品の洗浄方
    法。
  5. 【請求項5】 電子部品を構成する被処理物に圧縮気体
    を吹きつける手段と、前記圧縮気体に超音波を照射する
    手段と、除去したダストを吸引する手段を備えた電子部
    品の洗浄装置。
  6. 【請求項6】 圧縮気体の圧力制御装置、超音波の周波
    数制御装置および圧縮気体の吹きつけ時間制御装置を具
    備した請求項5に記載の電子部品の洗浄装置。
  7. 【請求項7】 ダストを吸引する排気能力は圧縮気体の
    吹きつけ量よりも大きい請求項5に記載の電子部品の洗
    浄装置。
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