JP2002314794A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JP2002314794A
JP2002314794A JP2001114264A JP2001114264A JP2002314794A JP 2002314794 A JP2002314794 A JP 2002314794A JP 2001114264 A JP2001114264 A JP 2001114264A JP 2001114264 A JP2001114264 A JP 2001114264A JP 2002314794 A JP2002314794 A JP 2002314794A
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Japan
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color component
color
image processing
processing method
image data
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JP2001114264A
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Tomoyuki Miyashita
朋之 宮下
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー画像データの輝度成分を操作すること
によって情報を埋め込むと、画質劣化が目立ちやすい。 【解決手段】 複数の色成分からなる画像データを入力
し、該画像データの所定領域毎に、最も画質劣化が生じ
にくい色成分を選択し、該選択された色成分に対して特
定情報を付加する。そして更に、前記特定情報が付加さ
れた色成分の妥当性を判定し、妥当であると判定された
場合に、該色成分からなる色空間上の画像データを出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理方法に関
し、特に、画像データに対して電子透かし等の特定情報
を付加する画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のインターネット技術等の発達及び
普及に伴い、電子流通におけるセキュリティや著作権保
護に対する要求が高まりつつある。
【0003】従来、デジタルコンテンツの著作権を保護
するための一手法として、様々な電子透かし技術が開発
されてきた。
【0004】一般的な電子透かし技術とはすなわち、画
像のデジタル情報内に、著作権保有者の名前や購入者の
ID等のデジタルコンテンツの取り扱い情報を肉眼では
見えない様に埋め込む技術であり、該コンテンツ内の情
報を解析することによって、例えば違法コピーによる無
断使用を追跡することが可能となる。
【0005】電子透かし技術におけるデータの埋め込み
方法としては種々の方法が提案されており、例えば、カ
ラー画像データをN×NのブロックPxyに分割し、該ブ
ロック毎の輝度成分データを操作することによって、情
報を埋め込む手法が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ように、カラー画像データの輝度成分を操作することに
よって情報を埋め込んだ場合、輝度成分が変化してしま
うため、画質劣化が目立ちやすいという欠点があった。
【0007】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、画像データの領域毎に画質劣化が生
じにくい色成分を選択し、該選択された色成分に対して
情報を埋め込む画像処理方法を提供することを第1の目
的とする。
【0008】また、画像データにおいて情報が埋め込ま
れている色成分を判定することによって、該情報を適切
に抽出する画像処理方法を提供することを第2の目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明においては以下の工程を備える。
【0010】すなわち、複数の色成分からなる画像デー
タを入力する入力工程と、該画像データの所定領域毎
に、最も画質劣化が生じにくい色成分を選択する選択工
程と、該選択された色成分に対して特定情報を付加する
付加工程と、を有することを特徴とする。
【0011】更に、前記特定情報が付加された色成分の
妥当性を判定する妥当性判定工程と、該妥当性判定工程
において前記特定情報が付加された色成分が妥当である
と判定された場合に、該色成分からなる色空間上の画像
データを出力する付加出力工程と、を有することを特徴
とする。
【0012】例えば、前記各工程は、前記画像データの
所定領域毎に実行されることを特徴とする。
【0013】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明においては以下の工程を備える。
【0014】すなわち、複数の色成分からなり、該複数
の色成分のいずれかに特定情報が付加された画像データ
を入力する入力工程と、該画像データの所定領域毎に、
前記特定情報が付加された色成分を選択する選択工程
と、該選択された色成分から前記特定情報を抽出する抽
出工程と、を有することを特徴とする。
【0015】例えば、前記各工程は、前記画像データの
所定領域毎に実行されることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】なお、本実施形態においては、処理対象と
なるカラー画像データがRGB各8ビットで表現される
とする。また、カラー画像データをN×Nのブロックに
分割し、該ブロック単位に処理を施すものとする。な
お、カラー画像データとしては自然画像に限らず、テキ
ストや線画、又はコンピュータ等で作成されたグラフィ
ックスであっても良い。
【0018】●電子透かし埋め込み制御 本実施形態においては、電子透かしの付与対象となるカ
ラー画像データについて、RGBのいずれかを埋め込み
対象の色成分として、ブロック毎に選択することを特徴
とする。この色成分の選択処理及び情報付加処理を図1
A及び図1Bのフローチャートに示し、以下に詳細に説
明する。
【0019】まず、処理対象であるブロックのカラー画
像データを読み込み(S101)、式(1)に示すよう
に、このカラー画像データのR,G,Bの各色成分値を
変数として、3次元のRGB色空間χを生成する(S1
02)。
【0020】 χ=(χr,χg,χb) …(1) ここで、χrはR成分値、χgはG成分値、χbはB成分
値を示す。
【0021】そして、2つの色成分(2軸)により形成
される部分空間(色平面)Liへの正射影Piを算出する
(S103)。以下、この正射影Piの算出方法を示
す。
【0022】まず、各パラメータを以下のように定義す
る。
【0023】R成分の単位ベクトル:Er=(1,0,0) G成分の単位ベクトル:Eg=(0,1,0) B成分の単位ベクトル:Eb=(0,0,1) R,G成分によって形成される部分空間:Lr-g G,B成分によって形成される部分空間:Lg-b B,R成分によって形成される部分空間:Lb-r Lr-gへの正射影:Pr-g Lg-bへの正射影:Pg-b Lb-rへの正射影:Pb-r Lr-gに直交するベクトル:Vr-g Lg-bに直交するベクトル:Vg-b Lb-rに直交するベクトル:Vb-r 以下、R,G成分による色平面Lr-gへの正射影Pr-gを
算出する方法について説明する。上記定義によれば、下
式(2)〜(5)が成立する。
【0024】 Pr-g=λEr+βEg (λ,βは実数) …式(2) Vr-g=χ−Pr-g …式(3) Vr-g・Er=0 …式(4) Vr-g・Eg=0 …式(5) 上記式(1)〜(5)によれば、以下の(6)式によって正射影
Pr-gが算出される。
【0025】 Pr-g=(χr,χg,0) …式(6) 他の部分空間についても同様に、正射影Pg-b,Pb-rが
算出される。
【0026】 Pg-b=(0,χg,χb) …式(7) Pb-r=(χr,0,χb) …式(8) 上述したようにして各部分空間Liについての正射影Pi
が算出されると、次に、部分空間Liの2軸(2色成
分)に対する、正射影Piの共分散SPiを算出する(S
104)。以下、この共分散Spiの算出方法を示す。
【0027】サンプル数をN、χr,χg,χbの平均値
をそれぞれmr,mg,mbとすると、各正射影Pr-g,P
g-b,Pb-rについて、その色平面上における共分散Sr-
g,Sg-b,Sb-rはそれぞれ、下式(9)〜(11)によって算
出される。
【0028】 Sr-g=1/N・Σ(χr−mr)(χg−mg) …式(9) Sg-b=1/N・Σ(χg−mg)(χb−mb) …式(10) Sb-r=1/N・Σ(χb−mb)(χr−mr) …式(11) 次に、式(9)〜(11)によって算出された各部分空間にお
ける共分散Sr-g,Sg-b,Sb-rについて、その値の大
きい順にS1,S2,S3とすることによって、共分散の
順位付けを行う(S105)。
【0029】そして、最大値である共分散S1が、共分
散S2に正の実数値Dを加えた値よりも小さい場合には
(S106)、埋め込み前の色空間χを画像データに変
換し(S119)、埋め込み対象となる色成分を無しと
する(S190)。同様に共分散S1が、共分散S3に正
の実数値Dを加えた値よりも小さい場合にも(S10
7)、埋め込み前の色空間χを画像データに変換し(S
119)、埋め込み対象となる色成分を無し(S19
0)とする。
【0030】上記ステップS106及びS107によっ
て、埋め込み対象となる色成分が有ると判定されると、
共分散がS1である部分空間Ls1を構成する2軸(2色
成分)のそれぞれについて、その正射影Ps1の分散S
2x,S2yを、以下の式(12),(13)により算出する(S
108)。
【0031】 S2x=1/NΣ(χx−mr)2 …式(12) S2y=1/NΣ(χy−mr)2 …式(13) 但し、Nはサンプル数、mx,myはそれぞれχx,χyの
平均値である。
【0032】そして、分散S2xが分散S2yに正の実数値
dを加えた値よりも小さく(S109)、かつ、分散S
2yが分散S2xに正の実数値dを加えた値よりも小さい場
合には(S110)、埋め込み前の色空間χを画像デー
タに変換し(S119)、埋め込み対象となる色成分を
無しとする(S190)。
【0033】一方、分散S2xが分散S2yに正の実数値d
を加えた値以上である場合には(S109)、分散S2x
に対応する色成分を、埋め込み対象の色成分Cとする
(S111)。また、分散S2yが分散S2xに正の実数値
dを加えた値以上である場合には(S110)、分散S
2yに対応する色成分を、埋め込み対象の色成分Cとする
(S112) ここで、埋め込み対象の色成分Cはすなわち、χr,χ
g,χbのいずれかとなることは言うまでもない。
【0034】以上の処理によって、最も画質劣化が生じ
にくい色成分として、埋め込み対象色成分Cが選択され
る。ここで本実施形態においては、該選択された色成分
Cについて、その妥当性を更に判定する。具体的には、
該色成分Cに対して実際に特定情報の埋め込みを行った
場合に、劣化の程度が許容範囲内に留まるか否かを判定
し、許容範囲内であれば、色成分Cは埋め込み対象とし
て妥当であるとして、特定情報を埋め込んだ画像データ
を出力する。
【0035】以下、本実施形態における妥当性判定及び
画像データの出力処理について、詳細に説明する。
【0036】上述したステップS101〜S112まで
の処理によって、埋め込み対象色成分Cが選択された
後、まず、特定の色成分ついて既に電子透かしデータが
生成されたことを示すフラグFlgが、オンとなってい
るか否かを判定し(S113)、オフであれば、埋め込
み対象として選択された色成分Cに対して特定情報の埋
め込み処理を行なうことによって、電子透かしデータ
C’を生成する(S114)。
【0037】ここで、色成分Cはχr,χg,χbのいず
れかであり、Fを情報埋め込み関数とすると、電子透か
しデータC’は以下の式によって表される。
【0038】C’=F(C) そして、この電子透かしデータC’とその他の色成分
(すなわちステップS114で情報の埋め込みを行って
いない色成分)によって構成される、埋め込み済みの色
空間χ’を生成し(S115)、フラグFlgを立てる
(Flg=1)(S116)。
【0039】次に、以上のように埋め込みが行われた色
空間χ’について、その劣化の度合いを判定するため
に、該色空間χ’について再度、埋め込み対象色成分の
選択処理を実行する。すなわち、埋め込み済みの色空間
χ’について、上記ステップS103〜S112による
色成分選択処理を再度実行する。
【0040】この再処理において、色空間χ’における
埋め込み対象として選択された色成分をC2とする。再
処理後、ステップS113においてはフラグFlgが既
にオンとなっているため、処理はステップS117へ移
行する。
【0041】ステップS117において、実際に情報が
埋め込まれた色成分Cと、上記再処理において新たに埋
め込み対象として選択された色成分C2とが、同一の色
成分であるか否かを判断する。
【0042】これらの色成分が同一であれば、先に選択
された色空間Cは埋め込みによる画質劣化が問題ない程
度であり、埋め込み対象として妥当であったと判断し、
ステップS115で生成した埋め込み済みの色空間χ’
を画像データに変換する(S118)。
【0043】一方、同一でなければ、色空間Cに埋め込
みを行った場合の画質劣化は許容範囲を超えているとし
て、埋め込み前の色空間χを画像データに変換し(S1
19)、埋め込み対象となる色成分を無し(S190)
とする。この場合すなわち、特定情報の埋め込みは行わ
れず、ステップS101で読み込まれたカラー画像デー
タがそのまま出力されることなる。このように本実施形
態においては、特に画質劣化が心配されるブロックにつ
いては、特定情報の付加を行わない。
【0044】以上説明したように本実施形態によれば、
カラー画像データのブロック毎に、画質劣化が生じにく
い色成分を選択し、該選択された色成分に対して情報を
埋め込むことができる。
【0045】●電子透かし抽出制御 本実施形態においては、上述したように電子透かしが埋
め込まれたカラー画像データについて、RGBのいずれ
の色成分に情報が埋め込まれているかをブロック毎に判
定することによって、該情報を適切に抽出することを特
徴とする。この色成分の判定処理を図2のフローチャー
トに示し、以下に詳細に説明する。
【0046】まず、電子透かしが付与されたカラー画像
データの1ブロックを読み込み(S201)、式(21)
に示すように、このカラー画像データのR,G,Bの各
色成分値を変数として、3次元のRGB色空間χを生成
する(S202)。
【0047】 χ=(χr,χg,χb) …(21) ここで、χrはR成分値、χgはG成分値、χbはB成分
値を示す。
【0048】そして、2軸(2色成分)により形成され
る部分空間Liへの正射影Piを算出する(S203)。
以下、この正射影Piの算出方法を示す。
【0049】まず、各パラメータを以下のように定義す
る。
【0050】R成分の単位ベクトル:Er=(1,0,0) G成分の単位ベクトル:Eg=(0,1,0) B成分の単位ベクトル:Eb=(0,0,1) R,G成分によって形成される部分空間:Lr-g G,B成分によって形成される部分空間:Lg-b B,R成分によって形成される部分空間:Lb-r Lr-gへの正射影:Pr-g Lg-bへの正射影:Pg-b Lb-rへの正射影:Pb-r Lr-gに直交するベクトル:Vr-g Lg-bに直交するベクトル:Vg-b Lb-rに直交するベクトル:Vb-r 以下、R,G成分による部分空間Lr-gへの正射影Pr-g
を算出する方法について説明する。上記定義によれば、
下式(22)〜(25)が成立する。
【0051】 Pr-g=λEr+βEg (λ,βは実数) …式(22) Vr-g=χ−Pr-g …式(23) Vr-g・Er=0 …式(24) Vr-g・Eg=0 …式(25) 上記式(21)〜(25)によれば、以下の(26)式によって正射
影Pr-gが算出される。
【0052】 Pr-g=(χr,χg,0) …式(26) 他の部分空間についても同様に、正射影Pg-b,Pb-rが
算出される。
【0053】 Pg-b=(0,χg,χb) …式(27) Pb-r=(χr,0,χb) …式(28) 上述したようにして各部分空間Liについての正射影Pi
が算出されると、次に、部分空間Liの2軸(2色成
分)に対する、正射影Piの共分散SPiを算出する(S
204)。以下、この共分散Spiの算出方法を示す。
【0054】サンプル数をN、χr,χg,χbの平均値
をそれぞれmr,mg,mbとすると、Pr-g,Pg-b,Pb
-rのそれぞれの共分散Sr-g,Sg-b,Sb-rが、下式(2
9)〜(211)によって算出される。
【0055】 Sr-g=1/NΣ(χr−mr)(χg−mg) …式(29) Sg-b=1/NΣ(χg−mg)(χb−mb) …式(210) Sb-r=1/NΣ(χb−mb)(χr−mr) …式(211) 次に、式(29)〜(211)によって算出されたSr-g,Sg-
b,Sb-rについて、その値の大きい順にS1,S2,S3
とすることによって順位付けを行う(S205)。
【0056】そして、上記S1が、S2に正の実数値Dを
加えた値よりも小さい場合には(S206)、埋め込み
対象となる色成分を無しとする(S290)。同様にS
1が、S3に正の実数値Dを加えた値よりも小さい場合に
も(S207)、埋め込み対象となる色成分を無し(S
290)とする。
【0057】上記ステップS206及びS207によっ
て、埋め込み対象となる色成分が有ると判定されると、
共分散がS1である部分空間Ls1への正射影Ps1の分散
2x,S2yを、以下の式(12),(13)により算出する
(S108)。
【0058】 S2x=1/NΣ(χx−mr)2 …式(212) S2y=1/NΣ(χy−mr)2 …式(213) 但し、Nはサンプル数、mx,myはそれぞれχx,χyの
平均値である。
【0059】そして、S2xがS2yに正の実数値dを加え
た値よりも小さく(S209)、かつ、S2yがS2xに正
の実数値dを加えた値よりも小さい場合には(S21
0)、埋め込み対象となる色成分を無しとする(S29
0)。
【0060】一方、S2xがS2yに正の実数値dを加えた
値以上である場合には(S209)、分散S2xに対応す
る色成分を、埋め込み対象の色成分Cとする(S21
1)。また、S2yがS2xに正の実数値dを加えた値以上
である場合には(S210)、分散S2yに対応する色成
分を、埋め込み対象の色成分Cとする(S212)な
お、以上のようにして判定される埋め込み対象の色成分
Cはすなわち、χr,χg,χbのいずれかとなることは
言うまでもない。
【0061】以上説明したように本実施形態によれば、
特定情報が埋め込まれている色成分をブロック毎に適切
に判定することができるため、該特定情報を適切に抽出
することが可能となる。
【0062】従って本実施形態によれば、カラー画像デ
ータにおいて画質劣化を抑制しつつ、電子透かしデータ
を埋め込むこと、及び該電子透かしデータを適切に抽出
することができる。
【0063】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0064】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像データの領域毎に画質劣化が生じにくい色成分を選択
し、該選択された色成分に対して情報を埋め込むことが
できる。
【0067】また、画像データにおいて該情報が埋め込
まれている色成分を判定することによって、該情報を適
切に抽出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】電子透かし埋め込み対象となる色成分の選択
手順を示すフローチャートである。
【図1B】電子透かし埋め込み対象となる色成分の選択
手順を示すフローチャートである。
【図2】電子透かし抽出対象となる色成分の判定手順を
示フローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CB01 CB16 CB19 CE08 CH18 DA20 DB02 DB06 DB09 DC19 DC25 5C076 AA14 5C079 HB01 LA02 LA31 LB11 LB12

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色成分からなる画像データを入力
    する入力工程と、 該画像データの所定領域毎に、最も画質劣化が生じにく
    い色成分を選択する選択工程と、 該選択された色成分に対して特定情報を付加する付加工
    程と、を有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 更に、 前記特定情報が付加された色成分の妥当性を判定する妥
    当性判定工程と、 該妥当性判定工程において前記特定情報が付加された色
    成分が妥当であると判定された場合に、該色成分からな
    る色空間上の画像データを出力する付加出力工程と、を
    有することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記所定領域は、正方の画素ブロックで
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記選択工程は、 前記画像データについて、その各色成分によって表され
    る色空間において、その2色成分によって構成される各
    部分空間への正射影を算出し、その共分散をそれぞれ算
    出する共分散算出工程と、 前記各共分散に基づいて、前記付加工程における特定情
    報の付加対象となる対象色成分が存在するか否かを判定
    する存在判定工程と、 前記対象色成分が存在すると判定された場合に、最大で
    ある共分散を有する部分空間を構成する2色成分につい
    て、それぞれ分散を算出する分散算出工程と、 該2色成分の分散における差分が所定値以上であれば、
    該分散の大きい色成分を前記対象色成分として選択する
    色成分選択工程と、を有することを特徴とする請求項1
    記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記存在判定工程においては、 前記各共分散の値の順位を評価し、最大である共分散と
    他の共分散の差分が所定値以上であれば、前記対象色成
    分が存在すると判定することを特徴とする請求項4記載
    の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記妥当性判定工程は、 前記特定情報が付加された色成分によって表される色空
    間について、前記選択工程を実行する再選択工程と、 該再選択工程において選択された色成分が、前記特定情
    報が付加された色成分と同一であれば、該色成分が妥当
    であると判定する判定工程と、を有することを特徴とす
    る請求項2記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 更に、前記妥当性判定工程において前記
    特定情報が付加された色成分が妥当でないと判定された
    場合に、前記入力工程において入力された画像データを
    出力する非付加出力工程を有することを特徴とする請求
    項2記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記非付加出力工程においては、前記選
    択工程において色成分が選択されない場合にも、前記入
    力工程において入力された画像データを出力することを
    特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 複数の色成分からなり、該複数の色成分
    のいずれかに特定情報が付加された画像データを入力す
    る入力工程と、 該画像データの所定領域毎に、前記特定情報が付加され
    た色成分を選択する選択工程と、 該選択された色成分から前記特定情報を抽出する抽出工
    程と、を有することを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記所定領域は、正方の画素ブロック
    であることを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記選択工程は、 前記画像データについて、その各色成分によって表され
    る色空間において、その2色成分によって構成される各
    部分空間への正射影を算出し、その共分散をそれぞれ算
    出する共分散算出工程と、 前記各共分散に基づいて、前記抽出工程における特定情
    報の抽出対象となる対象色成分が存在するか否かを判定
    する存在判定工程と、 前記対象色成分が存在すると判定された場合に、最大で
    ある共分散を有する部分空間を構成する2色成分につい
    て、それぞれ分散を算出する分散算出工程と、 該2色成分の分散における差分が所定値以上であれば、
    該分散の大きい色成分を前記対象色成分として選択する
    色成分選択工程と、を有することを特徴とする請求項9
    記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記存在判定工程においては、 前記各共分散の値の順位を評価し、最大である共分散と
    他の共分散の差分が所定値以上であれば、前記対象色成
    分が存在すると判定することを特徴とする請求項11記
    載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 更に、前記選択工程において色成分が
    選択されない場合に、前記特定情報の抽出を行わないこ
    とを特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記画像データは、請求項1乃至8の
    いずれかに記載のの画像処理方法によって特定情報が付
    加されていることを特徴とする請求項9記載の画像処理
    方法。
  15. 【請求項15】 前記画像データは、自然画像、テキス
    ト、線画、グラフィックスのいずれかであることを特徴
    とする請求項1乃至14のいずれかに記載の画像処理方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15のいずれかに記載の
    画像処理方法を実行する画像処理装置。
  17. 【請求項17】 コンピュータにおいて実行されること
    によって、該コンピュータを請求項16記載の画像処理
    装置として動作させるプログラム。
  18. 【請求項18】 請求項17記載のプログラムを記録し
    た記録媒体。
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