JP2002301155A - 呼吸用気体供給システム - Google Patents

呼吸用気体供給システム

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JP2002301155A
JP2002301155A JP2001106873A JP2001106873A JP2002301155A JP 2002301155 A JP2002301155 A JP 2002301155A JP 2001106873 A JP2001106873 A JP 2001106873A JP 2001106873 A JP2001106873 A JP 2001106873A JP 2002301155 A JP2002301155 A JP 2002301155A
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respiratory gas
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Tetsuo Sato
哲生 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロコンピュータ制御呼吸用気体供給装
置の異常動作状態を正常な動作状態に復帰することを容
易に且つ確実にした呼吸用気体供給装置を提供する。 【解決手段】 マイクロコンピュータ制御呼吸気体供給
装置、情報収集送受信装置、管理装置からなる呼吸気体
供給システムにおいて、該管理装置が該呼吸気体供給装
置の制御プログラムを記憶する手段を備え、受信した該
呼吸気体供給装置の運転情報を監視し、異常を検知した
場合、該管理装置より該呼吸気体供給装置の制御プログ
ラムの更新を行なうことを特徴とする呼吸用気体供給シ
ステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、呼吸器疾患患者等
に呼吸用気体を供給するマイクロコンピュータ制御の呼
吸用気体供給装置の管理システムに関するものであり、
更に詳細には、呼吸用気体供給装置の運転情報の収集機
能と通信機能を有する情報収集送受信装置を用いて管理
装置と結んだ呼吸用気体供給装置のモニタリング等を行
うシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、呼吸器疾患の患者に対して酸素ボ
ンベから供給する酸素療法が行われており、最近では空
気中の酸素を分離濃縮して酸素濃縮気体を得るための酸
素濃縮器が開発され、それを用いた酸素療法が次第に普
及するようになって来ている。かかる酸素濃縮器として
は、例えば窒素を選択的に吸着し得る吸着剤を酸素濃縮
機能部として用いた吸着型酸素濃縮器や、酸素選択透過
性膜を酸素濃縮機能部として用いた膜型酸素濃縮器があ
る。
【0003】酸素療法で用いられる他の酸素供給方式と
して、液体酸素から適当に制御された速度で蒸発した酸
素を患者に供給する方法も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる酸素濃縮器は、
病院において使用されるのみならず、在宅医療用に家庭
においても使用される場合が次第に多くなってきてい
る。これらの酸素濃縮器には、酸素濃度センサーや圧力
センサー、流量センサーなど各種センサー類が装備さ
れ、装置性能の監視を行なっており、異常を検知した場
合には警報を発するなど安全上対策が施されている。異
常警報が発せられた場合には使用者が電話等で装置メー
カーに連絡し、担当者が出向いて対策を取ることが実践
されている。
【0005】また装置性能の遠隔監視システムなども実
用化されている、例えば特開平3−143451号公報
には、酸素濃縮装置の機器情報を電話回線を介してモニ
タリングするシステムが開示されている。しかし酸素濃
縮器が異常な動作状態にある場合、患者或は遠隔監視デ
ータの情報を元に担当者が出向いて機器交換などの対策
を取ることが実践されている現状であり、担当者が患者
宅へ行くまで長時間、装置の使用がストップし、また担
当者も簡単な装置の制御プログラム異常に対しても対処
が出来ず、結局、機器全体の交換を余儀なくされてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる医
療用酸素濃縮器等のマイクロコンピュータ制御呼吸用気
体供給装置の異常動作状態を正常な動作状態に復帰する
ことを容易に且つ確実にした呼吸用気体供給装置を提供
すべく鋭意検討した結果、各家庭の如く分散して配置さ
れた個々のマイクロコンピュータ制御の呼吸用気体供給
装置(以下単に呼吸用気体供給装置ともいう)に特定の
情報収集機能を具備せしめ、それを通信回線との送受信
機能を付加して、情報収集のためのセンターである管理
装置と結ぶことにより、呼吸気体供給装置のマイクロコ
ンピュータの制御命令が正常であるかを判断し、異常で
ある場合は呼吸気体供給装置に具備するマイクロコンピ
ュータの制御命令の更新を管理装置より行うことが実用
上有効であることを見出し、本発明に到達した。
【0007】即ち本発明は、(1)患者に呼吸用気体を
供給するマイクロコンピュータ制御の呼吸気体供給装置
と、(2)該呼吸用気体供給装置の運転情報の収集機
能、及び、通信手段との送受信機能を有する情報収集送
受信装置と、(3)該情報収集送受信装置からの情報の
受信機能、及び、該情報収集送受信装置への情報の送信
機能を有する管理装置からなる呼吸気体供給システムに
おいて、該管理装置が該呼吸気体供給装置の制御プログ
ラムを記憶する手段を備え、受信した該呼吸気体供給装
置の運転情報を監視し、異常を検知した場合、該管理装
置より該呼吸気体供給装置の制御プログラムの更新を行
なうことを特徴とする呼吸用気体供給システムを提供す
るものである。
【0008】また本発明は、かかる情報収集送受信装置
が該呼吸気体供給装置の設定流量値と実流量値を収集す
る機能を備え、該管理装置が該設定流量値と実流量値を
比較し、両者の差が設定閾値を外れた場合に該管理装置
より該呼吸気体供給装置の制御プログラムの更新を行な
うことを特徴とする呼吸用気体供給システムを提供する
ものである。
【0009】また本発明は、かかる管理装置が各患者が
使用する呼吸用気体供給装置に対応した複数の制御プロ
グラムの記憶手段を備え、該情報収集送受信装置が運転
情報と共に患者に対応した機器番号情報を収集する機能
を備え、該管理装置より該患者に対応した該呼吸気体供
給装置の制御プログラムの更新を行なうことを特徴とす
る呼吸用気体供給システムを提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の呼吸用気体供給システム
は、呼吸器疾患患者等に呼吸用気体を供給する呼吸気体
供給装置と、該呼吸用気体供給装置の運転情報の収集と
通信手段と送受信機能を有する情報収集送受信装置と、
該情報収集送受信装置から情報の受信機能と該情報収集
送受信装置への情報の送信機能を有する管理装置からな
るシステムであり、管理装置はマイクロコンピュータ制
御呼吸気体供給装置の運転状態を監視し、異常な場合に
管理装置に記憶された制御プログラムにより呼吸気体供
給装置のマイクロコンピュータ制御命令の更新が行える
ことを特徴とするものである。
【0011】かかる呼吸用気体供給システムには、より
好ましい態様として、該呼吸用気体供給装置が使用に供
するための呼吸用気体の流量設定手段を具備するもので
あって、該情報が該流量設定手段における流量設定値に
関するものである呼吸用気体供給システム;該呼吸用気
体供給装置がその運転時間を検知する手段を有するもの
であって、該情報が該運転時間に関するものである呼吸
用気体供給システム;該呼吸用気体供給装置が、それを
使用する患者に関する緊急警報,該患者の血中酸素濃度
の検知手段等の患者情報の入力手段の少なくとも1種を
具備するものであって、該情報が各々該緊急警報,該血
中酸素濃度等の患者情報である呼吸用気体供給システ
ム;該呼吸用気体発生手段が、空気から酸素濃度の高め
られた酸素濃縮気体を分離するための酸素濃縮機能部
と、該酸素濃縮機能部に空気を供給し又は該酸素濃縮機
能部から酸素濃縮気体を取り出すための電動機付ポンプ
手段とを具備したものであり、該呼吸用気体供給装置が
空気,濃縮気体等の気体の圧力,温度,酸素濃縮気体の
酸素濃度及び流量の少なくとも1種の情報を検知し、あ
らかじめ入力された対応する所定値と比較する手段を有
し、該少なくとも1種の情報が対応する該所定値に比較
して異常と認められる場合に、異常警報として検知する
ものである呼吸用気体供給システム;該情報が過電流、
マイクロコンピューター制御命令の作動異常及び電源電
圧の異常の少なくとも1種に関するものである呼吸用気
体供給システム;呼吸用気体発生手段が液面又は重量検
知手段を具備した液体酸素貯留手段からなるものであっ
て、該情報が貯留された液体酸素の液面又は重量に関す
るものである呼吸用気体供給システム;アナログ信号を
デジタル信号に変換するためのA/D信号変換手段及び
通信用信号に変化するためのパラレル/シリアル変換手
段を有する呼吸用気体供給システム;通信回線として電
話回線を使用するものであり、送信先電話番号を記憶す
る手段と接続された電話器の利用時の送信を防止するた
めの送信コントロール手段を具備したものである呼吸用
気体供給システム;及び該管理装置が受信された情報の
表示手段,該情報の記憶手段,該情報を用いた演算を行
う演算手段の少なくとも1種を具備し、かつ該呼吸用気
体供給装置に具備するマイクロコンピュータ制御命令の
更新を行う機能を有したものである呼吸用気体供給シス
テムが含まれる。尚、かかる管理装置には、表示画面や
プリンター等の表示手段を具備せしめることが実用上よ
り好ましい。
【0012】これらは各々、呼吸用気体供給装置の使用
状態やその保守管理をより容易に且つ確実に行うことが
できる実用上優れた効果を奏する。
【0013】さらに、管理装置はマイクロコンピュータ
制御呼吸気体供給装置の設定流量値と実流量値を比較
し、異常な場合にマイクロコンピュータ制御呼吸気体供
給装置の流量制御プログラムの更新を行い正常状態への
復帰が行えることが好ましい。これにより、呼吸気体供
給装置に使用している部品特性の経時変化で設定流量値
を外れた流量で運転されている場合には設定流量値での
運転に復帰することが可能となる。
【0014】また前記の本発明には、該管理装置が、自
動転送機能部を有するものである呼吸用気体供給システ
ムが含まれ、かかるシステムには該管理装置の自動転送
可能部に、通信回線を介して転送情報管理装置が接続さ
れた呼吸用気体供給システムが含まれる。かかる構成に
よって、緊急な対策がより容易にできるようになる利点
が得られる。
【0015】さらに前記の本発明には、該呼吸用気体供
給装置と該情報収集送受信装置を組み合わせた複数の組
が、各々通信回線を介して1個の管理装置に接続されて
いる呼吸用気体供給システム;及び該呼吸用気体供給装
置と該情報収集送受信装置を組み合わせた複数の組が各
々通信回線を介して1個の管理装置に接続され、さらに
該管理装置に各々の通信回線を介して複数の転送情報受
管理装置が接続されている呼吸用気体供給システムが含
まれる。かかるシステムによって多数の呼吸用気体供給
装置の管理が容易になり、特に在宅で使用される場合に
有効である。
【0016】さらに本発明には、呼吸用気体発生手段
と、呼吸用気体を使用に供するための呼吸用気体供給手
段と、該発生手段及び供給手段の使用に関する情報を検
知又は入力により収集するための情報収集手段と、必要
に応じて該情報を変換するための変換手段と、必要に応
じて情報を記憶するための記憶手段とを備えた呼吸用気
体供給装置を提供するものである。かかる装置は、前記
した如き利点を有するシステムに容易に適合できるもの
である。
【0017】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
る。本発明の呼吸用気体供給システムは、呼吸用気体供
給装置と、情報収集送受信装置と、管理装置とそれらを
結ぶための通信手段を具備し、管理装置より呼吸気体供
給装置のマイクロコンピュータ制御命令の更新が行える
ものである。
【0018】かかる呼吸用気体供給装置は、呼吸用気体
の発生手段と、その気体を使用に供するための供給手段
と、それらの使用に関する情報を収集するための情報収
集手段と、それらの情報を必要に応じて変換するための
変換手段と、それらの情報を必要に応じて記憶するため
の記憶手段を具備したものであり、これらの手段はあら
かじめ記憶手段により保存されたマイクロコンピュータ
命令により制御される。尚かかる記憶手段の具体例とし
ては、RAM(ランダム アクセス メモリー)とバッテ
リーを組み合わせたものや、不揮発性メモリーがあげら
れる。また記憶手段は独立していてもよいが、変換手段
の中に組み込んでもよい。
【0019】呼吸用気体には、空気,呼吸の補助のため
に用いられる空気から分離濃縮された酸素濃縮気体(即
ち濃縮酸素)や酸素の他、それに薬剤の蒸気等を混入し
たもの等が含まれ、医療用には通常酸素濃縮気体や酸素
が用いられることが多い。
【0020】呼吸用気体の発生手段としては、例えば所
定量の酸素流出機能部を備えた酸素ボンベ,空気中から
酸素濃縮気体を分離するための酸素濃縮器,所定量の酸
素流出機能部を備えた液体酸素貯留タンク等があげられ
る。尚酸素濃縮器としては、吸着型、膜型の他、場合に
よっては磁気を利用したもの等がある。例えば圧力変動
吸着型酸素濃縮器,膜型酸素濃縮器の場合には、各々空
気から酸素濃度の高められた酸素濃縮気体を分離するた
めの酸素濃縮機能部として、酸素又は窒素を選択的に吸
着し得る吸着剤を充填した1基又は2基以上の吸着床,
酸素を選択的に透過し得る膜のモジュールが用いられ、
通常各々吸着床に圧縮空気を導入するためのコンプレッ
サ,膜モジュールの一方側の空間を減圧せしめるための
真空ポンプなる電動機付のポンプ手段が用いられる。さ
らに必要に応じて、これらのポンプ手段を冷却するため
の冷却風を生じさせるためのファン手段が具備される。
また酸素濃縮機能部やポンプ手段を作用的に連結せしめ
るための導管手段や、その導管手段に必要な自動又は手
動の開閉弁が具備されている。
【0021】呼吸用気体を使用に供する供給手段として
は、導管手段,鼻カニューラ,マスク等を具備したもの
があげられる。
【0022】情報収集手段は、これらの発生手段や供給
手段の使用に関する情報を収集するためのものであっ
て、その収集のための必要に応じて検知手段や外部入力
手段を具備していることが望ましい。かかる情報として
は、発生手段に応じて適宜選択されるが、例えば膜型,
吸着型等の酸素濃縮器の場合には、圧力,酸素濃度,流
量,濃縮器内の温度,電流,電源電圧や内蔵コンピュー
タ制御命令等についての異常に関するもの、必要に応じ
て測定される酸素濃度や流量,圧力,温度等、濃縮器の
運転時間,使用流量設定値,濃縮器の器台番号,患者の
氏名や血中酸素濃度等の患者に関する情報等があげられ
る。また液体酸素貯留器の場合の特有の情報としては、
液面,全体の重量等があげられる。尚これらの情報は、
その装置に具備される検知手段によって検知されて収集
されるものであってもよく、その他の例えば、酸素濃度
検出器や流量計等を具備した検出器(即ちテスター)を
必要に応じて酸素濃縮器に接続せしめることによって検
知されて入力手段により入力されて収集されるものであ
ってもよい。
【0023】異常に関する情報については、例えば呼吸
用気体発生手段が酸素濃縮器の場合には、それに具備さ
れた又は必要に応じて外部から接続された検知手段によ
って検知された気体の圧力,温度,酸素濃度,流量等に
関する情報を、あらかじめ入力されて記憶された各々の
所定値と比較手段により比較し、それらの比較の結果か
ら少なくとも一種の情報について異常と判断される場合
に異常警報として検知するようにすることが望ましい。
尚、ここで気体の圧力とは、例えば圧力変動吸着型酸素
濃縮器の場合に通常チェックされる吸着床や酸素濃縮気
体の貯留タンク内の圧力をいい、膜型酸素濃縮器の場合
の真空ポンプにより減圧された領域内の圧力をいう。ま
た温度としては、例えば吸着型,膜型の酸素濃縮器の場
合の器のコンプレッサー室や真空ポンプ室の内部空間の
温度をいう。流量としては通常使用に供する呼吸用気体
の流量をいう。
【0024】本発明の呼吸用気体供給装置に具備される
変換手段としては、例えば情報がアナログ信号の場合
に、アナログ/デジタル(A/D)変換手段や、送信の
為のパラレル/シリアル信号変換手段があげられる。
尚、情報が接点信号,運転信号によるものの場合にはか
かる変換手段を経ることなくそのまま使用されることが
望ましい。また異常に関する情報として過電流,電源電
圧の異常等の少なくとも一種を用いることが望ましい。
さらに異常に関する情報としてコンピュータ制御命令の
異常を検知できるよう、制御命令を保存したメモリのチ
ェックサムを用いることが望ましい。
【0025】本発明の呼吸用気体供給システムにおい
て、送信手段の好ましい具体例としてはネットワーク制
御手段があげられ、通信手段の好ましい具体例としては
電話回線を使用するものがあげられる。特に送信手段が
送信先の電話番号や送信スケジュール等を記憶する記憶
手段を具備し、更に電話回線との接続手段を備え、それ
に接続された電話器が利用されていない時においてのみ
送信できるようにするための送信コントロール手段を具
備したネットワーク制御手段が実用上有利に用いられ
る。尚通信手段である電話回線としては、送信手段と電
話局間に通信電話回線を、電話局と管理装置間に専用回
線を用いることが望ましい。
【0026】また本発明の呼吸用気体供給システムにお
ける管理装置には、情報の種類につき必要に応じて、呼
吸用気体供給装置の変換手段で変換された情報を例えば
シリアル/パラレル変換の如く逆変換するための手段を
備えることが実用上好ましい。さらにかかる管理装置に
は、受信された情報を出力して表示するための表示画面
やプリンターの如き表示手段を具備することが好まし
い。また、管理装置には、受信された情報を用いて各種
の演算を行うための演算手段を具備されていてもよい。
【0027】さらに本発明のシステムにおける管理装置
は該呼吸用気体供給装置のマイクロコンピュータ制御命
令の内容を確認し、マイクロコンピュータ制御命令が異
常と判定された場合には管理装置より情報収集送受信装
置を介して該呼吸用気体供給装置のコンピュータ制御命
令を更新する機能を具備する。
【0028】さらに、本発明のシステムにおける管理装
置はマイクロコンピュータ制御呼吸気体供給装置の設定
流量値と実流量値を比較し、所定設定閾値を外れた場合
に異常と判断し、マイクロコンピュータ制御呼吸気体供
給装置の流量制御プログラムの更新を行い正常状態への
復帰が行える機能を具備する。
【0029】本発明の呼吸用気体供給システムにおける
管理装置には、さらに他の管理装置に転送するための機
能部を、好ましくは自動転送機能部を具備せしめること
が好ましい。かかる自動転送機能部には、通信手段が接
続され、その先に転送情報受信手段が具備されている必
要がある。尚かかる転送情報として緊急対策を必要とす
る警報を採用して、その情報を発した呼吸用気体供給装
置のアフターケアを担当する営業所に配置された又は担
当者が携帯している転送情報受信手段に転送せしめるよ
うにすることが実用上好ましい。かかる転送情報受信手
段は、常時作動するものであってもよく、あるいは夜
間,休日にのみ作動するようにしたものであってもよ
い。また本発明のシステムとして呼吸用気体供給装置と
送信手段を組み合わせた複数の組が、各々通信手段を介
して1個の管理装置に接続されたものがあげられる。か
くして多数の呼吸用気体供給装置を、コンピュータ手段
を組み込んだセンター機器なる1台の管理装置に、送信
手段を介して接続せしめることができ、個々の装置の運
転状態,使用の履歴,場合によっては使用している患者
の状態等をも集中的に把握することが容易にできる。
尚、複数の呼吸用気体供給装置を1個の送信手段と組み
合わせて1組の組としてもよい。
【0030】呼吸用気体供給装置と送信手段を組み合わ
せた複数の組を通信手段を介して1個の管理装置に接続
せしめ、さらにその管理装置から複数の転送情報管理装
置と別々の通信手段により接続せしめたシステムが実用
上より有効である。また呼吸用気体供給装置と送信手段
を組み合わせた複数の組を通信手段を介して1個の管理
装置を接続せしめたものをサブシステムとし、かかるサ
ブシステムの複数組を通信手段を介してさらにセンター
機器としての1個の管理装置に接続せしめたシステムと
してもよい。
【0031】また、管理装置が各患者が使用する呼吸用
気体供給装置に対応した複数の制御プログラムの記憶手
段を備え、該情報収集送受信装置が運転情報と共に患者
に対応した機器番号情報を収集する機能を備えることに
より、該管理装置より該患者に対応した該呼吸気体供給
装置の制御プログラムの更新を行なうことが可能とな
る。
【0032】図1は本発明の呼吸用気体供給システムを
例示したものである。同図において、1は患者の自宅を
示すものであり、2が呼吸用気体供給手段としての鼻カ
ニューラであり、3が呼吸用気体発生手段としての機能
を有した圧力変動吸着型酸素濃縮器を示すものである。
尚、かかる濃縮器としては、目的にあった機能を有する
ものであればいかなるものであってもよく、その構造の
詳細は省略する。その具体的構造の例として、例えば特
開昭 62-140619に開示されたものがあげられる。4が濃
度センサーであり、5が流量センサーであり、6がアワ
ーメータであり、7が外部入力手段を示す。8は酸素濃
縮器を制御するマイクロコンピュータである。マイクロ
コンピュータは制御命令の記憶手段と管理装置からの制
御命令書き換え機能を具備しており、この機能により本
発明の制御プログラムの更新が実現できる。またA/D
変換器をも具備している。9が端末ネットワーク制御器
(NCU)[NTT関西テレコン(株)製]であり、10
が患者宅電話器11より端末NCUへ分岐するための接続
器具である。
【0033】21は電話局であり、22は通信電話回線であ
り、23は専用電話回線である。31は管理装置としての情
報センターを示すものであり、32が着信用ネットワーク
制御器(NCU)であり、33が酸素濃縮器の運転監視手
段、酸素濃縮器制御プログラムの記憶手段、更新手段お
よび演算手段等を有した管理装置(即ちコンピュータ)
であり、34が転送手段としての機能も有した通信制御シ
ステムであり、35が他の管理装置に自動転送用として機
能するモデムを示す。
【0034】尚33と34の接続方式として、F/D(フロ
ッピー(登録商標)ディスケット式メモリー)渡し、又
は直接接続であってもよく、両者を同一のCPUに含め
てもよい。36は表示画面としてのCRTであり、37はプ
リンターを示し、いずれもデータ処理システムでの演算
結果等を表示するためのものである。また38は情報収集
送受信装置を示し、24は電話局21でNRT(ノーリング
トランク)を追加することによって電話器11のベルを
鳴らすことのないようにした専用電話回線を示してい
る。39は送信時の指令情報を入力するための入力手段を
示す。
【0035】41は警報等の情報転送通信手段であり、42
は転送情報受信手段であり、43はモデム及びCPUを含
む受信器を示す。尚、44は転送通信手段を電話回線を介
して行う場合の電話局を示し、45,46は各々専用電話回
線を示す。47は転送情報の表示手段としてのプリンター
を示す。
【0036】
【発明の効果】本発明の呼吸用気体供給システムは、酸
素濃縮器等を用いた呼吸用気体供給装置の運転の状態等
に関する情報が離れた場所において容易に収集し、呼吸
用気体供給装置の制御命令が異常な場合に制御命令を更
新することができるという優れた利点が得られるもので
ある。特に本発明は、病院のみならず在宅でも使用され
る呼吸用気体供給装置の場合に、その装置の保守管理を
効率的に且つ適確に行うことができる。また本発明の呼
吸用気体供給装置は、かかる利点を有した呼吸用気体供
給システムに容易に適合し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の呼吸用気体供給システムの好ましい態
様を模式的に例示したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E185 AA08 BA02 CB02 CB03 CB07 CC36 DA02 DA03 DA05 DA14 5C086 AA05 AA22 AA38 CA16 CB01 CB20 DA14 EA45 FA18 5C087 AA02 AA03 AA22 AA24 AA25 BB03 BB12 BB74 DD03 DD49 EE18 FF01 FF04 FF19 FF20 GG18 GG24 GG66 GG67 GG70 GG71 GG83

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)患者に呼吸用気体を供給するマイ
    クロコンピュータ制御の呼吸気体供給装置と、(2)該
    呼吸用気体供給装置の運転情報の収集機能、及び、通信
    手段との送受信機能を有する情報収集送受信装置と、
    (3)該情報収集送受信装置からの情報の受信機能、及
    び、該情報収集送受信装置への情報の送信機能を有する
    管理装置からなる呼吸気体供給システムにおいて、該管
    理装置が該呼吸気体供給装置の制御プログラムを記憶す
    る手段を備え、受信した該呼吸気体供給装置の運転情報
    を監視し、異常を検知した場合、該管理装置より該呼吸
    気体供給装置の制御プログラムの更新を行なうことを特
    徴とする呼吸用気体供給システム。
  2. 【請求項2】 該情報収集送受信装置が該呼吸気体供給
    装置の設定流量値と実流量値を収集する機能を備え、該
    管理装置が該設定流量値と実流量値を比較し、両者の差
    が設定閾値を外れた場合に該管理装置より該呼吸気体供
    給装置の制御プログラムの更新を行なうことを特徴とす
    る請求項1記載の呼吸用気体供給システム。
  3. 【請求項3】 該管理装置が各患者が使用する呼吸用気
    体供給装置に対応した複数の制御プログラムの記憶手段
    を備え、該情報収集送受信装置が運転情報と共に患者に
    対応した機器番号情報を収集する機能を備え、該管理装
    置より該患者に対応した該呼吸気体供給装置の制御プロ
    グラムの更新を行なうことを特徴とする請求項1,2記
    載の呼吸用気体供給システム。
JP2001106873A 2001-04-05 2001-04-05 呼吸用気体供給システム Pending JP2002301155A (ja)

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