JP2002310690A - ナビゲーションシステムにおける位置精度向上方法 - Google Patents
ナビゲーションシステムにおける位置精度向上方法Info
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- JP2002310690A JP2002310690A JP2001114012A JP2001114012A JP2002310690A JP 2002310690 A JP2002310690 A JP 2002310690A JP 2001114012 A JP2001114012 A JP 2001114012A JP 2001114012 A JP2001114012 A JP 2001114012A JP 2002310690 A JP2002310690 A JP 2002310690A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ナビシステムにおいて、地図情報の形式に関
係なく位置精度を向上させる。 【解決手段】 車載端末は、現在位置11と走行履歴2
1〜25をセンタに送信する。走行履歴としては、GP
S履歴(C)、車速履歴(E)、ジャイロ履歴(F)が
ある。センタでは、地図上のルートから、現在位置の近
くで走行履歴のパターンに類似のルートをパターンマッ
チングにより検索する。検索結果のルート上に、走行軌
跡と現在位置を表示する。
係なく位置精度を向上させる。 【解決手段】 車載端末は、現在位置11と走行履歴2
1〜25をセンタに送信する。走行履歴としては、GP
S履歴(C)、車速履歴(E)、ジャイロ履歴(F)が
ある。センタでは、地図上のルートから、現在位置の近
くで走行履歴のパターンに類似のルートをパターンマッ
チングにより検索する。検索結果のルート上に、走行軌
跡と現在位置を表示する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーションシ
ステムにおける位置精度向上方法に関する。本発明は、
更に、ナビゲーション装置とネットワークナビゲーショ
ンセンタとの間で通信を行い、センタからナビゲーショ
ン装置に地図情報を送信する通信型ナビゲーションシス
テムにおける位置精度向上方法に関する。なお、以下に
おいては、「ナビゲーション」は「ナビ」と略称する。
ステムにおける位置精度向上方法に関する。本発明は、
更に、ナビゲーション装置とネットワークナビゲーショ
ンセンタとの間で通信を行い、センタからナビゲーショ
ン装置に地図情報を送信する通信型ナビゲーションシス
テムにおける位置精度向上方法に関する。なお、以下に
おいては、「ナビゲーション」は「ナビ」と略称する。
【0002】
【従来の技術】ナビ装置とネットワークナビセンタとの
間で通信を行い、センタからナビ装置に地図情報を送信
する通信型ナビシステムが提案されている。この通信型
ナビシステムでは、センタ側が、地図データベース(D
B)及び案内ルート作成の機能を持つ。センタは、ナビ
装置から、自車位置、目的地の座標を受信すると、案内
ルートを作成し、案内ルート及び自車位置を表示した地
図情報をナビ装置に返信する。ナビ装置では、この地図
情報を使用して、地図、走行ルート及び自車位置を表示
画面上に表示する。
間で通信を行い、センタからナビ装置に地図情報を送信
する通信型ナビシステムが提案されている。この通信型
ナビシステムでは、センタ側が、地図データベース(D
B)及び案内ルート作成の機能を持つ。センタは、ナビ
装置から、自車位置、目的地の座標を受信すると、案内
ルートを作成し、案内ルート及び自車位置を表示した地
図情報をナビ装置に返信する。ナビ装置では、この地図
情報を使用して、地図、走行ルート及び自車位置を表示
画面上に表示する。
【0003】これにより、ナビ装置の処理の負担を軽減
し、また、センタにおいて地図DBを管理することによ
り、常に最新の地図情報を得ることができる。この通信
型ナビシステムでは、センタからナビ装置に送信される
地図は、ピクチャファイル形式の地図(ラスタ地図)と
される。
し、また、センタにおいて地図DBを管理することによ
り、常に最新の地図情報を得ることができる。この通信
型ナビシステムでは、センタからナビ装置に送信される
地図は、ピクチャファイル形式の地図(ラスタ地図)と
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の、車両にDVD
又はCDを搭載した装置を使用するナビシステムにおい
ては、GPSシステムなどにより測定した自車位置に誤
差が含まれていた場合でも、マップマッチング法により
正確な位置を表示し、位置精度を向上させることができ
る。これは、ベクトル形式の地図情報を使用しているこ
とによる。これに対し、上記の通信型ナビシステムで
は、センタからナビ装置に送信するデータ量を低減する
ため、ピクチャファイル形式の地図を使用している。こ
のため、マップマッチング法による位置精度向上技術が
利用できない。
又はCDを搭載した装置を使用するナビシステムにおい
ては、GPSシステムなどにより測定した自車位置に誤
差が含まれていた場合でも、マップマッチング法により
正確な位置を表示し、位置精度を向上させることができ
る。これは、ベクトル形式の地図情報を使用しているこ
とによる。これに対し、上記の通信型ナビシステムで
は、センタからナビ装置に送信するデータ量を低減する
ため、ピクチャファイル形式の地図を使用している。こ
のため、マップマッチング法による位置精度向上技術が
利用できない。
【0005】したがって、通信型ナビ装置では、車両が
案内ルート上を走行中であるにもかかわらず、現在位置
計測の誤差により、表示画面上では、ルート以外の場所
を走行しているように表示される。これは、使用者にと
っては使いにくいものであるだけでなく、間違った案内
経路を示すことになるなど、ナビシステムそのものの性
能が低下する。
案内ルート上を走行中であるにもかかわらず、現在位置
計測の誤差により、表示画面上では、ルート以外の場所
を走行しているように表示される。これは、使用者にと
っては使いにくいものであるだけでなく、間違った案内
経路を示すことになるなど、ナビシステムそのものの性
能が低下する。
【0006】本発明は、ナビシステムにおいて、地図情
報の形式に関係なく位置精度を向上させることを目的と
するものである。
報の形式に関係なく位置精度を向上させることを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものである。本発明のナビシステ
ムにおける位置精度向上方法は、現在位置を検出し、地
図上に現在位置を表示するナビシステムにおいて、現在
位置と直近の走行履歴とに対応する地図上のルートを検
索し、検索したルート上に現在位置を表示する。
成するためになされたものである。本発明のナビシステ
ムにおける位置精度向上方法は、現在位置を検出し、地
図上に現在位置を表示するナビシステムにおいて、現在
位置と直近の走行履歴とに対応する地図上のルートを検
索し、検索したルート上に現在位置を表示する。
【0008】直近の走行履歴としては、GPSによる測
定位置の履歴、車速の履歴、ジャイロの履歴などがあ
る。GPSの履歴の場合、過去に検出した数点の自車位
置を転結することにより、走行軌跡が得られる。車速の
履歴の場合、直線道路では車速が上昇しカーブでは低下
するので、走行してきた軌跡の形状が判断できる。ジャ
イロの履歴によれば、直進、右折、左折などから軌跡の
形状が判断できる。
定位置の履歴、車速の履歴、ジャイロの履歴などがあ
る。GPSの履歴の場合、過去に検出した数点の自車位
置を転結することにより、走行軌跡が得られる。車速の
履歴の場合、直線道路では車速が上昇しカーブでは低下
するので、走行してきた軌跡の形状が判断できる。ジャ
イロの履歴によれば、直進、右折、左折などから軌跡の
形状が判断できる。
【0009】本発明によれば、走行履歴から車両が走行
してきた軌跡を判別し、自車位置に近いルートのパター
ンで、上記の軌跡履歴のパターンに対応するパターンを
検索する。そして、最も近いパターンのルートを選択す
ることで、ルート上の自車位置を判定することができ
る。これにより、計測した現在位置が誤差を含んでいた
としても、現在位置を地図情報の正しいルート上に示す
ことができる。
してきた軌跡を判別し、自車位置に近いルートのパター
ンで、上記の軌跡履歴のパターンに対応するパターンを
検索する。そして、最も近いパターンのルートを選択す
ることで、ルート上の自車位置を判定することができ
る。これにより、計測した現在位置が誤差を含んでいた
としても、現在位置を地図情報の正しいルート上に示す
ことができる。
【0010】本発明のナビシステムにおける位置精度向
上方法は、特に、前述の通信型ナビシステムに適してい
る。通信型ナビシステムでは、ナビ装置にはピクチャフ
ァイル形式の地図が送られるので、この場合、ナビ装置
からセンタに対して、自車位置と共に直近の走行履歴を
送信する。センタでは、受信した現在位置と直近の走行
履歴とに対応する地図上のルートを検索し、検索したル
ート上に現在位置を表示し、この現在位置を含む地図情
報をナビ装置に返信する。
上方法は、特に、前述の通信型ナビシステムに適してい
る。通信型ナビシステムでは、ナビ装置にはピクチャフ
ァイル形式の地図が送られるので、この場合、ナビ装置
からセンタに対して、自車位置と共に直近の走行履歴を
送信する。センタでは、受信した現在位置と直近の走行
履歴とに対応する地図上のルートを検索し、検索したル
ート上に現在位置を表示し、この現在位置を含む地図情
報をナビ装置に返信する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のナビシステムにおける位
置精度向上方法を、通信型ナビシステムに適用した例に
ついて、図を用いて説明する。図1は、ネットワークナ
ビセンタ1の構成を示し、図2は、車載端末12(ナビ
装置)の構成を示す。図示の例は、双方向通信を使用し
た例である。
置精度向上方法を、通信型ナビシステムに適用した例に
ついて、図を用いて説明する。図1は、ネットワークナ
ビセンタ1の構成を示し、図2は、車載端末12(ナビ
装置)の構成を示す。図示の例は、双方向通信を使用し
た例である。
【0012】図1のセンタ1において、送受信部2は、
公衆回線、インターネット回線又は無線通信を介して車
載端末12と送受信を行う。複数の車載端末12から受
信したデータは、端末管理部3において車載端末12ご
とに記憶される。端末管理部3は、記憶したデータに基
づいて、車載端末12ごとのナビのための処理を管理す
る。
公衆回線、インターネット回線又は無線通信を介して車
載端末12と送受信を行う。複数の車載端末12から受
信したデータは、端末管理部3において車載端末12ご
とに記憶される。端末管理部3は、記憶したデータに基
づいて、車載端末12ごとのナビのための処理を管理す
る。
【0013】ナビ案内管理部4は、車載端末12から受
信したデータに基づいて、案内情報作成部5、ルート演
算部6、画像作成部7を管理する。案内情報作成部5、
ルート演算部6、画像作成部7は、車載端末12から受
信したデータに基づき、地図DB8から地図管理部9を
介して地図情報を読出し、案内情報の作成、案内ルート
の演算、画像の作成を実行する。なお、地図DB8で
は、地図情報はベクトル形式で保存されている。
信したデータに基づいて、案内情報作成部5、ルート演
算部6、画像作成部7を管理する。案内情報作成部5、
ルート演算部6、画像作成部7は、車載端末12から受
信したデータに基づき、地図DB8から地図管理部9を
介して地図情報を読出し、案内情報の作成、案内ルート
の演算、画像の作成を実行する。なお、地図DB8で
は、地図情報はベクトル形式で保存されている。
【0014】作成された案内情報、案内ルート及び画像
は、端末管理部3を介して送受信部2から該当の車載端
末12に送信される。車両位置補正部10では、車両の
現在位置、走行履歴及び地図情報から、車両の現在位置
を補正する。車両位置補正部10の動作については後述
する。図2の車載端末12において、送受信部13は、
携帯電話回線、路車間通信、ビーコン、又は無線通信を
介してセンタ1と送受信を行う。センタ1から受信した
地図情報などは、送受信部13、メモリ管理部14、受
信情報管理部15を介して、記憶部16に格納される。
GPS、ジャイロ、車速計などから得た車両情報が、車
両情報入力部17からナビ機能管理部18に入力され
る。また、車両情報は、測定の都度、記憶部16に記憶
され、所定数の車両情報が、直近の走行履歴として更新
される。
は、端末管理部3を介して送受信部2から該当の車載端
末12に送信される。車両位置補正部10では、車両の
現在位置、走行履歴及び地図情報から、車両の現在位置
を補正する。車両位置補正部10の動作については後述
する。図2の車載端末12において、送受信部13は、
携帯電話回線、路車間通信、ビーコン、又は無線通信を
介してセンタ1と送受信を行う。センタ1から受信した
地図情報などは、送受信部13、メモリ管理部14、受
信情報管理部15を介して、記憶部16に格納される。
GPS、ジャイロ、車速計などから得た車両情報が、車
両情報入力部17からナビ機能管理部18に入力され
る。また、車両情報は、測定の都度、記憶部16に記憶
され、所定数の車両情報が、直近の走行履歴として更新
される。
【0015】ナビ機能管理部18は、車両情報入力部1
7から得た車両情報と、走行履歴と入力部19からユー
ザにより入力されたデータを送受信部13からセンタ1
に送信する。また、ナビ機能管理部18は、センタ1か
ら受信した地図データと、車両情報入力部17から入力
された車両情報に基づいて、案内情報管理部20、ルー
ト管理部21、画像管理部22を管理する。案内情報管
理部20、ルート管理部21、画像管理部22は、自車
位置に基づいて記憶部16から地図情報を読出し、地図
画像、案内ルート及び案内情報を、ディスプレイ、スピ
ーカなどの出力部23から出力する。
7から得た車両情報と、走行履歴と入力部19からユー
ザにより入力されたデータを送受信部13からセンタ1
に送信する。また、ナビ機能管理部18は、センタ1か
ら受信した地図データと、車両情報入力部17から入力
された車両情報に基づいて、案内情報管理部20、ルー
ト管理部21、画像管理部22を管理する。案内情報管
理部20、ルート管理部21、画像管理部22は、自車
位置に基づいて記憶部16から地図情報を読出し、地図
画像、案内ルート及び案内情報を、ディスプレイ、スピ
ーカなどの出力部23から出力する。
【0016】以下、図1に示したセンタ1の車両位置補
正部10の動作について説明する。図3は、車両位置補
正の原理を示し、図4は、車両位置補正部10の処理を
示すフローチャートである図3(A)は実際に車両がル
ート32上を走行している状態を示す。車両において自
車位置を測定するGPSシステムに測定誤差があると、
位置補正をしなければ、車載端末の画面上には、(B)
に示す表示がされる。車両の現在位置マーク31は、案
内ルート32から外れた位置にあることとなり、自車が
案内ルート32の外を走行しているように表示される。
正部10の動作について説明する。図3は、車両位置補
正の原理を示し、図4は、車両位置補正部10の処理を
示すフローチャートである図3(A)は実際に車両がル
ート32上を走行している状態を示す。車両において自
車位置を測定するGPSシステムに測定誤差があると、
位置補正をしなければ、車載端末の画面上には、(B)
に示す表示がされる。車両の現在位置マーク31は、案
内ルート32から外れた位置にあることとなり、自車が
案内ルート32の外を走行しているように表示される。
【0017】図4において、車両位置補正部10は、最
初に、車載端末12から受信した現在位置に基づいて周
辺の地図を抽出する(S1)。次に、車載端末12から
受信したデータから走行履歴を抽出する(S2)。ここ
で、走行履歴がGPS履歴である場合、図3(C)に示
すように、GPSで検出した位置検出点41〜45をつ
ないで、走行軌跡33を得る(S3)。そして、この走
行軌跡33のパターンにマッチングする形状を、現在位
置31の近くの案内ルート32から検索する(S4)。
初に、車載端末12から受信した現在位置に基づいて周
辺の地図を抽出する(S1)。次に、車載端末12から
受信したデータから走行履歴を抽出する(S2)。ここ
で、走行履歴がGPS履歴である場合、図3(C)に示
すように、GPSで検出した位置検出点41〜45をつ
ないで、走行軌跡33を得る(S3)。そして、この走
行軌跡33のパターンにマッチングする形状を、現在位
置31の近くの案内ルート32から検索する(S4)。
【0018】その結果、パターンが最も似た案内ルート
32を検索すると、図3(D)に示すように、GPSで
検出した現在位置に最も近い位置に補正後の現在位置マ
ーク31を表示する。図3(E)は、走行履歴が車速履
歴である場合の例を示す。ここで、車速を検出した点4
1〜45における車速が(E)のようになるとする。す
なわち、直線路上の点41、43、45では車速は大と
なり、カーブ地点42、44では、車速は小となる。こ
の場合、車速から得た走行軌跡は、(D)と同様とな
る。
32を検索すると、図3(D)に示すように、GPSで
検出した現在位置に最も近い位置に補正後の現在位置マ
ーク31を表示する。図3(E)は、走行履歴が車速履
歴である場合の例を示す。ここで、車速を検出した点4
1〜45における車速が(E)のようになるとする。す
なわち、直線路上の点41、43、45では車速は大と
なり、カーブ地点42、44では、車速は小となる。こ
の場合、車速から得た走行軌跡は、(D)と同様とな
る。
【0019】図3(F)は、走行履歴がジャイロ履歴で
ある場合の例を示す。ここで、ジャイロが検出した点4
1〜45における履歴が(F)のようになるとする。す
なわち、カーブの地点では、ジャイロの履歴は、左又は
右へ旋回したことを検出する。この場合、ジャイロから
得た走行軌跡は、(D)と同様となる。以上説明したよ
うに、本例によれば、センタ1においてルート演算など
の必要な処理が行われるので、車載端末12でのナビ処
理の負担が軽減される。また、走行履歴により現在位置
を補正しているので、車載端末12での自車位置の検出
に誤差があったとしても、位置精度を向上させることが
できる。なお、従来使用されているマップマッチング法
を併用することにより、更に位置精度を向上させること
もできる。
ある場合の例を示す。ここで、ジャイロが検出した点4
1〜45における履歴が(F)のようになるとする。す
なわち、カーブの地点では、ジャイロの履歴は、左又は
右へ旋回したことを検出する。この場合、ジャイロから
得た走行軌跡は、(D)と同様となる。以上説明したよ
うに、本例によれば、センタ1においてルート演算など
の必要な処理が行われるので、車載端末12でのナビ処
理の負担が軽減される。また、走行履歴により現在位置
を補正しているので、車載端末12での自車位置の検出
に誤差があったとしても、位置精度を向上させることが
できる。なお、従来使用されているマップマッチング法
を併用することにより、更に位置精度を向上させること
もできる。
【0020】また、車載端末12から受信した現在位置
又は走行履歴がGPSにより測定されている場合、セン
タ1において、D−GPS処理をかけることにより、更
に位置精度を向上させることができる。さらに、走行履
歴に基づいて、車両が一定速度を保って走行していると
判断される場合、車載端末12における自車位置の検出
などの処理に要する時間を見込み、所定の時間分だけ先
の予想位置を算出し、これを車載端末に送信するように
することもできる。これにより、処理による時遅れに影
響されずに、正確に現在位置を表示することができるよ
うになる。
又は走行履歴がGPSにより測定されている場合、セン
タ1において、D−GPS処理をかけることにより、更
に位置精度を向上させることができる。さらに、走行履
歴に基づいて、車両が一定速度を保って走行していると
判断される場合、車載端末12における自車位置の検出
などの処理に要する時間を見込み、所定の時間分だけ先
の予想位置を算出し、これを車載端末に送信するように
することもできる。これにより、処理による時遅れに影
響されずに、正確に現在位置を表示することができるよ
うになる。
【0021】なお、本発明の位置精度向上方法は、セン
タ1で行う処理について行われるだけではない。従来
の、車載端末12にCD、DVDを搭載したナビシステ
ムにおいても、走行履歴による自車位置の補正が可能で
あり、同様に位置精度を向上させることができる。図5
は図1のセンタの変形例を示し、図6は図2の車載端末
の変形例を示す。図示の例は、放送を利用した通信型ナ
ビとなっている。以下、図1及び図2と異なる点につい
てのみ説明する。
タ1で行う処理について行われるだけではない。従来
の、車載端末12にCD、DVDを搭載したナビシステ
ムにおいても、走行履歴による自車位置の補正が可能で
あり、同様に位置精度を向上させることができる。図5
は図1のセンタの変形例を示し、図6は図2の車載端末
の変形例を示す。図示の例は、放送を利用した通信型ナ
ビとなっている。以下、図1及び図2と異なる点につい
てのみ説明する。
【0022】本例では、車載端末12からセンタ1へ
は、携帯電話回線、路車間通信、ビーコン、又は無線通
信から、公衆回線、インターネット回線又は無線通信を
介してデータが送信される。センタ1から各車載端末1
2へのデータの送信は、地上局又は通信衛星などの放送
局から放送され、アンテナにより各車載端末12で受信
される。
は、携帯電話回線、路車間通信、ビーコン、又は無線通
信から、公衆回線、インターネット回線又は無線通信を
介してデータが送信される。センタ1から各車載端末1
2へのデータの送信は、地上局又は通信衛星などの放送
局から放送され、アンテナにより各車載端末12で受信
される。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、通信型ナビシステムに
おいて、地図情報の形式に関係なく位置精度を向上させ
ることができる。
おいて、地図情報の形式に関係なく位置精度を向上させ
ることができる。
【図1】本発明のナビシステムを構成するセンタの構成
図である。
図である。
【図2】本発明のナビシステムを構成する車載端末の構
成図である。
成図である。
【図3】図1のセンタにおける車両位置補正処理の原理
を示す図である。
を示す図である。
【図4】図1のセンタの車両位置補正部の動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】図1の変形例を示す図である。
【図6】図2の変形例を示す図である。
1…ネットワークナビセンタ 2…送受信部 3…端末管理部 4…ナビ案内管理部 5…案内情報作成部 6…ルート演算部 7…画像作成部 8…地図DB 9…地図管理部 10…車両位置補正部 12…車載端末 13…送受信部 14…メモリ管理部 15…受信情報管理部 16…記憶部 17…車両情報入力部 18…ナビ機能管理部 19…入力部 20…案内情報管理部 21…ルート管理部 22…画像管理部 23…出力部 31…現在位置マーク 32…案内ルート 33…走行軌跡 34…送信部 35…受信部 41、42、43、44、45…GPS位置検出点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐古 和也 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB22 HC08 HD26 2F029 AA02 AB01 AB03 AB07 AC02 AC14 AC19 AD01 5H180 AA01 BB02 BB04 CC02 CC12 CC30 FF04 FF07 FF13 FF22 FF27 FF33
Claims (11)
- 【請求項1】 現在位置を検出し、地図上に現在位置を
表示するナビゲーションシステムにおいて、 現在位置と直近の走行履歴とに対応する地図上のルート
を検索し、 検索したルート上に現在位置を表示すること、 を特徴とするナビゲーションシステムにおける位置精度
向上方法。 - 【請求項2】 前記走行履歴が、GPSによる測定位置
の履歴である請求項1に記載のナビゲーションシステム
における位置精度向上方法。 - 【請求項3】 前記走行履歴が、車速の履歴である請求
項1に記載のナビゲーションシステムにおける位置精度
向上方法。 - 【請求項4】 前記走行履歴が、ジャイロの履歴である
請求項1に記載のナビゲーションシステムにおける位置
精度向上方法。 - 【請求項5】 ネットワークナビゲーションセンタとナ
ビ装置との間で通信をすることにより前記センタから前
記ナビ装置に地図情報を送信するナビゲーションシステ
ムにおいて、 前記ナビ装置は、自車位置と共に直近の走行履歴を前記
センタに送信し、 前記センタは、受信した現在位置と直近の走行履歴とに
対応する地図上のルートを検索し、 検索したルート上に現在位置を表示し、 この現在位置を含む地図情報を前記ナビ装置に送信する
こと、 を特徴とするナビゲーションシステムにおける位置精度
向上方法。 - 【請求項6】 前記走行履歴が、GPSによる測定位置
の履歴である請求項5に記載のナビゲーションシステム
における位置精度向上方法。 - 【請求項7】 前記走行履歴が、車速の履歴である請求
項5に記載のナビゲーションシステムにおける位置精度
向上方法。 - 【請求項8】 前記走行履歴が、ジャイロの履歴である
請求項5に記載のナビゲーションシステムにおける位置
精度向上方法。 - 【請求項9】 前記センタが、前記現在位置と地図デー
タベースとに対してマップマッチング処理をかけて位置
精度を向上させる請求項5〜8に記載のナビゲーション
システムにおける位置精度向上方法。 - 【請求項10】 前記自車位置がGPSにより検出され
たものであり、前記センタは、前記自車位置に対してD
−GPS処理をかけ位置精度を向上させる請求項5〜9
に記載のナビゲーションシステムにおける位置精度向上
方法。 - 【請求項11】 前記センタは、ナビ装置の速度成分が
一定量を保っている場合、所定の時間分だけ先の予想ナ
ビ装置位置を前記ナビ装置に送信するナビゲーションシ
ステムにおける位置精度向上方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001114012A JP2002310690A (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | ナビゲーションシステムにおける位置精度向上方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001114012A JP2002310690A (ja) | 2001-04-12 | 2001-04-12 | ナビゲーションシステムにおける位置精度向上方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002310690A true JP2002310690A (ja) | 2002-10-23 |
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ID=18965156
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