JP2002302125A - 容器保持具及び容器と容器保持具との組み合わせ並びに容器の開蓋方法 - Google Patents

容器保持具及び容器と容器保持具との組み合わせ並びに容器の開蓋方法

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JP2002302125A JP2001103935A JP2001103935A JP2002302125A JP 2002302125 A JP2002302125 A JP 2002302125A JP 2001103935 A JP2001103935 A JP 2001103935A JP 2001103935 A JP2001103935 A JP 2001103935A JP 2002302125 A JP2002302125 A JP 2002302125A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじキャップを備えた薄肉容器からキャップ
を外すのに好都合である容器保持具を提供する。 【解決手段】 容器保持具20の一対のアーム21は、
ボトル注口部と係合する。アーム21は、その自由端か
ら外方に突出した突出片22を有し、キャップ2を開蓋
するときに、必要で有れば、一方の手の指で一対の突出
片22を摘むようにして一対のアーム21、21の間隔
を狭めるように適度に力を加えながら、キャップ2を回
転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器保持具及び
容器と容器保持具との組み合わせ並びに容器の開蓋方法
に関する。特に、これまでの或る程度の厚みを有するP
ETボトルに代わって、飲料用などの液体を収容してデ
リバリーするのに好適な薄肉容器に適したものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ミネラルウオータやお茶など飲料用液体
は、PETボトルに収容されて販売されている。このP
ETボトルは或る程度の厚みを有するプラスチック容器
であるが、近時の産業廃棄物問題やコスト低減を考慮に
入れるとボトルの肉厚を薄くすることが効果的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、容器の
薄肉化は、ねじキャップを備えた容器にあっては、キャ
ップを外すために、容器本体を手で掴んでキャップに回
転力を与えると、容器本体が容易に変形してボトル内圧
を高めてしまう、また、この変形によって、キャップを
外したときに内容物が容器注口部分から勢いよく噴出し
てしまう、というような問題が発生し易い。特に、この
ような問題は、未開蓋保証リングを備えたキャップの場
合、その初期開蓋の際に、未開蓋リングからキャップを
引き離すために力を込めてキャップを回さなければなら
ないため、上述したような問題が特に発生し易い。
【0004】そこで、本発明の目的は、ねじキャップを
備えた薄肉容器からキャップを外すのに好都合である容
器保持具及び容器と容器保持具との組み合わせ並びに容
器の開蓋方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題は、本
発明の一つの観点によれば、ねじキャップで施蓋された
注口部を備えた容器のための容器保持具であって、前記
注口部と摩擦係合する摩擦係合手段を有し、前記キャッ
プを開蓋するときに、前記摩擦係合手段と前記注口部と
の摩擦係合により前記容器の回転を防止しながら前記キ
ャップを開蓋することができることを特徴とする容器保
持具を提供することにより達成される。
【0006】かかる技術的課題は、本発明の他の観点に
よれば、未開蓋保証リングを含むねじキャップで施蓋さ
れた注口部を備えた容器のための容器保持具であって、
前記未開蓋保証リングと摩擦係合する摩擦係合手段を有
し、前記キャップを開蓋するときに、前記摩擦係合手段
と前記未開蓋保証リングとの摩擦係合により前記容器の
回転を防止しながら前記キャップを開蓋することができ
ることを特徴とする容器保持具を提供することにより達
成される。
【0007】かかる技術的課題は、本発明の別の観点に
よれば、ねじキャップで施蓋された注口部を有し、前記
注口部に凹所又は突起を備えた容器と、前記注口部と係
合する部分に前記凹所又は突起と凹凸嵌合する凹凸嵌合
手段を有し、且つ、前記キャップを開蓋するときに、前
記凹凸嵌合手段と前記注口部の凹所又は突起との係合に
より前記容器の回転を防止しながら前記キャップを開蓋
することができる容器保持具との組み合わせを提供する
ことにより達成される。
【0008】かかる技術的課題は、本発明の更に別の観
点によれば、未開蓋保証リングを含むねじキャップで施
蓋された注口部を有し、前記未開蓋保証リングに凹所又
は突起を備えた容器と、前記未開蓋保証リングと係合す
る部分に前記凹所又は突起と凹凸嵌合する凹凸嵌合手段
を有し、且つ、前記キャップを開蓋するときに、前記凹
凸嵌合手段と前記未開蓋保証リングの凹所又は突起との
係合により前記容器の回転を防止しながら前記キャップ
を開蓋することができる容器保持具との組み合わせを提
供することにより達成される。
【0009】かかる技術的課題は、本発明の他の観点に
よれば、ねじキャップで施蓋された注口部を有し、前記
注口部が断面非円形の形状を備えた容器と、前記注口部
の断面非円形部分の少なくとも一部と相補的な形状を備
えた係合手段を有し、且つ、前記キャップを開蓋すると
きに、前記係合手段と前記注口部の断面非円形部分との
係合により前記容器の回転を防止しながら前記キャップ
を開蓋することができる容器保持具との組み合わせを提
供することにより達成される。
【0010】かかる技術的課題は、本発明の更に別の観
点によれば、未開蓋保証リングを含むねじキャップで施
蓋された注口部を有し、前記未開蓋保証リングが非円形
の形状を備えた容器と、前記未開蓋保証リングの非円形
形状の少なくとも一部と相補的な形状を備えた係合手段
を有し、且つ、前記キャップを開蓋するときに、前記係
合手段と前記未開蓋保証リングとの係合により前記容器
の回転を防止しながら前記キャップを開蓋することがで
きる容器保持具との組み合わせを提供することにより達
成される。
【0011】かかる技術的課題は、本発明の他の観点に
よれば、ねじキャップで施蓋された注口部を備えた容器
を開蓋する方法であって、前記注口部と摩擦係合する摩
擦係合手段を有する容器保持具を用意する工程と、該容
器保持具を前記容器に装着する工程と、前記キャップを
開蓋するときに、前記容器保持具をユーザが手で掴むこ
とによって、前記容器保持具の摩擦係合手段と前記注口
部のと摩擦係合により前記容器の回転を防止しながら前
記キャップを開蓋させる工程とを有することを特徴とす
る容器の開蓋方法を提供することにより達成される。
【0012】かかる技術的課題は、本発明の他の観点に
よれば、未開蓋保証リングを含むねじキャップで施蓋さ
れた注口部を備えた容器を開蓋する方法であって、前記
未開蓋保証リングと摩擦係合する摩擦係合手段を有する
容器保持具を用意する工程と、該容器保持具を前記容器
に装着する工程と、前記キャップを開蓋するときに、前
記容器保持具をユーザが手で掴むことによって、前記容
器保持具の摩擦係合手段と前記未開蓋保証リングとの摩
擦係合により前記容器の回転を防止しながら前記キャッ
プを開蓋させる工程とを有することを特徴とする容器の
開蓋方法を提供することにより達成される。
【0013】かかる技術的課題は、本発明の別の観点に
よれば、ねじキャップで施蓋された注口部を備えた容器
を開蓋する方法であって、前記キャップで施蓋された注
口部を有し、該注口部に凹所又は突起を備えた容器を用
意する工程と、前記注口部と係合する部分に前記凹所又
は突起と凹凸嵌合する凹凸嵌合手段を有する容器保持具
を用意する工程と、該容器保持具を前記容器に装着する
工程と、前記キャップを開蓋するときに、前記容器保持
具をユーザが手で掴むことによって、前記容器保持具の
凹凸嵌合手段と前記注口部に凹所又は突起との係合によ
り前記容器の回転を防止しながら前記キャップを開蓋す
る工程とを有することを特徴とする容器の開蓋方法を提
供することにより達成される。
【0014】かかる技術的課題は、本発明の別の観点に
よれば、ねじキャップで施蓋された注口部を備えた容器
を開蓋する方法であって、前記キャップで施蓋された注
口部を有し、該注口部が断面非円形の形状を備えた容器
を用意する工程と、前記注口部の断面非円形部分の少な
くとも一部と相補的な形状を備えた係合手段を有する容
器保持具を用意する工程と、該容器保持具を前記容器に
装着する工程と、前記キャップを開蓋するときに、前記
容器保持具をユーザが手で掴むことによって、前記容器
保持具の係合手段と前記注口部の断面非円形部分との係
合により前記容器の回転を防止しながら前記キャップを
開蓋する工程とを有することを特徴とする容器の開蓋方
法を提供することにより達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の容器保持具は、未開蓋保
証リングを備えたねじキャップを始めて開蓋するときか
ら使用してもよく、又は、一度開蓋した後に容器に装着
して使用するものであってもよい。また、本発明の容器
保持具は、未開蓋保証リング無しのねじキャップで施蓋
した容器に適用することもできる。
【0016】本発明が適用される容器に収容される液体
は、特に限定されるものではないが、最も典型的には、
水やお茶など飲料用液体である。すなわち、本発明を好
適に適用することのできる容器は、現在入手可能なPE
Tボトルに類する容器であり、少なくとも容器の本体部
分は、現在入手可能なPETボトルよりも薄肉化して形
成される。PETボトルを参照すると理解できるよう
に、飲料用液体を収容するボトルの注口部は、一般的
に、注口端から容器本体側に向けて、順に、ねじキャッ
プを螺着させるための雄ねじを備えた開口端部分、フラ
ンジ部分つまりネックリング、首部分、肩部分を備え、
ボトルの注口部は、その肩部分からボトル本体に連なっ
ている。
【0017】本発明を適用することのできる容器の他の
例としては、パウチと称される容器がある。パウチの注
口部は、ねじキャップを螺着させるための雄ねじを備え
た開口端部分、フランジ、首部分を備え、パウチの注口
部は、その首部分から容器のパウチ本体に連なってい
る。
【0018】本発明に従う容器保持具は、典型的には、
ボトル注口部と係合する一対のアームを備えている。こ
の一対のアームは、キャップを外すときに、ボトル注口
部と摩擦係合、凹凸嵌合など及びこれらの組み合わせに
よる滑り止めによりボトル本体の供回りを防止すること
ができる。
【0019】一対のアームの自由端には、外方に延びる
摘み部分又は突出片を備えているのがよい。キャップを
外すときに、片手の指で一対の摘み部分を互いに接近さ
せるように力を加えることで、一対のアームの相対的な
間隔を狭め、これによりボトル注口部との係合を確かな
ものにすることができる。
【0020】本発明を適用することのできる容器とし
て、ねじキャップが未開蓋保証リングを含む場合、この
ねじキャップと未開蓋保証リングの少なくとも一方に突
起を設けて、ねじキャップを始めて開蓋するときに、ユ
ーザが指で突起を押しながら開蓋するようにしてもよ
い。本発明の利点や構成および他の目的などは、以下の
本発明の好ましい実施例の説明から明らかになるであろ
う。
【0021】
【実施例】添付の図面を参照して、本発明の好ましい実
施例を詳しく説明する。第1実施例(図1〜図4) 図1、図2に示すボトルは、従来からミネラルウオータ
やお茶などをデリバリーするのに多用されている周知の
PETボトルに代わるものであり、プラスチック成形品
である。本発明を好ましく適用できるボトル1の容量は
特に限定されるものではないが、例示のボトル1は、2
リットル容器であり、典型的にはミネラルウオータをデ
リバリーするのに用いられるが、他の用途のために使用
するものであってもよく、飲料用に限定されず、例えば
シャンプーや家庭用洗剤などに使用するものであっても
よい。
【0022】ボトル1の基本形状は従来と同様であり、
ねじキャップ2で施蓋される注口部3(図面にはキャッ
プで隠れて、その一部しか現れていない)とボトル本体
4とを有する。ボトル本体4は、ここでは円筒形状を有
しているが、特に限定されるものではなく、四角形や五
角形などの角柱形状を有していてもよい。
【0023】注口部3は、注口端からボトル本体4に向
けて順に、ねじ付きキャップ2を螺着させるための雄ね
じを備えた開口端部分(図面には作図上の理由から現れ
ていない)、円形フランジ又はネックリング5、首部分
6(図2、図3)、肩部分7を有している。この注口部
3の構成は従来と同一である。
【0024】注口部3は、少なくとも開口端部分と、ネ
ックリング5と、首部分6は、従来のPETボトルの注
口部と同じ程度の堅さを備えているのがよく、これに加
えて、肩部分7の少なくともその上端部分つまり首部分
6との境界部分が、首部分6とほぼ同一の堅さを備えて
いてもよい。
【0025】ボトル本体4は、従来のPETボトルと比
較して相当に薄肉であり、この薄肉の程度は、空の状態
で軽く指で押しても容易に変形しない程度であってよ
く、また、指で押すと容易に変形する程度であってもよ
い。すなわち、ボトル本体4は、従来のPETボトルと
比較して相当に薄肉であるが、自己の形状を保持するこ
とのできる範囲内で薄肉化したものであってよく、ま
た、パウチと同様に、自己の形状を保持することのでき
ない程度まで薄肉化したものであってもよい。
【0026】ちなみに、現在入手可能なPETボトル
は、肉厚300μm程度である。本発明の容器保持具を
好適に適用できるボトル1としては、ボトル本体4の肉
厚が250μmよりも薄く、好ましくは、200μm以
下の肉厚であるのがよく、例えば50〜35μm程度の
肉厚であってもよい。ボトル1のコストを下げながら実
用性の面で支障が無ければ、ボトル1の肉厚は、10〜
90の10μm単位の数値に限定されるものではなく、
薄ければ薄い程良いことは言うまでもない。
【0027】キャップ2は、従来と同様に、その下端に
切り離し可能な未開蓋保証リング11を含む。この未開
蓋保証リング11は、内周面に複数のラチェット歯(図
示せず)が形成され、このラチェット歯と噛み合う複数
の歯12が、ネックリング5と開口端部分との境に形成
されている。キャップ2を回転させると、未開蓋保証リ
ング11はラチェット歯12によって供回りが禁止さ
れ、キャップ2から切り離される。このような未開蓋保
証リング11を備えたキャップ2は従来から周知である
ので、これ以上の説明は省略する。
【0028】未開蓋保証リング11の変形例は、例え
ば、未開蓋保証リングが割れるなど様々なタイプが知ら
れているが、本発明の適用にあっては、図示の未開蓋保
証リング11に限定されるものではなく、任意の未開蓋
保証リングに対して適用可能であることは当業者にとっ
て理解可能であろう。したがって、以下の説明では、代
表的な例示として、図示の未開蓋保証リング11との関
係で説明するが、これは単なる例示であり、任意のタイ
プの未開蓋保証リングを含めた説明であると理解された
い。
【0029】図1〜図4は、本発明に従う第1実施例の
容器保持具20を薄肉ボトル1に装着した状態を示す。
図1は側面図であり、図2は正面図であり、図3は要部
の部分断面図であり、図4は、図3のIV−IV線に沿
った断面図である。
【0030】容器保持具20は典型的にはプラスチック
成型品である。使用可能なプラスチック材料としては、
ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、AB
S樹脂、ポリアミド(PA)、ポリアセタール(PO
M)、ポリエチレンテレフタレート(PETP)などを
例示することができる。容器保持具20は、その少なく
も一部を金属で構成することもできる。
【0031】この容器保持具20は、図4から理解でき
るように、ボトル注口部3を取り囲むようにして位置す
る一対のアーム21、21を含み、一対のアーム21、
21はその一端で合流して一体化している。他方、アー
ム21の他端つまり自由端は、互いに離間して、一対の
アーム21、21の他端の間にボトル注口部3を挿入す
ることのできる隙間A(図4)を形成している。
【0032】この容器保持具20にあっては、アーム2
1は断面円形のボトル注口部3に適合した円弧形状の内
面を有している。容器保持具20は、一対のアーム2
1、21の弾性変形を伴って、これらアーム21、21
間の隙間Aを通じてボトル注口部3に嵌着される。
【0033】図4に示す断面図を見ると、アーム21の
内面と注口部3の外周面との間に隙間が存在している。
この図4のように、容器保持具20をボトル1に装着し
た状態で、容器保持具20のアーム21がボトル注口部
3に対して若干の隙間が存在する遊嵌状態となるように
設計してもよく、或いは、アーム21とボトル注口部3
とが圧接した密な嵌合状態となるように設計してもよ
い。
【0034】また、アーム21の内面形状は、図示の例
では、ボトル注口部3の径にほぼ一致した円弧形状を有
しているが、これに限定されるものではなく。ボトル注
口部3の径よりも大きな径の円弧形状を有していてもよ
い。また、アーム21の内面は、水平断面で見たとき
に、波形又は鋸歯形などの凹凸形状を有していてもよ
い。
【0035】また、アーム21は、この実施例では、キ
ャップ2の未開蓋保証リング11、ネックリング5、首
部分6と当接可能な内面を備えている。すなわち、アー
ム21の内面は、略L字の垂直断面形状の輪郭(図3参
照)を有しているが、この内面形状に限定されるもので
はない。
【0036】アーム21の内面は、ネックリング5と未
開蓋保証リング11との間の隙間に侵入可能な内周フラ
ンジを備えていてもよい。また、アーム21は、キャッ
プ2の未開蓋保証リング11、ネックリング5、首部分
6、肩部分7の少なくとも一つと係合する高さ寸法又は
内面を備えていればよい。また、ボトル肩部分7の少な
くとも上端部分と係合可能なスカート部分をアーム21
の下端に付設してもよい。
【0037】すなわち、アーム21は、未開蓋保証リ
ング11と係合する;ネックリング5と係合する;
首部分6と係合する;肩部分7と係合する;未開蓋
保証リング11及びネックリング5と係合する;未開
蓋保証リング11及び首部分6と係合する;未開蓋保
証リング11及び肩部分7と係合する;未開蓋保証リ
ング11、首部分6並びに肩部分7と係合する;首部
分だけと係合する;首部分6と肩部分7と係合するな
ど、未開蓋保証リング11、ネックリング5、首部分
6、肩部分7の4つの要素のいずれか一つ又は任意に組
み合わせと係合するように設計することができる。
【0038】容器保持具20は、必ずしも必須ではない
が、アーム21の自由端から外方に突出した突出片つま
り摘み部分22を有する。また、容器保持具20は、ボ
トル本体4の外形に沿ってその周囲を取り囲む胴部23
を備えているのが好都合である。この胴部23の全体形
状及び横断面形状は任意である。すなわち、例えば、円
筒形状のボトル本体4に対して、断面矩形又は断面六角
形など任意の形状を有していてもよく、また、胴部23
はボトル本体4と接していてもよく、或いは、若干隙間
を有していてもよい。
【0039】胴部23は、ボトル本体4の略下半分を囲
む形状を有し、ボトル本体4の上半分を開放した形状を
有している。この胴部23の斜め上方の開放部分を通じ
てボトル1を容器保持具20の中に挿入することができ
る。この場合、ボトル1の挿入を容易にするために、開
放部分の幅を広くする、或いは、胴部23の高さ寸法を
小さく設定するようにすればよい。
【0040】容器保持具20の胴部23は、下方に開放
した形状を有する。すなわち、容器保持具20は、ボト
ル1の底を受ける底部を備えていない。したがって、容
器保持具20の下方からボトル1に挿入することができ
る。この場合、例えば、容器保持具20の下端部分つま
り胴部23の下端部分を下方に向けて拡開させる形状に
するのがよい。この拡開部分つまりテーパ部分の案内作
用により、胴部23の下方からのボトル1の挿入を容易
にすることができる。
【0041】胴部23は、2対の縦スリット24を有し
ており、各対の縦スリット24を利用してボトル1をハ
ンドリングすることができ、例えばボトル1を傾けてミ
ネラルウオータをコップに注ぐことができる。
【0042】胴部23と、一対のアーム21、21と
は、ボトル1に沿って垂直に延びる連結部分25で連結
されている。すなわち、連結部分25は、一対のアーム
21、21の合流部分から一旦横方向に延びた後にほぼ
直角に垂下して胴部23と合流する形状を有する。
【0043】換言すれば、連結部分25は側方から見た
ときに逆L字形状を有し、連結部分25のコーナ部分2
7は、ここに指を掛けてボトル1を持ち上げるのに適し
ている。例えば、冷蔵庫のドアのポケットにボトル1を
起立して収容してある場合に、容器保持具20の連結部
分25のコーナ部分27に指を掛けてボトル1を冷蔵庫
から取り出すことができる。
【0044】図示の容器保持具20は、その胴部23
が、図2から最も良く理解できるように、円筒形状を一
本の縦スリットで分割した形状を有する。すなわち、胴
部23は連結部分25と合流する部分からボトル本体4
の略下半分を、左右から夫々包囲する一対の断面略半円
形状の側壁26を有し、この一対の側壁26、26の互
いに対向する自由端縁の間に隙間が形成されており、こ
の一対の側壁26、26には、互いに対向する自由端縁
の近傍に一対の上記の縦スリット24が形成され、側壁
26、26の基端部分つまり連結部分25の延長線に沿
って他の対の縦スリット24が形成されている(一方の
縦スリットは図示の関係上図面に現れていない)。すな
わち、一方の対の縦スリット24と他方の対の縦スリッ
ト24とは、直径方向に対向して配置されており、ユー
ザは、任意の対の縦スリット24に指を差し入れて容器
保持具20内のボトル1をハンドリングすることができ
る。
【0045】容器保持具20は、キャップ2を開蓋する
ときに、必要で有れば、一方の手の指F(図4)で一対
の摘み部分22を摘むようにして一対のアーム21、2
1の間隔を狭めるように適度に力を加えながら、キャッ
プ2を回転させるのがよい。これにより、一対のアーム
21、21が注口部3と圧接して摩擦係合によりボトル
1の供回りを防止しつつ、キャップ2を開蓋つまり未開
蓋保証リング11からキャップ2を切り離すことができ
る。
【0046】この容器保持具20に関し、摘み部分つま
り突出片22を省いて構成してもよく、突出片22を具
備しない容器保持具20の場合には、この容器保持具2
0をボトル1に装着した状態で、一対のアーム21、2
1がボトル注口部3に密に嵌合する状態であるのがよ
い。
【0047】ユーザは、一方の手の指で一対のアーム2
1、21を外側から押さえる又は容器保持具20の他の
部位を手で押さえながらキャップ2を回転させること
で、容器保持具20つまり一対のアーム21、21とボ
トル注口部3との摩擦係合による滑り止めにより、ボト
ル1の供回りを防止しつつキャップ2を開蓋することが
できる。
【0048】以下に、本発明に従う他の実施例を説明す
るが、上述したボトル1及び第1実施例と同一の要素に
は同一の参照符号を付すことによりその説明を省略し、
以下に他の実施例の特徴部分について説明する。
【0049】第2実施例(図5〜図8) この第2実施例の説明においては、ボトル1にネックリ
ング5に切欠き又は凹所31を形成した場合を例に説明
する。ネックリング5には、直径方向に対向した一対の
凹所31が形成されている。この凹所31は矩形である
のが好ましい。
【0050】第2実施例の容器保持具30は、その一対
のアーム21、21の内面に、夫々、突起32が形成さ
れている。突起32は、凹所31と噛み合う矩形形状で
あるのがよい。突起32の配置位置は、容器保持具30
をボトル1に装着したときに、ネックリング5の一対の
凹所31と係合することのできる位置つまりネックリン
グ5の周回りに180度離間した位置に配置されてい
る。
【0051】容器保持具30をボトル1に装着すると、
一対のアーム21、21の突起32とネックリング5の
凹所31とが凹凸嵌合して機械的に係合した状態となっ
て滑り止めを構成することから、キャップ2を外すとき
に、容器保持具30を手で支えることで、ボトル1の供
回りを防止することができる。
【0052】この容器保持具30にあっては、一対のア
ーム21、21をボトル注口部3に装着したときに、ア
ーム21の内面、特に、突起32の部分がボトル注口部
3と圧着した状態となるように設計するのが好ましい。
なお、図7、図8などでは、アーム21の内面と注口部
3との間にクリアランスが存在しているように図示して
あるが、これは要素の図示を明らかにするための作図上
の理由からであると理解されたい。
【0053】図6、図7及び図8から理解できるよう
に、容器保持具30は、先の第1実施例で説明した突出
片22を備えていない。当業者であれば理解できるであ
ろうが、この容器保持具30にあっても、第1実施例と
同様にアーム21の自由端に突出片22を備えていても
よい。
【0054】第2実施例の容器保持具30のアーム21
に突出片22を設けた場合、アーム21の内面とボトル
注口部3との間にクリアランスがあってもよい。ユーザ
が一対の突出片22を指で挟み込むようにして力を加え
ながらキャップ2を外す動作を行うことで、アーム21
の突起32とネックリング5の凹所31との係合を確実
なものにすることができる。
【0055】容器保持具30は、未開蓋保証リング1
1、ボトル首部分6以外にボトル肩部分7の上端部分と
係合する形状を有している。これらの要素の少なくとも
一つの要素と容器保持具30とが、容器保持具30をボ
トル1に装着した状態で、圧接するように設計してもよ
い。これにより、容器保持具30は、上述した凹所31
と突起32との凹凸嵌合に加えて、未開蓋保証リング1
1、ボトル首部分6以外にボトル肩部分7の少なくとも
一つの要素と容器保持具30との摩擦係合により滑り止
めが確実なものとなり、上述したボトル1の供回りを防
止することができる。
【0056】上述した凹所31と突起32との関係は、
逆であってもよく、ネックリング5に突起を設け、これ
を受け入れる凹所をアーム21に設けてもよい。また、
凹所31、突起32の数は2つに限定されるものではな
く、例えば3つ又は4つなど複数、設けてもよい。
【0057】以上の説明では、第2実施例の容器保持具
30として、ネックリング5に凹所31を設け、容器保
持具30の対応する箇所に突起32を設けた例を説明し
たが、この凹所及び突起を設ける箇所は、未開蓋保証リ
ング11、ボトル首部分6、ボトル肩部分7及びこれに
対応する容器保持具30の部位に設けてもよい。例え
ば、ボトル首部分6やボトル肩部分7に凹所又は突起を
設け、これに対応する容器保持具30の部位に突起又は
凹所を設けてもよい。
【0058】また、容器保持具30のアーム21は、未
開蓋保証リング11からボトル肩部分7を覆うことので
きる高さ寸法を備えた形状として図示してあるが、図示
のようにネックリング5に凹所32を設けた場合には、
アーム21の高さ寸法つまり幅寸法を小さくして、未開
蓋保証リング11及びボトル肩部分7に対応する部分を
備えていなくてもよい。
【0059】第3実施例(図9、図10) 第3実施例の容器保持具40にあっては、一対のアーム
21、21の互いに対面する内面に、図9から理解でき
るように、未開蓋保証リング11とネックリング5との
間に侵入する内周フランジ41を備えている。この内周
フランジ41には、図10に示すように、ネックリング
5とボトル開口端部分との境に形成された複数の歯12
つまり未開蓋保証リング11のラチェット歯と噛み合う
歯12に対応した複数の凹所42が形成されている。
【0060】この第3実施例の容器保持具40のアーム
21は、他に、ボトル首部分6の周面と摩擦係合する部
分43を含む。このボトル首部分6に第2実施例で説明
した凹所31又は突起を設け、これに対応する突起32
又は凹所を首部係合部分43の内面に設けるようにして
もよい。
【0061】また、この第3実施例の容器保持具40の
アーム21に未開蓋保証リング11と係合する部分を設
けてもよく、また、この未開蓋保証リング11に凹所又
は突起を設けるのであれば、この未開蓋保証リング11
と係合する部分に突起又は凹所を設けるようにしてもよ
い。
【0062】また、この第3実施例の容器保持具40に
あっても、アーム21の自由端に上述した突出片22
(図3、図4参照)を設けてもよい。
【0063】この第3実施例にあっても、容器保持具4
0をボトル1に装着して、必要で有れば容器保持具40
を手で掴みながらキャップ2を回転させることにより、
ボトル1側のラチェット歯12とアーム21との噛み合
い係合による滑り止めにより、ボトル1の供回りを防止
しつつキャップ2を外すことができる。
【0064】もし、キャップ2の初期開蓋つまり未開蓋
保証リング11を切り離すのに、ボトル1側のラチェッ
ト歯12とアーム21との噛み合い係合では供回りを防
止するのに不足するのであれば、アーム21の自由端に
突出片22(図3)を設けるようにすればよい。
【0065】第4実施例(図11) 図11は、第4実施例の容器保持具50を示す。この容
器保持具50にあっては、一対のアーム21の下端から
ボトル1の肩部分7に沿って垂下し、首部分6の下端と
ボトル本体4の上端とのほぼ中間位置まで大きく延びる
スカート部分51を含み、このスカート部分51には、
その周方向全域にわたって鋸歯状の係合溝52が形成さ
れている。すなわち、スカート部分51の係合溝52
は、スカート部分51を波形に折り曲げたような形状を
有し、各折り曲げ部分は断面三角形の形状を有する。
【0066】このようなスカート部分51を備えた容器
保持具50が適用されるボトル1は、肩部分6の略上半
分の部分に上述した係合溝52と一致する鋸歯状の第2
の係合溝53を有するのがよい。このようなボトル1
は、肩部分6の少なくとも第2の係合溝53が形成され
ている部分まで厚肉に設計して比較的堅く作り、これよ
りも下の部分を薄肉に作るのがよい。
【0067】容器保持具40は、その一対のアーム2
1、21の離間距離、つまり、一対のアーム21、21
によって囲まれた空間すなわちボトル注口部3を収容す
る空間の径がキャップ2などよりも大径であってもよい
し、先の第1実施例などのようにボトル注口部3と僅か
なクリアランスを有する程度の径であってもよい。ま
た、アーム21、21がボトル注口部3と圧接してこれ
を挟持するように設計してもよい。
【0068】一対のアーム21、21の離間距離を大き
く設定したときには、キャップ2の上から容器保持具4
0を挿入するようにしてボトル1に装着してもよい。他
方、一対のアーム21、21の離間距離を小さく設定し
たときには、第1実施例などと同様に、アーム21、2
1の自由端同士の隙間Aを通じてボトル注口部3の側方
から容器保持具50を装着するようにすればよい。
【0069】第4実施例の容器保持具50によれば、ス
カート部分51の第1鋸歯状係合溝52とボトル1の第
2の鋸歯状係合溝53を噛み合わせた状態で、必要で有
れば容器保持具50のスカート部分51を手で押さえな
がらキャップ2を回転させることで、滑りを抑えなが
ら、つまり、ボトル1の供回りを防止しながら、キャッ
プ2を開蓋することができる。
【0070】この第4実施例の容器保持具50の一対の
アーム21、21を上述した第1実施例又は第2実施例
と同様に作ってもよい。すなわち、一対のアーム21、
21とボトル注口部3とを摩擦係合させるようにしても
よく、又は、一対のアーム21、21とボトル注口部3
とを凹凸係合させるようにしてもよい。
【0071】また、第4実施例の容器保持具50にあっ
ては、一対のアーム21、21の代わりに、このアーム
21同士が連結したリング形状に作ってもよい。この場
合、このボトル注口部3に対応するリングの径は、ボト
ル注口部3よりも大径に作り、キャップ2の上から容器
保持具50を被せるようにしてボトル1に装着するよう
にすればよい。
【0072】なお、この第4実施例の容器保持具50
は、上述した第1実施例などの胴部23を備えておら
ず、その代わりに、一対のアーム21、21の合流部分
にリング54が形成されている。この容器保持具50の
一対のアーム21、21がボトル注口部3と圧接するよ
うに設計したときには、リング54を用いてボトル1を
ハンドリングすることができる。
【0073】なお、ボトル1が、その肩部分7に第2の
係合溝53を備えている場合には、上述した第1〜3実
施例の容器保持具20、30、40のアーム21に、上
述した鋸歯状の係合溝52を備えたスカート部分51を
付設してもよい。
【0074】第5実施例(図12) 図12は、第5実施例の容器保持具60を示すものであ
るが、この第5実施例は、第1実施例で説明した摩擦係
合に関する変形例でもある。この容器保持具60は、そ
の一対のアーム21、21の内面において、未開蓋保証
リング11の部分と摩擦係合する部分に複数の爪又は数
多くの縦溝又は突起61を備えている。
【0075】この第5実施例の容器保持具60を適用す
るのに適したボトル1は、未開蓋保証リング11の外周
面の全域に数多くの縦溝62を備えているのがよい。
【0076】第5実施例の容器保持具60をボトル1に
装着して、一対の摘み部分22、22が互いに接近する
ように指で押さえると、アーム21の爪又は突起61が
未開蓋保証リング11の縦溝62に噛み込むことによっ
て、キャップ2を開蓋するときの摩擦係合を確かなもの
にする滑り止め手段を構成することになり、これにより
ボトル1の供回りを防止することができる。
【0077】この容器保持具60にあっても、摘み部分
22を省いて構成してもよく、この場合、容器保持具6
0をボトル1に装着したときに、一対のアーム21、2
1がボトル注口部3と圧接するように設計するのが好ま
しい。
【0078】上述した滑り止め手段に関し、図12の容
器保持具60は例示であり、ネックリング5の周縁に細
かい凹凸を設けてもよく及び/又はボトル首部分6に数
多くの縦溝62を設け、これらに対応するアーム21の
部分に爪又は数多くの縦溝又は突起61を設けるように
してもよい。つまり、ボトル1に形成した上記の滑り止
め手段は、未開蓋保証リング11、ボトルネックリング
5、首部分6又はボトル肩部分7の任意の箇所に設けて
もよく、容器保持具60は、これに対応する部分に爪又
は数多くの縦溝又は突起61を設ければよい。また、こ
の滑り止め手段を、先に説明した第1〜第3実施例の容
器保持具に組み込んでもよい。
【0079】第6実施例(図13、図14) 図13、図14は、第6実施例の容器保持具70を示す
ものであるが、この第6実施例は、上記の第5実施例と
同様に、第1実施例で説明した摩擦係合に関する変形例
でもある。この容器保持具70は、その一対のアーム2
1、21の内面において、ボトルネックリング5と係合
する部分に、例えばゴムなどの摩擦要素71が設けられ
ている。摩擦要素71は、一対のアーム21、21の内
面においてその全周にわたって連続的に配置してもよ
く、また、断続的に配置してもよく、また、例えば所定
の長さ寸法の一対のゴムピースを用意し、これを一対の
アーム21、21に取り付けるようにしてもよい。
【0080】第6実施例の容器保持具70をボトル1に
装着して、一対の摘み部分22、22が互いに接近する
ように指で押さえると、アーム21の摩擦要素71がボ
トルネックリング5の周縁と摩擦係合して、キャップ2
を開蓋するときの滑り止め手段を構成することになり、
これによりボトル1の供回りを防止することができる。
【0081】この容器保持具70にあっても、摘み部分
22を省いて構成してもよく、この場合、容器保持具7
0をボトル1に装着したときに、一対のアーム21、2
1の摩擦要素71がネックリング5と圧接した状態とな
るように設計するのが好ましい。
【0082】上述した滑り止め手段に関し、図13、図
14の容器保持具70は例示であり、未開蓋保証リング
11及び/又はボトル首部分6及び/又はボトル肩部分
7と係合する部分に摩擦要素71を配置するようにして
もよい。また、この摩擦要素71による滑り止めを、前
述した他の実施例の容器保持具に組み込んでもよい。
【0083】第7実施例(図15) 図15は、第7実施例の容器保持具80を示すものであ
るが、この第8実施例は、上記の第5実施例及び第6実
施例の滑り止め手段に関する変形例でもある。この容器
保持具80は、その一対のアーム21、21の内面にお
いて、ボトルネックリング5と係合する部分に、数多く
の断面略半円状の凹所81が形成されている。この断面
略半円状の凹所81は、一対のアーム21、21の内面
においてその全周にわたって連続的に設けられている。
【0084】この第7実施例の容器保持具80を好都合
に適用できるボトル1は、ボトルネックリング5の周縁
に連続的に形成された断面略半円状の突起82を備えて
いるいるのがよい。これら凹所81と突起82は逆であ
ってもよく、アーム21に突起82を設け、ネックリン
グ5に凹所81を設けてもよい。
【0085】なお、図示の容器保持具80にあっては、
第1実施例などで説明した摘み部分22を備えていない
が、この摘み部分22を設けてもよい。
【0086】この容器保持具80によれば、アーム21
の連続的に形成された数多くの凹所81と、ボトルネッ
クリング5の突起82とが噛み合って、キャップ2を開
蓋するときの滑り止めを構成することになり、これによ
りボトル1の供回りを防止することができる。
【0087】上述した滑り止めに関し、図15に図示の
容器保持具80は単なる例示であり、未開蓋保証リング
11及び/又はボトル首部分6及び/又はボトル肩部分
7と係合する部分に断面半円状の凹所81又は突起82
を設け、これに対応するアーム21の部分に突起82又
は凹所81を設けてもよい。また、この凹所81及び突
起82からなる滑り止めを、前述した他の実施例の容器
保持具に組み込んでもよい。
【0088】第8実施例(図16) 図16は、第8実施例の容器保持具90を示すものであ
るが、この第8実施例は、上記の第5〜7実施例の滑り
止め手段に関する変形例でもある。この容器保持具90
は、その一対のアーム21、21の内面の互いに対向す
る位置に夫々ビス91を有し、容器保持具90をボトル
1に装着した後で、ビス91をねじ込むことにより、ビ
ス91の先端がボトルネックリング5の周面と係合する
ようになっている。
【0089】この容器保持具90によれば、ビス91の
先端がボトルネックリング5に食い込むことによって、
容器保持具(アーム21)がボトル注口部3と機械的に
一体化し、これにより、キャップ2を開蓋するときの滑
り止め手段を構成して、ボトル1の供回りを防止するこ
とができる。
【0090】上述したビス91の配置位置に関し、図1
6に図示の容器保持具90は単なる例示であり、未開蓋
保証リング11及び/又はボトル首部分6及び/又はボ
トル肩部分7と係合する部分にビス91を設けることが
できる。また、このビス91は、前述した他の実施例の
容器保持具に組み込んでもよい。
【0091】第9実施例(図17〜図19) 図17等は、第9実施例の容器保持具100を示す。図
示の容器保持具100は、その一対のアーム21がボト
ル首部分6と係合する部分だけで構成されているが、こ
れは単なる例示であり、第1実施例や第2実施例のよう
に未開蓋保証リング11の部分まで高さ寸法を備えたア
ームであってもよい。
【0092】第9実施例の容器保持具100に好適なボ
トル1は、その首部分6が断面非円形、例えば図18に
示すように断面形状が一対の円弧と一対の直線とで構成
された形状又は図19に示すように断面楕円形状である
のがよい。
【0093】図示の容器保持具100のアーム21は、
図18に例示のボトルであれば、これと相補的な形状で
ある、互いに対向するアーム21の内面が平行であるよ
うに構成すればよく、図19に例示のボトルであれば、
互いに対向するアーム21の内面がボトル首部分6の断
面楕円形状に適合した外方に向けて凹の湾曲形状を備え
ているのがよい。
【0094】第9実施例の容器保持具100にあって
も、第1実施例と同様に必ずしも必須ではないが、アー
ム21の自由端に摘み部分つまり突出片22を具備して
いるのがよい。
【0095】この容器保持具100によれば、非円形形
状のボトル首部分6とアーム21との係合による滑り止
めにより、キャップ2を開蓋するときのボトル1の供回
りを防止するための手段を構成することができる。
【0096】この容器保持具100は、単なる例示であ
り、ボトル1が非円形形状の未開蓋保証リング11及び
/又はボトルネックリング5及び/又はボトル肩部分7
を有していれば、この非円形部分と係合するアーム21
の部分を図17に例示したような形状にするようにして
もよい。また、このようなボトル注口部3と容器保持具
100との互いに非円形の相補的な形状による供回り防
止手段は、前述した他の実施例の容器保持具に組み込ん
でもよい。
【0097】第10実施例(図20、図21) 図20、図21は、第10実施例の容器保持具110を
示す。図示の容器保持具110は、上記の第9実施例
(図17)の変形例でもある。
【0098】第10実施例の容器保持具110に好適な
ボトル1は、そのネックリング5が非円形、この実施例
では、円形の互いに対向する部分を平行な直線で切り欠
いた形状を有している(図21)。
【0099】これに対応して容器保持具110にあって
は、アーム21のネックリング5に対応する部分の形状
が互いに平行な直線111、111で切り欠いた内面を
有している。
【0100】この容器保持具110によれば、非円形形
状のネックリング5と、これに相補的な形状を備えたと
アーム21との係合による滑り止めにより、キャップ2
を開蓋するときのボトル1の供回りを防止するための手
段を構成することができる。
【0101】ネックリング5の非円形形状は、図21に
例示の形状に限定されるものでないことは、先の第9実
施例の説明から理解できるであろう。また、第10実施
例のようなボトル注口部3と容器保持具100との互い
に非円形の相補的な形状による供回り防止手段は、前述
した他の実施例の容器保持具に組み込んでもよい。
【0102】図22以降に図示の実施例又は変形例は、
上述した全ての実施例の変形例として理解されたい。す
なわち、図22以降の実施例又は変形例は、上述した実
施例で説明した供回り防止手段又は滑り止め手段から任
意の手段を一つ又は組み合わせて採用できるものであ
り、これらの図に図示の手段に限定されるものでない。
したがって、図22以降に図示の実施例の説明において
は、キャップ2を開蓋するときのボトル1の供回りを防
止するための手段については、その説明を省略する。
【0103】第11実施例(図22〜図27) 第11実施例の容器保持具120にあっては、第1実施
例などで説明した摘み部分又は突出片22の代わりに、
図22〜図25に示すように、一対のハンドル121を
備えている。この一対のハンドル121は、一旦、側方
に延びた後、ボトル1に沿って下方に垂下する形状を有
し、ハンドル121の下端は、ボトル1の底部分近傍に
位置している。
【0104】この一対のハンドル121を備えた容器保
持具120にあっては、アーム21をボトル注口部3に
装着して、ボトル1からキャップ2を外すときにハンド
ル121を手Hで握り絞めることにより(図25)、こ
の力によって一対のアーム21、21とボトル注口部3
との係合力を高めて、ボトル1の供回りを防止すること
ができる。また、キャップ2を外した後にあっても、ハ
ンドル121を用いてボトル1をハンドリングすること
ができる。
【0105】第11実施例の容器保持具120は、任意
であるが、図26、図27に示すように、ボトル本体4
を取り囲む略円形リングストリップ122などの支え手
段の端をハンドル121に連結するようにしてもよい。
これにより、薄肉ボトル1を略円形リング122で支え
ながらボトル1を傾けることができる。ボトル支え手段
としてストリップ122の形状は、例えば略四角形や略
六角形など図示の略円形の形状の限定されるものではな
い。
【0106】更に、第11実施例の容器保持具120
は、任意であるが、図26、図27に示すように、ハン
ドル121の下端から挿入可能なロック用ピース123
(図27)を用意し、このピース123に、ハンドル1
21を受け入れることのできる一対の透穴124を設け
て、ハンドル121を固定するようにしてもよい。
【0107】このようなピース123を用意するのであ
れば、例えば、容器保持具120の一対のアーム21
を、例えば、縦軸を中心に開閉する一体成形ヒンジ(図
示せず)で連結することができる。これにより、アーム
21を互いに離間した状態でボトル注口部3に装着し、
その後、一対のハンドル121を握り絞めて、ハンドル
121間の間隔を狭めてハンドル121の下端部分にピ
ース123を装着することで、一対のアーム21がボト
ル注口部3から脱落しないように係合させるようすれば
よい。このようにすれば、容器保持具120をボトル注
口部3に装着するのが容易になる。
【0108】ハンドル121をロックするためのピース
123を取り付けた状態であっても、ハンドル121を
握り絞めることで一対のアーム21、21とボトル注口
部3との係合力を高めることができ、キャップ2を開蓋
する際のボトル1の供回りを防止することができる。
【0109】第12実施例(図28〜図31) 第12実施例の容器保持具130にあっては、一対のア
ーム21、21の自由端に前述した摘み部分つまり突出
片22を備えていると共に、アーム21、21の合流部
分から外方に延びる扁平な取手131を備えており(図
28、29)、この131は、垂直平面に沿った広がり
を有している。
【0110】この第12実施例の保持具130によれ
ば、キャップ2を開蓋するときに、一方の手の指F(図
29)で一対の摘み部分22を摘むようにして一対のア
ーム21、21の間隔を狭めるように適度に力を加えな
がら、キャップ2を回転させるのがよい。これにより、
一対のアーム21、21が注口部3と摩擦係合してボト
ル1の供回りを防止することができる。
【0111】また、例えば、コップに水を注ぐときに、
片手で取手131を把持し、他方の手でボトル1の底部
を支えながらボトル1をハンドリングすることができ
る。勿論、冷蔵庫からボトル1を取り出すときに、取手
131を把持することで、その取り出しも容易になる。
【0112】第12実施例の容器保持具130にあって
は、一対のアーム21、21がボトル注口部3と緩く嵌
合している状態であるのがよい。これにより、容器保持
具130がボトル注口部3を中心にして容易に回転する
ことができるため、取手131を把持してボトル1をハ
ンドリングするとき、容器保持具130の向きつまり取
手131を、ボトル1をハンドリングし易い向きにする
のが容易になる。
【0113】取手131は、図30、図31に示すよう
に、リング形状を有していてもよい。このリング状の取
手131を採用することにより、リング状取手131に
指を引っ掛けて冷蔵庫のドアポケットからボトル1を取
り出すことができる。
【0114】第13実施例(図32〜図37) 第13実施例の容器保持具140にあっては、一対のア
ーム21の一方のアームの自由端に、係合穴141を備
えたベルト142が設けられ、他方のアームには、係合
穴141を挿入するめの係止突起143が設けられてい
る(図32〜図35)。
【0115】このベルト142を備えた容器保持具14
0は、限定するものではないが、図36に示すように、
一対のアーム21、21とボルト注口部3とが凹所31
及び突起32による凹凸嵌合などの機械的に係合する滑
り止めに適している。
【0116】ベルト142で一対のアーム21、21が
広がるのを防止することができるため、キャップ2を外
すときに、凹凸嵌合によるボトル1の供回りを確実に防
止することができる。
【0117】ベルト142の固定方法として、図36、
図37に示すように、一方のアーム21の自由端から延
びるベルト142の先端にラチェット歯144を設け、
他方のアーム21の自由端にリング145によりトンネ
ルを形成して、リング145の内面にラチェット歯14
4と噛み合う爪146を設けるようにしてもよい(図3
6、図37)。
【0118】以上、本発明の様々な実施例を説明した
が、キャップ2の初期開蓋の際のトルクによるボトル1
の供回りを確実に防止するのに、上述したボルト1に対
して取り外し可能な容器保持具についての実施例に加え
て又はこれらの実施例とは別に、図38に示すように、
キャップ2及び未開蓋保証リング11又は少なくとも一
方又は未開蓋保証リング11に突起150を設けること
によって、一方の手の例えば親指で未開蓋保証リング1
1の突起150を押さえながらキャップ2を回転させる
ことで、キャップ2を開蓋するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】薄肉ボトルに装着した第1実施例の容器保持具
の側面図である。
【図2】図1に対応して示す正面図である。
【図3】ボトル注口部及びこれと係合する第1実施例の
容器保持具の一対のアームの状態を示す一部切欠き部分
正面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿って切断した第1実施
例の容器保持具の断面図である。
【図5】薄肉ボトルに装着した第2実施例の容器保持具
の側面図である。
【図6】図5に対応して示す正面図である。
【図7】ボトル注口部及びこれと係合する第2実施例の
容器保持具の一対のアームの状態を示す一部切欠き部分
正面図である。
【図8】図7のIV−IV線に沿って切断した第2実施
例の容器保持具の断面図である。
【図9】第3実施例の容器保持具の要部側面図である。
【図10】図9のX−X線に沿って切断した第3実施例
の容器保持具の断面図である。
【図11】ボトルに装着する前の第4実施例の容器保持
具の示す側面図である。
【図12】第5実施例の容器保持具の要部拡大部分断面
図である。
【図13】第6実施例の容器保持具の要部拡大部分断面
図である。
【図14】図13のXIV−XIV線に沿って切断した
第6実施例の容器保持具の断面図である。
【図15】第7実施例の容器保持具の図14などに対応
した断面図である。
【図16】第8実施例の容器保持具の図14などに対応
した断面図である。
【図17】第9実施例の容器保持具の要部拡大部分断面
図である。
【図18】第9実施例の容器保持具に適したボトル注口
部の形状を説明するためのボトル注口部の断面図であ
る。
【図19】第9実施例の容器保持具に適したボトル注口
部の他の形状を説明するためのボトル注口部の断面図で
ある。
【図20】ボトルに装着した第10実施例の容器保持具
を説明するためにこれを断面して示すボトルの注口部の
正面図である。
【図21】図20に関連して第10実施例の容器保持具
の要部の形状及びボトル注口部の形状を説明するための
要部断面図である。
【図22】ボトルに装着した第11実施例の容器保持具
の側面図である。
【図23】図22に関連してボトルに装着した第11実
施例の容器保持具の正面図である。
【図24】図22に関連して第11実施例の容器保持具
とボトル注口部との関係を説明するための一部を断面し
た要部拡大図である。
【図25】図24のX25−X25線に沿って切断した
第11実施例の容器保持具の断面図である。
【図26】第11実施例の変形例を説明するためのボト
ルに装着した容器保持具の側面図である。
【図27】図26に対応した、ボトルに装着した容器保
持具の正面図である。
【図28】ボトル注口部に装着した第12実施例の容器
保持具の側面図である。
【図29】図28のX29−X29線に沿って切断した
第12実施例の容器保持具の断面図である。
【図30】図28に関連して第12実施例の変形例を説
明するための、ボトルに装着した容器保持具の側面図で
ある。
【図31】図30のX31−X31線に沿って切断した
容器保持具の断面図である。
【図32】ボトルに装着した第13実施例の容器保持具
の側面図である。
【図33】図32に対応した第13実施例の容器保持具
の正面図である。
【図34】図32に示す第13実施例の容器保持具の一
部を断面した要部拡大図である。
【図35】図34のX35−X35線に沿って切断した
第13実施例の容器保持具の断面図である。
【図36】第13実施例の容器保持具の変形例を示す図
34に対応する一部を断面した要部拡大図である。
【図37】図36のX37−X37線に沿って切断した
第13実施例の変形例の断面図である。
【図38】キャップの初期開蓋に好都合のキャップ及び
未開蓋保証リングの例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 薄肉ボトル 2 キャップ 3 ボトル注口部 4 ボトル本体 5 ネックリング 6 ボトル首部分 7 ボトル肩部分 11 未開蓋保証リング 20 第1実施例の容器保持具 21 アーム 22 突出片又は摘み部分 A ボトル注口部挿入用の隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 公裕 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 Fターム(参考) 3E062 AA09 AB01 AC02 BA20 BB06 HA03 HB02 HB08 HC06 KA04 KB17

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじキャップで施蓋された注口部を備え
    た容器のための容器保持具であって、 前記注口部と摩擦係合する摩擦係合手段を有し、 前記キャップを開蓋するときに、前記摩擦係合手段と前
    記注口部との摩擦係合により前記容器の回転を防止しな
    がら前記キャップを開蓋することができることを特徴と
    する容器保持具。
  2. 【請求項2】 未開蓋保証リングを含むねじキャップで
    施蓋された注口部を備えた容器のための容器保持具であ
    って、 前記未開蓋保証リングと摩擦係合する摩擦係合手段を有
    し、 前記キャップを開蓋するときに、前記摩擦係合手段と前
    記未開蓋保証リングとの摩擦係合により前記容器の回転
    を防止しながら前記キャップを開蓋することができるこ
    とを特徴とする容器保持具。
  3. 【請求項3】 ねじキャップで施蓋された注口部を有
    し、前記注口部に凹所又は突起を備えた容器と、 前記注口部と係合する部分に前記凹所又は突起と凹凸嵌
    合する凹凸嵌合手段を有し、且つ、前記キャップを開蓋
    するときに、前記凹凸嵌合手段と前記前記注口部の凹所
    又は突起との係合により前記容器の回転を防止しながら
    前記キャップを開蓋することができる容器保持具との組
    み合わせ。
  4. 【請求項4】 未開蓋保証リングを含むねじキャップで
    施蓋された注口部を有し、前記未開蓋保証リングに凹所
    又は突起を備えた容器と、 前記未開蓋保証リングと係合する部分に前記凹所又は突
    起と凹凸嵌合する凹凸嵌合手段を有し、且つ、前記キャ
    ップを開蓋するときに、前記凹凸嵌合手段と前記未開蓋
    保証リングの凹所又は突起との係合により前記容器の回
    転を防止しながら前記キャップを開蓋することができる
    容器保持具との組み合わせ。
  5. 【請求項5】 ねじキャップで施蓋された注口部を有
    し、前記注口部が断面非円形の形状を備えた容器と、 前記注口部の断面非円形部分の少なくとも一部と相補的
    な形状を備えた係合手段を有し、且つ、前記キャップを
    開蓋するときに、前記係合手段と前記注口部の断面非円
    形部分との係合により前記容器の回転を防止しながら前
    記キャップを開蓋することができる容器保持具との組み
    合わせ。
  6. 【請求項6】 未開蓋保証リングを含むねじキャップで
    施蓋された注口部を有し、前記未開蓋保証リングが非円
    形の形状を備えた容器と、 前記未開蓋保証リングの非円形形状の少なくとも一部と
    相補的な形状を備えた係合手段を有し、且つ、前記キャ
    ップを開蓋するときに、前記係合手段と前記未開蓋保証
    リングとの係合により前記容器の回転を防止しながら前
    記キャップを開蓋することができる容器保持具との組み
    合わせ。
  7. 【請求項7】 ねじキャップで施蓋された注口部を備え
    た容器を開蓋する方法であって、 前記注口部と摩擦係合する摩擦係合手段を有する容器保
    持具を用意する工程と、 該容器保持具を前記容器に装着する工程と、 前記キャップを開蓋するときに、前記容器保持具をユー
    ザが手で掴むことによって、前記容器保持具の摩擦係合
    手段と前記注口部との摩擦係合により前記容器の回転を
    防止しながら前記キャップを開蓋させる工程とを有する
    ことを特徴とする容器の開蓋方法。
  8. 【請求項8】 未開蓋保証リングを含むねじキャップで
    施蓋された注口部を備えた容器を開蓋する方法であっ
    て、 前記未開蓋保証リングと摩擦係合する摩擦係合手段を有
    する容器保持具を用意する工程と、 該容器保持具を前記容器に装着する工程と、 前記キャップを開蓋するときに、前記容器保持具をユー
    ザが手で掴むことによって、前記容器保持具の摩擦係合
    手段と前記未開蓋保証リングとの摩擦係合により前記容
    器の回転を防止しながら前記キャップを開蓋させる工程
    とを有することを特徴とする容器の開蓋方法。
  9. 【請求項9】 前記キャップを開蓋させる工程が、前記
    容器保持具をユーザが手で掴むことによって、前記容器
    保持具の摩擦係合手段と前記注口部との摩擦係合力を高
    める工程を更に含む請求項7の容器の開蓋方法。
  10. 【請求項10】 前記キャップを開蓋させる工程が、前
    記容器保持具をユーザが手で掴むことによって、前記容
    器保持具の摩擦係合手段と前記未開蓋保証リングとの摩
    擦係合力を高める工程を更に含む請求項8の容器の開蓋
    方法。
  11. 【請求項11】 ねじキャップで施蓋された注口部を備
    えた容器を開蓋する方法であって、 前記キャップで施蓋された注口部を有し、該注口部に凹
    所又は突起を備えた容器を用意する工程と、 前記注口部と係合する部分に前記凹所又は突起と凹凸嵌
    合する凹凸嵌合手段を有する容器保持具を用意する工程
    と、 該容器保持具を前記容器に装着する工程と、 前記キャップを開蓋するときに、前記容器保持具をユー
    ザが手で掴むことによって、前記容器保持具の凹凸嵌合
    手段と前記注口部に凹所又は突起との係合により前記容
    器の回転を防止しながら前記キャップを開蓋する工程と
    を有することを特徴とする容器の開蓋方法。
  12. 【請求項12】 前記キャップを開蓋させる工程が、前
    記容器保持具をユーザが手で掴むことによって、前記容
    器保持具の凹凸嵌合手段と前記注口部の凹所又は突起と
    の係合力を高める工程を更に含む請求項11の容器の開
    蓋方法。
  13. 【請求項13】 ねじキャップで施蓋された注口部を備
    えた容器を開蓋する方法であって、 前記キャップで施蓋された注口部を有し、該注口部が断
    面非円形の形状を備えた容器を用意する工程と、 前記注口部の断面非円形部分の少なくとも一部と相補的
    な形状を備えた係合手段を有する容器保持具を用意する
    工程と、 該容器保持具を前記容器に装着する工程と、 前記キャップを開蓋するときに、前記容器保持具をユー
    ザが手で掴むことによって、前記容器保持具の係合手段
    と前記注口部の断面非円形部分との係合により前記容器
    の回転を防止しながら前記キャップを開蓋する工程とを
    有することを特徴とする容器の開蓋方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007161298A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Toyo Seikan Kaisha Ltd 容器ユニット
CN103391889A (zh) * 2011-02-28 2013-11-13 三得利食品饮料株式会社 液体收容单元
JP2020158123A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社フジシール 容器装着具
JP2021066510A (ja) * 2019-10-28 2021-04-30 藤森工業株式会社 注出口付き容器

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