JP2002308401A

JP2002308401A - 生ゴミ収納器

Info

Publication number: JP2002308401A
Application number: JP2001153202A
Authority: JP
Inventors: Hisashi Aoyanagi; 久青柳
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2001-04-14
Filing date: 2001-04-14
Publication date: 2002-10-23

Abstract

(57)【要約】【課題】自然落下だけによる水切り生ゴミ収納器で
は、生ゴミの中や生ゴミと生ゴミの間にある水分は、水
切りが出来ず、運搬途中で漏れ出したりして大変不衛生
であったり、焼却燃料が多くいるなど大変不経済であっ
た。【解決手段】三角柱形状に形成した螺旋バネ１の下部
に、表面に小さな凹凸４と透孔５が複数個付き、裏面に
全体を支える複数個の脚８が付いた底盤７を固着し、生
ゴミを入れる入り口となる上部に、こし網９掛かり止め
用溝６が付いたふち２と開閉自在の押盤３を取り付け
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、収納した生ゴミの
水切れ効果を高めた生ゴミ収納器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の流し台の隅などに置かれている生
ゴミ収納器は、全体がステンレス制かプラスチック制の
器で、器の底や胴体部分側面が網であったり複数個の透
孔があるだけで、生ゴミに付いていた自然落下する水分
しか水切りが出来なかった。その為、生ゴミの水切りが
良く出来ていないままでゴミとして出されるので、嵩張
ったり重くなったりして運搬が大変である上、運搬途中
で水分が漏れ出したりして、大変不衛生であった。又焼
却時水分が多いので燃料が多くいるなど大変不経済でも
あった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、可能
な限り生ゴミを押しつぶし、生ゴミの内外の水分を人工
的に簡単に押ししぼることが出来る生ゴミ収納器の提供
を目的にするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、三角柱形状に形成した螺旋バネ（１）の下
部に、表面に小さな凹凸（４）と透孔（５）が複数個付
き、裏面に全体を支える複数個の脚（８）が付いた底盤
（７）を固着し、生ゴミを入れる入り口となる上部に、
こし網（９）掛かり止め用の溝（６）が付いたふち
（２）と入り口開閉用開閉自在の押盤（３）を取り付け
る手段を講じたものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明は、上記の手段を講じたの
で、これを使用する時は、収納器上部の押盤（３）を開
け、市販されているこし網（９）を収納器の中に挿入装
着してもらう。こし網（９）を収納器に挿入後、こし網
（９）の入り口のふち（１０）を収納器上部のふち
（２）に設けた溝（６）に掛かり止め、こし網（９）の
装着完了である。こし網の入り口のふち（１０）はゴム
などの弾性材で出来ているので自然には外れてこない。
この状態で流し台の隅に置いて流し台で出た生ゴミを中
に入れてもらう。生ゴミの外側についたりして自然落下
する水分は、この状態で水切りが出来る。

【０００６】しかし生ゴミの中の水分や生ゴミと生ゴミ
の間にある水分は、この状態では水切りが出来ない。あ
る程度生ゴミが収納器に溜まった状態で、収納器の押盤
（３）を閉じ、押盤（３）の上から手で押し込むと収納
器の胴体部分が弾性材で螺旋形（１）に出来ているの
で、可能な限りつぶれて生ゴミをつぶし生ゴミの中の水
分や生ゴミと生ゴミの間にある水分を押ししぼってしま
う。こし網（９）の中に生ゴミが入っているので水分だ
けが収納器外に流れ出る。押盤（３）を押すことをやめ
ると、螺旋形の胴体部分（１）が弾性の力で元に戻り、
又ある程度生ゴミを入れられるスペースができる。その
スペースに更に生ゴミを入れる事が出来る。以上の操作
を繰り返すことにより、生ゴミの水分をほとんど収納器
外に出すことが出来、従来と同じ容積の収納器でも従来
より沢山の生ゴミが収納出来るようになる。収納器に生
ゴミが満杯になったら、こし網（９）ごと生ゴミを収納
器から外し、こし網（９）ごと捨てるのである。

【０００７】

【実施例】以下、図面に示す実施例についてさらに詳細
に説明する。

【０００８】この実施例の生ゴミ収納器は、三角柱形状
に形成した弾性の螺旋バネ（１）の下部に、表面全体に
小さな凹凸（４）と透孔（５）が複数個付き、裏面に収
納器全体を支える脚（８）を複数個付けてなる底盤
（７）を固着し、生ゴミの入り口となる螺旋バネ上部の
ふち金に、こし網（９）掛かり止め用の溝（６）を周囲
に設けたふち（２）を取り付け、このふち（２）の一部
に収納器上部をふたをして押しつける開閉自在の押盤
（３）を設けてなるものである。

【０００９】この実施例の生ゴミ収納器の実使用例を説
明する。まず生ゴミ収納器の押盤（３）を開け、市販さ
れているこし網（９）を挿入装着する。収納器のふち
（２）とこし網（９）のふち（１０）が密着するよう、
弾性材で作られているこし網のふち（１０）を収納器上
部のふち（２）に設けてある溝（６）に入れ掛かり止め
密着させる。これで生ゴミ収納器として準備完了であ
る。この生ゴミ収納器の中に生ゴミを入れる。生ゴミに
ついた自然落下するような水分は自然とそのままで水切
りが出来る。生ゴミの中の水分や生ゴミと生ゴミの間の
水分は、このままでは収納器外に出ないので、押盤
（３）を閉じ収納器上部をふたをして押盤（３）の上か
ら収納器全体を押しつぶす。収納器胴体が螺旋形のバネ
（１）なので、可能な限りつぶれ、中の生ゴミを押しつ
ぶし、生ゴミの内外の水分を可能な限り押ししぼること
が出来る。しぼられて出て来た水分はそのまま収納器外
に放出される。押盤（３）を押すことをやめると、バネ
の力で収納器の螺旋形は元に戻り、更に生ゴミを入れる
スペースが収納器上の部分に出来る。そのスペースに生
ゴミを入れ同じ事を繰り返す。押ししぼられた生ゴミが
収納器に満杯になったら、こし網（９）ごと生ゴミを収
納器から外しゴミ箱に捨てる。この時点の生ゴミは、ほ
とんど水分が切れている状態である。

【００１０】

【発明の効果】本発明は、生ゴミの内外の水分を可能な
限り押ししぼるので、ゴミ運搬時水分が漏れ出ることも
なく、衛生的でかつゴミが小型化、軽量化するので運搬
し易くなり、焼却処理時においての燃料節約にも多いに
寄与するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明生ゴミ収納器斜視図である。

【図２】本発明生ゴミ収納器平面図である。

【図３】市販されているこし網斜視図である。

【符号の説明】

１螺旋形バネ２収納器上部ふち３押盤４凹凸５透孔６こし網掛かり止め用溝７底盤８脚９市販のこし網１０こし網の弾性ふち

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】収納器本体胴体部分が螺旋形状の弾性
材（１）で形成された生ゴミ収納器。
【請求項２】本体上部のふち（２）の一部に、本体
上部をふたしたり開けたり出来る開閉自在の押盤（３）
を設け、下部を小さな凹凸（４）と透孔（５）を複数個
設けた底盤（７）とした請求項１の生ゴミ収納器。
【請求項３】収納器本体の胴体部分側壁が、合成樹
脂やゴムなどの弾性材で形成された生ゴミ収納器。