JP2002311213A - 可変形状光学素子及び光学素子ユニット - Google Patents

可変形状光学素子及び光学素子ユニット

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JP2002311213A
JP2002311213A JP2001118640A JP2001118640A JP2002311213A JP 2002311213 A JP2002311213 A JP 2002311213A JP 2001118640 A JP2001118640 A JP 2001118640A JP 2001118640 A JP2001118640 A JP 2001118640A JP 2002311213 A JP2002311213 A JP 2002311213A
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pressure
chamber
elastic member
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Shinji Kaneko
新二 金子
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、応答性が高く、小型で十分な変位の
得られる低コストの可変形状光学素子及び光学素子ユニ
ット及び小型で高効率の透過型の可変形状光学素子及び
光学素子ユニットを提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、第1の面の弾性
率が、該第1の面に対向する第2の面より高くなされて
いる光透過性の弾性部材からなり、前記弾性部材の前記
第2の面の側に圧力が加えられることにより、前記弾性
部材の前記第2の面を選択的に変形させて、焦点距離が
可変とされることを特徴とする可変形状光学素子が提供
される。本発明の別の態様によると、光透過性の弾性部
材と、前記弾性部材の第1の面に接合される透明な剛性
部材とを有し、前記弾性部材の前記第1の面に対向する
第2の面に圧力が加えられることにより、前記弾性部材
の前記第2の面を選択的に変形させて、焦点距離が可変
とされることを特徴とする可変形状光学素子が提供され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は曲率を連続的に可変
せしめる可変形状光学素子及び光学素子ユニットに係
り、特に、半導体技術を応用した小型の可変形状光学素
子光学素子ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップなどのマイクロオプティ
クスに適用される微小な光学系において、従来は電磁式
アクチュエータを用いていたフォーカシング等に関係す
る機構の簡素化を目的として、反射面の曲率を変えるこ
とができる超小型の可変焦点鏡の提案が行われている。
【0003】また、小型の撮像用光学系においても、可
変焦点鏡の適用は小型化に大きく寄与することができ
る。
【0004】このような可変焦点鏡では、半導体製造技
術を適用した、いわゆるMEMS(Micro Ele
ctro−Mechanical System )技
術を適用することによって、低コスト・高精度の製作が
期待できる。
【0005】この種の可変形状鏡の駆動方法としては、
特開平2−101402号公報に開示されている静電引
力を用いる方法や、特公平3−81132号公報に開示
されている圧電効果を利用する方法や特開平1−219
801号公報に開示されている流体圧を用いる方法など
が知られている。
【0006】これらの方式にはそれぞれ一長一短がある
が、凹面から凸面まで比較的大きな変位を必要とする用
途には流体圧を利用する方法が特に適している。
【0007】このような流体圧駆動の可変形状鏡の例と
して、上述の特開平1−219801号公報に開示され
た手法について、図1を用いて簡単に説明する。
【0008】この可変焦点鏡1は、シェル2と、室圧調
整装置3と、反射鏡4とにより構成されている。
【0009】シェル2には圧力室5が形成され、その開
口部にはOリング6により反射鏡4を気密に保持する保
持部7が形成されている。
【0010】圧力室5には、室圧調整装置3の圧力計8
と配管9とが接続されている。
【0011】配管9は圧縮機配管系9aと真空ポンプ配
管系9bとにわかれ、電磁式操作弁10a、10bによ
り圧縮機11aと真空ポンプ11bとに適宜切り替え可
能に構成されている。
【0012】この切り替えは制御部12により、電磁式
操作弁10a、10bをそれぞれ開閉操作することによ
り行うべく構成されている。
【0013】反射鏡4は薄板よりなり、その反射面13
にはアルミニウムなどの反射材料がコーティングされて
いる。
【0014】以上のように構成された可変焦点鏡1にお
いて、凹面の反射面13aとするには制御部12の操作
により電磁式操作弁10aを閉じ、電磁式操作弁10b
を解放する。
【0015】圧力室5は、真空ポンプ配管系9bに通じ
ていることにより、真空ポンプ11bにより負圧とな
る。
【0016】従って、反射鏡4は圧力室5側へ撓み、凹
面状の反射面13aとなる。
【0017】一方、凸面の反射面13bとするには、制
御部12の操作により電磁式操作弁10aを解放し、電
磁式操作弁10bを閉じる。
【0018】圧力室5は圧縮機配管系9aに通じている
ことにより、圧縮機11aにより正圧となる。
【0019】従って、反射鏡4は、圧力室5とは反対側
に撓み、凸面状の反射面13bとなる。
【0020】さらには、圧力室5の圧力を外部圧と同一
になるように制御してやれぱ、反射面13は自身の弾性
により平滑な反射面13cとなる。
【0021】また、反射面13の形状は圧力計8の計測
値に基づいて制御部12の動作を制御することによっ
て、反射鏡4を任意の焦点距離に連続的に設定すること
ができる。
【0022】このような流体圧を駆動源とする可変形状
鏡は、変位量が電極間距離で制限される静電引力駆動や
反射面の材料の制限から大きな撓みを与えることが難し
い圧電駆動式による可変形状鏡と比較して、特に広範囲
の焦点距離変化を必要とする用途に好適である。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述のような流体圧式
の可変焦点鏡の問題は、ポンプもしくは圧縮機を必要と
するため小型化が非常に困難であるということである。
【0024】また、上述のような流体圧式の可変焦点鏡
は、バルブなどの複雑な機構を有し、ポンプと圧力室の
流路に起因した効率や応答性の低下といった問題もあ
る。
【0025】本発明の目的は、応答性が高く、小型で十
分な変位の得られる低コストの可変形状光学素子及び光
学素子ユニットを提供することである。
【0026】また、流体圧を利用する方法は原理上可変
焦点鏡の変形部位に均一な力を作用させることになるの
で変形形状は回転対称になるが、反射光学系は光路の関
係で斜め方向からの入射となるのが一般的であるので大
きな収差が生じる。
【0027】この点では透過型の可変形状光学素子(す
なわち、可変形状レンズ)が有利であるが、例えば、特
開平3−27090号公報のような従来の可変焦点レン
ズは変形部材を容器に封止する必要があり、組立が複雑
で小型化に適したものではないという問題がある。
【0028】本発明の他の目的は、小型で高効率の透過
型の可変形状光学素子及び光学素子ユニットを提供する
ことである。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、(1) 第1の面の弾性率が、該
第1の面に対向する第2の面より高くなされている光透
過性の弾性部材からなり、前記弾性部材の前記第2の面
の側に圧力が加えられることにより、前記弾性部材の前
記第2の面を選択的に変形させて、焦点距離が可変とさ
れることを特徴とする可変形状光学素子が提供される。
【0030】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(2) 光透過性の弾性部材と、前記弾性部
材の第1の面に接合される透明な剛性部材とを有し、前
記弾性部材の前記第1の面に対向する第2の面に圧力が
加えられることにより、前記弾性部材の前記第2の面を
選択的に変形させて、焦点距離が可変とされることを特
徴とする可変形状光学素子が提供される。
【0031】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(3) 弾性部分に圧力が加えられることに
より、前記弾性部分の形状を変化させて焦点距離が可変
とされる可変形状光学素子と、前記可変形状光学素子の
一部と接合されると共に、前記可変形状光学素子を支持
する構造体と、前記可変形状光学素子の前記弾性部分に
圧力を加えるように、前記可変形状光学素子の前記弾性
部分に接合される圧力室と、チャンバーと、該チャンバ
ーの側壁の一部を兼ねるダイアフラムと、前記チャンバ
ーに接続される吸入及び排出用ノズルとを有するポンプ
手段と、前記ポンプ手段のダイアフラムを振動させる振
動手段とを具備し、前記ポンプ手段は、前記圧力室と前
記構造体外部に接続され、かつ、少なくとも前記圧力室
の一部と前記ポンプ手段のチャンバーの一部とが同一の
構造体内に設けられ、前記振動手段の振動周波数または
振幅を制御することにより、前記可変形状光学素子の焦
点距離を可変とすることを特徴とする光学素子ユニット
が提供される。
【0032】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(4) 前記構造体の可視部分に光軸調整用
の標点を具備することを特徴とする(3)記載の光学素
子ユニットが提供される。
【0033】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(5) 前記可変形状光学素子は、光透過性
であり、第1の面は剛性を有し、前記第1の面に対向す
る第2の面は第1の面よりも低い弾性率を有し、前記第
2の面が圧力を加えるべき弾性部分とした可変形状レン
ズであることを特徴とする(3)または(4)記載の光
学素子ユニットが提供される。
【0034】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(6) 前記可変形状光学素子は、少なくと
も第1の面に反射面をもつ可撓性薄膜であり、前記可撓
性薄膜の第2の面側が、前記圧力を加えるべき弾性部分
とした可変形状鏡であることを特徴とする(3)または
(4)記載の光学素子ユニットが提供される。
【0035】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(7) 前記ポンプ手段及び振動手段をそれ
ぞれ複数具備し、少なくとも一つ以上の前記ポンプ手段
が前記圧力室を加圧するように接続され、他の一つ以上
の前記ポンプ手段が前記圧力室を減圧するように接続さ
れ、前記複数のポンプ手段の各チャンバーが前記可変形
状光学素子の光軸に直交する線を挟んで配置されること
を特徴とする(3)または(4)記載の光学素子ユニッ
トが提供される。
【0036】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(8) 前記加圧用のポンプ手段の振動手段
または減圧用のポンプ手段の振動手段を停止させて、前
記圧力室内の圧力を所望の値に制御することを特徴とす
るとする(7)記載の光学素子ユニットが提供される。
【0037】なお、以上の構成並びに本明細書で使用す
るテクニカルタームは、以下のような定義に基づいてい
る。
【0038】・可変形状光学素子:圧力、静電気力など
でその形状を制御して、焦点距離を可変とした光学素
子。
【0039】・ダイアフラム:振動する薄膜、隔膜。
【0040】・圧力室:可変形状光学素子の弾性部分に
圧力を加えるための空間。
【0041】・MEMS:Micro Electro
−Mechanical System、半導体製造プ
ロセスを用いたマイクロマシン。
【0042】・排気用チャンバー:圧力室からの排気ポ
ンプのチャンバーであって、ダイアフラムも含む。
【0043】・吸気用チャンバー:圧力室への吸気ポン
プのチャンバーであって、ダイアフラムを含む。
【0044】・チャンバー:ポンプの圧力室(チャンバ
ー)であって、ダイアフラム自体も含む。
【0045】・ノズル:チャンバーと圧力室または外部
を接続し、流体の流路となり、チャンバー側とその逆側
では断面積が異なる。
【0046】・標点:光学素子の光軸を合わせる調整の
ためのマーク。
【0047】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
【0048】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態について図2乃至図5を用いて説明する。
【0049】図2の(a),(b)は、本発明による第
1の実施の形態における可変形状光学素子の全体構成を
示す上面斜視図と背面斜視図である。
【0050】図2の(a),(b)に示すように、可変
形状光学素子は、上部基板201と下部基板202とが
接合されており、上部基板201の上部には透明な可撓
性薄膜部材203が形成されている。
【0051】また、下部基板202には、2つの圧電振
動子204と、4つのアルミニウム薄膜よりなる+字状
の標点パターン200が形成されている。
【0052】ここで、特に、図示していないが、各々の
圧電振動子204の電極にはリード線が接続され、外部
の駆動パルス発生器に接続されているものとする。
【0053】図3の(a),(b),(c)は、図1の
上部基板201の構造を示す上面斜視図と背面斜視図及
び断面図である。
【0054】まず、図3の(a)に示すように、上部基
板201を構成する単結晶シリコンよりなる基板208
の上面には、厚さ1μmのポリイミド薄膜205が形成
されている。
【0055】また、基板208の可撓性薄膜部材203
が形成されている領域には、図3の(b)に示すよう
に、円形の開口部206が形成されている。
【0056】ここで、図3の(c)に示すように、基板
208の裏面207が前記下部基板202との接合面と
なる。
【0057】図4の(a),(b)は、図1の下部基板
202の構造を示す上面斜視図と背面斜視図である。
【0058】図4の(a),(b)に示すように、下部
基板202は、単結晶シリコン基板208にシリコン酸
化膜209が積層された構造となっている。
【0059】そして、この下部基板202単結晶シリコ
ン基板208のシリコン酸化膜209が形成されていな
い面210が、前記上部基板201との接合面となる。
【0060】そして、単結晶シリコン基板208には、
前記上部基板201の円形の開口部206に対向する部
位に円形の開口部が形成され、シリコン酸化膜209の
みが残存する凹部211が構成される。
【0061】そして、その凹部211の両側には、シリ
コン基板208の矩形開口部が形成され、シリコン酸化
膜209のみが残存する吸気用チャンバー212と、排
気用チャンバー213とが構成される。
【0062】ここで、吸気用チャンバー212と凹部2
11とは、シリコン基板208に形成された溝で構成さ
れる吸気ノズル214で連結されている。
【0063】また、排気用チャンバー213と凹部21
1とは、シリコン基板208に形成された溝で構成され
る排気ノズル215で連結されている。
【0064】そして、吸気ノズル214の幅は、図示し
たように、凹部211側で大きくなされている。
【0065】また、排気ノズル215の幅は、逆に、凹
部211側で小さい形状となっている。
【0066】そして、吸気用チャンバー212とシリコ
ン基板208の端面との間には、シリコン基板208に
形成された溝で構成される吸気側開口216が形成され
ている。
【0067】さらに、排気用チャンバー213とシリコ
ン基板208との端面の間には、シリコン基板208に
形成された溝で構成される排気側開口217が形成され
ている。
【0068】ここで、吸気側開口216の幅は、図示し
たようにシリコン基板208の端面側で小さくなされて
いる。
【0069】また、排気側開口217の幅は、逆に、シ
リコン基板208の端面側で大きい形状となっている。
【0070】次に、可撓性薄膜部材203の構造につい
て図5を用いて説明する。
【0071】図5の(a),(b),(c)は、図1の
可撓性薄膜部材203の構造及び動作を説明するための
断面図である。
【0072】図5の(a)に示すように、単結晶シリコ
ン基板208の開口部206の領域でポリイミド薄膜2
05上に設けられた可撓性薄膜部材203は、ポリイミ
ド薄膜側の透明でゲル状の軟性部材218と、その上部
に被着したガラス薄板219の2層構造となっている。
【0073】この構造で、開口部206側から正圧が加
えられると、図5の(b)に示すように、ポリイミド薄
膜205は上方に押し上げられて凸形状に変形するが、
上面のガラス薄板219は十分に剛性が高いので、全体
としてはやや上方に移動するがほぼ平面形状を維持す
る。
【0074】このため、ゲル状の軟性部材218は中心
部分では薄く、周辺部分では厚い形状となり、凹レンズ
として機能する。
【0075】逆に、開口部206側から負圧が加えられ
ると、図5の(c)に示すように、ポリイミド薄膜20
5は下方に押し下げられて凹形状に変形するが、上面の
ガラス薄板219は十分に剛性が高いので、全体として
はやや下方に移動するがほぼ平面形状を維持する。
【0076】このため、ゲル状の軟性部材218は中心
部分では厚く、周辺部分では薄い形状となり、凸レンズ
として機能する。
【0077】このように、可撓性薄膜部材203は、開
口部206の圧力を制御することによって、凹レンズか
ら凸レンズまで連続的に変化する。
【0078】この方法は、液溜めを用いて弾性薄膜を変
形させる方法や、特開平3−27090号公報に開示さ
れているように、弾性部材を容器に封止する方法と比較
すると、構造が単純で小型化に特に適している。
【0079】また、ここでは、可撓性薄膜部材203
は、軟性部材218とガラス基板219との2層構造と
したが、下面(ポリイミド薄膜205に接する面)の剛
性が十分に小さく、上面側で高い剛性を有するように剛
性が厚み方向で連続的に変化する透明な材料を用いても
同様の効果が得られる。
【0080】なお、ここでは軟性部材218について、
単に、ゲル状と記したが、形状を維持できる範囲で十分
に弾性率が小さく、透明であれば、特に、ゲル状に限定
されるものではない。
【0081】次に、本実施の形態の可変形状光学素子の
動作について説明する。
【0082】すなわち、上部基板201と下部基板20
2とが接合されているので、上部基板の開口部206と
下部基板の凹部211は圧力室を構成する。
【0083】また、吸気用チャンバー212は圧電素子
204の駆動によって振動する吸気用チャンバーポンプ
を構成する。
【0084】ここで、吸気用ノズル214は開口面積に
おいて圧力室側の方がポンプ側よりも大きく、吸気側開
口においてはポンプ側の開口がシリコン基板208の端
部よりも大きいことから、外気(シリコン基板208の
端部の外側)から圧力室に向かう流速が生じる。
【0085】一方、排気用チャンバー213は圧電素子
204の駆動によって振動する排気用チャンバーポンプ
を構成する。
【0086】ここで、排気用ノズル215は開口面積に
おいて圧力室側の方がポンプ側よりも小さく、吸気側開
口においてはポンプ側の開口がシリコン基板208の端
部よりも小さいことから、圧力室から外気(シリコン基
板208の端部の外側)に向かう流速が生じる。
【0087】なお、このようなダイアフラムポンプすな
わちバルブレスディフューザポンプの動作原理について
は、例えば、J.Microeng.9(1999)3
4−44,”Anumerical design s
tudy of the valveless dif
fuser pump using a lumped
−mass model”に詳述されている。
【0088】ここで、例えば、2つの圧電振動子204
を同じ周波数、同じ振幅で駆動させると2つのダイアフ
ラムポンプの流速が釣り合い、可撓性薄膜部材203は
中立位置を維持する。
【0089】しかるに、吸気用チャンバー212上の圧
電振動子204の振幅を排気用チャンバー213上の圧
電振動子204の振幅より大きくすると、圧力室の圧力
が外気に対して増大する。
【0090】また、逆に、吸気用チャンバー212の圧
電振動子204の振幅を排気用チャンバー213上の圧
電振動子204の振幅よりも小さくすると、圧力室が外
気に対して減少する。
【0091】このようにして、2つの圧電振動子204
の振幅をコントロールすることによって、圧力室の圧力
を正圧から負圧に連続的に変化させ、結果として可撓性
薄膜部材203を凸レンズから凹レンズに連続的に変化
させて機能させることが可能になる。
【0092】このように本実施の形態にあっては、比較
的大きな力量を得られるバルブレスディフューザポンプ
のようなマイクロポンプを、2つの基板の張り合わせと
いう非常に単純な構成で実現することができる。
【0093】そして、このバルブレスディフューザポン
プのようなマイクロポンプでは、バルブ等の複雑な機能
がなく、半導体製造プロセスによって基板自体の加工も
一括して行えるので、フォトリソグラフィー技術の適用
により、非常に、小型のデバイスを実現することができ
る。
【0094】なお、本実施の形態にあっては、ダイアフ
ラムと各ノズル及び開口となる溝を下部基板に形成した
が、これらを上部基板に形成して下部基板を単なる透明
平板としても良い。
【0095】次に、本実施の形態による可変形状光学素
子の製造方法について、簡単に言及する。
【0096】上部基板201と、ポリイミド膜205
と、下部基板202とのシリコン酸化膜209は、半導
体プロセスによる一般的なスピンコートやLPCVDを
用いて形成される。
【0097】また、上部基板201の開口部206と、
下部基板202の凹部211と、吸気用チャンバー21
2と、排気用チャンバー213及び吸気用ノズル214
と、排気用ノズル215と、吸気側開口216と、排気
用開口217とについては、それぞれ、一般的なMEM
S技術で用いられるRIE(反応性イオンエッチング)
による微細加工が可能である。
【0098】また、標点200についても、アルミニウ
ム薄膜のスパッタとフォトリソグラフィーで高精度に形
成することができる。
【0099】可撓性薄膜部材203については、材料に
よって異なるが、スクリーン印刷やスピンコートと各種
の化学処理などによって形成することができる。
【0100】実際の製造工程では、上部基板201と、
下部基板202とのそれぞれをシリコンウェハー(基板
208)上に、多数形成して、各基板間201、202
間を一括して接合し、その後、単位可変形状光学素子ご
とにダイシングにより切り離す。
【0101】圧電振動子204については、バルク材を
切り出した素子を個別に接着するか、ゾル・ゲル法で基
板上に形成する方法などが可能である。
【0102】このように本実施の形態の可変形状光学素
子にあっては、製造工程の大半で半導体製造プロセスも
しくはそこから派生したMEMS技術を適用することが
できるので、特に、小型化と低コスト化の点で有利であ
る。
【0103】また、本実施の形態においては、可変形状
レンズについて言及したが、後述する第2の実施の形態
に示すように、ポリイミド膜205上の可撓性薄膜部材
203部分にアルミニウム蒸着膜をコートすることによ
って、開口部211の領域のポリイミド膜205が変形
する可変形状ミラーとして機能させることも可能であ
る。
【0104】最後に、標点200の機能についてである
が、これは本実施の形態の可変形状光学素子を光学系に
組み込む際の合わせマークとして機能する。
【0105】すなわち、上部基板201と下部基板20
2とは高精度に接合されているため、この標点205を
基準として上部基板201のレンズもしくは反射鏡の高
精度の光軸合わせを容易に行うことができる。
【0106】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態について図6を用いて説明する。
【0107】図6の(a),(b),(c)は、本発明
による第2の実施の形態における可変形状光学素子の上
部基板201の構造を示す上面斜視図と背面斜視図及び
断面図である。
【0108】なお、ここでは、説明しない各部の構成
は、前述した第1の実施の形態のそれと同様になされて
いるものとする。
【0109】本実施の形態では、前述した第1の実施の
形態のポリイミド膜205上の可撓性薄膜部材203部
分にアルミニウム蒸着膜をコートすることによって、開
口部211の領域のポリイミド膜205が変形する可撓
性ミラーすなわち可変形状ミラーとして機能させるもの
である。
【0110】まず、図6の(a)に示すように、上部基
板201を構成する単結晶シリコンよりなる基板208
の上面には、厚さ1μmのポリイミド薄膜205が形成
されている。
【0111】また、基板208のアルミニウム蒸着膜4
01が形成されている領域には、図6の(b)に示すよ
うに、円形の開口部206が形成されている。
【0112】ここで、図6の(c)に示すように、基板
208の裏面207が前記下部基板202との接合面と
なる。
【0113】そして、上部基板201に設けられている
ポリイミド薄膜205には、アルミニウム蒸着膜401
がコートされていることにより、可撓性ミラーすなわち
可変形状ミラー(反射鏡)が構成される。
【0114】なお、このような可変焦点反射鏡は、通常
の結像光学系に用いる場合、斜め方向の光入射となるの
で、大きな収差を生じるが、それほど高精細の撮像は必
要とされない用途や、自由曲面反射鏡と組み合わせて収
差補正が可能な場合には、構造が単純で、MEMS技術
により低コストで生産できるので好適である。
【0115】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態について図7及び図8を用いて説明する。
【0116】図7の(a),(b)は、本発明による第
3の実施の形態における可変形状光学素子の全体構成を
示す上面斜視図と背面斜視図である。
【0117】図8の(a),(b)は、本発明による第
3の実施の形態における可変形状光学素子の上面分解斜
視図と背面分解斜視図である。
【0118】なお、ここでは、図示しない各部の構成
は、前述した第1及び第2の実施の形態のそれと同様に
なされているものとする。
【0119】本実施の形態では、前述した第1の実施の
形態の2つの圧電振動子204と、2つのダイアフラム
ポンプをそれぞれ、図7の(a),(b)及び図8の
(a),(b)に示すように1つの圧電振動子506
と、1つのダイアフラムポンプすなわち1つのバルブレ
スディフューザポンプとしたものである。
【0120】具体的には、図8の(a),(b)に示す
ように、上部基板201には第1の実施の形態の可撓性
薄膜部材203に相当する位置に薄膜ミラー(レンズで
も可)501が形成される。
【0121】また、下部基板202には第1の実施の形
態の開口部206に相当する圧力室502が形成される
とともに、この圧力室502に内部ノズル503を介し
て連通されるダイアフラム504と、このダイアフラム
504の他端に外部ノズル505が形成されている。
【0122】また、下部基板202にはダイアフラム5
04に対応して圧電振動子506が設けられているとと
もに、+字状の標点500が形成されている。
【0123】ここで、内部ノズル503、外部ノズル5
05は、それぞれ、第1の実施の形態の吸気用ノズル2
14、吸気側開口216に相当する形状となされてい
る。
【0124】このような構成において、圧電振動子50
6の駆動によってダイアフラム504が動作すると、外
部ノズル505から内部ノズル503の方向に流速が生
じて圧力室502の圧力が増大し、薄膜ミラー501が
凸形状に変形する。
【0125】そして、圧電振動子506が停止すると、
薄膜ミラー501自体の膜張力によって、薄膜ミラー5
01は平坦な形状となる。
【0126】従って、圧電振動子506の駆動電圧を調
整することによって、薄膜ミラー501を平面から凸面
に連続的に変形させることができる。
【0127】また、外部ノズル505と、内部ノズル5
03との形状を逆にすることによって、平面から凹面に
連続的に変形する薄膜ミラー(レンズでも可)を実現す
ることができる。
【0128】このように、1つのダイアフラムポンプす
なわち1つのバルブレスディフューザポンプとした本実
施の形態では、ダイアフラムポンプを2つ備える第1の
実施の形態と比較すると、凸面または凹面の一方への変
形しかできないものの、より小型化が可能である。
【0129】ところで、薄膜ミラー501に加えて、第
1の実施の形態で示される可撓性薄膜部材203を使用
しても同様の効果が期待できる。
【0130】以上のように、本発明による可変形状光学
素子は、(1)可変形状レンズとして透明弾性部材の片
面に剛性のある透明部材を張り付けたもの、(2)可変
形状鏡として可撓性薄膜部材の片面に反射物を付加した
ものがあり、与圧手段としてはバルブレスディフューザ
ポンプ(ダイアフラムポンプ)を用いる。
【0131】そして、その構造としては、可変形状光学
素子の弾性部分と圧力室の一部を接するように配置し、
この「圧力室」と「圧力室への圧力の供給を行うポン
プ」を同一構造体内に設ける。
【0132】また、その制御としては、ポンプ(ダイア
フラム)の振動振幅、周波数を制御することにより、可
変形状光学素子の焦点距離を所望の値にする。
【0133】このような本発明による可変形状光学素子
では、光学素子の組立性の向上を図ることができる。
【0134】特に、(1)可変形状レンズとしては、剛
性材料状にスピンコートして切り出すことによって製造
が容易となる。
【0135】また、(2)可変形状ミラーとしてはME
MS製造プロセスを利用して製造することが可能となる
ため、上記と同様に生産性が良くなる。
【0136】また、このような本発明による可変形状光
学素子では、光学素子とユニット(ポンプ部分)を含め
た組立性の向上を図ることができる。
【0137】特に、同一構造体(基板)中に圧力室、ポ
ンプチャンバーを設けたため、それぞれを構成した基板
材を積層することにより、マイクロポンプ付光学素子ユ
ニットの組立が完了するため、小型でありながら、組立
性が著しく改善される。
【0138】なお、マイクロポンプの好ましい制御方法
としては、吸気または排気のいずれかのポンプを停止さ
せ、圧力室の圧を調整する方法が挙げられ、より省エネ
ルギー化を達成することができる。
【0139】なお、第1の実施の形態の効果上の特徴と
しては、他の実施の形態と比べて、透過光学系であるた
め、反射光学系より収差が少ないということがある。
【0140】また、このような本発明による可変形状光
学素子では、光学素子とユニット(ポンプ部分)を含め
て最短距離に配置されているため、応答速度を改善する
ことができる。
【0141】また、このような本発明による可変形状光
学素子では、上記のように小型化、組立性の改善、応答
性の改善に加えて、光学素子の変形量を増加することが
でき、静電駆動型のものよりも大きな変位量が得られ
る。
【0142】
【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、応答性が高く、小型で十分な変位の得られる低
コストの可変形状光学素子及び光学素子ユニット並びに
小型で高効率の透過型の可変形状光学素子及び光学素子
ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、特開平1−219801号公報に開示
された従来の技術について説明するための図である。
【図2】図2の(a),(b)は、本発明による第1の
実施の形態における可変形状光学素子の全体構成を示す
上面斜視図と背面斜視図である。
【図3】図3の(a),(b),(c)は、図1の上部
基板201の構造を示す上面斜視図と背面斜視図及び断
面図である。
【図4】図4の(a),(b)は、図1の下部基板20
2の構造を示す上面斜視図と背面斜視図である。
【図5】図5の(a),(b),(c)は、図1の可撓
性薄膜部材203の構造及び動作を説明するための断面
図である。
【図6】図6の(a),(b),(c)は、本発明によ
る第2の実施の形態における可変形状光学素子の上部基
板201の構造を示す上面斜視図と背面斜視図及び断面
図である。
【図7】図7の(a),(b)は、本発明による第3の
実施の形態における可変形状光学素子の全体構成を示す
上面斜視図と背面斜視図である。
【図8】図8の(a),(b)は、本発明による第3の
実施の形態における可変形状光学素子の上面分解斜視図
と背面分解斜視図である。
【符号の説明】
201…上部基板、 202…下部基板、 203…可撓性薄膜部材、 204…圧電振動子、 200…標点パターン、 208…単結晶シリコンよりなる基板、 205…ポリイミド薄膜、 206…開口部、 207…基板208の裏面、 209…シリコン酸化膜、 210…シリコン酸化膜209が形成されていない面、 211…凹部、 212…吸気用チャンバー、 213…排気用チャンバー、 214…吸気ノズル、 215…排気ノズル、 216…吸気側開口、 217…排気側開口、 218…軟性部材、 219…ガラス薄板、 401…アルミニウム蒸着膜、 501…薄膜ミラー(レンズでも可)、 502…圧力室、 503…内部ノズル、 504…ダイアフラム、 505…外部ノズル、 506…圧電振動子、 500…標点。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の面の弾性率が、該第1の面に対向
    する第2の面より高くなされている光透過性の弾性部材
    からなり、 前記弾性部材の前記第2の面の側に圧力が加えられるこ
    とにより、前記弾性部材の前記第2の面を選択的に変形
    させて、焦点距離が可変とされることを特徴とする可変
    形状光学素子。
  2. 【請求項2】 光透過性の弾性部材と、 前記弾性部材の第1の面に接合される透明な剛性部材と
    を有し、 前記弾性部材の前記第1の面に対向する第2の面に圧力
    が加えられることにより、 前記弾性部材の前記第2の面を選択的に変形させて、焦
    点距離が可変とされることを特徴とする可変形状光学素
    子。
  3. 【請求項3】 弾性部分に圧力が加えられることによ
    り、前記弾性部分の形状を変化させて焦点距離が可変と
    される可変形状光学素子と、 前記可変形状光学素子の一部と接合されると共に、前記
    可変形状光学素子を支持する構造体と、 前記可変形状光学素子の前記弾性部分に圧力を加えるよ
    うに、前記可変形状光学素子の前記弾性部分に接合され
    る圧力室と、 チャンバーと、該チャンバーの側壁の一部を兼ねるダイ
    アフラムと、前記チャンバーに接続される吸入及び排出
    用ノズルとを有するポンプ手段と、 前記ポンプ手段のダイアフラムを振動させる振動手段と
    を具備し、 前記ポンプ手段は、前記圧力室と前記構造体外部に接続
    され、 かつ、少なくとも前記圧力室の一部と前記ポンプ手段の
    チャンバーの一部とが同一の構造体内に設けられ、 前記振動手段の振動周波数または振幅を制御することに
    より、 前記可変形状光学素子の焦点距離を可変とすることを特
    徴とする光学素子ユニット。
  4. 【請求項4】 前記構造体の可視部分に光軸調整用の標
    点を具備することを特徴とする請求項3記載の光学素子
    ユニット。
  5. 【請求項5】前記可変形状光学素子は、 光透過性であり、 第1の面は剛性を有し、 前記第1の面に対向する第2の面は第1の面よりも低い
    弾性率を有し、前記第2の面が、前記圧力を加えるべき
    弾性部分とした可変形状レンズであることを特徴とする
    請求項3または4記載の光学素子ユニット。
  6. 【請求項6】前記可変形状光学素子は、 少なくとも第1の面に反射面をもつ可撓性薄膜であり、 前記可撓性薄膜の第2の面側が圧力を加えるべき弾性部
    分とした可変形状鏡であることを特徴とする請求項3ま
    たは4記載の光学素子ユニット。
  7. 【請求項7】 前記ポンプ手段及び振動手段をそれぞれ
    複数具備し、 少なくとも一つ以上の前記ポンプ手段が前記圧力室を加
    圧するように接続され、他の一つ以上の前記ポンプ手段
    が前記圧力室を減圧するように接続され、 前記複数のポンプ手段の各チャンバーが前記可変形状光
    学素子の光軸に直交する線を挟んで配置されることを特
    徴とする請求項3または4記載の光学素子ユニット。
  8. 【請求項8】 前記加圧用のポンプ手段の振動手段また
    は減圧用のポンプ手段の振動手段を停止させて、前記圧
    力室内の圧力を所望の値に制御することを特徴とすると
    する請求項7記載の光学素子ユニット。
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