JP2002315131A - 配線構造 - Google Patents

配線構造

Info

Publication number
JP2002315131A
JP2002315131A JP2001107675A JP2001107675A JP2002315131A JP 2002315131 A JP2002315131 A JP 2002315131A JP 2001107675 A JP2001107675 A JP 2001107675A JP 2001107675 A JP2001107675 A JP 2001107675A JP 2002315131 A JP2002315131 A JP 2002315131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
optical
space
room
transmission means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001107675A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuharu Matsumoto
光晴 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001107675A priority Critical patent/JP2002315131A/ja
Publication of JP2002315131A publication Critical patent/JP2002315131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに仕切りにより分離された複数の空間に
おいて大掛かりな工事を行うことなく容易にかつ低コス
トで敷設することが可能な配線構造を提供することであ
る。 【解決手段】 同軸ケーブル3aにより伝送される電気
信号10は、同軸ケーブル3aの先端に接続された光空
間送受信機4により光信号5に変換される。変換された
光信号5は窓ガラス2を透過し、屋外Xに敷設された同
軸ケーブル3xの先端に接続されている光空間送受信機
4により、電気信号10に変換され、同軸ケーブル3x
により屋外Xを伝搬する。さらに、同軸ケーブル3xの
もう一方の先端に接続された光空間送受信機4により再
び光信号5に変換され、窓ガラス2を透過して、部屋B
内に敷設された同軸ケーブル3bの先端に接続された光
空間送受信機4により受信されるとともに電気信号10
に変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及に
伴い、企業などにおいては、社内のパーソナルコンピュ
ータをケーブルで接続し、社内LAN(ローカル・エリ
ア・ネットワーク)を構築しており、それに伴い、社内
におけるケーブルの配線が増加している。
【0003】また、一般家庭においても、BSアンテナ
線、ケーブルテレビなど、従来の地上波テレビや電話に
加えて屋外からの配線の引き込み、また各部屋に分配す
るケーブルの配線が増加している。
【0004】従来、壁を隔てた部屋と部屋との間または
屋外と屋内との間における配線の敷設においては、壁に
ケーブルを通すための孔を開けるか、もしくは、扉や窓
などの隙間を利用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、壁に孔
を開ける工事は大がかりなものであり、費用がかかる。
さらに、建築物に傷をつけることとなる。また、扉や窓
の隙間を利用する場合には、空調や防犯面において問題
が生じる可能性がある。さらに、建物の構造によっては
安全面から壁に孔を開けることができない場合がある。
【0006】本発明の目的は、互いに仕切りにより分離
された複数の空間において大掛かりな工事を行うことな
く容易にかつ低コストで敷設することが可能な配線構造
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る配線構造は、互いに仕切りにより分離された
第1の空間と第2の空間との間における配線構造であっ
て、第1の空間および第2の空間とは、共通の空間に隣
接し、第1の空間と共通の空間は、第1の透光性部分を
含む仕切りにより分離され、第2の空間と共通の空間
は、第2の透光性部分を含む仕切りにより分離され、第
1の空間と共通の空間との間で第1の透光性部分を介し
て光の形態で信号を伝送する第1の光伝送手段と、第2
の空間と共通の空間との間で第2の透光性部分を介して
光の形態で信号を伝送する第2の光伝送手段と、共通の
空間において、第1の光伝送手段と第2の光伝送手段と
の間で信号を伝送する信号伝送手段とを備えたものであ
る。
【0008】本発明に係る配線構造においては、第1の
光伝送手段により第1の空間と共通の空間との間で第1
の透光性部分を介して光の形態で信号が伝送され、第2
の光伝送手段により第2の空間と共通の空間との間で第
2の透光性部分を介して光の形態で信号が伝送される。
また、第1の信号伝送手段により第1の光伝送手段と第
2の光伝送手段との間で信号が伝送される。これによ
り、第1の空間と第2の空間との間で共通の空間を介し
て信号が伝送される。
【0009】この場合、大掛かりな工事を行うことなく
容易にかつ低コストで第1の空間と第2の空間との間に
配線構造を敷設することができる。
【0010】第1の信号伝送手段は、電気の形態で信号
を伝送する第1の電気信号伝送手段を含んでもよい。
【0011】この場合、共通の空間において、第1の電
気信号伝送手段により第1の光伝送手段と第2の光伝送
手段との間で電気信号が伝送される。
【0012】第1の光伝送手段と第1の電気信号伝送手
段との間で光から電気の形態または電気から光の形態へ
の信号の変換を行う第1の変換手段と、第2の光伝送手
段と第1の電気信号伝送手段との間で光から電気の形態
または電気から光の形態への信号の変換を行う第2の変
換手段とをさらに備えてもよい。
【0013】この場合、第1の変換手段により第1の光
伝送手段と第1の電気信号伝送手段との間で光から電気
の形態または電気から光の形態への信号の変換が行わ
れ、第2の変換手段により第2の光伝送手段と第1の電
気信号伝送手段との間で光から電気の形態または電気か
ら光の形態への信号の変換が行われる。
【0014】第1の信号伝送手段は、光の形態で信号を
伝送する第1の光信号伝送手段を含んでもよい。
【0015】この場合、共通の空間において、第1の光
信号伝送手段により第1の光伝送手段と第2の光伝送手
段との間で光信号が伝送されるので、共通の空間におけ
る給電が不要となる。
【0016】第1の光信号伝送手段は、光ファイバケー
ブルを含んでもよい。この場合、共通の空間において、
光ファイバケーブルにより第1の光伝送手段と第2の光
伝送手段との間で光信号が伝送される。
【0017】第1の光信号伝送手段は複数の光学ミラー
を含んでもよい。この場合、共通の空間において、複数
の光学ミラーにより第1の光伝送手段と第2の光伝送手
段との間で光信号が伝送される。
【0018】第1の空間で第1の光伝送手段に接続され
る第2の信号伝送手段と、第2の空間で第2の光伝送手
段に接続される第3の信号伝送手段とをさらに備えても
よい。
【0019】この場合、第1の空間において第2の信号
伝送手段により伝送される信号が第1の光伝送手段に与
えられ、または第1の光伝送手段により伝送される信号
が第1の空間において第2の信号伝送手段に与えられ
る。また、第2の空間において第3の信号伝送手段によ
り伝送される信号が第2の光伝送手段に与えられ、また
は第2の光伝送手段により伝送される信号が第2の空間
において第3の信号伝送手段に与えられる。
【0020】共通の空間において第1の光伝送手段から
伝送される信号を複数の方向に分岐させまたは複数の方
向から伝送される信号を第1の光伝送手段に合流させる
分岐合流手段をさらに備えてもよい。
【0021】この場合、共通の空間において、第1の光
伝送手段から伝送される信号が分岐合流手段により複数
の方向に分岐され、または複数の方向から伝送される信
号が分岐合流手段により第1の光伝送手段に合流され
る。それにより、第1の空間と第2の空間との間および
第1の空間とその他の空間との間で信号を伝送すること
が可能となる。
【0022】共通の空間において第1の光伝送手段から
伝送される信号を複数の方向のうちいずれかの方向に選
択的に与えるかまたは複数の方向のいずれかから伝送さ
れる信号を選択的に第1の光伝送手段に与える信号選択
手段をさらに備えてもよい。
【0023】この場合、共通の空間において第1の光伝
送手段から伝送される信号が信号選択手段により複数の
方向のうちいずれかの方向に選択的に与えられるか、ま
たは複数の方向のいずれかから伝送される信号が信号選
択手段により選択的に第1の光伝送手段に与えられる。
それにより、第1の空間と第2の空間との間および第1
の空間とその他の空間との間で信号を伝送することが可
能となる。
【0024】第1および第2の空間は、それぞれ建造物
の第1および第2の部屋であり、共通の空間は、建造物
の外部の空間であってもよい。
【0025】この場合、第1の部屋と第2の部屋との間
で外部の空間を介して信号が伝送される。したがって、
大掛かりな工事を行うことなく容易にかつ低コストで第
1の部屋と第2の部屋との間に配線構造を敷設すること
ができる。
【0026】透光性部分を含む仕切りにより囲まれた内
部空間と外部空間との間における配線構造であって、外
部空間において電波を送信または受信する送受信手段
と、内部空間と外部空間との間で透光性部分を介して光
の形態で信号を伝送する光伝送手段と、送受信手段と光
伝送手段との間で光から電気の形態または電気から光の
形態へ信号を変換する変換手段とを備えたものである。
【0027】本発明に係る配線構造においては、外部空
間において、送受信手段により電波が送信または受信さ
れ、光伝送手段により内部空間と外部空間との間で透光
性部分を介して光の形態で信号が伝送される。また、変
換手段により送受信手段と光伝送手段との間で光から電
気の形態または電気から光の形態へ信号が変換される。
それにより、内部空間から伝送された信号を外部空間か
ら電波として送信することができ、または外部空間で受
信した電波を内部空間に信号として伝送することができ
る。
【0028】この場合、大掛かりな工事を行うことなく
容易にかつ低コストで内部空間と外部空間との間に配線
構造を敷設することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施の形態 図1は本発明の第1の実施の形態における配線構造を示
した模式図である。図1において、部屋Aと部屋Bとは
壁1により分離されている。部屋Aおよび部屋B内には
それぞれ同軸ケーブル3aおよび同軸ケーブル3bが敷
設されている。
【0030】部屋Aおよび部屋Bの窓ガラス2まで敷設
された同軸ケーブル3aおよび同軸ケーブル3bの先端
には、光空間送受信機4がそれぞれ接続されている。一
方、屋外Xにおいては同軸ケーブル3xの両端部に光空
間送受信機4がそれぞれ取り付けられており、これらの
光空間送受信機4は、窓ガラス2を介して部屋A内およ
び部屋B内の光空間送受信機4とそれぞれ向かい合うよ
うに設置されている。
【0031】図2は図1の光空間送受信機4の構成を示
す模式図である。図2において、光空間送受信機4はパ
ッケージ12内に収容された発光素子7a、受光素子7
b、増幅器8a,8bおよびレンズ9から構成されてい
る。増幅器8は電気信号10を増幅し、発光素子7aは
増幅器8の出力信号を光信号5に変換する。受光素子7
bは光信号5を電気信号に変換し、増幅器8bは受光素
子7bの出力信号を増幅して電気信号10として出力す
る。
【0032】レンズ9は、発光素子7aにより変換され
た光信号5を平行光に変換する。また、レンズ9に入射
した光信号5を受光素子7bに集光する。
【0033】図1および図2において、同軸ケーブル3
aにより伝送される電気信号10は、同軸ケーブル3a
の先端に接続された光空間送受信機4の増幅器8aによ
り増幅され、発光素子7aにより光信号5に変換され
る。光信号5はレンズ9により平行光となり出射され
る。出射された光信号5は窓ガラス2を透過し、屋外X
に敷設された同軸ケーブル3xの先端に接続されている
光空間送受信機4のレンズ9により受光素子7bに集光
される。光信号5は受光素子7bにより、電気信号10
に変換され、増幅器8bにより増幅された後、同軸ケー
ブル3xにより屋外Xを伝搬する。さらに、同軸ケーブ
ル3xのもう一方の先端に接続された光空間送受信機4
の増幅器8aにより増幅され、発光素子7aにより、再
び光信号5に変換される。光信号5はレンズ9により平
行光となり、窓ガラス2を透過して、部屋B内に敷設さ
れた同軸ケーブル3bの先端に接続された光空間送受信
機4により受信されるとともに電気信号10に変換され
る。
【0034】このように、光空間送受信機4を窓ガラス
2を挟み、相対する位置に設置し、窓ガラス2により隔
てられた部分において、光による信号の送受信を行うこ
とにより、部屋Aおよび部屋B間における信号の伝送が
可能となる。また、部屋Aと部屋Bとの間において、壁
に孔を開けるなどの工事を行うことなく、信号の伝送に
用いる配線構造を敷設することができる。
【0035】さらに、対向する光空間送受信機4間の距
離を数cm程度に設定することにより光による信号の伝
達は極めて短距離となるので、調整も比較的容易で天候
などの影響もほとんど受けない。その結果、容易にかつ
低コストで配線構造を敷設することが可能となる。
【0036】なお、部屋A,B内に設置された光空間送
受信機4に対する給電は同軸ケーブル1a,1b内の導
線を用いて行うか、もしくは給電用の配線を別に設けて
もよい。また、屋外Xに設けられた光空間送受信機4に
おいては、配線を設けてもよいが、ここでは、図1に示
すように、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太
陽電池6を一方の光空間送受信機4に設け、もう一方の
光空間送受信機4には同軸ケーブル3x内の導線を用い
て給電する。さらに、夜間においては、太陽電池6に接
続された二次電池(図示せず)により給電する。
【0037】なお、本実施の形態においては、部屋Aか
ら部屋Bへの信号の伝送について説明したが、光空間送
受信機4は双方向での信号の送受信が可能であるので、
本実施の形態における配線構造により部屋Bから部屋A
への信号の伝送も同様に可能である。
【0038】(2)第2の実施の形態 図3は本発明の第2の実施の形態における配線構造を示
す模式図である。図3において第1の実施の形態と異な
る点は、屋外Xの配線として、同軸ケーブル3cおよび
光空間送受信機4の代わりに、反射ミラー13a,13
bを用いる点である。
【0039】部屋Aに敷設された同軸ケーブル3aによ
り伝送される電気信号10は、先端に接続された光空間
送受信機4により光信号5に変換され、出射される。出
射された光信号5は窓ガラス2を透過した後、反射ミラ
ー13aにより反射ミラー113bに向けて(この実施
の形態では窓ガラス2と平行な方向)反射され、空気中
を伝搬した後、反射ミラー13bにより部屋Bの窓ガラ
ス2を透過する方向に反射される。部屋Bの窓ガラス2
を透過した光信号5は部屋Bに敷設された同軸ケーブル
1bの先端に接続された光空間送受信機4に受信され
る。光信号5は光空間送受信機4により電気信号10に
変換され、同軸ケーブル1bにより部屋B内に伝送され
る。
【0040】以上のように、光空間送受信機4により変
換された光信号5を、屋外Xに設けられた反射ミラー1
3a,13bにより反射し、伝搬させることにより、屋
外Xにおける信号の伝送を無線で行うことが可能とな
り、屋外Xのケーブルの敷設が不要となる。それによ
り、屋外Xに設置する装置における給電が不要となり、
さらに容易にかつ低コストでの配線構造の敷設が可能と
なる。
【0041】(3)第3の実施の形態 図4は、本発明の第3の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。図4において、上記第2の実施の形
態と異なる点は、屋外Xの配線として、反射ミラー13
a,13bの代わりに、光ファイバケーブル15xおよ
び集光レンズ14を用いた点である。
【0042】部屋Aに敷設された同軸ケーブル3aによ
り伝送される電気信号10は同軸ケーブル3aの先端に
接続された光空間送受信機4により光信号5に変換さ
れ、出射される。出射された光信号5は、窓ガラス2を
透過し、屋外Xの光ファイバケーブル15xの先端に接
続された集光レンズ14により光ファイバケーブル15
xの端面に集光された後、光ファイバケーブル15x内
を伝搬し、光ファイバケーブル15xのもう一方の端面
から出射される。光ファイバケーブル15xから出射さ
れた光信号5は、窓ガラス2を透過し、光空間送受信機
4により電気信号10に変換され、部屋Bに敷設された
同軸ケーブル3bにより伝送される。
【0043】このように、屋外Xにおける配線として光
ファイバケーブル15xおよび集光レンズ14を用いる
ことにより、天候などによる通信障害の影響を受けにく
くなる。さらに、光ファイバケーブル15xによる伝搬
を行うことにより、屋外Xでの給電も不要となる。その
結果、さらに容易にかつ低コストでの配線構造の敷設が
可能となる。
【0044】(4)第4の実施の形態 図5は、本発明の第4の実施の形態における配線構造を
示した模式図である。図5において、上記第3の実施の
形態と異なる点は、部屋Aおよび部屋B内の配線とし
て、同軸ケーブル3a,3bおよび光空間送受信機4の
代わりに、光ファイバケーブル15a,15bおよび集
光レンズ14を用いる点である。
【0045】部屋Aおよび部屋B内において、窓ガラス
2の近傍まで、光ファイバケーブル15a,15bの敷
設を行う。窓ガラス2の近傍まで敷設された光ファイバ
ケーブル15a,15bの先端には、集光レンズ14が
それぞれ接続されている。さらに、屋外Xにおいても、
第3の実施の形態と同様に、光ファイバケーブル15x
が敷設されており、その両端には集光レンズ14が接続
されている。この集光レンズ14は窓ガラス2を介して
部屋Aおよび部屋B内の光ファイバケーブル15a,1
5bの先端に設けられた集光レンズ14と向かい合うよ
うに配置されている。
【0046】光ファイバケーブル15aにより部屋A内
を伝搬された光信号5は、集光レンズ14から出射され
た後、窓ガラス2を透過し、屋外Xに敷設された光ファ
イバケーブル15xの先端に接続された集光レンズ14
により光ファイバケーブル15xの端面に集光される。
光ファイバケーブル15xの端面に集光された光信号5
は光ファイバケーブル15xにより伝搬され、集光レン
ズ14から出射される。出射された光信号5は部屋Bの
窓ガラス2を透過した後、集光レンズ14により部屋B
内に敷設された光ファイバケーブル15bの先端に集光
される。
【0047】このように、部屋A、部屋Bおよび屋外X
における配線に光ファイバケーブル15a,15b,1
5xを用い、信号の伝送を光で行うことにより、装置に
おける給電が不要となり、さらに容易かつ低コストでの
配線構造の敷設が可能となる。
【0048】(5)第5の実施の形態 図6は、本発明の第5の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。図6においては、屋外から屋内へ信
号を伝送する配線構造について説明する。
【0049】BSアンテナ21は、電波を受信する。受
信された電波はコンバータ22により電気信号10に変
換され、同軸ケーブル3x内を伝搬した後、光空間送受
信機4により光信号5に変換される。変換された光信号
5は、窓ガラス2を透過し、部屋B内に敷設された光フ
ァイバケーブル15bの先端に設けられた集光レンズ1
4により集光され、光ファイバケーブル15b内を伝搬
する。
【0050】このように、屋外Xで受信した電波を部屋
B内へ伝送する場合において、受信した電波をコンバー
タ22により電気信号10に変換し、同軸ケーブル3x
により窓ガラス2の近傍にまで伝送した後、光空間送受
信機4により光信号5に変換し、窓ガラス2を透過させ
ることにより、窓ガラス2の隙間を利用したり、壁に孔
を開けるなどの工事をする必要が無くなり、容易に低コ
ストで屋外からの信号を部屋B内に伝送することが可能
となる。
【0051】なお、第5の実施の形態における配線構造
おいては、屋外XにおいてBSアンテナ21により受信
した信号の伝送について説明したが、本発明は、地上波
アンテナ、ケーブルテレビ等の他のアンテナにより受信
した信号、あるいは電話などの信号の伝送にも同様に適
用することができる。
【0052】また、本発明は、部屋内から屋外へ信号を
伝送した後にアンテナから電波として送信する場合にも
適用可能である。
【0053】さらに、部屋Bに敷設した光ファイバケー
ブル15bの代わりに先端に光空間送受信機4を接続し
た同軸ケーブル3bを用いてもよい。
【0054】(6)第6の実施の形態 図7は、本発明の第6の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。本実施の形態においては、壁1によ
り隔てられた3部屋A,B,C間における配線構造につ
いて説明する。
【0055】図7において、部屋Aおよび部屋Cにはそ
れぞれ同軸ケーブル3a、3cが敷設されており、それ
らの一端には光空間送受信機4がそれぞれ接続されてい
る。また、屋外Xにおいては、部屋Aの窓ガラス2と部
屋Bの窓ガラス2との間において電気信号10を伝送す
る同軸ケーブル3xおよび部屋Bの窓ガラス2と部屋C
の窓ガラス2との間において電気信号10を伝送する同
軸ケーブル3xがそれぞれ敷設されている。
【0056】信号を送受信する3部屋A,B,Cの中央
に位置する部屋Bにおいては、一端に光空間送受信機4
が接続された2本の同軸ケーブル3bがコネクタ20に
接続されている。コネクタ20に入力される電気信号1
0は2本の同軸ケーブル3bに分配される。
【0057】部屋B内に敷設された同軸ケーブル3b内
を伝送する電気信号10は、同軸ケーブル3bの先端に
接続された光空間送受信機4により光信号5に変換され
る。光信号5は、窓ガラス2を透過し、屋外Xに敷設さ
れた同軸ケーブル3xの先端に接続された光空間送受信
機4により受信され、電気信号10に変換される。
【0058】電気信号10は同軸ケーブル3x内を伝送
し、同軸ケーブル3xのもう一方の先端に接続された光
空間送受信機4により光信号5に変換され、部屋Aの窓
ガラス2を透過し、部屋A内に敷設された同軸ケーブル
3aの先端に接続された光空間送受信機4により受信さ
れるとともに電気信号10に変換される。
【0059】一方、部屋Bから部屋Cへ信号を伝送する
場合においては、窓ガラス2を透過した光信号5は部屋
Bの窓ガラス2から部屋Cの窓ガラス2まで敷設された
同軸ケーブル3xの先端に接続された光空間送受信機4
により受信され、電気信号10に変換され同軸ケーブル
3x内を伝送し、同軸ケーブル3xのもう一方の先端に
接続された光空間送受信機4により光信号5に変換され
る。光信号5は部屋Cの窓ガラス2を透過し、同軸ケー
ブル3cの先端に接続された光空間送受信機4により受
信されるとともに電気信号10に変換される。
【0060】このように、部屋Aと部屋Bとの間で信号
を送受信するために部屋B内に敷設した同軸ケーブル3
bと部屋Bと部屋Cとの間で信号を送受信するために部
屋B内に敷設した同軸ケーブル3bとをコネクタ20を
用いて接続することにより、部屋Bからの信号を部屋A
および部屋Cに伝送することが可能となる。
【0061】すなわち、コネクタ20を用いて同軸ケー
ブルを数珠つなぎにすることにより、3以上の部屋間に
おいても信号を送受信することが可能となる。
【0062】なお、光空間送受信機4は双方向の送受信
が可能であり、部屋Aから部屋B、部屋Cから部屋Bお
よび部屋Aと部屋Cとの間での信号の伝送も可能とな
る。
【0063】(7)第7の実施の形態 図8は、本発明の第7の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。
【0064】図8において、屋外Xに2つのポートを有
する中継装置16が3部屋A,B,Cごとに設けられて
いる。中継装置16は、受信した信号を指定されたポー
トに振り分ける。
【0065】部屋Bにおいて、同軸ケーブル3b内を伝
送する電気信号10は、同軸ケーブル3bの先端に接続
された光空間送受信機4により光信号5に変換される。
光信号5は窓ガラス2を透過し、同軸ケーブル3cの先
端に接続された光空間送受信機4により電気信号10に
変換される。
【0066】ここで、部屋Bから部屋Aに信号を伝送す
る場合、中継装置16は部屋Aの側のポートに電気信号
10を振り分ける。電気信号10は同軸ケーブル3x内
を伝送し、光空間送受信機4により光信号5に変換さ
れ、窓ガラス2を透過し、部屋Aの同軸ケーブル3aの
先端に接続された光空間送受信機4により受信されると
ともに電気信号10に変換される。
【0067】また、部屋Bから部屋Cに信号を伝送する
場合においては、中継装置16は部屋Bの側のポートに
電気信号10を振り分ける。電気信号10は同軸ケーブ
ル3x内を伝送し、光空間送受信機4により光信号5に
変換され、窓ガラス2を透過し、部屋Bの同軸ケーブル
3bの先端に接続された光空間送受信機4により受信さ
れるとともに電気信号10に変換される。
【0068】このように、屋外Xに2つのポートを有す
る中継装置16を設けることにより、部屋Bからの信号
を部屋Aおよび部屋Cに伝送することができる。さら
に、中継装置16により必要なポートのみに電気信号1
0を振り分けることができ、信号を伝送する必要のある
部屋にのみ信号を伝送することが可能となる。
【0069】なお、光空間送受信機4および中継装置1
6は双方向の送受信が可能であり、部屋Aから部屋B、
部屋Cから部屋Bおよび部屋Aと部屋Cとの間での信号
の伝送も可能である。
【0070】(8)第8の実施の形態 図9は、本発明の第8の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。図9において、屋外Xに4つのポー
トを有する中継装置17が設けられている。中継装置1
7の4つのポートには、4つの部屋の窓ガラス2まで敷
設された同軸ケーブル3xがそれぞれ接続されている。
【0071】部屋Bに敷設された同軸ケーブル3bを伝
送する電気信号10は、同軸ケーブル3bの先端に接続
された光空間送受信機4により光信号5に変換され、窓
ガラス2を透過し、屋外Xに設置された光空間送受信機
4により電気信号10に変換される。電気信号10は、
中継装置17により伝送先の部屋に対応するポートに振
り分けられ、振り分けられたポートに接続された同軸ケ
ーブル3x内を伝送する。その電気信号10は、同軸ケ
ーブル3xの先端に接続された光空間送受信機4により
光信号5に変換され、各部屋の窓ガラス2を透過する。
【0072】例えば、部屋Bから部屋Aに信号を伝送す
る場合には、図9に示すように、中継装置17は部屋A
に対応するポートに電気信号10を振り分ける。電気信
号10は同軸ケーブル3x内を伝送し、光空間送受信機
4により光信号5に変換され、窓ガラス2を透過し、部
屋Aの同軸ケーブル3aの先端に接続される光空間送受
信機4により受信されるとともに電気信号10に変換さ
れる。
【0073】このように、屋外Xに複数のポートを有す
る中継装置17を設けることにより、部屋Bからの信号
を複数の部屋に伝送することができる。さらに、中継装
置17により必要なポートのみに電気信号10を振り分
けることができ、信号を伝送する必要のある部屋にのみ
信号を伝送することが可能となる。
【0074】なお、光空間送受信機4および中継装置1
7は双方向の送受信が可能であり、部屋Aから部屋B、
部屋Cから部屋Bおよび部屋Aと部屋Cとの間等におい
ても信号の伝送を行うことが可能である。
【0075】本実施例ではポート数を4としたが、部屋
数に応じてポート数を変更しても構わない。
【0076】(9)第9の実施の形態 図10は、本発明の第9の実施の形態における配線構造
を示す模式図である。本実施の形態においては、屋外X
における伝送を光信号5により行う。
【0077】図10において、部屋Aおよび部屋Cには
それぞれ同軸ケーブル3a,3cが敷設されており、先
端には光空間送受信機4が接続されている。また、屋外
Xにおいては、部屋Aの窓ガラス2と部屋Bの窓ガラス
2との間において光信号5を伝送するための反射ミラー
13a,13bおよび部屋Bの窓ガラス2と部屋Cの窓
ガラス2との間において光信号5を伝送するための反射
ミラー13b,13cがそれぞれ設けられている。
【0078】信号を送受信する3部屋A,B,Cの中央
に位置する部屋Bにおいては、一端に光空間送受信機4
が接続された2本の同軸ケーブル3bがコネクタ20に
接続されている。同軸ケーブル3bに接続された光空間
送受信機4は、屋外Xに設けられた反射ミラー13との
間で光信号5を送受信可能な位置に設置されている。
【0079】部屋Bから部屋Aに信号を伝送する場合、
電気信号10は同軸ケーブル3b内を伝送し、同軸ケー
ブル3bの先端に接続された光空間送受信機4により光
信号5に変換される。変換された光信号5は窓ガラス2
を透過し、反射ミラー13bにより反射ミラー13aの
方向に反射される。反射された光信号5は、空気中を伝
搬した後、反射ミラー13aにより反射され、部屋Aの
窓ガラス2を透過し、同軸ケーブル3aの先端に接続さ
れた光空間送受信機4により受信されるとともに電気信
号10に変換される。
【0080】一方、部屋Bから部屋Cに信号を伝送する
場合、電気信号10は同軸ケーブル3b内を伝送し、同
軸ケーブル3bの先端に接続された光空間送受信機4に
より光信号5に変換される。変換された光信号5は窓ガ
ラス2を透過し、反射ミラー13bにより反射ミラー1
3cの方向に反射される。反射された光信号5は、空気
中を伝搬した後、反射ミラー13cにより反射され、部
屋Cの窓ガラス2を透過し、同軸ケーブル3cの先端に
接続された光空間送受信機4により受信されるとともに
電気信号10に変換される。
【0081】このように、部屋Aと部屋Bとの間で信号
を送受信するために部屋B内に敷設した同軸ケーブル3
bと、部屋Bと部屋Cとの間で信号を送受信するために
部屋B内に敷設した同軸ケーブル3bとをコネクタ20
を用いて接続することにより、部屋Bからの信号を部屋
Aおよび部屋Cに伝送することが可能となる。
【0082】さらに、屋外Xに反射ミラー13a,13
b,13cを設け、光信号5を伝送することにより屋外
Xにおける給電が不要となる。
【0083】なお、光空間送受信機4は双方向の送受信
が可能であり、部屋Aから部屋B、部屋Cから部屋Bお
よび部屋Aと部屋Cとの間での信号の伝送も可能であ
る。
【0084】また、反射ミラー13a,13b,13c
の角度は任意に変更することができるので、様々な方向
に光信号5を伝送することが可能となる。
【0085】(10)第10の実施の形態 図11は、本発明の第10の実施の形態における配線構
造を示す模式図である。
【0086】図11において、部屋B内に敷設された同
軸ケーブル3bにより伝送される電気信号10は、光空
間送受信機41により光信号5に変換される。光空間送
受信機41は2つの送受信部を有しており、2つの光信
号5を出射する。2つの送受信部から出射された2つの
光信号5は、反射ミラー13bによりそれぞれ部屋Aお
よび部屋Cの方向に反射される。部屋A側に反射された
光信号5は、反射ミラー13aにより反射され、窓ガラ
ス2を透過し、部屋A内の同軸ケーブル3aに接続され
た光空間送受信機41により受信されるとともに電気信
号10に変換される。
【0087】一方、部屋C側に反射された光信号5は、
反射ミラー13cにより反射され、窓ガラス2を透過
し、部屋B内の同軸ケーブル3cに接続された光空間送
受信機41により受信されるとともに電気信号10に変
換される。
【0088】このように、部屋Bに敷設した同軸ケーブ
ル3bに2つの送受信部を有する光空間送受信機41を
接続し、窓ガラス2を介して光空間送受信機41の2つ
の送受信部と向かい合う位置に2つの反射ミラー13b
を設け、光信号5を反射ミラー13a,13bの方向に
反射することにより、部屋Bから部屋Aおよび部屋Cに
信号を伝送することが可能となる。
【0089】さらに、屋外Xに反射ミラー13a,13
b,13cを設け、光信号5を伝送することにより屋外
Xにおける給電が不要となる。
【0090】なお、光空間送受信機41は双方向の送受
信が可能であり、部屋Aから部屋B、部屋Cから部屋B
および部屋Aと部屋Cとの間での信号の伝送も可能であ
る。
【0091】また、反射ミラー13a,13b,13c
の角度は任意に変更することができるので、様々な方向
に光信号5を伝送することが可能となる。
【0092】(11)第11の実施の形態 図12は本発明の第11の実施の形態における配線構造
を示す模式図である。
【0093】図12において、部屋B内に敷設された同
軸ケーブル3bにより伝送される電気信号10は、光空
間送受信機42により光信号5に変換される。光空間送
受信機42は4つの送受信部を有しており、4つの光信
号5を出射する。4つの送受信部から出射された光信号
5は、4つの反射ミラー13bによりそれぞれ部屋A側
および部屋B側に反射される。反射ミラー13a側に反
射された光信号5は、反射ミラー13aにより反射さ
れ、窓ガラス2を透過し、部屋A内の同軸ケーブル3a
に接続された光空間送受信機4により受信されるととも
に電気信号10に変換される。
【0094】一方、反射ミラー13c側に反射された光
信号5は、反射ミラー13cにより反射され、窓ガラス
2を透過し、部屋C内の同軸ケーブル3cに接続された
光空間送受信機4により受信されるとともに電気信号1
0に変換される。
【0095】このように、部屋Bに敷設した同軸ケーブ
ル3bに複数の送受信部を有する光空間送受信機42を
接続し、窓ガラス2を介して光空間送受信機42の複数
の送受信部と向かい合う位置に光空間送受信機42の送
受信部と同じ個数の反射ミラー13bを設けることによ
り、部屋Bから光空間送受信機4の送受信部の個数と同
数の部屋に信号を伝送することが可能となる。
【0096】さらに、屋外Xに反射ミラー13a,13
b,13cを設け、光信号5を伝送することにより屋外
Xにおける給電が不要となる。
【0097】なお、光空間送受信機42は双方向の送受
信が可能であり、部屋Aから部屋B、部屋Cから部屋B
および部屋Aと部屋Cとの間などにおける信号の伝送も
可能である。
【0098】また、反射ミラー13a,13b,13c
の角度は任意に変更することができるので、様々な方向
に光信号5を伝送することが可能となる。
【0099】(12)第12の実施の形態 図13は、本発明の第12の実施の形態における配線構
造を示す模式図である。
【0100】図13において、部屋Bに敷設された同軸
ケーブル3bにより伝送される電気信号10は光空間送
受信機4により光信号5に変換される。光信号5は窓ガ
ラス2を透過し、ビームスプリッタ18eにより反射さ
れる光信号5および透過する光信号5の2方向に分岐さ
れる。ビームスプリッタ18eを透過した光信号5は、
ビームスプリッタ18aにより2方向に分岐される。ビ
ームスプリッタ18aを透過した光信号5は、ビームス
プリッタ18cにより2方向に分岐される。ビームスプ
リッタ18cを透過した光信号5は、反射ミラー13b
により反射される。
【0101】ビームスプリッタ18aにより反射された
光信号5は、屋外Xを伝搬し、反射ミラー13aにより
反射され、窓ガラス2を透過し、同軸ケーブル3aに接
続された光空間送受信機4により受信されるとともに電
気信号10に変換される。
【0102】ビームスプリッタ18cにより反射された
光信号5は、屋外Xを伝搬し、反射ミラー13cにより
反射され、窓ガラス2を透過し、同軸ケーブル3cに接
続された光空間送受信機4により受信されるとともに電
気信号10に変換される。
【0103】このように、ビームスプリッタ18a,1
8c,18eおよび反射ミラー13a,13b,13c
を組み合わせて設置し、光信号5を反射し伝送すること
により、部屋Bからの信号を複数の部屋に伝送すること
が可能となる。
【0104】さらに、ビームスプリッタ18a、18
c、18eおよび反射ミラー13a,13b,13cの
角度は任意に変更することができるので、様々な方向に
光信号5を伝送することが可能となる。
【0105】本実施例では、ビームスプリッタ数を3と
したが、信号を伝送する部屋の数に応じてビームスプリ
ッタ数を変更しても構わない。
【0106】(13)第13の実施の形態 図14は、本発明の第13の実施の形態における配線構
造を示した模式図である。本実施の形態においては、屋
外Xにおける信号の伝送を2本のファイバケーブル19
a,19cからなる分岐ファイバケーブル19を用いて
行う。
【0107】部屋Bに敷設された同軸ケーブル3bによ
り伝送される電気信号10は、光空間送受信機4により
光信号5に変換され、窓ガラス2を透過し、集光レンズ
14により受信される。集光レンズ14には分岐ファイ
バケーブル19が接続されており、光信号5は2本のフ
ァイバケーブル19a,19cに分岐される。ファイバ
ケーブル19aに分岐された光信号5は、ファイバケー
ブル19aの反対側の先端から出射され、部屋Aの窓ガ
ラス2を透過し、同軸ケーブル3aに接続された光空間
送受信機4により受信されるとともに電気信号10に変
換される。ファイバケーブル19cに分岐された光信号
5は、ファイバケーブル19cの反対側の先端から出射
され、部屋Cの窓ガラス2を透過し、同軸ケーブル3c
に接続された光空間送受信機4により受信されるととも
に電気信号10に変換される。
【0108】このように、分岐ファイバケーブル19を
屋外Xに敷設することにより、光信号5を2方向に分岐
することが可能となり、部屋Bから部屋Aおよび部屋C
に信号を伝送することが可能となる。
【0109】さらに、分岐ファイバケーブル19を用い
ることにより屋外Xへの給電が不要となり、天候などに
よる通信障害の影響を受けにくくなる。
【0110】なお、光空間送受信機4および分岐ファイ
バケーブル19は双方向の送受信が可能であり、部屋A
から部屋B、部屋Cから部屋Bおよび部屋Aと部屋Cと
の間などにおける信号の伝送も可能である。
【0111】以上のように、壁1により分離された部屋
間において、信号を送受信する場合において、光信号5
を窓ガラス2を透過させることにより、屋外Xを介して
信号を伝送することができる。これにより、壁1に孔を
開けるなどの工事を行うことなく信号の伝送を行うこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。
【図2】図1の光空間送受信機の構成を示す模式図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。
【図6】本発明の第5の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。
【図7】本発明の第6の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。
【図8】本発明の第7の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。
【図9】本発明の第8の実施の形態における配線構造を
示す模式図である。
【図10】本発明の第9の実施の形態における配線構造
を示す模式図である。
【図11】本発明の第10の実施の形態における配線構
造を示す模式図である。
【図12】本発明の第11の実施の形態における配線構
造を示す模式図である。
【図13】本発明の第12の実施の形態における配線構
造を示す模式図である。
【図14】本発明の第13の実施の形態における配線構
造を示す模式図である。
【符号の説明】
1 壁 2 窓ガラス 3a〜3c,3x 同軸ケーブル 4,41,42 光空間送受信機 5 光信号 6 太陽電池 10 電気信号 13a〜13c 反射ミラー 14 集光レンズ 15a,15b,15x 光ファイバケーブル 16,17 中継装置 18a,18c,18e ビームスプリッタ 19 分岐ファイバケーブル 19a,19c ファイバケーブル 20 コネクタ A,B,C 部屋 X 屋外

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに仕切りにより分離された第1の空
    間と第2の空間との間における配線構造であって、 前記第1の空間および前記第2の空間とは、共通の空間
    に隣接し、 前記第1の空間と前記共通の空間は、第1の透光性部分
    を含む仕切りにより分離され、 前記第2の空間と前記共通の空間は、第2の透光性部分
    を含む仕切りにより分離され、 前記第1の空間と前記共通の空間との間で前記第1の透
    光性部分を介して光の形態で信号を伝送する第1の光伝
    送手段と、 前記第2の空間と前記共通の空間との間で前記第2の透
    光性部分を介して光の形態で信号を伝送する第2の光伝
    送手段と、 前記共通の空間において、前記第1の光伝送手段と前記
    第2の光伝送手段との間で信号を伝送する第1の信号伝
    送手段とを備えたことを特徴とする配線構造。
  2. 【請求項2】 前記第1の信号伝送手段は、電気の形態
    で信号を伝送する第1の電気信号伝送手段を含むことを
    特徴とする請求項1記載の配線構造。
  3. 【請求項3】 前記第1の光伝送手段と前記第1の電気
    信号伝送手段との間で光から電気の形態または電気から
    光の形態への信号の変換を行う第1の変換手段と、 前記第2の光伝送手段と前記第1の電気信号伝送手段と
    の間で光から電気の形態または電気から光の形態への信
    号の変換を行う第2の変換手段とをさらに備えたことを
    特徴とする請求項1記載の配線構造。
  4. 【請求項4】 前記第1の信号伝送手段は、光の形態で
    信号を伝送する第1の光信号伝送手段を含むことを特徴
    とする請求項1記載の配線構造。
  5. 【請求項5】 前記第1の光信号伝送手段は、光ファイ
    バケーブルを含むことを特徴とする請求項4記載の配線
    構造。
  6. 【請求項6】 前記第1の光信号伝送手段は複数の光学
    ミラーを含むことを特徴とする請求項4記載の配線構
    造。
  7. 【請求項7】 前記第1の空間で前記第1の光伝送手段
    に接続される第2の信号伝送手段と、 前記第2の空間で前記第2の光伝送手段に接続される第
    3の信号伝送手段とをさらに備えたことを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の配線構造。
  8. 【請求項8】 前記共通の空間において前記第1の光伝
    送手段から伝送される信号を複数の方向に分岐させまた
    は複数の方向から伝送される信号を前記第1の光伝送手
    段に合流させる分岐合流手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1〜7のいずれかに記載の配線構造。
  9. 【請求項9】 前記共通の空間において前記第1の光伝
    送手段から伝送される信号を複数の方向のうちいずれか
    の方向に選択的に与えるかまたは複数の方向のいずれか
    から伝送される信号を選択的に前記第1の光伝送手段に
    与える信号選択手段をさらに備えたことを特徴とする請
    求項1〜7のいずれかに記載の配線構造。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2の空間は、それぞ
    れ建造物の第1および第2の部屋であり、前記共通の空
    間は、前記建造物の外部の空間であることを特徴とする
    請求項1〜6のいずれかに記載の配線構造。
  11. 【請求項11】 透光性部分を含む仕切りにより囲まれ
    た内部空間と外部空間との間における配線構造であっ
    て、 前記外部空間において電波を送信または受信する送受信
    手段と、 前記内部空間と前記外部空間との間で前記透光性部分を
    介して光の形態で信号を伝送する光伝送手段と、 前記送受信手段と前記光伝送手段との間で光から電気の
    形態または電気から光の形態へ信号を変換する変換手段
    とを備えたことを特徴とする配線構造。
JP2001107675A 2001-04-05 2001-04-05 配線構造 Pending JP2002315131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001107675A JP2002315131A (ja) 2001-04-05 2001-04-05 配線構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001107675A JP2002315131A (ja) 2001-04-05 2001-04-05 配線構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002315131A true JP2002315131A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18959953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001107675A Pending JP2002315131A (ja) 2001-04-05 2001-04-05 配線構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002315131A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259179A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光通信装置
JP2008109598A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光通信装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259179A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光通信装置
JP2008109598A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光通信装置
JP4747073B2 (ja) * 2006-10-27 2011-08-10 日本電信電話株式会社 光通信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7565081B1 (en) Optical/radio local access network
US7274877B1 (en) Optical/radio local access network
US20040208599A1 (en) Communications system
US7295777B1 (en) Optical/radio local access network
CA1312119C (en) Optical shunt device
US11647315B2 (en) Optical routing system for free space optical communication
JPS6142461B2 (ja)
KR100444798B1 (ko) 확산배열적외선안테나를이용한근거리데이터통신장치
JP2002315131A (ja) 配線構造
JPH04192737A (ja) 光バス伝送装置
Zhan et al. Demonstration of 100Gbit/s Real-Time Ultra High Definition Video Transmission Over Free Space Optical Communication Links
JP2004166072A (ja) 無線通信システム
JPS6358497B2 (ja)
JPS5981935A (ja) 複合形光通信方式
JPS58187036A (ja) 複合形光通信システム用光電変換装置
JPWO2003046622A1 (ja) ネットワーク装置
JP2002152107A (ja) 無線加入者局装置
JPS58120331A (ja) コンピユ−タ、端末機器等多方向光空間伝搬結合システム
JPS6232655B2 (ja)
JP2007028249A (ja) 光無線アクセス装置とユーザユニット装置と光無線アクセスシステム
JP3401750B2 (ja) 赤外線中継機およびそれを用いた伝送システム
WO2002093796A1 (en) Optical communication network
JP2007228466A (ja) 隔離された部屋間の通信装置
JP2007060006A (ja) 光通信線路
JP2006140718A (ja) 光通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070605