JP2002303791A - 撮影光学系 - Google Patents

撮影光学系

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JP2002303791A JP2001106838A JP2001106838A JP2002303791A JP 2002303791 A JP2002303791 A JP 2002303791A JP 2001106838 A JP2001106838 A JP 2001106838A JP 2001106838 A JP2001106838 A JP 2001106838A JP 2002303791 A JP2002303791 A JP 2002303791A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型な構成であって光学性能が良好であ
り、収差変動の少ない、デジタルスチルカメラや携帯電
話等の撮像装置に適した構成にする。 【解決手段】 最も像側に配置された非球面を含んだ
常時固定のレンズ群と、この最も像側に配置されたレン
ズ群の直前にフォーカシングのために可動のフォーカシ
ング群を配置した構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラ特にデジタル
スチルカメラおよび携帯電話や携帯モバイルパソコン等
に備えられている撮像装置に好適な撮影光学系に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】特にデジタルカメラは、撮像素子が小さ
いため、これに用いられる撮影光学系は焦点距離が短
い。したがってデジタルカメラで用いる撮影光学系は、
従来より負、正、負、正、正等のレトロフォーカスタイ
プが採用される。しかし、これらの光学系は、レンズ枚
数の比較的少ない光学系であるが、これら光学系を用い
た場合、カメラボディーの厚さを薄くすることができな
い。
【0003】カメラボディーを薄くするためには、撮影
光学系中で光路を折り曲げるようにした光学系が知られ
ている。
【0004】このような光学系の従来例として、特開平
6−107070号公報や特開平9−211287号公
報に記載された光学系がある。これら従来例のうちの前
者は車載カメラ用であり、画素数の多いデジタルカメラ
に用いることができる性能は有していない。
【0005】また、この従来例の光学系は、フォーカシ
ングについての考慮がなされていない。
【0006】また、後者の従来例は、光学系の光路をプ
リズムにより折り曲げるようにしているが、データの記
載がなく、光学性能は不明である。
【0007】また、デジタルカメラ用として具体例が示
されてるものとして特開2000−292692号公報
に記載されたものがある。この従来例は、前群繰り出し
または全体繰り出しによるフォーカシングが適している
が、これらのフォーカシング方式は、機構が大型化、複
雑化し、また、外部からの衝撃が加わりやすい前群の機
械的強度の減少をまねきやすい。この従来例は、カメラ
の小型化に好都合なリアフォーカスを採用しようとする
と、フォーカスの際の収差変動が大きく実用上問題があ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、小型な構成
で光学性能が良好であり、しかもフォーカシング時の収
差変動が少ない光学系で、カメラ特にデジタルスチルカ
メラおよび携帯電話や携帯モバイルパソコン等に備えら
れる撮像装置に用いるのに好適な撮影光学系を提供する
ものである。
【0009】また本発明は、カメラボディーを薄くする
ために、光路中の適切な位置に光路を折り曲げるための
反射部材を配置した撮影光学系を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の撮影光学系の第
1の構成は、最も像側に配置された非球面を含み常時固
定のレンズ群と、前記最も像側に配置されたレンズ群の
直前に配置されたフォーカシングのために可動のフォー
カシング群とを含むものである。
【0011】撮影光学系は、小型化のためにレンズ枚数
を減らしていくと良好な光学性能を得るためには、最終
レンズ群(最も像側のレンズ群)に非球面を設けこれに
より軸外収差を補正することが望ましい。また、フォー
カシングとしてリアフォーカスを採用すれば、フォーカ
シングのための可動群の移動スペースや移動機構上は有
利である。しかし、最も像側のレンズ群に非球面を設け
てそれよりも物体側のレンズ群で発生し残存する収差を
補正する作用を持たせると、この収差補正作用が強いほ
どこのレンズ群を移動させてフォーカシングを行なった
時の収差の崩れが大きい。
【0012】そのために、本発明では、最も像側のレン
ズ群に非球面を含むようにして、このレンズ群を固定
し、その直前のレンズ群をフォーカシング可能な屈折力
を持つようにして、この群をフォーカシングのために可
動のフォーカシング群とした。これにより、フォーカシ
ングを行なうと共にそれによる収差の崩れを少なくし
た。
【0013】また、本発明の撮影光学系の他の第2の構
成は、最も像側のレンズ群よりも物体側に少なくとも光
路を折り曲げるための反射部材を有していて、最も像側
のレンズ群が非球面を含んでおり、常時固定であり、こ
の最も像側のレンズ群の直前のレンズ群がフォーカシン
グ群であることを特徴としている。
【0014】この第2の構成は、前記本発明の撮影光学
系中に光路を折り曲げるための反射部材を配置したもの
である。
【0015】レトロフォーカスタイプの光学系の場合、
光学系中に光路を折り曲げるための反射部材を配置する
と、この種の反射部材を設けない場合に比べて屈折力配
置に強い制約を受け、収差補正が困難になる。
【0016】また、カメラを薄くするために光路を折り
曲げる反射部材を設ける場合、この反射部材は、極力光
学系の物体側であってかつ光線高が低い位置に配置する
ことが好ましい。そのために、光学系の反射部材を設け
た位置よりも物体側の前群は極力シンプルな構成にし、
また反射部材より像側の後群を工夫する必要がある。特
に悪化しやすくする軸外収差は、瞳より最も離れている
最も像側に位置するレンズ群に非球面を導入することに
よって補正するのが効果的である。
【0017】前述の従来例の特開2000−29269
2号公報に記載された光学系は、折り曲げ部分よりも像
側のレンズ構成を工夫することにより軸外収差等の補正
を行なうようにしたものである。
【0018】また、反射部材よりも物体側のレンズ群を
フォーカシング群としてフォーカシングを行なう場合、
収差変動がほとんどなく、また全体繰り出しによりフォ
ーカシングを行なう場合は、収差変動があるが実用上は
問題にならない程度の変動である。
【0019】しかし、機械的に有利なフォーカシング方
法は、前述のように最も像側のレンズ群をフォーカシン
グ群にするリアーフォーカスの方法である。この場合、
他のレンズ群で発生する収差をこの最も像側のレンズ群
に非球面を設けて強く補正しているために、このレンズ
群をフォーカシングのために移動すると収差変動が極め
て大になり、また、その直前の接合部でフォーカシング
を行なう場合、この接合部のパワーが弱いためにフォー
カシングのための移動量が大になり好ましくない。
【0020】本発明の第2の構成である光路を折り曲げ
るための反射部材を配置した光学系は、反射部材よりも
像側のレンズ群を工夫することにより、リアフォーカス
を可能にした。即ち、本発明の撮影光学系は、前述のよ
うに最も像側のレンズ群を非球面を含むようにしかつこ
のレンズ群を固定とし、その直前のレンズ群(負レン
ズ、正レンズを夫々1枚づつ含む)に屈折力を持たせた
パワー配置にし、このレンズ群にてフォーカシングを行
なうようにした。これにより、このフォーカシング群が
フォーカシングのために移動しても収差の崩れを小さく
することができる。
【0021】また、本発明の撮影光学系の第3の構成
は、物体側より順に、1枚または2枚の負レンズよりな
り、全体として負の屈折力を有する固定の前群と、光路
を折り曲げるための反射部材と、明るさ絞りと、それら
より像側に配置された後群とよりなり、後群が物体側の
面が強い曲率の負レンズと像側の面が強い曲率の正レン
ズあるいは像側の面が強い曲率の正レンズのみから構成
されている固定レンズ群と、像側の面の方が曲率の強い
負レンズと両凸レンズの2枚の単レンズあるいは互いに
接合された接合レンズより構成された正の合焦レンズ
群、非球面を含み物体側に凸面を向けたメニスカスレン
ズよりなる最終群とにて構成されている。
【0022】また、上記本発明の撮影光学系において、
下記条件(1)を満足することが望ましい。 (1) 0.2<DF/f<1.2 ただし、DFは無限遠物点合焦時のフォーカシング群と
その直前の固定群との光軸上の間隔、fは無限遠物点合
焦時の全系の焦点距離である。
【0023】上記間隔DFは、合焦可能な範囲内で小さ
くすることが理想であり、DF/fの値がおおむね0.
2以上であれば、フォーカシング群の直前のレンズと干
渉しない。この条件(1)の下限を超えると無限遠物点
から十分近距離までの合焦ができなくなる。また上限を
超えると全長や前玉径が大になり、光学系を小型になし
得ない。
【0024】上記条件(1)の代わりに下記条件(1−
1)を満足すればより望ましい。 (1−1) 0.3<DF/f<1.1
【0025】更に条件(1)の代わりに下記条件(1−
2)を満足すれば最も望ましい。 (1−2) 0.4<DF/f<1.0
【0026】以上のようなパワー配置の本発明の光学系
において、光学系全体の近軸配置、収差のバランス、入
射瞳位置、射出瞳位置等の点で好ましい光学系にするた
めには、最も像側のレンズ群を物体側に凸面を有するメ
ニスカスレンズにし、フォーカシング群を物体側から順
に、負レンズと正レンズにて構成することが好ましい。
またこのフォーカシング群は、負レンズと正レンズを接
合して接合レンズにて構成するようにしてもよい。
【0027】また、本発明の光学系の第1、第2の構成
において、次の条件(2)を満足することが好ましい。 (2) −1<f/fR<0.25 ただし、fRは最も像側のレンズ群の焦点距離である。
【0028】条件(2)において、下限の−1を超える
と射出瞳位置が像面に近づきすぎ、シェーディングが発
生しやすくなり、またバックフォーカスが短くなる。ま
た上限の0.25を超えるとフォーカシング群のパワー
が弱くなりやすく、また前玉径が大になりやすい。
【0029】前記(2)の代わりに次の条件(2−1)
を満足することが望ましい。 (2−1) −0.7<f/fR<0.1
【0030】また条件(2)あるいは条件(2−1)の
代わりに下記条件(2−2)を満足すれば一層好まし
い。 (2−2) −0.5<f/fR<0.0
【0031】また、本発明の撮影光学系の第1、第2の
構成において、下記条件(3)を満足することが望まし
い。 (3) 0.2<f/f(FO)<0.7 ただし、f(FO)はフォーカシング群の焦点距離であ
る。
【0032】条件(3)において、下限の0.2を超え
るとフォーカシング群のパワーが弱くなり、フォーカシ
ングの際の移動量が増大する。また、上限の0.7を超
えると最終群のパワーが強くなりすぎてバックフォーカ
スが短くなりやすい。
【0033】前記(3)の代わりに次の条件(3−1)
を満足することが望ましい。 (3−1) 0.25<f/f(FO)<0.6
【0034】また条件(3)あるいは条件(3−1)の
代わりに下記条件(3−2)を満足すれば一層好まし
い。 (3−2) 0.3<f/f(FO)<0.5
【0035】また、前記第1、第2、第3の構成におい
て、下記条件(4)を満足することが望ましい。 (4) 0.2<f/R(RR)<1.8 ただし、R(RR)は最も像側のレンズ群の最も像側の
面の光軸近傍の曲率半径である。
【0036】また、条件(4)の下限の0.2を超える
と、前群で発生する歪曲収差やコマ収差を非球面にて補
正しきれなくなる。また条件(4)の上限の1.8を超
えると、高次の歪曲収差やコマ収差が発生しやすくな
る。
【0037】また、条件(4)の代わりに下記条件(4
−1)を満足すればより望ましい。 (4−1) 0.3<f/R(RR)<1.6
【0038】更に、条件(4)または条件(4−1)の
代わりに下記条件(4−2)を満足すれば一層望まし
い。 (4−2) 0.4<f/R(RR)<1.4
【0039】また、下記条件(5)、(6)を満足すれ
ば好ましい。 (5) 1.0<|fF|/f<3.8 (6) 1.4<dM/f<2.8 ただし、fFは前群の焦点距離、dMは前群の最終面か
ら明るさ絞りまでの光軸上の空気換算長である。
【0040】条件(5)は、前群の焦点距離を規定する
もので、これにより所望のバックフォーカスを確保する
と共に、歪曲収差の発生を抑えるためのものである。
【0041】条件(5)の下限の0.5を超えると前群
の焦点距離が短くなりすぎて、バックフォーカスを確保
する上では有利であるが、歪曲収差の発生が大になり実
用に耐えられなくなる。また条件(5)の上限の3.8
を超えると、バックフォーカスの確保が困難になり、そ
のためローパスフィルターや赤外カットフィルターを配
置するスペースがとれなくなる。
【0042】本発明の撮影光学系は、反射部材を配置す
る空気間隔を確保する必要があり、そのために条件
(6)を満足するようにした。
【0043】条件(6)の下限の1.4を超えると反射
部材を配置するための空気間隔がとれなくなる。また条
件(6)の上限の2.8を超えると光学系の全長が長く
なり、また前群のレンズ系が大になり、光学系全体が大
型化する。
【0044】条件(5)、(6)の代わりに下記条件
(5−1)、(6−1)を満足すればより好ましい。 (5−1) 1.2<|fF|/f<3.6 (6−1) 1.6<dM/f<2.6
【0045】また、上記条件(5)、(6)や条件(5
−1)、(6−1)の代わりに下記条件(5−2)、
(6−2)を満足すれば最も望ましい。 (5−2) 1.4<|fF|/f<3.4 (6−2) 1.8<dM/f<2.4
【0046】また、条件(7)を満足することが望まし
い。 (7) 2<Sd/f<5 ただし、Sdは明るさ絞りから近軸像位置までの距離で
ある。尚フィルタ部分は空気換算長とする。
【0047】条件(7)の上限の5を超えると光学系の
全長が長くなる。また、下限の2を超えると射出瞳位置
を像面から遠ざけることができなくなり、特に光学系を
CCDを使用するデジタルスチールカメラ等の電子撮像
装置に用いる場合、シェーディングによって画像の周辺
部が暗くなり、また像がかけることになる。
【0048】本発明の撮影光学系において、前記条件
(7)の代わりに次の条件(7−1)を満足することが
望ましい。 (7−1) 2.5<Sd/f<4.6
【0049】条件(7)または条件(7−1)の代わり
に下記条件(7−2)を満足すれば最も好ましい。 (7−2) 3.0<Sd/f<4.2
【0050】本発明の撮影光学系において、前群の偏芯
による性能の劣化を少なくするためには、下記条件
(8)を満足することが望ましい。 (8) 0.4<|ψ(F)|Max×|fF|<1.4 ただし、|ψ(F)|Maxは前群中の各レンズ面のパワ
ーのうちの絶対値での最大値で、ψは下記式にて与えら
れる。
【0051】ψ=(N’−N)/R ここで、N’、Nは夫々上記レンズ面の射出側および入
射側の屈折率、Rは上記レンズ面の光軸上の曲率半径で
ある。
【0052】条件(8)の上限の1.4を超えると前群
中にパワーの強すぎる面が存在し偏芯による性能劣化が
大になる。また、下限の0.4を超えると少ないレンズ
枚数にて前群を構成することが困難になり、ひいては光
学系が大型になり光学系全体のコストが大になる。
【0053】上記条件(8)の代わりに下記条件(8−
1)を満足すればより好ましい。 (8−1) 0.5<|ψ(F)|Max×|fF|<1.3
【0054】また、上記条件(8)または条件(8−
1)の代わりに下記条件(8−2)を満足すれば最も望
ましい。 (8−2) 0.6<|ψ(F)|Max×|fF|<1.2
【0055】本発明の撮影光学系は、電子撮像装置に用
い得るもので、そのために赤外光が撮像素子の撮像面に
入射しないようにするために一定の厚さを有する赤外吸
収フィルターを撮像素子の撮像面より物体側にする必要
がある。この赤外吸収フィルターを厚みのないコーティ
ングに置き換えることにより、小型化を図ることができ
る。
【0056】撮影光学系の後方で撮像素子より物体側に
600nmでの透過率が80%以上であって、700n
mでの透過率が10%以下の近赤外シャープカットコー
トを導入すると、赤外吸収フィルターよりも相対的に赤
外の透過率が高くなり、補色モザイクフィルターを有す
るCCDの欠点である青紫側のマゼンタ化傾向がゲイン
調整により緩和され、原色フィルタを有するCCD並み
の色再現を得ることができる。
【0057】一方補色フィルタは、その透過光エネルギ
ーの高さから原色フィルタ付きCCDと比べて、実質的
感度が高く、かつ解像度の点でも有利であり、小型CC
Dを使用した時のメリットが大である。
【0058】また、本発明の撮影光学系は、光学的ロー
パスフィルターが配置されている。この光学的ローパス
フィルターの総厚t(LP)が下記条件(9)を満足す
ることが好ましい。 (9) 0.15<t(LP)/a<0.6(mm/μm) ただし、aは電子撮像素子の水平画素ピッチで、単位は
μmである。
【0059】光学系の沈胴厚を薄くするためには、光学
的ローパスフィルターを薄くすることが有効であるが、
これを薄くすると一般にモアレを抑制する効果が減少す
るので好ましくない。一方、画素ピッチが小になるにつ
れて光学系の回折光学素子の影響によりナイキスト限界
以上の周波数成分のコントラストは減少し、モアレ抑制
効果の減少はある程度許容される。例えば、像面上に投
影した時の方位角が水平(=0°)に対し±45°方向
に夫々結晶軸を有する3種類のフィルターを光軸方向に
重ねて使用する場合、かなりの抑制効果が得られること
が知られている。この場合のフィルターが最も薄くなる
仕様としては水平にa(μm)、± になる。これは、ナイキスト限界に相当する周波数にお
いてコントラストを零にする仕様である。これよりも数
%乃至数十%程度薄くすると、ナイキスト限界に相当す
る周波数のコントラストが少しでてくるが、上記の回折
による影響を抑えることが可能になる。上記以外のフィ
ルタの仕様は、例えば2枚重ね、あるいは1枚で実施す
る場合も含めて前記条件(9)を満足することが好まし
い。
【0060】条件(9)の上限を超えると、光学的ロー
パスフィルターが厚くなりすぎて、撮影光学系を薄くす
ることができなくなる。また下限を超えるとモアレの除
去が十分でなくなる。尚上記の光学的ローパスフィルタ
ーが満足する条件において、ピッチaは、5μm以下で
ある。
【0061】また、撮像素子における前記のピッチaが
4μm以下の場合、回折光学素子の影響を一層受けやす
くなる。そのため条件(9)の代わりに下記条件(9−
1)を満足することが望ましい。 (9−1) 0.13<t(LP)/a<0.5 (mm/μm)
【0062】また、aの値が5μm以下でかつ4μm以
上であって、光学的ローパスフィルターが(A)3枚重
ね、(B)2枚重ね、(C)1枚の場合は、夫々下記条
件(9−1A)、(9−1B)、(9−1C)を満足す
ることが好ましい。 (9−1A) 0.3<t(LP)/a<0.55(3枚重ね) (9−1B) 0.2<t(LP)/a<0.28(2枚重ね) (9−1C) 0.1<t(LP)/a<0.16(1枚) {以上、aは4μm〜5μm}
【0063】更にaが4μm以下であって、光学的ロー
パスフィルターが(A)3枚重ね、(B)2枚重ね、
(C)1枚の時は、夫々、下記条件(9−2A)、(9
−2B)、(9−2C)を満足することが好ましい。 (9−2A) 0.25<t(LP)/a<0.50(3枚重ね) (9−2B) 0.16<t(LP)/a<0.25(2枚重ね) (9−2C) 0.08<t(LP)/a<0.14(1枚) {以上、aは4μm以下}
【0064】また、画素ピッチの小さい撮像素子を使用
する場合、光学系の絞りを絞り込むと回折効果により画
質が劣化する。
【0065】そのため、開口サイズが固定である複数の
開口を有する絞りを用意し、そのうちの一つを第1群
(最も物体側のレンズ群)の最も像側のレンズ面と第3
群(物体側より三つ目のレンズ群)の最も物体側のレン
ズ面の間のいずれかの空気間隔の光路内に挿入するよう
にして、この絞りを他の絞りと交換することにより、像
面照度を調整し得るようにし、複数の開口のうちの一部
の開口内に、550nmに対する透過率が夫々異なり、
かつ80%未満である媒体を有する絞りを用いて光量調
整するようにすることが望ましい。
【0066】あるいはa(μm)/F<0.4を満足す
るようなFナンバーに相当する光量になるように調節す
る場合は開口内に550nmに対する透過率が夫々異な
っていて、かつ80%未満である媒体を備えた撮像装置
にすることが好ましい。例えば、開放値から上記条件の
範囲外のF値では、前記の媒体を用いないかあるいは5
50nmに対する透過率91%以上のダミーの媒体をお
き、また上記条件の範囲内のF値の時には、回折の影響
がでるほどに開口絞りの径を小さくすることなく、ND
フィルター等を用いて光量調整を行うことが望ましい。
【0067】また、NDフィルターを用いずに、複数の
開口の径を夫々F値に反比例して小さくしたものを用意
し、周波数特性の異なる光学的ローパスフィルターを開
口内に設けるようにしてもよい。つまり、絞り径が小さ
くなるにつれて回折劣化が大になるので、開口径が小さ
くなるほど光学的ローパスフィルターの周波数特性の高
いものを設ければよい。
【0068】電子撮像装置を薄くするためには、撮影光
学系の構成を工夫するほか、撮像装置のメカ機構やレイ
アウトを工夫することも重要である。特に、撮影を行な
わない時に、レンズを本体内に収納するいわゆる沈胴方
式を採用することが重要である。
【0069】本発明の撮影光学系は、本体内に反射光学
素子を備えており、この反射光学素子を光路から本体内
の他の空間へ退避させ、これにより空いた光路中の空間
に反射光学素子よりも物体側にある撮影時は撮像装置本
体の外に突出しているレンズ群を移動して本体内に収納
する方式を採用することにより、撮像装置全体を薄くす
ることが可能である。
【0070】また、前述の本発明の撮影光学系以外の構
成の光学系であっても、例えば物体側より順に、負の第
1群と、光路を折り曲げるための反射光学素子と、正の
第2群とにて構成された光学系で、反射光学素子を撮像
装置本体内の光学系光路外の他の空間に退避させ、これ
により空いた光路内の空間に第1群を移動させて収納す
るようにすることが可能である。
【0071】また、この第1群の収納時、第2群を撮影
時の最も像面から離れた位置から、像側に退避(移動)
させることによって、小型になし得る。この第2群の像
面側は、変倍やフォーカシングのためにレンズ群を移動
させるためのスペースがある。したがって、例えば収納
時にこの変倍やフォーカシングのためのスペースを利用
して第2群をできる限り像面の近くに押し下げ、必要に
よっては反射光学素子も像側に移動させて、これにより
第1群を本体内に収納することも可能である。
【0072】また、反射光学素子を薄板に反射ミラーコ
ーティングを施した構成にすれば、レンズ群等の収納時
に反射光学素子を光路を折り曲げる前の光軸に対し垂直
な方向に退避させることが可能であり、退避のためのス
ペースを必要とせずに第1群の収納が可能になる。その
他、収納時に、反射光学素子以外のレンズを1枚1枚倒
すことにより又は移動させることによって、第1群を収
納するスペースを作ることも可能である。また、プリズ
ムを外殻のみ固定にて形成し、その内部に液体などを充
填することにより形成する場合、内部の液体を抜いて薄
くすることも可能である。
【0073】次に、反射光学素子を利用した光学系の例
を示す。
【0074】例えば、ポロプリズム方式のファインダー
を用いたTTL一願レフ光学系において、本発明の光学
系のように光路を折り曲げる光学系を適用できる。
【0075】本発明の撮影光学系において、光学系と撮
像素子との間に反射光学素子により反射した光軸を含む
平面にほぼ直角な方向に光路を分割する第2の反射面
(時分割でも振幅分割でもいずれでもよい)を設け、こ
の第2の反射面における反射側にこの第2の反射面の法
線に対しほぼ同一な平面内であってかつほぼ直角である
第3の反射面を設け、更にこの第3の反射面にて反射し
た後の光路が、撮影光学系の入射側の光軸とほぼ平行に
射出するように第4の反射面を設けたもの等が考えられ
る。このような構成にすれば、カメラを大幅に薄くする
ことが可能になる。
【0076】また、本発明の撮影光学系において、光学
系中に配置された光路を折り曲げるための反射光学素子
とこの反射光学素子よりも物体側のレンズ側を例えば撮
影光学系の入射瞳位置近傍を回転中心として回転するこ
とにより撮影方向を変えるような構成にすることができ
る。又この方法を利用することにより手ぶれ補正が可能
になる。
【0077】
【発明の実施の形態】本発明の撮影光学系の実施の形態
を実施例1〜8をもとに述べる。本発明の実施例は図1
〜図8に示す通りの構成で、次のデータを有する。
【0078】 実施例1 r1=28.2055 d1=0.8000 n1=1.48749 ν1=70.23 r2=8.5785 d2=1.6500 r3=26.4220 d3=0.8000 n2=1.48749 ν2=70.23 r4=12.9362 d4=1.2000 r5=∞(フレアー絞り)d5=4.0000 r6=∞(ミラー) d6=6.6000 r7=∞(開口絞り) d7=1.2000 r8=184.4411 d8=1.5000 n3=1.80610 ν3=40.92 r9=-10.3177(非球面) d9=4.6000 r10=-26.2248 d10=0.7000 n4=1.84666 ν4=23.78 r11=9.0266 d11=0.3000 r12=12.3830 d12=4.0000 n5=1.77250 ν5=49.60 r13=-6.4925 d13=1.4000 r14=13.8952(非球面) d14=1.6000 n6=1.58913 ν6=61.14 r15=13.4234 d15=1.2000 r16=∞ d16=1.2000 n7=1.51633 ν7=64.14 r17=∞ d17=1.1000 n8=1.54771 ν8=62.84 r18=∞ d18=0.8000 r19=∞ d19=0.7500 n9=1.51633 ν9=64.14 r20=∞ d20=1.1989 r21=∞ 物点距離10cmへのフォーカシング時の間隔 d8=4.20115, d13=1.79885 非球面係数 第9面 k=0 A4=6.1514×10-5, A6=1.7693×10-48=-1.5474×10-5 第14面 k=0 A4=-4.9694×10-4, A6=-5.0482×10-58=1.1929×10-6 DF/f=0.86651, f/fR=0.00203 f/f(FO)=0.43113, f/R(RR)=0.40224 |fF|=16.7491, |fF|/f=3.10201 dM/f=2.18541, Sd/f=3.60903 |ψ(F)|Max=0.05683 |ψ(F)|Max×|fF|=0.95185 a=3.0μm, t(LP)=1.44mm t(LP)/a=0.48(mm/μm)
【0079】 実施例2 r1=15.7943 d1=0.8000 n1=1.48749 ν1=70.23 r2=7.4675 d2=1.6500 r3=64.6748 d3=0.8000 n2=1.48749 ν2=70.23 r4=8.8601 d4=1.2000 r5=∞(フレアー絞り)d5=4.0000 r6=∞(ミラー) d6=6.6000 r7=∞(開口絞り) d7=1.2000 r8=-20.5858 d8=0.7000 n3=1.84666 ν3=23.78 r9=-196.7498 d9=0.2000 r10=16.9637(非球面) d10=2.0000 n4=1.80610 ν4=40.92 r11=-9.2227 d11=4.6000 r12=-97.4834 d12=0.8000 n5=1.84666 ν5=23.78 r13=7.0701 d13=0.3000 r14=8.5590 d14=4.0000 n6=1.72916 ν6=54.68 r15=-7.2399 d15=0.7000 r16=10.0525 (非球面)d16=0.8000 n7=1.68893 ν7=31.07 r17=6.3364 d17=2.0000 r18=∞ d18=1.2000 n8=1.51633 ν8=64.14 r19=∞ d19=1.1000 n9=1.54771 ν9=62.84 r20=∞ d20=0.8000 r21=∞ d21=0.7500 n10=1.51633 ν10=64.14 r22=∞ d22=1.1977 r23=∞ 物点距離10cmへのフォーカシング時の間隔 d11=4.27557, d15=1.02443 非球面係数 第10面 k=0 A4=-4.6870×10-4, A6=-5.1003×10-58=4.7100×10-6 第16面 k=0 A4=-7.5175×10-4, A6=-2.9443×10-58=1.2413×10-7 DF/f=0.85165, f/fR=-0.19803 f/f(FO)=0.40101, f/R(RR)=0.85242 |fF|=11.9913, |fF|/f=2.22009 dM/f=2.18467, Sd/f=3.72029 |ψ(F)|Max=0.06528 |ψ(F)|Max×|fF|=0.78279 a=3.0μm, t(LP)=1.44mm t(LP)/a=0.48(mm/μm)
【0080】 実施例3 r1=15.8879 d1=0.8000 n1=1.48749 ν1=70.23 r2=6.8928 d2=1.6500 r3=41.4757 d3=0.8000 n2=1.48749 ν2=70.23 r4=8.9049 d4=1.2000 r5=∞(フレアー絞り) d5=4.0000 r6=∞(ミラー) d6=6.6000 r7=∞(開口絞り) d7=1.2000 r8=-22.2747 d8=0.7000 n3=1.84666 ν3=23.78 r9=-478.6273 d9=0.2000 r10=17.5375(非球面) d10=2.0000 n4=1.80610 ν4=40.92 r11=-9.3167 d11=4.6000 r12=5.794×10412=0.8000 n5=1.84666 ν5=23.78 r13=6.9410 d13=0.3000 r14=8.1848 d14=4.0000 n6=1.72916 ν6=54.68 r15=-7.7336 d15=0.7000 r16=9.4462(非球面) d16=0.8000 n7=1.68893 ν7=31.07 r17=5.8487 d17=2.0000 r18=∞ d18=1.2000 n8=1.51633 ν8=64.14 r19=∞ d19=1.1000 n9=1.54771 ν9=62.84 r20=∞ d20=0.8000 r21=∞ d21=0.7500 n10=1.51633 ν10=64.14 r22=∞ d22=1.1977 r23=∞ 物点距離10cmへのフォーカシング時の間隔 d9=5.07260, d13=1.02740 非球面係数 第10面 k=0 A4=-4.0794×10-4, A6=-5.4987×10-58=5.0462×10-6 第16面 k=0 A4=-7.3767×10-4, A6=-1.6398×10-58=-4.4332×10-7 DF/f=0.85185, f/fR=-0.22028 f/f(FO)=0.40273, f/R(RR)=0.92334 |fF|=11.8072, |fF|/f=2.18639 dM/f=2.18506, Sd/f=3.72126 |ψ(F)|Max=0.07072 |ψ(F)|Max×|fF|=0.83501 a=3.0μm, t(LP)=1.44mm t(LP)/a=0.48(mm/μm)
【0081】 実施例4 r1=14.2264 d1=0.8000 n1=1.48749 ν1=70.23 r2=7.0683 d2=1.6500 r3=70.6286 d3=0.8000 n2=1.48749 ν2=70.23 r4=7.3559 d4=1.2000 r5=∞(フレアー絞り)d5=4.0000 r6=∞(ミラー) d6=6.6000 r7=∞(開口絞り) d7=1.2000 r8=31.5151(非球面) d8=2.0000 n3=1.77250 ν3=49.60 r9=-10.6837 d9=5.4000 r10=664.4541 d10=0.8000 n4=1.84666 ν4=23.78 r11=7.0165 d11=0.3000 r12=8.2759 d12=4.0000 n5=1.72916 ν5=54.68 r13=-8.0261 d13=0.7000 r14=7.3782 (非球面) d14=0.8000 n6=1.68893 ν6=31.07 r15=5.3400 d15=2.0000 r16=∞ d16=1.2000 n7=1.51633 ν7=64.14 r17=∞ d17=1.1000 n8=1.54771 ν8=62.84 r18=∞ d18=0.8000 r19=∞ d19=0.7500 n9=1.51633 ν9=64.14 r20=∞ d20=1.1991 r21=∞ 物点距離10cmへのフォーカシング時の間隔 d9=5.10325, d12=0.99675 非球面係数 第8面 k=0 A4=-1.9398×10-4, A6=-5.3736×10-58=4.8632×10-6 第14面 k=0 A4=-5.5369×10-4, A6=-1.8446×10-58=-4.7327×10-7 DF/f=0.99994, f/fR=-0.16165 f/f(FO)=0.38799, f/R(RR)=1.01130 |fF|=12.5840, |fF|/f=2.33022 dM/f=2.18504, Sd/f=3.70265 |ψ(F)|Max=0.06897 |ψ(F)|Max×|fF|=0.86792 a=3.0μm, t(LP)=1.44mm t(LP)/a=0.48(mm/μm)
【0082】 実施例5 r1=14.5624 d1=0.8000 n1=1.48749 ν1=70.23 r2=6.8521 d2=1.6500 r3=55.8248 d3=0.8000 n2=1.48749 ν2=70.23 r4=7.3938 d4=1.2000 r5=∞(フレアー絞り)d5=4.0000 r6=∞(ミラー) d6=6.6000 r7=∞(開口絞り) d7=1.2000 r8=32.2591(非球面) d8=2.0000 n3=1.77250 ν3=49.60 r9=-11.1343 d9=5.4000 r10=470.7983 d10=0.8000 n4=1.84666 ν4=23.78 r11=7.5838 d11=4.0000 n5=1.72916 ν5=54.68 r12=-9.1162 d12=0.7000 r13=7.4276 (非球面) d13=0.8000 n6=1.68893 ν6=31.07 r14=5.2498 d14=2.0000 r15=∞ d15=1.2000 n7=1.51633 ν7=64.14 r16=∞ d16=1.1000 n8=1.54771 ν8=62.84 r17=∞ d17=0.8000 r18=∞ d18=0.7500 n9=1.51633 ν9=64.14 r19=∞ d19=1.1991 r20=∞ 物点距離10cmへのフォーカシング時の間隔 d9=3.76790, d13=1.53210 非球面係数 第8面 k=0 A4=-1.1529×10-4, A6=-6.8024×10-58=6.2972×10-6 第13面 k=0 A4=-5.8834×10-4, A6=-2.7199×10-58=-3.5585×10-7 DF/f=0.99994, f/fR=-0.17665 f/f(FO)=0.37138, f/R(RR)=1.02867 |fF|=10.3137, |fF|/f=1.90983 dM/f=2.18505, Sd/f=2.64717 |ψ(F)|Max=0.07114 |ψ(F)|Max×|fF|=0.73372 a=3.0μm, t(LP)=1.44mm t(LP)/a=0.48(mm/μm)
【0083】 実施例6 r1=49.4276 d1=0.8000 n1=1.48749 ν1=70.23 r2=6.5905(非球面) d2=3.6500 r3=∞(フレアー絞り)d3=4.0000 r4=∞(ミラー) d4=6.6000 r5=∞(開口絞り) d5=1.2000 r6=-19.0692 d6=0.7000 n2=1.84666 ν2=23.78 r7=-154.6987 d7=0.2000 r8=18.5665(非球面) d8=2.0000 n3=1.80610 ν3=40.92 r9=-10.0356 d9=4.6000 r10=-397.1798 d10=0.8000 n4=1.84666 ν4=23.78 r11=7.2499 d11=0.3000 r12=8.7561 d12=4.0000 n5=1.72916 ν5=54.68 r13=-7.8056 d13=0.7000 r14=9.2580 (非球面) d14=0.8000 n6=1.68893 ν6=31.07 r15=7.3738 d15=2.0000 r16=∞ d16=1.2000 n7=1.51633 ν7=64.14 r17=∞ d17=1.1000 n8=1.54771 ν8=62.84 r18=∞ d18=0.8000 r19=∞ d19=0.7500 n9=1.51633 ν9=64.14 r20=∞ d20=1.1987 r21=∞ 物点距離10cmへのフォーカシング時の間隔 d9=3.76790, d13=1.53210 非球面係数 第2面 k=0 A4=-1.2507×10-4, A6=-5.5153×10-68=-5.4561×10-8 第8面 k=0 A4=-3.1877×10-4, A6=-6.4186×10-58=6.6754×10-6 第14面 k=0 A4=-6.3512×10-4, A6=2.8551×10-68=-6.3474×10-7 DF/f=0.85188, f/fR=-0.08489 f/f(FO)=0.38449, f/R(RR)=0.73230 |fF|=15.6954, |fF|/f=2.90666 dM/f=2.18527, Sd/f=3.72153 |ψ(F)|Max=0.07397 |ψ(F)|Max×|fF|=1.16099 a=3.0μm, t(LP)=1.44mm t(LP)/a=0.48(mm/μm)
【0084】 実施例7 r1=104.2883 d1=0.8000 n1=1.48749 ν1=70.23 r2=6.4825(非球面) d2=3.6500 r3=∞(フレアー絞り)d3=4.0000 r4=∞(ミラー) d4=6.6000 r5=∞ (開口絞り) d5=1.2000 r6=33.0316(非球面) d6=2.0000 n2=1.80610 ν2=40.92 r7=-13.3199 d7=5.4000 r8=-349.2067 d8=0.8000 n3=1.84666 ν3=23.78 r9=7.3714 d9=0.3000 r10=9.0360 d12=4.0000 n4=1.72916 ν4=54.68 r11=-7.7598 d11=0.7000 r12=9.4064 (非球面) d12=0.8000 n5=1.68893 ν5=31.07 r13=8.5287 d13=2.0000 r14=∞ d14=1.2000 n6=1.51633 ν6=64.14 r15=∞ d15=1.1000 n7=1.54771 ν7=62.84 r16=∞ d16=0.8000 r17=∞ d17=0.7500 n8=1.51633 ν8=64.14 r18=∞ d18=1.1975 r19=∞ 物点距離10cmへのフォーカシング時の間隔 d7=4.39584, d11=1.70416 非球面係数 第2面 k=0 A4=-1.6332×10-4, A6=-7.8826×10-68=6.1711×10-9 第6面 k=0 A4=-7.9122×10-5, A6=-6.2521×10-58=6.2682×10-6 第12面 k=0 A4=-5.9412×10-4, A6=4.2369×10-68=-5.1099×10-7 DF/f=1.00005, f/fR=-0.02557 f/f(FO)=0.38303, f/R(RR)=0.63312 |fF|=14.2173, |fF|/f=2.63297 dM/f=2.18530, Sd/f=3.70284 |ψ(F)|Max=0.07520 |ψ(F)|Max×|fF|=1.06914 a=3.0μm, t(LP)=1.44mm t(LP)/a=0.48(mm/μm)
【0085】 実施例8 r1=16.7313 d1=0.8000 n1=1.48749 ν1=70.23 r2=5.7803 d2=1.6500 r3=-116.9835 d3=0.8000 n2=1.48749 ν2=70.23 r4=8.2545 d4=1.2000 r5=∞(フレアー絞り)d5=4.0000 r6=∞(ミラー) d6=6.6000 r7=∞(開口絞り) d7=1.2000 r8=34.3215(非球面) d8=2.0000 n3=1.80610 ν3=49.92 r9=-13.9992 d9=1.7000 r10=717.1173 d10=0.8000 n4=1.84666 ν4=23.78 r11=8.8251 d11=4.0000 n5=1.72916 ν5=54.68 r12=-9.4574 d12=4.4000 r13=7.3091 (非球面) d13=0.8000 n6=1.84666 ν6=23.78 r14=4.3123 d14=2.0000 r15=∞ d15=1.2000 n7=1.51633 ν7=64.14 r16=∞ d16=1.1000 n8=1.54771 ν8=62.84 r17=∞ d17=0.8000 r18=∞ d18=0.7500 n9=1.51633 ν9=64.14 r19=∞ d19=1.1975 r20=∞ 物点距離10cmへのフォーカシング時の間隔 d9=1.52918, d12=4.57082 非球面係数 第8面 k=0 A4=-4.4013×10-4, A6=1.7218×10-78=-3.1288×10-7 第13面 k=0 A4=-4.0844×10-4, A6=-3.8592×10-58=1.5539×10-6 DF/f=0.31477, f/fR=-0.38156 f/f(FO)=0.36237, f/R(RR)=1.25143 |fF|=8.0915, |fF|/f=1.49819 dM/f=2.18519, Sd/f=3.64651 |ψ(F)|Max=0.08434 |ψ(F)|Max×|fF|=0.68244 a=3.0μm, t(LP)=1.44mm t(LP)/a=0.48(mm/μm) ただし、r1、r2、・・・は各レンズ面の曲率半径、d
1、d2、・・・は各レンズの肉厚および空気間隔、
1、n2、・・・は各レンズの屈折率、ν1、ν2、・・
・は各レンズのアッベ数である。
【0086】本発明の撮影光学系の実施例1は、図1に
示すように、物体側より順に、2枚の負レンズよりなる
第1群(r1〜r4)と、光路を折り曲げるための反射部
材(r5)と、正レンズよりなる第2群(r8〜r9
と、負レンズと正レンズとよりなる第3群(r10
13)と、負レンズよりなる第4群(r14〜r15)とよ
りなる。
【0087】この実施例1の光学系は、最も像側に固定
群で非球面(r14)を有する第4群と、この第4群より
物体側には光路を折り曲げるための反射光学素子
(r6)が配置され、最も像側の第4群の直前の群であ
る第3群を光軸上に移動させてフォーカシングを行な
う。つまり第3群がフォーカシング群でフォーカシング
に必要な屈折力を持たせしかも収差を良好に補正するた
めに負レンズと正レンズにて構成してある。
【0088】また、実施例1の光学系は、第1群が前群
であり、2枚の負レンズよりなり、第2群〜第4群が後
群であり、第2群が固定レンズ群で物体側の面よりも像
側の面の方が強い曲率を有する正レンズ1枚のレンズよ
りなり、フォーカシング群の第3群は像側の面の方が物
体側の面よりも強い曲率を有する負レンズと両凸レンズ
の2枚のレンズよりなり、最終群の第4群は物体側に凸
面を向けたメニスカスレンズである。
【0089】前記の実施例1の撮影光学系における物点
距離10cmへのフォーカシングの際のフォーカシング
群(第3群)の移動による空気間隔d9およびd13の変
化はデータに示す通りで、d9=4.6000→4.2
0115、d13=1.400→1.79885(mm)
である。
【0090】本発明の撮影光学系の実施例2は、図2に
示すように、物体側より順に、2枚の負レンズよりなる
第1群(r1〜r4)と、光路を折り曲げるための反射部
材(r6)と、負レンズと正レンズよりなる第2群(r8
〜r11)と、負レンズと正レンズとよりなる第3群(r
12〜r15)と、負レンズよりなる第4群(r16〜r 17
とよりなる。
【0091】この実施例2の撮影光学系は、第2群が負
レンズと正レンズとよりなる点で正レンズ1枚の実施例
1と相違するが、その他は実施例1と同じである。つま
り固定レンズ群である第2群は、像側の面よりも物体側
の面の方が強い曲率を有する負レンズと物体側の面より
も像側の面の方が強い曲率を有する正レンズとの2枚の
レンズよりなる点で、実施例1と相違している。
【0092】また、この実施例2は、第4群中の面r16
が非球面である。また第3群によるフォーカシングの際
の可変間隔はd11、d15で、物点距離10cmへのフォ
ーカシング時、夫々d11=4.6000→4.2755
7、d15=0.7000→1.02443のように変化
する。
【0093】本発明の撮影光学系の実施例3は、図3に
示す通りで、物体側より順に2枚の負レンズよりなる第
1群(r1〜r4)と、光路を折り曲げるための反射部材
(r6)と、負レンズと正レンズよりなる第2群(r8
11)と、負レンズと正レンズとよりなる第3群(r12
〜r15)と、負レンズよりなる第4群(r16〜r17)と
よりなり、実施例2の光学系と実質上同じ構成である。
【0094】また、この実施例3は、第4群中の面r16
が非球面である。また第3群によるフォーカシングの際
の可変間隔はd11、d15で、物点距離10cmへのフォ
ーカシング時、夫々d11=4.6000→4.3028
6、d15=0.7000→0.99714のように変化
する。
【0095】本発明の撮影光学系の実施例4は、図4に
示す通りで、物体側より順に2枚の負レンズよりなる第
1群(r1〜r4)と、光路を折り曲げるための反射部材
(r6)と、正レンズ1枚よりなる第2群(r8〜r9
と、負レンズと正レンズとよりなる第3群(r10
13)と、負レンズよりなる第4群(r14〜r15)とよ
りなる。この実施例4は実施例1と実質上同じ構成であ
る。
【0096】また、この実施例4は、第4群中の面r14
が非球面である。また第3群によるフォーカシングの際
の可変間隔はd9、d18で、物点距離10cmへのフォ
ーカシング時、夫々d9=5.4000→5.0726
0、d18=0.7000→1.02740のように変化
する。
【0097】本発明の撮影光学系の実施例5は、図5に
示すように、物体側より順に、2枚の負レンズよりなる
第1群(r1〜r4)と、光路を折り曲げるための反射部
材(r6)と、1枚の正レンズよりなる第2群(r8〜r
9)と、負レンズと正レンズとよりなる接合レンズより
なる第3群(r10〜r12)と、負レンズよりなる第4群
(r13〜r14)とにて構成されている。この実施例5
は、第3群が接合レンズである点で実施例1と相違する
が、他は実施例1と同様の構成である。つまり実施例1
の光学系の第3群の負レンズと正レンズとを接合した接
合レンズとした実施例である。
【0098】また、この実施例5は、第4群中の面r13
が非球面である。また第3群によるフォーカシングの際
の可変間隔はd9、d12で、物点距離10cmへのフォ
ーカシング時、夫々d9=5.4000→5.1032
5、d12=0.7000→0.99675のように変化
する。
【0099】本発明の撮影光学系の実施例6は、図6に
示す通りの構成である。つまり、1枚の負レンズよりな
る第1群(r1〜r2)と、光路を折り曲げるための反射
部材(r4)と、負レンズと正レンズよりなる第2群
(r6〜r9)と、負レンズと正レンズとよりなる第3群
(r10〜r13)と、負レンズよりなる第4群(r14〜r
15)とより構成されている。
【0100】この実施例6は、第1群が負レンズ1枚で
ある点で実施例2と相違する。
【0101】また、この実施例6は、第4群中の面r14
が非球面である。また第3群によるフォーカシングの際
の可変間隔はd9、d14で、物点距離10cmへのフォ
ーカシング時、夫々d9=4.6000→3.7679
0、d13=0.7000→1.53210のように変化
する。
【0102】本発明の撮影光学系の実施例7は、図7に
示す通り、物体側より順に、負レンズの第1群(r1
2)と、光路を折り曲げるための反射部材(r4)と、
正レンズの第2群(r6〜r7)と、負レンズと正レンズ
の第3群(r8〜r11)と、負レンズの第4群(r12
13)とよりなる。
【0103】この実施例7は、第1群が1枚のレンズよ
りなる点で実施例1と相違する。つまりこの実施例7は
第3群を除いてすべての群が1枚のレンズよりなり、実
施例中最もレンズ枚数の少ない光学系である。
【0104】また、この実施例7は、第4群中の面r12
が非球面である。また第3群によるフォーカシングの際
の可変間隔はd7、d11で、物点距離10cmへのフォ
ーカシング時、夫々d7=5.4000→4.3958
4、d11=0.7000→1.70416のように変化
する。
【0105】本発明の撮影光学系の実施例8は、図8に
示すように、物体側より順に、2枚の負レンズよりなる
第1群(r1〜r4)と、光路を折り曲げるための反射部
材(r6)と、1枚の正レンズよりなる第2群(r8〜r
9)と、負レンズと正レンズとよりなる接合レンズより
なる第3群(r10〜r12)と、負レンズよりなる第4群
(r13〜r14)とにて構成されている。この実施例8
は、実施例5と同様の構成で第3群が接合レンズである
点で実施例1と相違するが、他は実施例1と同様の構成
である。
【0106】また、この実施例8は、第4群中の面r13
が非球面である。また第3群によるフォーカシングの際
の可変間隔はd9、d13で、物点距離10cmへのフォ
ーカシング時、夫々d9=1.7000→1.5291
8、d12=4.4000→4.57082のように変化
する。
【0107】以上のように本発明の撮影光学系の各実施
例は、いずれも最も像側のレンズ群(第4群)が非球面
を有し常時固定でありまた物体側に凸のメニスカスレン
ズよりなり、その前のレンズ群(第3群)がフォーカシ
ング群で、いずれの実施例も負レンズと正レンズまたは
負レンズと正レンズを接合した接合レンズよりなる。ま
た、第4群より物体側に反射部材を配置し、この反射部
材より物体側が1枚または2枚の少ないレンズにて構成
されている。
【0108】これら実施例を示す図のうち、図1〜図5
および図8におけるr5はフレアー絞り、r7は開口絞り
である。また図6、図7におけるr3およびr5は夫々フ
レアー絞りおよび開口絞りである。更に第4群より後側
の平行平面板は、赤外カットフィルターや光学的ローパ
スフィルター等のフィルターおよび撮像素子のカバーガ
ラスである。
【0109】また、図9は、本発明の実施例9を示すも
ので、光学系中に光路を折り曲げるための反射部材を配
置していない例である。またこの実施例9は、実施例8
と実質上同じ構成である。したがって、実施例8におけ
る面r4から開口絞りr7の間の間隔d4+d5+d6が図
9におけるr4とr5の間隔d4に相当し、D4=11.8
000である。また図9のr5、r6、・・・、d4
5、・・・は、図8のr7、r8、・・・、d7、d8
・・・に夫々対応し、これらは実施例8に示す値であ
る。したがってデータ中には示していない。
【0110】また、この実施例9(実施例8)に限ら
ず、実施例1乃至実施例7においても、光路を折り曲げ
るための反射部材を用いずに、光軸が、同一直線上に延
びる通常の撮影光学系として用いることができる。
【0111】図10、図11は夫々本発明の実施例1の
無限遠合焦時および物点10cm合焦時における収差状
況を示すもので、いずれも諸収差が良好に補正されてお
り、勿論10cm合焦時における収差変動もほとんどな
い。
【0112】各実施例の断面図(図1〜図9)におい
て、像面付近に配置されている平行平面板は、ローパス
フィルターと赤外カットフィルターを表わす。実施例1
乃至実施例8においてはいずれも前群と明るさ絞りとの
間に反射面(ミラー)を用いているが、ミラーの代りに
3角プリズム等のプリズム反射部材を用いてもよい。
【0113】以上述べた本発明の撮影光学系は、CCD
やCMOSセンサー等の電子撮像素子を用いた電子カメ
ラ等の各種撮影装置に使用することができる。
【0114】次に本発明の撮影光学系を使用した撮影装
置の例を述べる。
【0115】図12、図13、図14は、本発明の撮影
光学系が組み込まれた電子カメラを示す図である。これ
ら図において、図12〜図14は夫々電子カメラの外観
を示す前方斜視図、電子カメラの外観を示す後方斜視図
および断面図である。これら図に示すように10は電子
カメラで、撮影用光路11を有する撮影光学系12とフ
ァインダー用光路13を有するファインダー光学系14
とシャッター15とフラッシュ16と液晶表示モニター
17とを備えている。このカメラ10の上部に配置され
たシャッター15が押圧されるとそれに連動して図示し
ていない本発明の撮影光学系である対物レンズ12を通
して撮影が行なわれる。この撮影光学系12により形成
される物体像は、赤外線カットフィルター21を介して
CCD等の撮像素子チップ20上に形成される。
【0116】撮像素子チップ20にて受光された物体像
は、電気的に接続された処理手段18を介することによ
り反転されて正立正像の電子画像としてカメラ10の背
面に設けられた液晶表示モニター17に表示される。ま
た処理手段18は、撮像素子チップ20にて撮影された
物体像を反転させた正立正像の電気信号に変換し、また
電子情報として記録する記録手段19の制御をも行な
う。この記録手段19は、処理手段18に設けられたメ
モリーであってもよく、図示されているような処理手段
18と電気的に記録を書き込むディバイスであってもよ
い。
【0117】また、ファインダー用光路13を有するフ
ァインダー用光学系14は、ファインダー用対物光学系
31と、このファインダー用対物光学系にて形成された
物体像を正立させるポロプリズム32と物体像を観察す
る観察者の眼球Eに導く接眼レンズ33とを備えてい
る。ポロプリズム32は、前部分32aと後部分32b
とに分割されており、その間に物体像が形成される面を
有し、この面の上に視野枠34が配置されている。この
ポロプリズム32は四つの反射面を有し、ファインダー
用対物光学系31にて形成された物体像を正立正像させ
る。
【0118】また、カメラ10は、部品を減らしコンパ
クトにし、低コストにするために、ファインダー光学系
14を省いてもよい。その場合は、観察者は液晶モニタ
ー17を見ながら撮影を行なうことになる。
【0119】次に、本発明の撮影光学系を内蔵する情報
処理装置の一例であるパソコンについて、図15〜図1
7にもとづき述べる。
【0120】これら図のうち、図15はパソコンのカバ
ーを開いた前方斜視図、図16はパソコン40の撮影光
学系41の断面図で、図17は図15の側面図である。
【0121】これら図に示すように、パソコン40は、
外部より操作者が情報を入力するためのキーボード41
と、図示していない情報処理手段や記録手段と、情報を
操作者に表示するモニター42と、操作射自身や周辺の
像を撮影するための撮影光学系43とを有している。こ
こでモニター42は、図示していないバックライトによ
り背面より照明される透過型液晶表示素子や、前面から
の光を反射して表示する反射型液晶表示素子や、CRT
ディスプレイ等であってもよい。また、撮影光学系は、
モニター42の右上に内蔵されているが、図示する位置
に限らず、モニター42の周囲やキーボードの周囲のど
こでもよい。
【0122】このパソコン40にて用いる撮影光学系
は、撮影光路44上に本発明の撮影光学系43と物体像
を受光する撮像素子チップ45を有しており、それらは
パソコン40に内蔵されている。
【0123】このパソコン40に内蔵されている撮影光
学系のフォーカシングは、図16に示すように可動ユニ
ット46を移動することにより行なわれる。つまりフォ
ーカシング群が後群の光軸OA(R)方向に移動させ得
るように構成され、これによりフォーカシングが行なわ
れる。
【0124】撮像チップ45にて受光された物体像は、
パソコン40の処理手段(CPU)に入力され正立正像
化された電子画像としてモニター42に表示される。図
15にはその一例として操作者の撮影された画像45が
示されている。またこの画像45は、処理手段を介し
て、インターネットや電話を介して、遠隔地から通信相
手のパソコンに表示されるようにすることも可能であ
る。
【0125】次に、図18〜20は本発明の撮影光学系
を内蔵した情報処理装置の一例である電話、特に持ち運
びに便利な携帯電話を示すものである。
【0126】図18は携帯電話50の正面図、図19は
側面図、図20は携帯電話50にて用いられる撮影光学
系の断面図である。
【0127】図18〜図20に示すように、携帯電話5
0は、操作者の声を情報として入力するマイク部51
と、通話相手の声を出力するスピーカー部52と、操作
者が情報を入力する入力ダイヤル53と、操作者自身や
通話相手等の撮影像と電話番号等の情報を表示する例え
ば液晶表示素子のモニター54と、撮影光学系55と、
通話電波の送信と受信を行なうアンテナ56と、画像情
報や通信情報、入力信号等の処理を行なう処理手段(図
示してない)とを有している。なお、図に示す各構成の
配置位置は一例であって、これに限ることはない。
【0128】この携帯電話50に内蔵する撮影光学系
は、撮影光路57上に配置された本発明の撮影光学系か
らなる対物レンズ55と物体像を受光する撮像素子チッ
プ58とを有している。この撮影光学系はレンズ可動ユ
ニット59を移動することにより前群が光軸AXに沿っ
て前後に移動することによりフォーカシングが行なわれ
る。 撮影光学系55において撮像チップ58にて受
光された物体像は、処理手段に入力された正立正像化さ
れた電子画像としてモニター54に表示されまたは通信
相手のモニターに表示され、あるいはその両方に表示さ
れる。又処理手段には通信相手に画像を送信する場合、
撮像素子チップ58にて受光された物体像の情報を、送
信可能な信号に変換する信号処理機能が含まれている。
【0129】以上述べたように、次の各項に記載する撮
影光学系も本発明の目的を達成し得る。
【0130】(1) 特許請求の範囲の請求項1、2ま
たは3に記載する光学系で、フォーカシング群が少なく
とも1枚の負レンズと少なくとも1枚の正レンズとを含
むことを特徴とする撮影光学系。
【0131】(2) 特許請求の範囲の請求項1、2、
3または4に記載する光学系で、フォーカシング群の直
前に固定のレンズ群を配置したことを特徴とする撮影光
学系。
【0132】(3) 特許請求の範囲の請求項5あるい
は前記の(1)または(2)の項に記載する光学系で、
下記条件(1)を満足することを特徴とする撮影光学
系。 (1) 0.2<DF/f<1.2 ただし、DFは無限遠物点合焦時のフォーカシング群と
その直前の固定群との光軸上の間隔、fは無限遠物点合
焦時の全系の焦点距離である。
【0133】(4) 前記の(3)の項に記載する光学
系で、条件(1)の代わりに条件(1−1)を満足する
ことを特徴とする撮影光学系。 (1−1) 0.3<DF/f<1.1
【0134】(5) 前記の(3)の項に記載する光学
系で、条件(1)の代わりに条件(1−2)を満足する
ことを特徴とする撮影光学系。 (1−2) 0.4<DF/f<1.0
【0135】(6) 特許請求の範囲の請求項1、2、
3、4または5あるいは前記の(1)、(2)、
(3)、(4)または(5)の項に記載する光学系で、
下記条件(2)を満足することを特徴とする撮影光学
系。 (2) −1<f/fR<0.25 ただし、fRは最も像側のレンズ群の焦点距離である。
【0136】(7) 前記の(6)の項に記載する光学
系で、条件(2)の代わりに条件(2−1)を満足する
ことを特徴とする撮影光学系。 (2−1) −0.7<f/fR<0.1
【0137】(8) 前記の(6)の項に記載する光学
系で、条件(2)の代わりに条件(2−2)を満足する
ことを特徴とする撮影光学系。 (2−2) −0.5<f/fR<0.0
【0138】(9) 特許請求の範囲の請求項1、2、
3、4または5あるいは前記の(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)、(6)、(7)または(8)
の項に記載する光学系で、下記条件(3)を満足するこ
とを特徴とする撮影光学系。 (3) 0.2<f/f(FO)<0.7 ただし、fは無限遠物点合焦時の全系の焦点距離、f
(FO)はフォーカシング群の焦点距離である。
【0139】(10) 前記の(9)の項に記載する光
学系で、条件(3)の代わりに条件(3−1)を満足す
ることを特徴とする撮影光学系。 (3−1) 0.25<f/f(FO)<0.6
【0140】(11) 前記の(9)の項に記載する光
学系で、条件(3)の代わりに条件(3−2)を満足す
ることを特徴とする撮影光学系。 (3−2) 0.3<f/f(FO)<0.5
【0141】(12) 特許請求の範囲の請求項1、
2、3、4または5あるいは前記の(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、
(9)、(10)または(11)の項に記載する光学系
で、下記条件(4)を満足することを特徴とする撮影光
学系。 (4) 0.2<f/R(RR)<1.8 ただし、fは無限遠物点合焦時の全系の焦点距離、R
(RR)は最も像側のレンズ群の最も像側の面の光軸近
傍の曲率半径である。
【0142】(13) 前記の(12)の項に記載する
光学系で、条件(4)の代わりに条件(4−1)を満足
することを特徴とする撮影光学系。 (4−1) 0.3<f/R(RR)<1.6
【0143】(14) 前記の(12)の項に記載する
光学系で、条件(4)の代わりに条件(4−2)を満足
することを特徴とする撮影光学系。 (4−2) 0.4<f/R(RR)<1.4
【0144】(15) 特許請求の範囲の請求項2、
3、または4に記載する光学系で、反射部材の物体側直
前に配置された負の屈折力を有する前群と、反射部材の
像側直後に配置された明るさ絞りとを有することを特徴
とする撮影光学系。
【0145】(16) 特許請求の範囲の請求項5ある
いは前記の(15)の項に記載する光学系で、下記条件
(5)を満足することを特徴とする撮影光学系。 (5) 1.0<|fF|/f<3.8 ただし、fは無限遠物点合焦時の全系の焦点距離、fF
は前群の焦点距離である。
【0146】(17) 前記の(16)の項に記載する
光学系で、条件(5)の代わりに条件(5−1)を満足
することを特徴とする撮影光学系。 (5−1) 1.2<|fF|/f<3.6
【0147】(18) 前記の(16)の項に記載する
光学系で、条件(5)の代わりに条件(5−2)を満足
することを特徴とする撮影光学系。 (5−2) 1.4<|fF|/f<3.4
【0148】(19) 特許請求の範囲の請求項5ある
いは前記の(15)、(16)、(17)または(1
8)の項に記載する光学系で、下記条件(6)を満足す
ることを特徴とする撮影光学系。 (6) 1.4<dM/f<2.8 ただし、dMは前群の最終面から明るさ絞りまでの光軸
上の空気換算長、fは無限遠物点合焦時の全系の焦点距
離である。
【0149】(20) 前記の(19)の項に記載する
光学系で、条件(6)の代わりに条件(6−1)を満足
することを特徴とする撮影光学系。 (6−1) 1.6<dM/f<2.6
【0150】(21) 前記の(19)の項に記載する
光学系で、条件(6)の代わりに条件(6−2)を満足
することを特徴とする撮影光学系。 (6−2) 1.8<dM/f<2.4
【0151】(22) 特許請求の範囲の請求項5ある
いは前記の(15)、(16)、(17)、(18)、
(19)、(20)または(21)の項に記載する光学
系で、下記条件(7)を満足することを特徴とする撮影
光学系。 (7) 2<Sd/f<5 ただし、fは無限遠物点合焦時の全系の焦点距離、Sd
は明るさ絞りから近軸像位置までの距離である。尚フィ
ルタ部分は空気換算長とする。
【0152】(23) 前記の(22)の項に記載する
光学系で、条件(7)の代わりに条件(7−1)を満足
することを特徴とする撮影光学系。 (7−1) 2.5<Sd/f<4.6
【0153】(24) 前記の(22)の項に記載する
光学系で、条件(7)の代わりに条件(7−2)を満足
することを特徴とする撮影光学系。 (7−2) 3.0<Sd/f<4.2
【0154】(25) 特許請求の範囲の請求項5ある
いは前記の(15)、(16)、(17)、(18)、
(19)、(20)または(21)の項に記載する光学
系で、下記条件(8)を満足することを特徴とする撮影
光学系。 (8) 0.4<|ψ(F)|Max×|fF|<1.4 ただし、fFは前群の焦点距離、|ψ(F)|Maxは前
群中の各レンズ面のパワーのうちの絶対値での最大値
で、ψは下記式にて与えられる。 ψ=(N’−N)/R ここで、N’、Nは夫々上記レンズ面の射出側および入
射側の屈折率、Rは上記レンズ面の光軸上の曲率半径で
ある。
【0155】(26) 前記の(25)の項に記載する
光学系で、条件(8)の代わりに条件(8−1)を満足
することを特徴とする撮影光学系。 (8−1) 0.5<|ψ(F)|Max×|fF|<1.3
【0156】(27) 前記の(25)の項に記載する
光学系で、条件(8)の代わりに条件(8−2)を満足
することを特徴とする撮影光学系。 (8−2) 0.6<|ψ(F)|Max×|fF|<1.2
【0157】(28) 特許請求の範囲の請求項1、
2、3、4または5あるいは前記の(1)乃至(24)
のいずれかの項に記載する撮影光学系と、前記撮影光学
系の像面近傍に配置された電子撮像素子とを含む撮像装
置。
【0158】(29) 前記の(28)の項に記載する
装置で、電子撮像素子の入射面側に配置された補色モザ
イクフィルターの物体側に配置された波長600nmで
の透過率が80%以上で、波長700nmでの透過率が
10%以下の近赤外シャープカットフィルターとを備え
たことを特徴とする撮像装置。
【0159】(30) 前記の(28)または(29)
の項に記載する光学系で、下記条件(9)を満足するこ
とを特徴とする撮影光学系。 (9) 0.15<t(LP)/a<0.6(mm/μm) ただし、t(LP)は光学的ローパスフィルターの総
厚、aは電子撮像素子の水平画素ピッチで、単位はμm
である。
【0160】(31) 前記の(30)の項に記載する
光学系で、下記条件(9)の代わりに(9−1)を満足
することを特徴とする撮影光学系。 (9−1) 0.13<t(LP)/a<0.5
【0161】
【発明の効果】本発明の撮影光学系は、最も像側を固定
群としこれに非球面を設けて簡単な構成であるにも拘ら
ず良好な性能が得られるようにした。また、最も像側の
固定群の物体側の群(直前の群)をフォーカシング群に
することにより、フォーカシングの際の収差変動を少な
くして極めて近距離の物体へのフォーカシングを可能に
した。また、光学系中の最も適した位置に光路を折り曲
げる反射部材を配置することによりカメラの薄型化を可
能とし、デジタルスチルカメラや携帯電話等の撮像装置
に用いるのに適した構成にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面図
【図2】本発明の実施例2の断面図
【図3】本発明の実施例3の断面図
【図4】本発明の実施例4の断面図
【図5】本発明の実施例5の断面図
【図6】本発明の実施例6の断面図
【図7】本発明の実施例7の断面図
【図8】本発明の実施例8の断面図
【図9】本発明の実施例9の断面図
【図10】本発明の実施例1の光学系の無限物点に合焦
時の収差曲線図
【図11】本発明の実施例1の光学系の物点距離10c
mの物点に合焦時の収差曲線図
【図12】本発明の撮影光学系を組み込んだ電子カメラ
の前方斜視図
【図13】上記電子カメラの後方斜視図
【図14】上記電子カメラの断面図
【図15】本発明の撮影光学系を内蔵するパソコンの前
方斜視図
【図16】上記パソコンの断面図
【図17】上記パソコンの側面図
【図18】本発明の撮影光学系を内蔵した携帯電話の正
面図
【図19】上記携帯電話の側面図
【図20】上記携帯電話の断面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/02 G03B 19/02 H04N 5/225 H04N 5/225 D // H04N 101:00 101:00 Fターム(参考) 2H049 BA01 BA42 BB03 BC21 2H054 AA01 BB02 2H087 KA03 LA03 MA08 PA05 PA06 PA07 PA17 PA18 PB06 PB07 QA02 QA06 QA17 QA22 QA25 QA37 QA41 QA46 RA05 RA12 RA31 RA43 TA01 TA03 2H101 FF00 5C022 AA13 AB21 AB44 AC02 AC03 AC42 AC54 AC78

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最も像側に配置された非球面を含み常時
    固定のレンズ群と、前記最も像側に配置されたレンズ群
    の直前に配置されたフォーカシングのために可動のフォ
    ーカシング群とを含む撮影光学系。
  2. 【請求項2】 最も像側のレンズ群よりも物体側に少な
    くとも光路を折り曲げるための反射部材を有し、前記最
    も像側のレンズ群が非球面を含み常時固定であり、前記
    最も像側のレンズ群の直前のレンズ群がフォーカシング
    群である撮影光学系。
  3. 【請求項3】 前記最も像側のレンズ群が物体側に凸面
    を有する1枚のメニスカスレンズよりなる請求項1の撮
    影光学系。
  4. 【請求項4】 前記フォーカシング群が物体側より順に
    負レンズと正レンズの2枚のレンズにて構成されている
    請求項1の撮影光学系。
  5. 【請求項5】 物体側より順に、全体として負のパワー
    の前群と光路を折り曲げる反射部材と明るさ絞りと後群
    とよりなり、前群が1枚または2枚の負レンズよりな
    り、後群が物体側より順に、像側の面よりも物体側の面
    の方が強い曲率を有する負レンズと、物体側の面よりも
    像側の面の方が強い曲率を持つ正レンズとの2枚のレン
    ズかあるいは物体側の面よりも像側の面の方が強い曲率
    を有する正レンズ1枚からなる固定レンズ群と、物体側
    の面よりも像側の面の方が強い曲率を有する負レンズと
    両凸レンズの2枚の単レンズからなるかあるいは前記負
    レンズと前記両凸レンズとを接合させた接合レンズから
    なるフォーカシング群と、非球面を含み物体側に凸面を
    向けたメニスカスレンズでフォーカシング時固定である
    最終群とからなる撮影光学系。
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