JP2002303701A - ポリカーボネートのナノ複合物の光学プラスチック製品及びその製造方法 - Google Patents

ポリカーボネートのナノ複合物の光学プラスチック製品及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】感温性を減少させた光学ナノ複合物材料及び光
学製品、並びに該光学製品の製造方法を提供する。 【解決手段】光学ナノ複合物材料は、ホストのプラスチ
ック材料中に分散したナノ粒子の充填材を有する。ナノ
複合物材料を製造する方法に従って、プラスチックのホ
スト材料、及びナノ粒子の充填材の、屈折率のような、
予め決められた感温性光学ベクトルは、方向的に反対で
あり、温度に関する屈折率の著しく改善された安定性を
有するナノ複合物材料を結果として生じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に高分子の
光学製品の分野に関する。特に、本発明は、広い温度範
囲にわたって安定な性能特性を維持する、プラスチック
レンズのような、高分子の光学材料及び製品に関係す
る。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズ及びガラスレンズは
しばしば、カメラ、顕微鏡、望遠鏡及び眼鏡のような光
学系において同じ機能を果たす。プラスチックレンズを
ガラスレンズと区別する二つの主な属性は、費用と光学
的な安定性である。プラスチックレンズは、典型的に同
様なガラスレンズの価格の1/100倍の費用で済む。
反対に、温度及び湿度に関するガラスレンズの屈折率の
安定性は、典型的にプラスチックレンズの屈折率の安定
性よりも100倍良好である。
【0003】費用の差は、主として、二つの材料に要求
される製造工程、及びそれらの材料が形成される相対的
な温度、の差に帰する。プラスチックレンズは、典型的
に、主として研削及び研磨又は625℃における圧縮成
形によって製造されるガラスレンズよりも10倍速いサ
イクル時間で、射出成形を使用して230℃で製造され
る。研削及び研磨は、ガラスが形成される高温が高価な
成形材料及び広範囲にわたる維持費用を必要とすると同
時に、重労働である。
【0004】反対に、プラスチックとガラスとの間の光
学的な安定性における差は、それらの基本的な材料の性
質における差に帰する。光学的な安定性におけるこの差
は、プラスチックレンズをガラスの代わりに使用すると
き、カメラのような製品における焦点及び画質の実質的
により多くの変動に帰着する。所望のもの及び当技術に
おいて残っている挑戦は、プラスチックのように加工す
るガラスの光学的安定性を有する材料である。環状オレ
フィンのような光学プラスチック材料が、湿度に関する
屈折率の安定性を大きく改善すると同時に、温度に関す
る屈折率の安定性の改善は、機会を残してきた。ガラス
のdn/dTの符号及び大きさを決定する、競合する基
礎的な材料特性に関する研究は、例えば、Lucien
Prod‘homme,“A new approac
h to the thermal change i
n the refractive index of
glasses,”Physics and Chem
istry of Glasses,Vol.1,N
o.4,Augによって利用可能である。ガラスにおけ
るdn/dTを決定する二つの競合する効果は、負のd
n/dTを生じる密度変化、及び正のdn/dTを生じ
る電子分極率である。ガラス材料における正味のdn/
dTは、どちらの効果が支配するかに依存する。しかし
ながら、光学プラスチックにおいて、電子分極率は無い
ので、全ての充填されない材料は、負のdn/dT値を
有する。それにもかかわらず、Prod’hommeに
よる製品は、充填されたプラスチックの複合物材料のd
n/dTを実質的に変える為に、正のdn/dT値を有
するガラス状の充填材を使用する可能性を確認する。
【0005】ナノ粒子の充填材は、光学プラスチックの
屈折率を変更する為に使用されてきた。可視光の波長
(400−700nm)よりかなり小さい十分小さな充
填材を使用することによって、充填材は、光を散乱しな
いと考えられ、充填されたプラスチックはその透過性を
保つことができる。世界知的所有機関の国際公開97/
10527号は、眼への応用の為にプラスチックの屈折
率を増加させる為のナノ粒子の使用を記載する。加え
て、プラスチックの屈折率を増加させる為のナノ粒子の
添加を記載する技術文献は、C.Becker,P.M
ueller,H.Schmidt;“Optical
and Thermomechanical Inv
estigations on Thermoplas
tic Nanocomposites with S
urface−Modified Silica Na
noparticles”,SPIE Proceed
ings Vol.3469,pp.88−98,Ju
ly 1998及びB.Braune,P.Muell
er,H.Schmidt;“Tantalum Ox
ide Nanomers for Optical
Applications,”SPIE Procee
dings Vol.3469,pp.124−13
2,July 1998を含む。これらの参照文献が、
光学プラスチックの屈折率を変更する為のナノ粒子の使
用を開示すると同時に、それらナノ粒子は、ナノ粒子に
おける異なる組みの特性を必要とする温度に関する屈折
率の安定性の問題点を議論しない。
【0006】M.Bock等に発行された米国特許第6
020419号は、改善された引掻き抵抗(scratch re
sistance)の為に樹脂系のコーティング材におけるナノ
粒子の充填材の使用を開示する。M.Michalcz
yk等に発行された米国特許第5726247号はま
た、フッ素ポリマー(fluoropolymer)中に無機ナノ粒
子を入れる保護コーティング材を記載する。引掻き抵抗
がプラスチック光学系において重要であると同時に、引
掻き抵抗に適するかもしれないナノ粒子は、温度に関す
る屈折率安定性を改善する為に必要とされる特異的性質
を有するものと非常に異なるかもしれない。
【0007】J.H.Wrightに発行された米国特
許第3915924号は、空隙を充填する為のナノ粒子
を充填した透明な材料を記載する。H.Schmidt
に発行された米国特許5910522号は、熱膨張を減
少させる為のナノスケールの無機粒子及び上昇した温度
における改善された構造的性質を含む光学素子に対する
接着剤を記載する。これらの特許に記載された発明が、
当技術においていくらかの進歩を表すと同時に、それら
の特許のどれもが、特にこれらの性質が感温性に関連す
るとき、変更されたプラスチック材料の特異的な光学的
性質を扱わない。
【0008】世界知的所有機関の国際公開特許9961
383a1号は、干渉フィルター又は反射防止層を製造
する為に、基板と異なる屈折率を有する層を形成する為
のナノ粒子の充填材を含む少なくとも一つの層を使用す
る多層光学系を製造する方法を開示する。明らかに、こ
の特許は、屈折率の別形態の変更を扱っており、このよ
うなものは、温度に関する屈折率の安定性に関係しな
い。
【0009】当業者は、多種多様の材料を、可視光の波
長よりかなり小さいナノメーター粒子の大きさで入手可
能であることを認識すると考えられる。代表的な材料
を、Nanophase Technologies
Corporation及びNanomaterial
s Research Corporationのよう
な会社から獲得してもよい。屈折率以外の性質に基づい
てナノ粒子の材料を選択することによって、発明者等の
経験が、プラスチックの他の光学的性質を変更すること
が現在でも可能であることを示す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ナノ粒子を使用するプ
ラスチックの性能を変更する幾つかの試みがあったと同
時に、これらの試みのどれもが、重要な加工特性を保つ
と同時に温度に安定な光学的性質を有する光学プラスチ
ック製品の製造に成功していることを証明していない。
【0011】従って、当技術において、温度に安定な光
学的性質を有する、レンズのような、光学プラスチック
製品及びその製造方法に対する要求が存続している。
【0012】従って、本発明の目的は、感温性を減少さ
せた光学ナノ複合物材料を提供することである。
【0013】本発明の別の目的は、広範囲の温度にわた
って安定性を維持する、プラスチックレンズのような、
光学製品を提供することである。
【0014】さらに、本発明の別の目的は、感温性を減
少させた光学製品を製造する方法を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の光学製品の特徴
は、ナノ粒子の充填材(filler)の感温性光学ベクトル
(temperature sensitive optical vector)と方向的に
反対である感温性光学ベクトルを有する、プラスチック
のホスト材料(host material)中に分散した選択した
ナノ粒子(nanoparticle)である。
【0016】本発明のこれら及び他の目的、特徴、及び
利点を達成する為に、本発明の一つの様相において、感
温性光学ベクトルxを有するポリカーボネートのホス
ト材料及び感温性光学ベクトルxを有する前記ポリカ
ーボネートのホスト材料中に分散されるナノ粒子を含む
ポリカーボネートのナノ複合物(nanocomposite)の光
学プラスチック製品が提供され、ここで前記感温性光学
ベクトルxは、感温性光学ベクトルxと方向的に反
対である。
【0017】本発明の別の様相において、ポリカーボネ
ートのナノ複合物のプラスチック光学製品を製造する方
法であって、(a)感温性光学ベクトルxを有するポ
リカーボネートのホスト材料、及び感温性光学ベクトル
を有するナノ粒子を提供するステップと、ここで前
記感温性光学ベクトルxは、感温性光学ベクトルx
と方向的に反対であり、(b)前記ポリカーボネートの
ホスト材料中に前記ナノ粒子を分散させて、ポリカーボ
ネートのナノ複合物材料を形成するステップと、(c)
前記ポリカーボネートのナノ複合物材料を前記ポリカー
ボネートの光学プラスチック製品に形成するステップ
と、を含む方法が提供される。
【0018】よって、本発明は、 (1)結果として生じるナノ複合物は、著しく低いdn
/dT(温度に対する屈折率の変化)を有する (2)ナノ複合物材料で製造されるレンズは、与えられ
た温度範囲で、より安定な焦点距離を有する (3)低いレベルのdn/dTが、減少した充填のナノ
粒子を有するナノ複合物材料において、到達可能である (4)ナノ複合物材料の粘度は、基材のプラスチックよ
りも著しく高くはないので、従来のプラスチックの加工
技術を使用することができる (5)ナノ複合物材料は、改善された防護性を有するの
で、湿度に関する屈折率の変化は、基材のプラスチック
と比較して減少すると考えられる、ことを含む、既存の
開発物を超える多くの有利な効果を有する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の上記及び他の目的、特
徴、及び利点は、以下の記載及び図面と共に理解される
とき、より明確になると考えられ、ここで可能であれば
同一の引用符を図に共通である同一の特徴を示す為に使
用した。
【0020】最初に図1を参照して、典型的な先行技術
のレンズ1において、焦点距離が温度Tの変化と共に著
しく変動することは公知である。焦点距離と屈折率との
間の関係は、以下の式 f=R/(n−1) 式1 によって与えられ、ここでfは、入射光3がレンズ1を
通って行き焦点5に焦点調節されるときに生じるレンズ
1の焦点距離であり、Rは、レンズ面の半径であり、n
は、レンズ材料の屈折率である。
【0021】カメラレンズ(図示してない)の場合に
は、動作の温度範囲は、熱帯の島を撮影する為に使用
し、その後に雪の降る山を撮影する為に使用するときに
は、容易に50℃であり得る。例として、例えばポリメ
タクリル酸メチルで製造された10mmの半径を有する
レンズ1では、室温における屈折率nは1.492であ
り、上式1から計算される焦点距離は20.325mm
である。
【0022】表1から選択されたプラスチック材料を含
む典型的な先行技術のレンズ1において、動作の温度範
囲にわたる屈折率の変化dnは0.0055であり、式
1からレンズの焦点距離の変化7(図1)として示され
る焦点5の変化は、0.225又は1%である。当業者
は、レンズ1で作られる画像の画質が、焦点の質の変動
によって全ての動作の温度範囲にわたって同じではない
と考えられることが、認識できると思われる。
【0023】ここで図2aに戻って、本発明の、減少し
た感温性、ナノ複合物の光学製品、又はレンズ10を説
明する。図2aに従って、ナノ複合物の光学製品又はレ
ンズ10は、プラスチックホスト材料16、及びプラス
チックのホスト材料16中に分散される選択したナノ粒
子の材料で構成される。高分子のホスト材料16は、熱
可塑性か熱硬化性かどちらかの材料であってもよい。高
分子のホスト材料は予め決められた感温性光学ベクトル
、例えば屈折率nに基づいて選択されることが、本
発明には重要である。同様に、高分子のホスト材料16
中に分散されるナノ粒子の材料の選択は、対応する予め
決められた感温性光学ベクトルx、明確には屈折率に
基づく。この場合には、感温性光学ベクトルx及びx
は、温度の変化dTに関して、それぞれ高分子のホス
ト材料16及びナノ粒子の材料における屈折率の変化d
nによって定義される。更に、xはxと方向的に反
対であることは、発明者等の発明には重要である。高分
子のホスト材料16のdn/dTに対して方向的に反対
である符号を有するdn/dT、即ち、温度に関する屈
折率の変化の割合を有するナノ粒子の材料を注意深く選
択することによって、ナノ粒子の材料の相対的に低い充
填で結果として生じるナノ複合物材料のdn/dTを著
しく減少させることが可能である。結果として、ナノ複
合物材料の粘度は、劇的に増加せず、加工特性は他の光
学プラスチックと同様であると考えられる。従って、結
果として生じる光学ナノ複合物のレンズ10は、図1に
示される先行技術のレンズ1によって示されるよりも非
常に少ない、動作する温度範囲にわたる焦点距離の範囲
12(図2a)を有する。表1及び2に従って、本発明
のナノ複合物材料を構成する高分子のホスト材料(プラ
スチック)及び無機ナノ粒子の充填材に対するいくつか
の選択したdn/dT値を示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】 高分子のホスト材料16及び方向的に反対のdn/dT
を有するナノ粒子の材料に加えて、本発明は、本発明の
有用で新規であり明白ではないナノ複合物材料を製造す
る為にナノ粒子の材料に関する他の制限を考える。例え
ば、ナノ粒子の材料は、高い光透過レベルを維持する為
に、関心のある波長領域において透過性である。更にナ
ノ粒子は、光の散乱を避ける為に、40nm未満である
粒子の大きさの範囲において入手可能である。最も好適
なのは、20nm未満の粒子の大きさの範囲である。更
に、光を散乱するかもしれない著しい量の40nmより
大きい塊及び/又は空隙が生じないように、ナノ粒子を
基材又はホストのプラスチック中に分散させることが可
能である。図2bは、プラスチックのホスト材料16中
に分散したナノ粒子14の代表図15を示す。ナノ粒子
14は、ホスト材料16を通じて均等に分散されること
を示す。ナノ粒子14は、それらの粒子と関連するより
大きな塊又は空隙を全く持たない。更に、ナノ粒子、及
び分散性を改善するナノ粒子の全ての関連する表面処理
の費用は十分低いので、光学製品の合計の費用は、ガラ
ス製品よりも著しく少ない。
【0026】表1及び2において説明するように、高分
子のホスト材料と比較して反対の符号を伴うdn/dT
値を有する多くの無機材料が存在する。このように、温
度に関して著しく改善された屈折率の安定性を有するナ
ノ複合物材料は、選択したナノ粒子の材料を方向的に反
対(即ち反対符号)のdn/dTを有する高分子のホス
ト材料16中に分散させることによって、決定すること
ができる。
【0027】本発明の別の様相に従って、減少した感温
性の光学製品又は(上述のような)レンズ10を製造す
る方法は、表1に記載されているもののような高分子の
ホスト材料16を選択するステップを含む。本発明に従
って、選択された高分子のホスト材料16は、上述のよ
うな、感温性光学ベクトルx又はdn/dTを有す
る。ナノ粒子の材料(表2)は、プラスチックのホスト
材料16中に分散するために選択される。選択したナノ
粒子の材料は、本発明に従って、両立できる対応する感
温性光学ベクトルxを有することが要求される。更
に、xがxと方向的に反対である、即ち二つのうち
一方が負であり他方が正であることがさらに本発明には
重要である。一度、ナノ粒子の材料が選択されると、次
にその材料は、配合(compounding)又は溶媒分散(sol
vent dispersion)のような適切な分散技術を使用して
ホスト材料16中に分散される。一度、ナノ粒子の材料
を高分子のホスト材料16中に分散させると、ナノ複合
物材料が形成される。次にナノ複合物材料は、減少した
感温性を有する本発明のレンズ10のような光学製品の
配列を形成する為に、使用することができる。
【0028】図3を参照して、レンズ10のような光学
製品の為の減少したdn/dTのナノ複合物材料を製造
する方法20の図を描く。第一に、高分子のホストプラ
スチック材料22を、%透過率、%ヘーズ、屈折率、あ
る温度における降伏強さ、衝撃強さ、引掻き抵抗、ガラ
ス転移温度などのような光学的、構造的、及び熱的な設
計思考に基づいて選択する。第二に、ナノ粒子の材料2
4は、好ましくはdn/dT、関心のある波長領域にお
ける透明度、粒子の大きさ、費用、及び入手可能性に基
づいて選択される。この発明で開示するように、適切な
ナノ粒子の材料24を選択することは、使用されるホス
トのプラスチック材料と反対である符号を有するdn/
dT、及び約40nm未満の平均の粒子の大きさを有す
る材料を選択することを必要とする。第三に、ナノ粒子
を、ロールミーリングのような他の混合の工程を使用す
ることがきるかもしれないが、好ましくはホスト材料中
に分散させる26。分散26は、たとえ溶媒分散(図5
参照)を良好な結果を伴って使用することができるとし
ても、好ましくは配合(図4参照)を通じて達成するこ
とができる。第四に、光学的に変更された材料28を、
本発明の光学製品又はレンズ10に形成する。
【0029】図4及び5を参照して、ナノ粒子をホスト
材料に分散させる二つの方法の概略を説明する。図4に
従って、配合32を通じた分散の工程の略図を描く。配
合32において、選択されたナノ粒子36を、選択され
たホスト材料34のペレットと一緒に、二軸スクリュー
押し出し機又はファーレル(Farrell)連続混合機のよ
うな配合機40に供給する。配合40の後、光学的に変
更された材料は、射出成形機(示していない)における
使用の為にペレット化42される。図4及び5に示すよ
うに、表面処理38及び52は、それぞれ、ホスト材料
34に混和するナノ粒子36を製造することが必要であ
る場合もある。当業者は、この処理をナノ粒子36に直
接適用する、又はナノ粒子36及びホスト材料34と一
緒に添加物として配合機40に加える、ことができるか
もしれないことを認識すると考えられる。
【0030】図5に従って、溶媒に基づく分散工程44
において、選択されたホストプラスチック材料46及び
選択されたナノ粒子48をそれぞれ、二つの溶液を混合
56する前に、溶媒50、54に分散する。選択された
ナノ粒子48に、好ましくは、良好な分散を得るととも
に全ての塊を粉砕することを保証する為に、中間の溶媒
分散ステップ54を受けさせる。ステップ56において
二つの溶液を互いに混合した後、ステップ58において
溶媒を除去し、光学的に変更された材料を、射出成形機
(示してない)における使用の為に、ペレット化60す
る。
【0031】光学的に変更された材料を製造する為の両
方の技術に従うと、最終的な結果は、ナノ粒子が所望の
減少したdn/dTを実現するのに十分な量で存在す
る、図2bに示すように十分に分散されたナノ粒子を含
むプラスチックのペレットである。射出成形、圧縮成
形、及び鋳造は、本発明の光学製品10(図3のステッ
プ28参照)を形成する為の三つの好適な技術である。
【0032】好適な実施例において、製造10のナノ複
合物の光学製品は、熱可塑性材料及び熱硬化性材料から
なる群から選択される高分子のホスト材料を含む。光学
製品に使用される熱可塑性材料は、ポリメタクリル酸メ
チル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリスルホ
ン、環状オレフィン、並びに上記の材料の混合物及び共
重合体を含む。光学製品に使用される熱硬化性材料は、
ジアリルグリコカルボネート、エポキシド、及び熱硬化
性ポリエステルを含む。
【0033】典型的に、本発明の考慮の範囲内で製造さ
れる製造10の減少したdn/dTの製品は、単純なレ
ンズ、レンズの配列、眼鏡レンズ、窓ガラス、光ファイ
バー、デジタル撮像装置のカバーガラス、デジタル撮像
装置のマイクロレンズ、及び同様の他の光学装置であ
る。
【0034】当業者は、ホスト材料の光学的性質の変更
を、本発明の方法と一致して、ナノ複合物材料のdn/
dTを減少させることによって、達成することを認識す
ると考えられる。発明者等の好適な実施例において、こ
のことは、基材のプラスチックの符号と反対である符号
を持つdn/dTを有するナノ粒子の材料の充填材を分
散させることによって達成される。
【0035】
【実施例】[例1]光学プラスチックのdn/dTを減
少させる前述の手順の模範的な例を以下に示す。
【0036】ポリメタクリル酸メチルの複合材料の光学
プラスチックは、感温性光学ベクトルxを有するポリ
メタクリル酸メチルのホスト材料及びポリメタクリル酸
メチルのホスト材料中に分散した感温性光学ベクトルx
を有する酸化マグネシウムのナノ粒子を含む。本発明
の要求に従って、xは、xと方向的に反対である。
【0037】特に、ポリメタクリル酸メチルのホスト材
料は、酸化マグネシウムのナノ粒子の添加で光学的に変
更される。ポリメタクリル酸メチルは、表1に示すよう
に、おおよそ−110E−6/℃のdn/dTを有す
る。酸化マグネシウムは、おおよそ+19E−6/℃の
dn/dTを有する。酸化マグネシウムのナノ粒子は、
10nmの大きさで、Nano Materials
Research社から入手可能である。酸化マグネシ
ウムは、可視光の領域を含む0.35−6.8ミクロン
の領域で透明である。dn/dTを50%だけ減少させ
る為に、ポリメタクリル酸メチルのホスト材料中に必要
とされる酸化マグネシウムのナノ粒子の体積(%)は、
以下の式2 ν50=0.5(γ/γ−γ) 式2 を使用する体積に基づいて計算することができる。
【0038】ここで、ν50は、ホストのプラスチック
と比較して、ナノ複合物のdn/dTを50%だけ減少
させる為に必要とされるナノ粒子の体積%であり、γ
は、ホストのプラスチックのdn/dT(図1参照)で
あり、γは、ナノ粒子の材料のdn/dTである。
【0039】ポリメタクリル酸メチル及び酸化マグネシ
ウムの組み合わせに関して、ポリメタクリル酸メチルの
dn/dTと比較してナノ複合物のdn/dTを50%
だけ減少させる為に必要とされるナノ粒子の体積(%)
は、おおよそ42%である。
【0040】図4を参照して、酸化マグネシウムのナノ
粒子を、ポリメタクリル酸メチル中に配合する。この場
合には、混和機の添加物、ナノ粒子の10重量%のAv
ecia Ltd.社からのSolsperse 21
000を、酸化マグネシウムのナノ粒子の分散を促進す
る為に、ポリメタクリル酸メチルのペレットと共に混合
した。二軸スクリュー押し出し機で配合を行った。次に
レンズを、配合から製造したペレットから成形した。結
果として生じるレンズ中のナノ粒子の分散は、走査電子
顕微鏡下で検査したときには、かなり良好であった。
【0041】[例2]代わりに、上述のナノ複合物材料
を、トルエン又はキシレンと共に、図5に図示するよう
な溶媒に基づいた分散工程を使用して調製した。溶媒に
基づいた分散工程は、種々多様なナノ粒子(酸化チタ
ン、酸化マグネシウム、及び酸化亜鉛)と共に種々多様
な高分子(ポリメタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポ
リカーボネート、及び環状オレフィン)に関して成功し
てきた。ナノ粒子の分散は、塊を粉砕する製粉機におい
て達成される。結果として、良好に分散した溶液を製造
してきた。
【0042】再び図5を参照して、溶媒の除去58を、
真空中、適温で達成できる。次に乾燥した材料を、押し
出し機を通じて流し込み、ペレットを形成する。次にペ
レットを、例1における工程を使用して光学製品に射出
成形する。
【0043】[例3]別の場合において、ポリカーボネ
ートのホスト材料を、酸化アルミニウムのナノ粒子の添
加で光学的に変更する。ポリカーボネートは、表1に示
すようにおおよそ−114E−6/℃のdn/dTを有
する。酸化アルミニウムは、おおよそ+14E−6/℃
のdn/dTを有する。酸化アルミニウムのナノ粒子
は、37nmの大きさで、Kemco Interna
tional Associates社から入手可能で
ある。酸化アルミニウムは、可視光の領域を含む0.1
9−5.0ミクロンの領域で透明である。dn/dTを
50%だけ減少させる為にポリカーボネートのホスト材
料中に必要とされる酸化アルミニウムのナノ粒子の体積
(%)を、以下の式2 ν50=0.5(γ/γ−γ) 式2 を使用する体積に基づいて計算することができる。
【0044】ここで、ν50は、ホストのプラスチック
と比較して、ナノ複合物のdn/dTを50%だけ減少
させる為に必要とされるナノ粒子の体積%であり、γ
は、ホストのプラスチックのdn/dT(図1参照)で
あり、γは、ナノ粒子の材料のdn/dTである。
【0045】ポリカーボネート及び酸化アルミニウムの
組み合わせに関して、ポリカーボネートのdn/dTと
比較してナノ複合物のdn/dTを50%だけ減少させ
る為に必要とされるナノ粒子の体積(%)は、おおよそ
45%である。
【0046】[例4]別の場合において、ポリスチレン
のホスト材料は、酸化アルミニウムのナノ粒子の添加で
光学的に変更される。ポリスチレンは、表1に示すよう
におおよそ−127E−6/℃のdn/dTを有する。
酸化アルミニウムは、おおよそ+14E−6/℃のdn
/dTを有する。酸化アルミニウムのナノ粒子は、37
nmの大きさで、Kemco Internation
al Associates社から入手可能である。酸
化アルミニウムは、可視光の領域を含む0.19−5.
0ミクロンの領域で透明である。dn/dTを50%だ
け減少させる為にポリカーボネートのホスト材料中に必
要とされる酸化アルミニウムのナノ粒子の体積(%)
を、以下の式2 ν50=0.5(γ/γ−γ) 式2 を使用する体積に基づいて計算することができる。
【0047】ここで、ν50は、ホストのプラスチック
と比較して、ナノ複合物のdn/dTを50%だけ減少
させる為に必要とされるナノ粒子の体積%であり、γ
は、ホストのプラスチックのdn/dT(図1参照)で
あり、γは、ナノ粒子の材料のdn/dTである。
【0048】ポリカーボネート及び酸化アルミニウムの
組み合わせに関して、ポリカーボネートのdn/dTと
比較してナノ複合物のdn/dTを50%だけ減少させ
る為に必要とされるナノ粒子の体積(%)は、おおよそ
45%である。
【0049】[例5]別の場合において、環状オレフィ
ン単独重合体のホスト材料は、酸化マグネシウムのナノ
粒子の添加で光学的に変更される。環状オレフィン単独
重合体は、表1に示すようにおおよそ−110E−6/
℃のdn/dTを有する。酸化マグネシウムは、おおよ
そ+14E−6/℃のdn/dTを有する。酸化マグネ
シウムのナノ粒子は、10nmの大きさで、Nano
Materials Research社から入手可能
である。酸化マグネシウムは、可視光の領域を含む0.
35−6.8ミクロンの領域で透明である。dn/dT
を50%だけ減少させる為に環状オレフィン単独重合体
のホスト材料中に必要とされる酸化マグネシウムのナノ
粒子の体積(%)を、以下の式2 ν50=0.5(γ/γ−γ) 式2 を使用する体積に基づいて計算することができる。
【0050】ここで、ν50は、ホストのプラスチック
と比較して、ナノ複合物のdn/dTを50%だけ減少
させる為に必要とされるナノ粒子の体積%であり、γ
は、ホストのプラスチックのdn/dT(図1参照)で
あり、γは、ナノ粒子の材料のdn/dTである。
【0051】環状オレフィン単独重合体及び酸化マグネ
シウムの組み合わせに関して、環状オレフィン単独重合
体のdn/dTと比較してナノ複合物のdn/dTを5
0%だけ減少させる為に必要とされるナノ粒子の体積
(%)は、おおよそ43%である。
【0052】ポリカーボネートのナノ複合物の光学プラ
スチック製品における感温性光学ベクトルxは、約1
1x10−6/度Cの負の値を有し、前記感温性光学ベ
クトルxは、約6x10−6/度C乃至約50x10
−6/度Cの範囲における正の値を有する。
【0053】ポリカーボネートのナノ複合物の光学プラ
スチック製品におけるナノ粒子は、酸化マグネシウムで
ある。
【0054】ポリカーボネートのナノ複合物の光学プラ
スチック製品におけるナノ粒子は、酸化アルミニウムで
ある。
【0055】ポリカーボネートのナノ複合物の光学プラ
スチック製品におけるナノ粒子は、炭酸カルシウムであ
る。
【0056】ポリカーボネートのナノ複合物の光学プラ
スチック製品におけるポリカーボネートのホスト材料
は、感温性光学ベクトルxを約50%だけ減少させる
為に、予め決められた体積(%)の酸化マグネシウムの
ナノ粒子を含み、その予め決められた体積は、式 ν50=0.5(γ/γ−γ) によって決定され、ここでν50は、ポリカーボネート
のホスト材料と比較して、ポリカーボネートのナノ複合
物の光学プラスチック製品におけるdn/dTを50%
だけ減少させる為に必要とされる酸化マグネシウムのナ
ノ粒子の体積%であり、γは、ポリカーボネートのホ
スト材料のdn/dTであり、γは、酸化マグネシウ
ムのナノ粒子のdn/dTである。
【0057】ポリカーボネートのホスト材料中に分散さ
れた、ポリカーボネートのナノ複合物の光学プラスチッ
ク製品における前記酸化マグネシウムのナノ粒子の予め
決められた体積(%)は、約43%である。
【図面の簡単な説明】
【図1】温度の変化及び結果として生じる屈折率の変化
によって生じるある範囲の焦点距離変動を示すプラスチ
ックレンズである。
【図2a】温度に関する屈折率の改善された安定性及び
温度の変化によって生じる関連する減少した範囲の焦点
距離変動を有するナノ複合物材料から製造されたレンズ
を示す図である。
【図2b】光学製品に形成する前のナノ複合物材料の代
表図である。
【図3】改善された屈折率安定性を有するプラスチック
光学製品を製造する工程のブロック図である。
【図4】配合に基づくナノ複合物材料を製造する工程の
概略図である。
【図5】溶媒分散に基づくナノ複合物材料を製造する工
程の概略図である。
【符号の説明】
1 先行技術のレンズ 3 入射光 5 レンズの焦点 7 プラスチックレンズの温度変化によって生じる焦
点距離の変化の範囲 10 ナノ複合物のレンズ 12 ナノ複合物のレンズの温度変化によって生じる
焦点距離の変化の減少した範囲 14 分散したナノ粒子 15 ホストのプラスチック材料中に分散したナノ粒
子の描写 16 プラスチックのホスト材料 20 減少したdn/dTの製品を製造する方法の概
略図 22 ホスト材料を選択するステップ 24 ナノ粒子の材料を選択するステップ 26 分散のステップ 28 光学製品を形成するステップ 32 配合するステップ 34 ホスト材料を選択するステップ 36 ナノ粒子の材料を選択するステップ 38 ナノ粒子を表面処理するステップ 40 ナノ粒子を配合するステップ 42 ナノ複合物をペレット化のような使用可能な形
態に形成するステップ 44 溶媒に基づく分散の工程 46 ホスト材料を選択するステップ 48 ナノ粒子を選択するステップ 50 溶媒中にホスト材料を溶解するステップ 52 ナノ粒子を表面処理するステップ 54 溶媒中にナノ粒子を分散させるステップ 56 ステップ50及び54の生成物を互いに混合す
るステップ 58 溶媒を除去するステップ 60 使用可能な製品を形成するステップ
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月7日(2002.1.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【表1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【表2】 高分子のホスト材料16及び方向的に反対のdn/dT
を有するナノ粒子の材料に加えて、本発明は、本発明の
有用で新規であり明白ではないナノ複合物材料を製造す
る為にナノ粒子の材料に関する他の制限を考える。例え
ば、ナノ粒子の材料は、高い光透過レベルを維持する為
に、関心のある波長領域において透過性である。更にナ
ノ粒子は、光の散乱を避ける為に、40nm未満である
粒子の大きさの範囲において入手可能である。最も好適
なのは、20nm未満の粒子の大きさの範囲である。更
に、光を散乱するかもしれない著しい量の40nmより
大きい塊及び/又は空隙が生じないように、ナノ粒子を
基材又はホストのプラスチック中に分散させることが可
能である。図2bは、プラスチックのホスト材料16中
に分散したナノ粒子14の代表図15を示す。ナノ粒子
14は、ホスト材料16を通じて均等に分散されること
を示す。ナノ粒子14は、それらの粒子と関連するより
大きな塊又は空隙を全く持たない。更に、ナノ粒子、及
び分散性を改善するナノ粒子の全ての関連する表面処理
の費用は十分低いので、光学製品の合計の費用は、ガラ
ス製品よりも著しく少ない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】特に、ポリメタクリル酸メチルのホスト材
料は、酸化マグネシウムのナノ粒子の添加で光学的に変
更される。ポリメタクリル酸メチルは、表1に示すよう
に、おおよそ−105E−6/℃のdn/dTを有す
る。酸化マグネシウムは、おおよそ+19E−6/℃の
dn/dTを有する。酸化マグネシウムのナノ粒子は、
10nmの大きさで、Nano Materials
Research社から入手可能である。酸化マグネシ
ウムは、可視光の領域を含む0.35−6.8ミクロン
の領域で透明である。dn/dTを50%だけ減少させ
る為に、ポリメタクリル酸メチルのホスト材料中に必要
とされる酸化マグネシウムのナノ粒子の体積(%)は、
以下の式2 ν50=0.5(γ/γ−γ) 式2 を使用する体積に基づいて計算することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】[例4]別の場合において、ポリスチレン
のホスト材料は、酸化アルミニウムのナノ粒子の添加で
光学的に変更される。ポリスチレンは、表1に示すよう
におおよそ−127E−6/℃のdn/dTを有する。
酸化アルミニウムは、おおよそ+14E−6/℃のdn
/dTを有する。酸化アルミニウムのナノ粒子は、37
nmの大きさで、Kemco Internation
al Associates社から入手可能である。酸
化アルミニウムは、可視光の領域を含む0.19−5.
0ミクロンの領域で透明である。dn/dTを50%だ
け減少させる為にポリスチレンのホスト材料中に必要と
される酸化アルミニウムのナノ粒子の体積(%)を、以
下の式2 ν50=0.5(γ/γ−γ) 式2 を使用する体積に基づいて計算することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】[例5]別の場合において、環状オレフィ
ン単独重合体のホスト材料は、酸化マグネシウムのナノ
粒子の添加で光学的に変更される。環状オレフィン単独
重合体は、表1に示すようにおおよそ−110E−6/
℃のdn/dTを有する。酸化マグネシウムは、おおよ
そ+19E−6/℃のdn/dTを有する。酸化マグネ
シウムのナノ粒子は、10nmの大きさで、Nano
Materials Research社から入手可能
である。酸化マグネシウムは、可視光の領域を含む0.
35−6.8ミクロンの領域で透明である。dn/dT
を50%だけ減少させる為に環状オレフィン単独重合体
のホスト材料中に必要とされる酸化マグネシウムのナノ
粒子の体積(%)を、以下の式2 ν50=0.5(γ/γ−γ) 式2 を使用する体積に基づいて計算することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル アール マクガバーン アメリカ合衆国 ニューヨーク 14624 ロチェスター ウインドミル・トレイル 151 Fターム(参考) 4F071 AA33 AA50 AB03 AB15 AB18 AB19 AB23 AB25 AB26 AB27 AD02 AF29 AF31 AH19 BA01 BB05 BC17 4J002 BG041 CG011 DA016 DD026 DD036 DD046 DD056 DE096 DE136 DE236 DE286 DG026 FD206 GP01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリカーボネートのナノ複合物の光学プ
    ラスチック製品であって、 感温性光学ベクトルxを有するポリカーボネートのホ
    スト材料、及び感温性光学ベクトルxを有する、前記
    ポリカーボネートのホスト材料中に分散されるナノ粒
    子、を含み、 前記感温性光学ベクトルxは、前記感温性光学ベクト
    ルxと反対向きであるポリカーボネートのナノ複合物
    の光学プラスチック製品。
  2. 【請求項2】 前記感温性光学ベクトルx及びx
    各々は、温度変化(dT)に対するそれぞれ前記ポリカ
    ーボネートのホスト材料及び前記ナノ粒子の屈折率変化
    (dn)によって定義される請求項1記載のポリカーボ
    ネートのナノ複合物の光学プラスチック製品。
  3. 【請求項3】 ポリカーボネートのナノ複合物の光学プ
    ラスチック製品を製造する方法であって、 (a)感温性光学ベクトルxを有するポリカーボネー
    トのホスト材料及び感温性光学ベクトルxを有するナ
    ノ粒子を提供するステップと、 (b)前記ポリカーボネートのホスト材料中に前記ナノ
    粒子を分散させて、ポリカーボネートのナノ複合物材料
    を形成するステップと、 (c)前記ポリカーボネートのナノ複合物材料を前記ポ
    リカーボネートの光学プラスチック製品に形成するステ
    ップと、を含み、 前記感温性光学ベクトルxは、前記感温性光学ベクト
    ルxと反対向きであるポリカーボネートのナノ複合物
    の光学プラスチック製品を製造する方法。
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