JP2002298783A - 平面型紫外線ランプ - Google Patents
平面型紫外線ランプInfo
- Publication number
- JP2002298783A JP2002298783A JP2001096207A JP2001096207A JP2002298783A JP 2002298783 A JP2002298783 A JP 2002298783A JP 2001096207 A JP2001096207 A JP 2001096207A JP 2001096207 A JP2001096207 A JP 2001096207A JP 2002298783 A JP2002298783 A JP 2002298783A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- discharge
- ultraviolet ray
- discharge chamber
- visible light
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】紫外線ランプの一部に蛍光体を塗布する事によ
り、ランプの動作確認を行なう事ができるものである。 【解決手段】背面基板を有する背面箱体と前面基板とが
接着剤を介して接合されることにより放電室が構成さ
れ、該放電室内には放電ガスが封入されると共に一対の
放電電極が配置され、前記放電電極の端部は前記接合材
を貫通して前記放電室外に引き出された平面型紫外線ラ
ンプであって、前記容器内壁面の一部に可視光を発光す
る蛍光体を塗布し、ランプ外に紫外線と紫外線発光を示
す可視光を放射することを特徴とする。
り、ランプの動作確認を行なう事ができるものである。 【解決手段】背面基板を有する背面箱体と前面基板とが
接着剤を介して接合されることにより放電室が構成さ
れ、該放電室内には放電ガスが封入されると共に一対の
放電電極が配置され、前記放電電極の端部は前記接合材
を貫通して前記放電室外に引き出された平面型紫外線ラ
ンプであって、前記容器内壁面の一部に可視光を発光す
る蛍光体を塗布し、ランプ外に紫外線と紫外線発光を示
す可視光を放射することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線を用いて空
気などの殺菌を行なう平面型紫外線ランプに関するもの
である。
気などの殺菌を行なう平面型紫外線ランプに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】一般に大気中には、多くの雑菌、細菌が
存在するため、医薬品、食料品などの倉庫あるいは保存
庫において、紫外線ランプを用いて紫外線照射を行い、
適宜保存庫内の空気を殺菌、減菌し、庫内の環境を清潔
に保つ方法が知られている。
存在するため、医薬品、食料品などの倉庫あるいは保存
庫において、紫外線ランプを用いて紫外線照射を行い、
適宜保存庫内の空気を殺菌、減菌し、庫内の環境を清潔
に保つ方法が知られている。
【０００３】図５は、従来の紫外線ランプを用いた保管
庫（７２）の構造を示した概略断面図である。円柱型紫
外線ランプ（７０）はランプケース（７１）内に収めら
れ、ランプケース（７１）には空気の流入口（７４）と
流出口（７５）とがある。また、装置内の適当な位置に
配置されたファン（７３）により保管庫（７２）内の空
気は強制的に循環する。空気はランプケースの流入口
（７４）からはいり、ランプケース（７１）内の紫外線
ランプ（７０）により殺菌作用を受け流出口（７５）よ
り排気される。（例えば、特開平７−３１３５８３）
庫（７２）の構造を示した概略断面図である。円柱型紫
外線ランプ（７０）はランプケース（７１）内に収めら
れ、ランプケース（７１）には空気の流入口（７４）と
流出口（７５）とがある。また、装置内の適当な位置に
配置されたファン（７３）により保管庫（７２）内の空
気は強制的に循環する。空気はランプケースの流入口
（７４）からはいり、ランプケース（７１）内の紫外線
ランプ（７０）により殺菌作用を受け流出口（７５）よ
り排気される。（例えば、特開平７−３１３５８３）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような構成では、円柱型紫外線ランプ（７０）はラン
プケース（７１）内に収納されている為、外部からは紫
外線ランプが実際に作動しているのか分からない。ま
た、ランプケース（７１）がない構成であったり、ラン
プケース（７１）の一部が開口している構成なども考え
られ、保管庫（７２）内を確認すれば、ランプが作動し
ているかいないかの判別ができるが、そもそも紫外線は
人体にも有害な為、直視するのは好ましくない。
たような構成では、円柱型紫外線ランプ（７０）はラン
プケース（７１）内に収納されている為、外部からは紫
外線ランプが実際に作動しているのか分からない。ま
た、ランプケース（７１）がない構成であったり、ラン
プケース（７１）の一部が開口している構成なども考え
られ、保管庫（７２）内を確認すれば、ランプが作動し
ているかいないかの判別ができるが、そもそも紫外線は
人体にも有害な為、直視するのは好ましくない。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する為
に、本発明は、背面基板を有する背面箱体と前面基板と
が接着剤を介して接合されることにより放電室が構成さ
れ、該放電室内には放電ガスが封入されると共に一対の
放電電極が配置され、前記放電電極の端部は前記接合材
を貫通して前記放電室外に引き出された平面型紫外線ラ
ンプであって、前記容器内壁面の一部に可視光を発光す
る蛍光体を塗布し、ランプ外に紫外線と紫外線発光を示
す可視光を放射することを特徴とする。
に、本発明は、背面基板を有する背面箱体と前面基板と
が接着剤を介して接合されることにより放電室が構成さ
れ、該放電室内には放電ガスが封入されると共に一対の
放電電極が配置され、前記放電電極の端部は前記接合材
を貫通して前記放電室外に引き出された平面型紫外線ラ
ンプであって、前記容器内壁面の一部に可視光を発光す
る蛍光体を塗布し、ランプ外に紫外線と紫外線発光を示
す可視光を放射することを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、図１〜
図４を参照して説明する。図１は本発明の平面型紫外線
ランプの概略構造図を示す斜視図であり、図２Ａ、Ｂは
図１の平面、側面の断面図である。
図４を参照して説明する。図１は本発明の平面型紫外線
ランプの概略構造図を示す斜視図であり、図２Ａ、Ｂは
図１の平面、側面の断面図である。
【０００７】従来の円柱型紫外線ランプを用いた保管庫
（７２）は図５にも示した通り、保管庫（７２）内に円
柱型紫外線ランプ（７０）をランプケース（７１）など
に収納して設置するのが一般的である。しかしながら、
図３に示すように、平面型紫外線ランプ（１）は、保管
庫などの容積を確保する必要がある場合など保管庫の壁
に沿った配置設計することができるので、保管庫（７
２）のスペースを減少させる事なく、かつ必要な紫外線
照射面積を大きくすることができるものである。
（７２）は図５にも示した通り、保管庫（７２）内に円
柱型紫外線ランプ（７０）をランプケース（７１）など
に収納して設置するのが一般的である。しかしながら、
図３に示すように、平面型紫外線ランプ（１）は、保管
庫などの容積を確保する必要がある場合など保管庫の壁
に沿った配置設計することができるので、保管庫（７
２）のスペースを減少させる事なく、かつ必要な紫外線
照射面積を大きくすることができるものである。
【０００８】図１の平面型紫外線ランプ（１）は、概略
以下のように製作される。背面箱体（６）にガラスを接
着するフリットガラス（５）を介して前面基板（２）を
接着して密閉された空間である放電室を作る。なお、図
示した背面箱体（６）は枠体（８）に背面基板（９）を
フリットガラス（５）で接着して構成した事例を示して
いるが、当然のことながら、一体成形で作っても良い。
以下のように製作される。背面箱体（６）にガラスを接
着するフリットガラス（５）を介して前面基板（２）を
接着して密閉された空間である放電室を作る。なお、図
示した背面箱体（６）は枠体（８）に背面基板（９）を
フリットガラス（５）で接着して構成した事例を示して
いるが、当然のことながら、一体成形で作っても良い。
【０００９】放電室内部には、ニッケル、鉄、またはＳ
ＵＳなどで構成された一対の電極（３）が設置され、電
極の端部はフリットガラス（５）を貫通して放電室外部
に出され電力を供給される端子となる。放電室内部は排
気管（７）から減圧されたあと、放電用ガスとして、ア
ルゴン、ネオンなどの希ガス単体又は混合ガスと水銀が
封入され、内部ガス圧は１kＰa〜１０数kＰａの範囲と
される。枠体（６）及び透明基板（２）に用いるガラス
はバリウムソーダシリケートガラス又は石英ガラスなど
を用いる。
ＵＳなどで構成された一対の電極（３）が設置され、電
極の端部はフリットガラス（５）を貫通して放電室外部
に出され電力を供給される端子となる。放電室内部は排
気管（７）から減圧されたあと、放電用ガスとして、ア
ルゴン、ネオンなどの希ガス単体又は混合ガスと水銀が
封入され、内部ガス圧は１kＰa〜１０数kＰａの範囲と
される。枠体（６）及び透明基板（２）に用いるガラス
はバリウムソーダシリケートガラス又は石英ガラスなど
を用いる。
【００１０】紫外線を受けて可視発光を起こす蛍光体は
所望の位置にスクリーン印刷、バーコート、スプレー、
あるいは刷毛塗りなどで行なうことができる。また、蛍
光体材料としては、青色としてアルミ酸塩系の（Ｂａ）
2Ａｌ16Ｏ 24 など、緑色として燐酸系のＬａＰＯ 4な
ど、赤色として希土類のＹ2Ｏ3などを選別すればよい。
また、各蛍光体を混合すれば任意の可視光が得られ、自
由な着色表示が実現できる。
所望の位置にスクリーン印刷、バーコート、スプレー、
あるいは刷毛塗りなどで行なうことができる。また、蛍
光体材料としては、青色としてアルミ酸塩系の（Ｂａ）
2Ａｌ16Ｏ 24 など、緑色として燐酸系のＬａＰＯ 4な
ど、赤色として希土類のＹ2Ｏ3などを選別すればよい。
また、各蛍光体を混合すれば任意の可視光が得られ、自
由な着色表示が実現できる。
【００１１】図１の本実施例においては、片面にストラ
イプ状に蛍光体を塗っているものを図示しているが、特
にこのパターンに限定するものでないことは言うまでも
ない。たとえば、図４に他の実施例を示す。図４．Ａは
保管庫の概要斜視図、図４．Ｂは側面断面図である。
イプ状に蛍光体を塗っているものを図示しているが、特
にこのパターンに限定するものでないことは言うまでも
ない。たとえば、図４に他の実施例を示す。図４．Ａは
保管庫の概要斜視図、図４．Ｂは側面断面図である。
【００１２】図４は紫外線ランプ（１）を開閉自由の保
管庫（７２）の扉（７６）に埋め込んで使用するタイプ
である。外部から見えるのは前面基板（２）であり、こ
の基板上に「殺菌中」などの文字あるいは記号に相当する
部分に有色発光する蛍光材料が印刷され、無地部分には
白色発光する蛍光材料が塗布される。一方、保管庫内側
の背面基板（９）は透明ガラス基板のままであるため、
紫外線がそのまま発光され庫内の空気を殺菌する。
管庫（７２）の扉（７６）に埋め込んで使用するタイプ
である。外部から見えるのは前面基板（２）であり、こ
の基板上に「殺菌中」などの文字あるいは記号に相当する
部分に有色発光する蛍光材料が印刷され、無地部分には
白色発光する蛍光材料が塗布される。一方、保管庫内側
の背面基板（９）は透明ガラス基板のままであるため、
紫外線がそのまま発光され庫内の空気を殺菌する。
【００１３】保管庫が動作中であれば、文字部分が発光
し、人に対して警告を与える。また、図示していない
が、電源ＯＦＦ時、あるいは扉の開閉に合わせてランプ
の動作を決定するスイッチ機構を兼ね備えることによ
り、扉の開放時においては、紫外線の発光がない安全な
紫外線ランプを提供することができる。
し、人に対して警告を与える。また、図示していない
が、電源ＯＦＦ時、あるいは扉の開閉に合わせてランプ
の動作を決定するスイッチ機構を兼ね備えることによ
り、扉の開放時においては、紫外線の発光がない安全な
紫外線ランプを提供することができる。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、平面型紫外線ランプに
おいて、紫外線発光部と紫外線発光を判別できる蛍光体
を備えたものであるため、人体に害を及ぼす事なく、紫
外線効果を確認するランプを提供できるものである。
おいて、紫外線発光部と紫外線発光を判別できる蛍光体
を備えたものであるため、人体に害を及ぼす事なく、紫
外線効果を確認するランプを提供できるものである。
【図１】本発明の平面型紫外線ランプの斜視図
【図2】図１の断面図
【図３】本発明の平面型紫外線ランプの配置図
【図４】本発明の他の実施例を示すランプの配置図
【図５】従来の円柱型紫外線ランプの要部断面図
１．紫外線ランプ ２．前面基板 ３．電極 ４．蛍光体 ５．フリットガラス ６．背面箱体 ７．排気管 ８．枠体 ９．背面基板 ７１．ランプケース ７２．.保管庫 ７３．ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4C058 AA01 BB06 KK02 KK21 KK22 4C080 AA07 AA10 BB05 QQ01 4G075 AA03 BB10 CA33 CA54 5C043 AA20 BB01 CC09 CD08 DD01 DD28 EB01
Claims (1)
- 【請求項１】背面基板を有する背面箱体と前面基板とが
接着剤を介して接合されることにより放電室が構成さ
れ、該放電室内には放電ガスが封入されると共に一対の
放電電極が配置され、前記放電電極の端部は前記接合材
を貫通して前記放電室外に引き出された平面型紫外線ラ
ンプであって、前記容器内壁面の一部に可視光を発光す
る蛍光体を塗布し、ランプ外に紫外線と紫外線発光を示
す可視光を放射することを特徴とする平面型紫外線ラン
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001096207A JP2002298783A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 平面型紫外線ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001096207A JP2002298783A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 平面型紫外線ランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002298783A true JP2002298783A (ja) | 2002-10-11 |
Family
ID=18950151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001096207A Pending JP2002298783A (ja) | 2001-03-29 | 2001-03-29 | 平面型紫外線ランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002298783A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006185686A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Yamato Denshi Kk | パネル型発光装置 |
| EP1848022A1 (en) * | 2006-04-21 | 2007-10-24 | Hikari Hight-tech Ind.(china)Ltd. | Ultraviolet lamp |
| EP2367198A3 (en) * | 2010-03-17 | 2011-12-28 | Shinoda Plasma Co., Ltd. | Ultraviolet light irradiation device |
| JP2012069350A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Nec Lighting Ltd | 放電ランプ |
| CN113566364A (zh) * | 2021-07-07 | 2021-10-29 | 江苏新安电器股份有限公司 | 一种具有杀菌除螨功能的家电控制板及杀菌除螨方法 |
-
2001
- 2001-03-29 JP JP2001096207A patent/JP2002298783A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006185686A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Yamato Denshi Kk | パネル型発光装置 |
| EP1848022A1 (en) * | 2006-04-21 | 2007-10-24 | Hikari Hight-tech Ind.(china)Ltd. | Ultraviolet lamp |
| JP2007294388A (ja) * | 2006-04-21 | 2007-11-08 | Koshu Shinyo Koshin Gijutsu Yugenkoshi | 紫外線ランプ |
| EP2367198A3 (en) * | 2010-03-17 | 2011-12-28 | Shinoda Plasma Co., Ltd. | Ultraviolet light irradiation device |
| US8796949B2 (en) | 2010-03-17 | 2014-08-05 | Shinoda Plasma Co., Ltd. | Ultraviolet light irradiation device |
| JP2012069350A (ja) * | 2010-09-22 | 2012-04-05 | Nec Lighting Ltd | 放電ランプ |
| CN113566364A (zh) * | 2021-07-07 | 2021-10-29 | 江苏新安电器股份有限公司 | 一种具有杀菌除螨功能的家电控制板及杀菌除螨方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040310 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040607 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050401 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20051227 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070313 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070703 |