JP2002305903A - 畦塗り機 - Google Patents

畦塗り機

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JP2002305903A
JP2002305903A JP2001114315A JP2001114315A JP2002305903A JP 2002305903 A JP2002305903 A JP 2002305903A JP 2001114315 A JP2001114315 A JP 2001114315A JP 2001114315 A JP2001114315 A JP 2001114315A JP 2002305903 A JP2002305903 A JP 2002305903A
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敏行 安倉
Shuichi Kotora
修一 小虎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土盛体により切削されて元畦箇所に供給され
た畦塗り用の泥土を、回転しながら元畦に塗りつけて、
元畦を修復するドラム状の整畦体を改良する。 【解決手段】 走行機体の後部に連結装置を介して着脱
可能に連結される機枠4と、この機枠4に回転自在に設
けられ、畦塗り用の泥土を切削して元畦箇所に供給する
土盛体5と、この土盛体5の後方に位置して、前記土盛
体5により供給された泥土を回転しながら元畦に塗りつ
けて、元畦を修復するドラム状の整畦体6とを有する畦
塗り機1であって、前記整畦体6は、回転しながら畦の
内側面を形成する整畦ドラム15の外周面に、回転中心
から外周側に向けて、整畦ドラム15の回転方向に後退
角を有して螺旋状に捻曲する複数の整畦板15aを周方
向に等間隔に形成し、各整畦板15aは、平面視でトロ
コイド曲線上の点が連続した曲面を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土盛体により切削
されて元畦箇所に供給された畦塗り用の泥土を、回転し
ながら元畦に塗りつけて、元畦を修復するドラム状の整
畦体を改良した畦塗り機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行機体の後部に連結装置を介し
て着脱可能に連結される機枠と、この機枠に回転自在に
設けられ、畦塗り用の泥土を切削して元畦箇所に供給す
る土盛体と、この土盛体の後方に位置して、前記土盛体
により供給された泥土を回転しながら元畦に塗りつけ
て、元畦を修復するドラム状の整畦体(整畦ドラム)と
を備えた畦塗り機が周知である。そして、整畦ドラムの
泥土を回転しながら元畦に塗りつけ回転しながら畦の内
側面を修復する側面修復体は、円錐状の円弧面または円
錐状の多段平面を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の畦塗り機に
おいては、整畦ドラムの側面修復体が円錐状の円弧面ま
たは円錐状の多段平面を有しており、しかも偏心回転し
ながら土盛体により供給された泥土を元畦に塗りつけて
畦の内側面を修復するので、土盛体により切削されて元
畦箇所に供給される泥土の状態によっては、所望の(十
分な)元畦修復が行えない場合がある、という問題点が
あった。本発明は、上記の問題点を改善することを目的
になされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、以下の構成を特徴としている。 A.走行機体の後部に連結装置を介して着脱可能に連結
される機枠と、この機枠に回転自在に設けられ、畦塗り
用の泥土を切削して元畦箇所に供給する土盛体と、この
土盛体の後方に位置して、前記土盛体により供給された
泥土を回転しながら元畦に塗りつけて、元畦を修復する
ドラム状の整畦体とを有する畦塗り機であって、前記整
畦体は、回転しながら畦の内側面を形成する整畦ドラム
の外周面に、回転中心から外周側に向けて、整畦ドラム
の回転方向に後退角を有して螺旋状に捻曲する複数の整
畦板を周方向に等間隔に形成し、各整畦板は、平面視で
トロコイド曲線上の点が連続した曲面を有している。
【0005】B.上記整畦体は、元畦の上面を水平状に
修復する円筒形状の上面修復体と、元畦の下方に向かっ
て拡開し、元畦をテーパ状に修復するほぼ円錐形状の側
面修復体とを有し、該側面修復体は、回転中心から外周
側に向けて、整畦ドラムの回転方向の後側を突出させて
後退角を設け、螺旋状に捻曲する複数の整畦板を周方向
に等間隔に形成し、各整畦板は平面視でトロコイド曲線
上の点が連続した曲面を有し、回転軸に対し、傾斜した
状態に固定した。
【0006】C.上記整畦ドラムは、回転中心の取付け
基部に、平面視で内端側の幅が狭く、外端側の幅が次第
に広くなる複数枚の整畦板の基端部を、隣接する整畦板
が相互に所定の重なりを有するよう取付け、該整畦板の
重なり部分を上下に固着し、螺旋状の垂直段部を形成し
た。 D.上記整畦ドラムは、回転中心の取付け基部に、平面
視で内端側の幅が狭く、外端側の幅が次第に広くなる複
数枚の整畦板の基端部を、隣接する整畦板が相互に所定
の重なりを有するよう取付け、該整畦板の重なり部分を
上下に固着し、前記重なり部分の隙間は内端側が狭く、
外端側が広くなるよう、螺旋状の垂直段部を形成した。
【0007】E.上記整畦ドラムは、回転中心の取付け
基部に、平面視で内端側の幅が狭く、外端側の幅が次第
に広くなる複数枚の整畦板の基端部を、隣接する整畦板
が相互に所定の重なりを有するよう取付け、該整畦板の
重なり部分に折返し部を設けて上下に固着し、前記重な
り部分の隙間は内端側が狭く、外端側が広くなるよう、
螺旋状の垂直段部を形成した。F.上記整畦ドラムは、
偏心回転しながら各整畦板を順に泥土に接して畦の内側
面を形成する。
【0008】G.上記整畦ドラムの平面視外周縁は、円
形に形成されている。 H.上記整畦ドラムの平面視外周縁は、重なり部分の近
辺を直線状にカットし、他の部分は円形に形成されてい
る。
【0009】
【作用】上記A.〜H.の構成により本発明の畦塗り機
における整畦体(整畦ドラム)は、以下の作用を行う。 .整畦体が、整畦ドラムの外周面に、回転中心から外
周側に向けて、整畦ドラムの回転方向に後退角を有して
螺旋状に捻曲する複数の整畦板を周方向に等間隔に形成
し、各整畦板が、平面視でトロコイド曲線上の点が連続
した曲面を有していることで、整畦ドラムは土盛体によ
り供給された泥土を抵抗を少なくして元畦に塗りつけ、
側方に向け徐々に圧力をかけて、元畦の修復が良好に行
われる。特に、土盛体により供給される泥土の土質が悪
い場合や含水率が適当でない場合でも、従来の整畦ドラ
ムに比べ良好な畦が形成される。
【0010】.整畦体が、元畦の上面を水平状に修復
する円筒形状の上面修復体と、元畦の下方に向かって拡
開し、元畦をテーパ状に修復するほぼ円錐形状の側面修
復体とを有し、該側面修復体は、回転中心から外周側に
向けて、整畦ドラムの回転方向の後側を突出させて後退
角を設け、螺旋状に捻曲する複数の整畦板を周方向に等
間隔に形成し、各整畦板は平面視でトロコイド曲線上の
点が連続した曲面を有し、回転軸に対し、傾斜した状態
に固定することで、元畦の上面が上面修復体により水平
状に修復され、元畦の側面は側面修復体により徐々に圧
力がかけられ、泥土が押し固められるようにして塗りつ
けられる。また、回転方向に螺旋状に捻曲し、複雑な表
面形状を有する整畦ドラムを、容易に製造することがで
きる。
【0011】.整畦ドラムは、回転中心の取付け基部
に、平面視で内端側の幅が狭く、外端側の幅が次第に広
くなる複数枚の整畦板の基端部を、隣接する整畦板が相
互に所定の重なりを有するよう取付け、該整畦板の重な
り部分を上下に固着し、螺旋状の垂直段部を形成するこ
とで、回転方向に螺旋状に捻曲し、周面に複数の垂直段
部を形成した複雑な形状の整畦ドラムを、強固に製造す
ることができる。 .整畦ドラムは、回転中心の取付け基部に、平面視で
内端側の幅が狭く、外端側の幅が次第に広くなる複数枚
の整畦板の基端部を、隣接する整畦板が相互に所定の重
なりを有するよう取付け、該整畦板の重なり部分を上下
に固着し、前記重なり部分の隙間は内端側が狭く、外端
側が広くなるよう、螺旋状の垂直段部を形成すること
で、外見が複雑な構成を有している整畦ドラムを、容易
に製造することができる。
【0012】.整畦ドラムは、回転中心の取付け基部
に、平面視で内端側の幅が狭く、外端側の幅が次第に広
くなる複数枚の整畦板の基端部を、隣接する整畦板が相
互に所定の重なりを有するよう取付け、該整畦板の重な
り部分に折返し部を設けて上下に固着し、前記重なり部
分の隙間は内端側が狭く、外端側が広くなるよう、螺旋
状の垂直段部を形成することで、平面視で複雑な形状を
有する整畦ドラムを、容易に、かつ強固に製造すること
ができる。 .整畦ドラムは、偏心回転しながら各整畦板を順に泥
土に接して畦の内側面を形成することで、土盛体により
供給された泥土を、偏心回転する各整畦板により叩きな
がら元畦の側面に対し強固に塗りつけることができる。
【0013】.整畦ドラムの平面視外周縁は、円形に
形成されていることで、整畦ドラムの外周縁の土壌との
接触がスムーズに行われる。 .整畦ドラムの平面視外周縁は、重なり部分の近辺を
直線状にカットし、他の部分は円形に形成されているこ
とで、垂直段部を形成している厚さが最も厚い先端位置
に直線状カット部分が形成されることになって、整畦ド
ラムの外周縁が土壌と点接触して作業を効率よく行い、
垂直段部による畦整形効果が高められる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
の図面を参照して具体的に説明する。図1〜図3におい
て、符号1は図示しないトラクタの後部に設けられたト
ップリンク及び左右一対のロアリンクにより昇降可能に
連結され、トラクタのPTO軸から動力を受けて土盛体
5及びドラム状の整畦体6を回転駆動し、圃場において
土盛体5により畦塗り用の泥土を切削して元畦箇所に供
給し、該土盛体5により供給された泥土を整畦体6によ
り元畦に塗りつけて元畦を修復する整畦作業を行う畦塗
り機である。この畦塗り機1は、前記トップリンク及び
ロアリンクに連結されるトップマスト2及びロアリンク
連結部3を、機枠4から前方に突出させた左右一対のヒ
ッチフレーム11に設け、土盛体5及びその後方に設け
られる整畦体6は、機枠4により連結されて左右方向に
配設されている。
【0015】機枠4は、伝動ケースを兼ねており、土盛
体5及び整畦体6に動力を伝達するように連結してい
る。該機枠4の基端部は、左右一対の支持フレーム7に
左右回動(昇降)可能に支持され、機枠4を介して土盛
体5及び整畦体6を作業位置と非作業位置とに回動する
ようにしている。機枠4の先端部には、前方に向け土盛
体5に動力伝達するための出力軸を内装した伝動ケース
8を一体的に設けると共に、後方に向け整畦体6を駆動
するための伝動ケース9及び減速機構を内装したデフケ
ース10を一体的に設けている。
【0016】支持フレーム7は、その先端部において前
後長さが調節可能であり、この先端部に水平方向の連結
軸13を介して左右一対のヒッチフレーム11の基端部
が上下回動可能に連結されて前方に向け延出されてい
る。このヒッチフレーム11の両先端部に前記トップマ
スト2が取付けられ、トラクタに設けられたトップリン
クに連結ピンを介して上下回動可能に枢支される。ま
た、ヒッチフレーム11の両基端側に前記ロアリンク連
結部3が取付けられ、トラクタに設けられた左右一対の
ロアリンクに連結ピンを介して上下回動可能に枢支され
る。そして、トラクタのロアリンクをロアリンク連結部
4に連結して畦塗り機1を揚上させたとき、ヒッチフレ
ーム11と機枠4の基端部との間の連結軸13を中心と
して機枠4、土盛体5、整畦ドラム6等は下方に回動
し、畦塗り機1を非作業位置に回動した状態でトラクタ
の後部に接近するのを防止する。また、支持フレーム7
の先端部の前後長さを調節することで、トラクタに対す
る畦塗り機1の支持高さを調節する。
【0017】上記ヒッチフレーム11,11間には、前
後方向に入力軸12が軸支されている。この入力軸12
の先端部には、トラクタのPTO軸から図示しないユニ
バーサルジョイント、伝動軸等を介して動力が伝達され
る。入力軸12の後方に位置する上記機枠4の基端部に
は、該基端部の垂直面内での回転中心となる回転軸14
が前後方向に軸支され、この回転軸14の先端部と入力
軸12の後端部との間を図示しないユニバーサルジョイ
ントにより連結し、このユニバーサルジョイントの位置
で上下回動可能となっている。回転軸14から動力が機
枠4を通って伝動ケース8,9及びデフケース10に伝
達され、土盛体5及び整畦体6をそれぞれ駆動する。
【0018】回転軸14には、入力軸12から回転軸1
4に伝達される回転動力を接,断するクラッチ(図示せ
ず)が設けられている。このクラッチは、機枠4を介し
て土盛体5及び整畦体6を作業位置に回動したとき接続
され、土盛体5及び整畦体6を非作業位置に回動したと
き断たれるように作動する。また、このクラッチは、機
枠4の基端部(回転軸14)を中心に土盛体5及び整畦
体6を作業位置と非作業位置に回動させたとき、作業位
置では動力が接続状態となり、非作業位置では動力が断
たれる状態になるように、土盛体5、整畦体6を作業位
置と非作業位置に回動させる回動動作と連動して自動的
に切換えられるようになっている。
【0019】土盛体5は、図示しないが、ロータリ軸の
軸周に複数本の切削爪と土寄せ板を放射方向に装着する
と共に、上側をカバーにより覆い、元畦の一部及び圃場
の土壌を切削して元畦に対して畦状に盛り上げる周知の
ロータリ切削装置からなるものである。また、整畦体6
は、図4以下の図面に示すが、その第1の実施例のもの
は図4ないし図6に示すように、偏心回転しながら畦の
内側面を形成する整畦ドラム15の外周面に、回転中心
から外周側に向けて、その回転方向に後退角を有して螺
旋状に捻曲する複数(実施例では8枚)の整畦板15a
を周方向に等間隔に形成し、各整畦板15aは、平面視
でトロコイド曲線上の点が連続した曲面を有し、整畦ド
ラム15は、偏心回転しながら各整畦板15aを順に泥
土に接して畦の内側面を形成するものである。整畦ドラ
ム15の平面視外周縁は円形に形成されている。
【0020】整畦ドラム15の回転中心には、元畦の上
面を水平状に修復する円筒形状の上面修復体16が設け
られ、この上面修復体16を中心に各整畦板15aが元
畦の下方に向かって拡開し、元畦をテーパ状に修復する
ほぼ円錐形状の側面修復体を形成している。上面修復体
16は、外側に向け延長部が取付け可能である。各整畦
板15aは、回転軸(上面修復体16の回転中心)に対
し傾斜した状態に固定され、また、各整畦板15aは複
数のスペーサ15bによりそれぞれ上下に垂直段部を有
して固着されている。各整畦板15aにより形成される
側面修復体及び上面修復体16の上方は、一体に成形さ
れたカバーにより覆われている。
【0021】上記土盛体5の上側には、土盛体5の上下
高さを調節する土盛体高さ調節装置17が設けられてい
る。また、整畦ドラム15及び上面修復体16の上側に
は、整畦ドラム15及び上面修復体16の上下高さを調
節する整畦ドラム及び上面修復体高さ調節装置18が設
けられている。前記ヒッチフレーム11と機枠4との間
には、畦塗り機1を機枠4の基端部を中心に回動させて
機枠4を介して土盛体5及び整畦体6を作業位置と非作
業位置に回動させる際、その回動作動を行わせるため
の、回転ハンドル20を備えた作業部回動装置19が平
面視で前後斜め方向に設けられている。機枠4には、接
地輪(コールタ)21が上下調節装置21aを介して設
けられている。
【0022】そして、作業部回動装置19の回転ハンド
ル20を左右いずれかに回動すると作業部回動装置19
が伸縮作動し、機枠4を介して土盛体5及び整畦体6が
機枠4の基端部を中心に回動して土盛体5及び整畦体6
を作業位置あるいは非作業位置のいずれかに移動させ
る。上記機枠4の基端部の外周部には、土盛体5及び整
畦体6を、機枠4の基端部を中心に回動させて作業位置
あるいは非作業位置に回動させたとき、それぞれの位置
にロックする回動ロック装置を設けている。
【0023】ヒッチフレーム11と機枠4の先端部との
間には、土盛体5及び整畦体6を機枠4の基端部を中心
に回動させて、土盛体5及び整畦体6を作業位置あるい
は非作業位置に移動させる際に、補助的働きをするガス
スプリング22が介装されている。このガススプリング
22は、機枠4を介して土盛体5及び整畦体6を作業位
置から非作業位置に移動させるときは、土盛体5及び整
畦体6を軽く揚上させるように弾発作用する。逆に土盛
体5及び整畦体6を非作業位置から作業位置に移動させ
るときは、土盛体5及び整畦体6が自重により急激に回
動して落下しないように弾持する。畦塗り機1には、ト
ラクタに着脱するとき、あるいは移動させたり、収納し
たりする際に用いるスタンド23が着脱可能に設けられ
ている。
【0024】前記整畦ドラム15の各整畦板15aは、
図7ないし図9の網掛け図15cで示す形状をしてい
る。各整畦板15aにより形成される側面修復体は、回
転中心から外周側に向けて、整畦体15の回転方向の後
側を突出させて後退角を設け、螺旋状に捻曲する複数の
整畦板15aを周方向に等間隔に配設し、各整畦板15
aは平面視でトロコイド曲線上の点が連続した曲面を有
し、回転軸に対し、傾斜した状態に固定されている。ま
た、整畦板15aの重なり部分をスペーサ24bを介し
て上下に固着し、前記重なり部分の隙間は、内端側が狭
く、外端側が広くなるよう、螺旋状の垂直段部を形成し
ている。
【0025】また、整畦ドラム15は、上記第1実施例
のもののように、回転中心の取付け基部に、平面視で内
端側の幅が狭く、外端側の幅が次第に広くなる複数枚の
整畦板15aの基端部を、隣接する整畦板15aが相互
に所定の重なりを有するよう取付け、該整畦板15aの
重なり部分に、図示しないが折返し部を設けて上下に固
着し、前記重なり部分の隙間は内端側が狭く、外端側が
広くなるよう、螺旋状の垂直段部を形成してもよいもの
である。
【0026】図10ないし図13に示す第2実施例の整
畦ドラム24は、図4ないし図7に示されている第1実
施例の整畦ドラム15とは、上面修復体のボス部16a
の形状が異なるだけで、他の構成は同じものである。即
ち、回転中心の取付け基部に、基端部から先端側に径が
順に細くなる複数の段層状のボス部16aを設け、その
太径基部に、平面視で内端側の幅が狭く、外端側の幅が
次第に広くなる複数枚の整畦板24aの基端部を、隣接
する整畦板24aが相互に所定の重なりを有するよう取
付け、該整畦板24aの重なり部分をスペーサ24bに
より上下に固着し、螺旋状の垂直段部を形成したもので
ある。また、上面修復体は、ボス部16aの細径側に取
り付けられる。符号24cは網掛け図である。
【0027】図14及び図15に示す第3実施例の整畦
ドラム25は、各整畦板25aの重なりがほとんどな
く、ドラムの内側に第1の係止板25bと第2の係止板
25cとを設けて、両係止板25b,25cにより整畦
板25aを1枚置きに固着し、上面修復体16cのボス
部に取付けている。そして、各整畦板25aの境界部分
に螺旋状の垂直段部を形成している。図16に示す第4
実施例の整畦ドラム26は、第3実施例のものと同様に
各整畦板26aの重なりがほとんどなく、ドラムの内側
に1枚の係止板26bを設けて、この係止板26bによ
り各整畦板26aを固着し、上面修復体16dのボス部
に取付けている。そして、各整畦板26aの境界部分に
螺旋状の垂直段部を形成している。
【0028】さらに、図17に示す第5実施例の整畦ド
ラム27は、第1及び第2実施例の整畦ドラムと同様
に、偏心回転しながら畦の内側面を形成する整畦ドラム
27の外周面に、回転中心から外周側に向けて、その回
転方向に後退角を有して螺旋状に捻曲する複数の整畦板
27aを周方向に等間隔に形成し、各整畦板27aは、
平面視でトロコイド曲線上の点が連続した曲面を有し、
整畦ドラム27は、偏心回転しながら各整畦板27aを
順に泥土に接して畦の内側面を形成するものである。整
畦ドラム27の回転中心には、元畦の上面を水平状に修
復する上面修復体16dが設けられている。この整畦ド
ラム27の平面視外周縁は、重なり部分の近辺を直線状
にカットした直線部分27cと他の部分は円形にした円
形部分27dにより形成されている。
【0029】このような構成の畦塗り機1においては、
トラクタの後部のトップリンクにトップマスト2を、ロ
アリンクにロアリンク連結部3をそれぞれ連結して、3
点リンクにより昇降可能に連結する。トラクタのPTO
軸からユニバーサルジョイント介して入力軸12に動力
が伝達される。畦塗り機1が整畦作業を行うときは、土
盛体5及び整畦体6を、機枠2の基端部を中心に回動さ
せて作業位置に移動させる。この回動動作は、まずロッ
クを解除し、作業部回動装置19の回転ハンドル20を
回転することにより行われる。このとき、ガススプリン
グ22は、土盛体5、整畦体6が自重により急激に回
動、降下しないように弾発する。土盛体5、整畦体6が
作業位置に達すると回動ロック装置がロックされる。
【0030】土盛体5、整畦体6が作業状態に回動する
動作と連動して回転軸14のクラッチが接続状態とな
る。そして、入力軸12に受けた動力は、ユニバーサル
ジョイントを介して回転軸14に伝達され、回転軸14
から機枠4を通って伝動ケース8,9及びデフケース1
0に伝達され、土盛体5及び整畦体6をそれぞれ駆動す
る。そして、トラクタ2の走行と共に、土盛体5及び整
畦体6により整畦作業が行われる。土盛体5及び整畦体
6の作用深さを調節するときは、トラクタのロアリンク
により畦塗り機1の支持高さを変えることによって行う
ことができるが、基本的には接地輪21を上下移動調節
することにより行う。また、支持フレーム7の前後長さ
を調節することにより、トラクタに対する畦塗り機1の
支持高さが調節される。
【0031】土盛体5では切削爪と土寄せ板により元畦
の一部及び圃場の土壌を切削して元畦側に対して畦状に
盛り上げ、その盛り上げた土壌を整畦体6の整畦ドラム
15,24,25,26,27の整畦面が偏心回転して
畦法面を叩いて目的とする畦に成形する。また、水平円
筒体16により整畦ドラムによって成形された畦の頂部
を平らに成形する。
【0032】畦塗り機1が作業を行わずトラクタに連結
されて路上走行するときは、土盛体5及び整畦体6を、
機枠4の基端部を中心に回動させて非作業位置に移動さ
せる。この回動動作は、まずロックを解除し、作業部回
動装置19の回転ハンドル20を回転することにより行
われる。このとき、ガススプリング22は、土盛体5、
整畦体6がその自重により急激に回動して降下しないよ
うに弾発する。土盛体5、整畦体6が非作業位置に達す
ると、回動ロック装置によりロックされ、回転軸14の
クラッチが自動的に断状態となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の畦塗り機の
整畦ドラムによれば、上記の構成により以下の作用効果
を奏することができる。
【0034】.整畦体が、整畦ドラムの外周面に、回
転中心から外周側に向けて、整畦ドラムの回転方向に後
退角を有して螺旋状に捻曲する複数の整畦板を周方向に
等間隔に形成し、各整畦板が、平面視でトロコイド曲線
上の点が連続した曲面を有しているので、整畦ドラムは
土盛体により供給された泥土を抵抗を少なくして元畦に
塗りつけ、側方に向け徐々に圧力をかけて、元畦の修復
を良好に行うことができる。特に、土盛体により供給さ
れる泥土の土質が悪い場合や含水率が適当でない場合で
も、従来の整畦ドラムに比べ良好な畦を形成することが
できる。
【0035】.整畦体が、元畦の上面を水平状に修復
する円筒形状の上面修復体と、元畦の下方に向かって拡
開し、元畦をテーパ状に修復するほぼ円錐形状の側面修
復体とを有し、該側面修復体は、回転中心から外周側に
向けて、整畦ドラムの回転方向の後側を突出させて後退
角を設け、螺旋状に捻曲する複数の整畦板を周方向に等
間隔に形成し、各整畦板は平面視でトロコイド曲線上の
点が連続した曲面を有し、回転軸に対し、傾斜した状態
に固定するので、元畦の上面が上面修復体により水平状
に修復され、元畦の側面は側面修復体により徐々に圧力
がかけられて泥土を押し固められるようにして塗りつけ
ことができる。また、回転方向に螺旋状に捻曲し、複雑
な表面形状を有する整畦ドラムを、容易に製造すること
ができる。
【0036】.整畦ドラムは、回転中心の取付け基部
に、平面視で内端側の幅が狭く、外端側の幅が次第に広
くなる複数枚の整畦板の基端部を、隣接する整畦板が相
互に所定の重なりを有するよう取付け、該整畦板の重な
り部分を上下に固着し、螺旋状の垂直段部を形成するの
で、回転方向に螺旋状に捻曲し、周面に複数の垂直段部
を形成した複雑な形状の整畦ドラムを、強固に製造する
ことができる。 .整畦ドラムは、回転中心の取付け基部に、平面視で
内端側の幅が狭く、外端側の幅が次第に広くなる複数枚
の整畦板の基端部を、隣接する整畦板が相互に所定の重
なりを有するよう取付け、該整畦板の重なり部分を上下
に固着し、前記重なり部分の隙間は内端側が狭く、外端
側が広くなるよう、螺旋状の垂直段部を形成するので、
外見が複雑な構成を有している整畦ドラムを、容易に製
造することができる。
【0037】.整畦ドラムは、回転中心の取付け基部
に、平面視で内端側の幅が狭く、外端側の幅が次第に広
くなる複数枚の整畦板の基端部を、隣接する整畦板が相
互に所定の重なりを有するよう取付け、該整畦板の重な
り部分に折返し部を設けて上下に固着し、前記重なり部
分の隙間は内端側が狭く、外端側が広くなるよう、螺旋
状の垂直段部を形成するので、平面視で複雑な形状を有
する整畦ドラムを、容易に、かつ強固に製造することが
できる。 .整畦ドラムは、偏心回転しながら各整畦板を順に泥
土に接して畦の内側面を形成するので、土盛体により供
給された泥土を、偏心回転する各整畦板により叩きなが
ら元畦の側面に対し強固に塗りつけることができる。
【0038】.整畦ドラムの平面視外周縁は、円形に
形成されているので、整畦ドラムの外周縁の土壌との接
触をスムーズに行うことができる。 .整畦ドラムの平面視外周縁は、重なり部分の近辺を
直線状にカットし、他の部分は円形に形成されているの
で、垂直段部を形成している厚さが最も厚い先端位置に
直線状カット部分が形成されることになって、整畦ドラ
ムの外周縁が土壌と点接触して作業を効率よく行い、垂
直段部により畦整形効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による畦塗り機の側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同背面図である。
【図4】整畦体の第1実施例の側面図である。
【図5】同斜視図である。
【図6】同正面図である。
【図7】同網掛けの斜視図である。
【図8】同部分側面図である。
【図9】同部分正面図である。
【図10】整畦体の第2実施例の側面図である。
【図11】同斜視図である。
【図12】同正面図である。
【図13】同網掛けの斜視図である。
【図14】整畦体の第3実施例の側面図である。
【図15】同正面図である。
【図16】整畦体の第4実施例の側面図である。
【図17】整畦体の第5実施例の側面図である。
【符号の説明】
1 畦塗り機 2 トップマスト 3 ロアリンク連結部 4 機枠 5 土盛体 6 整畦体 7 支持フレーム 8,9 伝動ケース 10 デフケース 11 ヒッチフレーム 12 入力軸 13 連結軸 14 回転軸 15,24,25,26,27 整畦ドラム 16 上面修復体 17 土盛体高さ調節装置 18 整畦ドラム及び上面修復体高さ調節装置 19 作業部回動装置 20 回転ハンドル 21 接地輪(コールタ) 22 ガススプリング 23 スタンド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月20日(2001.8.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】支持フレーム7は、その先端部に、水平方
向の連結軸13を介して左右一対のヒッチフレーム11
の基端部が上下回動可能に連結されて前方に向け延出さ
れている。このヒッチフレーム11の両先端部に前記ト
ップマスト2が取付けられ、トラクタに設けられたトッ
プリンクに連結ピンを介して上下回動可能に枢支され
る。また、ヒッチフレーム11の両基端側に前記ロアリ
ンク連結部3が取付けられ、トラクタに設けられた左右
一対のロアリンクに連結ピンを介して上下回動可能に枢
支される。そして、トラクタのロアリンクをロアリンク
連結部3に連結して畦塗り機1を揚上させたとき、ヒッ
チフレーム11と機枠4の基端部との間の連結軸13を
中心として機枠4、土盛体5、整畦ドラム6等は下方に
回動し、畦塗り機1を非作業位置に回動した状態でトラ
クタの後部に接近するのを防止する。また、支持フレー
ム7の先端部の前後長さを調節することで、トラクタに
対する畦塗り機1の支持高さを調節する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】上記土盛体5の上側には、土盛量調節装置
17が設けられている。また、整畦ドラム15の上側に
は、回動用手摺り18が設けられている。前記ヒッチフ
レーム11と機枠4との間には、畦塗り機1を機枠4の
基端部を中心に回動させて機枠4を介して土盛体5及び
整畦体6を作業位置と非作業位置に回動させる際、その
回動作動に合わせて姿勢制御が行える、回転ハンドル2
0を備えた作業部回動装置19が平面視で前後斜め方向
に設けられている。機枠4には、接地輪(コールタ)2
1が上下調節装置21aを介して設けられている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】そして、作業者が回動用手摺り18を持っ
て上方あるいは下方に回動させることで、機枠4を介し
て土盛体5及び整畦体6が機枠4の基端部を中心に回動
して土盛体5及び整畦体6を非作業位置あるいは作業位
置のいずれかに移動させる。上記機枠4の基端部の外周
部には、土盛体5及び整畦体6を、機枠4の基端部を中
心に回動させて作業位置あるいは非作業位置に回動させ
たとき、それぞれの位置にロックする回動ロック装置を
設けている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】図14及び図15に示す第3実施例の整畦
ドラム25は、ドラムの内側に第1の係止板25bと第
2の係止板25cとを設けて、両係止板25b,25c
により整畦板25aを1枚置きに固着し、上面修復体1
6cのボス部に取付けている。そして、各整畦板25a
の境界部分に螺旋状の垂直段部を形成している。図16
に示す第4実施例の整畦ドラム26は、ドラムの内側に
1枚の係止板26bを設けて、この係止板26bにより
各整畦板26aを固着し、上面修復体16dのボス部に
取付けている。そして、各整畦板26aの境界部分に螺
旋状の垂直段部を形成している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】このような構成の畦塗り機1においては、
トラクタの後部のトップリンクにトップマスト2を、ロ
アリンクにロアリンク連結部3をそれぞれ連結して、3
点リンクにより昇降可能に連結する。トラクタのPTO
軸からユニバーサルジョイント介して入力軸12に動力
が伝達される。畦塗り機1が整畦作業を行うときは、土
盛体5及び整畦体6を、機枠4の基端部を中心に回動さ
せて作業位置に移動させる。この回動動作は、まずロッ
クを解除し、作業者が回動用手摺り18を持って下方へ
回転することにより行われる。このとき、ガススプリン
グ22は、土盛体5、整畦体6が自重により急激に回
動、降下しないように弾発する。土盛体5、整畦体6が
作業位置に達すると回動ロック装置がロックされる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】土盛体5、整畦体6が作業状態に回動する
動作と連動して回転軸14のクラッチが接続状態とな
る。そして、入力軸12に受けた動力は、ユニバーサル
ジョイントを介して回転軸14に伝達され、回転軸14
から機枠4を通って伝動ケース8,9及びデフケース1
0に伝達され、土盛体5及び整畦体6をそれぞれ駆動す
る。そして、トラクタ2の走行と共に、土盛体5及び整
畦体6により整畦作業が行われる。土盛体5及び整畦体
6の作用深さを調節するときは、トラクタのロアリンク
により畦塗り機1の支持高さを変えることによって行う
ことができるが、基本的には接地輪21を上下移動調節
することにより行う。また、作業部回動装置19の前後
長さを調節することにより、トラクタに対する畦塗り機
1の作業姿勢が調節される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】畦塗り機1が作業を行わずトラクタに連結
されて路上走行するときは、土盛体5及び整畦体6を、
機枠4の基端部を中心に回動させて非作業位置に移動さ
せる。この回動動作は、まずロックを解除し、作業者が
回動用手摺り18を持って上方へ回転することにより行
われる。このとき、ガススプリング22は、土盛体5、
整畦体6がその自重により急激に回動して降下しないよ
うに弾発する。土盛体5、整畦体6が非作業位置に達す
ると、回動ロック装置によりロックされ、回転軸14の
クラッチが自動的に断状態となる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 畦塗り機 2 トップマスト 3 ロアリンク連結部 4 機枠 5 土盛体 6 整畦体 7 支持フレーム 8,9 伝動ケース 10 デフケース 11 ヒッチフレーム 12 入力軸 13 連結軸 14 回転軸 15,24,25,26,27 整畦ドラム 16 上面修復体 17 土盛量調節装置 18 回動用手摺り 19 作業部回動装置 20 回転ハンドル 21 接地輪(コールタ) 22 ガススプリング 23 スタンド
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B034 AA02 BA02 BA07 BB01 BC06 DA03 DB12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の後部に連結装置を介して着脱
    可能に連結される機枠と、この機枠に回転自在に設けら
    れ、畦塗り用の泥土を切削して元畦箇所に供給する土盛
    体と、この土盛体の後方に位置して、前記土盛体により
    供給された泥土を回転しながら元畦に塗りつけて、元畦
    を修復するドラム状の整畦体とを有する畦塗り機であっ
    て、 前記整畦体は、回転しながら畦の内側面を形成する整畦
    ドラムの外周面に、回転中心から外周側に向けて、整畦
    ドラムの回転方向に後退角を有して螺旋状に捻曲する複
    数の整畦板を周方向に等間隔に形成し、各整畦板は、平
    面視でトロコイド曲線上の点が連続した曲面を有してい
    ることを特徴とする畦塗り機。
  2. 【請求項2】 上記整畦体は、元畦の上面を水平状に修
    復する円筒形状の上面修復体と、元畦の下方に向かって
    拡開し、元畦をテーパ状に修復するほぼ円錐形状の側面
    修復体とを有し、該側面修復体は、回転中心から外周側
    に向けて、整畦ドラムの回転方向の後側を突出させて後
    退角を設け、螺旋状に捻曲する複数の整畦板を周方向に
    等間隔に形成し、各整畦板は平面視でトロコイド曲線上
    の点が連続した曲面を有し、回転軸に対し、傾斜した状
    態に固定したことを特徴とする請求項1記載の畦塗り
    機。
  3. 【請求項3】 上記整畦ドラムは、回転中心の取付け基
    部に、平面視で内端側の幅が狭く、外端側の幅が次第に
    広くなる複数枚の整畦板の基端部を、隣接する整畦板が
    相互に所定の重なりを有するよう取付け、該整畦板の重
    なり部分を上下に固着し、螺旋状の垂直段部を形成した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の畦塗り機。
  4. 【請求項4】 上記整畦ドラムは、回転中心の取付け基
    部に、平面視で内端側の幅が狭く、外端側の幅が次第に
    広くなる複数枚の整畦板の基端部を、隣接する整畦板が
    相互に所定の重なりを有するよう取付け、該整畦板の重
    なり部分を上下に固着し、前記重なり部分の隙間は内端
    側が狭く、外端側が広くなるよう、螺旋状の垂直段部を
    形成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の畦
    塗り機。
  5. 【請求項5】 上記整畦ドラムは、回転中心の取付け基
    部に、平面視で内端側の幅が狭く、外端側の幅が次第に
    広くなる複数枚の整畦板の基端部を、隣接する整畦板が
    相互に所定の重なりを有するよう取付け、該整畦板の重
    なり部分に折返し部を設けて上下に固着し、前記重なり
    部分の隙間は内端側が狭く、外端側が広くなるよう、螺
    旋状の垂直段部を形成したことを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載の畦塗り機。
  6. 【請求項6】 上記整畦ドラムは、偏心回転しながら各
    整畦板を順に泥土に接して畦の内側面を形成することを
    特徴とする請求項1、2,3,、4又は5記載の畦塗り
    機。
  7. 【請求項7】 上記整畦ドラムの平面視外周縁は、円形
    に形成されていることを特徴とする請求項1、2、3,
    4,5又は6記載の畦塗り機。
  8. 【請求項8】 上記整畦ドラムの平面視外周縁は、重な
    り部分の近辺を直線状にカットし、他の部分は円形に形
    成されていることを特徴とする請求項1、2、3,4,
    5、6又は7記載の畦塗り機。
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